JP5235491B2 - 通信装置及び課金処理システム - Google Patents

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本発明は、例えば、有料道路の通行料金等の料金収受に関する。
近年、ETC(Electronic Toll collection)システム等によって、有料道路の通行料金等を収受する料金収受システムが用いられている。
図14は従来のETCシステムの概略を示したものである。
図14において、車両700には、無線通信機能を備えた車載器600が搭載される。
この車載器600には、予め車両情報や車載器600を一意に識別するための車載器ID(Identification Data)が記録されている。
また、車載器600は、料金の支払い機能を持ち、一意に識別できるIDを持つIC(Integrated Circuit)カード(図示していない)が着脱できるようになっている。
このICカードには、経路情報、支払い情報等を含む通行券情報が予め書込まれており、ICカードを車載器600に挿入したときに、その記録情報が車載器600に読み込まれる。
一方、料金所には、上記車載器600との間で信号の送受信を行なうアンテナ500、自動料金収受サーバ100が設けられ、自動料金収受サーバ100は上記アンテナ500を介して車載器600と通信する路側通信部200、車載器600の送受信データを処理する路側処理部300、不正なICカードのIDのリストを記憶した不正ICカードID記憶部400から構成される。
自動料金収受サーバ100は、料金所を通過する車両700の車載器600から送られてきた通行券情報、車両情報、車載器ID、ICカードIDに基づいて、不正ICカードID記憶部400に格納されている不正ICカードIDリストと照合し、入口料金所から当該料金所までの通行料金を計算し、それを処理する。
そして、車載器600に正常に処理したことを通知し、通行料金やICカードIDなど必要な情報を上位のサーバである管理サーバ31を介してクレジットカード会社に送り、クレジット会社を通じて通行料金が支払われる。
また、管理サーバ31は各料金所の自動料金収受サーバ100に対して不正ICカードIDリストを送信し、自動料金収受サーバ100では受信した不正ICカードIDリストを不正ICカードID記憶部400に記録する。
このようなETCシステムでは、不正なICカード、例えば、クレジットカード会社が利用を停止しているカードや正当なICカードのデータをコピーした偽造カードの利用が問題となっている。
この対策として、自動料金収受サーバ100では、不正なICカードのIDとリストを照合しているが、リストが多くなると車両が料金所を通過する短時間での照合が間に合わなくなる。
また、別の対策として、不正ICカードのID情報を自動料金収受サーバ100に短時間で配信し、不正車両を検出する技術が公開されている(特許文献1参照)。
特開2006−227778号公報
従来の自動料金収受システムは、車両が料金所を通過する短時間に不正カード利用の車両を検出しなければならなく、特に不正なICカードIDの件数が増大した場合には、自動料金収受サーバにおいて、すべての不正なICカードID情報との照合を実施するのが困難である。
また、すべての照合を実現するためには自動料金収受サーバの処理性能を高速化しなければならなく、コストが増大するという課題がある。
この発明は上記のような課題を解決することを主な目的としており、不正ICカード検出の信頼性を向上させることを主な目的とする。
本発明に係る通信装置は、
課金処理に用いられるID(Identification Data)を課金処理装置に対して送信する通信装置であって、
課金処理に対する使用が禁止されているIDを禁止IDとして示す禁止IDリストを記憶する禁止IDリスト記憶部と、
IDを入力するID入力部と、
前記ID入力部により入力された入力IDと前記禁止IDリスト記憶部に記憶されている禁止IDリストとを照合し、入力IDがいずれかの禁止IDに一致する場合に、前記入力IDの前記課金処理装置への送信を禁止し、入力IDがいずれの禁止IDにも一致しない場合に、前記入力IDの前記課金処理装置への送信を許可する判定部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、通信装置において禁止IDリストを保持し、入力IDと禁止IDリストとの照合の結果、禁止IDに該当しないIDのみを課金処理装置に送信するため、課金処理装置において照合の対象となるIDを減らすことができ、IDの照合漏れを回避することができる。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る自動料金収受システム(課金処理システム)の構成例を示す。
図1において、自動料金収受サーバ1は料金所に設置される設備であり、入口料金所や出口料金所など料金所(チェックバリアを含む)に合った課金処理を行う。自動料金収受サーバ1は課金処理装置の例である。なお、課金処理とは、料金の課金や決済に必要な種々の処理を意味し、入口料金所における入口料金所の識別情報の道路利用者への送信や道路利用者のICカードIDの記録、出口料金所における課金情報の道路利用者や管理サーバへの送信や道路利用者のICカードIDの記録等を含む。
自動料金収受サーバ1は、図1に示すように、無線通信機能を持った路側通信部2(通信部)、データの送受信を行い、料金収受のための処理を行う路側処理部3、不正なICカードのIDのリストを記録する不正ICカードID記憶部4から構成され、アンテナ5を介して料金所を通過する車両に搭載された車載器と無線によるデータ送受信を行う。
不正ICカードID記憶部4の不正ICカードIDリストは、クレジット会社が決済できなかったICカードID等から作成され、必要に応じて更新される。なお、不正ICカードID記憶部4は、原則として、常に最新の状態(クレジット会社が決済できなかった最新の不正ICカードIDが含まれる状態)に更新されているものとする。
不正ICカードID記憶部4はハードディスク装置などの外部記憶装置や外部メモリ、また、路側処理部3を構成するマイクロプロセッサ内のメモリに設けられる。
不正ICカードIDは、課金処理に使用することが禁止されたICカードのIDであり、禁止IDの例である。また、不正ICカードIDのリストである不正ICカードリストは禁止IDリストの例であり、不正ICカードIDリストを記憶する不正ICカードID記憶部4は、禁止IDリスト記憶部の例である。
車載器20は自動料金収受サーバ1とデータ送受信が可能であり、ICカード40に記録されているデータの読み書きが可能である。
車載器20は、アンテナ21、自動料金収受サーバ1と無線通信する無線通信部22(通信部)、例えばマイクロプロセッサから構成される処理部23、利用者の操作を受け付け、結果を応答するマンマシンインタフェース部24、ICカード40と通信するICカードインタフェース部25から構成される。車載器20は通信装置の例である。
ICカードインタフェース部25は、ICカード40からICカードID及び通行券情報を入力する。ICカードインタフェース部25は、ID入力部の例である。
処理部23には、不揮発性メモリから構成される不正なICカードIDのリストを記録する不正ICカードID記憶部26と、ICカード40から読み出したデータを保持するバッファ27、ICカード40から読み出したICカードIDと不正ICカードID記憶部26に記録されている不正ICカードIDリストとの照合を行う判定部28がある。
不正ICカードID記憶部26は、禁止IDリスト記憶部の例である。
不正ICカードID記憶部26は、利用者の操作によって不正ICカードIDリストを読み出すことはできず、自動料金収受サーバ1との通信により記録あるいは更新することができる。
判定部28は、ICカードインタフェース部25が入力したICカードIDと不正ICカードID記憶部26に記録されている不正ICカードIDリストとの照合の結果、入力したICカードIDがいずれかの不正ICカードIDに一致する場合に、入力したICカードIDの自動料金収受サーバ1への送信を禁止し、入力したICカードIDがいずれの不正ICカードIDにも一致しない場合に、入力したICカードIDの自動料金収受サーバ1への送信を許可する。
ICカード40は、例えばマイクロプロセッサから構成され、内部の不揮発性メモリに、料金収受に必要な入口料金所や出口料金所の情報や通行経路に関わる情報の通行券情報、ICカードを一意に識別するためのICカードIDが格納される。
次に動作について図2と図3を用いて説明する。
利用者がICカードを車載器20に挿入した場合(S100)、車載器20では、ICカードインタフェース部25が、すべての通行券情報を読み出す前に、ICカードIDを読み出す(S101)。
そして、判定部28において、読み出したICカードIDと、不正ICカードID記憶部26に格納されているIDリストとを照合し(S102)、読み出したIDが不正ICカードIDリストに含まれていなかった場合にのみ、正常と見なし、ICカードインタフェース部25が通行券情報を読み出す(S103)。そして、無線通信部22から通行券情報とICカードのIDが自動料金収受サーバ1に送信される。
読み出したIDが不正ICカードIDリストに含まれている場合、挿入されたICカードは不正ICカードであると判断し、処理を中断する。
その後、例えば、利用者にマンマシンインタフェース部からICカードが利用できない旨を応答する。
このように、判定部28は、照合の結果、入力されたIDが不正ICカードIDリストに示されているいずれのIDにも一致しない場合は、当該IDの自動料金収受サーバ1への送信を許可し、入力されたIDが不正ICカードIDリストに示されているいずれかのIDに一致する場合は、当該IDの自動料金収受サーバ1への送信を禁止する。
なお、本例では、車載器20は通行券情報を読み出す前に、判定部28において照合を行っているが、通行券情報を読み出した後に照合を行い、不正ICカードの場合に読み出した情報を破棄する動作でもよい。
次に、図3に従って、料金所を通過する際の処理について説明する。
車両が料金所を通過する場合には、車載器20にICカードが挿入された状態である。
自動料金収受サーバ1は車両を検出し(S105)、路側通信部2が車載器20と無線通信することで、ICカードから読み出した通行券情報、ICカードIDなど必要な情報を取得し(S106)、路側処理部3が料金収受の処理を行う(S107)。
そして、車載器に料金収受に必要なデータ、例えば、入口であれば、入口料金所を示す情報、出口であれば通行料金などの通行券情報を送信する(S108)。
そして、不正ICカードID記憶部4に記録されている不正ICカードIDリストを車載器20に送信する(S109)。
車載器では、受信した不正ICカードIDリストを不正ICカードID記憶部26に記録する(S110)。
以上のように、車載器が、格納された不正ICカードIDのリストに基づいて、ICカードを使用する前の挿入時に不正なICカードを検出するようにしているので、有料道路通過後に決済できない不正ICカードの利用を防ぐことができる。
また、料金所通過の度に、最新の不正ICカードIDリストを自動料金収受サーバから車載器に送信するので、車載器に格納された不正ICカードIDのリストを最新のものに保つことが可能となり、不正ICカード検出の信頼性を向上させることができる。
なお、上記の説明では、自動料金収受サーバ1は車載器20から受信したICカードIDに対して照合を行うことなく当該IDに対して課金処理を行っているが、図13のS111に示すように、自動料金収受サーバ1において限定的な照合を行うようにしてもよい。なお、図13のS105〜S110は、図3に示す各処理と同じである。
例えば、自動料金収受サーバ1において、不正ICカードID記憶部4が、図3のS109で車載器20に送信される不正ICカードIDリストとは別に、照合対象として選定された不正ICカードのIDが示されるリスト(照合対象禁止IDリスト)を記憶し、路側処理部3は、車載器20から受信したIDと不正ICカードID記憶部4に記憶されている照合対象のIDのリストとを照合し、受信したIDが照合対象のIDのリストに示されるいずれかのIDに一致する場合に、受信したIDを用いた課金処理を行わず、受信したIDが照合対象のIDのリストに示されるいずれのIDにも一致しない場合に、受信したIDを用いた課金処理を行う。
照合対象となるIDは、例えば、最近不正が行われたICカードのIDや被害金額の大きいICカードのIDが考えられる。
また、車載器20ごとに、所持している不正ICカードIDリストの内容(最近更新された、長時間更新されていない等)が異なるので、自動料金収受サーバ1は、車載器20が所持している不正ICカードIDリストの内容に応じた照合を行うようにしてもよい。
この場合は、例えば、車載器20では図2に示す手順にて、入力IDと不正ICカードID記憶部26に記憶されているIDとの照合を行い、入力IDがいずれのIDとも一致しない場合には、当該IDと通行券情報とともに、不正ICカードID記憶部26に記憶されているIDを特定可能な情報(所持ID特定情報)を自動料金収受サーバ1に送信する。
所持ID特定情報とは、例えば、車載器20の不正ICカードIDリストに最後に格納されたIDや、車載器20の不正ICカードIDリストに最後に格納されたIDの自動料金収受サーバ1の不正ICカードID記憶部4への格納日時である。
自動料金収受サーバ1では、車載器20からID、通行券情報とともに所持ID特定情報を受信し、路側処理部3が、所持ID特定情報から、車載器20が所持しているID(通信装置所持禁止ID)を特定し、不正ICカードID記憶部4に含まれている不正ICカードIDのうち車載器20が所持していないIDを選択し、選択したIDと車載器20から受信したIDとの照合を行う。
本例では、不正ICカードID記憶部4は、例えば、IDの格納順に順序付けて複数のIDを格納することとし、所持ID特定情報に車載器20において最後に格納したIDが示されている場合は、路側処理部3は、所持ID特定情報に示されているIDよりも後の順序のIDは車載器20が保持していないIDと判断することができる。
また、不正ICカードID記憶部4は、例えば、IDごとに格納日時(不正ICカードIDリストに追加した日時)を管理しており、所持ID特定情報に格納日時が示されている場合は、路側処理部3は、所持ID特定情報に示されている日時よりも後の日時のIDは車載器20が保持していないIDと判断することができる。なお、この場合は、図3のS109において送信される不正ICカードIDリストに、IDごとに不正ICカードID記憶部4への格納日時が記述されるため、車載器20では所持ID特定情報において格納日時を通知することができる。
以上、本実施の形態では、有料道路の自動料金収受システムにおいて、料金所に設置され、不正なICカードのIDを記憶する不正ICカードID記憶部と、車載器に不正ICカードID記憶部の情報を送信する自動料金収受サーバについて説明した。
また、本実施の形態では、有料道路の自動料金収受システムにおいて、料金所に設置された自動料金収受サーバと無線通信をし、受信した不正ICカードIDリストを記憶する不正ICカードID記憶部と、挿入されたICカードから読み出したICカードIDと不正ICカードID記憶部の情報と照合する判定部とを備える自動料金収受車載器について説明した。
また、本実施の形態では、有料道路の自動料金収受システムにおいて、料金所に設置され、不正なICカードのIDを記憶する不正ICカードID記憶部を持ち、車載器に不正ICカードIDリストを送信する自動料金収受サーバと、自動料金収受サーバと無線通信をし、受信した不正ICカードIDリストを記憶する不正ICカードID記憶部と、挿入されたICカードから読み出したICカードIDと不正ICカードID記憶部の情報と照合する判定部を持つ車載器とを備える自動料金収受システムについて説明した。
実施の形態2.
以上の実施の形態1では、車載器20において不正ICカードID記憶部26を処理部23内に設けた形態を示したが、次に不正ICカードID記憶部26を処理部23の外部のメモリに設けた実施の形態を示す。
この場合、処理部23と不正ICカードID記憶部26との通信路における不正ICカードIDリストの改ざんや漏洩などの問題がある。
本実施の形態ではこれらの問題を解決する例を示す。
図4は、このような場合の、車載器20の構成図である。
自動料金収受サーバ1は実施の形態1と同様である。
不正ICカードID記憶部26は処理部23と接続される。
処理部23には、入力データを暗号化・復号する暗号部29、入力データから完全性情報を生成する完全性情報生成部30、暗号化や復号に使用する暗号鍵を記録する暗号鍵記憶部32がある。
完全性情報は、データが改ざんされたことを検出するための情報であり、デジタル署名やCRC(Cyclic Redundancy Check)、ハッシュ値、メッセージ認証子などがある。
暗号鍵記憶部32は処理部23内の不揮発性メモリに設けられる。
なお、暗号部29及び完全性情報生成部30は、不正ICカードIDリストの認証処理を行うものであり、認証処理部の例である。
次に動作について図5と図6を用いて説明する。
車載器20は不正ICカードIDのリストを受信した後、不正ICカードID記憶部26に記録する前に、完全性情報生成部30により、完全性情報を生成する(S120)。
本実施の形態では、完全性情報はハッシュ値としている。
次に、不正ICカードリストと生成したハッシュ値を暗号鍵記憶部32にある暗号鍵を用いて暗号部29で暗号化し(S121)、暗号化された不正ICカードリストとハッシュ値を不正ICカードID記憶部26に記録する(S122)。
車載器20は、ICカードから読み出したICカードIDと不正ICカードIDリストの照合前に不正ICカードID記憶部26から暗号化された不正ICカードIDリストとハッシュ値を読み出す(S125)。
そして、暗号鍵記憶部32の暗号鍵を用いて、暗号部29で復号する(S126)。
次に、復号された不正ICカードIDリストから完全性情報生成部30によりハッシュ値を生成し(S127)、完全性情報生成部30は、生成されたハッシュ値と復号されたハッシュ値を比較する(S128)。
比較の結果、ハッシュ値が一致した場合、正常終了して、実施の形態1と同様に車載器20に挿入されたICカードIDの照合を行う。
不一致の場合、不正ICカードIDリストが改ざんされた可能性があるので、異常終了し、例えばマンマシンインタフェース部24から利用者にその旨を伝える。
以上のように、処理部外の容量の大きい不揮発性メモリを不正ICカードID記憶部として使用することで、車載器20に数多い不正ICカードリストを記憶させておくことができるので、不正ICカードの検出信頼性を向上させることができる。
また、不正ICカードIDリストに完全性情報を付加し、また完全性情報と不正ICカードIDリストを暗号化しているので、処理部と不正ICカードID記憶部との通信路において不正ICカードIDリストの改ざんや漏洩を防ぐことができ、セキュアな車載器20を提供することができる。
なお、本実施の形態では、車載器20内部に不正ICカードID記憶部を設けた形態を示しているが、車載器20外部の大容量メモリに不正ICカードID記憶部を構成する形態でも構わない。
以上、本実施の形態では、処理部の外部に設けた不正ICカードID記憶部と、処理部内に設けた不正ICカードID記憶部に記憶する情報を暗号化、もしくは読み出した情報を復号する暗号部、暗号化・復号で用いる暗号鍵を記憶する暗号鍵記憶部と、情報が改ざんされていないことを検証するための完全性情報を生成する完全性情報生成部とを備える自動料金収受車載器について説明した。
実施の形態3.
実施の形態1や2では、自動料金収受サーバ1から車載器20に不正ICカードIDのリストを送信するようにしたものであるが、次に自動料金収受サーバ1から選択的に不正ICカードIDのリストを送信する実施の形態を示す。
図7は、このような場合の、自動料金収受サーバ1の構成図である。
車載器20の構成は実施の形態1や2と同様でよい。
選択部6は、不正ICカードID記憶部4に記録されている不正ICカードIDリストから車載器20に送信するIDを所定の条件に従って選択することで送信用不正ICカードIDリスト(選択禁止IDリスト)を作成するもので、本実施の形態では、路側処理部3と不正ICカードID記憶部4の間に接続されている。
次に動作について説明する。
自動料金収受サーバ1では、車載器20に不正ICカードIDのリストを送信する前に、選択部6が不正ICカードID記憶部4のIDリストから送信するIDを選択し、送信用不正ICカードIDリストを作成する。
選択方法は、例えば、最近不正が行われたICカードIDだけを抽出する方法や被害金額の大きいICカードIDを抽出する方法などがある。
そして、路側処理部3は送信用不正ICカードIDリストを、アンテナ5を介して車載器20に送信する。
車載器20は受信した不正ICカードIDのリストを不正ICカードID記憶部26に記録し、挿入されたICカードのIDと照合する際に使用する。
以上のように、自動料金収受サーバ1が選択的に不正ICカードIDのリストを車載器20に送信するので、自動料金収受サーバ1と車載器20との通信データ量や通信時間を減少させることでき、高速に走行している車両に搭載されている車載器20との通信の信頼性を向上させることができる。また、車載器20の不正ICカードID記憶部の記憶容量を削減することができ、安価な車載器20を提供することができる。
なお、本実施の形態では、不正ICカードID記憶部と処理部の間に接続する形態を示したが、選択部6が路側処理部3に接続されている形態でも、不正ICカードID記憶部4に接続されている形態でも構わない。また、自動料金収受サーバ1は、事前に送信用不正ICカードIDリストを作成しておき、車両が通過した際にそのリストを車載器20に送信するようにしてもよい。
また、実施の形態1で示したように、車載器20は、課金処理の対象となるIDと通行券情報とともに、不正ICカードID記憶部26に記憶されている不正ICカードIDリストに含まれているIDを特定可能な情報(所持ID特定情報)を自動料金収受サーバ1に送信するようにしてもよい。
所持ID特定情報は、実施の形態1と同様に、例えば、車載器20の不正ICカードIDリストに最後に格納されたIDや、車載器20の不正ICカードIDリストに最後に格納されたIDの自動料金収受サーバ1の不正ICカードID記憶部4への格納日時である。
自動料金収受サーバ1では、車載器20からID、通行券情報とともに所持ID特定情報を受信し、選択部6は、所持ID特定情報から、車載器20が所持しているID(通信装置所持禁止ID)を特定し、不正ICカードID記憶部4に含まれている不正ICカードIDのうち車載器20が所持していないIDを選択し、選択したIDから送信用不正ICカードIDリストを作成する。
本例では、実施の形態1と同様に、不正ICカードID記憶部4は、例えば、IDの格納順に順序付けて複数のIDを格納することとし、所持ID特定情報に車載器20において最後に格納したIDが示されている場合は、選択部6は、所持ID特定情報に示されているIDよりも後の順序のIDは車載器20が保持していないIDと判断することができる。
また、不正ICカードID記憶部4は、例えば、IDごとに格納日時(不正ICカードIDリストに追加した日時)を管理しており、所持ID特定情報に格納日時が示されている場合は、選択部6は、所持ID特定情報に示されている日時よりも後の日時のIDは車載器20が保持していないIDと判断することができる。なお、この場合は、図3のS109において送信される不正ICカードIDリストに、IDごとに不正ICカードID記憶部4への格納日時が記述されるため、車載器20では所持ID特定情報において格納日時を通知することができる。
以上、本実施の形態では、車載器に送信する不正ICカードIDリストを選択して送信する自動料金収受サーバについて説明した。
実施の形態4.
実施の形態3では、自動料金収受サーバ1から車両が通過する度に送信用不正ICカードIDリストを作成するようにしたものであるが、次に事前に送信用不正ICカードIDリストを管理サーバで作成しておく実施の形態を示す。
図8は、このような場合の、自動料金収受サーバ1の構成図である。
車載器20の構成は実施の形態1や2と同様でよい。
不正ICカードIDバッファ7は車載器20に送信するための送信用不正ICカードIDリストを記憶しておくメモリである。
不正ICカードIDバッファ7はハードディスク装置などの外部記憶装置や外部メモリ、また、路側処理部を構成するマイクロプロセッサ内のメモリに設けられる。
なお、本実施の形態では、不正ICカードIDバッファ7も禁止IDリスト記憶部として機能する。
また、管理サーバ31は、自動料金収受サーバ1に送信する送信用不正ICカードIDリストを生成し、管理装置の例である。
次に動作について図9を用いて説明する。
管理サーバ31では不正ICカードIDリストから、車載器20に送信するための不正ICカードIDを選択し、送信用不正ICカードIDリストを作成する(S130)。
選択方法は、実施の形態3と同様に、例えば、最近不正が行われたICカードIDだけを抽出する方法や被害金額の大きいICカードIDを抽出する方法などがある。
そして、管理サーバは各料金所の自動料金収受サーバ1に送信用不正ICカードIDリストを送信する(S131)。
自動料金収受サーバ1では、送信用不正ICカードIDリストを受信し、不正ICカードIDバッファ7に記録しておく(S132)。
そして、料金所を車両が通過し(S133)、車載器20と通信した際に、料金収受処理を行い(S134)、その後、路側処理部3は不正ICカードIDバッファ7に格納されている選択されたICカードIDのリストを、アンテナを介して車載器20に送信する(S135)。
車載器20は受信した不正ICカードIDのリストを不正ICカードID記憶部26に記録する(S136)。
その後、挿入されたICカードのIDと照合する際に使用する。
以上のように、管理サーバ31が一括して不正ICカードIDのリストを選択し、それを各料金所の自動料金収受サーバ1に送信するので、自動料金収受システム全体で効率的に不正ICカードを検出するセキュアなシステムを構築することができる。
また、料金所での作業負荷を軽減させ、誤操作を削減することができ、安価なサーバやシステムを構築することができる。
以上、本実施の形態では、上位サーバである管理サーバから受信した送信用不正ICカードIDリストを車載器に送信する自動料金収受サーバについて説明した。
実施の形態5.
以上の実施の形態では、車載器20にて不正ICカードの利用を検出するものであるが、車載器20でのチェックをすり抜けた場合に自動料金収受サーバ1にて不正ICカードの利用を効率的に検出する例について説明する。
図10は、このような場合の、自動料金収受サーバの構成図である。
自動料金収受サーバ1aは入口料金所に設置され、自動料金収受サーバ1bは出口料金所に設置され、これらはネットワークで接続されている。
入口料金所の自動料金収受サーバ1aには、不正ICカードIDを他の出口料金所に送信する緊急不正ICカードID送信部8が設けられる。
出口料金所の自動料金収受サーバ1bには、入口料金所から不正ICカードIDを受信する緊急不正ICカードID受信部9と、他の出口料金所への不正ICカードID送信や他の出口料金所からの受信を行う緊急不正ICカードID解除送受信部10が設けられる。
なお、図10では、入口料金所を第1の料金所の例とし、出口料金所を第2料金所の例として説明する。
また、自動料金収受サーバ1aは第1の課金処理装置の例であり、自動料金収受サーバ1bは第2の課金処理装置の例である。
次に動作について図11を用いて説明する。
不正ICカードを利用した車両が入口料金所Aを通過した後、不正ICカードの利用を検出した場合(S140)、自動料金収受サーバ1aの緊急不正ICカードID送信部8はネットワークを経由して他の出口料金所B、Cに検出した不正ICカードのIDを通知する警告情報を送信する(S141)。
出口料金所の自動料金収受サーバ1bでは、緊急不正ICカードID受信部9が不正ICカードIDが示される警告情報を受信する。そして、受信した警告情報に示される不正ICカードIDをリストの中で検索優先度を高くする(S142)。検索優先度が高いものは他の優先度が低いものよりも先に検索され、先に照合の対象となる。
図12に不正ICカードリストの例を示す。
この例では、優先度「H」が高いことを、「L」は低いことを意味している。
入口料金所から不正ICカードID1を受信した場合、出口料金所では、ID1の優先度を「L」から「H」に変更する。
これにより、出口料金所の自動料金収受サーバ1bは車両が通過する度に、車載器20から受信したICカードIDとリストとの照合を優先度が「H」のものから実施する。これにより、効率的に不正ICカードの利用を検出できる。
出口料金所Bにて不正ICカードID1の利用を検出した場合(S143)、図示していないゲートを閉めるなどにより車両を停止させ、正規の通行料金を徴収する。
そして、緊急不正ICカードID解除送受信部10が不正ICカードID1の優先度を下げるように、他の出口料金所へID1を送信する(S144)。
不正ICカードID1を受信した出口料金所の自動料金収受サーバ1bや不正ICカードの利用を検出した出口料金所の自動料金収受サーバ1bは不正ICカードID1の優先度を「H」から「L」にする(S145)。
以上のように、入口料金所の自動料金収受サーバが、不正ICカードを利用している車両が有料道路に侵入したことを出口料金所に通報し、出口料金所では該当ICカードIDを優先的に検索していき、不正ICカード検出後、優先度を元に戻すので、不正ICカード利用を効率的に検出することができ、セキュアな自動料金収受システムを構築することができる。
なお、本実施の形態では、不正ICカードID記憶部のリストに優先度を設けたが、路側処理部のバッファに緊急不正ICカードID受信部で受信したIDを格納し、バッファ内のリストと優先的に照合していく形態でも構わない。
また、本実施の形態において、自動料金収受サーバに設けた不正ICカードID記憶部は、不正ICカードIDだけのリストとしているが、他に、例えば車載器から自動料金収受サーバに送信される車載器を一意に識別するための情報である車載器IDと不正ICカードIDを組み合わせたリストにし、ICカードIDと車載器20IDの組み合わせで不正ICカードを検出するようにしてもよい。
以上、本実施の形態では、入口料金所に設置され、検出した不正ICカードIDを他の出口料金所に送信する緊急不正ICカードID送信部を備える自動料金収受サーバについて説明した。
また、本実施の形態では、出口料金所に設置され、他の入口料金所から不正ICカードIDを受信する緊急不正ICカードID受信部と、他の出口料金所へ不正ICカードIDを送信する、もしくは他の出口料金所から不正ICカードIDを受信する緊急不正ICカードID解除送受信部を備え、車両通行時のICカードIDチェックは緊急不正ICカードID受信部が受信したICカードIDから優先的に行う自動料金収受サーバについて説明した。
最後に、実施の形態1〜5に示した自動料金収受サーバ1及び車載器20のハードウェア構成例について説明する。
図15は、実施の形態1〜5に示す自動料金収受サーバ1及び車載器20のハードウェア資源の一例を示す図である。
なお、図15の構成は、あくまでも自動料金収受サーバ1及び車載器20のハードウェア構成の一例を示すものであり、自動料金収受サーバ1及び車載器20のハードウェア構成は図15に記載の構成に限らず、他の構成であってもよい。
図15において、自動料金収受サーバ1及び車載器20は、プログラムを実行するCPU911(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。
CPU911は、バス912を介して、例えば、ROM(Read Only Memory)913、RAM(Random Access Memory)914、通信ボード915、表示装置901、タッチパネル902、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。
更に、CPU911は、FDD904(Flexible Disk Drive)、コンパクトディスク装置905(CDD)、キーボード、マウス、プリンタ装置、スキャナ装置と接続していてもよい。また、磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカード(登録商標)読み書き装置などの記憶装置でもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置の一例である。
通信ボード915、タッチパネル902、キーボード、マウス、スキャナ装置、FDD904などは、入力装置の一例である。
また、通信ボード915、表示装置901、プリンタ装置などは、出力装置の一例である。
通信ボード915は、IDや通行券情報の無線通信に用いられ、また、自動料金収受サーバ1の場合は、例えば、通信ボード915は、LAN(ローカルエリアネットワーク)、インターネット、WAN(ワイドエリアネットワーク)などに接続されていても構わない。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。
プログラム群923のプログラムは、CPU911がオペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922を利用しながら実行する。
また、RAM914には、CPU911に実行させるオペレーティングシステム921のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。
また、RAM914には、CPU911による処理に必要な各種データが格納される。
また、ROM913には、BIOS(Basic Input Output System)プログラムが格納され、磁気ディスク装置920にはブートプログラムが格納されている。
自動料金収受サーバ1及び車載器20の起動時には、ROM913のBIOSプログラム及び磁気ディスク装置920のブートプログラムが実行され、BIOSプログラム及びブートプログラムによりオペレーティングシステム921が起動される。
上記プログラム群923には、実施の形態1〜5の説明において「〜部」として説明している機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、実施の形態1〜5の説明において、「〜の判断」、「〜の計算」、「〜の照合」、「〜の比較」、「〜の更新」、「〜の設定」、「〜の登録」、「〜の選択」等として説明している処理の結果を示す情報やデータや信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。
「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。
抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・印刷・表示のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリ、レジスタ、キャッシュメモリ、バッファメモリ等に一時的に記憶される。
また、実施の形態1〜5で説明しているフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク、CDD905のコンパクトディスク、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
また、実施の形態1〜5の説明において「〜部」として説明しているものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。すなわち、「〜部」として説明しているものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記憶される。プログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。すなわち、プログラムは、実施の形態1〜5の「〜部」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、実施の形態1〜5の「〜部」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
このように、実施の形態1〜5に示す自動料金収受サーバ1及び車載器20は、処理装置たるCPU、記憶装置たるメモリ、磁気ディスク等、入力装置たるタッチパネル、マウス、通信ボード等、出力装置たる表示装置、通信ボード等を備えるコンピュータであり、上記したように「〜部」、として示された機能をこれら処理装置、記憶装置、入力装置、出力装置を用いて実現するものである。
実施の形態1に係る自動料金収受システムの構成例を示す図。 実施の形態1に係る車載器の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態1に係る自動料金収受サーバと車載器の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態2に係る車載器の構成例を示す図。 実施の形態2に係る車載器の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態2に係る車載器の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態3に係る自動料金収受サーバの構成例を示す図。 実施の形態4に係る自動料金収受サーバの構成例を示す図。 実施の形態4に係る自動料金収受サーバと管理サーバと車載器の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態5に係る自動料金収受システムの構成例を示す図。 実施の形態5に係る自動料金収受サーバの動作例を示すフローチャート図。 実施の形態5に係る不正ICカードIDリストの例を示す図。 実施の形態1に係る自動料金収受サーバと車載器の動作例を示すフローチャート図。 従来の自動料金収受システムの構成例を示す図。 実施の形態1〜5に係る自動料金収受サーバ及び車載器のハードウェア構成例を示す図。
符号の説明
1 自動料金収受サーバ、2 路側通信部、3 路側処理部、4 不正ICカードID記憶部、5 アンテナ、6 選択部、7 不正ICカードIDバッファ、8 緊急不正ICカードID送信部、9 緊急不正ICカードID受信部、10 緊急不正ICカードID解除送受信部、20 車載器、21 アンテナ、22 無線通信部、23 処理部、24 マンマシンインタフェース部、25 ICカードインタフェース部、26 不正ICカードID記憶部、27 バッファ、28 判定部、29 暗号部、30 完全性情報生成部、31 管理サーバ、32 暗号鍵記憶部、40 ICカード。

Claims (11)

  1. 課金処理に用いられるID(Identification Data)を課金処理装置に対して送信する通信装置であって、
    課金処理に対する使用が禁止されているIDを禁止IDとして示す禁止IDリストを記憶する禁止IDリスト記憶部と、
    IDを入力するID入力部と、
    前記ID入力部により入力された入力IDと前記禁止IDリスト記憶部に記憶されている禁止IDリストとを照合し、入力IDがいずれかの禁止IDに一致する場合に、前記入力IDの前記課金処理装置への送信を禁止し、入力IDがいずれの禁止IDにも一致しない場合に、前記入力IDの前記課金処理装置への送信を許可する判定部とを有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記通信装置は、更に、
    前記判定部により前記入力IDの送信が許可された場合に、前記課金処理装置に対して前記入力IDを送信するとともに、前記課金処理装置から禁止IDリストを受信する通信部を有し、
    前記禁止IDリスト記憶部は、
    前記通信部により受信された禁止IDリストを記憶することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記通信装置は、更に、
    前記禁止IDリスト記憶部に記憶されている禁止IDリストに対する認証処理を行う認証処理部を有し、
    前記判定部は、
    前記認証処理部により禁止IDリストが認証された場合に、認証された禁止IDリストと入力IDとを照合することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記通信装置は、
    車両に搭載され、道路料金の課金処理に用いられるIDを、前記課金処理装置に対して無線送信することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の通信装置。
  5. 課金処理を行う課金処理装置と、課金処理に用いられるID(Identification Data)を前記課金処理装置に対して送信する通信装置とを有する課金処理システムであって、
    前記通信装置は、
    課金処理に対する使用が禁止されているIDを禁止IDとして示す禁止IDリストを記憶する禁止IDリスト記憶部と、
    IDを入力するID入力部と、
    前記ID入力部により入力された入力IDと前記禁止IDリスト記憶部に記憶されている禁止IDリストとを照合し、入力IDがいずれかの禁止IDに一致する場合に、前記入力IDの前記課金処理装置への送信を禁止し、入力IDがいずれの禁止IDにも一致しない場合に、前記入力IDの前記課金処理装置への送信を許可する判定部と、
    前記判定部により前記入力IDの送信が許可された場合に、前記課金処理装置に対して前記入力IDを送信するとともに、前記課金処理装置から禁止IDリストを受信する通信部を有し、
    前記課金処理装置は、
    最新の状態に更新された禁止IDリストを記憶している禁止IDリスト記憶部と、
    前記通信装置から送信されたIDを受信IDとして受信するとともに、前記禁止IDリスト記憶部に記憶されている禁止IDリストのうちの少なくとも一部を前記通信装置に送信する通信部と、
    前記通信部により受信された受信IDを用いて課金処理を行う課金処理部とを有することを特徴とする課金処理システム。
  6. 前記通信装置において、
    前記禁止IDリスト記憶部は、
    前記通信部により受信された禁止IDリストを記憶することを特徴とする請求項5に記載の課金処理システム。
  7. 前記課金処理装置において、
    前記禁止IDリスト記憶部は、
    照合対象として選定された禁止IDが示される照合対象禁止IDリストを記憶しており、
    前記課金処理部は、
    前記通信部により受信された受信IDと前記禁止IDリスト記憶部に記憶されている照合対象禁止IDリストとを照合し、受信IDが照合対象禁止IDリストのいずれかの禁止IDに一致する場合に、前記受信IDを用いた課金処理を行わず、受信IDが照合対象禁止IDリストのいずれの禁止IDにも一致しない場合に、前記受信IDを用いた課金処理を行うことを特徴とする請求項5又は6に記載の課金処理システム。
  8. 前記通信装置において、
    前記通信部は、
    前記課金処理装置に対して、前記入力IDを送信するとともに、前記禁止IDリスト記憶部に記憶されている禁止IDリストに含まれている禁止IDを特定可能な情報を所持ID特定情報として送信し、
    前記課金処理装置において、
    前記課金処理部は、
    前記通信装置から送信された所持ID特定情報に基づき、前記通信装置が所持している禁止IDリストに含まれる禁止IDを通信装置所持禁止IDとして特定するとともに、前記禁止IDリスト記憶部に記憶されている禁止IDリストに含まれる禁止IDのうち通信装置所持禁止ID以外の禁止IDを選択し、選択した禁止IDと前記通信部により受信された受信IDとを照合し、受信IDがいずれかの禁止IDに一致する場合に、前記受信IDを用いた課金処理を行わず、受信IDがいずれの禁止IDにも一致しない場合に、前記受信IDを用いた課金処理を行うことを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の課金処理システム。
  9. 前記課金処理装置は、更に、
    前記禁止IDリスト記憶部に記憶されている禁止IDリストに含まれる禁止IDから特定の条件に合致する禁止IDを選択し、選択した禁止IDを示す選択禁止IDリストを生成する選択部を有し、
    前記課金処理装置において、
    前記通信部は、
    前記選択部により生成された選択禁止IDリストを前記通信装置に送信することを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の課金処理システム。
  10. 前記通信装置において、
    前記通信部は、
    前記課金処理装置に対して、前記入力IDを送信するとともに、前記禁止IDリスト記憶部に記憶されている禁止IDリストに含まれている禁止IDを特定可能な情報を所持ID特定情報として送信し、 前記課金処理装置において、
    前記選択部は、
    前記通信装置から送信された所持ID特定情報に基づき、前記通信装置が所持している禁止IDリストに含まれる禁止IDを通信装置所持禁止IDとして特定するとともに、前記禁止IDリスト記憶部に記憶されている禁止IDリストに含まれる禁止IDのうち通信装置所持禁止ID以外の禁止IDを選択し、選択した禁止IDを示す選択禁止IDリストを生成することを特徴とする請求項9に記載の課金処理システム。
  11. 前記課金処理装置は、
    前記通信装置に送信する禁止IDリストを生成する管理装置と接続されており、
    前記課金処理装置において、
    前記通信部は、
    前記管理装置により生成された禁止IDリストを受信し、
    前記禁止IDリスト記憶部は、
    前記通信部により前記管理装置から受信した禁止IDリストを記憶することを特徴とする請求項5〜10のいずれかに記載の課金処理システム。
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