JP5235491B2 - 通信装置及び課金処理システム - Google Patents
通信装置及び課金処理システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5235491B2 JP5235491B2 JP2008127507A JP2008127507A JP5235491B2 JP 5235491 B2 JP5235491 B2 JP 5235491B2 JP 2008127507 A JP2008127507 A JP 2008127507A JP 2008127507 A JP2008127507 A JP 2008127507A JP 5235491 B2 JP5235491 B2 JP 5235491B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- prohibition
- list
- card
- unit
- storage unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000012545 processing Methods 0.000 title claims description 101
- 238000004891 communication Methods 0.000 title claims description 72
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 36
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 23
- 238000012795 verification Methods 0.000 claims description 9
- 239000000872 buffer Substances 0.000 description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 230000006870 function Effects 0.000 description 7
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 238000010187 selection method Methods 0.000 description 2
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 description 1
- 125000004122 cyclic group Chemical group 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
Images
Description
図14において、車両700には、無線通信機能を備えた車載器600が搭載される。
この車載器600には、予め車両情報や車載器600を一意に識別するための車載器ID(Identification Data)が記録されている。
また、車載器600は、料金の支払い機能を持ち、一意に識別できるIDを持つIC(Integrated Circuit)カード(図示していない)が着脱できるようになっている。
このICカードには、経路情報、支払い情報等を含む通行券情報が予め書込まれており、ICカードを車載器600に挿入したときに、その記録情報が車載器600に読み込まれる。
自動料金収受サーバ100は、料金所を通過する車両700の車載器600から送られてきた通行券情報、車両情報、車載器ID、ICカードIDに基づいて、不正ICカードID記憶部400に格納されている不正ICカードIDリストと照合し、入口料金所から当該料金所までの通行料金を計算し、それを処理する。
そして、車載器600に正常に処理したことを通知し、通行料金やICカードIDなど必要な情報を上位のサーバである管理サーバ31を介してクレジットカード会社に送り、クレジット会社を通じて通行料金が支払われる。
また、管理サーバ31は各料金所の自動料金収受サーバ100に対して不正ICカードIDリストを送信し、自動料金収受サーバ100では受信した不正ICカードIDリストを不正ICカードID記憶部400に記録する。
この対策として、自動料金収受サーバ100では、不正なICカードのIDとリストを照合しているが、リストが多くなると車両が料金所を通過する短時間での照合が間に合わなくなる。
また、別の対策として、不正ICカードのID情報を自動料金収受サーバ100に短時間で配信し、不正車両を検出する技術が公開されている(特許文献1参照)。
また、すべての照合を実現するためには自動料金収受サーバの処理性能を高速化しなければならなく、コストが増大するという課題がある。
課金処理に用いられるID(Identification Data)を課金処理装置に対して送信する通信装置であって、
課金処理に対する使用が禁止されているIDを禁止IDとして示す禁止IDリストを記憶する禁止IDリスト記憶部と、
IDを入力するID入力部と、
前記ID入力部により入力された入力IDと前記禁止IDリスト記憶部に記憶されている禁止IDリストとを照合し、入力IDがいずれかの禁止IDに一致する場合に、前記入力IDの前記課金処理装置への送信を禁止し、入力IDがいずれの禁止IDにも一致しない場合に、前記入力IDの前記課金処理装置への送信を許可する判定部とを有することを特徴とする。
図1は、本実施の形態に係る自動料金収受システム(課金処理システム)の構成例を示す。
図1において、自動料金収受サーバ1は料金所に設置される設備であり、入口料金所や出口料金所など料金所(チェックバリアを含む)に合った課金処理を行う。自動料金収受サーバ1は課金処理装置の例である。なお、課金処理とは、料金の課金や決済に必要な種々の処理を意味し、入口料金所における入口料金所の識別情報の道路利用者への送信や道路利用者のICカードIDの記録、出口料金所における課金情報の道路利用者や管理サーバへの送信や道路利用者のICカードIDの記録等を含む。
自動料金収受サーバ1は、図1に示すように、無線通信機能を持った路側通信部2(通信部)、データの送受信を行い、料金収受のための処理を行う路側処理部3、不正なICカードのIDのリストを記録する不正ICカードID記憶部4から構成され、アンテナ5を介して料金所を通過する車両に搭載された車載器と無線によるデータ送受信を行う。
不正ICカードID記憶部4はハードディスク装置などの外部記憶装置や外部メモリ、また、路側処理部3を構成するマイクロプロセッサ内のメモリに設けられる。
不正ICカードIDは、課金処理に使用することが禁止されたICカードのIDであり、禁止IDの例である。また、不正ICカードIDのリストである不正ICカードリストは禁止IDリストの例であり、不正ICカードIDリストを記憶する不正ICカードID記憶部4は、禁止IDリスト記憶部の例である。
車載器20は、アンテナ21、自動料金収受サーバ1と無線通信する無線通信部22(通信部)、例えばマイクロプロセッサから構成される処理部23、利用者の操作を受け付け、結果を応答するマンマシンインタフェース部24、ICカード40と通信するICカードインタフェース部25から構成される。車載器20は通信装置の例である。
処理部23には、不揮発性メモリから構成される不正なICカードIDのリストを記録する不正ICカードID記憶部26と、ICカード40から読み出したデータを保持するバッファ27、ICカード40から読み出したICカードIDと不正ICカードID記憶部26に記録されている不正ICカードIDリストとの照合を行う判定部28がある。
不正ICカードID記憶部26は、禁止IDリスト記憶部の例である。
不正ICカードID記憶部26は、利用者の操作によって不正ICカードIDリストを読み出すことはできず、自動料金収受サーバ1との通信により記録あるいは更新することができる。
利用者がICカードを車載器20に挿入した場合(S100)、車載器20では、ICカードインタフェース部25が、すべての通行券情報を読み出す前に、ICカードIDを読み出す(S101)。
そして、判定部28において、読み出したICカードIDと、不正ICカードID記憶部26に格納されているIDリストとを照合し(S102)、読み出したIDが不正ICカードIDリストに含まれていなかった場合にのみ、正常と見なし、ICカードインタフェース部25が通行券情報を読み出す(S103)。そして、無線通信部22から通行券情報とICカードのIDが自動料金収受サーバ1に送信される。
読み出したIDが不正ICカードIDリストに含まれている場合、挿入されたICカードは不正ICカードであると判断し、処理を中断する。
その後、例えば、利用者にマンマシンインタフェース部からICカードが利用できない旨を応答する。
このように、判定部28は、照合の結果、入力されたIDが不正ICカードIDリストに示されているいずれのIDにも一致しない場合は、当該IDの自動料金収受サーバ1への送信を許可し、入力されたIDが不正ICカードIDリストに示されているいずれかのIDに一致する場合は、当該IDの自動料金収受サーバ1への送信を禁止する。
車両が料金所を通過する場合には、車載器20にICカードが挿入された状態である。
自動料金収受サーバ1は車両を検出し(S105)、路側通信部2が車載器20と無線通信することで、ICカードから読み出した通行券情報、ICカードIDなど必要な情報を取得し(S106)、路側処理部3が料金収受の処理を行う(S107)。
そして、車載器に料金収受に必要なデータ、例えば、入口であれば、入口料金所を示す情報、出口であれば通行料金などの通行券情報を送信する(S108)。
そして、不正ICカードID記憶部4に記録されている不正ICカードIDリストを車載器20に送信する(S109)。
車載器では、受信した不正ICカードIDリストを不正ICカードID記憶部26に記録する(S110)。
また、料金所通過の度に、最新の不正ICカードIDリストを自動料金収受サーバから車載器に送信するので、車載器に格納された不正ICカードIDのリストを最新のものに保つことが可能となり、不正ICカード検出の信頼性を向上させることができる。
例えば、自動料金収受サーバ1において、不正ICカードID記憶部4が、図3のS109で車載器20に送信される不正ICカードIDリストとは別に、照合対象として選定された不正ICカードのIDが示されるリスト(照合対象禁止IDリスト)を記憶し、路側処理部3は、車載器20から受信したIDと不正ICカードID記憶部4に記憶されている照合対象のIDのリストとを照合し、受信したIDが照合対象のIDのリストに示されるいずれかのIDに一致する場合に、受信したIDを用いた課金処理を行わず、受信したIDが照合対象のIDのリストに示されるいずれのIDにも一致しない場合に、受信したIDを用いた課金処理を行う。
照合対象となるIDは、例えば、最近不正が行われたICカードのIDや被害金額の大きいICカードのIDが考えられる。
この場合は、例えば、車載器20では図2に示す手順にて、入力IDと不正ICカードID記憶部26に記憶されているIDとの照合を行い、入力IDがいずれのIDとも一致しない場合には、当該IDと通行券情報とともに、不正ICカードID記憶部26に記憶されているIDを特定可能な情報(所持ID特定情報)を自動料金収受サーバ1に送信する。
所持ID特定情報とは、例えば、車載器20の不正ICカードIDリストに最後に格納されたIDや、車載器20の不正ICカードIDリストに最後に格納されたIDの自動料金収受サーバ1の不正ICカードID記憶部4への格納日時である。
自動料金収受サーバ1では、車載器20からID、通行券情報とともに所持ID特定情報を受信し、路側処理部3が、所持ID特定情報から、車載器20が所持しているID(通信装置所持禁止ID)を特定し、不正ICカードID記憶部4に含まれている不正ICカードIDのうち車載器20が所持していないIDを選択し、選択したIDと車載器20から受信したIDとの照合を行う。
本例では、不正ICカードID記憶部4は、例えば、IDの格納順に順序付けて複数のIDを格納することとし、所持ID特定情報に車載器20において最後に格納したIDが示されている場合は、路側処理部3は、所持ID特定情報に示されているIDよりも後の順序のIDは車載器20が保持していないIDと判断することができる。
また、不正ICカードID記憶部4は、例えば、IDごとに格納日時(不正ICカードIDリストに追加した日時)を管理しており、所持ID特定情報に格納日時が示されている場合は、路側処理部3は、所持ID特定情報に示されている日時よりも後の日時のIDは車載器20が保持していないIDと判断することができる。なお、この場合は、図3のS109において送信される不正ICカードIDリストに、IDごとに不正ICカードID記憶部4への格納日時が記述されるため、車載器20では所持ID特定情報において格納日時を通知することができる。
以上の実施の形態1では、車載器20において不正ICカードID記憶部26を処理部23内に設けた形態を示したが、次に不正ICカードID記憶部26を処理部23の外部のメモリに設けた実施の形態を示す。
この場合、処理部23と不正ICカードID記憶部26との通信路における不正ICカードIDリストの改ざんや漏洩などの問題がある。
本実施の形態ではこれらの問題を解決する例を示す。
図4は、このような場合の、車載器20の構成図である。
自動料金収受サーバ1は実施の形態1と同様である。
処理部23には、入力データを暗号化・復号する暗号部29、入力データから完全性情報を生成する完全性情報生成部30、暗号化や復号に使用する暗号鍵を記録する暗号鍵記憶部32がある。
完全性情報は、データが改ざんされたことを検出するための情報であり、デジタル署名やCRC(Cyclic Redundancy Check)、ハッシュ値、メッセージ認証子などがある。
暗号鍵記憶部32は処理部23内の不揮発性メモリに設けられる。
なお、暗号部29及び完全性情報生成部30は、不正ICカードIDリストの認証処理を行うものであり、認証処理部の例である。
車載器20は不正ICカードIDのリストを受信した後、不正ICカードID記憶部26に記録する前に、完全性情報生成部30により、完全性情報を生成する(S120)。
本実施の形態では、完全性情報はハッシュ値としている。
次に、不正ICカードリストと生成したハッシュ値を暗号鍵記憶部32にある暗号鍵を用いて暗号部29で暗号化し(S121)、暗号化された不正ICカードリストとハッシュ値を不正ICカードID記憶部26に記録する(S122)。
車載器20は、ICカードから読み出したICカードIDと不正ICカードIDリストの照合前に不正ICカードID記憶部26から暗号化された不正ICカードIDリストとハッシュ値を読み出す(S125)。
そして、暗号鍵記憶部32の暗号鍵を用いて、暗号部29で復号する(S126)。
次に、復号された不正ICカードIDリストから完全性情報生成部30によりハッシュ値を生成し(S127)、完全性情報生成部30は、生成されたハッシュ値と復号されたハッシュ値を比較する(S128)。
比較の結果、ハッシュ値が一致した場合、正常終了して、実施の形態1と同様に車載器20に挿入されたICカードIDの照合を行う。
不一致の場合、不正ICカードIDリストが改ざんされた可能性があるので、異常終了し、例えばマンマシンインタフェース部24から利用者にその旨を伝える。
また、不正ICカードIDリストに完全性情報を付加し、また完全性情報と不正ICカードIDリストを暗号化しているので、処理部と不正ICカードID記憶部との通信路において不正ICカードIDリストの改ざんや漏洩を防ぐことができ、セキュアな車載器20を提供することができる。
なお、本実施の形態では、車載器20内部に不正ICカードID記憶部を設けた形態を示しているが、車載器20外部の大容量メモリに不正ICカードID記憶部を構成する形態でも構わない。
実施の形態1や2では、自動料金収受サーバ1から車載器20に不正ICカードIDのリストを送信するようにしたものであるが、次に自動料金収受サーバ1から選択的に不正ICカードIDのリストを送信する実施の形態を示す。
車載器20の構成は実施の形態1や2と同様でよい。
選択部6は、不正ICカードID記憶部4に記録されている不正ICカードIDリストから車載器20に送信するIDを所定の条件に従って選択することで送信用不正ICカードIDリスト(選択禁止IDリスト)を作成するもので、本実施の形態では、路側処理部3と不正ICカードID記憶部4の間に接続されている。
自動料金収受サーバ1では、車載器20に不正ICカードIDのリストを送信する前に、選択部6が不正ICカードID記憶部4のIDリストから送信するIDを選択し、送信用不正ICカードIDリストを作成する。
選択方法は、例えば、最近不正が行われたICカードIDだけを抽出する方法や被害金額の大きいICカードIDを抽出する方法などがある。
そして、路側処理部3は送信用不正ICカードIDリストを、アンテナ5を介して車載器20に送信する。
車載器20は受信した不正ICカードIDのリストを不正ICカードID記憶部26に記録し、挿入されたICカードのIDと照合する際に使用する。
なお、本実施の形態では、不正ICカードID記憶部と処理部の間に接続する形態を示したが、選択部6が路側処理部3に接続されている形態でも、不正ICカードID記憶部4に接続されている形態でも構わない。また、自動料金収受サーバ1は、事前に送信用不正ICカードIDリストを作成しておき、車両が通過した際にそのリストを車載器20に送信するようにしてもよい。
所持ID特定情報は、実施の形態1と同様に、例えば、車載器20の不正ICカードIDリストに最後に格納されたIDや、車載器20の不正ICカードIDリストに最後に格納されたIDの自動料金収受サーバ1の不正ICカードID記憶部4への格納日時である。
自動料金収受サーバ1では、車載器20からID、通行券情報とともに所持ID特定情報を受信し、選択部6は、所持ID特定情報から、車載器20が所持しているID(通信装置所持禁止ID)を特定し、不正ICカードID記憶部4に含まれている不正ICカードIDのうち車載器20が所持していないIDを選択し、選択したIDから送信用不正ICカードIDリストを作成する。
本例では、実施の形態1と同様に、不正ICカードID記憶部4は、例えば、IDの格納順に順序付けて複数のIDを格納することとし、所持ID特定情報に車載器20において最後に格納したIDが示されている場合は、選択部6は、所持ID特定情報に示されているIDよりも後の順序のIDは車載器20が保持していないIDと判断することができる。
また、不正ICカードID記憶部4は、例えば、IDごとに格納日時(不正ICカードIDリストに追加した日時)を管理しており、所持ID特定情報に格納日時が示されている場合は、選択部6は、所持ID特定情報に示されている日時よりも後の日時のIDは車載器20が保持していないIDと判断することができる。なお、この場合は、図3のS109において送信される不正ICカードIDリストに、IDごとに不正ICカードID記憶部4への格納日時が記述されるため、車載器20では所持ID特定情報において格納日時を通知することができる。
実施の形態3では、自動料金収受サーバ1から車両が通過する度に送信用不正ICカードIDリストを作成するようにしたものであるが、次に事前に送信用不正ICカードIDリストを管理サーバで作成しておく実施の形態を示す。
車載器20の構成は実施の形態1や2と同様でよい。
不正ICカードIDバッファ7は車載器20に送信するための送信用不正ICカードIDリストを記憶しておくメモリである。
不正ICカードIDバッファ7はハードディスク装置などの外部記憶装置や外部メモリ、また、路側処理部を構成するマイクロプロセッサ内のメモリに設けられる。
なお、本実施の形態では、不正ICカードIDバッファ7も禁止IDリスト記憶部として機能する。
また、管理サーバ31は、自動料金収受サーバ1に送信する送信用不正ICカードIDリストを生成し、管理装置の例である。
管理サーバ31では不正ICカードIDリストから、車載器20に送信するための不正ICカードIDを選択し、送信用不正ICカードIDリストを作成する(S130)。
選択方法は、実施の形態3と同様に、例えば、最近不正が行われたICカードIDだけを抽出する方法や被害金額の大きいICカードIDを抽出する方法などがある。
そして、管理サーバは各料金所の自動料金収受サーバ1に送信用不正ICカードIDリストを送信する(S131)。
自動料金収受サーバ1では、送信用不正ICカードIDリストを受信し、不正ICカードIDバッファ7に記録しておく(S132)。
そして、料金所を車両が通過し(S133)、車載器20と通信した際に、料金収受処理を行い(S134)、その後、路側処理部3は不正ICカードIDバッファ7に格納されている選択されたICカードIDのリストを、アンテナを介して車載器20に送信する(S135)。
車載器20は受信した不正ICカードIDのリストを不正ICカードID記憶部26に記録する(S136)。
その後、挿入されたICカードのIDと照合する際に使用する。
また、料金所での作業負荷を軽減させ、誤操作を削減することができ、安価なサーバやシステムを構築することができる。
以上の実施の形態では、車載器20にて不正ICカードの利用を検出するものであるが、車載器20でのチェックをすり抜けた場合に自動料金収受サーバ1にて不正ICカードの利用を効率的に検出する例について説明する。
自動料金収受サーバ1aは入口料金所に設置され、自動料金収受サーバ1bは出口料金所に設置され、これらはネットワークで接続されている。
入口料金所の自動料金収受サーバ1aには、不正ICカードIDを他の出口料金所に送信する緊急不正ICカードID送信部8が設けられる。
出口料金所の自動料金収受サーバ1bには、入口料金所から不正ICカードIDを受信する緊急不正ICカードID受信部9と、他の出口料金所への不正ICカードID送信や他の出口料金所からの受信を行う緊急不正ICカードID解除送受信部10が設けられる。
なお、図10では、入口料金所を第1の料金所の例とし、出口料金所を第2料金所の例として説明する。
また、自動料金収受サーバ1aは第1の課金処理装置の例であり、自動料金収受サーバ1bは第2の課金処理装置の例である。
不正ICカードを利用した車両が入口料金所Aを通過した後、不正ICカードの利用を検出した場合(S140)、自動料金収受サーバ1aの緊急不正ICカードID送信部8はネットワークを経由して他の出口料金所B、Cに検出した不正ICカードのIDを通知する警告情報を送信する(S141)。
出口料金所の自動料金収受サーバ1bでは、緊急不正ICカードID受信部9が不正ICカードIDが示される警告情報を受信する。そして、受信した警告情報に示される不正ICカードIDをリストの中で検索優先度を高くする(S142)。検索優先度が高いものは他の優先度が低いものよりも先に検索され、先に照合の対象となる。
この例では、優先度「H」が高いことを、「L」は低いことを意味している。
入口料金所から不正ICカードID1を受信した場合、出口料金所では、ID1の優先度を「L」から「H」に変更する。
これにより、出口料金所の自動料金収受サーバ1bは車両が通過する度に、車載器20から受信したICカードIDとリストとの照合を優先度が「H」のものから実施する。これにより、効率的に不正ICカードの利用を検出できる。
そして、緊急不正ICカードID解除送受信部10が不正ICカードID1の優先度を下げるように、他の出口料金所へID1を送信する(S144)。
不正ICカードID1を受信した出口料金所の自動料金収受サーバ1bや不正ICカードの利用を検出した出口料金所の自動料金収受サーバ1bは不正ICカードID1の優先度を「H」から「L」にする(S145)。
なお、本実施の形態では、不正ICカードID記憶部のリストに優先度を設けたが、路側処理部のバッファに緊急不正ICカードID受信部で受信したIDを格納し、バッファ内のリストと優先的に照合していく形態でも構わない。
また、本実施の形態において、自動料金収受サーバに設けた不正ICカードID記憶部は、不正ICカードIDだけのリストとしているが、他に、例えば車載器から自動料金収受サーバに送信される車載器を一意に識別するための情報である車載器IDと不正ICカードIDを組み合わせたリストにし、ICカードIDと車載器20IDの組み合わせで不正ICカードを検出するようにしてもよい。
図15は、実施の形態1〜5に示す自動料金収受サーバ1及び車載器20のハードウェア資源の一例を示す図である。
なお、図15の構成は、あくまでも自動料金収受サーバ1及び車載器20のハードウェア構成の一例を示すものであり、自動料金収受サーバ1及び車載器20のハードウェア構成は図15に記載の構成に限らず、他の構成であってもよい。
CPU911は、バス912を介して、例えば、ROM(Read Only Memory)913、RAM(Random Access Memory)914、通信ボード915、表示装置901、タッチパネル902、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。
更に、CPU911は、FDD904(Flexible Disk Drive)、コンパクトディスク装置905(CDD)、キーボード、マウス、プリンタ装置、スキャナ装置と接続していてもよい。また、磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカード(登録商標)読み書き装置などの記憶装置でもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置の一例である。
通信ボード915、タッチパネル902、キーボード、マウス、スキャナ装置、FDD904などは、入力装置の一例である。
また、通信ボード915、表示装置901、プリンタ装置などは、出力装置の一例である。
プログラム群923のプログラムは、CPU911がオペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922を利用しながら実行する。
また、RAM914には、CPU911による処理に必要な各種データが格納される。
自動料金収受サーバ1及び車載器20の起動時には、ROM913のBIOSプログラム及び磁気ディスク装置920のブートプログラムが実行され、BIOSプログラム及びブートプログラムによりオペレーティングシステム921が起動される。
「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。
抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・印刷・表示のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリ、レジスタ、キャッシュメモリ、バッファメモリ等に一時的に記憶される。
また、実施の形態1〜5で説明しているフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク、CDD905のコンパクトディスク、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
Claims (11)
- 課金処理に用いられるID(Identification Data)を課金処理装置に対して送信する通信装置であって、
課金処理に対する使用が禁止されているIDを禁止IDとして示す禁止IDリストを記憶する禁止IDリスト記憶部と、
IDを入力するID入力部と、
前記ID入力部により入力された入力IDと前記禁止IDリスト記憶部に記憶されている禁止IDリストとを照合し、入力IDがいずれかの禁止IDに一致する場合に、前記入力IDの前記課金処理装置への送信を禁止し、入力IDがいずれの禁止IDにも一致しない場合に、前記入力IDの前記課金処理装置への送信を許可する判定部とを有することを特徴とする通信装置。 - 前記通信装置は、更に、
前記判定部により前記入力IDの送信が許可された場合に、前記課金処理装置に対して前記入力IDを送信するとともに、前記課金処理装置から禁止IDリストを受信する通信部を有し、
前記禁止IDリスト記憶部は、
前記通信部により受信された禁止IDリストを記憶することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記通信装置は、更に、
前記禁止IDリスト記憶部に記憶されている禁止IDリストに対する認証処理を行う認証処理部を有し、
前記判定部は、
前記認証処理部により禁止IDリストが認証された場合に、認証された禁止IDリストと入力IDとを照合することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。 - 前記通信装置は、
車両に搭載され、道路料金の課金処理に用いられるIDを、前記課金処理装置に対して無線送信することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の通信装置。 - 課金処理を行う課金処理装置と、課金処理に用いられるID(Identification Data)を前記課金処理装置に対して送信する通信装置とを有する課金処理システムであって、
前記通信装置は、
課金処理に対する使用が禁止されているIDを禁止IDとして示す禁止IDリストを記憶する禁止IDリスト記憶部と、
IDを入力するID入力部と、
前記ID入力部により入力された入力IDと前記禁止IDリスト記憶部に記憶されている禁止IDリストとを照合し、入力IDがいずれかの禁止IDに一致する場合に、前記入力IDの前記課金処理装置への送信を禁止し、入力IDがいずれの禁止IDにも一致しない場合に、前記入力IDの前記課金処理装置への送信を許可する判定部と、
前記判定部により前記入力IDの送信が許可された場合に、前記課金処理装置に対して前記入力IDを送信するとともに、前記課金処理装置から禁止IDリストを受信する通信部を有し、
前記課金処理装置は、
最新の状態に更新された禁止IDリストを記憶している禁止IDリスト記憶部と、
前記通信装置から送信されたIDを受信IDとして受信するとともに、前記禁止IDリスト記憶部に記憶されている禁止IDリストのうちの少なくとも一部を前記通信装置に送信する通信部と、
前記通信部により受信された受信IDを用いて課金処理を行う課金処理部とを有することを特徴とする課金処理システム。 - 前記通信装置において、
前記禁止IDリスト記憶部は、
前記通信部により受信された禁止IDリストを記憶することを特徴とする請求項5に記載の課金処理システム。 - 前記課金処理装置において、
前記禁止IDリスト記憶部は、
照合対象として選定された禁止IDが示される照合対象禁止IDリストを記憶しており、
前記課金処理部は、
前記通信部により受信された受信IDと前記禁止IDリスト記憶部に記憶されている照合対象禁止IDリストとを照合し、受信IDが照合対象禁止IDリストのいずれかの禁止IDに一致する場合に、前記受信IDを用いた課金処理を行わず、受信IDが照合対象禁止IDリストのいずれの禁止IDにも一致しない場合に、前記受信IDを用いた課金処理を行うことを特徴とする請求項5又は6に記載の課金処理システム。 - 前記通信装置において、
前記通信部は、
前記課金処理装置に対して、前記入力IDを送信するとともに、前記禁止IDリスト記憶部に記憶されている禁止IDリストに含まれている禁止IDを特定可能な情報を所持ID特定情報として送信し、
前記課金処理装置において、
前記課金処理部は、
前記通信装置から送信された所持ID特定情報に基づき、前記通信装置が所持している禁止IDリストに含まれる禁止IDを通信装置所持禁止IDとして特定するとともに、前記禁止IDリスト記憶部に記憶されている禁止IDリストに含まれる禁止IDのうち通信装置所持禁止ID以外の禁止IDを選択し、選択した禁止IDと前記通信部により受信された受信IDとを照合し、受信IDがいずれかの禁止IDに一致する場合に、前記受信IDを用いた課金処理を行わず、受信IDがいずれの禁止IDにも一致しない場合に、前記受信IDを用いた課金処理を行うことを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の課金処理システム。 - 前記課金処理装置は、更に、
前記禁止IDリスト記憶部に記憶されている禁止IDリストに含まれる禁止IDから特定の条件に合致する禁止IDを選択し、選択した禁止IDを示す選択禁止IDリストを生成する選択部を有し、
前記課金処理装置において、
前記通信部は、
前記選択部により生成された選択禁止IDリストを前記通信装置に送信することを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の課金処理システム。 - 前記通信装置において、
前記通信部は、
前記課金処理装置に対して、前記入力IDを送信するとともに、前記禁止IDリスト記憶部に記憶されている禁止IDリストに含まれている禁止IDを特定可能な情報を所持ID特定情報として送信し、 前記課金処理装置において、
前記選択部は、
前記通信装置から送信された所持ID特定情報に基づき、前記通信装置が所持している禁止IDリストに含まれる禁止IDを通信装置所持禁止IDとして特定するとともに、前記禁止IDリスト記憶部に記憶されている禁止IDリストに含まれる禁止IDのうち通信装置所持禁止ID以外の禁止IDを選択し、選択した禁止IDを示す選択禁止IDリストを生成することを特徴とする請求項9に記載の課金処理システム。 - 前記課金処理装置は、
前記通信装置に送信する禁止IDリストを生成する管理装置と接続されており、
前記課金処理装置において、
前記通信部は、
前記管理装置により生成された禁止IDリストを受信し、
前記禁止IDリスト記憶部は、
前記通信部により前記管理装置から受信した禁止IDリストを記憶することを特徴とする請求項5〜10のいずれかに記載の課金処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008127507A JP5235491B2 (ja) | 2008-05-14 | 2008-05-14 | 通信装置及び課金処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008127507A JP5235491B2 (ja) | 2008-05-14 | 2008-05-14 | 通信装置及び課金処理システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009277009A JP2009277009A (ja) | 2009-11-26 |
JP5235491B2 true JP5235491B2 (ja) | 2013-07-10 |
Family
ID=41442384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008127507A Active JP5235491B2 (ja) | 2008-05-14 | 2008-05-14 | 通信装置及び課金処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5235491B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5175440B2 (ja) * | 2006-02-23 | 2013-04-03 | 株式会社東芝 | 料金収受システムおよび料金収受方法 |
JP2007233843A (ja) * | 2006-03-02 | 2007-09-13 | Toshiba Corp | 料金収受システムおよび路側表示装置 |
-
2008
- 2008-05-14 JP JP2008127507A patent/JP5235491B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009277009A (ja) | 2009-11-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9355504B2 (en) | Data processing apparatus | |
JPH09115019A (ja) | 車両用通信装置及び走行車両監視システム | |
JP2010204756A (ja) | 課金システム、課金方法、外部装置及びプログラム | |
US11017396B2 (en) | Automatic transaction device and control method thereof | |
EP3229163B1 (en) | Apparatus and method for authentication based on cognitive information | |
JP5722316B2 (ja) | 現金管理システムおよび現金管理方法 | |
JP3659090B2 (ja) | 電子情報流通システム及び電子情報流通プログラムを格納した記憶媒体及び電子情報流通方法 | |
JP5200978B2 (ja) | 与信判定システム、車載器及び与信判定方法 | |
JP5235491B2 (ja) | 通信装置及び課金処理システム | |
JP5684546B2 (ja) | 電子料金収受方法およびetc無線制御装置 | |
US8850198B2 (en) | Method for validating a road traffic control transaction | |
JP2013084032A5 (ja) | ||
JP5322788B2 (ja) | 情報処理装置及び情報処理方法及びプログラム | |
JP2004348321A (ja) | 無線決済システム | |
JP6964036B2 (ja) | カード決済処理装置、料金自動収受機、活性化方法、及びプログラム | |
JPH09179921A (ja) | 電子商取引情報のバックアップ方式及び方法 | |
JP2013105438A (ja) | カード照合システム、およびカード照合方法 | |
JP3643695B2 (ja) | 料金収受システム | |
JP3639769B2 (ja) | 情報発行システム及び情報発行方法 | |
JP2003058835A (ja) | カード情報積替システム、磁気カード処理装置、icカード処理装置、カード情報積替方法 | |
JP2000132716A (ja) | 旅客業務管理システム | |
WO2002023488A1 (fr) | Appareil indicateur de droits de peage, dispositif de detection de droits de peage embarque, systeme indicateur de droits de peage et procede indicateur de droits de peage | |
JP6843565B2 (ja) | データ処理装置、料金収受システム、データ処理方法 | |
JP3409649B2 (ja) | 自動料金収受システムおよびそれに用いられる車載機 | |
JP2009122910A (ja) | 不正利用防止機能を有する車載装置及び車両管理システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110404 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121226 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130108 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130206 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130226 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130326 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5235491 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |