JP2003058009A - 画像形成装置の像担持体クリーニング装置、及び画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置の像担持体クリーニング装置、及び画像形成装置Info
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Abstract
ードの重合トナーに対するクリーニング性を向上させ、
それによって高画質の画像形成が、広範な使用条件下に
おいて長期的に実現でき、そのランニングコストもより
低減することが可能な画像形成装置の像担持体クリーニ
ング装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 固体潤滑剤を、該クリーニングブラシを
介して削りつつ該像担持体表面に塗布する潤滑剤塗布機
構を持ち、該クリーニングブレードの該像担持体に対す
る線圧は0.2〜0.5N/cm、当接角は22〜32
度、ブレード材質の反発弾性率は45〜65%、300
%モジュラスは1000〜2500N/cm2 であるよ
うに構成して課題を解決した。
Description
採用する複写機やプリンタ等のような画像形成装置に関
し、更に詳しくは、弾性クリーニングブレード及び回転
可能なクリーニングブラシを備えた画像形成装置の像担
持体クリーニング装置に関するものである。
等の画像形成装置に採用されている電子写真方式は、感
光体ドラム等の像担持体上に、帯電・露光・現像工程に
より形成されたトナー像を、転写媒体に静電的に転写
し、更に定着することにより、転写媒体上に画像を形成
するように構成された画像形成方式である。近年、この
ような電子写真方式の画像形成装置に対しては、高画質
化とランニングコスト低減への要求が急速に高まってき
ているが、この高画質化への一つの対応として現像剤と
して用いるトナーの小粒径化が進められている。しか
し、従来のトナー製造方法である粉砕法でトナーの小粒
径化を行おうとすると、トナーの歩留まりが悪化し、コ
ストアップにつながってしまう。
製造方法が種々検討されてきており、この重合法によれ
ばトナーの小粒径化も効率よく、コスト面でも有利に行
うことが可能である。トナーを小粒径化すると、その流
動性が低下し、画像パターンの一部が欠ける等の画質欠
損を生じることがあることから、小粒径のトナーは、流
動性を改善するために表面形状を滑らかなものに、ひい
ては球形状とすることが行われている。
いると、像担持体から中間転写体への転写効率が大幅に
向上する。これは、トナー粒径が揃っているため、転写
時に像担持体及び中間転写体から受ける力が全てのトナ
ーについてほぼ均一となることが大きく起因している。
コストの低減にもつながる。電子写真方式におけるラン
ニングコストは、その大部分を消耗品のコストが占めて
おり、トナーの消費量も1枚あたりのランニングコスト
の中においては無視できないものがある。重合トナーを
用いることによって期待できる転写効率の向上は、高画
質化のために不可欠であるばかりでなく、無駄なトナー
消費を低減できるため、ランニングコストの低減に直結
する。
画像形成装置では、従来の扮砕法を用いて作成したトナ
ーを使用したものと比較して、定着装置に使用するオイ
ルを不要にできるという大きなメリットがある。これ
は、重合法によってトナーを作成する際にトナー自身に
ワックスを内添することができるためである。このた
め、定着装置において定着する時に使用されていた剥離
用のオイルを不要にできる。
使用しないと、画質のてかりやぎらつきを押さえること
ができ、画質向上に対しても大変大きなメリットとな
る。また、オイル補給等の必要もなくなりメンテナンス
性も向上する。
グコストの低減について説明する。現在の画像形成装置
では、装置本体に対して感光体、帯電装置、クリーニン
グ装置等を一体的に構成した画像形成ユニットを装着
し、感光体の寿命がくると画像形成ユニットを新しいも
のと交換するタイプのものが主流となってきている。
定される。したがって、摩耗しにくい感光体を使用する
ことによって、画像形成ユニットの長寿命化が可能とな
る。感光体を摩耗しにくくする方法としては、表面層に
フッ素樹脂粒子を含有させることが有効であることが知
られている。
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、従来の電子写真方式を採用した画像形成装置に
おいては、重合法で調製された球形状のトナーを用い、
転写効率を向上させた場合であっても、転写効率が10
0%の完全な転写を実現することは難しく、転写後の像
担持体上にはどうしても転写残りトナーが残ってしまう
ので、この転写残トナーを像担持体上からクリーニング
することが必要となる。
担持体上に残る転写残トナーをクリーニングするため
に、簡易な構成で安価な弾性ブレードを用いたクリーニ
ング装置が広く採用されている。
の当接力及び角度等は、画像形成装置の仕様によりクリ
ーニング性及びその他の品質項目と、その維持性を達成
する適正なパラメータを選択し、設定する必要がある。
その中でも、とりわけ像担持体の径やスピード、トナー
及びトナー外添剤の仕様によるところが大きい。
の重合トナーは、上記のようなクリーニングブレードに
よるクリーニングが非常に困難である事が知られてい
る。これは、球形状トナーがクリーニングブレードをす
り抜けやすいためであるが、この球形状トナーがクリー
ニングブレードをすり抜ける現象については、これまで
様々な説明がなされている。
ーニングとは、像担持体の表面に静電的力(クーロン
力)及び機械的力(ファンデルワールス力)によって付
着しているトナーに対し、像担持体表面と平行な方向に
力を与えて、トナーを像担持体表面に沿って滑らせ、除
去することである。このとき、球形状トナーは、像担持
体表面との接触面積が不定形トナーに比べて大きいた
め、大きな摩擦力が作用して滑りにくく、逆に転がりや
すい。その結果、球形状トナーは、像担持体とクリーニ
ングブレードとの間の隙間を転がり、ブレードをすり抜
けてしまうため、クリーニングが非常に困難である。
レードやファーブラシの圧接力を増しても、その効果は
小さく、むしろ像担持体の寿命を低減させてしまう等の
不具合により適用できないケースが多い。
ナーをブレードでクリーニングする方法として、これま
で提案されてきたものは、大きく分類すると3種類であ
り、静電ロール等で電界を生じさせることによって像
担持体上からトナーを除去するもの、粉砕トナーを混
入させる方法、像担持体上に潤滑剤を供給すること等
により、トナーの滑り摩擦係数を低減するものである。
なり、装置にコストが掛かりすぎるため現実的でなく、
の方法では、球形状トナー中に粉砕トナーが混在する
ことで当初の目的の高転写効率が果たせないため、コス
トと画質の両面で重合トナーの利点を生かすことができ
ないという問題点を有している。
するケースについて、もう少し詳細に検討する。
には、重合トナーのクリーニングシステムに、クリーニ
ングブラシを介した潤滑剤供給を適用することが提案さ
れている。さらに、ブレードの硬度と像担持体への当接
力を規定、感光体表面層の離型性層化が示されている。
号公報に示されたブレードの当接力では、感光体表面の
磨耗及びスクラッチ傷が激しく発生するため、長寿命化
には耐えられず、ランニングコスト低減を実現すること
は出来ないという問題点を有している。また、ブレード
の硬度を規定するだけでは、基本的なクリーニング性能
も達成できないという問題点を有している。
はさらに、ブレード材質のtanδピーク温度とトナー
外添剤の粒径を規定し、特開2000−75752号公
報では像担持体の単位回転数当たりの潤滑剤塗布量を規
定し、特開2000−147970号公報ではブレード
材質の300%モジュラスが200kg/cm2 以上で
あることを規定している。
18号公報や、特開2000−75752号公報、ある
いは特開2000−147970号公報に開示された技
術の場合には、ブレードのtanδピーク温度や、外添
剤の粒径の規定を行っても、ブレードの材質自体の機械
的・化学的性能が反映された材質の選定を行わなけれ
ば、基本的なクリーニング性能を達成することは出来な
いという問題点を有している。また、ブレード材質の3
00%モジュラスは、ブレードの摩擦係数が高い条件下
で生じがちなブレードエッジ部分の欠け等に対する強度
と関係の深いものであるが、こればかりが高くても基本
的なクリーニング性の向上には直結しないという問題点
を有している。これは、ブレードの材質として通常用い
られるウレタンゴム等における300%モジュラスが、
反発弾性率と相反する関係にあるためである。つまり、
ブレード材質の300%モジュラスを200kg/cm
2 以上と高い値に設定し、ブレードの摩擦係数が高い条
件下で生じがちなブレードエッジ部分の欠け等に対する
強度を高めたとしても、当該ブレード材質の300%モ
ジュラスは、反発弾性率と相反する関係にあるため、3
00%モジュラスを高い値に設定すると、これに反して
反発弾性率が低下することになる。上記ブレードを構成
する材料の反発弾性率が低下すると、当該反発弾性率に
よって得られていたクリーニング効果も低下するため、
基本的なクリーニング性の向上には直結しないという問
題点を有しているのである。さらに、潤滑剤塗布量の規
定は有効な手段の一つであるが、これだけでは重合トナ
ーのクリーニング性の基本的な性能の確保と、温度や湿
度等の広範な使用条件下でのクリーニング性能および、
その性能の長期の維持性には直結しないという問題点を
有している。
の基本的な性能の確保と、温度や湿度等の広範な使用条
件下でのクリーニング性能および、その性能の長期の維
持性を満足するためには、像担持体の表面に潤滑剤を塗
布するという技術を前提としつつも、像担持体の表面か
ら重合トナーを除去するクリーニングブレードの構成す
る材質に求められる、ブレードの摩擦係数が高い条件下
で生じがちなブレードエッジ部分の欠け等に対する強度
を決定するパラメーターである300%モジュラスの
値、クリーニングブレードのクリーニング性、特に低温
低湿環境下におけるクリーニング性に大きく影響する反
発弾性率等の値などを、トータルに考慮して、基本的に
重合トナーのクリーニング性を確保できるのは勿論のこ
と、高温高湿環境下から低温低湿環境下までの広範な使
用条件下でクリーニング性能を維持し、かつブレードエ
ッジ部分の欠け等に対する強度が高く、その性能を長期
にわたって維持することができ、感光体等の像担持体の
長寿命化という要求を、総合的に満たす像担持体のクリ
ーニング装置の開発が急務の技術的課題をなっているの
である。
り調製された球形状トナーのクリーニング性という課題
に対しては、クリーニングを補助するために、トナーに
外添剤を多量に添加する方法がある。
と、感光体表面に外添剤が付着する所謂”フィルミン
グ”が発生するという問題点を有している。
つ、しかもフィルミングを防止するためにも、前述した
ように、感光体表面に潤滑剤を塗布する方法が有効であ
る。
法としては、例えば、前述した特開平11−28819
4号公報が挙げられる。この中では、トナーの形状係数
SF1を100〜150とし、感光体に潤滑剤を徐布す
るとともに、クリーニングブレードの接触圧力を55g
/cm以上105g/cm以下にすることが提案されて
いる。
レードを感光体に当接させると、長期にわたり使用した
際に感光体の周方向に激しい傷が発生することが明らか
になっている。この傷により低濃度のハーフトーン画像
を出力したときに画質上に白筋が発生してしまう。した
がって、トナーのクリーニング性は確保できても感光体
の寿命を長くすることに対しては有効ではないという問
題点を有している。
ッ素樹脂を含有させた感光体を使用した画像形成装置の
例を2つ挙げる。特開平6−130711号公報では、
フッ素原子含有樹脂粒子を含有した感光体を使用し、感
光体表面粗さを十点平均粗さで0.1〜5.0μmと
し、ブレードの接触圧力を20〜50gf/cmとして
いる。
は、フッ素樹脂粒子が添加された表面層を有する感光体
を使用し、感光体の摩耗レートを1〜10nm/kcy
cとしている。
ためフッ素樹脂粒子を含有させた感光体を使用した場
合、特開2001−42557号公報に開示されている
ように、感光体の摩耗レートが1〜10nm/kcyc
と小さいと、高温高湿環境下で像ながれが発生すること
があるという問題点を有している。これは、感光体表面
が削れにくいため放電生成物が次第に蓄積されてしまう
ためである。
点を解決するためになされたものであり、その目的とす
るところは、画像形成装置の像担持体クリーニングブレ
ードの重合トナーに対するクリーニング性を向上させ、
それによって高画質の画像形成が、広範な使用条件下に
おいて長期的に実現でき、そのランニングコストもより
低減することが可能な画像形成装置の像担持体クリーニ
ング装置を提供することにある。
は、重合トナーのクリーニング性を向上させるため、当
該重合トナーに外添剤を添加した場合でも、外添剤によ
るフィルミングが発生するのを防止することができ、し
かも像担持体の長寿命化をはかった場合でも、像流れ等
の画質欠陥が発生するのを防止することが可能な画像形
成装置を提供することにある。
点に関し鋭意検討を重ねた結果、重合トナーのクリーニ
ング方法検討の方向性を、クリーニングブレード自体の
クリーニング性と機械的強度が可能な限り高いものを適
用することと、潤滑剤塗布、像担持体の表面層の離型性
層化、現像剤へのクリーニング助剤添加といったクリー
ニング補助手段を合わせ、最適化を行うこととした。
ニング性を高めるようなブレード材質を考える。先に述
べた通り、クリーニングブレードによるクリーニングと
は、像担持体上にある付着力を持って付着しているトナ
ーに対し、像担持体の表面と平行な方向に力を加え、像
担持体の表面に沿った方向に滑らせて除去することであ
る。
ナー101をクリーニングする様子を模式的に示したも
のである。図6(a)は、クリーニングが良好に行われ
ている状態を示している。クリーニングブレード100
のエッジ部100aは、トナー101に対して符号fで
表した力を与えるが、その水平方向成分fxが、トナー
101の感光体102に対する滑り摩擦力fsよりも大
きければ、トナー101は感光体102の上を滑るた
め、トナー101を除去することができる。
ド100をすり抜ける様子を示している。クリーニング
ブレード100からの水平方向の力fxが滑り摩擦力f
sよりも小さい場合、トナー101は感光体102上を
滑らずに転がってしまう。トナー101が転がってしま
うと、感光体102表面に対するクリーニングブレード
100の移動距離よりも、感光体102に対するトナー
101の移動距離の方が短くなるため、ついにはクリー
ニングブレード100のエッジ部100aをすり抜けて
しまう。これらから、感光体102上からトナー101
を確実にクリーニングするためには、クリーニングブレ
ード100によってトナー101を滑らせることが出来
なければならないことが分かる。
るためには、像担持体に対しブレードを強い力で押し当
て、ブレードがトナーによって押し上げられることを防
ぐことが考えられる。この場合、トナー101に対して
与えられる水平方向の力fxは、図6(a)に示すよう
に、トナー101がブレード100の表面に接触したと
きに生じる反力fの水平方向成分である。ブレードの像
担持体に対する線圧が大きければ、ブレードが動かされ
にくい分だけ反力は確実に生じることになる。ところ
が、線圧が大きいとブレードの摺動による像担持体表面
層の磨耗、表面の傷等の不具合に直結する。また、線圧
が大きいほどトナーの受ける反力が大きくなるというも
のでもない。
み出すものとして、ブレードと像担持体の間で生じるス
ティックスリップ現象が知られている。ブレードと像担
持体の間にはある摩擦力が働くため、像担持体の回動に
伴ってブレードの先端部は像担持体表面に引張られ、あ
る引張力に達したときにブレード自体の弾性力により反
発して元の形状に戻ろうとする。この繰り返しがスティ
ックスリップ現象と呼ばれている。図7(b)に示すと
おり、スティックスリップ現象によって生じるトナー1
01の受ける水平方向の力fssは、前記の反力に比べ
ると能動的で力も大きいため、より効果的にトナーを弾
き飛ばし、除去することが可能となる。像担持体とブレ
ードの間に生じる摩擦係数の値は像担持体表面の場所に
よってランダムであるため、スティックスリップ現象
も、ブレードの像担持体接触線上のランダムな位置で生
じていることになる。反発して戻ろうとする動作が頻繁
にかつ迅速に行われることが、効果的なクリーニングに
つながるのである。
るクリーニングという現象は、トナーがブレードに接触
することで受ける反力と、ブレード自体がスティックス
リップ運動をすることでトナーが受ける力とを合わせた
力によってトナーを像担持体上を滑らせる現象を指して
いると考えることができる。
成する主材料であるウレタンゴムの機械的特性値のう
ち、スティックスリップ現象に直結するのが反発弾性率
である。これは、外的な力に対して如何にゴムらしい伸
縮の挙動を示すかを表す代用特性値として知られてい
る。このことから、上記反発弾性率の数値が高いほどク
リーニング性が良いことは明らかであるが、クリーニン
グブレードの主材料であるウレタンゴムの場合、反発弾
性率が高いほど300%モジュラスの数値が小さくなっ
てしまう。この300%モジュラスは、機械的力に対す
る耐性に相関のある数値で、値が小さいと機械的強度が
弱いことになる。そのため、高温高湿条件下で像担持体
との摩擦係数が上昇した場合に生じがちな、ブレードエ
ッジの欠け等のダメージを起こしやすい。
条件は、低温低湿条件である。ブレードの反発弾性は温
度依存性が強く、温度が低いほど値が小さくなる。その
ため、スティックスリップ現象が起こりにくくなるので
クリーニング性の低下が生じる。そこで、低温低湿条件
下においても、ブレードのクリーニング性を確保するた
め、ブレードの反発弾性を高く設定すると、当該反発弾
性と相反する関係にある300%モジュラスが低くな
る。その結果、逆に、高温高湿条件下では、上述したよ
うに、像担持体との間の摩擦係数が上昇するので、30
0%モジュラスが低いと、ブレードエッジにダメージが
生じやすい。これは、像担持体との当接角を高くすると
さらに顕著となる。クリーニング性の向上のために反発
弾性の高い材料を選択し、最適な線圧と当接角を設定す
ることで低温低湿条件とのクリーニング性を確保したと
しても、逆に高温高湿条件でのブレードエッジダメージ
を生じてしまうことになる。すなわち、これら2つの相
反する特性値がバランスよく十分に高い数値を示すウレ
タンゴムを選択することが、クリーニングブレード材質
の選定の決め手である。
るために以下の発明を提案する。この発明の請求項1に
記載の発明は、回転駆動される像担持体と、該像担持体
上に均一な帯電を施す帯電手段と、該像担持体上に静電
潜像を形成する潜像形成手段と、該像担持体上に形成さ
れた静電潜像をトナーで現像する現像手段と、現像され
たトナー像を転写媒体に転写する転写手段と、該像担持
体上に残った該転写残トナーを除去すべく該像担持体上
に当接されたクリーニングブレードと、その上流に回動
可能なクリーニングブラシとを有し、該トナーは、下記
式で表される形状係数(SF)を用いて表した場合、 SF=(ML2 π/4A)×100 (ML:トナー粒子の最大長、A:トナー粒子投影像の
面積) SF≦135である画像形成装置の像担持体クリーニン
グ装置において、固体潤滑剤を、該クリーニングブラシ
を介して削りつつ該像担持体表面に塗布する潤滑剤塗布
機構を持ち、該クリーニングブレードの該像担持体に対
する線圧は0.2〜0.5N/cm、当接角は22〜3
2度、ブレード材質の反発弾性率は45〜65%、30
0%モジュラスは1000〜2500N/cm2 である
ことを特徴とする画像形成装置の像担持体クリーニング
装置である。
駆動される像担持体と、該像担持体上に均一な帯電を施
す帯電手段と、該像担持体上に静電潜像を形成する潜像
形成手段と、該像担持体上に形成された静電潜像をトナ
ーで現像する現像手段と、現像されたトナー像を転写媒
体に転写する転写手段と、該像担持体上に残った該転写
残トナーを除去すべく該像担持体上に当接されたクリー
ニングブレードと、その上流に回動可能なクリーニング
ブラシとを有し、該トナーは、下記式で表される形状係
数(SF)を用いて表した場合、 SF=(ML2 π/4A)×100 (ML:トナー粒子の最大長、A:トナー粒子投影像の
面積) SF≦135である画像形成装置の像担持体クリーニン
グ装置において、固体潤滑剤を、該クリーニングブラシ
を介して削りつつ該像担持体表面に塗布する潤滑剤塗布
機構を持ち、該クリーニングブレードの該像担持体に対
する線圧N(N/cm)、該クリーングブレードと該像
担持体との間の摩擦係数μ、該クリーニングブレードの
材質の引き裂き強度S(N/cm)との間には、以下の
式で表わされる関係があることを特徴とする画像形成装
置の像担持体クリーニング装置である。 μN/S<0.002
担持体の表面層には、摩擦係数を低減する材料が分散さ
れていることを特徴とする請求項1または2に記載の画
像形成装置の像担持体クリーニング装置である。
像手段で使用する現像剤には、該固体潤滑剤と同様の潤
滑物質を含む材質の、個数平均粒径0.5〜3μmの粒
子を混合することを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
かに記載の画像形成装置の像担持体クリーニング装置で
ある。
子は、該トナーの帯電極性とは逆極の帯電極性を帯びる
傾向を持つことを特徴とする請求項4に記載の画像形成
装置の像担持体クリーニング装置である。
ナーに粒径100〜200nmの粒子を外添したことを
特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成
装置の像担持体クリーニング装置である。
ナーは、重合法で精製されたものであることを特徴とす
る請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置の像
担持体クリーニング装置である。
素系樹脂粒子を含有する表面層をもつ像担持体に対して
潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置を有する画像形成装置
において、前記潤滑剤供給装置の下流側にクリーングブ
レードを有し、前記像担持体の1キロサイクルあたりの
磨耗量を10nmより大きくかつ20nm以下としたこ
とを特徴とする画像形成装置である。
画像形成装置に使用されかつトナーは重合法により作成
したものであり、トナーの形状係数の値を130以下に
するとともに、クリーニングブレードの接触圧力を0.
2〜0.5N/cmとしたことを特徴とする請求項8に
記載の画像形成装置である。
記潤滑剤塗布装置の上流側に像担持体に電荷を付与する
帯電装置を有し、帯電装置の帯電極性が前記潤滑剤の帯
電極性と逆極性である一ことを特徴とする請求項8また
は9に記載の画像形成装置である。
記潤滑剤塗布装置は導電性繊維を含むものであり、前記
導電性繊維を含むブラシの上流側に像担持体に電荷を付
与する帯電装置を有し、帯電装置通過後の感光体電位と
前記導電性繊維を含むブラシとの電位差を600V以下
にすることを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに
記載の画像形成装置である。
より重合トナーのクリーニング性を効果的に向上させる
ことができるので、高画質でかつ低コストな画像形成装
置の像担持体クリーニング装置を提供できる。なお、こ
こでは、像担持体として感光体を例にとって説明する。
円体状に近い”ポテト”形状のトナーを用いた画像形成
装置で、固形潤滑剤をクリーニングブラシで削りつつ感
光体表面に塗布する潤滑剤供給システムと、ブレードの
感光体に対する当接角、線圧の規定、ブレード材質の反
発弾性と300%モジュラスの規定を行い、転写後感光
体上に残留するトナーのクリーニング性を良好にする手
段を示した。
1同様の潤滑剤塗布システムとブレードの材質その他の
組み合わせにより、感光体駆動トルクとブレードの引き
裂き強度との関係を示している。
合の効果について説明する。まず第一に、トナーと感光
体との間の滑り摩擦係数を低下させる効果がある。これ
は、トナーが転がることを防ぐ効果につながるので、ブ
レードクリーニング性の向上につながる。第二に、感光
体とブレードエッジの間の密着性を向上させる効果があ
る。感光体とブレードエッジが密着すると、ブレードエ
ッジと感光体表面の摩擦が大きくなることから、エッジ
のスティックスリップが起こりやすい状態となる。この
ため、一般に高反発弾性と言われる70%に満たない、
中程度(45〜65%程度)の反発弾性率のブレードで
も、スティックスリップ運動が効果的に生じ、クリーニ
ング性が向上することになる。
大きいほどブレード先端部の摺動方向への動きの自由度
が大きくなるため、スティックスリップ運動にとっては
有利であるが、角度が大きすぎるとブレードと感光体表
面との摩擦があまりにも大きくなるような環境その他の
条件下では、感光体駆動トルクの上昇、ブレードめくれ
やエッジダメージが生じやすくなる。また、ブレードの
線圧も、高いほどトナーによってブレードが押し上げら
れにくくなるためトナーの受ける反力は確実に生じる
が、高すぎるとスティックスリップ運動には妨げとなる
ためクリーニングにとっては有利とは言えない。
発弾性率と300%モジュラスの数値規定については、
図3に示すように、両者の間には負の相関関係があるた
め、両者が可能な限り大きな数字となるよう設定するた
めには、請求項1に示した数値近辺になることが分か
る。これは、前記のとおり一般には高反発弾性と呼ばれ
る70%近辺の反発弾性率と比較すると、中程度の反発
弾性でしかない。高反発弾性と呼ばれるブレードに匹敵
するだけのクリーニング性能を得るために、潤滑剤の塗
布が一役買っているという状態である。
ドの引き裂き強度は、高温高湿条件下でのブレードエッ
ジの欠けの生じやすさに関連した特性値の一つである。
クリーニング性能実現のため結果的に感光体の駆動トル
クが大きくなり、駆動系の許容値いっぱいになってしま
ったとしても、高温高湿条件下でもブレードエッジの欠
け等が生じない条件を数値化した。
タ、及び潤滑剤の塗布によってバランスをとることで、
低温低湿条件下でもブレードのスティックスリップ運動
が効果的に生じるため残留トナーをクリーニングでき、
同時に、高温高湿条件下でブレードエッジの欠け等の機
械的ダメージを生じない好適なブレードクリーニング状
態を作ることができる。
項1又は2に加え、表面層に摩擦係数を低減する材料が
分散されている感光体を用いている。
グ条件では、ブレードと感光体の間の摩擦を大きくした
ために、感光体の駆動トルクの上昇が問題となってく
る。図4に示すとおり、駆動トルクは主に起動時のトル
ク上昇、特に画像形成装置の使用を開始した初期段階で
のトルク上昇が最も大きいことがわかる。また、潤滑剤
としてのジンクステアレートを供給することにより、感
光体表面とブレードとが密着し、感光体の駆動トルクが
上昇している傾向も現れている。潤滑剤の塗布条件によ
っては、画像形成装置の使用初期段階でも既に感光体上
には潤滑剤塗布がなされているが、ブレードエッジに到
達しているトナーや外添剤の量はまだ少ないという状態
が生じる場合があり、この様な場合には起動時のトルク
が非常に高くなる。トルクの上昇で問題となるのは、駆
動系の振動によるモーションクオリティの悪化であり、
バンディングなど画質の悪化に直結する。そこで、感光
体の表面層そのものを低摩擦化することで、初期トルク
の上昇を防止することが可能となる。駆動トルクの抑制
は、感光体を回転駆動するための電力の抑制につなが
り、或いはモータの定格を下げることもできるため、コ
ストダウンにつながる。
滑剤と同様の潤滑物質を含む微小粒子を現像剤に混入さ
せている。
項4の粒子はトナーとは逆極性に帯電している。
画像形成装置の使用初期段階において潤滑剤の供給が十
分でなく、低温低湿条件下でブレードの十分なスティッ
クスリップ運動が生じず、クリーニング不良を生じる場
合がある。そこで、現像剤に混入した固形潤滑剤と同様
の潤滑物質を含む微粒子は、現像器が感光体に対向する
と感光体表面に移行するので、感光体表面の潤滑効果な
らびにブレードと感光体との密着性の向上に寄与する。
ば、トナーの現像時に、より面積の大きい非画像部に微
粒子を現像することができる。しかも、上記微粒子は、
転写時に転写材上に転写されることがないため、よりそ
の効果は大きい。但し、この様な現像剤への潤滑剤粒子
添加は、初期的にはクリーニング性能の向上に寄与する
が、長期的には効果が無くなっていく傾向にあることが
実験的に明らかになっている。クリーニング部における
ブラシを介した潤滑剤塗布の方が、長期的にはより安定
的な潤滑剤供給が行える。
べる。図5に示すように、トナーの形状係数がクリーニ
ング性に関連があることは知られている。一般に、形状
係数が120を下回るような球形状トナーの場合には、
低温低湿条件下において、ブレードのより長寿命化を目
指すと、ブレードの規定値のうち、公差の下限値におい
て、クリーニング性が低下してしてしまう虞れがある。
そこで、この場合には、トナーの形状係数を指定の範
囲、つまり135以下とすることで、ブレードの公差範
囲をより広く確保しつつ、クリーニング性の低下を防止
することができるので、量産性の向上、ひいてはコスト
ダウンにも直結する。
数が135以下である球形よりも楕円体に近い所謂”ポ
テト”形状のトナーの効果的な製造方法として、重合法
を用いていることを示した。形状係数を規定する場合、
コスト面、技術面において、重合法が最も適した製造方
法である。
ロン帯電方式の画像形成装置に適用することについて説
明する。画像形成装置の帯電装置のうち、バイアスチャ
ージロールのような接触帯電装置の場合には、クリーニ
ングブレードからすり抜けたトナー等の異物は、一旦、
感光体の表面に接触する帯電装置の表面に吸着し、帯電
装置へのバイアスのオフオンのタイミングで変化する感
光体との間の電界によって感光体表面に再度戻して、現
像器内に回収するようなシステムを構築することが可能
であるため、接触帯電装置の表面がある限度以上に汚れ
ることさえ防ぐことができれば、ブレードをすり抜けた
トナーが画像に影響を与えることはない。逆に、帯電装
置としてスコロトロンを用いるケースでは、ブレードを
すり抜けたトナーは直接的にスコロトロン及び露光の直
下を通過してしまうので、その影響がすぐに画像へ及ん
でしまう。このように、スコロトロンを用いる画像形成
装置では、ブレードクリーニング性に対する要求はより
厳しいものである。そのため、帯電装置として、スコロ
トロン等の非接触式の帯電装置を使用した場合に、特
に、クリーニングブレードによる高いクリーニング性が
要求される。
ついて図面を参照して説明する。
ニング装置を適用した画像形成装置を示す構成図であ
る。この図1は、画像形成装置においてフルカラーの4
色のトナー像形成及び転写プロセス部分の概要を示すも
のである。
体ドラムを示すものであり、この感光体ドラム1は、例
えば、感光体として有機光導電体(OPC)を採用した
ものが用いられるが、これに限定されるものではなく他
の感光体を用いても良いことは勿論である。また、上記
感光体ドラム1は、図示しない駆動手段により、矢印方
向に沿って所定の回転速度(例えば、周速220mm/
sec)で駆動されるように構成されている。
体ドラム1の表面を所定の極性(マイナス極性)かつ所
定の電位に一様に帯電する帯電手段としてのスコロトロ
ンからなる帯電器2と、画像情報に応じてレーザービー
ムLBを射出するレーザ光源や、当該レーザー光源から
射出されたレーザービームLBを感光体ドラム1の表面
に走査露光するレンズ・ミラー等からなる潜像形成手段
としての露光光学装置3と、感光体ドラム1上に順次形
成されるブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)等の4色のトナー17で現像する
4つの現像器4K、4Y、4M、4Cを、回転可能なロ
ータリー4aの周方向に沿って備え、これら4つの現像
器4K、4Y、4M、4Cをロータリー4aによって回
転させることで所定の色のトナーで現像することが可能
なロータリー方式の現像装置4と、感光体ドラム1上に
形成されたトナー像を後述する中間転写体に転写した後
に、当該感光体ドラム1上に残留する転写残トナーを除
去するための像担持体クリーニング装置としてのクリー
ニングユニット5とが配設されている。なお、図1中、
6は、クリーニングユニット5の上流側に配設されたク
リーニング前帯電装置を示している。
ラム1の表面に対向した位置に開口部を有する筐体5a
を備えており、この筐体5aの開口部には、ウレタンゴ
ム製のクリーニングブレード5bが、感光体ドラム1の
表面に、当該感光体ドラム1の回転方向に対してカウン
タ方向、つまりブレード5bの先端が感光体ドラム1の
回転方向下流側から上流側に向けて接触する方向に向
け、所定のオーバーラップ量をもって接するように配設
されている。
の内部には、クリーニングブレード5bの上流側に位置
し、開口部から一部が外周に突出して感光体ドラム1の
表面に接触するクリーニングブラシ5cと、除去された
トナーを回収するオーガ5dが、ともに回転可能に配設
されている。さらに、上記クリーニングブラシ5cの表
面には、図2に示すように、フリッカーバー5eが当接
し、クリーニングブラシ5cの表面に付着したトナーや
外添剤等の付着物をフリッキングするようになってい
る。
すように、中間転写体としての中間転写ベルト7が配設
されている。この中間転写ベルト7は、一次転写用のバ
イアス転写ロール8によって感光体ドラム1の表面に圧
接されており、感光体ドラム1上に順次形成される4色
のトナー像を、静電的に中間転写ベルト7上に互いに重
ね合わせた状態で順次一次転写するようになっている。
中間転写ベルト7は、駆動ローラ9と、テンションロー
ラ10と、バックアップローラとしての従動ローラ11
との間に、所定のテンションで掛け回されたおり、定速
性に優れた図示しない駆動モータによって回転駆動され
る駆動ロール9により、感光体ドラム1の回転速度(周
速)と等しいか、略等しい速度で回転駆動される。
ように、当該中間転写ベルト7上に一次転写されたトナ
ー像を、転写媒体としての転写用紙12に一括して二次
転写するための二次転写ロール13が、従動ローラ11
に対向して圧接されている。また、二次転写した後に中
間転写ベルト7上に残留したトナーは、中間転写体クリ
ーニング装置14によって除去回収される。また、上記
中間転写ベルト7の二次転写ロール13の側方には、二
次転写像を載せた転写用紙12を搬送する用紙搬送ベル
ト15と、この用紙搬送ベルト15の終端側には、転写
用紙12上に形成されたトナー像を、当該転写用紙12
上に定着させるための定着ローラ16aを内設した定着
装置16が設けられている。
作成プロセスについて、図1を用いて説明する。
では、感光体ドラム1の表面を帯電器2によって所定の
電位にほぼ均一に帯電した後、感光体ドラム1の表面に
露光光学装置3から射出されたレーザービームLBを照
射することによって、当該感光体ドラム1の表面に各色
の画像情報に応じた静電潜像を形成する。その後、この
画像形成装置では、感光体ドラム1上に形成された静電
潜像を、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)等の各色のトナー17を収容した
4つの現像器4K、4Y、4M、4Cのうち、対応する
色の現像器4K、4Y、4M、4Cにより現像し、この
感光体ドラム1の表面に現像されたトナー像を、バイア
ス転写ロール8の放電作用により中間転写ベルト7に一
次転写する。この帯電・露光・現像・転写の各工程をロ
ータリー方式の現像装置4の回転動作により、ブラック
(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の4色分順次繰り返し、中間転写ベルト7上にフ
ルカラーのトナー像を形成させる。こうして得られた中
間転写ベルト7上のフルカラートナー像は、その間、中
間転写ベルト7から離間されていた二次転写ロール13
を中間転写ベルト7に接触させ、所定のタイミングで搬
送されてくる転写用紙12に、二次転写ロール13の放
電効果によって二次転写させ、用紙搬送ベルト15によ
って転写用紙12を搬送し、定着装置16の熱と圧力と
によって転写用紙12上にフルカラートナー像を定着さ
せる。以上の工程により、上記画像形成装置では、転写
用紙12上にフルカラートナー画像を得ることができ
る。
クリーニングするクリーニングユニット5について、更
に拡大した図2を用いて説明する。
に示すように、所定の圧力でクリーニングブラシ5cに
接触している固形潤滑剤5fが、筐体5aの壁面から板
バネ5gにより支持された状態で設けられている。この
実施の形態では、クリーニングブラシ5cが感光体ドラ
ム1の表面と接触しながら、当該感光体ドラム1表面の
移動速度の1.2倍〜3倍の回転速度で、感光体ドラム
1の回転方向と順方向に回転する。このとき、固形潤滑
剤5fは、クリーニングブラシ5cによって掻き削ら
れ、微粒子となってクリーニングブラシ5cにより感光
体ドラム1の表面に塗布される。
固形潤滑剤5fの微粒子を塗布することによって、クリ
ーニングブレード5bと感光体ドラム1表面との間の摩
擦係数を低減させることができるとともに、現像器4
K、4Y、4M、4C中のトナーに外添剤を添加した場
合であっても、当該外添剤のフィルミング等を防止する
ことができる。
鹸として知られている脂肪酸金属塩、ここではステアリ
ン酸亜鉛(ジンクステアレート)を用いている。この固
体潤滑剤5fの硬度は、JISの鉛筆硬度表示でHBに
設定されているが、これ以外の硬度のものを用いても勿
論よい。また、上記固体潤滑剤5fは、感光体ドラム1
の1回転あたり10μg程度の消費量で塗布されるよう
になっている。脂肪酸金属塩としては他に、ステアリン
酸銅、パルチミン酸バグネシウム、オレイン酸亜鉛等が
挙げられる。固形潤滑剤5fの中には、放電生成物除去
のために多孔質ガラスやゼオライトのような多孔質粉体
や、親水性粉体を混入させてもよい。
ングブレードの像担持体に対する線圧が0.2〜0.5
N/cm、当接角は22〜32度、ブレード材質の反発
弾性率は45〜65%、300%モジュラスは1000
〜2500N/cm2 であるように構成されている。
ブレードの該像担持体に対する線圧N(N/cm)、該
クリーングブレードと該像担持体との間の摩擦係数μ、
該クリーニングブレードの材質の引き裂き強度S(N/
cm)との間には、 μN/S<0.002 で表わされる関係があるように構成されている。ここ
で、μNは、単位面積当たりの摩擦力を示しており、μ
N/Sは、単位面積当たりの摩擦力μNを、クリーニン
グブレードの材質の引き裂き強度Sで除した値が、所定
値0.002よりも小さいことを規定しており、その分
だけ、クリーニングブレードの材質の引き裂き強度S
が、単位面積当たりの摩擦力μNと比較して大きけれ
ば、クリーニングブレードの長寿命化が可能となる。
ングブレード5bとして、反発弾性率50%、硬度77
度のウレタンゴムからなるブレードを用いている。ま
た、上記クリーニングブレード5bは、300%モジュ
ラスが1500N/cm2 、引き裂き強度Sが510N
/cmとなるように設定されている。さらに、上記クリ
ーニングブレード5bは、厚さが2mm、自由長が9m
mの短冊形状に形成され、感光体ドラムに対する当接角
が25度、食い込み量が1mm、線圧が0.3N/cm
に設定されている。
ブレードの該像担持体に対する線圧N(N/cm)、該
クリーングブレードと該像担持体との間の摩擦係数μ、
該クリーニングブレードの材質の引き裂き強度S(N/
cm)との間には、 μN/S<0.0014 となるように構成されており、μN/Sの値が0.00
2よりも小さな値となっている。
ム1として、導電性円筒基材の表面に下引き層(UC
L)、電荷発生層(CGL)、電荷輸送層(CTL)の
順にディップ方式で塗布したものが用いられ、表面層で
ある電荷輸送層中には、フッ素系樹脂粒子が分散されて
いる。導電性円筒基材としては、アルミニウム、ニッケ
ル、クロム、ステンレス鋼等の金属類、あるいはアルミ
ニウム、チタニウム、ニッケル、クロム、ステンレス
鋼、金、バナジウム、酸化錫、酸化インジウム、IOT
等の薄膜を設けたプラスチックフィルム等からなるもの
が挙げられる。下引き層としては、ポリビニルブチラー
ルなどのアセタール樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、
ポリアミド樹脂、セルロース樹脂などの高分子樹脂化合
物のほかに、ジルコニウム、チタニウム、アルミニウ
ム、マンガン、シリコン原子などを含有する有機金属化
合物などが挙げられる。電荷発生層は、電荷発生材料を
適当な結着樹脂中に分散し塗布することにより形成され
る。電荷発生材料としては、無金属フタロシアニン、ク
ロロガリウムフタロシアニン、ヒドロキシガリウムフタ
ロシアニン等のフタロシアニン顔料が使用可能である。
電荷輸送材料としては、例えば、2,5−ビス(p−ジ
エチルアミノフェニル)−1,3,4−オキサジアゾー
ル等のオキサジアゾール誘導体、1,3,5−トリフェ
ニル−ピラゾリン、1−[ピリジル−(2)]−3−
(p−ジエチルアミノスチリル)−5−(p−ジエチル
アミノスチリル)ピラゾリン等のピラゾリン誘導体等が
使用可能で、それらの化合物からなる基を主鎖または側
鎖に有する重合体などがあげられる。これらの電荷輸送
材料は、1種または2種以上を組み合わせて使用するこ
とができる。
レン樹脂、3フッ化塩化エチレン樹脂、6フッ化プロピ
レン樹脂、フッ化ビニル樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、
2フッ化2塩化エチレン樹脂およびそれらの共重合体の
中から1種あるいは2種以上を適宜選択するのが望まし
いが、特に、4フッ化エチレン樹脂、フッ化ビニリデン
樹脂が好ましい。
0.05〜1μmが良く、更に好ましくは0.1〜0.
5μmが好ましい。一次粒子径が0.05μmを下回る
と分散時の凝集が進みやすくなる。又、1μmを上回る
と画質欠陥が発生し易くなる。
うように円筒状のヒータを取り付けても良い。この場
合、低温を検知した際に起動させ、温度は30〜50℃
程度とする。これは、感光体ドラム1上に残留した放電
生成物が高湿条件下で含水する事により生じてしまう像
の乱れを、水分を蒸発させる事によって防止する上で効
果がある。
用する現像剤に、固体潤滑剤と同様の潤滑物質を含む材
質の、個数平均粒径0.5〜3μmの粒子を混合するよ
うに構成されている。さらに、上記粒子は、トナーの帯
電極性とは逆極の帯電極性を帯びる傾向を持つように調
製されている。
径100〜200nmの粒子を外添するように構成され
ている。
ては、固形潤滑剤5fにも用いたステアリン酸亜鉛の粒
径0.5〜3μmの粒子が挙げられる。或いは、ステア
リン酸亜鉛そのものを分散重合法で微粒子化すること
で、トナー外添剤レベルの50〜150nm程度の微粒
子にしても良い。その重合反応中或いは終了後、反応系
中に荷電制御剤や極性物質等を含む重合粒子を添加する
ことでその表面に付着させ、所定の帯電極性(トナーの
帯電極性とは逆極の帯電極性)にコントロールされた仕
様にしても良い。この潤滑物質粒子18をトナー17に
混入或いは外添する。潤滑物質粒子18をトナー17と
逆極の帯電極性のものとすれば、現像時に、特に非画像
部にて顕著に感光体ドラム1へ正規現像と同様の工程に
より移行し、転写部でも転写媒体12に転写されること
なくクリーニング部へ送られることになる。
分散重合法によって凝集成長させた平均粒径5.5μm
のトナーを用いた。製造工程としては、スチレンアクリ
ル粒子分散液と色剤粒子の分散液、また、ワックス粒子
の分散液を混合し、粒子を凝集させる工程、凝集粒子に
加熱して癒着させる工程、洗浄工程を経て、球形形状の
トナーが精製される。分散粒子の凝集工程における温
度、凝集時間、分散液濃度等の制御により、トナー粒
径、形状をコントロールすることができる。ここで、用
いた重合トナーは、下記式で表される形状係数(SF)
を用いて表した場合、 SF=(ML2 π/4A)×100 (ML:トナー粒子の最大長、A:トナー粒子投影像の
面積) SF≦135である。さらに詳しくは、重合トナー17
の形状係数が中心値130に対し±2の範囲となるよう
に設定されている。
したトナーの光学顕微鏡像をビデオカメラを通じてルー
ゼックス画像解析装置に取り込み、50個以上のトナー
について計算し、個数平均値を求めて得ている。
る画像形成装置の像担持体クリーニング装置では、次の
ようにして、クリーニングブレードの重合トナーに対す
るクリーニング性を向上させ、それによって高画質の画
像形成が、広範な使用条件下において長期的に実現で
き、そのランニングコストもより低減することが可能と
なっている。
ーユニットが適用される画像形成装置では、図1に示す
ように、感光体ドラム1上にブラック(K)、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のトナー
像が順次形成され、この感光体ドラム1上に順次形成さ
れるブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)の各色のトナー像は、感光体ドラ
ム1が1回転する毎に、中間転写ベルト7上に互いに重
ね合わせた状態で順次転写される。
像を形成するトナー17としては、形状係数(SF)が
135以下で、具体的には130程度の球体よりも楕円
体に近い”ポテト”形状のトナーが用いられ、転写効率
を高めるようになっている。ただし、球形状に近いポテ
ト形状のトナー17を用いた場合でも、転写効率を10
0%にすることはできず、感光体ドラム1の表面には、
転写後に転写残トナーが存在する。この感光体ドラム1
上の転写残トナーは、クリナーユニット5のクリーニン
グブラシ5cによって一部が除去されるとともに、最終
的にクリーニングブレード5bによって感光体ドラム1
の表面から除去される。
ド5bとして、反発弾性率50%、硬度77度のウレタ
ンゴムからなるブレードを用いている。したがって、上
記クリーニングブレード5bは、図3に示すように、反
発弾性率が50%であり、高反発弾性と呼ばれる70%
近辺の反発弾性率と比較すると、中程度の反発弾性でし
かないが、感光体ドラム1の表面に固体潤滑剤5fを塗
布することによって、クリーニングブレード5bと感光
体ドラム1表面との密着性が高まり、低温低湿環境下に
おいても、図7に示すようなスティックスリップ現象を
効果的に発生させ、良好なクリーニング性を得ることが
できる。
300%モジュラスが1500N/cm2 と比較的高い
値に設定されており、高温高湿環境下においも、クリー
ニングブレード5bのエッジに欠け等が発生するのを防
止することができる。即ち、上記クリーニングブレード
5bは、図3に示すように、当該クリーニングブレード
5bをウレタンゴムによって形成した場合、反発弾性率
と300%モジュラスが互いに相反する相関関係を有
し、反発弾性率の値が高いと300%モジュラスの値が
低くなり、逆に、300%モジュラスの値が高いと反発
弾性率の値が低くなる関係にある。
果的に発生させ、クリーニング性を向上させるため、反
発弾性率を70%と高い値に設定すると、多少のバラツ
キはあるものの、図3から明らかなように、300%モ
ジュラスの値が1000N/cm2 以下となってしま
い、高温高湿環境下において摩擦係数が高くなると、ク
リーニングブレード5bのエッジに欠け等が発生し、ク
リーニング性が低下するとともに、クリーニングブレー
ド5bの寿命が短くなるため、不適切である。
リーニングブレード5bの反発弾性率を65%以下に設
定する必要がある。また、クリーニングブレード5bの
反発弾性率を45%よりも低いと、次に述べるように、
低温低湿環境下におけるクリーニング性の低下が問題と
なるため、反発弾性率は45%以上である必要がある。
グブレード5bの強度を向上させるため、300%モジ
ュラスの値を2500N/cm2 を越えて、2500〜
3000N/cm2 に設定すると、反発弾性率が40%
以下となるため、低温低湿環境下においては、クリーニ
ングブレード5bの反発弾性率が大幅に低下し、スティ
ックスリップ現象を効果的に発生させることができず、
重合トナー17のクリーニング性が大幅に低下してしま
う。
リーニングブレード5bの300%モジュラスの値を2
500N/cm2 以下に設定する必要がある。また、ク
リーニングブレード5bの300%モジュラスの値が1
000N/cm2 を下回ると、高温高湿環境下において
摩擦係数が高くなると、クリーニングブレード5bのエ
ッジに欠け等が発生し、クリーニング性が低下するとと
もに、クリーニングブレード5bの寿命が短くなるた
め、不適切である。
リーニングブレード5bの300%モジュラスの値を1
000〜2500N/cm2 に設定する必要がある。
ブレード5bの感光体ドラム1に対する線圧N(N/c
m)、該クリーングブレード5bと感光体ドラム1との
間の摩擦係数μ、該クリーニングブレードの材質の引き
裂き強度S(N/cm)との間には、 μN/S<0.0014 となるように構成されている。そのため、クリーニング
ブレード5bの長寿命化が可能となる。
ると、クリーニングブレード5bの長寿命化が困難とな
るため、望ましくない。これは、図14の実験結果に示
すように、μN/Sの値とブレードエッジの欠けには相
関関係があり、μN/Sが0.002以上になると、高
温高湿条件下でエッジの欠けが発生する。ブレード材質
Bは、初期のクリーニング性は良好だが、μN/Sの値
が悪いためエッジの欠けが生じた結果、クリーニング維
持性が悪い。なお、図14のグラフは、図3に示す各種
ウレタン材料のうち、代表的なもの図3中のA、B、
C、Dの特性を有する4つのウレタン材料を選択し、こ
れら各種ウレタンゴム材料の適用条件でのクリーニング
性及びエッジ欠けの実験結果を示すものである。
発弾性率、300%モジュラス、感光体ドラムとの間の
摩擦係数μ、引き裂き強度S(N/cm)は、次のよう
に測定した。反発弾性率は、JIS K 6255(加
硫ゴムのリュプケ振り子による反発弾性率試験方法)に
準拠したゴムの反発弾性試験で、4本のつり糸に懸垂さ
れた振り子(リュプケ振り子)の一端を所定の高さから
ゴム試験片に衝突させ、跳ね返った振り子の高さの元の
高さとの比率をさす。300%モジュラスは、JIS
K 6301(加硫ゴム物理試験方法)に準拠した30
0%伸張時の応力をさす。引き裂き強度S(N/cm)
は、JIS K 6301に準拠して測定した。なお、
感光体とブレードの間の摩擦係数μは、感光体の駆動ト
ルク測定値より算出した。
に対する線圧が0.2〜0.5N/cm、当接角が22
〜32度であることの根拠は、図15に示すとおり、ク
リーニング性(維持性)、駆動トルク、ブレードめくれ
の観点でブレード設定公差を求めたものによるものであ
る。
実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明
すると、この実施の形態2では、フッ素系樹脂粒子を含
有する表面層をもつ像担持体に対して潤滑剤を供給する
潤滑剤供給装置を有する画像形成装置において、前記潤
滑剤供給装置の下流側にクリーングブレードを有し、前
記像担持体の1キロサイクルあたりの磨耗量を10nm
より大きくかつ20nm以下とするように構成されてい
る。
示すように、クリーニングユニット5の上流側に、クリ
ーニング前帯電装置6が設けられている。このクリーニ
ング前帯電装置6の主な役割は、一次転写ロール8によ
る感光体ドラム1の正帯電履歴を消去することである。
上記感光体ドラム1上に形成されたトナー像を中間転写
ベルト7に一次転写する際に、中間転写ベルト7の裏面
側から一次転写ロール8によって、トナー17の帯電極
性と逆極性の正極性の電荷を付与するため、感光体ドラ
ム1の表面に転写用の電荷によって正帯電の履歴が残
る。感光体ドラム1の表面に正帯電の履歴が残っている
と、画質欠陥が発生する場合がある。そこで、クリーニ
ング前帯電装置6により感光体ドラム1の表面を負極性
の電位に再帯電させることにより、画質欠陥を防止する
ようになっている。
した後の感光体ドラムは、イレーズランプ20により一
様に露光されていったん除電され、次の帯電工程に備え
る。なお、図8中、21は中間転写ベルト7の補助的な
従動ローラを、22は二次転写ロール13のクリーニン
グ装置をそれぞれ示している。
カラー画像の作成プロセスについて簡単に説明する。感
光体ドラム1の表面を帯電器2によりほぼ均一に帯電
し、レーザービームLBを感光体ドラム1の表面に照射
することによって、当該感光体ドラム1の面上に静電潜
像を形成する。その後、カラートナーを収容した現像器
4K、4Y、4M、4Cにより、感光体ドラム1の面上
に現像し、そのトナー像をバイアス転写ロール8により
中間転写ベルト7に静電的に一次転写する。この転写工
程をブラック(K)色から順に4色分順次繰り返し、中
間転写ベルト7の面上にフルカラートナー像を形成させ
る。こうして得られた中間転写ベルト7上のフルカラー
トナー像を、二次転写ロール13により転写用紙12に
二次転写させ、定着装置16の熱と圧力とによって転写
用紙12上のフルカラートナー像を転写用紙12に定着
させる。以上により、転写用紙12上にフルカラー画像
を得ることができる。
体クリーニング装置について図9を用いて詳細に説明す
る。
ーユニット5の構成要素は、クリーニングブレード5
b、固体潤滑剤塗布装置25、クリーニングブラシ5
c、フリッカーバー5eである。クリーニングブレード
5bの上流側にクリーニングブラシ5cが配置され、感
光体ドラム1に対し所定量食込んだ状態で、矢印cの方
向(感光体ドラム1の回転方向と順方向)に感光体ドラ
ム1よりも速い周速度で回転している。これにより、転
写後に感光体ドラム1上に残留するトナー17や紙粉の
一部を機械的に掻き取る。クリーニングブラシ5cで完
全に掻き取ることができなかった残留トナー17や紙粉
は、クリーニングブレード5bにより除去される。クリ
ーニングブレード5bは、感光体ドラム1に対し所定量
の角度および食込み量となるように設置されている。
り、固体潤滑剤25aの支持板25bと一体的に、前記
クリーニングブラシ5c上に配置されている。5eはフ
リッカーバーであり、クリーニングブラシ5cで掻き取
った感光体ドラム1上の残留トナー17および固体潤滑
剤25aの粒子をフリッキングできるように所定量クリ
ーニングブラシ5cに対し食込んでいる。この食込み量
は、0.5mm〜3mm程度の間で設定可能だが、ブラ
シ5cの毛倒れを防止するために1mm〜2mm程度に
設定することが望ましい。
5bと一体的に構成された固体潤滑剤25a、クリーニ
ングブラシ5c、フリッカー5eとで構成されており、
固体潤滑剤25aとクリーニングブラシ5cとの食込み
量は、固体潤滑剤25aと支持板25bとの自重により
決定される。また、5dはオーガーであり、フリッカー
5eによってフリッキングされた残留トナー等を回収
し、図示しない回収装置へと残留トナー等を搬送する。
5hはシール部材であり、クリーニングブラシ5cおよ
びクリーニングブレード5bで掻き取った残留トナー1
7等がクリーニング装置5の外部にこぼれないようにク
リーニング装置5を閉空間となすようにしている。
ングブラシ5cで掻き取られた残留トナー17は確実に
フリッカー5eによりフリッキングされ、クリーニング
ブラシ5cはクリーニング性能を損なわない状態を保つ
ことができる。一方、クリーニングブラシ5cで掻き取
られた固体潤滑剤25aは、フリッカー5eにより比較
的粒径の大きな固体潤滑剤25aがフリッキングされ、
小さな粒径の固体潤滑剤25aのみがクリーニグブラシ
5c上に残り、感光体ドラム1の表面へと塗布される。
感光体ドラム1上に均一に固体潤滑剤25aを塗布して
いることにより、摩擦係数を低く安定させることができ
る。これにより重合法で作成した形状が球形に近いトナ
ー17でもクリーニング可能となる。
によって凝集成長させた平均粒径5.5μmの重合トナ
ーを用いた。製造工程としては、スチレンアクリル粒子
分散液と色剤粒子の分散液、また、ワックス粒子の分散
液を混合し、粒子を凝集させる工程、凝集粒子に加熱し
て癒着させる工程、洗浄工程を経てトナーが精製され
る。分散粒子の凝集工程における温度、凝集時間、分散
液濃度等の制御により、トナー粒径、形状をコントロー
ルすることができる。
面積Aで表わされる形状係数(ML 2 /A)*25πで
算出される。この形状係数SF1は、スライドグラス上
に散布したトナーの光学顕微鏡像をビデオカメラを通じ
てルーゼックス画像解析装置に取り込み、50個以上の
トナーの形状係数を計算し、個数平均値を求めて得る。
F1が130以上のものを用いており、具体的には、形
状係数SF1が135のトナーを採用している。
滑剤25aとしては、ステアリン酸亜鉛等の脂肪酸金属
塩を、JISの鉛筆硬度でB以上のものが感光体ドラム
上に塗布が均一にしやすいという点で望ましい。また、
クリーニングブラシ5cとしては、固体潤滑剤25aと
同様の理由で、ポリエステル、アクリル樹脂等のブラシ
材質を用いることができる。また、これらの樹脂にカー
ボン等が添加して作成した導電性繊維によるブラシも使
用することができる。固体潤滑剤25aのクリーニング
ブラシ5cに対する荷重としては、0.03〜0.10
gf/cmとなることが望ましい。
体ドラム1は、表面層にフッ素系樹脂粒子を含有してい
る。表面層に用いるフッ素系樹脂粒子としては、4フッ
化エチレン、3フッ化塩化エチレン樹脂、6フッ化プロ
ピレン樹脂、フッ化ビニル樹脂、フッ化ビニリデン樹
脂、2フッ化塩化アチレン樹脂およびこれらの共重合体
の中から1種あるいは2種以上を適宜選択するのが望ま
しいが、特に、4フッ化エチレン樹脂、フッ化ビニリデ
ン樹脂が好ましい。
05〜1μmが良く、更に好ましくは0.1〜0.5μ
mが好ましい。一次粒径が0.05μmを下回ると、分
散時の凝集が進みやすくなる。又、1μmを上回ると、
画質欠陥が発生し易くなる。
は、耐磨耗性を考慮するとウレタンゴムが好ましい。ク
リーニングブレード5cの接触圧力は、0.2〜0.5
N/cmの間で選択されるが、クリーニング性を確保し
つつ感光体ドラム1の傷の発生を抑制するためには、
0.3〜0.4N/cmがより好ましい。
上流側には、クリーニング前帯電装置6が配置されてい
る。このクリーニング前帯電装置6はワイヤーとシール
ドから構成されている。この実施の形態では、ワイヤー
に負の直流電圧を印加している。固体潤滑剤25aをブ
ラシ5cで掻き取ることにより固体潤滑剤25aが正極
性に摩擦帯電される。クリーニング前帯電装置6により
感光体ドラム1が負極性に帯電されるため、固体潤滑剤
25aの感光体ドラム1への塗布がより容易となる。こ
のように、クリーニング前帯電装置6の帯電極性と潤滑
剤の摩擦帯電極性を逆極性にすると、固体潤滑剤25a
の塗布を高効率に行うことができる。クリーニング前帯
電装置6に印加する電圧は直流でも良いし直流に交流を
重畳したものでも良い。
た画像形成装置(富士ゼロックス社製のドキュプリント
1250)を使用して、以下に示す条件でランニング試
験を実施した。
朝ハーフトーン画質を確認。
を実施した。選択した条件とランニング試験の結果を図
10にまとめた。
0kpVまで安定した画質が得られた。
5kpvで像ながれが発生した。トナーの形状係数が1
12と球形に近いケースでは、感光体ドラムの磨耗レー
トが小さくなったためである。
感光体ドラムの間の摩擦係数が低くなったためと推測さ
れる。感光体ドラムの表面を削りとる力が小さいと、長
期にわたり使用した場合に放電生成物が次第に感光体ド
ラムの表面に蓄積する。これが水分を吸収して感光体ド
ラム表面の抵抗が低下し、像ながれが発生したと考えら
れる。
スではブレードの接触圧力を20gf/cmに下げたた
め、感光体ドラム上に放電生成物が徐々に蓄積しやがて
吸湿し像流れが発生したと推定される。
この場合は感光体ドラムにトナーの外添剤が付着するフ
ィルミングが発生した。このため画質上に白抜けが発生
した。感光体磨耗率は、付着物が発生したため測定でき
なかった。
未発生であったが、感光体ドラムの周方向に激しい傷が
発生し白筋状の画質欠陥となった。これはブレードの線
圧が高すぎることが原因と考えられる。
ない感光体ドラムを使用した。この場合は感光体ドラム
の磨耗が激しくなった。結果として感光体ドラムの表面
電位が安定せずにかぶりが発生した。
ング前帯電装置の設定条件についてさらに、詳しく説明
する。
とクリーニング前帯電装置通過後の感光体ドラムの表面
電位との関係を示した。
シ5cに導電性のブラシを使用し、当該導電性ブラシを
接地して使用している。ブラシを導電性とした理由は、
クリーニングブラシ5cと感光体ドラム1間の電界で転
写残トナーの一部を吸引してブレード突入トナーを減ら
し、ブレードクリーニング5cの補助をすることがあ
る。また、ブラシ繊維にカーボンを内添することにより
適度なこしをもたせる効果もある。
ニングブラシ部の放電について説明するものである。
ドラム1の間で放電が発生することに対して、次の2つ
の懸念点がある。感光体ドラム1への微小なピンホール
の発生、及び感光体ドラム1への放電生成物の付着であ
る。これらはそれぞれ画質上の微小な色点、高湿環境下
における像流れを引き起こす可能性がある。
に対してクリーニング前帯電装置の電流値を変化させて
図10の一連の試験と同様にランニングテストを実施し
た。
ング前帯電装置の電流値を400μAとした条件Bで
は、高温高湿環境下でごく軽微な像流れが発生した。ク
リーニング前帯電装置の電流値を600μAとした条件
Cでは高温高湿環境下で像流れが発生し、また感光体ド
ラムの表面に100μm程度のピンホールが数個発生
し、画質上に色点が発生した。
2に係る画像形成装置においては、図10に示すよう
に、潤滑剤供給装置25の下流側にクリーングブレード
5bを有し、感光体ドラム1表面の1キロサイクルあた
りの磨耗量を、図10のに示すように、10nmより
大きく設定することにより、高温高湿環境下における像
流れの発生を確実に防止することができ、かつ、感光体
ドラム1表面の1キロサイクルあたりの磨耗量を、図1
0のに示すように、20nm以下とすることにより、
感光体ドラム1の表面層の磨耗に伴う傷等の発生を防止
することができる。
ば、画像形成装置の像担持体クリーニングブレードの重
合トナーに対するクリーニング性を向上させ、それによ
って高画質の画像形成が、広範な使用条件下において長
期的に実現でき、そのランニングコストもより低減する
ことが可能な画像形成装置の像担持体クリーニング装置
を提供することができる。
重合トナーの利点を生かしながらかつ、長期にわたり像
流れ等の画質欠陥を発生させることがない。したがっ
て、感光体の長寿命化が達成でき、高信頼でラニングコ
ストを低下させた画像形成装置を提供することができ
る。
クリーニング装置を適用した画像形成装置の画像形成部
を示す構成図である。
クリーニング装置をを示す構成図である。
クリーニング装置のクリーニングブレードの材質の30
0%モジュラスと反発弾性率との関係を示すグラフであ
る。
クリーニング装置を適用した画像形成装置の感光体ドラ
ムの回転数と駆動トルクとの関係を示すグラフである。
クリーニング装置を適用した画像形成装置のトナーの形
状係数とクリーニング性との関係を示すグラフである。
理を示す説明図である。
理を示す説明図である。
装置の画像形成部を示す構成図である。
装置に適用される像担持体クリーニング装置を示す構成
図である。
と、感光体ドラムの表面電位との関係を示すグラフであ
る。
ングブラシとの関係を示す説明図である。
ット、5b:クリーニングブレード、5c:クリーニン
グブラシ、5f:固形潤滑剤、17:重合トナー。
Claims (11)
- 【請求項1】 回転駆動される像担持体と、該像担持体
上に均一な帯電を施す帯電手段と、該像担持体上に静電
潜像を形成する潜像形成手段と、該像担持体上に形成さ
れた静電潜像をトナーで現像する現像手段と、現像され
たトナー像を転写媒体に転写する転写手段と、該像担持
体上に残った該転写残トナーを除去すべく該像担持体上
に当接されたクリーニングブレードと、その上流に回動
可能なクリーニングブラシとを有し、 該トナーは、下記式で表される形状係数(SF)を用い
て表した場合、 SF=(ML2 π/4A)×100 (ML:トナー粒子の最大長、A:トナー粒子投影像の
面積) SF≦135である画像形成装置の像担持体クリーニン
グ装置において、 固体潤滑剤を、該クリーニングブラシを介して削りつつ
該像担持体表面に塗布する潤滑剤塗布機構を持ち、 該クリーニングブレードの該像担持体に対する線圧は
0.2〜0.5N/cm、当接角は22〜32度、ブレ
ード材質の反発弾性率は45〜65%、300%モジュ
ラスは1000〜2500N/cm2 であることを特徴
とする画像形成装置の像担持体クリーニング装置。 - 【請求項2】 回転駆動される像担持体と、該像担持体
上に均一な帯電を施す帯電手段と、該像担持体上に静電
潜像を形成する潜像形成手段と、該像担持体上に形成さ
れた静電潜像をトナーで現像する現像手段と、現像され
たトナー像を転写媒体に転写する転写手段と、該像担持
体上に残った該転写残トナーを除去すべく該像担持体上
に当接されたクリーニングブレードと、その上流に回動
可能なクリーニングブラシとを有し、 該トナーは、下記式で表される形状係数(SF)を用い
て表した場合、 SF=(ML2 π/4A)×100 (ML:トナー粒子の最大長、A:トナー粒子投影像の
面積) SF≦135である画像形成装置の像担持体クリーニン
グ装置において、 固体潤滑剤を、該クリーニングブラシを介して削りつつ
該像担持体表面に塗布する潤滑剤塗布機構を持ち、 該クリーニングブレードの該像担持体に対する線圧N
(N/cm)、該クリーングブレードと該像担持体との
間の摩擦係数μ、該クリーニングブレードの材質の引き
裂き強度S(N/cm)との間には、以下の式で表わさ
れる関係があることを特徴とする画像形成装置の像担持
体クリーニング装置。 μN/S<0.002 - 【請求項3】 該像担持体の表面層には、摩擦係数を低
減する材料が分散されていることを特徴とする請求項1
または2に記載の画像形成装置の像担持体クリーニング
装置。 - 【請求項4】 該現像手段で使用する現像剤には、該固
体潤滑剤と同様の潤滑物質を含む材質の、個数平均粒径
0.5〜3μmの粒子を混合することを特徴とする請求
項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置の像担持体
クリーニング装置。 - 【請求項5】 該粒子は、該トナーの帯電極性とは逆極
の帯電極性を帯びる傾向を持つことを特徴とする請求項
4に記載の画像形成装置の像担持体クリーニング装置。 - 【請求項6】 該トナーに粒径100〜200nmの粒
子を外添したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
かに記載の画像形成装置の像担持体クリーニング装置。 - 【請求項7】 該トナーは、重合法で精製されたもので
あることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載
の画像形成装置の像担持体クリーニング装置。 - 【請求項8】 フッ素系樹脂粒子を含有する表面層をも
つ像担持体に対して潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置を
有する画像形成装置において、前記潤滑剤供給装置の下
流側にクリーングブレードを有し、前記像担持体の1キ
ロサイクルあたりの磨耗量を10nmより大きくかつ2
0nm以下としたことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項9】 前記画像形成装置に使用されかつトナー
は重合法により作成したものであり、トナーの形状係数
の値を130以下にするとともに、クリーニングブレー
ドの接触圧力を0.2〜0.5N/cmとしたことを特
徴とする請求項8に記載の画像形成装置。 - 【請求項10】 前記潤滑剤塗布装置の上流側に像担持
体に電荷を付与する帯電装置を有し、帯電装置の帯電極
性が前記潤滑剤の帯電極性と逆極性である一ことを特徴
とする請求項8または9に記載の画像形成装置。 - 【請求項11】 前記潤滑剤塗布装置は導電性繊維を含
むものであり、前記導電性繊維を含むブラシの上流側に
像担持体に電荷を付与する帯電装置を有し、帯電装置通
過後の感光体電位と前記導電性繊維を含むブラシとの電
位差を600V以下にすることを特徴とする請求項8乃
至10のいずれかに記載の画像形成装置。
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JP2001244657A JP2003058009A (ja) | 2001-08-10 | 2001-08-10 | 画像形成装置の像担持体クリーニング装置、及び画像形成装置 |
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