JP2003057313A - 半導体集積回路試験装置及びその調整方法 - Google Patents

半導体集積回路試験装置及びその調整方法

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JP2003057313A
JP2003057313A JP2001249364A JP2001249364A JP2003057313A JP 2003057313 A JP2003057313 A JP 2003057313A JP 2001249364 A JP2001249364 A JP 2001249364A JP 2001249364 A JP2001249364 A JP 2001249364A JP 2003057313 A JP2003057313 A JP 2003057313A
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test signal
test
timing
adjustment
integrated circuit
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JP2001249364A
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Takahiro Nagata
孝弘 永田
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Ando Electric Co Ltd
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Ando Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 調整用のコンパレータを削減することで回路
規模を小さくすることができるとともに、消費電力の増
大も招かず、しかもコストを低減することができる半導
体集積回路試験装置及びその調整方法を提供する。 【解決手段】 複数のドライバ11a〜11dに対し
て、ドライバ11a〜11dの調整を行うための調整用
コンパレータ16をただ1つ設けるとともに、ドライバ
11a〜11dの何れか1つと調整用コンパレータ16
とを接続するスイッチ14a〜14d及びリレーマトリ
クス回路15を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
試験信号を印加したときに得られる信号に基づいて、半
導体集積回路の試験を行う半導体集積回路試験装置及び
その調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路試験装置(いわゆるIC
テスタ)は被試験対象としての半導体デバイスに試験信
号を印加するためのドライバ、及び、試験信号を半導体
デバイスに印加したときに半導体デバイスから得られる
信号を受信するコンパレータを備える。半導体デバイス
に試験信号としてのパターンデータを印加して試験する
場合には、半導体デバイスが備える複数のピンに上記ド
ライバ回路を介してパターンデータを同時に印加し、ま
た、複数のピンから出力される信号を上記コンパレータ
を介して受信することが殆どである。
【0003】一般的に、スキュー(skew)とは複数の伝
送系において同一の信号を伝送する際に、その信号間に
生ずる位相又は時間的な振幅の期待値からのずれをい
う。半導体集積回路試験装置においては、上記スキュー
として、パターンデータがドライバを通過する際にドラ
イバを形成する素子の特性誤差及び回路誤差により生ず
るドライバスキュー、及び、半導体デバイスから出力さ
れた信号がコンパレータを通過する際に生じるコンパレ
ータスキュー等がある。
【0004】近年、半導体デバイスの動作速度は従来と
比較すると高速化しているため、かかる高速な半導体デ
バイスを試験するためにはドライバスキュー及びコンパ
レータスキューを高い精度で補正する必要がある。
【0005】図3は、従来の半導体集積回路試験装置の
概略構成を示すブロック図である。図3において、50
はテストヘッドであり、55はテストヘッド50上に載
置され、半導体デバイスを試験するときに、半導体デバ
イスがその上面に載置される測定ボードである。この測
定ボード55は、テストヘッド50上に配置されている
複数のテストピンと半導体デバイスのピン(電極)とを
接続するために用いられる。
【0006】テストヘッド50内には、ドライバ51a
〜51d、抵抗52a〜52d、スイッチ53a〜53
d、及び調整用コンパレータ54a〜54dが設けられ
ている。また、測定ボード55内には同軸ケーブル55
a〜55dが設けられている。尚、図3においては、図
示を省略しているが、ドライバ51a〜51d、抵抗5
2a〜52d、スイッチ53a〜53d、及び調整用コ
ンパレータ54a〜54dはテストヘッド50内に数十
個〜数百個設けられており、同様に同軸ケーブル55a
〜55dは測定ボード55内に数十本〜数百本設けられ
ている。また、図示は省略しているが、上記の調整用コ
ンパレータ54a〜54d以外に、半導体デバイスに対
して試験信号を印加したときに得られる信号を受信して
パス又はフェイル判定をするコンパレータが別途複数設
けられている。
【0007】ドライバ51a〜51dは、図示しないパ
ターン発生装置に接続されており、パターン発生装置か
ら出力される試験信号を半導体デバイスに印加するもの
である。抵抗52a〜52dは、ドライバ51a〜51
dの出力端にそれぞれ接続され、インピーダンスを整合
するために設けられる。スイッチ53a〜53dは、抵
抗52a〜52dにそれぞれ一端が接続され、同軸ケー
ブル55a〜55dとドライバ51a〜51d及び調整
用コンパレータ54a〜54dとを電気的に接続した
り、遮断するために設けられる。調整用コンパレータ5
4a〜54dはドライバ51a〜51dのスキュー調整
を行うためのものである。図3に示したように、従来の
半導体集積回路試験装置では、パス又はフェイル判定を
するコンパレータ以外に、各ドライバ51a〜51dに
対して調整用コンパレータ54a〜54dがそれぞれ対
応して設けられている。
【0008】上記構成における従来の半導体集積回路試
験装置のスキュー調整は、調整用コンパレータ54a〜
54dの調整、ドライバ51a〜51dの調整の順で行
われる。調整を開始する前に、予め接続線61a〜61
dを用いて同軸ケーブル55a〜55dの他端を相互に
接続する。いま、図3に示したように接続線61a〜6
1dの接続点をデバイス測定点60とする。このデバイ
ス測定点60と同軸ケーブル55a〜55dの他端との
距離は特に制限されず、同軸ケーブル55a〜55dの
他端を短絡していればよい。
【0009】調整用コンパレータ54a〜54dの調整
は、例えばコンパレータ54a,54b,54c,54
dの順で個別に行われる。いま、コンパレータ54aの
調整を行う場合を例に挙げて説明する。コンパレータ5
4aの調整を行う場合には、まず、スイッチ53a〜5
3dを全てオン状態とし、ドライバ51aのみ所定のレ
ベル信号を出力させ、ドライバ51b〜51dから試験
信号を出力する。この時点においてはドライバ51b〜
51dの調整は行われていないため、各ドライバ51b
〜51dから出力される試験信号間には多少の時間ズレ
が生じている。しかしながら、同軸ケーブル55a〜5
5dの他端はデバイス測定点60で互いに接続(短絡)
されているため、各調整用コンパレータ54a〜54d
には同一のタイミングで信号が入力される。
【0010】図4は、半導体集積回路試験装置の調整時
に調整用コンパレータ54aで測定される信号波形の一
例を示す図である。図4において、符号WF1を付した
波形は調整用コンパレータ54aの調整時において調整
用コンパレータ54aで測定される波形である。このと
き、ある閾値Vth1を定めて、信号の電圧値が閾値Vt h1
を越える時点に合わせて、調整用コンパレータ54aを
調整する。同様に、調整用コンパレータ54bの調整を
行う場合には、それぞれドライバ51b,51c,51
dのみ所定のレベル信号を出力させ、他のドライバから
は試験信号を出力する。
【0011】調整用コンパレータ54a〜54dの調整
が終了すると、ドライバ51a〜51dの調整が行われ
る。ドライバ51a〜51dの調整は、例えばドライバ
51a,51b,51c,51dの順で個別に行われ
る。いま、ドライバ51aの調整を行う場合を例に挙げ
て説明する。ドライバ51aの調整を行う場合には、他
のドライバ51b〜51dから所定のレベルの信号が出
力される状態に設定し、ドライバ51aのみから試験信
号を出力し、このときの波形を調整用コンパレータ54
aで測定する。
【0012】図4中の符号WF2を付した波形はドライ
バ51aの調整時において調整用コンパレータ54aで
測定される信号波形である。図4に示したように、ドラ
イバ51aのみから試験信号を印加した場合には、ドラ
イバ51a〜51d全てから試験信号を印加した場合に
比べて波高が低くなっているが、これは測定点60にお
ける反射の影響のためである。
【0013】ドライバ51aの調整は、ある閾値Vth2
を定めて、信号の電圧値が閾値Vth2を越える時点(図
4に示した例では、信号の電圧値が閾値Vth2以下にな
る時点)が、調整用コンパレータ54a〜54dの調整
時において信号の電圧値が閾値Vth1を越える時点と同
じになるように調整する。ドライバ51aの調整が終了
すると、以上と同様の調整をドライバ51b〜51dに
ついて順次行うことでドライバ51a〜51d間のタイ
ミング調整が行われる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の半導体集積回路試験装置では、パス又はフェイル判
定をするコンパレータ以外に、各ドライバ51a〜51
dに対してドライバ51a〜51dのスキューを調整す
るためだけに用いられる調整用コンパレータ54a〜5
4dがそれぞれ対応して設けられている。このため、従
来の半導体集積回路試験装置は、回路規模が大規模化
し、消費電力も増大し、更にはコストが上昇するという
問題があった。
【0015】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、調整用のコンパレータを削減することで回路規模
を小さくすることができるとともに、消費電力の増大も
招かず、しかもコストを低減することができる半導体集
積回路試験装置及びその調整方法を提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の半導体集積回路試験装置は、被試験対象に
対して試験信号を供給する複数の試験信号供給装置(1
1a〜11d)と、前記複数の試験信号供給装置(11
a〜11d)に対応して設けられ、前記試験信号供給装
置(11a〜11d)各々が前記試験信号を供給するタ
イミングを測定するタイミング測定装置(16)とを備
えることを特徴とする。この発明によれば、複数の試験
信号供給装置に対して試験信号供給装置各々が前記試験
信号を供給するタイミングを測定するタイミング測定装
置を設けているので、個々の試験信号供給装置に対して
タイミング測定装置を備える必要がないため、回路規模
を小さくすることができるとともに、消費電力の増大も
招かず、しかもコストを低減することができる。また、
本発明の半導体集積回路試験装置は、前記タイミングを
測定する場合に、前記複数の試験信号供給装置(11a
〜11d)の何れか1つを選択して前記タイミング測定
装置(16)に接続する選択接続装置(15)を備える
ことを特徴としている。また、本発明の半導体集積回路
試験装置は、前記試験信号を前記被試験対象に供給して
前記被試験対象の試験を行う場合に、前記複数の試験信
号供給装置(11a〜11d)全てと前記タイミング測
定装置(16)との接続を断とするスイッチ装置(14
a〜14d)を更に備えることを特徴としている。上記
課題を解決するために、本発明の半導体集積回路試験装
置の調整方法は、被試験対象に対して試験信号を供給す
る複数の試験信号供給装置(11a〜11d)の出力端
をそれぞれ電気的に接続する第1接続工程(S10)
と、前記複数の試験信号供給装置(11a〜11d)の
何れか1つの出力端とタイミング測定装置(16)とを
電気的に接続する第2接続工程(S12)と、前記タイ
ミング測定装置(16)に接続されていない試験信号供
給装置(11a〜11d)から試験信号を出力した時
に、前記タイミング測定装置(16)で測定される信号
のタイミングを測定する測定工程(S16)と、前記タ
イミング測定装置(16)に接続された試験信号供給装
置(11a〜11d)から試験信号を出力した時に、前
記タイミング測定装置(16)で測定される信号のタイ
ミングと前記測定工程(S16)で測定された信号のタ
イミングとに基づいて、当該試験信号供給装置(11a
〜11d)を調整する調整工程(S26)とを有するこ
とを特徴としている。また、本発明の半導体集積回路試
験装置の調整方法は、前記第2接続工程(S10)が、
前記複数の試験信号供給装置(11a〜11d)の出力
端を順に前記タイミング測定装置(16)に接続するこ
とを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態による半導体集積回路試験装置及びその調整方
法について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形
態による半導体集積回路試験装置の概略構成を示すブロ
ック図である。図1において、10はテストヘッドであ
り、18はテストヘッド10上に載置され、半導体デバ
イスを試験するときに、半導体デバイスがその上面に載
置される測定ボードである。この測定ボード18は、テ
ストヘッド10上に配置されている複数のテストピンと
半導体デバイスのピン(電極)とを接続するために用い
られる。
【0018】テストヘッド10内には、ドライバ11a
〜11d、抵抗12a〜12d、スイッチ13a〜13
d、スイッチ14a〜14d、リレーマトリクス回路1
5、調整用コンパレータ16、及び抵抗17が設けられ
ている。また、測定ボード18内には同軸ケーブル19
a〜19dが設けられている。尚、図1においては、図
示を省略しているが、ドライバ11a〜11d、抵抗1
2a〜12d、スイッチ13a〜13d、及びスイッチ
14a〜14d、テストヘッド10内に数十個〜数百個
設けられており、同様に同軸ケーブル19a〜19dは
測定ボード18内に数十本〜数百本設けられている。ま
た、図示は省略しているが、上記の調整用コンパレータ
16以外に、半導体デバイスに対して試験信号を印加し
たときに得られる信号を受信してパス又はフェイル判定
をするコンパレータが別途複数設けられている。
【0019】ドライバ11a〜11dは、図示しないパ
ターン発生装置に接続されており、パターン発生装置か
ら出力される試験信号を被試験対象としての半導体デバ
イスに印加するものである。ドライバ11a〜11dは
本発明にいう試験信号供給装置に相当するものである。
抵抗12a〜12dは、ドライバ11a〜11dの出力
端にそれぞれ接続され、インピーダンスを整合するため
に設けられる。スイッチ13a〜13dは、抵抗12a
〜12dにそれぞれ一端が接続され、同軸ケーブル19
a〜19dとドライバ11a〜11d及びリレーマトリ
クス回路15とを電気的に接続したり、遮断するために
設けられる。
【0020】スイッチ14a〜14dは、本発明にいう
スイッチ装置に相当するものであり、半導体デバイスに
試験信号を印加して試験を行う場合には、ドライバ11
a〜11dの出力端及び同軸ケーブル19a〜19dの
一端の全てとリレーマトリクス回路15(調整用コンパ
レータ16)との接続を断とするものである。但し、ド
ライバ11a〜11dの調整を行う場合には、ドライバ
11a〜11dの出力端(同軸ケーブル19a〜19d
の一端)の少なくとも1つとリレーマトリクス回路15
(調整用コンパレータ16)とを電気的に接続する。
【0021】リレーマトリクス回路15は、本発明にい
う選択接続装置に相当するものであり、ドライバ11a
〜11dの出力端(同軸ケーブル19a〜19dの一
端)の何れか1つを選択して調整用コンパレータ16に
電気的に接続するものである。調整用コンパレータ16
は、本発明にいうタイミング測定装置に相当するもので
あり、ドライバ11a〜11d各々に対応して設けら
れ、ドライバ11a〜11dから出力される試験信号の
タイミングを測定するとともに、ドライバ11a〜11
dのタイミング調整を行うために用いられる。
【0022】調整用コンパレータ16の入力端に設けら
れた抵抗17は、インピーダンス整合用の抵抗である。
尚、尚、上記スイッチ13a〜13d、スイッチ14a
〜14d、及びリレーマトリクス回路15はリレー等の
機械式のスイッチ又はトランジスタ等の電気的スイッチ
の何れのスイッチを含んで構成されていても良い。尚、
スイッチ13a〜13d、スイッチ14a〜14d、及
びリレーマトリクス回路15の制御は図示しない制御装
置が行う。
【0023】次に、上記構成における本発明の一実施形
態による半導体集積回路試験装置の調整方法について説
明する。図2は、本発明の一実施形態による半導体集積
回路試験装置の調整方法の一例を示すフローチャートで
ある。調整を行う前に、予めスイッチ13a〜13dを
全てオン状態とし、接続線21a〜21dを用いて同軸
ケーブル19a〜19dの他端を相互に接続することに
より、デバイス測定点20を設定するとともに、ドライ
バ11a〜11dの出力端を電気的に接続する(工程S
10)。
【0024】次に、ドライバ11a〜11dの何れか1
つと調整用コンパレータ16とを接続する(工程S1
2)。ここで、ドライバ11aが調整用コンパレータ1
6に接続されるとすると、スイッチ14aをオン状態に
設定するとともに、リレーマトリクス回路15につい
て、スイッチ14aに接続された入力端と調整用コンパ
レータ16に接続された出力端とが電気的に接続された
状態に設定する。以上の設定が終了すると、調整用コン
パレータ16に接続されたドライバ11aからは固定レ
ベルの信号が出力される状態に設定して、他のドライバ
11b〜11dから試験信号を出力する(工程S1
4)。
【0025】ドライバ11b〜11dから試験信号が出
力されると、デバイス測定点20、接続線21a、同軸
ケーブル19a、スイッチ13a、スイッチ14a、及
びリレーマトリクス回路15を順に介した信号の波形が
調整用コンパレータ16で測定される。尚、この時点で
調整用コンパレータ16で測定される信号の波形は、図
4中符号WF1を付して示した波形と同様の波形であ
る。但し、図1に示した半導体集積回路試験装置では、
装置構成上完全にインピーダンス整合が行われないた
め、反射の影響を受けて多少波形が歪む。調整用コンパ
レータ15は図4に示した閾値Vth1と同様の閾値を定
めて、信号の電圧値が閾値Vth1を越えるタイミングを
測定する(工程S16)。
【0026】ドライバ11aについて以上の処理が終了
すると、全てのドライバについて信号のタイミングの測
定が完了したか否かが図示しない制御装置で判断される
(工程S18)。ここでは、まだドライバ11b〜11
dについての測定を行ってないため、判断結果が「N
O」となり処理は工程S12へ戻る。処理が工程S12
に戻ると、スイッチ14aがオフ状態に設定されるとと
もにスイッチ14bがオン状態に設定され、更に、リレ
ーマトリクス回路15について、スイッチ14bに接続
された入力端と調整用コンパレータ16に接続された出
力端とが電気的に接続された状態に設定される。以上の
設定が終了すると、ドライバ11b以外のドライバ11
a,11c,11dから試験信号が出力されて上述した
測定が同様に行われる。
【0027】一方、工程S18の判断結果が「YES」
の場合には、実際のドライバの調整が行われる。この調
整においては、まずドライバ11a〜11dの何れか1
つと調整用コンパレータ16とを接続する(工程S2
0)。ここで、ドライバ11aが調整用コンパレータ1
6に接続されるとすると、スイッチ14aをオン状態に
設定するとともに、リレーマトリクス回路15につい
て、スイッチ14aに接続された入力端と調整用コンパ
レータ16に接続された出力端とが電気的に接続された
状態に設定する。以上の設定が終了すると、調整用コン
パレータ16に接続されたドライバ11a以外のドライ
バ11b〜11dからは固定レベルの信号が出力される
状態に設定し、ドライバ11aのみから試験信号を出力
する(工程S22)。
【0028】ドライバ11aのみから試験信号が出力さ
れると、試験信号は抵抗12a、スイッチ13a、同軸
ケーブル19a、及び接続線21aを順に介してデバイ
ス測定点20に至る。デバイス測定点20に至った試験
信号はデバイス測定点20において反射され、接続線2
1a、同軸ケーブル19a、スイッチ13a、スイッチ
14a、及びリレーマトリクス回路15を順に介して調
整用コンパレータ16に入力する。尚、この時点で調整
用コンパレータ16で測定される信号の波形は、図4中
符号WF2を付して示した波形と同様の波形である。但
し、図1に示した半導体集積回路試験装置では、装置構
成上完全にインピーダンス整合が行われないため、反射
の影響を受けて多少波形が歪む。調整用コンパレータ1
5は図4に示した閾値Vth2と同様の閾値を定めて、信
号の電圧値が閾値Vth2を越える(閾値Vth2以下とな
る)タイミングを測定する(工程S24)。
【0029】ドライバ11aについて以上の処理が終了
すると、工程S24で測定されたタイミングと工程S1
6で測定されたタイミングに基づいて図示しない制御装
置ドライバ11aを調整する(工程S16)。例えば、
工程S24で測定されたタイミングが工程S16で測定
されたタイミングよりも早い場合には、ドライバ11a
の遅延量を増加させることにより、工程S24で測定さ
れたタイミングを工程S16で測定されたタイミングに
一致させる。
【0030】以上の処理が終了すると、全てのドライバ
11a〜11dについて調整が完了したか否かが図示し
ない制御装置で判断される(工程S28)。ここでは、
まだドライバ11b〜11dについての調整が完了して
いないため、判断結果が「NO」となり処理は工程S2
0に戻る。処理が工程S20に戻ると、スイッチ14a
がオフ状態に設定されるとともにスイッチ14bがオン
状態に設定され、更に、リレーマトリクス回路15につ
いて、スイッチ14bに接続された入力端と調整用コン
パレータ16に接続された出力端とが電気的に接続され
た状態に設定される。以上の設定が終了すると、調整用
コンパレータ16に接続されたドライバ11b以外のド
ライバ11a,11c,11dからは固定レベルの信号
が出力される状態に設定され、ドライバ11bのみから
試験信号を出力して、上記の同様の調整が行われる。一
方、工程S28の判断結果が「YES」の場合には、一
連の処理が終了する。
【0031】以上説明した実施形態の半導体集積回路試
験装置によれば、複数のドライバ11a〜11dに対し
てただ1つの調整用コンパレータ16を設けているだけ
で良いため、回路規模を小さくすることができるととも
に、消費電力の増大も招かず、しかもコストを低減する
ことができる。以上、本発明の一実施形態について説明
したが、本発明は上記実施形態に制限されず本発明の範
囲内で自由に変更することができる。例えば、上記実施
形態では、図2に示した工程S12〜S18を繰り返し
てから、工程S20〜S28を行うようにしているが、
工程S12〜S16及び工程S22〜S26を連続して
行い、工程S28の判断処理にて工程S12に戻るよう
にしても良い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の試験信号供給装置に対して試験信号供給装置各々
が前記試験信号を供給するタイミングを測定するタイミ
ング測定装置を設けているので、個々の試験信号供給装
置に対してタイミング測定装置を備える必要がないた
め、回路規模を小さくすることができるとともに、消費
電力の増大も招かず、しかもコストを低減することがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による半導体集積回路試
験装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施形態による半導体集積回路試
験装置の調整方法の一例を示すフローチャートである。
【図3】 従来の半導体集積回路試験装置の概略構成を
示すブロック図である。
【図4】 半導体集積回路試験装置の調整時に調整用コ
ンパレータ54a〜54dで測定される信号波形の一例
を示す図である。
【符号の説明】
11a〜11d ドライバ(試験信号供給装置) 14a〜14d スイッチ(スイッチ装置) 15 リレーマトリクス回路(選択接続装
置) 16 調整用コンパレータ(タイミング測
定装置)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被試験対象に対して試験信号を供給する
    複数の試験信号供給装置と、 前記複数の試験信号供給装置に対応して設けられ、前記
    試験信号供給装置各々が前記試験信号を供給するタイミ
    ングを測定するタイミング測定装置とを備えることを特
    徴とする半導体集積回路試験装置。
  2. 【請求項2】 前記タイミングを測定する場合に、前記
    複数の試験信号供給装置の何れか1つを選択して前記タ
    イミング測定装置に接続する選択接続装置を備えること
    を特徴とする請求項1記載の半導体集積回路試験装置。
  3. 【請求項3】 前記試験信号を前記被試験対象に供給し
    て前記被試験対象の試験を行う場合に、前記複数の試験
    信号供給装置全てと前記タイミング測定装置との接続を
    断とするスイッチ装置を更に備えることを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載の半導体集積回路試験装置。
  4. 【請求項4】 被試験対象に対して試験信号を供給する
    複数の試験信号供給装置の出力端をそれぞれ電気的に接
    続する第1接続工程と、 前記複数の試験信号供給装置の何れか1つの出力端とタ
    イミング測定装置とを電気的に接続する第2接続工程
    と、 前記タイミング測定装置に接続されていない試験信号供
    給装置から試験信号を出力した時に、前記タイミング測
    定装置で測定される信号のタイミングを測定する測定工
    程と、 前記タイミング測定装置に接続された試験信号供給装置
    から試験信号を出力した時に、前記タイミング測定装置
    で測定される信号のタイミングと前記測定工程で測定さ
    れた信号のタイミングとに基づいて、当該試験信号供給
    装置を調整する調整工程とを有することを特徴とする半
    導体集積回路試験装置の調整方法。
  5. 【請求項5】 前記第2接続工程は、前記複数の試験信
    号供給装置の出力端を順に前記タイミング測定装置に接
    続することを特徴とする請求項4記載の半導体集積回路
    試験装置の調整方法。
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JP2009052953A (ja) * 2007-08-24 2009-03-12 Yokogawa Electric Corp 半導体試験装置

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