JP2003057297A - 半導体集積回路試験装置及びその調整方法 - Google Patents

半導体集積回路試験装置及びその調整方法

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JP2003057297A
JP2003057297A JP2001249366A JP2001249366A JP2003057297A JP 2003057297 A JP2003057297 A JP 2003057297A JP 2001249366 A JP2001249366 A JP 2001249366A JP 2001249366 A JP2001249366 A JP 2001249366A JP 2003057297 A JP2003057297 A JP 2003057297A
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test
test signal
drivers
driver
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JP2001249366A
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Takahiro Nagata
孝弘 永田
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Ando Electric Co Ltd
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Ando Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパレータの数を削減することで回路規模
を小さくすることができるとともに、消費電力の増大も
招かず、しかもコストを低減することができる半導体集
積回路試験装置及びその調整方法を提供する。 【解決手段】 半導体デバイスの入力端に試験信号(例
えば、アドレス)を供給するドライバ11a,11b
と、半導体デバイスの入出力端に試験信号(例えば、デ
ータ)を供給するI/O用ドライバ14a,14bと、
半導体デバイスに試験信号を供給したときに得られる信
号を受信してパス・フェイルを判定するとともに、ドラ
イバ11a,11b又はI/O用ドライバ14a,14
bから出力される試験信号のタイミングを測定するコン
パレータ16a,16bとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
試験信号を印加したときに得られる信号に基づいて、半
導体集積回路の試験を行う半導体集積回路試験装置及び
その調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路試験装置(いわゆるIC
テスタ)は被試験対象としての半導体デバイスに試験信
号を印加するためのドライバ、及び、試験信号を半導体
デバイスに印加したときに半導体デバイスから得られる
信号を受信するコンパレータを備える。半導体デバイス
に試験信号としてのパターンデータを印加して試験する
場合には、半導体デバイスが備える複数のピンに上記ド
ライバを介してパターンデータを同時に印加し、また、
複数のピンから出力される信号を上記コンパレータを介
して受信することが殆どである。
【0003】一般的に、スキュー(skew)とは複数の伝
送系において同一の信号を伝送する際に、その信号間に
生ずる位相又は時間的な振幅の期待値からのずれをい
う。半導体集積回路試験装置においては、上記スキュー
として、パターンデータがドライバを通過する際にドラ
イバを形成する素子の特性誤差及び回路誤差により生ず
るドライバスキュー、及び、半導体デバイスから出力さ
れた信号がコンパレータを通過する際に生じるコンパレ
ータスキュー等がある。
【0004】近年、半導体デバイスの動作速度は従来と
比較すると高速化しているため、かかる高速な半導体デ
バイスを試験するためにはドライバスキュー及びコンパ
レータスキューを高い精度で補正する必要がある。
【0005】図4は、従来の半導体集積回路試験装置の
概略構成を示すブロック図である。図4において、50
はテストヘッドであり、60はテストヘッド50上に載
置され、半導体デバイスを試験するときに、半導体デバ
イスがその上面に載置される測定ボードである。この測
定ボード60は、テストヘッド50上に配置されている
複数のテストピンと半導体デバイスのピン(電極)とを
接続するために用いられる。
【0006】テストヘッド50内には、ドライバ51
a,51b、抵抗52a,52b、スイッチ53a〜5
3f、ドライバ調整用コンパレータ54a,54b、I
/O用ドライバ55a,55b、抵抗56a,56b、
コンパレータ57a,57b、及び終端抵抗58a,5
8bが設けられている。また、測定ボード60内には同
軸ケーブル61a〜61fが設けられている。尚、図4
においては図示を省略しているが、ドライバ51a,5
1b、抵抗52a,52b、スイッチ53a〜53f、
ドライバ調整用コンパレータ54a,54b、I/O用
ドライバ55a,55b、抵抗56a,56b、コンパ
レータ57a,57b、及び終端抵抗58a,58bは
テストヘッド50内に数十個〜数百個設けられており、
同様に同軸ケーブル61a〜61fは測定ボード60内
に数十本〜数百本設けられている。
【0007】ドライバ51a,51bは、図示しないパ
ターン発生装置に接続されており、パターン発生装置か
ら出力される試験信号を半導体デバイスに印加するもの
である。抵抗52a,52bはドライバ51a,51b
の出力端にそれぞれ接続され、インピーダンスを整合す
るために設けられる。スイッチ53a,53dは、その
一端が抵抗52a,52bにそれぞれ接続され、同軸ケ
ーブル61a,61dとドライバ51a,51b及びド
ライバ調整用コンパレータ54a,54bとを電気的に
接続したり、遮断するために設けられる。ドライバ調整
用コンパレータ54a,54bはドライバ51a,51
bのスキュー調整を行うためのものである。従来の半導
体集積回路試験装置では、ドライバ51a,51b各々
に対してドライバ調整用コンパレータ54a,54bが
それぞれ設けられている。
【0008】I/O用ドライバ55a,55bは、ドラ
イバ51a,51bと同様に図示しないパターン発生装
置に接続されており、パターン発生装置から出力される
試験信号を半導体デバイスに印加するものである。但
し、ドライバ51a,51bは半導体デバイスの信号入
力端に接続され、I/O用ドライバ55a,55bは半
導体デバイスの信号入出力端に接続される点が相違す
る。
【0009】例えば、被試験対象としての半導体デバイ
スがメモリである場合には、ドライバ51a,51bは
アドレスを指定するアドレス信号を半導体デバイスに供
給するために用いられ、I/O用ドライバ55a,55
bは書き込むデータを半導体デバイスに供給するために
用いられる。抵抗56a,56bはI/O用ドライバ5
5a,55bの出力端にそれぞれ接続され、インピーダ
ンスを整合するために設けられる。スイッチ53b,5
3eは、その一端が抵抗56a,56bにそれぞれ接続
され、同軸ケーブル61b,61eとI/O用ドライバ
55a,55bとを電気的に接続したり、遮断するため
に設けられる。
【0010】コンパレータ57a,57bは、I/O用
ドライバ55a,55bから半導体デバイスへ試験信号
が供給されたときに得られる信号を受信してパス又はフ
ェイル判定をするものである。このコンパレータ57
a,57b各々はI/O用ドライバ55a,55bの各
々に対応して設けられる。終端抵抗58a,58bは、
インピーダンス整合をとるためのものである。また、ス
イッチ53c,53fはその一端がコンパレータ57
a,57bの入力端にそれぞれ接続され、同軸ケーブル
61c,61fとコンパレータ57a,57bとを電気
的に接続したり、遮断するために設けられる。
【0011】上記構成における従来の半導体集積回路試
験装置のスキュー調整は、ドライバ調整用コンパレータ
54a,54b及びコンパレータ57a,57bの調
整、ドライバ51a,51bの調整、及びI/O用ドラ
イバ55a,55bの調整の順で行われる。調整を開始
する前に、予め接続線71a〜71fを用いて同軸ケー
ブル61a〜61fの他端を相互に接続する。いま、図
4に示したように接続線71a〜71fの接続点をデバ
イス測定点70とする。このデバイス測定点70と同軸
ケーブル61a〜61fの他端との距離は特に制限され
ず、同軸ケーブル61a〜61fの他端を短絡していれ
ばよい。
【0012】ドライバ調整用コンパレータ54a,54
b及びコンパレータ57a,57bの調整は、例えばド
ライバ調整用コンパレータ54a,54b、コンパレー
タ57a,57bの順で個別に行われる。いま、ドライ
バ調整用コンパレータ54aの調整を行う場合を例に挙
げて説明する。ドライバ調整用コンパレータ54aの調
整を行う場合には、まずスイッチ53a〜53fを全て
オン状態とし、ドライバ51aのみ所定のレベル信号を
出力させ、ドライバ51b及びI/O用ドライバ55
a,55bから試験信号を出力する。この時点において
ドライバ51b及びI/O用ドライバ55a,55bの
調整は行われていないため、各ドライバ51b及びI/
O用ドライバ55a,55bから出力される試験信号間
には多少の時間ズレが生じている。しかしながら、同軸
ケーブル61a〜61fの他端はデバイス測定点70で
互いに接続(短絡)されているため、ドライバ調整用コ
ンパレータ54a,54b及びコンパレータ57a,5
7bのそれぞれには同一のタイミングで信号が入力され
る。
【0013】そこで、ドライバ調整用コンパレータ54
aで、ある閾値を定めて、信号の電圧値が閾値を超える
時点に合わせて、ドライバ調整用コンパレータ54aを
調整する。同様に、ドライバ調整用コンパレータ54b
の調整を行う場合には、ドライバ51bのみ所定のレベ
ル信号を出力させ、他のドライバからは試験信号を出力
する。更に、コンパレータ57a,57bの調整を行う
場合には、ドライバ51a,51b及びI/O用ドライ
バ55a,55bから試験信号を出力する。
【0014】ドライバ調整用コンパレータ54a,54
b及びコンパレータ57a,57bの調整が終了する
と、次にドライバ51a,51bの調整が行われる。ド
ライバ51a,51bの調整は、例えばドライバ51
a,51bの順で個別に行われる。いま、ドライバ51
aの調整を行う場合を例に挙げて説明する。ドライバ5
1aの調整を行う場合には、他のドライバ51b及びI
/O用ドライバ55a,55bからは所定のレベルの信
号が出力される状態に設定し、ドライバ51aのみから
試験信号を出力して得られる信号の波形をドライバ調整
用コンパレータ54aで測定する。
【0015】ドライバ51aの調整は、測定される信号
の電圧値が予めドライバ調整用コンパレータ54aに設
定された閾値を越える時点と、ドライバ調整用コンパレ
ータ54aの調整時において閾値を定めて調整を行った
時点とが同じになるように調整する。ドライバ51aの
調整が終了した後でドライバ51bについて同様の調整
を行うことによりドライバ51a,51b間のタイミン
グ調整が行われる。このように、ドライバ51a,51
b各々の調整は対応して設けられたドライバ調整用コン
パレータ54a,54b各々を用いて個別に行われる。
【0016】ドライバ51a,51bの調整が終了する
と、I/O用ドライバ55a,55bの調整が行われ
る。I/O用ドライバ55a,55bの調整は、図5に
示す状態に設定して行われる。図5は、従来の半導体集
積回路試験装置において、I/O用ドライバ55a,5
5bの調整を行うときの状態を示すブロック図である。
I/O用ドライバ55a,55bの調整を行うときに
は、図5に示すように、接続線71b,71cを用いて
同軸ケーブル61bの他端と同軸ケーブル61cの他端
とを接続(短絡)して新たなデバイス測定点70aを設
定するとともに、接続線71e,71fを用いて同軸ケ
ーブル61eの他端と同軸ケーブル61fの他端とを接
続(短絡)して新たなデバイス測定点70bを設定す
る。このように接続することで、I/O用ドライバ55
aとコンパレータ57aとが電気的に接続され、I/O
用ドライバ55bとコンパレータ57bとが電気的に接
続される。
【0017】上記の設定を行った後、I/O用ドライバ
55a,55bの調整を行う場合には、I/O用ドライ
バ55a,55b各々から試験信号を出力して得られる
信号の波形各々を、コンパレータ57a,57bでそれ
ぞれ測定する。そして、ドライバ51a,51bの調整
と同様に、測定される信号の電圧値が予めコンパレータ
57a,57bに設定された閾値を越える時点と、コン
パレータ57a,57bの調整時において閾値を定めて
調整を行った時点とが同じになるようにそれぞれ調整す
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の半導体集積回路試験装置では、パス又はフェイル判
定をするコンパレータ57a,57b以外に、各ドライ
バ51a,51bに対してドライバ51a,51bのス
キューを調整するためだけに用いられるドライバ調整用
コンパレータ54a,54bがそれぞれ対応して設けら
れている。このため、従来の半導体集積回路試験装置
は、回路規模が大規模化し、消費電力も増大し、更には
コストを上昇させる一因になっているという問題があっ
た。
【0019】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、コンパレータの数を削減することで回路規模を小
さくすることができるとともに、消費電力の増大も招か
ず、しかもコストを低減することができる半導体集積回
路試験装置及びその調整方法を提供することを目的とす
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の半導体集積回路試験装置は、被試験対象に
対して試験信号を供給する試験信号供給装置(11a、
11b、14a、14b)と、前記被試験対象に対して
前記試験信号を供給して得られる信号を受信し、当該信
号の妥当性を判定するとともに、前記試験信号供給装置
(11a、11b、14a、14b)が前記試験信号を
供給するタイミングを測定する信号受信装置(16a、
16b)とを備えることを特徴としている。この発明に
よれば、被試験対象に試験信号を供給して得られる信号
を受信し、この信号の妥当性を判定するとともに、試験
信号供給装置が前記試験信号を供給するタイミングを測
定する信号受信装置を試験信号供給装置に対して設けて
おり、上記タイミングを測定するためだけの装置を試験
信号供給装置に備える必要がないため、回路規模を小さ
くすることができるとともに、消費電力の増大も招か
ず、しかもコストを低減することができる。また、本発
明の半導体集積回路試験装置は、前記信号受信装置(1
6a、16b)が、複数の前記試験信号供給装置(11
a、11b、14a、14b)に対して1つ設けられて
いることを特徴としている。また、本発明の半導体集積
回路試験装置は、前記複数の試験信号供給装置は、前記
被試験対象の入力端に対して試験信号を供給する第1供
給装置(11a、11b)と、前記被試験対象の入出力
端に対して試験信号を供給する第2供給装置(14a、
14b)とを含むことを特徴としている。上記課題を解
決するために、本発明の半導体集積回路試験装置の調整
方法は、被試験対象に対して試験信号を供給する複数の
試験信号供給装置(11a、14a、又は11b、14
b)の出力端と、当該試験対象に対して前記試験信号を
供給して得られる信号を受信し、当該信号の妥当性を判
定するとともに、前記試験信号供給装置(11a、11
b、14a、14b)が前記試験信号を供給するタイミ
ングを測定する1つの信号受信装置(16a又は16
b)の入力端とを対にして接続する接続対形成工程(S
16)と、前記試験信号供給装置(11a、11b、1
4a、14b)の何れか1つから試験信号を出力した時
に、前記信号受信装置(16a、16b)で測定される
信号のタイミングに応じて前記試験信号を出力した試験
信号供給装置(11a、11b、14a、14b)を調
整する調整工程(S20、S26)とを有することを特
徴としている。また、本発明の半導体集積回路試験装置
の調整方法は、前記複数の試験信号供給装置(11a、
11b、14a、14b)の出力端と前記信号受信装置
(16a、16b)の入力端とが接続された対を複数接
続する接続工程(S10)と、前記試験信号供給装置
(11a、11b、14a、14b)全てから試験信号
を出力した時に、前記信号受信装置(16a、16b)
に入力される信号のタイミングを測定する測定工程(S
12)と、前記測定工程(S12)の測定結果に基づい
て、前記信号受信装置(16a、16b)を調整する信
号受信装置調整工程(S14)とを前記接続対形成工程
(S16)の前に有することを特徴としている。更に、
本発明の半導体集積回路試験装置の調整方法は、前記調
整工程(S20、S26)が、測定された前記タイミン
グと、前記測定工程(S12)で測定されたタイミング
とが一致するように前記試験信号供給装置(11a、1
1b、14a、14b)を調整することを特徴としてい
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態による半導体集積回路試験装置及びその調整方
法について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形
態による半導体集積回路試験装置の概略構成を示すブロ
ック図である。図1において、10はテストヘッドであ
り、20はテストヘッド10上に載置され、被試験対象
としての半導体デバイスを試験するときに、半導体デバ
イスがその上面に載置される測定ボードである。この測
定ボード20は、テストヘッド10上に配置されている
複数のテストピンと半導体デバイスのピン(電極)とを
接続するために用いられる。
【0022】テストヘッド10内には、ドライバ11
a,11b、抵抗12a,12b、スイッチ13a〜1
3f、I/O用ドライバ14a,14b、抵抗15a,
15b、コンパレータ16a,16b、及び終端抵抗1
7a,17bが設けられている。また、測定ボード20
内には同軸ケーブル21a〜21fが設けられている。
尚、図1においては図示を省略しているが、ドライバ1
1a,11b、抵抗12a,12b、スイッチ13a〜
13f、I/O用ドライバ14a,14b、抵抗15
a,15b、コンパレータ16a,16b、及び終端抵
抗17a,17bはテストヘッド10内に数十個〜数百
個設けられており、同様に同軸ケーブル21a〜21f
は測定ボード20内に数十本〜数百本設けられている。
【0023】ドライバ11a,11bは、図示しないパ
ターン発生装置に接続されており、パターン発生装置か
ら出力される試験信号を半導体デバイスに印加(供給)
するものである。抵抗12a,12bはドライバ11
a,11bの出力端にそれぞれ接続され、インピーダン
スを整合するために設けられる。スイッチ13a,13
dは、その一端が抵抗12a,12bにそれぞれ接続さ
れ、同軸ケーブル21a,21dとドライバ11a,1
1bとを電気的に接続したり、遮断するために設けられ
る。
【0024】I/O用ドライバ14a,14bは、ドラ
イバ11a,11bと同様に図示しないパターン発生装
置に接続されており、パターン発生装置から出力される
試験信号を半導体デバイスに印加するものである。但
し、ドライバ11a,11bは半導体デバイスの信号入
力端に接続され、I/O用ドライバ14a,14bは半
導体デバイスの信号入出力端に接続される点が相違す
る。
【0025】例えば、被試験対象としての半導体デバイ
スがメモリである場合には、ドライバ11a,11bは
アドレスを指定するアドレス信号を半導体デバイスに供
給するために用いられ、I/O用ドライバ14a,14
bは書き込むデータを半導体デバイスに供給するために
用いられる。抵抗15a,15bはI/O用ドライバ1
4a,14bの出力端にそれぞれ接続され、インピーダ
ンスを整合するために設けられる。
【0026】スイッチ13b,13eは、その一端が抵
抗15a,15bにそれぞれ接続され、同軸ケーブル2
1b,21eとI/O用ドライバ14a,14bとを電
気的に接続したり、遮断するために設けられる。上記ド
ライバ11a,11bは本発明にいう第1供給装置に相
当し、I/O用ドライバ14a,14bは第2供給装置
に相当する。ドライバ11a,11b及びI/O用ドラ
イバ14a,14bを含む概念が本発明にいう試験信号
供給装置に相当する。
【0027】コンパレータ16a,16bは、I/O用
ドライバ14a,14bから半導体デバイスへ試験信号
が供給されたときに得られる信号を受信してパス又はフ
ェイル(妥当性)の判定をするとともに、ドライバ11
a,11b及びI/O用ドライバ14a,14bから試
験信号を出力したときに得られる信号を測定することに
より、いわばドライバ11a,11b及びI/O用ドラ
イバ14a,14bの試験信号の供給タイミングを測定
する。尚、コンパレータ16a,16bは、本発明にい
う信号受信装置に相当する。
【0028】図1に示した本実施形態の半導体集積回路
試験装置は、ドライバ11a及びI/O用ドライバ14
aに対してコンパレータ16aが設けられており、ドラ
イバ11b及びI/O用ドライバ14bに対してコンパ
レータ16bが設けられている。終端抵抗17a,17
bは、インピーダンス整合をとるためのものである。ま
た、スイッチ13c,13fはその一端がコンパレータ
16a,16bの入力端にそれぞれ接続され、同軸ケー
ブル21c,21fとコンパレータ16a,16bとを
電気的に接続したり、遮断するために設けられる。
【0029】次に、上記構成における本発明の一実施形
態による半導体集積回路試験装置の調整方法について説
明する。図2は、本発明の一実施形態による半導体集積
回路試験装置の調整方法の一例を示すフローチャートで
ある。本実施形態では、コンパレータ16a,16bの
調整、I/O用ドライバ14a,14bの調整、及びド
ライバ11a,11bの調整の順で調整が行われる場合
を例に挙げて説明する。
【0030】コンパレータ16a,16bの調整を行う
前に、予めスイッチ13a〜13fを全てオン状態と
し、接続線31a〜31fを用いて図1に示したように
同軸ケーブル21a〜21fの他端を相互に接続するこ
とにより、デバイス測定点30を設定するとともに、ド
ライバ11a,11bの出力端、I/O用ドライバ14
a,14bの出力端、及びコンパレータ16a,16b
の入力端を全て電気的に接続する(工程S10:接続工
程)。
【0031】以上の設定が終了すると、ドライバ11
a,11b及びI/O用ドライバ14a,14bの全て
から試験信号を出力する。この時点においてはドライバ
11a,11b及びI/O用ドライバ14a,14bの
調整は行われていないため、各ドライバ11a,11b
及びI/O用ドライバ14a,14b各々から出力され
る試験信号間には多少の時間ズレが生じている。
【0032】しかしながら、同軸ケーブル21a〜21
fの他端はデバイス測定点30で互いに接続(短絡)さ
れているため、コンパレータ16a,16bのそれぞれ
には同一のタイミングで信号が入力される。コンパレー
タ16a,16bは入力する信号の電圧値が予め設定し
た閾値を越えるタイミングを測定する(工程S12:測
定工程)。そして、測定したタイミングに基づいてコン
パレータ16a,16b各々を調整することでコンパレ
ータ16a,16b間のタイミング調整を行う(工程S
14:信号受信装置調整工程)。
【0033】コンパレータ16a,16bの調整が終了
すると、1つのドライバの出力端、1つのI/O用ドラ
イバの出力端、及び1つのコンパレータの入力端が接続
された対を形成する工程が行われる(工程S16:接続
対形成工程)。図3は、工程S16を経た後の、半導体
集積回路試験装置の状態を示すブロック図である。図3
に示すように、接続線31a,31b,31cを用いて
同軸ケーブル21a,21b,21cの他端を相互に接
続(短絡)して新たなデバイス測定点30aを設定する
とともに、接続線31d,31e,31fを用いて同軸
ケーブル21d,21e,21fの他端を相互に接続
(短絡)して新たなデバイス測定点30bを設定する。
このように接続することで、ドライバ11aの出力端、
I/O用ドライバ14aの出力端、及びコンパレータ1
6aの入力端が電気的に接続された対が形成されるとと
もに、ドライバ11bの出力端、I/O用ドライバ14
bの出力端、及びコンパレータ16bの入力端が電気的
に接続された対が形成される。
【0034】以上の設定を終えると、I/O用ドライバ
14a,14bの調整が行われる。I/O用ドライバ1
4a,14bの調整を行うときは、各対内に設けられた
ドライバ11a,11bから固定された所定のレベルの
信号が出力される状態に設定し、I/O用ドライバ14
a,14bから試験信号を出力する。
【0035】I/O用ドライバ14aから出力された試
験信号は抵抗15a、スイッチ13b、同軸ケーブル2
1b、接続線31b、デバイス測定点30a、接続線3
1c、同軸ケーブル21c、及びスイッチ13cを順に
介してコンパレータ16aに入力する。同様に、I/O
用ドライバ14bから出力された試験信号は抵抗15
b、スイッチ13e、同軸ケーブル21e、接続線31
e、デバイス測定点30b、接続線31f、同軸ケーブ
ル21f、及びスイッチ13fを順に介してコンパレー
タ16bに入力する。コンパレータ16a,16bは入
力される信号の電圧値が予め設定した閾値を越えるタイ
ミングを測定する(工程S18)。
【0036】そして、コンパレータ16aで測定された
タイミングに基づいてI/O用ドライバ14aを調整
し、コンパレータ16bで測定されたタイミングに基づ
いてI/O用ドライバ14bを調整する(工程S20:
調整工程)。具体的には、入力される信号の電圧値が予
めコンパレータに設定された閾値を越える時点(工程S
18で測定されたタイミング)と、コンパレータの調整
時において閾値を定めて調整を行った時点(工程S12
で測定されたタイミング)とが同じになるようにI/O
用ドライバ14a,14bを調整する。
【0037】以上の工程が終了すると、全てのI/O用
ドライバについて調整が完了したか否かが図示しない制
御装置で判断される(工程S22)。この判断結果が
「NO」の場合には工程S18に戻り、「YES」の場
合には工程S24に進んでドライバ11a,11bの調
整が行われる。ドライバ11a,11bの調整を行うと
きは、工程S18とは逆に、各対内に設けられたI/O
用ドライバ14a,14bから固定された所定のレベル
の信号が出力される状態に設定し、ドライバ11a,1
1bから試験信号を出力する。
【0038】ドライバ11aから出力された試験信号は
抵抗12a、スイッチ13a、同軸ケーブル21a、接
続線31a、デバイス測定点30a、接続線31c、同
軸ケーブル21c、及びスイッチ13cを順に介してコ
ンパレータ16aに入力する。同様に、ドライバ11b
から出力された試験信号は抵抗12b、スイッチ13
d、同軸ケーブル21d、接続線31d、デバイス測定
点30b、接続線31f、同軸ケーブル21f、及びス
イッチ13fを順に介してコンパレータ16bに入力す
る。コンパレータ16a,16bは入力される信号の電
圧値が予め設定した閾値を越えるタイミングを測定する
(工程S24)。
【0039】そして、コンパレータ16aで測定された
タイミングに基づいてドライバ11aを調整し、コンパ
レータ16bで測定されたタイミングに基づいてドライ
バ11bを調整する(工程S26:調整工程)。具体的
には、入力される信号の電圧値が予めコンパレータに設
定された閾値を越える時点(工程S24で測定されたタ
イミング)と、コンパレータの調整時において閾値を定
めて調整を行った時点(工程S12で測定されたタイミ
ング)とが同じになるようにドライバ11a,11bを
調整する。以上の工程が終了すると、全てのドライバに
ついて調整が完了したか否かが図示しない制御装置で判
断される(工程S28)。この判断結果が「NO」の場
合には工程S24に戻り、「YES」の場合には一連の
工程が終了する。
【0040】以上説明した実施形態の半導体集積回路試
験装置によれば、1つのドライバ及び1つのI/O用ド
ライバに対して1つのコンパレータが設けられ、ドライ
バの調整のために用いられる調整用コンパレータを省略
することができるため、回路規模を小さくすることがで
きるとともに、消費電力の増大も招かず、しかもコスト
を低減することができる。以上、本発明の一実施形態に
ついて説明したが、本発明は上記実施形態に制限されず
本発明の範囲内で自由に変更することができる。例え
ば、上記実施形態においては、図2に示したフローチャ
ートでI/O用ドライバ全ての調整を行った後で、全て
のドライバの調整を行っているが、工程S22を省略す
るとともに、工程S28においてI/O用ドライバ及び
ドライバ全てについて調整が完了したか否かを判断する
ことにより、全てのI/O用ドライバの調整が完了する
前にドライバの調整を開始するようにしても良い
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被試験対象に試験信号を供給して得られる信号を受信
し、この信号の妥当性を判定するとともに、試験信号供
給装置が前記試験信号を供給するタイミングを測定する
信号受信装置を試験信号供給装置に対して設けており、
上記タイミングを測定するための専用の装置を試験信号
供給装置に備える必要がないため、回路規模を小さくす
ることができるとともに、消費電力の増大も招かず、し
かもコストを低減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による半導体集積回路試
験装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施形態による半導体集積回路試
験装置の調整方法の一例を示すフローチャートである。
【図3】 工程S16を経た後の、半導体集積回路試験
装置の状態を示すブロック図である。
【図4】 従来の半導体集積回路試験装置の概略構成を
示すブロック図である。
【図5】 従来の半導体集積回路試験装置において、I
/O用ドライバ55a,55bの調整を行うときの状態
を示すブロック図である。
【符号の説明】
11a,11b ドライバ(試験信号供給装置、第1
供給装置) 14a,14b I/O用ドライバ(試験信号供給装
置、第2供給装置) 16a,16b コンパレータ(信号受信装置)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被試験対象に対して試験信号を供給する
    試験信号供給装置と、 前記被試験対象に対して前記試験信号を供給して得られ
    る信号を受信し、当該信号の妥当性を判定するととも
    に、前記試験信号供給装置が前記試験信号を供給するタ
    イミングを測定する信号受信装置とを備えることを特徴
    とする半導体集積回路試験装置。
  2. 【請求項2】 前記信号受信装置は、複数の前記試験信
    号供給装置に対して1つ設けられていることを特徴とす
    る請求項1記載の半導体集積回路試験装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の試験信号供給装置は、前記被
    試験対象の入力端に対して試験信号を供給する第1供給
    装置と、 前記被試験対象の入出力端に対して試験信号を供給する
    第2供給装置とを含むことを特徴とする請求項2記載の
    半導体集積回路試験装置。
  4. 【請求項4】 被試験対象に対して試験信号を供給する
    複数の試験信号供給装置の出力端と、当該試験対象に対
    して前記試験信号を供給して得られる信号を受信し、当
    該信号の妥当性を判定するとともに、前記試験信号供給
    装置が前記試験信号を供給するタイミングを測定する1
    つの信号受信装置の入力端とを対にして接続する接続対
    形成工程と、 前記試験信号供給装置の何れか1つから試験信号を出力
    した時に、前記信号受信装置で測定される信号のタイミ
    ングに応じて前記試験信号を出力した試験信号供給装置
    を調整する調整工程とを有することを特徴とする半導体
    集積回路試験装置の調整方法。
  5. 【請求項5】 前記複数の試験信号供給装置の出力端と
    前記信号受信装置の入力端とが接続された対を複数接続
    する接続工程と、 前記試験信号供給装置全てから試験信号を出力した時
    に、前記信号受信装置に入力される信号のタイミングを
    測定する測定工程と、 前記測定工程の測定結果に基づいて、前記信号受信装置
    を調整する信号受信装置調整工程とを前記接続対形成工
    程の前に有することを特徴とする請求項4記載の半導体
    集積回路試験装置の調整方法。
  6. 【請求項6】 前記調整工程は、測定された前記タイミ
    ングと、前記測定工程で測定されたタイミングとが一致
    するように前記試験信号供給装置を調整することを特徴
    とする請求項5記載の半導体集積回路試験装置の調整方
    法。
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