JP2003056864A - エアコン用冷媒管の保護カバー装置、及びその付属カバー - Google Patents
エアコン用冷媒管の保護カバー装置、及びその付属カバーInfo
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- JP2003056864A JP2003056864A JP2002226091A JP2002226091A JP2003056864A JP 2003056864 A JP2003056864 A JP 2003056864A JP 2002226091 A JP2002226091 A JP 2002226091A JP 2002226091 A JP2002226091 A JP 2002226091A JP 2003056864 A JP2003056864 A JP 2003056864A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】中空枠体から成る単体構造の直状カバーを備え
た冷媒管の保護カバー装置において、既設の露出冷媒管
の保護を可能にすること、及び直状カバーと付属カバー
との接続部に隙間が生じないようにして、保護カバー全
体の美観を良好にすることである。 【解決手段】付属カバーC21の接続口14に一対の幅規
制板18を、前記接続口14の端面よりも突出させて設
けて、この幅規制板18と付属カバーC21の周壁部15
との間に挿入される直状カバーC1 の両側壁部2を変形
させて、その幅を矯正することにより、両カバーC1,C
21の接続部に隙間が生じないようにする。
た冷媒管の保護カバー装置において、既設の露出冷媒管
の保護を可能にすること、及び直状カバーと付属カバー
との接続部に隙間が生じないようにして、保護カバー全
体の美観を良好にすることである。 【解決手段】付属カバーC21の接続口14に一対の幅規
制板18を、前記接続口14の端面よりも突出させて設
けて、この幅規制板18と付属カバーC21の周壁部15
との間に挿入される直状カバーC1 の両側壁部2を変形
させて、その幅を矯正することにより、両カバーC1,C
21の接続部に隙間が生じないようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の外壁面に沿
って配管されるエアコン用冷媒管を保護するための保護
カバー装置、及びその付属カバーに関するものである。
って配管されるエアコン用冷媒管を保護するための保護
カバー装置、及びその付属カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記した目的に使用されるエアコン用冷
媒管の保護カバー装置は、建物の外壁面に沿って配管さ
れるエアコン用冷媒管(以下、単に「冷媒管」という)
の直状部を保護する直状カバーと、前記冷媒管の屈曲部
や末端部などを保護する付属カバーとから構成される。
この直状カバーは押出成形され、従来のものは、建物の
外壁面に固定される基台と、これに嵌合されて冷媒管を
収容するための蓋体とで構成されていた。
媒管の保護カバー装置は、建物の外壁面に沿って配管さ
れるエアコン用冷媒管(以下、単に「冷媒管」という)
の直状部を保護する直状カバーと、前記冷媒管の屈曲部
や末端部などを保護する付属カバーとから構成される。
この直状カバーは押出成形され、従来のものは、建物の
外壁面に固定される基台と、これに嵌合されて冷媒管を
収容するための蓋体とで構成されていた。
【0003】このため、施工に際しては、先ず建物の外
壁面の冷媒管の配管予定位置に基台を固定して、この基
台の上に冷媒管を配管し、その後に冷媒管に蓋体を被せ
て、該蓋体を基台に嵌合させる必要があり、施工に多く
の工程を要して作業が面倒であると共に、既設の露出冷
媒管を保護することができなかった。また、押出成形時
における基台と蓋体との寸法公差、或いは施工後におけ
る熱変形などにより、両者の嵌合が外れて、蓋体がずれ
落ちることもあった。
壁面の冷媒管の配管予定位置に基台を固定して、この基
台の上に冷媒管を配管し、その後に冷媒管に蓋体を被せ
て、該蓋体を基台に嵌合させる必要があり、施工に多く
の工程を要して作業が面倒であると共に、既設の露出冷
媒管を保護することができなかった。また、押出成形時
における基台と蓋体との寸法公差、或いは施工後におけ
る熱変形などにより、両者の嵌合が外れて、蓋体がずれ
落ちることもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑み、既設の露出冷媒管の保護を可能にすること、及
び直状カバーと付属カバーとの接続部に隙間が生じない
ようにして、保護カバー全体の美観を良好にすることの
双方を課題としている。
に鑑み、既設の露出冷媒管の保護を可能にすること、及
び直状カバーと付属カバーとの接続部に隙間が生じない
ようにして、保護カバー全体の美観を良好にすることの
双方を課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明が採用した手段は、中空枠体で形成された単体
構造の直状カバーと、付属カバーとから成る冷媒管の保
護カバー装置において、前記付属カバーの接続口に、当
該部分に内挿される直状カバーの両側壁部の端部の幅を
該接続口の幅に対応するように規制するための幅規制部
を、前記接続口の端面よりも突出させて設けたことであ
る。
に本発明が採用した手段は、中空枠体で形成された単体
構造の直状カバーと、付属カバーとから成る冷媒管の保
護カバー装置において、前記付属カバーの接続口に、当
該部分に内挿される直状カバーの両側壁部の端部の幅を
該接続口の幅に対応するように規制するための幅規制部
を、前記接続口の端面よりも突出させて設けたことであ
る。
【0006】本発明に係る冷媒管の保護装置は、中空枠
体で形成された単体構造の直状カバーと、付属カバーと
から成るので、外壁面に配管された冷媒管の直状部に該
直状カバーの収容口を臨ませて押し込んで、該直状カバ
ーに該冷媒管の直状部を収容すると共に、同様にして、
該冷媒管の屈曲部、末端部などを付属カバーに収容し
て、該付属カバーの接続口部分の周壁と幅規制部との間
の挿入空間に、直状カバーの両端部を挿入すると、直状
カバーと付属カバーとが接続されて、冷媒管が保護され
る。このため、既設の露出冷媒管の保護が可能となる。
体で形成された単体構造の直状カバーと、付属カバーと
から成るので、外壁面に配管された冷媒管の直状部に該
直状カバーの収容口を臨ませて押し込んで、該直状カバ
ーに該冷媒管の直状部を収容すると共に、同様にして、
該冷媒管の屈曲部、末端部などを付属カバーに収容し
て、該付属カバーの接続口部分の周壁と幅規制部との間
の挿入空間に、直状カバーの両端部を挿入すると、直状
カバーと付属カバーとが接続されて、冷媒管が保護され
る。このため、既設の露出冷媒管の保護が可能となる。
【0007】また、直状カバーの端部を付属カバーの接
続口に挿入する際に、直状カバーの両端部を前記各挿入
空間に挿入すると、直状カバーの両側壁部の端部の幅
が、付属カバーの接続口の幅に対して変化していても、
直状カバーの端部の両側壁部が付属カバーの幅規制部に
より変形(拡開又は縮閉)されて、矯正される。このた
め、直状カバーと付属カバーとの接続部に隙間が生じな
い。
続口に挿入する際に、直状カバーの両端部を前記各挿入
空間に挿入すると、直状カバーの両側壁部の端部の幅
が、付属カバーの接続口の幅に対して変化していても、
直状カバーの端部の両側壁部が付属カバーの幅規制部に
より変形(拡開又は縮閉)されて、矯正される。このた
め、直状カバーと付属カバーとの接続部に隙間が生じな
い。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて、本発明を
更に詳細に説明する。図1において、この保護カバー装
置は、単体の直状カバーC1 と、付属カバーC21, C22
とで構成される。エアコン室外機31に接続されている
冷媒管P1(図5参照)は建物の壁面Wに沿って配管さ
れ、その直状部及び屈曲部は、それぞれ直状カバーC1
及び付属カバーC21,C22に収容保護される。付属カバ
ーC21は、冷媒管P1 における建物の外部から内部に入
り込んでいる部分を保護するためのものであり、付属カ
バーC22は、冷媒管P1 における建物の外部において屈
曲している部分を保護するためのものである。
更に詳細に説明する。図1において、この保護カバー装
置は、単体の直状カバーC1 と、付属カバーC21, C22
とで構成される。エアコン室外機31に接続されている
冷媒管P1(図5参照)は建物の壁面Wに沿って配管さ
れ、その直状部及び屈曲部は、それぞれ直状カバーC1
及び付属カバーC21,C22に収容保護される。付属カバ
ーC21は、冷媒管P1 における建物の外部から内部に入
り込んでいる部分を保護するためのものであり、付属カ
バーC22は、冷媒管P1 における建物の外部において屈
曲している部分を保護するためのものである。
【0009】直状カバーC1 は、図2及び図5に示され
るように、下面が開口した中空枠体で構成されていて、
この開口が冷媒管の収容口1となっていると共に、その
両側壁部2は弾性変形可能になっていて、各側壁部2の
下端には、内側に向けて同じく弾性変形可能な挟持部3
が設けられていると共に、外側に向けて鍔部4が設けら
れている。この挟持部3の端部3aは、施工時において
冷媒管を損傷させないように、わん曲成形されている。
るように、下面が開口した中空枠体で構成されていて、
この開口が冷媒管の収容口1となっていると共に、その
両側壁部2は弾性変形可能になっていて、各側壁部2の
下端には、内側に向けて同じく弾性変形可能な挟持部3
が設けられていると共に、外側に向けて鍔部4が設けら
れている。この挟持部3の端部3aは、施工時において
冷媒管を損傷させないように、わん曲成形されている。
【0010】また、図3及び図6に示されるように、冷
媒管P1 における建物の外部から内部に入り込む屈曲部
分を保護するための付属カバーC21は、その全体がわん
曲したカバー本体11の外周縁に鍔部12が設けられて
いて、建物の壁面Wに密着する面には大きな収容口13
が設けられていると共に、直状カバーC1 と接続される
部分に設けられた開口が接続口14となっている。カバ
ー本体11における接続口14の部分の横断面形状は、
直状カバーC1 のそれに対応した大きさになっている。
この付属カバーC21は、接続口14の内側に直状カバー
C1 の端部が挿入される構造である。
媒管P1 における建物の外部から内部に入り込む屈曲部
分を保護するための付属カバーC21は、その全体がわん
曲したカバー本体11の外周縁に鍔部12が設けられて
いて、建物の壁面Wに密着する面には大きな収容口13
が設けられていると共に、直状カバーC1 と接続される
部分に設けられた開口が接続口14となっている。カバ
ー本体11における接続口14の部分の横断面形状は、
直状カバーC1 のそれに対応した大きさになっている。
この付属カバーC21は、接続口14の内側に直状カバー
C1 の端部が挿入される構造である。
【0011】前記カバー本体11の接続口14の部分を
構成する両周壁部15の内周面における該接続口14か
ら僅かに入り込んだ部分には、前記直状カバーC1 の端
面が当接する狭幅の当接壁16が全周に亘って設けられ
ている。そして、この当接壁16の前面には、カバー本
体11の周壁部15との間に所定の挿入空間17を設け
て一対の幅規制板18が前方に突出して設けられてい
る。一対の幅規制板18は、当接壁16の垂直部からわ
ん曲部に亘る部分に設けられていて、直状カバーC1 の
挿入時において、その先端部が引っ掛からないように、
幅規制板18の先端部の幅は、その基端部の幅よりも狭
くなっている。また、一対の幅規制板18は、付属カバ
ーC21の接続口14の端面よりも僅かに突出している。
なお、本実施例では、幅規制板18は、分離して一対設
けられているが、周壁部15の内側に沿って連続させて
設けてもよい。
構成する両周壁部15の内周面における該接続口14か
ら僅かに入り込んだ部分には、前記直状カバーC1 の端
面が当接する狭幅の当接壁16が全周に亘って設けられ
ている。そして、この当接壁16の前面には、カバー本
体11の周壁部15との間に所定の挿入空間17を設け
て一対の幅規制板18が前方に突出して設けられてい
る。一対の幅規制板18は、当接壁16の垂直部からわ
ん曲部に亘る部分に設けられていて、直状カバーC1 の
挿入時において、その先端部が引っ掛からないように、
幅規制板18の先端部の幅は、その基端部の幅よりも狭
くなっている。また、一対の幅規制板18は、付属カバ
ーC21の接続口14の端面よりも僅かに突出している。
なお、本実施例では、幅規制板18は、分離して一対設
けられているが、周壁部15の内側に沿って連続させて
設けてもよい。
【0012】また、図4で斜視図で示されるように、冷
媒管P1 における建物の外部において屈曲している部分
を保護するためのほぼ直角に屈曲された付属カバーC22
に関しても、その両端面の接続口14には、上記付属カ
バーC21の幅規制板18と同一構造のものが一体に設け
られており、図面に同一符号を付し、図示のみ行って重
複説明を省略する。
媒管P1 における建物の外部において屈曲している部分
を保護するためのほぼ直角に屈曲された付属カバーC22
に関しても、その両端面の接続口14には、上記付属カ
バーC21の幅規制板18と同一構造のものが一体に設け
られており、図面に同一符号を付し、図示のみ行って重
複説明を省略する。
【0013】そして、上記した直状カバーC1 と、上記
した2種類の屈曲部用の付属カバーC21, C22と末端用
の付属カバー(図示せず)とを含む複数種類の付属カバ
ーとを用いて、外壁面Wに配管された冷媒管P1 を保護
するには、以下のような施工を行う。図5に示されるよ
うに、2本の冷媒管P1 とドレンチューブP2 とは、そ
の随所においてテープ32で一体に結束された状態で建
物の外壁面Wに配管されている。この結束された冷媒管
P1 の各屈曲部及び末端部をそれぞれ対応した各付属カ
バーで覆って、これに収容させると共に、その直状部を
同様にして直状カバーC1 に収容させ、しかも直状カバ
ーC1 の端部を各付属カバーとの接続口に挿入して、両
カバーを接続する。ここで、冷媒管P1 を収容した直状
カバーC 1 は、その天壁部5と一対の挟持部3とが冷媒
管P1 に弾接した状態で仮設されて、施工途中において
直状カバーC1 は落下しないために、施工が容易とな
る。なお、外壁面Wに付属カバーの基台(図示せず)を
固定して、該基台に付属カバーを嵌合させるようにして
もよい。
した2種類の屈曲部用の付属カバーC21, C22と末端用
の付属カバー(図示せず)とを含む複数種類の付属カバ
ーとを用いて、外壁面Wに配管された冷媒管P1 を保護
するには、以下のような施工を行う。図5に示されるよ
うに、2本の冷媒管P1 とドレンチューブP2 とは、そ
の随所においてテープ32で一体に結束された状態で建
物の外壁面Wに配管されている。この結束された冷媒管
P1 の各屈曲部及び末端部をそれぞれ対応した各付属カ
バーで覆って、これに収容させると共に、その直状部を
同様にして直状カバーC1 に収容させ、しかも直状カバ
ーC1 の端部を各付属カバーとの接続口に挿入して、両
カバーを接続する。ここで、冷媒管P1 を収容した直状
カバーC 1 は、その天壁部5と一対の挟持部3とが冷媒
管P1 に弾接した状態で仮設されて、施工途中において
直状カバーC1 は落下しないために、施工が容易とな
る。なお、外壁面Wに付属カバーの基台(図示せず)を
固定して、該基台に付属カバーを嵌合させるようにして
もよい。
【0014】屈曲部用の付属カバーC21,C22などの接
続口14の周壁部15と各幅規制板18との間には、そ
れぞれ挿入空間17が形成されていて、上記のようにし
て、冷媒管P1 の直状部を直状カバーC1 に収容する際
には、その両側壁部2の端部を該挿入空間17に挿入し
て、直状カバーC1 の端部と付属カバーC21,C22など
とを接続しておく。なお、直状カバーC1 の両側壁部2
の端部は、付属カバーC21,C22などの接続口14に設
けられた挿入空間17に挿入されて、この挿入空間17
を形成する幅規制板18に規制されて、直状カバーC1
の両側壁部2が大きく拡開、或いは縮閉せず、しかも該
直状カバーC1 は冷媒管P1 に挟着されているために、
その鍔部4に釘33などを打ち込まなくても、施工後に
おいて、直状カバーC1 が落下したり、両カバーの接続
部に隙間が生ずることはない。このため、特に必要な場
合にのみ、直状カバーC1 は、その鍔部4に釘33など
を打ち込んで、外壁面Wに固定しておく。
続口14の周壁部15と各幅規制板18との間には、そ
れぞれ挿入空間17が形成されていて、上記のようにし
て、冷媒管P1 の直状部を直状カバーC1 に収容する際
には、その両側壁部2の端部を該挿入空間17に挿入し
て、直状カバーC1 の端部と付属カバーC21,C22など
とを接続しておく。なお、直状カバーC1 の両側壁部2
の端部は、付属カバーC21,C22などの接続口14に設
けられた挿入空間17に挿入されて、この挿入空間17
を形成する幅規制板18に規制されて、直状カバーC1
の両側壁部2が大きく拡開、或いは縮閉せず、しかも該
直状カバーC1 は冷媒管P1 に挟着されているために、
その鍔部4に釘33などを打ち込まなくても、施工後に
おいて、直状カバーC1 が落下したり、両カバーの接続
部に隙間が生ずることはない。このため、特に必要な場
合にのみ、直状カバーC1 は、その鍔部4に釘33など
を打ち込んで、外壁面Wに固定しておく。
【0015】このように、付属カバーC21,C22の接続
口14に一対の幅規制板18が設けられ、各側壁部2と
各幅規制板18との間にそれぞれ挿入空間17が設けら
れているので、何らかの原因によって、施工前におい
て、直状カバーC1 の各側壁部2の幅が、付属カバーC
21,C22の接続口14の幅より大きくなっている場合に
は、この直状カバーC1 の端部を前記挿入空間17に挿
入すると、弾性変形により直状カバーC1 の各側壁部2
の幅が狭くなって、周壁部15の内周面に弾接する(図
6及び図7)。一方、施工前において、上記とは逆に、
直状カバーC1 の各側壁部2の幅が、付属カバーC21,
C22の接続口14の幅より狭くなっている場合には、こ
の直状カバーC1 の端部を前記挿入空間17に挿入する
と、弾性変形により直状カバーC1 の各側壁部2の幅が
広くなって、各幅規制板18の外周面に弾接する(図
8)。このため、施工前において、直状カバーC1 の端
部の各側壁部2の幅が、付属カバーC21,C22の接続口
14の幅に対して大きく変化していても、接続時におい
て各側壁部2の幅が矯正されて、接続部に隙間が生ずる
ことなく、直状カバーC1 と付属カバーC21,C22とを
接続できる。
口14に一対の幅規制板18が設けられ、各側壁部2と
各幅規制板18との間にそれぞれ挿入空間17が設けら
れているので、何らかの原因によって、施工前におい
て、直状カバーC1 の各側壁部2の幅が、付属カバーC
21,C22の接続口14の幅より大きくなっている場合に
は、この直状カバーC1 の端部を前記挿入空間17に挿
入すると、弾性変形により直状カバーC1 の各側壁部2
の幅が狭くなって、周壁部15の内周面に弾接する(図
6及び図7)。一方、施工前において、上記とは逆に、
直状カバーC1 の各側壁部2の幅が、付属カバーC21,
C22の接続口14の幅より狭くなっている場合には、こ
の直状カバーC1 の端部を前記挿入空間17に挿入する
と、弾性変形により直状カバーC1 の各側壁部2の幅が
広くなって、各幅規制板18の外周面に弾接する(図
8)。このため、施工前において、直状カバーC1 の端
部の各側壁部2の幅が、付属カバーC21,C22の接続口
14の幅に対して大きく変化していても、接続時におい
て各側壁部2の幅が矯正されて、接続部に隙間が生ずる
ことなく、直状カバーC1 と付属カバーC21,C22とを
接続できる。
【0016】また、施工時においては、直状カバーC1
の各側壁部2の幅が、付属カバーC 21,C22の接続口1
4の幅に対応していて、隙間を生ずることなく付属カバ
ーC 21,C22と接続できても、施工後において直状カバ
ーC1 が熱変形などした場合には、両カバーの接続部に
隙間が生ずる。しかし、本発明においては、付属カバー
C21,C22の接続口14に設けられた一対の幅規制板1
8の存在によって、直状カバーC1 の各側壁部2の変形
が抑制されるので、施工後においても接続部に大きな隙
間が生じなくなる。
の各側壁部2の幅が、付属カバーC 21,C22の接続口1
4の幅に対応していて、隙間を生ずることなく付属カバ
ーC 21,C22と接続できても、施工後において直状カバ
ーC1 が熱変形などした場合には、両カバーの接続部に
隙間が生ずる。しかし、本発明においては、付属カバー
C21,C22の接続口14に設けられた一対の幅規制板1
8の存在によって、直状カバーC1 の各側壁部2の変形
が抑制されるので、施工後においても接続部に大きな隙
間が生じなくなる。
【0017】また、付属カバーの接続口に設けられる幅
規制部そのものに関しては、上記実施例のように、その
周壁部との間に挿入空間が設けられる構成であると、付
属カバーの接続口の部分に突出部が殆どなくなって、施
工し易い利点があるが、本発明においては、これに限定
されない。例えば、図9に示されるように、付属カバー
C21の接続口14の部分の周壁部の両下端部に一対の幅
規制挿入体19を直状カバーとの接続方向に突設させる
と共に、直状カバーC1 の押出成形時において、その両
側壁部2の下端部に膨肉部2aを設けて、該膨肉部2a
に挿入孔2bを貫通させておき、施工時において、前記
幅規制挿入体19を直状カバーC1 の挿入孔2bに挿入
するような構造でもよい。
規制部そのものに関しては、上記実施例のように、その
周壁部との間に挿入空間が設けられる構成であると、付
属カバーの接続口の部分に突出部が殆どなくなって、施
工し易い利点があるが、本発明においては、これに限定
されない。例えば、図9に示されるように、付属カバー
C21の接続口14の部分の周壁部の両下端部に一対の幅
規制挿入体19を直状カバーとの接続方向に突設させる
と共に、直状カバーC1 の押出成形時において、その両
側壁部2の下端部に膨肉部2aを設けて、該膨肉部2a
に挿入孔2bを貫通させておき、施工時において、前記
幅規制挿入体19を直状カバーC1 の挿入孔2bに挿入
するような構造でもよい。
【0018】要するに、付属カバーの接続口の部分に設
けられる幅規制部の構造に関しては、付属カバーと直状
カバーとの接続時において、該幅規制部の存在によっ
て、直状カバーの各側壁部の端部が弾性変形されて、そ
の幅が、付属カバーの接続口の幅に対応するように矯正
される構造であれば、如何なるものでもよい。
けられる幅規制部の構造に関しては、付属カバーと直状
カバーとの接続時において、該幅規制部の存在によっ
て、直状カバーの各側壁部の端部が弾性変形されて、そ
の幅が、付属カバーの接続口の幅に対応するように矯正
される構造であれば、如何なるものでもよい。
【0019】また、本発明においては、図10に示され
る直状カバーC2 を用いることも可能である。この直状
カバーC2 は、下方に開口する冷媒管の収容口1のみを
備えた中空枠体で構成されたもので、前記直状カバーC
1 のように、挟持部3及び鍔部4の双方を備えていな
い。このような構造の直状カバーC2 であっても、その
両側壁部2の端部を、付属カバーC21,C22の接続口1
4に設けられた挿入空間17に挿入すると、幅規制板1
8の存在によって、直状カバーC2 の両側壁部2の端部
の幅が、付属カバーC21,C22の接続口14の幅に対応
するように矯正されると共に、そのままの状態でも該直
状カバーC2 は落下しない。
る直状カバーC2 を用いることも可能である。この直状
カバーC2 は、下方に開口する冷媒管の収容口1のみを
備えた中空枠体で構成されたもので、前記直状カバーC
1 のように、挟持部3及び鍔部4の双方を備えていな
い。このような構造の直状カバーC2 であっても、その
両側壁部2の端部を、付属カバーC21,C22の接続口1
4に設けられた挿入空間17に挿入すると、幅規制板1
8の存在によって、直状カバーC2 の両側壁部2の端部
の幅が、付属カバーC21,C22の接続口14の幅に対応
するように矯正されると共に、そのままの状態でも該直
状カバーC2 は落下しない。
【0020】更に、上記実施例の付属カバーC21,C22
は、冷媒管P1 が外壁面Wにおいて屈曲する部分、或い
は該冷媒管P1 が壁表から壁裏に向けて屈曲する部分を
収容するものであるが、本発明における付属カバーと
は、上記屈曲部の他に、冷媒管の末端部を収容する末端
用のもの、或いは冷媒管の直状部を収容する2本の直状
カバーの接続部を収容する直状部接続用のものも含まれ
る。
は、冷媒管P1 が外壁面Wにおいて屈曲する部分、或い
は該冷媒管P1 が壁表から壁裏に向けて屈曲する部分を
収容するものであるが、本発明における付属カバーと
は、上記屈曲部の他に、冷媒管の末端部を収容する末端
用のもの、或いは冷媒管の直状部を収容する2本の直状
カバーの接続部を収容する直状部接続用のものも含まれ
る。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る冷媒管の保護カバー装置
は、中空枠体で形成された単体構造の直状カバーと、付
属カバーとから成って、該付属カバーの接続口に、当該
部分に内挿される直状カバーの両側壁部の端部の幅を該
接続口の幅に対応するように規制するための幅規制部
を、前記接続部の端面よりも突出して設けてあるので、
以下のような諸効果が奏される。 (1)冷媒管を配管した後において、付属カバーと直状
カバーの双方を施工する構成であるので、既設の露出冷
媒管の保護が可能となる。 (2)押出成形時の公差、運搬・保管時における変形な
どによって、直状カバーの各側壁部が大きく拡開又は縮
閉されていても、付属カバーとの接続時において、その
接続口に設けられた一対の幅規制部によって、直状カバ
ーの各側壁部は弾性変形されて、付属カバーの接続口の
幅に対応して矯正される。このため、両カバーの接続部
に隙間が生じなくなる。 (3)施工後の熱変形によって、直状カバーの各側壁部
が大きく変形して、拡開又は縮閉しようとしても、付属
カバーに設けられた幅規制部の存在によって、この変形
が防止される。このため、施工後の原因によって両カバ
ーの接続部に生ずる恐れのある隙間をも確実に防止でき
る。 (4)直状カバーの施工は、その両側壁部を大きく拡開
させた後に、原形状に復元させて冷媒管を挟持して、こ
れに仮設させている。この際に直状カバーが変形されて
しまうことがあるが、この場合においても、付属カバー
との接続時において、幅規制部の存在によって、直状カ
バーを付属カバーの接続口の幅に対応するように矯正で
きるため、直状カバーと付属カバーとの接続部に隙間が
生じない。
は、中空枠体で形成された単体構造の直状カバーと、付
属カバーとから成って、該付属カバーの接続口に、当該
部分に内挿される直状カバーの両側壁部の端部の幅を該
接続口の幅に対応するように規制するための幅規制部
を、前記接続部の端面よりも突出して設けてあるので、
以下のような諸効果が奏される。 (1)冷媒管を配管した後において、付属カバーと直状
カバーの双方を施工する構成であるので、既設の露出冷
媒管の保護が可能となる。 (2)押出成形時の公差、運搬・保管時における変形な
どによって、直状カバーの各側壁部が大きく拡開又は縮
閉されていても、付属カバーとの接続時において、その
接続口に設けられた一対の幅規制部によって、直状カバ
ーの各側壁部は弾性変形されて、付属カバーの接続口の
幅に対応して矯正される。このため、両カバーの接続部
に隙間が生じなくなる。 (3)施工後の熱変形によって、直状カバーの各側壁部
が大きく変形して、拡開又は縮閉しようとしても、付属
カバーに設けられた幅規制部の存在によって、この変形
が防止される。このため、施工後の原因によって両カバ
ーの接続部に生ずる恐れのある隙間をも確実に防止でき
る。 (4)直状カバーの施工は、その両側壁部を大きく拡開
させた後に、原形状に復元させて冷媒管を挟持して、こ
れに仮設させている。この際に直状カバーが変形されて
しまうことがあるが、この場合においても、付属カバー
との接続時において、幅規制部の存在によって、直状カ
バーを付属カバーの接続口の幅に対応するように矯正で
きるため、直状カバーと付属カバーとの接続部に隙間が
生じない。
【図1】本発明に係る付属カバーC21, C22と直状カバ
ーC1 とを用いて建物の外壁面Wに配管された冷媒管を
保護した状態の斜視図である。
ーC1 とを用いて建物の外壁面Wに配管された冷媒管を
保護した状態の斜視図である。
【図2】直状カバーC1 の部分斜視図である。
【図3】付属カバーC21の斜視図である。
【図4】付属カバーC22の斜視図である。
【図5】図1のX−X線拡大断面図である。
【図6】直状カバーC1 と付属カバーC21との接続部を
主体に示す背面図である。
主体に示す背面図である。
【図7】図6のY−Y線断面図(直状カバーC1 の各側
壁部2が縮閉されて付属カバーC21と接続される状態を
示す両カバーの接続部の断面図)である。
壁部2が縮閉されて付属カバーC21と接続される状態を
示す両カバーの接続部の断面図)である。
【図8】直状カバーC1 の各側壁部2が拡開されて付属
カバーC21と接続される状態を示す両カバーの接続部の
断面図である。
カバーC21と接続される状態を示す両カバーの接続部の
断面図である。
【図9】幅規制挿入体19を備えた付属カバーC21と、
挿入孔2bを備えた直状カバーC1 の部分斜視図であ
る。
挿入孔2bを備えた直状カバーC1 の部分斜視図であ
る。
【図10】直状カバーC2 の部分斜視図である。
C1 ,C2 :直状カバー
C21, C22:付属カバー
P1 :冷媒管
W:建物の外壁面
1:直状カバーの収容口
2:直状カバーの側壁部
14:付属カバーの接続口
17:挿入空間
18:幅規制板(幅規制部)
19:幅規制挿入体(幅規制部)
Claims (3)
- 【請求項1】 建物の外壁面に沿って配管されるエアコ
ン用冷媒管の直状部を保護する直状カバーと、前記冷媒
管の屈曲部や末端部などを保護する付属カバーとから成
って、 前記直状カバーは、弾性変形可能な両側壁部と、下方に
開口するエアコン用冷媒管の収容口とを長手方向に連続
して備えた中空枠体で形成されていると共に、前記付属
カバーは、前記直状カバーの端部が内挿される接続口を
備えた構成であるエアコン用冷媒管の保護カバー装置に
おいて、 前記付属カバーの接続口に、当該部分に内挿される直状
カバーの両側壁部の端部の幅を該接続口の幅に対応する
ように規制する幅規制部が、前記接続口の端面よりも突
出して設けられていることを特徴とするエアコン用冷媒
管の保護カバー装置。 - 【請求項2】 前記幅規制部は、付属カバーの接続口部
分の両側壁部の内側に挿入空間を隔ててそれぞれ設けら
れた幅規制板で構成されることを特徴とする請求項1に
記載のエアコン用冷媒管の保護カバー装置。 - 【請求項3】 建物の外壁面に沿って配管されるエアコ
ン用冷媒管の直状部を保護するための直状カバーと組み
合わせられて、該冷媒管の屈曲部や末端部などを保護す
る付属カバーであって、 弾性変形可能な両側壁部と、下方に開口するエアコン用
冷媒管の収容口とを長手方向に連続して備えた中空枠体
で形成された直状カバーの端部が内挿される接続口を備
え、 該接続口に、当該部分に内挿される直状カバーの両側壁
部の端部の幅を該接続口の幅に対応するように規制する
幅規制部が、前記接続口の端面よりも突出して設けられ
ていることを特徴とするエアコン用冷媒管の付属カバ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002226091A JP2003056864A (ja) | 2002-08-02 | 2002-08-02 | エアコン用冷媒管の保護カバー装置、及びその付属カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002226091A JP2003056864A (ja) | 2002-08-02 | 2002-08-02 | エアコン用冷媒管の保護カバー装置、及びその付属カバー |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11023896A Division JP3546589B2 (ja) | 1996-04-04 | 1996-04-04 | エアコン用冷媒管の保護カバー装置、及びその付属カバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003056864A true JP2003056864A (ja) | 2003-02-26 |
Family
ID=19196162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002226091A Pending JP2003056864A (ja) | 2002-08-02 | 2002-08-02 | エアコン用冷媒管の保護カバー装置、及びその付属カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003056864A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006207782A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Inoac Corp | 配管カバーの継手 |
JP2012180900A (ja) * | 2011-03-01 | 2012-09-20 | Mirai Ind Co Ltd | 配線・配管材保護カバー装置 |
JP2013061054A (ja) * | 2011-09-15 | 2013-04-04 | Kowa Kogyo Kk | コーナー用化粧カバー |
-
2002
- 2002-08-02 JP JP2002226091A patent/JP2003056864A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006207782A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Inoac Corp | 配管カバーの継手 |
JP4650675B2 (ja) * | 2005-01-31 | 2011-03-16 | 株式会社イノアック住環境 | 配管カバーの継手 |
JP2012180900A (ja) * | 2011-03-01 | 2012-09-20 | Mirai Ind Co Ltd | 配線・配管材保護カバー装置 |
JP2013061054A (ja) * | 2011-09-15 | 2013-04-04 | Kowa Kogyo Kk | コーナー用化粧カバー |
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