JP2002147683A - 配線・配管材の付属カバー - Google Patents

配線・配管材の付属カバー

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JP2002147683A
JP2002147683A JP2000348067A JP2000348067A JP2002147683A JP 2002147683 A JP2002147683 A JP 2002147683A JP 2000348067 A JP2000348067 A JP 2000348067A JP 2000348067 A JP2000348067 A JP 2000348067A JP 2002147683 A JP2002147683 A JP 2002147683A
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芳治 金森
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康治 西脇
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 直状カバーを、付属カバーの接続口に、その
接続口の開口方向に対して角度を振って接続することが
できる、配線・配管材の付属カバーを提供する。 【解決手段】 付属カバー4は、基台5と、冷媒管2を
覆う蓋体6と、基台5に蓋体6を着脱可能に組み付ける
ための組付手段7とを有する。ここで、蓋体6は、頂壁
6aおよび側壁6b、6bを備えるとともに、頂壁6a
および側壁6b、6bの端部部分が、直状カバー3の端
部部分3cに被る接続口6cとなっている。そして、直
状カバー3が、付属カバー4の接続口6cに、その接続
口6cの開口方向に対して角度を振って接続可能となる
よう、側壁6bは、外方に変形可能に形成されている。
さらに、組付手段7は、側壁6bの、外方への変形によ
り、基台5と蓋体6との組付け状態が解除されることが
ないように、被係止部5eと係止部6eとからなる変形
規制手段9を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、取付面に沿って
配設される配線・配管材を収容して保護する直状カバー
に繋がる、配線・配管材の付属カバーに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、例えば、建物の外壁面に沿って配設されるエアコン
用冷媒管の付属カバーとして、図11に示されるものが
あった。かかる付属カバー21は、直状カバー22に繋
がり、その直状カバー22とともに、冷媒管23、23
を収容して保護するものであり、この冷媒管23、23
の配管経路は、排出のための勾配が付けられていた。こ
こで、付属カバーは、外壁面に取り付けられる基台24
と、冷媒管23、23を覆う蓋体25とから構成されて
いた。そして、蓋体25は、その蓋体25に設けられた
係合爪25aが、基台24に設けられた係合凹部24a
と係合することで、基台24に組み付けられていた。ま
た、この蓋体25は、断面略コの字状に形成されて、直
状カバー22側に開口した端部部分が、直状カバー22
の端部部分22aに被る接続口25bとなっていた。
【0003】しかし、冷媒管23の配管経路に障害物等
があったときに、直状カバー22を、付属カバー21の
接続口25bに、その接続口25bの開口方向に対して
角度を振って接続しようとすると、蓋体25の側壁25
cが、直状カバー22に押されて外方に変形し、蓋体2
5の係合爪25aと基台24の係合凹部24aとの係合
が外れてしまった(図11参照)。したがって、蓋体2
5を基台24に組み付けることができず、結果として、
直状カバー22を、接続口25bに、その接続口25b
の開口方向に対して角度を振って接続することができな
かった。
【0004】そこで、係合爪25aと係合凹部24aと
の係合が外れないように、蓋体25の剛性を高めること
もできたが、その場合には、側壁25cの変形が妨げら
れるため、始めから、直状カバー22を、接続口25b
に、その接続口25bの開口方向に対して角度を振って
接続することができなかった。
【0005】この発明は、上記した従来の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、直状カバーを、付属カバーの接続口に、その接続口
の開口方向に対して角度を振って接続することができ
る、配線・配管材の付属カバーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る配線・配
管材の付属カバーは、前記目的を達成するために、次の
構成からなる。すなわち、請求項1に記載の発明に係る
配線・配管材の付属カバーは、取付面に沿って配設され
る配線・配管材を収容して保護する直状カバーに繋がる
とともに、前記配線・配管材を収容して保護する付属カ
バーであって、前記取付面側に位置する基台と、前記配
線・配管材を覆う蓋体と、前記基台に前記蓋体を着脱可
能に組み付けるための組付手段とを有する。ここで、前
記蓋体は、前記基台に対向する頂壁および、その頂壁か
ら前記基台側に延設された側壁を備えるとともに、前記
頂壁および前記側壁の端部部分が、前記直状カバーの端
部部分に被る接続口となっている。そして、前記直状カ
バーが、前記接続口に、その接続口の開口方向に対して
角度を振って接続可能となるよう、前記側壁は、前記直
状カバーに押されて外方に変形可能に形成されている。
さらに、前記組付手段は、前記側壁の、外方への変形に
より、前記基台と前記蓋体との組付け状態が解除される
ことがないように設けられている。
【0007】このように、この付属カバーは、直状カバ
ーに繋がり、これら付属カバーと直状カバーとが、取付
面に沿って配設される配線・配管材を収容して保護す
る。この付属カバーは、基台と蓋体と組付手段とを有
し、蓋体は、組付手段によって、基台に着脱可能に組み
付けられる。そして、蓋体は、頂壁と側壁とを備えてお
り、これら頂壁および側壁の端部部分からなる接続口
が、直状カバーの端部部分に被ることで、直状カバー
は、付属カバーの接続口に接続されて、両カバーは、繋
がることとなる。ここで、直状カバーを、付属カバーの
接続口に、その接続口の開口方向に対して角度を振って
接続しようとすると、蓋体の側壁は、直状カバーに押さ
れて外方に変形する。このとき、前記組付手段は、側壁
の、外方への変形により、基台と蓋体との組付け状態が
解除されることがないように設けられているので、直状
カバーを、付属カバーの接続口に、その接続口の開口方
向に対して角度を振って接続することができる。
【0008】また、請求項2に記載の発明に係る配線・
配管材の付属カバーのように、前記組付手段は、係合手
段と変形規制手段とからなっていてもよい。そして、こ
の係合手段は、前記側壁に設けられて前記接続口から離
れて位置する係合部と、前記基台に設けられて前記係合
部と係合する被係合部とから構成されている。また、前
記変形規制手段は、前記直状カバーが前記接続口に、そ
の接続口の開口方向に対して角度を振って接続されると
き、前記側壁の、前記係合部が位置する部分における外
方への変形を規制することで、前記係合部と前記被係合
部との係合を維持する。こうして、直状カバーが、付属
カバーの接続口に、その接続口の開口方向に対して角度
を振って接続されるとき、変形規制手段によって、付属
カバーの側壁の、係合部が位置する部分における外方へ
の変形が規制され、係合部と被係合部との係合が維持さ
れる。したがって、蓋体の係合部が基台の被係合部から
外れるのを防止することができ、基台と蓋体との組付状
態が解除されることがない。
【0009】また、請求項3に記載の発明に係る配線・
配管材の付属カバーのように、前記変形規制手段は、前
記基台に設けられる被係止部と、前記側壁に設けられて
前記被係止部に係止される係止部とから構成されていて
もよい。これにより、蓋体の側壁に設けられた係止部
が、基台に設けられた被係止部に係止されて、直状カバ
ーが、付属カバーの接続口に、その接続口の開口方向に
対して角度を振って接続されるとき、蓋体の側壁の、係
合部が位置する部分における外方への変形を規制する。
【0010】また、請求項4に記載の発明に係る配線・
配管材の付属カバーは、取付面に沿って配設される配線
・配管材を収容して保護する直状カバーに繋がるととも
に、前記配線・配管材を収容して保護する付属カバーで
あって、前記配線・配管材を覆うカバー本体と、前記取
付面に前記カバー本体を取り付けるための固定部とを有
する。ここで、前記カバー本体は、前記取付面に対向す
る頂壁および、その頂壁から前記取付面側に延設された
側壁を備えるとともに、前記頂壁および前記側壁の端部
部分が、前記直状カバーの端部部分に被る接続口となっ
ている。そして、前記直状カバーが、前記接続口に、そ
の接続口の開口方向に対して角度を振って接続可能とな
るよう、前記側壁は、前記直状カバーに押されて外方に
変形可能に形成されている。さらに、前記固定部は、前
記側壁の、外方への変形を許容すべく、前記接続口から
離れて設けられている。
【0011】このように、この付属カバーは、直状カバ
ーに繋がり、これら付属カバーと直状カバーとが、取付
面に沿って配設される配線・配管材を収容して保護す
る。この付属カバーは、カバー本体と固定部とを有し、
カバー本体は、固定部によって、取付面に取り付けられ
る。そして、カバー本体は、頂壁と側壁とを備えてお
り、これら頂壁および側壁の端部部分からなる接続口
が、直状カバーの端部部分に被ることで、直状カバー
は、付属カバーの接続口に接続されて、両カバーは、繋
がることとなる。ここで、直状カバーを、付属カバーの
接続口に、その接続口の開口方向に対して角度を振って
接続しようとすると、カバー本体の側壁は、直状カバー
に押されて外方に変形する。このとき、付属カバーの固
定部は、側壁の、外方への変形を許容すべく、接続口か
ら離れて設けられているので、直状カバーを、付属カバ
ーの接続口に、その接続口の開口方向に対して角度を振
って接続することができる。
【0012】また、請求項5に記載の発明に係る配線・
配管材の付属カバーのように、前記固定部は、前記側壁
から延設されて前記取付面と面する鍔部からなり、その
鍔部は、ビスによって前記取付面に留められてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る配線・配管
材の付属カバーの実施の形態を図面に基づいて説明す
る。
【0014】図1ないし図5は、本発明に係る配線・配
管材の付属カバーの第一の実施の形態を示す。図中符号
1は、取付面としての、建物の外壁面である。2は、配
線・配管材としての、エアコン用の冷媒管であり、エア
コンの室内機(図示せず)と室外機(図示せず)とを結
ぶように、外壁面1に沿って配設されている。3は、直
状カバーであり、冷媒管2、2を収容して保護する、直
状の保護カバーである。4は、付属カバーであり、二本
の直状カバー3、3をほぼ45°曲がるようにして繋ぐ
とともに、その繋ぎ部分における冷媒管2、2を収容し
て保護する、付属の保護カバーである。
【0015】ここで、直状カバー3は、図3に示すよう
に、建物の外壁面1にビスV1等により固定されるベー
ス部材3aと、そのベース部材3aに組み付けられて冷
媒管2、2を覆うカバー部材3bとから構成されてい
る。そして、これらベース部材3aおよびカバー部材3
bは、それぞれ、例えば、合成樹脂材料を押出成形して
得られる。
【0016】また、付属カバー4は、図1ないし3に示
すように、建物の外壁面1側に位置してその外壁面1に
ビスV2等により固定される基台5と、冷媒管2、2を
覆う蓋体6と、基台5に蓋体6を着脱可能に組み付ける
ための組付手段7とを有している。そして、これら基台
5および蓋体6は、それぞれ、可撓性素材、例えば、塩
化ビニル樹脂とかACS樹脂とかの合成樹脂材料を射出
成形して得られる。
【0017】付属カバー4の基台5は、建物の外壁面1
に当接するとともに曲がって形成される底壁5aと、そ
の底壁5aの曲がる内側および外側に立設する側壁5
b、5bとからなる。そして、基台5は、曲がって形成
される各端部部分に位置する開口部5cが、直状カバー
3の端部部分3cに差し込まれるように、各端部部分に
おいて、底壁5aが段状に上がって形成されるととも
に、側壁5b、5b間が幅狭に形成されている。また、
基台5には、各側壁5bから底壁5aに移るコーナー部
分、つまり側壁5bの基端部分に、後述する蓋体6の係
合部6dと係合する被係合部5dが、窪むようにして設
けられている。さらに、基台5は、外側の側壁5bの、
底壁5aから立ち上がった先端部分が、被係止部5eと
なっている。
【0018】付属カバー4の蓋体6は、基台5と同様に
曲がって形成されて基台5に対向する頂壁6aおよび、
その頂壁6aの曲がる外側および内側から基台5側に延
設された側壁6b、6bを備えるとともに、頂壁6aお
よび側壁6b、6bの端部部分が、直状カバー3の端部
部分3cに被る接続口6cとなっている。そして、側壁
6bは、直状カバー3が、接続口6cに、その接続口6
cの開口方向に対して角度を振って接続可能となるよ
う、直状カバー3に押されて外方に変形可能に形成され
ている。すなわち、例えば、この蓋体6の材料の持つ可
撓性が有効に発揮されるよう、側壁6bの肉厚寸法が決
定されている。また、蓋体6における、各側壁6bに
は、頂壁6aから延設される先端部分に、接続口6cか
ら離れて位置するとともに、内方に向かって突出する爪
状の係合部6d、6dが設けられている。そして、外側
の側壁6bには、基台5の被係止部5eの内側まで延び
て、その被係止部5eに係止される係止部6e、6eが
設けられている。図示実施の形態においては、これら係
止部6e、6eは、外側の側壁6bにおける両係合部6
d、6dの間であって、各係合部6dに近接する位置、
および中央位置に設けられている(図1参照)。さら
に、各側壁6bには、基台5の側壁5bの先端に対向す
るよう、リブ6fが設けられている。
【0019】また、組付手段7は、外側の側壁6bの、
外方への変形により、基台5と蓋体6との組付け状態が
解除されることがないように設けられている。具体的に
は、組付け手段7は、係合手段8と変形規制手段9とか
らなる。ここで、係合手段8は、蓋体6の側壁6bに設
けられた前記係合部6d、6dと、基台5に設けられた
前記被係合部5d、5dとから構成されている。また、
変形規制手段9は、基台5に設けられた前記被係止部5
eと、蓋体6の、外側の側壁6bに、接続口6cから離
れて設けられて、その接続口6cの変形を妨げない前記
係止部6e、6eとから構成されている。そして、係止
部6e、6eのうちの少なくとも一部の係止部6e、6
eは、冷媒管(配線・配管材)の配管方向(配線・配管
方向)において、前記係合部6d、6dに近接して設け
られている。こうして、変形規制手段9は、直状カバー
3が前記接続口6cに、その接続口6cの開口方向に対
して、蓋体6の外側の側壁6b側に、角度を振って接続
されるとき、外側の側壁6bの、前記係合部6dが位置
する部分における外方への変形を規制することで、前記
係合部6dと前記被係合部5dとの係合を維持している
(図2参照)。
【0020】次に、上述の第一の実施の形態に示す付属
カバー4の、作用効果について説明する。この付属カバ
ー4は、係合部6dと被係合部5dとが係合すること
で、蓋体6が基台5に着脱可能に組み付けられる。この
とき、付属カバー4の接続口6cが、直状カバー3の端
部部分3cに被ることで、直状カバー3が接続口6cに
接続されて、両カバー3、4は、繋がることとなる。
【0021】ここで、直状カバー3を、付属カバー4の
接続口6cに、その接続口6cの開口方向に対して、蓋
体6の外側の側壁6b側に、角度を振って接続しようと
すると、外側の側壁6bは、直状カバー3に押されて外
方に変形する(図1において左上部分)。このとき、被
係止部5eと係止部6eとから構成される変形規制手段
9によって、外側の側壁6bの、係合部6dが位置する
部分における外方への変形が規制され、係合部6dと被
係合部5dとの係合が維持される(図2参照)。したが
って、蓋体6の係合部6dが基台5の被係合部5dから
外れるのを防止することができ、基台5と蓋体6との組
付状態が解除されることがなく、直状カバー3を、付属
カバー4の接続口6cに、その接続口6cの開口方向に
対して、蓋体6の外側の側壁6b側に、角度を振って接
続することができる。よって、冷媒管2(配線・配管
材)の配管経路(配線・配管経路)に障害物等があった
ときに、その障害物等を避けることができ、少ない部品
点数で冷媒管2(配線・配管材)の配管(配線・配管)
工事をすることができる。
【0022】図6ないし図8は、本発明に係る配線・配
管材の付属カバーの第二の実施の形態を示す。この第二
の実施の形態においては、第一の実施の形態とは、直状
カバーおよび付属カバーの構造が異なるが、取付面とし
ての建物の外壁面1や、配線・配管材としてのエアコン
用の冷媒管2は同様である。図中符号11は、直状カバ
ーであり、冷媒管2、2を収容して保護する、直状の保
護カバーである。12は、付属カバーであり、二本の直
状カバー11、11をほぼ真直ぐ繋ぐとともに、その繋
ぎ部分における冷媒管2、2を収容して保護する、付属
の保護カバーである。
【0023】ここで、直状カバー11は、断面略コの字
状に形成されたカバー部11aと、そのカバー部11a
の下端に設けられて長手方向に延設されたベース部11
b、11bとからなっており、この直状カバー11は、
例えば、合成樹脂材料を押出成形して得られる。そし
て、この直状カバー11は、ベース部11b、11b
が、建物の外壁面1にビスV3、V3等により留められ
ることで、外壁面1に取り付けられる。
【0024】また、付属カバー12は、冷媒管2、2を
覆うカバー本体12aと、外壁面1にカバー本体12a
を取り付けるための固定部12b、12bとを有してい
る。そして、この付属カバー12は、第一の実施の形態
に示す基台5や蓋体6と同様に、例えば、塩化ビニル樹
脂とかACS樹脂とかの合成樹脂材料を射出成形して得
られる。
【0025】カバー本体12aは、図8に示すように、
断面略コの字状に形成されており、建物の外壁面1に対
向する頂壁12cおよび、その頂壁12cから外壁面1
側に延設された側壁12d、12dを備えるとともに、
頂壁12cおよび側壁12d、12dの端部部分が、直
状カバー11の端部部分11cに被る接続口12eとな
っている。そして、側壁12dは、直状カバー11が、
接続口12eに、その接続口12eの開口方向に対して
角度を振って接続可能となるよう、直状カバー11に押
されて外方に変形可能に形成されている。すなわち、例
えば、この付属カバー12の材料の持つ可撓性が有効に
発揮されるよう、側壁12dの肉厚寸法が決定されてい
る。
【0026】また、付属カバー12の固定部12b、1
2bは、側壁12dの、外方への変形を許容すべく、接
続口12eから離れて設けられている。具体的には、固
定部12b、12bは、カバー本体12aの長手方向の
中央部分において、側壁12d、12dから延設され
て、建物の外壁面1と面する鍔部からなっている。そし
て、この固定部12b、12b(鍔部)が、ビスV4、
V4等によって建物の外壁面1に留められることで、カ
バー本体12aは、外壁面1に取り付けられる。
【0027】次に、上述の第二の実施の形態に示す付属
カバー12の、作用効果について説明する。この付属カ
バー12は、カバー本体12aと固定部12b、12b
とを有し、カバー本体12aは、固定部12b、12b
によって、外壁面1に取り付けられる。このとき、付属
カバー12の接続口12eが、直状カバー11の端部部
分11cに被ることで、直状カバー11が接続口12e
に接続されて、両カバー11、12は、繋がることとな
る。
【0028】ここで、直状カバー11を、付属カバー1
2の接続口12eに、その接続口12eの開口方向に対
して角度を振って接続しようとすると、カバー本体12
aの側壁12dは、直状カバー11に押されて外方に変
形する(図6において右上部分)。このとき、付属カバ
ー12の固定部12bは、側壁12dの、外方への変形
を許容すべく、接続口12eから離れて設けられている
ので、直状カバー11を、付属カバー12の接続口12
eに、その接続口12eの開口方向に対して角度を振っ
て接続することができる。よって、冷媒管2(配線・配
管材)の配管経路(配線・配管経路)に障害物等があっ
たときに、その障害物等を避けることができ、少ない部
品点数で冷媒管2(配線・配管材)の配管(配線・配
管)工事をすることができる。
【0029】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されるわけではなく、その他種々の変更が可能であ
る。例えば、直状カバー3、11および付属カバー4、
12に収容される配線・配管材は、冷媒管2でなくと
も、給水管、給湯管、ガス管、その他の配管材であって
もよく、さらには、電力線、信号線等の配線材であって
もよい。また、この配線・配管材が配設される取付面
は、建物の外壁面1でなくとも、内壁面、天井面、床面
等、その他の取付面であってもよい。また、この取付面
は、一つの平面からならなくとも、二つの平面が直角等
の角度を持って折れ曲がって形成されるものであっても
よく、この場合、付属カバー4、12が、二つの平面が
交差する出隅または入隅からなるコーナー部に配備され
てもよい。
【0030】また、第一の実施の形態において、係止部
6eおよび被係止部5eは、蓋体6および基台5の、外
側の側壁6b、5bに設けられているが、加えて、内側
の側壁6b、5bにも設けられてもよい。こうすること
で、直状カバー3が付属カバー4の接続口6cに、その
接続口6cの開口方向に対して、蓋体6の内側の側壁6
b側に、角度を振って接続されるとき、内側の側壁6b
の、係合部6dが位置する部分における外方への変形が
規制されて、係合部6dと被係合部5dとの係合が維持
される。したがって、基台5と蓋体6との組付状態が解
除されることがなく、直状カバー3を、付属カバー4の
接続口6cに、その接続口6cの開口方向に対して、蓋
体6の内側の側壁6b側に、角度を振って接続すること
もできる。
【0031】また、第一の実施の形態において、付属カ
バー4は、二本の直状カバー3、3を繋ぐものでなくと
も、図9に示すように三本の直状カバー3、3を繋ぐも
のであってもよく、また、それ以上の本数の直状カバー
3、3を繋ぐものであってもよい。また、付属カバー4
は、複数本の直状カバー3、3を繋ぐものでなくとも、
例えば、冷媒管2が建物の壁を貫通する部分に、この付
属カバー4が配置されたり、配設される冷媒管2の端部
部分に、この付属カバー4が配置されたりして、この付
属カバー4が、一本のみの直状カバー3に繋がってもよ
い。そして、これらのことは、第二の実施の形態におい
ても同様である。
【0032】また、第一の実施の形態において、変形規
制手段9は、基台5に設けられる被係止部5eと、蓋体
6の側壁6bに設けられる係止部6eとから構成される
構造でなくとも、図10に示すように、基台5の側壁5
bが、蓋体6の中央部分においてその蓋体6の側壁6b
の外側に位置する構造であってもよい。このとき、蓋体
6の側壁6bに設けられる係合部6dは、外方に向かっ
て突出し、また、基台5に設けられて係合部6dと係合
する被係合部5dは、基台5の側壁5bから内方に向か
って突出する。こうして、直状カバー(図示せず)が、
接続口6cに、その接続口6cの開口方向に対して角度
を振って接続されるとき、基台5の側壁5bが、蓋体6
の側壁6bの、係合部6dが位置する部分における外方
への変形を規制し、係合部6dと被係合部5dとの係合
が維持される。
【0033】また、第一の実施の形態において、組付手
段7は、係合手段8と変形規制手段9とからならなくと
も、例えば、蓋体6の中央部分において、この蓋体6と
基台5とを、ビス留め等の固定手段により固定するもの
であってもよい。
【0034】
【発明の効果】以上、詳述したところから明らかなよう
に、この発明に係る配線・配管材の付属カバーによれ
ば、次の効果がある。
【0035】請求項1ないし3のいずれか1項に記載さ
れた配線・配管材の付属カバーによれば、側壁の、外方
への変形により、基台と蓋体との組付け状態が解除され
ることがなく、直状カバーを、付属カバーの接続口に、
その接続口の開口方向に対して角度を振って接続するこ
とができる。
【0036】また、請求項4または5に記載された配線
・配管材の付属カバーによれば、取付面にカバー本体を
取り付けるための固定部が、側壁の、外方への変形を許
容すべく、接続口から離れて設けられているので、直状
カバーを、付属カバーの接続口に、その接続口の開口方
向に対して角度を振って接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る配線・配管材の付属カバーの第
一の実施の形態の、平断面図である。
【図2】同じく、図1におけるA−A線による断面図で
ある。
【図3】同じく、図1におけるB−B線による断面図で
ある。
【図4】同じく、蓋体の正面図である。
【図5】同じく、蓋体の底面図である。
【図6】この発明に係る配線・配管材の付属カバーの第
二の実施の形態の、平断面図である。
【図7】同じく、側面図である。
【図8】同じく、付属カバーの斜視図である。
【図9】この発明に係る配線・配管材の付属カバーの他
の実施の形態の、平断面図である。
【図10】この発明に係る配線・配管材の付属カバーの
さらに他の実施の形態の、斜視図である。
【図11】従来の配線・配管材の付属カバーおよび直状
カバーを示す平断面図である。
【符号の説明】
1 外壁面(取付面) 2 冷媒管(配線配
管材) 3 直状カバー 3c 端部部分 4 付属カバー 5 基台 5d 被係合部 5e 被係止部 6 蓋体 6a 頂壁 6b 側壁 6c 接続口 6d 係合部 6e 係止部 7 組付け手段 8 係合手段 9 変形規制手段 11 直状カバー 11c 端部部分 12 付属カバー 12a カバー本体 12b 固定部 12c 頂壁 12d 側壁 12e 接続口 V4 ビス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付面に沿って配設される配線・配管材
    を収容して保護する直状カバーに繋がるとともに、前記
    配線・配管材を収容して保護する付属カバーであって、 前記取付面側に位置する基台と、前記配線・配管材を覆
    う蓋体と、前記基台に前記蓋体を着脱可能に組み付ける
    ための組付手段とを有し、 前記蓋体は、前記基台に対向する頂壁および、その頂壁
    から前記基台側に延設された側壁を備えるとともに、前
    記頂壁および前記側壁の端部部分が、前記直状カバーの
    端部部分に被る接続口となっており、かつ、 前記直状カバーが、前記接続口に、その接続口の開口方
    向に対して角度を振って接続可能となるよう、前記側壁
    は、前記直状カバーに押されて外方に変形可能に形成さ
    れ、 前記組付手段は、前記側壁の、外方への変形により、前
    記基台と前記蓋体との組付け状態が解除されることがな
    いように設けられていることを特徴とする、配線・配管
    材の付属カバー。
  2. 【請求項2】 前記組付手段は、係合手段と変形規制手
    段とからなり、 前記係合手段は、前記側壁に設けられて前記接続口から
    離れて位置する係合部と、前記基台に設けられて前記係
    合部と係合する被係合部とから構成され、 前記変形規制手段は、前記直状カバーが前記接続口に、
    その接続口の開口方向に対して角度を振って接続される
    とき、前記側壁の、前記係合部が位置する部分における
    外方への変形を規制することで、前記係合部と前記被係
    合部との係合を維持することを特徴とする請求項1に記
    載の、配線・配管材の付属カバー。
  3. 【請求項3】 前記変形規制手段は、前記基台に設けら
    れる被係止部と、前記側壁に設けられて前記被係止部に
    係止される係止部とから構成されることを特徴とする請
    求項2に記載の、配線・配管材の付属カバー。
  4. 【請求項4】 取付面に沿って配設される配線・配管材
    を収容して保護する直状カバーに繋がるとともに、前記
    配線・配管材を収容して保護する付属カバーであって、 前記配線・配管材を覆うカバー本体と、前記取付面に前
    記カバー本体を取り付けるための固定部とを有し、 前記カバー本体は、前記取付面に対向する頂壁および、
    その頂壁から前記取付面側に延設された側壁を備えると
    ともに、前記頂壁および前記側壁の端部部分が、前記直
    状カバーの端部部分に被る接続口となっており、かつ、 前記直状カバーが、前記接続口に、その接続口の開口方
    向に対して角度を振って接続可能となるよう、前記側壁
    は、前記直状カバーに押されて外方に変形可能に形成さ
    れ、 前記固定部は、前記側壁の、外方への変形を許容すべ
    く、前記接続口から離れて設けられていることを特徴と
    する、配線・配管材の付属カバー。
  5. 【請求項5】 前記固定部は、前記側壁から延設されて
    前記取付面と面する鍔部からなり、その鍔部は、ビスに
    よって前記取付面に留められることを特徴とする請求項
    4に記載の、配線・配管材の付属カバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2012180900A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Mirai Ind Co Ltd 配線・配管材保護カバー装置
JP2015014341A (ja) * 2013-07-08 2015-01-22 宏和工業株式会社 配管継手
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