JP2000253535A - ケーブルダクトおよびその接続構造 - Google Patents

ケーブルダクトおよびその接続構造

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JP2000253535A
JP2000253535A JP11049188A JP4918899A JP2000253535A JP 2000253535 A JP2000253535 A JP 2000253535A JP 11049188 A JP11049188 A JP 11049188A JP 4918899 A JP4918899 A JP 4918899A JP 2000253535 A JP2000253535 A JP 2000253535A
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cover
base
hinge
cable
cable duct
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JP11049188A
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Kazuo Yamashita
一雄 山下
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AIKYO KK
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋の置き場を捜す必要がなく作業性に優れ、
且つワンタッチ式で開閉操作が簡単で、さらには天井や
壁等の露出面に使用しても他の室内の建具,備品等と調
和のとれるケーブルダクトを提供する。 【解決手段】 長手方向等断面形状にして、横断面略L
形のベース部1と、該ベース部1の一端縁に設けられ、
ヒンジ機能をもたせるヒンジ部3と、前記ベース部1か
ら該ヒンジ部3を介して延設される平板状のカバー部2
と、を具備し、且つ、該カバー部2の先端縁に設けた係
合部分21が前記基部1の他端縁に設けた係合部分11
へ嵌合可能にして着脱自在とし、両係合部分11,21
の嵌合により前記ベース部1とヒンジ部3とカバー部2
でつくる空間内に配線用のケーブル4を収納できるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅等の天井など
で、電力,通信網に敷設される配線用のケーブルを収納
するケーブルダクトおよびその接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅等の天井などに敷設される配
線用のケーブルは図7のようなケーブルダクトが主に用
いられてきた。長手方向等断面形状の箱形容器Qに配線
用ケーブル4を収納後、別体の蓋Tを被せるようにして
使ってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このような
ケーブルダクトは、施工や点検時などで取外された蓋T
の置き場に困り、作業効率が悪くなっていた。また、箱
形容器Qへの蓋9の一体化には通常ビス等が用いられ、
ケーブルダクトの開閉に時間がかかっていた。さらに、
住宅等で部屋から見える天井面などに露出させて使おう
としても、従来のケーブルダクトは格好,見栄えが悪
く、使用に耐えなかった。また、ケーブルの方向を変え
る曲がり角等でのケーブルダクトの敷設には、特注品を
用意しなければならず、コストがかかり且つ嵩が大きく
保管等が大変であった。
【0004】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、蓋の置き場を捜す必要がなく作業性に優
れ、且つワンタッチ式で開閉操作が簡単で、ケーブルの
方向を変える曲がり角等にも楽に対応でき、さらには天
井や壁等の露出面に使用しても他の室内の建具,備品等
と調和のとれるケーブルダクトおよびその接続構造を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
請求項1に記載の発明の要旨は、長手方向等断面形状に
して、横断面略L形のベース部(1)と、該ベース部の
一端縁に設けられ、ヒンジ機能をもたせるヒンジ部
(3)と、前記ベース部から該ヒンジ部を介して延設さ
れる平板状のカバー部(2)と、を具備し、且つ、該カ
バー部の先端縁に設けた係合部分が前記基部の他端縁に
設けた係合部分へ嵌合可能にして着脱自在とし、両係合
部分の嵌合により前記ベース部とヒンジ部とカバー部で
つくる空間内に配線用のケーブルを収納できるようにし
たことを特徴とするケーブルダクトにある。請求項2に
記載の発明の要旨は、長手方向等断面形状にして、板状
のベース部(1)と、該ベース部の一端縁に設けられ、
ヒンジ機能をもたせるヒンジ部(3)と、前記ベース部
から該ヒンジ部を介して延設される横断面ほぼコ字形の
カバー部(2)と、を具備し、且つ、該カバー部の先端
縁に設けた係合部分が前記基部の他端縁に設けた係合部
分へ嵌合可能にして着脱自在とし、両係合部分の嵌合に
より前記ベース部とヒンジ部とカバー部でつくる空間内
に配線用のケーブルを収納できるようにしたことを特徴
とするケーブルダクトにある。請求項3に記載の発明た
るケーブルダクトは、請求項1又は2で、ベース部とヒ
ンジ部とカバー部が一体成形品で形成され、且つ該ベー
ス部及びカバー部を合成樹脂製とし、該ヒンジ部をエラ
ストマー製としたことを特徴とする。請求項4に記載の
発明の要旨は、請求項1乃至請求項3のケーブルダクト
の接続箇所で、2つまたは3つのケーブルダクトが互い
の長手方向の向きをL字状又はT字状に違え且つ所定間
隔をあけて配設されると共に、該所定間隔があいたその
箇所を下面開放の覆い蓋で蓋をして、前記ケーブルダク
トが方向転換するようにしたことを特徴とするケーブル
ダクトの接続構造にある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るケーブルダク
トについて詳述する。 (1)実施形態1 図1は、本発明のケーブルダクトの一形態で、その横断
面図を示す。ケーブルダクトAは長手方向等断面形状
で、ここでは押出し成形品で造っている。ケーブルダク
トAはベース部1とヒンジ部3とカバー部2とを具備す
る。
【0007】ベース部1は、横断面ほぼL形の部分で、
所定厚みの水平部1aと垂直部1bとが直角に交わる格
好になっている。水平部1aと垂直部1bの両端を結ぶ
と横断面ほぼ直角三角形となり、この中に必要な配線ケ
ーブル4を収納できる大きさの空間Oが形成される。水
平部1aと垂直部1bとを直角にするのは、天井5aと
壁5bの交わった角部に沿わせて本ケーブルダクトを走
らせ、設置するためである。ベース部1の一端縁にはヒ
ンジ部3が設けられ、他端縁には係合部分11が形成さ
れる。具体的にはヒンジ部3は垂直部1bの端縁に設け
られ、係合部分11は水平部1aの端縁に形成される。
係合部分11は、図1のごとく水平部1aの端部が段差
になって一段下がった後、さらに水平に突出部を形成し
てなり、前記段差の窪み部分12がカバー部2の係合部
分21と嵌合してケーブルダクトの蓋を閉じることがで
きるようになる。なお、ベース部1の面にはケーブルダ
クト全体を壁5bや天井5aに固定できるように適宜位
置にビス止め用の透孔(図示せず)が設けられる。
【0008】ヒンジ部3は、ベース部1の一端縁に設け
られ、ベース部1とカバー部2との間で括れた形状に形
成されてヒンジ機能をもたせるものである。ベース部1
とカバー部2との接続箇所で、該ベース部1,該カバー
部2の厚みより薄めにしたヒンジ部3は、ベース部1に
対しカバー部2が回転自在にできるようする役割を担
う。ここで、ケーブルダクトAは全て合成樹脂(例え
ば、ポリエチレン,ポリプロピレン,ABS樹脂等)と
してもよいが、ベース部1とカバー部2を合成樹脂と
し、ヒンジ部3には該合成樹脂に相溶性のエラストマー
(オレフィン系TPE,スチレン系TPE,塩化ビニル
系TPE等の熱可塑性エラストマー等やゴム材など)を
用いると、エラストマーが伸縮性,弾性をもつことから
ヒンジ機能を一層発揮でき好都合となる。
【0009】カバー部2はヒンジ部3を介して延設され
る平板状の蓋である。該カバー部2はその先端縁に設け
た係合部分21がベース部1の他端縁に設けた係合部分
11へ着脱自在に嵌合可能として、両係合部分11,2
1の嵌合によりベース部1とヒンジ部3とカバー部2で
つくる空間O内に配線用のケーブル4を収納できる構成
にある。カバー部2はベース部1に被さったときに中空
の横断面ほぼ直角三角形となり、図1のごとく、カバー
部2の先端は窪み部分22を形成して係合部分21が内
側に曲るよう形成される。そして、カバー部2の開閉時
には、カバー部2の係合部分21が弾撥性をもってベー
ス部1の係合部分11を乗り越えて着脱自在に嵌合可能
とする。なお、カバー部2の開閉を行ない易くするた
め、カバー部2の長手方向の適宜位置には把手(図示省
略)が取付けられる。
【0010】このように構成されたケーブルダクトA
は、天井面5aと壁5bの垂直面との交わる角部αに沿
って配設すれば、室内に該ケーブルダクトがむき出しで
あっても調和のとれたものにすることができる。ケーブ
ルダクトAは隅のデッドゾーンを利用するため邪魔にな
らない。天井面5aに水平部1aを壁面5bに垂直部1
bを接合させると、おさまり状態が良くなる。さらに、
建造後に、追加工事等でケーブルダクトAを設ける場合
に、わざわざ天井裏を走らせる必要がなく、重宝にな
る。勿論、意匠的にも優れた形状にあり、新設建屋など
でも幅木をなくしてその代用も兼ねさせることができ
る。そして、カバー部2を外し(図の鎖線)、配線用の
ケーブル4を収めた後、カバー部2の蓋を閉じれば、カ
バー部2の係合部分21がベース部1の係合部分11を
乗り越え、両者をワンタッチで簡単に嵌合できる。ケー
ブルダクト内に配線用ケーブル4を確実に収納できる。
カバー部2はベース部1と一体品であり、カバー部2を
外しても、カバー部2はヒンジ部3を介してベース部1
から吊設しており、取外したカバー部2の置き場所に困
ることはない。脚立などを利用した高所作業にあって、
従来のようにカバー部を安定した場所を捜して一旦仮り
置きするといった不安定な作業を強いられることがな
く、安全性が確保される。また、点検等でカバー部2を
外す場合も、係合部分の嵌合力を越える力をいれてカバ
ー部2を下方にやや強く引っ張れば、簡単にケーブルダ
クトAの口を容易に開けることができ作業性も優れる。
加えて、本実施形態のごとく、押出し成形で、ベース部
1とヒンジ部3とカバー部2を一体成形品で形成し、且
つベース部1及びカバー部3を合成樹脂製とし、ヒンジ
部3をエラストマー製とすると、ヒンジ部に伸縮性,弾
性をもたしてヒンジ機能を発揮させて品質的に優れたも
のにしながら、低コストの製品を提供できる。
【0011】(2)実施形態2 本実施形態は図2のごとくの長手方向等断面形状のケー
ブルダクトBである。本ケーブルダクトBもベース部1
とヒンジ部3とカバー部2とを備える。
【0012】ベース部1は所定幅を有する板状体であ
る。該ベース部1の一端縁には、括れた形状のヒンジ機
能をもつヒンジ部3を設ける。そして、ヒンジ部3を介
して図示のごとくカバー部2を延設する。カバー部2は
底板部分2aと側板部分2bとで横断面ほぼコ字形を形
成しており、該カバー部2内は必要な配線用ケーブル4
を収納できる大きさになっている。ベース部1にはケー
ブルダクトを天井5aへビス固定するための透孔(図示
せず)が適宜設けられる。ここでも、ベース部1とカバ
ー部2を合成樹脂製とし、ヒンジ部3は該合成樹脂に相
溶性のエラストマーを用いると、ヒンジ機能をより発揮
でき好適となる。
【0013】また、カバー部2の先端縁に設けた係合部
分21が前記ベース部1の他端縁に設けた係合部分11
へ嵌合可能とする。ベース部1の係合部分11は水平部
1aの端縁に形成される。係合部分11は水平部1aの
端部が段差になって一段下がり、窪み部分12を形成し
た後、さらに水平に突出部を形成する。一方、カバー部
2の係合部分21は先端が窪み部分22を設けるように
して内側に曲げて形成される。カバー部2の開閉時は、
カバー部2の係合部分21が弾撥性をもってベース部1
の係合部分11を乗り越えて嵌合可能にして着脱自在と
する。
【0014】このように構成したケーブルダクトBは、
ベース部1を天井面5a等の面に取付けることにより、
配線用のケーブル4を収めた後、カバー部2の蓋を閉じ
れば、カバー部2の係合部分21がベース部1の係合部
分11を乗り越え、両者を簡単に嵌合できる。その他の
作用,効果は実施形態1とほぼ同様でその説明を省く。
【0015】(3)実施形態3 本実施形態は、実施形態1または2のケーブルダクトを
壁,天井などの相手部材5へ取付け、配設する際のケー
ブルダクトの接続構造である(図3〜図6)。長手方向
等断面形状の実施形態1,2のケーブルダクトA,B
は,直線状につなぎあわせ接続していくのは簡単である
が、その方向が変るところでは、従来のケーブルダクト
と同様、何らか工夫が必要になる。本実施形態はその接
続構造について述べる。
【0016】・実施例 ここでは、図3のような覆い蓋6を使用したケーブルダ
クトの接続構造とする。実施形態1のケーブルダクトA
の接続箇所で、2つのケーブルダクトA,Aを、直角に
互いの長手方向の向きをL字状に違え且つ所定間隔をあ
けて配設すると共に、該所定間隔があいたその箇所を下
面開放の覆い蓋6で蓋をして、前記ケーブルダクトA,
Aが方向転換するようにした接続構造になっている。覆
い蓋6は、下面開放の平面視L字形した樹脂製板片(図
3のイ)で、壁面5aの立ち上がり到達地点から天井面
5bの水平に向かうコーナ部等でケーブルダクトAを方
向転換するところに使用される。図3の(イ)は覆い蓋
6の平面図、同図(ロ)はその側面図、同図(ハ)はそ
の底面図を示す。ケーブルダクトAが所定間隔をあけて
直角に配され、両ケーブルダクトAの端部を平面視L字
形した覆い蓋6の両端部が覆うように蓋をして取付けら
れることになる(図3のイ)。覆い蓋6は、ケーブルダ
クトAの端部が覆われる部分よりその内側部分62の肉
厚を厚くして、機械的強度を高めると同時にセットされ
たケーブルダクトの動きを規制するストッパ部としての
役割を担わせている。覆い蓋6の横断面視は、ケーブル
ダクトAのベース部1,ヒンジ部3がないカバー部3に
似た格好である。ケーブルダクトAに被さる覆い蓋6の
部分は、図3のロのごとく実施形態1のカバー部2より
一回り大きくした形状とし、その端部がカバー部2に載
りこれに係止固定される。覆い蓋6とケーブルダクトA
の双方に凹凸の突起からなる係合手段(図示せず)を形
成し、ケーブルダクトAに覆い蓋6が着脱自在に係止固
定できるようになっている。修繕,改修に対応可能にす
るためであるが、接着剤等で覆い蓋6をカバー部2に接
着固定してしまうものでもよい。かくして、壁などの相
手部材5にケーブルダクトAを配し、この中にケーブル
4を収納することによって、コーナ部等では、ケーブル
4が露出する不具合が発生するが、斯る露出部分を該覆
い蓋6で覆うことにより解消できる。本ケーブルダクト
の接続構造は、覆い蓋6を被せるだけで済みその施工も
いたって簡単である。さらに、ケーブルダクトAの寸法
切断の現場施工誤差も、覆い蓋6が被さって外観から判
らなくなるため、施工を楽にする。ケーブルダクトAと
同系色の覆い蓋6を使用すれば、見栄えも良好になる。
そして、覆い蓋6はケーブルダクトAのカバー部2に対
応する蓋部分だけであるので、低コストにして保管等に
場所をとらず、在庫管理が楽になる。
【0017】・実施例 本態様は、実施例の変形対応品で、図4のような覆い
蓋7を使用したケーブルダクトの接続構造とする。実施
形態1のケーブルダクトAの接続箇所で、2つのケーブ
ルダクトA,Aを、直角に互いの長手方向の向きをL字
状に違え且つ所定間隔をあけて配設すると共に、該所定
間隔があいたその箇所を下面開放の覆い蓋7で蓋をし
て、前記ケーブルダクトA,Aが方向転換するようにし
た接続構造になっている。図4の(イ)は覆い蓋7の平
面図、同図(ロ)はその側面図、同図(ハ)はその底面
図を示す。ケーブルダクトAが所定間隔をあけて直角に
配され、両ケーブルダクトAの端部を平面視L字形した
覆い蓋7の両端部が覆うように蓋をして取付けられるこ
とになる(図4のイ)。覆い蓋7は、ケーブルダクトA
の端部が覆われる部分よりその内側部分72の肉厚を厚
くする。覆い蓋7の横断面視は、ケーブルダクトAのベ
ース部1,ヒンジ部3がないカバー部3に似た格好であ
る。他の構成は実施例と同様で、また本実施例は実施
例と同様の作用,効果を有する。
【0018】・実施例 本態様は、実施例,の変形対応品で、図5のような
覆い蓋8を使用したケーブルダクトの接続構造とする。
実施形態1のケーブルダクトAと実施形態2のケーブル
ダクトBの接続箇所で、2つのケーブルダクトA,B
を、直角に互いの長手方向の向きをL字状に違え且つ所
定間隔をあけて配設すると共に、該所定間隔があいたそ
の箇所を下面開放の覆い蓋8で蓋をして、前記ケーブル
ダクトA,Bが方向転換するようにした接続構造になっ
ている。図5の(イ)は覆い蓋8の平面図、同図
(ロ),(ニ)はその側面図、同図(ハ)はその底面図
を示す。ケーブルダクトAとケーブルダクトBが所定間
隔をあけて直角に配され、両ケーブルダクトA,Bの端
部を平面視L字形した覆い蓋8の両端部が覆うように蓋
をして取付けられることになる(図5のイ)。ケーブル
ダクトAがコーナ部を走り、ケーブルダクトBがコーナ
部から離れたフラットな面を走るケースで、本ケーブル
ダクトの接続構造が有用になる。覆い蓋8は、ケーブル
ダクトA,Bの端部が覆われる部分よりその内側部分8
2の肉厚を厚くする。覆い蓋8の横断面視は、ケーブル
ダクトA側ではケーブルダクトAのベース部1,ヒンジ
部3がないカバー部3に似た格好で、ケーブルダクトB
側ではケーブルダクトBのベース部1,ヒンジ部3がな
いカバー部3に似た格好である。このように構成したケ
ーブルダクトの接続構造も、実施例と同様の作用,効
果を得る。
【0019】・実施例 本態様は、実施例の変形対応品で、図6のような覆い
蓋8を使用したケーブルダクトの接続構造とする。実施
形態1のケーブルダクトAと実施形態2のケーブルダク
トBの接続箇所で、2つのケーブルダクトA,Bを、直
角に互いの長手方向の向きをT字状に違え且つ所定間隔
をあけて配設すると共に、該所定間隔があいたその箇所
を下面開放の覆い蓋8で蓋をして、前記ケーブルダクト
A,Bが方向転換するようにした接続構造になってい
る。図6の(イ)は覆い蓋8の平面図、同図(ロ),
(ニ)はその側面図、同図(ハ)はその底面図を示す。
ケーブルダクトB(図6のイの右方)から二つのケーブ
ルダクトA(図6のイの上下方向)へケーブル4を分配
するのに好都合となる。覆い蓋8を実施例のL字状か
らT字状に変更したものであり、その基本構成は実施例
と同じである。実施例と同一符号は同一または相当
部分を示す。このように構成したケーブルダクトの接続
構造は、実施例の作用,効果に加え、集合部からの分
配が容易になり、枝分かれする所で有益となる。
【0020】尚、本発明においては、前記実施形態に示
すものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で
種々変更できる。ベース部1,カバー部2,ヒンジ部3
等の形状,大きさ,材質等は本発明の範囲で適宜選択で
きる。例えば、ベース部1及びカバー部2については金
属製として、ヒンジ部をエラストマーで造ることができ
る。
【0021】
【発明の効果】以上のごとく、本発明のケーブルダクト
およびその接続構造は、開閉作業の際、蓋になるカバー
部の置き場所を捜す必要がなく作業性に優れ、且つワン
タッチ式で着脱自在の開閉操作が可能であり、ケーブル
の方向を変える曲がり角等にも楽に対応でき、さらに天
井や壁等の室内へ露出する面に使用しても他の室内の建
具,備品等と調和のとれるなど優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のケーブルダクトで、その横断面図
である。
【図2】実施形態2のケーブルダクトで、その横断面図
である。
【図3】実施形態3の実施例におけるケーブルダクト
の接続構造である。
【図4】実施形態3の実施例におけるケーブルダクト
の接続構造である。
【図5】実施形態3の実施例におけるケーブルダクト
の接続構造である。
【図6】実施形態3の実施例におけるケーブルダクト
の接続構造である。
【図7】従来技術のケーブルダクトの横断面図である。
【符号の説明】
1 ベース部 11 係合部分 2 カバー部 21 係合部分 3 ヒンジ部 4 ケーブル 6,7,8 覆い蓋 A,B ケーブルダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E352 AA02 AA03 AA04 AA05 AA06 AA07 AA08 AA09 BB02 BB03 BB05 CC02 CC52 CC56 DD02 DD03 DD12 DR24 FF09 GG15 GG20 5G357 DA06 DA10 DB02 DC02 DD06 DE02 DE03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向等断面形状にして、横断面略L
    形のベース部(1)と、該ベース部の一端縁に設けら
    れ、ヒンジ機能をもたせるヒンジ部(3)と、前記ベー
    ス部から該ヒンジ部を介して延設される平板状のカバー
    部(2)と、を具備し、且つ、該カバー部の先端縁に設
    けた係合部分が前記基部の他端縁に設けた係合部分へ嵌
    合可能にして着脱自在とし、両係合部分の嵌合により前
    記ベース部とヒンジ部とカバー部でつくる空間内に配線
    用のケーブルを収納できるようにしたことを特徴とする
    ケーブルダクト。
  2. 【請求項2】 長手方向等断面形状にして、板状のベー
    ス部(1)と、該ベース部の一端縁に設けられ、ヒンジ
    機能をもたせるヒンジ部(3)と、前記ベース部から該
    ヒンジ部を介して延設される横断面ほぼコ字形のカバー
    部(2)と、を具備し、且つ、該カバー部の先端縁に設
    けた係合部分が前記基部の他端縁に設けた係合部分へ嵌
    合可能にして着脱自在とし、両係合部分の嵌合により前
    記ベース部とヒンジ部とカバー部でつくる空間内に配線
    用のケーブルを収納できるようにしたことを特徴とする
    ケーブルダクト。
  3. 【請求項3】 前記ベース部とヒンジ部とカバー部が一
    体成形品で形成され、且つ該ベース部及びカバー部を合
    成樹脂製とし、該ヒンジ部をエラストマー製とした請求
    項1または2記載のケーブルダクト。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のケーブルダクト
    の接続箇所で、2つまたは3つのケーブルダクトが互い
    の長手方向の向きをL字状又はT字状に違え且つ所定間
    隔をあけて配設されると共に、該所定間隔があいたその
    箇所を下面開放の覆い蓋で蓋をして、前記ケーブルダク
    トが方向転換するようにしたことを特徴とするケーブル
    ダクトの接続構造。
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