JP2003053434A - ヘッドレストスティの軸曲げ加工仕上げ装置 - Google Patents
ヘッドレストスティの軸曲げ加工仕上げ装置Info
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Abstract
げる軸曲げ加工を自動的に精度よく施すと共に、軸曲げ
加工後の形状精度を同じ工程内で確認可能に構成する。 【解決手段】 スティ上辺部aを押えバー11a,11
b、12a,12bでスタンドピン10a,10bに押
え込んでから各スティ脚部f1,f2を軸端寄り内側よ
り等距離外方に押曲げ動する左右対の仕上げバー20
a,20bと、仕上げ曲げ後のスティ脚部f1,f2と
軸内外より当接動する左右対の接触子21a,21bに
よりスティ脚部f1,f2の間隔を測定するタッチセン
サー21とを装備すると共に、スティ脚部f1,f2の
掛渡し時並びに接触子21a,21bの当接時にスティ
片脚部f2を軸外側からあてがい支持する規定板23を
仕上げバーの片方20bと一体に移動可能に装備する。
Description
角部より各スティ脚部を直角方向に折り曲げて前加工し
た金属部材を被加工材とし、そのスティ両脚部を各角部
より斜め外方に押し曲げてスティ脚部の間隔を最終仕上
げするヘッドレストスティの軸曲げ加工仕上げ装置に関
するものである。
レストスティSは、図8で示すようにヘッドレストHの
クッションパッドと一体に埋込み装着されるスティ上辺
部a寄りの軸線間隔W1よりもシートバックフレームの
軸受け部で挿通保持するスティ脚部f1,f2軸端寄り
の軸線間隔W2を多少大きく広げることによりシートバ
ックフレームの軸受け部によるホールド性を高められる
よう形成されている。
イプ材または丸棒材をロール成形機で軸線曲げすること
によりコの字或いはMの字状に形成されているが、ステ
ィ上辺部側が発泡成形されるヘッドレストのクッション
パッドに埋込み装着されるものであり、事後に不具合が
見付かっても軸曲げ修正できないことから精度の高い軸
曲げ加工が要求される。
曲げ加工ができないため、スティ上辺部aの両角部
r1,r2より各スティ脚部f1,f2をロール成形機
で直角方向に折り曲げて前加工した後、冶具を用いてス
ティ脚部f1,f2を手作業で両角部r1,r2から斜
め外方に押し広げる仕上げ加工を施すことにより製造さ
れている。然し、その作業は、金属部材の曲げ戻りを考
慮した勘に頼る作業であるため、熟練した技術が必要で
しかも手間の掛る作業となっている。
部の両角部より各スティ脚部を直角方向に折り曲げて前
加工した金属部材を被加工材とし、そのスティ両脚部を
両角部から斜め外方に押し広げる軸曲げ加工を自動的に
精度よく施せると共に、この軸曲げ加工後の形状精度を
同じ工程内で確認できるヘッドレストスティの軸曲げ加
工仕上げ装置を提供することを目的とする。
ヘッドレストスティの軸曲げ加工仕上げ装置において
は、各スティ脚部を先方に突出させてスティ上辺部を載
置する受け台と、受け台から突出する各スティ脚部を軸
端寄りで掛け渡す受け桟とを備え、台側には、スティ上
辺部を軸内側から受止め支持する複数のスタンドピン
と、スティ上辺部を軸外側からスタンドピンに押え込み
前進,復帰動する複数の押えバーとを装備し、桟側に
は、スティ上辺部を押えバーでスタンドピンに押え込ん
でから各スティ脚部を軸端寄り内側より等距離外方に押
曲げ前進,復帰動する左右対の仕上げバーと、仕上げ曲
げ後の各スティ脚部と軸内外より当接前進,復帰動する
左右対の接触子によりスティ脚部の間隔を測定するタッ
チセンサーとを装備すると共に、スティ脚部の掛渡し時
並びに接触子の当接時に片脚部を軸外側からあてがい支
持する規定板を仕上げバーの片方と一体に移動可能に装
備することにより構成されている。
ィの軸曲げ加工仕上げ装置においては、スティ上辺部を
軸線と直交方向から押え込む左右対の押えバーと、ステ
ィ上辺部を軸線と平行方向に各角部で押え込む左右対の
押えバーとを台側に装備することにより構成されてい
る。
ィの軸曲げ加工仕上げ装置においては、仕上げバーによ
る各スティ脚部の押曲げ量を規制する左右対のストッパ
ーを桟側に装備することにより構成されている。
すると、図示実施の形態は、図1,図2で示すように金
属製の丸パイプ材または丸棒材をロール成形機でコの字
状に曲げ加工した金属部材を被加工材Sとして仕上げ加
工するのに適用されている。その軸曲げ加工仕上げ装置
は、各スティ脚部f1,f2を先方に突出させてスティ
上辺部aを載置する受け台1と、受け台1から突出する
各スティ脚部f1,f2を軸端寄りで掛け渡す受け桟2
とを被加工材の支持ベースとして備えることにより構成
されている。
を軸内側から受止め支持する丸棒状のスタンドピン10
a,10bが二本相平行させて台面上に植立固定されて
いる。そのスタンドピン10a,10bに対し、スティ
上辺部aを軸外側からスタンドピン10a,10bに押
え込み前進,復帰動する丸棒状の押えバー11a,11
b、12a,12bが軸線を縦に立てて複数装備されて
いる。このスタンドピン10a,10b並びに押えバー
11a,11b、12a,12bとして丸棒状のものを
備えるから、被加工材に対して余計な負荷を加えずに安
定よく押え込み支持できる。
と直交方向から押え込む左右対の押えバー11a,11
bと、スティ上辺部aを軸線と平行方向に各角部r1,
r2で押え込む左右対の押えバー12a,12bとが装
備されている。このうち、押えバー11a,11bは受
け台1の台面上に設置した駆動シリンダ13aで前進,
復帰動可能に装備されている。また、押えバー12a,
12bは補助台14a,14b受け台1の台面上に設置
した駆動シリンダ13b,13cで前進,復帰動可能に
装備されている。
枠30a,30bの間に掛渡し固定されている。そのス
タンド側枠30a,30bをベースとし、各スティ脚部
f1,f2を軸端寄り内側より等距離外方に押曲げ前
進,復帰動する左右対の仕上げバー20a,20bが装
備されている。この仕上げバー20a,20bは、押え
バー11a,11b、12a,12bと同様に、軸線を
縦に立てた丸棒状のものが備え付けられている。
は、二本のガイドロッド32a,32bをスタンド枠3
0の側板30a,30bに掛け渡し、円筒状のスライダ
ー31a,31b、31c,31dをガイドロッド32
a,32bの軸線上に嵌装し、連杆33a,33bをス
ライダー31a,31c、31b,31dの間に掛渡し
固定することにより連杆33a,33bの先端側に取り
付けられている。また、二つのスライダー31a,31
bを近接方向乃至は離間方向に移動させる駆動シリンダ
(図示せず)を備えることにより、連杆33a,33b
の先端側に取り付けた左右対の仕上げバー20a,20
bを等距離外方に前進,復帰動できるよう備え付けられ
ている。
上げ曲げ後の各スティ脚部f1,f 2と軸内外より当接
前進,復帰動する左右対の接触子21a,21bにより
スティ脚部f1,f2の間隔を測定するタッチセンサー
21が装備されている。このタッチセンサー21は、片
方の接触子21aが他方の接触子21bよりも先に片側
のスティ脚部f1と当接し、他方の接触子21bが他側
のスティ脚部f2と当接するまで没入変位することによ
りスティ脚部f1,f2の間隔を測定するものが備え付
けられている。
21aをホルダー21cで保持し、他方の接触子21b
を操作レバー21dで位置調整自在に組み付けることに
より作動シャフト22の軸線上に取り付けられている。
また、作動シャフト22は円筒状のスライダー34a,
34b、34c,34dを二本のガイドロッド32a,
32bの軸線上に嵌装し、連杆35a,35bをスライ
ダー34a,34c、334b,34dの間に掛渡し固
定することにより連杆33a,33bの先端側に取り付
けられている。
杆33aで固定保持すると共に、他軸端寄りを連杆33
bで挿通保持し、二つのスライダー34a,34bをス
ライド移動させる駆動シリンダ(図示せず)を備えるこ
とにより、軸線上に取り付けた接触子21a,21bを
各スティ脚部f1,f2に向けて軸内外より当接前進,
復帰動できるよう備え付けられている。
2の掛渡し時並びに接触子21a,21bの当接時に、
スティ片脚部f2を軸外側からあてがい支持する規定板
23が片方の仕上げバー20bと一体に移動可能に装備
されている。この規定板23は平板状の立上りプレート
でなり、仕上げバー20bの連杆33bより張り出す受
け板(符号なし)より立ち上げることにより片脚部f2
の載置位置を介して仕上げバー20bと所定の間隔を隔
てるよう設けられている。
20bによる各スティ脚部f1,f 2の押曲げ量を規制
する左右対のストッパー24a,24bが装備されてい
る。このストッパー24a,24bは、作動シャフト2
2の連杆35a,35bより内方に向けて突出し、仕上
げバー20a,20bの連杆33a,33bと外側から
当接するよう取り付けられている。また、タッチセンサ
ー21と回路接続することにから、測定結果を数値で表
示するモニターテレビ25が作業員から見易い位置に据
付け設置されている。
なる各種のロットに対応できるよう構成されている。そ
のため、受け台1並びに補助台14a,14bは中間台
15の台上に配置すると共に、中間台15をスタンド枠
30の前枠30cから張り出す基台16の台上に配置
し、中間台15は操作ハンドル17aで回転するスクリ
ューシャフト17bによりスタンド枠30と位置調整可
能に、また、左右の補助台14a,14bは操作ハンド
ル18aで回転する逆ねじの切られたスクリューシャフ
ト18bにより相対位置を調整可能に備え付けられてい
る。
トッパー24a,24bを備える連杆35a,35bは
操作ハンドル36aで回転操作する逆ねじの切られたス
クリューシャフト36bにより相対位置を調整可能に備
え付けられている。なお、仕上げバー20a,20bは
駆動シリンダのストローク制御で移動量を調整でき、ま
た、タッチセンサー21の接触子21bは操作レバー2
1dで位置調整できるよう備え付けられている。
では、図3で示すように金属製の丸パイプ材または丸棒
材を直線状に保って両端を球面状に面出し加工する工程
と、軸全体をコの字状にロール成形で曲げ加工する工程
と、ヘッドレストの高さ調整用のストッパーと係合する
溝切り加工する工程と、溝切りに伴う外径保証並びにバ
リ取り加工する工程とを経た被加工材Sに対し、その被
加工材Sのスティ両脚部f1,f2を両角部r1,r2
から斜め外方に押し広げる仕上げ加工と共に、仕上げ曲
げ後の各スティ脚部f1,f2の間隔チェックを行う。
各機構部が作業員による押しボタン操作で一連に動作す
ることにより自動的に行われる。まず、図2で示す如く
被加工材Sを受け台1から受け桟2に掛渡し載置する。
この際に、被加工材Sは上辺部aをスタンドピン10
a,10bにあてがい、また、スティ片脚部f2を規定
板23にあてがうことにより受け台1から受け桟2に位
置決め載置できる。
し載置した後に、作業員が押しボタン操作すると、図4
で示すように押えバー11a,11b、12a,12b
が前進動作し、スティ上辺部aをスタンドピン10a,
10bに押え込む。
a,11b、12a,12bが丸棒状のものでスティ上
辺部aと線接触するから、余計な負荷がスティ上辺部a
に加わるのを防げ、また、各押えバー11a,11bが
スティ上辺部aを軸線と直交方向から押え込むと共に、
左押えバー12a,12bがスティ上辺部aを軸線と平
行方向に各角部で押え込むため、被加工材Sは全体のバ
ランスを正確に保って受け台1から受け桟2に掛渡し載
置される。
b、12a,12bで押え込むと、図5で示すように仕
上げバー20a,20bが作動し、各スティ脚部f1,
f2を軸端寄り内側より等距離外方に押曲げ前進する。
これにより、スティ両脚部f1,f2を両角部r1,r
2から相等しい角度で斜め外方に押し広げる仕上げ加工
を正確に施せる。その仕上げバー20a,20bによる
押曲げは、ストッパー24a,24bが仕上げバー20
a,20bの連杆33a,33bと外側から当接するこ
とにより正確に規制できる。なお、規定板23は仕上げ
バー20bと一体に移動するところから仕上げバー20
a,20bによる押曲げの邪魔とならない。
げが終了すると、図6で示すように仕上げバー20a,
20bが復帰動し、また、各押えバー11a,11b、
12a,12bも復帰動することにより、所定形状に軸
線曲げされた被加工材から全ての押圧力が解除される。
但し、規定板23が仕上げバー20bと一体に復帰動す
ることからスティ片脚部f2に当接する。
えバー11a,11b、12a,12bが復帰動する
と、図7で示すようにタッチセンサー21が移動し、各
接触子21a,21bが規定板23で支持された仕上げ
曲げ後の各スティ脚部f1,f 2と軸内外より当接す
る。これにより、スティ脚部f1,f2の間隔を測定
し、その測定結果をモニターテレビ25で表示すること
により規定通りに軸線曲げ加工できたことを確認でき
る。万が一、規定通りに軸線曲げ加工されていない被加
工材があったときは再度軸曲げ処理するよう元に戻せば
よい。
スティの軸曲げ加工仕上げ装置に依れば、スティ上辺部
を押えバーでスタンドピンに押え込んでから各脚部を軸
端寄り内側より等距離外方に押曲げ動する左右対の仕上
げバーと、仕上げ曲げ後のスティ脚部と軸内外より当接
動する左右対の接触子によりスティ脚部の間隔を測定す
るタッチセンサーとを装備すると共に、スティ脚部の掛
渡し時並びに接触子の当接時にスティ片脚部を軸外側か
らあてがい支持する規定板を仕上げバーの片方と一体に
移動可能に装備することにより、スティ両脚部を両角部
から斜め外方に押し広げる軸曲げ加工を自動的に精度よ
く施せると共に、軸曲げ加工後の形状精度を同じ工程内
で確認できるから、ヘッドレストスティとして高精度の
ものを能率よく製造できる。
ィの軸曲げ加工仕上げ装置に依れば、スティ上辺部を軸
線と直交方向から押え込む左右対の押えバーと、スティ
上辺部を軸線と平行方向に各角部で押え込む左右対の押
えバーとを受け台に装備することにより、被加工材に対
して余計な負荷を加えずに被加工材を安定よく押え込み
支持できる。
ィの軸曲げ加工仕上げ装置に依れば、仕上げバーによる
各スティ脚部の押曲げ量を規制する左右対のストッパー
を桟側に装備することにより、スティ両脚部を両角部か
ら斜め外方に押し広げる軸曲げ加工を極めて精度よく施
せる。
仕上げ装置を全体的に示す平面図である。
面図である。
レストスティの製造工程を示す説明図である。
押え込み動作を示す説明図である。
仕上げ曲げ動作を示す説明図である。
上げ曲げ後の動作を示す説明図である。
間隔測定動作を示す説明図である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 スティ上辺部の両角部より各スティ脚部
を直角方向に折り曲げて前加工した金属部材を被加工材
とし、そのスティ両脚部を各角部より斜め外方に押し曲
げてスティ脚部の間隔を最終仕上げするヘッドレストス
ティの軸曲げ加工仕上げ装置であって、各スティ脚部を
先方に突出させてスティ上辺部を載置する受け台と、受
け台から突出する各スティ脚部を軸端寄りで掛け渡す受
け桟とを備え、 台側には、スティ上辺部を軸内側から受止め支持する複
数のスタンドピンと、スティ上辺部を軸外側からスタン
ドピンに押え込み前進,復帰動する複数の押えバーとを
装備し、 桟側には、スティ上辺部を押えバーでスタンドピンに押
え込んでから各スティ脚部を軸端寄り内側より等距離外
方に押曲げ前進,復帰動する左右対の仕上げバーと、仕
上げ曲げ後の各スティ脚部と軸内外より当接前進,復帰
動する左右対の接触子によりスティ脚部の間隔を測定す
るタッチセンサーとを装備すると共に、スティ脚部の掛
渡し時並びに接触子の当接時にスティ片脚部を軸外側か
らあてがい支持する規定板を仕上げバーの片方と一体に
移動可能に装備してなるヘッドレストスティの軸曲げ加
工仕上げ装置。 - 【請求項2】 スティ上辺部を軸線と直交方向から押え
込む左右対の押えバーと、スティ上辺部を軸線と平行方
向に各角部で押え込む左右対の押えバーとを台側に装備
してなることを特徴とする請求項1に記載のヘッドレス
トスティの軸曲げ加工仕上げ装置。 - 【請求項3】 仕上げバーによる各スティ脚部の押曲げ
量を規制する左右対のストッパーを桟側に装備してなる
ことを特徴とする請求項1に記載のヘッドレストスティ
の軸曲げ加工仕上げ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001250464A JP4787950B2 (ja) | 2001-08-21 | 2001-08-21 | ヘッドレストスティの軸曲げ加工仕上げ装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001250464A JP4787950B2 (ja) | 2001-08-21 | 2001-08-21 | ヘッドレストスティの軸曲げ加工仕上げ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP4787950B2 JP4787950B2 (ja) | 2011-10-05 |
Family
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- 2001-08-21 JP JP2001250464A patent/JP4787950B2/ja not_active Expired - Fee Related
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