JP2003053383A - 廃水からの窒素の除去方法 - Google Patents
廃水からの窒素の除去方法Info
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Abstract
素を効率的に安定して除去する。 【解決手段】 まず、アンモニアストリッピングによ
り、COD/N比が2−3.5となるように廃水からアン
モニア性窒素を除去した後、硝化細菌と脱窒細菌を組合せ
てCOD成分を用いて廃水中の窒素を安定して除去す
る。
Description
高濃度のアンモニア性窒素化合物を安定的、効率的に除
去することを目的とする。
水は、製鉄所コークス工場、屎尿、肥料工場、半導体工
場、皮革工場、下水処理場汚泥処理工程などから発生す
る。
作(加熱空気や蒸気利用)によって空中にアンモニアガ
スとして放散が容易に行えるかどうかによって、以下の
ように2種類に分類されて呼ばれている。 (1)遊離アンモニア:NH3 (2)固定アンモニア:NH4Cl、(NH 4 )2SO4 など この固定という表現は、アンモニアがアンモニウムイオ
ン(NH4 +)として水中に存在しているため、アンモニア
ガスとして容易に放散できない理由からこのように呼称
されている。固定アンモニアを遊離アンモニアとするた
めには、pHおよび水温を上昇させれば良い。
行し、遊離のアンモニア(NH3)の存在比率は増大す
る。例えば、水温20℃、pH=8の廃水では、遊離の
アンモニア(NH3)の存在比率はわずか5%程度であ
る。このpHを9に高めれば、約30%が遊離のアンモ
ニアとして、また、pHを10に高めれば約80%が遊
離のアンモニアとして水中に存在することになる。さら
に、水温が80℃になると、pHを9に高めれば約90
%が遊離アンモニアとなる。したがって、遊離アンモニ
アの存在割合は、廃水のpH及び水温によって、大幅に
変わってくる。
方法として、以下のような方法が広く知られている。
られる。アンモニアストリッピング法は、基本的には
(1)式の反応を利用したものであり、製鉄所コ−クス
工場を中心に広く実用化されている。方法は以下の通り
である。まず、消石灰や水酸化ナトリウムを用いて廃水
のpHを上昇させるとともに、必要に応じて水温を調整
する。工場に加熱源があり、pHがある程度高い場合に
はpHを調整せず、水温のみを上昇させる場合もある。
いずれにせよ、廃水中の遊離アンモニアの割合を増大さ
せる。その後、廃水を各種の充填材を充填したストリッ
ピング塔の上部から散布するとともに、下部から大量の
空気を吹き込むことにより、廃水の遊離アンモニアを空
気中に放散する。この場合、処理する廃水と吹き込む空
気量の比(以下、気液比と述べる)もアンモニアの除去
率に影響を及ぼす重要な要素である。通常、気液比は、
数千倍の値がとられている。
生物学的除去方法として、生物学的硝化−脱窒素法が広
く用いられている。この原理は以下の通りである。すな
わち、好気性独立栄養細菌(ニトロゾモナス、ニトロバ
クター等の硝化細菌)による生物学的酸化と通性嫌気性
従属栄養細菌(シュードモナス等)による生物学的還元
の組み合わせから成っている。
っており、関与する硝化細菌の種類は異なっている。
亜硝酸菌によってもたらされ、(3)式に示す反応は、
ニトロバクターを代表種とする硝酸菌によってもたらさ
れる。
びに硝酸性窒素は、一般的に通性嫌気性従属栄養細菌を
用い、無酸素の条件の基で、以下のように還元されて酸
化窒素ガス(N2O)あるいは窒素ガス(N2)となり大
気中に放散される。
用されている。都市下水などでは、下水中の有機物がそ
のまま用いられ、有機物を含まない廃水ではメタノール
などが添加されることが多い。この生物学的硝化−脱窒
素法は、アンモニア性窒素濃度が100mg/l以下の
廃水では、最も安価で安定した処理方法であり、都市下
水処理等で広く用いられている。
アを酸化分解する方法などが報告されているが、アンモ
ニアを高濃度に含む廃水の場合、ランニングコスト等の
観点から実用化事例はほとんど見られない。
リッピング法の課題を述べる。
先にも述べたように、アンモニアの除去率をあげるため
には、水温およびpHをかなり上昇させる必要がある。
そうしなければ、遊離アンモニアの一部しか除去できな
い。
報告(横須賀市下水道部:横須賀市における下水の三次
処理実験報告、昭和49、50年度)によると、pH=
10、気液比1000〜1100、水温14℃の条件下
でのアンモニア性窒素の除去率は、33%程度にすぎな
い。また、鉄鋼業コ−クス炉工場ガス廃水(以下、安水
と述べる)を対象とした報告(造水技術、造水促進セン
タ−、p313−320)によると、安水中のアンモニア濃度
は3000〜5000mg/lもあり、このうち、遊離
アンモニアの割合は65−80%である。この安水をp
H=10、気液比3000、水温80℃の条件でアンモ
ニアストリッピングを行うと、安水中の5000mg/
lのアンモニアを100mg/l(除去率:98%)ま
で削減可能であったと述べられている。
ング法単独で廃水中の窒素を削減するためには、膨大な
ランニングコストが必要となることは容易に推定され
る。例えば、安水処理の報告によると、80℃の条件で
pHを8.5から10に上昇させるためには、安水1m
3あたり、約6.4Lの水酸化ナトリウム溶液(50
%)が必要であったと述べられている。これから仮に、
安水発生量を1400m3/日とすると、pH調整に必
要な水酸化ナトリウム溶液量は、約9t/日、すなわ
ち、年間約3300tにもなり、年間数億円オーダーの
ランニングコストとなる。更に、水温上昇のための費用
やブロワー等の電力費が加わることから、膨大なランニ
ングコストとなってしまうのである。従って、アンモニ
アストリッピング単独で高濃度のアンモニアを含む廃水
の窒素を除去するのは得策では無い。今1つの問題は、
放散するアンモニアガスの処理が必要なことである。処
理方法としては、アンモニア水として回収、硫安として
回収、燃焼、触媒燃焼の4方法がある(例えば、廃水か
らの固定及び遊離アンモニアの除去、用水と廃水、37、
9、p56〜60、1995)。いずれも設備費、ランニングコ
ストの更なる上昇を招いてしまう。
べる。
題は、廃水中の有機物や遊離アンモニアの微生物への阻
害である。
細菌への阻害がある。硝化細菌は、独立栄養細菌であ
り、阻害を極めて受けやすいため、硝化反応を抑制する
物質は比較的広く調査されている(例えば、生物学的脱
窒素法の歴史的考察、用水と廃水、13、11、p1362〜13
74、1974)。これによると、例えば、コークス工場から
発生する安水に多量に含まれているフェノールは、わず
か5.6mg/lで、アンモニア性窒素を単独で含有す
る場合と比較して、単位微生物あたりの硝化速度が75
%減少することが報告されている。したがって、このよ
うな有機物を含む廃水の硝化を促進するためには、有機
物を事前に極力除去しておく必要がある。
は、逆に、有機物などの水素供与体が必要である。水素
供与体としては有機物のほかに硫黄化合物もある。この
ような有機物や硫黄化合物は、CODとして測定される
が脱窒細菌への影響は小さく、むしろ、このような廃水
中のCODが不足すれば脱窒素除去性能が低下しやす
い。
硝化細菌に影響があるCOD成分を含む場合、COD成
分による硝化反応の阻害防止とCOD成分の脱窒反応で
の有効利用の両面から検討する必要があり、反応制御が
かなり難しい。
であるが、通常、遊離のアンモニア性窒素濃度が100
mg/lを超えると様々な課題が生じ、安定した処理が
困難となるといわれている。すなわち、遊離のアンモニ
ア性窒素濃度が100mg/lを超えると、好気槽の硝
化工程において、亜硝酸酸化細菌であるニトロバクター
が阻害を受け、この結果、処理水中の亜硝酸性窒素が蓄
積しやすい。特に、廃水のpHが高くなりすぎると遊離
のアンモニアの存在割合が高まるため、硝化阻害が生じ
やすくなるといわれている。
かつ、遊離のアンモニア性窒素濃度が100mg/lを
超えるような廃水の場合、生物学的硝化−脱窒素法の適
用はかなり難しい。
題を解決すべく検討を重ねた結果、以下の方法により、
高濃度のCOD成分とアンモニア性窒素を含有する廃水
を安定して効率的に処理することに成功した。本発明の
要旨とするところは次の(1)〜(8)である。 (1)COD成分とアンモニア性窒素を含有する廃水
を、廃水中のCOD濃度と窒素濃度の比(COD/N
比)が2から3.5となるようにアンモニアストリッピ
ング装置でアンモニアを除去した後、脱窒槽と好気槽か
らなる生物学的脱窒素プロセスに通水し、好気槽におい
て硝化細菌を用いて水中のアンモニアを酸化して亜硝酸
性窒素および/または硝酸性窒素を生成し、この水を脱
窒槽に循環して、脱窒槽において脱窒細菌により廃水中
のCOD成分を利用して亜硝酸性窒素および/または硝
酸性窒素を窒素ガスとして除去することを特徴とする廃
水からの窒素の除去方法。 (2)COD成分とアンモニア性窒素を含有する廃水を
脱窒槽と好気槽からなる生物学的脱窒素プロセスにおい
て処理する際に、脱窒槽を曝気および/または攪拌し
て、脱窒槽においてCOD成分の除去を促進し、好気槽
において硝化細菌の育成を促進することを特徴とする
(1)記載の廃水からの窒素の除去方法。 (3)廃水中のCOD成分の主体がフェノールであり、
脱窒槽を曝気および/または攪拌して、脱窒槽出口のフ
ェノ−ルを30mg/l以下まで除去することを特徴と
する(1)または(2)に記載の廃水からの窒素の除去方
法。 (4)生物学的脱窒素プロセスの脱窒槽の酸化還元電位
が−100mVから−300mVとなるように、脱窒槽
の曝気量および/または攪拌機の回転数を調整すること
を特徴とする(1)〜(3)いずれかに記載の廃水からの窒
素の除去方法。 (5)脱窒槽及び好気槽のpHが6.0から7.5に維
持されるように、生物学的脱窒素プロセスに流入する廃
水のpHを調整することを特徴とする(1)〜(4)いずれ
かに記載の廃水からの窒素の除去方法。 (6)廃水中のCOD成分が有機物および/または硫黄
化合物であり、脱窒槽の脱窒細菌が従属栄養細菌および
/または硫黄酸化細菌であることを特徴とする(1)〜
(5)いずれかに記載の廃水からの窒素の除去方法。 (7)廃水がコークス工場から発生する安水であること
を特徴とする(1)〜(6)いずれかに記載の廃水からの窒
素の除去方法。 (8)脱窒槽および/または好気槽に微生物固定化担体
を投入(設置)することを特徴とする(1)〜(7)いづれ
かに記載の廃水からの窒素の除去方法。
ニアを含有する廃水から、窒素を安定・効率的に除去す
るため、以下の手法を考案した。処理フローの1例を図
1に示す。COD成分とアンモニアを含有する廃水とし
て、コークス工場から発生する廃水(以下、安水と述べ
る)に適用した事例である。
ング法を用いて、アンモニア濃度を減少させ、安水中の
COD/N比(単位体積あたりのCODの質量/単位体
積あたりの窒素の質量)が2から3.5となるように調
整する。アンモニアストリッピング法によって、いたず
らに廃水中のアンモニアを完全に減少させる必要は無
く、COD/N比が2−3.5程度まで減少させればよ
い。具体的には、COD濃度が2000mg/lの場
合、アンモニア性窒素濃度として700mg/lから1
000mg/lとなるようにアンモニアを除去すればよ
い。ボイラー(7)で蒸気を発生させ、水温上昇による
アンモニアストリッピングを適用させてもよい。アンモ
ニアが、大量に存在し、大半が固定アンモニアとして存
在している場合には、水温を上昇させるとともに、水酸
化ナトリウム等のアルカリ剤(2)を添加しpHを10
〜11程度まで上昇させてもよい。このようにアンモニ
アストリッピングで処理された水は、水温がかなり高い
場合が多いので、もとの廃水と熱交換した後冷却器で冷
却するか、または、海水や工業用水で希釈し、30−3
8℃とし生物処理にかけることが望ましい。
する。
種とする亜硝酸菌およびニトロバクターを代表種とする
硝酸菌によって、アンモニアから硝酸性窒素および亜硝
酸性窒素を生成する。
よび亜硝酸性窒素を脱窒細菌(従属栄養細菌および/ま
たは硫黄酸化細菌)を用いて窒素ガスまで還元する。脱
窒反応を進めるためには、有機物や硫黄化合物が必要で
ある。通常、有機物やチオ硫酸などの硫黄化合物がCO
Dとして測定される。実際には廃水中の成分をすべて特
定することは難しいため、CODを用いて有機物や硫黄
化合物の総量を推定する方法が現実的である。
栄養細菌による脱窒反応は以下の式であらわされる。
2gとなる。さらにフェノール1gは、CODとして
1.8から2.4g−CODとして測定される。したが
って、必要なCOD/N比は、2.2−2.9程度とな
る。
場合、硫黄源が必要である。硫黄源としてチオ硫酸、硫
黄粒、亜硫酸ナトリウムなどが用いられる。例えば、硫
黄源がチオ硫酸の場合、硫黄酸化細菌による脱窒素反応
は以下の式であらわされる。
gとなる。さらにチオ硫酸1gは、CODとして0.4
から0.5g−CODとして測定される。したがって、
必要なCOD/N比は、2.0−2.5程度となる。
ら3.5程度とすることが望ましい。COD/N比が
3.5より高い場合には、CODが残存しやすく後段の
硝化反応に悪影響がでやすくなる。また、COD/N比
が2より低い場合には、COD不足で脱窒反応に悪影響
がでやすくなる。
物である場合はCOD/N比を2から3程度、COD源
の主体がフェノールなどの有機化合物である場合はCO
D/N比を2.5から3.5程度に設定することが望ま
しい。詳細の数値は廃水の内容によってやや変わってく
る。
OD成分は脱窒素反応によって除去される。しかし、立
ち上げ初期等の場合、好気槽(14)で生成した硝酸性窒素
および亜硝酸性窒素濃度が十分にないため、脱窒槽(1
3)での脱窒素反応が進まず、COD成分であるフェノ
ールや硫黄化合物がそのまま好気槽(14)に流入する。
このため、好気槽(14)での硝化細菌の馴養が全く進ま
ない場合がある。このような場合は、脱窒槽(13)にあ
えてブロアーで空気を送るか、および、または攪拌機の
回転数を調整して、脱窒槽(13)において、酸素を用い
て有機化合物や硫黄化合物を分解してしまうことが望ま
しい。脱窒槽(13)を曝気および/または攪拌して、脱
窒槽(13)において硝化細菌への阻害機能を有するCO
D成分を除去することによって、好気槽(14)において
硝化細菌の育成を促進することができる。
がフェノールである場合、フェノールの硝化細菌への阻
害が考えられる。阻害濃度として、前述したように5.
6mg/lの報告があるが、発明者らの研究では、実際
には脱窒槽出口のフェノール濃度が30mg/l程度ま
ではほとんど硝化阻害は認められなかった。したがっ
て、脱窒槽(13)を曝気および/または攪拌して、脱窒
槽(13)出口のフェノール濃度を、硝化細菌への阻害が
ほぼ無視できる30mg/l以下まで除去することが望
ましい。
よび/または攪拌機の回転数調整方法には、以下のよう
な方法がある。まず、生物学的脱窒素プロセスの脱窒槽
の酸化還元電位が−100mVから−300mV(銀/
塩化銀複合電極基準)となるように、脱窒槽(13)の曝
気量および/または攪拌機の回転数を調整することが望
ましい。−300mV未満では、COD成分が大量に存
在していることが予想され、好気槽(14)に悪影響が出
る。逆に−100mVを超えると、溶存酸素の残留、NO
3−Nの蓄積等が予想され、好気槽(14)に悪影響は無い
ものの、脱窒反応が進まないことになる。
脱窒槽出口のCOD濃度を連続測定し、この測定値が、
あらかじめ測定しておいた硝化細菌に阻害が出ないCO
D濃度となるように、脱窒槽(13)の曝気量および/ま
たは攪拌機の回転数を調整すれば良い。ただし、脱窒槽
(13)出口のCOD濃度は、廃水の種類によって硝化細
菌に阻害が出る濃度が変わってくるため、個別の基礎実
験によって求める必要がある。
槽(13)の脱窒細菌は従属栄養細菌が、廃水中のCOD
成分が硫黄化合物の場合、硫黄酸化細菌が主体となる。
廃水中のCOD成分の主体がフェノールおよび硫黄化合
物の場合(それぞれ30%以上含有)は、脱窒槽(13)
の脱窒細菌は従属栄養細菌および硫黄酸化細菌の混合体
となる。
合、COD成分の主体はフェノールであり、フェノール
起因のCODが、全CODの30%以上を占めている。
本発明の方法をコークス工場から発生する安水に適用す
ることは極めて望ましい。
離のアンモニアにも弱いので、好気槽(14)の遊離アン
モニア濃度が100mg/l以下となるようにすること
が望ましい。アンモニウムイオン(NH4 +)の割合を増大
させるためには、好気槽(14)のpHが低い方がよい。
しかし、pHを下げすぎるとpHによる硝化細菌への阻
害が生じ、アンモニアの酸化速度が低下する。したがっ
て、好気槽(14)のpHは、6〜7.5に維持すること
が望ましい。pHが6未満であればpHによる硝化菌の
阻害が顕著に生じ、pHが7.5を超えると、遊離アン
モニアによる硝化細菌の阻害が生じやすい。
強いが、やはり脱窒槽(13)のpHも6〜7.5に制御
することが望ましい。通常の生物処理のpHは6〜8.
5程度であり、硝化細菌の最適pHは8前後とされてい
る。しかし、アンモニア性窒素濃度が100mg/lを
超える廃水の場合、本知見は適用できない。反応槽のp
H管理が通常の生物処理法よりも非常に重要となる。し
かし、逆に、pH管理を的確に行えば、従来困難とされ
ていたアンモニア性窒素濃度の高い廃水でも安定した処
理が可能となるのである。
大型化して、脱窒槽や好気槽での均一なpH調整が困難
な場合、アンモニアストリッピング処理水(生物処理流
入水)のpHを脱窒槽(13)及び好気槽(14)のpHが
6.0から7.5に維持されるように、流入する廃水の
pHを酸および/またはアルカリによって調整すること
が望ましい。
に微生物固定化担体(プラスチックス、セラミックス、
スラグ、ゲル等)を投入し各槽の微生物を高濃度化する
ことにより、一層の高効率処理が可能となる。自己造粒
作用を有する硫黄酸化細菌または凝集剤を併用して造粒
させた硫黄酸化細菌を脱窒槽に用いてもかまわない。
からの窒素除去に適用した。安水は、表1に示すように
フェノール主体の廃水(全CODの48%がフェノール
起因のCOD)であるが、硫黄化合物も含んでいる。こ
こで、フェノール1gは2.4g−CODと仮定した。
CODは6200mg/lである。アンモニア性窒素も
8000mg/l含んでいる。pHは9.2とかなり高
い。
してNaOH(2)を添加し、pHを9.4から10.
5とし、気液比3000、水温40℃の条件でアンモニ
アストリッピング塔(3)の運転を行った。アンモニアス
トリッピングの結果、安水中のアンモニア性窒素は、ア
ンモニアガスとして、90%程度除去され、水中のアン
モニア性窒素濃度は800mg/lとなった。この結
果、COD/N比は2.1となった。なお、アンモニア
ストリッピングにより発生するアンモニアガスは、磁製
のセラミックスを充填した蓄熱式の分解炉(4)を用
い、1000℃の条件で焼却処分した。
(10)にて海水および/または淡水(8)により2.5
倍程度に希釈し、リン酸(9)を添加した。さらに、脱
窒槽(13)および好気槽(14)のpH(12)を測定し、
6−7.5になるように、NaOH(2)を添加した。
下に述べる。
る。
ア性窒素を亜硝酸性窒素および硝酸性窒素まで酸化す
る。好気槽(14)には、浮遊性の円筒型プラスチックス
担体(内径:3mm;長さ4mm)を槽容積あたり15%投入し
(設置ないし存在させ)、亜硝酸菌および硝酸菌を付着
させた。好気槽(14)のpH(12)は、先に述べたよう
に流入原水のpHを調整することにより、6〜7.5に
制御した。また、空気により、DOを2mg/l以上、
ORP(20)を+150mV(銀/塩化銀基準)以上、
また、水温を30〜38℃に維持するように運転した。
この結果、好気槽(14)のHRT(水理学的滞留時間)が
24時間の条件で、アンモニア性窒素(800mg/
l)は、80%が硝酸性窒素に、10%が亜硝酸性窒素
に酸化できた。アンモニア性窒素は10%程度残留し
た。本硝化液を原水量に対して2倍量、循環ポンプ(2
2)を用いて脱窒槽(12)に返送した。
る。
従属栄養細菌を投入した。脱窒槽(13)のpH(12)
は、先に述べたように流入原水のpHを調整することに
より、6〜7.5に制御した。また、脱窒槽(13)のOR
P(20)は、−150〜−200mV(銀/塩化銀基準)
に維持するように、ブロアー(19)の回転数を変動させ、
空気を供給した。脱窒槽(13)のHRTは、12時間の
条件で運転した。脱窒槽(13)出口のフェノールは、1m
g/lとなっていた。
し、微生物と処理水(18)を分離した。沈殿池(15)で濃縮
した微生物群は、返送汚泥(17)として汚泥返送ポンプ
(15)によって原水量と等量脱窒槽(13)に返送した。
一部は余剰汚泥として引きぬき処分した。
は120mg/l、窒素は100mg/l以下となっ
た。これらの結果を表1に示す。
性窒素を高濃度に含有する廃水から、廃水中のCOD成
分を用いて安価に安定した窒素除去が可能となる。
び脱窒細菌(従属栄養細菌および硫黄酸化細菌)を用い
る脱窒素処理プロセスである。
Claims (8)
- 【請求項1】 COD成分とアンモニア性窒素を含有す
る廃水を、廃水中のCOD濃度と窒素濃度の比(COD
/N比)が2から3.5となるようにアンモニアストリ
ッピング装置でアンモニアを除去した後、脱窒槽と好気
槽からなる生物学的脱窒素プロセスに通水し、好気槽に
おいて硝化細菌を用いて水中のアンモニアを酸化して亜
硝酸性窒素および/または硝酸性窒素を生成し、この水
を脱窒槽に循環して、脱窒槽において脱窒細菌により廃
水中のCOD成分を利用して亜硝酸性窒素および/また
は硝酸性窒素を窒素ガスとして除去することを特徴とす
る廃水からの窒素の除去方法。 - 【請求項2】 COD成分とアンモニア性窒素を含有す
る廃水を脱窒槽と好気槽からなる生物学的脱窒素プロセ
スにおいて処理する際に、脱窒槽を曝気および/または
攪拌して、脱窒槽においてCOD成分の除去を促進し、
好気槽において硝化細菌の育成を促進することを特徴と
する請求項1記載の廃水からの窒素の除去方法。 - 【請求項3】 廃水中のCOD成分の主体がフェノール
であり、脱窒槽を曝気および/または攪拌して、脱窒槽
出口のフェノールを30mg/l以下まで除去すること
を特徴とする請求項1または2に記載の廃水からの窒素
の除去方法。 - 【請求項4】 生物学的脱窒素プロセスの脱窒槽の酸化
還元電位が−100mVから−300mVとなるよう
に、脱窒槽の曝気量および/または攪拌機の回転数を調
整することを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の
廃水からの窒素の除去方法。 - 【請求項5】 脱窒槽及び好気槽のpHが6.0から
7.5に維持されるように、生物学的脱窒素プロセスに
流入する廃水のpHを調整することを特徴とする請求項
1〜4いずれかに記載の廃水からの窒素の除去方法。 - 【請求項6】 廃水中のCOD成分が有機物および/ま
たは硫黄化合物であり、脱窒槽の脱窒細菌が従属栄養細
菌および/または硫黄酸化細菌であることを特徴とする
請求項1〜5いずれかに記載の廃水からの窒素の除去方
法。 - 【請求項7】 廃水がコークス工場から発生する安水で
あることを特徴とする請求項1〜6いずれかに記載の廃
水からの窒素の除去方法。 - 【請求項8】 脱窒槽および/または好気槽に微生物固
定化担体を投入することを特徴とする請求項1〜7いづ
れかに記載の廃水からの窒素の除去方法。
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