JP2003051872A - 携帯型通信装置 - Google Patents

携帯型通信装置

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JP2003051872A
JP2003051872A JP2001239477A JP2001239477A JP2003051872A JP 2003051872 A JP2003051872 A JP 2003051872A JP 2001239477 A JP2001239477 A JP 2001239477A JP 2001239477 A JP2001239477 A JP 2001239477A JP 2003051872 A JP2003051872 A JP 2003051872A
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portable communication
stereoscopic
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JP2001239477A
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Kentaro Iida
健太郎 飯田
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
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  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 広範な撮影状況に対応可能であって、ステレ
オ立体画像およびパノラマ画像の入力や通信が可能な装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】 長尺の本体部筐体10の長手方向中央部
に回動軸50Cを軸にして第1,2筐体10L,10R
のなす角度を変化させることができる回動部50を設
け、長手方向両端に第1,2回動軸53L,53Rを軸
として回動可能な第1,2カメラ2L,2Rを設けるこ
とにより、ステレオ立体画像を作成するための画像を撮
影することができるだけではなく、手ぶれによる貼り合
わせずれのないパノラマ画像を作成するための画像も撮
影可能となる。また、ステレオ立体撮影モードでの近距
離の被写体の接写や遠距離の被写体の撮影や、操作者が
LCD表示部3を見ながらの視線方向の撮影も可能とな
り、広範な撮影状況に対応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタルカメラ
などの撮像手段を持つ携帯型通信装置の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なテレビ電話器は、人物を撮影す
るカメラを備えた撮像部と、撮影された人物の画像をモ
ニタ表示する画像表示部と、この画像の送受信および従
来の音声で交信する通話部からなる通信部とから構成さ
れ、通常、これらは、1つの筐体に納められた一体的な
装置となっている。そして、操作者側で撮影された画像
は通信回線を通じて交信する通話相手方に送信され、一
方、通話相手方より撮影された画像が通信回線を通じて
操作者側の画像表示部に表示される。このように、テレ
ビ電話器は、操作者側の画像を通話相手方に送信すると
同時に通話相手方の画像を画像表示部にモニタし、モニ
タされた通話相手方と対面しながら通話するように構成
されている。しかし、上述のような一般的なテレビ電話
器は、通話相手方の画像が表示されている画像表示部を
見ながら通話すると、撮像部には視線が向けることがで
きず、相手方と視線を合わせて通話することができなか
った。
【0003】このため、例えば、特開平10−7543
2において、卓上に置かれる筐体に撮影された人物像を
モニタ表示する画像表示部と、画像表示部を挟んだ左右
に1つずつ撮像部を有する立体テレビ電話器が提案され
ている。ここでは、画像表示部はイメージスプリッタ方
式の眼鏡なし3D液晶表示素子よりなり、2つの撮像部
によって左右それぞれの方向から撮影された画像を選択
的に合成し融像することにより、擬似的に立体視可能な
正面顔の撮影画像を得ることができ、操作者は通話相手
方にその視線を合わせることができるとともに画像表示
部に表示される撮影画像を立体視できるため自然な会話
をすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
テレビ電話器は、卓上に置かれた固定式のものであり、
持ち運びができないため、任意の場所で撮影、通信する
ことができない。この問題を解決するためには、上記テ
レビ電話器と同様な技術を携帯機器に適用すれば良いと
考えられるが、携帯機器は小型であるために2つの撮像
部を配置して、十分な視差のある2つの画像(視差画
像)を得ることが難しいため、擬似的に立体視可能な撮
影画像を得ることが困難である。
【0005】また、上記のテレビ電話は、卓上に置かれ
た固定式のものである上に、左右2つの撮像部が固定式
であるために、操作者以外の様々な被写体の撮影や、風
景のパノラマ撮影などを実施することできなかった。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、広範な撮影状況に対応可能であって、ステレオ
立体画像およびパノラマ画像の入力や通信が可能な装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、携帯型通信装置であって、
(a)通信部を内蔵する本体部筐体と、(b)前記本体部筐体
の長手方向の両端に振り分けて配置された第1と第2の
撮像部を有することにより、ステレオ立体画像を生成す
るための撮影画像を取得する撮像手段とを備える。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の携帯型通信装置であって、前記撮像手段によって、前
記撮影画像および外部より受信した受信画像のそれぞれ
に応じたステレオ立体画像を表示可能なステレオ立体画
像表示手段をさらに備える。
【0009】また、請求項3の発明は、請求項2に記載
の携帯型通信装置であって、前記ステレオ立体画像表示
手段は、表示面面上に配置された、レンチキュラーレン
ズを備え、前記レンチキュラーレンズの素線の方向と、
前記第1と第2の撮像部を相互に結ぶ基線の方向とが垂
直となる。
【0010】また、請求項4の発明は、携帯型通信装置
であって、(a)通信部を内蔵するとともに、長手方向中
央部に回動部を有する本体部筐体と、(b)前記回動部を
挟んだ前記本体部筐体の両側部分に振り分けて配置され
た第1と第2の撮像部を有することによりステレオ立体
画像を生成するための撮影画像を取得する撮像手段と、
を備え、前記回動部の回動によって前記第1と第2の撮
像部のそれぞれの撮像方向の相対的角度関係が変化す
る。
【0011】また、請求項5の発明は、請求項4に記載
の携帯型通信装置であって、前記回動部は、前記本体部
筐体の回動角度が、前記本体部筐体の回動範囲の中間の
所定の角度となる状態を安定状態とする回動調整機構を
備える。
【0012】また、請求項6の発明は、携帯型通信装置
であって、(a)通信部を内蔵する本体部筐体と、(b)前記
本体部筐体の長手方向の両端に振り分けて配置された第
1と第2の撮像部を有することにより、ステレオ立体画
像を生成するための撮影画像を取得する撮像手段と、
(c)前記第1と第2の撮像部のそれぞれを支持して回動
させることにより、前記第1と第2の撮像部のそれぞれ
の撮像方向の相対的関係を変化させる撮像部回動機構と
を備える。
【0013】また、請求項7の発明は、請求項6に記載
の携帯型通信装置であって、前記撮像手段によって、前
記撮影画像に応じたステレオ立体画像を表示可能なステ
レオ立体表示手段とさらに備え、前記第1と第2の撮像
部は、前記本体部筐体の長手方向の両端に振り分けて設
けられ、前記撮像部回動機構は、前記第1と第2の撮像
部のそれぞれを、前記本体部筐体の正面側から背面側ま
で回動させることが可能である。
【0014】また、請求項8の発明は、請求項6または
請求項7のいずれかに記載の携帯型通信装置であって、
前記撮像部回動機構は、前記撮像部の前記本体部筐体に
対する角度が、回動範囲の中間の所定の角度となる状態
を安定状態とする撮像部回動調整機構を備える。
【0015】
【発明の実施の形態】<1. 第1実施形態> <1−1. 第1実施形態に係る携帯型通信装置の外観
>図1は、本発明の第1実施形態に係る携帯型通信装置
1の正面側外観を示す斜視図である。
【0016】携帯型通信装置1は、長尺の本体部筐体1
0の正面側の長手方向の両端に、操作者側の被写体(主
として操作者の顔)のステレオ立体画像を撮影する第
1,2カメラ2L,2R、液晶表示画面に画像を含む各
種情報を表示するLCD表示部3、各種操作入力を受け
付ける操作部4、通話相手方の音声を出力するスピーカ
5、および、操作者の音声を入力するマイク6を有す
る。また、本体部筐体10の側面には電話局のアンテナ
と無線にて画像や音声などの情報の送受信を行うアンテ
ナ7が設けられる。
【0017】第1,2カメラ2L,2Rは、図示を省略
するが、撮像光学系を形成するレンズ、および、レンズ
によって被写体の像が形成され、被写体の電気的な画像
データを生成するCCD(画像素子)を有する撮像部で
あり、CCDにて生成された画像データを出力する。ま
た、第1,2カメラ2L,2Rは、本体部筐体10の正
面側の長手方向の両端に設けられることにより、十分な
視差のある2つの画像(視差画像)を得ることができ
る。つまり、第1,2カメラ2L,2Rによって得られ
た視差画像がステレオ立体画像を生成するための撮影画
像に相当する。
【0018】LCD表示部3は、表示画面上にイメージ
スプリッタの一種である後述するレンチキュラーレンズ
が設置されており、第1,2カメラ2L,2Rによって
得られた視差画像より生成されるステレオ立体画像を表
示する。また、同様のステレオ撮影機能を持つ携帯型通
信装置から受信した受信画像より生成されるステレオ立
体画像を表示する。レンチキュラーレンズの素線は、第
1,2カメラ2L,2Rを結ぶ基線に対して垂直になる
ように設けられている。
【0019】操作部4には、通話に必要なキー(10キ
ー、電源ON/OFFボタン、通話開始/終了ボタン)
などがある。この中にTV電話切替スイッチ4tvがあ
り、従来の音声のみの通常通話モードと、ステレオ立体
画像を伴うTV電話方式のTV通話モードとを切り替え
ることができる。通常通話モードとTV通話モードとの
切り替えは、通話の最初に通話相手の情報をやりとりし
て、通話相手が同様のステレオ撮影機能を持つ携帯型通
信装置かどうかを認識して、自動的に切り替わるような
機能によっても達成される。また、表示切替スイッチ4
chがあり、LCD表示部3に、操作者側の画像を表示
する自己画像表示、または通話相手側の画像を表示する
相手画像表示を選択することができる。
【0020】<1−2. 第1実施形態に係る携帯型通
信装置の機能構成>図2は、第1実施形態に係る携帯型
通信装置1の機能構成の概略を示す図である。第1,2
カメラ2L,2Rは、操作者側の被写体を撮影して得ら
れた画像データ(1A,2A)を符号化器20およびス
テレオ合成部24に出力する。
【0021】符号化器20は、カメラ2L,2Rから出
力された画像データ(1A,2A)に対して、2次元D
CT変換、ハフマン符号化などのJPEG方式などによ
る所定の圧縮処理を施し、圧縮画像データ(1A,2
A)として無線通信部21に出力し、無線通信部21は
アンテナ7および通信回線NTを介して通話相手に圧縮
画像データ(1A,2A)を送信する。
【0022】また、通信相手が同様の携帯型通信装置を
持つ場合は、通話相手側の第1,2カメラで撮影して得
られた圧縮画像データ(1B,2B)が、通信回線NT
およびアンテナ7を介して無線通信部21に入力され、
無線通信部21は通話相手側で撮影して得られた圧縮画
像データ(1B,2B)を復号化器22に出力する。
【0023】復号化器22は、無線通信部21より入力
した圧縮画像データ(1B,2B)を伸張して、通話相
手側で圧縮処理が施される前の画像データ(1B,2
B)となり、通話相手側の第1,2カメラの両方から出
力された画像データ(1B,2B)をそれぞれ対応する
第1,2画像復元部23L,23Rに出力し、振り分け
る。つまり、通話相手側の第1カメラで取得された画像
データ(1B)は第1画像復元部23Lに入力され、同
様に、通話相手側の第2カメラで取得された画像データ
(2B)は第2画像復元部23Rに入力される。
【0024】第1,2画像復元部23L,23Rは、一
般的なデジタルカメラ内の画像メモリと同様なものであ
り、少なくとも1フレーム分の記憶容量を有している。
ここでは、第1,2画像復元部23L,23Rは、通話
相手側の第1,2カメラにおけるCCDの画素数にそれ
ぞれ対応する480×320画素分の画素データの記憶
容量を少なくとも有しており、各画素位置に記憶される
ようになっている。つまり、通話相手側の第1カメラで
取得された画像データ(1B)は、第1画像復元部23
Lにて各画素位置に記憶され、同様に、通話相手側の第
2カメラで取得された画像データ(2B)は、第2画像
復元部23Rにて各画素位置に記憶される。したがっ
て、ここでは、通話相手側で取得された画像データ(1
B,2B)が同様の画像データとして復元され、第1,
2画像復元部23L,23Rに記憶される。そして、第
1,2画像復元部23L,23Rに記憶された画像デー
タ(1B,2B)は、ステレオ合成部24に出力され
る。
【0025】ステレオ合成部24は、操作部4の表示切
替スイッチ4chを操作することにより、相手画像表示
を選択した場合は、通信相手側の第1,2カメラにおい
て取得された画像データ(1B,2B)、つまり、第
1,2画像復元部23L,23Rに記憶された画像デー
タ(1B,2B)をもとに、ステレオ立体画像を生成す
る。また、操作部4の表示切替スイッチ4chを操作す
ることにより、自己画像表示を選択した場合は、操作者
側の第1,2カメラ2L,2Rにおいて取得された画像
データ(1A,2A)をもとに、ステレオ立体画像を生
成する。ここでの、ステレオ立体画像の生成方法の詳細
については後述する。
【0026】マイク6は、操作者の声などを音声信号と
して出力し、無線通信部21、アンテナ7、通信回線N
Tを介して通話相手に音声信号を送信する。一方、通話
相手側から送信される音声信号は、通信回線NT、アン
テナ7、無線通信部21を介して、スピーカ5に入力さ
れる。そして、スピーカ5は、音声信号を音声に変換し
て出力する。したがって、操作者と通話相手との間でマ
イク6およびスピーカ7を用いた通話が行われる。
【0027】操作部4は、上述のごとく、通話に必要な
キー(10キー、電源ON/OFFボタン、通話開始/
終了ボタン)、TV電話切替スイッチ4tv、表示切替
スイッチ4chを備える。操作部4の操作による信号
は、図示を省略する主にCUPからなる制御部に入力さ
れ、各種機能に対して信号を出力する。制御部は、RO
M内に格納されているプログラムにしたがって、各機能
に対して各種入出力を処理し、通常通話モードやTV通
話モードにおける携帯型通信装置1の各種動作を制御す
る。なお、通話モードとTV通話モードの自動的な切り
替えは、制御部において制御される。
【0028】通常通話モードでは、携帯型通信装置1は
通常の携帯電話としての動作を行う。すなわち、操作部
4の10キーの操作などにより、相手方の電話番号の入
力などが行われる。そして、アンテナ7を介して通話相
手方の端末と回線が接続され、スピーカ5およびマイク
6を用いた通話が行われる。電子メールの受け渡しが行
われる場合には、LCD表示部3に電子メールの内容が
表示されたり、添付された画像ファイルに基づいて画像
の表示が行われる。
【0029】一方、TV通話モードでは、携帯型通信装
置1は通常のTV電話と類似した動作を行う。すなわ
ち、操作部4の10キー操作などにより、相手方の電話
番号の入力などが行われると、通話の最初に相手の端末
の情報をやりとりして、通話相手が同様のステレオ撮影
機能とステレオ立体画像表示機能とを持つ携帯型通信装
置であれば、TV通話モードにおける通話が可能とな
る。なお、TV通話モードにおいて、通話を開始しよう
としたが、通話相手が通常の携帯電話器であるときは、
制御部によって自動的に通常通話モードに切り替わる。
また、通常通話モードにおいて、通話を開始しようとし
たが、通話相手が同様の携帯型通信装置であるときは、
制御部によって自動的にTV通話モードに切り替わる。
また、自動的にTV通話モードに切り替わった際に、通
常通話モードに切り替えたい場合は、TV電話切替スイ
ッチ4tvを押下することにより、通常通話モードに強
制的に切り替えることもできる。また、通話相手が電話
番号を入力して通話が開始された場合にも、同様に通話
の最初に相手の端末の情報をやりとりして、相手の端末
に対応して通常通話モードとTV通話モードとが自動的
に切り替わる。
【0030】通常通話モードでは、制御部によって、通
常の携帯電話器と同様に、スピーカ7が出力する音声は
小さく、マイク6の感度も低めに自動設定されるため、
通話時は、携帯型通信装置1のスピーカ7を耳に近づ
け、マイク6を口に近づけなくてはならない。一方、T
V通話モードでは、制御部によって、通常のTV電話と
同様に、スピーカ7が出力する音声は大きく、マイク6
の感度も高めに自動設定され、携帯型通信装置1から少
し離れても通話が可能である。
【0031】<1−3. ステレオ立体画像の生成方法
>図3は、LCD表示部3にステレオ立体画像を表示す
る方法を説明する図である。なお、図3には、それらの
方向関係を明確にするため、XYZ直交座標系を付して
いる。ここでは、通信相手側において取得された画像デ
ータをもとに生成したステレオ立体画像も、操作者側に
おいて取得された画像データをもとに生成したステレオ
立体画像も同様となるため、便宜上、操作者側において
取得された画像データをもとにステレオ立体画像を表示
する方法について説明する。
【0032】図3(a)は、LCD表示部3の平面図であ
り、AA断面図を図3(b)に示している。LCD表示部
3の表示画面上にはレンチキュラーレンズLEが設けら
れている。レンチキュラーレンズLEは、LCD表示部
3の表面に対する垂直断面(XZ断面)が半円である柱
状のレンズ(素線)から構成されている。そして、素線
の弦が液晶表示画面の表面(XY平面)に接し、素線の
方向がY方向と平行になるように、素線が液晶表示画面
の端から端までX方向に並べ敷き詰められている。つま
り、レンチキュラーレンズLEの素線の方向(Y方向)
と、第1カメラ2Lと第2カメラ2Rとを結ぶ基線とが
垂直となる。
【0033】LCD表示部3の液晶表示画面には、X方
向には480個の画素が列をなして並んでおり、Y方向
には320個の画素が列をなして並んでおり、レンチキ
ュラーレンズLEの素線の幅(X方向)はX方向に2列
分の画素の距離と等しくなっている。つまり、レンチキ
ュラーレンズLEは、240本の素線から構成されてい
る。
【0034】ここで、もしも第1カメラ2Lによって取
得される画素データのみがLCD表示部3に表示される
場合を仮定すると、Y方向に伸びた480本の画素列が
X方向に横並びすることになり、その画素列をX方向に
対して順にL1、L2、L3、・・・と記号付けする。
また、同様に、もしも第2カメラ2Rによって取得され
る画素データのみが表示部3に表示される場合を仮定す
ると、Y方向に伸びた480本の画素列がX方向に横並
びすることになり、その画素列をX方向に対して順にR
1、R2、R3、・・・と記号付けする。
【0035】ステレオ合成部24では、第1,2カメラ
2L,2Rによって取得された画像データからステレオ
立体画像を生成する際には、図3(a)に示すように、L
CD表示部3に、X方向に対して順に画素列R2、L
2、R4、L4、R6、L6、R8、L8、・・・、R
2n、L2nが並んで表示されるように画像データを生
成する。そして、ステレオ合成部24で生成された画像
データがLCD表示部3に出力され、LCD表示部3は
ステレオ立体画像を表示する。つまり、操作者は、操作
者の目と目を結ぶ線と、レンチキュラーレンズLEの素
線の方向とがほぼ垂直となるようにし、レンチキュラー
レンズLEを介して液晶画面上の画像を見ることによ
り、LCD表示部3上の画像を擬似的な立体画像として
見ることができる。そして、左右カメラの基線とレンチ
キュラーレンズLEの素線の方向とが垂直であるので、
操作者が立体画像を観察している状態で、左右方向から
撮影し、通話先に送信することができ、同時に通話先の
操作者も立体画像を見ることができる。
【0036】<1−4. TV通話モードにおける撮影
>図4は、TV通話モードにて使用されている携帯型通
信装置1を上から見た図である。操作者40がLCD表
示部3を見つめており、レンチキュラーレンズLEのス
テレオ立体画像が最も効果的に見える距離(例えば、6
0cm)で第1,2カメラ2L,2Rの光軸EL,ER
が交差する。例えば、操作者は、両手で携帯型通信装置
1を持ち、腕をいっぱいに前方に伸ばした状態でTV通
話モードにて、LCD表示部3に表示されるステレオ立
体画像を見ながら通話をすれば良い。また、携帯型通信
装置1は小型であるため、例えば、操作者は寝た状態で
も、移動中でも、同様に、両手で携帯型通信装置1を持
ち、腕をいっぱいに伸ばした状態でTV通話モードに
て、LCD表示部3に表示されるステレオ立体画像を見
ながら通話をすれば良い。
【0037】以上のように、第1実施形態に係る携帯型
通信装置1では、本体部筐体10の長手方向両端に第
1,2カメラ2L,2Rを配置することにより、第1,
2カメラ2L,2Rにおいて撮影される画像には十分な
視差を得ることができるため、小型の本体部筐体10の
長さを最大限利用したステレオ立体画像を生成するため
の画像を撮影、送信することができ、通話相手と互いに
視線を合わせて通話することができる。また、携帯型通
信装置1は小型であるため、種々の角度の立体画像を容
易に撮影することができ、携帯性にも優れる。
【0038】<2. 第2実施形態> <2−1. 第2実施形態に係る携帯型通信装置の外観
>図5は、本発明の第2実施形態に係る携帯型通信装置
1の正面側外観を示す斜視図である。ここでは、第1実
施形態の携帯型通信装置1にさらに撮影方法の多様性
と、パノラマ撮影の機能を付加している。これらの機能
については後述する。
【0039】第2実施形態に係る携帯型通信装置1は、
かなりの部分で図1に示す第1実施形態と同様になる。
第1実施形態と異なる部分は、操作部4に、ステレオ立
体撮影モードと、パノラマ撮影モードの切り替えスイッ
チであるステレオ・パノラマ撮影切替スイッチ4spが
設けられ、本体部筐体10の長手方向中央付近に回動部
50が設けられ、この回動部50の左右に振り分けて本
体部筐体10に設けた第1,2カメラ2L,2Rのそれ
ぞれを、レンチキュラーレンズLEの素線と平行(第
1,2カメラ2L,2Rの光軸と垂直かつ、第1カメラ
2Lと第2カメラ2Rとを結ぶ基線に対して垂直)な第
1,2回動軸53L,53Rを軸として回動自在に支持
する第1,2回動機構25L,25Rが設けられる点で
ある。したがって、図5では、図1に示す第1実施形態
と同様な部分には同じ符号を付しており、同様な部分に
ついては、上述したので、ここでは省略する。また、本
体部筐体10のうち、回動部50を挟んで第1カメラ2
L側を第1筐体10L、第2カメラ2R側を第2筐体1
0Rとし、LCD表示部3とスピーカ5は第1筐体10
Lに設けられており、操作部4とマイク6は第2筐体1
0Rに設けられている。ここでは、第1,2回動機構2
5L,25Rが撮像部回動機構に相当する。
【0040】回動部50には、第1筐体10Lと第2筐
体10Rを、レンチキュラーレンズLEの素線と平行
(第1,2カメラ2L,2Rの光軸と垂直かつ、第1カ
メラ2Lと第2カメラ2Rとを結ぶ基線に対して垂直)
な回動軸50Cを軸として回動自在に支持するヒンジ部
51が設けられており、第1,2カメラ2L,2Rを結
ぶ基線の長さを変化させることが可能である。また、回
動部50には、後述する溝付円筒部60と中心円筒部6
5が設けられている。
【0041】図6は、ヒンジ部51によって、本体部筐
体10が回動される状況を上から見た図を示している。
なお、図6には、回動方向関係を明確にするため、回動
方向A,Bを付している。図6(a)では、本体部筐体1
0が回動されていない伸張状態を示している。この状態
から第1筐体10Lを固定したまま、回動軸50Cを軸
としてA方向に、筐体10Rを回動した折り畳み状態を
図6(b)に示す。図示のごとく、ヒンジ部51は、第1
筐体10LのLCD表示部3がある面と、第2筐体10
Rの操作部4がある面とが接するところまで回動させる
ことができる。また、図6(a)の状態から第1筐体10
Lを固定したまま、回動軸50Cを軸としてB方向に、
第2筐体10Rを回動させた逆折り状態を図6(c)に示
す。図示のごとく、ヒンジ部51は、第1筐体10Lの
LCD表示部3がある面と、第2筐体10Rの操作部4
がある面とが約300°の角度をなすところまで回動さ
せることができる。
【0042】第1,2回動軸53L,53Rは、携帯型
通信装置1の厚さ方向のほぼ中心部に位置する。また、
ここでは、第1回動軸53Lと回動軸50Cとの距離
と、第2回動軸53Rと回動軸50Cとの距離が等しく
なっているが、これに限定されるものではなく、第1回
動軸53Lと回動軸50Cとの距離と、第2回動軸53
Rと回動軸50Cとの距離が等しくなくとも良い。
【0043】第1回動機構25L、第2回動機構25R
は、ともに同様な動作をするので、ここでは、主に第1
回動機構25Lを例にとって説明する。図7は、第1回
動機構25Lの動作を説明する図である。なお、図7に
も、回動方向関係を明確にするため、回動方向A,Bを
付している。図7(a)では、第1,2筐体10L,10
Rが伸張状態であり、第1,2カメラ2L,2Rの光軸
EL,ERが、LCD表示部3の正面で、携帯型通信装
置1より60cm離れたところで交差しており、これを
基準状態とする。図7(a)に示す基準状態から第1回動
機構25Lにより、第1回動軸53Lを軸としてB方向
に、第1カメラ2Lを回動させた状態を図7(b)に示
す。図示のごとく、第1カメラ2Lの撮影方向が第2カ
メラ2Rの方向に向くまで第1カメラ2Lを回動させる
ことが可能である。また、図7(a)に示す基準状態から
第1回動機構25Lにより、第1回動軸53Lを軸とし
てA方向に、第1カメラ2Lを回動させた状態を図7
(c)に示す。図示のごとく、基準状態における光軸EL
が筐体10Lに対して対称となる位置まで第1カメラ2
Lを回動させることが可能である。
【0044】ヒンジ部51による筐体10Lと筐体10
Rのなす角度の調整、第1カメラ2Lの光軸ELと筐体
10Lのなす角度の第1回動機構25Lによる調整、お
よび第2カメラ2Rの光軸ERと筐体10Rのなす角度
の第2回動機構25Rによる調整は、類似の角度調整機
構によって手動で実施することが可能である。この角度
調整機構について以下説明する。なお、第1回動機構2
5Lおよび第2回動機構25Rにおける角度調整機構に
ついては、同様であるため重複説明を防ぐため、第1回
動機構25Lにおける角度調整機構についてのみ説明
し、第2回動機構25Rにおける角度調整機構の説明は
省略する。
【0045】<2−2. 角度調整機構>図8は、ヒン
ジ部51における第1筐体10Lと第2筐体10Rのな
す角度を調整するための角度調整機構について説明する
図である。なお、図8にも、回動方向関係を明確にする
ため、回動方向A,Bを付している。回動部50の第2
筐体10R側には、図8(a)に示すように、中心軸が回
動軸50Cとなる円筒の表面の1箇所に、円筒の軸方向
に沿って溝60fが設けられた溝付円筒部60が固設さ
れており、回動部50の第1筐体10L側には、溝付円
筒部60の半径方向に伸縮自在のバネなどの弾性体によ
ってストッパー62が支持されている。ストッパー62
は、軸方向が回動軸50Cと平行であり断面が半円であ
る柱状のものであり、回動軸50Cの方向に、溝付円筒
部60の溝60fとほぼ同等の長さを有している。ま
た、ストッパー62は、バネなどの弾性体によって曲面
側が溝付円筒部60に押しつけられ、溝60fにはまり
込んだ状態にある。
【0046】図5で示したように、溝付円筒部60は、
第2筐体10Rが回動部と接する部分の回動軸50C方
向の両端に設けられており、第1筐体10Lの回動部と
接する部分の回動軸50C方向の中央側には、溝付円筒
部60の中心の中空の円柱部分Lと同じ半径で、回動軸
50Cを軸とする中空部分を持つ中心円筒部65が設け
られており、中空の円柱部分Lと中心円筒部65の中空
部分とを貫くように軸棒61が設けられる。つまり、第
1筐体10Lと第2筐体10Rは、軸棒61によって回
動自在に連結される。
【0047】次に、第1筐体10Lと第2筐体10Rと
のなす角度を調整する際のヒンジ部51の角度調整機構
の動作について図8と図6とを対応づけながら説明す
る。図8(a)の状態が図6(a)の状態に対応しており、上
述したように、ストッパー62が、溝60fにはまり込
んだ状態であり、本体部筐体10は伸張状態(安定状
態)にある。図8(a)の状態を基準として、回動軸50
Cを軸にして溝付円筒部60がA方向へ回動すると、第
1筐体10Lにバネなどの弾性体を介して支持されたス
トッパー62は、バネなどの弾性体が縮むことにより、
溝60fから離脱し、約180°回動すると図6(b)に
示すように、本体部筐体10は折り畳み状態となり、角
度調整機構は図8(b)の状態となる。図8(b)の状態で
は、溝付円筒部60はA方向にはこれ以上回動しない。
また、図8(a)の状態を基準として、回動軸50Cを軸
にして溝付円筒部60がB方向へ回動すると、上述した
A方向への回動と同様に、ストッパー62は、溝60f
から離脱し、約120°回動すると図6(c)に示すよう
に本体部筐体10は逆折り状態となり、角度調整機構は
図8(c)の状態となる。図8(c)の状態では、溝付円筒部
60はB方向にはこれ以上回動しない。したがって、ヒ
ンジ部51の角度調整機構によって、第1筐体10Lと
第2筐体10Rとのなす角度を、図6(a)〜(c)に示す伸
張状態、折り畳み状態、および逆折り状態となる角度に
手動にて容易かつ確実に調整することができる。
【0048】図9は、第1回動機構25Lにおける角度
調整機構について説明する図である。なお、図9にも、
回動方向関係を明確にするため、回動方向A,Bを付し
ている。また、図9には第1カメラ2Lは図示していな
いが、角度調整機構と第1カメラ2Lの方向との関連づ
けをし易くするために光軸Elのみを示している。第1
回動機構25Lの第1カメラ2L側には、図9(a)に示
すように、中心軸が第1回動軸53Lとなる円筒の表面
の5箇所に、円筒の軸方向に沿って同様な溝90fa〜
90feが設けられた溝付円筒部90が固設されてお
り、第1回動機構25Lの第1筐体10L側には、溝付
円筒部90の半径方向に伸縮自在のバネなどの弾性体に
よってストッパー92が支持されている。ストッパー9
2は、軸方向が第1回動軸53Lと平行であり断面が半
円である柱状のものであり、第1回動軸53Lの方向
に、溝付円筒部90の溝90fa〜90feとほぼ同等
の長さを有している。また、ストッパー92は、バネな
どの弾性体によって曲面側が溝付円筒部90に押しつけ
られ、溝90faにはまり込んだ状態にある。
【0049】また、第1筐体10Lが第1回動機構25
Lと接する部分の第1回動軸53Lに沿った両側には、
溝付円筒部90の中心の中空の円柱部分Cと同じ半径
で、第1回動軸53Lを軸とする中空部分が設けられて
おり、中空の円柱部分Cと第1筐体10Lの中空部分と
を貫くように回動軸棒が設けられる。つまり、第1回動
機構25Lの溝付円筒部90と第1筐体10Lとは、回
動軸棒によって回動自在に連結される。つまり、第1カ
メラ2Lと第1筐体10Lとが回動自在に連結されてい
る。なお、ここでは、第1回動機構25Lの回動によっ
て第1カメラ2Lとストッパー62が干渉しないような
位置にストッパー62が設けられている。
【0050】次に、第1カメラ2Lの光軸ELと第1筐
体10Lとのなす角度を調整する際の第1回動機構25
Lの角度調整機構の動作について図9と図7とを対応づ
けながら説明する。図9(a)の状態が図7(a)の状態に対
応しており、上述したように、ストッパー92が、溝9
0faにはまり込んだ状態であり、第1カメラ2Lは安
定状態にある。図9(a)の状態を基準状態とする。図9
(a)の基準状態から、第1回動軸53Lを軸にして溝付
円筒部90がB方向へ回動すると、第1筐体10Lにバ
ネなどの弾性体を介して支持されたストッパー92は、
バネなどの弾性体が縮むことにより、溝90faから離
脱し、その後、図9(b)に示すようにストッパー92
が、次の溝90fbにはまり込み係合状態となる。この
状態が図7(b)に示す状態に相当し、第1カメラ2Lの
撮影方向が第2カメラ2Rの方向に向いた状態となる。
また、図9(a)の基準状態から、第1回動軸53Lを軸
にして溝付円筒部90がA方向へ回動すると、上述した
B方向への回動と同様に、ストッパー92が溝90fa
から離脱し、その後、図9(c)に示すように、ストッパ
ー92が、次の溝90fcにはまり込み係合状態とな
る。ここでは、図9(a)の基準状態から、第1回動軸5
3Lを軸にして溝付円筒部90がA方向に約135°回
動した状態となっている。さらに第1回動軸53Lを軸
にして溝付円筒部90がA方向へ回動すると、ストッパ
ー92が溝90fcから離脱し、その後、図9(d)に示
すように、ストッパー92が、次の溝90fdにはまり
込み係合状態となる。ここでは、光軸ELと第1筐体1
0Lとが直交する。さらに第1回動軸53Lを軸にして
溝付円筒部90がA方向へ回動すると、ストッパー92
が溝90fdから離脱し、その後、図9(e)に示すよう
に、ストッパー92が、次の溝90feにはまり込み係
合状態となる。この状態が図7(c)に示す状態に相当
し、基準状態における光軸ELが第1筐体10Lに対し
て対称となる。したがって、第1回動機構25Lの角度
調整機構によって、第1カメラ2Lの光軸ELと第1筐
体10Lとのなす角度を、図7(a)〜(c)に示す安定状態
および、図7(a)と図7(c)との間の安定状態(図9
(c),(d)の状態)となる角度に手動にて容易かつ確実に
調整することができる。
【0051】また、第2回動機構25Rの角度調整機構
と第1回動機構25Lの角度調整機構とは、図7に示す
第1,2カメラ2L,2Rを結ぶ基線が法線となる面に
対して対称的な動作をする機構となっている。したがっ
て、第2カメラ2Rの光軸ERと第2筐体10Rのなす
角度は、上記の第1回動機構25Lの角度調整機構と同
様な機構によって、手動にて容易かつ確実に調整するこ
とができる。ここでは、ヒンジ部51における角度調整
機構が回動調整機構に相当し、第1,2回動機構25
L,25Rにおける角度調整機構が撮像部回動調整機構
に相当する。
【0052】<2−3. 第2実施形態に係る携帯型通
信装置の機能構成>図10は、第2実施形態に係る携帯
型通信装置1の機能構成の概略を示す図である。ここで
は、かなりの部分において図2に示す第1実施形態と同
様になる。第1実施形態と異なる部分は、後述するパノ
ラマ画像を生成するパノラマ合成部70と、LCD表示
部3にステレオ立体画像を表示するのか、パノラマ画像
を表示するのかを選択するためのセレクタ71が設けら
れている点である。したがって、図10では、図2に示
す第1実施形態と同様な部分には同じ符号を付してお
り、同様な部分については、上述したので、ここでは省
略する。
【0053】図2に示す第1実施形態では、第1,2カ
メラ2L,2Rは、操作者側の被写体を撮影して得られ
た画像データ(1A,2A)を、符号化器20とステレ
オ合成部24のみに出力していたが、図10に示す第2
実施形態では、第1,2カメラ2L,2Rは、操作者側
の被写体を撮影して得られた画像データ(1A,2A)
を、パノラマ合成部70にも出力する。また、図2に示
す第1実施形態では、第1,2画像復元部23L,23
Rに記憶された画像データ(1B,2B)を、ステレオ
合成部24のみに出力していたが、図10に示す第2実
施形態では、第1,2画像復元部23L,23Rに記憶
された画像データ(1B,2B)を、パノラマ合成部7
0にも出力する。つまり、LCD表示部3に表示するた
めの画像がステレオ合成部24とパノラマ合成部70の
両方で生成される。さらに、図2に示す第1実施形態で
は、ステレオ合成部24から直接LCD表示部3にステ
レオ立体画像を表示するための画像データを出力し、ス
テレオ立体画像のみをLCD表示するようになっていた
が、図10に示す第2実施形態では、ステレオ合成部2
4およびパノラマ合成部70で生成された画像データは
セレクタ71に出力され、セレクタ71においてステレ
オ立体画像を表示するのか、パノラマ画像を表示するの
かを自動選択して、LCD表示部3にステレオ立体画像
またはパノラマ画像を表示する。
【0054】セレクタ71は、通話の最初に相手の情報
をやりとりして、通話相手がステレオ立体画像を送信し
てきているのか、パノラマ画像を送信してきているのか
を通信回線NT、アンテナ7、無線通信部21を介して
認識することにより、相手表示モードにおいては、通話
相手の画像をステレオ立体画像またはパノラマ画像とし
てLCD表示部3に表示する。また、自己表示モードに
おいては、ステレオ・パノラマ撮影切替スイッチ4sp
を押下することにより、ステレオ立体撮影モードまた
は、パノラマ撮影モードを選択し、選択した撮影モード
に応じて、セレクタ71は、ステレオ立体画像を表示す
るのか、パノラマ画像を表示するのかを自動選択し、L
CD表示部3に画像を表示する。
【0055】また、通信相手が、パノラマ画像を合成表
示することができるかどうかを、相手との情報のやりと
りで認識し、パノラマ合成表示することができる場合
は、第1,2カメラ2L,2Rでパノラマ撮影された2
枚の画像を相手に送信し、パノラマ合成表示することが
できない場合は、パノラマ合成部70で合成した後の画
像を送信する。
【0056】また、自己表示モードでは、所定の操作に
応答して撮影画像を、不図示の内蔵メモリまたは脱着可
能なメモリカードに記録することができる。
【0057】<2−4. パノラマ撮影モードにおける
撮影>図11は、パノラマ撮影モードにて使用されてい
る携帯型通信装置1を上から見た図である。なお、図1
1にも、回動方向関係を明確にするため、回動方向A,
Bを付している。操作者40がLCD表示部3を見つめ
ており、図7(a)の状態を基準として、第1カメラ2L
を第1回動軸53Lを中心としてA方向へ約135°回
動させ(図9(c)の安定状態に相当)、第2カメラ2
Rを第2回動軸53Rを中心としてB方向へ約135°
回動させた状態にある。このとき、LCD表示部3を見
つめている操作者40の視線方向の遠景のパノラマ画像
を撮影することができる。つまり、第1カメラ2Lと第
2カメラ2Rによって、それぞれ撮影された画像を横な
らびに貼り合わせると、2画像分の幅を持つパノラマ画
像となる。次に、パノラマ合成部70におけるLCD表
示部3に表示されるパノラマ画像の生成方法について説
明する。
【0058】<2−5. パノラマ画像の生成方法>図
12は、LCD表示部3にパノラマ画像を表示する方法
を説明する図である。なお、図12には、それらの方向
関係を明確にするため、XYZ直交座標系を付してい
る。ここでは、通信相手側において取得された画像デー
タをもとに生成したパノラマ画像も、操作者側において
取得された画像データをもとに生成したパノラマ画像も
同様となるため、便宜上、操作者側において取得された
画像データをもとに生成したパノラマ画像が表示されて
いる状態を例にして説明する。
【0059】図12(a)は、LCD表示部3の平面図で
あり、BB断面図を図12(b)に示している。レンチキ
ュラーレンズLEと液晶ディスプレイの画素と画素列に
ついては図3において既に説明したものと同様であるた
め、ここでは省略する。
【0060】パノラマ合成部70では、第1,2カメラ
2L,2Rによって取得された画像データからパノラマ
画像を生成する際には、図12(a)に示すように、LC
D表示部3に、X方向に対して順に画素列L4、L4、
L8、L8、・・・、L4n、L4n、R4、R4、R
8、R8、・・・、R4n、R4nが並んで表示される
ように画像データを生成する。また、パノラマ合成部7
0では、第1,2カメラ2L,2Rのそれぞれで撮影さ
れた2つの画像を横に貼り合わせた画像となるので、横
の長さが2枚分となるので、Y方向の画素列の長さを半
分に縮小する。この縮小は、Y方向に画素を1画素おき
に間引くことによって達成することができる。パノラマ
合成部70で生成された画像データはLCD表示部3に
出力され、LCD表示部3はパノラマ画像を表示する。
このように画像を表示することにより、レンチキュラー
レンズLEにより左右の目による視差が生じないよう
に、パノラマ画像をLCD表示部3に表示することがで
きる。
【0061】<2−6. その他の使用方法>図13
は、TV通話モードにてステレオ立体画像をLCD表示
部3に表示して、使用されている携帯型通信装置1を上
から見た図であり、図4の第1実施形態におけるTV通
話モードにおける撮影と同様に、お互いに視線を合わせ
て通話することが可能である使用方法である。ここでの
詳細説明については、図4の第1実施形態における説明
とまったく同様となるため、ここでは省略する。
【0062】図14は、ステレオ立体撮影モードにて、
近距離の被写体110を接写している状態を示す図であ
る。なお、図14にも、回動方向関係を明確にするた
め、回動方向A,Bを付している。ここでは、第1,2
カメラ2L,2Rについては、図7(a)を基準として、
第1カメラ2Lを第1回動軸53Lを軸としてA方向に
約135°回動させ(図9(c)の安定状態に相当)、第
2カメラ2Rを第2回動軸53Rを軸としてB方向に約
135°回動させた状態にあり、また、回動部50につ
いては、図6(c)に示すものと同様に、本体部筐体10
は逆折り状態にある。つまり、第1筐体10LのLCD
表示部3がある面と、第2筐体10Rの操作部4がある
面とが約300°の角度をなすところまで回動されてい
る。ここでは、光軸EL,ERがLCD表示部3と反対
方向の近距離で交差している。このとき、図13に示す
状態と比較して、第1カメラ2Lと第2カメラ2Rとを
結ぶ基線の長さが短くなるので、近距離の被写体を接写
するときに生じやすいオクルージョン(遮蔽)を抑える
ことができる。
【0063】図15は、ステレオ立体撮影モードにおい
て、遠距離の被写体140を撮影している状態を示す図
である。なお、図15にも、回動方向関係を明確にする
ため、回動方向A,Bを付している。ここでは、第1,
2カメラ2L,2Rについては、図7(a)の状態を基準
として、第1カメラ2Lを第1回動軸53Lを軸にして
A方向に回動させ、また、第2カメラ2Rを第2回動軸
53Rを軸にしてB方向に回動させ、第1,2カメラ2
L,2Rの向きがLCD表示部3の法線方向と逆方向と
なっている(第1回動機構25Lの角度調整機構は、図
9(d)に示す安定状態に相当)。また、回動部50につ
いては、図6(a)に示すものと同様に、第1,2筐体1
0L,10Rは伸張状態にある。ここでは、光軸ELと
光軸ERは平行となり、LCD表示部3を見つめている
操作者40の視線方向の遠距離にある被写体140を撮
影することができる。したがって、遠景などのステレオ
立体画像を撮影することができる。
【0064】図16は、第1,2カメラ2L,2Rにて
撮影しない場合に、第1,2カメラ2L,2Rを収納し
ている状態を示す図である。なお、図16にも、回動方
向関係を明確にするため、回動方向A,Bを付してい
る。ここでは、第1,2カメラ2L,2Rについては、
図7(a)の状態を基準として、第1カメラ2Lを第1回
動軸53Lを軸にしてB方向に回動させ(図9(b)の安
定な状態に相当)、また、第2カメラ2Rを第2回動軸
53Rを軸にしてA方向に回動させ、第1,2カメラ2
L,2Rの互いが向き合うまで第1,2カメラ2L,2
Rを回動させた状態である。ここでは、第1,2カメラ
2L,2Rのレンズを本体部筐体10の内部に格納する
ことにより、第1,2カメラ2L,2Rのレンズなどの
汚れや破損などを防止することができる。
【0065】以上のように、第2実施形態に係る携帯型
通信装置1では、本体部筐体10の中央付近の回動軸5
0Cを軸にして第1,2筐体10L,10Rのなす角度
を変化させることができる回動部50を設け、長手方向
両端に第1,2回動軸53L,53Rを軸として回動可
能な第1,2カメラ2L,2Rを設けることにより、ス
テレオ立体画像を作成するための画像を撮影することが
できるだけではなく、手ぶれによる貼り合わせずれのな
いパノラマ画像を作成するための画像も撮影可能とな
る。また、ステレオ立体撮影モードでの近距離の被写体
110の接写や遠距離の被写体140の撮影や、操作者
がLCD表示部3を見ながらの視線方向の撮影も可能と
なり、広範な撮影状況に対応できる。また、第1,2カ
メラ2L,2Rを本体部筐体10の内部に格納すること
ができるため、第1,2カメラ2L,2Rのレンズなど
の汚れや破損などを防止することができる。
【0066】<3.変形例>以上、本発明の実施の形態
について説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定
されるものではなく、様々な変形が可能である。
【0067】第2実施形態では、第1,2カメラ2L,
2Rを本体部筐体10の長手方向の端部に設けていた
が、設けられる位置は端部でなくとも良い。例えば、図
17に示すように、第2カメラ2Rに代えて略球形の目
玉カメラ160を本体部筐体10の長手方向の途中に設
けても良い。目玉カメラ160の回動機構は、手動で実
施するような機構でも良いし、図示を省略するが、本体
部筐体10の背面にジョイスティックを設けて、圧電ア
クチュエータによって回動するような機構でも良い。な
お、図17では、図5に示す第2実施形態に係る携帯型
通信装置1の第2カメラ2Rに代えて目玉カメラとした
だけで、その他の部分は図5と同様になる。なお、ここ
では、目玉カメラ160を、第1回動軸53Lおよび回
動軸50Cと平行な目玉回動軸160Rを軸として回動
させることが可能であり、第1カメラ2Lと目玉カメラ
160を結ぶ基線と目玉回動軸160Rとが垂直であ
る。
【0068】また、第2実施形態では、第1,2カメラ
2L,2Rは、第1,2回動軸53L,53Rを軸とし
て、約3/4回転だけ回動するが、これに限られるもの
ではなく、第1,2カメラ2L,2Rが、第1,2回動
軸53L,53Rを軸として、1回転も回動するもの
や、同一方向に何回転も回動するようなものであっても
良い。
【0069】また、第2実施形態では、ヒンジ部51に
よって、第1筐体10Lと第2筐体10Rとのなす角度
が、回動軸50Cを軸として、約300°変化するが、
これに限られるものではなく、第1筐体10Lと第2筐
体10Rとのなす角度が、回動軸50Cを軸として、ほ
ぼ360°変化するものであっても良い。
【0070】また、第2実施形態では、第1筐体10L
と第2筐体10Rとのなす角度は、第1,2筐体10
L,10Rを逆折り状態と折り畳み状態との間におい
て、ヒンジ部51の角度調整機構により、伸張状態であ
る安定状態となる角度に、手動にて容易かつ確実に調整
することができたが、これに限られるものではなく、ヒ
ンジ部51の角度調整機構により、さらに別の安定状態
となる角度に、手動にて容易かつ確実に調整することが
できるものであっても良い。
【0071】また、第2実施形態では、第1カメラ2L
と第1筐体10Lとのなす角度および第2カメラ2Rと
第2筐体10Rとのなす角度は、それぞれ5つの安定状
態となる角度に、手動にて容易かつ確実に調整すること
ができたが、これに限られるものではなく、さらに別の
安定状態となる角度に、手動にて容易かつ確実に調整す
ることができるものであっても良い。
【0072】また、第2実施形態では、第1,2カメラ
2L,2Rの回動は手動で回動させる機構であったが、
これに限られるものではなく、本体部筐体10の背面に
ジョイスティックを設けて、圧電アクチュエータによっ
て、第1,2カメラ2L,2Rが回動するような機構で
も良い。
【0073】なお、上述した具体的実施形態には以下の
構成を有する発明が含まれている。
【0074】(1) (a)通信部を内蔵する本体部筐体と、
(b)前記本体部筐体の長手方向の両端に振り分けて配置
された第1と第2の撮像部を有することにより、ステレ
オ立体画像を生成するための撮影画像を取得する撮像手
段と、(c)前記第1と第2の撮像部のそれぞれの撮像方
向の相対的関係を変化させる撮像部回動機構と、を備
え、前記撮像部回動機構は、前記第1と第2の撮像部が
向き合うまで、回動させることが可能であることを特徴
とする携帯型通信装置。
【0075】(この構成により、撮像部のレンズを本体
部筐体の内部に格納することにより、撮像部のレンズな
どの汚れや破損などを防止することができる。)
【0076】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の携帯型
通信装置によれば、通信部を内蔵する本体部筐体の長手
方向両端に撮像部を配置することにより、2つの撮像部
において撮影される画像には十分な視差を得ることがで
きるため、携帯型の本体部筐体の長さを最大限利用した
ステレオ立体画像を生成するための画像を撮影、送信す
ることができる。また、携帯型通信装置は小型であるた
めに姿勢変更が自在である。
【0077】また、請求項2に記載の携帯型通信装置に
よれば、撮影画像および受信画像のそれぞれに応じたス
テレオ立体画像を表示可能なステレオ立体表示手段をさ
らに備えることにより、自ら撮影したステレオ立体画像
の確認が可能であるとともに、通信相手の撮影したステ
レオ立体画像も見ることができるため、ステレオ立体画
像を見ながら相手と目線を合わせて通話を行うことがで
きる。
【0078】また、請求項3に記載の携帯型通信装置に
よれば、ステレオ立体画像表示手段は、表示画面上にレ
ンチキュラーレンズを備え、レンチキュラーレンズの素
線と、2つの撮像部を結ぶ基線とが垂直となるようにす
ることにより、携帯型通信装置の大型化による携帯性の
劣化を招くことなくステレオ立体画像を表示することが
でき、また、ユーザーから見て、自ら撮影した被写体
と、前記レンチキュラーレンズ上に表示するステレオ立
体画像との方向を一致させることができる。
【0079】また、請求項4に記載の携帯型通信装置に
よれば、通信部を内蔵する本体部筐体が長手方向中央部
に回動部を有し、回動部を挟んだ本体筐体部の両側部分
に振り分けて第1と第2の撮像部を配置し、回動部の回
動によって第1と第2の撮像部のそれぞれの撮像方向の
相対角度関係が変化するので、第1と第2の撮像部にお
いて撮影される画像の視差によりステレオ立体画像を撮
影、送信することができることはもちろんのこと、基線
長を短くすることにより、近距離の接写におけるオクル
ージョンを抑えることができる。
【0080】また、請求項5に記載の携帯型通信装置に
よれば、回動部は、本体筐体部の回動角度が、本体部筐
体の回動範囲の中間の所定の角度となる状態を安定状態
とする回動調整機構を備えることにより、撮影状態に適
した角度を容易かつ素早く設定することができる。
【0081】また、請求項6に記載の携帯型通信装置に
よれば、通信部を内蔵する本体部筐体と、本体部筐体の
長手方向の両端に振り分けて配置された第1と第2の撮
像部を有することによってステレオ立体画像を生成する
ための撮影画像を取得する撮像手段と、第1と第2の撮
像部のそれぞれを支持して回動させることにより、第1
と第2の撮像部のそれぞれの撮像方向の相対的関係を変
化させる撮像部回動機構とを備えることにより、ステレ
オ立体画像だけではなく、パノラマ画像も撮影、送信可
能である。
【0082】また、請求項7に記載の携帯型通信装置に
よれば、第1と第2の撮像部が、本体部筐体の長手方向
の両端に振り分けて設けられ、撮影部回動機構が、第1
と第2の撮像部のそれぞれを、本体部筐体の正面から背
面まで回動可能とすることにより、ステレオ立体表示手
段を見ながら、視線方向の撮影することができる。
【0083】また、請求項8に記載の携帯型通信装置に
よれば、撮像部回動機構は、撮像部の本体部筐体に対す
る角度が、回動範囲の中間の所定の角度となる状態を安
定状態とする撮像部回動調整機構を備えることにより、
撮影状況に応じて、撮像部の本体部筐体に対する角度を
容易かつ素早く設定することができる。具体的には、パ
ノラマ画像などを撮影する際に、2つの撮像部により貼
り合せずれのないパノラマ分割撮影ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る携帯型通信装置1
の正面側外観を示す斜視図である。
【図2】第1実施形態に係る携帯型通信装置1の機能構
成の概略を示す図である。
【図3】LCD表示部3にステレオ立体画像を表示する
方法を説明する図である。
【図4】TV通話モードにて使用されている携帯型通信
装置1を上から見た図である。
【図5】第2実施形態に係る携帯型通信装置1の正面側
外観を示す斜視図である。
【図6】本体部筐体10が回動される状況を上から見た
図である。
【図7】第1回動機構25Lの動作を説明する図であ
る。
【図8】ヒンジ部51における筐体10Lと筐体10R
とのなす角度を調整するための角度調整機構について説
明する図である。
【図9】第1回動機構25Lにおける第1カメラ2Lの
光軸ELと第1筐体10Lとのなす角度を調整するため
の角度調整機構について説明する図である。
【図10】第2実施形態に係る携帯型通信装置1の機能
構成の概略を示す図である。
【図11】パノラマ撮影モードにて使用されている携帯
型通信装置1を上から見た図である。
【図12】LCD表示部3にパノラマ画像を表示する方
法を説明する図である。
【図13】TV通話モードにてステレオ立体画像をLC
D表示部3に表示して、使用されている携帯型通信装置
1を上から見た図である。
【図14】ステレオ立体撮影モードにて、接写している
状態を示す図である。
【図15】ステレオ立体撮影モードにて、遠景を撮影し
ている状態を示す図である。
【図16】第1,2カメラ2L,2Rを本体部筐体10
に収納している状態を示す図である。
【図17】第2カメラ2Rに代えて、略球形の目玉カメ
ラ160を本体部筐体10の長手方向の途中に設けた図
である。
【符号の説明】 1 携帯型通信装置 2L 第1カメラ 2R 第2カメラ 3 LCD表示部 10 本体部筐体 10L 第1筐体 10R 第2筐体 24 ステレオ合成部 25L 第1回動機構 25R 第2回動機構 40 操作者 50 回動部 50C 回動軸 51 ヒンジ部 53L 第1回動軸 53R 第2回動軸 70 パノラマ合成部 71 セレクタ LE レンチキュラーレンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 13/00 H04N 13/00 13/02 13/02 13/04 13/04 Fターム(参考) 5C022 AA12 AB55 AB61 AB62 AC01 AC23 AC54 AC69 AC77 CA00 5C061 AA21 AB04 AB06 AB08 AB10 AB11 AB18 5C064 AA01 AC02 AC06 AC13 AD01 AD08 AD14 5K023 AA07 DD08 MM00 MM25

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯型通信装置であって、 (a)通信部を内蔵する本体部筐体と、 (b)前記本体部筐体の長手方向の両端に振り分けて配置
    された第1と第2の撮像部を有することにより、ステレ
    オ立体画像を生成するための撮影画像を取得する撮像手
    段と、を備えることを特徴とする携帯型通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の携帯型通信装置であっ
    て、 前記撮像手段によって、前記撮影画像および外部より受
    信した受信画像のそれぞれに応じたステレオ立体画像を
    表示可能なステレオ立体画像表示手段をさらに備えるこ
    とを特徴とする携帯型通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の携帯型通信装置であっ
    て、 前記ステレオ立体画像表示手段は、表示面面上に配置さ
    れた、レンチキュラーレンズを備え、 前記レンチキュラーレンズの素線の方向と、前記第1と
    第2の撮像部を相互に結ぶ基線の方向とが垂直となるこ
    とを特徴とする携帯型通信装置。
  4. 【請求項4】 携帯型通信装置であって、 (a)通信部を内蔵するとともに、長手方向中央部に回動
    部を有する本体部筐体と、 (b)前記回動部を挟んだ前記本体部筐体の両側部分に振
    り分けて配置された第1と第2の撮像部を有することに
    よりステレオ立体画像を生成するための撮影画像を取得
    する撮像手段と、を備え、 前記回動部の回動によって前記第1と第2の撮像部のそ
    れぞれの撮像方向の相対的角度関係が変化することを特
    徴とする携帯型通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の携帯型通信装置であっ
    て、 前記回動部は、前記本体部筐体の回動角度が、前記本体
    部筐体の回動範囲の中間の所定の角度となる状態を安定
    状態とする回動調整機構を備えることを特徴とする携帯
    型通信装置。
  6. 【請求項6】 携帯型通信装置であって、 (a)通信部を内蔵する本体部筐体と、 (b)前記本体部筐体の長手方向の両端に振り分けて配置
    された第1と第2の撮像部を有することにより、ステレ
    オ立体画像を生成するための撮影画像を取得する撮像手
    段と、 (c)前記第1と第2の撮像部のそれぞれを支持して回動
    させることにより、前記第1と第2の撮像部のそれぞれ
    の撮像方向の相対的関係を変化させる撮像部回動機構
    と、を備えることを特徴とする携帯型通信装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の携帯型通信装置であっ
    て、 前記撮像手段によって、前記撮影画像に応じたステレオ
    立体画像を表示可能なステレオ立体表示手段とさらに備
    え、 前記第1と第2の撮像部は、前記本体部筐体の長手方向
    の両端に振り分けて設けられ、 前記撮像部回動機構は、前記第1と第2の撮像部のそれ
    ぞれを、前記本体部筐体の正面側から背面側まで回動さ
    せることが可能であることを特徴とする携帯型通信装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項6または請求項7のいずれかに記
    載の携帯型通信装置であって、 前記撮像部回動機構は、前記撮像部の前記本体部筐体に
    対する角度が、回動範囲の中間の所定の角度となる状態
    を安定状態とする撮像部回動調整機構を備えることを特
    徴とする携帯型通信装置。
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