JP2000078549A - テレビ電話機能を有する移動体通信端末 - Google Patents

テレビ電話機能を有する移動体通信端末

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JP2000078549A
JP2000078549A JP10243214A JP24321498A JP2000078549A JP 2000078549 A JP2000078549 A JP 2000078549A JP 10243214 A JP10243214 A JP 10243214A JP 24321498 A JP24321498 A JP 24321498A JP 2000078549 A JP2000078549 A JP 2000078549A
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video camera
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Tetsuo Yama
哲夫 山
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化・利便性・携帯性・秘匿性があり、さ
らに音声通話と同様な通話ポジションのままでテレビ電
話通信可能とする。 【解決手段】 移動体通信端末1の本体に収容されたス
ピーカ2並びにマイク5と、本体と一方の端部が可動状
態に接合された可動ロッド10と、スピーカ2を使用者
の耳元に、マイク5を使用者の口元に配置し、かつ、可
動ロッド10の他方の端部と接合され、使用者の顔前に
配置を可能とされた、視差画像表示回路を有した画像表
示部11、並びに歪曲収差補正回路を有したビデオカメ
ラ部13とを具備して構成される。よって、画像表示部
11並びにビデオカメラ部13の部位を、人間工学に基
づいた配置に移動することができ、スピーカ音量の減
少、マイク集音の向上化が実現できる。従って、表示画
像に対しても音声通話と同様な秘匿性を有することがで
き、さらには、送受話用ヘッドセットを使用する必要が
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ電話機能を
有する移動体通信端末に関し、例えば、CDMA(Code
Division Multiple Access/符号分割多元接続)方式の
テレビ電話機能を有する移動体通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビ電話機能を有する移動体通
信端末は、例えば、携帯型の電話機にテレビ電話機能が
付加されて構成される。このような、テレビ電話機能を
有する移動体通信端末は、一般的には携帯端末(PD
A)と携帯電話機を携行し、双方を接続することにより
静止画像データ等の送受信を可能としている。
【0003】ところが、近年CDMA方式の移動体通信
システムの導入により、高速データ通信のニーズが高ま
るとともに、静止画像だけでなく動画像等のマルチメデ
ィア化が期待されており、より利便性の高いテレビ電話
機能を有する移動体通信端末の提供が要求されている。
【0004】このような要請に応えるため、例えば、特
開平10−065780号公報の「テレビ電話機能付き
の携帯電話機」において、下記の構成の携帯電話機が開
示されている。
【0005】図12に示す本従来例の携帯電話機は、画
像及び音声の無線送受信機能を有し、ビデオカメラ部1
203と、ビデオカメラ部で撮影した画像や受信した画
像等を表示可能な画像表示部1207と、各種入力操作
用画面が表示可能でかつタッチ入力が可能な可変表示タ
ッチ操作部1209とを具備している。本構成におい
て、画像表示部1207を設けた第1筐体部1201の
端部と、可変表示タッチ操作部1209を備えた第2筐
体部1202の端部とを、互いに相対回転可能に回転軸
支部1204にて結合している。又、ビデオカメラ部1
203を回転軸支部1204に回転可能に配設してい
る。
【0006】さらに、第1筐体部1201と第2筐体部
1202の少なくとも一方には、ビデオカメラ部120
3の回転を許容するための切欠き1205、1206を
設け、第1筐体部1201と第2筐体部1202とを2
つに折り畳んだ状態では、画像表示部1207及び可変
表示タッチ操作部1209は外部に露出せず、かつ、ビ
デオカメラ部1203は出っ張り部分とならぬように、
切欠き1205、1206内に位置付け可能な構成とし
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例は、マイク/スピーカ部と画像表示部/ビデオカ
メラ部が、人間の目、耳、口の位置との関係において人
間工学に基づいた配置を有していない。このため、テレ
ビ電話通信を実施する場合には、顔の正面に携帯電話機
を置き、スピーカの音量を大きくして、マイク部に向か
って大声で通話する必要がある。その結果、秘匿性に乏
しいテレビ電話通信となる。さらには、秘匿性を考慮す
る場合、送受話用ヘッドセット(外部マイク、イヤホ
ン)を使用しなければならないため、通常の音声通話と
は異なった不自然な通話ポジションにてテレビ電話通信
をしなくてはならない問題点もある。
【0008】本発明は、ポケッタブルサイズに小型化を
図っても利便性が高く、携帯性を損なわず、かつ、音声
通話と同様に秘匿性があり、さらに音声通話と同様な通
話ポジションのままでテレビ電話通信可能なテレビ電話
機能を有する移動体通信端末を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のテレビ電話機能を有する移動体通信端末
は、当該移動体通信端末の本体に収容されたスピーカ並
びにマイクと、本体と一方の端部が可動状態に接合され
た可動ロッドと、スピーカを使用者の耳元に、マイクを
使用者の口元に配置し、かつ、可動ロッドの他方の端部
と接合され、使用者の顔前に配置を可能とされた画像表
示部並びにビデオカメラ部とを具備して構成されたこと
を特徴としている。
【0010】また、画像表示部並びにビデオカメラ部の
双方を使用者の人体頭部近隣に配置可能とし、スピーカ
並びにマイクと合わせて、使用者の目、耳、口の近隣位
置へ部位配置を可能とし、さらに、画像表示部は遠方に
画像を表示可能とした視差画像表示回路を有し、かつ、
ビデオカメラ部は使用者の人体頭部近隣に配置されても
人体頭部全体を撮影可能とした歪曲収差補正回路を有し
て構成するとよい。
【0011】さらに、画像表示部並びにビデオカメラ部
は移動体通信端末の本体の近接部へ出っ張り部が無く収
容可能に構成し、ビデオカメラ部は広角レンズを用いて
構成し、画像表示部は虚像を結像可能に構成するとよ
い。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
によるテレビ電話機能を有する移動体通信端末の実施の
形態を詳細に説明する。図1〜図11を参照すると、本
発明のテレビ電話機能を有する移動体通信端末の一実施
の形態が示されている。
【0013】図1、図2、図3は、本発明の実施の形態
を示す斜視図である。これらの図は、フリップ4の状態
が相違する移動体通信端末1の外観斜視図である。図1
はフリップ4を閉じた状態、図2はフリップ4を開いた
状態、図3はさらに画像表示部11及びビデオカメラ部
13を開いた状態の斜視図をそれぞれ示している。
【0014】本移動通信端末1にはビデオカメラ部13
で撮影した画像や受信した画像等を表示する為の画像表
示部11と、さらに、アンテナ20、スピーカ2、マイ
ク5が設けられている。ビデオカメラ部13は魚眼レン
ズ/CCD等14及び筐体、画像表示部11は液晶モニ
タ/レンズ等12及び筐体により、それぞれ構成され、
可動ロッド10によって移動体通信端末1の本体と接合
されている。移動通信端末1の本体の側面側には、メニ
ュー画面を操作する為のメニューボタン6、上位移動ボ
タン7、決定ボタン8、下位移動ボタン9が、また、正
面側には電源/発信/着信ボタン3、さらに、フリップ
4の内側には各種機能ボタン15が設けられている。そ
して、テレビ電話通信を使用しない場合には、フリップ
4を閉じた内側の収納場所に、画像表示部11及びビデ
オカメラ部13を収納することができる。
【0015】上記の構成により、出っ張りの無いポケッ
タブルサイズにできると共に、画像表示部11やビデオ
カメラ部13を確実に保護でき、かつ、ミスタッチによ
る誤操作のない携帯性に優れたテレビ電話機能付き移動
通信端末1を実現できる。尚、図示していないが、移動
体通信端末1の本体に内蔵された2次電池に充電を行う
為の充電用接続端子部と、パソコン等の外部機器とデー
タ通信を行う為のデータ送受信端子部とが設けられてい
る。
【0016】図4は、上記に構成される移動通信端末1
の使用例を示しており、図4(a)は、画像表示部/ビ
デオカメラ部402を開き、使用スタンバイ状態の平面
図を示している。また図4(b)は、使用者の顔面部4
01へ装着した状態の正面図が示されている。図4にお
いて、可動ロッドは、形状を自由変形できる性質のロッ
ド、又は180度以上前後左右に回転可能な回転軸を両
端に持った伸縮ロッドから成る。図4に示すように、移
動通信端末1の本体を人体頭部401に対して、スピー
カ2を耳元に、マイク5を口元に、そして画像表示部/
ビデオカメラ部402を目元に配置することができる。
【0017】次に、本発明の制御系として、図5のブロ
ック図を用いて説明する。図5において、受信アンテナ
51、受信回路52、逆拡散回路53、復調回路54、
受信データ変換回路55、送信データ変換回路60、変
調回路61、拡散回路62、送信回路63、送信アンテ
ナ64、タイミング制御回路65、視差画像表示回路5
6、液晶モニタ/レンズ等12、魚眼レンズ/CCD等
14、歪曲収差補正回路59を示す。
【0018】送信側は、魚眼レンズ/CCD等14、及
び歪曲収差補正回路59により作り出された1フレーム
画像、又はマイク5より入力された音声(又はデータ端
末から伝送する情報)に応じ、制御信号として送信デー
タ変換回路60に入力される。
【0019】送信データ変換回路60は、入力された制
御信号を付加しフレームを構成し、変調回路61におい
て各種変調方式により変調され、拡散回路62で符号拡
散した後に、送信回路63において所望のキャリア周波
数に変換されて、送信アンテナ64から送信される。
【0020】又、受信側では、受信アンテナ51で受信
された信号は、受信回路52にてベースバンド信号に変
換され、逆拡散回路53で相関検出を行い、さらに復調
回路54にてベースバンドデータが復調され、受信デー
タ変換回路55で制御信号と音声(又はデータ端末に伝
送する情報)又は視差画像表示回路56へ送信するデー
タとに分類される。
【0021】視差画像表示回路56にて処理された画像
は、液晶モニタ/レンズ等12にて画像表示される。タ
イミング制御回路65は、各送受信回路のタイミング及
びシーケンスの制御を行う。
【0022】尚、図1〜図3の電源/発信/着信ボタン
3、メニューボタン6、上位移動ボタン7、決定ボタン
8、下位移動ボタン9、各種機能ボタン15、スピーカ
2、マイク5は、従来用いられていると同名の部品が適
用される。
【0023】又、メモリ部に格納された画像データ等の
データファイルを送信する時には、メモリ部から読み出
されたデータが、不図示の適宜信号処理手段によって送
信用データ信号に変換された後、送信データ変換回路6
0に送られて、送信系の回路を通して、送信アンテナ6
4から送信される。このとき送信している画像データフ
ァイルは、画像表示部11においても表示される。
【0024】相手側からのデータファイルを受信する時
には、受信アンテナ51で受信した信号は、受信系の回
路を通し受信データ変換回路55を経て、不図示の適宜
の信号処理手段によって記憶用データ信号に変換された
後、メモリ部に記憶される。このとき、受信した画像デ
ータファイルは画像表示部11においても表示可能とさ
れる。
【0025】メモリ部に記憶された画像/音声データを
再生する時には、メモリ部から読み出された音声データ
は音声処理部に送られ、スピーカ2に音声信号として出
力される。又、メモリ部から読み出された画像データ
は、画像表示部11で表示される。尚、メモリ部から読
み出された画像/音声データ以外のデータは、適宜に表
示用データとして生成処理され、必要に応じ枠表示等を
付加して、例えば文字や数字などとして表示される。
【0026】(動作の説明)以下、本実施の形態の視差
画像表示回路56、歪曲収差補正回路59の動作につい
て説明する。まず、視差画像表示回路56の動作つい
て、図6を用いて説明する。図6は、本発明の視差画像
表示回路56における立体像604及び虚像605の光
学的関係を模式的に示す図である。
【0027】今、視差表示体601に電子処理された一
対の視差画像によって視覚的に合成される立体像604
は、レンズ部603の主面から位置z′の所に再生され
ている。一方、レンズ部603を用いた場合のその虚像
605は、立体像604の位置よりレンズ部603の焦
点位置に近い側に結像される。レンズ部603の主面か
ら計った結像位置のz軸方向の距離をzとすると、z>
z′の関係にある。
【0028】又、図示の様に、立体像604に含まれる
物点Aの座標をx′,y′,z′とし、虚像605にお
ける結像点Bの座標をx,y,zとする。立体像604
(物点Aを含む)、及び虚像605(結像点Bを含む)
の関係は、レンズの結像公式により表される。即ち、立
体像604の位置z′と虚像605の位置zとの間には
次の関係式(1)が成り立つ。ここで符号fはレンズ部
603の焦点距離である。
【0029】 1/z′−1/z=1/f …(1)
【0030】(1)式より下記の式(2)が求められ
る。 z/z′=(f+z)/f …(2)
【0031】同様にして座標x,yの関係は下記の式
(3)となる。 x/x′=(f+z)/f y/y′=(f+z)/f …(3)
【0032】z/z′は、虚像605の奥行き方向距離
拡大倍率を示し、x/x′及びy/y′は、虚像605
の像拡大倍率を示すものであり、レンズ部603の焦点
fと立体像位置z′とを変えることにより倍率は任意に
調整される。
【0033】以上より、レンズを通し立体像を観察する
と、本来レンズの主面と焦点との間に位置する立体像を
主面から無限遠までの間に拡張された虚像が得られる。
又、表示される像の大きさも同時に拡大される。
【0034】立体像がレンズの焦点に近づく程、虚像は
遠方に結像し、かつ、像倍率も大きくなる。従って、視
差表示体601を電子処理することにより、観察者側に
レンズ作用のある結像要素を配置し、視差表示体601
の表示する像の虚像605を観察者に観察させること
で、奥行き感を深めることを可能としている。
【0035】一方、歪曲収差補正回路59の動作は、図
7に従って実行される。例えば、防犯用撮像装置等のよ
うに、広範囲の撮像を行うことが必要な装置において、
魚眼レンズ等の広角レンズを使用して、一度に広範囲の
撮影を実現している。
【0036】従来から、広角レンズよって得られた画像
には、歪曲収差が存在する。歪曲収差は、本来、空間内
に三次元的に存在する画像情報をレンズ等を通して、一
定の二次元領域に閉じ込めることで発生する見かけ上の
面積歪であって、厳密には、どのようなレンズを用いて
も発生するものである。特に、より広角度の領域を撮影
可能なレンズである程歪曲収差は大きく、反対に例えば
望遠レンズ等の狭角度撮影用レンズでは小さくなる。一
般的に標準レンズと呼ばれる焦点距離50mmのレン
ズ、又はそれ以上のレンズでは、歪曲収差は、実用上ほ
とんど無視できる。
【0037】本発明の歪曲収差補正回路59について
は、図7のような半球状のモデルで、スチールカメラの
フィルムと仮定し説明することができる。フィルム面と
同一平面701、魚眼レンズの写像702とする。
【0038】まず、中心Oに人間の目をおいて考えると
し、任意の映し出す方向と半球との交点Pとすると、必
然的に天頂角θと方位角φが定まる。線分OPを法線と
するような平面を考え、点Pを中心とする平面上に格子
(例:256×256)をとり、格子内各点に対応する
フィルム上の点を捜す。この際、y=Cθ(Cは、広角
レンズ固有の定数)と方位角φから、格子内の点に相当
するフィルム上の点を捜す。格子内の点に相当するフィ
ルム上の点が判れば、フィルム上の点の色の濃淡データ
を格子内の点の色の濃淡データとして格納する。これら
の処理を繰り返すことにより、格子内の点の色の濃淡デ
ータがすべて格納できれば、これらのデータのすべてを
用いて表示を行う。
【0039】ここで、法線OPの長さを距離fとする
と、距離fの値を変化させることにより、映し出すエリ
アを調節できる。又、ズーム機能を持たすこともでき
る。但し、ズーム機能で拡大率を大きくした場合や天頂
角が大きい場合は、フィルム上の点が格子内の複数以上
の点にまたがり、格子内の点の色の濃淡データがない場
合がある。この場合は、格子内で隣接する点の色から類
推を行い、補間を行う。従って、フィルムと仮定した平
面を電子処理することにより、目元に魚眼レンズ/CC
D等14を配置しても、歪みが無く、かつ、顔全体の映
像を撮影することが可能となる。
【0040】更に、画像表示部11の表示されるメニュ
ー画面の動作は、図8〜図11に従って実行される。図
8において、カメラ操作モードをとっている際の画像表
示部11の表示画面801の一例(撮影・録画中の被写
体)を示しており、この際のメニュー表示画面802の
一例を示している。図9は、テレビ電話通話モードをと
っている際の画像表示部11の表示画面901〜904
の一例を示している。図9は、この際のメニュー表示画
面905の一例を示している。図9に示した例では、画
像表示部11には、受信している画像901と、送信し
ている自画像902とを併せた表示画面901〜904
を表示している。このようにすることで、送信している
自画像902が同時に確認できる。
【0041】図9の表示画面901〜904に示した例
では、さらに相手電話番号903と、電話帳機能に電話
番号903が登録されていて相手の名前が判っている場
合には、名前904とを表示するようになっている。フ
ァイル送信モードに移行すると、画像表示部11へは、
図10のファイル送信操作画面1001が表示される。
ファイル送信操作画面1001は、例えば4つのファイ
ル名が表示され、上位移動ボタン7、下位移動ボタン9
により画面がスクロール可能とされる。
【0042】図11は、ファイル送信処理を実施してい
る際の画像表示部11の表示画面の一例を示している。
図11に示した例では、画像表示部11には、送信して
いる画像データファイル1101、相手の電話番号11
03、相手の名前1104と、「送信中」表示1102
を表示する。尚、メニュー表示は、メニューボタン6で
表示/消去を、決定ボタン8で内容の決定をする。
【0043】(実施の形態の効果)図3の、画像表示部
11及びビデオカメラ部13を開いた状態の傾斜図に示
すように、移動体通信端末の筐体と、別筐体の画像表示
部11及びビデオカメラ部13が、可動ロッドにより接
合されている構成に対し、本発明に従って、画像表示部
11には液晶モニタ/レンズ等12、及び視差画像表示
回路56を、ビデオカメラ部13には魚眼レンズ/CC
D等14、及び歪曲収差補正回路59を設けている。
又、テレビ電話通信を使用しない場合は、フリップ4を
折り畳んだ内側にある収納スペースに、画像表示部11
及びビデオカメラ部13を収納することができる。
【0044】画像表示部11は、視差画像表示回路56
を設けており、その部位を人体頭部の近隣に配置して
も、遠方に画像を表示することができる。また、ビデオ
カメラ部13は、歪曲収差補正回路59を設けており、
その部位を人体頭部近隣に配置しても、人体頭部全体を
撮影することができる。このことにより、画像表示部1
1、ビデオカメラ部13の双方を人体頭部近隣に配置す
ることができ、可動ロッド10により接合された移動体
通信端末1と合わせて、人間の目、耳、口の位置といっ
た人間工学に基づいた部位配置を可能としている。
【0045】従って、ポケッタブルサイズに小型化が可
能で携帯性を損なわずに、小型化を図っても利便性が高
く、かつ、音声通話と同様に秘匿性があり、さらに音声
通話と同様な通話ポジションのままにてテレビ電話通信
可能である。
【0046】上記のように、人間工学に基づいた部位配
置となるため、スピーカ音量の減少、マイク集音の向上
が実現できる。従って、音声通話と同様な秘匿性を有す
ることができる。さらには、本実施の形態では送受話用
ヘッドセット(外部マイク、イヤホン)を使用する必要
がないため、通常の音声通話と同様な自然な通話ポジシ
ョンのままでテレビ電話通信が可能ともなる。しかも、
テレビ電話通信を使用しない場合には、フリップを閉じ
た内側にある収納スペースに、画像表示部、ビデオカメ
ラ部を収納することができるため、ポケッタブルサイズ
に小型化が可能で携帯性を損なわず、小型化を図っても
利便性が高い。
【0047】(変化例1)本発明の変化例として、基本
的構成は上記の通りであるが、使用例についてさらに工
夫している。本発明の移動通信端末は、通常の携帯電話
としての機能(音声通信)、画像及び音声を同時に送受
信するテレビ電話としての機能の他に、ビデオカメラ部
13で撮影した画像を内部メモリ手段に記録して、再生
するビデオカメラ付きレコーダとしての機能を有する。
ビデオカメラ付きレコーダ(撮影時)として用いる場合
には、図3に示したビデオカメラ部13を180度回転
させ、操作者に対向する被写体を撮影する状態が選択さ
れる。
【0048】従って、テレビ電話として用いる場合に、
魚眼レンズ/CCD等14で撮影した操作者の顔の画像
を送信することも、対物撮影した付近の被写体の画像を
送信することも可能となる。これにより利便性のよいテ
レビ電話が実現できる。又、ビデオカメラ付きレコーダ
として用いる場合には、魚眼レンズ/CCD等14を回
転させるだけで対面撮影も行えるので、撮影の汎用性を
高めることができる。
【0049】(変化例2)上記実施例及び変化例では、
利便性が高い作用・効果を、ビデオカメラ部13の回転
機能等の機械的工夫を用いて得ているが、電子処理的工
夫という技術思想を用いても得られる。その為、本発明
の移動通信端末は、通常の携帯電話としての機能(音声
通信)、画像及び音声を同時に送受信するテレビ電話の
機能の他、データ処理携帯端末の機能を有する。例え
ば、スケジューラ、アクションリスト、電子メール送受
信機能等が挙げられる。
【0050】従って、ポケッタブルサイズに小型化が可
能で携帯性を損なわず、小型化を図っても利便性が高い
作用が得られ、本発明の目的が達成される。
【0051】尚、上述の実施の形態は本発明の好適な実
施の一例である。但し、上記に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形
実施が可能である。
【0052】
【発明の効果】上記の説明により明かなように、本発明
のテレビ電話機能を有する移動体通信端末は、スピーカ
を使用者の耳元に、マイクを使用者の口元に配置し、か
つ、画像表示部並びにビデオカメラ部が使用者の顔前に
配置を可能とされ構成されている。
【0053】従って、画像表示部並びにビデオカメラ部
の部位を、人間工学に基づいた配置に移動することがで
き、スピーカ音量の減少、マイク集音の向上化が実現で
きる。又、表示画像に対しても音声通話と同様な秘匿性
を有することができ、さらには、送受話用ヘッドセット
(外部マイク、イヤホン)を使用する必要がなく、通常
の音声通話と同様な自然な通話ポジションのままでテレ
ビ電話通信が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテレビ電話機能を有する移動体通信端
末の実施の形態を示し、フリップを閉じた状態の外観斜
視図である。
【図2】フリップを開いた状態の外観斜視図である。
【図3】画像表示部/ビデオカメラ部を開いた状態の外
観斜視図である。
【図4】(a)は画像表示部/ビデオカメラ部を開き、
使用者へ着用した状態の概念的な平面図、(b)は正面
図である。
【図5】回路構成例を示すブロック図である。
【図6】視差画像表示回路の虚像の表示動作を説明する
ための図である。
【図7】歪曲収差補正回路の動作を説明するための図で
ある。
【図8】画像表示例を示す図である。
【図9】画像表示例を示す図である。
【図10】画像表示例を示す図である。
【図11】画像表示例を示す図である。
【図12】従来のテレビ電話機能を有する移動体通信端
末の構成例を示す外観斜視図である。
【符号の説明】 1 移動体通信端末 2 スピーカ 3 電源/発信/着信ボタン 4 フリップ 5 マイク 6 メニューボタン 7 上位移動ボタン 8 決定ボタン 9 下位移動ボタン 10 可動ロッド 11 画像表示部 12 液晶モニタ/レンズ等 13 ビデオカメラ部 14 魚眼レンズ/CCD等 15 各種機能ボタン 20 アンテナ 51 受信アンテナ 52 受信回路 53 逆拡散回路 54 復調回路 55 受信データ変換回路 56 視差画像表示回路 59 歪曲収差補正回路 60 送信データ変換回路 61 変調回路 62 拡散回路 63 送信回路 64 送信アンテナ 65 タイミング制御回路 401 人体頭部 402 画像表示部、ビデオカメラ部 601 視差表示体 602 観察者 603 レンズ部 604 立体像 605 虚像 701 魚眼レンズの写像 702 フィルムとの同一平面 801 カメラ操作モード、画像表示部の表示画面の一
例 802 カメラ操作モード、メニュー表示画面の一例 901 テレビ電話通話モード、受信している画像の一
例 905 テレビ電話通話モード、メニュー表示画面の一
例 902 テレビ電話通話モード、送信している自画像の
一例 903 テレビ電話通話モード、相手電話番号の一例 904 テレビ電話通話モード、相手氏名の一例 1001 ファイル送信モード、ファイル送信操作画面
の一例 1101 ファイル送信モード、送信している画像デー
タファイルの一例 1103 ファイル送信モード、相手電話番号の一例 1104 ファイル送信モード、相手氏名の一例 1102 ファイル送信モード、「送信中」表示の一例 1201 第1筐体部 1202 第2筐体部 1203 ビデオカメラ部 1204 回転軸支部 1205、1206 切欠き 1207 画像表示部 1208 スピーカ 1209 可変表示タッチ操作部 1210 電源スイッチ 1211 スタート/ストップボタン 1212 撮影レンズ部 1213 マイク 1214 コネクタ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 当該移動体通信端末の本体に収容された
    スピーカ並びにマイクと、 前記本体と一方の端部が可動状態に接合された可動ロッ
    ドと、 前記スピーカを使用者の耳元に、前記マイクを使用者の
    口元に配置し、かつ前記可動ロッドの他方の端部と接合
    され、前記使用者の顔前に配置を可能とされた画像表示
    部並びにビデオカメラ部と、を具備して構成されたこと
    を特徴とするテレビ電話機能を有する移動体通信端末。
  2. 【請求項2】 前記画像表示部並びに前記ビデオカメラ
    部の双方を前記使用者の人体頭部近隣に配置可能とし、
    前記スピーカ並びに前記マイクと合わせて、前記使用者
    の目、耳、口の近隣位置へ部位配置を可能としたことを
    特徴とする請求項1に記載のテレビ電話機能を有する移
    動体通信端末。
  3. 【請求項3】 前記画像表示部は遠方に画像を表示可能
    とした視差画像表示回路を有し、かつ前記ビデオカメラ
    部は前記使用者の人体頭部近隣に配置されても前記人体
    頭部全体を撮影可能とした歪曲収差補正回路を有して構
    成されたことを特徴とする請求項1または2に記載のテ
    レビ電話機能を有する移動体通信端末。
  4. 【請求項4】 前記画像表示部並びに前記ビデオカメラ
    部は、前記移動体通信端末の本体の近接部へ出っ張り部
    が無く収容可能に構成されたことを特徴とする請求項1
    から3の何れかに記載されたテレビ電話機能を有する移
    動体通信端末。
  5. 【請求項5】 前記ビデオカメラ部は、広角レンズを用
    いて構成されたことを特徴とする請求項1から4の何れ
    かに記載されたテレビ電話機能を有する移動体通信端
    末。
  6. 【請求項6】 前記画像表示部は、虚像を結像可能に構
    成されたことを特徴とする請求項1から5の何れかに記
    載されたテレビ電話機能を有する移動体通信端末。
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