JP2005012291A - Tv会議用モバイル動画通信端末 - Google Patents
Tv会議用モバイル動画通信端末 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005012291A JP2005012291A JP2003171492A JP2003171492A JP2005012291A JP 2005012291 A JP2005012291 A JP 2005012291A JP 2003171492 A JP2003171492 A JP 2003171492A JP 2003171492 A JP2003171492 A JP 2003171492A JP 2005012291 A JP2005012291 A JP 2005012291A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- video
- signal
- camera
- output device
- small
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】映像出力インタフェースのない携帯電話機などの画面映像を拡大表示して、TV会議に利用する。
【解決手段】携帯電話やPDAなどの小型映像出力機器を、カメラケース6内のビデオカメラで撮影できるように、固定手段3で固定する。ビデオカメラで、小型映像出力機器の画面を撮影する。小型映像出力機器の音声信号を、音声信号接続手段10で、映像信号出力装置1に取り込む。ビデオカメラで撮影した映像を、映像信号出力装置1でNTSC信号に変換する。映像信号出力装置1のAV出力信号を、テレビモニタまたはビデオプロジェクタに、AV信号接続手段で接続する。このようにして、映像出力インタフェースのない装置の画面映像を拡大表示することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】携帯電話やPDAなどの小型映像出力機器を、カメラケース6内のビデオカメラで撮影できるように、固定手段3で固定する。ビデオカメラで、小型映像出力機器の画面を撮影する。小型映像出力機器の音声信号を、音声信号接続手段10で、映像信号出力装置1に取り込む。ビデオカメラで撮影した映像を、映像信号出力装置1でNTSC信号に変換する。映像信号出力装置1のAV出力信号を、テレビモニタまたはビデオプロジェクタに、AV信号接続手段で接続する。このようにして、映像出力インタフェースのない装置の画面映像を拡大表示することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、TV会議用モバイル動画通信端末に関し、特に、携帯電話機などの小型液晶画面の映像を拡大して表示するTV会議用モバイル動画通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機やPDAや小型ゲーム機などの画面を、テレビモニタやビデオプロジェクタにより大画面で表示して、大勢で見ることができるようにする装置がある。このような装置では、携帯電話機などから出力される映像信号を増幅し、NTSC信号に変換して、テレビモニタやビデオプロジェクタに出力している。また、顕微鏡の映像やスライド写真などを拡大してTV画面などに表示するビデオ装置もある。このような従来の映像拡大装置の例を、以下にいくつか挙げる。
【0003】
特許文献1に開示された「接写装置」は、スチル写真等の静止した被写体をビデオカメラで撮影する際に、被写体とカメラの両方を固定的に支持して、手ぶれやピンボケを起こさずに静止被写体の静止画を録画するものである。図6に示すように、スチル写真等の静止被写体を支持する被写体支持部と、カメラを固定するカメラ固定部とを、連結体によって固定的に連結する。被写体支持部に被写体を固定し、カメラ固定部にカメラを固定して、撮影を行う。両者の相対的位置関係が狂うことがないので、手ぶれやピンボケを起こすことなしに、奇麗な静止画像を撮ることができる。
【0004】
特許文献2に開示された「ビデオカメラのズーム制御方法」は、簡単なアタッチメントを用いて、フイルム画像のビデオ撮影をする場合に、焦点合せをした状態で、ズーム動作ができるようにしたものである。ビデオカメラのレンズ部分の先端に、レンズ光学系を持たないアタッチメントを取り付ける。アタッチメントにフイルムを装填し、フイルム画像をビデオ撮影する。ビデオカメラでズーム動作をするときには、ズームレンズは、ワイド限界位置と接写時テレ限界位置(テレ限界位置よりもワイド側の位置)の間で動かすように制限することで、ズーム時のピント合せが簡単にできる。
【0005】
特許文献3に開示された「携帯端末を用いた表示処理システム、それに用いられる携帯端末、およびそれに用いられる変換アダプタ」は、携帯電話の液晶画面に表示される画像を、テレビ画面に表示できるようにしたものである。表示処理システムは、携帯電話機と、変換アダプタと、コントローラと、テレビモニタなどからなっている。携帯電話機を変換アダプタに装着して接続する。コントローラから表示切換信号が与えられると、画像表示データをビデオメモリに供給し、音声データを音声バッファに供給する。テレビモニタに画像表示させるとともに、テレビモニタのスピーカから音声を出力させる。情報提供サーバから携帯電話機によって受信したゲームデータに基づくゲーム画像や、ニュース、天気予報、占い等の各種文字記号を、テレビなどの大画面に表示することができる。
【0006】
特許文献4に開示された「携帯電話端末及びモニタ装置」は、画像表示部を大きくとる必要がなく、十分に鮮明な画像を見ることができる携帯電話端末と、この携帯電話端末と共に用いて、その携帯電話端末で受信した通話相手からの画像や、その携帯電話端末に内蔵されたビデオカメラで撮影された画像を表示できるモニタ装置である。携帯電話端末が受信した相手携帯電話端末からの画像信号を、モニタ装置に送る。利用者が、携帯電話端末のキー入力手段より、通話相手からの画像を表示させるための入力操作を行うことで、携帯電話端末は、通話相手の画像を表示するための制御信号を、モニタ装置に送る。モニタ装置は、この制御信号を受けると、通話相手からの画像を表示する命令であると解釈して、通話相手からの画像信号をテレビモニタに出力し、表示させる。
【0007】
【特許文献1】
特開平5−300413号公報
【特許文献2】
特開平7−143382号公報
【特許文献3】
特開2001−352373号公報
【特許文献4】
特開2002−10227号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の画面拡大装置では、携帯電話機などに映像出力インタフェースを設ける必要があり、映像出力インタフェースのない装置の画面映像を拡大表示することができないという問題がある。また、スライドのビデオ表示装置などでは、携帯電話などを取り付けることが困難で、取り扱いが不便であるという問題がある。
【0009】
本発明は、上記従来の問題を解決して、映像出力インタフェースのない小型映像出力機器の画面映像を、簡単に拡大表示することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明では、TV会議用モバイル動画通信端末を、携帯電話などの小型映像出力機器の画面を撮影するためのビデオカメラと、小型映像出力機器をビデオカメラで撮影できるように固定する固定手段と、ビデオカメラで撮影した画面の映像信号を出力する映像信号出力手段と、映像信号出力手段の出力信号を大型映像表示装置に送出する接続手段とを具備する構成とした。このように構成したことにより、映像出力インタフェースのない小型映像出力機器の画面映像を、簡単に拡大表示するができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図5を参照しながら詳細に説明する。
【0012】
(実施の形態)
本発明の実施の形態は、携帯電話などの小型映像出力機器の画面をビデオカメラで撮影できるように固定し、ビデオカメラで映像出力機器の画面を撮影し、ビデオカメラで撮影した映像をNTSC信号に変換してテレビモニタまたはビデオプロジェクタに出力するTV会議用モバイル動画通信端末である。
【0013】
図1は、本発明の実施の形態におけるTV会議用モバイル動画通信端末の斜視図である。図1において、映像信号出力装置1は、ビデオカメラで撮影した携帯端末装置などの小型映像出力機器の画面映像をNTSC信号に変換する手段である。固定手段3は、小型映像出力機器をビデオカメラで撮影できるようにバンドで支持台に固定する手段である。カメラケース6は、CCDカメラなどの小型ビデオカメラを収容したケースである。音声信号接続手段10は、小型映像出力機器の音声出力信号を、映像信号出力装置に接続するコネクタとケーブルである。
【0014】
図2は、本発明の実施の形態におけるTV会議用モバイル動画通信端末の接続形態を示す概念図である。図2において、映像信号出力装置1は、ビデオカメラで撮影した携帯端末装置などの小型映像出力機器の画面映像をNTSC信号に変換する手段である。AV信号接続手段5は、映像信号出力装置1の音声出力信号と映像出力信号を、大型映像表示装置に接続する手段である。カメラケース6は、CCDカメラなどの小型ビデオカメラを収容したケースである。小型映像出力機器7は、モバイル端末や携帯電話機などの携帯端末装置である。大型映像表示装置8は、テレビモニタまたはビデオプロジェクタなどの表示装置である。マイク9は、TV会議参加者などの音声を映像信号出力装置に入力する手段である。
音声信号接続手段10は、小型映像出力機器7の音声出力信号を、映像信号出力装置1に接続するコネクタとケーブルである。
【0015】
図3は、本発明の実施の形態におけるTV会議用モバイル動画通信端末に携帯端末装置を取り付けた状態を示す斜視図である。図3において、映像信号出力装置1は、ビデオカメラで撮影した映像をNTSC信号に変換する装置である。固定手段3は、小型映像出力機器をビデオカメラで撮影できるようにバンドで支持台に固定する手段である。AV信号接続手段5は、映像信号出力装置1の音声出力信号と映像出力信号を、大型映像表示装置8に接続する手段である。カメラケース6は、CCDカメラなどの小型ビデオカメラを収納したケースである。小型映像出力機器7は、携帯端末装置などの小型の映像出力機器である。図4は、携帯端末装置にカメラケースを取り付ける様子を示す図である。
【0016】
図5は、本発明の実施の形態におけるTV会議用モバイル動画通信端末でTV会議を行う様子を示す概念図である。図5において、回転台11は、映像拡大出力装置と携帯端末装置を載せて回転し、TV会議の話者の方向に携帯端末装置のカメラを向ける装置である。
【0017】
上記のように構成された本発明の実施の形態におけるTV会議用モバイル動画通信端末の動作を説明する。最初に、図1を参照しながら、TV会議用モバイル動画通信端末の基本的な機能を説明する。固定手段3で、モバイル端末や携帯電話機などの小型映像出力機器を、ビデオカメラで撮影できるように、バンドで支持台に固定する。カメラケース6に収容してあるCCDカメラなどの小型ビデオカメラで、小型映像出力機器の画面を撮影する。ビデオカメラで撮影した携帯端末装置などの小型映像出力機器の画面映像を、映像信号出力装置1でNTSC信号に変換する。小型映像出力機器の音声出力信号を、音声信号接続手段10のコネクタとケーブルで、テレビモニタやビデオプロジェクタなどの大型映像表示装置に接続する。
【0018】
図2を参照しながら、TV会議用モバイル動画通信端末の接続形態を説明する。CCDカメラなどの小型ビデオカメラを収容したカメラケース6を、モバイル端末や携帯電話機などの小型映像出力機器7に固定する。音声信号接続手段10のコネクタとケーブルを、小型映像出力機器7に接続し、音声出力信号を映像信号出力装置に送れるようにする。AV信号接続手段5のコネクタとケーブルを、大型映像表示装置に接続し、映像信号出力装置1の音声出力信号と映像出力信号を大型映像表示装置8に送れるようにする。マイク9を、映像信号出力装置1のマイク端子に接続し、TV会議参加者などの音声が映像信号出力装置1に入力できるようにする。
【0019】
ビデオカメラで撮影した携帯端末装置などの小型映像出力機器7の画面映像を、映像信号出力装置1でNTSC信号に変換して、テレビモニタやビデオプロジェクタなどの大型映像表示装置8に表示する。音声信号は、携帯電話機などのイヤホン端子から取り出して増幅し、テレビのスピーカなどから出力する。このようにして、映像出力インタフェースのない小型映像出力機器7の画面映像を拡大表示することができる。
【0020】
図3と図4を参照しながら、小型映像出力機器7にビデオカメラを固定する方法を説明する。PDAなどの小型映像出力機器7の画面を、カメラケース6に収容してあるビデオカメラ(不図示)で撮影できるように、固定手段3のバンドで、小型映像出力機器7を支持台に固定する。カメラケース6に収容してあるビデオカメラの視野が、小型映像出力機器7の画面に対応するように、縦横の位置を調整してから、焦点距離を合わせる。携帯電話機の画面のように、小さい画面を撮影する場合は、接写用のレンズに交換する。
【0021】
図5を参照しながら、TV会議用の設定方法を説明する。TV会議を行う場合は、PDAや携帯電話機などの小型映像出力機器を固定した映像拡大出力装置ごと回転台11に載せ、リモコン操作で回転して、小型映像出力機器のカメラが発言者2に向くようにする。AV信号接続手段5のコネクタとケーブルを、大型映像表示装置8に接続して、映像信号出力装置1の音声出力信号と映像出力信号を大型映像表示装置8に送り、小型映像出力機器の画面を拡大表示する。マイク9については、1つのマイクを交代で使用するか、複数のマイクを切り替えて使用することで、発言者2の声のみを伝えることができる。
【0022】
この実施の形態では、ビデオカメラで撮影した映像を、映像信号出力装置1でNTSC信号に変換する例を説明したが、必要に応じて、PAL信号やSECAM信号に変換してもよい。テレビモニタまたはビデオプロジェクタに、AV信号接続手段5で接続する例を説明したが、微弱なTV電波に変換して無線で送信してもよい。
【0023】
上記のように、本発明の実施の形態では、TV会議用モバイル動画通信端末を、携帯電話などの小型映像出力機器の画面をビデオカメラで撮影できるように固定し、ビデオカメラで映像出力機器の画面を撮影し、ビデオカメラで撮影した映像をNTSC信号に変換してテレビモニタまたはビデオプロジェクタに出力する構成としたので、映像出力インタフェースのない小型映像出力機器の画面映像を拡大表示することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明では、TV会議用モバイル動画通信端末を、携帯電話などの小型映像出力機器の画面を撮影するためのビデオカメラと、小型映像出力機器をビデオカメラで撮影できるように固定する固定手段と、ビデオカメラで撮影した画面の映像信号を出力する映像信号出力手段と、映像信号出力手段の出力信号を大型映像表示装置に送出する接続手段とを具備する構成としたので、映像出力インタフェースのない携帯電話機などの画面映像を簡単に拡大表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるTV会議用モバイル動画通信端末の斜視図、
【図2】本発明の実施の形態におけるTV会議用モバイル動画通信端末の接続形態を示す概念図、
【図3】本発明の実施の形態におけるTV会議用モバイル動画通信端末の概念図、
【図4】本発明の実施の形態におけるTV会議用モバイル動画通信端末のカメラケースを携帯端末装置に取り付ける様子を示す図、
【図5】本発明の実施の形態におけるTV会議用モバイル動画通信端末でTV会議を行う様子を示す概念図、
【図6】従来の接写装置の概念図である。
【符号の説明】
1 映像信号出力装置
2 発言者
3 固定手段
4 電源コード
5 AV信号接続手段
6 カメラケース
7 小型映像出力機器
8 大型映像表示装置
9 マイク
10 音声信号接続手段
11 回転台
【発明の属する技術分野】
本発明は、TV会議用モバイル動画通信端末に関し、特に、携帯電話機などの小型液晶画面の映像を拡大して表示するTV会議用モバイル動画通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機やPDAや小型ゲーム機などの画面を、テレビモニタやビデオプロジェクタにより大画面で表示して、大勢で見ることができるようにする装置がある。このような装置では、携帯電話機などから出力される映像信号を増幅し、NTSC信号に変換して、テレビモニタやビデオプロジェクタに出力している。また、顕微鏡の映像やスライド写真などを拡大してTV画面などに表示するビデオ装置もある。このような従来の映像拡大装置の例を、以下にいくつか挙げる。
【0003】
特許文献1に開示された「接写装置」は、スチル写真等の静止した被写体をビデオカメラで撮影する際に、被写体とカメラの両方を固定的に支持して、手ぶれやピンボケを起こさずに静止被写体の静止画を録画するものである。図6に示すように、スチル写真等の静止被写体を支持する被写体支持部と、カメラを固定するカメラ固定部とを、連結体によって固定的に連結する。被写体支持部に被写体を固定し、カメラ固定部にカメラを固定して、撮影を行う。両者の相対的位置関係が狂うことがないので、手ぶれやピンボケを起こすことなしに、奇麗な静止画像を撮ることができる。
【0004】
特許文献2に開示された「ビデオカメラのズーム制御方法」は、簡単なアタッチメントを用いて、フイルム画像のビデオ撮影をする場合に、焦点合せをした状態で、ズーム動作ができるようにしたものである。ビデオカメラのレンズ部分の先端に、レンズ光学系を持たないアタッチメントを取り付ける。アタッチメントにフイルムを装填し、フイルム画像をビデオ撮影する。ビデオカメラでズーム動作をするときには、ズームレンズは、ワイド限界位置と接写時テレ限界位置(テレ限界位置よりもワイド側の位置)の間で動かすように制限することで、ズーム時のピント合せが簡単にできる。
【0005】
特許文献3に開示された「携帯端末を用いた表示処理システム、それに用いられる携帯端末、およびそれに用いられる変換アダプタ」は、携帯電話の液晶画面に表示される画像を、テレビ画面に表示できるようにしたものである。表示処理システムは、携帯電話機と、変換アダプタと、コントローラと、テレビモニタなどからなっている。携帯電話機を変換アダプタに装着して接続する。コントローラから表示切換信号が与えられると、画像表示データをビデオメモリに供給し、音声データを音声バッファに供給する。テレビモニタに画像表示させるとともに、テレビモニタのスピーカから音声を出力させる。情報提供サーバから携帯電話機によって受信したゲームデータに基づくゲーム画像や、ニュース、天気予報、占い等の各種文字記号を、テレビなどの大画面に表示することができる。
【0006】
特許文献4に開示された「携帯電話端末及びモニタ装置」は、画像表示部を大きくとる必要がなく、十分に鮮明な画像を見ることができる携帯電話端末と、この携帯電話端末と共に用いて、その携帯電話端末で受信した通話相手からの画像や、その携帯電話端末に内蔵されたビデオカメラで撮影された画像を表示できるモニタ装置である。携帯電話端末が受信した相手携帯電話端末からの画像信号を、モニタ装置に送る。利用者が、携帯電話端末のキー入力手段より、通話相手からの画像を表示させるための入力操作を行うことで、携帯電話端末は、通話相手の画像を表示するための制御信号を、モニタ装置に送る。モニタ装置は、この制御信号を受けると、通話相手からの画像を表示する命令であると解釈して、通話相手からの画像信号をテレビモニタに出力し、表示させる。
【0007】
【特許文献1】
特開平5−300413号公報
【特許文献2】
特開平7−143382号公報
【特許文献3】
特開2001−352373号公報
【特許文献4】
特開2002−10227号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の画面拡大装置では、携帯電話機などに映像出力インタフェースを設ける必要があり、映像出力インタフェースのない装置の画面映像を拡大表示することができないという問題がある。また、スライドのビデオ表示装置などでは、携帯電話などを取り付けることが困難で、取り扱いが不便であるという問題がある。
【0009】
本発明は、上記従来の問題を解決して、映像出力インタフェースのない小型映像出力機器の画面映像を、簡単に拡大表示することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明では、TV会議用モバイル動画通信端末を、携帯電話などの小型映像出力機器の画面を撮影するためのビデオカメラと、小型映像出力機器をビデオカメラで撮影できるように固定する固定手段と、ビデオカメラで撮影した画面の映像信号を出力する映像信号出力手段と、映像信号出力手段の出力信号を大型映像表示装置に送出する接続手段とを具備する構成とした。このように構成したことにより、映像出力インタフェースのない小型映像出力機器の画面映像を、簡単に拡大表示するができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図5を参照しながら詳細に説明する。
【0012】
(実施の形態)
本発明の実施の形態は、携帯電話などの小型映像出力機器の画面をビデオカメラで撮影できるように固定し、ビデオカメラで映像出力機器の画面を撮影し、ビデオカメラで撮影した映像をNTSC信号に変換してテレビモニタまたはビデオプロジェクタに出力するTV会議用モバイル動画通信端末である。
【0013】
図1は、本発明の実施の形態におけるTV会議用モバイル動画通信端末の斜視図である。図1において、映像信号出力装置1は、ビデオカメラで撮影した携帯端末装置などの小型映像出力機器の画面映像をNTSC信号に変換する手段である。固定手段3は、小型映像出力機器をビデオカメラで撮影できるようにバンドで支持台に固定する手段である。カメラケース6は、CCDカメラなどの小型ビデオカメラを収容したケースである。音声信号接続手段10は、小型映像出力機器の音声出力信号を、映像信号出力装置に接続するコネクタとケーブルである。
【0014】
図2は、本発明の実施の形態におけるTV会議用モバイル動画通信端末の接続形態を示す概念図である。図2において、映像信号出力装置1は、ビデオカメラで撮影した携帯端末装置などの小型映像出力機器の画面映像をNTSC信号に変換する手段である。AV信号接続手段5は、映像信号出力装置1の音声出力信号と映像出力信号を、大型映像表示装置に接続する手段である。カメラケース6は、CCDカメラなどの小型ビデオカメラを収容したケースである。小型映像出力機器7は、モバイル端末や携帯電話機などの携帯端末装置である。大型映像表示装置8は、テレビモニタまたはビデオプロジェクタなどの表示装置である。マイク9は、TV会議参加者などの音声を映像信号出力装置に入力する手段である。
音声信号接続手段10は、小型映像出力機器7の音声出力信号を、映像信号出力装置1に接続するコネクタとケーブルである。
【0015】
図3は、本発明の実施の形態におけるTV会議用モバイル動画通信端末に携帯端末装置を取り付けた状態を示す斜視図である。図3において、映像信号出力装置1は、ビデオカメラで撮影した映像をNTSC信号に変換する装置である。固定手段3は、小型映像出力機器をビデオカメラで撮影できるようにバンドで支持台に固定する手段である。AV信号接続手段5は、映像信号出力装置1の音声出力信号と映像出力信号を、大型映像表示装置8に接続する手段である。カメラケース6は、CCDカメラなどの小型ビデオカメラを収納したケースである。小型映像出力機器7は、携帯端末装置などの小型の映像出力機器である。図4は、携帯端末装置にカメラケースを取り付ける様子を示す図である。
【0016】
図5は、本発明の実施の形態におけるTV会議用モバイル動画通信端末でTV会議を行う様子を示す概念図である。図5において、回転台11は、映像拡大出力装置と携帯端末装置を載せて回転し、TV会議の話者の方向に携帯端末装置のカメラを向ける装置である。
【0017】
上記のように構成された本発明の実施の形態におけるTV会議用モバイル動画通信端末の動作を説明する。最初に、図1を参照しながら、TV会議用モバイル動画通信端末の基本的な機能を説明する。固定手段3で、モバイル端末や携帯電話機などの小型映像出力機器を、ビデオカメラで撮影できるように、バンドで支持台に固定する。カメラケース6に収容してあるCCDカメラなどの小型ビデオカメラで、小型映像出力機器の画面を撮影する。ビデオカメラで撮影した携帯端末装置などの小型映像出力機器の画面映像を、映像信号出力装置1でNTSC信号に変換する。小型映像出力機器の音声出力信号を、音声信号接続手段10のコネクタとケーブルで、テレビモニタやビデオプロジェクタなどの大型映像表示装置に接続する。
【0018】
図2を参照しながら、TV会議用モバイル動画通信端末の接続形態を説明する。CCDカメラなどの小型ビデオカメラを収容したカメラケース6を、モバイル端末や携帯電話機などの小型映像出力機器7に固定する。音声信号接続手段10のコネクタとケーブルを、小型映像出力機器7に接続し、音声出力信号を映像信号出力装置に送れるようにする。AV信号接続手段5のコネクタとケーブルを、大型映像表示装置に接続し、映像信号出力装置1の音声出力信号と映像出力信号を大型映像表示装置8に送れるようにする。マイク9を、映像信号出力装置1のマイク端子に接続し、TV会議参加者などの音声が映像信号出力装置1に入力できるようにする。
【0019】
ビデオカメラで撮影した携帯端末装置などの小型映像出力機器7の画面映像を、映像信号出力装置1でNTSC信号に変換して、テレビモニタやビデオプロジェクタなどの大型映像表示装置8に表示する。音声信号は、携帯電話機などのイヤホン端子から取り出して増幅し、テレビのスピーカなどから出力する。このようにして、映像出力インタフェースのない小型映像出力機器7の画面映像を拡大表示することができる。
【0020】
図3と図4を参照しながら、小型映像出力機器7にビデオカメラを固定する方法を説明する。PDAなどの小型映像出力機器7の画面を、カメラケース6に収容してあるビデオカメラ(不図示)で撮影できるように、固定手段3のバンドで、小型映像出力機器7を支持台に固定する。カメラケース6に収容してあるビデオカメラの視野が、小型映像出力機器7の画面に対応するように、縦横の位置を調整してから、焦点距離を合わせる。携帯電話機の画面のように、小さい画面を撮影する場合は、接写用のレンズに交換する。
【0021】
図5を参照しながら、TV会議用の設定方法を説明する。TV会議を行う場合は、PDAや携帯電話機などの小型映像出力機器を固定した映像拡大出力装置ごと回転台11に載せ、リモコン操作で回転して、小型映像出力機器のカメラが発言者2に向くようにする。AV信号接続手段5のコネクタとケーブルを、大型映像表示装置8に接続して、映像信号出力装置1の音声出力信号と映像出力信号を大型映像表示装置8に送り、小型映像出力機器の画面を拡大表示する。マイク9については、1つのマイクを交代で使用するか、複数のマイクを切り替えて使用することで、発言者2の声のみを伝えることができる。
【0022】
この実施の形態では、ビデオカメラで撮影した映像を、映像信号出力装置1でNTSC信号に変換する例を説明したが、必要に応じて、PAL信号やSECAM信号に変換してもよい。テレビモニタまたはビデオプロジェクタに、AV信号接続手段5で接続する例を説明したが、微弱なTV電波に変換して無線で送信してもよい。
【0023】
上記のように、本発明の実施の形態では、TV会議用モバイル動画通信端末を、携帯電話などの小型映像出力機器の画面をビデオカメラで撮影できるように固定し、ビデオカメラで映像出力機器の画面を撮影し、ビデオカメラで撮影した映像をNTSC信号に変換してテレビモニタまたはビデオプロジェクタに出力する構成としたので、映像出力インタフェースのない小型映像出力機器の画面映像を拡大表示することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明では、TV会議用モバイル動画通信端末を、携帯電話などの小型映像出力機器の画面を撮影するためのビデオカメラと、小型映像出力機器をビデオカメラで撮影できるように固定する固定手段と、ビデオカメラで撮影した画面の映像信号を出力する映像信号出力手段と、映像信号出力手段の出力信号を大型映像表示装置に送出する接続手段とを具備する構成としたので、映像出力インタフェースのない携帯電話機などの画面映像を簡単に拡大表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるTV会議用モバイル動画通信端末の斜視図、
【図2】本発明の実施の形態におけるTV会議用モバイル動画通信端末の接続形態を示す概念図、
【図3】本発明の実施の形態におけるTV会議用モバイル動画通信端末の概念図、
【図4】本発明の実施の形態におけるTV会議用モバイル動画通信端末のカメラケースを携帯端末装置に取り付ける様子を示す図、
【図5】本発明の実施の形態におけるTV会議用モバイル動画通信端末でTV会議を行う様子を示す概念図、
【図6】従来の接写装置の概念図である。
【符号の説明】
1 映像信号出力装置
2 発言者
3 固定手段
4 電源コード
5 AV信号接続手段
6 カメラケース
7 小型映像出力機器
8 大型映像表示装置
9 マイク
10 音声信号接続手段
11 回転台
Claims (1)
- 携帯電話などの小型映像出力機器の画面を撮影するためのビデオカメラと、前記小型映像出力機器を前記ビデオカメラで撮影できるように固定する固定手段と、前記ビデオカメラで撮影した画面の映像信号を出力する映像信号出力手段と、前記映像信号出力手段の出力信号を大型映像表示装置に送出する接続手段とを具備することを特徴とするTV会議用モバイル動画通信端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003171492A JP2005012291A (ja) | 2003-06-17 | 2003-06-17 | Tv会議用モバイル動画通信端末 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003171492A JP2005012291A (ja) | 2003-06-17 | 2003-06-17 | Tv会議用モバイル動画通信端末 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005012291A true JP2005012291A (ja) | 2005-01-13 |
Family
ID=34095914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003171492A Pending JP2005012291A (ja) | 2003-06-17 | 2003-06-17 | Tv会議用モバイル動画通信端末 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005012291A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006011358A1 (ja) | 2004-07-29 | 2006-02-02 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | 超電導ケーブル線路 |
GB2432070A (en) * | 2005-11-04 | 2007-05-09 | Mark Technology Corp Q | TV converter for handheld games console |
EP2210884A2 (en) | 2005-03-28 | 2010-07-28 | Toyama Chemical Co., Ltd. | Process for production of 1-(3-(2-(1-benzothiophen-5-yl)-ethoxy)propionic acid and 1-(3-(2-(1-benzothiophen-5-yl)-ethoxy)propyl)azetidin-3-ol as well as salts thereof |
JP2019197516A (ja) * | 2018-05-10 | 2019-11-14 | 英二 平沢 | 医療機器画像変換システム |
CN112672097A (zh) * | 2020-12-30 | 2021-04-16 | 广州市森锐科技股份有限公司 | 一种智能视频会议终端 |
-
2003
- 2003-06-17 JP JP2003171492A patent/JP2005012291A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006011358A1 (ja) | 2004-07-29 | 2006-02-02 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | 超電導ケーブル線路 |
EP2210884A2 (en) | 2005-03-28 | 2010-07-28 | Toyama Chemical Co., Ltd. | Process for production of 1-(3-(2-(1-benzothiophen-5-yl)-ethoxy)propionic acid and 1-(3-(2-(1-benzothiophen-5-yl)-ethoxy)propyl)azetidin-3-ol as well as salts thereof |
GB2432070A (en) * | 2005-11-04 | 2007-05-09 | Mark Technology Corp Q | TV converter for handheld games console |
JP2019197516A (ja) * | 2018-05-10 | 2019-11-14 | 英二 平沢 | 医療機器画像変換システム |
CN112672097A (zh) * | 2020-12-30 | 2021-04-16 | 广州市森锐科技股份有限公司 | 一种智能视频会议终端 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2437241C2 (ru) | Мобильный телефон складного типа с камерой | |
CN102077575A (zh) | 通过多图像捕获进行的变焦 | |
JP2003189168A (ja) | 携帯電話用カメラ | |
JP2008092176A (ja) | 携帯機器 | |
JPWO2006046681A1 (ja) | 携帯電話装置 | |
JP4352465B2 (ja) | 携帯端末 | |
KR20020060495A (ko) | 가상 배경 표시 기능을 갖는 영상 단말 장치 및 그 구현방법 | |
US20080100719A1 (en) | Electronic device | |
JP4371016B2 (ja) | 電子機器 | |
JP5294889B2 (ja) | 撮像装置及び撮像方法 | |
JP3804766B2 (ja) | 画像通信装置および携帯型電話機 | |
JP3850113B2 (ja) | デジタル電子カメラ | |
JPH10155141A (ja) | 情報伝送装置 | |
JP2005012291A (ja) | Tv会議用モバイル動画通信端末 | |
KR100629442B1 (ko) | 카메라를 장착한 다수의 이동통신 단말기를 이용한 와이드화상 촬영 방법 및 장치 | |
JP2000078549A (ja) | テレビ電話機能を有する移動体通信端末 | |
JP2008098828A (ja) | 携帯端末装置 | |
JP2005130339A (ja) | 携帯電話装置、データ伝送方法及びデータ伝送システム | |
CN111953918B (zh) | 一种视频单呼中的视频采集处理方法和系统 | |
TW201740246A (zh) | 具有全景攝影功能的指令輸入裝置 | |
JP2010177898A (ja) | 携帯端末および携帯端末の制御方法 | |
JPH10257367A (ja) | 情報通信装置 | |
KR20100000547A (ko) | 다자간 영상 통화 서비스 제공 방법 및 장치 | |
JP2000197026A (ja) | 携帯機器 | |
JP2007329713A (ja) | 携帯端末装置 |