JP2003051497A - 熱処理方法および熱処理装置 - Google Patents

熱処理方法および熱処理装置

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JP2003051497A
JP2003051497A JP2001240025A JP2001240025A JP2003051497A JP 2003051497 A JP2003051497 A JP 2003051497A JP 2001240025 A JP2001240025 A JP 2001240025A JP 2001240025 A JP2001240025 A JP 2001240025A JP 2003051497 A JP2003051497 A JP 2003051497A
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Koichi Sakamoto
浩一 坂本
Yuichi Takenaga
裕一 竹永
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被処理体保持具における最大処理可能数より
少ない数量の被処理体について熱処理を行う場合におい
て、使用すべき模擬的被処理体の数量を低減することが
でき、しかも、所定の熱処理を被処理体に対して高い面
内均一性および面間均一性で行うことができる熱処理方
法および熱処理装置の提供。 【解決手段】 熱処理方法は、被処理体保持具における
最大処理可能数より少ない数量の被処理体について熱処
理を行う場合に、被処理体保持具における最大処理可能
数より少ない基準数量が最大値として設定された1また
は2以上の被処理体数量範囲より、処理すべき被処理体
の数量が属する被処理体数量範囲が指定され、この指定
された被処理体数量範囲に対応して設定された載置パタ
ーンに従って被処理体が載置され、当該載置パターンに
応じて予め設定された処理条件に従って熱処理が行われ
る。熱処理装置は、上記の熱処理方法を実行するための
制御装置を備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱処理方法および
熱処理装置に関し、詳しくは多数の被処理体の熱処理を
同時に行うためのバッチ式の熱処理装置において実施さ
れる熱処理方法および熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造プロセスにおいて
は、例えば半導体ウエハなどの被処理体に対して酸化、
拡散、成膜などの熱処理を行うために、各種の熱処理装
置が用いられており、例えば多数の被処理体について、
その熱処理を同時に行うことができるバッチ式の縦型熱
処理装置が知られている。
【0003】このような縦型熱処理装置においては、例
えば、多数枚の半導体ウエハが水平となる状態で上下方
向に所定間隔(ピッチ)で保持された被処理体保持具と
してのウエハボートが反応容器内に収容された状態にお
いて、反応容器内が所定の減圧雰囲気とされ、反応容器
内に所定の処理ガスが導入されると共に、加熱手段によ
り所定の処理温度に加熱されることにより、目的とする
熱処理が行われる。
【0004】ウエハボートは、例えば満載状態において
100枚の製品ウエハを処理できるものでは、例えば1
20個所程度の被処理体保持部が形成されており、目的
とする処理が行われるべき半導体ウエハ(以下、「製品
ウエハ」という。)が載置されるべき製品ウエハ載置領
域に位置するすべての被処理体保持部に製品ウエハが載
置された状態(満載状態)とされると共に、製品ウエハ
載置領域の上部および下部に位置される被処理体保持部
に、熱処理を安定的に行うためのサイドウエハが複数枚
ずつ載置された状態において所定の熱処理が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、多種多様な半導
体デバイスが要求されることから、少量多品種の半導体
ウエハに対して熱処理を行うことが要求される場合も少
なくなく、例えば100枚の半導体ウエハが処理可能と
されたウエハボートが使用される場合において、ウエハ
ボートにおける最大処理可能数より少ない数量、例えば
50枚あるいは25枚の製品ウエハをウエハボートに保
持させて熱処理を行うべき場合がある。
【0006】しかしながら、ウエハボートにおける製品
ウエハ載置領域において、製品ウエハが載置されない空
状態の被処理体保持部が連続して存在すると、製品ウエ
ハの処理温度や処理ガスのガス濃度が局所的に不均一と
なり、その結果、各々の製品ウエハの面内における処理
結果の均一性(面内均一性)、あるいは互いに異なる高
さ位置に載置されている製品ウエハ間での均一性(面間
均一性)が低下して、所定の熱処理を安定的に行うこと
が困難になるため、最大処理可能数に対して不足する数
量の模擬的な半導体ウエハを、空状態となるべき被処理
体保持部に載置して、見掛け上、ウエハボートを満載状
態とした状態において、製品ウエハが満載状態とされた
場合における処理条件と同一の条件で熱処理が行われて
いる。
【0007】通常、製品ウエハ載置領域における空状態
の被処理体保持部を補充するために用いられる模擬的な
半導体ウエハは、目的とする処理が行われるべき半導体
ウエハと同じ材質、例えばシリコンよりなるものであ
り、複数回の処理毎に洗浄等が行われて繰り返し使用さ
れるが、最終的には廃棄処分となるため、ランニングコ
ストを高騰させる原因となり、従って、所定の熱処理を
効率的に行うことが困難である、という問題がある。
【0008】本発明は、以上のような事情に基づいてな
されたものであって、その目的は、被処理体保持具にお
ける被処理体の最大処理可能数より少ない数量の被処理
体について熱処理を行う場合において、使用される模擬
的な被処理体の数量を少なくすることができ、しかも、
所定の熱処理を被処理体に対して高い面内均一性および
面間均一性で安定的に行うことができる熱処理装置およ
び熱処理方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の熱処理方法は、
所定間隔で形成された多数の被処理体保持部に被処理体
が保持された状態の被処理体保持具を反応容器内に収容
し、当該反応容器に設けられた加熱手段によって加熱す
ることにより、被処理体について熱処理を行う熱処理方
法において、被処理体保持具における被処理体の最大処
理可能数より少ない数量の被処理体について熱処理を行
う場合に、被処理体保持具における被処理体の最大処理
可能数より少ない基準数量が最大値として設定された1
または2以上の被処理体数量範囲より、処理すべき被処
理体の数量が属する被処理体数量範囲が指定され、この
指定された被処理体数量範囲に対応して設定された載置
パターンに従って被処理体が載置され、当該載置パター
ンに応じて予め設定された処理条件に従って熱処理が行
われることを特徴とする。
【0010】本発明の熱処理方法においては、被処理体
保持具における被処理体の最大処理可能数の半数より少
ない基準数量を最大値とする被処理体数量範囲に対応す
る載置パターンにおいては、互いに隣接して載置される
被処理体の間に、少なくとも一個所以上の空状態とされ
た被処理体保持部が存在する状態で均一となるよう、被
処理体が載置されるよう設定することができる。
【0011】以上の熱処理方法においては、被処理体数
量範囲における基準数量より少ない数量の被処理体を処
理する場合には、当該基準数量に対して不足する数量の
模擬的被処理体を含めた被処理体が載置された状態にお
いて目的とする熱処理が行われる。
【0012】本発明の熱処理装置は、所定間隔で形成さ
れた多数の被処理体保持部に被処理体が保持された状態
の被処理体保持具が反応容器内に収容され、当該反応容
器に設けられた加熱手段によって加熱されることによ
り、被処理体について所定の熱処理が行われる熱処理装
置において、被処理体保持具における被処理体の最大処
理可能数より少ない基準数量を最大値とする少なくとも
一つの被処理体数量範囲が設定されていると共に、当該
被処理体数量範囲に対応する載置パターンが設定されて
おり、被処理体保持具における被処理体の最大処理可能
数より少ない数量の被処理体について熱処理を行うに際
して、処理すべき被処理体の数量が属する被処理体数量
範囲に対応する載置パターンを選定すると共に、選定さ
れた載置パターンに応じた処理条件で熱処理が行われる
よう制御する制御装置を備えていることを特徴とする。
【0013】本発明の熱処理装置においては、制御装置
は、認識された被処理体数量情報に基づいて、処理すべ
き被処理体の数量が属する被処理体数量範囲に対応する
載置パターンを載置パターン記憶部より選定すると共
に、選定された載置パターンに応じた処理条件を処理条
件記憶部より読み出す中央演算処理装置と、選択された
載置パターンにおける基準数量に対して不足する被処理
体の数量を算出して、使用すべき模擬的被処理体の数量
を設定する模擬的被処理体使用数量設定部と、選択され
た載置パターンに従って模擬的被処理体を含めた被処理
体が載置されるよう、移載装置の動作状態を制御する移
載装置動作制御部と、読み出された処理条件で被処理体
が熱処理されるよう、加熱手段の動作状態を制御する加
熱手段動作制御部とを備えた構成とすることができる。
また、制御装置における加熱手段動作制御部は、熱処理
雰囲気が複数の加熱領域に区分された反応容器内の各々
の加熱領域が当該加熱領域に応じて設定された処理温度
に加熱されるよう、加熱手段の動作を制御する機能を有
するものであることが好ましい。
【0014】
【作用】本発明によれば、被処理体保持具における最大
処理可能数より少ない数量の被処理体を処理する場合に
おいて、処理すべき被処理体の数量に応じて設定された
載置パターン毎に、各々の載置パターンに対応する処理
条件が設定されていることにより、選定された載置パタ
ーンに忠実な載置状態を実現するために必要とされる数
量の模擬的被処理体を使用すればよいので、使用すべき
模擬的被処理体の数量を低減させることができる結果、
ランニングコストを低減することができ、従って、所定
の熱処理を被処理体に対して効率的に行うことができ
る。しかも、選定された載置パターンに忠実な載置状態
が実現されることによって、基本的に、各々の被処理体
を、その面内において高い均一性(面内均一性)で処理
することができ、しかも互いに異なる位置に載置されて
いる被処理体間においても高い均一性(面間均一性)で
処理することができる。
【0015】また、目的とする熱処理が行われるべき被
処理体の数量に基づいて被処理体保持具に対する被処理
体の載置パターンが選定され、選定された載置パターン
に対応する処理条件に自動的に調整されるので、被処理
体保持具に対する被処理体の載置状態および処理条件の
設定をきわめて容易に行うことができる。さらに、同一
の被処理体数量範囲に属する数量の被処理体を処理する
に際しては、共通の載置パターンが選定されるので、被
処理体数量範囲において、処理されるべき被処理体の数
量が変更された場合であっても、当該被処理体数量範囲
における最大数量に対して不足する数量の模擬的被処理
体を使用することにより、処理条件を変更することなし
に所定の熱処理を行うことができる。
【0016】特に、被処理体保持具における被処理体の
最大処理可能数の半数より少ない数量を最大値とする被
処理体数量範囲に対応する載置パターンにおいて、当該
載置パターンにおける基準数量より少ない数量の被処理
体を処理するに際して、互いに隣接して載置される被処
理体の間に、少なくとも一個所以上の空状態とされた被
処理体保持部が存在する状態で均一に載置されることに
より、すべての被処理体に対して、例えば処理温度、処
理ガスのガス濃度およびその他の処理条件を実質的に均
一にすることができ、各々の被処理体を、その面内にお
いて高い均一性で処理することができ、しかも互いに異
なる位置に載置されている被処理体間においても高い均
一性で処理することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、図面を参
照しながら、例えばCVD法による熱処理によって被処
理体に対して成膜処理を行うための縦型熱処理装置を例
に挙げて説明する。図1は、本発明の縦型熱処理装置の
一例における構成の概略を示す説明用断面図である。こ
の縦型熱処理装置においては、高さ方向(図1におい
て、上下方向)に伸びるよう配置された、上端が開放さ
れている直管状の内管11Aと、この内管11Aの周囲
に筒状空間11Cが形成されるよう所定の間隔を隔てて
同心状に配置された、上端が閉塞されている外管11B
とからなる二重管構造を有する反応容器(プロセスチュ
ーブ)11を備えており、反応容器11の下方空間は、
後述する被処理体保持具としてのウエハボート17に対
して、被処理体である半導体ウエハPWの移載等が行わ
れるローディングエリアとされている。そして、内管1
1Aおよび外管11Bは、いずれも耐熱性および耐食性
に優れた材料、例えば高純度の石英ガラスにより形成さ
れている。
【0018】この反応容器11における外管11Bの下
端部には、上端にフランジ部分12Aを有する短円筒状
のマニホールド12が設けられており、当該フランジ部
分12Aには、例えばOリングなどのシール手段(図示
せず)を介して外管11Bの下端部に設けられた下端フ
ランジ部分111が接合されて、反応容器11の外管1
1Bが気密に固定された状態とされている。反応容器1
1における内管11Aは、外管11Bの下端面より下方
に延出して、マニホールド12内に挿入された状態で、
このマニホールド12の内面に設けられた環状の内管支
持部14により支持されている。
【0019】この縦型熱処理装置の反応容器11の縦断
面において、マニホールド12の一方の側壁には、反応
容器11内に成膜用ガスを導入するためのガス供給配管
15Aおよび不活性ガスを導入するためのガス供給配管
15Bが、当該マニホールド12の側壁を気密に貫通し
て、内管11A内を上方に伸びるよう設けられており、
各々のガス供給配管15A、15Bには、ガス供給手段
(図4において15)が接続されている。また、マニホ
ールド12の他方の側壁には、反応容器11内を排気す
る排気管16が内管11Aと外管11Bとの間の筒状空
間11Cに連通して設けられており、この排気管16に
は、例えば真空ポンプおよび圧力制御機構を有する排気
機構(図示せず)が接続され、これにより、反応容器1
1内が所定の圧力に制御される。
【0020】反応容器11の下方には、上下方向に駆動
されてウエハボート17を反応容器11内に搬入、搬出
する昇降機構(図示せず)が設けられており、この昇降
機構は、反応容器11の下端開口11Dを開閉する円板
状の蓋体20を備えている。蓋体20の下部には、回転
駆動手段23が、その回転駆動軸23Aが蓋体20を気
密に貫通する状態で設けられており、この回転駆動軸2
3Aは、保温筒(断熱体)24の下面に接続されてい
る。
【0021】反応容器11の外側には、反応容器11内
に収容された、目的とする熱処理が行われるべき半導体
ウエハ(以下、「製品ウエハPW」という。)を加熱す
るための加熱手段としての筒状ヒータ25が反応容器1
1の周囲を取り囲む状態で設置されている。筒状ヒータ
25には、線状の抵抗発熱体が内面に螺旋状または蛇行
状に配設された円筒状の断熱材(図示せず)が設けられ
ており、この抵抗発熱体は、製品ウエハPWが予め設定
された温度状態となるよう供給すべき電力の大きさを制
御する制御装置40に接続されている。
【0022】この筒状ヒータ25は、例えば、図1に示
されているように、反応容器11内を高さ方向に複数、
図示の例では5つの加熱領域(ゾーン)Z1〜Z5に分
けて、各々の加熱領域Z1〜Z5について独立して温度
制御が可能な状態、すなわちゾーン制御が可能な状態と
されている。
【0023】ウエハボート17は、例えば高純度の石英
ガラスよりなり、図2に示すように、多数枚例えば10
0〜150枚程度の円板状の製品ウエハPWが水平とな
る状態で所定間隔(ピッチ)で上下に多段に保持される
よう、例えば被処理体保持用溝からなる被処理体保持部
が支柱17Aに形成されており、蓋体20が最下位置に
ある状態において、多数枚の製品ウエハPWが、その数
量に応じて設定された載置パターン(以下、「基準載置
パターン」という。)に従って規定された被処理体保持
部に、移載装置30により移載される。
【0024】移載装置30は、上下に昇降移動されると
共に、上下に伸びる回転軸31の周りに回動可能に設け
られた細長い長方形の移載ヘッド32を備えており、こ
の移載ヘッド32には、例えば1〜5枚の薄板フォーク
状の支持アーム33が、移載ヘッド32の長さ方向に進
退可能に設けられている。移載装置30は、その動作状
態、具体的には、移載ヘッド32の上下方向および回転
方向における移動、並びに支持アーム33の進退動作が
後述する制御装置40により制御される。
【0025】ウエハボート17における製品ウエハPW
の基準載置パターンは、ウエハボート17における製品
ウエハPWの最大処理可能数より少ない基準数量が最大
値として設定された1または2以上の被処理体数量範囲
に対応して設定されており、目的とする処理が行われる
べき製品ウエハPWの数量が属する被処理体数量範囲に
対応する基準載置パターンが選定される。ここに、基準
数量の設定方法は、特に制限されるものではないが、製
品ウエハPWを指定された間隔で均一に配置する観点か
らウエハボート17における最大処理可能数の1/n
(nは2以上の整数)となる数量に設定されることが好
ましい。基準載置パターンにおいては、被処理体数量範
囲において最大となる基準数量の製品ウエハPWが載置
されるべき被処理体保持部の位置が規定されている。
【0026】製品ウエハPWの基準載置パターンは、
(1)被処理体数量範囲における基準数量がウエハボー
ト17における製品ウエハPWの最大処理可能数と同じ
数量の場合、(2)被処理体数量範囲における基準数量
がウエハボート17における製品ウエハPWの最大処理
可能数の半数より少ない数量の場合、(3)被処理体数
量範囲における基準数量がウエハボート17における製
品ウエハPWの最大処理可能数の半数より多い数量の場
合における載置パターンに大別される。
【0027】そして、(2)の場合における載置パター
ンにおいては、互いに隣接して載置される製品ウエハP
Wの間に、少なくとも一個所以上の空状態とされた被処
理体保持部が存在する状態で、各々の製品ウエハPWが
均一に載置される状態とされる。
【0028】具体的には、例えば1回の熱処理において
100枚の製品ウエハPWの処理が可能とされるウエハ
ボート17においては、図3に示すように、例えば4つ
の基準載置パターン、すなわち製品ウエハPWの被処理
体数量範囲が1〜25枚に設定された基準載置パターン
L25、製品ウエハPWの被処理体数量範囲が26〜5
0枚に設定された基準載置パターンL50、製品ウエハ
PWの被処理体数量範囲が51〜75枚に設定された基
準載置パターンL75、および製品ウエハPWの被処理
体数量範囲が76〜100枚に設定された基準載置パタ
ーンL100に設定することができる。
【0029】各々の基準載置パターンL25、L50、
L75、L100においては、いずれも、製品ウエハP
Wの温度補償等を行なうのための半導体ウエハ(以下、
「サイドウエハSW」という。)が、製品ウエハPWが
載置されるべき製品ウエハ載置領域Rの上部および下部
に位置される被処理体保持部の各々に所定枚数ずつ載置
される。
【0030】基準載置パターンL100は、ウエハボー
ト17の製品ウエハ載置領域Rにおけるすべての被処理
体保持部に製品ウエハPWが載置されると共に、サイド
ウエハSWが、製品ウエハ載置領域Rの上部および下部
に位置される被処理体保持部に、例えば7枚ずつ載置さ
れている。
【0031】基準数量として、ウエハボート17におけ
る製品ウエハPWの最大処理可能数(100枚)の1/
4の数量(25枚)が設定された被処理体数量範囲に対
応する基準載置パターンL25においては、互いに隣接
して載置される製品ウエハPWの間に、連続する2個所
の空状態とされた被処理体保持部が存在する状態、すな
わち基準載置パターンL100の場合に比して、製品ウ
エハPWについてのウエハピッチが3倍の大きさとされ
た状態で、製品ウエハPWが均一に載置されると共に、
サイドウエハSWが、ウエハボート17における製品ウ
エハ載置領域Rの上部および下部に位置される被処理体
保持部に、基準載置パターンL100の場合に比して、
サイドウエハSWについてのウエハピッチが例えば2倍
の大きさとされた状態で、例えば7枚ずつ載置されてい
る。
【0032】そして、被処理体数量範囲における基準数
量(25枚)より少ない数量の製品ウエハPWについて
処理を行う場合には、基準数量に対して不足する数量の
模擬的被処理体(以下、「ダミーウエハ」という。)と
共に製品ウエハPWが載置され、これにより、基準載置
パターンL25に忠実な載置状態が実現される。
【0033】基準数量として、ウエハボート17におけ
る製品ウエハPWの最大処理可能数(100枚)の1/
2の数量(50枚)が設定された被処理体数量範囲に対
応する基準載置パターンL50においては、互いに隣接
して載置される製品ウエハPWの間に、1個所の空状態
とされた被処理体保持部が存在する状態、すなわち基準
載置パターンL100の場合に比して、製品ウエハPW
についてのウエハピッチが2倍の大きさとされた状態
で、製品ウエハPWが均一に載置されると共に、サイド
ウエハSWが、製品ウエハ載置領域Rの上部および下部
に位置される被処理体保持部に、基準載置パターンL1
00と同じ大きさのウエハピッチで例えば4枚ずつ載置
される。そして、被処理体数量範囲における基準数量
(50枚)より少ない数量の製品ウエハPWについて処
理を行う場合には、基準数量に対して不足する数量の模
擬的ダミーウエハと共に製品ウエハPWが載置される。
【0034】基準載置パターンL75は、製品ウエハP
Wが、そのウエハピッチが基準載置パターンL100の
場合と同じ大きさで、製品ウエハPWが処理ガスの流れ
方向に対して上流側に寄せられた状態(図示の例では下
方に寄せられた状態)で保持されると共に、サイドウエ
ハSWが、製品ウエハ配置領域Rの上部および下部に位
置される被処理体保持部に、例えば7枚ずつ載置され
る。そして、被処理体数量範囲における基準数量(75
枚)より少ない数量の製品ウエハPWについて処理を行
う場合には、基準数量に対して不足する数量の模擬的ダ
ミーウエハと共に製品ウエハPWが載置される。
【0035】各々の基準載置パターンL25、L50、
L75、L100においては、製品ウエハ載置領域Rに
位置される任意の被処理体保持部の複数個所、例えば反
応容器11における各々の加熱領域Z1〜Z5に対応す
る特定の個所に載置された半導体ウエハ(例えば未処理
の半導体ウエハ)が、処理結果を確認するためモニタウ
エハMWとして設定されており、さらに、基準パターン
L75においては、ウエハボート17における製品ウエ
ハ配置領域Rの上方に形成されるブランク領域に、例え
ば1枚のモニタウエハMWが載置される。
【0036】上記の縦型熱処理装置における制御装置4
0は、図4に示すように、処理すべき製品ウエハPWの
数量を検出するための製品ウエハ数量検出部35からの
製品ウエハ数量情報が入力される製品ウエハ数量入力部
41と、この製品ウエハ数量入力部41に入力された製
品ウエハ数量情報に基づいて、認識された製品ウエハの
数量が属する被処理体数量範囲を指定し、この指定され
た被処理体数量範囲に対応して設定された基準載置パタ
ーンを載置パターン記憶部42より選択すると共に、選
択された基準載置パターンに対応して設定された処理条
件を処理条件記憶部43より読み出す中央演算処理装置
(CPU)44と、選択された基準載置パターンにおけ
る基準数量および処理すべき製品ウエハPWの数量の両
者を対比して、使用すべきダミーウエハの数量を設定す
るダミーウエハ使用数量設定部45と、選択された基準
載置パターンに従って製品ウエハPWおよびダミーウエ
ハが載置されるよう、移載装置30の動作状態を制御す
る移載装置動作制御部46と、読み出された処理条件で
製品ウエハPWが熱処理されるよう、筒状ヒータ25に
供給されるべき電力量を制御する加熱手段動作制御部4
7およびガス供給手段15の動作状態を制御して処理ガ
スの供給量を調整するガス供給手段動作制御部48とを
備えている。
【0037】以上の構成からなる縦型熱処理装置におい
ては、以下に詳細に説明するように、製品ウエハPW
が、その数量に応じて自動的に定まる基準載置パターン
に従って規定されたウエハボート17の被処理体保持部
に載置され、選択された基準載置パターンに応じて設定
されている特定の処理条件で製品ウエハPWに対して所
定の成膜処理が行われる。
【0038】すなわち、目的とする成膜処理が行われる
べき製品ウエハPWの数量が製品ウエハ数量検出部35
によって自動的に認識されて制御装置40の製品ウエハ
数量入力部41に入力されることにより、認識された製
品ウエハPWの数量が属する被処理体数量範囲に対応す
る基準載置パターンがCPU44によって載置パターン
記憶部42より選択され、移載装置30が、各々の製品
ウエハPWが選択された基準載置パターンに従って規定
された被処理体保持部に、例えば上方位置から順に載置
されるよう、移載ヘッド32の上下方向および回転方向
における移動、並びに支持アーム33の進退動作が移載
装置制御部46によって制御された状態において作動さ
れ、ウエハボート17に対する製品ウエハPWの移載が
行われる。ここに、認識される製品ウエハPWの数量と
選択された基準載置パターンにおける基準数量とがダミ
ーウエハ使用数量設定部45によって対比されて、認識
される製品ウエハPWの数量が、当該数量が属する被処
理体数量範囲における基準数量より少ない場合には、選
択された基準配置パターンにおいて規定された、製品ウ
エハPWが載置されるべき被処理体保持部において空状
態となる個所にダミーウエハが載置され、当該基準載置
パターンに忠実な載置状態が形成される。
【0039】そして、昇降機構により蓋体20が上方向
に駆動されてウエハボート17が下端開口11Dから反
応容器11内に搬入されると共に、蓋体20により反応
容器11の下端開口11Dが気密に閉塞された状態とさ
れた後、排気手段が作動されて反応容器11内が所定の
圧力に減圧されると共に、筒状ヒータ25が作動されて
製品ウエハPWが所定の処理温度に加熱され、ガス供給
配管15Aより反応容器11内に適宜の成膜用ガスが導
入されて、製品ウエハPWに対して成膜処理が行われ
る。
【0040】而して、上記の縦型熱処理装置において
は、製品ウエハPWが処理されるべき処理条件、例えば
各々の加熱領域Z1〜Z5における設定温度(温度プロ
ファイル)が、基準載置パターン毎に設定されて処理条
件記憶部43に格納されており、認識された製品ウエハ
PWの数量に応じた基準載置パターンがCPU44によ
って載置パターン記憶部42から選択されると共に、選
択された基準載置パターンに対応する温度プロファイル
がCPU44によって処理条件記憶部43から選択され
る。そして、筒状ヒータ25の動作、具体的には筒状ヒ
ータ25に供給すべき電力量が、決定された温度プロフ
ァイルに基づいて加熱手段動作制御部47により制御さ
れて反応容器11における各々の加熱領域Z1〜Z5が
所定の処理温度に加熱されると共に、反応容器11内に
供給すべき処理ガスの供給量がガス供給手段動作制御部
48により制御されて、反応容器11内が所定のガス濃
度となるよう成膜用ガスが供給されて、製品ウエハPW
に対して成膜処理が行われる。
【0041】例えば、基準載置パターンL25に対応す
る温度プロファイルは、基準数量(25枚)の製品ウエ
ハPWが基準載置パターンL25に従ってウエハボート
17に載置された状態において、ウエハボート17にお
けるすべての被処理体保持部に載置された満載状態(基
準パターンL100)における各々の加熱領域Z1〜Z
5の設定温度(以下、「基準温度プロファイル」ともい
う。)で一旦熱処理を行い、製品ウエハPWについての
処理結果に基づいて、基準温度プロファイルを調整する
ことにより取得されたものであり、基準載置パターンL
25と対応して制御装置40における処理条件記憶部4
3に記憶されている。また、基準パターンL50、L7
5に対応する温度プロファイルについても、上記と同様
に取得されたものである。
【0042】以上のような熱処理方法によれば、ウエハ
ボート17における最大処理可能数より少ない数量の製
品ウエハPWを処理する場合において、従来の熱処理方
法のように、多くのダミーウエハを使用して、ウエハボ
ート17が満載状態とされたときの処理条件を利用する
ことが不要であり、選定された基準載置パターンに忠実
な載置状態を実現するために必要とされる数量、すなわ
ちウエハボート17における最大処理可能数に対して不
足する数量ではなく、基準数量に対して不足する数量の
ダミーウエハを使用すればよいので、使用すべきダミー
ウエハの数量を少なくすることができる。
【0043】そして、選定された基準載置パターンに忠
実な載置状態が実現されることにより、この基準載置パ
ターンに応じて設定された処理条件が、実際に行われた
成膜処理の処理結果に即して設定されたものであるの
で、すべての製品ウエハPWに対して実質的に均一に成
膜処理を行うことができ、従って、各々の製品ウエハP
Wを、その面内において高い均一性で所定の成膜処理を
行うことができ、しかも各々の加熱領域について独立し
て温度制御が行われることにより、互いに異なる高さ位
置に載置されている製品ウエハPW間においても高い均
一性で所定の成膜熱処理を行うことができる。
【0044】特に、ウエハボート17における製品ウエ
ハPWの最大処理可能数の半数より少ない数量を最大値
とする被処理体数量範囲に対応する基準載置パターンL
25、L50において、各々の製品ウエハPWが指定さ
れた間隔、例えばウエハピッチが3倍の大きさまたは2
倍の大きさで均一に載置されることにより、すべての製
品ウエハPWに対して、例えば処理温度、処理ガスのガ
ス濃度およびその他の処理条件を実質的に均一にするこ
とができ、各々の製品ウエハPWを、その面内において
高い均一性で処理することができ、しかも互いに異なる
位置に載置されている製品ウエハPW間においても高い
均一性で処理することができる。
【0045】従って、上記の熱処理方法によれば、使用
されるべきダミーウエハの数量が少ない状態において、
所定の成膜処理を製品ウエハPWに対して安定的に行う
ことができ、その結果、ランニングコストを低減するこ
とができ、所定の成膜処理を効率的に行うことができ
る。しかも、ウエハボート17における製品ウエハPW
の基準載置パターンが、処理されるべき製品ウエハPW
の数量に応じて選定され、選定された基準載置パターン
に対応する処理条件に自動的に調整されるので、ウエハ
ボート17に対する製品ウエハPWの載置状態および処
理条件の設定をきわめて容易に行うことができ、作業効
率の向上を図ることができる。
【0046】また、同一の被処理体数量範囲に属する数
量の製品ウエハPWを処理するに際しては、共通の載置
パターンが選定されるので、同一の被処理体数量範囲内
において、処理すべき製品ウエハPWの数量が変更され
た場合であっても、当該被処理体数量範囲における基準
数量に対して不足する数量のダミーウエハを使用するこ
とにより、処理条件を変更することなしに所定の熱処理
を行うことができる。
【0047】従って、上記の縦型熱処理装置によれば、
以上のような熱処理方法が実施されるので、ウエハボー
ト17における最大処理可能数より少ない数量の製品ウ
エハPWを処理する場合において、使用すべきダミーウ
エハの数量が少ない状態であっても、すべての製品ウエ
ハPWに対して、所定の成膜処理を高い面内均一性およ
び高い面間均一性で安定的に行うことができ、しかも、
所定の成膜処理を効率的に行うことができる。
【0048】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は、上記の態様に限定されるものではな
く、以下に示すような種々の変形を加えることができ
る。 (1)基準載置パターンの数は、特に制限されるもので
はなく、適宜変更することが可能である。 (2)基準配置パターンについての基準数量より少ない
数量の被処理体を処理する場合において、目的とする処
理が行われるべき被処理体は、基準パターンに従って規
定された被処理体保持部であれば、いずれの個所に載置
されてもよい。 (3)本発明は、縦型熱処理装置に限定されるものでは
なく、反応容器が水平方向に伸びるよう配置され、被処
理体が垂直となる状態で水平方向に並ぶよう保持された
状態で反応容器内に収容される横型熱処理装置にも適用
することができる。 (4)被処理体保持具としてのウエハボートは、その最
大処理可能数が100枚のものに限定されるものではな
い。
【0049】以下、本発明の実験例について説明する
が、本発明がこれによって制限されるものではない。 <参考実験例>100枚の製品ウエハが載置可能とされ
たウエハボート(17)に対して、製品ウエハ(PW)
100枚を図3に示す基準載置パターンL100に従っ
て載置した状態(満載状態)において、ウエハボート
(17)を反応容器(11)内に搬入し、150nmの
厚さを目標値とする窒化シリコン膜(SiN膜)の成膜
処理を、製品ウエハの目標加熱温度(プロセス温度)が
760℃となるよう設定された、基準載置パターンL1
00に対応する処理条件で行ったところ、個々の製品ウ
エハ(PW)をその面内における膜厚の均一性(面内均
一性)が±2.0%の範囲、ウエハボート(17)にお
ける下から8番目の被処理体保持部に位置される半導体
ウエハ(図3における最下位置のモニタウエハMW)お
よびウエハボート(17)における下から112番目の
被処理体保持部に位置される半導体ウエハ(図3におけ
る最上位置のモニタウエハMW)の両者の間での膜厚の
均一性(面間均一性)が±0.5%の範囲で成膜するこ
とができた。
【0050】<実験例1>100枚の製品ウエハが載置
可能とされたウエハボート(17)を用いて、20枚の
製品ウエハ(PW)を、図3に示す基準載置パターンL
25に従って、製品ウエハ載置領域(R)の下方に位置
される被処理体保持部から順に載置し、製品ウエハが載
置されるべき空状態とされた5個所の被処理体保持部に
ダミーウエハを載置した状態において、ウエハボート
(17)を反応容器(11)内に搬入して、150nm
の厚さを目標値とする窒化シリコン膜(SiN膜)の成
膜処理を、製品ウエハの目標加熱温度(プロセス温度)
が760℃となるよう設定された、基準載置パターンL
25に対応する処理条件で行ったところ、個々の製品ウ
エハ(PW)をその面内における膜厚の均一性(面内均
一性)が±1.0%の範囲、ウエハボート(17)にお
ける下から17番目の被処理体保持部に位置される半導
体ウエハ(図3における最下位置のモニタウエハMW)
およびウエハボート(17)における下から104番目
の被処理体保持部に位置される半導体ウエハ(図3にお
ける最上位置のモニタウエハMW)の両者の間での膜厚
の均一性(面間均一性)が±0.5%の範囲で成膜する
ことができた。
【0051】以上のように、処理すべき製品ウエハ(P
W)の数量に応じて選定された基準載置パターンL25
に従って製品ウエハ(PW)を載置し、この基準載置パ
ターンL25に対応して設定された処理条件で成膜処理
を行うことにより、使用すべきダミーウエハの数量が少
ない状態であっても、すべての製品ウエハ(PW)を、
高い面内均一性および高い面間均一性で成膜処理するこ
とができることが確認された。
【0052】
【発明の効果】本発明の熱処理方法によれば、被処理体
保持具における最大処理可能数より少ない数量の被処理
体を処理する場合において、処理すべき被処理体の数量
に応じて設定された載置パターン毎に、各々の載置パタ
ーンに対応する処理条件が設定されていることにより、
選定された載置パターンに忠実な載置状態を実現するた
めに必要とされる数量の模擬的被処理体を使用すればよ
いので、使用すべき模擬的被処理体の数量を低減させる
ことができる結果、ランニングコストを低減することが
でき、従って、所定の熱処理を被処理体に対して効率的
に行うことができる。しかも、選定された載置パターン
に忠実な載置状態が実現されることによって、基本的
に、各々の被処理体を、その面内において高い均一性
(面内均一性)で処理することができ、しかも互いに異
なる位置に載置されている被処理体間においても高い均
一性(面間均一性)で処理することができる。
【0053】本発明の熱処理装置によれば、上記のよう
な熱処理方法が確実に実行されるので、被処理体保持具
における最大処理可能数より少ない数量の被処理体を処
理する場合において、使用すべき模擬的被処理体の数量
が少ない状態であっても、被処理体に対して、高い面内
均一性で処理することができると共に、高い面間均一性
で処理することができ、従って、所定の熱処理を効率的
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱処理装置の一例における構成の概略
を示す説明用断面図である。
【図2】図1に示す熱処理装置における移載装置の動作
状態をウエハボートとの関係において示す説明用斜視図
である。
【図3】ウエハボートに対する半導体ウエハの載置パタ
ーンの一例を示す説明図である。
【図4】本発明の熱処理装置における制御装置の一例に
おける構成の概略を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 反応容器 11A 内管 11B 外管 11C 筒状空間 11D 下端開口 111 下端フランジ部分 12 マニホールド 12A フランジ部分 14 内管支持部 15 ガス供給手段 15A、15B ガス供給配管 16 排気管 17 ウエハボート 17A 支柱 20 蓋体 23 回転駆動手段 23A 回転駆動軸 24 保温筒(断熱体) 25 筒状ヒータ 30 移載装置 31 回転軸 32 移載ヘッド 33 支持アーム 35 製品ウエハ数量検出部 40 制御装置 41 製品ウエハ数量入力部 42 載置パターン記憶部 43 処理条件記憶部 44 中央演算処理装置(CPU) 45 ダミーウエハ使用数量設定部 46 移載装置動作制御部 47 加熱手段動作制御部 48 ガス供給手段動作制御部 Z1〜Z5 加熱領域 PW 製品ウエハ MW モニタウエハ SW サイドウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K030 CA04 CA12 GA12 KA04 KA24 KA41 5F045 BB10 DP19 DQ04 EN04 GB16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔で形成された多数の被処理体保
    持部に被処理体が保持された状態の被処理体保持具を反
    応容器内に収容し、当該反応容器に設けられた加熱手段
    によって加熱することにより、被処理体について熱処理
    を行う熱処理方法において、 被処理体保持具における被処理体の最大処理可能数より
    少ない数量の被処理体について熱処理を行う場合に、被
    処理体保持具における被処理体の最大処理可能数より少
    ない基準数量が最大値として設定された1または2以上
    の被処理体数量範囲より、処理すべき被処理体の数量が
    属する被処理体数量範囲が指定され、この指定された被
    処理体数量範囲に対応して設定された載置パターンに従
    って被処理体が載置され、当該載置パターンに応じて予
    め設定された処理条件に従って熱処理が行われることを
    特徴とする熱処理方法。
  2. 【請求項2】 被処理体保持具における被処理体の最大
    処理可能数の半数より少ない数量を最大値とする被処理
    体数量範囲に対応する載置パターンにおいては、互いに
    隣接して載置される被処理体の間に、少なくとも一個所
    以上の空状態とされた被処理体保持部が存在する状態で
    均一となるよう、被処理体が載置されることを特徴とす
    る請求項1に記載の熱処理方法。
  3. 【請求項3】 被処理体数量範囲における基準数量より
    少ない数量の被処理体を処理する場合には、当該基準数
    量に対して不足する数量の模擬的被処理体を含めた被処
    理体が載置されることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の熱処理方法。
  4. 【請求項4】 所定間隔で形成された多数の被処理体保
    持部に被処理体が保持された状態の被処理体保持具が反
    応容器内に収容され、当該反応容器に設けられた加熱手
    段によって加熱されることにより、被処理体について所
    定の熱処理が行われる熱処理装置において、 被処理体保持具における被処理体の最大処理可能数より
    少ない基準数量を最大値とする少なくとも一つの被処理
    体数量範囲が設定されていると共に、当該被処理体数量
    範囲に対応する載置パターンが設定されており、 被処理体保持具における被処理体の最大処理可能数より
    少ない数量の被処理体について熱処理を行うに際して、
    処理すべき被処理体の数量が属する被処理体数量範囲に
    対応する載置パターンを選定すると共に、選定された載
    置パターンに応じた処理条件で熱処理が行われるよう制
    御する制御装置を備えていることを特徴とする熱処理装
    置。
  5. 【請求項5】 制御装置は、認識された被処理体数量情
    報に基づいて、処理すべき被処理体の数量が属する被処
    理体数量範囲に対応する載置パターンを載置パターン記
    憶部より選定すると共に、選定された載置パターンに応
    じた処理条件を処理条件記憶部より読み出す中央演算処
    理装置と、選択された載置パターンにおける基準数量に
    対して不足する被処理体の数量を算出して、使用すべき
    模擬的被処理体の数量を設定する模擬的被処理体使用数
    量設定部と、選択された載置パターンに従って模擬的被
    処理体を含めた被処理体が載置されるよう、移載装置の
    動作状態を制御する移載装置動作制御部と、読み出され
    た処理条件で被処理体が熱処理されるよう、加熱手段の
    動作状態を制御する加熱手段動作制御部とを備えている
    ことを特徴とする請求項4に記載の熱処理装置。
  6. 【請求項6】 制御装置における加熱手段動作制御部
    は、熱処理雰囲気が複数の加熱領域に区分された反応容
    器内の各々の加熱領域が当該加熱領域に応じて設定され
    た処理温度に加熱されるよう、加熱手段の動作を制御す
    る機能を有することを特徴とする請求項5に記載の熱処
    理装置。
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