JP2002231788A - 被処理体移載方法および熱処理方法 - Google Patents

被処理体移載方法および熱処理方法

Info

Publication number
JP2002231788A
JP2002231788A JP2001027647A JP2001027647A JP2002231788A JP 2002231788 A JP2002231788 A JP 2002231788A JP 2001027647 A JP2001027647 A JP 2001027647A JP 2001027647 A JP2001027647 A JP 2001027647A JP 2002231788 A JP2002231788 A JP 2002231788A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pitch
heat treatment
processed
boat
transfer mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001027647A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Sakamoto
浩一 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2001027647A priority Critical patent/JP2002231788A/ja
Publication of JP2002231788A publication Critical patent/JP2002231788A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移載機構のフォークの最小ピッチに依存する
ことなく保持部のピッチを狭くすることができ、保持具
の長さや熱処理炉の炉長を伸ばすことなく大幅な処理枚
数の向上が図れる被処理体移載方法を提供する。 【解決手段】 複数枚の被処理体wを移載するためのピ
ッチ変換が可能な複数枚のフォーク17を有する移載機
構16を用いて該フォーク17の最小ピッチよりも狭い
ピッチで被処理体wを保持するための多数の保持部27
を有する保持具13に被処理体wを移載する方法であっ
て、前記移載機構16のフォーク17のピッチPfを前
記保持部27のピッチPbの数倍に設定し、前記保持具
13の保持部27に対して移載機構16により被処理体
wを複数枚ずつ順に位置をずらして移載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被処理体移載方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造においては、薄板状の
被処理体である半導体ウエハに例えば酸化、拡散、CV
D等の各種の処理を施す工程があり、このような処理を
行う装置として、一度に多数枚のウエハの熱処理が可能
な縦型熱処理装置が用いられている。この縦型熱処理装
置は、多数枚例えば100枚程度のウエハを上下方向に
所定ピッチ間隔で搭載可能な保持具であるボートを下部
の炉口から搬入してウエハを熱処理する縦型の熱処理炉
と、この熱処理炉の下方のローディングエリア内に設け
られ、熱処理炉内からローディングエリア内に搬出され
たボートと、複数枚例えば25枚程度のウエハを所定ピ
ッチ間隔で収容可能な運搬容器であるキャリア(カセッ
トともいう)との間で、ウエハの移載を行う移載機構と
を備えている。
【0003】この移載機構は、一度に複数枚例えば5枚
ずつの移載が可能なように、薄板状の複数枚例えば5枚
のフォークを備えている。また、移載機構としては、ピ
ッチ間隔の異なるキャリアとボートとの間でのウエハの
移載を可能とするために、フォークのピッチを無段階で
変換可能にしたものが提案されている(例えば特開平4
−26138号公報参照)。
【0004】従来の縦型熱処理装置においては、直径が
300mmのウエハを対象とするものでは、図7に示す
ように、ウエハwを保持する溝(保持部)27のピッチ
Pbが8mmで、100枚のウエハwの処理が可能なボ
ート13が用いられ、このボート13の隣接する溝27
に対して移載機構により先ず上方からウエハwを5枚移
載したら()、次にその下方の溝27にウエハwを5
枚移載する()という具合に順にウエハwを5枚ずつ
移載する移載方法が採用されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記移
載方法では、ボートの溝の最小ピッチが移載機構のフォ
ークの最小ピッチに依存するため、最新の移載機構のフ
ォークの最小ピッチでも7.5mmが限界であり、従っ
て、それ以下にボートの溝のピッチを狭くすることがで
きなかった。このため、これ以上、大幅な処理枚数の向
上は、ボートの長さおよび熱処理炉の炉長を伸ばさない
限り不可能であった。なお、移載機構の改良によりボー
トの溝ピッチを小さくすることが達成されたとしても、
今度はボート内でのウエハのピッチが狭くなるため、ウ
エハ中心部に処理ガスが到達しずらくなる。このため、
熱処理する際に処理ガスの濃度差がウエハの面内で大き
くなり、成膜時の膜厚の面内均一性が悪化する傾向があ
る。
【0006】本発明は、前記事情を考慮してなされたも
ので、移載機構のフォークの最小ピッチに依存すること
なく保持部のピッチを狭くすることができ、保持具の長
さや熱処理炉の炉長を伸ばすことなく大幅な処理枚数の
向上が図れる被処理体移載方法を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のうち、請求項1
の発明は、複数枚の被処理体を移載するためのピッチ変
換が可能な複数枚のフォークを有する移載機構を用いて
該フォークの最小ピッチよりも狭いピッチで被処理体を
保持するための多数の保持部を有する保持具に被処理体
を移載する方法であって、前記移載機構のフォークのピ
ッチを前記保持部のピッチの数倍に設定し、前記保持具
の保持部に対して移載機構により被処理体を複数枚ずつ
順に位置をずらして移載することを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の被処理
体移載方法において、前記保持具を少なくとも2個使用
し、一方の保持具を熱処理炉内に搬入して被処理体を熱
処理している間に、他方の保持具に被処理体を移載する
ことを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の被処理体移載方法において、前記保持具を搬入して被
処理体を熱処理する熱処理炉が、CVD法により被処理
体に面内均一な薄膜を成膜するために、昇温過程もしく
は降温過程で被処理体の中央部と周縁部に温度差を設け
て成膜処理することを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、複数枚の被処理体を移
載するためのピッチ変換が可能な複数枚のフォークを有
する移載機構を用いて該フォークの最小ピッチよりも狭
いピッチで被処理体を保持するための多数の保持部を有
する保持具に被処理体を移載し、該保持具を熱処理炉内
に搬入して被処理体を熱処理する熱処理方法であって、
前記移載機構のフォークのピッチを前記保持部のピッチ
の数倍に設定し、前記保持具の保持部に対して移載機構
により被処理体を複数枚ずつ順に位置をずらして移載す
ることを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、請求項4記載の熱処理
方法において、前記保持具を少なくとも2個使用し、一
方の保持具を熱処理炉内に搬入して被処理体を熱処理し
ている間に、他方の保持具に被処理体を移載することを
特徴とする請求項4記載の熱処理方法。
【0012】請求項6の発明は、請求項4または5記載
の熱処理方法において、前記保持具を搬入して被処理体
を熱処理する熱処理炉が、CVD法により被処理体に面
内均一な薄膜を成膜するために、昇温過程もしくは降温
過程で被処理体の中央部と周縁部に温度差を設けて成膜
処理することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面に基いて詳述する。図1は本発明の実施の形態に
おけるウエハ移載方法を説明する説明図、図2は同移載
方法に用いる移載機構の概略的側面図、図3はボートに
移載されたウエハを熱処理する熱処理装置の縦断面図、
図4はキャリアとボートとの間でウエハの移載を行う移
載機構の斜視図、図5は2ボート運用の一例を示す概略
的平面図である。
【0014】先ず、縦型熱処理装置(熱処理装置)の概
略的構成を図3を参照して説明する。この縦型熱処理装
置1は、例えばCVD処理に適するように構成された縦
型の熱処理炉2を備えている。この熱処理炉2は、縦長
の石英製の反応管3と、この反応管3内の後述の被処理
体例えば半導体ウエハwを加熱するために反応管3の周
囲に設置された円筒状のヒータ4と有している。図示例
の反応管3は、上端が閉塞され下端が開口された外管3
aと、上下両端が開口された内管3bとを同心状に配置
した二重管構造とされている。
【0015】前記反応管3の下部には、内管3bの内側
の下方から上方へ処理ガスを導入するガス導入部5と、
内管3bと外管3aの間(環状空間)を上方から下方に
流下する処理後の排気ガスを排気する排気部6とを有す
る短円筒状の金属製例えばステンレス鋼製のマニホール
ド7が気密に接続されている。マニホールド7の下部開
口は炉口8とされ、熱処理炉2の下方はローディングエ
リア9とされている。
【0016】ローディングエリア9には、前記炉口8を
気密に閉塞する蓋体10を開閉するための昇降機構11
が設けられている。前記蓋体10の上部には炉口8の断
熱手段である保温筒12が載置され、この保温筒12の
上部には円形で薄板状の多数枚のウエハwを上下方向に
所定ピッチ間隔で搭載可能な保持具である例えば石英製
のボート13が載置されている。前記昇降機構11によ
り蓋体10の開閉操作と共にローディングエリア9内か
ら反応管3内へのボート13の搬入(ロード)および反
応管3内からローディングエリア9内へのボート13の
搬出(アンロード)が行われるように構成されている。
【0017】また、熱処理炉2は、ヒータ4のパワー
(電力)を上げることにより昇温し、ヒータ4のパワー
を下げることにより自然空冷によって降温する。これに
より、熱処理炉2は、CVD法によりウエハに面内均一
な薄膜を成膜するために、昇温過程もしくは降温過程で
ウエハwの中央部と周縁部に温度差を積極的に設けて成
膜処理することが可能になっている。なお、熱処理炉
は、例えば反応管3とヒータ4との間に送風手段14に
より空気を送風し強制空冷によって降温されるように構
成されていても良い。
【0018】前記ローディングエリア9内には、図4に
示すように、複数枚例えば25枚程度のウエハwを所定
ピッチ間隔で収容したキャリア15と、アンロードされ
たボート13との間でウエハwの移載を行う移載機構1
6が設けられている。この移載機構16は、前後方向に
進退移動可能で上下方向にピッチ変換が可能な縦長薄板
状の複数枚例えば5枚のフォーク17と、単独で進退移
動可能な一枚のフォーク17aとを有し、複数枚ずつと
一枚ずつのウエハwの移載が選択可能になっている。
【0019】また、移載機構16は、直方体状のベース
部18と、このベース部18上に長手方向に沿って進退
移動可能に設けられた第1の移動部19と、この第1の
移動部19よりも上方に配置され第1の移動部19から
独立して進退移動可能に設けられた第2の移動部20と
を備え、第1の移動部19に図示しない可変ピッチ機構
を介して前記5枚のフォーク17が取付けられ、第2の
移動部20に前記1枚のフォーク17aが取付けられて
いる。前記ベース部18は、昇降機構21により上下移
動可能に設けられていると共に、回動機構22により水
平回動可能に設けられている。
【0020】前記フォーク17,17aは、図2にも示
すように、例えばセラミックス製の長尺の薄板からな
り、一端が可動部19,20に固定され、他端が可動部
19,20から水平に延出された片持ち支持構造とさ
れ、フォーク17,17aの上面にウエハwが水平に支
持されるようになっている。フォーク17,17aは、
例えば直径が300mmで厚さtwが0.755mmの
ウエハの荷重に耐え得るよう(撓まないよう)に厚さt
fが例えば3mm程度とされている。ピッチ変換が可能
な5枚のフォーク17のピッチPfは、例えば最小7.
5mm〜最大20.5mmに無段階で変換可能とされて
いる。
【0021】一方、前記ボート13は、上端板23と下
端板24との間に複数本例えば3〜4本の支柱25を配
設してなり、下部にはボート搬送アーム機構により支持
可能な括れ部(支持部)26が形成されている。そし
て、前記支柱25の内側には、図1の(a),(b)に
示すように、多数枚のウエハwを水平状態で上下方向に
所定ピッチ間隔で保持可能な多数の溝(保持部)27が
形成されている。溝27のピッチPbは、前記ピッチ変
換可能なフォーク17の最小ピッチ(7.5mm)より
も狭い(小さい)例えば6.4mmとされている。
【0022】従って、ボート13の有効長さを従来と同
じ800mm(=8mmピッチ×ウエハ100枚処理)
とすると、本実施の形態のボート13はウエハwを12
5枚(=800mm÷6.4mm)搭載して処理可能に
なっている。ボート13の溝ピッチPbが6.4mmと
されても、6.4mm−ウエハの厚さ0.775mm−
フォークの厚さ3mm=2.625mmのマージンがあ
るため、ウエハwの移載作業に支障を来す恐れはない。
【0023】次に、以上の構成からなる縦型熱処理装置
におけるウエハ移載方法、熱処理方法および作用につい
て説明する。先ず、移載機構16のピッチ変換可能な5
枚のフォーク17のピッチPfをキャリア15内のウエ
ハwの収納ピッチに設定し(変換し)、これらのフォー
ク17をキャリア15内に挿入してウエハwを支持し、
5枚のウエハwをキャリア15内から取出す。次に、前
記フォーク17のピッチPfをボート13の溝ピッチP
bの数倍例えば2倍である12.8mmに設定し(変換
し)、図1の(a)に示すように、5枚のウエハwをボ
ート13の溝27に例えば上方から一つ置きすなわち奇
数の溝に移載する()。
【0024】次に、再び前述と同様に、キャリア15内
からウエハwを取出し、フォーク17のピッチPfをボ
ート13の溝ピッチPbの2倍に変換し、図1の(b)
に示すように、5枚のウエハwをボート13の溝27に
例えば上方から一つずつ位置をずらしてすなわち偶数の
溝に移載する()。キャリア15内が空になったら次
のキャリアと交換しながら、以上の操作を繰り返して、
ボート13の溝27にウエハwを複数枚例えば5枚ずつ
位置をずらして順に移載して行けばよい。
【0025】ボート13にウエハ2を所定枚数例えば1
25枚搭載し終わったなら、昇降機構11により蓋体1
0を上昇させて、ボート13を熱処理炉2内に搬入する
と共に炉口8を蓋体10で密閉し、所定の熱処理例えば
CVD処理を開始する。熱処理を行う場合、ボート13
上のウエハwのピッチが狭いと、ウエハw上の面内均一
な処理が低下する場合があるが、CVD法によりウエハ
wに面内均一な薄膜を成膜するために、ヒータ4のパワ
ーを上げる昇温過程もしくはヒータ4のパワーを下げる
降温過程でウエハwの中央部と周縁部に温度差を設けて
成膜処理するようにすると、熱処理時のウエハwのピッ
チが狭くなることによる面内均一性の悪化を解消するこ
とができる。
【0026】熱処理が終了したなら、昇降機構11によ
り蓋体10を降下させて、炉口8を開放すると共に、ボ
ート13をローディングエリア9内に搬出し、移載機構
16の前記とは逆の操作によりボート13からキャリア
15内に既処理ウエハを戻せばよい。
【0027】このように、本発明の実施形態のウエハ移
載方法ないし熱処理方法によれば、複数枚のウエハwを
移載するためのピッチ変換が可能な薄板状の複数枚のフ
ォーク17を有する移載機構16を用いて該フォーク1
7の最小ピッチよりも狭いピッチでウエハwを保持する
ための多数の溝(保持部)27を有するボート13にウ
エハwを移載するに際して、前記移載機構16のフォー
ク17のピッチPfを前記ボート13のピッチPbの数
倍に設定し、前記ボート13の溝27に対して移載機構
16によりウエハwを複数枚ずつ順に位置をずらして移
載するため、移載機構16のフォーク17の最小ピッチ
に依存することなく溝27のピッチPbを狭くすること
ができ、従って、ボート13の長さや熱処理炉2の炉長
を伸ばすことなく大幅な処理枚数の向上が図れる。前述
の例では、125枚処理が可能になったが、ボート13
の溝ピッチ27を例えば5.33mmにすれば、現状の
ボート高さで150枚処理が可能となる。
【0028】また、前記ボート13を搬入してウエハw
を熱処理する熱処理炉2が、CVD法によりウエハwに
面内均一な薄膜を成膜するために、昇温過程もしくは降
温過程でウエハwの中央部と周縁部に温度差を設けて成
膜処理するため、熱処理時のウエハwのピッチが狭くな
ることによる面内均一性の悪化を解消することができ
る。
【0029】ところで、前述したウエハ移載方法によれ
ば、ウエハwのバッチ処理枚数の増大が図れるが、その
分、移載時間が多くかかるようになるため、スループッ
トの点では劣る。そこで、スループットの向上を図るた
めに、前記ボート13を少なくとも2個使用し、一方の
ボート13を熱処理炉内に搬入してウエハwを熱処理し
ている間に、他方のボート13にウエハwを移載する、
いわゆる2ボート運用を採用することが好ましい。
【0030】この場合、例えば図5に示すように、ロー
ディングエリア9内には2個のボート13を載置可能な
ボート載置部28a,28bと、これらボート載置部2
8a,28bおよび蓋体10の保温筒12上の間でボー
ト13の移し替えが可能なボート搬送アーム機構29と
が設けられる。一方のボート13が熱処理炉2内にある
間、他方のボート13は第1のボート載置台28a上に
載置されており、この第1のボート載置台28a上のボ
ート13とキャリア15との間で移載機構16によるウ
エハwの移載が行われる。
【0031】ウエハwの移載が終了したなら、その他方
のボート13をボート搬送アーム機構29により第1の
ボート載置台28a上から第2のボート載置台28b上
に移す。熱処理が終了したなら、一方のボート13を蓋
体10の降下によりローディングエリア9内に搬出し、
前記ボート搬送アーム機構29によりその一方のボート
13を蓋体10の保温筒12上から第1のボート載置台
28a上に移すと共に、他方のボート13を第2のボー
ト載置台28b上から蓋体10の保温筒12上に移し、
その他方のボート13を熱処理炉2内に搬入して熱処理
を開始すると共に、第1のボート載置台28a上の一方
のボート13とキャリア15との間でウエハwの移載を
開始すればよい。
【0032】このようにボート13を少なくとも2個使
用し、一方のボート13を熱処理炉2内に搬入してウエ
ハwの熱処理を行っている間に、他方のボート13に対
するウエハwの移載を行うようにするため、処理枚数の
向上で移載時間が多くかかったとしても、トータルの時
間が長くなることがなく、スループットの向上が図れ
る。この場合、移載機構16は、搬送時のボート13と
の干渉を避けるために、図5に仮想線で示す作業位置X
から実線で示す退避位置Yに旋回アーム30を介して横
方向に退避可能に構成されていることが好ましい。この
場合、旋回アーム30の基部が昇降機構により上下移動
可能に設けられ、旋回アーム30の先端部に移載機構1
6のベース部18が水平回動可能に設けられている。
【0033】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の
設計変更等が可能である。例えば、前記の例では、フォ
ークのピッチをボートの溝ピッチの2倍に設定したが、
3倍に設定してもよい。また、被処理体としては、半導
体ウエハ以外に、例えばガラス基板やLCD基板等が適
用可能である。
【0034】ウエハ移載方法の他の例としては、例えば
図6に示すように、フォーク17のピッチをボート13
の溝ピッチPbの3倍に設定して、実線で示すように複
数枚のウエハwをボート13の溝27に上方から二つ置
きの溝に移載する(A)。次に、同様にして、一点鎖線
で示すようにウエハwをボート13の溝27に上方から
一つずつ位置をずらして移載し(B)、更に二点鎖線で
示すようにウエハwをボート13の溝27に上方から一
つずつ位置をずらして移載する(C)ようにしても良
い。この場合、移載順序としては、A→B→Cのパター
ンであっても良く、あるいは、A→C→Bのパターンで
あっても良い。
【0035】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な効果を奏することができる。
【0036】(1)請求項1もしくは4の発明によれ
ば、移載機構のフォークのピッチを保持部のピッチの数
倍に設定し、保持具の保持部に対して移載機構により被
処理体を複数枚ずつ順に位置をずらして移載するため、
移載機構のフォークの最小ピッチに依存することなく保
持部のピッチを狭くすることができ、従って、保持具の
長さや熱処理炉の炉長を伸ばすことなく大幅な処理枚数
の向上が図れる。
【0037】(2)請求項2もしくは5の発明によれ
ば、前記保持具を少なくとも2個使用し、一方の保持具
を熱処理炉内に搬入して被処理体を熱処理している間
に、他方の保持具に被処理体を移載するため、スループ
ットの向上が図れる。
【0038】(3)請求項3もしくは6の発明によれ
ば、前記保持具を搬入して被処理体を熱処理する熱処理
炉が、CVD法により被処理体に面内均一な薄膜を成膜
するために、昇温過程もしくは降温過程で被処理体の中
央部と周縁部に温度差を設けて成膜処理するため、熱処
理時の被処理体のピッチが狭くなることによる面内均一
性の悪化を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるウエハ移載方法を
説明する説明図である。
【図2】同移載方法に用いる移載機構の概略的側面図で
ある。
【図3】ボートに移載されたウエハを熱処理する熱処理
装置の縦断面図である。
【図4】キャリアとボートとの間でウエハの移載を行う
移載機構の斜視図である。
【図5】2ボート運用の一例を示す概略的平面図であ
る。
【図6】ウエハ移載方法の他の例を説明する説明図であ
る。
【図7】従来のウエハ移載方法を説明する説明図であ
る。
【符号の説明】
w 半導体ウエハ(被処理体) 2 熱処理炉 13 ボート(保持具) 16 移載機構 17 フォーク 27 溝(保持部) Pf フォークのピッチ Pb ボートの溝ピッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/31 H01L 21/31 A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の被処理体を移載するためのピッ
    チ変換が可能な複数枚のフォークを有する移載機構を用
    いて該フォークの最小ピッチよりも狭いピッチで被処理
    体を保持するための多数の保持部を有する保持具に被処
    理体を移載する方法であって、前記移載機構のフォーク
    のピッチを前記保持部のピッチの数倍に設定し、前記保
    持具の保持部に対して移載機構により被処理体を複数枚
    ずつ順に位置をずらして移載することを特徴とする被処
    理体移載方法。
  2. 【請求項2】 前記保持具を少なくとも2個使用し、一
    方の保持具を熱処理炉内に搬入して被処理体を熱処理し
    ている間に、他方の保持具に被処理体を移載することを
    特徴とする請求項1記載の被処理体移載方法。
  3. 【請求項3】 前記保持具を搬入して被処理体を熱処理
    する熱処理炉が、CVD法により被処理体に面内均一な
    薄膜を成膜するために、昇温過程もしくは降温過程で被
    処理体の中央部と周縁部に温度差を設けて成膜処理する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の被処理体移載
    方法。
  4. 【請求項4】 複数枚の被処理体を移載するためのピッ
    チ変換が可能な複数枚のフォークを有する移載機構を用
    いて該フォークの最小ピッチよりも狭いピッチで被処理
    体を保持するための多数の保持部を有する保持具に被処
    理体を移載し、該保持具を熱処理炉内に搬入して被処理
    体を熱処理する熱処理方法であって、前記移載機構のフ
    ォークのピッチを前記保持部のピッチの数倍に設定し、
    前記保持具の保持部に対して移載機構により被処理体を
    複数枚ずつ順に位置をずらして移載することを特徴とす
    る熱処理方法。
  5. 【請求項5】 前記保持具を少なくとも2個使用し、一
    方の保持具を熱処理炉内に搬入して被処理体を熱処理し
    ている間に、他方の保持具に被処理体を移載することを
    特徴とする請求項4記載の熱処理方法。
  6. 【請求項6】 前記保持具を搬入して被処理体を熱処理
    する熱処理炉が、CVD法により被処理体に面内均一な
    薄膜を成膜するために、昇温過程もしくは降温過程で被
    処理体の中央部と周縁部に温度差を設けて成膜処理する
    ことを特徴とする請求項4または5記載の熱処理方法。
JP2001027647A 2001-02-05 2001-02-05 被処理体移載方法および熱処理方法 Pending JP2002231788A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001027647A JP2002231788A (ja) 2001-02-05 2001-02-05 被処理体移載方法および熱処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001027647A JP2002231788A (ja) 2001-02-05 2001-02-05 被処理体移載方法および熱処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002231788A true JP2002231788A (ja) 2002-08-16

Family

ID=18892267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001027647A Pending JP2002231788A (ja) 2001-02-05 2001-02-05 被処理体移載方法および熱処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002231788A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007317835A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Tokyo Electron Ltd 基板搬送装置、基板処理システムおよび基板搬送方法
JP2009099996A (ja) * 2004-03-25 2009-05-07 Tokyo Electron Ltd 縦型熱処理装置及び被処理体移載方法
JP2009260252A (ja) * 2008-03-27 2009-11-05 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置およびその方法ならびに基板搬送装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009099996A (ja) * 2004-03-25 2009-05-07 Tokyo Electron Ltd 縦型熱処理装置及び被処理体移載方法
JP2007317835A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Tokyo Electron Ltd 基板搬送装置、基板処理システムおよび基板搬送方法
JP4727500B2 (ja) * 2006-05-25 2011-07-20 東京エレクトロン株式会社 基板搬送装置、基板処理システムおよび基板搬送方法
KR101052572B1 (ko) * 2006-05-25 2011-07-29 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 기판 처리 시스템 및 기판 반송 방법
KR101052575B1 (ko) * 2006-05-25 2011-07-29 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 기판 처리 시스템 및 기판 반송 방법
KR101052571B1 (ko) * 2006-05-25 2011-07-29 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 기판 반송 장치 및 기판 처리 시스템
KR101109297B1 (ko) 2006-05-25 2012-02-06 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 기판 반송 장치, 기판 처리 시스템 및 기판 반송 방법
JP2009260252A (ja) * 2008-03-27 2009-11-05 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置およびその方法ならびに基板搬送装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8181769B2 (en) Workpiece transfer mechanism, workpiece transfer method and workpiece processing system
JP5689483B2 (ja) 基板処理装置、基板支持具及び半導体装置の製造方法
US6095806A (en) Semiconductor wafer boat and vertical heat treating system
JP5456287B2 (ja) 縦型熱処理装置
KR101287656B1 (ko) 종형 열처리 장치 및 기판 지지구
JP4731755B2 (ja) 移載装置の制御方法および熱処理方法並びに熱処理装置
JP2008270652A (ja) 縦型熱処理装置及び被処理基板移載方法
JPH0645269A (ja) 被処理体用ボート及びそれを用いた被処理体の移し換え方法
JP2009099996A (ja) 縦型熱処理装置及び被処理体移載方法
JPH02138728A (ja) 熱処理方法及びその装置
JP2002231788A (ja) 被処理体移載方法および熱処理方法
JPH05291166A (ja) 異径被処理体用ボート及びそれを用いた被処理体の移し換え方法
JPH10242067A (ja) 熱処理用基板支持具
JP2008235810A (ja) 熱処理方法及び熱処理装置並びに被処理基板移載方法
JP3395799B2 (ja) 基板搬送装置および熱処理装置
JP2006190968A (ja) 半導体素子製造装置
JPH10242237A (ja) ウエハ移載装置および移載方法
JP2003051497A (ja) 熱処理方法および熱処理装置
JP4802893B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2639435B2 (ja) 熱処理装置
JPH04125948A (ja) 熱処理方法
KR0133679B1 (ko) 처리 장치
JPH0383730A (ja) 板状体の搬入搬出方法および搬入搬出装置
JP2592310B2 (ja) 処理装置
JP2663301B2 (ja) 熱処理装置