JP2003049564A - 自動車用ドアハンドル装置 - Google Patents

自動車用ドアハンドル装置

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JP2003049564A JP2001236416A JP2001236416A JP2003049564A JP 2003049564 A JP2003049564 A JP 2003049564A JP 2001236416 A JP2001236416 A JP 2001236416A JP 2001236416 A JP2001236416 A JP 2001236416A JP 2003049564 A JP2003049564 A JP 2003049564A
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説男 清弘
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬入コストの削減と組み付け性の向上を図れ
る自動車用ドアハンドル装置を提供する。 【解決手段】 ドアに固定されたベース部材60にシャ
フト40にて回動可能に軸支されるハンドル部材20お
よびロックノブ30と、ハンドル部材20およびロック
ノブ30を回動方向に付勢するスプリング12とを備え
た自動車用ドアハンドル装置において、シャフト40を
ハンドル部材20、ロックノブ30およびスプリング1
2とに差し込んで仮組みしたハンドルアセンブリ10を
ベース部材60にセットした状態でシャフト40をさら
に押し込むことによりハンドルアセンブリ10をベース
部材60に組み付けるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ドアハン
ドル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のドアのインナーハンドル
は、ハンドルレバーとロックノブとを回動可能に軸支し
たシャフトをハンドルベース部材にカシメまたは圧入に
より固定した後、ハンドルベース部材をドアのインナー
パネルにネジ止めすることにより組み付けられていた。
【0003】また、部品点数削減のためハンドルベース
をドアモジュールに一体に形成したものがあり、その場
合にはインナーハンドルは各構成部品(ハンドルレバ
ー、ロックノブ、シャフト、スプリング等)を予めアセ
ンブルすることなく個別に自動車メーカー等の組立工場
に搬入してドアモジュール組立ラインで組み付けられて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インナ
ーハンドルのシャフトをカシメ等によりハンドルベース
に固定するときには、治具を用いて作業を行う必要があ
り、組み付けに手間がかかるという問題があった。ま
た、シャフトが単純な丸棒形状の場合には、部品精度の
ばらつき等が原因でハンドルレバーやロックノブがシャ
フトの軸方向にがたつくことがあるという問題もあっ
た。
【0005】さらに、インナーハンドルをアセンブルす
ることなくばらばらの状態で搬入すると、アセンブルし
た状態で搬入する場合に比べて搬入コストが高くなると
いう問題もあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、前記問題を解決
するために本発明は、ドアに固定されたベース部材にシ
ャフトにて回動可能に軸支される操作部材と、該操作部
材を回動方向に付勢するスプリングとを備えた自動車用
ドアハンドル装置において、前記シャフトを前記操作部
材と前記スプリングとに差し込んで仮組みしたハンドル
アセンブリを前記ベース部材にセットした状態で前記シ
ャフトをさらに押し込むことにより前記ハンドルアセン
ブリを前記ベース部材に組み付けるようにしたことを特
徴とするものである。このように、操作部材(例えば、
ハンドル部材、ロックノブ等)とスプリングをシャフト
にて仮組みしてハンドルアセンブリとし、それを組立工
場に搬入した後ベース部材にセットしてシャフトを押す
だけでハンドル装置の組み付けが完了するようにしたの
で、搬入コストの削減と組み付け性の向上を図ることが
できる。
【0007】本発明の自動車用ドアハンドル装置では、
前記シャフトが、前記ハンドルアセンブリの仮組み状態
で前記操作部材に係合する第1係合部と、前記ハンドル
アセンブリのベース部材への組み付け状態で前記操作部
材に係合する第2係合部と、後端部にある操作部と、該
操作部からシャフト先端方向に向かって突出する連結凸
部とを有し、前記ベース部材は前記組み付け状態で前記
シャフトの先端部と前記連結凸部とをそれぞれ受容する
シャフト受容孔を有していてもよい。このように、ハン
ドルアセンブリの仮組み状態ではシャフトの第1係合部
が操作部材に係合することでシャフトの軸方向の抜けが
防止され、ハンドルアセンブリのベース部材への組み付
け状態ではシャフトの第2係合部が操作部材に係合する
ことでシャフトの軸方向の抜けが防止されるとともにシ
ャフトの先端部と連結凸部がベース部材のシャフト受容
孔に受容されることでシャフトの径方向の移動が阻止さ
れるため、カシメなどでシャフトを固定する必要がな
く、ワンタッチでの取り付けが可能となる。また、第1
係合部または第2係合部が操作部材に係合することで、
シャフトの軸方向における操作部材のがたつきをなくす
ことができる。
【0008】また、本発明の自動車用ドアハンドル装置
では、前記操作部材が、操作者によって閉位置から開位
置へと回動操作され、基端部の両側に前記シャフトを挿
通するシャフト挿通孔をそれぞれ有し、該一方のシャフ
ト挿通孔の開口部近傍に係合受部を形成したハンドル部
材と、前記シャフトを挿通する挿通孔を有し、該挿通孔
の内周面には前記シャフトの第1係合部または第2係合
部が係合した状態で前記操作部材の回動操作の範囲内で
移動可能な円弧状の係合溝を形成し、前記ハンドル部材
の係合受部に係合可能でかつ係合した状態で前記係合受
部に対して回動可能な係合部を前記挿通孔の開口部近傍
に設けたロックノブとであり、前記係合受部と前記係合
部とを係合させることにより前記ハンドル部材と前記ロ
ックノブとを連結し、前記スプリングを前記ハンドル部
材のシャフト挿通孔間に配置して、前記シャフトを前記
ハンドル部材、前記スプリングおよび前記ロックノブに
挿通し、前記ロックノブの係合溝に前記シャフトの第1
係合部を係合させることにより仮組みされるようにして
もよい。このように、ハンドル部材とロックノブは係合
部と係合受部との係合により連結され、ロックノブとシ
ャフトは係合溝と第1係合部とが係合した状態で組み合
わされるので、ハンドル部材、ロックノブ、スプリング
およびシャフトが分離することなく仮組み状態を維持で
きる。
【0009】また、本発明の自動車用ドアハンドル装置
では、前記操作部材が、操作者によって閉位置から開位
置へと回動操作され、基端部の両側にシャフト挿通孔を
それぞれ有し、該一方のシャフト挿通孔の内周面に前記
シャフトの第1係合部または第2係合部が係合した状態
で前記回動操作の範囲内で移動可能な円弧状の係合溝を
形成したハンドル部材であり、前記スプリングを前記ハ
ンドル部材のシャフト挿通孔間に配置して、前記シャフ
トを前記ハンドル部材および前記スプリングに挿通し、
前記ハンドル部材の係合溝に前記シャフトの第1係合部
を係合させることにより仮組みされるようにしてもよ
い。このように、ハンドル部材とシャフトは係合溝と第
1係合部とが係合した状態に仮組みされるので、ハンド
ル部材、スプリングおよびシャフトが分離することなく
仮組み状態を維持できる。
【0010】また、本発明の自動車用ドアハンドル装置
では、前記シャフトには軸方向に長い開口孔が形成さ
れ、該開口孔のシャフト先端側の側壁から後端側に向か
って延び、かつ先端部周辺に前記シャフトの外周面より
も外側に突出した前記第1係合部および前記第2係合部
である2つの凸部を形成した腕部を設け、前記シャフト
を前記操作部材に押し込むときに前記第1係合部または
前記第2係合部が前記操作部材または前記ベース部材か
ら押圧力を受けることで前記腕部が前記シャフトの内側
に撓むようにしてもよい。このように腕部が撓むことに
よりシャフトを操作部材に差し込むだけで、シャフトの
第1係合部と操作部材の係合溝との係合および係合解
除、ならびに、シャフトの第2係合部と操作部材の係合
溝との係合が可能となる。
【0011】また、本発明の前記シャフトの腕部の先端
部に、前記第1係合部および第2係合部とは逆方向に突
出した係合解除部を設けてもよい。これにより、係合解
除部を引き上げることで、第1係合部および第2係合部
の係合を簡単に解除してシャフトを操作部材から抜くこ
とができ、故障や破損のときに分解して部品交換を簡単
に行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1
実施形態の自動車用ドアハンドル装置の主要部を構成す
るハンドルアセンブリ10の分解斜視図である。このハ
ンドルアセンブリ10は、ハンドル部材(操作部材)2
0、スプリング12、ロックノブ(操作部材)30およ
びシャフト40からなる。
【0013】ハンドル部材20は、図1,2に示すよう
に、基端部25から細長く突出したハンドル部21と、
ワイヤ取付孔22が形成された板状のワイヤ取付部23
と、側方に突出した円筒部24とが一体成形されてい
る。ハンドル部21は、操作者が手で持って閉位置から
開位置にハンドル部材20を回動操作するためのもので
ある。ワイヤ取付部23と円筒部24は、ハンドル部材
20の基端部25の両側に形成されている。ワイヤ取付
部23には小径のシャフト挿通孔26が形成され、円筒
部24内には大径のシャフト挿通孔27が形成され、各
シャフト挿通孔26,27は同軸上に配置されている。
また、ハンドル部材20は、前記シャフト挿通孔27の
開口部近傍に、円筒部24の端面との間に隙間をもって
形成された鍔状の係合受部28を有している。
【0014】スプリング12は、ハンドル部材20のワ
イヤ取付部23と円筒部24の間であって各シャフト挿
通孔26,27に対応する位置に配置されることにな
る。スプリング12は、ハンドル部材20が閉位置から
開位置へと回動操作されたときにねじられることによ
り、ハンドル部材20を開位置から閉位置へ戻り回動さ
せるための戻り力を付与するものである。
【0015】ロックノブ30は、操作者がドアロック機
構をロックまたはアンロックするために回動操作される
もので、図1,3に示すように、ワイヤ取付孔31が形
成された板状のワイヤ取付部32を有している。ワイヤ
取付部32には、シャフト40を挿通するための挿通孔
33が形成されている。挿通孔33は、ハンドル部材2
0とロックノブ30を連結したときにハンドル部材20
の各シャフト挿通孔26,27と同軸上になるように形
成されている。挿通孔33の内周面には、図3(b)に
示すように、係合溝34が形成されている。係合溝34
は、後述するシャフト40の第2係合部48が係合した
状態でロックノブ30の回動操作の範囲内で移動可能な
ように円弧状に形成されている。また、ロックノブ30
には、挿入孔33の開口部近傍に2つのフック状係合部
35が設けられている。係合部35は、ハンドル部材3
0の係合受部28に係合可能で、かつ係合した状態で前
記係合受部28に対して回動可能になっている。
【0016】シャフト40は、先端部にある小径軸部4
1と、中間部にある大径軸部42と、後端部にある操作
部43と、この操作部43からシャフト先端方向に向か
って突出する連結凸部44とを有し、樹脂材料にて一体
成形されている。図4(a),(b),(c)は、それ
ぞれ角度を変えて描いたシャフト40の側面図である。
シャフト40の先端軸部41には小突起45が形成され
ている。シャフト40の中間軸部42には、軸方向に長
い開口孔46が形成されている。この開口孔46には、
開口孔46のシャフト先端側の側壁から後端側に向かっ
て延び、かつ先端部周辺に中間軸部42の外周面よりも
外側に突出した2つの凸部からなる第1係合部47およ
び第2係合部48が形成された腕部49が設けられてい
る。また、腕部49の先端部には、第1係合部47およ
び第2係合部48とは逆方向に突出した係合解除部50
が設けられている。
【0017】続いて、上述したハンドル部材20、スプ
リング12、ロックノブ30およびシャフト40を仮組
みしてハンドルアセンブリ10を組み立てる手順につい
て図5を参照して説明する。まず、ハンドル部材20の
各シャフト挿入孔26,27間にスプリング12をセッ
トする。ついで、ハンドル部材20の係合受部28にロ
ックノブ30の係合部35を係合させてハンドル部材2
0とロックノブ30とを連結する。そして、シャフト4
0の軸部41,42をロックノブ30側から挿通孔3
3、ハンドル部材20の各シャフト挿通孔26,27お
よびスプリング12に差し込む。このとき、シャフト4
0の第1係合部47がロックノブ30の挿通孔33の縁
部に当接して押し上げらることで腕部49がロックノブ
40の内側に撓むことになる。その結果、シャフト40
の第1係合部47がロックノブ30の挿通孔33の縁部
を乗り越えて挿通孔33内に侵入し、やがて係合溝34
に係合して図5に示す状態になる。これによりハンドル
アセンブリ10の仮組みが完了する。なお、この仮組み
状態では、シャフト先端軸部41の小突起45がハンド
ル部材20のシャフト挿通孔26内周面の凹部(図示せ
ず)に嵌り込むため、シャフト40に対するハンドル部
材20の回動が阻止され、これにより後述するようにハ
ンドルアセンブリ10をベース部材に組み付ける際にハ
ンドル部材20が回動しないので組付け作業が容易にな
る。また、仮組みの順序として、スプリング12のセッ
トは、シャフト挿入前に行えばよく、ハンドル部材20
とロックノブ30を連結した後に行ってもよい。
【0018】このように、ハンドルアセンブリ10で
は、ハンドル部材20とロックノブ30は係合受部28
と係合部35との係合により連結され、ロックノブ30
とシャフト40は係合溝34と第1係合部47とが係合
した状態で組み合わされるので、ハンドル部材20、ロ
ックノブ30、スプリング12およびシャフト40が分
離することなく仮組み状態を維持できる。
【0019】次に、図6,7を参照してハンドルアセン
ブリ10が組み付けられるベース部材60と、その組付
動作について説明する。図6に示すベース部材60は、
ドアモジュール52と一体形成されている。ドアモジュ
ール52は、自動車のドアの内側に固定されるものであ
る。ベース部材60は、ハンドルアセンブリ10を組み
付けたときにハンドル部材20のハンドル部21を収容
する収容凹部61と、ハンドルアセンブリ10を取り付
けるために立設された2つの側壁62,63とを有して
いる。各側壁62,63には、シャフト40の先端軸部
41と連結凸部44を受容するシャフト受容孔64,6
5がそれぞれ形成されている。
【0020】ベース部材60にハンドルアセンブリ10
を組み付けるとき、図7に示すように、ベース部材60
内にハンドルアセンブリ10をセットする。このとき、
図7(a)に示すように、シャフト40の第2係合部4
8がベース部材60の側壁63の端部に当接して押し上
げられて腕部49がシャフト40の内側に撓むことによ
り、第1係合部47と係合溝34との係合が解除され
る。この状態で、シャフト40をさらに押し込むと、図
7(b)に示すように、シャフト先端軸部41および連
結凸部44が各シャフト受容孔64,65にそれぞれ受
容されるとともに第2係合部48が係合溝34に係合す
る。このとき、シャフト40の第1係合部47は、ハン
ドル部材20の係合受部28に形成された逃げ凹部29
(図7(a)参照)に嵌り込むことになる。これによ
り、ハンドル部材20およびロックノブ30がシャフト
40にて回動可能に軸支されたハンドルアセンブリ10
のベース部材60への組付けが完了する。そして、最後
にドアモジュール52に内張りであるドアトリム70を
取り付ける。
【0021】このように、ハンドル部材20、ロックノ
ブ30およびスプリング12をシャフト40にて仮組み
してハンドルアセンブリ10とし、それを組立工場に搬
入した後ベース部材60にセットしてシャフト40を押
すだけでドアハンドル装置の組み付けが完了するように
したので、搬入コストの削減と組み付け性の向上を図れ
る。
【0022】また、ハンドルアセンブリ10の仮組み状
態ではシャフト40の第1係合部47がロックノブ30
の係合溝34に係合することでシャフト40の軸方向の
抜けが防止され、ハンドルアセンブリ10のベース部材
60への組み付け状態ではシャフト40の第2係合部4
8がロックノブ30の係合溝34に係合することでシャ
フト40の軸方向の抜けが防止されるとともにシャフト
40の先端軸部41と連結凸部44がベース部材60の
シャフト受容孔64,65にそれぞれ受容されることで
シャフト40の径方向の移動が阻止されるため、カシメ
などでシャフト40を固定する必要がなく、ワンタッチ
での取り付けが可能となる。また、組み付け完了後は、
第1係合部47および第2係合部48がハンドル部材2
0の逃げ凹部29とロックノブ30の係合溝34にそれ
ぞれ係合することで、シャフト40の軸方向におけるハ
ンドル部材20およびロックノブ30のがたつきをなく
すことができる。
【0023】ところで、ドアロック装置の故障や部品破
損のときには、図7(b)に示す状態からシャフト40
の腕部49先端の係合解除部50をドライバー等の工具
で押し上げることにより、第1係合部47および第2係
合部48の係合が解除され、シャフト40を容易に引き
抜くことができる。これにより、ドアハンドル装置を簡
単に分解でき、ハンドルアセンブリや構成部品の交換を
簡単に行うことができる。
【0024】次に、図8を参照して第2実施形態の自動
車用ドアハンドル装置のハンドルアセンブリ10aにつ
いて説明する。上述したハンドルアセンブリ10では操
作部材がハンドル部材20とロックノブ30の2つであ
ったが、ハンドルアセンブリ10aでは操作部材がハン
ドル部材20aだけであってロックノブ30がなく、他
の構成部品であるスプリング12およびシャフト40は
第1実施形態のハンドルアセンブリ10と同様である。
【0025】したがって、第2実施形態のハンドルアセ
ンブリ10aでは、シャフト40の第1係合部47また
は第2係合部48が係合する係合溝34aがハンドル部
材20aのシャフト挿通孔27の内周面に形成されてい
る。なお、ロックノブ30が存在しないため、ハンドル
部材20aには係合受部28は必要ない。
【0026】この第2実施形態におけるハンドルアセン
ブリ10aの仮組み手順、およびハンドルアセンブリ1
0aのベース部材60への組み付けは、上述した第1実
施形態の自動車用ドアハンドル装置とほぼ同様(ロック
ノブが存在しない点が異なるだけ)であり、第2実施形
態の自動車用ドアハンドル装置によっても前記第1実施
形態の自動車用ドアハンドル装置と同様の効果を得るこ
とができる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の自動車用ドアハンドル装置よれば、操作部材(例え
ば、ハンドル部材、ロックノブ等)とスプリングをシャ
フトにて仮組みしてハンドルアセンブリとし、それを組
立工場に搬入した後ベース部材にセットしてシャフトを
押すだけでドアハンドル装置の組み付けが完了するよう
にしたので、搬入コストの削減と組み付け性の向上を図
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の自動車用ドアハンドル装置の
ハンドルアセンブリの分解斜視図。
【図2】 ハンドル部材の斜視図。
【図3】 ロックノブの両側面図。
【図4】 シャフトの側面図。
【図5】 仮組み状態のハンドルアセンブリの断面図。
【図6】 ベース部材の側面図および平面図。
【図7】 ベース部材に組み付けられたハンドルアセン
ブリの断面図。
【図8】 第2実施形態の自動車用ドアハンドル装置の
仮組み状態にあるハンドルアセンブリの断面図。
【符号の説明】
10,10a…自動車用ドアハンドル装置、12…スプ
リング、20,20a…ハンドル部材(操作部材)、2
6,27…シャフト挿通孔、28…係合受部、30…ロ
ックノブ(操作部材)、33…挿通孔、34,34a…
係合溝、35…係合部、40…シャフト、43…操作
部、44…連結凸部、47…第1係合部、48…第2係
合部、49…腕部、50…係合解除部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアに固定されたベース部材にシャフト
    にて回動可能に軸支される操作部材と、該操作部材を回
    動方向に付勢するスプリングとを備えた自動車用ドアハ
    ンドル装置において、 前記シャフトを前記操作部材と前記スプリングとに差し
    込んで仮組みしたハンドルアセンブリを前記ベース部材
    にセットした状態で前記シャフトをさらに押し込むこと
    により前記ハンドルアセンブリを前記ベース部材に組み
    付けるようにしたことを特徴とする自動車用ドアハンド
    ル装置。
  2. 【請求項2】 前記シャフトは、前記ハンドルアセンブ
    リの仮組み状態で前記操作部材に係合する第1係合部
    と、前記ハンドルアセンブリのベース部材への組み付け
    状態で前記操作部材に係合する第2係合部と、後端部に
    ある操作部と、該操作部からシャフト先端方向に向かっ
    て突出する連結凸部とを有し、 前記ベース部材は前記組み付け状態で前記シャフトの先
    端部と前記連結凸部とをそれぞれ受容するシャフト受容
    孔を有していることを特徴とする請求項1に記載の自動
    車用ドアハンドル装置。
  3. 【請求項3】 前記操作部材は、操作者によって閉位置
    から開位置へと回動操作され、基端部の両側に前記シャ
    フトを挿通するシャフト挿通孔をそれぞれ有し、該一方
    のシャフト挿通孔の開口部近傍に係合受部を形成したハ
    ンドル部材と、 前記シャフトを挿通する挿通孔を有し、該挿通孔の内周
    面には前記シャフトの第1係合部または第2係合部が係
    合した状態で前記操作部材の回動操作の範囲内で移動可
    能な円弧状の係合溝を形成し、前記ハンドル部材の係合
    受部に係合可能でかつ係合した状態で前記係合受部に対
    して回動可能な係合部を前記挿通孔の開口部近傍に設け
    たロックノブとであり、 前記係合受部と前記係合部とを係合させることにより前
    記ハンドル部材と前記ロックノブとを連結し、前記スプ
    リングを前記ハンドル部材のシャフト挿通孔間に配置し
    て、前記シャフトを前記ハンドル部材、前記スプリング
    および前記ロックノブに挿通し、前記ロックノブの係合
    溝に前記シャフトの第1係合部を係合させることにより
    仮組みされるようにしたことを特徴とする請求項2に記
    載の自動車用ドアハンドル装置。
  4. 【請求項4】 前記操作部材は、操作者によって閉位置
    から開位置へと回動操作され、基端部の両側にシャフト
    挿通孔をそれぞれ有し、該一方のシャフト挿通孔の内周
    面に前記シャフトの第1係合部または第2係合部が係合
    した状態で前記回動操作の範囲内で移動可能な円弧状の
    係合溝を形成したハンドル部材であり、 前記スプリングを前記ハンドル部材のシャフト挿通孔間
    に配置して、前記シャフトを前記ハンドル部材および前
    記スプリングに挿通し、前記ハンドル部材の係合溝に前
    記シャフトの第1係合部を係合させることにより仮組み
    されるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の自
    動車用ドアハンドル装置。
  5. 【請求項5】 前記シャフトには軸方向に長い開口孔が
    形成され、該開口孔のシャフト先端側の側壁から後端側
    に向かって延び、かつ先端部周辺に前記シャフトの外周
    面よりも外側に突出した前記第1係合部および前記第2
    係合部である2つの凸部を形成した腕部を設け、前記シ
    ャフトを前記操作部材に押し込むときに前記第1係合部
    または前記第2係合部が前記操作部材または前記ベース
    部材から押圧力を受けることで前記腕部が前記シャフト
    の内側に撓むようにしたことを特徴とする請求項2から
    4のいずれかに記載の自動車用ドアハンドル装置。
  6. 【請求項6】 前記シャフトの腕部の先端部に、前記第
    1係合部および第2係合部とは逆方向に突出した係合解
    除部を設けたことを特徴とする請求項5に記載の自動車
    用ドアハンドル装置。
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