JP2003047847A - 炭化水素油の水素化処理用触媒およびその製造方法 - Google Patents

炭化水素油の水素化処理用触媒およびその製造方法

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JP2003047847A JP2001235234A JP2001235234A JP2003047847A JP 2003047847 A JP2003047847 A JP 2003047847A JP 2001235234 A JP2001235234 A JP 2001235234A JP 2001235234 A JP2001235234 A JP 2001235234A JP 2003047847 A JP2003047847 A JP 2003047847A
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magnesia
silica
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Toshio Yamaguchi
敏男 山口
Yuuki Kanai
勇樹 金井
Eiji Yokozuka
英治 横塚
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硫黄化合物などを含んだ炭化水素油、特に軽
油留分を水素化処理して、芳香族化合物の含有率を低減
させるのに適する硫黄化合物などに対する耐性が高く、
水素化活性が高い性能を十分具備し、且つ、担体の製造
工程を簡略化させた球形触媒およびその製造方法を提供
する。 【解決手段】 マグネシアの含有量が酸化物換算で25
〜50重量%の範囲のシリカ−マグネシア球形担体に活
性成分として周期律表第VIII族貴金属の中から選ばれる
1種以上の貴金属を含有する触媒であって、その製造方
法は、シリカ−マグネシア水和物ゲルに多糖類溶液を加
えて混合し、濃度を調節したペーストを多価金属イオン
溶液中へ滴下して球形ヒドロゲルを形成させ、ついで熟
成して洗浄し、乾燥後焼成した球形担体に周期律表第VI
II族貴金属の中から選ばれる1種以上の貴金属塩溶液を
含浸担持し、乾燥後焼成することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭化水素油中に含
まれる芳香族化合物の水素化処理用触媒に関し、特に炭
化水素油中に含まれている芳香族化合物の水素化処理に
おいて、水素化分解の割合が低く、且つ硫黄化合物など
の耐被毒性に優れ、水素化活性が高い水素化処理用触媒
およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンの燃料油である軽油
は、原油の常圧蒸留によって得られる特定の沸点範囲の
直留軽油留分を水素化脱硫・脱窒素処理を施して得た軽
油留分からなる軽油を主とし、それに減圧蒸留によって
得られる軽油留分をブレンドして調製されている。しか
し、軽油留分は原油中に限られた量しか含まれておら
ず、原油が年々重質化しているため、原油中の直留軽油
留分の量が少なくなる傾向にある。そこで、重質油を分
解あるいは水素化分解・脱硫して軽油留分に転化するこ
とも行われている。また、軽油の需要は、ディーゼルエ
ンジンの増加に伴う需要大といった要因もあり、近い将
来軽油の供給量が不足することが予想される。原油から
得られる直留軽油留分の不足に対処し、軽油の需要大に
応ずる一つの方法は、直留軽油留分にブレンドするブレ
ンド油の生産量を増やすことである。そこで、接触分解
装置から得られる特定の沸点範囲の軽質分解軽油が、軽
油用の新たなブレンド油の原料油として注目されてい
る。しかし、軽質分解軽油は多くの芳香族成分を含有し
ているため、そのままの性状で直留軽油留分にブレンド
すると、芳香族化合物の含有率が増し、ブレンド軽油の
セタン価が大きく低下する。また、ディーゼルエンジン
の排ガス中のパティキュレートは芳香族化合物の一部が
不完全燃焼することによって発生する微細粒子状の大気
汚染物質であって、環境保全の立場から問題となり、燃
料軽油中の芳香族化合物の含有量に関する規格が現在以
上に削減することが法律で規制されることが予想され
る。すでに、スエーデンやアメリカ・カルフォルニア州
では軽油中の芳香族化合物の含有率に対して厳しい規制
が施行されている。
【0003】そこで、軽質分解軽油をブレンド油として
用いるためには、軽質分解軽油を接触水素化処理を施
し、芳香族化合物の含有量を低減することが望ましい。
軽質分解軽油は直留軽油留分に比べて硫黄化合物の含有
量は少ないものの、それらが水素化処理されて生成する
硫化水素が、芳香族化合物の水素化反応を阻害するとと
もに、触媒上の活性点を被毒し、活性劣化を引き起こす
原因になることもあり、軽質分解軽油の水素化処理触媒
の条件としては、芳香族化合物に対する高い水素化活性
と耐硫黄性、ひいては脱硫性能をも有することが重要で
ある。
【0004】水素化触媒の中で第VIII族貴金属をアルミ
ナなどの担体に担持した触媒は、一般に水素化活性が高
く有力な触媒ではあるが、炭化水素油中の硫黄化合物な
どによって被毒を受け、早期に失活してしまうという欠
点がある。この欠点を改善するために、特開昭64−6
6292号公報、特表平8−509999号公報には、
担体中にゼオライトなどを含む触媒を用いて水素化処理
を施す試みが行われている。しかしながら、ゼオライト
は水素化分解反応に対しては高活性な触媒であるが、目
的とする水素化処理において水素化分解反応が同時に起
こる。軽質分解軽油の水素化処理において水素化分解反
応が起こると軽油留分の液収率が減少するため、できる
だけ水素化分解活性を抑制する必要がある。さらに、原
料油中に含まれている高濃度の硫黄化合物などにより触
媒が被毒され依然として芳香族化合物の水素化活性が不
十分である。また、特開平8−283746号公報に
は、ケイ素、マグネシウムを主成分とする結晶性粘土鉱
物からなる触媒を用いて水素化処理を施す試みも行われ
ている。しかし、この方法では水素化分解を抑制し生成
油の収率を高める効果は得られているものの芳香族化合
物の水素化活性は依然として不十分である。水素化処理
用触媒は固定床反応器に充填して用いられるが、一般に
触媒形状としては円筒形のものが用いられている。しか
し、円筒形であるがゆえ触媒を反応器へ均一に充填する
ために種々の方法が取られているが非常に繁雑な工程で
行われているのが現状である。それに対し球形触媒は球
形であるがため反応器への均一な充填や抜き出しが容易
であり、また運転中に反応物質の流れのバイパスを起き
させるいわゆるチャンネリングを抑制することもできる
という利点を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、先に述べた
ような従来の触媒の持つ問題点を解消し、硫黄化合物な
どを含んだ炭化水素油、特に軽油留分を水素化処理し
て、芳香族化合物の含有率を低減させるのに適する硫黄
化合物などに対する耐性が高く、水素化活性が高い性能
を十分具備し、且つ、担体の製造工程を簡略化させた球
形触媒およびその製造方法を提供することにある。本発
明者らは、先に触媒の基体となる無機酸化物の探索を行
った結果として無定形シリカ−マグネシア組成物を見出
し、該組成物に、従来から行われている周期律表第VIII
族貴金属を担持させた触媒の性能について検討を行った
ところ、軽油留分を水素化処理して、芳香族化合物の含
有率を低減させるのに適し、硫黄化合物などに対する耐
性に満足するためには、シリカ−マグネシア組成物にお
ける組成比に好ましい特定範囲が存在し、また活性貴金
属量についても好適な範囲が存在することを見出し、こ
れについて特願平10−356347号で提案したが、
さらに芳香族化合物の含有率を低減すべく鋭意い研究を
進めた結果、本発明に到達したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、先に触媒
の基体となる無機酸化物の探索を行った結果として無定
形シリカ−マグネシア組成物を見出し、該組成物に、従
来から行われている周期律表第VIII族貴金属を担持させ
た触媒の性能について検討を行ったところ、軽油留分を
水素化処理して、芳香族化合物の含有率を低減させるの
に適し、硫黄化合物などに対する耐性に満足するために
は、シリカ−マグネシア組成物における組成比に好まし
い特定範囲が存在し、また活性貴金属量についても好適
な範囲が存在することを見出し、これについて特願平1
0−356347号で提案したが、さらに芳香族化合物
の含有率を低減すべく鋭意い研究を進めた結果、炭化水
素油中の芳香族化合物の含有率を低減させるのに適した
水素化反応活性が高く、硫黄化合物などに対する耐性も
高い触媒およびその製造方法を見出し本発明に到達した
ものである。
【0007】すなわち、本発明とならしめる炭化水素油
の水素化触媒は、組成がシリカ−マグネシアから成り、
マグネシアの含有量が酸化物換算で25〜50重量%の
範囲のシリカ−マグネシア球形担体に活性成分として周
期律表第VIII族貴金属の中から選ばれる1種以上の貴金
属塩溶液を金属元素に換算して0.1〜2重量%担持す
ることを特徴とするものであり、さらに触媒の細孔特性
が水銀圧入法で測定した4nm以上の細孔容積が0.3
〜0.6ml/gの範囲であり、200nm以上の細孔
容積が0.05ml/g以下であり、窒素吸着法により
測定した0.5〜2nmの細孔容積が0.2〜0.3m
l/gの範囲であり、BET法による比表面積が350
2/g以上であることを特徴とする。また、本発明の
炭化水素油中に含む芳香族化合物の水素化触媒の製造方
法は、シリカ−マグネシア水和物がマグネシウム鉱酸溶
液に珪酸アルカリ金属塩溶液を添加してシリカ−マグネ
シア水和物スラリーを生成させる第1の工程と該スラリ
ーにマグネシウム鉱酸溶液と珪酸アルカリ金属塩溶液を
同時に添加する第2の工程とからなり、マグネシアの含
有量が酸化物換算で25〜50重量%含むシリカ−マグ
ネシア水和物ゲルに多糖類溶液を加えて混合し、濃度を
調節したペーストを多価金属イオン溶液中へ滴下して球
形ヒドロゲルを形成させ、ついで熟成して洗浄し、乾燥
後焼成した球形担体に周期律表第VIII族貴金属の中から
選ばれる1種以上の貴金属塩溶液を含浸担持し、乾燥後
焼成することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係るシリカ−マグネシア
から成る組成物と球形担体および活性成分として周期律
表第VIII族貴金属の中から選ばれる2種以上とからなる
水素化処理用触媒は、要約すると以下の工程により製造
される。シリカ−マグネシアから成る組成物でマグネシ
アの含有量が酸化物換算で25〜50重量%含むシリカ
−マグネシア水和物ゲルを製造する加水分解方法として
は、一般的な共沈法、沈着法、ゾルゲル法などの方法で
製造し得るものであるが、その中で特に沈着法と共沈法
とを組み合わせることが望ましい。例えば、第1の工程
の反応として酸化物換算したときにMgOとして25〜
50重量%範囲になる量の塩化マグネシウム水溶液に珪
酸ナトリウム溶液を滴下してシリカ−マグネシア水和物
スラリーを得、次に第2の工程の反応として該スラリー
に酸化物換算したときにMgOとして25〜50重量%
範囲になる量の珪酸ナトリウム水溶液と塩化マグネシウ
ム水溶液とを同時もしくはほぼ同時に滴下して最終的な
シリカ−マグネシア水和物スラリーを得、次いで、濾過
・洗浄し、濾過する方法によってシリカ−マグネシア水
和物ゲルを製造することができる。
【0009】反応の両工程において、40℃以上好まし
くは40〜60℃に加温・保持することが望ましく、第
1の工程の反応と第2の工程の反応で生成したシリカ−
マグネシア水和物スラリーは各工程終了後に熟成するこ
とが望ましい。生成したシリカ−マグネシア水和物粒子
の均一性を向上させるのに効果的であるからである。
【0010】また、第1の工程の反応と第2の工程の反
応で生成させるシリカ−マグネシア水和物の物量比とし
ては、酸化物換算の重量比で2:8〜5:5好ましくは
3:7〜5:5の範囲であり、第2の工程の反応で生成
させるシリカ−マグネシア水和物の物量比を高くすれば
最終的に得られるシリカ−マグネシア粒子は大きくな
り、逆に第1の反応で生成させるシリカ−マグネシア水
和物の物量比を高くすれば最終的に得られるシリカ−マ
グネシア粒子は小さくなる傾向にあり、この範囲外にお
いては本目的の水素化処理用触媒の細孔特性を満足させ
ることが難しいためである。
【0011】本発明のシリカ−マグネシアから成る組成
物において、マグネシアの含有量が酸化物換算で25〜
50重量%の範囲とするのは、この範囲外においてはシ
リカ−マグネシアの持つ固体酸量が減少および/または
固体塩基量が増大することにより、本目的の水素化処理
用触媒として十分な機能が発現できないためではないか
と推測している。
【0012】前記シリカ−マグネシア水和物ゲルを製造
する際に使用するマグネシア原料としては、塩化マグネ
シウム、硫酸マグネシウム、硝酸マグネシウム、酢酸マ
グネシウムなどのマグネシウム鉱酸塩類が挙げられ、シ
リカ原料としては、1号珪酸ナトリウム溶液、2号珪酸
ナトリウム溶液、3号珪酸ナトリウム溶液などの珪酸ア
ルカリ金属塩類が挙げられる。
【0013】次に、前記シリカ−マグネシア水和物ゲル
に多糖類溶液を加えて混合し、濃度を調節したペースト
を多価金属イオン溶液中へ滴下して球形ヒドロゲルを形
成させ、ついで熟成して洗浄し、乾燥後焼成すること
で、シリカ−マグネシア球形担体が得られる。
【0014】本発明においてシリカ−マグネシア水和物
ゲルに添加する多糖類溶液としては、L.M.ペクチ
ン、アルギン酸ナトリウム、カゼイン酸ナトリウムなど
であり、添加量としてはシリカ−マグネシア水和物ゲル
を酸化物換算した重量に対して3倍量以上とすることが
望ましい。3倍量以下の添加量では好適な球形の形状の
物が得られないからである。
【0015】また、該溶液を加え混合したペーストの濃
度をシリカ−マグネシア水和物を酸化物換算で5〜20
重量%の範囲に調節することが望ましい。ペーストの濃
度をシリカ−マグネシア水和物を酸化物換算で5〜20
重量%の範囲にするのは、該溶液を口径一定の滴下口か
ら滴下する際、濃度を5重量%以下にするとペーストの
粘度が低く、逆に20重量%以上にするとペーストの粘
度が高くなり液滴の落下速度を一定に制御しずらくな
り、ひいては、不均一な形状あるいは不揃いな大きさの
球形体が形成されてしまうからである。
【0016】本発明において多価金属イオン溶液として
はカルシウム、アルミニウム、マグネシウム、バリウ
ム、ストロンチウムなどの二価の金属イオンを含む金属
塩の中から選ぶことが望ましく、該溶液の濃度としては
0.5〜3.0重量%の範囲にすることが望ましい。
0.5重量%以下の濃度では好適な球形状ヒドロゲルが
得られず、3.0重量%以上にしても良いが球形状ヒド
ロゲルを得るための更なる効果が得られないからであ
る。
【0017】以上説明した手順で得たシリカ−マグネシ
アのヒドロゲル球は熟成し、水洗し、次いで乾燥後焼成
することでシリカ−マグネシア球形担体を得ることがで
きる。ヒドロゲル球の熟成時間は5分間程度行えば良
く、水洗はヒドロゲル球表面に過剰に付着している二価
の金属イオンを洗い流す程度で良い。また、乾燥はヒド
ロゲル球が均等に乾燥される限り特に問題はなく、効率
性や簡便性の点から80〜120℃範囲の温度で乾燥す
れば良い。さらに、焼成温度は400℃以下では酸化物
状態にならず、700℃以上の温度で焼成するとシリカ
−マグネシア組成物はシンタリングにより、ホルステラ
イトあるいはエンスタタイト構造が形成され著しく比表
面積が減少し本発明の触媒の細孔特性を満足することが
できない。
【0018】次に、シリカ−マグネシア球形担体に周期
律表第VIII族貴金属の中から選ばれる1種以上の貴金属
塩溶液を金属元素に換算して0.1〜2重量%含浸担持
し、乾燥後焼成することで触媒を製造することができ
る。
【0019】本発明の活性成分は周期律表第VIII族貴金
属の中から選ばれるルテニウム、ロジウム、パラジウ
ム、白金などであり、好ましくはパラジウムと白金を組
み合わせて用いることが好適である。また、活性成分の
添加量を触媒重量当り金属元素に換算して0.1〜2重
量%の範囲とするのは、活性成分の添加量が0.1重量
%未満では活性貴金属成分に起因する効果を発現させる
には不十分であり、2重量%を超えても更なる触媒活性
の向上を得ることができないからである。貴金属金属塩
としては、硝酸塩、塩化物、酢酸塩、アンミン錯体など
の水可溶性のものであれば如何なる塩でも良い。
【0020】活性貴金属溶液を担持後の乾燥は球形担体
が均等に乾燥される限り特に問題はなく、効率性や簡便
性の点から80〜120℃範囲の温度で乾燥すれば良
い。また、焼成温度は担持した活性成分が凝集したり、
相変化を起こしたりして、変化を生じることがあるの
で、通常350〜600℃、好ましくは400℃〜50
0の温度範囲で焼成することが好ましい。
【0021】このようにして得られた本発明に係る水素
化処理用触媒の細孔特性は水銀圧入法で測定した4nm
以上の細孔容積が0.3〜0.6ml/gの範囲であ
り、200nm以上の細孔容積が0.05ml/g以下
であり、窒素吸着法により測定した0.5〜2nmの細
孔容積が0.2〜0.3ml/gの範囲であり、BET
法による比表面積が350m2/g以上である。
【0022】触媒の細孔特性が前記範囲下限値以下のと
きは反応物質が触媒粒子内での拡散抵抗が大きくなりす
ぎて細孔内まで侵入できずに、ひいては最終的に得られ
る触媒の水素化活性の効果が得られない。逆に上限値を
超えると反応物質が一度に細孔内に進入し細孔閉塞が生
じ早期に失活する。さらに、触媒の機械的強度が著しく
低下し工業触媒としての特性も失われるからである。工
業触媒担体の機械的強度としては、触媒形状にもよる
が、一般的には1.5mmの球形状のもので0.5kg
/mm以上は必要である。また、窒素吸着BET法で測
定した比表面積を350m2/g以上とするのは、触媒
の有効比表面積が小さくなると細孔内表面積が減少し、
ひいては担持した活性貴金属の分散度が低下し、触媒反
応が効率良く進行しなくなるからである。
【0023】本発明の触媒は炭化水素油中に含まれてい
る芳香族化合物の水素化活性が高く、且つ、硫黄化合物
などの被毒性に優れているのは、特定の細孔構造と高比
表面積を有しているため、目的の反応が効率良く促進す
るためではないかと推定される。
【0024】
【実施例】以下本発明の具体的実施例および比較例を示
して詳細に説明するが、本発明は実施例の範囲に限定さ
れるものでない。また、本発明の細孔特性において、窒
素吸着法により測定した0.5〜2nmの細孔容積はt
プロット法(COLLOID INTERFACE S
CI.,21,405(1966))により求めた。さ
らに、触媒の性能評価した処理油の芳香族成分について
は高速液体クロマトグラフ((株)島津製作所製)で求
め、硫黄分については微量硫黄分析計(三菱化学(株)
製)で求め、窒素分については全窒素分析計(三菱化学
(株)製)で求めた。
【0025】実施例1 (1)加水分解と球形担体の調製:内容積100リット
ルの攪拌機付きステンレス製反応槽に、水25リットル
と塩化マグネシウ2350gに水を加えて溶解したMg
Oとして5.3重量%濃度の塩化マグネシウム溶液を8
750mlを反応槽内に入れ、攪拌しながら、50℃ま
で加温して保持した。次に第1の工程の反応として3号
珪酸ナトリウム溶液1151gに水酸化ナトリウム63
8gと水とを加えSiO2として9.2重量%濃度の珪
酸ナトリウム溶液8750mlを全量滴下し、30分間
熟成してシリカ−マグネシア水和物スラリーを得た。次
に第2の工程の反応として、該スラリーに、前記塩化マ
グネシウム溶液8750mlと前記珪酸ナトリウム溶液
8750mlとを全量ほぼ同時に滴下し、次いで30分
間熟成した。第1の工程の反応と第2の工程の反応で生
成させるシリカ−マグネシア水和物の物量比は5:5で
あった。次に該スラリーをNa2Oとして0.2重量%
以下になるまで濾過−洗浄してMgOとして36.5重
量%含むシリカ−マグネシア水和物ゲルを得た。次に、
前記シリカ−マグネシア水和物ゲル1110g(SiO
2−MgOとして200g)に濃度1.5重量%のアル
ギン酸ナトリウム溶液1000g(SiO2−MgOに
対して5倍量)と水とを加え十分攪拌混合し、SiO2
−MgO固形分濃度として9.6重量%のシリカ−マグ
ネシアペーストを得た。次いで該ペーストを口径2.5
mmの滴下ノズルから濃度1.2重量%の塩化カルシウ
ム溶液を入れた30リットルの攪拌機付きステンレス製
反応層に滴下し、ヒドロゲル球を形成させ、5分間熟成
後ヒドロゲル球を取り出し、水洗し、80℃の温度で乾
燥し、500℃の温度で焼成してシリカ−マグネシア球
形担体aを得た。 (2)触媒の調製:Ptとして5.5重量%含むテトラ
アンミン硝酸白金溶液を5.51gとPdとして4.7
重量%含むテトラアンミン硝酸パラジウム溶液15.0
4gとを混合し、球形担体aの吸水量に見合う液量にな
るように水で液量を調節した含浸液をシリカ−マグネシ
ア球形担体a100gに含浸し、熟成後110℃の温度
で15時間乾燥後、電気炉で500℃にて2時間焼成し
てシリカ−マグネシア球形触媒Aを得た。得られた該触
媒Aについて、水銀圧入法により求めた細孔特性と窒素
ガス吸着により求めた細孔容積と比表面積および触媒組
成について表1に示す。 (3)触媒の性能評価:得られた触媒Aについて、触媒
充填量15mlの固定床流通反応装置を用い、硫黄濃度
414ppm、窒素濃度:37ppm、全芳香族:2
8.6wt%、多環芳香族:2.8wt%、90%留出
温度が367℃の直留軽油を用い、反応条件は反応圧
力:5.0MPa、水素/オイル比:600Nl/l、
LHSV:2.0hr-1、反応温度:320℃で行い、
反応開始から100時間後と300時間後の処理油中の
脱芳香族率および脱硫・脱窒素反応活性を求めた結果を
表2に示す。
【0026】実施例2 (1)加水分解と球形担体の調製:シリカ−マグネシア
水和物を生成させる加水分解において、第1の工程の反
応と第2の工程の反応で生成させるシリカ−マグネシア
水和物の物量比を3:7としたこと以外実施例1−
(1)同様の操作を行ってシリカ−マグネシア球形担体
bを得た。 (2)触媒の調製:(1)で得たシリカ−マグネシア球
形担体bを使用したこと以外は実施例1−(2)と同様
の操作を行って触媒Bを得た。得られた触媒Bについ
て、水銀圧入法により求めた細孔特性と窒素ガス吸着に
より求めた細孔容積と比表面積および触媒組成について
表1に示す。 (3)触媒の性能評価:実施例1−(3)と同様にして
触媒の評価を行い、結果を表2に示す。
【0027】実施例3 (1)加水分解と球形担体の調製:シリカ−マグネシア
水和物を生成させる加水分解において、第1の工程の反
応と第2の工程の反応で反応槽に滴下するSiO2とし
て9.2重量%濃度の珪酸ナトリウム溶液の滴下量をS
iO2として75重量%、50重量%生成するように変
えたこと以外実施例1−(1)と同様の操作を行って、
シリカ−マグネシア球形担体c、dを得た。 (2)触媒の調製:(1)で得たシリカ−マグネシア球
形担体c、dを使用したこと以外は実施例1−(2)と
同様の操作を行って触媒C、Dを得た。得られた触媒
C、Dについて、水銀圧入法により求めた細孔特性と窒
素ガス吸着により求めた細孔容積と比表面積および触媒
組成について表1に示す。 (3)触媒の性能評価:実施例1−(3)と同様にして
触媒の評価を行い、結果を表2に示す。
【0028】実施例4 (1)球形担体の調製:実施例1−(1)で調製したシ
リカ−マグネシア水和物ゲルを使用して、シリカ−マグ
ネシア担体aを得た方法とほぼ同様の方法でシリカ−マ
グネシア球形担体a´を得た。 (2)触媒の調製:(1)で得たシリカ−マグネシア球
形担体a´を使用して、活性貴金属の担持量をPtとし
て0.15重量%−Pdとして0.35重量%、Ptと
して0.6重量%−Pdとして1.40重量%と変えた
こと以外実施例1−(2)と同様の操作を行って触媒
E、Fを得た。得られた触媒E、Fについて、水銀圧入
法により求めた細孔特性と窒素ガス吸着により求めた細
孔容積と比表面積および触媒組成について表1に示す。 (3)触媒の性能評価:実施例1−(3)と同様にして
性能評価を行い、結果を表2に示す。
【0029】比較例1 (1)加水分解と球形担体の調製:シリカ−マグネシア
水和物を生成させる加水分解において、第1の工程の反
応と第2の工程の反応で生成させるシリカ−マグネシア
水和物の物量比を1:9、7:3としたこと以外実施例
1−(1)同様の操作を行ってシリカ−マグネシア球形
担体e、fを得た。 (2)触媒の調製:(1)で得たシリカ−マグネシア球
形担体e、fを使用したこと以外は実施例1−(2)と
同様の操作を行って触媒G、Hを得た。得られた触媒
G、Hについて、水銀圧入法により求めた細孔特性と窒
素ガス吸着により求めた細孔容積と比表面積および触媒
組成について表1に示す。 (3)触媒の性能評価:実施例1−(3)と同様にして
触媒の評価を行い、結果を表2に示す。
【0030】比較例2 (1)球形担体の調製:実施例1−(1)で調製したシ
リカ−マグネシア水和物ゲルを使用して、実施例1−
(1)とほぼ同様の方法で得たシリカ−マグネシア球形
乾燥物を700℃の温度で焼成してシリカ−マグネシア
球形担体gを得た。 (2)触媒の調製:(1)で得たシリカ−マグネシア球
形担体gを使用したこと以外実施例1−(2)と同様の
操作を行って触媒Iを得た。得られた触媒Iについて、
水銀圧入法により求めた細孔特性と窒素ガス吸着により
求めた細孔容積と比表面積および触媒組成について表1
に示す。 (3)触媒の性能評価:実施例1−(3)と同様にして
性能評価を行い、結果を表2に示す。
【0031】比較例3 (1)加水分解と球形担体の調製:シリカ−マグネシア
水和物を生成させる加水分解において、第1の工程の反
応と第2の工程の反応で反応槽に滴下する9.2重量%
濃度の珪酸ナトリウム溶液の滴下量をSiO2として8
5重量%、40重量生成するように変えたこと以外実施
例1−(1)と同様の操作を行って、シリカ−マグネシ
ア球形担体h、iを得た。 (2)触媒の調製:(1)で得たシリカ−マグネシア球
形担体h、iを使用したこと以外は実施例1−(2)と
同様の操作を行って触媒J、Kを得た。得られた触媒
J、Kについて、水銀圧入法により求めた細孔特性と窒
素ガス吸着により求めた細孔容積と比表面積および触媒
組成について表1に示す。 (3)触媒の性能評価:実施例1−(3)と同様にして
触媒の評価を行い、結果を表2に示す。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】表1、表2から明らかなように、実施例1
〜4の触媒A、B、C、D、E、Fは加水分解におい
て、第1の工程の反応と第2の工程で生成させるシリカ
−マグネシア水和物の物量比やシリカ−マグネシア組成
および触媒の活性貴金属量さらに細孔特性や比表面積に
関して、いずれも本発明の範囲を満足するものであり、
高い脱芳香族活性と高い脱硫・脱窒素活性を示すことが
認められる。これに対して、比較例1の触媒Gは加水分
解において、第1の工程の反応と第2の工程で生成させ
るシリカ−マグネシア水和物の物量比を1:9として得
たシリカ−マグネシア水和物ゲルを用いたもので、シリ
カ−マグネシア組成および触媒の活性貴金属量は本発明
の範囲に入るものの、触媒の細孔特性である200nm
以上の細孔容積が大きい触媒であり、初期の脱芳香族活
性および脱硫・脱窒素活性は高いものの早期に失活し、
活性低下が起こることがわかる。次に、比較例1の触媒
Hは加水分解において、第1の工程の反応と第2の工程
で生成させるシリカ−マグネシア水和物の物量比を7:
3として得たシリカ−マグネシア水和物ゲルを用いたも
ので、シリカ−マグネシア組成および触媒の活性貴金属
量は本発明の範囲に入るものの、触媒の細孔特性である
4nm以上の細孔容積、0.5〜2nmの細孔容積小さ
い触媒であり、脱芳香族活性および脱硫・脱窒素活性が
低い値を示している。次いで、比較例2の触媒Iは、7
00℃で焼成したシリカ−マグネシア球形担体を用いた
もので、触媒の活性貴金属量は本発明の範囲に入るもの
の、触媒の細孔特性である4nm以上の細孔容積と0.
5〜2nmの細孔容積および比表面積が小さい触媒であ
り、脱芳香族活性および脱硫・脱窒素活性が低い値を示
している。さらに、比較例3の触媒J、Kは、触媒の活
性貴金属量および細孔特性や比表面積は本発明の範囲に
入るものの、シリカ−マグネシア組成が範囲外の触媒で
あり、脱芳香族活性および脱硫・脱窒素活性が低い値を
示している。また、本発明の触媒は300時間後におい
ても高活性を維持しており、触媒活性の安定性もあるこ
とが明らかである。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば特定のシリカ−マグネシ
ア組成から成る球形担体に周期律表第VIII族貴金属を金
属元素に換算して0.1〜2重量%担持させた特定の細
孔特性を有する触媒は硫黄化合物などを含んだ炭化水素
油中の芳香族化合物を水素化する脱芳香族活性が高く、
硫黄化合物・窒素化合物に対する活性も優れ、且つ、長
時間高活性を維持することもできる。従って、本発明の
触媒を従来の触媒に替えて使用すれば芳香族含有量、硫
黄・窒素含有量の低い軽油を製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10G 45/52 C10G 45/52 (72)発明者 横塚 英治 千葉県市川市中国分3−18−5 住友金属 鉱山株式会社中央研究所内 Fターム(参考) 4G069 AA03 AA08 AA12 BA02A BA02B BA06A BA06B BA15C BA20A BA20B BA29C BB02A BB02B BC69A BC70A BC71A BC72A BC72B BC75A BC75B BD05C CC02 CC05 EA04X EA04Y EB18Y EC03X EC03Y EC06X EC06Y EC07X EC07Y EC18X EC18Y ED03 FA01 FA02 FB05 FB09 FB30 FB61 FC02 FC03 FC08 4H029 CA00 DA00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マグネシアの含有量が酸化物換算で25
    〜50重量%の範囲のシリカ−マグネシア球形担体に活
    性成分として周期律表第VIII族貴金属の中から選ばれる
    1種以上の貴金属塩溶液を金属元素に換算して0.1〜
    2重量%担持してなる炭化水素油の水素化処理用触媒
    で、該触媒の細孔特性が水銀圧入法で測定した4nm以
    上の細孔容積が0.3〜0.6ml/gの範囲であり、
    200nm以上の細孔容積が0.05ml/g以下であ
    り、窒素吸着法により測定した0.5〜2nmの細孔容
    積が0.2〜0.3ml/gの範囲であり、BET法に
    よる比表面積が350m2/g以上であることを特徴と
    する炭化水素油の水素化処理用触媒。
  2. 【請求項2】 シリカ−マグネシア水和物がマグネシウ
    ム鉱酸溶液に珪酸アルカリ金属塩溶液を添加してシリカ
    −マグネシア水和物スラリーを生成させる第1の工程と
    該スラリーにマグネシウム鉱酸溶液と珪酸アルカリ金属
    塩溶液を同時に添加する第2の工程とからなり、マグネ
    シアの含有量が酸化物換算で25〜50重量%含むシリ
    カ−マグネシア水和物ゲルに多糖類溶液を加えて混合
    し、濃度を調節したペーストを多価金属イオン溶液中へ
    滴下して球形ヒドロゲルを形成させ、ついで熟成して洗
    浄し、乾燥後焼成した球形担体に周期律表第VIII族貴金
    属の中から選ばれる1種以上の貴金属塩溶液を含浸担持
    し、乾燥後焼成することを特徴とする請求項1項記載の
    炭化水素油の水素化処理用触媒の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006297313A (ja) * 2005-04-21 2006-11-02 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 軽油の水素化処理触媒の製造方法
KR100732829B1 (ko) * 2005-11-04 2007-06-27 삼성에스디아이 주식회사 유기 전계발광 표시장치

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JP4721759B2 (ja) * 2005-04-21 2011-07-13 独立行政法人産業技術総合研究所 軽油の水素化処理触媒の製造方法
KR100732829B1 (ko) * 2005-11-04 2007-06-27 삼성에스디아이 주식회사 유기 전계발광 표시장치

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