JP2003047225A - ハイブリッド式直流電動機 - Google Patents

ハイブリッド式直流電動機

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JP2003047225A
JP2003047225A JP2001225874A JP2001225874A JP2003047225A JP 2003047225 A JP2003047225 A JP 2003047225A JP 2001225874 A JP2001225874 A JP 2001225874A JP 2001225874 A JP2001225874 A JP 2001225874A JP 2003047225 A JP2003047225 A JP 2003047225A
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Japan
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rotor
tooth
permanent magnet
magnetic poles
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JP2001225874A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Fujita
和弘 藤田
Kaname Egawa
要 江川
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転子に永久磁石を組み合わせたハイブリッド
型可変リラクタンスで高磁力化し、高い回転トルクを得
る。 【解決手段】直流モータ11には固定子用永久磁石19a,
19bが対向配置されている。アーマチャ20のコア22には
ティース22aが形成され、その先端にはティースバー22
bが形成されている。隣り合うティースバー22bの先端
間を連結するように周方向に磁極が変化する回転子用永
久磁石24が配設され、隣り合う回転子用永久磁石24は同
じ極性の磁極が対向配置されている。コイル23は、各テ
ィース22aに右巻きで各々集中巻され、コイル23の通電
時には、所定ティース22aと、該所定ティース22aと回
転軸18を挟んで反対位置となるティース22aとの先端が
異なる極性に磁化する。コイル23の巻端は各コンミ片に
接続されている。ブラシの接続状態はアーマチャ20の回
転とともに各コンミ片へと移動するよう構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流電動機におけ
る回転子にコイルと永久磁石とを備えたハイブリッド式
直流電動機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より開発が進められている低消費電
力で高トルク小型モータは、自動車、OA機器、自販
機、医療・福祉機器分野などで幅広く利用されている。
通常、この種の分野に用いられているモータは、永久磁
石を用いたモータがほとんどで、技術的にかなり成熟し
ている。このため、飛躍的な高効率化、小型高トルク化
は難しい。この小型高トルク化のためにハイブリッド磁
石を利用したモータが知られている。
【0003】本出願人は、電磁石と永久磁石とを固定子
として使用し、高い回転トルクを得られるように構成し
たものを先に提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、先に提案さ
れた構成では、モータの高回転トルク化は、まだ不十分
であった。
【0005】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、回転子に永久磁石を組み合わ
せたハイブリッド型可変リラクタンスで高磁力化し、高
い回転トルクを得ることができるハイブリッド式直流電
動機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、異なる磁極が対向して
設けられた2個の固定子用磁石が備えられている固定子
と、コイルが巻装される複数のティースに、前記各ティ
ースの先端から周方向に延びるようにティースバーが設
けられ、隣り合う前記ティースバーの先端間を連結する
ように、周方向に沿って磁極が変化する回転子用永久磁
石が配設され、隣り合う前記回転子用永久磁石は同じ極
性の磁極が対向するように配置されている回転子とを備
えた。
【0007】この発明によれば、隣り合うティースバー
の間に設けられた回転子用永久磁石の磁力線と、コイル
通電時の磁化による磁力線との方向が同じ方向の場合に
は、磁力線が増加されることに伴って、直流電動機の回
転トルクが向上される。
【0008】請求項2に記載の発明では、異なる磁極が
対向して設けられた2個の固定子用磁石が備えられてい
る固定子と、コイルが巻装され2+4n(nは自然数)
個であるティースに、前記各ティースの先端から周方向
に延びるようにティースバーが設けられ、隣り合う前記
ティースバーの先端間を連結するように、周方向に沿っ
て磁極が変化する回転子用永久磁石が配設され、隣り合
う前記回転子用永久磁石は同じ極性の磁極が対向するよ
うに配置されている回転子とを備えた。
【0009】この発明によれば、請求項1に記載の発明
と同じ作用及び効果を有する。また、ティースの数が2
+4nで構成されることにより、所定ティースと該所定
ティースと回転軸を挟んで反対位置となるティースとの
各ティースバーの先端が対向する回転子用永久磁石の磁
極の極性が逆になる。その為、回転駆動時に、所定ティ
ースの磁化による磁束と、回転子用永久磁石による磁力
線とが、磁化された所定ティースと固定子用磁石との吸
引力を効率よく高めて高回転トルクを発生する。
【0010】請求項3に記載の発明では、異なる磁極が
対向して設けられた2個の固定子用磁石が備えられてい
る固定子と、コイルが集中巻され2+4n(nは自然
数)個であるティースに、前記各ティースの先端から周
方向に延びるようにティースバーが設けられ、隣り合う
前記ティースバーの先端間を連結するように、周方向に
沿って磁極が変化する回転子用永久磁石が配設され、隣
り合う前記回転子用永久磁石は同じ極性の磁極が対向す
るように配置されている回転子とを備えた。
【0011】この発明によれば、請求項1及び請求項2
に記載の発明と同じ作用及び効果を有する。また、各テ
ィースに巻装されるコイルが、集中巻されていることに
より、1個の所定ティースのみに磁極が集中的に発生す
る。集中的に磁極が発生している所定ティースと、その
所定ティースのティースバーの先端に対向している回転
子用永久磁石との磁極の極性が同じ場合には、所定ティ
ースでの磁束が多くなって磁力が強くなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を直流モータに具体
化した実施の形態を図1〜図8に従って説明する。な
お、図2は、直流モータの一部破断模式側面図である。
図1は、図2のA−A線における模式断面図である。ま
た、図1において、後述する回転子用永久磁石の磁極の
極性は、図面の都合によりティースバーに記載してい
る。
【0013】図2に示すように、ハイブリッド式直流電
動機としての直流モータ11は、モータハウジング12
を備え、モータハウジング12は、有底筒状のヨーク1
3とエンドフレーム14とを備えている。ヨーク13の
底部とエンドフレーム14には、各々の中心部に軸受1
5,16が固設されている。ヨーク13とエンドフレー
ム14とで形成される空間には、ロータ(回転子)17
が収容されている。ロータ17の回転軸18は、エンド
フレーム14の貫通孔14aからその先端部を一部突出
させた状態で、両軸受15,16により回転可能に支持
されている。
【0014】直流モータ11は、詳述すると、2極の直
流モータであって、図1、図2に示すように、ヨーク1
3の内周面に、N極及びS極を構成する2個の円弧状に
形成された固定子用永久磁石19a,19bが、アーマ
チャ20を挟んで対向配置されている。なお、本実施の
形態では、各々の固定子用永久磁石19a,19bの両
端とアーマチャ20の中心とを結ぶ直線のなす角度は、
60°となるように構成されている。また、固定子用永
久磁石19a,19bでステータ(固定子)が構成され
ている。
【0015】ロータ17は、回転軸18上に一体的に固
着されたアーマチャ(電機子)20と、コンミテータ
(整流子)21とを有する。アーマチャ20には、図1
に示すように、回転軸18が嵌挿され、回転軸18には
コア22が固着されている。コア22には、その中央部
から放射状に、かつ、等角度間隔に複数(この実施の形
態では6個)のティース22aが延出形成されている。
各ティース22aの先端には、両側方に円弧状に延出す
るティースバー22bが形成されている。なお、本実施
の形態では、隣り合うティース22aの中心線のなす角
度が、60°(=360/6)となるように形成されて
いる。また、図1において、固定子用永久磁石19aと
対向するティース22aを第1ティース22aとして、
時計周り方向の順に、第1〜第6ティース22aとし、
A〜Fの符号で示す。また、隣り合うティース22a間
で形成される空間が、スロット22cを構成し、スロッ
ト22c内には、各ティース22aに巻装されたコイル
23が収容されている。なお、コイル23は、図1にお
いて、各ティース22aの両側方に構成されるスロット
22cの一方にのみ図示し、他方のスロット22cに配
設されるコイル23は、図示を省略している。
【0016】また、隣り合うティースバー22bの先端
間を連結するように、回転子用永久磁石24が複数配設
されている。なお、本実施の形態では、ティース22a
の数が6個で構成されていることにより、回転子用永久
磁石24も6個配設されている。各々の回転子用永久磁
石24は、ティースバー22bの径方向の幅と同じ幅で
円弧状に形成され、隣り合う回転子用永久磁石24は、
同じ磁極の極性が対向するように配置されている。即
ち、1個のティース22aの両ティースバー22bの先
端に対して対向する2個の回転子用永久磁石24の磁極
の極性は、同じ極性となるように構成されている。
【0017】コンミテータ21は、図2に示すように、
ヨーク13の底部側の内部に位置するようにアーマチャ
20の一端に配設され、コンミテータ21には、図3に
示すように、コンミ片26が複数(この実施の形態では
6個)設けられている。なお、本実施の形態では、6個
のコンミ片26が、周方向に60°毎に設けられてお
り、アーマチャ20がブラシ27a,27bに対して6
0°回転するとき、コイル23の電流の向きが変更され
るように構成されている。即ち、アーマチャ20の60
°の回転によって整流が行われる。なお、隣り合うコン
ミ片26の中心線のなす角度は、隣り合うティース22
aの中心線がなす角度(=60°)に設定されるととも
に、コンミ片26の中心線は、各ティース22aの中心
線の延長線と重なるように配置される。なお、図3では
図面の都合上、隣り合うコンミ片26との間に大きな間
隙が描かれている。しかし、実際には、1個のコンミ片
26の径方向に延びる両側壁とアーマチャ20の中心と
を結んだ直線のなす角度は、隣り合うコンミ片どうしの
絶縁状態が確保された状態で、ほぼ60°となるように
構成されている。また、第1ティース22a(A)の中
心線の延長線上に配置されているコンミ片26を第1コ
ンミ片26aとし、時計周り方向の順に、第1コンミ片
26a〜第6コンミ片26fとする。
【0018】ブラシ27a,27bは、図2に示すよう
に、ヨーク13の底部側と開口側を略区画するように配
置された略円環状の台板28に設けられた一対のブラシ
ホルダ29に保持され、コンミテータ21を挟む両側か
らコンミテータ21の外周面に摺接するように付勢され
た状態で配設されている。なお、ブラシ27a,27b
には、図示しない配線およびコネクタを介して直流電流
が給電され、ブラシ27a,27bがコンミ片26に摺
接することで、各ティース22aに巻装された各コイル
23に通電されるように構成されている。また、図3に
示すように、プラスのブラシ27aは、図1に示すN極
の固定子用永久磁石19aの中心位置を0°の位置とし
て、その0°の位置から時計周り方向に135°回転し
た位置に配設され、前記ブラシ27aと対向する位置に
は、マイナスのブラシ27bが配設されている。即ち、
マイナスのブラシ27bは、0°の位置から反時計周り
に45°回転した位置に配設されている。また、各ブラ
シ27a,27bのコンミ片26と当接する内側の両端
とアーマチャ20の中心とを結ぶ直線のなす角度は、3
0°となるように構成されている。なお、図3は、ブラ
シ27a,27bとコンミ片26とティース22aの位
置関係を示す模式断面図である。
【0019】次に、コイル23の巻線状態について説明
する。図4は、コイル23と各ティース22aと各コン
ミ片26との関係を示し、アーマチャ20の中心から放
射状に構成された各ティース22aを直線状に並べた状
態の模式図である。
【0020】図4に示すように、コイル23は、各ティ
ース22aに集中巻されている。詳述すると、右巻きで
第1ティース22a(A)に巻装されたコイル23は、
第4ティース(D)に右巻きで巻装されている。即ち、
第1ティース22a(A)及び第4ティース22a
(D)は、コイル23の巻き方向が同じ方向となるよう
に巻装され、コイル23の通電時に、各ティース22a
の先端側が、異なる極性に磁化するように構成されてい
る。第1ティース22a(A)側の巻端は、第1コンミ
片26aに接続され、第4ティース22a(D)側の巻
端は、第4コンミ片26dに接続されている。同様に、
第2ティース22a(B)に右巻きで巻装されたコイル
23は、第5ティース22a(E)に右巻きで巻装さ
れ、第2ティース22a(B)側の巻端は、第2コンミ
片26bに接続され、第5ティース22a(E)側の巻
端は、第5コンミ片26eに接続されている。第3ティ
ース22a(C)に右巻きで巻装されたコイル23は、
第6ティース22a(F)に右巻きで巻装され、第3テ
ィース22a(C)側の巻端は、第3コンミ片26cに
接続され、第6ティース22a(F)側の巻端は、第6
コンミ片26fに接続されている。従って、第1ティー
ス22a(A)と接続された第1コンミ片26aが、プ
ラスのブラシ27aと当接する際には、第4ティース2
2a(D)と接続された第4コンミ片26dは、マイナ
スのブラシ27bと当接するように構成されている。即
ち、ブラシ27a,27bの接続状態は、アーマチャ2
0の回転とともに、各ティース22a(A)〜22a
(F)と接続された各コンミ片26a〜26fへと移動
するように構成されている。
【0021】次に、前記のように構成された直流モータ
11の作用について、図5〜図8に従って説明する。な
お、図5〜図7において、回転子用永久磁石24の磁極
の極性は、図面の都合によりティースバー22bに記載
している。
【0022】直流モータ11が停止している時は、コイ
ル23には直流電流が給電されない。図5(a)に示す
ように、コイル23の励磁電流が「0」のときは、回転
子用永久磁石24の磁力線は、実線で示すような閉回路
を構成する。
【0023】一方、直流モータ11が駆動される時に
は、直流電流が、ブラシ27a,27b及びコンミテー
タ21を介して、コイル23に給電される。例えば、第
3ティース22a(C)がN極に磁化されると、第1テ
ィース22a(A)及び第5ティース22a(E)の各
ティースバー22bの先端と対向する回転子用永久磁石
24の磁力線は、第6ティース22a(F)から第3テ
ィース22a(C)に向かう磁束の方向と一致する。こ
のことにより、図5(b)に示すように、第6ティース
22a(F)から第3ティース22a(C)に向かう磁
束に集束され、磁束が増加する。
【0024】次に、アーマチャ20のコイル23に流れ
る電流は、ロータ17の回転に伴って切り換わるため、
以下にアーマチャ20が所定角度回転した状態の場合に
ついて説明する。
【0025】図6(a)は、アーマチャ20が回転して
いない状態(回転角度X=0°)を示し、第3コンミ片
26cとブラシ27aとが当接し、第3ティース22a
(C)は、N極に磁化する。そして、第3ティース22
a(C)と回転軸18を挟んで反対位置となる第6ティ
ース22a(F)は、S極に磁化して、図5(b)に示
すように、第6ティース22a(F)から第3ティース
22a(C)に向かう磁束が増加する。その際、第1テ
ィース22a(A)のティースバー22bの先端と対向
する回転子用永久磁石24の磁力線と、第5ティース2
2a(E)のティースバー22bの先端と対向する回転
子用永久磁石24の磁力線とが、第6ティース22a
(F)から第3ティース22a(C)に向かう磁束によ
り曲げられる。
【0026】従って、第3ティース22a(C)の磁極
の極性は、その両ティースバー22bの先端と対向する
回転子用永久磁石24の磁極の極性と同じであることに
より、固定子用永久磁石19bに向かう磁力が強くな
る。同時に、第6ティース22a(F)においても、磁
極の極性は、その両ティースバー22bの先端と対向す
る回転子用永久磁石24の磁極の極性と同じであること
により、固定子用永久磁石19aに向かう磁力が強くな
る。
【0027】即ち、回転子用永久磁石24とコイル23
の磁化による磁力線の方向が一致する場合には、回転子
用永久磁石24による磁力線が、第6ティース22a
(F)から第3ティース22a(C)に向かう磁束に集
束される。このことにより、磁束が多くなって磁力が強
くなり、固定子用永久磁石19a,19bへの吸引力も
強くなる。従って、この磁力が、回転トルクの向上に寄
与するように作用し、時計回り方向への回転駆動力がア
ーマチャ20に作用して、直流モータ11が回転駆動し
始める。
【0028】図6(b)に示すように、アーマチャ20
の回転角度X=10°の場合、第3コンミ片26cとブ
ラシ27aとが完全に当接し、第3ティース22a
(C)はN極に磁化し、第6ティース22a(F)はS
極に磁化した状態である。そして、図6(c)に示すよ
うに、アーマチャ20の回転角度X=30°の場合、第
3コンミ片26cとブラシ27aとの当接が終了し始
め、この回転角度においても、第3ティース22a
(C)はN極に磁化し、第6ティース22a(F)はS
極に磁化した状態である。
【0029】従って、N極に磁化した第3ティース22
a(C)と前記第3ティース22a(C)と対向する回
転子用永久磁石24とが、S極の固定子用永久磁石19
bに吸引される。また、S極に磁化された第6ティース
22a(F)と前記第6ティース22a(F)と対向す
る回転子用永久磁石24とが、N極の固定子用永久磁石
19aに吸引される。
【0030】即ち、アーマチャ20の回転角度が、0°
<X≦30°の場合には、第6ティース22a(F)か
ら第3ティース22a(C)へ向かう磁束が発生する。
その際、第1ティース22a(A)及び第5ティース2
2a(E)の各ティースバー22bが対向する回転子用
永久磁石24の磁力線が曲げられ、第6ティース22a
(F)から第3ティース22a(C)へ向かう磁束に集
束される。このことにより、磁束が多くなって磁力が強
くなり、第3ティース22a(c)は、固定子用永久磁
石19aに吸引される。また、逆に、第6ティース22
a(E)では、S極に磁化された第6ティース22a
(E)と、前記第6ティース22a(E)のティースバ
ー22bの先端と対向する回転子用永久磁石24とが、
固定子用永久磁石19bに吸引される。従って、時計周
り方向への回転駆動力が作用して、直流モータ11は回
転駆動される。
【0031】次に、図6(d)に示すように、アーマチ
ャ20の回転角度X=35°の場合、第2コンミ片26
bとブラシ27aとが当接を開始し、第2ティース22
a(B)が、N極に磁化する。また、第2ティース22
a(B)と回転軸18を挟んで反対位置となる第5ティ
ース22a(E)は、S極に磁化する。即ち、この回転
角度X=35°では、第2ティース22a(B)及び第
3ティース22a(C)が、N極に磁化し、第5ティー
ス22a(E)及び第6ティース22a(F)が、S極
に磁化する。
【0032】従って、第6ティース22a(F)から第
3ティース22a(C)に向かう磁束が発生するととも
に、第5ティース22a(E)から第2ティース22a
(B)に向かう磁束も発生する。その際、第1ティース
22a(A)のティースバー22bの先端と対向する回
転子用永久磁石24の磁力線が曲げられ、第5ティース
22a(E)から第2ティース22a(B)に向かう磁
束に集束される。この集束された磁束は、第2ティース
22a(B)のティースバー22bの先端と対向する回
転子用永久磁石24に向かうとともに、所定量の磁束
は、固定子用永久磁石19bに吸引される方向に作用す
る。
【0033】即ち、所定ティース22aの磁化による極
性と、前記所定ティース22aのティースバー22bの
先端と対向する回転子用永久磁石24との極性とが異な
る場合には、各々の前記極性が同一の場合と比較して、
わずかな量の磁束しか回転トルクの向上に寄与しない。
また、第5ティース22a(E)のティースバー22b
の先端と対向する回転子用永久磁石24の磁力線は、第
6ティース22a(F)から第3ティース22a(C)
に向かう磁束により曲げられ、第6ティース22a
(F)から第3ティース22a(C)に向かう磁束に集
束される。その集束された磁束は、第3ティース22a
(C)のティースバー22bの先端と対向する回転子用
永久磁石24の磁力線とともに、固定子用永久磁石19
bに吸引される方向に作用する。
【0034】図7(a)に示すように、アーマチャ20
の回転角度X=45°の場合、第2コンミ片26bと第
3コンミ片26cとが、ブラシ27aに当接した状態で
あり、アーマチャ20の回転角度X=35°の場合と同
様に、第2ティース22a(B)及び第3ティース22
a(C)は、N極に磁化した状態である。また、第5テ
ィース22a(E)及び第6ティース22a(F)は、
S極に磁化した状態である。そして、図7(b)に示す
ように、回転角度X=55°の場合、第3コンミ片26
cとブラシ27aとの当接が終了間際となり、この回転
角度においても、第2ティース22a(B)及び第3テ
ィース22a(C)は、N極に磁化した状態である。ま
た、第5ティース22a(E)及び第6ティース22a
(F)は、S極に磁化した状態である。
【0035】即ち、アーマチャ20の回転角度が、30
°<X<60°の場合には、第2ティース22a(B)
及び第3ティース22a(C)が同時にN極に磁化され
る。そして、第3ティース22a(C)については、磁
化される極性と、その両ティースバー22bの先端と対
向する回転子用永久磁石24の磁極の極性とが同じであ
ることにより、回転トルクの向上に寄与する。しかし、
第2ティース22a(B)については、磁化される極性
と、その両ティースバー22bの先端と対向する回転子
用永久磁石24の磁極の極性とが異なることにより、わ
ずかな量の磁束しか回転トルクの向上に寄与しない。
【0036】次に、アーマチャ20の回転角度X=60
°の場合には、第3コンミ片26cとブラシ27aとの
当接が完全に終了し、第2コンミ片26bとブラシ27
aとが完全に当接し始める。従って、図7(c)に示す
ように、第2ティース22a(B)のみがN極に磁化
し、第5ティース22a(E)がS極に磁化する。その
際、N極に磁化した第2ティース22a(B)の両ティ
ースバー22bの先端と対向する回転子用永久磁石24
の磁極の極性は、S極であり、S極に磁化した第5ティ
ース22a(E)の両ティースバー22bの先端と対向
する回転子用永久磁石24の磁極の極性は、N極であ
る。即ち、アーマチャ20の回転角度が60°の場合で
は、第2ティース22a(B)に磁化される極性と、そ
の両ティースバー22bの先端と対向する回転子用永久
磁石24の磁極の極性とが異なることにより、わずかな
量の磁束しか回転トルクの向上に寄与しない。従って、
回転角度X=60°の場合では、回転角度が0°≦X<
60°の場合と比較して、回転トルクが小さくなる。な
お、この場合の回転トルクは、従来の回転子用永久磁石
24が配設されない構成とほぼ同じ回転トルクとなるよ
うに設定されている。
【0037】以上より、回転子用永久磁石24の磁力線
と、コイル23の磁化による磁束との方向が一致するよ
うな場合には、前記磁力線が前記磁束に集束されて、磁
束が多くなって磁力が強くなる。また、コイル23の磁
化による所定ティース22aの極性と、前記所定ティー
ス22aのティースバー22bの先端と対向する回転子
用永久磁石24の極性とが同じ場合、即ち、アーマチャ
20の回転角度が、0°≦X<60°、120°≦X<
180°、240°≦X<300°では、図8に示すよ
うに、回転トルクが向上する。逆に、コイル23の磁化
による所定ティース22aの極性と、前記所定ティース
22aのティースバー22bの先端と対向する回転子用
永久磁石24の極性とが異なる場合、即ち、アーマチャ
20の回転角度が、60°≦X<120°、180°≦
X<240°、300°≦X<360°では、回転トル
クは、回転子用永久磁石24が配設されていない従来の
構成の場合とほぼ同一の回転トルクとなる。即ち、アー
マチャ20の60°毎の回転角度に伴って、回転トルク
が変化するが、回転トルクのトータル値は、従来の構成
と比較して大きくなる。
【0038】この実施形態は、以下のような効果を有す
る。 (1)隣り合うティース22aの間に設けられ、かつ、
1個のティース22aの両ティースバー22bの先端
に、同じ磁極の極性が対向するように回転子用永久磁石
24が設けられている。このことにより、回転子用永久
磁石24による磁力線と、コイル23の通電時の磁化に
よる所定ティース22aに発生する磁束との方向が同じ
場合には、所定ティース22aを通り回転トルクに寄与
する磁束が増加され、直流モータ11の回転トルクを向
上させることができる。また、所定ティース22aに磁
化される磁極と、前記所定ティース22aのティースバ
ー22bの先端が対向する回転子用永久磁石24の極性
とが異なる場合においても、従来の回転子用永久磁石2
4が設けられていない構成と比較して、回転トルクはほ
ぼ同じ大きさとなる。従って、回転トルクのトータル値
を従来の構成より大きくすることができる。
【0039】(2)ティース22aの数が2+4n個で
構成されることにより、所定ティース22aと該所定テ
ィース22aと回転軸18を挟んで反対位置となるティ
ース22aとの各ティースバー22bの先端が対向する
回転子用永久磁石24の磁極の極性が逆になる。従っ
て、回転駆動時に、所定ティース22aの磁化による磁
束と、回転子用永久磁石24による磁力線とが、前記所
定ティース22aと固定子用永久磁石19a,19bと
の吸引力を、効率よく高めて高回転トルクを発生するこ
とができる。
【0040】(3)各ティース22aに巻装されるコイ
ル23が、集中巻されていることにより、コイル23の
通電時には、1個の所定ティース22aのみに磁極が集
中的に発生する。集中的に磁極が発生している所定ティ
ース22aと、その所定ティース22aのティースバー
22bの先端に対向している回転子用永久磁石24との
磁極の極性が同じ場合には、所定ティース22aでの磁
束を多くでき、磁力を強くすることができる。
【0041】なお、実施の形態は上記に限らず、例えば
以下のように変更してもよい。 ・ ティース22aの数は6個に限らず、ティース22
aの数が、2+4n(nは自然数)個となるように変更
してもよい。この場合、図9において、ティース22a
の数が、2+4nに該当するのは、図9(c)に示すよ
うにティース22aの数が10個の場合と、図9(e)
に示す14個の場合である。それ以外の図9(a)に示
すティース22aが4個の場合、図9(b)に示す8個
の場合、図9(d)に示す12個の場合は、2+4nに
は該当しない。なお、図9は、ティース22aと回転子
用永久磁石24との関係を模式的に示したものである。
【0042】ティース22aの数が、2+4nに該当す
る場合と、該当しない場合とを比較すると、該当しない
場合には、所定ティース22aと、該所定ティース22
aと回転軸18を挟んで反対位置となるティース22a
との各ティースバー22bの先端が対向する回転子用永
久磁石24の磁極の極性は等しくなる。従って、本実施
の形態のように、N極の固定子用永久磁石19aとS極
の固定子用永久磁石19bとが対向配置されている構成
では、回転子用永久磁石24と固定子用永久磁石19
a,19bとの吸引力による高トルク化が困難となる。
一方、ティース22aの数が、2+4nに該当する場合
には、所定ティース22aの両ティースバー22bの先
端と対向する回転子用永久磁石24の磁極の極性と、前
記所定ティース22aと回転軸18を挟んで反対位置と
なるティース22aの両ティースバー22bの先端と対
向する回転子用永久磁石24の磁極の極性とが異なる。
従って、回転子用永久磁石24と固定子用永久磁石19
a,19bとの間に発生する吸引力を利用することがで
きるため、ティース22aの数が、2+4nに該当する
場合には、高回転トルク化を図ることができる。
【0043】・ 固定子用永久磁石19a,19bは、
その両端とアーマチャ20の中心とを結ぶ直線のなす角
度が60°で形成される構成に限らず、ティース22a
の数の変更にともなって、固定子用永久磁石19a,1
9bの大きさを変更してもよい。
【0044】・ 上記実施の形態において、回転子用磁
石として固定子用永久磁石19a,19bを使用する構
成に限らず、電磁石を使用する構成に変更してもよい。 ・ ティース22aの形状は、適宜変更してもよい。ま
た、ティース22aの形状変更に伴って、回転子用永久
磁石24の形状を変更してもよい。
【0045】・ ハイブリッド式直流電動機は、インナ
ーロータ式に限定されない。アウターロータ式で構成す
ることもできる。次に上記実施の形態から把握できる技
術的思想について、以下に記載する。
【0046】(1)請求項1に記載の発明において、前
記コイルは、前記ティースに集中巻されている。 (2)請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明
において、所定の前記ティースに巻装された前記コイル
の磁化による極性と、所定の前記ティースの前記ティー
スバー先端と対向する前記回転子用永久磁石との極性と
が異なる場合において、前記コイル通電時の回転トルク
は、前記回転子用永久磁石が配設されていない従来の構
成とほぼ等しくなるように設定されている。
【0047】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1〜請求
項3に記載の発明によれば、回転子に永久磁石を組み合
わせたハイブリッド型可変リラクタンスで高磁力化し、
高い回転トルクを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図2のA−A線における模式断面図。
【図2】 直流モータを示す一部破断模式側面図。
【図3】 ブラシとコンミ片とティースとの位置関係を
示す模式断面図。
【図4】 コイルとティースとコンミ片との関係を示す
模式図。
【図5】 (a)はアーマチャ無通電時の磁束線を示す
模式断面図、(b)はアーマチャ通電時の磁束線を示す
模式断面図。
【図6】 アーマチャが所定角度回転した状態を示す模
式断面図。
【図7】 アーマチャが所定角度回転した状態を示す模
式断面図。
【図8】 アーマチャの回転時のトルクと回転角度との
関係を示すグラフ。
【図9】 (c)と(e)とは別例を示す模式図であ
り、それ以外の(a),(b),(d)は比較の為の模
式図である。
【符号の説明】
11…ハイブリッド式直流電動機としての直流モータ、
17…回転子(ロータ)、19a,19b…固定子用磁
石としての固定子用永久磁石、22a…ティース、22
b…ティースバー、23…コイル、24…回転子用永久
磁石。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H002 AA05 AA09 AB07 AE07 AE08 5H622 AA03 CA02 CA07 CB04 CB05 QB02 5H623 AA05 BB07 GG13 GG18 GG22 GG28 HH10 LL13 LL19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】異なる磁極が対向して設けられた2個の固
    定子用磁石が備えられている固定子と、 コイルが巻装される複数のティースに、前記各ティース
    の先端から周方向に延びるようにティースバーが設けら
    れ、隣り合う前記ティースバーの先端間を連結するよう
    に、周方向に沿って磁極が変化する回転子用永久磁石が
    配設され、隣り合う前記回転子用永久磁石は同じ極性の
    磁極が対向するように配置されている回転子とを備えた
    ことを特徴とするハイブリッド式直流電動機。
  2. 【請求項2】異なる磁極が対向して設けられた2個の固
    定子用磁石が備えられている固定子と、 コイルが巻装され2+4n(nは自然数)個であるティ
    ースに、前記各ティースの先端から周方向に延びるよう
    にティースバーが設けられ、隣り合う前記ティースバー
    の先端間を連結するように、周方向に沿って磁極が変化
    する回転子用永久磁石が配設され、隣り合う前記回転子
    用永久磁石は同じ極性の磁極が対向するように配置され
    ている回転子とを備えたことを特徴とするハイブリッド
    式直流電動機。
  3. 【請求項3】異なる磁極が対向して設けられた2個の固
    定子用磁石が備えられている固定子と、 コイルが集中巻され2+4n(nは自然数)個であるテ
    ィースに、前記各ティースの先端から周方向に延びるよ
    うにティースバーが設けられ、隣り合う前記ティースバ
    ーの先端間を連結するように、周方向に沿って磁極が変
    化する回転子用永久磁石が配設され、隣り合う前記回転
    子用永久磁石は同じ極性の磁極が対向するように配置さ
    れている回転子とを備えたことを特徴とするハイブリッ
    ド式直流電動機。
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