JP2001346370A - 直流モータ - Google Patents

直流モータ

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JP2001346370A
JP2001346370A JP2000164857A JP2000164857A JP2001346370A JP 2001346370 A JP2001346370 A JP 2001346370A JP 2000164857 A JP2000164857 A JP 2000164857A JP 2000164857 A JP2000164857 A JP 2000164857A JP 2001346370 A JP2001346370 A JP 2001346370A
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JP
Japan
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armature
commutators
commutator
pole
motor
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JP2000164857A
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English (en)
Inventor
Hajime Shijiki
元 志自岐
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TEKUTORO KK
Original Assignee
TEKUTORO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電機子の磁極が空走するときでも、整流子が
ブラシによって短絡されることがないようにして効率を
向上させる。 【解決手段】 コイル3a,3b,3cを巻回させた3
つの磁極4a,4b,4cを有する電機子4を軸2上に
固定する。電機子4の外側にS極とN極の永久磁石5を
非接触で対向配置する。軸2上の電機子4固定位置とは
別の位置に設けられた円筒部6上に、整流子7を周方向
へ6分割構造として配置する。整流子7と摺接するよう
に一対のブラシ8a,8bを対向配置する。コイル3
a,3b,3cの各巻線を、径方向で対向する整流子7
にそれぞれ位相をずらして接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は3極型の直流モータ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】直流電気エネルギーを機械エネルギーに
変換する回転機械として用いられている直流モータのう
ち、3極型のものは、図3にその一例の概要を示す如
く、ケース1に回転自在に支持させた軸2と、それぞれ
コイル3a,3b,3cを巻回させた3つの磁極4a,
4b,4cを有して上記軸2上に固定した電機子4と、
該電機子4の外側に所要の隙間を保持させるように非接
触に対向配置して上記ケース1の内面に固定したS極と
N極の界磁磁極となる永久磁石5と、上記軸2上の電機
子4固定位置とは異なる位置に設けられた円筒部6上に
周方向へ所要のギャップを隔てて等間隔に配置されて上
記各コイル3a,3b,3cの巻線が接続されるように
した3つの整流子7と、これら整流子7と摺接するよう
に対向配置してケース1側に支持させるようにした一対
の給電用のブラシ8a,8bとを備えた構成として、直
流電流をブラシ8a,8bから整流子7を通してコイル
3a,3b,3cに流すようにすることにより、永久磁
石5と電機子4の磁極4a,4b,4cとの間で反発、
吸着を繰り返し行わせるようにして、電機子4を回転さ
せて軸2を回転させるようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記直流モ
ータの場合、3つのコイル3a,3b,3cの各巻線の
両端が、3つの整流子7のうちの隣接する2つの整流子
7に順次位相をずらして接続するようにしてあるため、
電機子4の回転中に、3つの整流子7のうちの2つの整
流子7がブラシ8a,8bにて順次短絡されることにな
る。
【0004】詳述すると、図4(イ)(ロ)(ハ)
(ニ)(ホ)(ヘ)(ト)(チ)(リ)(ヌ)(ル)
(ヲ)は、電機子4が1回転する間における30度毎の
回転変位の様子を示すもので、たとえば、コイル3aが
巻回されている磁極4aについてみると、進角を0とし
たとき、S極側永久磁石5の中心と磁極4aの中心が3
0度遅れた位置から120度の間(図4(ロ)〜
(ヘ))電流が流れ、S極側永久磁石5に反発、N極側
永久磁石5に吸着することで回転を始め、その後60度
の間(図4(ヘ)〜(チ))空走し、極性が反転して1
20度の間(図4(チ)〜(ヲ))電流が流れ、N極側
永久磁石5に反発、S極側永久磁石5に吸着することで
回転し、更に60度の間(図4(ヲ)〜(ロ))空走し
て元の位置に戻るものであるが、上記60度の空走の間
(図4(ヘ)〜(チ)と(ヲ)〜(ロ))は、コイル3
aの巻線が接続されている2つの整流子7がブラシ8b
と8aによって短絡されるため、コイル3aで発生する
起電力は電流として消費され、このとき、磁極4aには
電機子4の回転を止めようとする制動力が作用すること
になる。
【0005】したがって、表1に示すように、電機子4
が1回転する間に、各磁極4a,4b,4cのうちの2
つの磁極は回転作用を受けるが、この際、残りの1つの
磁極は空走する間に制動作用を受けることになるため、
消費電流が増加すると共に、効率の低下を招く一因とも
なっており、効率改善に限界を来している。
【0006】
【表1】 そこで、本発明は、電機子の磁極が空走するときでも、
整流子がブラシによって短絡されることがないようにし
て、効率の改善を図ることができるようにしようとする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、それぞれコイルを巻回させた3つの磁極
を有して軸上に固定した電機子と、該電機子の外側に非
接触に対向配置した一対の永久磁石と、上記各コイルの
巻線が接続され且つ上記軸上の電機子固定位置とは別位
置の円筒部上に周方向へ所要のギャップを隔てて配置し
た3つの整流子と、該各整流子と摺接するように対向配
置した一対のブラシとを備えた3極型の直流モータにお
いて、上記各整流子を、それぞれ周方向に2分割して全
体として6つの整流子とし、更に、上記各コイルの巻線
を、径方向で対向する整流子にそれぞれ位相をずらして
接続した構成とする。
【0008】整流子が周方向に6分割されていて、各磁
極のコイル巻線が径方向で対向する整流子に接続されて
いることから、磁極が空走するときでも該磁極のコイル
に接続されている整流子はブラシによって短絡されるこ
とがなくて制動作用を受けることがなくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0010】図1は本発明の実施の一形態を示すもの
で、図3に示したと同様に、それぞれコイル3a,3
b,3cを巻回させた3つの磁極4a,4b,4cを有
して軸2に固定した電機子4と、該電機子4の外側に非
接触に対向配置したS極とN極の永久磁石5と、上記コ
イル3a,3b,3cの巻線が接続され且つ上記軸1上
の電機子固定位置とは別の位置の円筒部6上に周方向へ
所要のギャップを隔てて配置した3つの整流子7と、該
各整流子7と摺接するように対向配置した一対の給電用
のブラシ8a,8bとを備えた3極型の直流モータにお
いて、上記各コイル3a,3b,3c毎の整流子7をそ
れぞれ周方向に2分割して、全体として6つの整流子7
を周方向に所要のギャップを隔てて等間隔に配置した構
成とし、更に、上記各コイル3a,3b,3cの巻線の
各端を、径方向で対向する各別の整流子7にそれぞれ位
相をずらして接続した構成とする。
【0011】なお、本実施の形態では、ブラシ8a,8
bの幅及び円筒部6の直径を、図3に示すものよりも大
きく形成してある。その他の構成は図3に示したものと
同じであり、同一部分には同一符号が付してある。
【0012】上記構成とした本発明の直流モータの場
合、整流子7が周方向に6分割配置されていて、径方向
で対向する整流子7を一対一組として、各コイル3a,
3b,3cの巻線の各端がそれぞれ接続してあるため、
各コイル3aに接続された整流子7はブラシ8a,8b
によって短絡されることがなくなる。
【0013】詳述すると、図2(イ)(ロ)(ハ)
(ニ)(ホ)(ヘ)(ト)(チ)(リ)(ヌ)(ル)
(ヲ)は、電機子4が30度刻みで1回転する様子を図
4(イ)(ロ)(ハ)(ニ)(ホ)(ヘ)(ト)(チ)
(リ)(ヌ)(ル)(ヲ)に示す従来例に対応して示す
もので、たとえば、磁極4aについてみると、従来例の
場合と同様に、図2(ヘ)〜(チ)、(ヲ)〜(ロ)に
示す各60度の角度範囲の間では空走することになる。
しかし、コイル3aの巻線が接続されている2つの整流
子7には同時にブラシ8a又は8bが接することがなく
て短絡されることがないため、磁極4aは制動作用を受
けることがない。
【0014】したがって、表2に示すように、電機子4
が1回転する間において、各磁極4a,4b,4cのう
ちの2つの磁極が回転作用を受けているときに、残りの
1つの磁極は空走することになるが、この空走時は制動
ではなく休止していることになるため、従来の直流モー
タに比して大幅に効率の改善を図ることができる。又、
従来の直流モータの場合に比して、ブラシ8a,8bの
幅を大きくしてあることから、空走の休止角を減らして
出力の増大を図ることができる利点もある。
【0015】
【表2】 なお、本発明は上記実施の形態のみに限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々
変更を加え得ることは勿論である。
【0016】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の直流モータに
よれば、それぞれコイルを巻回させた3つの磁極を有し
て軸上に固定した電機子と、該電機子の外側に非接触に
対向配置した一対の永久磁石と、上記各コイルの巻線が
接続され且つ上記軸上の電機子固定位置とは別位置の円
筒部上に周方向へ所要のギャップを隔てて配置した3つ
の整流子と、該各整流子と摺接するように対向配置した
一対のブラシとを備えた構成において、上記各整流子
を、それぞれ周方向に2分割して全体として6つの整流
子とし、更に、上記各コイルの巻線を、径方向で対向す
る整流子にそれぞれ位相をずらして接続した構成として
あるので、磁極が空走するときでも該磁極のコイルに接
続された整流子はブラシによって短絡されることはな
く、このため、制動作用を受けることがないことから、
従来の直流モータに比して大幅に効率を向上させること
ができる、という優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の直流モータの実施の一形態を示す概要
図である。
【図2】本発明の直流モータの作動状態を示すもので、
(イ)(ロ)(ハ)(ニ)(ホ)(ヘ)(ト)(チ)
(リ)(ヌ)(ル)(ヲ)はそれぞれ電機子の30度毎
の回転位置を示す概略図である。
【図3】従来の直流モータの一例を示す概要図である。
【図4】図3に示す直流モータの作動状態を示すもの
で、(イ)(ロ)(ハ)(ニ)(ホ)(ヘ)(ト)
(チ)(リ)(ヌ)(ル)(ヲ)はそれぞれ電機子の3
0度毎の回転位置を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 軸 3a,3b,3c コイル 4 電機子 4a,4b,4c 磁極 5 永久磁石 6 円筒部 7 整流子 8a,8b ブラシ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれコイルを巻回させた3つの磁極
    を有して軸上に固定した電機子と、該電機子の外側に非
    接触に対向配置した一対の永久磁石と、上記各コイルの
    巻線が接続され且つ上記軸上の電機子固定位置とは別位
    置の円筒部上に周方向へ所要のギャップを隔てて配置し
    た3つの整流子と、該各整流子と摺接するように対向配
    置した一対のブラシとを備えた3極型の直流モータにお
    いて、上記各整流子を、それぞれ周方向に2分割して全
    体として6つの整流子とし、更に、上記各コイルの巻線
    を、径方向で対向する整流子にそれぞれ位相をずらして
    接続した構成を有することを特徴とする直流モータ。
JP2000164857A 2000-06-01 2000-06-01 直流モータ Pending JP2001346370A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006211848A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Eishindo:Kk 電気モータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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