JP2006211848A - 電気モータ - Google Patents

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JP2006211848A JP2005022154A JP2005022154A JP2006211848A JP 2006211848 A JP2006211848 A JP 2006211848A JP 2005022154 A JP2005022154 A JP 2005022154A JP 2005022154 A JP2005022154 A JP 2005022154A JP 2006211848 A JP2006211848 A JP 2006211848A
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Abstract

【課題】
磁石の位置を調節して磁石と電機子の距離を変化させることにより、回転軸の回転トルク及び回転スピードを調節することができる電気モータを提供する。
【解決手段】
電気モータ1は、ケース2と、ケース2に回動可能に設けられた回転軸60と、回転軸60に設けられた電機子61及び整流子71と、ケース2に設けられた、整流子71と接触する一対のブラシ53,54と、ケース2に設けられた磁石80,85とを有する。磁石80,85は、ガイド軸81,86の一端83,88側に設けられている。ケース2には、ガイド穴21,31が形成されている。ガイド軸81,86は、ガイド穴21,31に案内され、磁石80,85と電機子61との距離を調節できるようになっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、回転軸の回転トルク及び回転スピードを調節することができる電気モータに関する。
従来の電気モータは、ケースと、前記ケースに回動可能に設けられた回転軸と、前記回転軸に設けられた電機子及び整流子と、前記ケースに設けられた、整流子と接触する一対のブラシと、前記ケースに設けられた2つの磁石とを有する。電機子は、3個の突極を有する電機子コアと、各突極に捲回された電機子コイルとからなる。整流子は、略円筒状に形成され、外周面に3つの導電部が形成されている。前記電機子コイルの端末は、前記整流子の導電部に結線されている。ケースには、回転軸を挟んで対向するようにして配置された極性の異なる2つの磁石が設けられている(例えば、特許文献1)。
特開2001−346370号公報
上記従来の電気モータは、電気が供給されると回転軸が一定方向に回転する。回転軸の回転トルク及び回転スピードを変化させるには、抵抗を備えた操作レバーにより電気の供給量を変えることによって行うことができる。しかし、電気の供給量が一定であるにもかかわらず、回転軸の回転トルク及び回転スピードを変化させることができる電気モータは存在しなかった。
本願発明は、上記問題点に鑑み案出したものであって、磁石の位置を調節して磁石と電機子の距離を変化させることにより、一定の電気供給量であっても、回転軸の回転トルク及び回転軸の回転スピードを調節することができる電気モータを提供することを目的とする。
本願請求項1に係る電気モータは、上記目的を達成するため、ケースと、前記ケースに回動可能に設けられた回転軸と、前記回転軸に設けられた電機子及び整流子と、前記ケースに設けられた、整流子と接触する一対のブラシと、前記ケースに設けられた少なくとも一つの磁石とを有する電気モータであって、前記磁石は、電機子との距離が調節できるようにケースに設けられている。
本願請求項2に係る電気モータは、上記目的を達成するため、前記磁石は、ガイド軸の一端側に設けられており、前記ケースには、前記ガイド軸を前記回転軸側に向かって案内するガイド穴が形成されている。
本願請求項3に係る電気モータは、上記目的を達成するため、前記ガイド軸には、雄ネジ部が形成され、前記ガイド穴には、前記ガイド軸の雄ネジ部を螺合する雌ネジ部が形成されている。
本願請求項4に係る電気モータは、上記目的を達成するため、前記ガイド軸又はガイド穴の一方には、長手方向に延びる案内溝と、案内溝と略直角の方向に形成された係止溝とが設けられ、前記ガイド軸又はガイド穴の他方には、前記案内溝に摺動自在に係合され、係止溝に係止される係止突起が設けられている。
本願請求項5に係る電気モータは、上記目的を達成するため、前記ガイド穴には、前記ガイド軸を回転軸から離間する方向に付勢する弾性部材が設けられている。
本願発明に係る電気モータは、磁石と電機子との距離が調節できるように、磁石がケースに設けられているので、磁石を電機子に近づけると磁力が強まって、回転軸の回転トルクが大きくなり、回転スピードが速くなる。又、当該電気モータは、磁石を電機子から離すと磁力が弱まって、回転軸の回転トルクが小さくなり、回転スピードが遅くなる。このように、本願発明に係る電気モータは、磁石の位置を調節することができ、磁石の位置を調節することにより、回転軸の回転トルク及び回転軸の回転スピードを変化させることができるという効果がある。
本願発明に係る電気モータは、上記効果に加え、前記磁石がガイド軸の一端側に設けられており、前記ケースに、前記ガイド軸を前記回転軸側に向かって案内するガイド穴が形成されているので、ガイド軸をガイド穴に沿って移動させるだけで、簡単に磁石の位置を調節することができるという効果がある。
本願発明に係る電気モータは、上記効果に加え、前記ガイド軸に雄ネジ部が形成され、前記ガイド穴に前記ガイド軸の雄ネジ部を螺合する雌ネジ部が形成されているので、ガイド軸をガイド穴に螺合し、ガイド軸を回転させることにより、磁石の位置を微調節することができるという効果がある。
本願発明に係る電気モータは、上記効果に加え、前記ガイド軸又はガイド穴の一方に、長手方向に延びる案内溝と、案内溝と略直角の方向に形成された係止溝とが設けられ、前記ガイド軸又はガイド穴の他方に、前記案内溝に摺動自在に係合され、係止溝に係止される係止突起が設けられている。前記ガイド軸は、係止突起が案内溝に沿うようにして、ガイド穴で移動させることができ、係止突起を係止溝に係止させることにより、ガイド穴内で磁石の位置決めをすることができるという効果がある。
本願発明に係る電気モータは、上記効果に加え、前記ガイド穴に、前記ガイド軸を回転軸から離間する方向に付勢する弾性部材が設けられている。そのため、ガイド軸は、弾性部材によって回転軸から離間する方向に付勢され、磁石が電機子から離間した位置にあり、磁石の電機子に対する磁力が弱いので、回転軸の回転トルクが小さく、回転スピードが遅くなっている。ガイド軸を、弾性部材の弾性に抗して移動させ、磁石を電機子に接近させると、磁石の電機子に対する磁力が強くなるので、回転軸の回転トルクが大きくなり、回転スピードが速くなる。また、ガイド軸を解放すると、弾性部材によってガイド軸が電機子から離間した位置に移動し、磁石が電機子から離れるので、磁石の電機子に対する磁力が弱くなり、回転軸の回転トルクが小さく、回転スピードが遅くなる。このように、本願発明にかかる電気モータは、弾性部材を利用して、磁石の位置を調節し、回転軸の回転トルク及び回転軸の回転スピードを変化させることができるという効果がある。
本願発明に係る電気モータの実施の形態を図1乃至図6に基づいて説明する。図1は、本願発明に係る電気モータの一つの実施の形態を示す全体斜視図である。図2は、前記電気モータの分解斜視図である。図3は、前記電気モータの平面断面図である。図4乃至図6は、本願発明に係る電気モータの他の実施の形態を示す全体斜視図である。
図1,2に示すように、電気モータ1は、ケース2と、前記ケース2に回動可能に設けられた回転軸60と、前記回転軸60に設けられた電機子61及び整流子71と、前記ケース2に設けられた、整流子71と接触する一対のブラシ53,54と、前記ケース2に
設けられた少なくとも一つの磁石80,85とを有する。前記磁石80,85は、電機子61との距離が調節できるようにケース2に設けられている。
図3に示すように、前記磁石80,85は、ガイド軸81,86の一端83,88側に設けられている。前記ケース2には、前記ガイド軸81,86を前記回転軸60側に向かって案内するガイド穴21,31が形成されている。図4に示すように、前記ガイド軸81,86には、雄ネジ部91,96が形成され、前記ガイド穴21,31には、前記ガイド軸81,86の雄ネジ部91,96を螺合する雌ネジ部27,27が形成されても良い。
また、図5に示すように、前記ガイド軸81,86又はガイド穴21,31の一方には、長手方向に延びる案内溝92,97と、案内溝92,97と略直角の方向に形成された係止溝93a〜93c,98a〜98cとが設けられ、前記ガイド軸81,86又はガイド穴21,31の他方には、前記案内溝92,97に摺動自在に係合され、係止溝93a〜93c,98a〜98cに係止される係止突起28,28が設けられても構わない。さらに又、図6に示すように、前記ガイド穴21,31には、前記ガイド軸81,86を回転軸60から離間する方向に付勢する弾性部材39が設けられているようにすることもできる。
さらに電気モータについて詳細に説明する。図1,2に示すように、電気モータ1は、ケース2を有する。ケース2は、透過性を有する、アクリル樹脂等のプラスチックによって直方体状に形成されている。ケース2は、下面3と、下面3と略平行の上面4と、下面3と略直角の前面5と、下面3と略直角であって、前面5と略平行の後面6と、下面3と略直角の左面8と、下面3と略直角であって、左面8と略平行の右面7とで直方体形状に形成されている。
図2,3に示すように、ケース2は、前面5の略中心であって、前面5と略直角の方向に延びる、断面略円形の収納室11が形成されている。収納室11は、前面5から後面6に向かって形成され、前端が前面5に形成された開口12と連通している。後面6には、収納室11の軸心を中心とする、略円形の軸受け凹部13が形成されている。軸受け凹部13は、収納室11の内径より大きい内径で形成され、内周面15と側面16によって形成されている。側面16には、収納室11の後端と連通する開口18が形成されている。また、ケース2の上面4には、軸受け凹部13と連通する略コ字状の切り欠き凹部19が形成されている。切り欠き凹部19は、ケース2の後面6に形成された開口20と連通している。
図2,3に示すように、ケース2は、右面7の略中心であって、右面7と略直角の方向に延びる、断面略円形のガイド穴21が形成されている。ガイド穴21は、ガイド穴21の軸心が収納室11の軸心に向かうように、収納室11に対して略直角に形成され、一端22が右面7に形成された開口23と連通している。ガイド穴21の他端24には、当接壁25が形成されている。当接壁25の略中心には、透孔26が形成されている。なお、ガイド穴21の他端24は、収納室11に連通しても構わない。
図2,3に示すように、ケース2は、左面8の略中心であって、左面8と略直角の方向に延びる、断面略円形のガイド穴31が形成されている。ガイド穴31は、ガイド穴31の軸心が収納室11の軸心に向かうように、収納室11に対して略直角に形成され、一端32が左面8に形成された開口33と連通している。ガイド穴31の他端34には、当接壁35が形成されている。当接壁35の略中心には、透孔36が形成されている。なお、ガイド穴31の他端34は、収納室11に連通しても構わない。ガイド穴31の軸心は、前記ガイド穴21の軸心と略同一である。
図2,3に示すように、回転軸60は、前部軸受け部材41と後部軸受け部材45に回動可能に軸受けされている。前部軸受け部材41は、円軸状に形成された軸部42と、軸部42の略中心に形成された軸受け孔43と、軸部42の一端に設けられたフランジ44とからなる。前部軸受け部材41は、軸部42がケース2の前面5の開口12から収納室11内に嵌合され、フランジ44がケース2の前面5に当接して、ケース2に取り付けられている。前部軸受け部材41は、軸部42をケース2の収納室11内に接着材により固定して取り付けても構わないが、軸部42の外周面に雄ネジを形成し、収納室11の内周面に雌ネジを形成し、軸部42を収納室11に螺合することにより、ケース2に取り付けても構わない。
図2,3に示すように、後部軸受け部材45は、円形の前面46と円形の後面47と外周面48を有する円軸状に形成され、前面46の略中心に軸受け孔49が設けられている。後部軸受け部材45は、円形の前面46の略中心に収納凹部50が形成されている。後部軸受け部材45の上部には、外周面48から収納凹部50内までに貫通する一対の差込溝51,52が形成されている。差込溝51,52には、導電部材によって形成されたブラシ53,54が差し込まれて固定されている。
ブラシ53,54の上部53b,54bは後部軸受け部材45の外周面48から突出し、ブラシ53,54の下部53a,54aは後部軸受け部材45の収納凹部50内に突出する。図1に示すように、後部軸受け部材45は、前記ブラシ53,54がケース2の切り欠き凹部19内に位置するようにして、ケース2の後面6の軸受け凹部13内に嵌合されて、ケース2に取り付けられている。後部軸受け部材45は、ケース2の軸受け凹部13内に接着材により固定して取り付けても構わないが、ネジ等によりケース2に固定しても構わない。
図2,3に示すように、回転軸60は、両端が前部軸受け部材41の軸受け孔43と後部軸受け部材45の軸受け孔49に回動可能に軸受けされている。回転軸60には、電機子61と整流子71が設けられている。電機子61は、3個の突極62,63,64を有する電機子コア65と、各突極62,63,64に捲回された電機子コイル66とからなる。電機子コア65は、複数の鉄片67が重ね合わされて形成されている。
整流子71は、略円筒状に形成された胴部72と、胴部72の外周面73に形成された3つの導電部75,76,77とからなる。前記電機子コイル66の端末は、整流子71の3つの導電部75,76,77に結線されている。電機子61は、収納室11内に収納され、整流子71は、後部軸受け部材45の収納凹部50内に収納されている。当該整流子71の3つの導電部75,76,77は、回転軸60の回転に伴って、前記ブラシ53,54の下部53a,54aに交互に摺接する。前記電機子コイル66の端末の結線の方法は、既に公知なので説明を省略する。
図2,3に示すように、前記ケース2のガイド穴21には、円筒状のガイド軸81が摺動自在に案内されるようにして取り付けられている。ガイド軸81は、一端83にリング状のストッパー片82が設けられている。ガイド軸81の内部であって一端83側には、磁石80がストッパー片82に当接する位置で取り付けられている。
前記ケース2のガイド穴31には、円筒状のガイド軸86が摺動自在に案内されるようにして取り付けられている。ガイド軸86は、一端88にリング状のストッパー片87が設けられている。ガイド軸86の内部であって一端88側には、磁石85がストッパー片87に当接する位置で取り付けられている。磁石80の極性は、N極であり、磁石85の極性は、S極である。本実施の形態では、ガイド穴21,31が断面円状に形成され、ガ
イド軸81,86が円軸状に形成されているが、ガイド穴21,31が断面矩形状に形成され、ガイド軸81,86が矩形軸状に形成されてもよく、特に形状に限定されるものではない。
電気モータ1は、上記構成を有し、図1、3に示すように、ケース2の右面7に形成されたガイド穴21に、ガイド軸81の一端83が当接壁25に当接するまでガイド軸81を差し込み、同様に、ケース2の左面8に形成されたガイド穴31に、ガイド軸86の一端88が当接壁35に当接するまでガイド軸86を差し込むことによって、作動可能状態となる。電源の陽極とブラシ53の上部53bを結線し、電源の陰極とブラシ54の上部54bを結線すると、電機子コイル66に電流が流れ、突極62〜64がN極とS極に交互に磁化されるので、突極62〜64が磁石80のN極と磁石85のS極によって反発若しくは引き寄せられ、回転軸60が回転する。
電気モータ1は、ガイド軸81の他端84を把持して、ガイド軸81を引き出し、磁石80を電機子61から離間し、同様に、ガイド軸86の他端89を把持して、ガイド軸86を引き出し、磁石85を電機子61から離間する。磁力は、磁石同士の距離に反比例して弱くなるので、磁石80及び85が電機子61から離れれば離れる程、回転軸80の回転トルクが小さくなり、回転スピードが遅くなる。
このように、電気モータ1は、ガイド軸81及びガイド軸86によって、磁石80,85と電機子61との距離を調節することができ、磁石80,85を電機子61に近づけると、回転軸60の回転トルクが大きくなり、回転スピードが速くなる一方、磁石80,85を電機子61から引き離していくと、回転軸60の回転トルクが小さくなり、回転スピードが遅くなる。
上記実施の形態では、磁石80と磁石85の両方で回転軸60が回転する電気モータ1について説明したが、磁石80又は磁石85だけで回転軸60を回転させることができる。即ち、ケース2のガイド穴21にガイド軸81を差し込むことによって、作動可能状態となる。電源の陽極とブラシ53の上部53bを結線し、電源の陰極とブラシ54の上部54bを結線すると、電機子コイル66に電流が流れ、突極62〜64がN極とS極に交互に磁化されるので、突極62〜64が磁石80のN極と反発若しくは引き寄せられ、回転軸60が回転する。この場合も、ガイド軸81によって、磁石80と電機子61との距離を調節することができ、磁石80を電機子61に近づけると、回転軸60の回転トルクが大きくなり、回転スピードが速くなる一方、磁石80を電機子61から引き離していくと、回転軸60の回転トルクが小さくなり、回転スピードが遅くなる。
また、電気モータ1は、ガイド軸81,86をガイド穴21,31に差し込む前に、電源の陽極とブラシ53の上部53bを結線し、電源の陰極とブラシ54の上部54bを結線すると、電機子コイル66に電流が流れ、突極62〜64がN極とS極に磁化される。ガイド軸81とガイド軸86の少なくとも一方をガイド穴21又はガイド穴31に差し込むと、突極62〜64が磁石80のN極又は磁石85のS極によって反発若しくは引き寄せられ、回転軸60が回転する。このように、ガイド軸81,86は、ガイド穴21,31に差し込むことによって、回転軸60が回転を始めるので、始動部材にもなる。ケース2は、透過性を有するプラスチック素材によって形成されているため、回転軸60、電機子61、整流子71等の内部構成と作動状態を確認することができる。
上記電気モータ1は、ケース2のガイド穴21,31にガイド軸81,86を差し込んで、磁石80,85の位置調整を行った。しかし、図4に示すように、ガイド軸81,86に雄ネジ部91,96を形成し、ガイド穴21,31に、ガイド軸81,86の雄ネジ部91,96を螺合する雌ネジ部27,27を形成すれば、ガイド軸81,86の雄ネジ
部91,96をガイド穴21,31の雌ネジ部27,27に螺合することにより、ガイド軸81,86をケース2に取り付けることができる。ガイド軸81,86を一方に回転すれば、磁石80,85が電機子61に近づくので磁力が強くなり、ガイド軸81,86を他方に回転すれば、磁石80,85が電機子61から離れるので磁力が弱くなる。このように、電気モータ1は、ガイド軸81,86に雄ネジ部91,96を形成し、ガイド穴21,31に雌ネジ部27,27を形成すれば、ガイド軸81,86を回転することにより、磁石80,85の位置を微調整することができる。
また、図5に示すように、ガイド軸81,86に、長手方向に延びる案内溝92,97を形成し、さらにガイド軸81,86に、案内溝92,97と略直角の方向に形成された複数の係止溝93a〜93c,98a〜98cを設ける一方、ガイド穴21,31に、前記案内溝92,97に摺動自在に係合し、係止溝93a〜93c,98a〜98cに係止される係止突起28,28を設ければ、ガイド軸81,86の案内溝92,97をガイド穴21,31の係止突起28,28に摺動自在に係合することにより、ガイド軸81,86をケース2に取り付けることができる。ガイド軸81,86の係止溝93c,98cを、ガイド穴21,31の係止突起28,28に係止すれば、磁石80,85が電機子61に近づくので磁力が強くなる。ガイド軸81,86の係止溝93a,98aを、ガイド穴21,31の係止突起28,28に係止すれば、磁石80,85が電機子61から離れるので磁力が弱くなる。
このように、電気モータ1は、ガイド軸81,86に案内溝92,97と複数の係止溝93a〜93c,98a〜98cを設け、ガイド穴21,31に係止突起28,28を設ければ、ガイド軸81,86の係止溝93a〜93cのいずれかと,係止溝98a〜98cのいずれかをガイド穴21,31の係止突起28,28に係止することにより、磁石80,85の位置を調整することができる。
また、図6に示すように、ガイド穴21,31内にバネ(弾性部材)39,39を設けても良い。バネ(弾性部材)39,39は、当接壁25,35とストッパー片82,87間に介装されることになり、ガイド軸81,86を回転軸60から離間する方向に付勢する。電気モータ1は、バネ(弾性部材)39,39によって、ガイド軸81,86が回転軸60から離間する方向に付勢されているので、磁石80,85が電機子61から離れ、磁力が弱くなっている。
ガイド軸81,86をバネ(弾性部材)39,39の弾性に抗してガイド穴21,31内に押し込むと、磁石80,85が電機子61に近づくので磁力が強くなる。ガイド軸81,86の押し込みを解除すると、バネ(弾性部材)39,39の弾性により、磁石80,85が電機子61から離れるので磁力が弱くなる。このように、電気モータ1は、バネ(弾性部材)39,39により、ガイド軸81,86が回転軸60から離間する方向に付勢されており、バネ(弾性部材)39,39によって磁石80,85の位置を調整することができる。
電気モータ1は、磁石80,85と電機子61との距離が調節できるように、磁石80,85がケース2に設けられているので、磁石80,85を電機子61に近づけると磁力が強まって、回転軸60の回転トルクが大きくなり、回転スピードが速くなる。又、当該電気モータ1は、磁石80,85を電機子61から離すと磁力が弱まって、回転軸60の回転トルクが小さくなり、回転スピードが遅くなる。このように、電気モータ1は、磁石80,85の位置を調節することができ、磁石80,85の位置を調節することにより、回転軸60の回転トルク及び回転軸60の回転スピードを変化させることができる。
電気モータ1は、前記磁石80,85がガイド軸81,86の一端83,88側に設け
られており、前記ケース2に、前記ガイド軸81,86を前記回転軸60側に向かって案内するガイド穴21,31が形成されているので、ガイド軸81,86をガイド穴21,31に沿って移動させるだけで、簡単に磁石80,85の位置を調節することができる。
電気モータ1は、前記ガイド軸81,86に雄ネジ部91,96が形成され、前記ガイド穴21,31に前記ガイド軸81,86の雄ネジ部91,96を螺合する雌ネジ部27,27が形成されているので、ガイド軸81,86をガイド穴21,31に螺合し、ガイド軸81,86を回転させることのより、磁石80,85の位置を微調節することができる。
電気モータ1は、前記ガイド軸81,86又はガイド穴21,31の一方に、長手方向に延びる案内溝92,97と、案内溝92,97と略直角の方向に形成された係止溝93a〜93c,98a〜98cとが設けられ、前記ガイド軸81,86又はガイド穴21,31の他方に、前記案内溝92,97に摺動自在に係合され、係止溝93a〜93c,98a〜98cに係止される係止突起28,28が設けられている。前記ガイド軸81,86は、係止突起28,28が案内溝92,97に沿うようにして、ガイド穴21,31で移動させることができ、係止突起28,28を係止溝93a〜93c,98a〜98cに係止させることにより、ガイド穴21,31内で位置決めすることができる。
電気モータ1は、前記ガイド穴21,31に、前記ガイド軸81,86を回転軸60から離間する方向に付勢する弾性部材39,39が設けられている。そのため、ガイド軸81,86は、弾性部材39,39によって、磁石80,85が電機子61から離間した位置にあり、磁石80,85の電機子61に対する磁力が弱いので、回転軸60の回転トルクが小さく、回転スピードが遅くなっている。
電気モータ1は、ガイド軸81,86を、弾性部材39,39の弾性に抗して移動させ、磁石80,85を電機子61に接近させると、磁石80,85の電機子61に対する磁力が強くなるので、回転軸60の回転トルクが大きくなり、回転スピードが速くなる。また、ガイド軸81,86を解放すると、弾性部材39,39によって、磁石80,85が電機子61から離間した位置に移動し、磁石80,85の電機子61に対する磁力が弱くなり、回転軸60の回転トルクが小さく、回転スピードが遅くなる。このように、電気モータ1は、弾性部材39,39を利用して、磁石80,85の位置を調節し、回転軸60の回転トルク及び回転軸60の回転スピードを変化させることができる。
電気モータ1は、上記したように、磁石80,85を備えたガイド軸81,86をケース2に着脱自在に取り付けることができる。磁力の強い磁石80,85を備えたガイド軸81,86をケース2に取り付けると、回転軸60の回転トルクが大きく、回転軸60の回転スピードが速い電気モータ1にすることができる。逆に、磁力の弱い磁石80,85を備えたガイド軸81,86をケース2に取り付けると、回転軸60の回転トルクが小さく、回転軸60の回転スピードが遅い電気モータ1にすることができる。このように、電気モータ1は、使用者・購入者の要望に応じて、磁石80,85を交換することにより、性能の異なる仕様に変更することができる。
また、上記電気モータ1は、発電モータとして利用することができる。回転軸60の一端を前部軸受け部材41又は後部軸受け部材45から突出させ、図5に示すように、回転軸60の突出部68にローラ69を取り付ける。ブラシ53の上部53bとブラシ54の上部54bを、図示しない電線を介して蓄電池に接続する。ローラ69を回転させると、回転軸60が回転し、電機子コイル66に電流が発生するので、図示しない蓄電池が充電される。この時発生する起電力は、磁石80,85と電機子61との距離に反比例し、磁石80,85と電機子61との距離が近いと大きくなり、磁石80,85と電機子61と
の距離が離れていると小さくなる。
上述したように、電気モータ1は、磁石80,85と電機子61との距離を調節することができるので、充電する場合には、磁石80,85を電機子61に近づけておくと、起電力が大きくなり、蓄電池の充電量が増大する。一方、この充電された蓄電池を利用して回転軸60を回転させる場合には、磁石80,85を電機子61から離しておくと、少ない電力で回転軸60を回転させることができ、消費電力を小さく押さえることができる。このように、電気モータ1は、蓄電池を充電する場合には、磁石80,85を電機子61に近づけておいて充電量を大きくし、蓄電池を放電する場合には、磁石80,85を電機子61から離して消費電力を小さくすることができる。
さらに電気モータの他の実施の形態について説明する。図7,8に示すように、電気モータ101は、ケース102を有する。ケース102は、透過性を有する、アクリル樹脂等のプラスチックによって形成されている。ケース102は、円筒状の周壁103と、周壁103の上部開放を塞ぐ上壁105とからなる。上壁105の略中心には、軸受け孔106が形成されている。
周壁103の両側には、対向してガイド筒107,108が設けられている。ガイド筒107,108は、ガイド筒107,108の軸心が周壁103内の中心に向かうようにして、周壁103に略直角に設けられている。周壁103の下端外側には、一対のガイド片109,109が突設されている。前記ケース102は、円盤状の基盤110に回動可能に取り付けられる。円盤状の基盤110は、電池ボックス111の上部に固定して取り付けられている。基盤110の上面118周縁には、前記周壁103のガイド片109,109を摺動自在に案内する略L字状のガイド突起112が形成されている。ガイド突起112には、前記周壁103のガイド片109,109を挿通する切り欠き113,113が形成されている。基盤110は、上面118略中央に軸受け穴115が形成され、軸受け穴115を挟んで両側に、導電部材によって形成されたブラシ116,117が固定されている。
前記した上壁105の軸受け孔106と基盤110の軸受け穴115には、回転軸60が回動可能に軸受けされている。回転軸60は、上述したとおりなので、説明を省略する。整流子71の3つの導電部75,76,77は、回転軸60の回転に伴って、前記ブラシ116,117に交互に摺接する。前記ケース102のガイド筒107のガイド穴119には、円筒状のガイド軸121が摺動自在に案内されるようにして取り付けられている。ガイド軸121は、内部であって一端122側に、磁石123が取り付けられている。
前記ケース102のガイド筒108のガイド穴120には、円筒状のガイド軸125が摺動自在に案内されるようにして取り付けられている。ガイド軸125は、内部であって一端126側に、磁石127が取り付けられている。磁石123の極性は、N極であり、磁石127の極性は、S極である。
電気モータ101は、上記構成を有し、図8に示すように、ケース102のガイド筒107のガイド穴119内に、ガイド軸121の一端122側が差し込まれ、同様に、ケース102のガイド筒108のガイド穴120内に、ガイド軸125の一端126側が差し込まれ、作動可能状態となっている。電池ボックス111のスイッチ114をONにすると、電機子コイル66に電流が流れ、突極62〜64がN極とS極に交互に磁化されるので、突極62〜64が磁石123のN極と磁石127のS極によって反発若しくは引き寄せられ、回転軸60が一方向に回転する。
基盤110に対してケース102を略180度回転させると、固定された位置にあるブ
ラシ116,117に対して、磁石123,127の位置が略180度切り替わるため、回転軸60が他方向に回転する。このように、電気モータ101は、電機子コイル66に流れる電流の向きを変えるのではなく、ケース102を回転させるだけで、回転軸60の回転方向を変えることができる。
本願発明に係る電気モータの一つの実施の形態を示す全体斜視図である。 前記電気モータの分解斜視図である。 前記電気モータの平面断面図である。 本願発明に係る電気モータの他の実施の形態を示す全体斜視図である。 本願発明に係る電気モータの他の実施の形態を示す全体斜視図である。 本願発明に係る電気モータの他の実施の形態を示す全体斜視図である。 本願発明に係る電気モータの他の実施の形態を示す全体斜視図である。 図7の電気モータの正面断面図である。
符号の説明
1 電気モータ
2 ケース
3 下面
4 上面
5 前面
6 後面
7 右面
8 左面
11 収納室
12 開口
13 軸受け凹部
15 内周面
16 側面
18 開口
19 切り欠き凹部
20 開口
21 ガイド穴
22 一端
23 開口
24 他端
25 当接壁
26 透孔
27 雌ネジ部
28 係止突起
31 ガイド穴
32 一端
33 開口
34 他端
35 当接壁
36 透孔
39 バネ部材(弾性部材)
41 前部軸受け部材
42 軸部
43 軸受け孔
44 フランジ
45 後部軸受け部材
46 前面
47 後面
48 外周面
49 軸受け孔
50 収納凹部
51 差込溝
52 差込溝
53 ブラシ
53a 下部
53b 上部
54 ブラシ
54a 下部
54b 上部
60 回転軸
61 電機子
62 突極
63 突極
64 突極
65 電機子コア
66 電機子コイル
67 鉄片
68 突出部
69 ローラ
71 整流子
72 胴部
73 外周面
75 導電部
76 導電部
77 導電部
80 磁石
81 ガイド軸
82 ストッパー片
83 一端
84 他端
85 磁石
86 ガイド軸
87 ストッパー片
88 一端
89 他端
91 雄ネジ部
92 案内溝
93a 係止溝
93b 係止溝
93c 係止溝
96 雄ネジ部
97 案内溝
98a 係止溝
98b 係止溝
98c 係止溝
101 電気モータ
102 ケース
103 周壁
105 上壁
106 軸受け孔
107 ガイド筒
108 ガイド筒
109 ガイド片
110 基盤
111 電池ボックス
112 ガイド突起
113 切り欠き
114 スイッチ
115 軸受け穴
116 ブラシ
117 ブラシ
118 上面
119 ガイド穴
120 ガイド穴
121 ガイド軸
122 一端
123 磁石
125 ガイド軸
126 一端
127 磁石

Claims (5)

  1. ケースと、
    前記ケースに回動可能に設けられた回転軸と、
    前記回転軸に設けられた電機子及び整流子と、
    前記ケースに設けられた、整流子と接触する一対のブラシと、
    前記ケースに設けられた少なくとも一つの磁石と、
    を有する電気モータであって、
    前記磁石は、電機子との距離が調節できるようにケースに設けられていることを特徴とする電気モータ。
  2. 前記磁石は、ガイド軸の一端側に設けられており、
    前記ケースには、前記ガイド軸を前記回転軸側に向かって案内するガイド穴が形成されていることを特徴とする請求項1記載の電気モータ。
  3. 前記ガイド軸には、雄ネジ部が形成され、
    前記ガイド穴には、前記ガイド軸の雄ネジ部を螺合する雌ネジ部が形成されていることを特徴とする請求項2記載の電気モータ。
  4. 前記ガイド軸又はガイド穴の一方には、長手方向に延びる案内溝と、案内溝と略直角の方向に形成された係止溝とが設けられ、
    前記ガイド軸又はガイド穴の他方には、前記案内溝に摺動自在に係合され、係止溝に係止される係止突起が設けられていることを特徴とする請求項2記載の電気モータ。
  5. 前記ガイド穴には、前記ガイド軸を回転軸から離間する方向に付勢する弾性部材が設けられていることを特徴とする請求項2記載の電気モータ。
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