JP2003045750A - 導電性高分子をコーティングした金属酸化物電気化学擬似キャパシタの電極及びその製造方法 - Google Patents

導電性高分子をコーティングした金属酸化物電気化学擬似キャパシタの電極及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い性能を有する、導電性高分子をコーティ
ングした金属酸化物電気化学擬似キャパシタの電極及び
その製造方法を提供する。 【解決手段】 電極は集電体及び集電体上にコーティン
グされた活物質を有する。活物質は金属酸化物を含み、
その表面に導電性高分子がコーティングされている。上
述した電極の複数、電解質及び電極間にこれらの間の接
触を防止するために挿入されるセパレーターを含む金属
酸化物電気化学擬似キャパシタは、高い電気伝導度を有
する導電性高分子がコーティングされた電極を採用する
ことにより、電気エネルギーの貯蔵能力が向上し、等価
直列抵抗が減少して高出力性能が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は導電性高分子をコー
ティングした金属酸化物電気化学擬似キャパシタの電極
及びその製造方法に関するものであり、金属酸化物電極
に高い電気伝導度を有する導電性高分子をコーティング
することにより、品質を向上させた電極及びその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属酸化物電気化学擬似キャパシタは、
リチウム二次電池、電気二重層キャパシタ(EDLC)
及び導電性高分子キャパシタとは異なる分野に属する技
術である。
【0003】金属酸化物電気化学擬似キャパシタは、電
気化学的特性上、多くの電気エネルギーを速い時間内に
充電し速い時間の間に放電することができるなどキャパ
シタの特性を示すと言う点で、EDLC及び導電性高分
子キャパシタと類似する側面があり、電極の活物質とし
て金属酸化物を使用すると言う点で、リチウム二次電池
と類似する側面がある。
【0004】金属酸化物電気化学擬似キャパシタをより
詳細に説明すると、次の通りである。スーパキャパシタ
又はウルトラキャパシタはキャパシタの1種であり、既
存のアルミニウムフォイルを電極に使用するアルミニウ
ム電解コンデンサと比較すると、単位体積に数十倍から
数千倍以上の電気エネルギーを貯蔵できる。このような
ウルトラキャパシタは代表的な技術として、EDLC、
金属酸化物電気化学擬似キャパシタ及び導電性高分子キ
ャパシタの三つを含む。このうちで、EDLCは技術的
そして商業的に最も優位性を達成している。活性炭のよ
うに表面積の広い物質を電極の活物質として用いる。電
極物質の表面と電解質が相接するところに形成される電
気二重層現象をエネルギー貯蔵の基本原理にしている。
【0005】金属酸化物電気化学擬似キャパシタは、基
本的なエネルギー貯蔵原理が電池のような金属酸化物で
発生する電気化学反応である。ただ、リチウム二次電池
と異なる点は一般的な電池とキャパシタの電気化学的特
性の差異だけである。即ち、電池は充放電による電圧と
時間の特性曲線が一定な電圧で平坦面(plateau)を示
す反面、金属酸化物電気化学擬似キャパシタは直線を示
す。
【0006】擬似キャパシタと称する理由は以下の通り
である。キャパシタの特性はEDLCやアルミニウム電
解コンデンサのように電気二重層の形成によって得られ
るが、電気化学反応によって得ることは難しい。しか
し、一部の金属酸化物は電池の特性ではなくキャパシタ
の特性を示す。即ち、エネルギー貯蔵と関連した反応は
電池と類似するが、特性は電池ではなくキャパシタの特
性を示す。この観点から、‘偽者又は類似’の意味で擬
似(pseudo)と言う用語が適用される。
【0007】金属酸化物電気化学擬似キャパシタとリチ
ウム二次電池の比較は次の通りである。前記したように
リチウム二次電池は、使用する電極が金属酸化物である
と言う点、エネルギーを貯蔵する反応機構が電気化学反
応であると言う点で類似性を有する。しかし、リチウム
二次電池と金属酸化物電気化学擬似キャパシタは電圧−
電流−時間のパラメータを考慮すると全く異なる電気化
学的特性を示す。一つの例として、リチウム二次電池の
電流−電圧特性曲線は、いろいろなピークを示す形態で
あるが、金属酸化物電気化学擬似キャパシタは四角形に
近い形態を示す。
【0008】EDLC及び導電性高分子キャパシタとの
比較は次の通りである。前述したように、EDLCとは
電気化学的特性の側面で同一である。電流−電圧特性曲
線及び充放電による電圧−時間曲線が全て同一である。
しかし、エネルギー貯蔵による反応機構が全く異なり、
使用する活物質も炭素と金属酸化物として相異する。導
電性高分子キャパシタも電気化学的特性は同一である
が、電極の物質として導電性高分子を使用すると言う側
面で金属酸化物電気化学擬似キャパシタとは全く異な
る。
【0009】一般的な金属酸化物電気化学擬似キャパシ
タは、電極の活物質として金属酸化物を使用する。この
ような活物質は高い電気伝導度を有することが要求され
るが、電気伝導度が低い場合にはキャパシタの等価直列
抵抗(equivalent series resistance;ESR)が高ま
って高出力性能が下がり、電極にある活物質の活用度が
低くなってエネルギー密度が小さくなる。これにより、
通常は導電剤としてカーボンを混合する。活物質とカー
ボンを基本物質にし、アルコール、水などのような溶媒
及びバインダーを混合してスラリーを製造し、これを集
電体にコーティングして電極を製造することになる。
【0010】しかし、導電性カーボンを混合して電極を
製造する従来の方式は、カーボン間の連続的な接触が集
電体から電極の各部分まで続けて維持されなければ優れ
た効果を発揮できない。これは活物質である金属酸化物
と導電性カーボンの混合方式および両者の分散度により
決定されるが、これを常に同一であるように維持するこ
とが難しい。
【0011】擬似キャパシタを発現させる電気化学反応
は、三種類の反応物が同時に出合う所で起こる。三種類
の反応物とは、電解質中に存在する活性イオン(workin
g ion)、電気化学反応に参与する電子、そして触媒の
役割を果す活物質の表面である。このような条件が満足
される所は、活性点(active site)と言う。活性点の
形成と言う観点から、カーボンと活物質の分散度はキャ
パシタの性能と密接した関係を有する。活物質と導電性
カーボンを混合してキャパシタ電極を製造する場合、こ
の二つ物質の混合条件によってカーボンと活物質の分散
度に大きな差異が生ずる。一番理想的な形態は、カーボ
ンと集電体とが広い面積で密着しており、カーボン間の
接触は切れることなくチェーン形態で連続的に連結され
ていなければならない。また、カーボンチェーンは活物
質の表面と可能な限り広い面積で接触していなければな
らない。
【0012】このような電極の構成で、カーボンは集電
体から始まる電子の流れを活物質まで繋ぐ役割を有し、
電子が活物質で発生する電気化学反応に参与するように
する。従って、活物質とカーボンの分散度がよくない場
合、活性点の減少によるエネルギー密度の減少だけでな
く、カーボン間の連結不良によるキャパシタ抵抗の増加
のために、高出力での特性が低下する問題が発生する。
【0013】また、分散度が高く、カーボン間の連結チ
ェーンが電極内部でよく発達している場合でも、カーボ
ン連結チェーンを形成するカーボン粒子間の境界面、即
ち粒界を、電子が過ぎていくことにより生ずる抵抗は、
完全に除去することができない。従って、電極性能の分
散度による依存性及びカーボンチェーンによる抵抗をさ
らに減少させることができる方法が要求されている。
【0014】一方、導電性高分子でコーティングされた
電極を使用したリチウム二次電池が以下のように報告さ
れている。 F. Coustier, D.B. Le, S. Passerini and
W.H.Smyrl, "High Surface Area V2O5 as Host Materia
l for Lithium Intercalation", in the Proceedings o
f the Symposium on Electrode Materials and Process
es for Energy Conversion and Storage IV, J. McBree
n, S. Mukerjee andS. Srinivasan, Editors, The Elec
trochemical Society Proceedings Series,PV97-13, Pe
nnington, NJ(1997) を参照のこと。しかし、その原理
がリチウム二次電池と相異した金属酸化物電気化学擬似
キャパシタでの応用は前例がない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、既存
の金属酸化物電極に高い電気伝導度を有する導電性高分
子をコーティングすることにより、電極が発現できる固
有キャパシタンス(specific capacitance)を増加させ
ることができる電極を提供するものである。
【0016】本発明の他の目的は、前記した電極を含む
ことにより、電気エネルギーの貯蔵能力が向上し、等価
直列抵抗を減らして高出力性能を向上させることができ
るキャパシタを提供するものである。
【0017】本発明のまた他の目的は、前記した電極を
容易に製造する方法を提供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために本発明では、集電体及び前記集電体上にコーティ
ングされた活物質を有し、前記活物質は金属酸化物を含
み、その表面に導電性高分子がコーティングされている
金属酸化物電気化学擬似キャパシタの電極を提供する。
【0019】特に、前記導電性高分子がポリピロール、
ポリアニリン及びポリチオフェンより成る群から選択さ
れた少なくとも一つが望ましく適用される。
【0020】また、前記集電体上に導電剤がさらにコー
ティングされていることが望ましく、さらに望ましくは
導電剤としてカーボンを使用する。そして、前記活物質
が主成分として二酸化マンガンを含むことが望ましく、
さらに望ましくは非晶質二酸化マンガンを含む。
【0021】前記した本発明の他の目的を達成するため
に本発明では、複数の電極、電解質、及び前記電極間に
これらの間の接触を防止するために挿入されるセパレー
ターを含む金属酸化物電気化学擬似キャパシタを提供す
る。電極は集電体及び前記集電体上にコーティングされ
た活物質を有する。活物質は金属酸化物を含み、その表
面に導電性高分子がコーティングされている。
【0022】前記電解質としては、塩化カリウム(KC
l)、硫酸カリウム(K2SO4)、塩化リチウム(Li
Cl)、硫酸リチウム(Li2SO4)、塩化ナトリウム
(NaCl)及び硫酸ナトリウム(Na2SO4)からな
る群より選択される少なくとも1種が好適に使用され
る。
【0023】前記した本発明のまた他の目的は、集電体
上に活物質をコーティングする段階と、導電性高分子の
モノマー及び溶媒を混合して混合物を製造する段階と、
製造された混合物に添加剤を添加する段階と、得られた
混合物に前記活物質がコーティングされた集電体を浸漬
する段階と、前記モノマーを重合させ、前記活物質がコ
ーティングされた集電体上に導電性高分子をコーティン
グする段階とを含むことを特徴とする金属酸化物電気化
学擬似キャパシタの電極の製造方法により達成される。
【0024】前記溶媒としては、蒸留水、PC(プロピ
レンカーボネート)及びAcN(アセトニトリル)など
を使用することができ、前記添加剤としては、パラトル
エンスルホン酸ナトリウム塩及びTEATFB(テトラ
エチルアンモニウムテトラフルオロボレート、(CH3
CH24NBF4)などを望ましく使用することができ
る。
【0025】前記重合は電気化学反応により実施するこ
とができるが、この場合0.1〜10mA/cm2の電流
密度を1分〜24時間維持することにより実施すること
ができ、0.5〜1.0Vの電圧を1分〜24時間維持
することにより実施することができる。
【0026】前記重合は酸化剤を添加することにより実
施することもできるが、この場合酸化剤として硫酸アン
モニウムを望ましく使用することができる。
【0027】前記した本発明のまた他の目的は、活物質
が分散された第1溶液を製造する段階と、導電性高分子
のモノマー、溶媒及び添加剤が混合された第2溶液を製
造する段階と、前記第1溶液及び第2溶液を混合し攪拌
する段階と、得られた混合物に酸化剤を添加して前記モ
ノマーを重合させ、導電性高分子がコーティングされた
活物質を製造する段階と、前記導電性高分子がコーティ
ングされた混合物を集電体上にコーティングする段階と
を含むことを特徴とする金属酸化物電気化学擬似キャパ
シタの電極の製造方法によっても達成される。
【0028】本発明は、既存の金属酸化物電気化学擬似
キャパシタの電極表面、又は金属酸化物粉末の表面に導
電性高分子をコーティングすることによりキャパシタの
重要な性能であるESRを減少させて高出力性能(high
power performance)を向上させ、電気化学反応が起る
活性点を増加させエネルギー密度を増加させるようにし
たものである。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。
【0030】本発明は活物質又は活物質とカーボンをバ
インダーと溶媒を用いて集電体上にコーティングするこ
とにより製作した電極に、導電性高分子を化学的又は電
気化学的方法などを用いてコーティングすることを基本
とする。導電性高分子自体は高い電気伝導度を示す性質
を有している。活物質とカーボンの分散度がよくない電
極に、このような導電性高分子を塗布したとき、カーボ
ンチェーンと断絶された活物質の表面を連結することに
より、活性点の個数を増加させエネルギー密度を増加さ
せることができる。
【0031】また、カーボン間の連結により得られるカ
ーボンチェーンの断絶部位を連結することにより、キャ
パシタの全抵抗を低くする効果を得ることができる。活
物質とカーボンの分散度がよい場合にも、粒子間の連結
部位に導電性高分子を塗布することによって、粒界での
抵抗を減らす効果を得ることができ、電子が接触する活
物質の表面積を増加させることができるので、エネルギ
ー密度を増加させる効果を得ることができる。
【0032】導電性高分子を活物質又は活物質とカーボ
ンとの混合物から構成された電極上にコーティングする
方法としては、例えば、上述したように化学的コーティ
ング、電気化学的コーティングなどを使用することがで
きる。化学的コーティングは、導電性高分子を構成する
単位であるモノマーを活物質粒子が分散されている溶媒
に混合し、その状態で酸化剤を使用して重合反応を進行
させることにより活物質粒子の表面に導電性高分子を形
成するようにする方法と、活物質又は活物質とカーボン
との混合物がコーティングされた電極を導電性高分子の
モノマーが溶けている溶液に浸漬した後、酸化剤を使用
して重合反応を進行させ、電極表面に導電性高分子を形
成させる方法である。
【0033】電気化学的コーティングは、活物質又は活
物質とカーボンとの混合物がコーティングされた電極を
導電性高分子のモノマーが溶けている溶液に浸漬した
後、電源を用いて、一定電圧又は一定電流を印加するこ
とにより電気化学的にモノマーを酸化させ、電極の表面
に導電性高分子を形成するようにする方法である。
【0034】電気化学的コーティングと化学的コーティ
ングの差異は、前記したようにモノマーを酸化させ重合
反応を進行するとき、モノマーを酸化させる方法にあ
る。しかし、両方の方法において、重合反応は電極と電
解質が接している全ての部分で起る。
【0035】以下、図面を参照して金属酸化物電気化学
擬似キャパシタの電極の製造方法をより詳細に説明す
る。
【0036】まず、予め製作された金属酸化物電気化学
擬似キャパシタ電極上に導電性高分子をコーティングし
て、本発明による電極を製造できるが、化学反応または
電気化学反応を用いる二つの方法のうち一方を使用する
ことができる。次に、電極を製造する前に予め活物質上
に化学反応により導電性高分子をコーティングし、これ
を使用して電極を製造する方法がある。代表的なこの三
つの方法について詳細に説明する。
【0037】まず、電気化学反応を用いて電極上に導電
性高分子をコーティングする方法は次の通りである。
【0038】非晶質二酸化マンガンのような金属酸化物
の活物質と導電性カーボンのような導電剤を適切な重量
比で混合した後、これをバインダー及び溶媒と混合して
スラリーを製造する。製造されたスラリーをチタンフォ
イルのような集電体上にコーティングし、乾燥すること
により電極を製造する。
【0039】蒸留水、PC、AcNのような溶媒にピロ
ールモノマー、アニリンモノマー、チオフェンモノマー
のような導電性高分子のモノマーを添加して完全に混合
するまで攪拌する。完全に混合された溶液にドーパント
であるパラトルエンスルホン酸ナトリウム塩またはTE
ATFB(テトラエチルアンモニウムテトラフルオロボ
レート、(CH3CH24NBF4)を濃度が約0.1M
になるように添加して完全に溶解するように攪拌する。
【0040】前記溶液に、金属酸化物電気化学擬似キャ
パシタの電極を浸漬して、電極の内部まで溶液が浸透で
きるように十分な時間の間に維持する。
【0041】十分な時間、溶液に浸漬された電極に対し
て、0.1〜10mA/cm2の電流密度を1分〜24時
間維持する定電流法(constant current method)又は
基準電極であるAg/AgCl電極に対して0.5〜
1.0Vの電圧を1分〜24時間維持する定電圧法(co
nstant voltage method)によって重合反応を開始す
る。
【0042】重合反応を完了した電極は蒸留水、PC、
AcNを用いて数回洗浄し、常温で十分に乾燥して導電
性高分子がコーティングされた電極を製造する。
【0043】次に、化学反応を用いて電極上に導電性高
分子をコーティングする方法は次の通りである。
【0044】非晶質二酸化マンガンのような金属酸化物
の活物質と導電性カーボンのような導電剤を適切な重量
比に混合した後、これをバインダー及び溶媒と混合して
スラリーを製造する。製造されたスラリーをチタンフォ
イルのような集電体上にコーティングし、乾燥すること
により電極を製造する。
【0045】蒸留水、PC、AcNのような溶媒にピロ
ールモノマー、アニリンモノマー、チオフェンモノマー
のような導電性高分子のモノマーを添加して完全に混合
するまで攪拌する。完全に混合された溶液にドーパント
であるパラトルエンスルホン酸ナトリウム塩又はTEA
TFBを濃度が約0.1Mになるように添加して完全に
溶解するように攪拌する。
【0046】前記溶液に金属酸化物電気化学擬似キャパ
シタの電極を浸漬して、電極の内部まで溶液が浸透する
ように十分な時間の間維持する。
【0047】電極が浸漬されている前記溶液内で、導電
性高分子のモノマーを重合するために酸化剤である硫酸
アンモニウム水溶液を添加し、約5時間以上攪拌して重
合反応させる。重合反応が完了した電極を、蒸留水、P
C、AcNなどで数回洗浄した後、常温で十分に乾燥さ
せて導電性高分子がコーティングされた電極を製造す
る。
【0048】第三に、活物質の表面上に導電性高分子を
コーティングする方法は次の通りである。
【0049】まず、蒸留水、PC、AcNのような溶媒
にピロールモノマー、アニリンモノマー、チオフェンモ
ノマーのような導電性高分子のモノマーを添加して完全
に混合するまで攪拌する。完全に混合された溶液にドー
パントであるパラトルエンスルホン酸ナトリウム塩又は
TEATFBを添加して完全に溶解するように攪拌す
る。
【0050】次に、活物質として使用される非晶質二酸
化マンガンなどのような金属酸化物を蒸留水に添加して
十分に分散するように攪拌する。
【0051】前記2つの溶液を互いに混合した後、十分
な時間攪拌する。十分な攪拌の後に導電性高分子のモノ
マーを重合するために酸化剤である1.0Mの硫酸アン
モニウム水溶液を添加し、約5時間攪拌して重合反応さ
せ、活物質の表面に導電性高分子をコーティングする。
【0052】重合反応が終った粉末は濾過し、蒸留水を
用いて数回洗浄した後、常温で乾燥する。
【0053】以下、図面を参照して本発明の具体的な実
施形態をより詳細に説明する。
【0054】〈実施例1〉非晶質二酸化マンガンと導電
性カーボンを重量比で8:2に混合した後、15重量%
のPVdFを溶かしたNMP溶液と混合してスラリーを
製造した。製造されたスラリーを3×3cmの大きさの
集電体であるチタンフォイル上にコーティングした後、
乾燥器で完全に乾かして電極を製造した。
【0055】0.3Mの濃度を有するようにピロールモ
ノマーをPC溶液に完全に混合させた溶液を用意した。
得られた溶液に添加剤として使用されるパラトルエンス
ルホン酸ナトリウム塩を濃度が約0.1Mになるように
混合した後、完全に溶解するように攪拌した。
【0056】この溶液に用意された金属酸化物電気化学
擬似キャパシタの電極を浸漬して、電極の内部まで溶液
が浸透するように十分な時間の間に維持した。
【0057】十分な時間の間に溶液に漬けた電極に対し
て、電流密度を0.5mA/cm2に固定し、電流印加時
間10分の間に維持させる定電流法で重合反応させた。
重合反応が完了した電極をPC溶液で数回洗浄し、常温
で十分に乾燥して導電性高分子がコーティングされた電
極を製造し、これの性能を測定した。
【0058】図1に、前記方法により製作された電極に
対して1.0Mの塩化カリウム水溶液を電解質として、
対向電極に白金、基準電極に塩化銀(Ag/AgCl)
電極を使用して電流−電圧特性曲線(cyclic voltammog
rams、CV)を測定した結果を示した。理想的なキャパ
シタが示す四角形の電流−電圧特性曲線ではないが、四
角形に非常に近い形状を示しており、350F/gの高
い固有キャパシタンス値を示すことを確認できた。
【0059】〈実施例2〉実施例1と同一な方法により
実施し、ピロールモノマーをPC溶液に混合させる代わ
りに蒸留水溶液に混合させ、重合反応が完了した電極を
PC溶液の代わりに蒸留水で洗浄して導電性高分子がコ
ーティングされた電極を製造した。
【0060】〈実施例3〉実施例1と同一な方法により
実施し、ピロールモノマーをPC溶液に混合させる代わ
りにAcN溶液に混合させ、重合反応が完了した電極を
PC溶液の代わりにAcNで洗浄して導電性高分子がコ
ーティングされた電極を製造した。
【0061】次の表1には実施例1、2及び3の方法に
より、導電性高分子のコーティング時に異なる溶液を使
用して製造された電極の固有キャパシタンス値を示す。
表1から分かるように、導電性高分子を電気化学的にコ
ーティングするときAcN溶液を使用した場合に、最も
高い固有キャパシタンス値が得られる。
【0062】
【表1】 〈実施例4〉実施例3と同一な方法により実施し、添加
剤としてパラトルエンスルホン酸ナトリウム塩の代わり
にTEATFBを使用して導電性高分子がコーティング
された電極を製造した。
【0063】次の表2には実施例3及び実施例4によ
り、添加剤をパラトルエンスルホン酸ナトリウム塩又は
TEATFBに変化させて製造された電極の固有キャパ
シタンス値を示す。表2から添加剤がTEATFBであ
る場合にパラトルエンスルホン酸ナトリウムを使用した
場合より高い固有キャパシタンス値を得ることができる
ことが分かる。
【0064】
【表2】 〈実施例5〜9〉実施例4と同一な方法により実施し、
添加剤に使用されるTEATFBの濃度を0.1Mの代
わりに0.01M(実施例5)、0.05M(実施例
6)、0.5M(実施例7)、1.0M(実施例8)お
よび2.0M(実施例9)として導電性高分子がコーテ
ィングされた電極を製造した。
【0065】図2は実施例4〜9の方法により、異なる
濃度の添加剤を使用して製造された電極の固有キャパシ
タンス値を示す。図2から分かるように0.1M以上の
添加剤を添加した場合には、固有キャパシタンス値の変
化量が大きくない。
【0066】〈実施例10〉実施例4と同一な方法によ
り実施し、ピロールモノマーの代わりにアニリンモノマ
ーを使用して導電性高分子コーティングされた電極を製
造した。
【0067】〈実施例11〉実施例4と同一な方法によ
り実施し、ピロールモノマーの代わりにチオフェンモノ
マーを使用して導電性高分子がコーティングされた電極
を製造した。
【0068】次の表3には実施例4、10及び11の方
法により、異なる種類の導電性高分子がコーティングさ
れた電気化学擬似キャパシタ電極の固有キャパシタンス
値を示す。表3から分かるように、導電性高分子がポリ
ピロールである場合に一番大きな固有キャパシタンス値
が得られる。
【0069】
【表3】 〈実施例12〉実施例4と同一な方法により実施し、
0.5mA/cm2の電流密度を10分間印加する代わり
に、0.1mA/cm2の電流密度を60分間印加する定
電流法により重合反応を実施して導電性高分子がコーテ
ィングされた電極を製造した。
【0070】〈実施例13〉実施例12と同一な方法に
より実施し、電流密度を0.1mA/cm2の代わりに1
mA/cm2とし、定電流法により重合反応を実施して導
電性高分子がコーティングされた電極を製造した。
【0071】〈実施例14〉実施例12と同一な方法に
より実施し、電流密度を0.1mA/cm2の代わりに5
mA/cm2とし、定電流法により重合反応を実施して導
電性高分子がコーティングされた電極を製造した。
【0072】〈実施例15〉実施例12と同一な方法に
より実施し、電流密度を0.1mA/cm2の代わりに1
0mA/cm2とし、定電流法により重合反応を実施して
導電性高分子がコーティングされた電極を製造した。
【0073】前記実施例12〜15により製造された電
極を用いて1M塩化カリウム(KCl)水溶液で測定し
た固有キャパシタンス値を測定してこれを図3に示し
た。図3から、印加された電流密度が1.0mA/cm2
であるとき、一番大きな固有キャパシタンス値が得られ
ることが分かる。
【0074】〈実施例16〉実施例13と同一な方法に
より実施し、電流印加時間を60分の代わりに1分間と
し、定電流法により重合反応を実施して導電性高分子が
コーティングされた電極を製造した。
【0075】〈実施例17〉実施例13と同一な方法に
より実施し、電流印加時間を60分の代わりに5分間と
し、定電流法により重合反応を実施して導電性高分子が
コーティングされた電極を製造した。
【0076】〈実施例18〉実施例13と同一な方法に
より実施し、電流印加時間を60分の代わりに10分間
とし、定電流法により重合反応を実施して導電性高分子
がコーティングされた電極を製造した。
【0077】〈実施例19〉実施例13と同一な方法に
より実施し、電流印加時間を60分の代わりに30分間
とし、定電流法により重合反応を実施して導電性高分子
がコーティングされた電極を製造した。
【0078】〈実施例20〉実施例13と同一な方法に
より実施し、電流印加時間を60分の代わりに120分
間とし、定電流法により重合反応を実施して導電性高分
子がコーティングされた電極を製造した。
【0079】〈実施例21〉実施例13と同一な方法に
より実施し、電流印加時間を60分の代わりに240分
間とし、定電流法により重合反応を実施して導電性高分
子がコーティングされた電極を製造した。
【0080】図4は実施例13、16〜21により、電
流密度を1.0mA/cm2に固定し、電流印加時間を変
化させて得られた電極を用いて、1M塩化カリウム(K
Cl)水溶液で測定した固有キャパシタンス値を示す。
図4から、電流を30分間印加した電極で一番大きな固
有キャパシタンス値が得られることが分かる。
【0081】図5は実施例19により1.0mA/cm2
の電流密度を30分間印加して得られた電極に対して、
Ag/AgClに対するCVを測定した結果である。図
面から理想的なキャパシタの特性である四角形の電流−
電圧特性曲線が得られることが分かる。
【0082】〈実施例22〉実施例19と同一な方法に
より実施して、導電性高分子がコーティングされた電極
を製造した。製作された電極を含む電気化学擬似キャパ
シタの性能を測定するために電解質の塩として塩化カリ
ウム(KCl)の代わりに硫酸カリウム(K 2SO4)を
使用した。
【0083】〈実施例23〉実施例22と同一な方法に
より実施して、硫酸カリウム(K2SO4)の代わりに塩
化リチウム(LiCl)を使用した。
【0084】〈実施例24〉実施例22と同一な方法に
より実施して、硫酸カリウム(K2SO4)の代わりに硫
酸リチウム(Li2SO4)を使用した。
【0085】〈実施例25〉実施例22と同一な方法に
より実施して、硫酸カリウム(K2SO4)の代わりに塩
化ナトリウム(NaCl)を使用した。
【0086】〈実施例26〉実施例22と同一な方法に
より実施して、硫酸カリウム(K2SO4)の代わりに硫
酸ナトリウム(Na2SO4)を使用した。
【0087】次の表4には前記実施例22〜26により
電解質に異なる塩を使用して得られた固有キャパシタン
ス値を示す。表4から分かるように硫酸カリウムを電解
質の塩に使用した場合、一番大きな固有キャパシタンス
値が得られた。
【0088】
【表4】 〈実施例27〉非晶質二酸化マンガンと導電性カーボン
を重量比で8:2に混合した後、15重量%のPVdF
を溶かしたNMP溶液に混合してスラリーを製造した。
製造されたスラリーを3×3cmの大きさのチタンフォ
イルからなる集電体上にコーティングした後、乾燥器で
完全に乾かして電極に使用した。
【0089】0.3Mの濃度を有するようにピロールモ
ノマーをアセトニトリル溶液に完全に混合させた溶液を
用意した。製造された溶液に添加剤としてTEATFB
を濃度が0.1Mになるように混合した後、完全に溶解
するように攪拌した。
【0090】この溶液に用意した金属酸化物電気化学擬
似キャパシタの電極を浸漬して、電極の内部まで溶液が
浸透するように十分な時間維持した。
【0091】電極が溶液に浸漬された状態で、基準電極
であるAg/AgCl電極を基準に印加電圧を0.5V
に固定し、電圧印加時間を30分間維持する定電圧法に
より重合反応を実施した。
【0092】重合反応が完了した電極をアセトニトリル
溶液を用いて数回洗浄し、常温で十分に乾燥させ導電性
高分子がコーティングされた電極を製造した。
【0093】〈実施例28〉実施例27と同一な方法に
より実施し、印加電圧を0.7Vに固定する定電圧法に
より重合反応を実施して導電性高分子がコーティングさ
れた電極を製造した。
【0094】〈実施例29〉実施例27と同一な方法に
より実施し、印加電圧を1.0Vに固定する定電圧法に
より重合反応を実施して導電性高分子がコーティングさ
れた電極を製造した。
【0095】図6は実施例27〜29により、印加電圧
の大きさを変化させることにより得られた電極を用いて
1.0Mの塩化カリウム(KCl)水溶液で測定した固
有キャパシタンス値を示す。印加電圧が0.7Vである
とき一番大きな固有キャパシタンス値を得られることが
分かる。
【0096】図7は前記実施例28により印加電圧を
0.7Vにして得られた電極に対して、CVを測定した
結果である。図面に示されたように理想的なキャパシタ
の特性である四角形の電流−電圧特性曲線を得ることが
できる。
【0097】〈実施例30〉非晶質二酸化マンガンと導
電性カーボンを重量比で8:2に混合した後、15重量
%のPVdFを溶かしたNMP溶液に混合してスラリー
を製造した。製造されたスラリーを3×3cmの大きさ
のチタンフォイルからなる集電体上にコーティングした
後、乾燥器で完全に乾かして電極に使用した。
【0098】0.3Mの濃度を有するようにピロールモ
ノマーをアセトニトリル溶液に完全に混合させた溶液を
用意した。得られた溶液に添加剤としてTEATFBを
濃度が0.1Mになるように混合した後、完全に溶解す
るように攪拌した。
【0099】この溶液に用意した金属酸化物電気化学擬
似キャパシタの電極を浸漬して、電極の内部まで溶液が
浸透することができるように十分な時間維持した。
【0100】電極が溶液に浸漬された状態で攪拌しなが
ら、酸化剤として1.0Mの濃度を有する硫酸アンモニ
ウム水溶液50mLを添加し、5時間以上攪拌し、重合
反応させて導電性高分子がコーティングされた電極を製
造した。
【0101】図8には製造された電極を用い、電解質と
して1.0M塩化カリウム水溶液を用いて測定した電流
−電圧特性曲線を示す。
【0102】〈実施例31〉200mLの蒸留水にピロ
ールモノマー15mLを添加して完全に混合するまで攪
拌する。完全に混合された溶液に添加剤であるパラトル
エンスルホン酸ナトリウム10gを添加して完全に溶解
するように攪拌する。
【0103】活物質として非晶質二酸化マンガン20g
を400mLの蒸留水に添加して十分に分散するように
攪拌する。
【0104】前記の2つの溶液を互いに混合した後、十
分な時間攪拌する。十分な攪拌の後に、ピロールモノマ
ーを重合するための酸化剤として1.0Mの濃度を有す
る硫酸アンモニウム水溶液100mLを添加し、5時間
以上攪拌し、重合反応させる。重合反応が終った粉末を
濾過し、蒸留水を用いて数回洗浄した後に常温で乾燥す
る。
【0105】製造された導電性高分子がコーティングさ
れた非晶質二酸化マンガンを活物質とし、導電性カーボ
ンと重量比で8:2に混合した後、15重量%のPVd
Fを溶かしたNMP溶液に混合してスラリーを製造し
た。製造されたスラリーをチタンフォイルからなる集電
体上にコーティングした後、乾燥器で完全に乾かして電
極に使用した。
【0106】図9には製造された電極を用い、1.0M
の塩化カリウム水溶液を電解質として用いて得られた電
流−電圧特性曲線を示す。
【0107】上述したように、本発明による導電性高分
子がコーティングされた金属酸化物電気化学擬似キャパ
シタの電極を使用して擬似キャパシタを製造すると、キ
ャパシタの等価直列抵抗の減少、擬似キャパシタを発現
する電気化学反応が起り得る活性点の増加によるエネル
ギー密度の増加、そしてキャパシタ製作過程において活
物質と導電性カーボンとの混合過程で発生する二粒子の
分散度によるキャパシタ性能の依存性の減少などの効果
を得ることができる。各項目について具体的に説明する
と次の通りである。
【0108】1.キャパシタの等価直列抵抗の減少 等価直列抵抗とは、キャパシタの抵抗を測定したときの
全ての種類の抵抗の和を意味する。金属酸化物電気化学
擬似キャパシタの活物質として電気伝導度が低い金属酸
化物を使用する場合には、ESRが相当に高まるため、
通常これを低くするために導電剤としてカーボン又はグ
ラファイトを添加する。しかし、このような場合にも導
電剤の分散度によってESRの変化は相当に大きい。導
電剤粒子間の接触が連続的に保たれ、また導電剤の接触
より形成される導電剤のチャネルが電極内部でよく発達
していなければならないためである。万一、切れた導電
剤のチャネルがある場合には、この部分は全くESRを
減少させる役割を有することができない。また導電剤の
チャネルが発達していても、粉末形態である導電剤間の
接触は表面接触によって達成されるので、接触面で電子
が通過する面積が減少することになり、ESRの減少は
接触面積により左右される。
【0109】本発明のように、金属酸化物と導電剤とか
らなる電極に導電性高分子をコーティングする場合、切
れた導電剤のチャネルを連結する効果だけでなく、導電
剤のチャネル上に塗布された導電剤粉末の接触部位に存
在することにより、電子が通過する面積を拡大させる役
割を有することにより、既存の方式よりさらにESRを
減少させることができる。
【0110】キャパシタの等価直列抵抗を決定する一番
大きな要素は、活物質に使用される金属酸化物の電気伝
導度と言える。電気伝導度が相当に大きな金属酸化物を
活物質に使用する場合には、別途の導電剤を添加せずに
電極を製造する。しかし、金属酸化物の電気伝導度が低
い場合には、これを克服するために導電性カーボンのよ
うな導電剤を添加する。前者は活物質自体の電気伝導度
そして後者は導電性カーボンの電気伝導度により等価直
列抵抗が決定される。高い電気伝導度を有する活物質を
使用する場合にも、活物質粒子間の接触部分によって電
子の通過のための面積が減るために、活物質の電気伝導
度から予測されるのより大きな等価直列抵抗が示され
る。導電性カーボンを添加する場合にも、粒子接触部分
による等価直列抵抗の増加は避けることができない。
【0111】本発明によって導電性高分子を電極に塗布
する場合には、粒子の接触部分で発生する電子の通過の
ための面積の減少を解消できる。高分子電解質が粒子の
接触部分に塗布されるため、電子の通過のための面積の
減少量を減らすことができる。このように、キャパシタ
の等価直列抵抗を減少させる場合には、キャパシタの高
出力性能の向上を期待することができる。
【0112】2.活性点の増加によるエネルギー密度の
増加 金属酸化物電気化学擬似キャパシタが電気エネルギーを
貯蔵する反応機構は、金属酸化物粉末の表面で発生する
電気化学反応である。この電気化学反応は、金属酸化物
粉末の表面で無条件的に起るのではなく、適当な条件を
満たす表面でのみ発生する。電気化学反応が起り得る表
面は、電解質が接しており、同時に電子が接することが
できる所でなければならない。即ち、電子が集電体から
発生し、導電剤のチャネルに沿って移動して金属酸化物
の表面まで到達できる場合のみ、表面で電気化学反応を
起こすことができる。この条件を満足する金属酸化物粉
末表面を活性点と言い、このような活性点が多い場合、
より多い電気エネルギーを貯蔵できる。活性点は、導電
剤チャネルが金属酸化物粉末表面に到達することにより
形成されるので、ESRと同様に分散度及び導電剤チャ
ネルの発達程度に非常に敏感である。本発明のように、
導電性高分子をコーティングする場合には、金属酸化物
粉末と導電剤チャネルを連結したり、又は集電体まで直
接連結して活性点を形成し、貯蔵エネルギーの量を増加
させる。
【0113】擬似キャパシタの動作は、活物質の表面で
起る電気化学反応によって達成される。しかし、活物質
の全表面で電気化学反応が起るのではなく、電気化学反
応に必要な電子と電解質に含まれる活性イオンとが同時
に出合うことができる活物質の表面で反応が起る。電解
質に含まれる活性イオンは電極内部に浸透して電極表面
に存在する。しかし、電子は異なる挙動を示す。電気伝
導度が大きな活物質を使用する場合には該当しないが、
それではない場合には前記したように導電性カーボンを
混合することになるが、導電性カーボンが集電体から活
物質の表面まで連続的に連結されている場合のみ活物質
の表面までの電子移動の通路を確保することになる。
【0114】電子移動の通路が確保されていないと、活
物質表面まで到達する電子の数が減り、活物質表面に形
成される活性点の数が減るために、キャパシタ二より達
成されるエネルギー密度は不可避的に減少する。本発明
により、導電性高分子をコーティングする場合には、カ
ーボンチェーンから離れて非活性状態で存在する活物質
の表面とカーボンチェーン間に電子移動の通路を確保で
き、活性点の数を増大させる。これは、キャパシタが発
現できる電気エネルギー貯蔵能力の向上を意味する。
【0115】3.キャパシタ性能の粒子分散度に対する
依存性の減少 項目1および2においては、キャパシタの性能のうち一
番重要な因子であるキャパシタの等価直列抵抗とエネル
ギー密度について本発明により導電性高分子をコーティ
ングしたときに予想される効果を説明した。項目1およ
び2で説明した内容は、電気伝導度が低い金属酸化物を
活物質に使用し、これを補充するために導電性カーボン
を混合して電極を製作する場合、キャパシタの等価直列
抵抗がこれら2つの粒子の混合方法及び混合条件による
分散度に大きく依存するというものである。即ち、分散
度が相当によい場合にはカーボンチェーンが電極全体で
よく発達して、等価直列抵抗が小さく、活性点の増加に
よりエネルギー密度が大きくなるが、それではない場合
にはこれらの効果は得られない。
【0116】しかし、本発明により導電性高分子をコー
ティングする場合には、等価直列抵抗とエネルギー密度
が2つの物質の分散度にそれほど大きく依存しない。分
散度が高い電極によって得られる効果は相対的に小さい
が、分散度が低い電極によって得られる効果は相対的に
大きいため、これらの性能の差はそれほど大きくない。
これはキャパシタの性能の信頼性(reliability)と言
う側面で大きな利点がある。
【0117】以上、本発明を実施例によって詳細に説明
したが、本発明はこれに限定されず、本発明が属する技
術分野において通常の知識を有するものであれば本発明
の思想と精神から離れることなく、本発明を修正または
変更できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1により製造された電極に対して基準電
極として塩化銀Ag/AgCl電極を使用してCVを測
定した結果を示すグラフである。
【図2】実施例4〜9において濃度の異なる添加剤を用
いて製造された電極の固有キャパシタンス値を示すグラ
フである。
【図3】実施例12〜15において電流密度を変化させ
ることにより得られた電極の固有キャパシタンス値を示
すグラフである。
【図4】実施例13、16〜21において電流印加時間
を変化させることにより得られた電極の固有キャパシタ
ンス値を示すグラフである。
【図5】実施例19により製造された電極に対して基準
電極として塩化銀Ag/AgCl電極を使用してCVを
測定した結果を示したグラフである。
【図6】実施例27〜29において印加電圧を変化させ
ることにより得られた電極の固有キャパシタンス値を示
すグラフである。
【図7】実施例28により製造された電極に対して基準
電極として塩化銀Ag/AgCl電極を使用してCVを
測定した結果を示すグラフである。
【図8】実施例30により製造された電極に対して基準
電極として塩化銀Ag/AgCl電極を使用してCVを
測定した結果を示すグラフである。
【図9】実施例31により製造された電極に対して基準
電極として塩化銀Ag/AgCl電極を使用してCVを
測定した結果を示すグラフである。
フロントページの続き (72)発明者 金 ▲ふい▼ 洙 大韓民国、ソウル市龍山区二村洞、江村ア パートメント 106−180 (72)発明者 金 善 ▲うく▼ 大韓民国、ソウル市鍾路区平倉洞345−103 番地、ビラ101号

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集電体及び前記集電体上にコーティング
    された活物質を有し、前記活物質は金属酸化物を含み、
    その表面に導電性高分子がコーティングされていること
    を特徴とする金属酸化物電気化学擬似キャパシタの電
    極。
  2. 【請求項2】 前記導電性高分子がポリピロール、ポリ
    アニリン及びポリチオフェンから成る群より選択された
    少なくとも一つであることを特徴とする請求項1に記載
    の金属酸化物電気化学擬似キャパシタの電極。
  3. 【請求項3】 前記集電体の表面に導電剤がさらに含ま
    れていることを特徴とする請求項1に記載の金属酸化物
    電気化学擬似キャパシタの電極。
  4. 【請求項4】 前記導電剤がカーボンであることを特徴
    とする請求項3に記載の金属酸化物電気化学擬似キャパ
    シタの電極。
  5. 【請求項5】 前記導電性高分子が前記活物質を構成す
    る各粒子の表面にコーティングされていることを特徴と
    する請求項1に記載の金属酸化物電気化学擬似キャパシ
    タの電極。
  6. 【請求項6】 前記導電性高分子が前記集電体及びその
    上部にコーティングされた活物質の表面上にコーティン
    グされていることを特徴とする請求項1に記載の金属酸
    化物電気化学擬似キャパシタの電極。
  7. 【請求項7】 前記活物質が主成分として二酸化マンガ
    ンを含むことを特徴とする請求項1に記載の金属酸化物
    電気化学擬似キャパシタの電極。
  8. 【請求項8】 前記活物質が主成分として非晶質二酸化
    マンガンを含むことを特徴とする請求項1に記載の金属
    酸化物電気化学擬似キャパシタの電極。
  9. 【請求項9】 複数の電極、電解質及び前記電極間にそ
    れらの間の接触を防止するために挿入されたセパレータ
    ーを含むことを特徴とする請求項1に記載の金属酸化物
    電気化学擬似キャパシタの電極。
  10. 【請求項10】 前記電解質が塩化カリウム(KC
    l)、硫酸カリウム(K 2SO4)、塩化リチウム(Li
    Cl)、硫酸リチウム(Li2SO4)、塩化ナトリウム
    (NaCl)及び硫酸ナトリウム(Na2SO4)から成
    る群より選択された少なくとも一つであることを特徴と
    する請求項9に記載の金属酸化物電気化学擬似キャパシ
    タの電極。
  11. 【請求項11】集電体上に活物質をコーティングする段
    階と、導電性高分子のモノマー及び溶媒を混合して混合
    物を製造する段階と、製造された混合物に添加剤を添加
    する段階と、得られた混合物に前記活物質がコーティン
    グされた集電体を浸漬する段階と、前記モノマーを重合
    させ、前記活物質がコーティングされた集電体上に導電
    性高分子をコーティングする段階とを含むことを特徴と
    する金属酸化物電気化学擬似キャパシタの電極の製造方
    法。
  12. 【請求項12】 前記溶媒が蒸留水、プロピレンカーボ
    ネート及びアセトニトリルから成る群より選択された少
    なくとも一つであることを特徴とする請求項11に記載
    の金属酸化物電気化学擬似キャパシタの電極の製造方
    法。
  13. 【請求項13】 前記添加剤がパラトルエンスルホン酸
    ナトリウム塩及びTEATFB(テトラエチルアンモニ
    ウムテトラフルオロボレート、(CH3CH24NB
    4)から成る群から選択された少なくとも一つである
    ことを特徴とする請求項11に記載の金属酸化物電気化
    学擬似キャパシタの電極の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記重合が電気化学反応により実施さ
    れることを特徴とする請求項11に記載の金属酸化物電
    気化学擬似キャパシタの電極の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記重合が0.1〜10mA/cm2
    電流密度を1分〜24時間維持することにより実施され
    ることを特徴とする請求項14に記載の金属酸化物電気
    化学擬似キャパシタの電極の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記重合が0.5〜1.0Vの電圧を
    1分〜24時間維持することにより実施されることを特
    徴とする請求項14に記載の金属酸化物電気化学擬似キ
    ャパシタの電極の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記重合が酸化剤を添加することによ
    り実施されることを特徴とする請求項11に記載の金属
    酸化物電気化学擬似キャパシタの電極の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記酸化剤が硫酸アンモニウムである
    ことを特徴とする請求項17に記載の金属酸化物電気化
    学擬似キャパシタの電極の製造方法。
  19. 【請求項19】活物質が分散された第1溶液を製造する
    段階と、導電性高分子のモノマー、溶媒及び添加剤が混
    合された第2溶液を製造する段階と、前記第1溶液及び
    第2溶液を混合し、攪拌する段階と、得られた混合物に
    酸化剤を添加して前記モノマーを重合させ、導電性高分
    子がコーティングされた活物質を製造する段階と、前記
    導電性高分子がコーティングされた活物質を集電体上に
    コーティングする段階とを含むことを特徴とする金属酸
    化物電気化学擬似キャパシタの電極の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記導電性高分子がポリピロール、ポ
    リアニリン及びポリチオフェンから成る群より選択され
    た少なくとも一つ以上であることを特徴とする請求項1
    9に記載の金属酸化物電気化学擬似キャパシタの電極の
    製造方法。
  21. 【請求項21】 前記添加剤がパラトルエンスルホン酸
    ナトリウム塩及びTEATFB(テトラエチルアンモニ
    ウムテトラフルオロボレート、(CH3CH24NB
    4)から成る群から選択された少なくとも一つである
    ことを特徴とする請求項19に記載の金属酸化物電気化
    学擬似キャパシタの電極の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記酸化剤が硫酸アンモニウムである
    ことを特徴とする請求項19に記載の金属酸化物電気化
    学擬似キャパシタの電極の製造方法。
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