JP2003044979A - 車両共同利用システム - Google Patents

車両共同利用システム

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JP2003044979A JP2001228558A JP2001228558A JP2003044979A JP 2003044979 A JP2003044979 A JP 2003044979A JP 2001228558 A JP2001228558 A JP 2001228558A JP 2001228558 A JP2001228558 A JP 2001228558A JP 2003044979 A JP2003044979 A JP 2003044979A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の不正使用を確実に防止することができ
る車両を用いた車両共同利用システムを提供する。 【解決手段】 駐車領域に駐車され、貸出し及び返却に
係わる車両使用情報を管理している共有車両2を、予め
登録された個人識別情報により車両利用を許可されいる
ことを確認して利用者に貸出す車両共同利用システムに
おいて、共有車両2は、該車両の駆動装置31を始動す
るための機械的な開閉装置を備えた、該開閉装置の操作
の可否が制御可能なポップアップキー30と、利用者が
入力した個人暗証情報と、個人識別情報に対応して利用
者に与えられている個人暗証情報とが一致し、かつ利用
者による目的地の設定が行われた場合、前記イグニッシ
ョン機構の始動操作を許可し、設定された目的地に到着
したことを検出した場合、前記イグニッション機構の返
却操作を許可するイグニッション機構制御手段を制御部
25に備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駐車領域に駐車さ
れた車両の貸出し及び返却に係わる車両使用情報を管理
し、該車両を利用者に貸出す車両共同利用システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の共同利用システムとして、
利用者が駐車領域に駐車された車両に近づき、ICカー
ド等に記録された個人識別情報(ユーザID)を車両に
読み込ませることで、車両のドアロックを解除し、利用
者に車内への入室を許可するシステムが考案されてい
る。しかし、このような車両共同利用システムでは、車
両は駐車領域において無人で管理、運用されるので、車
両の駆動装置(エンジンやモータ等)を始動するための
イグニッションキーは車両内に保管せざるを得ず、従っ
て、ドアをこじ開けさえすれば車両を簡単に盗まれてし
まう可能性があった。そこで、このようにイグニッショ
ンキーを車内に保管しながら、車両の盗難を防止するこ
とができるものとして、例えば特開2000−1203
08号公報に記載の装置が提案されている。同公報記載
の装置では、イグニッションキーを使用不能なロック状
態で車内に保管するキーロック機構を備えたグローブボ
ックスを備え、ICカードの個人識別情報と予約者識別
情報とが一致する場合にグローブボックスのキーロック
が解除され、イグニッションキーの使用が可能となるよ
うに管理されている。また、可搬型のイグニッションキ
ーを利用することを中止し、イグニッション機構を全て
電気的な制御手段のみで構成し、これにより車両の駆動
装置の始動の制御を行う方法も提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来技
術によれば、ドアロックの機構とキーロック機構とを合
わせて二重のロック機構とすることにより、イグニッシ
ョンキーが盗まれる可能性は低くなるものの、イグニッ
ションキーを車外に持ち出すことが可能なため、一度正
当な利用者として車両を利用した時にイグニッションキ
ーを複製されてしまえば、次からは、不正に車両を使用
されてしまう可能性がある。また、イグニッション機構
を全て電気的な制御手段のみで構成した場合、制御手段
に電気を供給できなくなったときに、車両を動かすこと
ができなくなるなど、故障時のサービス業務などに支障
をきたすという問題があった。
【0004】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、車両の不正使用を確実に防止することができる車両
を用いた車両共同利用システムを提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、駐車領域に駐車された車
両の貸出し及び返却に係わる車両使用情報を管理し、予
め登録された個人識別情報により車両利用を許可されて
いることを確認して利用者に前記車両を貸出す車両共同
利用システムにおいて、前記車両は、該車両の駆動装置
を始動するための機械的な開閉装置を備えると共に、該
開閉装置の操作の可否を制御可能なイグニッション機構
(例えば実施の形態のポップアップキー30)と、利用
者の入力情報が、個人識別情報に対応して利用者に与え
られている個人暗証情報に一致し、かつ利用者による目
的地の設定が行われると、前記イグニッション機構によ
る前記駆動装置の始動操作を許可し、設定された目的地
に到着したことが検出されると、前記イグニッション機
構による前記車両の返却操作を許可するイグニッション
機構制御手段(例えば実施の形態のS17〜S25、S
31〜S40)とを備えたことを特徴とする。以上の構
成により、車両の貸出しの可否と返却の可否を、機械的
な開閉装置を備えたイグニッション機構の操作の可否に
より制御することができるようになる。また、車両返却
時に返却条件が成立している場合のみ、車両を返却する
ことを可能とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の車両共同利用システムにおいて、前記車両は、前記イ
グニッション機構による前記駆動装置の始動操作が許可
されると、前記車両使用情報の計測を開始し、前記イグ
ニッション機構による前記車両の返却操作が許可される
と、前記車両使用情報の計測を停止する使用情報管理手
段(例えば実施の形態のステップS26、ステップS3
6)を備えたことを特徴とする。以上の構成により、車
両の使用開始と使用終了を表すイグニッション機構の状
態に従って、車両使用状態の計測の開始と停止を行うた
め、車両の利用のされ方にかかわらず、一定かつ正確な
課金処理を行うことができるようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形
態の構成を示すブロック図である。図1において、管制
室1は、ポートと呼ばれる駐車領域に駐車され、利用者
に共同で利用される共有車両2の予約や配車、利用料金
の請求等、車両の共同利用を管理する車両管理装置を備
えた車両共同利用システムの管理センタである。共有車
両2は、管制室1に会員として登録された利用者A3
が、携帯端末4から管制室1に予約を入れることによ
り、出発・到着ポート、期日、時刻、車種等の車両を特
定する情報を指定して車両を確保する”予約乗り”と呼
ばれる方法と、管制室1に会員として登録された利用者
B5が、所持するスマートカード6により直接空いてい
る車両を利用する”直乗り”と呼ばれる方法の2通りの
方法により利用される。また、通信網7は、利用者A3
の所持する携帯端末4と管制室1や、共有車両2と管制
室1を接続するための通信網であって、例えばWAP
(Wireless Application Protocol )による無線通信、
WWW(World Wide Web)を利用したインターネットや
公衆回線網を介した有線通信により情報の送受信を行
う。
【0008】なお、共有車両2は、管制室1の下で1台
以上が管理されるものとする。また利用者A3、利用者
B5は、何人いても良い。また、携帯端末4は、インタ
ーネット等のコンピュータネットワークや公衆回線網に
対する接続機能を持った端末であり、無線通信により接
続される、携帯電話やパーソナル・ハンディフォン・シ
ステム(Personal Handy Phone System )を含む携帯端
末、あるいは移動通信端末に限らず、有線通信により接
続される端末も含むものとする。更に、上述の有線、あ
るいは無線通信を用いた端末において、簡易型のコンピ
ュータネットワーク接続機能を持った端末も含むものと
する。
【0009】また、管制室(車両管理装置)1は、制御
部11と、会員マスタ12と、料金表13と、車両マス
タ14と、ポートマスタ15と、貸出履歴マスタ16
と、予約マスタ17と、入出力手段18と、ネットワー
ク19とから構成されている。制御部11は、CPU
(中央演算装置)を備えたコンピュータシステムにおい
て車両管理制御プログラムを実行し、管制室1の全体の
動作を管理する。なお、制御部11の動作の詳細は後述
する。
【0010】会員マスタ12は、会員として登録された
各利用者の登録データを記録するデータベースであっ
て、会員毎の(1)ユーザID、(2)住所、(3)利
用権の情報等が記録されている。料金表13は、共有車
両2の利用に対する料金体系を記録したデータベースで
あって、(1)基本料金、(2)延長料金、(3)割増
・割引料金等が記録されている。車両マスタ14は、共
有車両2を管理するために、各共有車両に関する状態を
記録したデータベースであって、例えば共有車両毎の
(1)車両番号、(2)車種(種類)、及び装備、色等
を含む機種情報(3)駐車位置(駐車ポート)、(4)
車両の使用状態等が記録されている。
【0011】ポートマスタ15は、共有車両2を管理す
るために、ポートに関する状態を記録したデータベース
であって、例えばポート毎の(1)駐車場に駐車中の台
数、(2)実車台数、(3)駐車車両番号等が記録され
ている。貸出履歴マスタ16は、共有車両2の利用履歴
を記録したデータベースであって、例えば各利用者毎の
個別情報として、(1)ユーザID、(2)(貸出し
た)車両番号、(3)貸出時刻、(4)返却時刻、
(5)乗り出し場所、(6)返却場所、(7)走行距
離、(8)消費燃料等が記録されている。予約マスタ1
7は、”予約乗り”における利用者A3による車両予約
を管理するために、予約情報を記録したデータベースで
あって、利用者A3のユーザIDに関連づけて(1)出
発ポート、(2)到着ポート、(3)車種や車両番号等
の情報が記録されている。
【0012】入出力手段18は、管制室1が、携帯端末
4と車両の貸出し予約に係わる情報を送受信したり、管
制室1が、共有車両2と車両の貸出し、及び返却に係わ
る情報、すなわち、車両管理データを送受信したりする
ためのインタフェース部である。なお、管制室1と共有
車両2との間の車両管理データの送受信は無線通信によ
り直接行われる。ネットワーク19は、管制室1内で、
上述の制御部11と、会員マスタ12と、料金表13
と、車両マスタ14と、ポートマスタ15と、貸出履歴
マスタ16と、予約マスタ17と、入出力手段18とを
接続し、データの送受信を行うためのLAN(Local Ar
ea Network)を構成する通信網である。
【0013】次に、図面を用いて、本実施の形態で用い
られる共有車両2について説明する。図2は、共有車両
2の構成を示すブロック図であって、図2において、共
有車両2は、通信アンテナ21と、通信装置22と、カ
ード用アンテナ23と、カードリーダ24と、制御部2
5と、ドアロック機構26と、モニタ表示部28と、操
作部29と、ポップアップキー30と、駆動装置31
と、記憶装置32と、車速パルス検出器33と、A/D
変換器34と、燃料計35と、タグ用アンテナ36と、
IDタグリーダ37と、LED表示部38とから構成さ
れる。共有車両2は、ポートと呼ばれる駐車領域の、ロ
ットと呼ばれる1台分の駐車スペースに停められてお
り、管制室1とは、通信アンテナ21に接続された通信
装置22を介して無線通信を行い、各種データを交換す
る。
【0014】共有車両2は、利用者A3、または利用者
B5が、例えば非接触読み書き方式のスマートカード6
を共有車両2に設けられたカード用アンテナ23へかざ
すと、カードリーダ24により読み取られた信号を、共
有車両2の動作を管理する制御部25へ通知する。制御
部25は、通信装置22と通信アンテナ21を介して、
管制室1と無線通信により通信を行い、利用者がスマー
トカード6をかざして、共有車両2の利用を求めたこと
を管制室1へ送信し、車両の貸出しの許可を求める。
【0015】また、記憶装置32は、ROM(Read Onl
y Memory)やRAM(Random Access Memory)から構成
され、共有車両2毎に割り当てられた車両のID番号
(車両番号)やこの共有車両2を利用可能な利用者のユ
ーザIDを予め記憶していると共に、利用者が入力した
利用者のユーザIDやPINを一時記憶する。共有車両
2の貸出し時は、利用者がスマートカード6をかざして
ユーザIDを入力すると、制御部25が、記憶装置32
に記憶されたユーザIDと入力されたユーザIDを照合
し、両者が一致すればドアロック機構26がドアキーの
解除を行う。
【0016】また、制御部25が、記憶装置32に記憶
された車両番号や、利用者が入力した利用者のユーザI
D等を管制室1へ送信すると、利用者に対する共有車両
2の貸出しの可否が判断され、管制室1から、判断結果
とともに利用者のPINが共有車両2に対して送信され
る。そして、制御部25において、利用者の入力したP
INと管制室1から送信されたPINの一致が確認さ
れ、更に利用者の車両利用の目的地が設定されると、制
御部25は、ポップアップキー30によるエンジンやモ
ータ等、この車両の駆動装置31の始動を可能とする。
【0017】ここで、ポップアップキー30について説
明すると、ポップアップキー30は、例えば特許第31
49384号公報に記載の車両用イグニッション装置に
代表されるものであって、同公報に記載のように、車室
側に出没自在に、かつ突出位置でのみ回動変位可能に本
体に支持された操作ノブと、この操作ノブと共に回動す
るロータ及びロータの回動位置に応じた接点を有するイ
グニッションスイッチ(機械的な開閉装置)とを有して
いる。ポップアップキー30は、このロータの回転位置
に応じた接点の開閉により、エンジンやモータ等の駆動
装置31の始動と停止を制御する。また、操作ノブはば
ね手段により、突出方向に付勢されており、更に没入位
置で選択的に保持、及び保持解除する(突出させる)手
段により、操作の可否が制御可能となっている。従っ
て、ポップアップキー30の操作ノブが突出位置にある
場合は、操作ノブを回動することで駆動装置31を始動
することが可能となり、ポップアップキーの操作ノブが
没入位置にある場合は、操作ノブを回動させることがで
きないので駆動装置31を始動することが不可能とな
る。なお、ポップアップキーは、このようなイグニッシ
ョン装置に限らず、機械的な開閉装置を備えた、この開
閉装置の操作の可否が制御可能なものであれば、どのよ
うなものであっても良い。
【0018】利用者A3、または利用者B5は、共有車
両2の貸出し時に、モニタ表示部28に表示された指示
に従い、必要事項を操作部29から制御部25へ入力
し、ポップアップキー30により共有車両2の駆動装置
31を始動して、共有車両2の利用を開始する。また、
利用者は共有車両2をポートへ返却する時に、ポートに
おいてポップアップキー30により駆動装置31を停止
し、ポップアップキー30の操作ノブを押し込んで没入
させることにより返却処理を行う。ここで、ポップアッ
プキー30の操作ノブを没入させたままの状態にする
と、ポップアップキー30による駆動装置31の制御は
行えない状態になるので、制御部25は、ポップアップ
キー30の操作ノブを没入位置に保持することで、返却
処理の完了とする。
【0019】なお、上述のスマートカード6は、記録さ
れたID番号が読み書きでき、そのカードの中だけで簡
単な意志決定ができるプロセッサを含むICが搭載され
たID端末であって、本実施の形態では、ID番号を共
有車両2へ通知するために用いるID端末は、非接触、
または接触読み書き方式のICカードの他、共有車両2
側の読み取り装置が対応すれば、非接触、接触読み書き
方式に限らず、磁気カード、ICチップを内蔵した携帯
電話機等、記録されたID番号が読み書きできるもので
あれば何を用いても良い。また、共有車両2の走行中
は、車速パルス検出器33から、共有車両2の走行状態
を表す車速パルス信号が制御部25へ通知されており、
更に、制御部25には、A/D変換器34を介して燃料
計35が接続され、制御部25は、これにより燃料の消
費具合を確認する。なお、利用者が共有車両2を借りる
場合の操作については、詳細を後述する。
【0020】また、タグ用アンテナ36とIDタグリー
ダ37は、ポートに駐車された共有車両2が、ポートの
中のロットを識別するための装置である。また、LED
表示部38は、例えば色分けした表示や、文字による表
示により、”利用可能”、”予約済み”、”現在使用
中”、”整備中”等の共有車両2の使用状態を表示する
ための、利用者が共有車両2の外側から確認できる位置
に設けられた表示部である。但し、LED表示部38
は、利用者に共有車両2の使用状態を示すことができる
ものであれば、どんな表示部であっても良い。
【0021】なお、更にタグについて図3を用いて説明
すると、図3に示すように、ポート50には共有車両2
を駐車するためのロット51が複数設けられており、そ
れぞれのロット51には、ポート50やロット51に個
別に割り当てられたID番号を送出する装置であるID
タグ52が設置されている。IDタグ52は、タグ用ア
ンテナ36との間で、電磁結合方式、電磁誘導方式、マ
イクロ波方式、静電結合方式、光伝送方式等のいずれか
により、ポート50やロット51毎に固有のID番号を
やりとりし、共有車両2は、タグ用アンテナ36で受信
した信号をIDタグリーダ37で読み取ることにより、
自分が駐車したポートやロットの位置を把握する。な
お、図3に示すように、IDタグ52は、ロット51の
対角に2個配置され、共有車両2の前止め、後止めに対
応し、タグ用アンテナ36は、共有車両2のIDタグ5
2に近い方の前方片隅か後方片隅(図3では前方左隅)
に配置される。また、共有車両2が駐車したポートやロ
ットの位置を把握するしくみは、IDタグ52に限ら
ず、ETC(自動料金収受システム)に利用する送受信
機や、GPS(Global Positioning System )を用いた
位置検知手段であっても良い。
【0022】次に、本実施の形態の車両共同利用システ
ムの車両貸出し動作を図面を用いて説明する。まず、図
4のフローチャートを用いて、車両共同利用システムの
全体の処理の流れを説明する。利用者A3は、共有車両
2の予約を行いたい場合、携帯端末4からインターネッ
ト等の通信網7を介して、管制室1へアクセスし、予約
処理の手続きを行い(ステップS1)、共有車両2を利
用する権利の確保ができたら、実際に共有車両2の駐車
されたポートへ行き、該当する共有車両2のカード用ア
ンテナ23にスマートカード6をかざして自分のユーザ
IDを提示する。また、利用者B5が予約を行わないで
共有車両2を利用する場合、管制室1では予約処理(ス
テップS1)は行われず、利用者B5は、直接共有車両
2の駐車されたポートへ行き、実際に利用したい共有車
両2のカード用アンテナ23にスマートカード6をかざ
して自分のユーザIDを提示する。
【0023】ユーザIDを提示された共有車両2は、利
用者の車内への入室(アクセス)の可否を決定するとと
もに、管制室1と車両貸出処理を行い、利用者に対する
車両貸出しの手続きを行う。この車両貸出処理には、主
に管制室1側で行われる車両貸出判定処理(ステップS
2)と、主に共有車両2側で行われる車両利用判定処理
(ステップS3)が含まれている。ここで、車両貸出判
定処理(ステップS2)は、利用者に付与されたユーザ
IDを確認する処理を含み、共有車両2の制御部25
は、利用者A3、または利用者B5が、スマートカード
6により共有車両2へアクセスしたら、カードリーダ2
4により、スマートカード6に記録されたユーザIDを
読み取り、利用者の車内への入室(アクセス)の可否を
決定するとともに、通信装置22と通信アンテナ21を
介して、ユーザIDを管制室1へ問い合わせる。一方、
管制室1の制御部11では、利用者が利用しようとする
共有車両2から、ユーザIDの問い合わせが来たら、受
信したユーザIDにより、利用者の車両利用の可否を判
断し、共有車両2に対して、利用者に対する車両利用の
可否を示す信号を返す。
【0024】また、利用者は、車内への入室が許可され
たら、自分に割り当てられたPINを共有車両2の操作
部29から入力し、共有車両2は、車両利用判定処理
(ステップS3)を行う。ここで、車両利用判定処理
は、利用者に付与されたPINを確認する処理であっ
て、利用者A3や利用者B5が操作部29よりPINを
入力すると、共有車両2の制御部25が、入力されたP
INと予め利用者A3、または利用者B5に対して付与
され、管制室1から送信されたPINとが一致するか否
かの判定を行う。判定の結果、PINが一致する場合、
共有車両2の制御部25が、操作ノブが没入状態にあっ
て操作不可能であったポップアップキー30を、操作ノ
ブが突出した状態にするので、利用者はポップアップキ
ー30を操作して共有車両2の駆動装置31を始動し、
共有車両2の利用を開始する。
【0025】そして、車両貸出判定処理と車両利用判定
処理により共有車両2の利用を許可された利用者が共有
車両2の使用を終了する際、共有車両2のポートへの車
両返却処理(ステップS4)を行って、管制室1が課金
のための車両の使用情報を取得すると、本実施の形態の
車両共同利用システムの動作は終了する。ここで、返却
処理は、利用者がポップアップキー30の操作ノブを押
し込んで没入状態にすることで、共有車両2の制御部2
5が処理を開始し、制御部25は返却条件に問題がない
場合、ポップアップキー30の操作ノブを没入状態に保
持することでポップアップキー30の操作を禁止し、返
却処理完了とする。なお、車両の使用情報とは、貸出し
時刻や返却時刻、走行距離、及び返却時燃料(燃料消費
量)等の共有車両2の利用料金計算に必要な情報のこと
を指す。
【0026】次に、図5のフローチャートを用いて、更
に上述の車両貸出判定処理と車両利用判定処理を含む車
両貸出処理の詳細を説明する。まず、共有車両2の制御
部25は、利用者A3、または利用者B5が、スマート
カード6を用いて共有車両2へアクセスしたら、カード
リーダ24により、スマートカード6に記録されたユー
ザIDを読み取り(ステップS11)、記憶装置32に
記憶された車両貸出しが許可されているユーザIDと照
合し、該共有車両2の利用を希望した利用者に車両の貸
出しが許可されているか否か、乗車可否判断を行う(ス
テップS12)。そして、ステップS12の乗車可否判
断の結果、共有車両2の利用を希望した利用者の乗車が
許可されたか否かを判定する(ステップS13)。ステ
ップS13において、共有車両2の利用を希望した利用
者の乗車が許可されていた場合(ステップS13のYE
S)、共有車両2の制御部25はドアロックを解除し
(ステップS14)、利用者の車内への入室を許可す
る。
【0027】そして、共有車両2の制御部25は、通信
装置22と通信アンテナ21を介して、利用者のユーザ
IDや乗車した車両番号等、乗車報告を管制室1へ送信
する(ステップS15)。ここで、利用者A3や利用者
B5により利用を求められた共有車両2の制御部25か
ら乗車報告を受信した管制室1の制御部11は、受信し
たユーザIDにより、利用者の車両利用の可否を判断
し、共有車両2に対して、受信したユーザIDを持つ利
用者に割り当てられたPINや、該車両に対するこの利
用者の予約の有無を示す信号を含むユーザ情報を共有車
両2へ返信する。次に、共有車両2の制御部25は、管
制室1から乗車報告の返信としてユーザ情報を受信した
か否かを判定する(ステップS16)。ステップS16
において、管制室1からユーザ情報を受信していない場
合、ユーザ情報を受信するのを待つ(ステップS16の
NO)。
【0028】また、ステップS16において、管制室1
からユーザ情報を受信した場合(ステップS16のYE
S)、ドアロックが解除されて車内への入室が許可され
た利用者に、自分に割り当てられたPINを共有車両2
の操作部29から入力させる(ステップS17)。次
に、PINが入力されたら、共有車両2の制御部25
は、記憶装置32に記憶されたPINとの照合を行い、
利用者によって入力されたPINと一致するか否かを判
定する(ステップS18)。ステップS18において、
記憶装置32に記憶されたPINと利用者によって入力
されたPINとが一致しない場合(ステップS18のN
O)、PINの照合回数が規定時間内か、または規定回
数内か否かを判定する(ステップS19)。ステップS
19において、PINの照合回数が規定時間内、または
規定回数内であった場合(ステップS19のYES)、
ステップS17へ戻り、上述の処理を繰り返す。
【0029】また、ステップS18において、記憶装置
32に記憶されたPINと利用者によって入力されたP
INとが一致する場合(ステップS18のYES)、ユ
ーザ情報に含まれる、該車両に対するこの利用者の予約
の有無を示す信号から、この車両貸出しが”直乗り”に
よるものか否かを判定する(ステップS20)。ステッ
プS20において、この車両貸出しが”直乗り”による
ものであった場合(ステップS20のYES)、利用者
に、車両利用の目的地(目的地ポート)を共有車両2の
操作部29から入力させる(ステップS21)。利用者
による目的地の設定が行われたら、共有車両2の制御部
25は、通信装置22と通信アンテナ21を介して、目
的地の設定をを管制室1へ送信する(ステップS2
2)。
【0030】ここで、共有車両2の制御部25から目的
地の設定を受信した管制室1の制御部11は、受信した
目的地を車両利用の目的地として許可するか否かを判定
し、目的地設定可否を共有車両2へ返信する。次に、共
有車両2の制御部25は、管制室1から目的地設定の返
信として目的地設定可否を受信したか否かを判定する
(ステップS23)。ステップS23において、管制室
1から目的地設定可否を受信していない場合、目的地設
定可否を受信するのを待つ(ステップS23のNO)。
また、ステップS23において、管制室1から目的地設
定可否を受信した場合(ステップS23のYES)、目
的地設定可否によって車両利用の目的地が承認されたか
否かを判定する(ステップS24)。
【0031】ステップS24において、車両利用の目的
地が承認されていた場合(ステップS24のYES)、
共有車両2の制御部25がポップアップキー30の操作
ノブを突出させて、ポップアップキー30の操作ノブを
操作可能とし(ステップS25)、上述の貸出し時刻や
返却時刻、走行距離、及び返却時燃料(燃料消費量)等
の共有車両2の利用料金計算に必要な車両の使用情報の
計測を開始する(ステップS26)ので、利用者はポッ
プアップキー30を操作して共有車両2の駆動装置31
を始動して利用を開始する。また、ステップS24にお
いて、車両利用の目的地が承認されていない場合(ステ
ップS24のNO)、共有車両2の制御部25は、モニ
タ表示部28によって利用者に降車するか否かを確認し
(ステップS27)、利用者が降車しない場合(ステッ
プS27のNO)、ステップS22へ戻り、上述の処理
を繰り返す。ステップS27において、利用者が降車す
る場合(ステップS27のYES)、モニタ表示部28
へ降車するための手続きを表示し、利用者の降車を誘導
する(ステップS28)。
【0032】また、ステップS20において、この車両
貸出しが”直乗り”によるものでなかった場合(ステッ
プS20のNO)、”予約乗り”では予約時に目的地の
設定が完了しているので、ステップS25へ進み、共有
車両2の制御部25がポップアップキー30の操作ノブ
を突出させて、ポップアップキー30の操作ノブを操作
可能とし(ステップS25)、上述の貸出し時刻や返却
時刻、走行距離、及び返却時燃料(燃料消費量)等の共
有車両2の利用料金計算に必要な車両の使用情報の計測
を開始する(ステップS26)ので、利用者はポップア
ップキー30を操作して共有車両2の駆動装置31を始
動して利用を開始する。一方、ステップS13におい
て、共有車両2の利用を希望した利用者の乗車が許可さ
れていない場合(ステップS13のNO)、あるいは、
ステップS19において、PINの照合回数が規定時間
内、または規定回数内でなかった場合(ステップS19
のNO)のいずれかの場合は、ステップS28へ進み、
モニタ表示部28へ降車するための手続きを表示し、利
用者の降車を誘導する。
【0033】次に、図6のフローチャートを用いて、上
述の車両返却処理を行う場合や、車両利用中に一時降車
する場合の車両降車処理を説明する。まず、利用者は、
共有車両2を降車する際、ポップアップキー30を操作
して駆動装置31を停止したら、ポップアップキー30
の操作ノブを押し込んで没入させる(ステップS3
1)。共有車両2の制御部25は、ポップアップキー3
0の操作ノブが没入されたら、車両の返却条件のチェッ
クを行う(ステップS32)。そして、まず共有車両2
がポートに到着し、IDタグ52を検出したか否かを判
定する(ステップS33)。ステップS33において、
IDタグ52を検出した場合(ステップS33のYE
S)、共有車両2の到着したポートが目的地ポートと一
致するか否かを判定する(ステップS34)。
【0034】ステップS34において、共有車両2の到
着したポートが目的地ポートと一致する場合(ステップ
S34のYES)、今の時刻が車両の返却可能時間帯で
あるか否かを判定する(ステップS35)。ステップS
35において、今の時刻が車両の返却可能時間帯であっ
た場合(ステップS35のYES)、上述の貸出し時刻
や返却時刻、走行距離、及び返却時燃料(燃料消費量)
等の共有車両2の利用料金計算に必要な車両の使用情報
の計測を停止する(ステップS36)。そして、この車
両の利用中に計測した使用情報を用いて行う課金処理を
含む返却処理を行う(ステップS37)。
【0035】次に、共有車両2の制御部25は、返却処
理を行い、利用者が共有車両2を降車して、スマートカ
ード6を共有車両2へかざすと、カードリーダ24によ
り、スマートカード6に記録されたユーザIDを読み取
り(ステップS38)、ドアロックを施錠して(ステッ
プS39)、車両降車処理を終了する。また、ステップ
S34において、共有車両の到着したポートが目的地ポ
ートと一致しない場合(ステップS34のNO)、ある
いは、ステップS35において、今の時刻が車両の返却
可能時間帯でなかった場合(ステップS35のNO)、
到着したポートにおける返却条件が満足していないとし
て返却処理の受付を拒否し、ポップアップキー30の操
作ノブを再突出させる(ステップS40)。そして、課
金処理を継続させたまま、途中降車処理を行う(ステッ
プS41)。
【0036】一方、ステップS33において、IDタグ
52を検出できない場合(ステップS33のNO)、共
有車両2はポート以外の場所に駐車され、利用者は一時
降車をするものとして、ステップS41へ進み、課金処
理を継続させたまま、途中降車処理を行う(ステップS
41)。そして、ステップS38へ進み、共有車両2の
制御部25は、利用者が共有車両2を降車して、スマー
トカード6を共有車両2へかざすと、カードリーダ24
により、スマートカード6に記録されたユーザIDを読
み取り(ステップS38)、ドアロックを施錠して(ス
テップS39)、車両降車処理を終了する。
【0037】なお、本実施の形態では、共有車両2の制
御部25がイグニッション機構制御手段と使用情報管理
手段とを構成する。より具体的には、図5のステップS
17〜S25、及び図6のステップS31〜S40がイ
グニッション機構制御手段に相当し、図5のステップS
26、及び図6のステップS36が使用情報管理手段に
相当する。
【0038】以上説明したように、本実施の形態の車両
共同利用システムによれば、ポップアップキーを用いる
ことで、可搬型のイグニッションキーを用意する必要が
ないので、このイグニッションキー自身を盗まれたり、
イグニッションキーを複製されるなどして、車両が盗ま
れるという危険性をなくすことができる。また、イグニ
ッション機構自身に操作の可否を制御する手段を備えた
ことにより、従来例のように、イグニッションキーを保
管する設備を新たに設ける必要がなく、コストの面でも
有利になる。更に、イグニッション機構を全て電気的な
制御手段のみで構成すると、緊急時等、制御手段に電気
を供給できなくなったときに車両を動かすことができな
くなるが、ポップアップキーであれば、操作ノブを没入
位置で選択的に保持する手段さえ解除できれば、車両を
動かすことができるという効果が得られる。
【0039】
【発明の効果】以上の如く、請求項1に記載の発明によ
れば、車両の貸出しの可否と返却の可否を、機械的な開
閉装置を備えたイグニッション機構の操作の可否により
制御することができるようになる。また、車両返却時に
返却条件が成立している場合のみ、車両を返却すること
を可能とする。従って、例えば可搬型のイグニッション
キーを用意して、これを管理するなどの必要がなくなる
ので、車両が盗まれる危険性がなくなるという効果が得
られる。また、例えば駐車領域以外では、返却処理がで
きないので不当返却や車両の置き去りを防止できるとい
う効果が得られる。
【0040】請求項2に記載の発明によれば、車両の使
用開始と使用終了を表すイグニッション機構の状態に従
って、車両使用状態の計測の開始と停止を行うため、車
両の利用のされ方にかかわらず、一定かつ正確な課金処
理を行うことができるようになる。従って、例えば駐車
領域以外等での不当返却や車両の置き去りが発生して
も、その間の課金処理を停止することなく、利用者に対
して正当な料金請求を行うことができるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の構成を示すブロック図
である。
【図2】 同実施の形態で用いられる共有車両の構成を
示す図である。
【図3】 同実施の形態で用いられる共有車両を駐車す
るためのポートを示す図である。
【図4】 同実施の形態の車両共同利用システムの全体
動作を示す図である。
【図5】 同実施の形態の車両共同利用システムの車両
貸出処理動作を示す図である。
【図6】 同実施の形態の車両共同利用システムの車両
降車処理動作を示す図である。
【符号の説明】
1 管制室 2 共有車両 3 利用者A 4 携帯端末 5 利用者B 6 スマートカード 7 通信網 11 制御部 25 制御部 30 ポップアップキー 31 駆動装置 S17〜S25、S31〜S40 イグニッション機
構制御手段 S26、S36 使用情報管理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 ZEC G06F 17/60 ZEC (72)発明者 上原 裕二 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 早瀬 俊介 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5H180 AA20 BB04 BB05 BB12 CC01 CC12 CC17 EE07 EE10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駐車領域に駐車された車両の貸出し及び
    返却に係わる車両使用情報を管理し、予め登録された個
    人識別情報により車両利用を許可されていることを確認
    して利用者に前記車両を貸出す車両共同利用システムに
    おいて、 前記車両は、 該車両の駆動装置を始動するための機械的な開閉装置を
    備えると共に、該開閉装置の操作の可否を制御可能なイ
    グニッション機構と、 利用者の入力情報が、個人識別情報に対応して利用者に
    与えられている個人暗証情報に一致し、かつ利用者によ
    る目的地の設定が行われると、前記イグニッション機構
    による前記駆動装置の始動操作を許可し、設定された目
    的地に到着したことが検出されると、前記イグニッショ
    ン機構による前記車両の返却操作を許可するイグニッシ
    ョン機構制御手段と、 を備えたことを特徴とする車両共同利用システム。
  2. 【請求項2】 前記車両は、 前記イグニッション機構による前記駆動装置の始動操作
    が許可されると、前記車両使用情報の計測を開始し、前
    記イグニッション機構による前記車両の返却操作が許可
    されると、前記車両使用情報の計測を停止する使用情報
    管理手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車
    両共同利用システム。
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