JP2003041867A - シャッター装置の巻取軸支持構造 - Google Patents

シャッター装置の巻取軸支持構造

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JP2003041867A JP2001233087A JP2001233087A JP2003041867A JP 2003041867 A JP2003041867 A JP 2003041867A JP 2001233087 A JP2001233087 A JP 2001233087A JP 2001233087 A JP2001233087 A JP 2001233087A JP 2003041867 A JP2003041867 A JP 2003041867A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻取軸に対する支持部材の高さ位置の設定を
不要にできるシャッター装置の巻取軸支持構造を提供す
ること。 【解決手段】 シャッターカーテン6の巻き取り、繰り
出しを行う巻取軸4は、シャッターカーテン巻き取り箇
所において巻取軸支持手段20の支持ローラ21で上向
きに支持され、巻取軸4と、巻取軸4を回転させる開閉
機13は不動ブラケット30に対して自由状態となった
補助ブラケット31に配置され、巻取軸4の軸方向両端
は一定高さ位置に保持されておらず、巻取軸4の全体が
鉛直方向に移動可能となって巻取軸4は支持ローラ21
で支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャッターカーテ
ンを巻き取り、繰り出すための巻取軸を備えたシャッタ
ー装置に係り、例えば、防火、防煙のための防災用シャ
ッター装置や、出入り口等を開閉するシャッター装置等
に利用できるものである。
【0002】
【背景技術】本出願人は、特開2000−303762
において、水平方向又は略水平方向が軸方向となってい
てシャッターカーテンを巻き取り、繰り出すための巻取
軸を、シャッターカーテンの巻き取り箇所で支持部材に
より上向きに支持するようにした防火、防煙のための防
災用シャッター装置の巻取軸支持構造を提供した。この
巻取軸支持構造によると、シャッターカーテンの巻き取
り箇所で巻取軸は支持部材によって上向きに支持されて
いるため、巻取軸の軸長が長くなり、これによりシャッ
ターカーテンの幅が大スパン化しても、支持部材によっ
て巻取軸が撓むのを防止できることになる。
【0003】さらに本出願人は、その後もこのシャッタ
ー装置の巻取軸支持構造についての改良のための研究を
継続し、この成果として特願2000−115125、
同2000−120443、同2000−13971
2、同2000−161576に係る発明を提供した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの従来
の巻取軸支持構造では、シャッターカーテンの巻き取
り、繰り出しでシャッターカーテンの巻径が変化するこ
とになる巻取軸の軸方向両端がブラケットで一定の高さ
位置に保持されているため、巻取軸に対する支持部材の
高さ位置の設定が難しい。
【0005】すなわち、巻取軸の巻径はシャッターカー
テンの巻き取り量が多くなると増大するため、巻取軸と
の間で最大の巻径と対応するスペースが確保された高さ
位置に支持部材を配置しなければならないが、これによ
ると、シャッターカーテンの全閉時において、言い換え
ると、巻径が最小となったとき又は巻径が零となったと
き、最大の撓み量となる巻取軸の軸方向途中部に対して
巻取軸の軸方向両端が相対的に上昇することになる。こ
の結果、シャッターカーテンに皺が生じ、巻取軸でシャ
ッターカーテンを巻き取るときに、巻取軸の軸方向に亘
ってシャッターカーテンを均等に巻き取ることができな
いおそれが生ずることになる。このため、巻取軸に対す
る支持部材の高さ位置をこのようなおそれのない高さ位
置に設定しなければならないが、この設定が難しい。
【0006】本発明の目的は、本出願人が提供した前記
従来技術をさらに発展させ、巻取軸に対する支持部材の
高さ位置の設定を不要にできるようになるシャッター装
置の巻取軸支持構造を提供するところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシャッター
装置の巻取軸支持構造は、水平方向又は略水平方向が軸
方向となっていてシャッターカーテンを巻き取り、繰り
出すための巻取軸が、前記シャッターカーテンの巻き取
り箇所で支持部材により上向きに支持されるシャッター
装置の巻取軸支持構造において、前記巻取軸の全体が上
下方向の成分を有する方向に移動可能となって前記巻取
軸が前記支持部材で支持されていることを特徴とするも
のである。
【0008】この巻取軸支持構造によると、巻取軸の全
体が上下方向の成分を有する方向に移動可能となって巻
取軸が支持部材で支持されており、巻取軸の軸方向両端
は一定の高さ位置に保持されていないため、シャッター
カーテンの巻き取り、繰り出しで巻取軸の巻径が変化す
ると、その巻径の変化に応じた量だけ、シャッターカー
テンの巻き取り箇所で支持部材によって上向きに支持さ
れている巻取軸の全体が上下動することになる。
【0009】このため、本発明では、巻取軸に対する支
持部材の高さ位置の設定は不要となり、また、巻取軸の
軸方向両端を一定高さ位置に保持していた従来技術と比
較すると、巻取軸によるシャッターカーテンの巻き取り
を巻取軸の軸方向に亘って均等に行うことが可能とな
る。
【0010】本発明において、巻取軸をシャッターカー
テンの巻き取り箇所において上向きに支持するための支
持部材は、ローラ等による回転部材又は非回転部材でも
よく、また、巻取軸のシャッターカーテン巻き取り箇所
と接触する部分が平坦面となった平板やブロック等によ
る部材でもよく、さらに、巻取軸のシャッターカーテン
巻き取り箇所と接触する部分だけが円弧状等に湾曲した
部材等でもよく、要するに、支持部材は、巻取軸のシャ
ッターカーテン巻き取り箇所を上向きに支持するもので
あれば、任意な形状及び大きさのものでよい。
【0011】また、巻取軸の軸方向における支持部材の
長さ及び支持部材の個数は、巻取軸の軸長に応じて任意
に設定することができ、巻取軸の軸方向における支持部
材の長さが長い場合には、巻取軸の軸方向における支持
部材の個数は1個でもよく、複数個でもよい。また、巻
取軸の軸長が長く、巻取軸の軸方向における支持部材の
長さが短い場合には、巻取軸の軸方向における支持部材
の個数を複数個とすることが好ましく、また、1個でも
よい。
【0012】すなわち、巻取軸の軸方向における支持部
材の長さ及び支持部材の個数は、巻取軸の全体を上下方
向の成分を有する方向に移動可能に支持できるものであ
る限りにおいて、任意である。
【0013】また、巻取軸の全体を移動可能とする上下
方向の成分を有する方向は、鉛直方向でもよく、鉛直方
向に対する傾斜角を有する方向でもよく、湾曲等の曲線
を描く方向でもよく、上下方向の成分を有する限りにお
いて、任意である。
【0014】また、上下方向の成分を有する方向へ巻取
軸の全体を移動可能とするためには、巻取軸のこの移動
を案内するための溝等のガイド部を備えた部材を設けて
もよく、上下方向の成分を有する方向に移動可能となっ
た部材に巻取軸を取り付けてもよい。
【0015】また、巻取軸の全体が上下方向の成分を有
する方向に移動可能となって巻取軸が支持部材で支持さ
れているとは、巻取軸の全体が自由状態となって支持部
材の上に巻取軸が載せられていることでもよく、このよ
うに巻取軸の全体を支持部材の上に自由状態で載せる場
合、言い換えると、巻取軸の全体を鉛直方向上向きに持
ち上げ可能にして巻取軸を支持部材の上に載せる場合に
は、巻取軸の円周方向における支持部材による支持箇所
の個数を複数個とすることが好ましい。また、巻取軸の
円周方向における支持部材による支持箇所の個数を、巻
取軸の軸方向に複数設けられる全部について同じとして
もよく、異ならせてもよい。異ならせる場合の一例は、
支持箇所の個数が1個のところと複数個のところとを設
けることである。
【0016】これにより、巻取軸を支持部材によって安
定させて上向きに支持させることができるとともに、巻
取軸におけるシャッターカーテンの巻径の変化に対応で
きることになる。
【0017】この場合において、巻取軸の円周方向にお
ける支持部材による支持箇所の個数を複数個とするため
には、巻取軸の円周方向における支持部材の個数を複数
個としてもよく、あるいは、支持部材を、例えば、V字
ブロック等のように、複数個の支持箇所を備えたものと
することにより、巻取軸の円周方向における支持部材の
個数を1個又は複数個としてもよい。
【0018】また、前述のように、巻取軸の全体を自由
状態とさせて支持部材の上に巻取軸を載せる場合には、
巻取軸の軸方向両端箇所に、支持部材からの巻取軸の脱
落を防止するための脱落防止手段を設けてもよい。
【0019】これより、支持部材の上に巻取軸を常時安
定させて載せておくことができ、巻取軸からのシャッタ
ーカーテンの繰り出し、巻き取りを所定どおり行える。
【0020】このように巻取軸の軸方向両端箇所に支持
部材からの巻取軸の脱落を防止するための脱落防止手段
を設ける場合において、この脱落防止手段は任意な構
造、形式のものでよく、その一例は、巻取軸の軸方向の
両端に補助部材を設け、これらの補助部材の外側に不動
となった不動部材を配置し、これらの不動部材に、巻取
軸が支持部材から脱落する手前で補助部材が当接して巻
取軸の脱落を阻止するストッパ部材を設けることであ
る。
【0021】さらに、本発明において、巻取軸の全体が
上下方向の成分を有する方向に移動可能となって巻取軸
が支持部材で支持されているとは、巻取軸の全体が揺動
中心部を中心とする上下方向に揺動自在となって支持部
材の上に巻取軸が載せられていることでもよく、このよ
うに巻取軸を揺動中心部を中心として上下方向に揺動自
在とする場合には、巻取軸の円周方向における支持部材
による支持箇所の個数を1個としてもよく、複数個とし
てもよい。
【0022】また、この場合においても、巻取軸の円周
方向における支持部材による支持箇所の個数を、巻取軸
の軸方向に複数設けられる全部について同じとしてもよ
く、異ならせてもよい。異ならせる場合の一例は、支持
箇所の個数が1個のところと複数個のところとを設ける
ことである。
【0023】このように巻取軸の円周方向における支持
部材による巻取軸の支持箇所を複数個とする場合には、
それぞれの支持個所を、上下方向又は支持箇所の間隔方
向又はこれらの方向に対して傾斜した方向に移動可能と
しておく。
【0024】これによっても、巻取軸を所定どおり支持
部材により上向きに支持させることができるとともに、
巻取軸におけるシャッターカーテンの巻径の変化に対応
できることになる。
【0025】そして、巻取軸に開閉機の出力軸からシャ
ッターカーテンの巻き取りと繰り出しのうちの少なくと
も一方のための回転駆動力が伝達される場合には、前記
揺動中心部をこの開閉機の出力軸からずれた位置に配置
してもよいが、開閉機の出力軸と同軸的な位置に配置す
ることが好ましい。
【0026】このようにすると、巻取軸がシャッターカ
ーテンの巻径の変化により揺動中心部を中心に揺動して
も、開閉機の出力軸と巻取軸との間の間隔は常に同じに
なっているため、スプロケットとチェーン、プーリとベ
ルト、複数の歯車の噛合による歯車列等による回転駆動
力伝達手段を介して行われる開閉機の出力軸から巻取軸
への回転駆動力の伝達を所定どおり行わせることができ
る。
【0027】上述のように、巻取軸を揺動中心部を中心
として上下方向に揺動自在とする場合には、巻取軸と開
閉機の両方を、揺動中心部を中心に揺動自在となった揺
動部材に取り付けてもよく、開閉機を不動部材に取り付
け、巻取軸をこの不動部材に対して揺動中心部を中心に
揺動可能となるように配置してもよい。
【0028】前者の場合には、揺動部材の揺動中心部の
位置は、開閉機の出力軸と同軸的位置でもよく、この出
力軸の位置からずれた位置でもよい。これらのうちのい
ずれであっても、巻取軸と開閉機は揺動部材に常時一定
間隔を保って取り付けられているため、開閉機の出力軸
から巻取軸へ回転駆動力を所定どおり伝達させることが
できる。
【0029】また、前者を採用する場合には、揺動部材
に対する巻取軸と開閉機の取付構造は任意であり、例え
ば、巻取軸の中心軸と開閉機の出力軸の両方を揺動部材
に貫通させてこれらの巻取軸と開閉機を揺動部材に取り
付けてもよく、あるいは、巻取軸の中心軸と開閉機の出
力軸のうちの一方のみを揺動部材に貫通させてこれらの
巻取軸と開閉機を揺動部材に取り付けてもよく、さら
に、巻取軸の中心軸と開閉機の出力軸の両方を揺動部材
に貫通させずにこれらの巻取軸と開閉機を揺動部材に取
り付けてもよく、種々の取付構造を採用できる。
【0030】また、後者を実現する一つの手段は、不動
部材に揺動中心部を中心とする湾曲した溝等によるガイ
ド部を設け、このガイド部に巻取軸の軸方向端部を移動
自在に係合することである。この後者においては、揺動
中心部の位置を、開閉機の出力軸と同軸的位置とするこ
とが好ましく、これにより開閉機の出力軸から巻取軸へ
回転駆動力を所定どおり伝達できることになる。
【0031】なお、以上のように本発明が開閉機を備え
たシャッター装置に適用される場合においては、その開
閉機は、モータとブレーキを備えるものになっていて、
ブレーキでシャッターカーテンを全開位置に保持し、シ
ャッターカーテンに閉鎖作動を行わせるときにはブレー
キを解除して座板等を含むシャッターカーテンの自重で
シャッターカーテンを巻取軸から繰り出させ、シャッタ
ーカーテンを巻取軸に巻き取らせるときにはモータの回
転駆動力で巻取軸を回転させるものでもよく、あるい
は、ブレーキと、チェーンやレバー等による手動操作手
段とを備えるものになっていて、ブレーキでシャッター
カーテンを全開位置に保持し、シャッターカーテンに閉
鎖作動を行わせるときにはブレーキを解除して座板等を
含むシャッターカーテンの自重でシャッターカーテンを
巻取軸から繰り出させ、シャッターカーテンを巻取軸に
巻き取らせるときには手動操作手段を操作することによ
って手動回転駆動力で巻取軸を回転させるものでもよ
く、さらに、モータとブレーキを備えるものになってい
て、ブレーキでシャッターカーテンを全開位置に保持
し、シャッターカーテンに閉鎖作動を行わせるときには
ブレーキを解除してモータの回転駆動力で巻取軸を回転
させることにより巻取軸からのシャッターカーテンの繰
り出しを行い、シャッターカーテンを巻取軸に巻き取ら
せるときにはモータの逆方向への回転駆動力で巻取軸を
回転させるものでもよく、開閉機の仕様、形式等は任意
である。
【0032】また、巻取軸を揺動中心部を中心として上
下方向に揺動自在とする場合には、支持部材で上向きに
支持された巻取軸と揺動中心部との高さ位置関係は任意
に定めてもよいが、巻取軸を、シャッターカーテンの巻
き取り、繰り出しの全部を通じて揺動中心部よりも上方
に配置することがより好ましい。
【0033】このようにすると、巻取軸におけるシャッ
ターカーテンの巻径が変化しても、シャッターカーテン
の巻き取り、繰り出し位置となっている巻取軸の半径方
向水平位置が水平方向へ移動する量を少なく又はなくす
ことができ、この移動量に関係して幅寸法等を定めなけ
ればならないまぐさやガイドレールが大型化するのを緩
和できることになる。
【0034】以上において、本発明に係る巻取軸支持構
造が適用されるシャッター装置のシャッターカーテン
は、座板等の付属的部材を除く主要部分がシートで形成
されたものでもよく、スラットで形成されたものでもよ
く、メッシュ部材で形成されたものでもよく、パネルで
形成されたものでもよく、リンクとパイプで形成された
もの等でもよく、さらには、これらのうちの少なくとも
2つの複合で形成されたもの等でもよい。
【0035】そして、シャッターカーテンの少なくとも
一部の材料としてシートが用いられる場合には、このシ
ートは塩化ビニル等による非耐火性シートでもよく、ガ
ラスクロスやシリカクロス等による耐火性シートでもよ
い。
【0036】また、本発明に係る巻取軸支持構造が適用
されるシャッター装置は、シャッターカーテンで防災区
画を形成する防火、防煙のための防火用シャッター装置
でもよく、シャッターカーテンで出入り口等の開口部を
開閉するシャッター装置でもよい。そして、これらのシ
ャッター装置は、建物に設置されるものでもよく、地下
街等の構築物に設置されるものでもよく、本発明は、任
意な場所に設置されるシャッター装置に適用できる。
【0037】また、本発明は、連続した1本の軸で巻取
軸を形成したシャッター装置にも適用でき、軸方向に同
軸的に配置された複数の軸を連結することにより巻取軸
を形成したシャッター装置にも適用できる。また、本発
明は、軸心をずらせて複数の巻取軸を配置し、これらの
巻取軸を連結手段で連結して同期回転させるようにした
シャッター装置にも適用できる。すなわち、本発明は複
数の巻取軸を有する連装タイプのシャッター装置にも適
用でき、非連装タイプのシャッター装置にも適用でき
る。
【0038】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本実施形態に係る建物用シャ
ッター装置の全体を示す建物の正断面図で、この建物用
シャッター装置は、建物内に防火、防煙のための防災区
画を形成するための防災用シャッター装置1である。天
井2の上の天井裏空間3には、防災用シャッター装置1
の巻取軸4が水平方向を軸方向として配置され、この巻
取軸4の軸方向両端部には、左右の巻取軸軸端手段5
A、5Bが設けられている。長さが長い大スパンのシャ
フトになっている巻取軸4には耐火性シートによるシャ
ッターカーテン6の上端が結合され、巻取軸4に巻かれ
ているこのシャッターカーテン6は、図1のS2−S2
線断面図である図2及び図1のS3−S3線断面図であ
る図3に示すように、天井2に設けられたまぐさ7を通
って鉛直に垂下されている。
【0039】また、図1に示すとおり、シャッターカー
テン6の左右両端は建物の左右の壁8に配置されたガイ
ドレール9の内部に挿入され、これらの左右両端に設け
られた抜け止め部材10でガイドレール9からの抜け止
めがなされながら、シャッターカーテン6は、巻取軸4
の正逆回転によって巻取軸4からの繰り出し、巻き取り
がなされ、シャッターカーテン6の下端に取り付けた座
板11が床面12に達することにより、シャッターカー
テン6で遮蔽された防災区画が形成される。
【0040】巻取軸4の左右の巻取軸軸端手段5A、5
Bのうちの一方5Aには開閉機13が配置され、この開
閉機13はモータとブレーキの組み合わせからからな
る。図1における巻取軸軸端手段5A側の拡大図である
図4に示すとおり、開閉機13の出力軸13Aは巻取軸
4の中心軸4Aとスプロケット14A,14B及びチェ
ーン14Cで連結されている。通常時は、座板11がま
ぐさ7に達するまでシャッターカーテン6は巻取軸4に
巻き取られており、このシャッターカーテン全開状態が
開閉機13のブレーキの作動で保持されている。火災の
発生によって煙や炎を検出する図示しないセンサが作動
し、このセンサからの信号が図示しない防災用シャッタ
ー装置1の制御装置に入力し、この制御装置からの指令
により開閉機13のブレーキが解除され、これにより開
閉機13の出力軸13Aは自由回転状態となり、シャッ
ターカーテン6は座板11を含めた自重で巻取軸4を正
回転させながら下降する。
【0041】一方、防災用シャッター装置1の保守点検
作業等のため、図示しないスイッチを操作すると、開閉
機13のモータの駆動によって出力軸13Aが回転し、
これにより、スプロケット14A,14B及びチェーン
14Cによる回転駆動力伝達手段を介して巻取軸4が逆
回転し、シャッターカーテン6は巻取軸4に巻き取られ
て上昇する。そして、シャッターカーテン6が全開状態
となると、開閉機13のブレーキが作動してシャッター
カーテン6の全開状態が保持される。
【0042】なお、開閉機13はこのタイプに限定され
ず、例えば、前記モータの代わりに人手によって操作さ
れるチェーン等からなる手動操作手段を備えており、シ
ャッターカーテン6を巻取軸4の回転で巻取軸4に巻き
取るときにおける開閉機13の出力軸13Aの回転駆動
力をこの手動操作手段の操作によって発生させるように
なっているものでもよく、さらに、モータによって巻取
軸4からのシャッターカーテン6の繰り出しと巻き取り
の両方を行わせるようになっているものでもよい。
【0043】図1に示すとおり、巻取軸4におけるシャ
ッターカーテン6の巻き取り箇所には、大スパンとなっ
ている巻取軸4を支持する巻取軸支持手段20が設けら
れ、この巻取軸支持手段20は巻取軸4の軸方向に複数
配置されている。それぞれの巻取軸支持手段20の具体
的構造は、図2及び図3に示されている。
【0044】それぞれ巻取軸支持手段20は、巻取軸4
の下側において巻取軸4の円周方向に2個配置された支
持ローラ21と、前記天井2の上面に配置され、2個の
支持ローラ21を回転自在に保持したブラケット22と
からなる。それぞれの支持ローラ21は巻取軸4と平行
又は略平行であり、これらの支持ローラ21の上に巻取
軸4は載せられている。
【0045】なお、ブラケット22をL字形や逆L字形
等の保持部材を介して前記天井裏空間3に存在する建物
躯体に結合することにより、巻取軸支持手段20をこの
建物躯体に吊り下げ状態で配置してもよい。
【0046】このように、巻取軸4と平行又は略平行で
あって巻取軸4の円周方向に2個設けられた支持ローラ
21を備えている巻取軸支持手段20が巻取軸4の軸方
向に複数個設けられることにより、巻取軸4が上向きに
支持されており、それぞれの支持ローラ21は、巻取軸
4をシャッターカーテン6の巻き取り箇所において上向
きに支持するための支持部材となっている。
【0047】図4に示すように、巻取軸4の一方の端部
側には不動ブラケット30が配置され、前記巻取軸軸端
手段5Aの一部を形成しているこの不動ブラケット30
は、前記天井裏空間3に設けられている図示しない建物
躯体に取り付けられ、したがって不動ブラケット30は
不動部材となっている。不動ブラケット30の内側に
は、巻取軸軸端手段5Aの一部を形成している補助ブラ
ケット31が配置され、この補助ブラケット31に、前
述した開閉機13の出力軸13Aと巻取軸4の中心軸4
Aの一方の端部とが回転自在に挿入され、これにより、
出力軸13Aと中心軸4Aとの間隔が一定に保たれてい
る。
【0048】不動ブラケット30と補助ブラケット31
は図2にも示され、図3に示すように、巻取軸4の前記
巻取軸軸端手段5B側における端部側にも、不動ブラケ
ット30と同じく、天井裏空間3に設けられている図示
しない建物躯体に取り付けられた不動ブラケット32
と、この不動ブラケット32の内側に配置された補助ブ
ラケット33とが設けられ、この補助ブラケット33に
巻取軸4の中心軸4Aの他方の端部が回転自在に挿入さ
れている。
【0049】補助ブラケット31,33は不動ブラケッ
ト30,32に結合されておらず、不動ブラケット3
0,32に対して自由状態となっている。不動ブラケッ
ト30,32には補助ブラケット31,33側へ延びる
ピン34〜36が突設されており、これらのピン34〜
36によって、補助ブラケット31,33が不動ブラケ
ット30,32に対して過度に移動すること、すなわ
ち、巻取軸支持手段20の支持ローラ21に載せられて
いる巻取軸4が支持ローラ21から脱落することが防止
されている。
【0050】すなわち、不動ブラケット30,32と補
助ブラケット31,33とピン34〜36によって形成
されている巻取軸軸端手段5A,5Bは、ピン34〜3
6と補助ブラケット31,33との当接によって支持ロ
ーラ21から巻取軸4が脱落するのを防止するための脱
落防止手段となっている。
【0051】以上のことから、巻取軸4の軸方向両端
は、不動部材等によって一定の高さ位置に保持された構
造になっておらず、これらの軸方向両端は自由状態とな
っている。また、巻取軸4におけるシャッターカーテン
6の巻き取り箇所は、巻取軸4の軸方向における複数箇
所において、巻取軸4の円周方向における2個の支持ロ
ーラ21で上向きに支持され、したがって、巻取軸4の
全体が、全部が上下方向の成分となっている鉛直方向に
移動可能となりながら、巻取軸4は、それぞれの巻取軸
支持手段20において、支持ローラ21による巻取軸4
の円周方向の2つの支持箇所で支持されている。
【0052】以上の実施形態では、巻取軸4の正逆回転
によってシャッターカーテン6が巻取軸4から繰り出さ
れ、巻取軸4に巻き取られると、巻取軸4におけるシャ
ッターカーテン6の巻径が変化し、このように巻径が変
化すると、支持ローラ21で上向きに支持されている巻
取軸4の全体が鉛直方向に移動し、自由状態となってい
る巻取軸4の軸方向両端も鉛直方向に移動する。
【0053】このため、シャッターカーテン6の全部が
巻取軸4から繰り出されて防災用シャッター装置1が全
閉状態となったときでも、巻取軸4は、巻取軸4の軸方
向全長に亘って水平又は略水平となっており、巻取軸の
軸方向両端が一定高さ位置に保持されていた従来と異な
り、支持ローラで支持された箇所が下方へ撓んで軸方向
両端が相対的に上昇するということはない。したがっ
て、巻取軸4によるシャッターカーテン6の巻き取りが
行われるとき、シャッターカーテン6に皺が発生せず又
は発生しにくくなり、巻取軸の軸方向両端を一定高さ位
置に保持していた従来技術と比較すると、シャッターカ
ーテン6は巻取軸4の軸方向に亘って均等に巻き取られ
ることになり、この巻き取りを円滑に行える。
【0054】また、シャッターカーテン6の巻き取り、
繰り出しに伴い、巻取軸4の全体が支持ローラ21で支
持された状態で上下動するため、従来と異なり、巻取軸
4に対する支持ローラ21の高さ位置を設定するという
面倒な作業を行う必要もなくなる。
【0055】図5及び図6は、別実施形態を示す。この
実施形態では、不動ブラケット30,32の内側に揺動
ブラケット131,133が配置されており、揺動ブラ
ケット131に、開閉機13の出力軸13Aと巻取軸4
の中心軸4Aの一方の端部とが回転自在に挿通され、揺
動ブラケット133に巻取軸4の中心軸4Aの他方の端
部が回転自在に挿通されている。
【0056】それぞれの揺動ブラケット131,133
は、不動ブラケット130,132に揺動中心軸134
を中心に上下揺動自在に取り付けられており、このた
め、揺動ブラケット131,133は揺動部材になって
いるとともに、揺動中心部となっている揺動中心軸13
4を中心として巻取軸4の全体は揺動自在であり、この
揺動方向は上下方向の成分を有するものとなっている。
【0057】また、巻取軸4におけるシャッターカーテ
ン6の巻き取り箇所の下部において巻取軸4の軸方向に
複数個配置されている巻取軸支持手段120は、巻取軸
4の円周方向に1個配置された支持ローラ121と、巻
取軸4と平行又は略平行となっているこの支持ローラ1
21を回転自在に保持するブラケット122とからな
る。したがって、支持ローラ121による巻取軸4の支
持箇所は、それぞれの巻取軸支持手段120において、
1つである。
【0058】この実施形態でも巻取軸4の軸方向両端は
一定高さ位置に保持されていない。このため、巻取軸4
の正逆回転によってシャッターカーテン6が巻取軸4か
ら繰り出され、巻取軸4に巻き取られることにより、巻
取軸4におけるシャッターカーテン6の巻径が変化する
と、巻取軸4の全体が揺動ブラケット131,133の
揺動で上下に移動し、前記実施形態と同様に、シャッタ
ーカーテン6は巻取軸4の軸方向に亘って均等に巻き取
られることになる。
【0059】また、この実施形態によると、揺動ブラケ
ット131,133は不動ブラケット130,132に
揺動中心軸134で揺動自在に取り付けられ、この揺動
方向以外の方向への揺動ブラケット131,133の移
動は拘束されているため、前記実施形態におけるピン3
4〜36を省略できるという利点を得られる。
【0060】図7〜図9は、さらに別実施形態を示す。
この実施形態でも、図7及び図8で示すように、不動ブ
ラケット30,32の内側に揺動ブラケット231,2
33が配置され、揺動ブラケット231に、開閉機13
の出力軸13Aと巻取軸4の中心軸4Aの一方の端部と
が回転自在に挿通され、揺動ブラケット233に巻取軸
4の中心軸4Aの他方の端部が回転自在に挿通されてい
る。また、巻取軸4におけるシャッターカーテン6の巻
き取り箇所の下部において巻取軸4の軸方向に複数個配
置されている巻取軸支持手段は、図5及び図6で示され
た手段120と同じであり、それぞれの巻取軸支持手段
120は、1個の支持ローラ121で巻取軸4を上向き
に支持している。
【0061】図9は、巻取軸4の一方の端部側に配置さ
れた不動ブラケット30と揺動ブラケット231を示
す。この図9で示すように、揺動ブラケット231に回
転自在に挿通された開閉機13の出力軸13Aは、不動
ブラケット30に結合された揺動中心軸234の先端の
凹部234Aに軸受け部材235を介して回転自在に挿
入支持されている。このため、揺動ブラケット231の
揺動中心部がこの揺動中心軸234となっているととも
に、この揺動中心部は、開閉機13の出力軸13Aと同
軸的に配置されている。
【0062】また、図8で示されている揺動ブラケット
233の揺動中心部は、不動ブラケット31に結合され
ている揺動中心軸236であり、この揺動中心軸236
の不動ブラケット32及び揺動ブラケット233におけ
る配置位置は、不動ブラケット30及び揺動ブラケット
231における開閉機13の出力軸13Aの位置と対応
している。
【0063】この実施形態でも、巻取軸4の軸方向両端
は一定高さ位置に保持されておらず、巻取軸4の正逆回
転によってシャッターカーテン6の繰り出し、巻き取り
がなされて巻取軸4におけるシャッターカーテン6の巻
径が変化すると、揺動ブラケット131,133の揺動
中心軸234,236を中心とする揺動により、巻取軸
4の全体が上下に移動し、シャッターカーテン6は巻取
軸4の軸方向に亘って均等に巻き取られることになる。
【0064】また、この実施形態によると、揺動ブラケ
ット231,233の揺動中心部は開閉機13の出力軸
13Aの位置と一致しているため、図5及び図6の実施
形態と異なり、図7と図9で示す開閉機13の重量は、
開閉機13における出力軸13Aの位置にもよるが、揺
動ブラケット231に巻取軸4の重量を打ち消す方向に
全く又は殆ど作用しないことになる。このため、巻取軸
4の軸方向に複数個配置される巻取軸支持手段120の
うち、揺動ブラケット231に最も近い位置に配置され
ている巻取軸支持手段120の支持ローラ121には、
他の巻取軸支持手段120の支持ローラ121と同じ又
は略同じ大きさの荷重を作用させることができ、シャッ
ターカーテン6を巻取軸4の軸方向に亘って一層均等に
巻き取ることができる。
【0065】また、揺動ブラケット231に開閉機13
の出力軸13Aと巻取軸4の中心軸4Aが回転自在に挿
通されているため、揺動ブラケット231がどのような
揺動位置にあっても、図2及び図3、図5及び図6の実
施形態と同じく、開閉機13の出力軸13Aの回転駆動
力を前記スプロケット14A,14B及びチェーン14
Cを介して巻取軸4の中心軸4Aに伝達できる。
【0066】図10及び図11は、さらなる別実施形態
を示す。図10に示すように、この実施形態における不
動ブラケット30には付属ブラケット331が固定さ
れ、不動ブラケット30と同じ不動部材となっていて、
スプロケット14A,14B及びチェーン14Cを配置
できる間隔を開けて不動ブラケット30と一体化されて
いるこの付属ブラケット331には、開閉機13が取り
付けられている。また、付属ブラケット331には、円
弧状溝334が形成され、巻取軸4のガイド部となって
いるこの溝334に巻取軸4の中心軸4Aの一方の端部
がスライド自在に挿入されている。この溝33は、開閉
機13の出力軸13Aを中心とする円弧状である。
【0067】また、図11に示すように、不動ブラケッ
ト32にも円弧状溝335が形成され、巻取軸4の中心
軸4Aの他方の端部がスライド自在に挿入されているこ
の溝335は、揺動中心部336を中心とする円弧状で
ある。不動ブラケット32におけるこの揺動中心部33
6の位置は、不動ブラケット30及び付属ブラケット3
31における開閉機13の出力軸13Aの位置と対応し
ている。
【0068】この実施形態でも、巻取軸4の軸方向両端
は一定高さ位置に保持されておらず、巻取軸4の正逆回
転によってシャッターカーテン6の繰り出し、巻き取り
がなされて巻取軸4におけるシャッターカーテン6の巻
径が変化すると、円弧状溝334,335に案内されて
巻取軸4の全体が上下に揺動し、シャッターカーテン6
は巻取軸4の軸方向に亘って均等に巻き取られる。
【0069】また、溝334,335は開閉機13の出
力軸13Aと中心する円弧状であるため、巻取軸4がど
のような揺動位置にあっても、開閉機13の出力軸13
Aの回転駆動力をスプロケット14A,14B及びチェ
ーン14Cを介して巻取軸4の中心軸4Aに伝達でき
る。
【0070】また、特にこの実施形態によると、図2〜
図4で示された補助ブラケット31,33や、図5及び
図6で示された揺動ブラケット131,133、図7〜
図9で示された揺動ブラケット231,233は用いら
れておらず、このため、これらのブラケットの重量が、
巻取軸4の軸方向に複数個配置される巻取軸支持手段1
20のうち、巻取軸4の軸方向両端側に配置されている
巻取軸支持手段120の支持ローラ121に荷重となっ
て作用するということも解消されている。したがって、
巻取軸4の軸方向両端側に配置されている巻取軸支持手
段120の支持ローラ121には、他の巻取軸支持手段
120の支持ローラ121と一層同じとした又は一層略
同じとした大きさの荷重を作用させることができ、巻取
軸4に対するシャッターカーテン6の巻き取りを巻取軸
4の軸方向に亘って一層均等に行わせることができる。
【0071】図12は、図5〜図11で示した実施形態
のように、巻取軸4の軸方向に複数個設けられる巻取軸
支持手段120の1個の支持ローラ121によって巻取
軸4を上向きに支持するとともに、巻取軸4を揺動中心
部Aを中心に揺動自在とした場合における好ましい実施
形態を示す。
【0072】すなわち、図12で示されているとおり、
巻取軸4の高さ位置を、シャッターカーテン6の巻き取
り、繰り出しの全部を通じて巻取軸4が揺動中心部Aよ
りも常時上方となる位置とする。
【0073】これによると、巻取軸4からシャッターカ
ーテン6の全部が繰り出されると、巻取軸4は水平方向
にL1分だけ移動し、シャッターカーテンの全部が巻取
軸4に巻き取られると、巻取軸4は水平方向にL1分だ
け戻って旧位に復帰する。このようにシャッターカーテ
ン6の全部の繰り出し、巻き取りが行われたときに、巻
取軸4におけるシャッターカーテン6の巻径は最大と最
小の間で変化するが、この間において、巻取軸4の半径
方向水平位置におけるシャッターカーテン6の繰り出
し、巻き取り位置が移動する量はL2であり、この移動
量L2は、巻取軸4の水平方向移動量L1によって少な
くなる。
【0074】このため、移動量L2に応じた幅寸法とし
なければならない図5や図6で示すまぐさ7やガイドレ
ール9のその幅寸法を小さくでき、これらの小型化を図
ることができるようになる。
【0075】
【発明の効果】本発明によると、巻取軸に対する支持部
材の高さ位置の設定を不要にできるという効果を得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る巻取軸支持構造が適
用されている建物用シャッター装置の全体を示す建物の
正断面図である。
【図2】図1のS2−S2線断面図である。
【図3】図1のS3−S3線断面図である。
【図4】図1の一部拡大図である。
【図5】別実施形態に係る巻取軸支持構造を示す図2と
同様の図である。
【図6】図5の実施形態の巻取軸支持構造における図3
と同様の図である。
【図7】さらに別実施形態に係る巻取軸支持構造を示す
図2と同様の図である。
【図8】図7の実施形態の巻取軸支持構造における図3
と同様の図である。
【図9】図7の実施形態の巻取軸支持構造における図4
と同様の図である。
【図10】さらにまた別実施形態に係る巻取軸支持構造
を示す図2と同様の図である。
【図11】図10の実施形態の巻取軸支持構造における
図3と同様の図である。
【図12】支持部材である支持ローラで上向きに支持さ
れた巻取軸が、シャッターカーテンの巻き取り、繰り出
しの全部を通じて揺動中心部よりも上方に配置されてい
る場合の作用を示す図である。
【符号の説明】
1 建物用シャッター装置である防災用シャッター装置 4 巻取軸 5A,5B 脱落防止手段である巻取軸軸端手段 9 ガイドレール 13 開閉機 13A 開閉機の出力軸 14A〜C 回転駆動力伝達手段を形成するスプロケッ
トとチェーン 21,121 支持部材である支持ローラ 30,32 不動部材である不動ブラケット 31,33 補助ブラケット 131,133,231,233 揺動部材である揺動
ブラケット 134,234,236 揺動中心部となっている揺動
中心軸 331 不動部材である付属ブラケット 336,A 揺動中心部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向又は略水平方向が軸方向となっ
    ていてシャッターカーテンを巻き取り、繰り出すための
    巻取軸が、前記シャッターカーテンの巻き取り箇所で支
    持部材により上向きに支持されるシャッター装置の巻取
    軸支持構造において、前記巻取軸の全体が上下方向の成
    分を有する方向に移動可能となって前記巻取軸が前記支
    持部材で支持されていることを特徴とするシャッター装
    置の巻取軸支持構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシャッター装置の巻取
    軸支持構造において、前記巻取軸の全体が自由状態とな
    って前記支持部材の上に前記巻取軸が載せられているこ
    とを特徴とするシャッター装置の巻取軸支持構造。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のシャッター装置の巻取
    軸支持構造において、前記巻取軸の軸方向両端箇所に
    は、前記支持部材からの前記巻取軸の脱落を防止するた
    めの脱落防止手段が設けられていることを特徴とするシ
    ャッター装置の巻取軸支持構造。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のシャッター装置の巻取
    軸支持構造において、前記巻取軸の全体が揺動中心部を
    中心とする上下方向に揺動自在となって前記支持部材の
    上に前記巻取軸が載せられていることを特徴とするシャ
    ッター装置の巻取軸支持構造。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のシャッター装置の巻取
    軸支持構造において、前記巻取軸には開閉機の出力軸か
    らの回転駆動力が伝達され、前記揺動中心部はこの開閉
    機の出力軸と同軸的な位置に配置されていることを特徴
    とするシャッター装置の巻取軸支持構造。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のシャッター装置の巻取
    軸支持構造において、前記巻取軸と前記開閉機は、前記
    揺動中心部を中心に揺動自在となった揺動部材に取り付
    けられていることを特徴とするシャッター装置の巻取軸
    支持構造。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のシャッター装置の巻取
    軸支持構造において、前記開閉機は不動部材に取り付け
    られ、前記巻取軸はこの不動部材に対して前記揺動中心
    部を中心に揺動可能に配置されていることを特徴とする
    シャッター装置の巻取軸支持構造。
  8. 【請求項8】 請求項4〜7のいずれかに記載のシャッ
    ター装置の巻取軸支持構造において、前記支持部材で上
    向きに支持された前記巻取軸は、前記シャッターカーテ
    ンの巻き取り、繰り出しの全部を通じて前記揺動中心部
    よりも上方に配置されていることを特徴とするシャッタ
    ー装置の巻取軸支持構造。
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