JP2003041700A - 玄関庇 - Google Patents

玄関庇

Info

Publication number
JP2003041700A
JP2003041700A JP2001226624A JP2001226624A JP2003041700A JP 2003041700 A JP2003041700 A JP 2003041700A JP 2001226624 A JP2001226624 A JP 2001226624A JP 2001226624 A JP2001226624 A JP 2001226624A JP 2003041700 A JP2003041700 A JP 2003041700A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
entrance
eaves
house
wall
view
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001226624A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuichi Sato
隆一 佐藤
Sadaichi Yukinari
貞一 行成
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
Priority to JP2001226624A priority Critical patent/JP2003041700A/ja
Publication of JP2003041700A publication Critical patent/JP2003041700A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Awnings And Sunshades (AREA)
  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 住宅の外壁から敷地外道路近傍にまで至る広
い範囲を覆う玄関庇を設ける。そして、広い庇であって
も庇下方が暗くならないようにする。 【解決手段】 戸建て住宅2に、住宅2の外壁7から敷
地外道路8近傍までの幅、及び、玄関戸6及び宅配ボッ
クス11を含めた幅を有する玄関庇5を構成し、該玄関
庇5の庇天井であって外壁7近傍に構造体内部側に凹状
に複数の照明開口部31を設けて、ここに照明具30等
を備えて照明具30による人工の光を玄関ポーチ4の隅
まで取り入れるようにして、玄関庇5の下方を広く照ら
すことができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、戸建て住宅の玄関
に設けられる玄関庇の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建物の入口となる玄関では、玄
関開口部、外壁面、玄関に対するアプローチ等を雨から
守るために、玄関前方の空間部分を覆う玄関庇が外壁か
ら突出する形状で配置されている。また、住宅において
は、前記玄関ポーチの前方に、門扉が設けられているも
のがある。近年では、特に、狭小な土地に住宅が建設さ
れる場合が多くなり、住宅ができる限り敷地を余すこと
なく使用して建物が配置されて、玄関が敷地外道路に近
接して設けられることがある。このような住宅では、例
えば、特開平8−151813で提案されるように、門
扉の支柱に玄関庇の支柱を併用させて、住宅の外壁から
門扉まで至る広い玄関庇を設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の如く住
宅の外壁から敷地外道路近傍にまで至る大きな玄関庇を
形成すると、玄関のイメージを大きく左右する玄関庇が
重く嵩張るような感を与えてしまったり、玄関庇が大き
くなることで玄関ポーチの隅の方や玄関土間等が採光不
足となったりして、玄関構えの美観を損ねてしまうこと
が予想される。そこで、本発明では上記事情に鑑みて、
住宅の外壁から敷地外道路近傍にまで至る広い範囲を覆
う玄関庇を住宅の玄関構えを損ねることなく設けること
を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。
【0005】即ち、請求項1においては、戸建て住宅に
設けられた玄関庇において、該玄関庇の軒天井に平面視
略矩形の照明開口部を形成したものである。
【0006】請求項2においては、前記照明開口部内に
照明具を配設したものである。
【0007】請求項3においては、前記照明開口部に格
子状パネルを着脱自在に嵌設したものである。
【0008】請求項4においては、戸建て住宅に設けら
れた玄関庇において、該玄関庇は住宅の外壁から玄関戸
及び該玄関戸近傍に位置する宅配ボックスを含めた幅を
有するよう構成したものである。
【0009】請求項5においては、戸建て住宅に設けら
れた玄関庇において、複数の母屋及び梁によって構成し
た該玄関庇の躯体を、住宅の二階部分に設けられた躯体
から下方へ突出した支持柱に吊設したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。図1は本発明に係る玄関庇を採用した住宅の玄関の
全体的な構成を示した正面図、図2は同じく平面図であ
る。図3は本発明に係る玄関庇を示す平面図、図4は玄
関庇を構成する屋根パネルを示す平面図、図5は同じく
側断面図である。また、図6は本発明に係る玄関庇を示
す側断面図、図7は同じく正面断面図、図8は同じく側
断面図、図9は同じく軒化粧側板を示す側断面図、図1
0は同じく格子状パネルを示す斜視図、図11は同じく
庇梁を示す正面断面図、図12は同じく軒先梁を示す正
面断面図である。
【0011】近年、特に狭小な土地に住宅が建設される
場合が多くなり、本実施例においては住宅2ができる限
り敷地を余すことなく使用して建物が配置されて、玄関
3が敷地外道路8に近接して設けられている。このよう
な住宅2では、塀等の外構に門柱を構築すると、門柱と
玄関3が近接して雑然とした玄関構えとなることがある
ために、門柱を設けないようにしている。
【0012】上述のような特徴を持った住宅2の玄関3
では、図1及び図2に示す如く、住宅2の建物の外壁7
から突出する玄関庇5と、該玄関庇5の下方に位置し、
玄関土間4aに玄関戸6を介して連続する盤状のコンク
リート等で形成された玄関ポーチ4が構成されている。
そして、通常の住宅2では門柱に設けられることの多い
郵便受けを、玄関戸6近傍の外壁7に組み込まれた状態
に設けられた宅配ボックス11に併用させている。
【0013】前記玄関ポーチ4及び玄関庇5は、平面視
において、前記外壁から宅配ボックス11のある位置ま
で張り出した状態に形成されている。玄関土間4aから
敷地外道路8近傍まで続く玄関ポーチ4の床面は車椅子
での移動を配慮して、凹凸が小さく段差のない構造とし
ており、さらに、玄関ポーチ4の一端には、該玄関ポー
チ4に至るための緩やかな勾配が形成されたスロープ9
が設けられており、玄関ポーチ4と地面とに高低差があ
るが、車椅子に乗ったままスロープ9を通って玄関ポー
チ4に至り、玄関3から室内へ入ることができるように
している。
【0014】また、玄関開口部6a側部に配置した宅配
ボックス11のある位置まで玄関ポーチ4が形成されて
いるので、門柱に宅配ボックス11を設けないが、配達
人は玄関開口部6a側方にある宅配ボックス11を認識
し易い。さらに、宅配ボックス11まで玄関ポーチ4を
伝って辿り着くことができ、また、宅配ボックス11上
方には玄関庇5や住宅2の構造物が配設されているの
で、該宅配ボックス11を利用する配達人や受取人及び
配達物に雨が掛からないようにしている。
【0015】従って、本発明に係る玄関庇5は、前後幅
は住宅2の外壁7から敷地外道路近傍8まで、そして、
左右幅は玄関戸6、及び該玄関戸6近傍に位置する宅配
ボックス11、玄関土間4a側部に配置する収納室(ク
ローク40)またはエレベータ41等を隠す外壁7aを
含めた幅を有し、玄関ポーチ4全体という比較的大きな
範囲を広く覆っていることになる。よって、玄関戸6の
み覆う通常の玄関庇5より大型であるために、採光方法
やその支持構造において、工夫が必要となる。そこで、
以下に玄関庇5の構造について詳細に説明する。
【0016】図3に示す如く、玄関庇5は平面視におい
て五枚の平面視矩形状の屋根パネル12・12・・・を
連ねて略矩形状を構成している。各屋根パネル12・1
2・・・は、図4及び図5に示す如く、建物側から軒先
側に向かって前後に五枚の基礎パネル13・13・・・
を連結して構成しており、軒先に向かって下る僅かな勾
配が形成されている。夫々の基礎パネル13・13・・
・は、図6に示す如く、各基礎パネル13・13・・・
毎に断面「コ」の字状鋼によって形成されたパネル固定
部材14・14・・・によって下方へ滑り落ちないよう
にして梁15及び軒先梁16に位置固定されている。
【0017】図3、図6及び図7に示す如く、玄関庇5
は、I型鋼よりなる母屋17及び軒母屋18と、同じく
I型鋼よりなる左右二本の庇梁35・35によって、平
面視矩形枠状の玄関庇5の躯体を形成し、該躯体で梁1
5及び軒先梁16を支持している。右側(図1紙面上に
おいて)の庇梁35は、図7に示す如く、玄関3左側方
に位置する住宅2の躯体に、住宅2の外壁7から突出し
た固定部材19を介して支持されている。そして、該庇
梁35には、母屋17の一端が連結されており、従っ
て、該母屋17の左側端は住宅の躯体に支持されている
ことになる。また、同じく母屋17の左側(図1紙面上
において)端は、住宅2の躯体の二階部分に支持固定さ
れた支持柱33を下方へ延出して、該支持柱33に吊設
した状態としている。
【0018】上述の如く、玄関庇5の躯体を該玄関庇5
上方に位置する支持柱33によって支持させることで、
玄関庇5の下部に、必要以上に多くの支持柱を建柱する
必要がなくなって、玄関ポーチ4上の空間を広く利用す
ることができ、また、玄関構えの美観を向上させること
に寄与している。
【0019】一方、軒母屋18は、その右側端を玄関3
側方に位置する住宅2の躯体に、左側端を平面視矩形状
の玄関庇5の一角に立設された独立柱20に支持されて
いる。なお、前記独立柱20の下端は住宅2の基礎に強
固に支持固定されており、該独立柱20は内側に剛性の
高い基礎柱20aを設け、該基礎柱20aに意匠性の高
い化粧パネル20bを外装して構成されている。従っ
て、内外二層構造になっていて、玄関庇5を支持するの
に十分な剛性を持ちながらも意匠性の高い柱となってい
る。
【0020】前記母屋17及び軒母屋18の間には、梁
15が支持されている。図8に示す如く、梁15の軒先
側には軒母屋18を介して軒先梁16が軒先に向かって
延設されている。そして、軒先梁16の先端部では軒樋
支持部材21が付設されて、該軒樋支持部材21の外側
に軒化粧底板22が突出している。さらに、軒化粧底板
22より軒先側に軒化粧側板23が設けられて、軒樋支
持部材21、軒化粧底板22及び軒化粧側板23とで上
方に開口したU字状の空間を形成しており、該箱状の空
間に軒樋24が内装されて、住宅2の玄関3の外観に軒
樋24が露出しないようにしている。軒樋24は玄関庇
5の軒先に設けられて、該玄関庇5の周縁部を囲ってい
る。前記軒樋24は一般的に生産されている形状の合成
樹脂素材のものを使用することができる。
【0021】前記軒樋支持部材21の軒先側に略水平に
固定支持された軒化粧底板22は、アルミ素材等の軽量
金属素材で構成された板状物であって、軒化粧底板22
上に水が溜まることの無いようにしている。上述の如く
構成した軒化粧底板22は、下方からは格子状のプレー
トが見えて軒樋24は隠蔽され、軒樋24が露出すると
きと比べて、該軒化粧底板22の渋みのある金属光沢に
よって高級感を醸し出すようにしている。
【0022】また、軒化粧底板22の軒先側には軒化粧
側板23を固定している。軒化粧側板23は、軽量金属
素材板を曲げ圧縮加工によって、図8に示す断面形状と
なるように成形したものであり、その最上部は軒樋24
に向かって僅かな勾配を有する水垂片23aが付設され
ている。水垂片23aは建物側に向かって側方へ突出し
て、軒樋24の上方で勾配を急にして軒化粧側板23上
の降水を軒樋24に導くようにしている。
【0023】上記軒化粧側板23は側面視において上下
に並ぶ二枚の長尺のプレートが建物外側へ突出したよう
なデザインに見える。従って、軒先にシャープで近代的
なイメージを与えて、軒先の美観を向上している。さら
に、軒化粧側板23及び軒化粧底板22に、木材を使用
したときと比べて耐久性が高い。但し、軒化粧底板22
及び軒化粧側板23の素材や意匠等は本実施例に限定さ
れるものではなく、住人の嗜好に合うように適合させた
意匠とし、また、金属素材に限定されるものでなくコン
クリート素材等を採用することができる。
【0024】前記梁15及び軒先梁16は、図11及び
図12に示す如く、夫々C型鋼15a・15a・16a
・16aで構成されていて、二本の該C型鋼15a・1
5a・16a・16aの開口部を側方に向けて互いに背
を向け合うようにして母屋17及び軒母屋18に固定し
て、一本の梁15又は軒先梁16を構成している。そし
て、梁15又は軒先梁16を構成する二本のC型鋼15
a・15a・16a・16aの間には軒天井固定金具2
5・25・・・が挟持されている。
【0025】軒天井固定金具25・25・・・は正面視
T字状であって垂直部25aと水平部25bを有してい
る。そして、該軒天井固定金具25・25・・・の水平
部25bの下面に軒天井材26を吊設している。軒天井
材26は前記軒化粧底板22から建物側へ向かって突出
した形状に形成されている軒天井支持部22aと、玄関
庇5に設けられた母屋17の下フランジから垂下された
状態に設けられている軒天井支持部材27とに架設され
ており、適宜、前記軒天井固定金具25・25・・・及
び梁15の下面に固定され、断面ハット状鋼によって形
成された軒天井補強材28・28・・・とで、上方へ支
持されている。このようにして、比較的大型の玄関庇5
であるために、軒天井材26の面積も大きくなり、重量
も大きくなってしまいがちであるが、軒天井材26を簡
易且つ確実に玄関庇5の躯体に支持させることによっ
て、良好に軒天井材26を保持しているのである。
【0026】また、前記梁15又は軒先梁16を構成し
ているC型鋼15a・15a・16a・16aの上部に
は、基礎パネル13・13・・・が固定されている。基
礎パネル13・13・・・は、前述の如く、夫々に玄関
庇5の天井の傾斜の基礎となる傾斜を有しており、図
4、図5、図11及び図12に示す如く、前後に五枚の
基礎パネル13・13・・・をパネル固定部材14・1
4・・・で梁15又は軒先梁16の上部に前後に並列し
て固定し、屋根パネル12を構成している。
【0027】そして、該屋根パネル12の左右側面を断
面「コ」字状鋼によって構成されたパネル側部固定部材
14a・14a・・・によって挟んだ状態として、該パ
ネル側部固定部材14a・14a・・・を梁15又は軒
先梁16に螺設することで、屋根パネル12を梁15又
は軒先梁16の上部に固定している。屋根パネル12は
隣接する梁15又は軒先梁16の間に架設支持されてお
り、屋根パネル12を形成した上で、該屋根パネル12
の上部及び側部を覆う屋根材29を張設する。
【0028】前記屋根材29は野地板の外側に屋根パネ
ル12の上部及び側部を一体的に覆うように金属屋根材
を張設したものであって、高い防水性を有している。そ
して、このように構成した屋根パネル12・12・・・
を平面視において五組並列して玄関庇5を形成する。ま
た、玄関庇5全体に屋根パネル12・12・・・並設し
たうえで、隣接する屋根材29どうしの接辺、住宅2の
外壁7との接点及び玄関庇5の軒先に位置し軒樋支持部
材21の上部に固定された軒先水切34との接点等を、
コーキング材によって防水加工を施して玄関庇5の内部
に水が浸入しないようにしている。
【0029】特に、本発明に係る玄関庇5では、玄関庇
5によって覆われる面積が大きくなるために、玄関庇5
によって玄関3が暗くなったり、玄関庇5が必要以上に
住宅2に重たいイメージを与えてしまったりすることが
ある。そこで、玄関庇5内部に照明具30を組み込ん
で、玄関庇5全体の厚みを小さくして玄関庇5の軒先は
金属素材で構成された軒化粧側板23によって軽快なイ
メージを与えたりしている。
【0030】玄関庇5に設けられた照明具30は、軒天
井材26下面ではなく玄関庇5内部に構成して、玄関庇
5の軒天井面にできるだけ大きな平面を形成すること
で、玄関庇5及び玄関3の空間の拡がりを阻害する物を
少なくして、玄関3の空間をできる限り広く感じること
のできるようにしている。
【0031】また、照明具30はスポット的な照明では
なく、平面視略矩形状の玄関庇5の周辺部であって、住
宅2の玄関開口部6aが位置する外壁7に接する部分に
広く設けられている。図3に示す如く、照明具30から
の採光部である格子状パネル32は、住宅2の外壁7に
沿って平面視長尺矩形状に広く設けることで、住宅2の
外壁7を広く照らしている。
【0032】図8に示す如く、玄関庇5に設けられた前
記母屋17の下フランジから垂設された軒天井支持部材
27の軒天井材26を支持しているのと反対側、即ち、
建物側には、住宅2の外壁7と該軒天井支持部材27と
の間で下方に向かって開口する照明開口部31が形成さ
れている。照明開口部31は玄関開口部6aが設けられ
た外壁7に略平行に平面視略矩形状に軒天井材26をく
り抜かれた状態としているものであって、該照明開口部
31には着脱自在に格子状パネル32が嵌設されてい
る。図10に示す如く、格子状パネル32は長尺の板材
32a・32a・・・を複数並列して格子状に組み合わ
せたものであり、乳白色のポリカーボネート板で軽量に
構成されている。
【0033】一方、玄関庇5の内部において、照明具3
0を配設する位置の基礎パネル13・13・・・、即
ち、最も住宅2側に位置する基礎パネル13・13・・
・の下面は切り欠いて空間(13a)が形成されてい
て、該空間(13a)に照明具30を配設するようにし
ている。照明具30に使用される電力は、図示せぬ配線
によって玄関庇5内部及び外壁7内部を通って住宅2の
方から供給されている。
【0034】前記照明具30から発される光は、玄関庇
5の天井に設けられた格子状パネル32を通して、玄関
3の空間を照らしており、その間接光が玄関ポーチ4・
軒天井板26・さらに外壁7や玄関戸6へ柔らかく広が
るので、玄関ポーチ4に明るさ感と奥行き感を醸し出す
ことができる。
【0035】特に、玄関開口部6aを広く照らすので、
意匠性の高い玄関戸6を強調して玄関3を個性的に演出
している。また、格子状パネル12を玄関庇5の左右の
幅にわたって広く設けているので、玄関ポーチ4の隅ま
でも暗い部分が形成されることなく明るく照らし出され
て、照明開口部31が下面開放であるので足元への明る
さを確保し、玄関ポーチ4の床面の照度がアップして視
認性を高めている。
【0036】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
以下に示すような効果を奏する。
【0037】即ち、請求項1に示す如く、戸建て住宅に
設けられた玄関庇において、該玄関庇の軒天井に平面視
略矩形の照明開口部を形成したので、玄関開口部を広く
照らし、意匠性の高い玄関戸を強調して玄関を個性的に
演出している。また、玄関ポーチの隅までも暗い部分が
形成されることなく明るく照らし出されて、玄関ポーチ
の床面の照度がアップして視認性を高め、玄関庇を従来
よりも大きく構成することができる。
【0038】請求項2に示す如く、前記照明開口部内に
照明具を配設したので、玄関庇の天井にできるだけ広い
平面を形成することができて、玄関の空間を広く感じ取
ることができる。
【0039】請求項3に示す如く、前記照明開口部に格
子状パネルを着脱自在に嵌設したので、下方に向かう光
が格子状パネルを通過して、玄関を照らす。また、格子
状パネルによって玄関庇の天井にアクセントを付けて単
調となることを防いでいる。さらに、着脱自在であるの
で、格子状パネルを取り外して簡易に照明具のメンテナ
ンスができる。
【0040】請求項4に示す如く、戸建て住宅に設けら
れた玄関庇において、該玄関庇は住宅の外壁から玄関戸
及び該玄関戸近傍に位置する宅配ボックスを含めた幅を
有するよう構成したので、日常生活における玄関周りの
移動範囲をカバーする大型の玄関庇となって、雨天時も
支障なく、客人を迎えたり配達物を取り入れたりするこ
とができる。
【0041】請求項5に示す如く、戸建て住宅に設けら
れた玄関庇において、複数の母屋及び梁によって構成し
た該玄関庇の躯体を、住宅の二階部分に設けられた躯体
から下方へ突出した支持柱に吊設したので、比較的大型
の玄関庇であっても、該玄関庇の下方に多くの柱を建柱
せずとも良好に玄関庇を支持することができて、玄関構
えを美観に優れたものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る玄関庇を採用した住宅の玄関の全
体的な構成を示した正面図。
【図2】同じく平面図。
【図3】本発明に係る玄関庇を示す平面図。
【図4】玄関庇を構成する屋根パネルを示す平面図。
【図5】同じく側断面図。
【図6】本発明に係る玄関庇を示す側断面図。
【図7】同じく正面断面図。
【図8】同じく側断面図。
【図9】同じく軒化粧側板を示す側断面図。
【図10】同じく格子状パネルを示す斜視図。
【図11】同じく庇梁を示す正面断面図。
【図12】同じく軒先梁を示す正面断面図。
【符号の説明】
2 住宅 3 玄関 4 玄関ポーチ 5 玄関庇 6 玄関戸 6a 玄関開口部 7 外壁 30 照明具 31 照明開口部 32 格子状パネル 33 支持柱 36 採光開口部 37 透明パネル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 戸建て住宅に設けられた玄関庇におい
    て、該玄関庇の軒天井に平面視略矩形の照明開口部を形
    成したことを特徴とする玄関庇。
  2. 【請求項2】 前記照明開口部内に照明具を配設したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の玄関庇。
  3. 【請求項3】 前記照明開口部に格子状パネルを着脱自
    在に嵌設したことを特徴とする請求項2に記載の玄関
    庇。
  4. 【請求項4】 戸建て住宅に設けられた玄関庇におい
    て、該玄関庇は住宅の外壁から玄関戸及び該玄関戸近傍
    に位置する宅配ボックスを含めた幅を有するよう構成し
    たことを特徴とする玄関庇。
  5. 【請求項5】 戸建て住宅に設けられた玄関庇におい
    て、複数の母屋及び梁によって構成した該玄関庇の躯体
    を、住宅の二階部分に設けられた躯体から下方へ突出し
    た支持柱に吊設したことを特徴とする玄関庇。
JP2001226624A 2001-07-26 2001-07-26 玄関庇 Pending JP2003041700A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001226624A JP2003041700A (ja) 2001-07-26 2001-07-26 玄関庇

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001226624A JP2003041700A (ja) 2001-07-26 2001-07-26 玄関庇

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003041700A true JP2003041700A (ja) 2003-02-13

Family

ID=19059404

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001226624A Pending JP2003041700A (ja) 2001-07-26 2001-07-26 玄関庇

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003041700A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5209931B2 (ja) 玄関ポーチ
JP2003041700A (ja) 玄関庇
JP2559173B2 (ja) バルコニーの排水構造
JP7290879B2 (ja) 通気立平構造体
JP4447064B2 (ja)
JP4005862B2 (ja) 玄関構造
JPH11303519A (ja) 建物の屋上出入口構造及び同出入口用ハッチ
JPH0433307Y2 (ja)
JP2002332726A (ja) 樋の取付構造
JP2010077629A (ja) 屋根構造および建物
JP2024061231A (ja) 建築物
JP2604324Y2 (ja) バルコニーの囲い構造
JPH0323454Y2 (ja)
JPH0978741A (ja)
JP2000145120A (ja) 住宅用採光構造
JP2500043B2 (ja) ド―マ―
JPH07578Y2 (ja) 部分平屋部の屋根と二階壁部との水切り構造
JP2003041655A (ja) 独立柱
JP2002332751A (ja) 住 宅
JP3271639B2 (ja) 入母屋における妻壁下端の敷板
JPH083557Y2 (ja) 軒先構造
JPH0636136Y2 (ja) バルコニーの排水構造
JP2500042B2 (ja) ド―マ―のゲ―ブル取付け構造
JPH0886053A (ja) 入母屋におけるけらば部分の水切装置
JP2000087445A (ja) 玄関庇