JP2003041295A - 2剤型漂白剤 - Google Patents
2剤型漂白剤Info
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Abstract
漂白剤を提供する。 【解決手段】 過酸化水素及び水を含有するpHが特定
範囲にある組成物からなるA剤と、カリウムイオン1.
5〜10質量%及び水を含有するpHが特定範囲にある
組成物からなるB剤とを、A剤とB剤とを分離して保持
する容器に充填してなる2剤型漂白剤。
Description
る
水素を主基剤とする液体漂白剤は色柄物に使用でき、汚
れに直接塗布できるなどの使い勝手の良さから好まれて
使用されている。また、貯蔵安定性や漂白効果を高める
ことを目的に2剤型液体漂白剤の研究が行われている。
−166892号公報、特開平9−157693号公
報、特開平9−48997号公報には過酸化水素を含有
するA剤と漂白活性化剤を含有するB剤からなる漂白剤
組成物が開示されている。これらの技術は、紅茶や赤ワ
イン等の親水性汚れに対しては、高い漂白効果が得られ
るものの、カレー汚れ等の親油性汚れに対しては、満足
できるレベルに達していない。
服し、親油性汚れに対する漂白効果に優れる2剤型漂白
剤を提供することにある。
び水を含有し、20℃におけるpHが1.0〜6.5で
ある組成物からなるA剤と、カリウムイオン1.5〜1
0質量%及び水を含有し、20℃におけるpHが9.0
〜12.0である組成物からなるB剤とを、A剤とB剤
とを分離して保持する容器に充填してなる2剤型漂白剤
を提供する。
助剤としての漂白剤のみならず、独立した洗浄剤として
の使用も含む。
素を好ましくは0.1〜10質量%、より好ましくは
0.5〜6質量%、特に好ましくは1〜6質量%及び水
を含有する。過酸化水素がこのような範囲であれば満足
できる漂白効果を得ることができる。
6.5、好ましくは1.5〜6、特に好ましくは2〜5
である。このpH範囲において、優れた漂白効果と貯蔵
安定性が得られる。
0℃におけるpHを7にするために必要な0.1規定水
酸化ナトリウム水溶液の量が、好ましくは50〜100
0ml、より好ましくは100〜1000ml、特に好
ましくは150〜600mlであることが好適であり
〔性質(I)〕、このような性質(I)を満たすことに
より、より優れた貯蔵安定性と漂白効果が得られる。
めには、酸剤を用いて所定のpHに調整することが好ま
しい。ここで本発明でいう酸剤とは、20℃の1Lイオ
ン交換水に1g以上溶解し、且つ1g/1Lの濃度の2
0℃におけるpHが5以下の物質が好ましい。また、本
発明で好ましい酸剤は水中における酸解離定数pKaが
1〜8の範囲内で2段以上有する化合物である。ここで
本発明でいう酸解離定数は、「化学便覧基礎編II」(改
訂3版 日本化学会編)のII−338頁〜II−342頁
に記載の通りである。
ポリリン酸、フィチン酸から選ばれるリン酸系化合物、
エタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,1,2
−トリホスホン酸、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−
ジホスホン酸、エタンヒドロキシ−1,1,2−トリホ
スホン酸、エタン−1,2−ジカルボキシ−1,2−ジ
ホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸から選ばれる
ホスホン酸、2−ホスホノブタン−1,2−ジカルボ
ン酸、1−ホスホノブタン−2,3,4−トリカルボン
酸、α−メチルホスホノコハク酸から選ばれるホスホノ
カルボン酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシ
ンから選ばれるアミノ酸、ニトリロ三酢酸、イミノ二
酢酸、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン
五酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、ヒドロキ
シエチルイミノ二酢酸、トリエチレンテトラアミン六酢
酸、ジエンコル酸から選ばれるアミノポリ酢酸、ジグ
リコール酸、オキシジコハク酸、カルボキシメチルオキ
シコハク酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、シュウ酸、リン
ゴ酸、オキシジコハク酸、グルコン酸、カルボキシメチ
ルコハク酸、カルボキメチル酒石酸から選ばれる有機
酸、アミノポリ(メチレンホスホン酸)、またはポリ
エチレンポリアミンポリ(メチレンホスホン酸)、を挙
げることができ、より好ましくはのホスホン酸化合
物、のアミノポリ酢酸化合物、の有機酸、及びの
化合物が好適である。本発明では特にエタン−1,1−
ジホスホン酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸、
エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸、クエ
ン酸、コハク酸、マレイン酸、フタル酸、テレフタル
酸、イソフタル酸、フマル酸、アジピン酸、アスパラギ
ン酸、アゼライン酸、グルタミン酸、グルタル酸、エチ
レンジアミン4酢酸、ジエチレントリアミン5酢酸、エ
チレンジアミン2酢酸、2−ヒドロキシエチルイミノジ
酢酸から選ばれる化合物が最も好ましい。
質(I)を満たすよう、A剤中に0.1〜10質量%、
好ましくは0.2〜5質量%、特に好ましくは0.2〜
3質量%の範囲で配合することが好ましい。なお、本発
明のA剤はアルカリ剤を含有していてもよい。アルカリ
剤は後述のB剤で挙げたものを使用することができる。
イオン交換水が好ましい。また、貯蔵安定性の点で、水
の含有量はA剤中に50〜99質量%、更に60〜95
質量%が好適である。
0℃におけるpHが9.0〜12.0、好ましくは9.
0〜11.5、特に好ましくは9.5〜11.0の組成
物である。pHがこの範囲において満足できる漂白効果
が得られる。
1.5〜10質量%、好ましくは2〜8.5質量%、よ
り好ましくは2〜6質量%含有する。このような範囲以
外では満足できる漂白効果と貯蔵安定性を得ることがで
きない。
ン及びアルカリ土類金属イオンの総量に対するカリウム
イオンの比率が50〜100質量%、更に60〜95質
量%であることが、漂白効果及び貯蔵安定性の点から良
好である。なお、B剤中のカリウムイオン、その他のア
ルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオンの含有量は
原子吸光法で測定することができる。
は、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、水酸化カリウ
ム、硼酸カリウム、リン酸3カリウム、リン酸水素2カ
リウム、リン酸2水素カリウム、珪酸カリウム、硫酸カ
リウム、クエン酸3カリウム、コハク酸3カリウム、酢
酸カリウムを挙げることができ、これらの中でも特に水
酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、リン
酸3カリウム、リン酸水素2カリウム、リン酸2水素カ
リウム、クエン酸3カリウム、コハク酸3カリウムから
選ばれる1種以上が好適である。
lの20℃におけるpHを7にするために必要な1規定
硫酸水溶液の量が、450〜2000ml、更に450
〜2000ml、特に500〜1000mlであること
が好ましい〔性質(II)〕。このような性質(II)を満
たすことにより、より優れた漂白効果と貯蔵安定性が得
られる。このような性質(II)をB剤に付与するため
に、アルカリ剤として、好ましくは上述のカリウムイオ
ン源、及び炭酸ナトリウム、モノエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、トリエタノールアミン、リン酸3ナ
トリウム、リン酸水素2ナトリウムから選ばれる1種以
上を配合することが好適である。これらは、性質(II)
や、カリウムイオンの量比を満足するように配合するこ
とが良好である。本発明では、上述のカリウムイオン源
及びそれ以外のアルカリ剤の合計量が、B剤中、好まし
くは3〜20質量%、より好ましくは3.5〜15質量
%、特に好ましくは4〜10質量%であることが好適で
ある。
イオン交換水が好ましい。また、貯蔵安定性の点で、水
の含有量はB剤中に30〜99質量%、更に50〜95
質量%が好適である。
成するために、必要ならば酸剤を配合してもよい。酸剤
は前述のA剤で挙げたものを使用することができる。
めさらに洗浄効果を付与する目的から、A剤及びB剤の
少なくとも1方、好ましくはA剤に一般式(1)で示さ
れる非イオン界面活性剤を用いることが好ましい。
〜14のアルキル基又はアルケニル基であり、sは2〜
20、好ましくは4〜12、さらに好ましくは4〜8、
tは0〜10、好ましくは0〜5の数であり、エチレン
オキシド(C2H4O)とプロピレンオキシド(C3H6O)
はランダムあるいはブロック付加体であってもよ
い。〕。
に配合する場合、その含有量はA剤中好ましくは0.1
〜30質量%、より好ましくは0.5〜20質量%、特
に好ましくは1〜15質量%である。一般式(1)の非
イオン界面活性剤はA剤に配合することが好ましいが、
B剤に使用しても差し支えなく、B剤中の含有量は好ま
しくは0〜60質量%、より好ましくは0.1〜50質
量%である。
ン界面活性剤以外に、他の非イオン界面活性剤、陰イオ
ン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、及び両性界面活性
剤をA剤及び/又はB剤に使用することができる。
素数10〜18、好ましくは10〜16、特に好ましく
は10〜15のアルキル基又はアルケニル基と、−SO
3M基及び/又は−OSO3M基〔M:対イオン〕とを有
する陰イオン界面活性剤が好ましい。具体的にはアルキ
ルベンゼンスルホン酸、アルキル(又はアルケニル)硫
酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキル(又はアル
ケニル)エーテル硫酸エステル、オレフィンスルホン
酸、アルカンスルホン酸、α−スルホ脂肪酸、α−スル
ホ脂肪酸エステル及びこれらの塩が好ましい。これら
は、上記炭素数のアルキル基又はアルケニル基を有す
る。これらの中でも特に炭素数10〜16のアルキル基
又はアルケニル基を有するアルキル(又はアルケニル)
硫酸エステル、炭素数10〜16のアルキル基又はアル
ケニル基を有し、エチレンオキシド(以下、EOと表記
する)平均付加モル数が1〜6、好ましくは1〜4、特
に好ましくは1〜3であるポリオキシエチレンアルキル
(又はアルケニル)エーテル硫酸エステル、炭素数10
〜15のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン
酸、およびこれらの塩から選ばれる一種以上を配合する
ことが好ましい。塩としては、ナトリウム塩、カリウム
塩、アンモニウム塩、アルカノールアミン塩が貯蔵安定
性の点から良好である。
(2)のモノ長鎖アルキル(もしくはアルケニル)トリ
短鎖アルキル型陽イオン界面活性剤が好ましい。
は10〜18、特に好ましくは10〜16のアルキル基
またはアルケニル基であり、R3、R4、R5は同一又は
異なっていてもよい炭素数1〜3のアルキル基である。
X-は陰イオン、好ましくはハロゲンイオン、炭素数1
〜3のアルキル硫酸エステルイオン、炭素数1〜12の
脂肪酸イオン、炭素数1〜3の置換基を1〜3個有して
いてもよいアリールスルホン酸イオンである。〕。
の化合物及び一般式(4)の化合物から選ばれる化合物
が好ましい。
は10〜16、特に好ましくは10〜14の直鎖アルキ
ル基又はアルケニル基であり、R7、R8は、それぞれ炭
素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であ
る。R9は炭素数1〜5、好ましくは2又は3のアルキ
レン基である。Aは−COO−、−CONH−、−OC
O−、−NHCO−、−O−から選ばれる基であり、c
は0又は1、好ましくは1の数である。〕
は9〜17、特に好ましくは10〜16のアルキル基又
はアルケニル基であり、R11は炭素数1〜6、好ましく
は1〜4、特に好ましくは2又は3のアルキレン基であ
る。Bは−COO−、−CONH−、−OCO−、−N
HCO−、−O−から選ばれる基であり、dは0又は1
の数、好ましくは0である。R12、R13は、それぞれ炭
素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、好
ましくはメチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基で
あり、R14はヒドロキシ基で置換していてもよい炭素数
1〜5、好ましくは1〜3のアルキレン基である。D
は、−SO3 -、−OSO3 -から選ばれる基であり、特に
−SO3 -が漂白洗浄効果の点から良好である。〕。
用することが漂白効果及び貯蔵安定性の点から好まし
く、B剤中に0〜10質量%、更に0.1〜5質量%配
合することが好適である。また、陽イオン界面活性剤は
貯蔵安定性の点から、A剤に使用することが好適であ
り、A剤中に0〜5質量%、更に0.01〜2質量%、
特に0.05〜1質量%配合することが好適である。さ
らに両性界面活性剤は本発明のA剤及びB剤の少なくと
も1方、好ましくはB剤に用いることが漂白効果の点か
ら好適である。配合量は0〜15質量%、更に0.01
〜10質量%、特に0.05〜5質量%が好ましい。
に漂白活性化剤を使用することが好ましい。漂白活性化
剤としては漂白効果及び貯蔵安定性の点からアルカノイ
ルオキシベンゼン型漂白活性化剤が好ましく、特に炭素
数6〜14、好ましくは7〜13のアルカノイル基を有
するアルカノイルオキシベンゼンスルホン酸もしくは炭
素数6〜14、好ましくは7〜13のアルカノイル基を
有するアルカノイルオキシベンゼンカルボン酸又はこれ
らの塩が好ましい。具体的に好ましい例としてはオクタ
ノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、ノナノイルオ
キシ−p−ベンゼンスルホン酸、3,5,5−トリメチ
ルヘキサノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、デカ
ノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、ドデカノイル
オキシ−p−ベンゼンスルホン酸、オクタノイルオキシ
−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、ノナノイルオキ
シ−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、3,5,5−
トリメチルヘキサノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼ
ンカルボン酸、デカノイルオキシ−o−又は−p−ベン
ゼンカルボン酸、ドデカノイルオキシ−o−又は−p−
ベンゼンカルボン酸、及びこれらの塩が挙げられる。塩
としてはナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩が
好ましく、特にナトリウム塩が溶解性の点から好まし
い。
−ベンゼンスルホン酸、デカノイルオキシ−p−ベンゼ
ンカルボン酸、ドデカノイルオキシ−p−ベンゼンスル
ホン酸及びこれらの塩が親油性汚れ漂白効果の点から好
ましい。本発明のA剤には漂白活性化剤を0.05〜5
質量%、更に0.1〜3質量%配合することが、漂白効
果の点から好ましい。
る目的からA剤及びB剤の少なくとも1方、好ましくは
B剤に、分散剤を配合することが好ましい。特に、重量
平均分子量5千〜4万、好ましくは5千〜1万のポリア
クリル酸又はその塩、ポリメタクリル酸又はその塩、又
は重量平均分子量1万〜10万、好ましくは3万〜7万
のアクリル酸とマレイン酸のコポリマー(塩)から選ば
れるカルボン酸系ポリマー、及び重量平均分子量4千〜
2万、好ましくは5千〜1万のポリエチレングリコール
から選ばれる非イオン性ポリマーが好ましい。なお、こ
れら分散剤にはA剤で用いる酸剤及びB剤で用いるアル
カリ剤として作用するものがあるため、本発明の効果を
妨げない程度に使用することが必要である。本発明では
A剤及び/又はB剤、好ましくはB剤に、上記分散剤を
0.05〜14質量%、好ましくは0.1〜8質量%配
合することが好適である。
はB剤に洗浄効果を高める目的で溶剤を配合することが
好ましい。溶剤としては(i)炭素数1〜5の1価アル
コール、(ii)炭素数2〜12の多価アルコール、(ii
i)下記の一般式(5)で表される化合物、(iv)下記
の一般式(6)で表される化合物、(v)下記の一般式
(7)で表される化合物が挙げられる。
子、炭素数1〜6のアルキル基、フェニル基又はベンジ
ル基を示すが、R15及びR16の双方が水素原子となる場
合を除く。gは0〜10の数を、hは0〜10の数を示
すが、g及びhの双方が0である場合を除く。R17及び
R18は炭素数1〜3のアルキル基を示す。R19は炭素数
1〜8のアルキル基を示す。〕。
しては、一般的にエタノール、プロピルアルコール、イ
ソプロピルアルコールが挙げられる。これらの低級アル
コールを配合することにより低温における系の安定性を
更に向上させることができる。
としては、イソプレングリコール、2,2,4−トリメ
チル−1,3−ペンタンジオール、1,8−オクタンジ
オール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジ
プロピレングリコール、グリセリン等が挙げられる。
て、R15、R16がアルキル基である場合の炭素数は1〜
4が特に好ましい。また、一般式(5)中、EO及びプ
ロピレンオキシドの平均付加モル数のg及びhは、それ
ぞれ0〜10の数である(g及びhの双方が0である場
合を除く)が、これらの付加順序は特に限定されず、ラ
ンダム付加したものであってもよい。(iii)の化合物
の具体例としては、エチレングリコールモノブチルエー
テル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノ
メチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエー
テル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロ
ピレングリコールジメチルエーテル、ポリオキシエチレ
ン(p=2〜3)ポリオキシプロピレン(p=2〜3)
グリコールジメチルエーテル(pは平均付加モル数を示
す)、ポリオキシエチレン(p=3)グリコールフェニ
ルエーテル、フェニルカルビトール、フェニルセロソル
ブ、ベンジルカルビトール等が挙げられる。このうち、
洗浄力及び使用感の点から、プロピレングリコールモノ
メチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエー
テル、ポリオキシエチレン(p=1〜4)グリコールモ
ノフェニルエーテルが好ましい。
ジメチル−2−イミダゾリジノン、1,3−ジエチル−
2−イミダゾリジノンが好適なものとして例示され、
(v)の化合物としてはアルキルグリセリルエーテル化
合物が挙げられ、好ましくはR 19が炭素数3〜8のアル
キル基の化合物である。
めに(i)、(ii)、(iii)、(v)の水溶性溶剤が
好ましく、特にエタノール、イソプロピルアルコール、
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、
イソプレングリコール、プロピレングリコールモノメチ
ルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテ
ル、ペンチルグリセリルエーテル、オクチルグリセリル
エーテル、ポリオキシエチレン(p=1〜4)グリコー
ルモノフェニルエーテルから選ばれる溶剤が好ましい。
はB剤に0.01〜15質量%、好ましくは0.05〜
10質量%含有することが良好である。
剤を混合して漂白洗浄を行うものである。A剤とB剤の
混合比率は質量比でA剤/B剤=1/5〜5/1、更に
1/3〜3/1が漂白洗浄効果の点から好ましい。ま
た、A剤及びB剤混合後の20℃におけるpHが9.5
〜12、好ましくは9.5〜11.0、特に好ましくは
9.8〜11.0になるようにA剤、B剤の組成及び混
合比率を調整することが漂白効果の点から好ましい。
も3〜300mPa・s、好ましくは3〜100mPa
・sの範囲に調整することが使い勝手の点から好適であ
る。このような粘度に調整するために本発明ではA剤及
び/又はB剤に粘度調整剤を配合することができる。粘
度調整剤としては炭素数1〜3のアルキル基、もしくは
ヒドロキシ基が1〜3個置換していてもよいベンゼンス
ルホン酸、重量平均分子量3000〜100000のポ
リエチレングリコール又はポリプロピレングリコールを
用いることができる。このような粘度調整剤はA剤及び
/又はB剤に0〜10質量%、更に0.01〜5質量%
配合することが好適である。
対イオンとする化合物をB剤に配合する場合、B剤中の
カリウムイオンの量が1.5〜10質量%となるよう
に、その配合量を調整する必要がある。
用、食器用、風呂用、壁用(カビ取り剤も含む)、絨毯
用の漂白洗浄剤等の用途に使用されることが好ましい。
特に、衣料用の漂白洗浄剤として使用されることが好ま
しい。
記のような混合比率を容易に達成する目的で、A剤及び
B剤を同時に吐出可能な吐出部を具備した容器を用いる
ことが好ましい。また、容器は、A剤、B剤を分離して
保持できるものであり、例えばA剤とB剤をそれぞれ異
なる格納部に収納可能な一体型容器、A剤を収納可能な
容器とB剤を収納可能な容器とを適当な部材で接合した
連結型容器が挙げられる。特に、本発明に用いられる容
器の吐出部の開口面積は、A剤吐出部とB剤吐出部が面
積比で1/5〜5/1、更に1/3〜3/1が吐出量を
調整する上で好ましい。吐出量の調整は、A剤とB剤の
粘度及び吐出部の開口面積や形状を調整することにより
公知の方法で達成することができる。具体的な容器の模
式図を図1、図2に示す。図1中(11)、(12)は
A剤又はB剤の収容部であり、一方にA剤が、他方にB
剤が収容される。各収容部は(13)の隔壁により分離
され、該容器中ではA剤とB剤は分離して保持される。
(14)はA剤及びB剤を同時に吐出する吐出部であ
る。また、図2中(21)、(22)はA剤又はB剤の
収容部であり、一方にA剤が、他方にB剤が収容され
る。これらは(23)の接合部で接合されている。(2
4)はA剤及びB剤を同時に吐出する吐出部である。
2のような、A剤及びB剤を計量できるキャップ(1−
1)、(2−1)を使用することが好ましい。このよう
なキャップを用いることにより、A剤とB剤とを計量す
る工程において両者を混合した後に汚れに作用させるこ
とが可能になり、高い漂白性能を得ることができる。
わせで図1又は図2の容器に充填して、2剤型液体漂白
剤を調製し、漂白効果を以下の方法で評価した。結果を
表1に示す。
であり、10質量%硫酸水溶液又は30質量%NaOH
水溶液を用いて調整した。
0mlのpHを7にするために必要な0.1規定水酸化
ナトリウム水溶液の量(表中、0.1規定NaOH必要
量で示す)、及び20℃においてB剤1000mlのp
Hを7にするために必要な1規定硫酸水溶液の量(表
中、1規定H2SO4必要量で示す)を、併せて示した。
染布(親油性汚れ)の4枚に、表1に示した吐出量比で
A剤とB剤の混合液を1mL/枚の割合で塗布し、5分
間放置した。その後、0.0667質量%濃度の市販洗
剤溶液を使ってターゴトメーターにて普通洗浄した(8
0rpm×10分)後、乾燥させて、次式により漂白率
を算出した。
0Aで460nmフィルターを使用して測定した。
トルトカレー(カレーマルシェ)の固形分をメッシュで
除去した後、得られた液を煮沸するまで加熱した。この
液に木綿金布#2003を浸し、約15分間煮沸した。
そのまま火からおろし約2時間程度放置し室温まで放置
した後、布を取りだし、余分に付着しているカレー液を
へらで除去し、自然乾燥させた。その後プレスし、10
cm×10cmの試験布として実験に供した。
>A剤1000mlをビーカーにとり、0.1規定Na
OH水溶液を、ビュレットを用いて滴下し、攪拌し、p
Hメーター(堀場製作所製 pH METERF−1
4)にてpH値を測定した。なお、測定は20℃の恒温
室にて、各溶液及び実験器具を20℃にして行った。
剤1000mlをビーカーにとり、1規定H2SO4水溶
液を、ビュレットを用いて滴下し、攪拌し、pHメータ
ー(堀場製作所製 pH METER F−14)にて
pH値を測定した。なお、測定は20℃の恒温室にて、
各溶液及び実験器具を20℃にして行った。
ジホスホン酸 2)ポリオキシエチレンラウリルエーテル(EO平均付
加モル数6) 3)N−テトラデシル−N,N,N−トリメチルアンモ
ニウムクロリド 4)ラウロイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム 5)ポリアクリル酸ナトリウム(重量平均分子量100
00) 6)アルキル(炭素数12〜15)ベンゼンスルホン酸
ナトリウム 7)RO(C2H4O)n(C3H6O)m(C2H4O)l−H
(R:ラウリル、n:6、m:1、l:4) 8)N−ラウリル−N,N−ジメチル−N−(2−ヒド
ロキシ−1−スルホプロピル)アンモニウムスルホベタ
イン 9)アルカリ金属イオン及びアルカリ土類金属イオンの
総量に対するカリウムイオンの質量比
模式図
す模式図
Claims (4)
- 【請求項1】 過酸化水素及び水を含有し、20℃にお
けるpHが1.0〜6.5である組成物からなるA剤
と、カリウムイオン1.5〜10質量%及び水を含有
し、20℃におけるpHが9.0〜12.0である組成
物からなるB剤とを、A剤とB剤とを分離して保持する
容器に充填してなる2剤型漂白剤。 - 【請求項2】 B剤中に存在するアルカリ金属イオン及
びアルカリ土類金属イオンの総量に対するカリウムイオ
ンの比率が50〜100質量%である請求項1記載の2
剤型漂白剤。 - 【請求項3】 A剤及びB剤が下記性質(I)及び(I
I)を満足する請求項1又は2記載の2剤型漂白剤。 (I)A剤1000mlの20℃におけるpHを7にす
るために必要な0.1規定水酸化ナトリウム水溶液の量
が50〜1000mlである。 (II)B剤1000mlの20℃におけるpHを7にす
るために必要な1規定硫酸水溶液の量が450〜200
0mlである。 - 【請求項4】 A剤及びB剤の少なくとも1方が、下記
一般式(1)で表される非イオン界面活性剤を含有する
請求項1〜3の何れか1項記載の2剤型漂白剤。 R1−O−(C2H4O)s−(C3H6O)t−H (1) 〔式中、R1は炭素数10〜18のアルキル基又はアル
ケニル基であり、sは2〜20、tは0〜10の数であ
り、エチレンオキシドとプロピレンオキシドはランダム
あるいはブロック付加体であってもよい。〕
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- 2001-07-31 JP JP2001231687A patent/JP4675518B2/ja not_active Expired - Fee Related
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