JP2003040327A - 梱包材及びこれを用いた梱包構造 - Google Patents

梱包材及びこれを用いた梱包構造

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JP2003040327A
JP2003040327A JP2001233117A JP2001233117A JP2003040327A JP 2003040327 A JP2003040327 A JP 2003040327A JP 2001233117 A JP2001233117 A JP 2001233117A JP 2001233117 A JP2001233117 A JP 2001233117A JP 2003040327 A JP2003040327 A JP 2003040327A
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Kikuo Suga
菊雄 須賀
Haruo Harada
春雄 原田
Chiaki Kato
千明 加藤
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Sanden Corp
Nippon Kako Kizai Co Ltd
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Sanden Corp
Nippon Kako Kizai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木材を用いずに環境保全に適した梱包を行う
ことができ、生産性及びコスト面においても有利な梱包
材及びこれを用いた梱包構造を提供する。 【解決手段】 自動販売機の梱包に使用される梱包材1
0を木材を用いずに紙材によって形成したので、梱包を
解いた後に木製の廃材が発生することがなく、環境保全
上極めて有利であり、焼却処理も容易に行うことができ
る。また、各スペーサ13の上端及び下端に上板11及
び下板12の各孔11a,12aに嵌合する嵌合部13
cを設けたので、上板11及び下板12に対する各スペ
ーサ13の位置決め及び組付けを容易に行うことがで
き、梱包材10の組立作業を極めて効率的に行うことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動販売機
や冷凍・冷蔵ショーケース等の電化機器や重量物の梱包
に用いられる梱包材及びこれを用いた梱包構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、工場等から出荷される自動販売機
の梱包においては、木板によって形成された梱包材を自
動販売機の下面側に配置し、自動販売機の上面側には緩
衝性を有する保護材を配置して梱包している。自動販売
機の下面側に配置される梱包材には、互いに上下に配置
された上板及び下板をスペーサを介して間隔を保持した
ものが用いられ、上板と下板との間には移送時にフォー
クリフト等のフォークが挿入されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記梱包材
は出荷先で梱包を解いた後は廃材となるが、梱包材は木
材であり、環境保全上、このような木製の廃材の発生は
削減することが望まれている。また、木板を用いた梱包
材は組立工数が多く、材料の木板は梱包に用いるには比
較的高価であるため、生産性及びコスト面においても不
利であった。
【0004】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、木材を用いずに環境
保全に適した梱包を行うことができ、生産性及びコスト
面においても有利な梱包材及びこれを用いた梱包構造を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、梱包対象物の下面側に配置
され、上下方向に間隔をおいて配置された板状部材と、
上側及び下側の板状部材の間隔を保持するスペーサとを
備えた梱包材において、前記板状部材及びスペーサを硬
質の紙材によって形成するとともに、上側及び下側の板
状部材の所定位置にそれぞれ所定形状の孔を設け、スペ
ーサの上端及び下端には板状部材の各孔にそれぞれ嵌合
する嵌合部を設けている。
【0006】これにより、梱包材が硬質の紙材からなる
板状部材及びスペーサによって構成されることから、梱
包材の材料に木材が用いられることがない。また、スペ
ーサの嵌合部を板状部材の孔に嵌合することにより、ス
ペーサが板状部材に容易に位置決めされて組付けられる また、請求項2では、請求項1記載の梱包材において、
前記スペーサを、板状部材の各孔の内形よりも外形の大
きい外筒と、外筒内に挿入され、各孔の内形と同等の外
形を有する内筒とから形成するとともに、内筒の上端側
及び下端側を外筒の上端及び下端よりもそれぞれ所定長
さだけ外側に突出させて板状部材の各孔に嵌合する前記
嵌合部を形成している。
【0007】これにより、請求項1の作用に加え、スペ
ーサが外筒及び外筒内に挿入された内筒によって形成さ
れ、内筒の上端及び下端を外筒から突出させて嵌合部が
形成されることから、嵌合部を有するスペーサが容易に
製造されるとともに、外筒及び内筒の二重構造により、
スペーサの強度が高まる。
【0008】また、請求項3では、請求項1または2記
載の梱包材において、前記スペーサを梱包対象物の幅方
向両端側及びその中央に対応する位置にそれぞれ設けて
いる。
【0009】これにより、請求項1または2の作用に加
え、例えばフォークリフトのフォークを挿入する際、中
央のスペーサを目標にして挿入の位置決めを行うことが
可能となる。
【0010】また、請求項4では、請求項1、2または
3記載の梱包材において、少なくとも前記板状部材の下
面側を覆う防水性の被覆材を備えている。
【0011】これにより、請求項1、2または3の作用
に加え、防水性の被覆材により、接地面の水分が下側の
板状部材の紙材に浸透することがない。
【0012】また、請求項5では、請求項2、3または
4記載の梱包材において、前記梱包対象物はその下面に
脚部を有するものであって、板状部材の孔からスペーサ
内に梱包対象物の脚部を挿入可能に形成している。
【0013】これにより、請求項2、3または4の作用
に加え、梱包対象物の脚部が板状部材の孔からスペーサ
内に挿入されることから、梱包対象物の荷重が脚部から
直接板状部材に加わることがない。
【0014】また、請求項6では、請求項5記載の梱包
材において、前記梱包対象物はその下面に転倒防止用の
補助脚を有するものであって、上側の板状部材に補助脚
挿入用の孔を設けている。
【0015】これにより、請求項5の作用に加え、梱包
対象物の補助脚が板状部材の孔に挿入されることから、
補助脚が梱包の妨げになることがない。
【0016】また、請求項7の梱包構造では、前記梱包
対象物の所定方向一端側及び他端側に請求項1、2、
3、4、5または6記載の梱包材をそれぞれ配置してい
る。
【0017】これにより、請求項1、2、3、4、5ま
たは6の作用に加え、梱包対象物の一端側及び他端側に
それぞれ別体の梱包材が配置されることから、梱包対象
物の下面全体に対応して一体に形成されたものに比べ、
梱包材を必要最小限の大きさにすることができ、梱包を
解いた後も嵩張ることがない。
【0018】
【発明の実施の形態】図1乃至図8は本発明の第1の実
施形態を示すもので、図1は自動販売機の梱包構造を示
す全体斜視図、図2はその分解斜視図、図3は梱包材の
分解斜視図、図4はストッパの斜視図、図5はその組付
構造を示す側面断面図、図6は被覆材の組付構造を示す
部分斜視図、図7は梱包時の梱包材を示す平面図、図8
はその正面図である。
【0019】本実施形態の梱包構造は、梱包対象物とし
ての自動販売機1の下面側に配置される前後一対の梱包
材10と、自動販売機1の上面側に配置される前後一対
の保護材20とを用いるものである。
【0020】梱包材10は、互いに上下に配置された板
状部材としての上板11及び下板12と、上板11及び
下板12間に配置された複数のスペーサ13と、上板1
1及び下板12間の幅方向両端に配置された一対の補強
板14とからなり、これらの部材は厚さ数mm程度の硬
質の紙材によって形成されている。また、梱包材10の
下面及び両側面側は防水性の被覆材15によって覆われ
ている。
【0021】上板11及び下板12は平板状に形成さ
れ、その幅方向両端側及びその中央にはそれぞれ各スペ
ーサ13を嵌合する四角形状の孔11a,12aが設け
られている。
【0022】スペーサ13は上下方向に延びる断面四角
形状の外筒13a及び内筒13bからなり、図4に示す
ように外筒13a内には内筒13bが挿入されている。
内筒13bは外筒13aよりも軸方向に長く形成され、
図5に示すように内筒13bの上端側及び下端側が外筒
13aの上端及び下端からそれぞれ上板11及び下板1
2の厚さtと同等の長さLだけ突出している。また、内
筒13bは外形が上板11及び下板12の各孔11a,
12aの内形とほぼ同等の断面形状を有し、外筒13a
の外形は各孔11a,12aの内形よりも大きく形成さ
れている。即ち、内筒13bの上端側及び下端側はそれ
ぞれ各孔11a,12aに嵌合する嵌合部13cをな
す。また、外筒13aの上端及び下端は各孔11a,1
2aの縁部に係止し、上板11及び下板12間に所定間
隔を保持するようになっている。
【0023】補強板14は上端側及び下端側がそれぞれ
一側方に屈曲するようにコ字状に形成され、スペーサ1
3の外筒13aと同等の高さに形成されている。
【0024】被覆材15は防水性の紙材からなり、その
両端側には上板11の幅方向両端側の各孔11aに対応
する孔15aがそれぞれ設けられている。
【0025】前記梱包材10を組立てる場合には、各ス
ペーサ13の各嵌合部13cを上板11及び下板12の
各孔11a,12aに嵌合して接着し、各補強板14の
上端及び下端を上板11及び下板12の両端側にそれぞ
れ接着する。次に、被覆材15を下板12の下面に貼り
付け、図6に示すように被覆材15の両端側を補強板1
4の側方を介して上板11の上面側に折り曲げて上板1
1の両端側に貼り付ける。
【0026】各保護材20は自動販売機1の上面側前端
部及び上面側後端部をそれぞれ覆うように形成された紙
材からなり、その内側の所定箇所には図示しない紙製の
緩衝材が取付けられている。
【0027】以上のように構成された梱包材10及び保
護材20を用いて自動販売機1の梱包を行う場合には、
各梱包材10を自動販売機1の前後に配置するととも
に、各梱包材10の上に自動販売機1を載置する。その
際、自動販売機1の各脚部1aは各梱包材10の幅方向
両端側の孔11aからスペーサ13内に挿入される。次
に、自動販売機1の上面側に各保護材20を配置し、図
2に示すように梱包ベルト30によって自動販売機1の
幅方向二箇所を各梱包材10及び各保護材20と共に緊
締する。その際、各梱包ベルト30は各梱包材10の上
板11と下板12との間に通される。また、前述のよう
にして梱包された自動販売機1をフォークリフトによっ
て移送する場合には、図7に示すように梱包材10の上
板11と下板12との間にフォークリフトのフォークA
が挿入される。
【0028】このように、本実施形態によれば、自動販
売機1の梱包に使用される梱包材10を木材を用いずに
紙材によって形成したので、梱包を解いた後に木製の廃
材が発生することがなく、環境保全上極めて有利であ
り、焼却処理も容易に行うことができる。この場合、自
動販売機1の前端側と後端側にそれぞれ別体の梱包材1
0を配置するようにしたので、自動販売機1の下面全体
に対応して一体に形成されたものに比べ、梱包材10を
必要最小限の大きさにすることができる。これにより、
梱包材10の使用材料を削減することができるととも
に、梱包を解いた後も嵩張らないため、補完スペースが
少なくて済むという利点がある。更に、前後別体の梱包
材10を用いることにより、自動販売機1の奥行き寸法
が異なる場合にも対応することができ、汎用性の向上を
図ることができる。
【0029】また、各スペーサ13の上端及び下端に上
板11及び下板12の各孔11a,12aに嵌合する嵌
合部13cを設けたので、上板11及び下板12に対す
る各スペーサ13の位置決め及び組付けを容易に行うこ
とができ、梱包材10の組立作業を極めて効率的に行う
ことができる。この場合、スペーサ13を外筒13a及
び外筒13a内に挿入される内筒13bによって形成
し、内筒13bの上端及び下端を外筒13aから突出さ
せて前記嵌合部13cを形成するようにしたので、嵌合
部13cを有するスペーサ13を容易に製造することが
でき、しかも外筒13a及び内筒13bの二重構造にな
っているので、スペーサ13の強度を格段に高めること
ができる。
【0030】更に、自動販売機1の各脚部1aを各梱包
材10の孔11aからスペーサ13内に挿入するように
したので、梱包材10に各脚部1aから直接荷重が加わ
ることがなく、荷重の集中による上板11の部分的な圧
壊を確実に防止することができる。
【0031】また、自動販売機1の幅方向両端側及び中
央に対応する位置に各スペーサ13を設けたので、フォ
ークリフトのフォークAを挿入する際、中央のスペーサ
13を目標にして挿入の位置決めを行うことができ、フ
ォークリフトによる移送作業において極めて有利であ
る。
【0032】更に、梱包材10の下面及び両側面を防水
性の被覆材15によって覆うようにしたので、接地面の
水分が下板12や補強板14の紙材に浸透することがな
く、水分の吸収による紙材の強度低下を確実に防止する
ことができる。
【0033】また、梱包材10の下面側を平板状の下板
12によって形成したので、梱包された自動販売機1同
士を積み重ねた場合、上側の自動販売機1の梱包材10
と下側の自動販売機1の保護材20とを面接触させるこ
とができる。これにより、上側の自動販売機1を積み重
ねた際、下側の自動販売機1に対して位置ずれを生じて
いた場合でも、フォークリフトのフォークを左右にスラ
イドするだけで梱包材10を滑らすことができるので、
上側の自動販売機1を適正な位置にずらすことができ、
倉庫での保管等に極めて有利である。
【0034】図9乃至図12は本発明の第2の実施形態
を示すもので、図9は梱包材の平面図、図10は前側梱
包材の正面図、図11は後側梱包材の正面図、図12は
前側梱包材の分解斜視図である。
【0035】本実施形態の梱包構造は、前端側に左右一
対の転倒防止用補助脚2aを有する薄型の自動販売機2
の梱包に用いられ、自動販売機2の下面前端側には前側
梱包材40が配置され、後端側には後側梱包材50が配
置される。
【0036】前側梱包材40は、互いに上下に配置され
た板状部材としての上板41及び下板42と、上板41
及び下板42間に配置された複数のスペーサ43と、上
板41及び下板42間の幅方向両端に配置された一対の
補強板44と、自動販売機2の各補助脚2bに対応する
位置に配置された一対の補強材45とからなり、これら
の部材は前記実施形態と同等の紙材によって形成されて
いる。尚、スペーサ43及び補強板44は前記実施形態
と同等の構成からなるため説明は省略する。
【0037】上板41及び下板42は平板状に形成さ
れ、その幅方向両端側にはそれぞれ各スペーサ43を嵌
合する孔41a,42aが計2個ずつ設けられている。
また、上板41における一端側の各孔41aと他端側の
各孔41aとの間には、自動販売機2の各補助脚2aを
挿入する一対の長孔41bが幅方向に間隔をおいて設け
られている。
【0038】補強材45は前後方向に延びる断面四角形
状の筒状部材からなり、スペーサ43と同等の高さに形
成されている。また、補強材45の上面には、上板41
の長孔41bに対応する長孔45aが設けられている。
【0039】後側梱包材50は、互いに上下に配置され
た板状部材としての上板51及び下板52と、上板51
及び下板52間に配置された複数のスペーサ53と、上
板51及び下板52間の幅方向両端に配置された一対の
補強板54とからなり、これらの部材は前記実施形態と
同等の紙材によって形成されている。尚、スペーサ53
及び補強板54は前記実施形態と同等の構成からなるた
め説明は省略する。
【0040】上板51及び下板52は平板状に形成さ
れ、その幅方向両端側にはそれぞれ各スペーサ53を嵌
合する孔51a,51b(下板52側の孔は図示省略)
が計2個ずつ設けられている。この場合、幅方向内側に
位置する一対の孔51bは、前側梱包材40の補助脚用
の各長孔41bに対応する位置に配置されている。
【0041】以上のように構成された梱包材40,50
を用いて自動販売機2の梱包を行う場合は、各梱包材4
0,50を自動販売機2の前後に配置するとともに、各
梱包材40,50の上に自動販売機2を載置する。その
際、自動販売機2の各脚部2bは各梱包材40,50の
幅方向両端の孔41a,51aから各スペーサ43,5
3内に挿入される。また、自動販売機2の各補助脚2a
は前側梱包材40の各長孔41bから各補強材45内に
挿入される。
【0042】前述のように梱包された自動販売機2をフ
ォークリフトによって移送する際、自動販売機2の前面
側からフォークリフトのフォークAを挿入する場合は、
前側梱包材40の各補強材45の間に挿入され、背面側
から挿入する場合は後側梱包材50の幅方向内側に位置
する各孔51bのスペーサ53間に挿入される。
【0043】このように、本実施形態によれば、前側梱
包材40に自動販売機2の各補助脚2aを挿入する長孔
41b及び補強材45を設けたので、各補助脚2aが梱
包の妨げになることがなく、補助脚2aを有する自動販
売機2においても的確な梱包を行うことができる。
【0044】また、梱包された自動販売機2の背面側か
らフォークリフトのフォークAを挿入する場合、後側梱
包材50の幅方向内側の各スペーサ53は、前側梱包材
40の補助脚用の各長孔41bに対応する位置に配置さ
れているので、前記各スペーサ53間にフォークAを挿
入すれば、フォークAの先端が自動販売機2の補助脚2
aに接触することはなく、常に適切な位置にフォークA
を挿入することができる。
【0045】図13及び図14は本発明の第3の実施形
態を示すもので、図13は梱包材の平面図、図14は前
側梱包材の正面図である。尚、前記第2の実施形態と同
等の構成部分には同一の符号を付して示す。
【0046】即ち、前記第2の実施形態では、前側梱包
材40の幅方向両端側に孔41a及びスペーサ43を計
2個ずつ設けたものを示したが、本実施形態のように前
側梱包材40の幅方向両端側に第2の実施形態よりも前
後及び左右方向の寸法の大きい孔41c及びスペーサ4
6を一つずつ設けるようにしてもよい。
【0047】尚、前記第2及び第3の実施形態に示した
梱包材40,50においても、第1の実施形態のように
防水性の被覆材で覆うようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の梱包材
によれば、梱包材を木材を用いずに形成することができ
るので、梱包を解いた後に木製の廃材が発生することが
なく、環境保全上極めて有利であり、焼却処理も容易に
行うことができる。また、スペーサを板状部材に容易に
位置決めして組付けることができるので、組立作業を極
めて効率的に行うことができる。
【0049】また、請求項2の梱包材によれば、請求項
1の効果に加え、板状部材との嵌合部を有するスペーサ
を容易に製造することができ、しかもスペーサの強度を
高めることができるので、生産性及び耐久性の向上を図
ることができる。
【0050】また、請求項3の梱包材によれば、請求項
1または2の効果に加え、例えばフォークリフトのフォ
ークを挿入する際、中央のスペーサを目標にして挿入の
位置決めを行うことができるので、フォークリフトによ
る移送作業において極めて有利である。
【0051】また、請求項4の梱包材によれば、請求項
1、2または3の効果に加え、接地面の水分が下側の板
状部材の紙材に浸透することがないので、水分の吸収に
よる紙材の強度低下を確実に防止することができる。
【0052】また、請求項5の梱包材によれば、請求項
2、3または4の効果に加え、梱包対象物の荷重が脚部
から直接板状部材に加わることがないので、荷重の集中
による部分的な圧壊を確実に防止することができる。
【0053】また、請求項6の梱包材によれば、請求項
5の効果に加え、梱包対象物の補助脚が梱包の妨げにな
ることがないので、補助脚を有する梱包対象物において
も的確な梱包を行うことができる。
【0054】また、請求項7の梱包構造によれば、請求
項1、2、3、4、5または6の効果に加え、梱包材を
必要最小限の大きさにすることができるので、梱包材の
使用材料を削減することができるとともに、梱包を解い
た後も嵩張らないため、補完スペースが少なくて済むと
いう利点がある。また、梱包対象物の前端側及び後端側
にそれぞれ梱包材を配置した場合には、梱包対象物の奥
行き寸法が異なる場合にも対応することができるので、
汎用性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す自動販売機の梱
包構造の全体斜視図
【図2】自動販売機の梱包構造を示す分解斜視図
【図3】梱包材の分解斜視図
【図4】ストッパの斜視図
【図5】ストッパの組付構造を示す側面断面図
【図6】被覆材の組付構造を示す部分斜視図
【図7】梱包時の梱包材を示す平面図
【図8】梱包時の梱包材を示す正面図
【図9】本発明の第2の実施形態を示す梱包材の平面図
【図10】前側梱包材の正面図
【図11】後側梱包材の正面図
【図12】前側梱包材の分解斜視図
【図13】本発明の第3の実施形態を示す梱包材の平面
【図14】前側梱包材の正面図
【符号の説明】
1,2…自動販売機、1a…脚部、2…自動販売機、2
a…補助脚、2b…脚部、10…梱包材、11…上板、
11a…孔、12…下板、12a…孔、13…スペー
サ、13a…外筒、13b…内筒、13c…嵌合部、1
5…被覆材、40…梱包材、41…上板、41a,41
b,41c…孔、42…下板、42a,42b…孔、4
3,46…スペーサ、50…梱包材、51…上板、51
a,51b…孔、52…下板、52a…孔、53…スペ
ーサ。
フロントページの続き (72)発明者 原田 春雄 群馬県伊勢崎市寿町20番地 サンデン株式 会社内 (72)発明者 加藤 千明 神奈川県相模原市淵野辺1−20−8 日本 化工機材株式会社相模原工場内 Fターム(参考) 3E066 AA03 BA02 CA03 FA11 GA05 HA01 KA08 MA01 MA09 NA04 NA27 3E067 AA24 AB51 AB67 AB99 BA09A BB01A CA07 EC29 EC32 ED02 ED05 EE38 EE41 FC05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梱包対象物の下面側に配置され、上下方
    向に間隔をおいて配置された板状部材と、上側及び下側
    の板状部材の間隔を保持するスペーサとを備えた梱包材
    において、 前記板状部材及びスペーサを硬質の紙材によって形成す
    るとともに、 上側及び下側の板状部材の所定位置にそれぞれ所定形状
    の孔を設け、 スペーサの上端及び下端には板状部材の各孔にそれぞれ
    嵌合する嵌合部を設けたことを特徴とする梱包材。
  2. 【請求項2】 前記スペーサを、板状部材の各孔の内形
    よりも外形の大きい外筒と、外筒内に挿入され、各孔の
    内形と同等の外形を有する内筒とから形成するととも
    に、 内筒の上端側及び下端側を外筒の上端及び下端よりもそ
    れぞれ所定長さだけ外側に突出させて板状部材の各孔に
    嵌合する前記嵌合部を形成したことを特徴とする請求項
    1記載の梱包材。
  3. 【請求項3】 前記スペーサを梱包対象物の幅方向両端
    側及びその中央に対応する位置にそれぞれ設けたことを
    特徴とする請求項1または2記載の梱包材。
  4. 【請求項4】 少なくとも前記板状部材の下面側を覆う
    防水性の被覆材を備えたことを特徴とする請求項1、2
    または3記載の梱包材。
  5. 【請求項5】 前記梱包対象物はその下面に脚部を有す
    るものであって、 板状部材の孔からスペーサ内に梱包対象物の脚部を挿入
    可能に形成したことを特徴とする請求項2、3または4
    記載の梱包材。
  6. 【請求項6】 前記梱包対象物はその下面に転倒防止用
    の補助脚を有するものであって、 上側の板状部材に補助脚挿入用の孔を設けたことを特徴
    とする請求項5記載の梱包材。
  7. 【請求項7】 前記梱包対象物の所定方向一端側及び他
    端側に請求項1、2、3、4、5または6記載の梱包材
    をそれぞれ配置したことを特徴とする梱包構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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