JP2003039993A - 剛体電車線 - Google Patents

剛体電車線

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JP2003039993A
JP2003039993A JP2001233935A JP2001233935A JP2003039993A JP 2003039993 A JP2003039993 A JP 2003039993A JP 2001233935 A JP2001233935 A JP 2001233935A JP 2001233935 A JP2001233935 A JP 2001233935A JP 2003039993 A JP2003039993 A JP 2003039993A
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lever
bolt
leg
contact surface
main body
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JP2001233935A
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Takeshi Bandai
毅 萬代
Noboru Nakamura
登 中村
Masayuki Sugiyama
昌之 杉山
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Sanwa Tekki Corp
Original Assignee
Sanwa Tekki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボルトの締め込み作業を省略し、簡単なレバ
ー操作のみで短時間に締め込み作業を完了できる剛体電
車線を提供する。 【解決手段】 トロリ線Tを挟持する本体1と、これを
締め付けるためのレバー付きボルト2及びナット3とで
剛体電車線を構成する。本体1は、上片1aと一対の脚
片1bを有し、ボルト2を締めて脚片1bの下端間へト
ロリ線Tを挟持する。ボルト2は、軸部4の一端側にピ
ン6でレバー5を枢着して成る。レバー5には、ボルト
2の非締め付け時に脚片1bの外側面に対して直立した
状態で、それに当接する第1の当接面5aと、平行に転
倒した状態で、それに当接する第2の当接面5bと、起
立状態から転倒状態に至る間にそれに当接する第3の当
接面5cとを具備させ、第1の当接面5a−レバー5の
枢軸中心間距離d1<第2の当接面5b−レバーの枢軸
中心間距離d2<第3の当接面5c−レバーの枢軸中心
間距離d3、となるように設定する。レバー5を転倒さ
せることによりボルト2の締め込み作業を簡易化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は剛体電車線の改良に
関するもので、現場での取付工事を著しく簡易化するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の剛体電車線として、例えば特開平
7−9896号の公報に記載されたものが知られてい
る。この剛体電車線は、アルミ製の本体を上辺と、2本
の脚辺と、脚辺下端のイヤ辺から構成する。上辺中央に
は可撓性薄肉部を設け、両脚辺は外開きに作り、両イヤ
辺間にトロリ線を挿入後、脚辺にボルトを貫通させ、締
め込むものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の剛体電車線
においては、ボルトの締め込み作業に手間取る難点があ
る。ボルトは線路の全長にわたって膨大な数を締め込む
ことになるから、その手間は全体としてきわめて大きな
ものとなる。従って、この発明は、面倒なボルトの締め
込み作業を省略し、簡単な操作のみで短時間に締め込み
作業を完了することができる剛体電車線を提供すること
を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明においては、上
記課題を解決するため、トロリ線Tを挟持する良導電性
金属から成る長尺な本体1と、本体1を締め付けるため
のレバー付きボルト2及びナット3とで剛体電車線を構
成する。本体1は、上片1aから一対の脚片1bを垂下
させて構成し、脚片1bの下端間へトロリ線Tを挟持可
能にする。トロリ線Tを一対の脚片1b間に締め付ける
ために、本体1の長手方向所要間隔毎に、一対の脚片1
bを貫通するようにレバー付きボルト2を装着し、ナッ
ト3で係止する。レバー付きボルト2は、軸部4の一端
側にレバー5を枢着して構成する。レバー5には、ボル
ト2の非締め付け時に本体の脚片1bの外側面に対して
直立した状態で、当該脚片1bの外側面に当接する第1
の当接面5aと、ボルト2の締め付け時に本体の脚片1
bの外側面に対してほぼ平行に転倒した状態で、当該脚
片1bの外側面に当接する第2の当接面5bと、起立状
態から転倒状態に至る間に当該脚片1bの外側面に当接
する第3の当接面5cとを具備させ、第1の当接面5a
−レバー5の枢軸中心間距離d1<第2の当接面5b−
レバーの枢軸中心間距離d2<第3の当接面5c−レバ
ーの枢軸中心間距離d3、となるように設定する。レバ
ー5を転倒させることによりボルト2の締め込み作業を
簡易化する。
【0005】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。図1は剛体電車線の断面図で、(A)は
ボルトによる締め付け状態、(B)は非締め付け状態で
あり、図2は剛体電車線の側面図、図3(A),
(B),(C)はレバー付きボルトの動作を示す説明図
である。
【0006】アルミニウム・銅合金等の良導電性の金属
で構成される剛体電車線の本体1は上片1aから2本の
脚片1bを垂下させ、その下端を対向イヤ片1cに形成
してあり、図1において紙面直交方向に延長する長尺物
(10〜12m)である。両脚片1bはイヤ片1c間へトロ
リ線Tを押込み可能に、予め外開きにプレフォームして
おく。また上片1aの中央には肉薄部を設け、可撓性を
もたせておく。両脚片1bの下部のボルト挿通孔1dに
挿通したレバー付きボルト2、ナット3により、両脚片
1b間を締め付け、イヤ1cでトロリ線Tを把持する。
両脚片1bは、肉薄部(支点)から離れたイヤ片1c附
近をボルト締めするだけで十分な把持力が得られる。ま
た両脚片1bが外開きに付勢されているのでボルトの緩
みは防止される。なお、本体1は、その延長方向に2.5
〜3mの間隔でボルト2で締め付けられる。
【0007】レバー付きボルト2は、軸部4の一端側に
ピン6にてレバー5を枢着して成る。レバー5は、ボル
ト2を本体1へ装着した状態で、一方の脚片1bの外側
面に対して起立、転倒自在であり、脚片1bに対して直
立した非締め付け位置(図3A)、脚片1bに対して所
定角度傾斜した死点通過位置(図3B)、脚片1bに対
して平行に転倒した締め付け位置(図3C)の3位置を
とることができる。レバー5は、基端側に、非締め付け
位置(図3A)において座金7を介して脚片1bの外側
面に当接する第1の当接面5aと締め付け位置(図3
C)において座金7を介して脚片の外側面に当接する第
2の当接面5bと、死点通過位置(図3B)において座
金7を介して脚片の外側面に当接する第3の当接面5c
とを有する。第2の当接面5bとレバーの枢軸6の中心
間の距離d2は、第1の当接面5aとレバーの枢軸6の
中心間の距離d1より大きく、第3の当接面5cとレバ
ーの枢軸6の中心間の距離d3は、第2の当接面5bと
レバーの枢軸6の中心間の距離d2より大きくなるよう
に設定されている。
【0008】従って、レバー5を図3Aに示す非締め付
け位置から図3Cに示す締め付け位置まで転倒させる
と、この間、図3Bに示す死点通過位置まで脚片1bの
ばね力に抗してレバー5を回転させ、死点通過位置にお
いて両脚片1b間が最大締め付け状態となり、その後、
両脚片1b間が拡開復元する弾性で、レバーは転倒方向
への付勢力を受け、復元途上で締め付け位置に至ること
になる。このため、いったんレバー5が締め付け位置に
転倒すれば、レバー5は脚片1bへ押し付けられる方向
に回転付勢されることになるから、外力により不用意に
非締め付け位置へ復元することはない。なお、ナット4
は、ボルト2に螺合され、レバー5の転倒状態で、十分
な締め付けトルクを得ることができる所定位置でボルト
に固定される。
【0009】
【発明の効果】以上のように、本発明は、トロリ線Tを
挟持する良導電性金属から成る長尺な本体1と、本体1
を締め付けるためのレバー付きボルト2及びナット3と
を具備させて剛体電車線を構成したため、ねじ締めによ
る面倒なボルトの締め込み作業を省略し、レバー5のほ
ぼ90°の転倒という簡単な操作のみで、カムの作用で
短時間に脚片1bの締め込み作業を完了することができ
るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は剛体電車線の締め付け状態の断面図、
(B)は同非締め付け状態の断面図である。
【図2】剛体電車線の側面図である。
【図3】レバー付きボルトの動作説明図である。
【符号の説明】
1 本体 1a 上片 1b 脚片 1c イヤ片 1d ボルト孔 2 レバー付きボルト 3 ナット 4 軸部 5 レバー 5a 第1の当接面 5b 第2の当接面 5c 第3の当接面 6 枢ピン 7 座金 T トロリ線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J022 DA11 EA42 EB14 EC13 EC22 ED22 FA03 FB12 GA04 GA15 GB15 GB23 GB24

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上片から一対の脚片を垂下させ、脚片の
    下端間へトロリ線を挟持可能なアルミ合金等の良導電性
    金属から成る長尺な本体と、 前記トロリ線を前記一対の脚片間に締め付けるために、
    前記本体の長手方向所要間隔毎に、一対の脚片を貫通す
    るように装着されるレバー付きボルト及びナットとを具
    備し、 前記レバー付きボルトは、軸部の一端側にレバーを枢着
    して成り、 このレバーは、ボルトの非締め付け時に本体の脚片の外
    側面に対して直立した状態で、当該脚片の外側面に当接
    する第1の当接面と、ボルトの締め付け時に本体の脚片
    の外側面に対してほぼ平行に転倒した状態で、当該脚片
    の外側面に当接する第2の当接面と、起立状態から転倒
    状態に至る間に当該脚片の外側面に当接する第3の当接
    面とを有し、第1の当接面−レバーの枢軸中心間距離<
    第2の当接面−レバーの枢軸中心間距離<第3の当接面
    −レバーの枢軸中心間距離、となるように設定されてい
    ることを特徴とする剛体電車線。
  2. 【請求項2】 前記本体への装着時に、前記一方の脚片
    の外側面と前記レバーとの間に座金が解説されることを
    特徴とする請求項1に記載の剛体電車線。
JP2001233935A 2001-08-01 2001-08-01 剛体電車線 Pending JP2003039993A (ja)

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