JP2000289830A - 搬送装置 - Google Patents
搬送装置Info
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- JP2000289830A JP2000289830A JP11099797A JP9979799A JP2000289830A JP 2000289830 A JP2000289830 A JP 2000289830A JP 11099797 A JP11099797 A JP 11099797A JP 9979799 A JP9979799 A JP 9979799A JP 2000289830 A JP2000289830 A JP 2000289830A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 互いに平行に対向配置した一対の搬送枠に亘
って被搬送体を支持して搬送するとともに、両搬送枠の
中間に、被搬送体を押し出して搬出する押し出し装置を
配備した搬送装置を、両搬送枠の間隔変更調節にかかわ
らず押し出し装置を両搬送枠の中間所定位置で作用させ
ることができるとともに、構造簡単で安価に製作するこ
とのでき、かつ、取扱い性に優れたものにする。 【解決手段】 可動搬送枠5を基準搬送枠4に対して接
近させる方向に付勢する付勢手段と、両搬送枠4,5に
亘って連結架橋されて、付勢手段の付勢力に抗して両搬
送枠4,5の間隔を規制する単一の間隔規制部材31
と、可動搬送枠5の移動に対してその移動量を所定の比
率で縮小して押し出し装置6に伝達する手段と、を具備
し、両搬送枠4,5の少なくとも一方と間隔規制部材3
1との連結位置を変更可能に構成する。
って被搬送体を支持して搬送するとともに、両搬送枠の
中間に、被搬送体を押し出して搬出する押し出し装置を
配備した搬送装置を、両搬送枠の間隔変更調節にかかわ
らず押し出し装置を両搬送枠の中間所定位置で作用させ
ることができるとともに、構造簡単で安価に製作するこ
とのでき、かつ、取扱い性に優れたものにする。 【解決手段】 可動搬送枠5を基準搬送枠4に対して接
近させる方向に付勢する付勢手段と、両搬送枠4,5に
亘って連結架橋されて、付勢手段の付勢力に抗して両搬
送枠4,5の間隔を規制する単一の間隔規制部材31
と、可動搬送枠5の移動に対してその移動量を所定の比
率で縮小して押し出し装置6に伝達する手段と、を具備
し、両搬送枠4,5の少なくとも一方と間隔規制部材3
1との連結位置を変更可能に構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、リフロー
炉においてハンダ付け処理されて搬出されてきたプリン
ト基板を順次搬送してローダーに棚差し収容する際など
に好適な搬送装置に関する。
炉においてハンダ付け処理されて搬出されてきたプリン
ト基板を順次搬送してローダーに棚差し収容する際など
に好適な搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図28に、プリント基板を搬送するため
に提案された従来搬送装置の概略平面図が示されてい
る。この搬送装置は、互いに平行に対向配置した一対の
搬送枠61,62の夫々にベルト式の搬送機構63を備
え、両搬送枠の搬送機構61,62に亘ってプリント基
板(被搬送体)Bを載置して図中右方に水平搬送すると
ともに、両搬送枠61,62の中央位置に、搬送終端に
到達したプリント基板Bを押し出して図外右方に配備さ
れた棚差し収容型のローダーに挿入する押し出し装置6
4を配備したものが提案されている。
に提案された従来搬送装置の概略平面図が示されてい
る。この搬送装置は、互いに平行に対向配置した一対の
搬送枠61,62の夫々にベルト式の搬送機構63を備
え、両搬送枠の搬送機構61,62に亘ってプリント基
板(被搬送体)Bを載置して図中右方に水平搬送すると
ともに、両搬送枠61,62の中央位置に、搬送終端に
到達したプリント基板Bを押し出して図外右方に配備さ
れた棚差し収容型のローダーに挿入する押し出し装置6
4を配備したものが提案されている。
【0003】この種の搬送装置においては、横幅寸法の
異なった各種のプリント基板Bを取り扱うことができる
ように、両搬送枠61,62の間隔を変更調節可能に構
成している。この場合、一方の搬送枠61を固定配備
し、この搬送枠61を基準にして他方の搬送枠62を平
行移動させるようにしている。また、押し出し装置64
はプリント基板Bの幅方向の中央部位に作用させること
が望ましく、両搬送枠61,62の間隔変更に伴って押
し出し装置64をも変位させて、常に押し出し装置64
が両搬送枠61,62の間の中央に位置するよう構成し
ている。
異なった各種のプリント基板Bを取り扱うことができる
ように、両搬送枠61,62の間隔を変更調節可能に構
成している。この場合、一方の搬送枠61を固定配備
し、この搬送枠61を基準にして他方の搬送枠62を平
行移動させるようにしている。また、押し出し装置64
はプリント基板Bの幅方向の中央部位に作用させること
が望ましく、両搬送枠61,62の間隔変更に伴って押
し出し装置64をも変位させて、常に押し出し装置64
が両搬送枠61,62の間の中央に位置するよう構成し
ている。
【0004】ここで、従来装置では、搬送枠61,62
の間隔を変更させるとともに押し出し装置64を変位さ
せる手段として以下のようなネジ送り機構が採用されて
いる。つまり、両搬送枠61,62および押し出し装置
64は夫々前後一対のガイド軸65に外嵌装着され、基
準となる一方の搬送枠61がガイド軸65に対して固定
されるとともに、他方の搬送枠62をおよび押し出し装
置64がガイド軸65に沿って平行にスライド移動可能
に支持される。また、スライド移動可能な搬送枠62は
前後一対の送りネジ軸66に雌ネジ部67を介して螺合
支持されるとともに、押し出し装置64も別の送りネジ
軸68に雌ネジ部69を介して螺合支持されている。そ
して、押し出し装置移動用の送りネジ軸68に対して搬
送枠移動用の前後の送りネジ軸66がネジ歯付きベルト
70を介して2倍の変速比で増速連動されている。
の間隔を変更させるとともに押し出し装置64を変位さ
せる手段として以下のようなネジ送り機構が採用されて
いる。つまり、両搬送枠61,62および押し出し装置
64は夫々前後一対のガイド軸65に外嵌装着され、基
準となる一方の搬送枠61がガイド軸65に対して固定
されるとともに、他方の搬送枠62をおよび押し出し装
置64がガイド軸65に沿って平行にスライド移動可能
に支持される。また、スライド移動可能な搬送枠62は
前後一対の送りネジ軸66に雌ネジ部67を介して螺合
支持されるとともに、押し出し装置64も別の送りネジ
軸68に雌ネジ部69を介して螺合支持されている。そ
して、押し出し装置移動用の送りネジ軸68に対して搬
送枠移動用の前後の送りネジ軸66がネジ歯付きベルト
70を介して2倍の変速比で増速連動されている。
【0005】これによると、ハンドル71を手動で回転
操作して送りネジ軸68を回転操作することで押し出し
装置64がねじ送りされる。また、前後の送りネジ軸6
6が2倍に増速されて押し出し装置移動用の送りネジ軸
68と同方向に回転され、これによって搬送枠62が押
し出し装置64と同方向へ、押し出し装置64の移動距
離Mの2倍の移動距離で移動する。つまり、両搬送枠6
1,62の間隔が変更調節されても常に押し出し装置6
4が両搬送枠61,62の間の中央に位置するよう構成
されているのである。
操作して送りネジ軸68を回転操作することで押し出し
装置64がねじ送りされる。また、前後の送りネジ軸6
6が2倍に増速されて押し出し装置移動用の送りネジ軸
68と同方向に回転され、これによって搬送枠62が押
し出し装置64と同方向へ、押し出し装置64の移動距
離Mの2倍の移動距離で移動する。つまり、両搬送枠6
1,62の間隔が変更調節されても常に押し出し装置6
4が両搬送枠61,62の間の中央に位置するよう構成
されているのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来手段において
は、この種搬送装置に要求される所期の機能を十分満足
することができるのであるが、多くのネジ送り機構と、
前後のネジ送りを同調させ、かつ、増速作動させるため
の伝動装置が必要となり、全体的に構造が複雑で部品点
数が多く、コスト高につくものであった。また、間隔調
節に際して、間隔設定用のゲージを見ながら送りネジ軸
を回転操作する必要があり、取扱いに手数がかかるもの
となっていた。
は、この種搬送装置に要求される所期の機能を十分満足
することができるのであるが、多くのネジ送り機構と、
前後のネジ送りを同調させ、かつ、増速作動させるため
の伝動装置が必要となり、全体的に構造が複雑で部品点
数が多く、コスト高につくものであった。また、間隔調
節に際して、間隔設定用のゲージを見ながら送りネジ軸
を回転操作する必要があり、取扱いに手数がかかるもの
となっていた。
【0007】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであって、両搬送枠の間隔変更調節にかかわらず
押し出し装置を両搬送枠間の適当位置に配置することが
できる搬送装置を、構造簡単かつ安価に製作することの
でき、かつ、両搬送枠の間隔変更調節を簡単容易に行え
るようにすることを目的としている。
たものであって、両搬送枠の間隔変更調節にかかわらず
押し出し装置を両搬送枠間の適当位置に配置することが
できる搬送装置を、構造簡単かつ安価に製作することの
でき、かつ、両搬送枠の間隔変更調節を簡単容易に行え
るようにすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の搬
送装置は、互いに平行に対向配置され少なくとも一方を
可動搬送枠とし他方を基準搬送枠として互いに対して接
近離反移動可能な一対の搬送枠と、前記両搬送枠の間に
おいて被搬送体を搬出方向に押し出すものでかつ前記可
動搬送枠の移動方向に移動可能に配置された押し出し装
置とを備えた搬送装置において、前記可動搬送枠を前記
基準搬送枠に対して接近させる方向に付勢する付勢手段
と、前記両搬送枠に亘って連結架橋されて、前記付勢手
段の付勢力に抗して前記両搬送枠の間隔を規制する単一
の間隔規制部材と、前記可動搬送枠の移動に対してその
移動量を所定の比率で縮小して前記押し出し装置に伝達
する手段と、を具備し、両搬送枠の少なくとも一方と前
記間隔規制部材との連結位置を変更して、前記両搬送枠
の間隔を調節可能に構成してあることを特徴とする。
送装置は、互いに平行に対向配置され少なくとも一方を
可動搬送枠とし他方を基準搬送枠として互いに対して接
近離反移動可能な一対の搬送枠と、前記両搬送枠の間に
おいて被搬送体を搬出方向に押し出すものでかつ前記可
動搬送枠の移動方向に移動可能に配置された押し出し装
置とを備えた搬送装置において、前記可動搬送枠を前記
基準搬送枠に対して接近させる方向に付勢する付勢手段
と、前記両搬送枠に亘って連結架橋されて、前記付勢手
段の付勢力に抗して前記両搬送枠の間隔を規制する単一
の間隔規制部材と、前記可動搬送枠の移動に対してその
移動量を所定の比率で縮小して前記押し出し装置に伝達
する手段と、を具備し、両搬送枠の少なくとも一方と前
記間隔規制部材との連結位置を変更して、前記両搬送枠
の間隔を調節可能に構成してあることを特徴とする。
【0009】請求項2に係る発明の搬送装置は、請求項
1に係る発明において、前記間隔規制部材を棒材で構成
し、両搬送枠にはそれぞれ第1連結部を備えるととも
に、前記第1連結部に連結可能な複数の第2連結部を前
記間隔規制部材の長手方向に沿って設け、被搬送体の横
幅に対応して第1連結部に連結する第2連結部を選択し
て、間隔規制部材の架橋連結長さを調節するよう構成し
てある。
1に係る発明において、前記間隔規制部材を棒材で構成
し、両搬送枠にはそれぞれ第1連結部を備えるととも
に、前記第1連結部に連結可能な複数の第2連結部を前
記間隔規制部材の長手方向に沿って設け、被搬送体の横
幅に対応して第1連結部に連結する第2連結部を選択し
て、間隔規制部材の架橋連結長さを調節するよう構成し
てある。
【0010】請求項3に係る発明の搬送装置は、請求項
1に係る発明において、前記間隔規制部材を棒材で構成
し、前記間隔規制部材の一端側を両搬送枠の一方に固定
支持するとともに、両搬送枠の他方に設けた第1連結部
に対して間隔規制部材の長手方向に沿って設けた複数の
第2連結部を選択的に連結して、間隔規制部材の架橋連
結長さを調節するよう構成してある。
1に係る発明において、前記間隔規制部材を棒材で構成
し、前記間隔規制部材の一端側を両搬送枠の一方に固定
支持するとともに、両搬送枠の他方に設けた第1連結部
に対して間隔規制部材の長手方向に沿って設けた複数の
第2連結部を選択的に連結して、間隔規制部材の架橋連
結長さを調節するよう構成してある。
【0011】請求項4に係る発明の搬送装置は、請求項
1に係る発明において、前記間隔規制部材を、その一端
側を両搬送枠の一方に揺動自在に連結した棒材で構成
し、他方の搬送枠に設けた複数の第1連結部のいずれか
と前記間隔規制部材の遊端側に設けた単一の第2連結部
との連結、あるいは、前記間隔規制部材の遊端側に設け
た複数の第2連結部のいずれかと他方の搬送枠に設けた
単一の第1連結部との係合連結によって、両搬送枠の間
隔を複数に選択設定可能に構成してある。
1に係る発明において、前記間隔規制部材を、その一端
側を両搬送枠の一方に揺動自在に連結した棒材で構成
し、他方の搬送枠に設けた複数の第1連結部のいずれか
と前記間隔規制部材の遊端側に設けた単一の第2連結部
との連結、あるいは、前記間隔規制部材の遊端側に設け
た複数の第2連結部のいずれかと他方の搬送枠に設けた
単一の第1連結部との係合連結によって、両搬送枠の間
隔を複数に選択設定可能に構成してある。
【0012】請求項5に係る発明の搬送装置は、請求項
1に係る発明において、前記間隔規制部材を、その一端
側を両搬送枠の一方に連結固定した棒材で構成し、両搬
送枠の他方には、前記間隔規制部材の他端側を摺動自在
に支持し、かつ、締め付け固定可能な締結手段を設けて
ある。
1に係る発明において、前記間隔規制部材を、その一端
側を両搬送枠の一方に連結固定した棒材で構成し、両搬
送枠の他方には、前記間隔規制部材の他端側を摺動自在
に支持し、かつ、締め付け固定可能な締結手段を設けて
ある。
【0013】請求項6に係る発明の搬送装置は、互いに
平行に対向配置され少なくとも一方を可動搬送枠とし他
方を基準搬送枠として互いに対して接近離反移動可能な
一対の搬送枠と、前記両搬送枠の間において被搬送体を
搬出方向に押し出すものでかつ前記可動搬送枠の移動方
向に移動可能に配置された押し出し装置とを備えた搬送
装置において、前記可動搬送枠を前記基準搬送枠に対し
て接近させる方向に付勢する付勢手段と、前記両搬送枠
に亘って架橋されて、前記付勢手段の付勢力に抗して前
記両搬送枠の間隔を規制する単一の間隔規制部材と、前
記可動搬送枠の移動に対してその移動量を所定の比率で
縮小して前記押し出し装置に伝達する手段と、を具備
し、前記両搬送枠に前記間隔規制部材の両端を受け止め
支持する受け部をそれぞれ設け、被搬送体自体を間隔規
制部材として両受け部の間に装着可能に構成してあるこ
とを特徴とする。
平行に対向配置され少なくとも一方を可動搬送枠とし他
方を基準搬送枠として互いに対して接近離反移動可能な
一対の搬送枠と、前記両搬送枠の間において被搬送体を
搬出方向に押し出すものでかつ前記可動搬送枠の移動方
向に移動可能に配置された押し出し装置とを備えた搬送
装置において、前記可動搬送枠を前記基準搬送枠に対し
て接近させる方向に付勢する付勢手段と、前記両搬送枠
に亘って架橋されて、前記付勢手段の付勢力に抗して前
記両搬送枠の間隔を規制する単一の間隔規制部材と、前
記可動搬送枠の移動に対してその移動量を所定の比率で
縮小して前記押し出し装置に伝達する手段と、を具備
し、前記両搬送枠に前記間隔規制部材の両端を受け止め
支持する受け部をそれぞれ設け、被搬送体自体を間隔規
制部材として両受け部の間に装着可能に構成してあるこ
とを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1の構成によると、可動搬送枠を移動さ
せると、これに連動して押し出し装置も可動搬送枠の移
動方向と同方向に、可動搬送枠の移動量の所定比率で縮
小した量だけ移動することになり、その結果、押し出し
装置は両搬送枠の間の適当な位置で作用することにな
る。
せると、これに連動して押し出し装置も可動搬送枠の移
動方向と同方向に、可動搬送枠の移動量の所定比率で縮
小した量だけ移動することになり、その結果、押し出し
装置は両搬送枠の間の適当な位置で作用することにな
る。
【0015】この場合、搬送する被搬送体に対応して、
間隔規制部材と搬送枠との連結位置を変更して架橋連結
することで、両搬送枠の間隔を搬送する被搬送体に好適
な大きさにすることができる。
間隔規制部材と搬送枠との連結位置を変更して架橋連結
することで、両搬送枠の間隔を搬送する被搬送体に好適
な大きさにすることができる。
【0016】請求項2の構成によると、間隔規制部材に
その長手方向に沿って設けた複数の第2連結部を選択し
て搬送枠側の第1連結部に連結することで、両搬送枠の
間隔を複数種選択することができ、第2連結部群を予め
被搬送体の横幅寸法に対応して準備しておくことで、連
結位置の選択だけで被搬送体に適した搬送枠間隔を得る
ことができる。
その長手方向に沿って設けた複数の第2連結部を選択し
て搬送枠側の第1連結部に連結することで、両搬送枠の
間隔を複数種選択することができ、第2連結部群を予め
被搬送体の横幅寸法に対応して準備しておくことで、連
結位置の選択だけで被搬送体に適した搬送枠間隔を得る
ことができる。
【0017】請求項3の構成によると、間隔規制部材の
一端側は一方の搬送枠に固定するので、間隔規制部材の
他端側に設けた複数の第2連結部を選択して他方の搬送
枠に設けた第1連結部に連結することで、両搬送枠の間
隔を複数種選択することができ、第2連結部を予め被搬
送体の横幅寸法に対応して複数準備しておくことで、間
隔規制部材の他端側での連結位置の選択だけで被搬送体
に適した搬送枠間隔を得ることができる。
一端側は一方の搬送枠に固定するので、間隔規制部材の
他端側に設けた複数の第2連結部を選択して他方の搬送
枠に設けた第1連結部に連結することで、両搬送枠の間
隔を複数種選択することができ、第2連結部を予め被搬
送体の横幅寸法に対応して複数準備しておくことで、間
隔規制部材の他端側での連結位置の選択だけで被搬送体
に適した搬送枠間隔を得ることができる。
【0018】請求項4の構成によると、一方の搬送枠に
揺動支持した間隔規制部材を揺動させるとともに、この
間隔規制部材の遊端側と他方の搬送枠との連結位置を変
更することで、両搬送枠の間隔を複数種選択することが
できる。
揺動支持した間隔規制部材を揺動させるとともに、この
間隔規制部材の遊端側と他方の搬送枠との連結位置を変
更することで、両搬送枠の間隔を複数種選択することが
できる。
【0019】請求項5の構成によると、締結手段を弛め
ると両搬送枠の間隔を任意に変更することができ、所定
の間隔が得られたところで締結手段を締め込むことで、
その搬送枠間隔を固定維持することができる。
ると両搬送枠の間隔を任意に変更することができ、所定
の間隔が得られたところで締結手段を締め込むことで、
その搬送枠間隔を固定維持することができる。
【0020】請求項6の構成によると、可動搬送枠を移
動させると、これに連動して押し出し装置も可動搬送枠
の移動方向と同方向に、可動搬送枠の移動量の所定比率
で縮小した量だけ移動することになり、その結果、押し
出し装置は両搬送枠の間の適当な位置で作用することに
なる。
動させると、これに連動して押し出し装置も可動搬送枠
の移動方向と同方向に、可動搬送枠の移動量の所定比率
で縮小した量だけ移動することになり、その結果、押し
出し装置は両搬送枠の間の適当な位置で作用することに
なる。
【0021】この場合、搬送する被搬送体の一つを間隔
規制部材として、両搬送枠の受け部に亘って装着するこ
とで、両搬送枠の間隔を搬送する被搬送体に好適な大き
さに設定するすることができる。
規制部材として、両搬送枠の受け部に亘って装着するこ
とで、両搬送枠の間隔を搬送する被搬送体に好適な大き
さに設定するすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明をハンダ付け処理さ
れたプリント基板の搬送に利用した場合の実施形態を図
面に基づいて説明する。
れたプリント基板の搬送に利用した場合の実施形態を図
面に基づいて説明する。
【0023】図1および図2に示すように、各種電子部
品が搭載されたプリント基板(被搬送体)Bは、リフロ
ー炉1において水平搬送されながらその裏面(下面)側
でハンダ付け処理が施され、処理済みのプリント基板B
は搬出コンベア2によって送り出される。リフロー炉1
の出口には本発明に係る搬送装置Aが配備されており、
搬出コンベア2から搬送装置Aに移載されたプリント基
板Bは図中右方に水平搬送され、その終端部に配備され
たローダー3に棚差し状に積層収容されてゆく。
品が搭載されたプリント基板(被搬送体)Bは、リフロ
ー炉1において水平搬送されながらその裏面(下面)側
でハンダ付け処理が施され、処理済みのプリント基板B
は搬出コンベア2によって送り出される。リフロー炉1
の出口には本発明に係る搬送装置Aが配備されており、
搬出コンベア2から搬送装置Aに移載されたプリント基
板Bは図中右方に水平搬送され、その終端部に配備され
たローダー3に棚差し状に積層収容されてゆく。
【0024】図3に示すように、この搬送装置Aは、互
いに平行に対向配置された左右一対の搬送枠4,5と、
両搬送枠4,5の間に配備された押し出し装置6とから
構成され、夫々は装置台7の上部に後述のように支持さ
れている。
いに平行に対向配置された左右一対の搬送枠4,5と、
両搬送枠4,5の間に配備された押し出し装置6とから
構成され、夫々は装置台7の上部に後述のように支持さ
れている。
【0025】両搬送枠4,5の対向する内面側には、モ
ータ8によって駆動されるベルト9を搬送枠全長に沿っ
て巻回してなる搬送機構10がそれぞれ装備されてお
り、プリント基板Bは、左右搬送機構10のベルト9に
亘って載置されるとともに、各搬送枠4,5のガイド面
4a,5aに左右から案内されて水平搬送される。
ータ8によって駆動されるベルト9を搬送枠全長に沿っ
て巻回してなる搬送機構10がそれぞれ装備されてお
り、プリント基板Bは、左右搬送機構10のベルト9に
亘って載置されるとともに、各搬送枠4,5のガイド面
4a,5aに左右から案内されて水平搬送される。
【0026】押し出し装置6は、搬送方向と平行に配備
されたロッドレスシリンダ11と、その上面に沿って水
平に往復移動される可動体12と、この可動体12に上
下動可能に装備されたプッシャー13とで構成されてい
る。図4に示すように、可動体12の上面には、支点x
回りに上下揺動可能な揺動アーム14が搬送下手側に向
けて片持ち状に枢着され、その先端にブロック状のプッ
シャー13が取り付けられている。可動体12の前端部
から立設された壁板15と揺動アーム14のボス部16
とに亘ってバネ17が装着され、揺動アーム14が上方
に揺動付勢されるとともに、壁板15にねじ込み装着し
たストッパー18にボス部16が当接することで、揺動
アーム14の上方揺動限界が規制され、この規制状態で
プッシャー13がプリント基板Bの移動軌跡中に位置す
るよう調整されている。
されたロッドレスシリンダ11と、その上面に沿って水
平に往復移動される可動体12と、この可動体12に上
下動可能に装備されたプッシャー13とで構成されてい
る。図4に示すように、可動体12の上面には、支点x
回りに上下揺動可能な揺動アーム14が搬送下手側に向
けて片持ち状に枢着され、その先端にブロック状のプッ
シャー13が取り付けられている。可動体12の前端部
から立設された壁板15と揺動アーム14のボス部16
とに亘ってバネ17が装着され、揺動アーム14が上方
に揺動付勢されるとともに、壁板15にねじ込み装着し
たストッパー18にボス部16が当接することで、揺動
アーム14の上方揺動限界が規制され、この規制状態で
プッシャー13がプリント基板Bの移動軌跡中に位置す
るよう調整されている。
【0027】図1に示すように、押し出し装置6のプッ
シャー13は、両搬送枠4,5によってプリント基板B
が搬送されている間はその移動を妨げないよう、搬送上
手側の待機位置において下方に退避されている。つま
り、前記装置台7の搬送上手側箇所には、正面視で逆L
字状に形成された当接規制部材19が立設されており、
可動体12が待機位置まで復帰移動してくると、当接規
制部材19が揺動アーム14と干渉して相対的に揺動ア
ーム14を押さえ込み、プッシャー13が基板移動経路
から下方に退避されるようになっている。
シャー13は、両搬送枠4,5によってプリント基板B
が搬送されている間はその移動を妨げないよう、搬送上
手側の待機位置において下方に退避されている。つま
り、前記装置台7の搬送上手側箇所には、正面視で逆L
字状に形成された当接規制部材19が立設されており、
可動体12が待機位置まで復帰移動してくると、当接規
制部材19が揺動アーム14と干渉して相対的に揺動ア
ーム14を押さえ込み、プッシャー13が基板移動経路
から下方に退避されるようになっている。
【0028】そして、図2に示すように、プリント基板
Bが搬送終端近くに至ると、押し出し装置6の可動体1
2が前進移動され、当接規制部材19からの離脱に伴っ
てプッシャー13がプリント基板Bの背部において基板
移動経路に干渉する高さまで付勢上昇され、可動体12
が更に前進移動されることでプッシャー13がプリント
基板Bの後端縁を当接支持して前方に押し出し搬送し、
ローダー3の棚段に差し入れてゆく。なお、ローダー3
は昇降機構20によって棚段ピッチで順次下降され、搬
送されてきた処理済みのプリント基板Bが下段から順に
差し入れ収容されてゆく。
Bが搬送終端近くに至ると、押し出し装置6の可動体1
2が前進移動され、当接規制部材19からの離脱に伴っ
てプッシャー13がプリント基板Bの背部において基板
移動経路に干渉する高さまで付勢上昇され、可動体12
が更に前進移動されることでプッシャー13がプリント
基板Bの後端縁を当接支持して前方に押し出し搬送し、
ローダー3の棚段に差し入れてゆく。なお、ローダー3
は昇降機構20によって棚段ピッチで順次下降され、搬
送されてきた処理済みのプリント基板Bが下段から順に
差し入れ収容されてゆく。
【0029】装置台上7には、両搬送枠4,5および押
し出し装置6を支持する前後一対のガイド軸21が左右
水平に架設固定されている。そして、両搬送枠4,5の
うち一方の搬送枠4は、図6に示されるように、前後の
脚部4bを介してガイド軸21に外嵌固定されるととも
に、他方の搬送枠5は前後の脚部5bを介してガイド軸
21に左右スライド移動自在に外嵌支持されており、固
定の搬送枠4を基準にして可動の搬送枠5をガイド軸2
1に沿って平行にスライド移動させることで両搬送枠
4,5の間隔を変更調節して、各種寸法のプリント基板
Bの横幅に対応させ得るようになっている。さらに、押
し出し装置6も前後の脚部6bを介してガイド軸21に
左右スライド移動自在に外嵌支持され、搬送枠4,5の
間隔変更に応じて左右方向位置を変更して、両搬送枠
4,5の中央で押し出しを行わせるよう構成されてい
る。
し出し装置6を支持する前後一対のガイド軸21が左右
水平に架設固定されている。そして、両搬送枠4,5の
うち一方の搬送枠4は、図6に示されるように、前後の
脚部4bを介してガイド軸21に外嵌固定されるととも
に、他方の搬送枠5は前後の脚部5bを介してガイド軸
21に左右スライド移動自在に外嵌支持されており、固
定の搬送枠4を基準にして可動の搬送枠5をガイド軸2
1に沿って平行にスライド移動させることで両搬送枠
4,5の間隔を変更調節して、各種寸法のプリント基板
Bの横幅に対応させ得るようになっている。さらに、押
し出し装置6も前後の脚部6bを介してガイド軸21に
左右スライド移動自在に外嵌支持され、搬送枠4,5の
間隔変更に応じて左右方向位置を変更して、両搬送枠
4,5の中央で押し出しを行わせるよう構成されてい
る。
【0030】押し出し装置6の移動は搬送枠4,5の間
隔変更、つまり、可動搬送枠5の移動に連動して行われ
るものであり、以下その連動構成について図6および図
7に基づいて説明する。
隔変更、つまり、可動搬送枠5の移動に連動して行われ
るものであり、以下その連動構成について図6および図
7に基づいて説明する。
【0031】押し出し装置6の下面には縦軸心周りに回
転自在な滑車23が備えられ、この滑車23に巻回した
第1ワイヤw1 の一端が、装置台7に取り付けたブラケ
ット24に連結固定されている。この第1ワイヤw1 の
他端側は基準搬送枠4側に延出された後、位置固定の案
内滑車25群を介して装置台7の下方にまで延出される
とともに、その端部に第1重錘26が連結されている。
また、前記滑車23を支持した支軸27の下端には第2
ワイヤw2 の一端が連結されるとともに、この第2ワイ
ヤw2 は可動搬送枠5側に延出された後、位置固定の案
内滑車28を介して下方に延出され、その延出端に前記
第1重錘26と同重量の第2重錘29が連結されてい
る。更に、可動搬送枠5から下方に延出したワイヤ連結
部材5cに第3ワイヤw3 の一端が連結されるととも
に、この第3ワイヤw3 の他端は前記第1ワイヤw1 の
中間に連結されている。
転自在な滑車23が備えられ、この滑車23に巻回した
第1ワイヤw1 の一端が、装置台7に取り付けたブラケ
ット24に連結固定されている。この第1ワイヤw1 の
他端側は基準搬送枠4側に延出された後、位置固定の案
内滑車25群を介して装置台7の下方にまで延出される
とともに、その端部に第1重錘26が連結されている。
また、前記滑車23を支持した支軸27の下端には第2
ワイヤw2 の一端が連結されるとともに、この第2ワイ
ヤw2 は可動搬送枠5側に延出された後、位置固定の案
内滑車28を介して下方に延出され、その延出端に前記
第1重錘26と同重量の第2重錘29が連結されてい
る。更に、可動搬送枠5から下方に延出したワイヤ連結
部材5cに第3ワイヤw3 の一端が連結されるととも
に、この第3ワイヤw3 の他端は前記第1ワイヤw1 の
中間に連結されている。
【0032】3本の前記ワイヤw1 ,w2 ,w3 を上記
のように巻回装着して第1重錘26および第2重錘29
を連結すると、可動搬送枠5には、第1重錘26の重量
Fの2分の1の加重が第3ワイヤw3 を介して常に右方
向に作用し、搬送枠間隔を減少させる方向にスライド付
勢される。また、押し出し装置6には、動滑車として機
能する滑車23に巻回された第1ワイヤw1 を介して第
1重錘26の重量Fの2倍の加重が右方向に作用すると
ともに、第2ワイヤw2 を介して第2重錘29の重量F
が左方向に作用し、右方向に引っ張る力が作用する。
のように巻回装着して第1重錘26および第2重錘29
を連結すると、可動搬送枠5には、第1重錘26の重量
Fの2分の1の加重が第3ワイヤw3 を介して常に右方
向に作用し、搬送枠間隔を減少させる方向にスライド付
勢される。また、押し出し装置6には、動滑車として機
能する滑車23に巻回された第1ワイヤw1 を介して第
1重錘26の重量Fの2倍の加重が右方向に作用すると
ともに、第2ワイヤw2 を介して第2重錘29の重量F
が左方向に作用し、右方向に引っ張る力が作用する。
【0033】ここで、可動搬送枠5を、例えば図7中の
仮想線で示すように、左方向に距離Lだけ移動させる
と、第3ワイヤw3 および第1ワイヤw1 を介して第1
重錘26が距離Lだけ引き上げられ、発生した第1ワイ
ヤw1 の弛み分は、第2重錘29による加重を受けてい
る押し出し装置6の左方向への移動によって吸収され
る。この際、押し出し装置6の滑車23が動滑車として
機能し、第1ワイヤw1 の弛み分に2分の1、つまり、
可動搬送枠5の移動距離Lの2分の1の距離だけ押し出
し装置6が左方向へ移動され、搬送枠間隔の変更にかか
わらず押し出し装置6は両搬送枠4,5の中央に位置さ
れるのである。つまり、動滑車を利用したワイヤ巻き掛
け構造によって、可動搬送枠5の移動量の2分の1に縮
小して押し出し装置6に伝達する変位縮小伝達手段が構
成されているのである。
仮想線で示すように、左方向に距離Lだけ移動させる
と、第3ワイヤw3 および第1ワイヤw1 を介して第1
重錘26が距離Lだけ引き上げられ、発生した第1ワイ
ヤw1 の弛み分は、第2重錘29による加重を受けてい
る押し出し装置6の左方向への移動によって吸収され
る。この際、押し出し装置6の滑車23が動滑車として
機能し、第1ワイヤw1 の弛み分に2分の1、つまり、
可動搬送枠5の移動距離Lの2分の1の距離だけ押し出
し装置6が左方向へ移動され、搬送枠間隔の変更にかか
わらず押し出し装置6は両搬送枠4,5の中央に位置さ
れるのである。つまり、動滑車を利用したワイヤ巻き掛
け構造によって、可動搬送枠5の移動量の2分の1に縮
小して押し出し装置6に伝達する変位縮小伝達手段が構
成されているのである。
【0034】上記のように、常に搬送枠間隔を減少する
方向の付勢作用が働いている可動搬送枠5を位置規制す
るために、間隔規制部材31が両搬送枠4,5に亘って
架橋連結される。
方向の付勢作用が働いている可動搬送枠5を位置規制す
るために、間隔規制部材31が両搬送枠4,5に亘って
架橋連結される。
【0035】前記間隔規制部材31は各種の形態が考え
られ、以下のそのいくつかを例示する。
られ、以下のそのいくつかを例示する。
【0036】〔第1例〕図1ないし図3、図5、およ
び、図6に、間隔規制部材31の第1例が示されてい
る。この間隔規制部材31は左右に長い帯板状の棒材で
構成されるとともに、両搬送枠4,5の上面にはそれぞ
れ第1連結部としての連結ピン32,33が突設されて
いる。そして、間隔規制部材31の一端側には、基準搬
送枠4の連結ピン32に挿嵌連結される単一の孔34が
形成されるとともに、間隔規制部材31の他端側には、
可動搬送枠5の連結ピン33に挿嵌される第2連結部と
して複数の連結孔35が間隔規制部材31の長手方向に
沿って設けられており、連結ピン33に挿嵌する連結孔
35を選択することで、両搬送枠4,5の間隔を複数に
選択設定するようになっている。
び、図6に、間隔規制部材31の第1例が示されてい
る。この間隔規制部材31は左右に長い帯板状の棒材で
構成されるとともに、両搬送枠4,5の上面にはそれぞ
れ第1連結部としての連結ピン32,33が突設されて
いる。そして、間隔規制部材31の一端側には、基準搬
送枠4の連結ピン32に挿嵌連結される単一の孔34が
形成されるとともに、間隔規制部材31の他端側には、
可動搬送枠5の連結ピン33に挿嵌される第2連結部と
して複数の連結孔35が間隔規制部材31の長手方向に
沿って設けられており、連結ピン33に挿嵌する連結孔
35を選択することで、両搬送枠4,5の間隔を複数に
選択設定するようになっている。
【0037】ここで、複数の連結孔35は、搬送するプ
リント基板Bの横幅寸法に対応して予めその配列寸法が
設定されており、処理するプリント基板Bに応じて連結
孔35のいずれかを選択することで、そのプリント基板
Bの横幅寸法に対応した搬送枠間隔が得られる。
リント基板Bの横幅寸法に対応して予めその配列寸法が
設定されており、処理するプリント基板Bに応じて連結
孔35のいずれかを選択することで、そのプリント基板
Bの横幅寸法に対応した搬送枠間隔が得られる。
【0038】なお、この場合、第2連結部としての前記
連結孔35は、必ずしも貫通孔である必要はなく、間隔
規制部材31の下面に穿たれた丸穴状、あるいは、円錐
穴状のノッチでもよく、また、第1連結部32,33も
丸ピン状の他に、錐状の突起であってもよい。
連結孔35は、必ずしも貫通孔である必要はなく、間隔
規制部材31の下面に穿たれた丸穴状、あるいは、円錐
穴状のノッチでもよく、また、第1連結部32,33も
丸ピン状の他に、錐状の突起であってもよい。
【0039】〔第2例〕図8、および、図9に、間隔規
制部材31の第2例が示されている。この間隔規制部材
31は左右に帯板状の長い棒材で構成されるとともに、
その一端側はボルト36によって基準搬送枠4の上面に
連結固定されている。そして、間隔規制部材31の他端
側には、第2連結部としての複数の連結孔37が搬送枠
長手方向に沿って設けられており、選択した連結孔37
と可動搬送枠5に上面に設けた第1連結部としての連結
孔38に亘って連結ピン39を挿入することで、両搬送
枠4,5の間隔を複数に選択設定するようになってい
る。
制部材31の第2例が示されている。この間隔規制部材
31は左右に帯板状の長い棒材で構成されるとともに、
その一端側はボルト36によって基準搬送枠4の上面に
連結固定されている。そして、間隔規制部材31の他端
側には、第2連結部としての複数の連結孔37が搬送枠
長手方向に沿って設けられており、選択した連結孔37
と可動搬送枠5に上面に設けた第1連結部としての連結
孔38に亘って連結ピン39を挿入することで、両搬送
枠4,5の間隔を複数に選択設定するようになってい
る。
【0040】ここで、第2連結部としての複数の連結孔
37は、搬送するプリント基板Bの横幅寸法に対応して
予めその配列寸法が設定されており、処理するプリント
基板Bに応じて連結孔37のいずれかを選択すること
で、そのプリント基板Bの横幅寸法に対応した搬送枠間
隔が得られる。
37は、搬送するプリント基板Bの横幅寸法に対応して
予めその配列寸法が設定されており、処理するプリント
基板Bに応じて連結孔37のいずれかを選択すること
で、そのプリント基板Bの横幅寸法に対応した搬送枠間
隔が得られる。
【0041】〔第3例〕図10に、間隔規制部材31の
第3例が示されている。この間隔規制部材31は左右に
長い角棒材で構成され、その一端側は基準搬送枠4の上
面に支点y周りに水平揺動可能に枢支連結されるととも
に、その遊端側に第2連結部として設けた単一の連結孔
40に連結ピン41が挿抜可能になっている。また、可
動搬送枠5の上面には、その長手方向に第1連結部とし
て複数の連結孔42が形成されており、選択した連結孔
42と間隔規制部材31の連結孔40に亘って連結ピン
41を挿入することで、両搬送枠4,5の間隔を複数に
選択設定するようになっている。
第3例が示されている。この間隔規制部材31は左右に
長い角棒材で構成され、その一端側は基準搬送枠4の上
面に支点y周りに水平揺動可能に枢支連結されるととも
に、その遊端側に第2連結部として設けた単一の連結孔
40に連結ピン41が挿抜可能になっている。また、可
動搬送枠5の上面には、その長手方向に第1連結部とし
て複数の連結孔42が形成されており、選択した連結孔
42と間隔規制部材31の連結孔40に亘って連結ピン
41を挿入することで、両搬送枠4,5の間隔を複数に
選択設定するようになっている。
【0042】ここでも、第1連結部としての複数の連結
孔42は、搬送するプリント基板Bの横幅寸法に対応し
て予めその配列寸法が設定されており、処理するプリン
ト基板Bに応じて連結孔42のいずれかを選択すること
で、そのプリント基板Bの横幅寸法に対応した搬送枠間
隔が得られる。
孔42は、搬送するプリント基板Bの横幅寸法に対応し
て予めその配列寸法が設定されており、処理するプリン
ト基板Bに応じて連結孔42のいずれかを選択すること
で、そのプリント基板Bの横幅寸法に対応した搬送枠間
隔が得られる。
【0043】〔第4例〕図11に、間隔規制部材31の
第4例が示されている。この間隔規制部材31は左右に
長い棒材で構成され、その一端側は基準搬送枠4の上部
に支点z周りに上下揺動可能に枢支連結されるととも
に、その遊端側には第2連結部として複数の係合凹部4
3が形成されている。また、可動搬送枠5の上部には、
前記係合凹部43が係合する第1連結部としての係合ピ
ン44が設けられており、選択した係合凹部43を係合
ピン44に係合することで、両搬送枠4,5の間隔を複
数に選択設定するようになっている。
第4例が示されている。この間隔規制部材31は左右に
長い棒材で構成され、その一端側は基準搬送枠4の上部
に支点z周りに上下揺動可能に枢支連結されるととも
に、その遊端側には第2連結部として複数の係合凹部4
3が形成されている。また、可動搬送枠5の上部には、
前記係合凹部43が係合する第1連結部としての係合ピ
ン44が設けられており、選択した係合凹部43を係合
ピン44に係合することで、両搬送枠4,5の間隔を複
数に選択設定するようになっている。
【0044】ここでも、第2連結部としての複数の係合
凹部43は、搬送するプリント基板Bの横幅寸法に対応
して予めその配列寸法が設定されており、処理するプリ
ント基板Bに応じて係合凹部43のいずれかを選択する
ことで、そのプリント基板Bの横幅寸法に対応した搬送
枠間隔が得られる。
凹部43は、搬送するプリント基板Bの横幅寸法に対応
して予めその配列寸法が設定されており、処理するプリ
ント基板Bに応じて係合凹部43のいずれかを選択する
ことで、そのプリント基板Bの横幅寸法に対応した搬送
枠間隔が得られる。
【0045】〔第5例〕図12および図13に、間隔規
制部材31の第5例が示されている。この間隔規制部材
31は、下辺の両端部に第2連結部として階段状の係合
部45を備えた棒材で構成されるとともに、両搬送枠
4,5の上部には、前記間隔規制部材31の両側の階段
状係合部45を載置して係合支持する第1連結部として
の受け部46が設けられている。
制部材31の第5例が示されている。この間隔規制部材
31は、下辺の両端部に第2連結部として階段状の係合
部45を備えた棒材で構成されるとともに、両搬送枠
4,5の上部には、前記間隔規制部材31の両側の階段
状係合部45を載置して係合支持する第1連結部として
の受け部46が設けられている。
【0046】ここで、左右の階段状係合部45の同高さ
の段部の間隔が、搬送する各種プリント基板Bの横幅寸
法に対応して設定されており、処理するプリント基板B
に応じて段部のいずれかを選択して係合載置すること
で、そのプリント基板Bの横幅寸法に対応した搬送枠間
隔が得られる。
の段部の間隔が、搬送する各種プリント基板Bの横幅寸
法に対応して設定されており、処理するプリント基板B
に応じて段部のいずれかを選択して係合載置すること
で、そのプリント基板Bの横幅寸法に対応した搬送枠間
隔が得られる。
【0047】〔第6例〕図14および図15に、間隔規
制部材31の第6例が示されている。この間隔規制部材
31は、帯板状の棒材から構成されており、その一端側
は基準搬送枠4の上面に固定されている。そして、間隔
規制部材31の他端側には左右に長い長孔47が形成さ
れ、この長孔47を挿通したノブ付きボルト48が可動
搬送枠5の上面に締め込み装着されている。また、この
長孔47に沿って透視用長孔49が形成されて、可動搬
送枠5の上面に設けたマーク50を透視可能に構成され
るとともに、透視用長孔49の縁には、各種横幅寸法の
基板Bに対応して複数の位置合わせ用ゲージ51が付設
されている。
制部材31の第6例が示されている。この間隔規制部材
31は、帯板状の棒材から構成されており、その一端側
は基準搬送枠4の上面に固定されている。そして、間隔
規制部材31の他端側には左右に長い長孔47が形成さ
れ、この長孔47を挿通したノブ付きボルト48が可動
搬送枠5の上面に締め込み装着されている。また、この
長孔47に沿って透視用長孔49が形成されて、可動搬
送枠5の上面に設けたマーク50を透視可能に構成され
るとともに、透視用長孔49の縁には、各種横幅寸法の
基板Bに対応して複数の位置合わせ用ゲージ51が付設
されている。
【0048】この例では、ノブ付きボルト48を緩めた
上で、間隔規制部材31に対して可動搬送枠5を相対横
移動し、所望の位置合わせ用ゲージ51にマーク50を
合致させた状態ででノブ付きボルト48を締め込むこと
で、両搬送枠4,5の間隔を搬送するプリント基板Bの
横幅寸法に対応した寸法に設定することができる。
上で、間隔規制部材31に対して可動搬送枠5を相対横
移動し、所望の位置合わせ用ゲージ51にマーク50を
合致させた状態ででノブ付きボルト48を締め込むこと
で、両搬送枠4,5の間隔を搬送するプリント基板Bの
横幅寸法に対応した寸法に設定することができる。
【0049】〔第7例〕図16および図17に、間隔規
制部材31の第7例が示されている。この例は、上記第
5例においてボルト締め込み位置を特定できるようにし
たものであり、間隔規制部材31に設けたボルト挿通用
の長孔47の内縁に、その長手方向所定間隔をもって大
径凹部47aが形成されるとともに、前記ノブ付きボル
ト48には、ネジ径より大きく前記大径凹部47aに嵌
合する大径部48aが備えられている。これによると、
ノブ付きボルト48を弛めて大径部48aを大径凹部4
7aから上方に抜き外すと、間隔規制部材31を可動搬
送枠5に対して相対的に左右に摺動させることができ、
大径凹部47aの設けられている複数の特定位置でのみ
ノブ付きボルト48を締め込んで固定することができ
る。
制部材31の第7例が示されている。この例は、上記第
5例においてボルト締め込み位置を特定できるようにし
たものであり、間隔規制部材31に設けたボルト挿通用
の長孔47の内縁に、その長手方向所定間隔をもって大
径凹部47aが形成されるとともに、前記ノブ付きボル
ト48には、ネジ径より大きく前記大径凹部47aに嵌
合する大径部48aが備えられている。これによると、
ノブ付きボルト48を弛めて大径部48aを大径凹部4
7aから上方に抜き外すと、間隔規制部材31を可動搬
送枠5に対して相対的に左右に摺動させることができ、
大径凹部47aの設けられている複数の特定位置でのみ
ノブ付きボルト48を締め込んで固定することができ
る。
【0050】前記ノブ付きボルトの回動操作を不要にす
るための構造が図18に示されている。この場合、可動
搬送枠5の上面に立設固定した支軸52に、操作ノブ5
3が上下スライド可能、かつ、バネ54によって下向き
付勢された状態で装着されており、支軸52の径と略等
しい幅の長孔47の内縁に形成した大径凹部47aに、
操作ノブ53の下部に形成した大径部53aが嵌合され
ている。
るための構造が図18に示されている。この場合、可動
搬送枠5の上面に立設固定した支軸52に、操作ノブ5
3が上下スライド可能、かつ、バネ54によって下向き
付勢された状態で装着されており、支軸52の径と略等
しい幅の長孔47の内縁に形成した大径凹部47aに、
操作ノブ53の下部に形成した大径部53aが嵌合され
ている。
【0051】この構成によると、操作ノブ53をバネ5
4に抗して上方に引き上げて大径部53aを大径凹部4
7aから上方に抜き外すことで、可動搬送枠5を移動さ
せることができ、操作ノブ53を付勢下降させて大径部
53aを選択した径凹部47aに係合させることで、プ
リント基板Bの横幅寸法に対応した搬送枠間隔を得て固
定することができる。
4に抗して上方に引き上げて大径部53aを大径凹部4
7aから上方に抜き外すことで、可動搬送枠5を移動さ
せることができ、操作ノブ53を付勢下降させて大径部
53aを選択した径凹部47aに係合させることで、プ
リント基板Bの横幅寸法に対応した搬送枠間隔を得て固
定することができる。
【0052】〔第8例〕図19および図20に、間隔規
制部材31の第8例が示されている。この間隔規制部材
31は、丸棒材から構成されており、その一端側は基準
搬送枠4の上部に連結部55を介して固定されるととも
に、他端側は可動搬送枠5の上部に設けた締め込み連結
部56に摺動自在に挿通されている。締め込み連結部5
6は、レバー付きボルト57を締め込むことで間隔規制
部材31を締め込み固定するものであり、両搬送枠4,
5の間隔を任意に設定して固定することができる。
制部材31の第8例が示されている。この間隔規制部材
31は、丸棒材から構成されており、その一端側は基準
搬送枠4の上部に連結部55を介して固定されるととも
に、他端側は可動搬送枠5の上部に設けた締め込み連結
部56に摺動自在に挿通されている。締め込み連結部5
6は、レバー付きボルト57を締め込むことで間隔規制
部材31を締め込み固定するものであり、両搬送枠4,
5の間隔を任意に設定して固定することができる。
【0053】〔第9例〕図21および図22に、間隔規
制部材31の第9例が示されている。この例は、上記第
8例において締め込み連結部56を変形したものであ
り、支点ブラケット58に架設した支点軸59周りにレ
バー付きカム60を回動操作することで、ワンタッチ操
作で間隔規制部材31に対する締め込みおよび解除を行
うことができるようになっている。
制部材31の第9例が示されている。この例は、上記第
8例において締め込み連結部56を変形したものであ
り、支点ブラケット58に架設した支点軸59周りにレ
バー付きカム60を回動操作することで、ワンタッチ操
作で間隔規制部材31に対する締め込みおよび解除を行
うことができるようになっている。
【0054】〔第10例〕図23および図24に、間隔
規制部材31の第10例が示されている。この間隔規制
部材31は、丸棒材から構成されており、その一端側は
基準搬送枠4の上部に連結部61を介して固定されると
ともに、他端側は可動搬送枠5の上部に設けた締め込み
連結部62に摺動自在に挿通されている。間隔規制部材
31の他端側の上面には、所定間隔をもって係合凹部6
3が形成されるとともに、締め込み連結部62には、前
記係合凹部63に係合する係合ボール64とこれを係合
方向に付勢するバネ65と、バネ受けボルト66とが備
えられており、図24(a)に示すように、バネ受けボ
ルト66を締め込んでバネ65を密着状態にすると、間
隔規制部材31のスライドを阻止して両搬送枠4,5の
間隔を所定の寸法に固定することができ、図24(b)
に示すように、バネ受けボルト66を少し弛めてバネ6
5の撓み代を形成して係合ボール64の後退移動を許容
することで、間隔規制部材31をスライドさせることが
でき、かつ、係合ボール64と係合凹部63との弾性係
合によってスライド位置決めが容易となる。
規制部材31の第10例が示されている。この間隔規制
部材31は、丸棒材から構成されており、その一端側は
基準搬送枠4の上部に連結部61を介して固定されると
ともに、他端側は可動搬送枠5の上部に設けた締め込み
連結部62に摺動自在に挿通されている。間隔規制部材
31の他端側の上面には、所定間隔をもって係合凹部6
3が形成されるとともに、締め込み連結部62には、前
記係合凹部63に係合する係合ボール64とこれを係合
方向に付勢するバネ65と、バネ受けボルト66とが備
えられており、図24(a)に示すように、バネ受けボ
ルト66を締め込んでバネ65を密着状態にすると、間
隔規制部材31のスライドを阻止して両搬送枠4,5の
間隔を所定の寸法に固定することができ、図24(b)
に示すように、バネ受けボルト66を少し弛めてバネ6
5の撓み代を形成して係合ボール64の後退移動を許容
することで、間隔規制部材31をスライドさせることが
でき、かつ、係合ボール64と係合凹部63との弾性係
合によってスライド位置決めが容易となる。
【0055】〔第11例〕図25ないし図27に、間隔
規制部材31の第11例が示されている。この例では、
搬送されるプリント基板B自体が間隔規制部材31とし
て利用される。つまり、両搬送枠4,5の上面には、各
搬送枠4,5のガイド面4a,5aより搬送経路側に突
出するよう受け部67,68がそれぞれ設けられ、両受
け部67,68に形成した係合凹部67a,68aに、
この時搬送される被搬送体としてのプリント基板Bが搬
送姿勢で係入されて、係合凹部67a,68aの奥端6
7b,68bでプリント基板Bの両端が当接支持され
て、両搬送枠4,5の間隔が設定される。
規制部材31の第11例が示されている。この例では、
搬送されるプリント基板B自体が間隔規制部材31とし
て利用される。つまり、両搬送枠4,5の上面には、各
搬送枠4,5のガイド面4a,5aより搬送経路側に突
出するよう受け部67,68がそれぞれ設けられ、両受
け部67,68に形成した係合凹部67a,68aに、
この時搬送される被搬送体としてのプリント基板Bが搬
送姿勢で係入されて、係合凹部67a,68aの奥端6
7b,68bでプリント基板Bの両端が当接支持され
て、両搬送枠4,5の間隔が設定される。
【0056】ここで、係合凹部67a,68aにおける
奥端67b,68bの位置を両搬送枠4,5におけるガ
イド面4a,5aの直上、あるいは、ガイド面4a,5
aから若干だけ搬送経路側に位置するよう設定すること
で、間隔が決められた両搬送枠4,5のガイド面4a,
5aの間隔がプリント基板Bの横幅寸法と同一、あるい
は、それより若干大きいものとなり、搬送に好適な搬送
枠間隔が得られる。
奥端67b,68bの位置を両搬送枠4,5におけるガ
イド面4a,5aの直上、あるいは、ガイド面4a,5
aから若干だけ搬送経路側に位置するよう設定すること
で、間隔が決められた両搬送枠4,5のガイド面4a,
5aの間隔がプリント基板Bの横幅寸法と同一、あるい
は、それより若干大きいものとなり、搬送に好適な搬送
枠間隔が得られる。
【0057】なお、可動搬送枠5を基準搬送枠4側に接
近付勢する手段としては、調節操作加重が一定にできる
点では上記のように重錘を利用することが望ましいが、
調節範囲が比較的小さい場合には、単にバネを用いた
り、ガススプリングを用いたりすることもできる。
近付勢する手段としては、調節操作加重が一定にできる
点では上記のように重錘を利用することが望ましいが、
調節範囲が比較的小さい場合には、単にバネを用いた
り、ガススプリングを用いたりすることもできる。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば以下のような効果が期待できる。
によれば以下のような効果が期待できる。
【0059】請求項1の発明によれば、ゲージなどを見
ながら間隔調節操作を行うような手間なく、移動可能な
一方の搬送枠を人為的に押し動かすとともに、間隔規制
部材の連結位置を変更するだけで、簡単容易かつ迅速に
両搬送枠の間隔を変更調節できるようになった。また、
ワイヤやリンクなどの簡単な部材を用いて押し出し装置
を両搬送枠の中間所定位置に移動させることができるの
で、ネジ送り手段を利用していた従来装置に比較して部
品点数少なく簡単な構造で安価に実施できる。
ながら間隔調節操作を行うような手間なく、移動可能な
一方の搬送枠を人為的に押し動かすとともに、間隔規制
部材の連結位置を変更するだけで、簡単容易かつ迅速に
両搬送枠の間隔を変更調節できるようになった。また、
ワイヤやリンクなどの簡単な部材を用いて押し出し装置
を両搬送枠の中間所定位置に移動させることができるの
で、ネジ送り手段を利用していた従来装置に比較して部
品点数少なく簡単な構造で安価に実施できる。
【0060】請求項2の発明によれば、予め設定した複
数の搬送枠間隔を選択できるので、予め定まった複数種
の寸法の被搬送体を搬送する場合、被搬送体の変更に伴
う搬送枠の仕様変更が簡単容易となる。
数の搬送枠間隔を選択できるので、予め定まった複数種
の寸法の被搬送体を搬送する場合、被搬送体の変更に伴
う搬送枠の仕様変更が簡単容易となる。
【0061】請求項3の発明によれば、間隔規制部材の
他端側での連結位置のみを選択すればよいので、間隔規
制部材の両端側でそれぞれ連結位置選択を行う場合に比
べて搬送枠間隔の変更操作が簡便となる。
他端側での連結位置のみを選択すればよいので、間隔規
制部材の両端側でそれぞれ連結位置選択を行う場合に比
べて搬送枠間隔の変更操作が簡便となる。
【0062】請求項4の発明によれば、揺動する間隔規
制部材の遊端側での連結位置のみを変更すればよいの
で、間隔規制部材の両端側でそれぞれ連結位置選択を行
う場合に比べて搬送枠間隔の変更操作が簡便になるとと
もに、搬送枠間隔を変更操作する際に間隔規制部材を搬
送枠移動の邪魔にならない箇所に揺動退避させておくこ
ともでき、取扱い性に優れたものとなる。
制部材の遊端側での連結位置のみを変更すればよいの
で、間隔規制部材の両端側でそれぞれ連結位置選択を行
う場合に比べて搬送枠間隔の変更操作が簡便になるとと
もに、搬送枠間隔を変更操作する際に間隔規制部材を搬
送枠移動の邪魔にならない箇所に揺動退避させておくこ
ともでき、取扱い性に優れたものとなる。
【0063】請求項5の発明によれば、搬送枠間隔を無
段階に連続して変更することが容易となり、多種類のサ
イズの被搬送体を処理する場合に有効に利用できる。
段階に連続して変更することが容易となり、多種類のサ
イズの被搬送体を処理する場合に有効に利用できる。
【0064】請求項6の発明によれば、搬送される被搬
送体自体を間隔規制部材に利用するので、専用の間隔規
制部材が不要となり低コストで実施できるとともに、ど
のようなサイズの被搬送体を処理する場合でも、それに
好適な搬送枠間隔を直ちに得ることができ、実用上の効
果が大きい。
送体自体を間隔規制部材に利用するので、専用の間隔規
制部材が不要となり低コストで実施できるとともに、ど
のようなサイズの被搬送体を処理する場合でも、それに
好適な搬送枠間隔を直ちに得ることができ、実用上の効
果が大きい。
【図1】本発明に係る搬送装置の縦断側面図
【図2】押し出し作動状態を示す側面図
【図3】搬送装置の全体を示す平面図
【図4】押し出し装置の側面図
【図5】搬送枠間隔規制手段の第1例を示す一部切り欠
き正面図
き正面図
【図6】搬送装置の斜視図
【図7】間隔変更の作動原理を説明するための正面図
【図8】搬送枠間隔規制手段の第2例を示す斜視図
【図9】その一部切り欠き正面図
【図10】搬送枠間隔規制手段の第3例を示す平面図
【図11】搬送枠間隔規制手段の第4例を示す正面図
【図12】搬送枠間隔規制手段の第5例を示す一部切り
欠き斜視図
欠き斜視図
【図13】その一部切り欠き正面図
【図14】搬送枠間隔規制手段の第6例を示す平面図
【図15】その一部切り欠き正面図
【図16】搬送枠間隔規制手段の第7例を示す平面図
【図17】その要部の拡大正面図
【図18】第7例の変形例を示す要部の一部切り欠き拡
大正面図
大正面図
【図19】搬送枠間隔規制手段の第8例を示す斜視図
【図20】その要部を示す一部切り欠き拡大側面図
【図21】搬送枠間隔規制手段の第9例を示す斜視図
【図22】その要部を示す一部切り欠き拡大側面図
【図23】搬送枠間隔規制手段の第10例を示す一部切
り欠き正面図
り欠き正面図
【図24】その要部を示す拡大縦断正面図
【図25】搬送枠間隔規制手段の第11例を備えた搬送
装置の全体斜視図
装置の全体斜視図
【図26】その平面図
【図27】その要部の縦断正面図
【図28】従来例を示す概略平面図
4 (基準)搬送枠 5 (可動)搬送枠 6 押し出し装置 31 間隔規制部材 32 第1連結部(連結ピン) 33 第1連結部(連結ピン) 35 第2連結部(連結孔) 37 第2連結部(連結孔) 38 第2連結部(連結孔) 40 第2連結部(連結孔) 42 第1連結部(連結孔) 43 第2連結部(係合凹部) 67 受け部 68 受け部
Claims (6)
- 【請求項1】 互いに平行に対向配置され少なくとも一
方を可動搬送枠とし他方を基準搬送枠として互いに対し
て接近離反移動可能な一対の搬送枠と、前記両搬送枠の
間において被搬送体を搬出方向に押し出すものでかつ前
記可動搬送枠の移動方向に移動可能に配置された押し出
し装置とを備えた搬送装置において、 前記可動搬送枠を前記基準搬送枠に対して接近させる方
向に付勢する付勢手段と、 前記両搬送枠に亘って連結架橋されて、前記付勢手段の
付勢力に抗して前記両搬送枠の間隔を規制する単一の間
隔規制部材と、 前記可動搬送枠の移動に対してその移動量を所定の比率
で縮小して前記押し出し装置に伝達する手段と、 を具備し、 両搬送枠の少なくとも一方と前記間隔規制部材との連結
位置を変更して、前記両搬送枠の間隔を調節可能に構成
してあることを特徴とする搬送装置。 - 【請求項2】 前記間隔規制部材を棒材で構成し、両搬
送枠にはそれぞれ第1連結部を備えるとともに、前記第
1連結部に連結可能な複数の第2連結部を前記間隔規制
部材の長手方向に沿って設け、被搬送体の横幅に対応し
て第1連結部に連結する第2連結部を選択して、間隔規
制部材の架橋連結長さを調節するよう構成してある請求
項1記載の搬送装置。 - 【請求項3】 前記間隔規制部材を棒材で構成し、前記
間隔規制部材の一端側を両搬送枠の一方に固定支持する
とともに、両搬送枠の他方に設けた第1連結部に対して
間隔規制部材の長手方向に沿って設けた複数の第2連結
部を選択的に連結して、間隔規制部材の架橋連結長さを
調節するよう構成してある請求項1記載の搬送装置。 - 【請求項4】 前記間隔規制部材を、その一端側を両搬
送枠の一方に揺動自在に連結した棒材で構成し、他方の
搬送枠に設けた複数の第1連結部のいずれかと前記間隔
規制部材の遊端側に設けた単一の第2連結部との連結、
あるいは、前記間隔規制部材の遊端側に設けた複数の第
2連結部のいずれかと他方の搬送枠に設けた単一の第1
連結部との係合連結によって、両搬送枠の間隔を複数に
選択設定可能に構成してある請求項1記載の搬送装置。 - 【請求項5】 前記間隔規制部材を、その一端側を両搬
送枠の一方に連結固定した棒材で構成し、両搬送枠の他
方には、前記間隔規制部材の他端側を摺動自在に支持
し、かつ、締め付け固定可能な締結手段を設けてある請
求項1記載の搬送装置。 - 【請求項6】 互いに平行に対向配置され少なくとも一
方を可動搬送枠とし他方を基準搬送枠として互いに対し
て接近離反移動可能な一対の搬送枠と、前記両搬送枠の
間において被搬送体を搬出方向に押し出すものでかつ前
記可動搬送枠の移動方向に移動可能に配置された押し出
し装置とを備えた搬送装置において、 前記可動搬送枠を前記基準搬送枠に対して接近させる方
向に付勢する付勢手段と、 前記両搬送枠に亘って架橋されて、前記付勢手段の付勢
力に抗して前記両搬送枠の間隔を規制する単一の間隔規
制部材と、 前記可動搬送枠の移動に対してその移動量を所定の比率
で縮小して前記押し出し装置に伝達する手段と、 を具備し、 前記両搬送枠に前記間隔規制部材の両端を受け止め支持
する受け部をそれぞれ設け、被搬送体自体を間隔規制部
材として両受け部の間に装着可能に構成してあることを
特徴とする搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09979799A JP3835053B2 (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | 搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09979799A JP3835053B2 (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | 搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000289830A true JP2000289830A (ja) | 2000-10-17 |
JP3835053B2 JP3835053B2 (ja) | 2006-10-18 |
Family
ID=14256909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09979799A Expired - Fee Related JP3835053B2 (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | 搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3835053B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003039993A (ja) * | 2001-08-01 | 2003-02-13 | Sanwa Tekki Corp | 剛体電車線 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111940249B (zh) * | 2020-08-24 | 2022-02-18 | 珠海格力智能装备有限公司 | 定位导向机构 |
-
1999
- 1999-04-07 JP JP09979799A patent/JP3835053B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003039993A (ja) * | 2001-08-01 | 2003-02-13 | Sanwa Tekki Corp | 剛体電車線 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3835053B2 (ja) | 2006-10-18 |
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---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
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