JPH09260896A - 回路基板搬送装置 - Google Patents

回路基板搬送装置

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JPH09260896A
JPH09260896A JP8062359A JP6235996A JPH09260896A JP H09260896 A JPH09260896 A JP H09260896A JP 8062359 A JP8062359 A JP 8062359A JP 6235996 A JP6235996 A JP 6235996A JP H09260896 A JPH09260896 A JP H09260896A
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JP
Japan
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circuit board
transfer
transport
positioning
lever
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Application number
JP8062359A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Kinoshita
洋一 木下
Kunio Tanaka
邦男 田仲
Hiroyuki Fujiwara
弘之 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品の実装装置に使用される回路基板搬
送装置に関し、所定の位置に正確に搬送でき、機種切替
が容易な回路基板搬送装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 搬送レバー23の先端にクランプユニッ
ト22を設け、待機位置にある回路基板の端面を搬送爪
18aに位置決めする形でクランプ爪25が矢印H′方
向に移動し、所定の力で搬送爪18aと上記クランプ爪
25で保持した状態で駆動モータ12、ベルト13によ
り搬送レバー10c,23が搬送レール31上を矢印A
方向に一定量移動することにより回路基板を決められた
位置に正確に位置決めでき、また、搬送レバー10c,
23と回路基板とのクリアランス調整が不要であるた
め、寸法の違う回路基板の切替時の作業の簡素化が図れ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回路基板上に電子部
品を実装する電子部品実装装置に付随して使用される回
路基板搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の回路基板搬送装置について図面を
用いて説明する。
【0003】図17、図18は、回路基板搬送装置で搬
送を行う回路基板の形状の一例を示すものであり、この
ような回路基板には、位置決め孔3a,3bを有する回
路基板1や、位置決め孔の存在しない回路基板2があ
り、この回路基板2は端面4a,4bにより位置決めす
るようになっているものである。
【0004】また、電子部品実装装置(図示せず)は、
回路基板1の位置決め孔3a、3b、または回路基板2
の端面4a,4bを用いて回路基板1あるいは2を所定
の位置に正確に位置決めして保持を行い、電子部品を順
次実装する装置であり、回路基板搬送装置は電子部品実
装装置の回路基板供給機構の一部をなすものである。
【0005】図19は従来の回路基板搬送装置の構成を
示す斜視図であり、同図において、5は回路基板1bを
保持して電子部品実装位置に移動するX−Yテーブル
部、6は予め実装する回路基板1aを待機させるローダ
部、7は電子部品の実装が完了した回路基板1bを排出
するアンローダ部、8aは基板搬送部であり、X−Yテ
ーブル部5上の電子部品実装を完了した回路基板1bを
アンローダ部7に搬送すると同時に、ローダ部6に待機
している回路基板1aをX−Yテーブル部5上の回路基
板1bの位置まで搬送するためのものである。
【0006】図20は上記回路基板搬送装置の主要部の
平面概念図であり、同図において、5a,5bはX−Y
テーブル部5の基板搬送レール、6a,6bはローダ部
6の基板搬送レール、7a,7bはアンローダ部7の基
板搬送レールである。
【0007】図21は上記基板搬送部8aの構成を示す
斜視図であり、同図のシャフト9上に搬送レバー10
a,10bが取り付けられると共に、シャフト9を一定
角度回転させるためのシリンダ11が一端に取り付けら
れ、このシリンダ11の駆動によるシャフト9の回転に
伴って搬送レバー10a,10bはシャフト9を支点と
して揺動する。
【0008】また、駆動モータ12はベルト13を介し
て搬送レバー10a,10bを矢印AまたはA′の方向
に移動させるものであり、搬送レール31はこの搬送レ
バー10a,10bを移動させるためのガイドであり、
さらに搬送レバー10aの先端には搬送ピン14が、搬
送レバー10bの先端には搬送爪15が取り付けられて
いる。
【0009】また、図22はX−Yテーブル部5の回路
基板1bを位置決め保持する状態を説明する要部斜視図
であり、上下に移動する位置決めレバー16a,16b
の先端に回路基板1bの位置決め孔3a,3bに挿入し
て位置決めする位置決めピン17a,17bが取り付け
られている。
【0010】以上のように構成された従来の回路基板搬
送装置について、以下にその動作を説明する。
【0011】図19に示すように従来の回路基板搬送装
置では、矢印B方向から回路基板1aが投入され、ロー
ダ部6の所定の位置に待機し、また、X−Yテーブル部
5に保持された回路基板1bは電子部品実装後、ローダ
部6の基板搬送レール6a,6bの延長上にX−Yテー
ブル部5の基板搬送レール5a,5bが一直線上に位置
するところまでX−Yテーブル部5が移動し、この状態
を図20に示している。
【0012】次に、図22及び図23に示すように、X
−Yテーブル部5の下部より位置決めレバー16a,1
6bが矢印G方向に揺動し、図24に示すように位置決
めレバー16a,16bの先端に設けられた位置決めピ
ン17a,17bが回路基板1bの位置決め孔3a,3
bからはずれる。
【0013】次に、図21に示したシリンダ11により
シャフト9が矢印C方向に回転して搬送レバー10a,
10bが揺動し、図25に示すように上記搬送レバー1
0aの先端に取り付けられた搬送ピン14は回路基板1
aの位置決め孔3aに挿入され、また、上記搬送レバー
10bの先端に取り付けられた搬送爪15は回路基板1
bの端面4cの右側に位置する。
【0014】次に駆動モータ12により搬送レバー10
a,10bが矢印B方向へ移動し、回路基板1bは上記
搬送爪15に押されてアンローダ部7に排出されると同
時に、回路基板1aは上記搬送ピン14によってX−Y
テーブル部5の今まであった回路基板1bの位置に移動
して後、シリンダ11によりシャフト9が矢印C′方向
に回転し、搬送ピン14が回路基板1aからはずれると
同時に、上記位置決めレバー16a,16bが上昇し、
位置決めピン17a,17bが位置決め孔3a,3bに
挿入されて回路基板1aをX−Yテーブル5の所定の位
置に位置決めして保持するように構成されたものであっ
た。
【0015】また、図26は上記図18に示した位置決
め孔のない回路基板2を搬送する場合の従来の回路基板
搬送装置を示したものであり、先に述べた従来例と同一
の構造のものについては同一番号を付与して説明を省略
している。
【0016】この回路基板2は上記回路基板1にあるよ
うな位置決め孔3a,3bがなく、回路基板2の端面4
a,4bを基準としてX−Yテーブル部5に位置決めを
行うようになっている。
【0017】図27は基板搬送部8bの構成を示す斜視
図であり、図27において、基板搬送部8bは、搬送レ
バー10c,10d,10bがシャフト9に取り付けら
れており、各搬送レバー10c,10d,10bの先端
にはそれぞれ搬送爪18a,18b,15が取り付けら
れている。
【0018】また、図28にはX−Yテーブル部5にお
いて回路基板2を位置決め保持する状態を説明するため
の要部斜視図であり、上下に移動する位置決めレバー1
6c,16dが配設され、この位置決めレバー16cの
先端には回路基板2の端面4aに当接して位置決めする
ための位置決め爪19aが、また位置決めレバー16d
の先端には同様に位置決め爪19bが取り付けられてお
り、図中の矢印EあるいはE′方向に移動できる駆動体
(図示せず)を兼ね備えている。
【0019】また、基板搬送レール5bの下部には位置
決めレバー20が設けられており、この位置決めレバー
20は図中の矢印FあるいはF′方向に移動できる駆動
体(図示せず)を兼ね備えている。
【0020】以上のように構成された従来の回路基板搬
送装置について、以下にその動作について説明する。
【0021】図29において矢印B方向から回路基板2
aが投入されてローダ部6の所定の位置に待機し、ま
た、X−Yテーブル部5には図30に示すように矢印F
方向に移動した位置決めレバー20が回路基板2bをY
方向に加圧して、端面4bを基板搬送レール5aに押し
つけるように位置決めして保持を行い、また位置決めレ
バー16c,16dは矢印G方向に上昇した状態で位置
決めレバー16dがE方向に移動し、位置決めピン19
bが端面4cを加圧した状態で、端面4aが位置決めピ
ン19aに位置決めされており、このように保持された
回路基板2bは電子部品実装後、図29に示すようにロ
ーダ部6の基板搬送レール6a,6bの延長上にX−Y
テーブル部5の基板搬送レール5a,5bが一直線上に
位置するところまでX−Yテーブル部5が移動する。
【0022】次に、図31に示すようにX−Yテーブル
部5の下部にあり、回路基板2bをY方向に押圧して保
持している位置決めレバー20が矢印F′方向に動いて
保持状態を解除すると同時に、回路基板2bをX方向に
押圧して保持している位置決め爪19bが矢印E′方向
に動いて保持を解除した後、位置決めレバー16c,1
6dが矢印G′方向に下降し、位置決めレバー16c,
16dの先端にある位置決め爪19a,19bが回路基
板2bの端面4a,4cより下方へ位置する。
【0023】次に、図27において、シリンダ11によ
りシャフト9が矢印C方向に回転し、搬送レバー10
c,10d,10bが揺動し、上記搬送レバー10c,
10dの先端に取り付けられた搬送爪18a,18bは
回路基板2aを挟む形で端面4a,4cの横に下降し、
また、上記搬送レバー10bの先端部に取り付けられた
搬送爪15は回路基板2bの端面4cの右側に位置す
る。
【0024】次に駆動モータ12、ベルト13により搬
送レバー10c,10d,10bが矢印Aの方向へ移動
し、回路基板2bは上記搬送爪15に押され、アンロー
ダ部7に排出されると同時に回路基板2aは、上記搬送
爪18a,18bによってX−Yテーブル部5の今まで
あった回路基板2bの位置に移動した後、シリンダ11
によりシャフト9が矢印C′方向に回転し、搬送爪18
a,18bが回路基板2aからはずれると同時に上記位
置決めレバー16c,16dが矢印G方向に上昇し、位
置決めレバー20が矢印F方向に動いて回路基板2aを
Y方向へ押して端面4bを基板搬送レール5aに押し当
てる形で位置決めを行い、同時に位置決めピン19bが
矢印E方向に動いて回路基板2aをX方向へ押して、端
面4aを位置決めピン19aに押し当てる形で位置決め
を行うように構成されたものであった。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら近年製品
の多種多様化に伴って回路基板の種類が増え、多種多様
の回路基板に対応して電子部品の実装を行える電子部品
実装機の要望が高くなり、上記図17に示した位置決め
孔3a,3bを有する回路基板1、また図18に示した
位置決め孔を持たない回路基板2の両方のタイプの回路
基板を生産する必要性が生じてきており、このような背
景の中で回路基板の機種切替の度に回路基板搬送装置を
切り替えることは時間がかかりすぎるため、回路基板2
用の基板搬送部8bを用いて回路基板1の搬送を兼ねて
いるのが現状であった。
【0026】しかしながら図27に示すような基板搬送
部8bでは、回路基板1aの端面4a,4cを挟み込む
形になるため、搬送レバー10c,10d,10bが揺
動して下降するときに、搬送爪18a,18bが回路基
板1aと干渉して破損しないようにするために搬送爪1
8a,18bと回路基板1aの間に図32に示すような
隙間s1,s2を設けるように調節しなければならず、
この隙間s1,s2が大きすぎると回路基板1aをX−
Yテーブル部5上の回路基板1bの位置に搬送する場
合、X−Yテーブル部5上の基板位置が決まらず、位置
決めレバー16a,16bが上昇すると回路基板1aの
位置決め孔3a,3bに位置決めピン14が入らず基板
搬送ミスが生じるという課題があった。
【0027】このため、生産切替時において寸法の異な
る回路基板に変更する度に上記搬送レバー10c,10
dと回路基板1aとの隙間調整に過大の時間を要してし
まい、結果的に装置の稼働率の低下に通ずるという課題
を有したものであった。
【0028】本発明はこのような従来の問題点を解決し
ようとするもので、回路基板の搬送を安定させると共
に、回路基板の機種切替時間を短縮して稼働率を向上さ
せることができる回路基板搬送装置を提供することを目
的とするものである。
【0029】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の回路基板搬送装置は、ローダ部とアンローダ
部との間に配設される基板搬送部が、回路基板の搬送方
向の先端面に当接する搬送爪を一端に備えた第1の搬送
レバー、ならびに回路基板の搬送方向の終端面に付勢状
態で当接するクランプ爪を一端に備えた第2の搬送レバ
ー、ならびに1つ先の回路基板の搬送方向の終端面に当
接する搬送爪を一端に備えた第3の搬送レバーを有し、
この第1〜第3の搬送レバーのそれぞれの他端が結合さ
れたベース部材によりそれぞれが同期して揺動ならびに
搬送方向への往復移動を行うように構成された搬送ユニ
ットと、この搬送ユニットにより上記ローダ部から搬送
された回路基板を所定位置に位置決めして保持するX−
Yテーブル部からなる構成としたものである。
【0030】この本発明により、回路基板の搬送を安定
させると共に、回路基板の機種切替時間を短縮して稼働
率を向上させることができるものである。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、上流側から順次供給される回路基板をガイド機構に
より搬送して所定位置で待機させるローダ部と、このロ
ーダ部で待機している回路基板を迎えに行って所定位置
まで案内すると共に、既にこの所定位置にある回路基板
を下流側に排出する基板搬送部と、この基板搬送部から
排出された回路基板をガイド機構により搬送するアンロ
ーダ部からなる回路基板搬送装置であって、上記基板搬
送部が、回路基板の搬送方向の先端面に当接する搬送爪
を一端に備えた第1の搬送レバー、ならびに回路基板の
搬送方向の終端面に付勢状態で当接するクランプ爪を一
端に備えた第2の搬送レバー、ならびに1つ先の回路基
板の搬送方向の終端面に当接する搬送爪を一端に備えた
第3の搬送レバーを有し、この第1〜第3の搬送レバー
のそれぞれの他端が結合されたベース部材によりそれぞ
れが同期して揺動ならびに搬送方向への往復移動を行う
ように構成された搬送ユニットと、この搬送ユニットに
より上記ローダ部から搬送された回路基板を所定位置に
位置決めして保持するX−Yテーブル部からなる構成と
したものであり、回路基板の搬送を安定させると共に、
回路基板の機種切替時間を短縮して稼働率を向上させる
ことができるという作用を有する。
【0032】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、基板搬送部の搬送ユニットを構成する第
2の搬送レバーに代えて、回路基板の搬送方向の終端面
に当接する搬送爪を一端に備えた搬送レバーの他端をベ
ース部材に回動自在に結合すると共に、上記一端に備え
た搬送爪が回路基板を搬送方向に付勢するように上記搬
送レバーに付勢部材を設けた構成としたものであり、請
求項1と同様の作用を有する。
【0033】請求項3に記載の発明は、請求項1もしく
は2記載の発明において、位置決め孔付回路基板の位置
決め孔に挿入してこの回路基板の位置決めを行う位置決
めピン、ならびに位置決め孔のない回路基板の端面に当
接してこの回路基板の位置決めを行うガイドピンの両方
を備え、搬送される回路基板に応じて上記位置決めピン
もしくはガイドピンのいずれかを選択して用いるように
した回路基板位置決め機構をX−Yテーブル部の下部に
設けた構成としたものであり、どのような形状の回路基
板に対しても正確に位置決めすることができるという作
用を有する。
【0034】(実施の形態1)以下、本発明の第1の実
施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0035】図1は同実施の形態による回路基板搬送装
置の基板搬送部21を示した斜視図であり、回路基板搬
送装置としてのX−Yテーブル部5、ローダ部6、アン
ローダ部7については従来例で説明したものと同じであ
り、また、回路基板搬送装置において、従来例と同じ機
構、動作を行う構成要素については同一の番号を付与し
ており、ここでの説明は省略する。
【0036】図2は搬送レバー先端部の詳細を示した要
部斜視図、図3は回路基板搬送装置の全体構成を示した
斜視図であり、図4、図5、図6、図7は図1に示す回
路基板搬送装置の回路基板搬送動作を示すものである。
【0037】図1において、22は搬送レバー23の先
端に結合されたクランプユニットであり、このクランプ
ユニット22は、図2に示すように搬送レバー23にブ
ロック24が結合されたものであり、図2において25
はクランプ爪で、支点ピン26を介してブロック24に
結合され、また27はクランプシリンダであり、ブロッ
ク24に構成され、また、バネ28がクランプ爪25の
上部に設けられている。
【0038】このように構成された実施の形態による回
路基板搬送装置について、以下にその動作を説明する。
【0039】まず、図3に示すように本実施の形態の回
路基板搬送装置では、図中矢印B方向から回路基板1a
が投入されてローダ部6の所定の位置に待機し、また、
X−Yテーブル部5に保持された回路基板1bは電子部
品実装後、ローダ部6の基板搬送レール6a,6bの延
長上にX−Yテーブル部5の基板搬送レール5a,5b
が一直線上に位置するところまでX−Yテーブル部5が
移動する。
【0040】次に、従来例の図22に示した動作と同様
に、X−Yテーブル部5の下部より位置決めレバー16
a,16bが下降し、位置決めレバー16a,16bの
先端にある位置決めピン17a,17bが回路基板1b
の位置決め孔3a,3bからはずれ、回路基板1bの保
持を解除する。
【0041】次に、図1に示すように、シリンダ11に
よりシャフト9が矢印C方向に回転し、搬送レバー10
c,23,10bが矢印D方向に揺動し、この時搬送レ
バー23の先端のクランプユニット22は、図4に示す
ようにクランプシリンダ27によりクランプ爪25を支
点ピン26を支点として矢印H方向へ開いている状態で
あり、搬送レバー10c,23,10bが揺動し終わる
ときにはクランプ爪25は回路基板1aの端面4cの右
側へ、搬送レバー10cの先端の搬送爪18aは回路基
板1aの端面4aの左側に位置する。
【0042】次に、図5に示すようにクランプシリンダ
27が解除され、バネ28によってクランプ爪25が矢
印H′方向へ閉じ、回路基板1aをクランプ爪25、搬
送爪18aによってバネ力f1で回路基板1aを保持
し、またレバー10bの先端に設けられた搬送爪15
は、図6に示すように回路基板1bの端面4cの右側に
位置する。
【0043】次に駆動モータ12、ベルト13により搬
送レバー10c,23,10bが矢印Aの方向へ移動
し、回路基板1bは上記搬送爪15に押されてアンロー
ダ部7に排出されると同時に、回路基板1aは上記クラ
ンプ爪25および搬送爪18aに保持された状態で、図
7に示すようにX−Yテーブル部5の今まであった回路
基板1bの位置に移動する。
【0044】その後、図4に示すようにクランプシリン
ダ27が再び作動し、クランプ爪25が矢印H方向に開
いて回路基板1aから離れると同時に、シリンダ11に
よりシャフト9が矢印C′方向に回転し、クランプ爪2
5および搬送爪18a,15が矢印D′方向に揺動し、
また同時に、図22に示すように位置決めピン17a,
17bが位置決め孔3a,3bに挿入され、回路基板1
aをX−Yテーブル部5の所定の位置に位置決めして保
持する。
【0045】また、このように構成された本実施の形態
の回路基板搬送装置による回路基板の機種切替について
は、図8に示すように基板搬送部21の搬送レバー10
c,23をX−Yテーブル部5上にてクランプ爪25を
閉じて回路基板1aをクランプ爪25および搬送爪18
aで保持した状態で回路基板1aの位置決め孔3a,3
bをX−Yテーブル部5下部の位置決めピン17a,1
7bに合わせるように、搬送レバー22および搬送レバ
ー10cの取付位置を図中の矢印L・L′方向に調整を
行うだけでよく、従来例と比較してこの調整が極めて簡
単にかつ短時間で行うことができるようになり、装置の
稼働率を大きく向上させることができるものである。
【0046】(実施の形態2)以下、本発明の第2の実
施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0047】図9は同実施の形態による回路基板搬送装
置の基板搬送部29を示したものであり、この基板搬送
部29において搬送レバーユニット30以外の構成は上
記実施の形態1で説明した基板搬送部21と同様のもの
である。
【0048】図10は上記搬送レバーユニット30の詳
細を示したものであり、ベースとなる搬送ブロック32
に搬送レバー33が支点ピン34を介して結合され、ま
た上記搬送レバー33の先端にはクランプ爪35が取り
付けられており、クランプシリンダ36が搬送ブロック
32内に設けられ、また、バネ37が搬送レバー33の
クランプ爪35の反対方向の先端部に係合されている。
【0049】このように構成された本実施の形態による
回路基板搬送装置について、以下にその動作を説明す
る。
【0050】図11に示す本発明の基板搬送部29を用
いた回路基板搬送装置において、X−Yテーブル部5の
下部より位置決めレバー16a,16bが下降し、位置
決めレバー16a,16bの先端に設けた位置決めピン
17a,17bが回路基板1bの位置決め孔3a,3b
からはずれ、回路基板1bの保持を解除するまでの動作
は上記実施の形態1と同様であるのでその説明を省略す
る。
【0051】図9において、シリンダ11によりシャフ
ト9が矢印C方向に回転し、搬送レバーユニット30、
搬送レバー10c,10bが図中矢印D方向に揺動す
る。この時、搬送レバーユニット30は、図12に示す
ように、クランプシリンダ36により搬送レバー33を
支点ピン34を支点として矢印K方向へ開いた状態とな
っており、搬送レバーユニット30、搬送レバー10
c,10bが揺動し終わるときには、図14に示すよう
にクランプ爪35は回路基板1aの端面4cの右側へ、
レバー10cの先端の搬送爪18aは回路基板1aの左
側に位置する。
【0052】次に、図13に示すようにクランプシリン
ダ36が解除され、バネ37によって搬送レバー33が
矢印K′方向へ閉じて回路基板1aをクランプ爪35、
搬送爪18aによってバネ力f2で回路基板1aを保持
し、また、搬送レバー10bの先端に設けた搬送爪15
は、図14に示すように回路基板1bの端面4cの右側
に位置する。
【0053】次に、図15に示すように駆動モータ1
2、ベルト13により搬送レバーユニット30、搬送レ
バー10c,10bが図中矢印Aの方向に移動し、回路
基板1bは上記搬送爪15に押されてアンローダ部7に
排出されると同時に、回路基板1aは上記クランプ爪3
5および搬送爪18aに保持された状態で、X−Yテー
ブル部5の今まであった回路基板1bの位置に移動す
る。
【0054】その後図12に示すようにクランプシリン
ダ36が再び作動し、搬送レバー33が矢印K方向に開
いて回路基板1aを解除すると同時に、シリンダ11に
よりシャフト9が矢印C′方向に回転し、搬送レバーユ
ニット30、搬送レバー10c,10bが矢印D′方向
に揺動し、また同時に位置決めピン17a,17bが位
置決め孔3a,3bに挿入されて回路基板1aをX−Y
テーブル部5の所定の位置に位置決めして保持するよう
に動作するものである。
【0055】またこのように構成された本実施の形態の
回路基板搬送装置による回路基板の機種切替について
は、基板搬送部29の搬送レバーユニット30、搬送レ
バー10c,10bをX−Yテーブル部5上にて搬送レ
バー33を閉じ、図16に示すように回路基板1aをク
ランプ爪35および搬送爪18aで保持した状態で回路
基板1aの位置決め孔3a,3bをX−Yテーブル部5
下部の位置決めピン17a,17bに合わせるように搬
送レバーユニット30および搬送レバー10cの取付位
置を図中の矢印M・M′方向に調整を行うだけでよく、
上記実施の形態1と同様に、従来例と比較してこの調整
が極めて簡単にかつ短時間で行うことができるようにな
り、装置の稼働率を大きく向上させることができるもの
である。
【0056】以上のように構成された本発明の回路基板
搬送装置によれば、回路基板1aのような位置決め孔3
a,3bを持つ回路基板においても安定した基板搬送が
できるとともに機種切替時の調整作業を簡素化すること
ができ、切替時間が短縮され、稼働率の向上を図ること
ができる。
【0057】なお、上記実施の形態1、実施の形態2で
は、位置決め孔3a,3bを有する回路基板1を用いて
上記位置決め孔3a,3bに位置決めピン17a,17
bを挿入することにより回路基板1をX−Yテーブル部
5上で位置決めする例を説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、位置決め孔のない回路基板2を
用い、位置決めピン19a,19bを上記回路基板2の
端面に当接することにより回路基板2をX−Yテーブル
部5上で位置決めする場合にも適用できることは言うま
でもなく、また、上記回路基板1あるいは2を位置決め
する回路基板位置決め機構に上記位置決めピン17a,
17bおよび位置決めピン19a,19bの両方を設
け、搬送の対象となる回路基板に対応して位置決めピン
17a,17bもしくは位置決めピン19a,19bの
いずれかを使用するように選択できるように上記回路基
板位置決め機構を構成すれば、回路基板の機種切替に要
する時間がさらに短縮され、より大きな効果を得ること
ができるようになるものである。
【0058】また本発明の実施の形態については電子部
品の実装における回路基板搬送装置を例にして述べてき
たが、電子部品の実装装置以外に用いられる回路基板搬
送装置についても同様の機構を用いることにより安定し
た回路基板搬送を図ることができることは言うまでもな
いものである。
【0059】
【発明の効果】以上のように構成された本発明による回
路基板搬送装置によれば、下記のような効果がある。
【0060】(1)位置決め孔のある回路基板および位
置決め孔のない回路基板の両方の基板搬送ができ、ま
た、回路基板の機種切替についても調整方法の簡素化と
調整時間の短縮ができるため、電子部品実装装置の稼働
率の向上を図ることができる。
【0061】(2)回路基板を保持した状態で搬送する
ために安定した回路基板搬送動作が得られ、信頼性の高
いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による回路基板搬送装置
の基板搬送部を示す斜視図
【図2】同搬送レバー先端のクランプユニットの詳細を
示す要部斜視図
【図3】同回路基板搬送装置を示す斜視図
【図4】同クランプユニットの動作を説明するための正
面図
【図5】同クランプユニットの動作を説明するための正
面図
【図6】同回路基板の搬送状態を説明する平面図
【図7】同回路基板の搬送状態を説明する平面図
【図8】同機種切替時の調整方法を説明するための要部
正面図
【図9】本発明の実施の形態2による回路基板搬送装置
の基板搬送部を示す斜視図
【図10】同搬送レバーユニットの詳細を示す斜視図
【図11】同回路基板搬送装置を示す斜視図
【図12】同搬送レバーユニットの動作を説明するため
の平面図
【図13】同搬送レバーユニットの動作を説明するため
の平面図
【図14】同回路基板の搬送状態を説明するための平面
【図15】同回路基板の搬送状態を説明するための平面
【図16】同機種切替時の調整方法を説明するための要
部正面図
【図17】位置決め孔を有した回路基板の平面図
【図18】位置決め孔のない回路基板の平面図
【図19】従来の位置決め孔を有した回路基板用の回路
基板搬送装置を示す斜視図
【図20】同回路基板の搬送状態を示す平面図
【図21】同基板搬送部を示す斜視図
【図22】同X−Yテーブル下の回路基板位置決め・保
持ユニットの詳細を示す要部斜視図
【図23】同X−Yテーブル下の回路基板位置決め・保
持ユニットの動作を説明するための要部正面図
【図24】同X−Yテーブル下の回路基板位置決め・保
持ユニットの動作を説明するための要部正面図
【図25】同基板搬送部の動作を説明するための要部平
面図
【図26】従来の位置決め孔のない回路基板用の回路基
板搬送装置を示す斜視図
【図27】同基板搬送部を示す斜視図
【図28】同X−Yテーブル下の回路基板位置決め・保
持ユニットの詳細を示す要部斜視図
【図29】同回路基板の搬送状態を示す平面図
【図30】同X−Yテーブル下の回路基板位置決め・保
持ユニットの動作を説明するための要部斜視図
【図31】同X−Yテーブル下の回路基板位置決め・保
持ユニットの動作を説明するための要部斜視図
【図32】同回路基板と搬送爪との隙間調整の方法を説
明するための要部正面図
【符号の説明】
1a,1b 回路基板 2a,2b 回路基板 3a,3b 位置決め孔 4a,4b,4c,4d 端面 5 X−Yテーブル部 5a,5b 基板搬送レール 6 ローダ部 6a,6b 基板搬送レール 7 アンローダ部 7a,7b 基板搬送レール 9 シャフト 10a,10b,10c,10d 搬送レバー 11 シリンダ 12 駆動モータ 13 ベルト 15 搬送爪 16a,16b 位置決めレバー 17a,17b 位置決めピン 18a,18b 搬送爪 19a,19b 位置決めピン 21 基板搬送部 22 クランプユニット 23 搬送レバー 24 ブロック 25 クランプ爪 26 支点ピン 27 クランプシリンダ 28 バネ 29 基板搬送部 30 搬送レバーユニット 31 搬送レール 32 搬送ブロック 33 搬送レバー 34 支点ピン 35 クランプ爪 36 クランプシリンダ 37 バネ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流側から順次供給される回路基板をガ
    イド機構により搬送して所定位置で待機させるローダ部
    と、このローダ部で待機している回路基板を迎えに行っ
    て所定位置まで案内すると共に、既にこの所定位置にあ
    る回路基板を下流側に排出する基板搬送部と、この基板
    搬送部から排出された回路基板をガイド機構により搬送
    するアンローダ部からなる回路基板搬送装置であって、
    上記基板搬送部が、回路基板の搬送方向の先端面に当接
    する搬送爪を一端に備えた第1の搬送レバー、ならびに
    回路基板の搬送方向の終端面に付勢状態で当接するクラ
    ンプ爪を一端に備えた第2の搬送レバー、ならびに1つ
    先の回路基板の搬送方向の終端面に当接する搬送爪を一
    端に備えた第3の搬送レバーを有し、この第1〜第3の
    搬送レバーのそれぞれの他端が結合されたベース部材に
    よりそれぞれが同期して揺動ならびに搬送方向への往復
    移動を行うように構成された搬送ユニットと、この搬送
    ユニットにより上記ローダ部から搬送された回路基板を
    所定位置に位置決めして保持するX−Yテーブル部から
    なる構成とした回路基板搬送装置。
  2. 【請求項2】 基板搬送部の搬送ユニットを構成する第
    2の搬送レバーに代えて、回路基板の搬送方向の終端面
    に当接する搬送爪を一端に備えた搬送レバーの他端をベ
    ース部材に回動自在に結合すると共に、上記一端に備え
    た搬送爪が回路基板を搬送方向に付勢するように上記搬
    送レバーに付勢部材を設けた構成とした請求項1記載の
    回路基板搬送装置。
  3. 【請求項3】 位置決め孔付回路基板の位置決め孔に挿
    入してこの回路基板の位置決めを行う位置決めピン、な
    らびに位置決め孔のない回路基板の端面に当接してこの
    回路基板の位置決めを行うガイドピンの両方を備え、搬
    送される回路基板に応じて上記位置決めピンもしくはガ
    イドピンのいずれかを選択して用いるようにした回路基
    板位置決め機構をX−Yテーブル部の下部に設けた請求
    項1もしくは2記載の回路基板搬送装置。
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