JP2003038584A - 介護リフト用吊り具 - Google Patents
介護リフト用吊り具Info
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- JP2003038584A JP2003038584A JP2001227330A JP2001227330A JP2003038584A JP 2003038584 A JP2003038584 A JP 2003038584A JP 2001227330 A JP2001227330 A JP 2001227330A JP 2001227330 A JP2001227330 A JP 2001227330A JP 2003038584 A JP2003038584 A JP 2003038584A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造が簡単で脱着が容易なベルト式吊り具の
利点をそのまま備える一方、上半身の筋力が無い人でも
ベルトの間からずり落ちる危険性が無く、且つ、背中や
大腿部への圧迫感も少なくて安全に利用できると共に、
汚れにくく洗浄も容易で衛生的に利用することができる
ように工夫した介護リフト用吊り具を提供する。 【解決手段】 脚ベルトＬＡと体幹ベルトＬＢとによっ
て構成したベルト式の介護リフト用吊り具であって、各
ベルトＬＡ，ＬＢの両端部に介護リフトハンガー２３に
懸掛自在な掛止部２Ａ，２Ａと１２Ａ，１２Ａを設け、
脚ベルトＬＡには、中央部の脚支え部３の左右両側に、
体幹ベルトＬＢの両端部側を挿通する挿通口５，５を設
ける。
利点をそのまま備える一方、上半身の筋力が無い人でも
ベルトの間からずり落ちる危険性が無く、且つ、背中や
大腿部への圧迫感も少なくて安全に利用できると共に、
汚れにくく洗浄も容易で衛生的に利用することができる
ように工夫した介護リフト用吊り具を提供する。 【解決手段】 脚ベルトＬＡと体幹ベルトＬＢとによっ
て構成したベルト式の介護リフト用吊り具であって、各
ベルトＬＡ，ＬＢの両端部に介護リフトハンガー２３に
懸掛自在な掛止部２Ａ，２Ａと１２Ａ，１２Ａを設け、
脚ベルトＬＡには、中央部の脚支え部３の左右両側に、
体幹ベルトＬＢの両端部側を挿通する挿通口５，５を設
ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、病人や身体の不自
由な人達を介護用リフトにて吊り上げ、又は、吊り下げ
て移動する際に用いられる介護リフト用吊り具に関する
ものである。
由な人達を介護用リフトにて吊り上げ、又は、吊り下げ
て移動する際に用いられる介護リフト用吊り具に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】病人や身体の不自由な人等を、介護リフ
トを用いて移動する場合に使用する介護リフト用吊り具
に付いては、例えば、特開２０００−１２６２５０号公
報に見られるように、ベルト式、シート式、脚分離式の
３種類のものが存在するが、これ等各形式のうち、ベル
ト式は構造が簡単であると共に、脱着の手間が最も簡単
な吊り具であって、ベッド上や車イス、或は、浴槽内と
言った各種の使用場面に於いて、便利に使用されてい
る。
トを用いて移動する場合に使用する介護リフト用吊り具
に付いては、例えば、特開２０００−１２６２５０号公
報に見られるように、ベルト式、シート式、脚分離式の
３種類のものが存在するが、これ等各形式のうち、ベル
ト式は構造が簡単であると共に、脱着の手間が最も簡単
な吊り具であって、ベッド上や車イス、或は、浴槽内と
言った各種の使用場面に於いて、便利に使用されてい
る。
【０００３】図４は、上記ベルト式吊り具の一例を示
し、図５はその使用例を示したものであって、図中、Ｘ
は体幹ベルト、Ｙは脚ベルトで、両ベルトＸ，Ｙの両端
部には、夫々介護用リフトのハンガーＺ，Ｚに懸掛自在
なフックＸＡ，ＸＡとＹＡ，ＹＡが設けられていて、図
５に示すように病人や身体の不自由な人等の背中の部分
を体幹ベルトＸで支持し、脚の部分を脚ベルトＹで支持
しながら、目的の場所まで移動する仕組に成っている。
し、図５はその使用例を示したものであって、図中、Ｘ
は体幹ベルト、Ｙは脚ベルトで、両ベルトＸ，Ｙの両端
部には、夫々介護用リフトのハンガーＺ，Ｚに懸掛自在
なフックＸＡ，ＸＡとＹＡ，ＹＡが設けられていて、図
５に示すように病人や身体の不自由な人等の背中の部分
を体幹ベルトＸで支持し、脚の部分を脚ベルトＹで支持
しながら、目的の場所まで移動する仕組に成っている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の如く構
成した体幹ベルトＸと脚ベルトＹを用いたベルト式吊り
具の場合は、例えば上半身の筋力が無い人の場合、移動
中に図６に示すように両ベルトＸ，Ｙの間からずり落ち
る危険性があり、また、背中部分や大腿部への強い圧迫
感もあるため、利用可能とされる人が自ずと制限されて
しまう問題があった。
成した体幹ベルトＸと脚ベルトＹを用いたベルト式吊り
具の場合は、例えば上半身の筋力が無い人の場合、移動
中に図６に示すように両ベルトＸ，Ｙの間からずり落ち
る危険性があり、また、背中部分や大腿部への強い圧迫
感もあるため、利用可能とされる人が自ずと制限されて
しまう問題があった。
【０００５】一方、上記公報に記載されているベルト式
の吊り具は、上記図４乃至図６で説明した従来型ベルト
式吊り具の欠点を改善する目的で開発されたものである
が、このベルト式の吊り具は公報に記載の如く構造的に
非常に複雑で、取り扱いが面倒であるため、着脱に手間
と時間が掛ると共に、汚れやすくて洗浄も面倒であると
言った問題があった。
の吊り具は、上記図４乃至図６で説明した従来型ベルト
式吊り具の欠点を改善する目的で開発されたものである
が、このベルト式の吊り具は公報に記載の如く構造的に
非常に複雑で、取り扱いが面倒であるため、着脱に手間
と時間が掛ると共に、汚れやすくて洗浄も面倒であると
言った問題があった。
【０００６】従って本発明の技術的課題は、構造が簡単
で脱着が容易なベルト式吊り具の利点をそのまま備える
一方、上半身の筋力が無い人でもベルトの間からずり落
ちる危険性が無く、且つ、背中や大腿部への圧迫感も少
なくて安全に利用できると共に、汚れにくく洗浄も容易
で衛生的に利用することができるように工夫した介護リ
フト用吊り具を提供することである。
で脱着が容易なベルト式吊り具の利点をそのまま備える
一方、上半身の筋力が無い人でもベルトの間からずり落
ちる危険性が無く、且つ、背中や大腿部への圧迫感も少
なくて安全に利用できると共に、汚れにくく洗浄も容易
で衛生的に利用することができるように工夫した介護リ
フト用吊り具を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【０００８】（１） いずれも両端部に介護リフトハン
ガーに対して懸掛自在な掛止部を備えた脚ベルトと体幹
ベルトとによって構成したベルト式の介護リフト用吊り
具であって、上記の脚ベルトを、中央部に脚支え部を設
け、この脚支え部の左右両側で、且つ、上記両端部に設
けた掛止部との各間に、上記体幹ベルトの両端部側を挿
通することができる体幹ベルト挿通口を設けた構成と成
し、体幹ベルトの両端部をこれ等各挿通口に挿通した
後、両端の掛止部を介護リフトハンガーに懸掛するよう
に構成すること。（請求項１）
ガーに対して懸掛自在な掛止部を備えた脚ベルトと体幹
ベルトとによって構成したベルト式の介護リフト用吊り
具であって、上記の脚ベルトを、中央部に脚支え部を設
け、この脚支え部の左右両側で、且つ、上記両端部に設
けた掛止部との各間に、上記体幹ベルトの両端部側を挿
通することができる体幹ベルト挿通口を設けた構成と成
し、体幹ベルトの両端部をこれ等各挿通口に挿通した
後、両端の掛止部を介護リフトハンガーに懸掛するよう
に構成すること。（請求項１）
【０００９】（２） 脚ベルトの中央部に形成した脚支
え部と、体幹ベルトの中央部に形成した背中支え部の夫
々に、クッション性を備えたカバー体を着脱自在に装着
すること。（請求項２）
え部と、体幹ベルトの中央部に形成した背中支え部の夫
々に、クッション性を備えたカバー体を着脱自在に装着
すること。（請求項２）
【００１０】（３） クッション性を備えたカバー体
が、ポリエステル製のボアで造られていること。（請求
項３）
が、ポリエステル製のボアで造られていること。（請求
項３）
【００１１】（４） 全体を左右対称の略舟型形状に形
成した脚ベルトと体幹ベルトのいずれか一方又は両方
を、ベルト外周縁を構成するループ帯と、ループ帯の左
右両端部に形成した掛止部と、ループ帯の中央部分に横
幅の広いメッシュ材を用いて形成した脚支え部又は背中
支え部と、これ等脚支え部又は背中支え部の左右両側
で、且つ、両端部の掛止部との間に、両側のループ帯の
間を横幅方向に渡って連結形成した１本又は複数本のサ
ブストラップとによって構成して、上記メッシュ材で造
った脚支え部又は背中支え部に対してクッション性を備
えたカバー体を着脱自在に装着すると共に、上記ベルト
のうち、少くとも脚ベルトの脚支え部と左右のサブスト
ラップとの間隔を、上記体幹ベルトの両端側を挿通する
挿通口とすること。（請求項４）
成した脚ベルトと体幹ベルトのいずれか一方又は両方
を、ベルト外周縁を構成するループ帯と、ループ帯の左
右両端部に形成した掛止部と、ループ帯の中央部分に横
幅の広いメッシュ材を用いて形成した脚支え部又は背中
支え部と、これ等脚支え部又は背中支え部の左右両側
で、且つ、両端部の掛止部との間に、両側のループ帯の
間を横幅方向に渡って連結形成した１本又は複数本のサ
ブストラップとによって構成して、上記メッシュ材で造
った脚支え部又は背中支え部に対してクッション性を備
えたカバー体を着脱自在に装着すると共に、上記ベルト
のうち、少くとも脚ベルトの脚支え部と左右のサブスト
ラップとの間隔を、上記体幹ベルトの両端側を挿通する
挿通口とすること。（請求項４）
【００１２】上記（１）で述べた請求項１に係る手段に
よれば、介護リフトハンガーに脚ベルトと体幹ベルトを
懸掛する際に、体幹ベルトの両端部を脚ベルトに設けた
挿通口を挿通して懸掛するため、両ベルトが相互に係合
し合って使用時に両ベルトが相対的に開いてしまうこと
がなく、従って、身体のずり落ちを確実に防止できるも
のであって、２本のベルトを用いて安全に身体を確保し
ながら所定の場所へ移動することを可能にする。
よれば、介護リフトハンガーに脚ベルトと体幹ベルトを
懸掛する際に、体幹ベルトの両端部を脚ベルトに設けた
挿通口を挿通して懸掛するため、両ベルトが相互に係合
し合って使用時に両ベルトが相対的に開いてしまうこと
がなく、従って、身体のずり落ちを確実に防止できるも
のであって、２本のベルトを用いて安全に身体を確保し
ながら所定の場所へ移動することを可能にする。
【００１３】上記（２）と（３）で述べた請求項２及び
３に係る手段によれば、脚ベルトの脚支え部と体幹ベル
トの背中支え部の夫々に、ポリエステル製のボアから成
る優れたクッション性を備えたカバーが取付けられてい
るため、背中や大腿部への強い圧迫感が解消されて、身
体をリラックスした状態で移送することができると共
に、カバー体は取外し自在であるため、汚れた場合には
これを簡単に取外して洗浄できるため、清潔で衛生的な
状態での使用を可能にする。
３に係る手段によれば、脚ベルトの脚支え部と体幹ベル
トの背中支え部の夫々に、ポリエステル製のボアから成
る優れたクッション性を備えたカバーが取付けられてい
るため、背中や大腿部への強い圧迫感が解消されて、身
体をリラックスした状態で移送することができると共
に、カバー体は取外し自在であるため、汚れた場合には
これを簡単に取外して洗浄できるため、清潔で衛生的な
状態での使用を可能にする。
【００１４】上記（４）で述べた請求項４に係る手段に
よれば、脚ベルトと体幹ベルトを構成するベルト体の全
体形状が、左右対称の略舟型形状、即ち、中央部が幅広
で、両端部側が次第に細くなる形状に造られているた
め、幅の広い中央部に形成された脚支え部又は背中支え
部と、これ等支え部に装着したカバー体が、身体の脚や
背中を圧迫することなくやさしく支持することができる
と共に、先を細く造った体幹ベルトの両端部を脚ベルト
の挿通口に対して簡単に挿通することができ、且つ、使
用時にはストラップがループ帯の横幅方向への広がりを
防止するため、ループ帯を補強し、合わせて身体のずれ
落ちを確実に防止することを可能にする。
よれば、脚ベルトと体幹ベルトを構成するベルト体の全
体形状が、左右対称の略舟型形状、即ち、中央部が幅広
で、両端部側が次第に細くなる形状に造られているた
め、幅の広い中央部に形成された脚支え部又は背中支え
部と、これ等支え部に装着したカバー体が、身体の脚や
背中を圧迫することなくやさしく支持することができる
と共に、先を細く造った体幹ベルトの両端部を脚ベルト
の挿通口に対して簡単に挿通することができ、且つ、使
用時にはストラップがループ帯の横幅方向への広がりを
防止するため、ループ帯を補強し、合わせて身体のずれ
落ちを確実に防止することを可能にする。
【００１５】以上の如くであるから、上記（１）〜
（４）の手段によって上述した技術的課題を解決して、
前記従来技術の問題点を解消することができる。
（４）の手段によって上述した技術的課題を解決して、
前記従来技術の問題点を解消することができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る介護リフト
用吊り具の実施の形態を図面と共に説明すると、図１は
本発明を構成する脚ベルトＬＡの構成を示したもので、
（イ）は全体の平面図、（ロ）は（イ）のＷ−Ｗ線に沿
った断面図、（ハ）はカバー体６の平面図、（ニ）はカ
バー体６の側面図であって、脚ベルトＬＡの全体は、そ
の平面視形状を左右対称の略舟型形状に形成したベルト
体１の外周縁を構成するループ帯２と、このベルト体１
の最も横幅の広い中央部に設けた脚支え部３と、ループ
帯２の左右両端部に形成した懸掛用の掛止部２Ａ，２Ａ
と、この掛止部２Ａ，２Ａと上記脚支え部３の左右両側
縁４Ａ，４Ａとの間に夫々設けた複数本のストラップ４
Ｂ，４Ｃ，４Ｄとによって構成されていて、これ等脚支
え部３と各ストラップ４Ｂ〜４Ｄの両端縁は、いずれも
断面略Ｕ字状に屈曲したループ帯２の内部に包み込まれ
て、ミシン等によって一体に縫着１Ｋ…されている。
用吊り具の実施の形態を図面と共に説明すると、図１は
本発明を構成する脚ベルトＬＡの構成を示したもので、
（イ）は全体の平面図、（ロ）は（イ）のＷ−Ｗ線に沿
った断面図、（ハ）はカバー体６の平面図、（ニ）はカ
バー体６の側面図であって、脚ベルトＬＡの全体は、そ
の平面視形状を左右対称の略舟型形状に形成したベルト
体１の外周縁を構成するループ帯２と、このベルト体１
の最も横幅の広い中央部に設けた脚支え部３と、ループ
帯２の左右両端部に形成した懸掛用の掛止部２Ａ，２Ａ
と、この掛止部２Ａ，２Ａと上記脚支え部３の左右両側
縁４Ａ，４Ａとの間に夫々設けた複数本のストラップ４
Ｂ，４Ｃ，４Ｄとによって構成されていて、これ等脚支
え部３と各ストラップ４Ｂ〜４Ｄの両端縁は、いずれも
断面略Ｕ字状に屈曲したループ帯２の内部に包み込まれ
て、ミシン等によって一体に縫着１Ｋ…されている。
【００１７】尚、上記脚支え部３の部分は、多数の通気
孔３Ｔ…を備えたメッシュ材で造られており、この脚支
え部３の部分に着脱自在に装着されるカバー体６は、装
着穴６Ａを備えた偏平な略筒状に造られていて、全体は
表面がクッション性のある柔らかな毛で覆われたポリエ
ステル製のボアを用いて構成されている。
孔３Ｔ…を備えたメッシュ材で造られており、この脚支
え部３の部分に着脱自在に装着されるカバー体６は、装
着穴６Ａを備えた偏平な略筒状に造られていて、全体は
表面がクッション性のある柔らかな毛で覆われたポリエ
ステル製のボアを用いて構成されている。
【００１８】また、上記の脚ベルトＬＡには、中央部の
脚支え部３の両側縁４Ａ，４Ａと、左右の第１番目スト
ラップ４Ｂ，４Ｂの各間に、後述する体幹ベルトの両端
部を挿通する挿通口５，５が開口されている。
脚支え部３の両側縁４Ａ，４Ａと、左右の第１番目スト
ラップ４Ｂ，４Ｂの各間に、後述する体幹ベルトの両端
部を挿通する挿通口５，５が開口されている。
【００１９】図２は、上述した脚ベルトＬＡと組み合わ
せて使用する体幹ベルトＬＢの構成を示したもので、
（イ）は全体の平面図、（ロ）はカバー体１６の平面図
で、全体の構成は上述した脚ベルトＬＡ及びそのカバー
体６と略同じに造られているが、実際には脚ベルトＬＡ
よりも若干短く形成されている。
せて使用する体幹ベルトＬＢの構成を示したもので、
（イ）は全体の平面図、（ロ）はカバー体１６の平面図
で、全体の構成は上述した脚ベルトＬＡ及びそのカバー
体６と略同じに造られているが、実際には脚ベルトＬＡ
よりも若干短く形成されている。
【００２０】即ち、図２に於いて体幹ベルトＬＢの全体
は、その平面視形状を左右対称の略舟型形状に形成した
ベルト体１１の外周縁を構成するループ帯１２と、この
ベルト体１１の最も横幅の広い中央部に設けた背中支え
部１３と、ループ帯１２の左右両端部に形成した懸掛用
の掛止部１２Ａ，１２Ａと、この掛止部１２Ａ，１２Ａ
と上記背中支え部１３の左右両側縁１４Ａ，１４Ａとの
間に夫々設けたストラップ１４Ｂ，１４Ｂとによって構
成されていて、これ等背中支え部１３と各ストラップ１
４Ｂ，１４Ｂの両側縁は、いずれも断面略Ｕ字状に屈曲
したループ帯１２の内部に包み込まれて、ミシン等によ
って一体に縫着１１Ｋ…されている。
は、その平面視形状を左右対称の略舟型形状に形成した
ベルト体１１の外周縁を構成するループ帯１２と、この
ベルト体１１の最も横幅の広い中央部に設けた背中支え
部１３と、ループ帯１２の左右両端部に形成した懸掛用
の掛止部１２Ａ，１２Ａと、この掛止部１２Ａ，１２Ａ
と上記背中支え部１３の左右両側縁１４Ａ，１４Ａとの
間に夫々設けたストラップ１４Ｂ，１４Ｂとによって構
成されていて、これ等背中支え部１３と各ストラップ１
４Ｂ，１４Ｂの両側縁は、いずれも断面略Ｕ字状に屈曲
したループ帯１２の内部に包み込まれて、ミシン等によ
って一体に縫着１１Ｋ…されている。
【００２１】尚、上記中央部の背中支え部１３の部分は
多数の通気孔１３ｔ…を備えたメッシュ材で造られてお
り、また、この背中支え部１３の部分に着脱自在に装着
されるカバー体１６は、装着穴１６Ａを備えた偏平な略
筒状に造られていて、その全体は前記脚支え部３用のカ
バー体６と同様に、クツション性を備えたポリエステル
製のボアを用いて構成されている。
多数の通気孔１３ｔ…を備えたメッシュ材で造られてお
り、また、この背中支え部１３の部分に着脱自在に装着
されるカバー体１６は、装着穴１６Ａを備えた偏平な略
筒状に造られていて、その全体は前記脚支え部３用のカ
バー体６と同様に、クツション性を備えたポリエステル
製のボアを用いて構成されている。
【００２２】図３は、以上の如く構成した２本の脚ベル
トＬＡと体幹ベルトＬＢを用いて、病人等の身体を介護
リフトハンガー２３に吊下げて移動している状態を示し
たものであって、図中、２０は移動用レール、２１はレ
ール２０に取付けた介護リフト、２２は下端部に上記の
ハンガー２３を取付けた介護リフトの吊下杆、２３Ａ，
２３Ａはハンガー２３に設けた吊下げフックで、上記の
各べルトＬＡ，ＬＢを用いて病人等の身体を吊下げるに
は、先ず、脚ベルトＬＡを用いて、カバー体６を装着し
た中央部の脚支え部３の部分で病人等の脚を下から支持
し、この支持状態のまま、左右の掛止部２Ａ，２Ａを上
記ハンガー２３のフック２３Ａ…に懸掛する。
トＬＡと体幹ベルトＬＢを用いて、病人等の身体を介護
リフトハンガー２３に吊下げて移動している状態を示し
たものであって、図中、２０は移動用レール、２１はレ
ール２０に取付けた介護リフト、２２は下端部に上記の
ハンガー２３を取付けた介護リフトの吊下杆、２３Ａ，
２３Ａはハンガー２３に設けた吊下げフックで、上記の
各べルトＬＡ，ＬＢを用いて病人等の身体を吊下げるに
は、先ず、脚ベルトＬＡを用いて、カバー体６を装着し
た中央部の脚支え部３の部分で病人等の脚を下から支持
し、この支持状態のまま、左右の掛止部２Ａ，２Ａを上
記ハンガー２３のフック２３Ａ…に懸掛する。
【００２３】次いで、体幹ベルトＬＢを用いて、同じく
カバー体１６を装着した中央部の背中支え部１３の部分
で病人等の背中を支持した後、左右の先端側を上記の脚
ベルトＬＡの左右の挿通口５，５に挿通し、次いで、そ
の先端部側の掛止部１２Ａ，１２Ａを上記ハンガー２３
のフック２３Ａ…に懸掛すれば、互いのベルトＬＡ，Ｌ
Ｂ同士が係合し合ってその間隔を開きにくくするため、
上半身の筋力が無い病人等であっても、図３に示すよう
に身体をずり落すことなく安全に吊下げて移動すること
ができる。
カバー体１６を装着した中央部の背中支え部１３の部分
で病人等の背中を支持した後、左右の先端側を上記の脚
ベルトＬＡの左右の挿通口５，５に挿通し、次いで、そ
の先端部側の掛止部１２Ａ，１２Ａを上記ハンガー２３
のフック２３Ａ…に懸掛すれば、互いのベルトＬＡ，Ｌ
Ｂ同士が係合し合ってその間隔を開きにくくするため、
上半身の筋力が無い病人等であっても、図３に示すよう
に身体をずり落すことなく安全に吊下げて移動すること
ができる。
【００２４】また、両ベルトＬＡ，ＬＢの脚支え部３と
背中支え部１３に装着したカバー体６及び１６は、いず
れも優れたクッション性を備えたポリエステル製のボア
を使用しているため、大腿部や背中への強い圧迫感を解
消できると共に、これ等は交換自在であるため、汚れて
も簡単に取外して洗浄し、衛生的に使用することができ
る。
背中支え部１３に装着したカバー体６及び１６は、いず
れも優れたクッション性を備えたポリエステル製のボア
を使用しているため、大腿部や背中への強い圧迫感を解
消できると共に、これ等は交換自在であるため、汚れて
も簡単に取外して洗浄し、衛生的に使用することができ
る。
【００２５】
【発明の効果】以上述べた次第で、本発明に係る介護リ
フト用吊り具は、構造が簡単で容易に使用できると言う
ベルト式吊り具の利点を損なうことなく、ベルト式吊り
具の欠点である身体のずり落ちと、背中や大腿部への圧
迫感を完全に解消して、２本の脚ベルトと体幹ベルトに
よって安全に、且つ、リラックスした状態で病人等を吊
下げて移動できる利点を発揮できるものであって、病人
や身体の不自由な人の介護用リフトに用いて、洵に好適
なものである。
フト用吊り具は、構造が簡単で容易に使用できると言う
ベルト式吊り具の利点を損なうことなく、ベルト式吊り
具の欠点である身体のずり落ちと、背中や大腿部への圧
迫感を完全に解消して、２本の脚ベルトと体幹ベルトに
よって安全に、且つ、リラックスした状態で病人等を吊
下げて移動できる利点を発揮できるものであって、病人
や身体の不自由な人の介護用リフトに用いて、洵に好適
なものである。
【図１】本発明を構成する脚ベルトを示したものであっ
て、（イ）は全体の平面図、（ロ）は（イ）のＷ−Ｗ線
に沿った断面図、（ハ）はカバー体の平面図、（ニ）は
カバー体の側面図である。
て、（イ）は全体の平面図、（ロ）は（イ）のＷ−Ｗ線
に沿った断面図、（ハ）はカバー体の平面図、（ニ）は
カバー体の側面図である。
【図２】本発明を構成する体幹ベルトを示したものであ
って、（イ）は全体の平面図、（ロ）はカバー体の平面
図である。
って、（イ）は全体の平面図、（ロ）はカバー体の平面
図である。
【図３】本発明に係る介護リフト用吊り具を用いて病人
等の身体を吊下げて移動している状態を説明した説明図
である。
等の身体を吊下げて移動している状態を説明した説明図
である。
【図４】従来のベルト式吊り具の一例を示した平面図で
ある。
ある。
【図５】従来のベルト式吊り具の使用例を説明した説明
図である。
図である。
【図６】従来のベルト式吊り具を使用していて、身体が
ベルトの間からずり落ちている状態を示した説明図であ
る。
ベルトの間からずり落ちている状態を示した説明図であ
る。
ＬＡ 脚ベルト
１ ベルト体
２ ループ帯
２Ａ 掛止部
３ 脚支え部
５ 挿通口
６ カバー体
ＬＢ 体幹ベルト
１１ ベルト体
１２ ループ帯
１２Ａ 掛止部
１３ 背中支え部
１６ カバー体
２３ 介護リフトハンガー
２３Ａ フック
Claims (4)
- 【請求項１】 いずれも両端部に介護リフトハンガーに
対して懸掛自在な掛止部を備えた脚ベルトと体幹ベルト
とによって構成したベルト式の介護リフト用吊り具であ
って、 上記の脚ベルトを、中央部に脚支え部を設け、この脚支
え部の左右両側で、且つ、上記両端部に設けた掛止部と
の各間に、上記体幹ベルトの両端部側を挿通することが
できる体幹ベルト挿通口を設けた構成と成し、体幹ベル
トの両端部をこれ等各挿通口に挿通した後、両端の掛止
部を介護リフトハンガーに懸掛するように構成したこと
を特徴とする介護リフト用吊り具。 - 【請求項２】 脚ベルトの中央部に形成した脚支え部
と、体幹ベルトの中央部に形成した背中支え部の夫々
に、クッション性を備えたカバー体を着脱自在に装着し
たことを特徴とする請求項１記載の介護リフト用吊り
具。 - 【請求項３】 クッション性を備えたカバー体が、ポリ
エステル製のボアで造られていることを特徴とする請求
項２記載の介護リフト用吊り具。 - 【請求項４】 全体を左右対称の略舟型形状に形成した
脚ベルトと体幹ベルトのいずれか一方又は両方を、ベル
ト外周縁を構成するループ帯と、ループ帯の左右両端部
に形成した掛止部と、ループ帯の中央部分に横幅の広い
メッシュ材を用いて形成した脚支え部又は背中支え部
と、これ等脚支え部又は背中支え部の左右両側で、且
つ、両端部の掛止部との間に、両側のループ帯の間を横
幅方向に渡って連結形成した１本又は複数本のサブスト
ラップとによって構成して、上記メッシュ材で造った脚
支え部又は背中支え部に対してクッション性を備えたカ
バー体を着脱自在に装着すると共に、上記ベルトのう
ち、少くとも脚ベルトの脚支え部と左右のサブストラッ
プとの間隔を、上記体幹ベルトの両端側を挿通する挿通
口としたことを特徴とする請求項１、２又は３記載の介
護リフト用吊り具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001227330A JP2003038584A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | 介護リフト用吊り具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001227330A JP2003038584A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | 介護リフト用吊り具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003038584A true JP2003038584A (ja) | 2003-02-12 |
Family
ID=19060009
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001227330A Pending JP2003038584A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | 介護リフト用吊り具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003038584A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006263314A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Kawashima Selkon Textiles Co Ltd | スリングシート |
| JP2012071204A (ja) * | 2005-03-14 | 2012-04-12 | Technimotion Llc | 関連フレーム及びリフトカート付き患者移動システム |
| KR101516488B1 (ko) * | 2013-10-22 | 2015-05-04 | 김록곤 | 슬링용 밴드 |
| JP2015188572A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 吉輝 久保 | 介護装置 |
| US11446192B2 (en) | 2019-04-19 | 2022-09-20 | Liko Research & Development Ab | Two piece subject support apparatuses |
| US11813215B2 (en) | 2019-03-08 | 2023-11-14 | Wellcare Bed Co., Ltd. | Nursing-care device |
-
2001
- 2001-07-27 JP JP2001227330A patent/JP2003038584A/ja active Pending
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| JP2012071204A (ja) * | 2005-03-14 | 2012-04-12 | Technimotion Llc | 関連フレーム及びリフトカート付き患者移動システム |
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