JP3215104U - 介護リフト用吊り具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ベルト型の介護リフト用吊り具の太脚支持ベルトによって生じていた太腿部への圧迫から開放される介護リフト用吊り具を提供する。【解決手段】要介護者を着座させる座板と、該座板の両端近傍に穿設された吊りベルト挿通孔に挿通され、その両端部が介護リフトのフックに掛止される吊りベルトとで構成された大腿部支持具と、要介護者の背中に当接し、脇の下を介して前記大腿部支持具の吊り紐の前方に回して上体の前後への傾倒を抑止する幅広なベルト3と、該幅広なベルトの中央部裏面に略背幅間隔で縫着された2本の吊り紐4とでなる上体支持具Bと、で構成されてなる介護リフト用吊り具による。【選択図】図3
Description
本考案は、歩行困難な要介護者を吊り上げる介護リフトに装着して使用する介護リフト用吊り具に関する。
歩行困難な要介護者の入浴や排泄を介助するため従来から介護用リフトが使用されてきている。そしてこの介護用リフトには要介護者を安全に保持して昇降させるための介護リフト用吊り具が具備されていて、介助者による要介護者への吊り具の装着、吊り具の介護リフトの吊り上げフックへの懸架、介護リフトの操作による要介護者の昇降、移動が行われている。
介護リフト用吊り具としては、脇の下を介して背中を支える背中支持ベルトと両脚に太腿の裏側を支える脚支持ベルトとの2本のベルトで構成されたベルト型、肩から太腿まで身体全体を1枚のシートで包み込むシート型、そして両脚を分離して支持する脚分離型とがあり、これには脚分離ベルト型と、脚分離シート型とがある。
介護リフト用吊り具としては、脇の下を介して背中を支える背中支持ベルトと両脚に太腿の裏側を支える脚支持ベルトとの2本のベルトで構成されたベルト型、肩から太腿まで身体全体を1枚のシートで包み込むシート型、そして両脚を分離して支持する脚分離型とがあり、これには脚分離ベルト型と、脚分離シート型とがある。
このような状況を踏まえて特許文献1には、
『[請求項1]介護リフトに着脱自在に取り付けられる介護リフト用吊り具であって、背中を支持するための上体吊り部材と、その上体吊り部材の背中保持部の両端から下方の接続部を介して延設される太腿を支持するための一対の脚吊り部材と、前記介護リフトに係合するためのものであって前記上体吊り部材に取り付けられる係合手段と、前記介護リフトに係合するためのものであって前記脚吊り部材に取り付けられる係合手段とを有し、前記上体吊り部材で背中を覆ってその上体吊り部材の前記係合手段を前記介護リフトに係合させると共に、前記脚吊り部材を太腿の外側から太腿の内側に回して、たすき掛けにして前記脚吊り部材の前記係合手段を前記介護リフトに係合させるようにしたことを特徴とする介護リフト用吊り具。』
として、左右の太腿の裏を個別に支える脚分離ベルト型の介護リフト用吊り具が開示されている。
『[請求項1]介護リフトに着脱自在に取り付けられる介護リフト用吊り具であって、背中を支持するための上体吊り部材と、その上体吊り部材の背中保持部の両端から下方の接続部を介して延設される太腿を支持するための一対の脚吊り部材と、前記介護リフトに係合するためのものであって前記上体吊り部材に取り付けられる係合手段と、前記介護リフトに係合するためのものであって前記脚吊り部材に取り付けられる係合手段とを有し、前記上体吊り部材で背中を覆ってその上体吊り部材の前記係合手段を前記介護リフトに係合させると共に、前記脚吊り部材を太腿の外側から太腿の内側に回して、たすき掛けにして前記脚吊り部材の前記係合手段を前記介護リフトに係合させるようにしたことを特徴とする介護リフト用吊り具。』
として、左右の太腿の裏を個別に支える脚分離ベルト型の介護リフト用吊り具が開示されている。
本考案は上記背景技術に記載したベルト型の介護リフト用吊り具の問題点、即ち1本の脚支持ベルトよって両太腿の裏側を支えるものにあっては、介護リフトによって吊り上げられたとき、要介護者の太腿内側は前記ベルトに加わる自身の体重によって互いに押し付けられて圧迫されること、また、特許文献1の発明のように一対の脚吊り部材をそれぞれ左右の太腿の外側から太腿の内側に回して、たすき掛けにする脚分離ベルト型の吊り具においては、太腿内側同士の圧迫は生じないが、左右の太腿の裏と内側、外側への脚支持ベルトによる圧迫が生じることに鑑みてなされたものであり、太腿への圧迫を感じさせない介護リフト用吊り具の提供を課題とする。
本考案者は上記課題を下記の手段により解決した。
(1)歩行困難な要介護者を昇降、移動させる介護リフトに着脱して使用される介護リフト用吊り具であって、
要介護者を着座させるための水平な座板と、該座板の両端に定着された吊りベルトと、着座した要介護者の胴部を固定するためのベルトとで構成されてなることを特徴とする介護リフト用吊り具。
(2)要介護者を着座させるための水平な座板と、該座板の両端近傍に穿設された吊りベルト挿通孔に挿通され、両端部が介護リフトのフックに掛止される吊りベルトとで構成された大腿部支持具と、
要介護者の背中に当接し、脇の下を介して前記大腿部支持具の吊りベルトの前方に回して胴部を固定して上体の前後への傾倒を抑止する幅広なベルトと、該幅広なベルトの背中に当接する部分の2箇所に設けられた吊り紐とで構成された上体支持具とでなることを特徴とする前記(1)に記載の介護リフト用吊り具。
(3)前記座板が、樹脂段ボール製であり、要介護者が安定して着座できる奥行きと幅を有してなることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の介護リフト用吊り具。
(4)前記上体支持具の幅広なベルトが、要介護者の背中から腋の下を介して大腿部支持具(A)の吊りベルトの前方に回して両端部を連結するための連結部材を備えてなることを特徴とする前記(2)又は(3)に記載の介護リフト用吊り具。
(1)歩行困難な要介護者を昇降、移動させる介護リフトに着脱して使用される介護リフト用吊り具であって、
要介護者を着座させるための水平な座板と、該座板の両端に定着された吊りベルトと、着座した要介護者の胴部を固定するためのベルトとで構成されてなることを特徴とする介護リフト用吊り具。
(2)要介護者を着座させるための水平な座板と、該座板の両端近傍に穿設された吊りベルト挿通孔に挿通され、両端部が介護リフトのフックに掛止される吊りベルトとで構成された大腿部支持具と、
要介護者の背中に当接し、脇の下を介して前記大腿部支持具の吊りベルトの前方に回して胴部を固定して上体の前後への傾倒を抑止する幅広なベルトと、該幅広なベルトの背中に当接する部分の2箇所に設けられた吊り紐とで構成された上体支持具とでなることを特徴とする前記(1)に記載の介護リフト用吊り具。
(3)前記座板が、樹脂段ボール製であり、要介護者が安定して着座できる奥行きと幅を有してなることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の介護リフト用吊り具。
(4)前記上体支持具の幅広なベルトが、要介護者の背中から腋の下を介して大腿部支持具(A)の吊りベルトの前方に回して両端部を連結するための連結部材を備えてなることを特徴とする前記(2)又は(3)に記載の介護リフト用吊り具。
本考案によって下記の効果が発揮される。
〈1〉歩行困難な要介護者を昇降、移動させる介護リフトに着脱して使用される介護リフト用吊り具であって、
要介護者を着座させるための水平な座板と、該座板の両端に定着された吊りベルト挿通孔と、着座した要介護者の胴部を固定するためのベルトとで構成されているので、
要介護者は座板に着座した状態で介護リフトによって昇降、移動させられるので、従来のベルト型、又は脚分離ベルト型吊り具の使用時に存在した太腿への圧迫がなくなり、介護リフト利用に伴う苦痛から解放される。
〈2〉要介護者を着座させるための水平な座板と、該座板の両端近傍に穿設された吊りベルト挿通孔に挿通され、両端部が介護リフトのフックに掛止される吊りベルトとで構成された大腿部支持具と、
要介護者の背中に当接し、脇の下を介して前記大腿部支持具の吊りベルトの前方に回して胴部を固定して上体の前後への傾倒を抑止する幅広なベルトと、該幅広なベルトの背中に当接する部分の2箇所に設けられた吊り紐とで構成された上体支持具と
で形成されているので、
前記〈1〉の効果に加えて、要介護者の上体は介護リフト操作による昇降、移動の際にも安定した姿勢に保たれ、要介護者は安心して利用でき、介助者の心労が軽減される。
また、排泄時等用途によって着座が邪魔になる場合には容易に取り外しができ、従来のベルト型吊り具の脚支持ベルトとして使用できる。
〈3〉前記座板が、樹脂ダンボール製であり、要介護者が安定して着座できる奥行きと幅を有しているので、
座板の肌触りもよく、また入浴時に上体支持具を取り外しても要介護者が両手で吊りベルトに掴まっていれば吊りベルトが肌に触れることもなく、介助者の介護リフト操作によって安全に浴槽に出入りでき、ゆったりと入浴を楽しむことができる。
〈4〉前記上体支持具の幅広なベルトが、要介護者の背中から腋の下を介して大腿部支持具の吊りベルトの前方に回して両端部を連結するための連結部材を備えているので、
大腿部支持具の座板に着座した要介護者の上体が前記上体支持具の連結部材によって前記大腿部支持具の吊り紐に固定されることから、要介護者の介護リフトによる昇降、移動が安全に実施でき、介助者の心労も軽減される。
〈1〉歩行困難な要介護者を昇降、移動させる介護リフトに着脱して使用される介護リフト用吊り具であって、
要介護者を着座させるための水平な座板と、該座板の両端に定着された吊りベルト挿通孔と、着座した要介護者の胴部を固定するためのベルトとで構成されているので、
要介護者は座板に着座した状態で介護リフトによって昇降、移動させられるので、従来のベルト型、又は脚分離ベルト型吊り具の使用時に存在した太腿への圧迫がなくなり、介護リフト利用に伴う苦痛から解放される。
〈2〉要介護者を着座させるための水平な座板と、該座板の両端近傍に穿設された吊りベルト挿通孔に挿通され、両端部が介護リフトのフックに掛止される吊りベルトとで構成された大腿部支持具と、
要介護者の背中に当接し、脇の下を介して前記大腿部支持具の吊りベルトの前方に回して胴部を固定して上体の前後への傾倒を抑止する幅広なベルトと、該幅広なベルトの背中に当接する部分の2箇所に設けられた吊り紐とで構成された上体支持具と
で形成されているので、
前記〈1〉の効果に加えて、要介護者の上体は介護リフト操作による昇降、移動の際にも安定した姿勢に保たれ、要介護者は安心して利用でき、介助者の心労が軽減される。
また、排泄時等用途によって着座が邪魔になる場合には容易に取り外しができ、従来のベルト型吊り具の脚支持ベルトとして使用できる。
〈3〉前記座板が、樹脂ダンボール製であり、要介護者が安定して着座できる奥行きと幅を有しているので、
座板の肌触りもよく、また入浴時に上体支持具を取り外しても要介護者が両手で吊りベルトに掴まっていれば吊りベルトが肌に触れることもなく、介助者の介護リフト操作によって安全に浴槽に出入りでき、ゆったりと入浴を楽しむことができる。
〈4〉前記上体支持具の幅広なベルトが、要介護者の背中から腋の下を介して大腿部支持具の吊りベルトの前方に回して両端部を連結するための連結部材を備えているので、
大腿部支持具の座板に着座した要介護者の上体が前記上体支持具の連結部材によって前記大腿部支持具の吊り紐に固定されることから、要介護者の介護リフトによる昇降、移動が安全に実施でき、介助者の心労も軽減される。
本考案を実施するための形態を実施例の図に基づいて説明する。
図1は本発明の介護リフト用吊り具の大腿部支持具の外観斜視図、図2は大腿支持具の構成図で(a)は座板の上面図、(b)は吊りベルトの構成図、(c)は座板裏面から見た吊りベルトへの装着状態説明図、そして図3は本発明の介護リフト用吊り具の上体支持具の構成説明図、図4は本発明の介護リフト用吊り具の装着使用状態の説明図である。
図においてAは大腿部支持具、Bは上体支持具、1は座板、1aは座板の吊りベルト挿通孔、2は吊りベルト、3は幅広なベルト、4はつり紐、5a、5bは連結部材としての面ファスナー、10は介護リフトの吊り上げフックを示す。
図1は本発明の介護リフト用吊り具の大腿部支持具の外観斜視図、図2は大腿支持具の構成図で(a)は座板の上面図、(b)は吊りベルトの構成図、(c)は座板裏面から見た吊りベルトへの装着状態説明図、そして図3は本発明の介護リフト用吊り具の上体支持具の構成説明図、図4は本発明の介護リフト用吊り具の装着使用状態の説明図である。
図においてAは大腿部支持具、Bは上体支持具、1は座板、1aは座板の吊りベルト挿通孔、2は吊りベルト、3は幅広なベルト、4はつり紐、5a、5bは連結部材としての面ファスナー、10は介護リフトの吊り上げフックを示す。
本考案の介護リフト用吊り具は、図1に示す大腿部支持具Aと、図2に示す上体支持具Bとで構成される。
大腿部支持具Aは図1、図2に見らるように、要介護者を着座させる座板1と、該座板1の両端近傍に穿設された吊りベルト挿通孔1aに挿通され、両端部2a、2a’が介護リフトのフック10に掛止される吊りベルト2とで構成されている。
そして上体支持具Bは、図3に示すように、要介護者の背中に当接し、脇の下を介して前記大腿部支持具Aの吊りベルト2の前方に回して胴部を固定して上体の前後への傾倒を抑止する幅広なベルト3と、該幅広なベルト4の中央部裏面に略背幅間隔で縫着された2本の吊り紐4とで構成され、そして幅広なベルト3の右端部表面、及び左端部裏面にそれぞれ連結部材としての面ファスナー5a、5bが設けられている。
大腿部支持具Aは図1、図2に見らるように、要介護者を着座させる座板1と、該座板1の両端近傍に穿設された吊りベルト挿通孔1aに挿通され、両端部2a、2a’が介護リフトのフック10に掛止される吊りベルト2とで構成されている。
そして上体支持具Bは、図3に示すように、要介護者の背中に当接し、脇の下を介して前記大腿部支持具Aの吊りベルト2の前方に回して胴部を固定して上体の前後への傾倒を抑止する幅広なベルト3と、該幅広なベルト4の中央部裏面に略背幅間隔で縫着された2本の吊り紐4とで構成され、そして幅広なベルト3の右端部表面、及び左端部裏面にそれぞれ連結部材としての面ファスナー5a、5bが設けられている。
本考案の介護リフト用吊り具は、図4に示した装着使用状態図に見られるように、大腿部支持具Aの水平な座板1に着座した要介護者の胴部を、要介護者の背中に当接され腋の下を介して大腿部支持具Aの吊りベルト2の前方に回して連結部材である面ファスナー5a、5bによって連結させた上体支持具Bによって固定し、前記大腿部支持具Aの吊りベルト2の両端部2a、2a’と上体支持具Bの吊り紐4を介護リフトのフック10に掛止して使用される。なお、上体支持具Bの吊り紐4の長さは要介護者の座高や体形等の違いによってその都度調節する必要があるので吊り紐4を介護リフトのフック10に結び付けられるよう長めに取り付けておくなど、吊り紐4の長さを調節可能にしておくことが好ましい。
要介護者に本考案の介護リフト用吊り具を装着してベッドから介護リフトに移乗させるには、まず、ベッドに仰臥した要介護者の背後に上体支持具Bの幅広なベルト3を差し入れ、その幅広なベルト3の両端を要介護者の胸元に回し、面ファスナー5aと5bとを仮結合するとともに、要介護者の膝を曲げて持ち上げ、太腿部の下に大腿部保持具Aの座板1を差し込む。
次いで、介護リフトのフック10を下降させ、該介護リフトのフック10に前記上体支持具Bの吊り紐4を仮掛止するとともに大腿部支持具Aの吊りベルト2の両端部2a、2a’を前記介護リフトのフック10に掛止した後、要介護者の上体が起き上がった状態になるまで介護リフトを上昇させて停止し、先に要介護者の胸元に回して仮結合した幅広なベルト3の結合を解除し、改めて大腿部支持具Aの吊りベルト2の前方に回して再結合して要介護者の上体を大腿部支持具Aに固定する。
その後介護リフトを再上昇させ、大腿部支持部具Aの吊りベルト2が緊張状態になったときに、先に介護リフトのフック10に仮掛止した上体支持具Bの吊り紐4を要介護者の座高や体形に合わせて調整し固定する。
次いで、介護リフトのフック10を下降させ、該介護リフトのフック10に前記上体支持具Bの吊り紐4を仮掛止するとともに大腿部支持具Aの吊りベルト2の両端部2a、2a’を前記介護リフトのフック10に掛止した後、要介護者の上体が起き上がった状態になるまで介護リフトを上昇させて停止し、先に要介護者の胸元に回して仮結合した幅広なベルト3の結合を解除し、改めて大腿部支持具Aの吊りベルト2の前方に回して再結合して要介護者の上体を大腿部支持具Aに固定する。
その後介護リフトを再上昇させ、大腿部支持部具Aの吊りベルト2が緊張状態になったときに、先に介護リフトのフック10に仮掛止した上体支持具Bの吊り紐4を要介護者の座高や体形に合わせて調整し固定する。
本考案では大腿部の圧迫からの開放を課題としたことから、座板1を大腿部裏面に当接して使用するとしたが、座板1を臀部に当接して使用することであってもよく、要は本考案の介護リフト用吊り具を使用する要介護者個々人の体形、症状等に照らし合わせて、より身体的負担が少なくなる部位に前記座板1を当接して使用することがより好ましい。
A:大腿部支持具
B:上体支持具
1:座板
1a:座板に穿設された吊りベルト挿通孔
2:吊りベルト
2a、2a’:吊りベルトの両端部
3、幅広なベルト
4:吊り紐
5a、5b:連結部材としての面ファスナー
10:介護リフトの吊り上げフック
B:上体支持具
1:座板
1a:座板に穿設された吊りベルト挿通孔
2:吊りベルト
2a、2a’:吊りベルトの両端部
3、幅広なベルト
4:吊り紐
5a、5b:連結部材としての面ファスナー
10:介護リフトの吊り上げフック
本考案者は上記課題を下記の手段により解決した。
(1)歩行困難な要介護者を昇降、移動させる介護リフトに着脱して使用される介護リフト用吊り具であって、
要介護者を着座させるための水平な座板と、該座板の両端に定着された吊りベルトと、着座した要介護者の胴部を固定するためのベルトとで構成されてなることを特徴とする介護リフト用吊り具。
(2)要介護者を着座させるための水平な座板と、該座板の両端近傍に穿設された吊りベルト挿通孔に挿通され、両端部が介護リフトのフックに掛止される吊りベルトとで構成された大腿部支持具と、
要介護者の背中に当接し、脇の下を介して前記大腿部支持具の吊りベルトの前方に回して胴部を固定して上体の前後への傾倒を抑止する幅広なベルトと、該幅広なベルトの背中に当接する部分の2箇所に設けられた吊り紐とで構成された上体支持具とでなることを特徴とする前記(1)に記載の介護リフト用吊り具。
(3)前記座板が、樹脂段ボール製であり、要介護者が安定して着座できる奥行きと幅を有してなることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の介護リフト用吊り具。
(4)前記上体支持具の幅広なベルトが、要介護者の背中から腋の下を介して大腿部支持具(A)の吊りベルトの前方に回して両端部を連結するための連結部材を備えてなることを特徴とする前記(2)に記載の介護リフト用吊り具。
(1)歩行困難な要介護者を昇降、移動させる介護リフトに着脱して使用される介護リフト用吊り具であって、
要介護者を着座させるための水平な座板と、該座板の両端に定着された吊りベルトと、着座した要介護者の胴部を固定するためのベルトとで構成されてなることを特徴とする介護リフト用吊り具。
(2)要介護者を着座させるための水平な座板と、該座板の両端近傍に穿設された吊りベルト挿通孔に挿通され、両端部が介護リフトのフックに掛止される吊りベルトとで構成された大腿部支持具と、
要介護者の背中に当接し、脇の下を介して前記大腿部支持具の吊りベルトの前方に回して胴部を固定して上体の前後への傾倒を抑止する幅広なベルトと、該幅広なベルトの背中に当接する部分の2箇所に設けられた吊り紐とで構成された上体支持具とでなることを特徴とする前記(1)に記載の介護リフト用吊り具。
(3)前記座板が、樹脂段ボール製であり、要介護者が安定して着座できる奥行きと幅を有してなることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の介護リフト用吊り具。
(4)前記上体支持具の幅広なベルトが、要介護者の背中から腋の下を介して大腿部支持具(A)の吊りベルトの前方に回して両端部を連結するための連結部材を備えてなることを特徴とする前記(2)に記載の介護リフト用吊り具。
Claims (4)
- 歩行困難な要介護者を昇降、移動させる介護リフトに着脱して使用される介護リフト用吊り具であって、
要介護者を着座させるための水平な座板(1)と、該座板(1)の両端に定着された吊りベルト(2)と、着座した要介護者の胴部を固定するためのベルト(3)とで構成されてなることを特徴とする介護リフト用吊り具。 - 要介護者を着座させるための水平な座板(1)と、該座板(1)の両端近傍に穿設された吊りベルト挿通孔(1a)に挿通され、両端部が介護リフトのフック(10)に掛止される吊りベルト(2)とで構成された大腿部支持具(A)と、
要介護者の背中に当接し、脇の下を介して前記大腿部支持具(A)の吊りベルト(2)の前方に回して胴部を固定して上体の前後への傾倒を抑止する幅広なベルト(3)と、該幅広なベルト(3)の背中に当接する部分の2箇所に設けられた吊り紐(4)とで構成された上体支持具(B)とでなることを特徴とする請求項1に記載の介護リフト用吊り具。 - 前記座板(1)が、樹脂段ボール製であり、要介護者が安定して着座できる奥行きと幅を有してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の介護リフト用吊り具。
- 前記上体支持具(B)の幅広なベルト(3)が、要介護者の背中から腋の下を介して大腿部支持具(A)の吊りベルト(2)の前方に回して両端部を連結するための連結部材を備えてなることを特徴とする請求項2又は3に記載の介護リフト用吊り具。
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---|---|---|---|
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JP2017005427U JP3215104U (ja) | 2017-11-30 | 2017-11-30 | 介護リフト用吊り具 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2017005427U Active JP3215104U (ja) | 2017-11-30 | 2017-11-30 | 介護リフト用吊り具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3215104U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113786301A (zh) * | 2021-10-07 | 2021-12-14 | 朱永发 | 搬动病人升降架 |
-
2017
- 2017-11-30 JP JP2017005427U patent/JP3215104U/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113786301A (zh) * | 2021-10-07 | 2021-12-14 | 朱永发 | 搬动病人升降架 |
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