JP2003038487A - 超音波画像処理装置 - Google Patents

超音波画像処理装置

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JP2003038487A
JP2003038487A JP2001236118A JP2001236118A JP2003038487A JP 2003038487 A JP2003038487 A JP 2003038487A JP 2001236118 A JP2001236118 A JP 2001236118A JP 2001236118 A JP2001236118 A JP 2001236118A JP 2003038487 A JP2003038487 A JP 2003038487A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 探触子の移動に応じて生じる縦方向の移動に
よる誤差を補正したパノラマ画像を作成し、パノラマ画
像を医師が診断し易いように加工して表示する。 【解決手段】 時間的に前後する時刻t及び時刻t+1
の2つの超音波画像を用いて垂直(縦)方向のずれ幅Δ
Yを補正してから、移動方向における移動量ΔX及び回
転量Δθを検出して超音波画像を合成処理し、縦方向の
変動成分による誤差のない精度の高いパノラマ画像を作
成する。作成されたパノラマ画像に原画像を表示/非表
示したり、パノラマ画像全体を回転表示したり、アノテ
ーション文字などを表示/非表示したりする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波を用いて取
得した複数の超音波画像を処理して表示する超音波画像
処理装置に係り、特に医療用の超音波診断装置などで取
得される視野の狭い超音波画像の複数を合成することに
よって広視野の超音波画像(パノラマ画像)を作成する
超音波画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の医療現場では、X線CT装置、超
音波装置、MRI装置などを用いて被検者の体内画像を
撮影し、得られた体内画像に基づいて診断を行なうこと
が日常的に行なわれている。従って、撮影された画像を
ただ単純に表示するのではなく、さまざまな画像処理を
施して、医師がその症状を最も診断しやすいように加工
して表示する技術の重要性も高い。特に、超音波診断装
置は、超音波探触子の幅が狭いため、超音波探触子に接
する部分の幅の狭い超音波画像しか得ることができなか
った。最近、複数の超音波画像を複数組み合わせること
によって、より広視野の超音波画像(パノラマ画像)を
作成し、表示するようにしたものとして、例えば、特開
2000−217815号公報に記載されたものが提案
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のものは、時間的
に前後する超音波画像を用いて超音波探触子の移動方向
における移動量を検出し、超音波探触子の回転方向を検
出し、それに基づいて超音波画像を合成処理することに
ついては言及している。しかしながら、実際に超音波探
触子を人体に接触させながら移動する場合、人体の凹凸
や超音波探触子の押圧力に対する反発力などの影響を受
けて、超音波探触子自体が移動方向に対して垂直(縦)
方向に変動することがある。従って、縦方向の移動量を
考慮して超音波画像を合成しないと、縦方向の変動成分
による誤差を含む形でパノラマ画像が作成されるという
問題があった。また、従来のものは、パノラマ画像を作
成することに関しては詳細に述べてあるが、作成された
パノラマ画像を医師が最も診断し易いように加工して表
示する方法については言及してない。
【0004】本発明は、超音波探触子の移動に応じて生
じる縦方向の移動による誤差を補正したパノラマ画像を
作成することのできる超音波画像処理装置を提供するこ
とを目的とする。本発明は、パノラマ画像を医師が診断
し易いように加工して表示することのできる超音波画像
処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る超音波画
像処理装置は、超音波探触子を移動させることによって
取得した超音波画像を順次出力する超音波画像出力手段
と、前記超音波探触子の移動方向に対して側辺が一致す
るような矩形領域を前記超音波画像内に設定する領域設
定手段と、前記矩形領域内の画素値を前記移動方向に投
影することによって垂直方向に沿った投影分布を作成す
る垂直投影分布作成手段と、前記超音波画像出力手段か
ら出力される時間的に前後する2つの超音波画像につい
て、前記垂直投影分布作成手段から出力される垂直投影
分布を比較して垂直方向のずれ幅を検出し、そのずれ幅
を補正する垂直ずれ幅補正手段と、前記垂直ずれ幅補正
手段によって垂直方向のずれ幅の補正された2つの超音
波画像について、前記矩形領域内の画素値及び前記矩形
領域を垂直方向に複数に分割したそれぞれの分割領域内
の画素値を、垂直な方向に投影することによって水平方
向に沿った投影分布をそれぞれ作成する水平投影分布作
成手段と、前記複数の分割領域内の画素値の投影分布に
基づいて前記2つの超音波画像の相対的な回転量を検出
する回転量検出手段と、前記矩形領域内の画素値の投影
分布に基づいて前記2つの超音波画像の移動方向におけ
る相対的な移動量を検出する移動量検出手段と、前記回
転量及び前記移動量に基づいた前記2つの超音波画像を
合成し、パノラマ画像を作成する画像作成手段とを備え
たものである。超音波探触子を操作する場合、移動方向
に対して垂直(縦)方向に移動することがあるので、こ
の発明では、時間的に前後する2つの超音波画像を用い
て垂直(縦)方向のずれ幅を補正してから、移動方向に
おける移動量及び回転量を検出して超音波画像を合成処
理するようにした。これによって、縦方向の変動成分に
よる誤差のない精度の高いパノラマ画像を作成すること
ができる。
【0006】請求項2に係る超音波画像処理装置は、請
求項1において、前記画像作成手段によって作成された
パノラマ画像の表示画面中に合成前の超音波画像を重ね
て表示する手段を設けたものである。合成前の超音波画
像は、超音波画像出力手段から出力される取込原画像で
あり、この発明では、その取込原画像をパノラマ画像中
に重ねて表示することによって、ユーザは、取込原画像
が撮影部位のどこに対応するのか容易に認識することが
でき、合成処理によってぼける前の鮮明な取込原画像に
基づいてより正確な診断を行なうことができるようにな
る。
【0007】請求項3に係る超音波画像処理装置は、請
求項2において、前記画像作成手段によって作成された
パノラマ画像及び超音波画像に後からアノテーション文
字や図形などを合成して表示する手段と、合成表示され
たアノテーション文字や図形などを前記パノラマ画像及
び超音波画像上に表示/非表示する手段とを設けたもの
である。これは、パノラマ画像及び/又は超音波画像に
アノテーション文字や図形などを合成して表示すると共
にその表示状態(表示/非表示)を任意に切り換えて表
示することによって、必要なアノテーションなどをユー
ザが任意に選択できるようにしたものである。
【0008】請求項4に係る超音波画像処理装置は、請
求項1において、前記画像作成手段によって作成された
パノラマ画像全体を回転して表示する手段を設けたもの
である。この発明のようにパノラマ画像全体を回転表示
することによって、ユーザは、撮影された部位に応じて
より正確に診断を行なうことができるようになる。
【0009】請求項5に係る超音波画像処理装置は、請
求項1において、前記回転量検出手段が回転量を検出す
る前に前記矩形領域の画素値に基づいて前記矩形領域の
大きさを修正する手段を設けたものである。これは、超
音波探触子の表示深度と矩形領域と大きさが異なる場
合、深部の輝度が暗過ぎて、回転量を正確に検出するこ
とができない場合があるので、矩形領域について所定の
閾値以下の画素値が一定以上存在する行を矩形領域から
削除し、削除後の矩形領域について回転量を検出するこ
とによって、回転量を正確に検出できるようにしたもの
である。
【0010】請求項6に係る超音波画像処理装置は、超
音波探触子を移動させることによって取得した複数の超
音波画像の相対的移動量及び相対的回転量を検出し、そ
れに基づいて前記複数の超音波画像を合成することによ
ってパノラマ画像を作成する超音波画像処理装置におい
て、前記パノラマ画像の表示画面中に合成前の超音波画
像を重ねて表示する手段を設けたものである。これは、
パノラマ画像の作成方法が請求項1のものに限定される
ものではなく、作成されたパノラマ画像中に重ねて取込
原画像である超音波画像を表示するようにしたものであ
る。これによって、ユーザは、取込原画像が撮影部位の
どこに対応するのか容易に認識することができ、合成処
理によってぼける前の鮮明な取込原画像に基づいてより
正確な診断を行なうことができるようになる。
【0011】請求項7に係る超音波画像処理装置は、超
音波探触子を移動させることによって取得した複数の超
音波画像の相対的移動量及び相対的回転量を検出し、そ
れに基づいて前記複数の超音波画像を合成することによ
ってパノラマ画像を作成する超音波画像処理装置におい
て、前記画像作成手段によって作成されたパノラマ画像
及び超音波画像に後からアノテーション文字や図形など
を合成して表示する手段と、合成表示されたアノテーシ
ョン文字や図形などを前記パノラマ画像及び超音波画像
上に表示/非表示する手段とを設けたものである。これ
は、パノラマ画像の作成方法が請求項1のものに限定さ
れるものではなく、パノラマ画像及び/又は超音波画像
にアノテーション文字や図形などを合成して表示すると
共にその表示状態(表示/非表示)を任意に切り換えて
表示することによって、ユーザが必要なアノテーション
などを任意に選択できるようにしたものである。
【0012】請求項8に係る超音波画像処理装置は、超
音波探触子を移動させることによって取得した複数の超
音波画像の相対的移動量及び相対的回転量を検出し、そ
れに基づいて前記複数の超音波画像を合成することによ
ってパノラマ画像を作成する超音波画像処理装置におい
て、前記パノラマ画像全体を回転して表示する手段を設
けたものである。これは、パノラマ画像の作成方法が請
求項1のものに限定されるものではなく、作成されたパ
ノラマ画像全体を回転表示するようにしたものである。
これによって、ユーザは、撮影された部位によっては、
回転表示することによってより正確に診断を行なうこと
ができるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る超音波画像処理装置の好ましい実施の形態について説
明する。図1は本発明の超音波画像処理装置の適用され
た超音波診断装置の全体構成の一例を示すブロック図で
ある。超音波診断装置は、超音波探触子10、超音波送
受波部11、画像構成部12、画像メモリ部13、画像
表示部14、制御部15及び操作部16から構成され
る。超音波探触子10は被検体内へ超音波を送波すると
共にその反射波を受波する。超音波送受波部11は超音
波探触子10内の振動子を駆動させて超音波を発生させ
ると共にその反射波を受波する。画像構成部12は超音
波送受波部11からの受波信号を入力して超音波画像を
作成する。画像メモリ部13は画像構成部12からの超
音波画像を一時的に記憶すると共に任意の表示が可能な
ように画像変換処理を行う。画像表示部14は画像メモ
リ部13からの画像データを取り込んでそれをCRTモ
ニタや液晶モニタなどに表示する。制御部15は、これ
らの各構成要素の動作を制御し、受波信号に基づいてパ
ノラマ画像を作成し、それを画像表示部14に表示させ
る。操作部16は、制御部15を操作するものであり、
画面上のソフトスイッチを操作するマウス及びそのコン
トローラと、各種パラメータ設定用のキーやスイッチを
備えたキーボードなどで構成される。図1超音波診断装
置は、そのまま本発明の超音波画像処理装置として動作
するものである。
【0014】以下、図1の超音波画像処理装置の動作例
について図面を用いて説明する。図2は、超音波画像処
理装置が実行する広視野画像表示処理のメインフローの
一例を示す図である。制御部15は、このメインフロー
に従って動作する。以下、このメインフローの詳細をス
テップ順に説明する。
【0015】[ステップS20]操作部16の操作に応
じたモード選択処理を行なう。モードの切り換えは操作
部16であるマウスを左クリックすることによって順次
行なわれるようになっている。この実施の形態では、記
録モード(Rec)、一時停止モード(Pause)、
停止モード(Stop)の3つのモードが存在する。従
って、操作部16によって選択されたモードに対応する
ステップS21,S24,S25にそれぞれジャンプす
る。
【0016】ステップS21〜S23は、ステップS2
0で一時停止モードが選択された場合に行なわれる処理
であり、パノラマ画像を作成する前に行なわれる最初の
処理である。 [ステップS21]表示サイズの変更処理を行なう。こ
れは、等倍サイズ表示、2分の1サイズの表示又は画面
サイズ表示などの種々の表示サイズに変更する処理のこ
とであり、これ意外の任意サイズの表示も可能である。 [ステップS22]患者情報の入力処理を行なう。ユー
ザ(医師)が、表示画面上の所定のソフトボタンをクリ
ックすると、患者IDと患者名の入力ダイアログが表示
されるようになるので、そこに患者IDと名前を入力す
る。これによってID欄に患者情報とその日付が表示さ
れ、登録される。
【0017】[ステップS23]各種設定処理を行な
う。パノラマ画像の作成を行なう際に必要な領域及びオ
プション値として最適なものが設定される。領域には、
メイン画面において表示する超音波画像の実際の表示領
域と、移動量などの計算のために使用される解析領域が
ある。オプション値には、パノラマ画像表示面の最大幅
及び最大高によって設定されるメモリ容量(画像メモリ
の横幅と縦高さ)、再生表示用の画像メモリの記憶容量
(パノラマ表示後に再生可能な原画像用の画像メモリの
容量)、貼り合わせ幅(パノラマ画像作成時に実際に使
用される画像メモリの容量)、無信号判定しきい値(白
黒256階調のうち、移動解析に使用しない低い値を除
去するためのレベル値)、回転検出しきい値(白黒25
6階調のうち、回転検出に使用しない低い値を除去する
ためのレベル値)、回転量の検出の有無を示す値(回転
の認識のオン/オフ値)などがある。なお、これらの各
設定は、超音波探触子や表示深度が変わる度に一つ一つ
設定するのは、非常に効率が悪いので、プリセットされ
たものを適宜選択できるようにしてある。
【0018】ステップS24は、ステップS20で記録
モードが選択された場合に行なわれる処理であり、超音
波探触子10の移動に応じてパノラマ画像を作成し、作
成されたパノラマ画像をリアルタイムに表示する処理で
ある。 [ステップS24]超音波探触子10の移動に応じて、
ステップS23の設定値に従ってパノラマ画像を作成
し、作成されたパノラマ画像をリアルタイムに表示す
る。このパノラマ画像の作成処理の詳細については後述
する。
【0019】ステップS25〜S2Aは、ステップS2
0で停止モードが選択された場合に行なわれる処理であ
り、ステップS24によって作成されたパノラマ画像に
対して行なわれる処理である。 [ステップS25]ステップS22と同様の表示サイズ
の変更処理を行なう。ここでの変更処理は、作成された
パノラマ画像に基づいて行なうものである。 [ステップS26]ステップS23と同様の患者情報の
入力処理を行なう。ここでの入力処理は、作成されたパ
ノラマ画像について行なうものである。
【0020】[ステップS27]原画像の表示/非表示
の切換処理を行なう。原画像とは、パノラマ画像になる
前の超音波探触子によって取得された合成処理前の1フ
レーム毎の取込原画像のことである。この原画像は、パ
ノラマ画像作成中に移動処理や回転処理があるたびに、
メモリに記録される。作成されたパノラマ画像に、この
原画像を重ねて表示することもできる。これによってパ
ノラマ画像作成前の取込原画像を目視することができ
る。通常パノラマ画像は複数の取込原画像を合成して作
成してあるので、輪郭などが若干ぼけてしまうので、取
込原画像をそのまま表示することによって、ユーザ(医
師)は鮮明な画像に基づいた判断を行なうことができ
る。また、この原画像の表示/非表示は適宜切換選択可
能になっている。この原画像の表示/非表示の切換処理
の動作例については後述する。 [ステップS28]回転再生処理を行なう。作成された
パノラマ画像全体を、原画像の表示/非表示に関わら
ず、操作部16の操作量に応じて右回転又は左回転させ
る。原画像が表示中のときは、原画像もパノラマ画像と
共に回転表示される。撮影された部位に応じてパノラマ
画像を回転することによって、ユーザ(医師)はより正
確に診断を行なうことができるようになる。
【0021】[ステップS29]画像の保存/読込処理
を行なう。ユーザ(医師)が迅速に診察を行なえるよう
にするために、作成されたパノラマ画像をソフトボタン
の操作で簡単に保存することができる。パノラマ画像の
保存ファイル形式はBMPである。また、パノラマ画像
の読出処理は、読出用のソフトボタンを操作することに
よって、読出ダイアログとファイル一覧が出現するの
で、その中から所定のファイルを選択することによって
行なわれる。 [ステップS2A]アノテーション処理を行なう。アノ
テーションとは、超音波画像の上に文字列や記号などの
任意の文字や図形などを注釈として入力する機能のこと
であり、従来から行なわれているものであるが、この実
施の形態では、原画像及びパノラマ画像の両方にそれぞ
れ別々のアノテーションを設定することが可能であり、
この場合、原画像の表示/非表示に応じてアノテーショ
ン表示も種々変更できるようになっている。
【0022】図3は、図2のステップS24のパノラマ
画像作成・表示処理の詳細を示すフローチャート図であ
る。このパノラマ画像作成・表示処理は、時間的に前後
する超音波画像を用いて超音波探触子10の移動方向に
おける移動量及び垂直(縦)方向の移動量並びに回転量
を考慮して超音波画像を合成して、パノラマ画像を作成
するものである。以下、このパノラマ画像作成・表示処
理の詳細をステップ順に説明する。
【0023】[ステップS30]縦方向の移動量を求め
るための垂直方向投影分布を作成する。図4に示すよう
に、超音波原画像の中から解析領域に対応したフレーム
40を取り出し、その水平方向について輝度の累算を求
め、その値を垂直方向投影分布49とする。すなわち、
フレーム40について、水平方向の矢印41上の各画素
の輝度の合計値を算出し、その合計値をその水平方向の
矢印42の位置における値として垂直方向投影分布49
に反映させる。なお、合計値に代えて平均値を用いても
よい。この処理を、水平方向の矢印42〜48のように
順次行なう。なお、図では、矢印41〜48の間隔が比
較的大きい場合が図示してあるが、この間隔は任意に設
定可能であり、1画素毎であってもよいし、数画素単位
であってもよい。図4の垂直方向投影分布49は、1画
素毎に求めたものである。このような垂直方向投影分布
を時間的に前後する時刻t及び時刻t+1のフレームに
ついてそれぞれ算出する。
【0024】[ステップS31]ステップS30で求め
られた時間的に前後するフレームの垂直方向投影分布に
基づいて縦方向の移動量(ずれ幅)を計算する。例え
ば、時刻tのフレームと時刻t+1のフレームが図8の
左側に示すような関係の場合、すなわち、時刻t+1の
フレームが時刻tのフレームに対して縦方向にΔYだけ
ずれ、横方向にΔXだけずれている場合、このステップ
ではこれらの各フレームについて算出された垂直方向投
影分布に基づいて縦方向のシフト量ΔYを求め、それを
補正する。図5は、時間的に前後する時刻t及び時刻t
+1のフレームについて求められた垂直方向投影分布を
示す図である。垂直方向投影分布49は、時刻tのフレ
ームのものであり、垂直方向投影分布50は時刻t+1
のフレームのものである。まず、時刻tのフレームにつ
いて、取り得る最大の移動量dMAX分だけ両端からそ
れぞれ除いた中央部の領域51に含まれる垂直方向投影
分布49を用いる。この領域51に含まれる垂直方向投
影分布49を時刻t+1の垂直方向投影分布50に対し
て順次シフトしながら比較し、その相関が最も高いとき
のシフト量ΔYを求め、そのシフト量ΔYを垂直方向の
移動量とする。図5では、まず最初に領域51に含まれ
る垂直方向投影分布49と、点線で示す領域52に含ま
れる垂直方向投影分布50と比較する。順次領域をシフ
トし、最終的に領域51に含まれる垂直方向投影分布4
9と、一点鎖線で示す領域54に含まれる垂直方向投影
分布50と比較する。この比較の結果、実線で示す領域
53に含まれる垂直方向投影分布50が領域51に含ま
れる垂直方向投影分布49と相関が最も高いと判定され
るので、領域51と領域53のシフト量ΔYが垂直方向
の移動量となる。従って、このシフト量ΔYだけ、補正
前の時刻t+1のフレーム(図8の右側の斜線で示す領
域)を縦方向に移動することによって、補正後の時刻t
+1のフレーム(ず8の右側の点線で示す領域)とな
り、これによって実際の時刻t+1のフレームの位置と
補正後の時刻t+1のフレームとが図8の左側に示すよ
うな関係と一致することになり、縦方向のずれ幅を補正
することができる。
【0025】[ステップS32]前のステップS31で
縦方向のずれ幅が補正された時刻t及び時刻t+1のフ
レームについて、今度は横方向の移動量及び回転量を求
めるための水平方向投影分布を作成する。ステップS3
0と同様にして、水平方向投影分布を作成する。図4に
示すように、超音波原画像の中から解析領域に対応した
フレーム40だけを取り出し、その垂直方向について輝
度の合計値を求め、その値を水平方向投影分布4Aとす
る。すなわち、フレーム40について、垂直方向の矢印
上の各画素の輝度の合計値を算出し、その合計値をその
垂直方向の矢印の位置における値として水平方向投影分
布4Aに反映させる。なお、合計値に代えて平均値を用
いてもよい。この処理を、垂直方向の矢印のように順次
行なう。なお、図では、矢印の間隔は大きい場合が示し
てあるが、この間隔は任意に設定可能であり、1画素毎
であってもよいし、数画素単位であってもよい。図4の
水平方向投影分布4Aは、1画素毎に求めたものであ
る。このような水平方向投影分布を時刻t及び時刻t+
1のフレームについてそれぞれ算出する。また、このス
テップでは、回転量を求めるために、図7(A)に示す
ように時刻tのフレーム40を縦方向に複数に分割し、
縦分割フレームR11〜R51を作成し、作成された各
縦分割フレームR11〜R51について、同様に水平方
向投影分布を算出する。図7(B)は、別の時刻におけ
る時刻t+1のフレーム70であり、時刻tのフレーム
40に対して反時計回りに約5度程度回転している場合
を示している。これについても同様に複数の縦分割フレ
ームR12〜R52に分割し、分割された各縦分割フレ
ームR12〜R52について、水平方向投影分布を算出
する。
【0026】[ステップS33]ステップS32で求め
られた時間的に前後するフレームの水平方向投影分布に
基づいて横方向の移動量を計算する。図6は、時間的に
前後する時刻t及び時刻t+1のフレームについて求め
られた水平方向投影分布を示す図である。水平方向投影
分布4Aは、時刻tのフレームのものであり、水平方向
投影分布60は時刻t+1のフレームのものである。ま
ず、時刻tのフレームについて、取り得る最大の移動量
dMAX分だけ両端からそれぞれ除いた中央部の領域6
1に含まれる水平方向投影分布4Aを用いる。この領域
61に含まれる水平方向投影分布4Aを時刻t+1の水
平方向投影分布60に対して順次シフトしながら比較
し、その相関が最も高いときのシフト量ΔXを求め、そ
のシフト量ΔXを水平方向の移動量とする。図6では、
まず最初に領域61に含まれる水平方向投影分布4A
と、点線で示す領域62に含まれる水平方向投影分布6
0と比較する。順次領域をシフトし、最終的に領域61
に含まれる水平方向投影分布4Aと、一点鎖線で示す領
域64に含まれる水平方向投影分布60とを比較する。
この比較の結果、実線で示す領域63に含まれる水平方
向投影分布60が領域61に含まれる水平方向投影分布
4Aと相関が最も高いと判定されるので、その領域63
のシフト量ΔXが水平方向の移動量となる。
【0027】次に、図7に示すように分割された各縦分
割フレームR11〜R51及びR12〜R52のそれぞ
れについても同様に、そのシフト量ΔX1〜ΔX5を求
める。すなわち、縦分割フレームR11と縦分割フレー
ムR12を比較し、そのシフト量ΔX1を求め、縦分割
フレームR21と縦分割フレームR22を比較し、その
シフト量ΔX2を求め、縦分割フレームR31と縦分割
フレームR32を比較し、そのシフト量ΔX3を求め、
縦分割フレームR41と縦分割フレームR42を比較
し、そのシフト量ΔX4を求め、縦分割フレームR51
と縦分割フレームR52を比較し、そのシフト量ΔX5
を求める。図7から明らかなように、縦分割縦分割フレ
ームR12,R22は左側に、縦分割フレームR42,
R52は右側に移動している。従って、シフト量ΔX1
は左方向に大きな移動量を示し、シフト量ΔX2は左方
向に小さな移動量を示し、逆に、シフト量ΔX5は右方
向に大きな移動量を示し、シフト量ΔX4は右方向に小
さな移動量を示すことになる。このような分割された縦
分割フレームR11〜R51,R12〜R52の移動量
の差が、回転による垂直軸との傾きをあらわし、この傾
きに基づいて回転量Δθを求めることができる。 [ステップS34]ステップS30〜ステップS33の
計算結果の信頼性が高いかどうかを判定し、高い(ye
s)と判定した場合はステップS36にジャンプし、そ
うでない(no)と判定した場合はステップS35に進
む。 [ステップS35]信頼性がでるまで何フレームか溜め
て計算する。なお、この後にステップS34と同様の信
頼性が出たかどうかの判定を行なうようにしてもよい。
【0028】[ステップS36]ステップS32で求め
られた回転量に基づいて回転ありか否かを判定し、回転
あり(yes)と判定した場合はステップS37に進
み、回転なし(no)と判定した場合はステップS38
に進む。 [ステップS37]ステップS36で回転ありと判定さ
れたので、その回転中心の移動も考慮してステップS3
1及びステップS33で算出された移動量を記憶する。 [ステップS38]ステップS36で回転なしと判定さ
れたので、ステップS31及びステップS33で算出さ
れた移動量を記憶する。 [ステップS39]最初の移動方向を記憶する。すなわ
ち、図6のシフト量ΔXが左方向であるか、又は右方向
であるかに応じた移動方向を記憶する。 [ステップS40]移動方向が決定している場合は、そ
の計算結果が正しいかどうか、すなわち移動方向が一致
しているかどうかの判断を行なう。すなわち、超音波探
触子10が最初の移動方向に対して逆走していないかど
うかのチェックを行なう。
【0029】[ステップS41]順走か逆走かの判定を
行い、順走(no)の場合はステップS42に進み、逆
走(yes)の場合はステップS47に進む。 [ステップS42]ステップS41で順走だと判定され
たので、回転量を考慮した取込原画像を表示バッファの
対応する位置に転送する。 [ステップS43]前回までの処理で取得されているパ
ノラマ画像を画像表示部14に表示する。 [ステップS44]取込原画像を表示中のパノラマ画像
に重ねて表示する。 [ステップS45]表示中のパノラマ画像がどの部位に
対するものであるのかを示すボディマークを表示する。 [ステップS46]取込原画像をパノラマ画像の一部と
して記憶する。
【0030】[ステップS47]ステップS41で逆走
だと判定されたので、取込原画像をパノラマ画像に反映
させることなく、前回までの処理で取得されているパノ
ラマ画像を画像表示部14に表示する。 [ステップS48]表示中のパノラマ画像がどの部位に
対するものであるのかを示すボディマークを表示してリ
ターンする。
【0031】図9は、図2のステップS27の原画像の
表示/非表示処理による表示画面の一例を示す図であ
る。図9では、肘関節部のパノラマ画像90上に取込原
画像91が重ねて表示されている。ボディマーク表示部
92には肘関節部を示すマークが表示されている。取込
原画像91は、パノラマ画像90になる前の1フレーム
毎の画像であり、パノラマ画像90の作成中に移動や回
転があるたびにメモリに記録されている。図9のよう
に、パノラマ画像90に取込原画像91を重ねて表示す
ることによって、パノラマ画像90になる前の画像を確
認することができる。図9において、ネクストボタン
(←)93及びバックボタン(→)94を操作すること
によって、取込原画像91を前後に移動させることがで
きる。原画像位置表示バー95は、取込原画像91がパ
ノラマ画像90中のどこに位置するかを示すものであ
り、カレット96の位置が取込原画像91表示位置に対
応する。なお、拡大表示ボタン97、縮小表示ボタン9
8をクリックすると、それに応じてパノラマ画像90及
び/又は取込原画像91が拡大縮小されるようになって
いる。
【0032】図10は、図2のステップS2Aのアノテ
ーション処理による表示画面の一例を示す図である。図
10では、取込原画像91にアノテーション文字「AB
CDE」が入力され、さらに、円形上のアノテーション
マーカ(図形)が同時に表示されている。これは、左上
のアノテーション表示(an−on)ボタン101が選
択されている場合である。従って、アノテーション非表
示(an−off)ボタン102が選択されると、それ
に伴って取込原画像91のアノテーション文字及びマー
カは非表示になる。また、全アノテーション表示(al
l−on)ボタンが選択されると、パノラマ画像90及
び取込原画像91の全てのアノテーション文字及びマー
カが図11に示すように表示されるようになる。すなわ
ち、図11に示すように、取込原画像99が表示されて
いる場合でも図10の取込原画像91に設定されたアノ
テーション文字及びマーカが表示されることになる。な
お、パノラマ画像90及び取込原画像91のいずれか一
方のアノテーション文字及びマーカを表示可能なボタン
を設けてもよい。これによって、ユーザ(医師)はパノ
ラマ画像だけを表示していても、取込原画像に設定され
ているアノテーション文字及びマーカなどを認識するこ
とができ、逆に、取込原画像表示中に、パノラマ画像に
設定されているアノテーション文字及びマーカなども認
識することができるので、適切な診断を行なうことがで
きるようになる。
【0033】図12は、表示深度及び解析領域がそれぞ
れ異なる場合の回転部分のパノラマ画像の一例を示す図
である。図12(A)及び(B)は、表示深度が59
[mm]と48[mm]の場合のふくらはぎのパノラマ
画像をそれぞれ示す。この場合、解析領域はその表示深
度を含むように決定されるので、通常は、表示深度が大
きい場合には解析領域も大きく、表示深度が小さい場合
には解析領域も小さく設定される。図12(A)の場合
は、表示深度が大きいために解析領域も大きく、そのた
めに解析領域の深部の輝度が暗く、それによって回転量
を検出する際の深部の分割領域から正しい移動量が得ら
れなくなり、回転に対する追従性が悪くなる。従って、
図12(B)のパノラマ画像と比較して、図12(A)
の場合は、回転量が不足していることが分かる。そこ
で、パノラマ画像の作成開始直後に、所定の閾値(回転
検出閾値)以下の輝度が一定以上存在する行を自動的に
解析領域から削除することによって、図12(C)及び
(D)に示すように、表示深度が48[mm]の場合で
あっても59[mm]の場合であってもその回転量がほ
ぼ同じとなるようにすることができる。
【0034】図13は、上述のように回転量を正確に求
めるためにその解析領域に修正を加えるようにした解析
領域修正処理の詳細を示す図である。以下、この解析領
域修正処理の詳細をステップ順に説明する。 [ステップS130]解析領域の全画素の輝度を調べ
る。例えば、図7(A)のフレーム40について、最下
部の行を左から右に向かって輝度を調べ、その行が終了
したらその上の行を左から右に向かって輝度を調べ、そ
れを最上部の行まで繰り返し実行する。そして、列レジ
スタA及び行レジスタBを「0」にリセットし、スター
ト点をフレーム40の左下に設定する。 [ステップS131]画素の輝度が回転検出閾値よりも
大きいかどうかの判定を行い、大きい(yes)場合は
ステップS133にジャンプし、小さい(no)場合は
ステップS132に進む。
【0035】[ステップS132]前のステップS13
1で輝度が回転検出閾値以下と判定されたので、その画
素数をカウントするために列レジスタAを「1」だけイ
ンクリメントする。 [ステップS133]その行の全ての画素についてステ
ップS131の判定が終了したか否かを判定し、終了し
た(yes)場合はステップS135に進み、終了して
いない(no)場合はステップS134に進む。 [ステップS134]その行の全ての画素について判定
が終了してないので、その画素の右隣の画素の輝度を調
べ、ステップS131の判定を行なう。 [ステップS135]その行の全ての画素について輝度
の判定が終了したので、列レジスタAの値がその行の全
画素数の80パーセントよりも小さいか否かの判定を行
い、小さい(yes)場合はステップS139にジャン
プし、大きい(no)場合は次のステップS136に進
む。
【0036】[ステップS136]前のステップS13
5で列レジスタAの値がその行の全画素数の80パーセ
ントよりも大きいと判定されたので、その行数をカウン
トするために行レジスタBを「1」だけインクリメント
する。 [ステップS137]解析領域の全体について比較処理
が終了したか否かの判定を行い、終了した(yes)場
合はステップS139に進み、終了していない(no)
場合はステップS138に進む。 [ステップS138]解析領域の全体について比較処理
が終了していないので、次の行について同様の処理を繰
り返すために、列レジスタAを「0」にリセットして、
ステップS131にリターンする。
【0037】[ステップS139]列レジスタAの値が
その行の全画素数の80パーセントよりも小さいとステ
ップS135で判定された場合、及び解析領域全体につ
いて比較が終了した場合に行なわれる処理である。すな
わち、フレームの最下部から徐々に上側に向かって比較
判定を行い、その途中の行のいずれかで列レジスタAの
値が全画素数の80パーセントよりも小さいと判定され
た場合はフレームの最下部から行レジスタBの相当する
数の行だけ削除する。なお、ステップS137でyes
と判定されたということは、フレームが全体的に回転検
出閾値よりも小さいことを意味するので、その解析領域
全体は削除され、次のフレームについての解析が行なわ
れることになる。
【0038】上述の実施の形態では、ステップS40で
最初の移動方向に対して逆走していないかどうかのチェ
ックを行い、逆走している場合はパノラマ画像及びボデ
ィマークを表示する場合について説明したが、逆走して
いる場合に、その逆走した距離又は逆走している時間が
所定値よりも大きい場合には、その逆走方向を順走方向
と見なして、処理を続けるようにしてもよい。なお、上
述の説明に使用した数値等は代表的なものであって、も
ちろん本実施の形態を制限するものではなく、あらゆる
数値等に適用できることはいうまでもないことである。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、探
触子の移動に応じて生じる縦方向の移動による誤差を補
正したパノラマ画像を作成することができる。また、本
発明の別の発明によれば、パノラマ画像を医師が診断し
易いように加工して表示することができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の超音波画像処理装置の適用された超
音波診断装置の全体構成の一例を示すブロック図
【図2】 超音波画像処理装置が実行する広視野画像表
示処理のメインフローの一例を示す図
【図3】 図2のステップS24のパノラマ画像作成・
表示処理の詳細を示すフローチャート図
【図4】 図3のステップS30の垂直投影分布及びス
テップS32の水平投影分布の作成処理の概念を示す図
【図5】 時間的に前後する時刻t及び時刻t+1のフ
レームについて求められた垂直方向投影分布を示す図
【図6】 時間的に前後する時刻t及び時刻t+1のフ
レームについて求められた水平方向投影分布を示す図
【図7】 図3のステップS32の回転量を求める場合
の処理の概念を示す図
【図8】 時間的に前後する時刻t及び時刻t+1のフ
レームがどのようにして補正されるのかその概念を示す
【図9】 図2のステップS27の原画像の表示/非表
示処理による表示画面の一例を示す図
【図10】 図2のステップS2Aのアノテーション処
理による表示画面の一例を示す図
【図11】 図2のステップS2Aのアノテーション処
理による表示画面の別の一例を示す図
【図12】 表示深度及び解析領域がそれぞれ異なる場
合の回転部分のパノラマ画像の一例を示す図
【図13】 回転量を正確に求めるためにその解析領域
に修正を加えるようにした解析領域修正処理の詳細を示
す図
【符号の説明】
10…超音波探触子、11…超音波送受波部、12…画
像構成部、13…画像メモリ部、14…画像表示部、1
5…制御部、16…操作部、40…フレーム、49,5
0…垂直方向投影分布、4A,60…水平方向投影分
布、90…パノラマ画像、91…取込原画像、92…ボ
ディマーク表示部、93…ネクストボタン、94…バッ
クボタン、95…原画像位置表示バー、96…カレッ
ト、97…拡大表示ボタン、98…縮小表示ボタン、1
01…アノテーション表示、102…アノテーション非
表示ボタン、103…全アノテーション表示ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/18 Q Fターム(参考) 4C301 AA01 EE11 EE20 JB22 JC14 JC16 JC20 KK07 KK08 KK12 KK24 KK27 KK28 KK30 KK31 KK40 LL02 LL08 LL20 5B057 AA07 BA05 BA11 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CD02 CD03 CE08 CE10 DA07 DA16 DB02 DC19 5C054 AA01 AA05 CA08 CE02 DA08 EA01 EH07 FC15 FE12 HA12 5L096 AA06 BA03 BA06 BA13 CA04 EA14 EA16 FA36 FA67 FA69

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波探触子を移動させることによって
    取得した超音波画像を順次出力する超音波画像出力手段
    と、 前記超音波探触子の移動方向に対して側辺が一致するよ
    うな矩形領域を前記超音波画像内に設定する領域設定手
    段と、 前記矩形領域内の画素値を前記移動方向に投影すること
    によって垂直方向に沿った投影分布を作成する垂直投影
    分布作成手段と、 前記超音波画像出力手段から出力される時間的に前後す
    る2つの超音波画像について、前記垂直投影分布作成手
    段から出力される垂直投影分布を比較して垂直方向のず
    れ幅を検出し、そのずれ幅を補正する垂直ずれ幅補正手
    段と、 前記垂直ずれ幅補正手段によって垂直方向のずれ幅の補
    正された2つの超音波画像について、前記矩形領域内の
    画素値及び前記矩形領域を垂直方向に複数に分割したそ
    れぞれの分割領域内の画素値を、垂直な方向に投影する
    ことによって水平方向に沿った投影分布をそれぞれ作成
    する水平投影分布作成手段と、 前記複数の分割領域内の画素値の投影分布に基づいて前
    記2つの超音波画像の相対的な回転量を検出する回転量
    検出手段と、 前記矩形領域内の画素値の投影分布に基づいて前記2つ
    の超音波画像の移動方向における相対的な移動量を検出
    する移動量検出手段と、 前記回転量及び前記移動量に基づいた前記2つの超音波
    画像を合成し、パノラマ画像を作成する画像作成手段と
    を備えたことを特徴とする超音波画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記画像作成手段に
    よって作成されたパノラマ画像の表示画面中に合成前の
    超音波画像を重ねて表示する手段を設けたことを特徴と
    する超音波画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記画像作成手段に
    よって作成されたパノラマ画像及び超音波画像に後から
    アノテーション文字や図形などを合成して表示する手段
    と、合成表示されたアノテーション文字や図形などを前
    記パノラマ画像及び超音波画像上に表示/非表示する手
    段とを設けたことを特徴とする超音波画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記画像作成手段に
    よって作成されたパノラマ画像全体を回転して表示する
    手段を設けたことを特徴とする超音波画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記回転量検出手段
    が回転量を検出する前に前記矩形領域の画素値に基づい
    て前記矩形領域の大きさを修正する手段を設けたことを
    特徴とする超音波画像処理装置。
  6. 【請求項6】 超音波探触子を移動させることによって
    取得した複数の超音波画像の相対的移動量及び相対的回
    転量を検出し、それに基づいて前記複数の超音波画像を
    合成することによってパノラマ画像を作成する超音波画
    像処理装置において、前記パノラマ画像の表示画面中に
    合成前の超音波画像を重ねて表示する手段を設けたこと
    を特徴とする超音波画像処理装置。
  7. 【請求項7】 超音波探触子を移動させることによって
    取得した複数の超音波画像の相対的移動量及び相対的回
    転量を検出し、それに基づいて前記複数の超音波画像を
    合成することによってパノラマ画像を作成する超音波画
    像処理装置において、前記画像作成手段によって作成さ
    れたパノラマ画像及び超音波画像に後からアノテーショ
    ン文字や図形などを合成して表示する手段と、合成表示
    されたアノテーション文字や図形などを前記パノラマ画
    像及び超音波画像上に表示/非表示する手段とを設けた
    ことを特徴とする超音波画像処理装置。
  8. 【請求項8】 超音波探触子を移動させることによって
    取得した複数の超音波画像の相対的移動量及び相対的回
    転量を検出し、それに基づいて前記複数の超音波画像を
    合成することによってパノラマ画像を作成する超音波画
    像処理装置において、前記パノラマ画像全体を回転して
    表示する手段を設けたことを特徴とする超音波画像処理
    装置。
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