JP2003038286A - 傾動椅子 - Google Patents

傾動椅子

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JP2003038286A JP2001233100A JP2001233100A JP2003038286A JP 2003038286 A JP2003038286 A JP 2003038286A JP 2001233100 A JP2001233100 A JP 2001233100A JP 2001233100 A JP2001233100 A JP 2001233100A JP 2003038286 A JP2003038286 A JP 2003038286A
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    • A47C3/00Chairs characterised by structural features; Chairs or stools with rotatable or vertically-adjustable seats
    • A47C3/02Rocking chairs
    • A47C3/025Rocking chairs with seat, or seat and back-rest unit elastically or pivotally mounted in a rigid base frame
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Abstract

(57)【要約】 【課題】傾動椅子の座部を一定周期で傾動させる場合、
傾動のための支持軸を通常の着座状態での坐骨結節部支
持位置から離れた位置に設けると、座部の周期的な傾動
に伴って着座者の上半身が大きく上下動してしまい、視
線が変動して目眩などを起こさせる可能性がある。 【解決手段】座部3を一定周期で傾動させる傾動椅子1
00の支持軸61dを、通常の着座状態における坐骨結
節部HBの近傍、すなわち、座部3の前後方向中心位置
CL1の後方における坐骨結節部HBの近傍に設ける。
また、より具体的な位置としては、これらの支持軸61
dを、背もたれ本体21の前面から前方へ50mm乃至
180mmの範囲に設けて、着座者の臀部、大腿部、腰
背部の疲労および下肢の腫脹を軽減するとともに目眩の
発生を低減させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、座部を周期的に前
後傾動させて着座者の疲労を緩和させる椅子に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、事務関係の業務を多く取り扱う
ようなオフィスでは、着座状態での作業時間が長くな
り、長時間着座姿勢を維持することに基づいて身体に疲
労を誘発することが多い。そこで、現在このような長時
間の作業に対して着座者の疲労を緩和させるように、座
部を一定周期でゆっくりと動かすようにした椅子が提案
されている。このような椅子は、座部を支持軸などで支
持し、また、座部の前方を一定周期で昇降させることに
よって座部をゆっくりと傾動させ、着座者の臀部、大腿
部、腰背部の疲労および下肢の腫脹を軽減するようにし
たものである。より詳しくは、座部の傾動機構を機械運
動的なものに転換し、座面を機械的に前後および/また
は左右に傾動反復運動させ、座位姿勢に係る股関節角度
(体幹大腿角)、腰仙角(仙岬角)および/または体幹
側屈角度を連続的に変更してゆくことにより筋肉の可動
性を高め、腰背部を主とする骨盤周りの筋肉の持続的緊
張を緩和し、かつ座面との接触部位を移動させることに
より臀部及び大腿部の痛みや下肢の腫脹を軽減するよう
にしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
傾動椅子の座部を一定周期で傾動させる場合、傾動のた
めの支持軸を通常の着座状態での坐骨支持位置から離れ
た位置に設けると、座部の周期的な傾動に伴って着座者
の上体が大きく上下動してしまい、視線に変動をきたし
て目眩などを起こさせる可能性がある。
【0004】そこで、本発明は、このような不具合に着
目してなされたもので、目眩などの不快感を軽減させ疲
労を好適に軽減させるような傾動椅子を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであり、座部を傾動可能に支持
する支持部を備え、当該支持部によって支持される座部
を一定周期で傾動させる傾動機構を設けることによって
着座者の臀部、大腿部、腰背部の疲労および下肢の腫脹
を軽減するようにした傾動椅子において、前記支持部に
よって支持される座部の傾動支点位置を、座部の前後方
向中心位置の後方における坐骨結節部近傍、すなわち、
着座した状態で着座者の上体の上下動が小さくできるよ
うな位置に設けるようにしたものである。
【0006】このようなものであると、坐骨結節部近傍
を中心として座部を周期的に傾動させることによって着
座者の上体の上下動を防止することができ、目眩の発生
を低減させることができる。
【0007】更に、このような傾動支点位置を、背もた
れ部の前面の前方50mm乃至180mmの範囲に設け
るようにする。
【0008】このような位置に傾動支点位置を設けるこ
とによって、市場に流通している事務用椅子の座部の大
きさや、着座者の体格もしくは着座姿勢などに対応させ
て着座者の坐骨結節部近傍を回転可能に支持することが
できるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態
を示す傾動椅子100の概観側面図であり、また、図2
は座部3を傾動させるための傾動機構4の正面図、図3
はそのA−A断面図を示したものである。また、図4
は、座部3の後方に設けられた支持部6を示したもので
あり、図5は、着座状態における臀部、坐骨結節部HB
と支持軸61dとの関係を示したものである。
【0010】この傾動椅子100は事務用及び作業用、
監視用として使用されるものであり、脚部1と座部3と
の間に機械的に構成された傾動機構4を備え、この傾動
機構4による傾動動作によって座部3の傾斜角度を一定
周期でゆっくり変化させることによって、着座者の臀
部、大腿部、腰背部の疲労および下肢の腫脹を軽減する
ようにしたものであり、更に、このように座部3を一定
周期で傾動させるに際して、傾動支点位置を着座者の坐
骨結節部HB近傍に位置させることによって、周期傾動
に伴う着座者の上体の上下動を防止して目眩の発生を低
減させるようにしたものである。以下、この傾動椅子1
00の具体的構成について詳細に説明する。
【0011】傾動椅子100の脚部1は、複数本の脚羽
根10の中心位置に1本の脚柱11を設けて構成したも
のであり、この脚柱11に傾動機構4と背支桿20を取
り付け、この脚柱11の上端に傾動機構4のケーシング
5を取り付けるとともに、この脚柱11の後方に背支桿
20を固定して取り付けるようにしたものである。ま
た、この脚柱11には、適宜、座部3全体を昇降させる
ためのガススプリングや、背もたれ本体21を座部3に
対して後傾させるためのガススプリングなどを取り付け
るようにしている。
【0012】この脚部1の後方に取り付けられる背支桿
20は、その先端側にクッション部材を有する背もたれ
本体21を取り付けており、この背支桿20と背もたれ
本体21からなる背もたれ部2を座部3に対して分離か
つ独立して設けようにしている。このように背もたれ部
2を座部3に対して分離独立して設けることによって、
座部3の傾斜角度を周期的に変化させた場合に、背もた
れ部2と座部3との間に挟まれた着座者の腰部近傍の屈
曲動作と伸展動作を繰り返し行なえるようにし、筋肉の
可動性を促進させている。より詳しくは、座部3と背も
たれ部2との角度を小さくした場合に座部3と背もたれ
部2とで挟まれた着座者の腰部近傍を屈曲するように
し、また、座部3と背もたれ部2の角度を大きくした場
合に着座者の腰部の屈曲を伸展するようにしている。な
お、本実施の形態においては、背もたれ部2を固定式の
ものとして説明するが、適宜、脚部1に対して後傾可能
な機構を採用することもできる。
【0013】一方、この背もたれ部2に対応して設けら
れる座部3は、平均的な着座者の体型に合わせて設けら
れたものであり、背もたれ本体21の前面側から座部3
の先端部までの距離D1を390mm乃至480mmに
設定し、また、脚柱11の中心位置CL2から座部3の
先端位置までの距離D2を240mm乃至390mm
に、また、脚柱11の中心位置CL2から背もたれ本体
21の前面までの距離D3を80mm乃至180mmに
設定したものである。この座部3は、座面側に設けられ
たクッション部材30と、このクッション部材30の裏
側に設けられる座板31とによって構成される。この座
板31は、クッション部材30を略全面に亘って支持す
るように薄板状の部材によって構成されるものであり、
その下面側に座板31より小さく設けられた金属製の補
強部材32を取り付けるようにしたものである。
【0014】この座部3の下方に取り付けられる補強部
材32は、その下面側に支持部材61や前方軸受79な
どを取り付け、この補強部材32を介して支持部材61
や前方軸受79などから傾動動作時の力を補強部材32
にて分散させ、更に、この補強部材32よりも大きい座
板31を介してクッション部材30全体にこの力を分散
させるようにしている。
【0015】この座部3を傾動させる傾動機構4は、図
1や図2などに示すように、座部3の後方を支持するた
めの支持部6と、外部から供給される電力によって座部
3の前方を昇降動作させる昇降機構7とを備え、この支
持部6と昇降機構7をケーシング5に取り付けて座部3
を基準位置から3度前後傾動させるようにしたものであ
る。
【0016】この昇降機構7は、家庭用電源によって駆
動するモータ70の回転運動を減速機71にて減速さ
せ、この減速させた回転軸72の回転運動を継手73を
介して偏芯部74に伝えて昇降アーム75を昇降させる
ようにしたものであり、より具体的には、A−A断面図
である図3に示すように、継手73から伸びる軸に円形
の回転部材を備えた偏芯部74を固定して取り付け、ま
た、この偏芯部74を回転可能に保持する保持部材76
にその偏芯部74の外形と同形状の円形開口部77を設
けて偏芯部74をその内部で回転できるようにし、これ
によって、保持部材76および昇降アーム75を一定周
期で昇降させるようにしたものである。そして、この昇
降アーム75の上端側に、ピン78を回転可能に保持す
る前方軸受79を設け、この前方軸受79にピン78を
貫通させることによって、座部3の前方を一定周期で規
則正しく昇降させるようにしている。
【0017】一方、座部3の後方に設けられている支持
部6は、ケーシング5の上面および補強部材32の下面
に跨って設けたものであり、図4に示すように、ケーシ
ング5および補強部材32それぞれ対向するように取り
付けたスライドレール60と、このスライドレール60
の対向する内部でスライド可能にした支持部材61とを
備え、この支持部材61を傾動椅子100の前後方向に
連続的にスライドさせるようにした調整機構62を設け
て構成したものである。なお、図4において(a)は支
持部6の正面図を示し、(b)は(a)のB−B断面図
を示したものである。
【0018】この支持部材61は、ケーシング5および
補強部材32の左右両端近傍にそれぞれ設けられてお
り、スライドレール60の溝部60aに嵌め込まれるス
ライド部61aと、このスライド部61aの左右から直
立する後方軸受61bとを設け、この後方軸受61bに
支持軸61dを回転可能に支持させるようにしている。
また、下側のスライド部61aの中央後方には、前後方
向に貫通するネジ孔を有するナット部61cを取り付け
ており、このナット部61cを介して支持部材61をス
ライドレール60に沿ってスライドさせられるようにし
ている。
【0019】また、このスライドレール60は、ケーシ
ング5の上面部分および補強部材32の下面部分に固定
して取り付けるようにしたものであり、正面視略L字状
のスライドレール60を互いに向かい合わせることによ
って対向する溝部60aを形成するようにしている。そ
して、この溝部60aにスライド部61aを嵌め込み、
調整機構62を介して支持部材61を前後方向にスライ
ドさせて傾動支点位置である支持軸61dの位置を変更
し、ロックネジ60bで固定できるようにしている。
【0020】この調整機構62は、ネジ部材62aの基
端側をその位置で回転可能に保持するケーシング5に固
定された固定部材62bと、下側の支持部材61の中央
後方に設けられたナット部61cなどによって構成され
ており、支持部材61をスライドさせる場合、ネジ部材
62aの先端側をナット部61cのネジ孔にねじ込むと
ともに、座部3の後方からこのネジ部材62aを回転さ
せることによって、ケーシング5に固定された固定部材
62bに対して支持部材61を連続的にスライドさせる
ようにしたものである。
【0021】支持軸61dの位置は、座部3の前後方向
中心位置CL1よりも後方であって、脚柱11の中心位
置CL2よりも後方に位置させている。調整機構62は
ネジ部材62aの回転によって、図5に示すように、傾
動支点位置である支持軸61dを着座者の坐骨結節部H
Bに近づけて着座者の上体の上下動が最小になるように
している。すなわち、この機構によって着座者は座部3
の中心位置CL1よりも後方に臀部を位置させて着座す
ることで、着座状態での目眩を効果的に低減させること
ができる。更に、通常、脚柱11の真上には図示しない
ガススプリングのバルブを操作するための機構を組み込
んでおり、また、脚柱11の前方には座部3の前方を昇
降させるためのモータ70や昇降アーム75などを設け
ている。従って、着座状態における目眩の低減や機構上
における支持軸61dなどの取り付け容易性などを考慮
して、座部3の中心位置CL1の後方および脚柱11の
中心位置CL2後方に支持軸61dを設ける。より好ま
しくは、背もたれ本体21の前面から着座状態における
着座者の坐骨結節部HBまでの長さを考慮して、背もた
れ本体21の前面部から50mm乃至180mmの範囲
に支持軸61dを設けるのが好ましい。すなわち、オフ
ィスワーカーの着座姿勢における臀部後縁(背中部分)
から坐骨結節部HBまでの水平距離の実測値約60mm
から150mmに子供の体格などを考慮して、支持軸6
1dの後方位置を臀部後縁が接触する背もたれ本体21
の前面50mmに設定し、また、支持軸61dの前方位
置に関しては、前記150mmに対して着座者が浅く腰
掛けた場合を想定して約30mmを追加し、背もたれ本
体21の前面180mmに設定するのが好ましい。
【0022】なお、本実施例の形態は、昇降機構7を脚
柱11の前方に位置させているが、機構の変更やコンパ
クト化によって取り付け位置も適宜変更可能であり、そ
れによって座を昇降させる力を加える位置も傾動支点か
ら離れた別の位置であれば、傾動支点の前方、後方を問
わず変更可能である。
【0023】また、座の坐骨結節部近傍は着座者の体重
がほぼ集中して加わる位置であり、このように、大きな
荷重が加わる位置近傍に座の傾動支点を設けここで着座
者の体重の大半を支持する一方、相対的に支持しなけれ
ばならない体重が少ない傾動支点から離れた座の別の位
置に座を昇降させる力を加え、前後方向に傾動するよう
にしている。座を昇降させる力を加える位置が傾動支点
から遠く離れているほど、この力による傾動支点まわり
のモ−メントを大きくでき、小さな駆動力でも座部を傾
動させることができるようになる。
【0024】次に、このように構成された傾動椅子10
0の傾動機構4を駆動させて座部3を一定周期で傾動さ
せる場合の動作について説明する。
【0025】まず、着座者が着座した状態でケーシング
5の側面に設けられた電源スイッチSWをONにし、こ
れによってモータ70に電力を供給する。そして、モー
タ70を駆動し、図示しないモータ回転軸を回転させる
とともに減速機71によってこの回転を減速させ、この
減速された回転力を継手73を介して偏芯部74に伝達
する。そして、回転軸72を中心に偏芯部74を回転さ
せて、この偏芯部74を保持する保持部材76およびこ
の保持部材76に取り付けられている昇降アーム75を
一定周期で昇降させる。そして、この昇降アーム75の
昇降動作に基づいてピン78および前方軸受79と一体
となって座部3の前方を昇降させ、この昇降動作に基づ
いて、座部3の後方に設けられた支持軸61dを中心に
座部3を15秒から20秒程度の周期でゆっくりと傾動
させる。
【0026】一方、着座者が自己の体型や着座姿勢など
に基づいて傾動動作に違和感を感じる場合、例えば、支
持軸61dの前方に着座することによって上体部分が上
下動して視線に変動をきたしてしまうような場合、座部
3の後方からネジ部材62aを回転させて、背もたれ本
体21の前面から50mm乃至180mmの範囲内で最
適な傾動支点位置に支持部材61をスライドさせる。そ
して、これによって着座姿勢に対応した傾動支点位置に
おける傾動動作を可能にする。
【0027】このように、傾動機構4を用いて座部3を
一定周期で傾動させる場合、傾動支点位置である支持軸
61dの位置を座部3および脚柱11の後方であって背
もたれ本体21の前方50mm乃至180mmの範囲内
に位置させるようにしたので、坐骨結節部HB近傍を中
心として大腿部や下肢を上下動させることができ、これ
によって臀部、大腿部、腰背部の疲労を緩和させ、また
下肢の腫脹を軽減することができるとともに、坐骨結節
部HB近傍を中心に傾動させるようにしたため上体の上
下動を防止して目眩などを低減させることができる。
【0028】更に、着座者の多くの荷重を受ける座部3
の後方を支持部6とし、一方、荷重のかかりにくい座部
3の傾動支点から離れた前方の位置に昇降機構7を設け
るようにしたので、その昇降時の駆動力を小さくするこ
とができ、駆動機構4のコンパクト化を図ることがで
き、また、駆動時に生ずる消費電力を低減することがで
きるようになる。
【0029】
【発明の効果】本発明の傾動椅子は、座部を傾動可能に
支持する支持部を備え、当該支持部によって支持される
座部を一定周期で傾動させる傾動機構を設けることによ
って着座者の臀部、大腿部、腰背部の疲労および下肢の
腫脹を軽減するようにした傾動椅子において、前記支持
部によって支持される座部の傾動支点位置を座部の前後
方向中心位置よりも後方であって坐骨結節部近傍、すな
わち、着座状態で着座者の上体を上下動させないように
した位置に設けるようにしたので、坐骨結節部近傍を中
心として座部を周期的に傾動させることによって着座者
の上体の上下動を防止することができ、目眩の発生を低
減させることができる。
【0030】更に、このような傾動支点位置を、背もた
れ部の前面の前方50mm乃至180mmの範囲に設け
るようにしたので、市場に流通している事務用椅子の大
きさや、着座者の体格もしくは着座姿勢などに対応させ
て着座者の坐骨結節部近傍を回転可能に支持させること
ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す傾動椅子の概観側
面図。
【図2】同形態の傾動機構の要部正面図。
【図3】図2におけるA−A断面図。
【図4】同形態における支持部を示す図。
【図5】同形態における着座状態を示す図。
【符号の説明】
HB・・・坐骨結節部 3・・・座部 4・・・傾動機構 6・・・支持部 21・・・背もたれ本体 61d・・・支持軸 100・・・傾動椅子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇土 明子 広島県広島市南区稲荷町5番11−1002号 有限会社ウド・エルゴ研究所内 (72)発明者 清瀬 孝秋 大阪市東成区大今里南6丁目1番1号 コ クヨ株式会社内 (72)発明者 田村 正雄 大阪市東成区大今里南6丁目1番1号 コ クヨ株式会社内 (72)発明者 植村 敏基 大阪市東成区大今里南6丁目1番1号 コ クヨ株式会社内 Fターム(参考) 3B091 AA04 AA05 AB01 AB02 AC02 AC04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】座部を傾動可能に支持する支持部を備え、
    当該支持部によって支持される座部を一定周期で傾動さ
    せる傾動機構を具備してなる傾動椅子において、 前記支持部によって支持される座部の傾動支点位置を、
    座部の前後方向中心位置の後方における坐骨結節部近傍
    に設けたことを特徴とする傾動椅子。
  2. 【請求項2】前記傾動支点位置を、背もたれ部の前面の
    前方50mm乃至180mmの範囲に設けたことを特徴
    とする請求項1に記載の傾動椅子。
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