JP2003037324A - 半導体レーザ・アレイ装置及びその作製方法 - Google Patents

半導体レーザ・アレイ装置及びその作製方法

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JP2003037324A JP2001223828A JP2001223828A JP2003037324A JP 2003037324 A JP2003037324 A JP 2003037324A JP 2001223828 A JP2001223828 A JP 2001223828A JP 2001223828 A JP2001223828 A JP 2001223828A JP 2003037324 A JP2003037324 A JP 2003037324A
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Yuuichi Kuromizu
勇一 黒水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体レーザ・アレイ装置を構成する各半導
体レーザ素子の発光点の高さがサブマウントの接合面に
対して同じようになるような構成を備えた半導体レーザ
・アレイ装置を提供する。 【解決手段】 本半導体レーザ・アレイ装置50は、半
田層22を介してサブマウント18上に接合してなる半
導体レーザ・アレイ本体16を有し、半田層中にスペー
サボール52が分散配置されていることを除いて、従来
の半導体レーザ・アレイ装置10と同じ構成である。本
装置では、半田より融点が高く、かつ半田層の所定厚さ
と同じ直径の3個以上のSiO2 又はAl2 3 製のス
ペーサボールが、半田層内に分散して配置され、それぞ
れが、アレイ本体の下面とサブマウントの接合面とに接
触している。アレイ本体とサブマウントとの接合に際し
て、半田層は、厚さがスペーサボールにより規制され、
アレイ本体をサブマウントに対して押圧した際、従来の
ように、半田層の半田が移動してサブマウントの接合面
の周辺に偏在し、アレイ本体が変形するようなことが生
じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザ・ア
レイ装置及びその作製方法に関し、更に詳細には、半導
体レーザ・アレイ装置を構成する各半導体レーザ素子の
発光領域の高さがサブマウントの接合面に対して同じよ
うになるような構成を備えた半導体レーザ・アレイ装
置、及びその作製方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】医療用レーザ、機械加工用レーザ、或い
は大画面表示装置として注目されているレーザディスプ
レイでは、光源として高光出力の半導体レーザ装置が必
要とされていて、そのために、半導体レーザ素子をバー
状に配列した半導体レーザ・アレイ装置の利用が考えら
れている。
【0003】図5及び図6を参照して、一般的な高出力
半導体レーザ・アレイ装置の構造を説明する。図5は高
出力半導体レーザ・アレイ装置の構造を示す斜視図、及
び図6は半導体レーザ・アレイ本体の構成を示す斜視図
である。高出力の半導体レーザ・アレイ装置10は、そ
れぞれ、発光領域12(図6参照)を有する複数個の半
導体レーザ素子14(図6参照)をバー状に配置した半
導体レーザアレイ・本体16と、半導体レーザ・アレイ
本体16を接合した導電性サブマウント18と、サブマ
ウント18の下に設けられた導電性ヒートシンク20と
から構成されている。半導体レーザ・アレイ本体16の
下側電極面には、Au(金)等の金属蒸着膜からなるp
側電極が設けてある。一方、サブマウント18の接合面
には、導電性の接合材、例えばAuSnなどの厚さ数μ
m、例えば約1〜5μmの半田層22が設けてある。そ
して、p側電極と半田層22を介して半導体レーザ・ア
レイ本体16はエピサイドダウン方式でサブマウント1
8に接合されている。サブマウント18とヒートシンク
20とは、半田層等の接合材24によって相互に接合さ
れている。
【0004】半導体レーザ・アレイ本体16の背後に
は、絶縁層25を介してヒートシンク20上に導体層2
6が設けられ、半導体レーザ・アレイ本体16のn側電
極が金線等のワイヤ28によって導体層26に電気的に
接続されている。そして、ヒートシンク20と、絶縁層
25上の導体層26とを電極とし、それら電極間に電圧
を印加して或る一定の電流を流すことにより、半導体レ
ーザ素子14は、それぞれ、発光領域12からレーザビ
ームを出射することができる。
【0005】半導体レーザ・アレイ本体16は、図6に
示すように、例えば20個の半導体レーザ素子14を直
線上に配列したバー状の構造として構成されていて、各
半導体レーザ素子14の幅を500μm、共振器長を約
1mmとすると、バーの長さは、例えば約10mm、バ
ーの幅、つまり共振器長は約1mmである。発光領域1
2は、サブマウント18との接合面から約5μm上にあ
る。
【0006】各半導体レーザ素子14は、図6に示すよ
うに、隣接する半導体レーザ素子との間に分離溝30が
設けてあって、相互に電気的に絶縁されている。尚、用
途によっては、各半導体レーザ素子14を相互に電気的
に絶縁する必要がない場合もある。半導体レーザ素子1
4は、それぞれ、GaAs基板等のn−半導体基板32
上に設けられたn−バッファ層34、活性層36、p−
クラッド層38、及びp−コンタクト層40の積層構造
を備えている。コンタクト層40上にはp側電極42
が、半導体基板32の裏面にはn側電極44が設けられ
ている。
【0007】次に、図7を参照して、半導体レーザ・ア
レイ装置の組み立て方法を説明する。図7(a)から
(c)は、それぞれ、半導体レーザ・アレイ装置を組み
立てる際の半導体レーザ・アレイ本体をサブマウント上
に接合する工程を説明する模式的断面図である。先ず、
図7(a)に示すように、サブマウント18上に厚さ数
μmの半田層22を設け、続いてp側電極42を下にし
たエピサイドダウン方式で、半導体レーザ・アレイ本体
16をサブマウント18の半田層22上に位置決めす
る。
【0008】次いで、図7(b)に示すように、半田層
22を介して半導体レーザ・アレイ本体16をサブマウ
ント18上に載せ、続いて上から半導体レーザ・アレイ
本体16を押圧しつつホットプレートでサブマウント1
8を加熱して、半田層22を溶融させる。或いは半導体
レーザ・アレイ本体16を上から押圧しつつ半導体レー
ザ・アレイ本体16を載せたサブマウント18をリフロ
ー炉に送入して、半田層22を溶融させる。半田層22
が溶融すると、ホットプレート又はリフロー炉によるサ
ブマウント18の加熱を停止する。続いて、半導体レー
ザ・アレイ本体16を上から押圧しつつ放冷して、半田
層22を固化させると、図7(c)に示すように、サブ
マウント18上に半導体レーザ・アレイ本体16をダイ
ボンドすることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の半導体
レーザ・アレイ装置の組み立て方法に以下のような問題
があった。つまり、サブマウント18上に半導体レーザ
・アレイ本体16を載せ、押圧しつつ加熱している間
に、数μmの厚さの半田層22が流動してサブマウント
18の周辺に偏在する。つまり、図8に示すように、半
導体レーザ・アレイ本体16をサブマウント18上にダ
イボンドした後で、半田層22の層厚ムラが発生して半
導体レーザ・アレイ本体16が反ったように変形し、高
さ方向に高低の異なる半導体レーザ素子14が存在する
ことになる。
【0010】この結果、半導体レーザ・アレイ装置とし
て組み立てたとき、各半導体レーザ素子の発光点の高さ
位置がばらつき、高さ方向に数μm程度の相違が出る。
このように、数μm程度の大きさの高さ方向のバラツキ
が発光点位置に生じると、所定の集光特性が得られず、
光損失が大きくなるという問題があった。
【0011】半導体レーザ・アレイ本体をサブマウント
上に接合する際に加える押圧力を大きくして、半導体レ
ーザ・アレイ本体の変形を防止しようとすると、半導体
レーザ・アレイ本体が破損したり、或いはサブマウント
の接合面上の半田材の流れ出しが増大し、半田材が発光
面へ付着して光を吸収したりするなどの不都合が生じ
た。
【0012】そこで、本発明の目的は、半導体レーザ・
アレイ装置を構成する各半導体レーザ素子の発光点の高
さがサブマウントの接合面に対して同じようになるよう
な構成を備えた半導体レーザ・アレイ装置、及びその作
製方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る半導体レーザ・アレイ装置は、それぞ
れ、レーザ発光領域を有するレーザ構造を半導体基板上
に備えた複数個の半導体レーザ素子をアレイ状に配置し
た半導体レーザ・アレイ本体をサブマウントの接合面上
に、接合材層を介して、接合してなる半導体レーザ・ア
レイ装置において、接合材より融点が高く、かつ相互に
同じ形状、同じ寸法の3個以上のスペーサ部材が、接合
材層内に分散して配置され、それぞれが、半導体レーザ
・アレイ本体の下面とサブマウントの接合面とに接触し
ていることを特徴としている。
【0014】スペーサ部材として、例えば液晶表示装置
の作製に際し、液晶セルのギャップを規制するために使
用する真球状のボール、いわゆるスペーサボール等を使
用することができる。スペーサ部材は、融点が接合材よ
り高い材料である限り材料には制約はなく、例えばSi
2 又はAl2 3 で形成されている。好適には、スペ
ーサボールの直径が、接合材層の所定厚さと同じ寸法で
ある。これにより、正確に接合材層の厚さを接合面全面
にわたって規制することができる。
【0015】接合材層の厚さを制御するスペーサ部材
は、スペーサボールに限ることはなく、例えば、円柱
状、又は円筒状のスペーサ部材を横にして、或いは、正
多角形柱状、又は正多角形筒状のスペーサ部材を横にし
て、サブマウントの接合面と半導体レーザ・アレイ本体
の下面との間に分散配置しても良い。
【0016】更には、接合材より融点が高く、かつ同じ
高さでサブマウントの接合面上に分散して設けてある凸
部であって、凸部の頂部が、それぞれ、半導体レーザ・
アレイ本体の下面と接触し、凸部間のサブマウントの接
合面と半導体レーザ・アレイ本体の下面との間に接合材
が充填され、接合材層を構成しているようにしても良
い。好適には、サブマウントがSiC又はCu−W合金
で形成されていて、凸部は、サブマウントをエッチング
することにより形成される。また、凸部の高さが、接合
材層の所定厚さと同じ寸法である。
【0017】本発明に係る半導体レーザ・アレイ装置
は、エピサイドダウン方式及びエピサイドアップ方式の
双方で半導体レーザ・アレイ本体をサブマウントに接合
した半導体レーザ・アレイ装置に適用できる。また、端
面発光型半導体レーザ・アレイ装置及び面発光型半導体
レーザ・アレイ装置の双方に適用できる。
【0018】本発明に係る半導体レーザ・アレイ装置の
作製方法(以下、第1の発明方法と言う)は、複数個の
半導体レーザ素子をアレイ状に配置した半導体レーザ・
アレイ本体をサブマウントの接合面上に接合してなる半
導体レーザ・アレイ装置の作製方法であって、サブマウ
ントの接合面上に接合材層を設け、次いで接合材層上に
接合材より融点の高い球形の3個以上のスペーサボール
を分散配置する工程と、スペーサボール上に半導体レー
ザ・アレイ本体を配置する工程と、サブマウントに対し
て半導体レーザ・アレイ本体を押圧しつつ、接合材層を
加熱して、溶融させ、スペーサボールを半導体レーザ・
アレイ本体の下面とサブマウントの接合面とに接触させ
る工程と、サブマウントに対して半導体レーザ・アレイ
本体を押圧しつつ、溶融した接合材を固化させて、半導
体レーザ・アレイ本体とサブマウントとを接合する接合
材層を形成する工程とを有することを特徴としている。
【0019】本発明に係る別の半導体レーザ・アレイ装
置の作製方法(以下、第2の発明方法と言う)は、複数
個の半導体レーザ素子をアレイ状に配置した半導体レー
ザ・アレイ本体をサブマウントの接合面上に接合してな
る半導体レーザ・アレイ装置の作製方法であって、サブ
マウントの接合面をエッチングして、同じ高さの3個以
上の凸部を分散して設ける工程と、サブマウントの接合
面上に接合材層を設ける工程と、接合材層を介して凸部
上に半導体レーザ・アレイ本体を配置する工程と、サブ
マウントに対して半導体レーザ・アレイ本体を押圧しつ
つ、接合材層を加熱して、溶融させ、凸部を半導体レー
ザ・アレイ本体の下面に接触させる工程と、サブマウン
トに対して半導体レーザ・アレイ本体を押圧しつつ、溶
融した接合材を固化させて、半導体レーザ・アレイ本体
とサブマウントとを接合する接合材層を形成する工程と
を有することを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、実施形態例を挙げ、添付
図面を参照して、本発明の実施の形態を具体的かつ詳細
に説明する。 半導体レーザ・アレイ装置の実施形態例1 図1は本実施形態例の半導体レーザ・アレイ装置の構成
を示す模式的断面図である。本実施形態例の半導体レー
ザ・アレイ装置50は、図1に示すように、半田層22
を介してサブマウント18の接合面(上面)上に接合し
てなる半導体レーザ・アレイ本体16を有する半導体レ
ーザ・アレイ装置であって、半田層22中にスペーサボ
ール52が分散配置されていることを除いて、従来の半
導体レーザ・アレイ装置10と同じ構成を備えている。
半導体レーザ・アレイ本体16は、それぞれ、レーザ発
光領域を有するレーザ構造を半導体基板上に備えた複数
個の半導体レーザ素子をアレイ状に配置したものであ
る。
【0021】本実施形態例の半導体レーザ・アレイ装置
50では、半田より融点が高く、かつ半田層22の所定
厚さと同じ直径の多数個(3個以上)のSiO2 又はA
23 製のスペーサボール52が、半田層22内に分
散して配置され、それぞれが、半導体レーザ・アレイ本
体16の下面とサブマウント18の接合面とに接触して
いる。
【0022】以上の構成により、半導体レーザ・アレイ
本体16とサブマウント18との接合に際して、本半導
体レーザ・アレイ装置50の半田層22は、厚さがスペ
ーサボール52により規制され、半導体レーザ・アレイ
本体16をサブマウント18に対して押圧した際、従来
のように、半田層22の半田が移動してサブマウント1
8の接合面の周辺に偏在し、半導体レーザ・アレイ本体
16が変形するようなことが生じない。よって、半導体
レーザ・アレイ装置50の各半導体レーザ素子14の発
光点の高さが、サブマウント18の接合面に対して一様
であって、ばらつくようなことは生じない。
【0023】半導体レーザ・アレイ装置の実施形態例2 図2は本実施形態例の半導体レーザ・アレイ装置の構成
を示す模式的断面図である。本実施形態例の半導体レー
ザ・アレイ装置60は、図2に示すように、半田層22
を介してサブマウント18の接合面(上面)上に接合し
てなる半導体レーザ・アレイ本体16を有する半導体レ
ーザ・アレイ装置であって、半田層22中に凸部62が
分散配置されていることを除いて、従来の半導体レーザ
・アレイ装置10と同じ構成を備えている。半導体レー
ザ・アレイ本体16は、それぞれ、レーザ発光領域を有
するレーザ構造を半導体基板上に備えた複数個の半導体
レーザ素子をアレイ状に配置したものである。
【0024】本実施形態例の半導体レーザ・アレイ装置
60では、半田層22の所定厚さと同じ高さの多数個
(3個以上)の凸部62が、半田層22内に分散して設
けられ、それぞれが、半導体レーザ・アレイ本体16の
下面に接触している。凸部62は、SiC製又はCu−
W合金製のサブマウント18の接合面をエッチングして
形成された円柱状の凸部であって、従って、融点が半田
より高い。円柱状の凸部62に代えて、複数本、例えば
数本のリッジを相互に離隔して設けても良い。
【0025】以上の構成により、半導体レーザ・アレイ
本体16とサブマウント18との接合に際して、本半導
体レーザ・アレイ装置60の半田層22は、厚さが凸部
62により規制され、半導体レーザ・アレイ本体16を
サブマウント18に対して押圧した際、従来のように、
半田層22の半田が移動してサブマウント18の接合面
の周辺に偏在し、半導体レーザ・アレイ本体16が変形
するようなことが生じない。よって、半導体レーザ・ア
レイ装置60の各半導体レーザ素子14の発光点の高さ
が一様であって、ばらつくようなことは生じない。
【0026】半導体レーザ・アレイ装置の作製方法の実
施形態例1 本実施形態例は、第1の発明方法に係る半導体レーザ・
アレイ装置の作製方法を実施形態例1の半導体レーザ・
アレイ装置50の作製に適用した実施の形態の一例であ
る。図3(a)から(c)は、本実施形態例の方法に従
って半導体レーザ・アレイ装置を作製する際の工程毎の
模式的断面図である。先ず、図3(a)に示すように、
サブマウント18上に所定厚さの半田層22を設け、次
いで半田層22上に真球状のスペーサボール52を散布
し、均一な分散で配置する。スペーサボール52は、S
iO2 製又はAl2 3 製のスペーサーボール、或いは
ガラスビーズなどと呼ばれる真球状の微細ボールであっ
て、例えば液晶表示装置の液晶セルのギャップを規制す
るため等に使われる。尚、使用するスペーサボール52
のボール径は、半田層22の膜厚とほぼ同じ厚さにす
る。
【0027】次いで、図3(b)に示すように、スペー
サボール52上に半導体レーザ・アレイ本体16をエピ
サイドダウン方式で載せ、続いて半田層22の半田材が
溶融する温度までサブマウント18をホットプレート等
のヒータにより加熱して半田材を溶融させつつ、これと
同時に半導体レーザ・アレイ本体16をサブマウント1
8に数十〜数百g/cm2の押圧力で押し付ける。これ
により、スペーサボール52は、半田層22内に埋没し
つつサブマウント18の接合面及び半導体レーザ・アレ
イ本体16のp側電極42に接触する。
【0028】押圧力を加えた状態で冷却することによ
り、スペーサボール52のボール径に規制されて、図3
(c)に示すように、半導体レーザ・アレイ本体16と
サブマウント18とを平行にダイボンドすることができ
る。
【0029】本実施形態例の方法では、サブマウント1
8に半導体レーザ・アレイ本体16をダイボンドする
際、少し強めに半導体レーザ・アレイ本体16をサブマ
ウント18に押圧しても、スペーサボール52により規
制されるので、半導体レーザ・アレイ本体16とサブマ
ウント18とを所定通り正確にかつ歩留まり良くダイボ
ンドすることができる。また、この半導体レーザ・アレ
イ本体16をダイボンドしたサブマウント18を更にヒ
ートシンク等(図示せず)に接合する際には、サブマウ
ント18のみを均一にヒートシンク等に押し付けること
により、半導体レーザ・アレイ本体16に負荷を掛ける
ことなく、各半導体レーザ・アレイ素子の発光点高さを
ヒートシンクの面に沿わせて一様にすることができる。
つまり、ヒートシンクの接合面をサブミクロンオーダー
の粗面精度にしておくことで、各半導体レーザ・アレイ
素子の発光点位置の相違を高さ方向に対してサブミクロ
ンの範囲に納めることができる。
【0030】半導体レーザ・アレイ装置の作製方法の実
施形態例2 本実施形態例は、第2の発明方法に係る半導体レーザ・
アレイ装置の作製方法を実施形態例2の半導体レーザ・
アレイ装置60の作製に適用した実施の形態の一例であ
る。図4(a)から(d)は、本実施形態例の方法に従
って半導体レーザ・アレイ装置を作製する際の工程毎の
模式的断面図である。先ず、図4(a)に示すように、
フッ酸等を使ってサブマウント18の接合面をエッチン
グして、半田層22と同じ高さの円柱状の多数個の凸部
62を一様な分散で設ける。次いで、図4(b)に示す
ように、凸部62上を含めてサブマウント18の接合面
上に半田層64を設ける。半田層64の厚さは、サブマ
ウント18上に半導体レーザ・アレイ本体16を接合し
た際、所定の厚さの半田層22になる厚さとする。
【0031】次いで、図4(c)に示すように、半田層
64上に半導体レーザ・アレイ本体16をエピサイドダ
ウン方式で載せ、続いて半田層64の半田材が溶融する
温度までサブマウント18をホットプレート等のヒータ
により加熱して半田材を溶融させつつ、これと同時に半
導体レーザ・アレイ本体16をサブマウント18に数十
〜数百g/cm2の押圧力で押し付ける。これにより、
凸部62は半田層64内に埋没しつつ半導体レーザ・ア
レイ本体16のp側電極42に接触する。
【0032】押圧力を加えた状態で冷却することによ
り、凸部62の高さに規制されて、図4(d)に示すよ
うに、半導体レーザ・アレイ本体16とサブマウント1
8とを平行に半田層22でダイボンドすることができ
る。
【0033】本実施形態例の方法は、実施形態例1の方
法のスペーサボール52に代えて、凸部62を使ってい
ることを除いて、ほぼ実施形態例1の方法と同じであっ
て、実施形態例1の方法と同じ効果を奏することができ
る。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、接合材より融点が高
く、かつ相互に同じ形状、同じ寸法の3個以上のスペー
サ部材を接合材層内に分散して配置し、それぞれを、半
導体レーザ・アレイ本体の下面とサブマウントの接合面
とに接触させることにより、サブマウントの接合面に沿
って平行に半導体レーザ・アレイ本体を構成する半導体
レーザ素子を配置することができる。これにより、各半
導体レーザ素子の発光点位置がサブマウントの接合面に
対してほぼ同じ高さになり、発光点位置のばらつきを1
μm以下にすることができるので、集光特性が向上す
る。更には、半田層の厚さとスペーサ部材との寸法を等
しくすることにより、接合層の接合材がサブマウントの
接合面の周辺に流れ出ることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1の半導体レーザ・アレイ装置の構
成を示す模式的な断面図である。
【図2】実施形態例2の半導体レーザ・アレイ装置の構
成を示す模式的な断面図である。
【図3】図3(a)から(c)は、それぞれ、実施形態
例1の方法に従って半導体レーザ・アレイ装置を作製す
る際の各工程の断面図である。
【図4】図4(a)から(d)は、それぞれ、実施形態
例2の方法に従って半導体レーザ・アレイ装置を作製す
る際の各工程の断面図である。
【図5】半導体レーザ・アレイ装置の構成を示す斜視図
である。
【図6】半導体レーザ素子の構成を示す断面図である。
【図7】図7(a)から(c)は、それぞれ、従来の方
法に従って半導体レーザ・アレイ装置を作製する際の各
工程の断面図である。
【図8】従来の方法の問題点を説明する模式的な断面図
である。
【符号の説明】
10……半導体レーザ・アレイ装置、12……発光領
域、14……半導体レーザ素子、16……半導体レーザ
アレイ・本体、18……サブマウント、20……ヒート
シンク、22……半田層、24……接合材、25……絶
縁層、26……導体層、28……ワイヤ、30……分離
溝、32……n−半導体基板、34……n−バッファ
層、36……活性層、38……p−クラッド層、40…
…p−コンタクト層、42……p側電極、44……n側
電極、50……実施形態例1の半導体レーザ・アレイ装
置、52……スペーサボール、60……実施形態例2の
半導体レーザ・アレイ装置、62……凸部、64……半
田層。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ、レーザ発光領域を有するレー
    ザ構造を半導体基板上に備えた複数個の半導体レーザ素
    子をアレイ状に配置した半導体レーザ・アレイ本体をサ
    ブマウントの接合面上に、接合材層を介して、接合して
    なる半導体レーザ・アレイ装置において、 接合材より融点が高く、かつ相互に同じ形状、同じ寸法
    の3個以上のスペーサ部材が、接合材層内に分散して配
    置され、それぞれが、半導体レーザ・アレイ本体の下面
    とサブマウントの接合面とに接触していることを特徴と
    する半導体レーザ・アレイ装置。
  2. 【請求項2】 スペーサ部材が、SiO2 又はAl2
    3 で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    半導体レーザ・アレイ装置。
  3. 【請求項3】 スペーサ部材が、球形のスペーサボール
    であることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ
    ・アレイ装置。
  4. 【請求項4】 スペーサボールの直径が、接合材層の所
    定厚さと同じ寸法であることを特徴とする請求項3に記
    載の半導体レーザ・アレイ装置。
  5. 【請求項5】 スペーサ部材が、接合材より融点が高
    く、かつ同じ高さでサブマウントの接合面上に分散して
    設けてある凸部であって、凸部の頂部が、それぞれ、半
    導体レーザ・アレイ本体の下面と接触し、凸部間のサブ
    マウントの接合面と半導体レーザ・アレイ本体の下面と
    の間に接合材が充填され、接合材層を成していることを
    特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ・アレイ装
    置。
  6. 【請求項6】 サブマウントがSiC又はCu−W合金
    で形成されていて、凸部はサブマウントをエッチングす
    ることにより形成されていることを特徴とする請求項5
    に記載の半導体レーザ・アレイ装置。
  7. 【請求項7】 凸部の高さが、接合材層の所定厚さと同
    じ寸法であることを特徴とする請求項5又は6に記載の
    半導体レーザ・アレイ装置。
  8. 【請求項8】 複数個の半導体レーザ素子をアレイ状に
    配置した半導体レーザ・アレイ本体をサブマウントの接
    合面上に接合してなる半導体レーザ・アレイ装置の作製
    方法であって、 サブマウントの接合面上に接合材層を設け、次いで接合
    材層上に接合材より融点の高い球形の3個以上のスペー
    サボールを分散配置する工程と、 スペーサボール上に半導体レーザ・アレイ本体を配置す
    る工程と、 サブマウントに対して半導体レーザ・アレイ本体を押圧
    しつつ、接合材層を加熱して、溶融させ、スペーサボー
    ルを半導体レーザ・アレイ本体の下面とサブマウントの
    接合面とに接触させる工程と、 サブマウントに対して半導体レーザ・アレイ本体を押圧
    しつつ、溶融した接合材を固化させて、半導体レーザ・
    アレイ本体とサブマウントとを接合する接合材層を形成
    する工程とを有することを特徴とする半導体レーザ・ア
    レイ装置の作製方法。
  9. 【請求項9】 複数個の半導体レーザ素子をアレイ状に
    配置した半導体レーザ・アレイ本体をサブマウントの接
    合面上に接合してなる半導体レーザ・アレイ装置の作製
    方法であって、 サブマウントの接合面をエッチングして、同じ高さの3
    個以上の凸部を分散して設ける工程と、 サブマウントの接合面上に接合材層を設ける工程と、 接合材層を介して凸部上に半導体レーザ・アレイ本体を
    配置する工程と、 サブマウントに対して半導体レーザ・アレイ本体を押圧
    しつつ、接合材層を加熱して、溶融させ、凸部を半導体
    レーザ・アレイ本体の下面に接触させる工程と、 サブマウントに対して半導体レーザ・アレイ本体を押圧
    しつつ、溶融した接合材を固化させて、半導体レーザ・
    アレイ本体とサブマウントとを接合する接合材層を形成
    する工程とを有することを特徴とする半導体レーザ・ア
    レイ装置の作製方法。
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