JP2003033995A - 耐磨耗性に優れた耐熱非粘着塗装金属板及び耐熱非粘着塗装用塗料 - Google Patents

耐磨耗性に優れた耐熱非粘着塗装金属板及び耐熱非粘着塗装用塗料

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JP2003033995A
JP2003033995A JP2001307113A JP2001307113A JP2003033995A JP 2003033995 A JP2003033995 A JP 2003033995A JP 2001307113 A JP2001307113 A JP 2001307113A JP 2001307113 A JP2001307113 A JP 2001307113A JP 2003033995 A JP2003033995 A JP 2003033995A
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修一 杉田
Hirokazu Yano
矢野  宏和
Koji Mori
浩治 森
Hiroyuki Kawanobe
啓之 川野辺
Tetsuo Sakai
哲男 坂井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非粘着持続性,加工性を高位に維持しなが
ら、塗膜硬度及び耐磨耗性が改善された耐熱非粘着塗装
金属板を提供する。 【構成】 平均粒径1μm以下の熱溶融性フッ素樹脂及
び平均粒径10〜100μmの鱗片状無機質添加材を配
合した耐熱樹脂塗料から形成された塗膜10が下地金属
板16の表面に設けられており、熱溶融性フッ素樹脂か
ら生成したフッ素樹脂薄膜11で塗膜10の表層が覆わ
れ、塗膜10には鱗片状無機質添加材12及び粒状フッ
素樹脂13が分散している。必要に応じて、直径0.1
〜20μm,長さ100μm以下の無機質繊維17を塗
膜10に分散させても良い。 【効果】 塗膜10表層にフッ素樹脂薄膜11があるた
め非粘着性,非粘着性の持続性,初期耐磨耗性に優れ、
鱗片状無機質添加材12,粒状フッ素樹脂13,無機質
繊維17が分散していることから塗膜硬度,耐磨耗性に
も優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品調理器具,加熱調
理器具,摺動部材等に要求される耐磨耗性,耐熱性,非
粘着性等の特性に優れた塗装金属板に関する。
【0002】
【従来の技術】フッ素樹脂は、潤滑性,耐熱性,非粘着
性,耐汚染性等に優れた特性を呈することから、金属板
との複合材として使用されている。たとえば、フッ素樹
脂が複合された金属板は、パン,ケーキの焼型,フライ
パン等の食品調理器具,電子レンジ内板,電子制御ジャ
ーの内釜,ガステーブル用天板等の調理器具や、潤滑性
を必要とする摺動部材としても汎用されている。フッ素
樹脂と金属板との複合材は、潤滑性,耐熱性,非粘着
性,耐汚染性等に優れているが、鉛筆硬度試験による塗
膜硬度がB〜HBと軟質である。そのため、金属製調理
器具の接触により、基材の金属板に達する疵が付きやす
く、耐磨耗性も著しく劣る。樹脂製の調理器具や柔らか
なナイロンタワシ等の洗浄道具を使用する場合でも短期
間で磨耗し、基材の金属板が露出しやすい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】フッ素樹脂塗膜の耐磨
耗性,耐疵付き性を改善するため、チタン酸カリウムウ
イスカ(特開平10−323283号公報),ウォラス
トナイト等の針状粉末やガラスビーズ,酸化鉄(特開平
10−120980号公報)等の粒状粉末を塗膜層に分
散させる方法が提案されている。針状粉末や粒状粉末を
添加すると、局部的な塗膜硬度を表す鉛筆硬度は向上す
るが、連続的な磨耗に対する塗膜硬度が十分でなく、依
然として基材の露出等の欠陥が生じることがある。ま
た、フッ素樹脂の優れた長所を活用し、フッ素樹脂塗装
金属板の適用分野も広がる傾向にある。適用分野の拡大
に伴って、塗膜硬度が一層高く、非粘着性と耐熱性を高
位に両立させた塗装金属板の提供が望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような要
求に応えるべく案出されたものであり、耐熱性樹脂に分
散させる無機系微粒子の形状,粒径及び熱溶融性フッ素
樹脂粉末の粒径を適正に調整することにより、塗膜硬度
が高く、耐磨耗性及び非粘着性の双方に優れた耐熱非粘
着塗装金属板を提供することを目的とする。
【0005】本発明の耐熱非粘着塗装金属板は、その目
的を達成するため、平均粒径1μm以下の熱溶融性フッ
素樹脂及び平均粒径10〜100μmの鱗片状無機質添
加材を配合した耐熱樹脂塗料から形成された塗膜が下地
金属板の表面に設けられており、熱溶融性フッ素樹脂か
ら生成した薄層で塗膜表層が覆われ、薄層の下方にある
塗膜に鱗片状無機質添加材及び粒状フッ素樹脂が分散し
ていることを特徴とする。
【0006】耐磨耗性,耐熱性,非粘着性に優れた塗膜
の形成には、塗膜を形成する耐熱樹脂の固形分100質
量部に対して平均粒径1μm以下の熱溶融性フッ素樹脂
が10〜200質量部,平均粒径10〜100μmの鱗
片状無機質添加材が1〜30質量部の割合で配合された
塗料が使用される。耐熱樹脂には、ポリエーテルスルホ
ン樹脂,ポリフェニルスルフィド樹脂,ポリアミドイミ
ド樹脂等がある。熱溶融性フッ素樹脂には、ポリテトラ
フルオロエチレン樹脂,テトラフルオロエチレン−パー
フルオロアルキルビニルエーテル共重合体等がある。鱗
片状無機質添加材には、ガラスフレーク,硫酸バリウム
フレーク,グラファイトフレーク,合成マイカフレー
ク,シリカフレーク,合成アルミナフレーク等が使用さ
れる。
【0007】耐熱非粘着塗装用塗料には、必要に応じて
チタン酸カリウム繊維,ウォラスナイト繊維,炭化ケイ
素繊維,アルミナ繊維,アルミナシリケート繊維,シリ
カ繊維,ロックウール,スラグウール,ガラス繊維,炭
素繊維等の無機質繊維を分散させても良い。無機質繊維
としては、直径0.1〜10μm,長さ100μm以下
の繊維が好適である。無機質繊維を分散させた塗膜は、
好ましくは0.1〜40質量部の割合で無機質繊維を配
合した上塗り塗料によって形成される。
【0008】
【実施の形態】塗膜が形成される塗装原板としては、冷
延鋼板,亜鉛めっき鋼板,Zn−Al合金めっき鋼板,
Zn−Al−Mg合金めっき鋼板,アルミニウムめっき
鋼板,ステンレス鋼板,アルミニウム板,アルミニウム
合金板等の各種金属板が使用される。また、樹脂ボー
ド,石膏ボード等の非金属材料に対しても、同様な方法
で耐磨耗性,耐熱性,非粘着性に優れた塗膜が形成され
る。金属板を塗装原板に使用する場合、塗膜密着性を改
善するため脱脂,酸洗等の処理を施した後、リン酸塩処
理,クロメート処理,クロムフリー処理等によって塗装
原板の表面に化成処理皮膜を形成する。具体的には、ア
ルカリ脱脂,酸洗等で金属板表面を清浄化した後、必要
に応じてリン酸塩処理で表面の濡れ性を高め、クロメー
ト処理又はクロムフリー処理によって塗膜密着性の改善
に有効な化成処理皮膜を形成する。化成処理皮膜は、ロ
ールコータ,カーテンフローコータ,浸漬・引上げ法等
で化成処理液を金属板表面に塗布し、ローラ等で絞った
後、水洗することなく80〜200℃で乾燥することに
よって形成される。
【0009】化成処理皮膜は、下地金属板の腐食を防止
し、塗膜密着性の向上に有効な厚みで形成される。たと
えば、クロメート皮膜では全Cr換算付着量として5〜
100mg/m2,リン酸塩皮膜では5〜500mg/
2,Ti−Mo複合皮膜では10〜500mg/m2
フルオロアシッド系皮膜ではフッ素換算付着量又は総金
属付着量で0.1〜500mg/m2となるように設けら
れる。この化成処理皮膜により、下地金属板に対する下
塗り塗膜の塗膜密着性が向上する。
【0010】化成処理皮膜形成後、透明又は着色耐熱性
塗料を塗装原板に塗布し、乾燥・焼付けによって下塗り
塗膜を形成する。下塗り塗膜用の耐熱性塗料としては、
ポリエーテルスルホン樹脂,ポリフェニルスルフィド樹
脂,ポリアミドイミド樹脂の少なくとも1種以上の樹脂
を使用できる。透明な下塗り塗膜も形成可能であるが、
色調の要求に応じて酸化チタン,カーボンブラック,酸
化クロム,酸化鉄等の耐熱性に優れた着色顔料を配合し
た塗料を用いて下塗り塗膜を形成しても良い。
【0011】クロム系のストロンチウムクロメートや非
クロム系の変性シリカ,トリポリリン酸二水素アルミニ
ウム等の防錆顔料を下塗り塗料に添加するとき、塗装金
属板の切断端面や加工時又は施工時に発生した塗膜欠陥
部を起点とするフクレ,銹等の欠陥発生が防止される。
添加される防錆顔料は、平均粒径が0.1〜1μmの範
囲にあるものが好ましい。平均粒径が0.1μm未満で
は塗料に分散させる際に凝集しやすく、防錆顔料を均一
分散させがたい。逆に、平均粒径が10μmを超える防
錆顔料を添加すると、塗膜本来の性質が損なわれ、塗膜
物性に悪影響が現れやすい。しかも、大粒径の防錆顔料
は、塗膜の平滑性だけでなく、柚子肌状になって塗膜外
観を著しく劣化させる。
【0012】防錆顔料は、樹脂固形分100質量部に対
し5〜150質量部の割合で配合することが好ましい。
防錆顔料による塗膜の耐食性改善効果は、5質量部以上
の防錆顔料で顕著になるが、150質量部で飽和する。
150質量部を超える防錆顔料を配合しても、過剰な防
錆顔料に起因して塗膜の加工性,密着性が低下する。所
定組成に調製された下塗り塗料は、プレコート鋼板の製
造に通常使用されているロールコート,フローコート,
カーテンフロー,スプレー等の方法で塗装原板に塗布さ
れ、到達板温300〜400℃×30〜180秒で焼き
付けられる。下塗り塗料の塗布量は、焼付け後に乾燥膜
厚0.5〜30μmの下塗り塗膜が形成されるように調
整される。
【0013】透明な下塗り塗膜を形成する場合、乾燥膜
厚0.5μm以上で下塗り塗膜形成による耐食性,塗膜
密着性等の効果が発現する。着色塗膜の場合には、下地
金属板を隠蔽するために3μm以上の乾燥膜厚が好まし
い。しかし、何れの場合も乾燥膜厚が30μmを超える
厚膜の下塗り塗膜では、塗膜表面が柚子肌状になって外
観が劣化するだけでなく、焼付け時にワキが発生しやす
くなる。このようにして、任意の色調に調整され、防錆
効果が付与された下塗り塗膜が形成されるが、場合によ
っては下塗り塗膜の省略も可能である。
【0014】下塗り塗膜又は化成処理した下地金属板に
直接、耐熱非粘着塗装用塗料が塗布され、乾燥・焼付け
によって上塗り塗膜又は耐熱非粘着塗膜が形成される。
耐熱非粘着塗装用塗料は、ポリエーテルスルホン樹脂,
ポリフェニルスルフィド樹脂,ポリアミドイミド樹脂の
少なくとも1種以上の耐熱樹脂に、平均粒径1μm以下
の熱溶融性フッ素樹脂及び平均粒径10〜100μmの
鱗片状無機質添加材を配合することにより調製される。
熱溶融性フッ素樹脂及び鱗片状無機質添加材の配合量
は、耐熱樹脂の固形分100質量部に対してそれぞれ1
0〜200質量部,1〜30質量部の範囲で選定され
る。耐熱非粘着塗装用塗料には、必要に応じて直径0.
1〜10μm,長さ100μm以下の無機質繊維を耐熱
樹脂の固形分100質量部に対して0.1〜40質量部
の割合で配合しても良い。
【0015】熱溶融性フッ素樹脂としては、耐熱非粘着
性の観点から融点270℃以上のものが好ましく、テト
ラフルオロエチレン,ヘキサフルオロエチレン,パーフ
ルオロアルキルビニルエーテル,クロロトリフルオロエ
チレン等の単量体の少なくとも1種からなる重合体を使
用できる。特に非粘着性の持続性に優れていることか
ら、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビ
ニルエーテル共重合体(PFA),テトラフルオロエチ
レン−パーフルオロアルキルビニルエーテル−ヘキサフ
ルオロプロピレン共重合体(FEP)が好ましく、更に
耐熱性の観点からPFAが最適である。
【0016】熱溶融性フッ素樹脂は、塗料樹脂に対する
分散性や塗膜に優れた非粘着性,耐熱性を付与するた
め、平均粒径1μm以下の粉末が好ましい。平均粒径1
μm以下の熱溶融性フッ素樹脂は、塗膜の焼成時に容易
に溶融し、上塗り塗膜表面にフッ素樹脂質の薄膜を形成
する。なかでも、0.5μm以下の平均粒径が薄膜形成
に好適である。熱溶融性フッ素樹脂は、10〜200質
量部の配合割合で耐熱非粘着塗装用塗料に配合される。
熱溶融性フッ素樹脂配合による非粘着性の持続性は10
質量部以上の配合割合で顕著になるが、200質量部を
超える過剰量の熱溶融性フッ素樹脂を配合すると、下塗
り塗膜に対する上塗り塗膜の密着性が低下しやすい。非
粘着性の持続性と密着性とをバランスさせる上では、5
0〜150質量部,更には80〜120質量部で熱溶融
性フッ素樹脂を配合することが好ましい。
【0017】耐熱非粘着塗装用塗料に配合される鱗片状
無機質添加材は,材質に制約を受けるものではなく,ガ
ラスフレーク,硫酸バリウムフレーク,グラファイトフ
レーク,合成マイカフレーク,シリカフレーク,合成ア
ルミナフレーク等が使用される。なかでも、耐磨耗性の
観点から素材自体が硬質で、液体からの冷却・凝固で製
造されることにより極めて平滑な表面をもつガラスフレ
ークが好適である。ガラスフレークとしては、市販のガ
ラスフレークが使用でき、含アルカリガラス,無アルカ
リガラス又はその中間組成物等がある。鱗片状無機質添
加材は、そのままでも耐熱非粘着塗装用塗料に配合でき
るが、必要に応じてクロム酸系,燐酸系,アルミナ系,
ジルコニア系等の無機系表面処理剤や各種シランカップ
リング剤,チタネートカップリング剤等を用いた表面処
理を施したものが好ましい。表面処理によって、耐熱非
粘着塗装用塗料に対する鱗片状無機質添加材の分散性及
び隣接する樹脂層との層間密着性が向上する。
【0018】耐熱非粘着塗装用塗料に配合される鱗片状
無機質添加材は,非粘着性の低下なく塗膜硬度及び耐磨
耗性を向上させるため、10〜100μmの範囲に平均
粒径が調整されている。なお、鱗片状無機質添加材の平
均粒径は、最も長い部分の長さで表される。塗膜硬度及
び耐磨耗性に及ぼす鱗片状無機質添加材の改善効果は平
均粒径10μm以上で顕著になる。10μm未満の平均
粒径では、塗膜を平面視で塗膜に占める鱗片状無機質添
加材の面積割合が小さく、鱗片状無機質添加材が点状に
分布することになり、塗膜硬度及び耐磨耗性の改善に効
果的でない。この状態で無機質繊維を配合しても、無機
質繊維の線状分散によって塗膜硬度は向上するものの、
磨耗に対するバリア層となる鱗片状無機質添加材の面積
割合が小さいため十分な耐磨耗性が得られない。平均粒
径10μm以上の鱗片状無機質添加材を分散させること
により、面状で硬質のバリア層が塗膜内部に形成される
ため塗膜硬度が向上し、耐磨耗性が飛躍的に改善され
る。しかし、鱗片状無機質添加材の平均粒径が100μ
mを超えると、塗膜から鱗片状無機質添加材の突出に起
因して非粘着性が低下する虞がある。また、鱗片状無機
質添加材の突出による非粘着性の低下を防止する上で、
厚み5μm以下、更には1μm以下の鱗片状無機質添加
材が好ましい。
【0019】鱗片状無機質添加材は、1〜30質量部の
配合割合で耐熱非粘着塗装用塗料に分散配合される。耐
熱非粘着塗膜に鱗片状無機質添加材を分散させることに
より、従来B〜HBであった鉛筆硬度がF〜3Hに上昇
し、耐磨耗性が飛躍的に改善される。非粘着性の低下な
く耐磨耗性を向上させる鱗片状無機質添加材の添加効果
は、平均粒径10〜100μm,分散量1〜30質量部
で顕著になる。配合量1質量部未満では鱗片状無機質添
加材添加による塗膜硬度,耐磨耗性の改善効果が十分で
なく、逆に30質量部を超える過剰量の鱗片状無機質添
加材を配合すると、塗膜からの鱗片状無機質添加材の突
出に起因して非粘着性が低下しやすく、塗膜本来の性質
が損なわれ、物性等に対する悪影響の原因にもなる。
【0020】耐熱非粘着塗装用塗料に、必要に応じて無
機質繊維が配合される。無機質繊維には、チタン酸カリ
ウム繊維,ウォラスナイト繊維,炭化ケイ素繊維,アル
ミナ繊維,アルミナシリケート繊維,シリカ繊維,ロッ
クウール,スラグウール,ガラス繊維,炭素繊維等があ
る。無機質繊維を塗膜に分散させることにより非粘着
性,加工性の低下なく塗膜硬度が向上する。鱗片状無機
質添加材が塗膜の膜面に平行な方向に沿って分散するの
に対し、無機質繊維は、隣接する鱗片状無機質添加材の
隙間を縫うように三次元的に塗膜内部に分散する。この
分散形態の相違から、非粘着性,加工性に悪影響を及ぼ
すことなく塗膜硬度が改善されるものと推察される。
【0021】塗膜硬度向上に及ぼす効果は、直径0.1
μm以上,長さ10μm以上の無機質繊維で顕著にな
る。しかし、直径20μm,長さ100μmを超える無
機質繊維では、塗膜表面から突出する無機質繊維に起因
して非粘着性や加工性が低下する虞がある。このような
ことから、直径0.1〜20μm,長さ10〜100μ
mの無機質繊維、なかでも直径0.1〜1μm,長さ0.
1〜30μmのチタン酸カリウム繊維が好ましい。
【0022】無機質繊維は、0.1質量部の割合で耐熱
非粘着塗装用塗料に配合される。鱗片状無機質添加材及
び無機質繊維を複合添加した塗料から形成された耐熱非
粘着塗膜では、塗膜硬度の下限が1ランク向上してH〜
3Hになる。非粘着性,加工性の低下なく塗膜硬度を向
上させる無機質繊維の複合添加効果は、0.1〜40質
量部の分散量で顕著になる。0.1質量%に満たない分
散量では無機質繊維の分散による効果が十分に発現され
ず,逆に40質量部を超える分散量では塗膜表面から無
機質繊維が突出しやすくなり、結果として非粘着性,加
工性が低下し、塗膜本来の性質が損なわれる虞がある。
密着性,加工性に悪影響を及ぼさない上では、無機質繊
維の配合量を1〜20質量部の範囲に設定することが好
ましい。
【0023】所定組成に調合した耐熱非粘着塗装用塗料
は、プレコート鋼板の製造に通常使用されているロール
コート,フローコート,カーテンフロー,スプレー等の
方法で塗装原板に塗布され、到達板温350〜450℃
×60〜180秒で焼き付けられる。耐熱非粘着塗装用
塗料の塗布量は、焼付け後に乾燥膜厚5〜40μmの耐
熱非粘着塗膜が形成されるように調整される。乾燥膜厚
5μm未満では非粘着性の持続性が十分に発現されず、
逆に40μmを超える厚膜では塗膜表面が柚子肌状にな
って外観が劣化するばかりでなく、焼付け時にワキが発
生しやすくなる。加工性の観点からすると、耐熱非粘着
塗膜の膜厚は5〜20μmが好ましい。
【0024】形成された耐熱非粘着塗膜の断面を顕微鏡
で観察すると、図1で模式的に示すように、耐熱非粘着
塗膜10の表層にフッ素樹脂薄膜11が形成され、鱗片
状無機質添加材12が分散した耐熱非粘着塗膜10が下
塗り塗膜15を介して下地金属板16の表面に形成され
ていた。鱗片状無機質添加材12は、フレーク面が下地
金属板16の表面に直交することなく、下地金属板16
の表面とほぼ平行に又は若干の傾斜をもって塗膜10に
分散しており、塗膜10から突出した鱗片状無機質添加
材12は検出されなかった。また、耐熱非粘着塗膜10
には、分散状態の粒状フッ素樹脂13も検出された。
【0025】フッ素樹脂薄膜11は、耐熱非粘着塗装用
塗料の焼成時に熱溶融性フッ素樹脂が浮上・溶融して塗
膜表層で薄膜化した連続皮膜である。連続したフッ素樹
脂薄膜11の形成によって塗膜10に非粘着性が付与さ
れることは勿論、塗膜10の初期磨耗性も向上する。し
かも、塗膜10に分散している鱗片状無機質添加材12
によって塗膜硬度が高くなり、耐磨耗性が改善される。
ここで、鱗片状無機質添加材12の粒径が規制されてい
るので、塗膜10からの突出も防止される。
【0026】また、塗膜10に粒状フッ素樹脂13が分
散しているため、軟質である表層のフッ素樹脂薄膜11
が磨耗しても非粘着性が持続され、更に耐磨耗性の観点
から鱗片状無機質添加材12のバリア効果と粒状フッ素
樹脂13の滑り性の相乗効果によって耐磨耗性が飛躍的
に向上する。このような塗膜構造をもつことから、後述
の実施例にもみられるように耐磨耗性及び非粘着性の双
方共に優れた塗膜になるものと推察される。因みに、粒
径の大きな鱗片状無機質添加材12を分散させた塗膜で
は、塗膜10にから鱗片状無機質添加材12が突出する
ことが避けられず、鱗片状無機質添加材12の突出部分
でフッ素樹脂薄膜11の作用(非粘着性)が損なわれや
すい。
【0027】鱗片状無機質添加材12及び無機質繊維を
複合分散させた耐熱非粘着塗膜10では、図2で模式的
に示すように、鱗片状無機質添加材12の隙間を縫うよ
うに分散した無機質繊維17が観察される。無機質繊維
17の分散状態は耐熱非粘着塗膜10の厚み方向に沿っ
た成分をもつ三次元分布であり、塗膜10の表面から突
出した無機質繊維17も観察されない。このような塗膜
構造のため、非粘着性の低下なく塗膜硬度が更に向上
し,耐磨耗性にも優れた塗膜になるものと推察される。
【0028】図1,2で模式的に示す耐熱非粘着塗膜1
0が形成された金属板は、フライパン,ガステーブルの
天板,ホットプレート,パン焼き器,オイルポット,電
子レンジ内壁材,オーブンの角皿等の調理器具を初めと
し、家電製品,厨房機器や耐熱性,非粘着性,潤滑性が
要求される摺動部材等としても使用される。また、塗装
金属板に限らず、樹脂ボード,石膏ボード,コンクリー
ト面等に耐熱非粘着塗膜10を形成しても、同様に優れ
た耐熱性,非粘着性,潤滑性が活用される。
【0029】
【実施例】板厚0.5mm,片面当りめっき付着量60
g/m2のZn−55%Al合金めっき鋼板を塗装原板
に使用し、酸洗,水洗,表面調整,水洗,乾燥の工程を
経て塗布型クロメート処理を施し、水洗せずに100℃
で乾燥した。塗布型クロメート処理では、クロム換算付
着量30mg/m2のクロメート皮膜を形成した。クロ
メート処理された塗装原板に下塗り塗料を塗布し、36
0℃×90秒で焼付け乾燥することにより、乾燥膜厚5
μmの下塗り塗膜を形成した。下塗り塗料としては、ク
ロム酸系防錆顔料を含み、カーボンブラックで黒色に着
色したポリエーテルスルホン樹脂塗料を使用した。
【0030】カーボンブラック及びアルミニウムフレー
クで黒色メタリックに着色したポリエーテルスルホン樹
脂をベースとし、表1の平均粒径及び配合量で熱溶融性
フッ素樹脂,鱗片状無機質添加材,場合によっては更に
無機質繊維を配合することにより上塗り塗料を調製し
た。表中、PFAはテトラフルオロエチレン−パーフル
オロアルキルビニルエーテル共重合体,PTFEはテト
ラフルオロエチレン,FEPはテトラフルオロエチレン
−パーフルオロアルキルビニルエーテル−ヘキサフルオ
ロプロピレン共重合体を示す。無機質繊維には、直径
0.1〜1μm,長さ0.1〜30μmのチタン酸カリウ
ム繊維を使用した。下塗り塗膜が形成された塗装原板に
耐熱非粘着塗装用塗料を塗布し、400℃×120秒で
焼付け乾燥することにより乾燥膜厚10μmの耐熱非粘
着塗膜を形成した。
【0031】
【0032】得られた各耐熱非粘着塗装金属板から試験
片を切り出し、次の試験に供した。 外観試験 試験片を蛍光灯下で目視観察し、ブツの有無を調査し
た。 塗膜硬度試験 「JIS Z5440 8.4鉛筆引っかき試験」に準拠し、塗膜に
疵がついたときの鉛筆硬度及び塗膜が破壊したときの鉛
筆硬度で塗膜硬度を評価した。
【0033】磨耗試験 繰返し摩擦による耐磨耗性を評価するため、「JIS H868
2アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜の
耐磨耗性試験方法 6.往復運動平面磨耗試験方法」に定
められた往復運動平面磨耗試験機を転用し、磨耗輪に代
えて直径18mmのガラス試験管を回転しないように取
り付け、ストローク幅50mm,50往復/分で往復運
動するように調整し、ガラス試験管の底で塗膜を摺擦し
た。ガラス試験管に加わる荷重を2kgに設定し,磨耗
回数3万回,5万回,10万回後の塗膜を観察し、めっ
き層が露出しなかったものを○,めっき層が露出したも
のを×と評価した。
【0034】初期非粘着試験 卵/砂糖/醤油=1/1/1(質量比)からなる汚染液
0.5mlを試験片に滴下し、260℃×1時間加熱
後、スポンジ及び中性洗剤で洗浄し、塗膜表面に付着し
ている汚染液の焦付き度を観察した。こびりつきが検出
されなかったものを○,僅かにこびりつきが生じたもの
を△,明瞭なこびりつきが生じたものを×として初期非
粘着性を評価した。
【0035】非粘着持続性試験 前述の初期非粘着性試験を1サイクルとし、こびりつき
が除去できなくなるまでのサイクル数をカウントし、該
カウント数によって非粘着持続性を評価した。 加工試験 「JIS K5400 8.1 耐屈曲性」試験に準拠して塗装鋼板を
180度密着折曲げ試験した後、折曲げ部の塗膜を観察
し、割れが検出されなかったものを○,割れが発生した
ものを×として加工性を評価した。
【0036】表2の調査結果にみられるように、本発明
に従った塗装鋼板(試験番号1〜11)は、何れも鱗片
状無機質添加材の突出が検出されず平滑な外観を呈し、
塗膜硬度がH以上,破壊硬度3H以上であり、耐磨耗性
も5万回以上であった。なかでも、ガラスフレークを5
質量%以上分散させた塗膜では、10万回以上の耐磨耗
性を示し、非粘着持続性,加工性も格段に優れていた。
非粘着持続性は、試験番号11を基準として熱溶融性フ
ッ素樹脂の配合量が多くなるほど向上している。鱗片状
無機質添加材の配合量は、塗装外観,非粘着持続性,加
工性,塗膜硬度,耐磨耗性を満足する適正量があること
が判った。無機質繊維を複合分散させた試験番号3,8
の耐熱非粘着塗膜では、無機質繊維の分散がない試験番
号2,7との比較から明らかなように、塗膜硬度及び耐
磨耗性が向上していた。
【0037】これに対し、熱溶融性フッ素樹脂の粒径が
大きな試験番号12では初期非粘着性及び非粘着持続性
の双方が著しく劣っていた。使用した鱗片状無機質添加
材の粒径が大きな試験番号13では、初期非粘着性,非
粘着持続性及び加工性が劣り、粒径が小さな試験番号1
4では逆に優れた非粘着性を示すものの十分な耐磨耗性
が得られなかった。鱗片状無機質添加材を配合すること
なく無機質繊維を分散させた試験番号15では、高い塗
膜硬度が得られるものの耐磨耗性に劣っていた。鱗片状
無機質添加剤を添加しない試験番号17では、塗膜硬度
が低く耐磨耗性にも劣っていた。
【0038】
【0039】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の耐熱非
粘着塗装金属板は、熱溶融性フッ素樹脂及び鱗片状無機
質添加材を配合した塗料から形成された塗膜をもち、塗
膜表層がフッ素樹脂薄膜で覆われ、塗膜内部に熱溶融性
フッ素樹脂粒子,鱗片状無機質添加材或いは更に無機質
繊維が共存状態で分散している。この塗膜構造のため、
非粘着持続性,加工性を高位に維持しながら、従来材の
欠点である塗膜硬度及び耐磨耗性が改善されている。し
たがって、フライパン,ガステーブルの天板,ホットプ
レート,パン焼き器,オイルポット,電子レンジ内壁
材,オーブンの角皿等の家電機器や調理機器を初め、耐
熱,非粘着性,潤滑性が要求される摺動部材等の他の部
品にも使用可能な耐熱非粘着塗装金属板が提供される。
更には、樹脂ボード,石膏ボード,コンクリート壁面等
に耐熱非粘着塗装用塗料を塗布した場合にも、同様に優
れた耐熱性、非粘着性、耐磨耗性、潤滑性が付与された
耐熱非粘着塗膜が形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 下地金属板16の表面に形成され、鱗片状無
機質添加材12及び粒状フッ素樹脂13が複合分散した
耐熱非粘着塗膜10の模式図
【図2】 下地金属板16の表面に形成され、鱗片状無
機質添加材12,粒状フッ素樹脂13及び無機質繊維1
7が複合分散した耐熱非粘着塗膜10の模式図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 181/06 C09D 181/06 201/04 201/04 (72)発明者 森 浩治 千葉県市川市高谷新町7番1号 日新製鋼 株式会社技術研究所内 (72)発明者 川野辺 啓之 千葉県市川市高谷新町7番1号 日新製鋼 株式会社市川製造所内 (72)発明者 坂井 哲男 千葉県市川市高谷新町7番1号 日新製鋼 株式会社市川製造所内 Fターム(参考) 4F100 AA01A AA07A AA16A AA19A AA20A AB01C AB03 AC05A AC10A AD11A AG00A AK17A AK17B AK18A AK50A AK54A AK55A AK57A AL01A BA02 BA03 BA07 BA10A BA10B BA10C CC00A DE01A DE02A DG01A GB71 JB16A JJ03 JK16 YY00A 4J038 CD122 CE052 DJ051 DK001 DK011 GA12 HA026 HA036 HA216 HA246 HA366 HA446 HA486 HA546 KA08 KA19 KA20 MA02 NA10 NA11 NA14 PB02 PC02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒径1μm以下の熱溶融性フッ素樹
    脂及び平均粒径10〜100μmの鱗片状無機質添加材
    を配合した耐熱樹脂塗料から形成された塗膜が下地金属
    板の表面に設けられており、熱溶融性フッ素樹脂から生
    成した薄層で塗膜表層が覆われ、薄層の下方にある塗膜
    に鱗片状無機質添加材及び粒状フッ素樹脂が分散してい
    ることを特徴とする耐磨耗性に優れた耐熱非粘着塗装金
    属板。
  2. 【請求項2】 更に直径0.1〜20μm,長さ100
    μm以下の無機質繊維が塗膜に分散している請求項1記
    載の耐熱非粘着塗装金属板。
  3. 【請求項3】 塗膜を形成する耐熱樹脂の固形分100
    質量部に対して平均粒径1μm以下の熱溶融性フッ素樹
    脂が10〜200質量部,平均粒径10〜100μmの
    鱗片状無機質添加材が1〜30質量部の割合で配合され
    ていることを特徴とする耐熱非粘着塗装用塗料。
  4. 【請求項4】 更に直径0.1〜20μm,長さ100
    μm以下の無機質繊維が0.1〜40質量部配合されて
    いる請求項3記載の耐熱非粘着塗装用塗料。
  5. 【請求項5】 耐熱樹脂がポリエーテルスルホン樹脂,
    ポリフェニルスルフィド樹脂,ポリアミドイミド樹脂の
    少なくとも1種を主成分とする請求項3記載の耐熱非粘
    着塗装用塗料。
  6. 【請求項6】 熱溶融性フッ素樹脂がポリテトラフルオ
    ロエチレン樹脂,テトラフルオロエチレン−パーフルオ
    ロアルキルビニルエーテル共重合体の1種又は2種であ
    る請求項3記載の耐熱非粘着塗装用塗料。
  7. 【請求項7】 鱗片状無機質添加材がガラスフレーク,
    硫酸バリウムフレーク,グラファイトフレーク,合成マ
    イカフレーク,シリカフレーク,合成アルミナフレーク
    の1種又は2種以上である請求項2記載の耐熱非粘着塗
    装用塗料。
  8. 【請求項8】 無機質繊維がチタン酸カリウム繊維,ウ
    ォラスナイト繊維,炭化ケイ素繊維,アルミナ繊維,ア
    ルミナシリケート繊維,シリカ繊維,ロックウール,ス
    ラグウール,ガラス繊維,炭素繊維の1種又は2種以上
    である請求項4記載の耐熱非粘着塗装用塗料。
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