JP2003094557A - 耐摩耗性に優れた耐熱非粘着塗装金属板及び耐熱非粘着塗装用塗料 - Google Patents

耐摩耗性に優れた耐熱非粘着塗装金属板及び耐熱非粘着塗装用塗料

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JP2003094557A
JP2003094557A JP2001294325A JP2001294325A JP2003094557A JP 2003094557 A JP2003094557 A JP 2003094557A JP 2001294325 A JP2001294325 A JP 2001294325A JP 2001294325 A JP2001294325 A JP 2001294325A JP 2003094557 A JP2003094557 A JP 2003094557A
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Shuichi Sugita
修一 杉田
Kenichi Okubo
大久保謙一
Kazumi Matsubara
和美 松原
Koji Mori
浩治 森
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
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Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非粘着持続性、加工性を高位に維持しなが
ら、塗膜硬度及び耐摩耗性が改善された耐熱非粘着塗装
金属板を提供する。 【解決手段】 平均粒径10〜100μmの鱗片状無機
質添加材を樹脂固形分100質量部に対し1〜30質量
部配合した耐熱樹脂塗料から形成された下塗り塗膜が下
地金属板に設けられ、その上に、平均粒径1μm以下の
熱溶融性フッ素樹脂(樹脂固形分100質量部に対し1
0〜200質量部)及び平均粒径10〜100μmの鱗
片状無機質添加材(樹脂固形分100質量部に対し1〜
30質量部)配合した耐熱樹脂塗料から形成された上塗
り塗膜が設けられており、熱溶融性フッ素樹脂から生成
した薄膜で塗膜最表層が覆われ、薄膜の下方にある塗膜
に鱗片状無機質添加材及び粒状フッ素樹脂が分散してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品調理器具,加
熱調理器具,摺動部材等に要求される耐摩耗性,耐熱
性,非粘着性等の特性に優れた塗装金属板に関する。
【0002】
【従来の技術】フッ素樹脂は、潤滑性,耐熱性,非粘着
性,耐汚染性等の優れた特性を呈することから、金属板
との複合材として使用されている。例えば、フッ素樹脂
が複合された金属板は、パン,ケーキの焼型,フライパ
ン等の食品調理器具,電子レンジ内板,電子制御ジャー
の内釜,ガステーブル用天板等の調理器具や、潤滑性を
必要とする摺動部材としても汎用されている。フッ素樹
脂と金属板との複合材は、潤滑性,耐熱性,非粘着性,
耐汚染性等に優れているが、鉛筆硬度試験による塗膜硬
度がB〜HBと軟質である。そのため、金属製調理器具
の接触により、基材の金属板に達する傷が付き易く、耐
摩耗性も著しく劣る。樹脂製の調理器具や柔らかなナイ
ロンタワシ等の洗浄道具を使用する場合でも短期間で摩
耗し、基材の金属板が露出し易い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】フッ素樹脂塗膜の耐摩
耗性,耐傷付き性を改善するため、チタン酸カルシウム
ウイスカ(特開平10−323283号公報),ウォラ
ストナイト等の針状粉末やガラスビーズ,酸化鉄(特開
平10−120980号公報)等の粒状粉末を塗膜層に
分散させる方法が提案されている。しかし、粒状粉末を
添加しても塗膜が十分に硬質化せず、依然として塗膜の
傷付きや基材の露出等が生じることがある。また、フッ
素樹脂の優れた長所を活用し、フッ素樹脂塗装金属板の
適用分野も広がる傾向にある。適用分野の拡大に伴っ
て、塗膜硬度が一層高く、非粘着性と耐摩耗性を高位に
両立させた塗装金属板の提供が望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような要
求に応えるべく案出されたものであり、下塗り用耐熱性
樹脂に分散させる無機系微粒子、また、上塗り用耐熱性
樹脂に分散させる無機系微粒子及び熱溶融性フッ素樹脂
粉末の粒径を適正に調整することにより、塗膜硬度が高
く、耐摩耗性及び非粘着性の双方に優れた耐熱非粘着塗
装金属板を提供することを目的とする。
【0005】本発明の耐熱非粘着塗装金属板は、その目
的を達成するため、平均粒径10〜100μmの鱗片状
無機質添加材を配合した耐熱樹脂塗料から形成された下
塗り塗膜が下地金属板に設けられ、その上に、平均粒径
1μm以下の熱溶融性フッ素樹脂及び平均粒径10〜1
00μmの鱗片状無機質添加材を配合した耐熱樹脂塗料
から形成された上塗り塗膜が設けられており、熱溶融性
フッ素樹脂から生成した薄膜で塗膜最表層が覆われ、薄
膜の下方にある塗膜に鱗片状無機質添加材及び粒状フッ
素樹脂が分散していることを特徴とする。
【0006】耐摩耗性,耐熱性,非粘着性に優れた塗膜
の形成には、下塗り塗膜を形成する耐熱樹脂の固形分1
00質量部に対して平均粒径10〜100μmの鱗片状
無機質添加材が1〜30質量部の割合で配合された下塗
り用塗料が使用され、上塗り塗膜を形成する耐熱樹脂の
固形分100質量部に対して平均粒径1μm以下の熱溶
融性フッ素樹脂が10〜200質量部,平均粒径10〜
100μmの鱗片状無機質添加材が1〜30質量部の割
合で配合された上塗り用塗料が使用される。耐熱樹脂に
は、ポリエーテルスルホン樹脂,ポリフェニルスルフィ
ド樹脂,ポリアミドイミド樹脂等がある。熱溶融性フッ
素樹脂には、ポリテトラフルオロエチレン樹脂,テトラ
フルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテ
ル共重合体等がある。鱗片状無機質添加材には、ガラス
フレーク,硫酸バリウムフレーク,グラファイトフレー
ク,合成マイカフレーク,シリカフレーク,合成アルミ
ナフレーク等が使用される。
【0007】
【発明の実施の形態】塗膜が形成される塗装原板として
は、冷延鋼板,亜鉛めっき鋼板,Zn−Al合金めっき
鋼板,Zn−Al−Mg合金めっき鋼板,アルミニウム
めっき鋼板,ステンレス鋼板,アルミニウム板,アルミ
ニウム合金板等の各種金属板が使用される。また、樹脂
ボード,石膏ボード等の非金属材料に対しても同様な方
法で、耐摩耗性,耐熱性,非粘着性に優れた塗膜が形成
される。金属板を塗装原板に使用する場合、塗膜密着性
を改善するため脱脂,酸洗等の処理を施した後、リン酸
塩処理,クロメート処理,クロムフリー処理等によって
塗装原板の表面に化成処理皮膜を形成する。具体的には
アルカリ脱脂,酸洗等で金属板表面を清浄化した後、必
要に応じてリン酸塩処理で表面の濡れ性を高め、クロメ
ート処理又はクロムフリー処理によって塗膜密着性の改
善に有効な化成処理皮膜を形成する。化成処理皮膜は、
ロールコータ,カーテンフローコータ,浸漬引上げ法等
で化成処理液を金属板表面に塗布し、ローラ等で絞った
後、水洗することなく80〜200℃で乾燥することに
よって形成する。
【0008】化成処理皮膜は、下地金属板の腐食を防止
し、塗膜密着性の向上に有効な厚みで形成される。例え
ば、クロメート皮膜では全Cr換算付着量として5〜1
00mg/m2,リン酸塩皮膜では5〜500mg/
2,Ti−Mo複合皮膜では10〜500mg/m2
フルオロアシッド系皮膜ではフッ素換算付着量又は総金
属付着量で0.1〜500mg/m2となるように設け
られている。この化成処理皮膜により、下地金属板に対
する下塗り塗膜の塗膜密着性が向上する。
【0009】化成処理皮膜の形成後、透明又は着色耐熱
性塗料を塗装原板に塗布し、乾燥・焼付けによって下塗
り塗膜を形成する。下塗り塗膜用の耐熱性塗料として
は、ポリエーテルスルホン樹脂,ポリフェニルスルフィ
ド樹脂,ポリアミドイミド樹脂の少なくとも1種以上の
耐熱樹脂に平均粒径10〜100μmの鱗片状無機質添
加材を配合することにより調整される。鱗片状無機質添
加材の配合量は、耐熱樹脂の固形分100質量部に対し
て1〜30質量部の範囲で選定される。また、下塗り塗
膜は透明も可能であるが、色調の要求に応じて酸化チタ
ン,カーボンブラック,酸化クロム,酸化鉄等等により
適宜着色した塗料を使用する。
【0010】クロム系のストロンチウムクロメートや非
クロム系の変性シリカ,トリポリリン酸二水素アルミニ
ウム等の防錆顔料を下塗り塗料に添加するとき、塗装金
属板の切断端面や加工時又は施工時に発生した塗膜欠陥
部を起点とするフクレ,錆等の欠陥発生が防止される。
添加される防錆顔料は、平均粒径が0.1〜10μmの
範囲にあるものが好ましい。平均粒径が0.1μm未満
では塗料に分散させる際に凝集し易く、防錆顔料を均一
分散させ難い。逆に、平均粒径が10μmを越える防錆
顔料を添加すると、塗膜本来の性質が損なわれ、塗膜物
性に悪影響が現れ易い。しかも、大粒径の防錆顔料は、
塗膜の平滑性だけでなく、柚子肌状になって塗膜外観を
著しく劣化させる。
【0011】防錆顔料は、樹脂固形分100質量部に対
し5〜150質量部で配合することが好ましい。防錆顔
料による塗膜の耐食性改善効果は、5質量部以上の防錆
顔料で顕著になるが、150質量部で飽和する。150
質量部を越える防錆顔料を配合しても、過剰な防錆顔料
に起因して塗膜の加工性,密着性が低下する。
【0012】下塗り塗膜形成用である耐熱性塗料及び上
塗り塗膜形成用である耐熱非粘着性塗料に配合される鱗
片状無機質添加材は、いずれも基材に制約を受けるもの
ではなく、ガラスフレーク,硫酸バリウムフレーク,グ
ラファイトフレーク,合成マイカフレーク,シリカフレ
ーク,合成アルミナフレーク等が使用される。なかで
も、耐摩耗性の観点から素材自体が硬質で、液体からの
冷却・凝固によって製造されることにより極めて平滑な
表面をもつガラスフレークが好適である。ガラスフレー
クとしては、市販のガラスフレークが使用でき、含アル
カリガラス,無アルカリガラス又はその中間組成物等が
ある。
【0013】鱗片状無機質添加材は、そのままでも下塗
り塗膜用塗料及び上塗り塗膜用塗料に配合できるが、必
要に応じてクロム酸系,リン酸系,アルミナ系,ジルコ
ニア系等の無機系表面処理剤や各種シランカップリング
剤,チタネートカップリング剤等を用いた表面処理を施
したものが好ましい。表面処理によって、塗料に対する
鱗片状無機質添加材の分散性及び隣接する樹脂層との層
間密着性が向上する。
【0014】下塗り塗膜形成用の耐熱性塗料及び上塗り
塗膜形成用の耐熱非粘着性塗料に配合される鱗片状無機
質添加材は、下地金属板及び塗膜相互間との密着性の低
下なく塗膜硬度及び耐摩耗性を向上させるため、10〜
100μmの範囲に平均粒径が調整されている。なお、
鱗片状無機質添加材の平均粒径は、最も長い部分の長さ
で表される。塗膜硬度及び耐摩耗性に及ぼす鱗片状無機
質添加材の改善効果は平均粒径10μm以上で顕著にな
るが、100μmを越えると塗膜から鱗片状無機質添加
材が突出し塗膜表面が柚子肌状となって外観が劣化する
ばかりでなく、塗膜本来の性質が損なわれ、物性等が低
下する虞がある。また、鱗片状無機質添加材の突出によ
る物性等の低下を防止する上で、厚み5μm以下の鱗片
状無機質添加材が好ましい。
【0015】鱗片状無機質添加材は、1〜30質量部の
配合割合で下塗り塗膜形成用の耐熱性塗料及び上塗り塗
膜形成用の耐熱非粘着性塗料に分散配合される。両塗膜
に鱗片状無機質添加材を分散させることにより、従来B
〜HBであった鉛筆硬度がF〜3Hに上昇し、下塗り塗
膜と上塗り塗膜の両方に鱗片状無機質添加材を配合する
ことにより耐摩耗性が飛躍的に改善される。外観の劣化
及び物性等の低下なく耐摩耗性を向上させる鱗片状無機
質添加材の効果は、平均粒径10〜100μm、配合量
1〜30質量部で顕著となる。配合量が1質量部未満で
は鱗片状無機質添加材による塗膜硬度、耐摩耗性の改善
効果が十分でなく、逆に30質量部を越える鱗片状無機
質添加材を配合すると外観を損うばかりでなく、塗膜本
来の性質が損なわれ物性等に対する悪影響の原因とな
る。
【0016】所定組成に調整された下塗り塗料は、プレ
コート鋼板の製造に通常使用されているロールコート,
フローコート,カーテンフロー,スプレー等の方法で塗
装原板に塗布され、到達板温300〜400℃×30〜
180秒で焼付けられる。下塗り塗料の塗布量は、焼付
け後に乾燥膜厚0.5μm〜30μmの下塗り塗膜が形
成されるように調整される。
【0017】透明な下塗り塗膜を形成する場合、乾燥膜
厚0.5μm以上で下塗り塗膜形成による耐食性,塗膜
密着性等の効果が発現する。着色塗膜の場合には、下地
金属板を隠蔽するために3μm以上の乾燥膜厚が好まし
い。しかし、何れの場合も乾燥膜厚が30μmを越える
厚膜の下塗り塗膜では、塗膜表面が柚子肌状になって外
観が劣化するだけでなく、焼付け時にワキが発生し易く
なる。このようにして、任意の色調に調整され、防錆効
果と耐摩耗性を併せもつ下塗り塗膜が形成される。
【0018】下塗り塗膜の上に耐熱非粘着性塗料が塗布
され、乾燥・焼付けによって耐熱非粘着塗膜が形成され
る。耐熱非粘着性塗料は、ポリエーテルスルホン樹脂,
ポリフェニルスルフィド樹脂,ポリアミドイミド樹脂の
少なくとも1種以上の耐熱樹脂に、平均粒径1μm以下
の熱溶融性フッ素樹脂及び平均粒径10〜100μmの
鱗片状無機質添加材を配合することにより調製される。
熱溶融性フッ素樹脂及び鱗片状無機質添加材の配合量
は、耐熱樹脂の固形分100質量部に対してそれぞれ1
0〜200質量部,1〜30質量部の範囲で選定され
る。
【0019】熱溶融性フッ素樹脂としては、耐熱非粘着
性の観点から融点270℃以上のものが好ましく、テト
ラフルオロエチレン,ヘキサフルオロエチレン,パーフ
ルオロアルキルビニルエーテル,クロロトリフルオロエ
チレン等の単量体の少なくとも1種からなる重合体を使
用できる。特に非粘着性の持続性に優れていることか
ら、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビ
ニルエーテル共重合体(PFA),テトラフルオロエチ
レン−パーフルオロアルキルビニルエーテル−ヘキサフ
ルオロプロピレン共重合体(FEP)が好ましく、更に
耐熱性の観点からPFAが最適である。
【0020】熱溶融性フッ素樹脂は、塗料樹脂に対する
分散性や塗膜に優れた非粘着性,耐熱性を付与するた
め、平均粒径1μm以下の粉末が好ましい。平均粒径1
μm以下の熱溶融性フッ素樹脂は、塗膜の焼成時に容易
に溶融し、上塗り塗膜表面にフッ素樹脂質の薄膜を形成
する。なかでも、0.5μm以下の平均粒径が薄膜形成
に好適である。熱溶融性フッ素樹脂は、10〜200質
量部の配合割合で耐熱非粘着性塗料に配合される。熱溶
融性フッ素樹脂配合による非粘着性の持続性は10質量
部以上の配合割合で顕著になるが、200質量部を越え
る過剰量の熱溶融性フッ素樹脂を配合すると、下塗り塗
膜に対する上塗り塗膜の密着性が低下し易い。非粘着性
の持続性と密着性とをバランスさせる上では、50〜1
50質量部、更には80〜120質量部で熱溶融性フッ
素樹脂を配合することが好ましい。
【0021】所定組成に調合した耐熱非粘着性塗料は、
プレコート鋼板の製造に通常使用されているロールコー
ト,フローコート,カーテンフロー,スプレー等の方法
で塗装原板に塗布され、到達板温350〜450℃×6
0〜180秒で焼付けられる。耐熱非粘着性塗料の塗布
量は、焼付け後に乾燥膜厚5〜40μmの耐熱非粘着塗
膜が形成されるように調整される。乾燥膜厚5μm未満
では非粘着性の持続性が十分発現されず、逆に40μm
を越える厚膜では塗膜表面が柚子肌状になって外観が劣
化するばかりでなく、焼付け時にワキが発生し易くな
る。また、加工性の観点からすると、耐熱非粘着塗膜の
膜厚は5〜20μmが好ましい。
【0022】形成された耐熱非粘着塗膜の断面を顕微鏡
で観察すると、図1で模式的に示すように、耐熱非粘着
塗膜10の表層にフッ素樹脂薄膜11が形成され、鱗片
状無機質添加材12が分散した上塗り塗膜である耐熱非
粘着塗膜10が、鱗片状無機質添加材12が分散した下
塗り塗膜である耐熱塗膜15を介して下地金属板16の
表面に形成されていた。上塗り塗膜及び下塗り塗膜に分
散された鱗片状無機質添加材12は、フレーク面が下地
金属板16の表面に直交することなく、下地金属板16
の表面とほぼ平行に又は若干の傾斜をもって耐熱非粘着
塗膜10及び耐熱塗膜15に分散しており、耐熱非粘着
塗膜10から突出した鱗片状無機質添加材12は検出さ
れなかった。また、耐熱非粘着塗膜10には、分散状態
の粒状フッ素樹脂13も検出された。
【0023】フッ素樹脂薄膜11は、耐熱非粘着性塗料
の焼成時に熱溶融性フッ素樹脂が浮上・溶融して塗膜表
層で薄膜化した連続皮膜である。連続したフッ素樹脂薄
膜11の形成によって塗膜10に非粘着性が付与される
ことは勿論、塗膜10の初期摩耗性も向上する。しか
も、塗膜10に分散している鱗片状無機質添加材12に
よって塗膜硬度が高くなり、耐摩耗性が改善される。こ
こで、鱗片状無機質添加材12の粒径が規制されている
ので、塗膜10からの突出も防止される。
【0024】また、塗膜10に粒状フッ素樹脂13が分
散しているため、軟質である表層のフッ素樹脂薄膜11
が摩耗しても非粘着性が持続され、更に耐摩耗性の観点
から鱗片状無機質添加材12のバリア効果と粒状フッ素
樹脂13の滑り性の相乗効果によって耐摩耗性が飛躍的
に向上する。このような構造をもつことから、後述の実
施例にもみられるように耐摩耗性及び非粘着性の双方共
に優れた塗膜になるものと推察される。因みに、粒径の
大きな鱗片状無機質添加材12を分散させた塗膜では、
塗膜10から鱗片状無機質添加材12が突出することが
避けられず、鱗片状無機質添加材12の突出部分でフッ
素樹脂薄膜11の作用(非粘着性)が損なわれ易い。
【0025】図1で模式的に示す耐熱非粘着塗膜10が
形成された金属板は、フライパン,ガステーブル天板,
ホットプレート,パン焼き器,オイルポット,電子レン
ジ内壁材,オーブンの角皿等の調理器具を初めとし、家
電製品,厨房機器や耐熱性,非粘着性,潤滑性が要求さ
れる摺動部材としても使用される。また、被覆可能な金
属を被覆した鱗片状無機質添加材12を上塗り塗膜に分
散することにより、高級感のある意匠を付与することが
できる。なお、塗装金属板に限らず、樹脂ボード,石膏
ボード,コンクリート面等に耐熱非粘着塗膜10を形成
しても、同様に優れた耐熱性,非粘着性,潤滑性が活用
される。
【0026】
【実施例】板厚0.5mm,片面当りめっき付着量60
g/m2のZn−55%Al合金めっき鋼板を塗装原板
に使用し、酸洗,水洗,表面調整,水洗,乾燥の工程を
経て塗布型クロメート処理を施し、水洗することなく1
00℃で乾燥した。塗布型クロメート処理では、クロム
換算付着量30mg/m2のクロメート皮膜を形成し
た。クロメート処理された塗装原板に下塗り塗料を塗布
し、360℃×90秒で焼付け乾燥することにより、乾
燥膜厚5μmの下塗り塗膜を形成した。下塗り塗料とし
ては、クロム酸系防錆顔料を含み、カーボンブラックで
黒色に着色したポリエーテルスルホン樹脂塗料をベース
とし、表1に示す鱗片状無機添加材を配合することによ
り調製した耐熱性塗料を使用した。
【0027】次いで、カーボンブラックで黒色に着色し
たポリエーテルスルホン樹脂をベースとし、表1に示す
熱溶融性フッ素樹脂粉末及び鱗片状無機質添加材を配合
することにより調製した耐熱非粘着性塗料を上塗り塗料
として塗布し、400℃×120秒で焼付け乾燥して乾
燥膜厚10μmの耐熱非粘着塗膜を形成した。表中、P
FAはテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキル
ビニルエーテル共重合体,PTFEはテトラフルオロエ
チレン,FEPはテトラフルオロエチレン−パーフルオ
ロアルキルビニルエーテル−ヘキサフルオロプロピレン
共重合体を示す。
【0028】
【表1】
【0029】得られた各耐熱非粘着塗装金属板から試験
片を切り出し、次の試験に供した。 外観試験:塗装性として試験片を蛍光灯下で目視観察に
よるブツの有無を調査した。 塗膜硬度試験:「JISZ54008.4鉛筆引っかき
試験」に準拠し、塗膜硬度を評価した。 耐摩耗性試験:繰返し摩擦による耐摩耗性を評価するた
め、「JISH8682アルミニウム及びアルミニウム
合金の陽極酸化皮膜の耐摩耗性試験方法 6.往復運動
平面摩耗試験方法」に定められた往復運動平面摩耗試験
機を転用し、摩耗輪に代えて回転しないように直径18
mmのガラス試験管を取り付け、ストローク幅50m
m,50往復/分で往復運動するように調整し、ガラス
試験管の底で塗膜を摺擦した。ガラス試験管に加わる荷
重を2kgに設定し、摩耗回数3万回,5万回,10万
回後の塗膜を観察し、めっき層が露出しなかったものを
○、めっき層が露出したものを×と評価した。
【0030】初期非粘着試験:卵/砂糖/醤油=1/1
/1(質量比)からなる汚染液0.5mlを試験片に滴
下し、260℃×1時間加熱後、スポンジ及び中性洗剤
で洗浄し、塗膜表面に付着している汚染液の焦付き度を
観察した。こびりつきが検出されなかったものを○、僅
かにこびりつきが生じたものを△、明瞭なこびりつきが
生じたものを×として初期非粘着性を評価した。非粘着
持続性試験:前述の初期非粘着性試験を1サイクルと
し、こびりつきが除去できなくなるまでのサイクル数を
カウントし、該カウント数によって非粘着持続性を評価
した。加工試験:「JISK54008.1耐屈曲性」
試験に準拠して塗装鋼板を180度密着折り曲げ試験し
た後、折り曲げ部の塗膜を観察し、割れが検出されなか
ったものを○、割れが発生したものを×として加工性を
評価した。各試験結果を表2に示す。
【0031】
【表2】
【0032】表2の調査結果にみられるように、本発明
に従った塗装鋼板(試験番号1〜11)は、何れも鱗片
状無機質添加材の突出が検出されず平滑な外観を呈し、
塗膜硬度がH以上、破壊硬度3H以上であり、耐摩耗性
も5万回以上であった。非粘着持続性は、試験番号9を
基準として熱溶融性フッ素樹脂の配合量が多くなるほど
向上している。鱗片状無機質添加材12の配合量は、比
較的多い試験番号10及び比較的少ない試験番号11と
の比較でみられるように、塗膜の平滑性,非粘着持続
性,加工性,塗膜硬度,耐摩耗性を満足する適正量があ
ることが判った。
【0033】これに対し、熱溶融性フッ素樹脂の粒径が
大きな試験番号12では初期非粘着性及び非粘着持続性
の双方が著しく劣っていた。使用した鱗片状無機質添加
材12の粒径が大きな試験番号13では、初期非粘着
性,非粘着持続性及び加工性が劣り、粒径が小さな試験
番号14では、逆に優れた非粘着性を示すものの十分な
耐摩耗性が得られなかった。また、上塗り塗膜に鱗片状
無機質添加材12を添加しない試験番号15では、塗膜
硬度も低く耐摩耗性にも劣っていたことから、鱗片状無
機質添加材12を下塗り塗膜と上塗り塗膜の双方に添加
したことによる相乗効果であることが判った。
【0034】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の耐熱非
粘着塗装金属板は、鱗片状無機質添加材を配合した下塗
り塗膜と、熱溶融性フッ素樹脂及び鱗片状無機質添加材
を配合した上塗り塗膜から形成されており、塗膜表層が
フッ素樹脂薄膜で覆われ、塗膜内部に熱溶融性フッ素樹
脂粒子及び鱗片状無機質添加材が共存状態で分散してい
る。この塗膜構造のため、非粘着持続性、加工性を高位
に維持しながら、従来材の欠点である塗膜硬度及び耐摩
耗性が改善されている。したがって、フライパン,ガス
テーブル天板,ホットプレート,パン焼き器,オイルポ
ット,電子レンジ内壁材,オーブンの角皿等の家電機器
や調理機器を初め、耐熱性,非粘着性,潤滑性が要求さ
れる摺動部材等の他の部品にも使用可能な耐熱非粘着塗
装金属板が提供される。更には、樹脂ボード,石膏ボー
ド,コンクリート壁面等に耐熱非粘着塗装用塗料を塗布
した場合にも、同様に優れた耐熱性、非粘着性、耐摩耗
性、潤滑性が付与された耐熱非粘着塗膜が形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】耐熱非粘着塗装金属板の表面に形成された耐熱
非粘着塗膜の模式図
【符号の説明】
10:耐熱非粘着塗膜 11:フッ素樹脂薄膜 12:鱗片状無機質添加材 13:粒状フッ素樹脂 15:下塗り塗膜 16:下地金属板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B05D 5/00 B05D 5/00 E B32B 27/20 B32B 27/20 C09D 5/00 C09D 5/00 Z 127/18 127/18 129/10 129/10 179/08 179/08 B 181/04 181/04 181/06 181/06 201/00 201/00 201/04 201/04 (72)発明者 森 浩治 千葉県市川市高谷新町7番地の1 日新製 鋼株式会社技術研究所内 Fターム(参考) 4B055 AA01 BA13 BA15 FA01 FB36 FC09 FC20 FD03 4D075 AE08 CA02 CA04 CA09 CA13 CA18 CA34 CA48 DA06 DA23 DB02 DB04 DB05 DB07 DB12 DB31 DC11 DC16 DC38 EA07 EA10 EA19 EB13 EB16 EB32 EB37 EB39 EB56 EB57 EC03 EC04 EC53 EC54 4F100 AA01A AA01H AA07A AA07C AA19A AA19C AA37A AA37C AB01B AG00A AG00C AK17C AK17D AK50A AK50C AK55A AK55C AK57A AK57C AL05A AL05C BA04 BA07 BA10B BA10D BA44 CA30 CC00A CC00C DE01A DE01C DE02A DE02C DE02D EH46 EH462 EJ42 EJ422 EJ48 EJ482 EJ69 EJ691 EJ85 EJ851 EJ86 EJ861 GB51 GB90 JB16C JB16D JJ03A JJ03C JK09 JL14 JM02A JM02D YY00A YY00C 4J038 CD092 CD122 CE052 DJ051 DK001 DK011 GA12 HA036 HA216 HA376 HA446 HA486 HA546 KA08 KA20 MA02 NA11 NA14 PA07 PB02 PC02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒径10〜100μmの鱗片状無機
    質添加材を配合した耐熱樹脂塗料から形成された下塗り
    塗膜が下地金属板に設けられ、その上に、平均粒径1μ
    m以下の熱溶融性フッ素樹脂及び平均粒径10〜100
    μmの鱗片状無機質添加材を配合した耐熱樹脂塗料から
    形成された上塗り塗膜が設けられており、熱溶融性フッ
    素樹脂から生成した薄膜で塗膜最表層が覆われ、薄膜の
    下方にある塗膜に鱗片状無機質添加材及び粒状フッ素樹
    脂が分散していることを特徴とする耐摩耗性に優れた耐
    熱非粘着塗装金属板。
  2. 【請求項2】 上塗り塗膜を形成する耐熱樹脂の固形分
    100質量部に対して平均粒径1μm以下の熱溶融性フ
    ッ素樹脂が10〜200質量部,平均粒径10〜100
    μmの鱗片状無機質添加材が1〜30質量部の割合で配
    合されていることを特徴とする耐熱非粘着塗装用塗料。
  3. 【請求項3】 下塗り塗膜を形成する耐熱樹脂の固形分
    100質量部に対して平均粒径10〜100μmの鱗片
    状無機質添加材が1〜30質量部の割合で配合されてい
    ることを特徴とする耐熱非粘着塗装用塗料。
  4. 【請求項4】 耐熱樹脂がポリエーテルスルホン樹脂,
    ポリフェニルスルフィド樹脂,ポリアミドイミド樹脂の
    少なくとも1種を主成分とする請求項2または請求項3
    に記載の耐熱非粘着塗装用塗料。
  5. 【請求項5】 熱溶融性フッ素樹脂がポリテトラフルオ
    ロエチレン樹脂,テトラフルオロエチレン−パーフルオ
    ロアルキルビニルエーテル共重合体の1種又は2種以上
    である請求項2記載の耐熱非粘着塗装用塗料。
  6. 【請求項6】 鱗片状無機質添加材が、ガラスフレー
    ク,硫酸バリウムフレーク,グラファイトフレーク,合
    成マイカフレーク,シリカフレーク,合成アルミナフレ
    ークの1種又は2種以上である請求項2または請求項3
    に記載の耐熱非粘着塗装用塗料。
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