JP2003033384A - 水蒸気発生具 - Google Patents

水蒸気発生具

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JP2003033384A
JP2003033384A JP2001221565A JP2001221565A JP2003033384A JP 2003033384 A JP2003033384 A JP 2003033384A JP 2001221565 A JP2001221565 A JP 2001221565A JP 2001221565 A JP2001221565 A JP 2001221565A JP 2003033384 A JP2003033384 A JP 2003033384A
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JP2001221565A
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Keizo Oda
桂蔵 織田
Akihiro Watanabe
哲広 渡辺
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ODA SHINSOU KK
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ODA SHINSOU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、施用箇所に水蒸気によるスチーム
効果を付与することにより、当該適用部位に保湿効果や
潤いを与える上、スチーム効果と共に温湿布或いは冷湿
布効果を付与し、当該適用部位等の血行循環を促進や代
謝の改善を実現したり、炎症の緩和や皮膚の収斂或いは
引き締め効果を与え、しかも担持された薬剤や化粧料等
を効率よく経皮吸収的に投与することが可能となる水蒸
気発生具を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、施用箇所に水蒸気によるスチーム
効果を付与するための水蒸気発生具であって、この水蒸
気発生具は、フィルム状ないしシート状の透湿性基材と
被覆材との間に吸水性ポリマーを繊維形状化した吸水性
繊維を必須構成成分とする吸水体が積層されてなること
を特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体の適用部位に
施用されて、当該適用部位に対して水蒸気によるスチー
ム効果を付与することにより、当該適用部位に保湿効果
や潤いを与える水蒸気発生具に関し、特に、スチーム効
果と共に温湿布或いは冷湿布効果を付与することによ
り、当該適用部位等における血行循環の促進や代謝の改
善を実現し、又、炎症の緩和や皮膚の収斂或いは引き締
め効果等を与え、更に当該適用部位に薬剤や化粧料等を
効率よく吸収させることが可能となる水蒸気発生具に関
する。
【0002】
【従来の技術】慢性的な皮膚のかゆみや、乾燥肌、肌荒
れ、唇や鼻腔内の裂けや荒れ或いは小皺の発生などの皮
膚障害等、或いは疲れ目やドライアイ等の眼精疲労は、
主に皮膚、粘膜及び眼球の乾燥に起因しているものであ
り、これらの皮膚障害や眼精疲労等に対しては、乾燥を
避け、皮膚や眼球に適度な水分を供給し、潤いを与える
ことが良いとされている。
【0003】従来、このような皮膚や眼球等の乾燥に対
する水分供給の方法としては、熱湯で温めたタオルや蒸
しタオル、電気ヒーターや超音波を利用した加湿器或い
はスチーム美顔器等の方法が採用されている。
【0004】しかしながら、熱湯で温めたタオルや蒸し
タオル等を用いる方法では、発熱温度の制御が困難であ
り、高温となりすぎて火傷をしたりする虞があり、又、
タオルから滲み出した水分が衣服等を汚損したりするな
どの問題があり、安全性、使用性、更に取扱性等に欠け
るものであった。
【0005】又、熱湯で温めたタオルや蒸しタオルは熱
湯による加温や加温器による加温が煩雑であり、又、水
蒸気が蒸散するときに気化熱を奪うため短時間で温度が
低下してしまい、使用感が損なわれるなどの問題があ
る。
【0006】一方、電気ヒーターや超音波を利用した加
湿器或いはスチーム美顔器等の方法は、専用の装置が必
要であり、任意の場所で随時使用することができるもの
ではなく、取り扱い性や簡便性に劣るものである。
【0007】そこで、これら熱湯で温めたタオルや蒸し
タオル、電気ヒーターや超音波を利用した加湿器或いは
スチーム美顔器等における種々の問題を解決するため、
特開平11−342147号においては、随時、簡便に
身体の任意の部位の皮膚や粘膜に潤いと温熱を供給する
ことができる水蒸気発生具についての発明が開示されて
いる。
【0008】この水蒸気発生具は、化学エネルギーを利
用した水蒸気発生部を有し、皮膚又は粘膜に適用される
水蒸気発生具であって、当該水蒸気発生具の皮膚又は粘
膜に適用される面が透湿性基材からなり、その表面から
放出される水蒸気温度が50℃以下に制御されているこ
とを特徴とする水蒸気発生具を提供することを目的とす
るものである。
【0009】そして、この水蒸気発生具における化学エ
ネルギーとしては、酸とアルカリの中和熱、無機塩類
(塩化カルシウム、塩化マグネシウム、酸化カルシウ
ム、酸化マグネシウム、ゼオライト等)の水和熱、金属
粉の酸化熱等を挙げており、又、この化学エネルギーを
利用した水蒸気発生部の具体的利用態様として、例え
ば、酸とアルカリの中和熱や無機塩類の水和熱等を利用
する場合には、水蒸気発生部は、中和熱や水和熱を発生
させる加熱部と、これらから発生する熱によって水蒸気
を放出する蒸発部とから構成することができることが開
示されている。
【0010】更に、化学エネルギーの利用態様の中で
も、発熱体自体が水蒸気を発生する態様のものは、加熱
部と別個に蒸発部を設ける必要がないので好ましいと
し、この例として、金属粉、塩類及び水を含み、金属粉
の酸化反応に伴って水蒸気を放出する水蒸気組成物を挙
げることができることが開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この水
蒸気発生具においては、発熱温度が最初から設定されて
いるため、使用態様や使用者の好みに応じて発熱温度を
調節することができないという欠点がある。
【0012】又、前記水蒸気発生具は、化学エネルギー
を利用したものであるため、一度、化学(発熱)反応が
発生すると、その制御が困難で温度コントロールができ
ないだけでなく、発熱温度を最初に設定していても、そ
の設定温度よりも高くなり過ぎたり或いは逆に低くなり
過ぎたりする。
【0013】更に、施用箇所に対して水蒸気と共に温熱
を付与することができるため、皮膚の血行を促進させた
り、乾燥肌等の症状を緩和することはできるが、炎症等
の温めるより、冷やす方が効果がある症状に対しては使
用できないという使用上の大きな制限がある。
【0014】加えて、この水蒸気発生具においては、透
湿性シートを4000〜8000g/m・24hもの
非常に大きな透湿度に調節する必要があり、このような
大きな透湿度の透湿性シートを用いると、発熱反応に必
要な金属粉、或いは酸やアルカリ等が透湿性シートから
こぼれたり、滲み出たりして施用部を汚したり、こぼれ
た金属粉や滲み出た酸やアルカリ等が直接皮膚に接触し
て火傷や炎症を引き起こす等の安全性の面において致命
的な問題がある。
【0015】特に、この水蒸気発生具は、化学エネルギ
ーを利用したものであるため、不使用時においては、化
学反応が生じないような手段、例えば気密性包材に封入
したりする手段を講じる必要があり、製造工程が複雑に
なるといった問題があり、又、一回の使用で当該化学エ
ネルギーが消費し尽くされるため、使い捨ての使用しか
できず、極めて不経済である。
【0016】そこで本発明者は、前記技術的課題を解決
するため鋭意検討を重ねた結果、このような施用箇所に
水蒸気によるスチーム効果を付与する水蒸気発生具とし
て、フィルム状ないしシート状の透湿性基材と被覆材と
の間に吸水性ポリマーを繊維形状化した吸水性繊維を必
須構成成分とする吸水体が積層してなる水蒸気発生具を
形成し、当該水蒸気発生具を使用する際に、当該水蒸気
発生具を水に含浸させることによって水分を吸水させ、
使用者の好みに応じて電子レンジ等で加温したり、冷蔵
庫等で冷却することにより、貼付箇所に対して好適な水
蒸気を長期間にわたって供給することができる上、所望
の温熱効果或いは冷熱効果も付与することができ、しか
もほぼ半永久的に繰り返して使用することができる水蒸
気発生具に成り得るとの知見を得たのである。
【0017】即ち、本発明者は、施用箇所に水蒸気によ
るスチーム効果を付与する水蒸気発生具として、フィル
ム状ないしシート状の透湿性基材と被覆材との間に吸水
性ポリマーを繊維形状化した吸水性繊維を必須構成成分
とする吸水体を積層したものを用いることにより、施用
箇所を温めたい場合にあっては、水分を吸収させた当該
水蒸気発生具を電子レンジ等で所望の温度に加温して用
いることができ、逆に施用箇所を冷やしたい場合にあっ
ては、当該水蒸気発生具を冷蔵庫や冷凍庫内で冷却して
用いることができるとの知見を得たのである。
【0018】又、本発明者は、水蒸気発生具における吸
水体として、丈夫で且つ繰り返し水分を吸収・排出する
ことができる吸水性繊維を必須構成成分とすることによ
り、当該水蒸気発生具をほぼ半永久的に繰り返して使用
することができるとの知見を得たのである。
【0019】更に、本発明者は、前記水蒸気発生具の基
材を透湿性のフィルムないしシートで形成することによ
り、前記吸水体が吸収した水分が水蒸気として当該基材
を透過し、これにより、施用箇所に適度な水分(水蒸
気)を供給し、皮膚等の乾燥を緩和し、潤いを与えるこ
とができるとの知見を得たのである。
【0020】一方、本発明者は、前記水蒸気発生具の被
覆材を難透湿性のフィルムないしシートで形成した場合
にあっては、発生した水蒸気が被覆材を透過して大気中
に蒸散することを防止し、発生した水蒸気の放出を施用
面側(基材側)の一方向に方向付けることができるよう
になり、水蒸気を効率よく皮膚表面等に付与することが
できるとの知見を得たのである。
【0021】更に、本発明者は、水蒸気発生具を透湿性
基材と被覆材との間に吸水性ポリマーを繊維形状化した
吸水性繊維を必須構成成分とする吸水体を積層したシー
ト状のものとして形成することにより、薄く、柔軟で肌
触りを向上することができ、しかも吸水性繊維が直接皮
膚表面に接触することがないため、低温火傷或いは過剰
冷却等を引き起こすことが無く、これより使用感及び安
全性を向上することもできるとの知見も得たのである。
【0022】加えて、本発明者は、このように構成した
水蒸気発生具においては、不使用時においては水分を含
むことは必須のものではないため、非通気性包材に封入
する等の特別な保存方法を必要とせず、保存性及び取り
扱い性が向上するばかりか、製造工程を簡略化すること
ができるとの知見も得たのである。
【0023】特に、本発明者は、前記透湿性基材及び/
又は前記吸水体に、経皮吸収性薬剤等を担持させること
により、水蒸気により緩慢・ルーズ化した皮膚角質層
に、この薬剤等が好適に吸収され、これにより薬剤の薬
理効果を高めることができるとの知見も得たのである。
【0024】本発明は、前記知見に基づき完成されたも
のであって、施用箇所に水蒸気によるスチーム効果を付
与することにより、当該適用部位に保湿効果や潤いを与
える上、スチーム効果と共に温湿布或いは冷湿布効果を
付与し、当該適用部位等の血行循環を促進や代謝の改善
を実現したり、炎症の緩和や皮膚の収斂或いは引き締め
効果を与え、しかも担持された薬剤や化粧料等を効率よ
く経皮吸収的に投与することが可能となる水蒸気発生具
を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の水蒸気発生具は、施用箇所に水蒸気による
スチーム効果を付与するための水蒸気発生具であって、
当該水蒸気発生具は、フィルム状ないしシート状の透湿
性基材と被覆材との間に吸水性ポリマーを繊維形状化し
た吸水性繊維を必須構成成分とする吸水体が積層されて
なることを特徴とするものである。以下、本発明を詳細
に説明する。
【0026】本発明において、水蒸気によるスチーム効
果とは、施用箇所に水蒸気による水分を供給することを
いい、これによって当該適用部位に対して保湿効果や潤
いを与え、場合によっては更に皮膚角質層の緩和、ルー
ズ化を引き起こすこともできるのである。
【0027】又、本発明はこのような水蒸気によるスチ
ーム効果を実現するために、フィルム状ないしシート状
の透湿性基材と被覆材との間に吸水性ポリマーを繊維形
状化した吸水性繊維を必須構成成分とする吸水体が積層
されてなる構成を有し、更に発生した水分(水蒸気)の
蒸散を防止し、使用時間を向上すると共に施用箇所集中
的に効率よく供給するために、基材として透湿性のフィ
ルムないしシートを用いたものである。
【0028】そして本発明は、水蒸気発生具としてフィ
ルム状ないしシート状の透湿性基材と被覆材との間に吸
水性ポリマーを繊維形状化した吸水性繊維必須構成成分
とする吸水体が積層されてなるものを用いたことによ
り、当該水蒸気発生具を使用する際に、水を含浸させる
ことにより水分を吸水させ、施用箇所を温めたい場合に
あっては、当該水蒸気発生具を電子レンジ等で所望の温
度に加温して用いることができ、逆に施用箇所を冷やし
たい場合にあっては、当該水蒸気発生具を冷蔵庫や冷凍
庫内で冷却して用いることができるのであり、即ち、本
発明は、透湿性基材−吸水体−被覆材といった構成を採
用することにより、このような温熱或いは冷熱といった
両極端の使用態様を一の水蒸気発生具でまかなうことが
できる点に大きな利点を有するのである。
【0029】又、本発明は、透湿性基材−吸水体−被覆
材といった構成を採用することにより、吸水体が皮膚表
面へ直接接触することを避けることができ、これによ
り、火傷或いは低温火傷、過剰冷却等を防止することが
でき、目や粘膜等の比較的外的刺激に弱い部分に対して
も安全に使用することができるという利点も有するので
ある。
【0030】ここで、この積層体における吸水体は、本
発明の水蒸気発生具における水蒸気の発生体且つ温熱或
いは冷熱の発生体としての中心部分をなすものである。
【0031】そして、本発明においては前記吸水体とし
て、丈夫で吸水量の多い吸水性ポリマーを繊維形状化し
た吸水性繊維を必須構成成分とするものを用いているた
め、繰り返して使用しても繊維のへたりがほとんどな
く、これよりほぼ半永久的に繰り返して使用することが
できるという利点も有するのである。
【0032】本発明において、吸水性ポリマーを繊維形
状化した吸水性繊維とは、その製造方法は問わず、結果
として吸水性を維持したまま繊維状に形成されたものを
いうが、具体的な製造方法としては例えば、吸水性ポリ
マーを直接紡糸して繊維形状化したもの、或いは天然繊
維及び/又は人造繊維を芯材とし、この表面を吸水性ポ
リマーでコーティングするように紡糸して繊維形状化し
たもの等を挙げることができる。
【0033】そして、本発明において、吸水性繊維とし
て繊維形状化される吸水性ポリマーとしては、主として
水を円滑、且つ大量に吸水してゲル化する高分子材料で
あれば特に制限されるものではなく、既知の親水性高分
子材料を好適に使用することができるが、具体的には、
ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリア
クリル酸及びその塩、無水マレイン酸共重合物などの合
成高分子系親水性ポリマー、デキストラン、プルラン、
ゼラチンなどの如き天然系親水性ポリマー、メチルセル
ロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
スの如き半合成系化合物等が挙げられるのであり、本発
明においては、これらの親水性高分子材料から選ばれた
1種ないしは2種以上の吸水性ポリマーが挙げられるの
であり、又、必要に応じては、これらを界面活性剤で処
理したり、これらと界面活性剤を組み合わせて親水性を
向上しても良いのである。
【0034】又、前述した如く本発明においては、吸水
性繊維体として、これらの吸水性ポリマーを直接紡糸し
て繊維形状化させたもの用いても良いが、強度や弾力性
を向上させるために、天然繊維及び/又は人造繊維から
選ばれた少なくとも1種以上で形成された芯材にこれら
の吸水性ポリマーをコーティングして繊維形状化させた
ものを用いても良いのである。
【0035】具体的には、前記天然繊維としては、例え
ば綿花、カポック、亜麻、ラミー、大麻、黄麻、しゅ
ろ、マニラ麻、サイザル麻、コイヤー・ファイバー等の
植物繊維、家蚕絹、柞蚕絹、羊毛(緬羊)、カシミア
毛、ラクダ毛、アルパカ毛、モヘヤー、兎毛等の動物繊
維が挙げられる。
【0036】又、前記人造繊維としては、例えば人絹
糸、スフ、ビスコース、ベンベルグ等の再生繊維、又は
ポリアミド系繊維(ナイロンなど)、ポリエステル系繊
維(テトロン、テリレン、デークロンなど)、ポリアク
リル系繊維(オーロン、エクスラン、ボンネル、カシミ
ロン、カネカロンなど)、ポリビニール・アルコール系
繊維(ビニロン)、ポリアルキレンパラオキシベンゾエ
ート系繊維(ベンゾエート)、ポリウレタン系繊維(ポ
リウレタン)[スパンテックス]、ポリ塩化ビニリデン
系繊維(ビニリデン)、ポリ塩化ビニル系繊維(ポリ塩
化ビニル)、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリエチレ
ン系繊維(ポリエチレン)、ポリプロピレン系繊維(ポ
リプロピレン)、ポリクラール、ポリプロピレン系(パ
イレン)等の合成繊維、或いは酢酸人造繊維などのよう
に天然物質と合成物質とを共重合して製造した半合成繊
維等が挙げられる。
【0037】なお、本発明における吸水体は、前記吸水
性繊維を必須構成成分とするものであるが、前記した吸
水性繊維100%からなるものである必要はなく、これ
らの吸水性繊維と他の天然繊維や人造繊維、或いは吸水
性ポリマー、更には紙パルプ原料を抄紙してなる紙や板
紙等を適宜混合して吸水体を形成しても良いのであり、
特に、本発明においては、前記吸水性繊維に吸水性ポリ
マーを担持させることにより、一層吸水性を向上させる
ことができるため、特に好ましい態様となる。
【0038】即ち、本発明の水蒸気発生具における吸水
体としては、吸水性繊維を必須構成成分として、水を円
滑、且つ大量に吸水して膨潤する性質を有するものであ
ればその形態は特に制限されるものではなく、繊維のあ
る種一定の塊(かたまり)であれば良いのである。
【0039】ところで、この場合において、天然繊維、
人造繊維及び吸水性ポリマーとしては、前述の吸水性繊
維を形成する際に用いられるものと同じものを用いるこ
とができるのであり、繰り返しを避けるためここでは説
明を省略する。
【0040】又、紙パルプ原料としては、現在製紙工業
で使用されている主なパルプを用いることができ、具体
的には、機械パルプ、化学パルプ、セミケミカルパルプ
及び古紙パルプ等が挙げられるのであり、この他にも麻
パルプ、リンダーパルプ、わらパルプ及び合成パルプ等
の非木材パルプを用いることができる。
【0041】なお、これらのパルプを抄紙する方法とし
ては、特に限定されるものでなく、公知の抄紙方法及び
抄紙機を使用することができ、具体的には例えば、長網
抄紙機、ツインワイヤー抄紙機、円網抄紙機等を用いて
抄紙することができる。
【0042】そして、これらの天然繊維、人造繊維、吸
水性ポリマー、紙及び板紙等を吸水性繊維に担持させる
方法としては、これらを吸水性繊維の網目構造中の空隙
に入り込むように担持させたり、二以上の吸水性繊維を
シート状に形成し、積層する際にその間に挟み込むよう
に介在させるようにして担持させる方法等が挙げられ
る。
【0043】前述のごとく、本発明の水蒸気発生具は前
記吸水体を透湿性基材及び被覆材で挟み込む状態で積層
してなる積層体であり、基材が透湿性のフィルムないし
シートで形成されていることにより、吸水体に包含され
た水分が当該基材を透過して施用箇所に好適に水分(水
蒸気)を供給することができるのであるが、この基材の
透湿性は、本発明の水蒸気発生具のスチーム効果に大き
く影響を与えるため、透湿度により管理することが好ま
しい。
【0044】具体的にはリッシー法で透湿性基材の透湿
度2000〜7500g/m・24hrの範囲に管理
することが好ましく、透湿度が7500g/m・24
hrを超えると大きすぎて当該基材から水分等が滲み出
し、使用感の悪化や衣服等を汚損する虞があり、一方、
透湿度が2000g/m・24hr未満になると小さ
すぎて所望のスチーム効果が得られなくなるため好まし
くない。
【0045】従って、本発明においては、透湿性基材の
透湿度を、更に、リッシー法で2500〜5500g/
・24hrの範囲に管理することが好ましく、特に
3000〜4500g/m・24hrの範囲に管理す
ることが一層好ましい。
【0046】ところで、リッシー法(Lyssy法)と
は世界各国の工業規格に準拠した方法であり、例えばJ
IS Z 0208及びJIS K 7129では、温
度40℃、相対湿度差90%RHに保つように定められ
ているので、本装置では、100%相対湿度の状態にあ
る下部チャンバーと、高感度の湿度センサーを設置した
上部チャンバーの境界面に測定サンプルが挿入され、湿
度センサーのある上部チャンバーの相対湿度を10%R
H(100%−90%)に保つようにし、これを中心に
して、+1から−1の幅、即ち約9%から約11%に湿
度が増加するのに必要な時間(数秒)を測定し、予め透
過度既知の標準サンプルを用いて同じ条件で行ったキャ
リブレーションの結果と比較することにより透過度を求
める方式である。
【0047】そして、本発明において用いられるこの基
材としては、柔軟で透湿性があるフィルムないしシート
状のものであり、好ましくは透湿度が上述の範囲内にあ
るものであれば特に制限されるものではなく、公知の天
然繊維及び/又は人造繊維からなる布体或いは高分子材
料からなるフィルムないしシートを適宜選択して用いる
ことができ、又、これらの布体等から選ばれた少なくと
も1種以上を積層した積層フィルムないしシートとして
用いても良い。
【0048】前記天然繊維及び/又は人造繊維から成る
布体としては、一般的には、布地、タオル地、パイル
地、編み物、キルト、不織布及び織布等を挙げることが
できる。
【0049】又、前記天然繊維としては、例えば綿花、
カポック、亜麻、ラミー、大麻、黄麻、しゅろ、マニラ
麻、サイザル麻、コイヤー・ファイバー等の植物繊維、
家蚕絹、柞蚕絹、羊毛(緬羊)、カシミア毛、ラクダ
毛、アルパカ毛、モヘヤー、兎毛等の動物繊維が挙げら
れる。
【0050】更に、前記人造繊維としては、例えば人絹
糸、スフ、ビスコース、ベンベルグ等の再生繊維、又は
ポリアミド系繊維(ナイロンなど)、ポリエステル系繊
維(テトロン、テリレン、デークロンなど)、ポリアク
リル系繊維(オーロン、エクスラン、ボンネル、カシミ
ロン、カネカロンなど)、ポリビニール・アルコール系
繊維(ビニロン)、ポリアルキレンパラオキシベンゾエ
ート系繊維(ベンゾエート)、ポリウレタン系繊維(ポ
リウレタン)[スパンテックス]、ポリ塩化ビニリデン
系繊維(ビニリデン)、ポリ塩化ビニル系繊維(ポリ塩
化ビニル)、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリエチレ
ン系繊維(ポリエチレン)、ポリプロピレン系繊維(ポ
リプロピレン)、ポリクラール、ポリプロピレン系(パ
イレン)等の合成繊維、或いは酢酸人造繊維などのよう
に天然物質と合成物質とを共重合して製造した半合成繊
維等が挙げられる。
【0051】一方、前記高分子材料からなるフィルムな
いしシートとしては、ポリウレタン、ポリエチレン、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリア
ミド、ポリエステル、ポリアセタール、ポリサルフォ
ン、ポリフェニレンオキサイド、ポリブタジエン、ポリ
プロピレン、セロファン、ポリクロロプレン、ポリアミ
ノ酸、ニトリルゴム、ブチルゴム及びシリコーンゴムか
ら選ばれた少なくとも1種以上の高分子材料をフィルム
状ないしシート状に形成したものを挙げることができ、
本発明においては、これらの高分子材料からなるフィル
ムないシートに対して、延伸や物理的穿孔等の手段によ
り透湿性が付与されるのである。
【0052】なお、本発明の水蒸気発生具においては、
前記天然繊維及び/又は人造繊維からなる布体或いは高
分子材料からなるフィルムないしシートを単独で用いて
も良いが、これらの布体等から選ばれた少なくとも1種
以上を積層した積層フィルムないしシートとして用いた
方が、基材の強度が向上し、又透湿度の調整が容易とな
るため好ましく、特に、天然繊維及び/又は人造繊維か
らなる布体を体表面への貼付面とし、高分子材料からな
るフィルムないしシートを含水ゲル側に配置した積層体
とすることが、肌触りや使用感が向上する上、吸水体か
らの水分の滲み出しによる衣服等の汚損を防止すること
ができるため好ましい。
【0053】又、本発明において前記透湿性基材の坪量
としては、特に限定されるものではないが、具体的に
は、一般にそれぞれ坪量が10〜1000g/m程度
とするのが好ましい。
【0054】透湿性基材の坪量が10g/m未満の場
合には、必要な機械的強度が得難くなり、又、厚さを均
一にすることが困難になる虞れがあるので好ましくな
い。
【0055】一方、透湿性基材の坪量が1000g/m
を超えると、柔軟性が低下して体表面へのなじみ性が
著しく低下すると共に、体表面の変形や移動に対する追
従性が低下する上、ごわごわして風合が悪くなるので好
ましくない。
【0056】従って、特に、透湿性基材の坪量は、一般
に坪量が20〜500g/m程度とするのが好まし
く、更に好ましくは25〜300g/mの範囲、特に
好ましくは30〜200g/mの範囲とするのが望ま
しい。
【0057】前述のごとく、本発明の水蒸気発生具は前
記吸水体を前記透湿性基材上に積層し、更に被覆材で覆
ってなる積層体である。
【0058】本発明において、被覆材の坪量としては、
特に限定されるものではないが、透湿性基材の場合と同
様の理由から、具体的には、一般に坪量が、10〜10
00g/m程度のものが好ましく、好ましくは20〜
500g/m程度とするのが望ましく、更に好ましく
は25〜300g/mの範囲、特に好ましくは30〜
200g/mの範囲とするのが望ましい。
【0059】又、本発明において、被覆材の素材として
は透湿性基材と同様のものが用いられるが、後述のよう
に、水蒸気の蒸散を防止するために、ガスバリヤー性が
有るものが望ましく、したがって、高分子材料で形成さ
れた無孔のフィルムないしシート、或いはこの無孔のフ
ィルムないしシートに不織布、織布、織物又は編み物を
積層した積層体が好適に用いられる。
【0060】即ち、この被覆材としては、前述の透湿性
基材と同様のものを好適に用いることができるが、基材
と異なり、この被覆材は吸水体中の水分が大気中に蒸散
することを防止したり、衣服等に接触して当該衣服が汚
損することを防止する役割を担うものであるため、透湿
性を有することは必須ではなく、むしろ水分の透過性を
制限したものを用いることが好ましい。
【0061】具体的にはリッシー法で被覆材の透湿度を
1000g/m・24hr以下であることが好まし
く、透湿度が1000g/m・24hrを超えると大
き過ぎて当該被覆材から水分が蒸散し易くなり、使用時
間の短縮や衣服等を汚損する虞がある。
【0062】従って、本発明においては、透湿性基材の
透湿度をリッシー法で300g/m ・24hr以下に
管理することが好ましく、特に100g/m・24h
r以下に管理することが好ましい。
【0063】なお、本発明においては、透湿性基材に吸
水体を積層し、その上から被覆材を被覆する際に、透湿
性基材及び被覆材よりも若干小さな面積の吸水体を用
い、透湿性基材と被覆材の周縁部において接着、融着或
いは縫製できる部位を設け、当該積層体のエッジから水
分が大気中に蒸散したり、水分が滲み出たりしないよう
にすることが好ましい。
【0064】又、本発明においては透湿性基材と吸水体
と被覆材との積層体をキルト加工したり、或いはこの積
層体の適宜箇所に対して、接着、融着或いは縫製等の手
段を施して接合し、吸水体の移動、偏りを抑制する接合
部を形成することが好ましく、特に、この積層体をキル
ト加工するのが望ましい。
【0065】ところで、本発明の水蒸気発生具における
好ましい態様としては、透湿性基材の一部ないし全部に
透湿度調節フィルムを積層し、当該透湿性基材の透湿度
を適宜調整することができるようにすることが挙げられ
る。
【0066】特に、本発明においては、透湿性基材に係
止手段を形成し、前記透湿度調節フィルムを水蒸気発生
具に対して着脱自在に係止することができるように構成
することが好ましく、このように構成することにより、
本発明の水蒸気発生具を使用する者が、自己の好みに応
じて適宜透湿度を変化させ、スチーム効果を調整するこ
とができるのである。
【0067】前記係止手段としては、透湿度調整フィル
ムを透湿性基材から着脱自在に係止し得るものであれば
特に限定されるものではないが、具体的には当該基材上
に設けたポケットやマジックテープ(登録商標)、ホッ
ク或いはベルト等を介して、透湿度調節フィルムの一部
ないし全部を挿脱自在に係止する手段を挙げることがで
きる。
【0068】この透湿度調節フィルムとしては、前述の
透湿性基材及び被覆材として用いた布体や高分子材料か
らなるフィルムないしシートと同様のものを用いること
ができるが、本発明の水蒸気発生具の使用感を損ねるこ
とが無いように、薄手のものを用いることが好ましく、
この観点より、特に、ポリウレタン、ポリエチレン、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリア
ミド、ポリエステル、ポリアセタール、ポリサルフォ
ン、ポリフェニレンオキサイド、ポリブタジエン、ポリ
プロピレン、セロファン、ポリクロロプレン、ポリアミ
ノ酸、ニトリルゴム、ブチルゴム及びシリコーンゴムか
ら選ばれた少なくとも1種以上で形成したフィルムない
しシートを用いることが好ましい。
【0069】なお、本発明の水蒸気発生具においては、
使用中のズレや脱落を防止し、使用性及び取り扱い性を
向上させるために、水蒸気発生具における透湿性基材の
少なくとも一部に粘着部を設け、当該水蒸気発生具を体
表面へ貼付することができるように構成することが好ま
しい。
【0070】この場合、透湿性基材の全面に亘って粘着
剤を積層して粘着部を設けると、基材の透湿性を損ねる
恐れがあるため好ましくなく、従って、透湿性基材の端
部又は周縁部に粘着剤を積層し、粘着部を設けることが
好ましい。
【0071】本発明において、この粘着部としては、公
知の粘着剤を好適に用いることができ、特に限定される
ものではないが、粘着性の大きい親油性の粘着剤を用い
るのが好ましく、具体的には、例えば、(メタ)アクリ
ル酸ブチルエステル、(メタ)アクリル酸ペンチルエス
テル、(メタ)アクリル酸ヘキシルエステ等に代表され
る(メタ)アクリル酸アルキルエステルやこれらのエス
テルと共重合体可能な(メタ)アクリル酸、イタコン
酸、マレイン酸、無水マレイン酸、(メタ)アクリル酸
ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロ
ピル、(メタ)アクリルアミド、ジメチルアクリルアミ
ド、メタクリル酸メチルアミノエチル、(メタ)アクリ
ル酸メトキシエチルの如き官能性モノマー及び/又はア
クリロニトリル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ビ
ニルピロリドン等の如きビニルモノマーとの共重合物で
あるアクリル系組成物が例示される。
【0072】他の例示としては、シリコンゴム、ポリイ
ソプレンゴム、ポリイソブチレンゴム、ポリブタジエ
ン、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体
ゴム、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合
体ゴム、アクリル系ゴム、天然ゴムなどを主成分とする
ゴム系粘性物、ビニル系ポリマー、例えばポリビニルエ
ーテル、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニルなどを
主成分とするビニル系粘性物等を挙げることができる。
【0073】ところで、本発明の水蒸気発生具の使用時
以外には、上記粘着部の露出面はいわゆる離型性保護フ
ィルムで被覆するのが望ましく、この離型性保護フィル
ムとしては例えばポリウレタン、ポリエチレン、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリブタジ
エン、ポリプロピレン、セロファン、ポリクロロプレ
ン、ポリアミノ酸、ニトリルゴム、ブチルゴム、シリコ
ンゴムなどで形成したフィルムないしシートを用いるこ
とができる。
【0074】なお、本発明の水蒸気発生具においては、
設けた粘着部の面積が可変となるように構成したもの、
即ち、粘着部の面積をフレキシブルに変化することがで
きるように構成することによって、使用者の使用目的や
施用箇所に応じて体表面への粘着性、追随性等を変える
ことができ、取り扱い性や使用性を更に向上することが
できるため特に好ましい。
【0075】前記粘着部の面積を可変とする方法として
は、特に限定されるものではないが、例えば、粘着部の
一部ないし全部が複数の粘着剤層からなり、これを体表
面の貼着箇所に応じて剥離することができるように構成
する方法が挙げられる。
【0076】なお、本発明の水蒸気発生具においては、
前記透湿性基材及び/又は前記吸水体に、用途に応じた
種々の経皮吸収性の薬剤、化粧料、遠赤外線放射体及び
トルマリンから選ばれた少なくとも1種以上を担持する
ことが好ましい。
【0077】特に、本発明において透湿性基材及び/又
は吸水体に経皮吸収性の薬剤或いは化粧料を担持させた
場合にあっては、吸水体から供給される水分により皮膚
角質層が緩和・ルーズ化し、前記薬剤等が皮膚表面に吸
収されやすくなるため、薬剤の効率的な投与が可能とな
るのである。
【0078】この経皮吸収性の薬剤としては特に限定さ
れるものではなく、公知のものを適宜選択して用いるこ
とができるが、具体的には、例えばコルチコステロイド
類、消炎鎮痛剤、高血圧剤、麻酔剤、催眠鎮静剤、精神
安定剤、降圧剤、抗生物質、抗菌性物質、ビタミン類、
抗てんかん剤、冠血管拡張剤、抗ヒスタミン剤、抗真菌
物質等を好適に用いることができる。
【0079】又、昇華性結晶やハッカ油、ユーカリ油、
ローズマリー油、ラベンダー油等が必要に応じて添加す
ることも好ましい態様の一つとなる。
【0080】更に、一般に湿布剤として使用されている
ホウ酸水、生理的食塩水、硫苦水、アルコール水、亜麻
仁油、石灰水、肝油、オリーブ油、リバノール水、過マ
ンガン酸カリ液、メンタ水、クレオソート、カラシ等
を、温熱緩衝シートに吸収させても良いが、本発明にお
いてはこれらが水分を含むことは必須ではなく、従っ
て、これらの有効成分を微粉末ないし顆粒にした固形の
ものを用いることもできる。
【0081】又、化粧料についても特に限定されるもの
ではなく、人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、
容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つため
に身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用
されることが目的とされているもので、人に対する作用
が緩和な一般的な化粧料を適宜選択して用いることがで
きるが、具体的には、抗炎症剤、収れん剤、清涼化剤、
ビタミン剤、ホルモン剤、抗ヒスタミン剤等の肌荒れ防
止用薬剤、皮脂抑制剤、角質剥離・溶解剤等のニキビ用
薬剤、アロエエキス、人参エキス、カンゾウエキス等の
動植物抽出物、アミノ酸類の如き栄養剤等を挙げること
ができる。
【0082】更に、上記薬剤や化粧料と共に或いは上記
薬剤や化粧料に変えて基材及び/又は吸水体に担持され
る遠赤外線放射体としては、遠赤外線領域近辺の波長範
囲を有する電波を好適に放射する機能を有するものであ
れば特に限定されるものではないが、中でも遠赤外線を
放射する非金属の無機質固体(遠赤外線放射セラミッ
ク)が好ましく、具体的には、金属の酸化物、炭化物、
窒化物及び炭酸塩から選ばれた少なくとも1種以上を適
宜選択して用いることができる。
【0083】なお、遠赤外線放射セラミックにおける前
記金属としては、特に制限されるものではないが、例え
ば、Al、Be、V、Fe、Y、Co、Cu、Ni、S
i、Sn、Ti、Cr、Ce、Zr、Ca、Ta及びN
b等から選ばれた金属或いは合金をフィルム状なしシー
ト状、粉状及び粒状に形成したものを挙げることができ
る。
【0084】次に、上記薬剤、化粧料又は遠赤外線放射
体と共に或いは上記薬剤、化粧料又は遠赤外線放射体に
変えて透湿性基材及び/又は吸水体に担持される「トル
マリン」は、電気石とも呼ばれ、細かく粉砕しても自発
的に結晶の両極に+極と−極が存在し、このトルマリン
の微弱電流が空気中の水分や人体の細胞に含まれる水分
に流れることによって水分がマイナスのヒドロキシルイ
オンと呼ばれる界面活性作用を持ったイオンに変化する
結果、神経系統への刺激となり視床下部の機能(体温調
節・ホルモン分泌・自律神経の調整)を高めて免疫力や
自然治癒の機能を活性化させる働きがある上、洗浄効
果、消臭効果及び除菌効果が得られるのである。
【0085】又、トルマリンは電子を半永久的に流し続
け、トルマリンの永久電極は、電気の導体である皮膚表
層やツボ(良導点)の部分に生体電流と同じレベルの数
十マイクロアンペアの電流を流し、この微弱電流は電流
刺激としての作用を生じ、その電気分解による発生させ
た活性水素が人体に悪影響を与える活性酸素を除去した
り、視床下部への働きを促進したり、人間の身体から放
出される熱を吸収し、遠赤外線を照射して人体の血液循
環が促進され新陳代謝が促進されたり、更に、トルマリ
ンから放出されるマイナスイオンは、心身をリラックス
させたり、疲労回復、血圧降下などの効果を発現するの
である。
【0086】このように、トルマリンの遠赤外線効果と
マイナスイオン効果によって、新陳代謝の活性化、血液
や細胞の活性・還元化、血行促進、肩こり、腰痛、冷え
性の改善、疲労回復、胃腸の強化、内臓疾患、水虫、ア
トピー、美肌効果、自律神経の安定(リラックス効
果)、免疫力の快復、身体の弱アルカリ化等、遠赤外線
効果とトルマリン特有のマイナスイオン効果などとの相
乗効果は極めて優れたものとなるのである。
【0087】そして、本発明において、トルマリンは、
原石をそのまま利用したり、原石をパウダー状にして吸
水体や透湿性基材中に分散練り込んだり、又、このパウ
ダーを接着剤に混合し、これを吸水体や透湿性基材に塗
工、担持させたり、透湿性基材の繊維に直接練り込む等
種々の態様で利用される。
【0088】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0089】添付図面について説明すると、図1は本発
明の水蒸気発生具を顔面に適用する場合の一実施例を示
す平面図、図2はそのA−A線視断面図、図3はその使
用状態を示す平面図である。
【0090】図1及び図2において、本発明に係る顔面
用の水蒸気発生具1は、透湿性基材2上に、吸水体3を
積層し、更にその上を被覆材4で覆った積層体からな
り、この場合、吸水体3は、透湿性基材2及び被覆材4
と同様の形状に形成されており、しかも前記の透湿性基
材2、吸水体3及び被覆材4からなる積層体の周縁部を
覆うように当て布5を当てて縫着6されている。尚、7
は顔面における口箇所に開口する口部である。
【0091】本発明に係る顔面用の水蒸気発生具1にお
いて、前記透湿性基材2は、柔軟で透湿性があるフィル
ム状ないしシート状のもので形成されているが、この場
合、ポリエステル製スパンボンド(坪量30g/m
とポリエステル製スパンレス(坪量50g/m)とを
SISで部分接着して形成されており、その透湿度が4
100g/m・24hrに調整されており、しかも前
記ポリエステル製スパンレス(坪量50g/m)が外
側に露出するように構成されている。
【0092】又、前記吸水体3は、本発明の水蒸気発生
具1における水蒸気発生部を構成するものであって、し
かも温熱或いは冷熱の発生体であり、しかもこの吸水体
3は、吸水性ポリマーを繊維形状化した吸水性繊維体を
必須構成成分とするものであり、本実施例においては、
ポリアクリル酸ナトリウムを主成分とするポリマーを直
接紡糸し、繊維形状化させた高吸水・高級質性繊維(鐘
紡株式会社製、商品名ベルオアシス)を用いて、その坪
量が150g/mになるように調整された不織布を使
用した。
【0093】更に、前記被覆材4としては、ポリエステ
ル製不織布(坪量50g/m)とポリエステル製スパ
ンボンド(坪量30g/m)との間にポリエチレン製
フィルム(ガスバリアフィルム、厚さ20μm)を介在
させてラミネートした積層フィルムからなり、その透湿
度が25g/m・24hr以下に調整されており、し
かも前記ポリエステル製不織布(坪量50g/m)が
外側に露出するように構成されている。
【0094】そして、被覆材4は、吸水体3中の水分が
大気中に蒸散することを防止したり、衣服等に接触して
当該衣服が汚損することを防止する役割を担うものであ
るため、その透湿度が25g/m・24hr以下に調
整されて、むしろ水分の透過性を制限している。
【0095】なお、本発明に係る顔面用の水蒸気発生具
1において、前記の透湿性基材2及び/又は吸水体3に
は、必要に応じて経皮吸収性の薬剤、化粧料、遠赤外線
放射体又はトルマリンから選ばれた少なくとも1種以上
を担持させても良いのである。
【0096】そして、図3に示すように、前記顔面用の
水蒸気発生具1を、1分間水に浸漬した後、500Wの
電子レンジで1分間加温し、これを眼精疲労を訴える被
験者20人の顔面に7〜10分間適用して使用してもら
い、その使用感や効果についてアンケート調査を行っ
た。
【0097】その結果、温熱試験の使用態様において、
被験者(女性12名と男性8名 年齢がいずれも26〜
52才)の18名は目の疲れが著しく緩和されたと回答
し、残り2名の被験者においても目の疲れがある程度緩
和されたと回答し、効果がなかったと答えた者は全くい
なかった。更に、被験者の女性12名のうち10名が肌
に潤いができ、翌日の化粧のノリが良かったと回答し
た。
【0098】ところで、前記顔面用の水蒸気発生具1
を、前述のように、電子レンジで加温後、約15分間に
亘って45℃〜38℃程度の好適な温熱と水蒸気が発生
していることが確認された。
【0099】又、温熱試験に用いた水蒸気発生具1につ
いて、温熱試験と同じ条件での繰り返しの使用を試験し
たところ、100回以上もの繰り返し使用をしても、そ
の性能の劣化をほとんど認めることはできず、これによ
り、ほぼ半永久的な繰り返し使用が可能なことが確認さ
れた。
【0100】
【効果】本発明は前記構成を有し、即ち、施用箇所に水
蒸気によるスチーム効果を付与する水蒸気発生具とし
て、フィルム状ないしシート状の透湿性基材と被覆材と
の間に吸水性ポリマーを繊維形状化した吸水性繊維を必
須構成成分とする吸水体が積層してなる水蒸気発生具を
形成し、当該水蒸気発生具を使用する際に、当該水蒸気
発生具を水に含浸させることによって水分を吸水させ、
使用者の好みに応じて電子レンジで加温したり、冷蔵庫
等で冷却することにより、貼付箇所に対して好適な水蒸
気を長期間にわたって供給することができる上、所望の
温熱効果或いは冷熱効果も付与することができるのであ
り、しかもほぼ半永久的な繰り返しの使用を可能とする
非常に有益な効果を発現する水蒸気発生具である。
【0101】即ち、本発明は、施用箇所に水蒸気による
スチーム効果を付与する水蒸気発生具として、フィルム
状ないしシート状の透湿性基材と被覆材との間に吸水性
ポリマーを繊維形状化した吸水性繊維を必須構成成分と
する吸水体を積層したものを用いることにより、施用箇
所を温めたい場合にあっては、水分を吸収させた当該水
蒸気発生具を電子レンジ等で所望の温度に加温して用い
ることができ、逆に施用箇所を冷やしたい場合にあって
は、当該水蒸気発生具を冷蔵庫や冷凍庫内で冷却して用
いることができる上、ほぼ半永久的に繰り返して使用で
きるのであり、極めて経済的であるなどの効果を発現す
るのである。
【0102】又、本発明に係る水蒸気発生具において
は、その基材を透湿性のフィルムないしシートで形成す
ることにより、吸水体が吸収した水分が水蒸気として当
該透湿性基材を透過し、これにより、施用箇所に適度な
水分(水蒸気)を供給し、皮膚等の乾燥を緩和し、潤い
を与えることができるなどの効果を発現するのである。
【0103】一方、本発明に係る水蒸気発生具において
は、水蒸気発生具の被覆材をガスバリヤー性のフィルム
ないしシートで形成することにより、発生した水蒸気が
被覆材を透過して大気中に蒸散することを防止し、発生
した水蒸気の放出を施用面側(基材側)の一方向に方向
付けることができるようになり、水蒸気を効率よく皮膚
表面等に付与することができるなどの効果も奏するので
ある。
【0104】更に、水蒸気発生具が、透湿性基材と被覆
材との間に吸水性ポリマーを繊維形状化した吸水性繊維
を必須構成成分とする吸水体を積層したシート状のもの
として形成することにより、薄く、柔軟で肌触りを著し
く向上することができるのであり、しかも吸水性繊維が
直接皮膚表面に接触することがないため、火傷や低温火
傷或いは過剰冷却等を引き起こすことが無く、これより
使用感及び安全性を至極向上することもできるなどの効
果も発現するのである。
【0105】加えて、本発明に係る水蒸気発生具は、不
使用時においては水分を含むものではないため、非通気
性包材に封入する等の特別な保存方法を必要とせず、保
存性や取り扱い性が至極向上するだけでなく、製造工程
を簡略化することができるなどの効果も奏するのであ
る。
【0106】特に、本発明に係る水蒸気発生具におい
て、透湿性基材及び/又は吸水体に、経皮吸収性薬剤等
を担持させることにより、水蒸気により緩慢・ルーズ化
した皮膚角質層に、この薬剤等が好適に吸収され、これ
により薬剤の薬理効果を高めることができるなどの効果
も発現するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の水蒸気発生具を顔面に適用す
る場合の一実施例を示す平面図である。
【図2】図2は、図1のA−A線視断面図である。
【図3】図3は、図1の使用状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 水蒸気発生具 2 透湿性基材 3 吸水体 4 被覆材 5 当て布 6 縫着 7 口部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 施用箇所に水蒸気によるスチーム効果を
    付与するための水蒸気発生具であって、この水蒸気発生
    具は、フィルム状ないしシート状の透湿性基材と被覆材
    との間に吸水性ポリマーを繊維形状化した吸水性繊維を
    必須構成成分とする吸水体が積層されてなることを特徴
    とする水蒸気発生具。
  2. 【請求項2】 吸水性繊維が、吸水性ポリマーを直接紡
    糸して繊維形状化させたものである請求項1に記載の水
    蒸気発生具。
  3. 【請求項3】 吸水性繊維が、天然繊維及び/又は人造
    繊維を芯材として、この芯材の表面を吸水性ポリマーで
    コーティングして繊維形状化させたものである請求項1
    に記載の水蒸気発生具。
  4. 【請求項4】 透湿性基材の透湿度が、リッシー法で2
    000〜7500g/m・24hrの範囲に制御され
    ている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の水蒸気
    発生具。
  5. 【請求項5】 被覆材の透湿度が、リッシー法で100
    0g/m・24hr以下である請求項1ないし4のい
    ずれか1項に記載の水蒸気発生具。
  6. 【請求項6】 透湿性基材又は被覆材が、天然繊維及び
    /又は人造繊維から成る布体又は高分子材料から成るフ
    ィルムないしシートから選ばれた少なくとも1種以上で
    形成されている請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    の水蒸気発生具。
  7. 【請求項7】 布体が、布地、タオル地、パイル地、キ
    ルト、編み物、不織布又は織布から選ばれた少なくとも
    1種以上である請求項6に記載の水蒸気発生具。
  8. 【請求項8】 高分子材料から成るフィルムないしシー
    トが、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸
    ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリ
    アミド、ポリエステル、ポリアセタール、ポリサルフォ
    ン、ポリフェニレンオキサイド、ポリブタジエン、ポリ
    プロピレン、セロファン、ポリクロロプレン、ポリアミ
    ノ酸、ニトリルゴム、ブチルゴム又はシリコーンゴムか
    ら選ばれた少なくとも1種以上で形成されたものである
    請求項7に記載の水蒸気発生具。
  9. 【請求項9】 透湿性基材の一部ないし全部には、透湿
    度調節フィルムが着脱自在に積層されている請求項1な
    いし8のいずれか1項に記載の水蒸気発生具。
  10. 【請求項10】 透湿度調節フィルムが、ポリウレタ
    ン、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポ
    リ塩化ビニル、ポリアミド、ポリエステル、ポリアセタ
    ール、ポリサルフォン、ポリフェニレンオキサイド、ポ
    リブタジエン、ポリプロピレン、セロファン、ポリクロ
    ロプレン、ポリアミノ酸、ニトリルゴム、ブチルゴム又
    はシリコーンゴムから選ばれた少なくとも1種以上で形
    成したものである請求項9に記載の水蒸気発生具。
  11. 【請求項11】 透湿性基材の両端部又は周縁部には外
    被貼着用の粘着部が形成されている請求項1ないし10
    のいずれか1項に記載の水蒸気発生具。
  12. 【請求項12】 粘着部の面積が可変である請求項11
    に記載の水蒸気発生具。
  13. 【請求項13】 透湿性基材及び/又は吸水性繊維に
    は、経皮吸収性薬剤、化粧料、遠赤外線放射体又はトル
    マリンから選ばれた少なくとも1種以上が担持されてい
    る請求項1ないし12のいずれか1項に記載の水蒸気発
    生具。
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