JP2003169852A - マイナスイオン発生剤、これを用いたマイナスイオン発生シート及びマイナスイオン発生貼付剤 - Google Patents

マイナスイオン発生剤、これを用いたマイナスイオン発生シート及びマイナスイオン発生貼付剤

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JP2003169852A
JP2003169852A JP2001371163A JP2001371163A JP2003169852A JP 2003169852 A JP2003169852 A JP 2003169852A JP 2001371163 A JP2001371163 A JP 2001371163A JP 2001371163 A JP2001371163 A JP 2001371163A JP 2003169852 A JP2003169852 A JP 2003169852A
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JP2001371163A
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Keizo Oda
桂蔵 織田
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Original Assignee
OOSHIN SEIYAKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、新陳代謝の活性化、血液や細胞の
活性・還元化、血行促進、肩こり、腰痛、冷え性の改
善、疲労回復、胃腸の強化、内臓疾患、水虫、アトピ
ー、美肌効果、自律神経の安定(リラックス効果)、免
疫力の快復或いは身体の弱アルカリ化等に極めて優れた
作用を発現するマイナスイオンの発生効率を高め、安定
したマイナスイオン効果を付与するマイナスイオン発生
剤を提供することを目的とし、更に、このマイナスイオ
ン発生剤の取り扱い性を高めたマイナスイオン発生シー
ト及びマイナスイオン発生貼付剤を提供することを目的
とする。 【構成】 本発明においては、マイナスイオン発生体及
び吸湿体を必須構成成分とすることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイナスイオンの
発生効率を高めると共に長期間にわたって安定した量の
マイナスイオンを発生させることができるマイナスイオ
ン発生剤、これを用いたマイナスイオン発生シート及び
マイナスイオン発生貼付剤に関し、更に詳しくは、マイ
ナスイオン効果による新陳代謝の活性化、血液や細胞の
活性・還元化、血行促進、肩こり、腰痛、冷え性の改
善、疲労回復、胃腸の強化、内臓疾患、水虫、アトピ
ー、美肌効果、自律神経の安定(リラックス効果)、免
疫力の快復及び身体の弱アルカリ化等を実現するマイナ
スイオン発生剤、これを用いたマイナスイオン発生シー
ト及びマイナスイオン発生貼付剤に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、多くの人々が、肩こり、腰痛、頸
肩腕症候群、習慣性の便秘、不眠症、頭痛、頭重感、胸
痛、手足の不定の痛み、背中の痛み、めまい或いは足の
だるさ等の原因不明の疾患に悩まされている。
【0003】最近では、これらの疾患は、自律神経失調
症に起因するものと判断されるようになってきており、
最近のIT革命によって、OA機器を導入する企業が増
加し、これに伴って、コンピューターを扱う者が増えた
こともひとつの要因であろうと解されている。
【0004】即ち、慣れないOA機器の操作や長時間同
じ姿勢のままでの作業等によるストレスが作業者の自律
神経機能のバランスを崩し、自律神経失調症の状態とな
り、これにより上述の種々の疾患が生じると解釈されて
いるのである。
【0005】ところが、これらの疾患は、当人には自覚
症状があり、症状が一進一退していると感じていても、
病院での検査では、健康常人と何ら変わることがないと
いう検査結果となることが多く、通院治療しても一向に
症状が改善することがないのが殆どである。
【0006】これは、自律神経失調症がいわゆる「症候
群」であり、病気と症状の間に位置するものであること
から、その原因をつかむことが困難なことが大きな要因
となっている。
【0007】ここで、自律神経とは、人間の神経系のひ
とつで、内臓の働きや血液の循環を制御する働きをつか
さどるものであり、つまり、胃や腸の働き、発汗作用、
血管の伸縮作用を主として行うものである。
【0008】従って、自律神経失調症とは、ストレス等
により自律神経に変調をきたし、内臓の働きや血液の循
環がうまくいかなくなることであり、これにより肩こり
等の疾患が表面に現れてくるのである。
【0009】ところで、最近「マイナスイオン」と呼ば
れる界面活性作用を持ったイオンが、心身をリラックス
させたり、疲労回復、血圧降下などの作用を発現すると
の研究結果が多々報告されており、上述の自律神経失調
症に起因する疾患に対する有効な治療手段として、この
マイナスイオンを人工的に発生させるマイナスイオン発
生装置等やトルマリン等のマイナスイオン発生体を利用
した製品が種々開発されている。
【0010】しかしながら、マイナスイオンを人工的に
発生させるマイナスイオン発生装置は高価であり、又、
重く、持ち運びが困難であることから、一般家庭におい
ての使用が制限されるものであり、一部の専門的な機関
でのみ使用されているのが現状である。
【0011】一方、トルマリン等のマイナスイオン発生
体を利用した製品は、安価で且つ取り扱いが簡便である
ことから、人気があり、腕輪やネックレス等の製品とし
て市場にも多く出回っている。
【0012】ところで、このトルマリンは電気石とも呼
ばれ、細かく粉砕しても自発的に結晶の両極に+極と−
極が存在し、このトルマリンの微弱電流が空気中の水分
や人体の細胞に含まれる水分に流れることによって、当
該水分がマイナスイオンと呼ばれる界面活性作用を持っ
たイオンに変化する結果、このマイナスイオンが神経系
統への刺激となり視床下部の機能(体温調節・ホルモン
分泌・自律神経の調整)を高めて免疫力や自然治癒の機
能を活性化させ、洗浄効果、消臭効果及び除菌効果が得
られるのである。
【0013】又、トルマリンは、人間の身体から放出さ
れる熱を吸収し、遠赤外線を照射する機能も有してお
り、この遠赤外線の照射により人体の血液循環が促進さ
れ新陳代謝が促進されたりするのである。
【0014】このようなトルマリンの発現する遠赤外線
照射機能とマイナスイオン効果は、新陳代謝の活性化、
血液や細胞の活性・還元化、血行促進、肩こり、腰痛、
冷え性の改善、疲労回復、胃腸の強化、内臓疾患、水
虫、アトピー、美肌効果、自律神経の安定(リラックス
効果)、免疫力の快復或いは身体の弱アルカリ化等に極
めて優れた作用を発現するといわれている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにトルマリンが非常に優れた作用を有することが多く
報告されているにもかかわらず、現実に、トルマリンを
腕輪やネックレス等に加工した製品にあっては、効果に
バラツキがあったり、所望の効果が得られないことが殆
どである。
【0016】この問題は、マイナスイオン発生体として
トルマリンを用いた場合に限らず、レアアース鉱石や希
陽石等のマイナスイオン発生体を用いた場合にあっても
同様の結果となっている。
【0017】そこで、本発明者がこの問題について検討
したところ、マイナスイオン発生体によるマイナスイオ
ンの発生効率は、空気中の水分量(湿度)によって大き
く影響されていることが確認されている。
【0018】即ち、前述したように、マイナスイオン
は、空気中の水分や人体の細胞に含まれる水分がマイナ
スイオン発生体により界面活性作用を持ったイオンに変
化したものであり、従って、このマイナスイオン発生体
の周辺にある水分の多少により、マイナスイオンの発生
効率にバラツキが生じるのである。
【0019】そこで本発明者は、前記技術的課題を解決
し、マイナスイオン発生体のマイナスイオンの発生効率
を向上させるため鋭意検討を重ねた結果、マイナスイオ
ン発生体と吸湿体とを必須構成成分とするマイナスイオ
ン発生剤が、空気中の水分量の変化によっても、一定の
マイナスイオンを発生させ、マイナスイオンの発生効率
を著しく向上させるとの知見を得た。
【0020】即ち、本発明者は、マイナスイオン発生体
と吸湿体とを共存させると、空気中の水分や人体から発
生した水分等を当該吸湿体が好適に吸収し、その結果、
マイナスイオン発生体の近傍に常に一定の水分が存在す
ることとなり、常に、安定した量のマイナスイオンを発
生させることができるとの知見を得たのである。
【0021】本発明は、前記知見に基づき完成されたも
のであって、新陳代謝の活性化、血液や細胞の活性・還
元化、血行促進、肩こり、腰痛、冷え性の改善、疲労回
復、胃腸の強化、内臓疾患、水虫、アトピー、美肌効
果、自律神経の安定(リラックス効果)、免疫力の快復
或いは身体の弱アルカリ化等に極めて優れた作用を発現
するマイナスイオンの発生効率を高め、常に、安定した
マイナスイオン効果を付与するマイナスイオン発生剤を
提供することを目的とし、更に、このマイナスイオン発
生剤の取り扱い性を高めたマイナスイオン発生シート及
びマイナスイオン発生貼付剤を提供することを目的とす
るものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のマイナスイオン発生剤は、マイナスイオン
発生体及び吸湿体を必須構成成分とすることを特徴とす
るものである。
【0023】即ち、前述のように、マイナスイオン発生
体と吸湿体とを共存させると、空気中の水分や人体から
発生した水分を当該吸湿体が好適に吸収し、その結果、
マイナスイオン発生体の近傍に常に一定の水分が存在す
ることになり、常に、安定した量のマイナスイオンを発
生させることができるのである。以下、本発明のマイナ
スイオン発生剤を詳細に説明する。
【0024】本発明のマイナスイオン発生剤で用いられ
るマイナスイオン発生体としては、電離作用によってマ
イナスイオンを発生させるものや天然放射線による放射
線の空中飛程での空気のイオン化によってマイナスイオ
ンを発生させるもののことをいい、このような作用によ
り、マイナスイオンを好適に発生するマイナスイオン発
生体の好ましい例としてはトルマリン、レアアース鉱
石、希陽石、コハク、ブラックカーボン、ガーネット、
サンゴ石、トロン及び珪藻土等を挙げることができる。
【0025】このうち、トルマリンは電気石とも呼ば
れ、細かく粉砕しても自発的に結晶の両極に+極と−極
が存在し、このトルマリンの微弱電流が空気中の水分や
人体の細胞に含まれる水分に流れることによって水分が
マイナスのヒドロキシルイオンと呼ばれる界面活性作用
を持ったイオンに変化する結果、神経系統への刺激とな
り視床下部の機能(体温調節・ホルモン分泌・自律神経
の調整)を高めて免疫力や自然治癒の機能を活性化させ
る働きがある上、洗浄効果、消臭効果及び除菌効果等が
得られるのである。
【0026】又、トルマリンは電子を半永久的に流し続
け、トルマリンの永久電極は、電気の導体である皮膚表
層やツボ(良導点)の部分に生体電流と同じレベルの数
十マイクロアンペアの電流を流し、この微弱電流は電流
刺激としての作用を生じ、その電気分解による発生させ
た活性水素が人体に悪影響を与える活性酸素を除去した
り、視床下部への働きを促進したり、人間の身体から放
出される熱を吸収し、遠赤外線を照射して人体の血液循
環が促進されるので、新陳代謝が促進されるのであり、
更に、トルマリンから放出されるマイナスイオンは、心
身をリラックスにさせたり、疲労回復、血圧降下などの
効果を発現するのである。
【0027】一方、レアアース鉱石は、天然放射性元素
であるウラン、トリウム等を含む鉱石であり、常温にお
いても多量の遠赤外線を放出し、又、レアアース鉱石か
らの放射エネルギーは空気中の水蒸気、酸素、窒素をイ
オン化によってマイナスイオンに変化させる作用があ
り、その効果は前記トルマリンとほぼ同等である。
【0028】又、その他のマイナスイオン発生体もトル
マリン或いはレアアース鉱石とほぼ同様の作用により、
マイナスイオンを発生させるものである。
【0029】このように、トルマリンやレアアース鉱石
等のマイナスイオン発生体の有する遠赤外線効果とマイ
ナスイオン効果によって、自律神経を正常化し、新陳代
謝の活性化や血液や細胞の活性・還元化及び血行を促進
し、肩こり、腰痛、頸肩腕症候群、習慣性の便秘、不眠
症、頭痛、頭重感、胸痛、手足の不定の痛み、背中の痛
み、めまい或いは足のだるさ等を好適に解消するのであ
り、遠赤外線効果とマイナスイオン効果の相乗効果は極
めて優れたものとなるのである。
【0030】なお、本発明においては、マイナスイオン
発生体の表面積を向上させ、又、取り扱い性を向上させ
るために、前記マイナスイオン発生体を粉末状にしたも
のを用いることが好ましい。
【0031】そして、本発明のマイナスイオン発生剤
は、このマイナスイオン発生体のマイナスイオンの発生
効率を向上させ、安定したマイナスイオン効果を実現さ
せるために、マイナスイオン発生体と吸湿剤を共存させ
たことに最も大きな特徴を有するのである。
【0032】本発明において、この吸湿剤としては、主
として水を円滑、且つ大量に吸水する材料であれば特に
制限されるものではなく、既知の親水性高分子材料や天
然材料等を好適に使用することができるが、具体的には
例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ポリアクリル酸及びその塩、無水マレイン酸共重合
物などの合成高分子系親水性ポリマー、デキストリン、
プルラン、ゼラチンなどの如き天然系親水性ポリマー、
メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロースの如き半合成系化合物等を挙げることがで
き、その他ベントナイト、活性白土、ステアリン酸塩、
ポリエチレンオキサイド、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルピロリドン、アラビアゴム、トラガカントゴム、
ローカストビーンガム、グアーガム、アラビアガム、ア
ルギン酸ソーダ等のアルギン酸塩、ペクチン、カルボキ
シビニルボリマー、デキストリン、α化澱粉、加工用澱
粉などの澱粉系吸水剤、カラギーナン、寒天などの多糖
類系増粘剤、酢酸エチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、メチルセルロース又はヒドロキシプロピル
セルロースなどのセルロース誘導体系増粘剤、水溶性セ
ルロースエーテル、N−ビニルアセトアミド、アクリル
系エマルジョン、ウレタン系エマルジョン等から選ばれ
た1種又は2種以上の混合物が挙げられるのであり、更
に、必要に応じては、これらを界面活性剤で処理した
り、これらと界面活性剤を組み合わせて親水性を向上し
ても良いのである。
【0033】又、本発明においては、その他の吸湿剤と
して、活性炭、シリカゲル、パーライト、ゼオライト、
おがくず或いはパルプ材料等も好適に用いることができ
るのである。
【0034】そして、本発明のマイナスイオンは製剤に
おけるマイナスイオン発生体と吸湿材の配合割合として
は、特に限定されるものではなく、選択したマイナスイ
オン発生体の種類や大きさ、或いは選択した吸湿剤の吸
水能力等に応じて適宜決定されるものであるが、一般的
には、マイナスイオン発生体100重量部に対して、吸
湿剤100〜2000重量部程度が好ましく、更に、1
50重量部〜1000重量部程度が一層好ましい。
【0035】なお、本発明のマイナスイオン発生剤は、
このようにマイナスイオン発生体と吸湿材とを適宜配合
してなり、その後、具体的な製品に加工され応用される
のであるが、この加工形態としては特に限定されるもの
ではなく、例えば、粉末状に加工したり、適当量の水分
を加えて粘体状のものに加工したり或いはマイナスイオ
ン発生剤を固めて固形状のものに加工しても良く、更
に、これら粉末状、粘体状或いは固形状のマイナスイオ
ン発生剤を通気性の包材や箱剤に封入したり、種々の基
材に塗布、担持させても良いのである。
【0036】中でも、本発明においては、マイナスイオ
ン発生剤をフィルム状ないしシート状の保持担体に担持
させたマイナスイオン発生シートの形態に加工すること
や、マイナスイオン発生剤及び/又は前記マイナスイオ
ン発生シートを少なくとも一部に通気性を有する扁平状
袋体の内部に封入してなるマイナスイオン発生貼付剤の
形態に加工することが取り扱い性が良好となり特に好ま
しいのである。
【0037】以下、これらマイナスイオン発生シート及
びマイナスイオン発生貼付剤について順に詳細に説明す
る。
【0038】本発明のマイナスイオン発生シートにおけ
る保持担体としては、例えば、パルプ材、多孔質シー
ト、発泡スチロール樹脂等の発泡合成樹脂シート及びス
ポンジシート等から選ばれた少なくとも1種以上を挙げ
ることができる。
【0039】更に詳しくは、パルプ材としては、例えば
紙、厚紙、段ボール等を挙げることができるのであり、
又、多孔質シートとしては、例えば各種合成樹脂製の多
孔質シートが挙げられるのであり、更に、発泡スチロー
ル樹脂としては、例えば任意の発泡倍率の発泡スチロー
ル等を挙げることができるのであり、加えて、スポンジ
としては、公知の高分子樹脂を海綿状に処理して形成し
たスポンジ等を挙げることができる。
【0040】そして、これらの保持担体にマイナスイオ
ン発生剤を担持させる方法としては特に限定されるもの
ではないが、例えば、これらの保持担体中の繊維網や微
細孔中にマイナスイオン発生剤を担持させたり、これら
の保持担体の表面に接着剤等を塗布し、この上からマイ
ナスイオン発生剤を散布したり、粘体状のマイナスイオ
ン発生体を保持担体の表面に塗布する方法等を挙げるこ
とができる。
【0041】次に、本発明におけるマイナスイオン発生
貼付剤は、マイナスイオン発生剤或いは前記マイナスイ
オン発生シートを扁平状袋体に封入してなるものである
が、この扁平状袋体としては、少なくとも一部に通気性
を有するものであれば特に限定されるものではなく、一
般的には、フィルム状ないしシート状の布基材を2枚重
ねて、周縁部を接着或いは融着して形成されてなるもの
が、薄く、製造方法が簡便であることから望ましい。
【0042】このフィルムないしシートからなる布基材
としては、柔軟でマイナスイオン発生貼付剤の使用感を
損ねるものでなければ、特に限定されるものではく、既
知の天然繊維及び/又は人造繊維から成るフィルムない
しシート、又は高分子材料から成るフィルムないしシー
トに通気性を付与したものを適宜選択して用いることが
でき、又、これらのフィルムないしシートから選ばれた
少なくとも1種以上を積層した積層フィルムないしシー
トとして用いても良い。
【0043】なお、天然繊維及び/又は人造繊維から成
るフィルムないしシートにあっては、通常、その構造上
通気性を有しているため、更に通気性を付与する必要は
ないが、高分子材料からなるフィルムないしシートに通
気性を与える方法としては、フィルム等を形成するとき
に延伸させて通気孔を形成する方法、更にこの延伸した
フィルム等から特定成分を抽出して通気孔を形成する方
法の他、フィルム等を形成した後に極細針等による針穿
孔により機械的に通気孔を形成する方法等が挙げられ
る。
【0044】また、高分子材料からなる発泡させたフィ
ルムないしシートにあっては、発泡により表裏両面に開
かれた独立気泡又は連続気泡が形成され、また、発泡後
にフィルムを圧迫してその内部に形成された独立気泡又
は連続気泡を破裂させて表裏両面に連通させることによ
り通気孔を形成するのである。
【0045】前記天然繊維及び/又は人造繊維から成る
フィルムないしシートとしては、一般的には、布、タオ
ル、毛布、編み物、キルト、不織布及び織布等を挙げる
ことができる。
【0046】又、前記天然繊維としては、例えば綿花、
カポック、亜麻、ラミー、大麻、黄麻、しゅろ、マニラ
麻、サイザル麻、コイヤー・ファイバー等の植物繊維、
家蚕絹、柞蚕絹、羊毛(緬羊)、カシミア毛、ラクダ
毛、アルパカ毛、モヘヤー、兎毛等の動物繊維が挙げら
れる。
【0047】更に、前記人造繊維としては、例えば人絹
糸、スフ、ビスコース、ベンベルグ等の再生繊維、又は
ポリアミド系繊維(ナイロンなど)、ポリエステル系繊
維(テトロン、テリレン、デークロンなど)、ポリアク
リル系繊維(オーロン、エクスラン、ボンネル、カシミ
ロン、カネカロンなど)、ポリビニール・アルコール系
繊維(ビニロン)、ポリアルキレンパラオキシベンゾエ
ート系繊維(ベンゾエート)、ポリウレタン系繊維(ポ
リウレタン)[スパンテックス]、ポリ塩化ビニリデン
系繊維(ビニリデン)、ポリ塩化ビニル系繊維(ポリ塩
化ビニル)、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリエチレ
ン系繊維(ポリエチレン)、ポリプロピレン系繊維(ポ
リプロピレン)、ポリクラール、ポリプロピレン系(パ
イレン)等の合成繊維、或いは酢酸人造繊維などのよう
に天然物質と合成物質とを共重合して製造した半合成繊
維等が挙げられる。
【0048】一方、前記高分子材料から成るフィルムな
いしシートとしては、例えば、ポリウレタン、ポリエチ
レン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニ
ル、ポリブタジエン、ポリプロピレン、セロファン、ポ
リクロロプレン、ポリアミノ酸、ニトリルゴム、ブチル
ゴム及びシリコーンゴムなどを薄く形成したフィルムな
いしシートを用いることができる。
【0049】なお、本発明においては、マイナスイオン
発生貼付剤の機械的強度の向上或いは使用感を向上させ
るために、前記高分子材料から成るフィルムないしシー
トにおける少なくとも片側面の一部ないし全部に、天然
繊維及び/又は人造繊維から成るフィルムないしシート
を積層したもの用いるのが好ましく、具体的には例え
ば、ポリウレタンやゴム等の高分子材料から成るフィル
ム又はシートの少なくとも片側面に不織布や織布等の天
然繊維及び/又は人造繊維から成るフィルムないしシー
トをラミネートしたもの等を挙げることができる。
【0050】本発明において、前記布基材として用いら
れるフィルムないしシートの坪量としては、封入するマ
イナスイオン発生剤の粒径や充填量、或いはマイナスイ
オン発生貼付剤の施用方法によって大きく異なり、特に
限定されるものではないが、具体的には、一般に坪量が
20〜500g/m程度とするのが好ましい。
【0051】フィルムないしシートの坪量が20g/m
未満の場合には、必要な機械的強度が得られなくなる
上、厚さを均一にすることが困難になる虞れがあるので
好ましくない。
【0052】一方、フィルムないしシートの坪量が50
0g/mを超えると、柔軟性が低下して体表面へのな
じみ性が著しく低下すると共に、体表面の変形や移動に
対する追従性が低下する上、ごわごわして風合が悪くな
るので好ましくない。
【0053】従って、特に、フィルムないしシートの坪
量は、一般に坪量が25〜350g/m程度とするの
が好ましく、更に好ましくは30〜300g/mの範
囲、特に好ましくは35〜250g/mの範囲とする
のが望ましく、この範囲であれば、所要の機械的強度や
柔軟性が得られるので望ましい。
【0054】なお、本発明のマイナスイオン発生貼付剤
においては、扁平状袋体の少なくとも一部が通気性を有
するものであるが、この通気性は、マイナスイオン発生
貼付剤マイナスイオンの発生効率や使用感等に大きな影
響を与えるのであり、又、ムレ、カブレ、痒み、赤斑等
の発生や皮膚刺激性、つまり安全性や衛生性等にも重大
な影響を与えるので、通気性を管理することが好まし
い。
【0055】この扁平状袋体の通気性の管理としては、
乾いた空気に対する通気性として管理するよりも、湿っ
た空気に対する通気性として管理する方がより正確に通
気性を管理することができるため、本発明においては、
通気性を透湿度で管理するのが好ましく、具体的には、
透湿度がリッシー法で100〜6,000g/m・2
4hrの範囲に設定すべきである。
【0056】この透湿度が、100g/m・24hr
未満では、マイナスイオン発生剤のマイナスイオン効果
が得られ難くなるので好ましくなく、一方、6,000
g/m・24hrを超えると、マイナスイオン発生貼
付剤からマイナスイオン発生剤がこぼれでたり、ムレヤ
カブレ、赤斑等の皮膚障害が発生し易く、安全性や衛生
性が低下したりするので好ましくない。
【0057】従って、これらの観点から、本発明におけ
るマイナスイオン発生貼付剤の通気性については、透湿
度がリッシー法で3,000〜5,500g/m・2
4hrの範囲に設定するのが最も好ましい。
【0058】ところで、リッシー法(Lyssy法)と
は世界各国の工業規格に準拠した方法であり、例えばJ
IS Z 0208及びJIS K 7129では、温
度40℃、相対湿度差90%RHに保つように定められ
ているので、本装置では、100%相対湿度の状態にあ
る下部チャンバーと、高感度の湿度センサーを設置した
上部チャンバーの境界面に測定サンプルが挿入され、湿
度センサーのある上部チャンバーの相対湿度を10%R
H(100%−90%)に保つようにし、これを中心に
して、+1から−1の幅、即ち約9%から約11%に湿
度が増加するのに必要な時間(数秒)を測定し、予め透
過度既知の標準サンプルを用いて同じ条件で行ったキャ
リブレーションの結果と比較することにより透過度を求
める方式である。
【0059】なお、本発明においては、前記マイナスイ
オン発生剤をそのまま、扁平状袋体の内部に封入させて
も良いが、マイナスイオン発生剤の偏りによる使用感の
低下等の弊害を是正するために、マイナスイオン発生剤
をフィルムないしシート状の保持担体に担持させた前記
本発明のマイナスイオン発生シートを、扁平状袋体の内
部に挿入するように構成したものが好ましい。
【0060】なお、本発明のマイナスイオン発生貼付剤
においては、マイナスイオン効果以外の他の効能を発現
することができるように、前記扁平状袋体の内部に、更
に、用途に応じた種々の機能性物質、例えば、経皮吸収
性薬剤、化粧料、遠赤外線放射体、竹酢液又は木酢液か
ら選ばれた少なくとも一種以上を封入することが好まし
い。
【0061】ここで、経皮吸収性の薬剤としては特に限
定されるものではなく、公知のものを適宜選択して用い
ることができるが、具体的には、例えばコルチコステロ
イド類、消炎鎮痛剤、高血圧剤、麻酔剤、催眠鎮静剤、
精神安定剤、降圧剤、抗生物質、抗菌性物質、ビタミン
類、抗てんかん剤、冠血管拡張剤、抗ヒスタミン剤、抗
真菌物質等を好適に用いることができる。
【0062】又、昇華性結晶やハッカ油、ユーカリ油、
ラベンダー油等が必要に応じて添加することも好ましい
態様の一つとなる。
【0063】更に、一般に湿布剤として使用されている
ホウ酸水、生理的食塩水、硫苦水、アルコール水、亜麻
仁油、石灰水、肝油、オリーブ油、リバノール水、過マ
ンガン酸カリ液、メンタ水、クレオソート、カプサイシ
ン、カラシ等を、温熱緩衝シートに吸収させても良い
が、本発明においてはこれらが水分を含むことは好まし
くなく、従って、これらの有効成分を微粉末ないし顆粒
にした固形のものを用いるのが好ましい。
【0064】又、化粧料についても特に限定されるもの
ではなく、人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、
容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つため
に身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用
されることが目的とされているもので、人に対する作用
が緩和な一般的な化粧料を適宜選択して用いることがで
きるが、具体的には、抗炎症剤、収れん剤、清涼化剤、
ビタミン剤、ホルモン剤、抗ヒスタミン剤等の肌荒れ防
止用薬剤、皮脂抑制剤、角質剥離・溶解剤等のニキビ用
薬剤、アロエエキス、人参エキス、カンゾウエキス等の
動植物抽出物、アミノ酸類の如き栄養剤等を挙げること
ができる。
【0065】更に、遠赤外線放射体としては、遠赤外線
領域近辺の波長範囲を有する電波を好適に放射する機能
を有するものであれば特に限定されるものではないが、
中でも遠赤外線を放射する非金属の無機質固体(遠赤外
線放射セラミック)が好ましく、具体的には、金属の酸
化物、炭化物、窒化物及び炭酸塩から選ばれた少なくと
も1種以上を適宜選択して用いることができる。
【0066】ここで、「遠赤外線」とは、正確には可視
光線の長波長端の0.76〜0.83μmを下限とし、
上限が1mm程度の波長範囲の電磁波のものがいわゆる
「赤外線」であり、この「赤外線」のうち、約25μm
以上の波長範囲を持つ電磁波のことを「遠赤外線」とい
うが、本発明における「遠赤外線」とは、ここまで厳密
に限定されるものではなく、この波長範囲近辺の波長を
含む電磁波のことをいい、従って、「遠赤外線放射機
能」とは、この波長範囲近辺の波長を含む電磁波を好適
に放射する機能・性質のことをいう。
【0067】なお、遠赤外線放射セラミックにおける前
記金属としては、特に制限されるものではないが、例え
ば、Al、Be、V、Fe、Y、Co、Cu、Ni、S
i、Sn、Ti、Cr、Ce、Zr、Ca、Ta及びN
b等から選ばれた金属或いは合金をフィルム状なしシー
ト状、粉状及び粒状に形成したものを挙げることができ
る。
【0068】又、木酢液や竹酢液は、木材や竹材を乾留
した際に得られる液体生成物のことをいい、防菌や防腐
作用を有するものである。
【0069】本発明のマイナスイオン発生貼付剤の好ま
しい態様としては、前記扁平状袋体の通気性を有する片
側面の一部に粘着部が設けられているものが挙げられ
る。
【0070】本発明のマイナスイオン発生貼付剤におい
て、扁平状袋体の通気性を有する片側面の一部にに粘着
部を設ける理由は、主として、当該マイナスイオン発生
貼付剤を体表面へ貼付して、密着性を向上させるためで
ある。
【0071】この場合、前記扁平状袋体の通気性を有す
る片側面の一部に粘着部を設けるにあたっては、通気性
を維持したまま粘着部を設ける必要があり、この方法と
しては特に限定されるものではないが、扁平状袋体の端
部又は周縁部に粘着部を設ける方法や、又、扁平状袋体
の通気性を有する片側面の全面に、格子状、縞状、水玉
状等に粘着剤を塗布して粘着部を設けても良いのであ
る。
【0072】本発明において、この粘着部としては、公
知の粘着剤を好適に用いることができ、特に限定される
ものではないが、粘着性や水分の滲みだし等の防止を鑑
みて、親油性の粘着剤を用いるのが好ましく、具体的に
は、例えば、(メタ)アクリル酸ブチルエステル、(メ
タ)アクリル酸ペンチルエステル、(メタ)アクリル酸
ヘキシルエステ等に代表される(メタ)アクリル酸アル
キルエステルやこれらのエステルと共重合体可能な(メ
タ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイ
ン酸、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)
アクリル酸ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリルアミ
ド、ジメチルアクリルアミド、メタクリル酸メチルアミ
ノエチル、(メタ)アクリル酸メトキシエチルの如き官
能性モノマー及び/又はアクリロニトリル、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、ビニルピロリドン等の如きビ
ニルモノマーとの共重合物であるアクリル系組成物が例
示される。
【0073】他の例示としては、シリコーンゴム、ポリ
イソプレンゴム、ポリイソブチレンゴム、ポリブタジエ
ン、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体
ゴム、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合
体ゴム、アクリル系ゴム、天然ゴムなどを主成分とする
ゴム系粘性物、ビニル系ポリマー、例えばポリビニルエ
ーテル、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニルなどを
主成分とするビニル系粘性物等を挙げることができる。
【0074】ところで、本発明のマイナスイオン発生貼
付剤においては、不使用時には、前記粘着部の露出面は
離型性保護フィルムで被覆するのが望ましい。
【0075】又、本発明のマイナスイオン発生貼付剤に
おいては、マイナスイオン効果以外の他の効能を発現す
ることができるように、前記粘着部に、用途に応じた種
々の機能性物質、例えば、経皮吸収性薬剤、化粧料、遠
赤外線放射体、木酢液又は竹酢液から選ばれた少なくと
も一種以上を担持することが好ましい。
【0076】このマイナスイオン発生体、経皮吸収性薬
剤、化粧料、遠赤外線放射体、木酢液又は竹酢液として
は、上述のものを好適に用いることができるので、繰り
返しを避けるためここでは説明を省略する。
【0077】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0078】実施例1 マイナスイオン発生貼付剤の作成 (a)マイナスイオン発生剤 マイナスイオン発生剤として、トルマリンを粉砕して、
粉末状に加工したもの10重量部を用い、これに吸湿剤
としてのデキストリン30重量部、デンプン39重量部
及びおがくず13重量部を混合して本発明のマイナスイ
オン発生剤を得た。なお、本実施例においては、更に木
酢液を8重量部加えて全体を100重量部とした。 (b)扁平状袋体 非通気性の布基材として、厚さ15μmのポリエチレン
製無孔フィルム(65mm×95mm)の外側面に厚さ
150μmのスパンボンド不織布(ポリプロピレン10
0%)を積層したもの用い、又、通気性の布基材とし
て、厚さ40μmのポリエチレン製多孔質フィルムの片
面に厚さ150μmの不織布(ポリエチレン:レーヨン
が重量比で50:50)を積層したもの(65mm×9
5mm)を用い、これらの布基材を重ね合わせてその三
周縁部をし、扁平状袋体を得た。なお、前記通気性の布
基材の透湿度は透湿量がリッシー法で3,000g/m
・24hrとなるように調整した。 (c)マイナスイオン発生貼付剤 前記(a)において得られたマイナスイオン発生剤30
gを、前記(b)の扁平状袋体内に、投入すると共に、
当該投入口をヒートシールして封入することにより、本
発明のマイナスイオン発生貼付剤を得た。
【0079】実施例2 前記(c)のマイナスイオン発生貼付剤の通気性を有す
る片側面に、通気性を損なわないようにスチレン−イソ
プレン−スチレンブロック共重合体(SIS)系粘着剤
を格子状に積層して粘着部を設けることにより、本発明
のマイナスイオン発生貼付剤を得た。ところで、本実施
例においては、前記スチレン−イソプレン−スチレンブ
ロック共重合体系粘着剤中に5重量%のメントールと
1.5重量%のサリチル酸が混合されている。
【0080】実施例3 実施例2で用いたスチレン−イソプレン−スチレンブロ
ック共重合体(SIS)系粘着剤100重量部に対し
て、トルマリン粉体30重量部を混合したトルマリン粉
体混入粘着剤を得た。次いで、得られたトルマリン粉体
混入粘着剤を前記(c)のマイナスイオン発生貼付剤の
通気性を有する片側面に通気性を損なわないように格子
状に積層して粘着部を設けることにより、本発明のマイ
ナスイオン発生貼付剤を得た。
【0081】比較例 トルマリンのみ30gを、前記(b)の扁平状袋体内
に、投入すると共に、当該投入口をヒートシールして封
入し、この通気性を有する片側面に、通気性を損なわな
いようにスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重
合体(SIS)系粘着剤を格子状に積層して粘着部を設
けることにより、比較例に係る貼付剤を得た。
【0082】前記実施例1〜3において作成したマイナ
スイオン発生貼付剤及び比較例において作成した湿布剤
を、肩こりを訴える被験者20人に実際に使用(肩の上
に30分間静置する)してもらい、その使用感や効果に
ついてアンケート調査を行った。
【0083】その結果、実施例1〜3のいずれについて
も、被験者の約90〜95%において肩のこりが著しく
緩和されたと回答し、残りの約5〜10%の被験者にお
いても肩のこりがある程度緩和されたと回答し、効果が
なかったと答えた者は全くいなかった。
【0084】一方、比較例の湿布剤については被験者の
約55〜65%において肩のこりがある程度緩和された
と回答し、残りの約35〜45%の被験者においては、
殆ど効果がなかったと回答した。
【0085】
【効果】本発明は、前記構成を有し、マイナスイオン発
生剤として、マイナスイオン発生体と吸湿体とを必須構
成成分とすることにより、空気中の水分量の変化によっ
ても、一定のマイナスイオンを常に発生させ、マイナス
イオンの発生効率を著しく向上させるなどの効果を発現
するのである。
【0086】即ち、本発明においては、マイナスイオン
発生体と吸湿体とを共存させると、空気中の水分や人体
から発生した水分等を当該吸湿体が好適に吸収し、その
結果、マイナスイオン発生体の近傍に常に一定の水分が
存在することとなり、安定した量のマイナスイオンを発
生させることができるなどの効果を発現するのである。
【0087】本発明において、マイナスイオン発生効率
を向上させ、安定した量のマイナスイオンを発生させる
ことができる本発明のマイナスイオン発生剤は、新陳代
謝の活性化、血液や細胞の活性・還元化、血行促進、肩
こり、腰痛、冷え性の改善、疲労回復、胃腸の強化、内
臓疾患、水虫、アトピー、美肌効果、自律神経の安定
(リラックス効果)、免疫力の快復或いは身体の弱アル
カリ化等に極めて優れた効果を発現し、又、種々の加工
形態、例えば本発明のマイナスイオン発生シートやマイ
ナスイオン発生貼付剤に応用可能であり、その利用は広
範囲にわたって実用化できるなどの効果を奏するのであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 33/22 A61K 33/22 4C087 33/24 33/24 4C206 33/44 33/44 35/10 35/10 45/00 45/00 47/02 47/02 47/04 47/04 47/12 47/12 47/32 47/32 47/34 47/34 47/36 47/36 47/38 47/38 47/42 47/42 47/44 47/44 47/46 47/46 A61L 2/16 A61L 2/16 Z 2/18 2/18 A61P 1/14 A61P 1/14 3/00 3/00 3/02 3/02 9/00 9/00 17/00 17/00 17/16 17/16 25/02 103 25/02 103 31/10 31/10 37/04 37/04 37/08 37/08 43/00 107 43/00 107 Fターム(参考) 4C053 MM02 MM06 MM08 4C058 AA01 BB07 JJ02 JJ08 4C076 AA72 AA81 AA86 BB31 CC01 CC03 CC21 CC37 DD21A DD22A DD27A DD28A DD41A EE06A EE08A EE09A EE13A EE22A EE23A EE30A EE31A EE32A EE33A EE36A EE37A EE38A EE42A FF02 FF41 FF63 4C084 AA19 MA02 MA05 MA32 MA63 ZA011 ZA021 ZA241 ZA361 ZA691 ZA891 ZB081 ZB091 ZB351 ZC211 ZC221 4C086 AA01 AA02 HA05 HA06 HA21 HA27 MA02 MA03 MA05 MA32 MA63 NA05 NA10 ZA01 ZA02 ZA24 ZA36 ZA69 ZA89 ZB08 ZB09 ZB35 ZC21 ZC22 4C087 AA01 AA02 BA07 NA05 NA10 ZA01 ZA02 ZA24 ZA36 ZA69 ZA89 ZB08 ZB09 ZB35 ZC21 ZC22 4C206 AA01 AA02 DA02 MA03 MA05 MA52 MA83 NA05 NA10 ZA01 ZA02 ZA24 ZA69 ZA89 ZB08 ZB09 ZB35 ZC21 ZC22

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイナスイオン発生体及び吸湿体を必須
    構成成分とすることを特徴とするマイナスイオン発生剤
  2. 【請求項2】 マイナスイオン発生体が、トルマリン、
    レアアース鉱石、希陽石、コハク、ブラックカーボン、
    ガーネット、サンゴ石、トロン或いは珪藻土から選ばれ
    た少なくとも1種である請求項1に記載のマイナスイオ
    ン発生剤。
  3. 【請求項3】 吸湿体が、ポリビニルアルコール、ポリ
    ビニルピロリドン、ポリアクリル酸塩、無水マレイン酸
    共重合物、デキストリン、プルラン、ゼラチン、メチル
    セルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセル
    ロース、ベントナイト、活性白土、ステアリン酸塩、ポ
    リエチレンオキサイド、アラビアゴム、トラガカントゴ
    ム、ローカストビーンガム、グアーガム、アラビアガ
    ム、アルギン酸塩、ペクチン、カルボキシビニルボリマ
    ー、デキストリン、α化澱粉、加工用澱粉、カラギーナ
    ン、寒天、酢酸エチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
    ルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
    ロース、水溶性セルロースエーテル、N−ビニルアセト
    アミド、アクリル系エマルジョン、ウレタン系エマルジ
    ョン、活性炭、シリカゲル、ゼオライト、パーライト、
    おがくず或いはパルプ材料から選ばれた少なくとも1種
    以上である請求項1又は2に記載のマイナスイオン発生
    剤。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    のマイナスイオン発生剤を、フィルムないしシート状の
    保持担体に担持してなることを特徴とするマイナスイオ
    ン発生シート。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    のマイナスイオン発生剤及び/又は請求項4に記載のマ
    イナスイオン発生シートを、少なくとも一部に通気性を
    有する扁平状袋体の内部に封入してなることを特徴とす
    るマイナスイオン発生貼付剤。
  6. 【請求項6】 扁平状袋体が、非通気性のフィルムない
    しシートからなる布基材を、通気性を有するフィルムな
    いしシートからなる布基材で覆ったものである請求項5
    に記載のマイナスイオン発生貼付剤。
  7. 【請求項7】 扁平状袋体の内部には、更に、経皮吸収
    性薬剤、化粧料、遠赤外線放射体、竹酢液又は木酢液か
    ら選ばれた少なくとも1種以上が封入されている請求項
    5又は6に記載のマイナスイオン発生貼付剤。
  8. 【請求項8】 扁平状袋体における通気性を有する片側
    面の一部には粘着部が設けられている請求項5ないし7
    のいずれか1項に記載のマイナスイオン発生貼付剤。
  9. 【請求項9】 粘着部に、マイナスイオン発生体、経皮
    吸収性薬剤、化粧料、遠赤外線放射体、竹酢液又は木酢
    液から選ばれた少なくとも1種以上が担持されている請
    求項5ないし8のいずれか1項に記載のマイナスイオン
    発生貼付剤。
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