JP2003033302A - 電気掃除機用床用吸込具 - Google Patents
電気掃除機用床用吸込具Info
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Abstract
も確保できる床用吸込具を提供する。 【解決手段】 下面に吸込口7を有する吸込具本体1
と、吸込口7に臨ませて吸込具本体1内に収納される回
転ブラシ11と、前車輪27及び後車輪25を備え、回
転ブラシ11と後車輪25との間に位置するように前車
輪27を配置して、回転ブラシ11を吸込具本体1内の
前側に寄せて配置した。
Description
床用吸込具に係わり、特に回転ブラシと車輪を備えた床
用吸込具に関するものである。
動送風機や集塵室を有する掃除機本体にホースや延長管
を介して着脱自在に接続される。
には、例えば実公平2−10971号公報(A47L
9/04)に示されているように、吸込具本体の前部両
側に前車輪が設けられている。また、吸込具本体内に収
納された回転ブラシが臨む吸込口の前縁から吸込具本体
の前壁にかけては長手方向全体にわたって10〜15m
mの橇形状を成し、この部分が絨毯等の吸い付き時の滑
り効果を上げる役割を果たしている。さらに、吸込具本
体の前壁の外周には、室内の壁面や家具などの傷付き等
を防止するためのバンパーが取り付けられている。
ような床用吸込具では、壁際の掃除を考えた場合、壁面
から上述した前壁の橇形状部分までの間のごみは、吸込
具本体の長手方向全体にわたって吸い込むことができな
かった。すなわち、壁面と回転ブラシとの間に上述した
ような長手方向全体にわたる前壁の橇形状部分や前車輪
やバンパー等が介在するため、回転ブラシが壁際近くま
で届かず、絨毯などに絡み付いた糸くず等のごみの吸い
残しが発生するという課題があった。なお、前車輪や橇
形状部分を有する前壁を無くせば、回転ブラシを壁際に
最も近づけることができるが、操作性も考慮する必要が
ある。
するためになされたものであり、壁際掃除の性能向上が
図れると共に、操作性も確保できる床用吸込具を提供す
ることを目的とするものである。
するために、本願発明は、下面に吸込口を有する吸込具
本体と、前記吸込口に臨ませて吸込具本体内に収納され
る回転ブラシと、前車輪及び後車輪を備え、前記回転ブ
ラシと後車輪との間に位置するように前車輪を配置し
て、前記回転ブラシを吸込具本体内の前側に寄せて配置
したことを特徴とするものである。
延長管に接続される前記吸込具本体の接続管に加わる操
作力の作用点が、前記後車輪と前車輪間に位置するよう
に各車輪を配置したことを特徴とするものである。
に起毛布を備えたことを特徴とするものである。
橇形状の前壁を備えたことを特徴とするものである。
なるように設定された起毛布を備えたことを特徴とする
ものである。
近における被掃除面との接触部に備えたことを特徴とす
るものである。
を参照して詳細に説明する。
気掃除機に用いられる床用吸込具に適用した一実施形態
を示す構成図であり、本実施形態の吸込具本体1は、図
4に示すように、上ケース2、下ケース3、これら上下
ケース2,3に取り外し可能に装着された蓋体4、上下
ケース2,3間に周方向に回動自在に支持された回動管
5、この回動管4に上下方向に回動自在に支持された接
続管6等から構成され、この接続管6が図示しない掃除
機本体に連結されたホースや延長管に接続されて使用さ
れる。なお、上記接続管6には、吸気流路6aと共に排
気還流路6bが形成されている。
に開口する吸込口7が形成され、その上方に図5に示す
ように下ケース3に連結して形成された回転ブラシ収納
室8が設けられている。この回転ブラシ収納室8内に
は、長短2種のブラシ体9aとブレード9bが芯体10
に螺旋状に取り付けられた回転ブラシ11が前記吸込口
7に臨ませた状態で回転自在に収納されている。
の間には、前記接続管6の排気還流路6bに連通する排
気還流路12が形成されている。また、蓋体4と回転ブ
ラシ収納室8の天板には、それぞれ吸気孔4a,8aが
形成されており、これらの吸気孔4a,8aを介して回
転ブラシ収納室8の前側に吹き込まれる外気と還流排気
とが回転ブラシ11のブラシ体9aやブレード9bに当
たることにより、回転ブラシ11は図4,図5に矢印で
示す反時計廻り方向(床用吸込具の前進方向に対して正
回転)に回転駆動されるようになっている。
ブラシ11の回転軸両端部15には、軸受部16が取り
付けられており、両軸受部16は、下ケース3の両側に
形成された装着部17に装着されるように構成されてい
る。
側底面には、吸込口7の長手方向にわたって吸込口7に
向けて円弧状に開いた床磨きブラシ18が取り付けられ
ており、この床磨きブラシ18はフローリング床等の磨
き効果の他に、吸込口7に後ろ側から空気が多量に吸い
込まれて吸引力が低下するのを抑えるシール機能や前進
時に吸い込めなかったごみが後ろ側に漏れるのを防ぐ機
能等を有する。さらに、円弧状とすることにより、前進
時に吸い込めなかったごみが当該床磨きブラシ18に当
たって内側に跳ね返ることで中央部に誘導され、吸い込
み易くなるように構成されている。
具本来の性能を損なうことなく回転ブラシ11を可能な
限り前方に配置するため、上ケース2と下ケース3から
成る本体ケースには従来のような,吸込口の長手方向に
わたって橇形状を有するような前壁は設けられてなく、
その代わりとなる前壁をバンパー20と中央部のみに設
けられた橇形状を有する前壁22で形成している。上記
バンパー20は、前面から両側面にわたって取り付けら
れているが、前面側には被掃除面に向けて垂下された弾
性体(軟質塩ビ等)から成るひれ部21を有している。
また、中央部に設けられる橇形状を有する前壁22は、
前述したように下ケース3に連結されて形成される回転
ブラシ収納室8の前壁を中央部のみ下方に伸ばして橇形
状とすることにより実現されている。回転ブラシ11
は、その回転軌跡が前記バンパー20や中央部のみに設
けられた前壁22に近接する位置に配置されている。
6の下部側に位置して従来と同様な後車輪25が備えら
れているが、吸込具本体1の前部両側には上述した構成
によるスペースの関係で前車輪は備えられていない。そ
の代わりにフローリング床や畳面を磨く効果のある起毛
布26が回転ブラシ11の軸受部16付近における被掃
除面との接触部に取り付けられていると共に、吸込口7
の後縁側のやや中央寄りに左右一対の前車輪27,27
が備えられている。また、後車輪25の前側にも、上記
と同様な起毛布26が取り付けられている。上記各車輪
25,27は、接続管6に加わる操作力の作用点が後車
輪25と両前車輪27,27との間に位置するように配
置されている。また、上記各起毛布26は、通常のフロ
ーリング等の床面掃除時に、図2に示すように各車輪2
5,27が床面上で浮いた状態になるように、床用吸込
具自体の自重や接続管6に加わる操作力等を考慮してそ
の厚さが設定されている。
部分は起毛布28で覆われていると共に、下面側にはブ
ラシ29が取り付けられており、壁際のコーナー部分の
掃除も効率良く行うことができるようになっている。
の両側には、毛先が吸込口7側に向いて床用吸込具の前
進時に絨毯上の糸くずを引っかけて捕捉し、後進時に絨
毯面と接することにより離脱させて吸込口7から吸い込
ませるための糸取りブラシ(エチケットブラシ)30が
取り付けられている。
の後ろ側に一定間隔開けて配置された床磨きブラシ18
との間には、溝部31が形成されており、床用吸込具の
後進時に前方に倒れる床磨きブラシ18を溝部31内に
倒れ込ませることにより、糸取りブラシ30が絨毯上か
ら浮き上がって捕捉した糸くずが離脱できなくなるのを
防ぐことができるようになっている。
ては、前車輪27を従来の前部から吸込口7の後縁側に
移したことにより、前部のスペースを狭くできて回転ブ
ラシ11を従来よりも前側に配置することができるよう
になったので、床用吸込具をバンパー20が壁面に接す
るように押し付けた時に、壁面と回転ブラシ11先端と
の距離が従来よりも小さくなるため、壁際掃除の性能が
向上する。
付加するため、従来の前車輪に代わって起毛布26を設
ける構成としたが、起毛布26は負荷がかかると起毛部
分が倒れるため、床用吸込具の前側が沈んで操作時に前
につんのめるようになって操作性が悪くなる。その対策
として、本実施形態では、吸込口7の後縁側に前車輪2
7,27を配置して、接続管6に加わる操作力の作用点
が両前車輪27,27と後車輪25の間に位置するよう
に構成したので、床用吸込具にかかる操作力が各車輪2
5,27にかかるようになるため、操作時に前につんの
めるような操作性の低下を防ぐことができる。
輪があって後車輪との間隔が大きかったため、絨毯等の
負荷の大きな被掃除面を掃除するときに接続管6に加わ
る操作力が大きくなると、吸込具本体1の中央部が撓ん
で絨毯面に押し付けられるため、摩擦抵抗が大きくなっ
て負荷がさらに大きくなり、操作性が悪くなる。これに
対して、本実施形態では、上述した構成により前車輪2
7と後車輪25の間隔が約半分近くに狭くなるので、撓
みを小さくすることが可能となり、絨毯等の負荷の大き
な被掃除面との摩擦抵抗を減少させることができる。こ
のように操作時の抵抗を減少させることができるように
なるので、軽い力で操作できるようになる。また、抵抗
が小さいということは、常に一定の負荷となることを意
味するので、常に一定の力で操作を行えるようになる。
また、本実施形態では、前車輪27を吸込口7の後縁側
に設けたことにより、両前車輪27,27間の間隔も狭
くできたので、幅方向の撓みも小さくでき、さらに操作
性を向上することができる。
床等の床面掃除時には、起毛布26によって前車輪27
及び後車輪25が床面から浮いた状態となるので、壁際
などで床用吸込具を横に移動させたときに、車輪が回転
しないことによって生じる摩擦抵抗の増大や床面の傷付
き等を防止することができる。さらに、起毛布26はフ
ローリング等の床面を磨く効果があるので、車輪を接地
させたものに比べて、フローリング等の床面を磨く効果
を十分に発揮させることができる。
り進行方向に離れた位置にある吸込具本体1の前部は、
掃除を始めるときの押し出し時に抵抗が生じて、被掃除
面に向かって沈み込むように作用するが、吸込具本体1
の前部中央に橇形状を有する前壁22を設けたことによ
り、押し出し時の抵抗を減少させると共に、沈み込みを
無くすることができる。床用吸込具の操作性は、押し出
した一番初めの負荷によって重い軽いが判断されるた
め、押し出し時の抵抗と沈み込む違和感を無くすこと
で、操作性がさらに向上する。
と、ブラシ回転時に生じる振動や騒音が吸収されずに床
面や腕に伝わり、操作時に不快感を感じるが、図7,図
8に示したように、起毛布26を回転ブラシ11の軸受
部16付近における被掃除面との接触部に設けたことに
より、ブラシ回転による振動や騒音を効率良く吸収し、
低減することができるので、操作時の不快感を防ぐこと
ができる。なお、回転ブラシ11の軸受部16付近でな
くても、車輪25,27を浮いた状態にできれば、ブラ
シ回転による振動や騒音が車輪25,27介して床面に
伝わるのを防ぐことができるので、振動や騒音の低減に
関して一定の効果が得られる。
気と還流される排気を回転ブラシ11のブラシ体9aや
ブレード9bで受けて回転する方式の床用吸込具に本願
発明を適用した場合について示したが、いずれか一方の
みを用いたものや、一般的なタービンブラシ、モータを
用いたパワーブラシ等、各種の床用吸込具に適用するこ
とができる。また、排気還流式に限らず、通常の吸気の
みの電気掃除機の床用吸込具にも適用することができ
る。
ラシと後車輪との間に位置するように前車輪を配置し
て、回転ブラシを吸込具本体内の前側に寄せて配置した
ことにより、回転ブラシを従来よりも前側に配置するこ
とができるので、壁際掃除の性能が向上すると共に、前
後の車輪間の間隔が狭くなって吸込具本体の撓みを小さ
くすることが可能となるので、絨毯等の負荷の大きな被
掃除面との摩擦抵抗を減少させることができ、軽い力で
操作できるようになって、操作性も確保できる。
延長管に接続される吸込具本体の接続管に加わる操作力
の作用点が、後車輪と前車輪間に位置するように各車輪
を配置したことにより、床用吸込具にかかる操作力が各
車輪にかかるようになるため、操作時に前につんのめる
ような操作性の低下を防ぐことができる。
毛布を備えたことにより、フローリング等の床面の壁際
などを掃除する際に床面を磨く効果が得られる。
状の前壁を備えたことにより、押し出し時の前部の抵抗
を減少させると共に、沈み込みを無くすることができ、
押し出し時の抵抗と沈み込む違和感を無くすことで、操
作性がさらに向上する。
ように設定された起毛布を備えたことにより、壁際など
で床用吸込具を横に移動させたときに、車輪が回転しな
いことによって生じる摩擦抵抗の増大や床面の傷付き等
を防止することができる。また、ブラシ回転による振動
や騒音が車輪を介して床面に伝わるのを防ぐことができ
るので、ブラシ回転による振動や騒音の低減に関して一
定の効果が得られる。
おける被掃除面との接触部に備えたことにより、ブラシ
回転による振動や騒音を効率良く吸収し、低減すること
ができるので、操作時の不快感を防ぐことができる。
図。
面との接触部に備えられているの示すための正面側から
見た概略縦断面図。
Claims (6)
- 【請求項1】 下面に吸込口を有する吸込具本体と、前
記吸込口に臨ませて吸込具本体内に収納される回転ブラ
シと、前車輪及び後車輪を備え、 前記回転ブラシと後車輪との間に位置するように前車輪
を配置して、前記回転ブラシを吸込具本体内の前側に寄
せて配置したことを特徴とする電気掃除機用床用吸込
具。 - 【請求項2】 掃除機本体に連結されたホースや延長管
に接続される前記吸込具本体の接続管に加わる操作力の
作用点が、前記後車輪と前車輪間に位置するように各車
輪を配置したことを特徴とする請求項1記載の電気掃除
機用床用吸込具。 - 【請求項3】 前記吸込具本体の前部両側の下面側に起
毛布を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記
載の電気掃除機用床用吸込具。 - 【請求項4】 前記吸込具本体の前部の所定位置に橇形
状の前壁を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求
項3のいずれかに記載の電気掃除機用床用吸込具。 - 【請求項5】 前記各車輪が床面上で浮いた状態になる
ように設定された起毛布を備えたことを特徴とする請求
項1ないし請求項4のいずれかに記載の電気掃除機用床
用吸込具。 - 【請求項6】 前記起毛布を回転ブラシの軸受付近にお
ける被掃除面との接触部に備えたことを特徴とする請求
項5記載の電気掃除機用床用吸込具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001222868A JP2003033302A (ja) | 2001-07-24 | 2001-07-24 | 電気掃除機用床用吸込具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001222868A JP2003033302A (ja) | 2001-07-24 | 2001-07-24 | 電気掃除機用床用吸込具 |
Publications (1)
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---|---|
JP2003033302A true JP2003033302A (ja) | 2003-02-04 |
Family
ID=19056283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001222868A Pending JP2003033302A (ja) | 2001-07-24 | 2001-07-24 | 電気掃除機用床用吸込具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003033302A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008048901A (ja) * | 2006-08-24 | 2008-03-06 | Sharp Corp | 電気掃除機 |
JP2010194338A (ja) * | 2010-05-14 | 2010-09-09 | Sharp Corp | 電気掃除機用吸口体および電気掃除機 |
-
2001
- 2001-07-24 JP JP2001222868A patent/JP2003033302A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008048901A (ja) * | 2006-08-24 | 2008-03-06 | Sharp Corp | 電気掃除機 |
JP4540645B2 (ja) * | 2006-08-24 | 2010-09-08 | シャープ株式会社 | 電気掃除機 |
JP2010194338A (ja) * | 2010-05-14 | 2010-09-09 | Sharp Corp | 電気掃除機用吸口体および電気掃除機 |
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A02 | Decision of refusal |
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