JP2589225B2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2589225B2
JP2589225B2 JP3045091A JP4509191A JP2589225B2 JP 2589225 B2 JP2589225 B2 JP 2589225B2 JP 3045091 A JP3045091 A JP 3045091A JP 4509191 A JP4509191 A JP 4509191A JP 2589225 B2 JP2589225 B2 JP 2589225B2
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suction
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耕二 森本
賢次 豊岡
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Sanyo Denki Co Ltd
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Sanyo Denki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸込具に走行機構を設
けた電気掃除機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、吸込力を増大させるためにハイパ
ワー化が進められているが、吸込力の増大により、特に
絨緞を掃除する際に吸込具が絨緞に吸い付き掃除動作が
困難な欠点があった。そこで、吸込具に走行機構を設
け、掃除動作に伴って吸込具を前に押す際には走行機構
の駆動車輪を前進させ、吸込具を手前に引く際には駆動
車輪を後進させて掃除作業性を向上させるようにした電
気掃除機が、例えば、特開平1−185233号公報(A47L 9/
28)等で知られている。この掃除機は、掃除動作に伴っ
てグリップをハンドルに対して摺動し、その摺動方向に
対応して走行機構を前後進させ、掃除作業性を向上させ
るようなしている。
【0003】しかしながら、この構造では、畳やフロ−
リング等を掃除する際には、吸込具は床面との接触抵抗
が小さいため、比較的容易に移動させることができ、駆
動車輪が必要ないにもかかわらず、常時駆動車輪が床面
に接触するようになっているため、畳やフロ−リング等
を掃除する際には、駆動車輪が畳やフロ−リング等に接
触して畳やフロ−リング等を傷付ける欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みなされたもので、掃除作業性を向上でき、畳やフロ
−リング等を傷付けることのない電気掃除機を提供する
ことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、電動送風機を
収納する送風機室及び集塵室を有する掃除機本体と、該
掃除機本体に吸込ホースを介して接続される吸込具とを
備え、前記吸込具には、吸込具本体前方に配設される前
車輪と、吸込具本体後方に配設される後車輪と、掃除に
伴い吸込具を前後進させる駆動車輪とを設け、前記駆動
車輪の吸込具からの突出量を、前記前車輪と後車輪の吸
込具からの突出量より小さくしたことを特徴とする。
【0006】また、本発明は、電動送風機を収納する送
風機室及び集塵室を有する掃除機本体と、該掃除機本体
に吸込ホースを介して接続される吸込具とを備え、前記
吸込具には、電動機によって回転駆動される回転ブラシ
と、吸込具本体前方に配設される前車輪と、吸込具本体
後方に配設される後車輪と、前記電動機によって回転駆
動されて掃除に伴い吸込具を前後進させる駆動車輪とを
設け、前記駆動車輪の吸込具からの突出量を、前記前車
輪と後車輪の吸込具からの突出量より小さくしたことを
特徴とする。
【0007】
【作用】絨緞を掃除する際には、掃除動作に伴って駆動
車輪が吸込具を前後進させ、吸込具を移動性良く移動さ
せる。畳やフロ−リング等の平坦な床面を掃除する際に
は駆動車輪が床面に当接せず、駆動車輪により床面を傷
付けることがない。
【0008】また、一個の電動機にて駆動車輪と回転ブ
ラシとを回転させているので、駆動車輪の回転方向の正
逆切り替えに連動して回転ブラシの回転方向も正逆に切
り替えられる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づき以下に詳述
する。
【0010】1は掃除機本体で、前部に集塵室を、後部
に電動送風機を収納する送風機室(いずれも図示せず)
を有している。2は前記掃除機本体1前方上部に形成さ
れた吸込口で、前記集塵室に連通している。3は一端を
前記吸込口2に着脱自在に装着される蛇腹ホースで、他
端部に把手4を形成している。5は使用者が前記把手4
を把持した状態で操作可能な位置に形成された操作スイ
ッチで、使用者が掃除を行う床面に応じて絨緞掃除モー
ド、畳・フローリング掃除モード等を選択的に切り替え
るようになっている。
【0011】前記把手4を図2〜図4に基づき説明する
と、6は前記把手4に一体的に形成されたハンドル部
で、上面に平坦面7を形成している。8は前記ハンドル
部6の平坦面7に配設された第1スイッチで、後述する
上カバー11に形成した第1操作部15により操作され
て電動機24を正転させ、駆動車輪27を正転させるよ
うになっている。9は前記ハンドル部6の平坦面7に配
設された第2スイッチで、後述する上カバ−11に形成
した第2操作部16により操作されて電動機24を逆転
させ、駆動車輪27を逆転させるようになっている。
【0012】10は前記ハンドル部6に摺動自在に形成
されたカバー体で、上カバー11と下カバー12からな
り、前記ハンドル部6に形成された規制穴13を貫通す
るネジ14により上カバー11と下カバー12とを固定
すると共に、前記ネジ14を規制穴13周縁に当接させ
てカバー体10のハンドル部6に対する摺動範囲を規制
している。15は前記上カバー11裏面に形成された第
1操作部で、カバー体10をハンドル部6に対して前方
に押した際、前記第1スイッチ8を操作するようになっ
ている。16は前記上カバー11裏面に形成された第2
操作部で、カバー体10をハンドル部6に対して後方に
引いた際、前記第2スイッチ9を操作するようになって
いる。17は両端をハンドル部6の平坦部7に係止し、
中央部を前記ネジ14が貫通するバネ体で、前記カバー
体10を、第1操作部15と第2操作部16が第1スイ
ッチ8と第2スイッチ9を操作しない状態に保持するよ
うになっている。
【0013】図5において、18は一端を前記蛇腹ホー
ス3の他端に着脱自在に装着する延長管で、他端に後述
する吸込具19が着脱自在に装着されるようになってい
る。
【0014】次に、図6に基づき前記吸込具19を詳述
する。20は合成樹脂製の吸込具本体で、下面前方に吸
込穴21を形成している。22は前記吸込穴21に配設
された回転ブラシで、両端を前記吸込具本体20に回転
自在に軸支している。23は前記吸込具本体20の図中
後方右側に形成された電動機収納室で、前記操作スイッ
チ5により絨緞掃除モードを選択した際に回転駆動され
る電動機24を収納しており、該電動機24と回転ブラ
シ22をベルト25を介して連結し、電動機24の回転
により回転ブラシ22を回転駆動するようになってい
る。26は前記電動機24に設けられた減速機構で、そ
の出力軸に駆動車輪27を装着している。前記駆動車輪
27の吸込具19下面側への突出量は、吸込具19後部
に配設された後車輪28及び吸込具19前部に配設され
た前車輪29の吸込具19底面側への突出量より小さく
形成されており、吸込具19を畳やフロ−リング等の平
坦な床面に載置した際、前記駆動車輪27が床面に当接
しないようになっている。
【0015】而して、絨緞を掃除する際には、ハンドル
部6を把持して操作スイッチ5を操作し、絨緞掃除モー
ドを選択する。そして、ハンドル部6を前方に押すと、
カバー体10がハンドル部6に対して前方向(図3中A
方向)に移動し、第1操作部15によって第1スイッチ
8が操作され、電動機24が正転駆動されて駆動車輪2
7が正転し、吸込具19を前方向に走行させる。掃除動
作に伴ってハンドル部6を後方に引くと、カバー体10
がハンドル部6に対して後方に移動し、第2操作部16
が第2スイッチ9を操作し、電動機24が逆転駆動して
吸込具4を後方向に走行させる。以上の如く、掃除動作
に伴ってカバー体10をハンドル部6に対して前後方向
に移動させることにより、吸込具19が前後進するの
で、吸込具19の移動性を向上させることができ、掃除
動作を容易に行うことができる。
【0016】畳やフロ−リング等を掃除する際には、操
作スイッチ5を操作して畳・フロ−リング掃除モードを
選択する。この状態では、掃除動作に伴ってカバー体1
0をハンドル部6に対して前後方向に摺動させても電動
機24は駆動せず、回転ブラシ22及び駆動車輪27は
回転しない。また、この状態では、駆動車輪27は畳や
フロ−リング等の床面に当接しないので、吸込具4を移
動させても駆動車輪27によって床面が傷付くことはな
い。
【0017】
【発明の効果】以上の如く、請求項1によれば、駆動車
輪により吸込具の移動性を向上することができ、掃除作
業性を向上させることができる。また、駆動車輪は、畳
やフロ−リング等の平坦な床面には当接しないので、駆
動車輪により床面を傷付けることはない等の効果を奏す
る。
【0018】また、請求項2によれば、駆動車輪と回転
ブラシとを一個の電動機にて駆動しているので、駆動車
輪と回転ブラシの回転方向を同時に切り替えすることが
できる。また、駆動車輪と回転ブラシとの回転により吸
込具を走行させるので、よりスムーズな走行状態を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸込具の側面図
【図2】ハンドル部の分解斜視図
【図3】第1操作部と第1スイッチの相関関係を示す図
【図4】第1,第2操作部と第1,第2スイッチの相関
関係を示す図
【図5】電気掃除機の全体外観図
【図6】吸込具の断面図
【符号の説明】
1 掃除機本体 3 吸込ホ−ス 19 吸込具 27 駆動車輪 28 後車輪 29 前車輪

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動送風機を収納する送風機室及び集塵
    室を有する掃除機本体と、該掃除機本体に吸込ホースを
    介して接続される吸込具とを備え、前記吸込具には、吸
    込具本体前方に配設される前車輪と、吸込具本体後方に
    配設される後車輪と、掃除に伴い吸込具を前後進させる
    駆動車輪とを設け、前記駆動車輪の吸込具からの突出量
    を、前記前車輪と後車輪の吸込具からの突出量より小さ
    くしたことを特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】 電動送風機を収納する送風機室及び集塵
    室を有する掃除機本体と、該掃除機本体に吸込ホースを
    介して接続される吸込具とを備え、前記吸込具には、電
    動機によって回転駆動される回転ブラシと、吸込具本体
    前方に配設される前車輪と、吸込具本体後方に配設され
    る後車輪と、前記電動機によって回転駆動されて掃除に
    伴い吸込具を前後進させる駆動車輪とを設け、前記駆動
    車輪の吸込具からの突出量を、前記前車輪と後車輪の吸
    込具からの突出量より小さくしたことを特徴とする電気
    掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01214325A (ja) * 1988-02-24 1989-08-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気掃除機の床ノズル
JPH0732749B2 (ja) * 1988-06-28 1995-04-12 松下電器産業株式会社 電気掃除機における電動式吸込具の駆動方法
JP2505882B2 (ja) * 1989-05-26 1996-06-12 株式会社テック 電気掃除機の吸込口体

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