JP2003033216A - 毛髪処理器具 - Google Patents

毛髪処理器具

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JP2003033216A JP2001220387A JP2001220387A JP2003033216A JP 2003033216 A JP2003033216 A JP 2003033216A JP 2001220387 A JP2001220387 A JP 2001220387A JP 2001220387 A JP2001220387 A JP 2001220387A JP 2003033216 A JP2003033216 A JP 2003033216A
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    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A45D2/00Hair-curling or hair-waving appliances ; Appliances for hair dressing treatment not otherwise provided for
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筒状体内に毛髪を容易に且つ短時間で取り込
むことのできる毛髪処理器具を提供すること。 【解決手段】 本発明の毛髪処理器具1は、細長形状の
毛髪保持具2と先端にフック部10を有する毛髪挿入具
とを具備し、毛髪挿入具3がそのフック部10を毛髪保
持具2の毛髪取り込み口4側に向けて保持された状態で
使用される。毛髪取り込み口4及びその近傍の部位は、
毛髪保持具2における他の部位よりも高剛性となされて
いる。また、毛髪挿入具2におけるフック部10はルー
プ形状であってその周長が毛髪取り込み口4の周長より
も大きくなされていると共にフック部10が変形可能に
なされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定量の毛髪を容
易に取り扱うことのできる毛髪処理器具に関する。また
本発明は、該毛髪処理器具を用いた、染毛やパーマネン
トウエーブなどの各種毛髪処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】特開平
10−192036号公報には、屈曲自在で且つその屈
曲形状の保持が可能な塑性変形部材を筒状体の長手方向
に沿って取り付けてなり、該筒状体内に毛髪を取り込ん
だ状態で塑性変形部材を変形させることで毛髪の巻回状
態を保持する毛髪巻取具が記載されている。この毛髪巻
取具は、棒状体の端部に毛髪を包囲可能な環部が一体成
形されてなる毛髪取込具と共に用いられる。しかし、こ
の毛髪巻取具は、和紙や不織布などの剛性の低い材料か
ら構成されているので、毛髪取込具を用いて毛髪を毛髪
巻取具内に取り込むときに、該毛髪巻取具の入り口が容
易に変形してしまい毛髪や毛髪取込具の環部が引っかか
りやすく、毛髪を毛髪巻取具内に取り込むのが容易でな
い。しかも、毛髪取込具の環部はプラスチック材料から
構成されているので、毛髪巻取具の入り口に毛髪や毛髪
取込具の環部が一層引っかかりやすい。また、毛髪取込
具の環部は、その大きさが大きいほど毛髪を該環部内に
入れ易いが、この毛髪取込具では、その材質上の制限か
ら、その環部の大きさを、毛髪巻取具の入り口の大きさ
よりも大きくすることが出来ない。
【0003】従って、本発明は、筒状体内に毛髪を容易
に且つ短時間で取り込むことのできる毛髪処理器具を提
供することを目的とする。また本発明は、染毛やパーマ
ネントウエーブなどを容易に行い得る毛髪処理方法を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、一端部に毛髪
取り込み口を有する細長形状の可撓性材料からなる毛髪
保持具と、先端に毛髪のフック部を有する毛髪挿入具と
を具備し、前記毛髪挿入具がそのフック部を前記毛髪保
持具の毛髪取り込み口側に向けて前記毛髪保持具に保持
された状態で使用される毛髪処理器具であって、前記毛
髪取り込み口及びその近傍の部位が、前記毛髪保持具に
おける他の部位よりも高剛性となされている毛髪処理器
具を提供することにより前記目的を達成したものであ
る。
【0005】また本発明は、一端部に毛髪取り込み口を
有する細長形状の毛髪保持具と、先端に毛髪のフック部
を有する毛髪挿入具とを具備し、前記毛髪挿入具がその
フック部を前記毛髪保持具の毛髪取り込み口側に向けて
前記毛髪保持具に保持された状態で使用される毛髪処理
器具であって、前記毛髪挿入具における前記フック部は
ループ形状であってその周長が前記毛髪取り込み口の周
長よりも大きくなされていると共に該フック部が変形可
能になされている毛髪処理器具を提供することにより前
記目的を達成したものである。
【0006】また本発明は、一端部に毛髪取り込み口を
有する細長形状の毛髪保持具と、細長形状の把持部及び
該把持部の先端に取り付けられた毛髪のフック部を有す
る毛髪挿入具とを具備し、前記毛髪挿入具がそのフック
部を前記毛髪保持具の毛髪取り込み口側に向けて且つそ
の把持部が前記毛髪取り込み口に挿通されて前記毛髪保
持具に保持された状態で使用される毛髪処理器具であっ
て、前記毛髪処理器具は、逆錐体形状の挿入補助具を更
に具備し、該挿入補助具には、該挿入補助具をその長さ
方向に貫き且つ入口及び出口を有する貫通路が形成され
ており、該貫通路は前記入口から前記出口に向けて漸次
縮径しており、前記毛髪挿入具の把持部が、前記挿入補
助具の貫通路を前記入口から前記出口に向けて貫通し、
更に前記毛髪保持具の毛髪取り込み口に挿通されている
毛髪処理器具を提供することにより前記目的を達成した
ものである。
【0007】また本発明は、一端部に毛髪取り込み口を
有する細長形状の可撓性材料からなる毛髪保持具と、先
端に毛髪のフック部を有する毛髪挿入具とを具備し、前
記毛髪挿入具がそのフック部を前記毛髪保持具の毛髪取
り込み口側に向けて前記毛髪保持具に保持された状態で
使用される毛髪処理器具であって、前記毛髪保持具は、
一面及びこれと反対側に位置する他面を有し、該一面に
は、該毛髪保持具を所定の形状に巻き上げ、湾曲又は屈
曲させて該一面と該他面とを当接させたときに、該一面
と該他面とが接合、又は該一面同士が接合して該所定の
形状を保持し得る接合部が設けられている毛髪処理器具
を提供することにより前記目的を達成したものである。
【0008】また本発明は、前記毛髪処理器具における
前記フック部に所望量の毛髪を引っかけ、この状態下に
前記毛髪挿入具を前記毛髪保持具における一端部である
前記毛髪取り込み口から他端部に向かって引き抜いて前
記毛髪を前記毛髪保持具内に挿入し、次いで毛髪処理剤
を前記毛髪取り込み口から前記毛髪保持具内に供給する
か、又は毛髪処理剤を前記毛髪保持具に向けて付与する
毛髪処理方法を提供することにより前記目的を達成した
ものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明を、その好ましい実施
形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、
本発明の毛髪処理器具の一実施形態の斜視図が示されて
いる。毛髪処理器具1は、細長形状であり、毛髪の保持
が可能になされている毛髪保持具2と毛髪挿入具3とを
具備している。
【0010】毛髪保持具2は細長筒形状をしており、可
撓性材料から構成されている。毛髪は毛髪保持具2内に
挿入されて保持される。毛髪保持具2は、一端部及び他
端部を有しており、各端部は開口している。両端部のう
ち上端部は毛髪取り込み口4となっている。他端部であ
る下端部には、該下端部の開閉手段としてのチャック5
が取り付けられており、該下端部がチャック5によって
開閉可能になされている。この開閉手段としては、チャ
ックの他に、面ファスナ、粘着テープ、自己接着性テー
プ〔例えば仁礼工業製のふしぎテープ(商品名)〕など
を用いることもできる。毛髪保持具2の長さは、処理す
べき毛髪の長さに応じて適切な長さとされ、好ましくは
処理すべき毛髪の長さよりも長くなっている。毛髪保持
具2の長さは一般に50〜600mm程度の範囲であ
る。
【0011】毛髪取り込み口4は、その開口端に向かう
につれて漸次拡開した漏斗状の形状をしている。これに
よって、毛髪挿入具3を用いて毛髪を毛髪保持具2内に
挿入する際、毛髪取り込み口4に毛髪や毛髪挿入具3が
引っかかり難くなり、毛髪を取り込み易くなる。毛髪取
り込み口4及びその近傍の部位は、毛髪保持具2におけ
る他の部位よりも高剛性となされている。これによっ
て、毛髪を取り込む際に毛髪取り込み口4に、毛髪や毛
髪挿入具3が引っかったとしても毛髪取り込み口4が変
形しずらくなり、毛髪を取り込み易くなる。毛髪取り込
み口4及びその近傍の部位をその他の部位よりも高剛性
とするには、例えば毛髪保持具2がプラスチック成形に
より製造される場合にはこれらの部位をその他の部位よ
りも肉厚に成形すればよい。また毛髪保持具2が不織布
やネットなどから構成される場合には、毛髪取り込み口
4及びその近傍の部位に高剛性の材料、例えばプラスチ
ック板や板紙などを貼り付ければよい。
【0012】毛髪取り込み口4は、その開口端が毛髪を
取り込みやすい形状となっていることが好ましい。例え
ば毛髪取り込み口4の開口端の形状が、円形又は長径と
短径との比が1に近い楕円形であると毛髪を取り込み易
い。これに加えて、毛髪取り込み口4の開口端の最大幅
W(図1参照)が、5〜200mm、特に10〜90m
mであると、毛髪の取り込み易さと、取り扱い性及び操
作性とがバランスするので好ましい。
【0013】毛髪保持具2を構成する材料としては、各
種可撓性材料が用いられる。その例としては、不織布、
多孔性又は非多孔性の樹脂フィルム、紙、樹脂ネット、
又はこれらの複合体などが挙げられ、毛髪処理器具1の
具体的用途に応じて適切な材料が選択される。例えば、
毛髪保持具2内に挿入された状態の毛髪に毛髪処理剤を
施す場合、挿入されている毛髪のみに毛髪処理剤を施し
たいときには、該毛髪処理剤に対して非透過性を有する
材料を用いればよい。また、挿入されている毛髪に対し
て毛髪保持具2の外部から毛髪処理剤を施したいときに
は、該毛髪処理剤に対して透過性を有する材料を用いれ
ばよい。
【0014】図1に示すように、毛髪保持具2には、そ
の外側面に、該毛髪保持具2の巻き上げ手段としての巻
き上げ用糸6がスパイラル状に巻き付けられている。巻
き上げ用糸6は、毛髪保持具2内に挿入された状態の毛
髪を、該毛髪保持具2ごと巻き上げる手段として用いら
れる。本明細書において巻き上げとは、毛髪に所定のく
せ付けをすること全般を意味し、本来の巻き上げに加え
て例えば湾曲や屈曲なども包含される。巻き上げ用糸6
は、毛髪保持具2にスパイラル状に間欠的に設けられた
複数の挿通孔7に挿通されている。挿通孔7は、毛髪保
持具2を正面から視たときに、長手方向の両側部に設け
られている。各側部に設けられている各挿通孔7は所定
間隔を置いて配列され、挿通孔列8A,8Bを形成して
いる。また、各挿通孔7は、毛髪保持具2の高さ方向
(長手方向)に関し、毛髪保持具2の側面に沿って各挿
通孔を順次結んだときにスパイラル状の軌跡を描くよう
に配列されている。
【0015】各挿通孔7は近接して配された一対の小孔
7A,7Bからなる。小孔7A,7Bは、巻き上げ用糸
6が挿通できる程度に開孔していればよく、この点か
ら、毛髪保持具2に小切込を形成し、これを小孔として
用いることもできる。巻き上げ用糸6が、毛髪保持具2
の外側面に巻き付けられていることは前述の通りである
が、該巻き上げ用糸6は、一対の小孔7A,7B間のみ
において毛髪保持具2の内側面に配されている。これに
よって巻き上げ用糸6は毛髪保持具2の外側面に保持さ
れることになる。
【0016】巻き上げ用糸6は、その一端が、毛髪保持
具2における最下端に位置する挿通孔7(図1では、挿
通孔列8Aの最下端)の位置において引き抜かれないよ
うになされている。具体的には、巻き上げ用糸6の一端
を毛髪保持具2に固定することで、その引き抜きを防止
している。巻き上げ用糸6の固定には、接着剤による接
着、熱融着などが用いられる。また、巻き上げ用糸6の
一端に、小孔よりも大きな結び目を作り、この結び目に
よって巻き上げ用糸6を小孔に係止することで、巻き上
げ用糸6の引き抜きを防止してもよい。一方、毛髪保持
具2における最上端に位置する挿通孔7(図1では、挿
通孔列8Bの最上端)においては、巻き上げ用糸6は自
由状態になっている。これによって、巻き上げ用糸6の
他端を引っ張ると、毛髪保持具2は、スパイラル状に変
形することになる(これについては更に後述する)。
【0017】巻き上げ用糸6は、これを引っ張って毛髪
の巻き上げ操作を行うときに、引きちぎれない程度の強
度及び巻き上げ操作を円滑に行い得る柔軟性を有してい
ることが好ましく、この点から、各種樹脂などの合成
物、木綿や麻などの天然物、レーヨンなどの半天然物、
各種金属、又はこれらの複合体などから構成されている
ことが好ましい。また、巻き上げ用糸6は、糸状のもの
に限られず、例えば細長い帯状のものであってもよい。
【0018】次に毛髪挿入具3について引き続き図1を
参照しながら説明する。毛髪挿入具3は、細長形状の把
持部9と、該把持部9の先端に取り付けられたフック部
10とを備えている。フック部10は、毛髪保持具2内
に挿入される毛髪を引っかけるために用いられ、変形可
能になされている。本実施形態の毛髪挿入具2は、一本
の線材から構成されている。詳細には、その一端に小ル
ープ11を形成し、その他端をこの小ループ11に通す
ことで大ループからなるフック部10を形成している。
更に大ループの所定位置に小ループ11を通過しない大
きさの係止部12が設けられている。この毛髪挿入具3
を使用するに際しては、フック部10を毛髪を引っかけ
やすい大きさまで広げて毛髪を引っかける。把持部9を
引っ張ることでフック部10を縮める。この操作によっ
てフック部10は係止部12で規制される大きさにまで
縮められる。毛髪挿入具3を構成する線材の素材として
は、前述した巻き上げ用糸6と同様のものを用いること
ができる。特に、操作性、取り扱い性及び毛髪処理剤に
対する耐食性などの点から、金属製の針金を合成樹脂で
被覆したものが好ましく用いられる。
【0019】毛髪挿入具3は毛髪保持具2内に挿入され
た状態で使用される。詳細には、図1に示すように、毛
髪挿入具3のフック部10を毛髪保持具2の毛髪取り込
み口4側に向けて挿入された状態で使用される。この場
合、使用前に毛髪挿入具3が予め個別に毛髪保持具2に
取り付られた状態の毛髪処理器具1を用いてもよく、或
いは毛髪処理器具1を使用するときに毛髪挿入具3を毛
髪保持具2に取り付けてもよいが、予め取り付けられて
いることにより、製品の製造工程において最適な状態で
毛髪保持具2に取り付けることができ、使用者が使用時
に取り付ける場合に比べて、取り付けの失敗がない。ま
た、毛髪挿入具3には、取り付けるのに必要とされる強
度が要求されないので、糸やフィルムなどの安価な素材
に単純な加工を施したものを用いることができ、毛髪挿
入具3を生産性高く、低コストで製造できる。毛髪処理
器具1を使用するに先立ち、毛髪挿入具3のフック部1
0を、毛髪保持具2の毛髪取り込み口4から突出させ
る。そして、フック部10に所望量の毛髪を引っかけ、
この状態下に毛髪挿入具3の他端部から引き出されてい
る毛髪挿入具3の把持部9を引っ張る。これによって、
フック部10に引っかけられている毛髪がフック部10
と共に毛髪保持具2内に挿入される。フック部10が毛
髪保持具2内に引き入れられると、該毛髪保持具2内の
所定位置において、フック部10による毛髪の引っかけ
が解除され、毛髪は毛髪保持具2内に円滑に挿入され
る。フック部10は、毛髪保持具2の下端部を通じて毛
髪保持具2の外に引き出される。この説明から明らかな
ように、毛髪挿入具3の全長は毛髪保持具2の全長より
も長くなっている。
【0020】毛髪挿入具3においては、そのフック部1
0が変形可能になされているので、該フック部10に所
望量の毛髪を引っかけて毛髪保持具2内に挿入する際
に、仮にフック部10が毛髪取り込み口4に当たって
も、それに対応して変形するので、毛髪の挿入を円滑に
行うことができる。特に本実施形態においては、毛髪取
り込み口4及びその近傍が高剛性となっているので、フ
ック部10が毛髪取り込み口4に当たった時に該フック
部10の変形が促進され、毛髪の挿入を一層円滑に行う
ことができる。
【0021】更に、毛髪挿入具3においては、フック部
10の周長が、毛髪保持具2における毛髪取り込み口4
の周長よりも大きくなされている。フック部10の周長
は、その値が大きいほど毛髪の引っかけを容易に行うこ
とができるが、フック部10が変形可能になっていない
場合には、フック部10の周長は毛髪取り込み口4の周
長で規制されてしまい、フック部10の周長を大きくす
ることに制限がある。しかし、本実施形態におけるフッ
ク部10は前述の通り変形可能になっているので、その
周長を毛髪取り込み口4の周長よりも大きくすることが
でき、その結果フック部10への毛髪の引っかけを容易
に行うことが可能となる。本実施形態のフック部10に
おける周長とは、フック部10の縮小が係止部12で規
制された状態での値である。フック部の周長は、毛髪取
り込み口4の周長の1倍超10倍以下、特に1倍超5倍
以下であることが、フック部10への毛髪の引っかけを
容易に行い得る点、並びに毛髪挿入具3の操作性及び取
り扱い性の点から好ましい。同様の理由から、フック部
10の周長の値そのものは40〜500mm、特に80
〜200mmであることが好ましい。
【0022】同様の理由により、毛髪挿入具3において
は、フック部10の最大幅T(図1参照)が、毛髪保持
具2における毛髪取り込み口4の最大幅Wよりも大きく
なされている。フック部10の最大幅Tは、フック部1
0を種々の形状に変形させて最も幅が広くなる形状のと
きの当該幅をいう。本実施形態のフック部10における
最大幅Tとは、フック部10の縮小が係止部12で規制
された状態での値である。フック部の最大幅Tは、毛髪
取り込み口4の最大幅Wの1倍超10倍以下、特に1倍
超5倍以下であることが、フック部10への毛髪の引っ
かけを容易に行い得る点、並びに毛髪挿入具3の操作性
及び取り扱い性の点から好ましい。同様の理由から、フ
ック部10の最大幅Tの値そのものは20〜250m
m、特に40〜100mmであることが好ましい。
【0023】図には示していないが、フック部10は櫛
歯を有していることが好ましい。これによって、毛髪保
持具2内に毛髪を挿入する際に、毛髪を梳く効果が付与
され、毛髪保持具2内に毛髪が均一に分散され、後述す
る毛髪処理を均一に行うことができる。この点から、櫛
歯はフック部10を構成するループの内方(即ち、ルー
プの中心方向)を向いていることが好ましい。
【0024】次に、本実施形態の毛髪処理器具を用いた
毛髪処理方法について、染毛処理を例にとり図2(a)
〜図2(e)を参照しながら説明する。先ず図2(a)
に示すように、毛髪保持具2内に毛髪挿入具3が挿入さ
れ、該毛髪挿入具3のフック部10が、毛髪保持具2の
毛髪取り込み口4が突出している状態の毛髪処理器具1
を用意する。毛髪保持具2の下端部からは、毛髪挿入具
3の把持部9の端部が引き出されている。本実施形態に
おいては、毛髪保持具2として、染毛剤に対して非透過
性の材料、例えば合成樹脂製のフィルムから構成されて
いるものを用いている。この状態下に、毛髪挿入具3の
フック部10に所望量の毛髪を通して引っかける。図示
するように、フック部10は毛髪の根元付近に位置させ
ることが、挿入を確実にする点から好ましい。
【0025】次に図2(b)に示すように、毛髪保持具
2の毛髪取り込み口4付近の位置を一方の手(図示せ
ず)で軽く押さえる。また毛髪保持具2の下端部から引
き出されている毛髪挿入具3の把持部9の端部を他方の
手(図示せず)で把持し、毛髪挿入具3を毛髪保持具2
の外に引き出す。その操作によって、フック部10に引
っかけられていた毛髪が首尾良く毛髪保持具2内に挿
入、収納される。毛髪保持具2はその全長が、挿入すべ
き毛髪の長さよりも長くなっているので、毛髪はその全
長に亘って毛髪保持具2内に挿入される。
【0026】毛髪が毛髪保持具2内に挿入されたら、図
2(c)に示すように、毛髪保持具2の下端部に設けら
れている開閉手段としてのチャック5を閉じ、該下端部
を閉じる。次いで、毛髪保持具2の毛髪取り込み口4か
ら染毛剤を供給し、毛髪の全体に行き渡らせる。前述の
通り、毛髪保持具2は、染毛剤に対して非透過性の材料
から構成されており且つ毛髪保持具2の下端部は閉じら
れているので、染毛剤が毛髪保持具2の外に漏れ出すこ
とはない。その結果、毛髪保持具2に挿入されている毛
髪以外の毛髪が染毛されることが防止される。従って、
本毛髪処理方法は、毛髪の部分的な染毛に特に効果的で
ある。また、染毛剤は、毛髪保持具2内に比較的気密状
態で存在することになるので、染毛中に染毛剤に含まれ
ている揮発成分が揮発することが防止され、染毛を効率
的に行えるという利点もある。
【0027】次に、図2(d)に示すように、毛髪保持
具2の毛髪取り込み口4付近の位置を一方の手(図示せ
ず)で軽く押さえる。この状態下に、毛髪保持具2の外
側面に巻き付けられている巻き上げ用糸6の自由端を引
っ張る。すると図2(e)に示すように、毛髪は毛髪保
持具2と共にスパイラル状に巻き上げられて、小さく纏
められる。この状態を保持するために、毛髪保持具2か
ら引き出されている巻き上げ用糸6の根元を、固定手段
としてのクリップ12で係止する。毛髪を巻き上げて小
さく纏める理由は、当該毛髪を所望の形状に保持すると
同時に、当該毛髪近傍の毛髪を、他の毛髪保持具2内に
挿入する操作を行うときの操作性を良好にするためであ
る。固定手段としては、クリップの他に、(1)毛髪取
り込み口4に切り込みを入れ、該切り込みに巻き上げ用
糸6を引っかける方法、(2)毛髪保持具2の最上端に
位置する毛髪挿通孔(後述する図9等参照)で返し縫い
をする方法、(3)巻き上げ用糸6との摩擦力を高める
部材を設ける方法、(4)巻き上げ用糸6に結び目を付
ける方法、(5)巻き上げ用糸6として一方向にのみ移
動可能な機構(例えばラチェット機構)を有するものを
用いる方法などが挙げられる。これらの固定手段のう
ち、巻き上げ用糸6を引いた状態のまま摩擦力によって
当該状態を維持することができる(2)〜(5)の手段
を用いることが好ましい。
【0028】所望により以上の操作を繰り返し、所定時
間放置する。その後、巻き上げ用糸6に取り付けたクリ
ップ12を外し、毛髪の巻き上げ状態を解除する。引き
続き毛髪を毛髪保持具2から取り出し、すすぎ洗いを
し、更にシャンプー及びブローをする。
【0029】この染毛方法の別法として、図3に示すよ
うに、染毛剤Dを、毛髪保持具2の内面に施しておく方
法が挙げられる。この方法によれば、毛髪の挿入後に染
毛剤を毛髪取り込み口4から供給する操作を省くことが
できる。
【0030】次に、毛髪処理方法の別実施形態としてパ
ーマネントウエーブ処理を例にとり説明する。このパー
マネントウエーブ処理については、前述した染毛処理と
異なる点についてのみ説明し、特に説明しない点は染毛
処理と同様である。用いる毛髪処理器具としては、前述
した染毛処理に用いたものと同様のものを用いることが
できる。但し、本実施形態においては、毛髪保持具2と
して、パーマネント処理剤に対して透過性の材料、例え
ば不織布や樹脂製ネットから構成されているものを用い
ている。
【0031】毛髪保持具2への毛髪の挿入操作まで〔図
2(a)及び図2(b)〕は、前述した染毛処理と同様
である。但し、本処理方法においては、毛髪保持具2の
下端部を閉じる必要はない。毛髪が毛髪保持具2内に挿
入されたら、図2(d)に示す、毛髪の巻き上げ操作を
行う。毛髪保持具2への毛髪の挿入及び毛髪の巻き上げ
は、頭髪の全体でもよく或いは一部分でもよい。次に、
図2(e)に示すように、毛髪保持具2から引き出され
ている巻き上げ用糸6の根元をクリップ12で係止す
る。この状態下に、毛髪保持具2に向けて第1のパーマ
ネント処理剤(還元剤)を付与する。前述の通り毛髪保
持具2はパーマネント処理剤に対して透過性の材料から
構成されているので、パーマネント処理剤は毛髪保持具
2を透過して毛髪に施される。所定時間放置後、毛髪保
持具2に向けて第2のパーマネント処理剤(酸化剤)を
付与し、再び所定時間放置する。これによって、毛髪保
持具2内に挿入されている毛髪に対して、その巻き上げ
形態のパーマネントウエーブがかけられる。その後、巻
き上げ用糸6に取り付けられたクリップ12を外し、毛
髪の巻き上げ状態を解除する。引き続き毛髪を毛髪保持
具2から取り出し、すすぎ洗いをし、更にシャンプー及
びブローをする。
【0032】このパーマネントウエーブ処理の別法とし
て、前述の操作において、毛髪の毛髪保持具2へ挿入
後、その巻き上げ操作を行わない処理方法が挙げられ
る。この場合には毛髪にストレートパーマがかけられる
ことになる。毛髪を一層ストレートにする観点から、毛
髪保持具2を、可撓性はあるものの比較的剛性の高い材
料から構成することが好ましい。
【0033】パーマネントウエーブ処理の更に別法とし
て、第1のパーマネント処理剤を、毛髪保持具2の内面
に施しておく方法が挙げられる(図3参照)。この方法
によれば、毛髪の巻き上げ後に第1のパーマネント処理
剤を毛髪保持具2の外部から付与する操作を省くことが
できる。
【0034】以上のパーマネントウエーブ処理によれ
ば、毛髪の巻き上げを極めて簡単に且つ短時間で行うこ
とができる。しかも、パーマネントウエーブ処理後に毛
髪の巻き上げ状態を解除する操作を、ヘアカーラを用い
た場合よりも、簡単に且つ短時間で行うことができる。
【0035】毛髪処理方法の更に別の実施形態として、
巻き上げられた状態の毛髪に対して、所定の加熱手段に
よって該毛髪を加熱して、くせ付けをする処理方法が挙
げられる。詳細には、濡れた状態又は乾いた状態にある
毛髪を、図2(a)及び図2(b)に示す手順にて毛髪
保持具2内に毛髪を挿入、保持した後、図2(d)に示
すように毛髪を巻き上げ、小さく纏める。次に、図2
(e)に示すように、毛髪保持具2から引き出されてい
る巻き上げ用糸6の根元をクリップ12で係止する。こ
の状態下にドライヤなどの加熱手段を用いて毛髪を加熱
し、くせ付けをする。この処理方法の別法として、濡れ
た状態にある毛髪を、図2(a)、図2(b)、図2
(d)及び図2(e)に示す手順にて、毛髪保持具2と
共にスパイラル状に巻き上げ、小さく纏め、この状態下
に毛髪を自然乾燥させて、くせ付けをする方法がある。
この方法を、例えば洗髪後就寝前に行えば、翌朝には毛
髪に所望のくせ付けがされる。
【0036】本発明は前記実施形態に制限されない。例
えば前記実施形態で用いられる毛髪保持具2において
は、巻き上げ用糸6を毛髪保持具2の外面に保持するた
めに、2列の挿通孔列8A,8Bを形成したが、挿通孔
列は一列のみでも良い。
【0037】また前記実施形態においては、毛髪処理器
具1は、毛髪保持具2及び毛髪挿入具3の2部材から構
成されていたが、これに代えて、図4に示すように、毛
髪保持具2及び毛髪挿入具3に加えて挿入補助具21の
3部材から構成される毛髪処理器具1を用いてもよい。
挿入補助具21は逆円錐体形状をしており、剛性の高い
材料から構成されている。特に、毛髪保持具2よりも剛
性の高い材料から構成されていることが、毛髪の挿入性
の向上の点から好適である。挿入補助具21には、該挿
入補助具21をその長さ方向に貫き且つ入口22A及び
出口22Bを有する貫通路22Cが形成されている。貫
通路22Cは入口22Aから前記出口22Bに向けて漸
次縮径している。入口22Aの径は、毛髪保持具2にお
ける最細部の径よりも小さくなっている。毛髪挿入具3
の把持部9は、挿入補助具21の貫通路22Cを入口2
2Aから出口22Bに向けて貫通している。貫通した把
持部9は、更に毛髪保持具2の毛髪取り込み口4に挿通
されている。本実施形態の毛髪処理器具1によれば、毛
髪保持具2の毛髪取り込み口4の剛性が低い場合であっ
ても毛髪の挿入性が向上するいう利点がある。また、毛
髪挿入具3を用いて毛髪を毛髪保持具2内に挿入すると
きに、挿入補助具21が、比較的扁平になりがちである
毛髪保持具2を円筒状に膨らませるので、これによって
も毛髪の挿入性が向上するという利点がある。尚、挿入
補助具21は、逆円錐体形状の他に、逆角錐体形状など
の各種逆錐体形状とすることができる。
【0038】図4に示す実施形態の毛髪処理器具1の変
形例として、挿入補助具21の入口22Aの径が、毛髪
保持具2の毛髪取り込み口4の径よりも大きくなってい
る実施形態が挙げられる。この場合には、毛髪挿入具3
を用いて毛髪を毛髪保持具2内に挿入するときに、挿入
補助具21は、毛髪取り込み口4によって毛髪保持具2
内に挿入されることが規制されて、毛髪取り込み口4の
部分に留まることになる。この場合においても、挿入補
助具21によって毛髪の挿入性が向上するいう利点があ
る。
【0039】また毛髪保持具2として、図5〜図11に
示すものを用いることもできる。尚、図5〜図8及び図
11においては、簡便のため、毛髪挿入具の図示を省略
してある。また、図5〜図11に示す実施形態において
特に説明しない点については、前述の実施形態に関する
説明が適宜適用される。図5(a)〜図5(c)に示す
毛髪保持具2は、これを正面から視たときに、その長手
方向に沿って所定間隔をおいて形成された第1の挿通孔
列8Aと、該第1の挿通孔列8Aの各挿通孔と対向する
位置に形成された第2の挿通孔列8Bとを有している。
本実施形態における挿通孔は、図1に示す毛髪保持具に
おける挿通孔と異なり、各挿通孔は1個の小孔から成っ
ている。巻き上げ用糸6は、その一端が、第1の挿通孔
列8Aにおける毛髪保持具2の下端部に最も近い挿通孔
7(この挿通孔を、第1列下端挿通孔という)の位置に
おいて引き抜かれないようになされている。具体的に
は、巻き上げ用糸6の一端を、第1列下端挿通孔の付近
で毛髪保持具2に固定することで、その引き抜きを防止
している。
【0040】巻き上げ用糸6の他端は、第1列下端挿通
孔に対応する第2の挿通孔列8Bの挿通孔を挿通してい
る。更に巻き上げ用糸6の他端は、毛髪保持具2の下端
部よりも下側(外側)を通って第1列下端挿通孔の直上
に位置する挿通孔を、第1の挿通孔列8A及び第2の挿
通孔列8Bの順に挿通している。以降この挿通が順次所
望の回数繰り返される。そして最後に、巻き上げ用糸6
の他端は、第2の挿通孔列8Bの挿通孔を挿通してい
る。
【0041】本実施形態の毛髪保持具2を具備する毛髪
処理器具を用いた毛髪処理方法においては、毛髪挿入具
を用いて毛髪保持具2内に毛髪を挿入した後、毛髪処理
剤を施す前又は施した後に、毛髪保持具2に取り付けら
れている巻き上げ用糸6の自由端を引っ張る。この引っ
張りによって、図5(c)に示すように、毛髪保持具2
は毛髪(図示せず)と共に巻き上げ用糸6を引っ張り方
向に、つまり毛髪保持具2の下端部から毛髪取り込み口
に向けてロール状に巻き上げられる。そして、その巻き
上げ状態を保持するために、毛髪保持具2から引き出さ
れている巻き上げ用糸6の根元をクリップ(図示せず)
で係止する。
【0042】本実施形態によれば、ヘアカーラを用いた
毛髪の巻き上げ形態と同様の巻き上げ形態を実現するこ
とができるので、美容院で通常行われているヘアカーラ
を用いた毛髪の巻き上げ操作が不要となる。尚、図5
(a)〜図5(c)に示す実施形態においては、巻き上
げ用糸6を1本用いたが、2本用いてもよい。巻き上げ
用糸を2本用いることで、巻き上げ操作を一層容易に且
つ確実に行うことができる。その場合には、毛髪保持具
2を正面から視たときに、長手方向の両側部に、各1本
ずつの巻き上げ用糸を前述の手順で挿通すればよい。
【0043】図6(a)及び図6(b)に示す毛髪保持
具2では、該毛髪保持具2の長手方向に伸びる巻き上げ
用糸6が、ぐし縫い状に毛髪保持具2を貫通するように
取り付けられている。詳細には、毛髪保持具2を正面か
ら視たときに、巻き上げ用糸6が、毛髪保持具2の正面
側と背面側とを交互に通過するように、毛髪保持具2に
取り付けられている。巻き上げ用糸6は、毛髪保持具2
の最下端に位置する挿通孔7の位置において引き抜かれ
ないようになされている。具体的には、巻き上げ用糸6
の一端を、毛髪保持具2の下端部付近で毛髪保持具2に
固定することで、その引き抜きを防止している。一方、
毛髪取り込み口4に最も近い位置にある挿入孔7におい
ては、巻き上げ用糸6が自由状態となっている。図示し
ていない毛髪挿入具における把持部は、毛髪保持具2内
にストレートに挿入されている。
【0044】本実施形態の毛髪保持具2を具備する毛髪
処理器具を用いた毛髪処理方法においては、毛髪保持具
2に取り付けられている巻き上げ用糸6の自由端を引っ
張る。すると、毛髪保持具2は毛髪(図示せず)と共に
蛇腹状に折り畳まれ、毛髪は略ジグザグ形に屈曲され
る。そして、その屈曲状態を保持するために、毛髪保持
具2から引き出されている巻き上げ用糸6の根元をクリ
ップ(図示せず)で係止する。
【0045】毛髪挿入具3における把持部が図6(c)
に示すように、毛髪保持具2内を通過する巻き上げ用糸
6の間を縫うように蛇行して挿通されている場合には、
毛髪の挿入後、巻き上げ用糸6の自由端を引っ張ること
で、毛髪保持具2は蛇腹状ではなく、スパイラル状に巻
き上げられる。
【0046】図7(a)〜図7(c)に示す毛髪保持具
2は、第1の帯状シート13A及び第2の帯状シート1
3Bの2枚の帯状シートを重ね合わせ、両側部を互いに
接合して筒状に形成されている。2枚の帯状シートは同
形になっている。2枚の帯状シートのうち、第1の帯状
シート13Aは熱収縮性を有している。他方の帯状シー
トである第2の帯状シート13Bは熱収縮性を有してい
ない。本実施形態の毛髪保持具2を具備する毛髪処理器
具を用いた毛髪処理方法においては、毛髪挿入具を用い
て毛髪保持具2内に毛髪を挿入した後、毛髪処理剤を施
す前又は施した後に、図7(b)に示すように毛髪保持
具2に熱を付与する。熱の付与手段としては、例えばヘ
アドライヤを用いることが簡便である。熱の付与によっ
て、毛髪保持具2を構成する一方のシートである第1の
帯状シート13Aが熱収縮する。しかし、他方のシート
である第2の帯状シート13Bは熱収縮しない。その結
果、両シート間で収縮に差が生じ、図7(c)に示すよ
うに、毛髪保持具2はそれに挿入されている毛髪と共
に、第1の帯状シート13A側を内側としてロール状に
巻き上げられる。この巻き上げ形態は、毛髪保持具2へ
の熱の付与を止めた後も保持される。従って、前述した
各実施形態の毛髪保持具と異なり、本実施形態の毛髪保
持具には、巻き上げ形態を保持するための手段が不要で
あるという利点がある。尚、本実施形態においては2枚
の帯状シートから筒状の毛髪保持具2を形成したが、こ
れに代えて3枚以上の複数の帯状シートを用い、各帯状
シートの長手方向側部を互いに接合して筒状の毛髪保持
具を形成してもよい。そして、各帯状シートのうちの少
なくとも1枚の帯状シートとして熱収縮性シートを用
い、その他の帯状シートとして熱収縮性を有していない
シートを用いる。この場合、熱収縮性シートが、毛髪保
持具の巻き上げ手段となる。
【0047】図8に示す毛髪保持具2は、縦長の帯状シ
ートを筒状に形成したものである。そして、これをロー
ル状に巻き上げた状態で、該状態が保持されるように、
所定の手段によってくせ付けをする。これによって、毛
髪保持具2は、これをその長手方向に引き伸ばした状態
にして、その状態から解放すると、ロール状に巻き上げ
られた状態へと自発的に巻き上げられる。毛髪保持具2
にくせ付けをするためには、帯状シートの構成材料とし
て所定の形状に形成された弾性変形可能な材料を用いる
ことが簡便である。該弾性変形可能な材料としては、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリスチ
レン、ポリアクリロニトリルなどが挙げられる。これら
の弾性変形可能な材料を用いて毛髪保持具2にロール状
のくせ付けをするには、毛髪保持具2をロール状に巻き
上げ、所定の手段によってその巻き上げ形態を保持し、
その状態下に毛髪保持具2を所定温度に加熱すればよ
い。本実施形態の毛髪保持具2を具備する毛髪処理器具
を用いた毛髪処理方法においては、毛髪挿入具を用いて
毛髪保持具2内に毛髪を挿入した後、引き伸ばした状態
にある毛髪保持具2の引き伸ばし状態を解除すれば、毛
髪保持具2は自発的に巻き上げられる。従って、本実施
形態の毛髪保持具は巻き上げ操作が全く不要である。そ
の上、本実施形態の毛髪保持具は、図7(a)〜図7
(c)に示す実施形態の毛髪保持具と同様に巻き上げ形
態を保持するための手段が不要であるという利点もあ
る。尚、本実施形態においては、巻き上げ形態としてロ
ール状の形態を例示したが、この他に、目的に応じ、蛇
腹状、ジグザグ状、スパイラル状などの種々の形態とす
ることができる。
【0048】図9及び図10に示す実施形態の毛髪処理
器具1は、これまでに述べた毛髪処理器具と異なり、毛
髪保持具が筒状となっていない。詳細には、図9に示す
毛髪処理器具1においては、毛髪保持具2が、短冊状の
一枚のシート16からなると共に該毛髪保持具2の巻き
上げ手段としての巻き上げ用糸6を備えている。短冊状
のシート16には、長手方向に延びる中心線に沿って、
毛髪取り込み口4としての毛髪挿通孔17が所定間隔を
置いて複数形成されている。毛髪挿入孔7の周囲は、プ
ラスチック板や厚紙の貼り付けによって、毛髪保持具2
における他の部位よりも固く形成されている。毛髪保持
具2が熱可塑性樹脂製の不織布からなる場合には、毛髪
挿入孔17の周囲を加熱し溶融固化させる処理によって
該孔の周囲を固く形成することができる。また短冊状の
シート16は、その長手方向一側縁部に沿って所定間隔
を置いて形成された複数の挿通孔7Aからなる第1の挿
通孔列8Aと、他側縁部に沿って所定間隔を置いて形成
された複数の挿通孔7Bからなる第2の挿通孔列8Bと
を有している。シート16の長手方向に関して、第2の
挿通孔列8Bにおける各挿通孔7Bは、第1の挿通孔列
8Aにおける各挿通孔7A間に位置している。具体的に
は、挿通孔7Bは、隣り合う挿通孔7A間の中間に位置
している。巻き上げ用糸6は、その一端が、第1の挿通
孔列8Aにおける毛髪保持具2の下端部に最も近い挿通
孔7Aの位置で固定されていると共にその他端は、該挿
通孔7Aを起点として、第2の挿通孔列8Bの挿通孔7
Bと第1の挿通孔列8Aの挿通孔7Aとをこの順で前記
下端部側から順次挿通し、最後に第2の挿通孔列8Bの
挿通孔7Bを挿通している。これによって巻き上げ用糸
6は、短冊状のシート16の表裏に交互に配されている
と共に毛髪保持具2の長手方向に延びる三角波形の軌跡
を描いている。
【0049】一方、毛髪処理器具1における毛髪挿入具
3は、その把持部9が、ぐし縫い状に短冊状のシート1
6を貫通するように、該短冊状のシート16に取り付け
られている。詳細には、毛髪挿入具3の把持部9が、短
冊状のシート16の表裏に交互に配されるように隣り合
う毛髪挿入孔17を挿通している。
【0050】本実施形態の毛髪処理器具1を用いた毛髪
処理方法においては、毛髪挿入具3におけるフック部1
0に毛髪を引っかけ、次いで把持部9を引っ張ること
で、毛髪が、短冊状のシート16の表裏に交互に配され
るように隣り合う毛髪挿入孔17を挿通される。この状
態下に、毛髪保持具2に取り付けられている巻き上げ用
糸6の自由端を引っ張る。その結果、毛髪保持具2は、
毛髪と共にスパイラル状ないし蛇腹状に巻き上げられ
る。そして、その巻き上げ状態を保持するために、毛髪
保持具2から引き出されている巻き上げ用糸6の根元を
クリップ(図示せず)で係止する。
【0051】図10に示す毛髪処理器具1においては、
毛髪保持具2が、何れも細帯状である第1のシート18
Aと第2のシート18Bとから構成されている。両シー
ト18A,18Bは、その長手方向に亘って所定間隔を
置いて接合されている。この接合によって、接合部19
と、毛髪取り込み口4としての環状の毛髪挿通部20と
が交互に形成されている。各接合部19にはそれぞれ挿
通孔7が形成されている。毛髪挿通部20を構成する環
状部は、プラスチック板や厚紙の貼り付けによって、毛
髪保持具2における他の部位よりも固く形成されてい
る。また毛髪保持具2は、巻き上げ手段としての巻き上
げ用糸6を備えている。そして巻き上げ用糸6は、第1
のシート18A側と第2のシート18B側とに交互に配
されるように隣り合う挿通孔19を挿通している。巻き
上げ用糸6の一端は、毛髪保持具2の下端部に位置する
挿通孔の位置で固定されている。一方、巻き上げ用糸6
の他端は、毛髪保持具2の上端部に位置する挿通孔19
に挿通され、自由端となっている。
【0052】一方、毛髪処理器具1における毛髪挿入具
3は、その把持部9が、隣り合う毛髪挿通部20をぐし
縫い状に挿通している
【0053】本実施形態の毛髪処理器具1を用いた毛髪
処理方法においては、毛髪挿入具3におけるフック部1
0に毛髪を引っかけ、次いで把持部9を引っ張ること
で、毛髪が、毛髪保持具2における隣り合う毛髪挿通部
20をぐし縫い状に挿通される。この状態下に、毛髪保
持具2に取り付けられている巻き上げ用糸6の自由端を
引っ張る。その結果、毛髪保持具2は、毛髪と共に蛇腹
状に折り畳まれ、毛髪は略ジグザグ形又はスパイラル形
に屈曲される。そして、その屈曲状態を保持するため
に、毛髪保持具2から引き出されている巻き上げ用糸6
の根元をクリップ(図示せず)で係止する。
【0054】図11(a)及び図11(b)に示す実施
形態の毛髪保持具2は、これまで説明した実施形態の毛
髪保持具と異なり、該毛髪保持具の巻き上げ手段を有し
ていないものである。この毛髪保持具2は、一面(正
面)及びこれと反対側に位置する他面(裏面)を有して
いる。正面には、毛髪保持具2を所定の形状に巻き上
げ、湾曲又は屈曲させて該正面と該裏面とを当接させた
ときに、該正面と該裏面とが接合して該所定の形状を保
持し得る接合部が設けられている。具体的には、図11
(a)に示すように、毛髪保持具2を正面から視たとき
に、その正面側に、縦中心線に沿って係合手段14が設
けられている。一方、毛髪保持具2の裏面側において、
係合手段14と対向する位置に、該係合手段14と係合
する被係合手段15が設けられている。係合手段14及
び被係合手段15は、何れも毛髪保持具2の長手方向に
延びている。係合手段14及び被係合手段15として
は、面ファスナのフック部材及びループ部材が典型的な
例として挙げられる。この係合手段14は、毛髪保持具
2の正面側を内側にして該毛髪保持具2をロール状に巻
き上げたときに、毛髪保持具2の正面と裏面とが接合し
て該ロール状の形状を保持し得る接合部として機能す
る。詳細には、図示しない毛髪挿入具を用いて毛髪保持
具2内に毛髪を挿入した後、下端部から毛髪取り込み口
に向かって毛髪保持具2を巻き上げる。すると、図11
(b)に示すように、前記正面側に設けられている係合
手段14が、前記裏面側に設けられている被係合手段1
5と当接し両者が係合する。つまり、毛髪保持具2の正
面と裏面とが接合する。その結果、毛髪保持具2は、そ
の巻き上げ状態が保持される。
【0055】図11(a)及び図11(b)に示す実施
形態の変形例として、前述の係合手段14及び被係合手
段15に代えて、それぞれ自己接着性テープ〔例えば仁
礼工業製のふしぎテープ(商品名)〕を用いることもで
きる。更に別の変形例として、毛髪保持具2の内面に、
両面粘着テープを長手方向に沿って貼着した形態のもの
がある。即ち、この変形例は、図11(a)及び図11
(b)に示す実施形態の毛髪保持具において、係合手段
14に代えて両面粘着テープを用い且つ被係合手段15
を設けない形態のものである。そして両面粘着テープ
は、毛髪保持具2の正面と裏面と接合部として機能す
る。この変形例によれば、被係合部材15を設けない分
だけ、図11(a)及び図11(b)に示す実施形態の
毛髪保持具よりも材料を削減することができる。尚、本
実施形態は、毛髪保持具2をロール状に巻き上げた例で
あるが、これに代えて毛髪保持具2を湾曲又は屈曲させ
て他の形状としても同様の効果が奏される。また本実施
形態では、毛髪保持具2の正面と裏面とを接合したが、
これに代えて正面同士を接合して所定の形状となしても
よい。
【0056】以上の説明から明らかなように、本発明に
おける毛髪保持具としては、細長筒形状のものや、閉じ
た開孔が長手方向に間欠的に複数設けられたものが好ま
しく用いられる。これによって、毛髪を確実に取り込ん
で保持することができ、また巻き上げた時にも毛髪の乱
れを生じさせずに、きれいな巻き上げ形態を安定に維持
することが可能となる。
【0057】尚、前述した毛髪処理器具及び毛髪処理方
法に関する各実施形態の内容は、本発明の趣旨を逸脱し
ない範囲で相互に置換することができる。
【0058】
【発明の効果】本発明の毛髪処理器具によれば、筒状体
内に毛髪を容易に且つ短時間で取り込むことができる。
また本発明の毛髪処理方法によれば、染毛やパーマネン
トウエーブなどの各種毛髪処理を容易に行うことができ
る。特に本発明の毛髪処理方法は、毛髪の部分染めに有
効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の毛髪処理器具の一実施形態を示す斜視
図である。
【図2】図1に示す毛髪処理器具を用いた毛髪処理方法
の工程図である。
【図3】毛髪保持具の別の実施形態を示す図である。
【図4】毛髪処理器具の別の実施形態を示す図である。
【図5】毛髪保持具の別の実施形態を示す図である。
【図6】毛髪保持具の別の実施形態を示す図である。
【図7】毛髪保持具の別の実施形態を示す図である。
【図8】毛髪保持具の別の実施形態を示す図である。
【図9】毛髪処理器具の別の実施形態を示す図である。
【図10】毛髪処理器具の別の実施形態を示す図であ
る。
【図11】毛髪保持具の別の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1 毛髪処理器具 2 毛髪保持具 3 毛髪挿入具 4 毛髪取り込み口 5 チャック 6 巻き上げ用糸 7 挿通孔 8A,8B 挿通孔列 9 把持部 10 フック部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年9月6日(2002.9.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】次に、本実施形態の毛髪処理器具を用いた
毛髪処理方法について、染毛処理を例にとり図2(a)
〜図2(e)を参照しながら説明する。先ず図2(a)
に示すように、毛髪保持具2内に毛髪挿入具3が挿入さ
れ、該毛髪挿入具3のフック部10が、毛髪保持具2の
毛髪取り込み口4から突出している状態の毛髪処理器具
1を用意する。毛髪保持具2の下端部からは、毛髪挿入
具3の把持部9の端部が引き出されている。本実施形態
においては、毛髪保持具2として、染毛剤に対して非透
過性の材料、例えば合成樹脂製のフィルムから構成され
ているものを用いている。この状態下に、毛髪挿入具3
のフック部10に所望量の毛髪を通して引っかける。図
示するように、フック部10は毛髪の根元付近に位置さ
せることが、挿入を確実にする点から好ましい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 狩谷 直洋 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 小田嶋 信吾 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 3B038 AA02 AA05 AB01 AB04 3B040 AE07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部に毛髪取り込み口を有する細長形
    状の可撓性材料からなる毛髪保持具と、先端に毛髪のフ
    ック部を有する毛髪挿入具とを具備し、前記毛髪挿入具
    がそのフック部を前記毛髪保持具の毛髪取り込み口側に
    向けて前記毛髪保持具に保持された状態で使用される毛
    髪処理器具であって、前記毛髪取り込み口及びその近傍
    の部位が、前記毛髪保持具における他の部位よりも高剛
    性となされている毛髪処理器具。
  2. 【請求項2】 一端部に毛髪取り込み口を有する細長形
    状の毛髪保持具と、先端に毛髪のフック部を有する毛髪
    挿入具とを具備し、前記毛髪挿入具がそのフック部を前
    記毛髪保持具の毛髪取り込み口側に向けて前記毛髪保持
    具に保持された状態で使用される毛髪処理器具であっ
    て、前記毛髪挿入具における前記フック部はループ形状
    であってその周長が前記毛髪取り込み口の周長よりも大
    きくなされていると共に該フック部が変形可能になされ
    ている毛髪処理器具。
  3. 【請求項3】 一端部に毛髪取り込み口を有する細長形
    状の毛髪保持具と、細長形状の把持部及び該把持部の先
    端に取り付けられた毛髪のフック部を有する毛髪挿入具
    とを具備し、前記毛髪挿入具がそのフック部を前記毛髪
    保持具の毛髪取り込み口側に向けて且つその把持部が前
    記毛髪取り込み口に挿通されて前記毛髪保持具に保持さ
    れた状態で使用される毛髪処理器具であって、 前記毛髪処理器具は、逆錐体形状の挿入補助具を更に具
    備し、該挿入補助具には、該挿入補助具をその長さ方向
    に貫き且つ入口及び出口を有する貫通路が形成されてお
    り、該貫通路は前記入口から前記出口に向けて漸次縮径
    しており、 前記毛髪挿入具の把持部が、前記挿入補助具の貫通路を
    前記入口から前記出口に向けて貫通し、更に前記毛髪保
    持具の毛髪取り込み口に挿通されている毛髪処理器具。
  4. 【請求項4】 一端部に毛髪取り込み口を有する細長形
    状の可撓性材料からなる毛髪保持具と、先端に毛髪のフ
    ック部を有する毛髪挿入具とを具備し、前記毛髪挿入具
    がそのフック部を前記毛髪保持具の毛髪取り込み口側に
    向けて前記毛髪保持具に保持された状態で使用される毛
    髪処理器具であって、 前記毛髪保持具は、一面及びこれと反対側に位置する他
    面を有し、該一面には、該毛髪保持具を所定の形状に巻
    き上げ、湾曲又は屈曲させて該一面と該他面とを当接さ
    せたときに、該一面と該他面とが接合、又は該一面同士
    が接合して該所定の形状を保持し得る接合部が設けられ
    ている毛髪処理器具。
  5. 【請求項5】 前記毛髪保持具が細長筒形状からなり、
    その一端部が前記毛髪取り込み口となっている請求項1
    〜4の何れかに記載の毛髪処理器具。
  6. 【請求項6】 前記毛髪処理器具の使用前に、前記毛髪
    挿入具が、予め前記毛髪保持具に取り付けられている請
    求項1〜5の何れかに記載の毛髪処理器具。
  7. 【請求項7】 前記毛髪保持具が、毛髪処理剤に対して
    透過性又は非透過性を有する請求項5記載の毛髪処理器
    具。
  8. 【請求項8】 前記毛髪保持具が、該毛髪保持具内に挿
    入された毛髪の巻き上げ、湾曲又は屈曲手段を有してい
    る請求項1〜4の何れかに記載の毛髪処理器具。
  9. 【請求項9】 前記毛髪保持具の他端部が開閉可能にな
    されている請求項5記載の毛髪処理器具。
  10. 【請求項10】 前記フック部が櫛歯を有している請求
    項1〜4の何れかに記載の毛髪処理器具。
  11. 【請求項11】 前記毛髪保持具の内面に、毛髪処理剤
    が施されている請求項5記載の毛髪処理器具。
  12. 【請求項12】 請求項5記載の毛髪処理器具における
    前記フック部に所望量の毛髪を引っかけ、この状態下に
    前記毛髪挿入具を前記毛髪保持具における一端部である
    前記毛髪取り込み口から他端部に向かって引き抜いて前
    記毛髪を前記毛髪保持具内に挿入し、次いで毛髪処理剤
    を前記毛髪取り込み口から前記毛髪保持具内に供給する
    か、又は毛髪処理剤を前記毛髪保持具に向けて付与する
    毛髪処理方法。
  13. 【請求項13】 前記毛髪処理剤が染毛剤であり、前記
    毛髪保持具が該染毛剤に対して非透過性を有し、該毛髪
    保持具における他端部を閉じた後に、前記毛髪取り込み
    口から該染毛剤を該毛髪保持具内に供給する請求項12
    記載の毛髪処理方法。
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