JP2015503959A - 化粧品塗布要素 - Google Patents

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Abstract

本発明は、コスメティックデバイスに関し、このデバイスは- 支持体と、- 支持体によって担持された、髪を染色または脱色するための組成物であって、転写によって髪に濃淡のある染色または脱色を生じさせることができるように支持体上の位置に応じて変化する配合を有する、組成物と、を備える。

Description

本発明は、髪染色の分野に関し、より詳細には、髪に濃淡を生じさせることに関する。
髪の染色または脱色の分野で従来から使用されている技術は、均一な色を得ること、または頭髪の残り部分と異なる色を有する髪の房を得ることを対象としている。
同一の髪の房に沿って、1つの色を、次いで別の色を施す、たとえば、髪の房の第1の半分の部分にブロンドの着色を、第2の半分の部分に茶色の着色を施すことによって頭髪に不均一の領域を形成するための試行がなされた。これらの試行が終わって得られた結果は、魅力的でなく、髪が伸びた後に得られる配色と一般的に同等であると見なされ得る。
いくつかの場合において、髪が感作されると、染色処理は、ある色から別の色への突然の変化が目立つので魅力的でないと見なされ得る不均一な結果をもたらし得る。
さらに、日光に露出されることで生じるものと似た外観を頭髪にもたらすために髪の房を処理することが知られている。次いで、美容師は、少数の髪の房を分離し、脱色剤を施す。
色の薄い頭髪(たとえば、ブロンドまたはダークブロンド)の場合、得られる結果は、比較的魅力的であると見なされ得るが、いくぶん不自然であると判断されることが多い。
魅力のある特質は、各々の脱色された髪の房が先端部の方へ広がり、したがって、色の薄い髪は先端部の他の髪と髪との間に喪失するという事実に由来する。この広がり効果によって、この2つの色はコントラストがあまり大きくない。
かなり不自然な特徴は毛根に由来する。これは、毛根部に近づくと、房の髪は、互いに関してより近くなり、そのため、色のコントラストの結果としてかなり不自然である束の効果を生み出すからである。
したがって、髪の房は、先端部および中間の長さのところで比較的自然な外観をもたらし得るが、毛根部は人工的な外観を生じ得る。
毛根部の人工的な外観を緩和するために、処理済みの髪の房の髪のライトニングを低減することも企図され得る。しかし、ライトニングの視認性を低減する、このような解決策は、満足のゆくものでないと判明する可能性がある。これは、十分に視認性のある髪の房を形成するために、おおよそ4つの色調で明るくすることが必要になり得るが、そのような違いは毛根部をかなり不自然なものにするからである。
別のアプローチは、非常に細い髪の房を分離して処理するステップを実行するものである。しかし、このアプローチは、美容師が時間を費やす結果として費用がかかり、毛根部の視認性の問題を現実的に解決しない。
別のアプローチは、頭皮から始まる髪の房を形成するステップを実行するものである。しかし、このアプローチの結果、ライトニングが過剰になり得る。
また、費やされる時間を制限し、サービスの費用を減らすためにより濃い、より魅力的な染色もしくは脱色した髪の房を形成する必要性も存在する。
特に予め色を薄くしなくても茶色の頭髪を処理できるようにするために、暗色の頭髪(明るい栗毛色、栗毛色、暗い栗毛色、または茶色)に房を形成する必要が存在する。
本発明は、前述の必要性のすべてまたは一部を満たすことを対象としている。
その態様のうちの第1の態様によれば、本発明は、コスメティックデバイス(cosmetic device)に関し、このデバイスは
- 支持体と、
- 支持体によって担持された、髪を染色または脱色するための組成物であって、転写(transfer)によって髪に濃淡のある染色または脱色を生じさせることができるように支持体上の位置に応じて変化する配合を有する組成物と、を備える。
「髪の濃淡のある染色または脱色」という表現は、色の少なくとも2つの別個の領域によって範囲が定められた髪の染色または脱色を意味し、こうして染色されるか、または脱色された髪がこれら2つの領域の間で連続的に変化するL、C*、h、a、およびbから選択された1つまたは複数の比色座標を有することが可能であることを意味するものと理解されるべきである。
したがって、色の2つの別個の領域の間で、染色または脱色された髪が連続的に変化する色相hを示すように濃淡のある染色または脱色を得ることが可能である。
また、色の2つの別個の領域の間で、染色または脱色された髪が連続的に変化する明度L*を示すように濃淡のある染色または脱色を得ることも可能である。
より具体的には、
- 同一の色調に応じて薄い色もしくは暗い色からの、またはその逆の、
- 同等の明度を持つ一方の色調から他方の色調への、または
- その組合せの1つの
範囲の髪の濃淡は特に魅力的であると見なせる。
以下で詳細に説明するように、2つの領域の間の比色座標の変化は、均等であっても均等でなくてもよい。
「転写によって髪に濃淡のある染色または脱色を生じさせることができる」という表現は、コスメティックデバイスを髪と直接接触させることによって、または髪を前記コスメティックデバイス上に最初に存在している組成物の全部または一部をすでに回収しているアプリケータと接触させることによって濃淡のある染色または脱色を生じさせることが可能であることを意味するものと理解されるべきである。
以下で詳しく説明されるように、転写によって生じる髪の染色または脱色は、好ましい一変更形態において、溶媒が支持体によって担持される染色または脱色組成物と接触させられた後に得られ、これにより組成物は確実に溶解され、髪に転写させることができる。
特に、組成物が回収されるときに、回収で、支持体上の組成物の染色または脱色特性の空間的顕色を考慮することが好ましく、そのため、ローラなどの回転式アプリケータの使用が好ましく、ローラの周は、たとえば、生み出されるべき濃淡の長さ以上である。
本発明によるコスメティックデバイスでは、たとえば、毛根部の2つの色調から始まり先端部へ向かって4つ以上の色調になる脱色を行って、髪、特に髪の房の濃淡のある染色または脱色を容易に得ることが可能になる。
記録のため、色調は髪の明度を示す1から10までのスケールの尺度とし、値1は黒色に対応し、値10はプラチナブロンドに対応する。値3、5、および7は、それぞれ、茶色、栗毛色、およびダークブロンドに対応する。
支持体上に存在する組成物は、支持体上の位置に応じて変化する割合で2つの着色剤を含むものとしてよい。
したがって、濃淡は、髪を徐々に脱色し、これが毛根部に向かって進行するか、または先端部に向かって進行するときに得られ、組成物は脱色組成物である。
その態様のうちの別の態様によれば、本発明は、コスメティックアセンブリ(cosmetic assembly)に関し、このアセンブリは
- 上で定義されているようなコスメティックデバイスと、
- 前記組成物の全部または一部を回収することを意図されているアプリケータ、特にローラとを備える。
あるいは、本発明によるアセンブリは、アプリケータの代わりに、またはアプリケータと組み合わせて、支持体によって担持される染色または脱色組成物を溶解するために、溶媒、好ましくは水または過酸化水素水溶液を備える。
本発明は、コスメティックアセンブリにも関し、このコスメティックアセンブリは
- 髪の房の異なる長さに対応できるように、および/または異なる濃淡を生じさせるように設計された、上で定義されているような複数のデバイスを備える。
その態様のうちの別の態様によれば、本発明は、髪を染色または脱色するための方法に関し、この方法は
- 髪の濃淡のある染色または脱色を得るために上で定義されているようなデバイスから来る組成物と少なくとも1つの髪の房を接触させるステップを含む。
例示的な一実施形態において、支持体によって担持される組成物は、髪と直接接触させられる。
この場合、組成物を髪と接触させた後、本発明による方法は、髪の房が存在する鞘を画成するために、支持体を処理された髪の房上に締め付ける、たとえば、処理された髪の房の周りにデバイスを巻き付けるステップを含むものとしてよい。このようなステップは、有利に、施される組成物が未処理の髪の房に転写される危険性を低減することを可能にすることができ、支持体が保護手段の役割を果たす。
好ましい一変更形態において、支持体によって担持される染色または脱色組成物を溶解するための溶媒、好ましくは水または過酸化水素水溶液が、前記染色または脱色組成物と接触させられ、これにより、組成物は髪との接触による転写により髪に施される。
例示的な一実施形態において、使用される支持体は、水溶性であり、この方法は、支持体によって担持される組成物が髪と接触させられた後、支持体を水または過酸化水素水溶液と接触させて前記支持体の全部または一部を溶解し、濃淡のある染色または脱色を得るステップを含む。この場合、支持体は、セルロース誘導体類またはアクリレート/アクリル共重合体の繊維を含み、特にそのような繊維からなるものとしてよい。
あるいは、転写による組成物を施すステップは、上で述べているように、アプリケータを使って実施され得る。この場合、本発明による方法は、
- 組成物の全部または一部を、アプリケータ、特にローラの助けを借りて、前記組成物が髪と接触させられる前に、回収するステップと、
- アプリケータによって回収された組成物を髪の房と接触させて、髪の濃淡のある染色または脱色を得るステップとをさらに含み得る。
一般的な様式では、得られる濃淡のある染色または脱色は、髪の1つまたは複数の房(複数可)の長さの全部または一部にわたって生じ得る。その結果、濃淡のある染色または脱色は、処理される髪の毛根部から先端部への1つまたは複数の髪の房に対して行われ得る。
好ましくは、濃淡は、本発明による方法によって得られる濃淡が必ずしも毛根部でない位置から始まり、先端部でない別の位置で終了し得る場合であっても毛根部の範囲まで延在する。
これらの濃淡は、頭髪の全部または一部にわたって、また特に1つまたは複数の髪の房に生じさせられ得る。
頭髪の配置に応じて、および/または選択された組成物に応じて異なる外観を有する濃淡を生じさせることが可能である。
その態様のうちの別の態様によれば、本発明は、上述のようなコスメティックデバイスを準備するための方法に関し、この方法は
- 支持体を配置構成するステップ、
- 濃淡のある髪染色または脱色力を有する組成物を前記支持体上に、特にインクジェットプリンタ、エアブラシ、または手動混合デバイスの助けを借りて、付着するステップ、および/または
- 髪染色または脱色力が化学的および/またはエネルギー刺激の効果の下で変化し得る一定量の前駆体組成物を前記刺激にさらして、支持体上の位置に応じて染色または脱色特性を発現させるステップを含む。
前駆体組成物は、非ゼロの勾配の刺激にさらされ得る。
刺激に敏感な組成物およびこの刺激を使用すると、変化し得る染色または脱色の特性、特に徐々に変化する特性を比較的容易に得ることができ、これは濃淡を生じさせるのに適している。組成物は付着され、および/または刺激が、処理されるべき少なくとも1つの髪の房の長さに応じて施され得る。
刺激は、発光刺激、熱刺激、機械的刺激、および/または化学的刺激、特にpHまたは酸化還元であってよい。
刺激は、発光照射体および/または加熱部材および/または組成物を収容することを意図されたタンクを含む刺激を施すためのデバイスによって施され得る。
刺激を施すためのデバイスは、たとえば、ハンドピースの形態をとる。この場合、使用者は、前駆体組成物に関してハンドピースを移動し、それにより、前駆体組成物を配置に応じて程度の差はあるが刺激にさらすことができ、これによりその染色または脱色の特性を局所的に修正することができる。
この方法は、特に、配置に応じて組成物を刺激に異なる形でさらして、好ましくは特性を徐々に変化させるステップを含み得る。
その態様の別の態様によれば、本発明は、第1の領域では、化学的および/またはエネルギー刺激の効果の下で髪染色または脱色力が変化し得る前駆体組成物の付着物を、第2の領域では、顕色剤または抑制剤を含む製品の付着物を備えるシート状要素にも関する。
シート状要素は、第1の領域および第2の領域がたとえば折り返すことによって完全にまたは一部だけ接触できるように設計され得る。前駆体組成物と顕色剤または抑制剤を含む製品とを接触させると、その結果混合物が生じ、その混合物の染色または脱色特性はシート状要素の縦軸に沿って変化し得る。このような混合で、転写により髪に濃淡のある染色または脱色を生じさせることが可能になる。
本発明は、第1の領域では、前記前駆体組成物の付着物を備えるシート状要素にも関し、前記前駆体組成物の単位面積当たりの質量は前記第1の領域内の位置に応じて一定であるか、または可変である。この単位表面積当たりの質量は、前記第1の領域の縦軸に沿って厳密に単調に変化し得る。
このようなシート状要素は、顕色剤または抑制剤を含む製品も備えるコスメティックアセンブリ内に組み込まれ得る。
本発明は、第2の領域では、顕色剤または抑制剤を含む製品の付着物を備えるシート状要素にも関し、顕色剤または抑制剤の単位面積当たりの材料の量は前記第2の領域内の位置に応じておおよそ一定であるか、または可変である。この単位表面積当たりの材料の量は、前記第2の領域の縦軸に沿って厳密に単調に変化し得る。
このような施すための要素は、前記前駆体組成物も備えるコスメティックアセンブリ内に組み込まれ得る。
前記前駆体組成物および/または顕色剤もしくは抑制剤が脱活性化形態で存在することも可能である。次いで、この方法は、前記前駆体組成物および/または顕色剤もしくは抑制剤を、たとえばこれらを発光刺激、熱刺激、化学的刺激、および/または機械的刺激にさらすことによって活性化するステップを含み得る。
たとえば、前駆体組成物は、シート状要素上に付着され、アルカリ剤、過酸化水素水溶液、および融点が40から60℃まで変化するワックス中に封入された過酸基塩の粉体を含む。
シート状要素に温度勾配を施すことで、ワックス中に封入された過酸基塩を程度の差はあるが放出し、段階的髪脱色力を有する付着物を形成し、濃淡を付けることが可能になり得る。
別の態様によれば、本発明はコスメティックデバイスに関し、コスメティックデバイスは
- 支持体と、
- 支持体によって担持された、髪を染色または脱色するための組成物であって、転写によって髪に漸進的濃淡のある染色または脱色を生じさせることができるように支持体上の位置に応じて変化する配合を有する組成物と、を備える。
「髪の漸進的濃淡のある染色または脱色」という表現は、色の少なくとも2つの別個の領域によって範囲が定められた髪の染色または脱色を意味し、こうして染色されるか、または脱色された髪はこれら2つの領域の間の連続関数または区分的連続関数となる、L、C*、h、a、およびbから選択された1つまたは複数の比色座標を有することを意味するものとして理解されるべきである。
得られる濃淡のある染色
得られる髪の濃淡のある染色または脱色は、第1の領域と第2の領域とを含むことができ、これらの領域の間に1以上の、特に3以上の、CIELab空間内の色差ΔEがある。
毛根部と先端部との間の色の変化
L、C*、a、b、およびhから選択された少なくとも1つの比色座標は、本発明による方法によって処理された髪の房に沿って、連続的に、特に直線的に、変化し得る。
例示的な一実施形態において、比色座標のうちの少なくとも1つは、漸近的に変化し得る、すなわち、本発明による方法によって処理された髪の房に沿って所定の横軸の方へ移動すると、前記比色座標の単位距離当たりの変化は次第に小さくなる。言い換えると、本発明による方法によって処理された髪の房に沿って所定の横軸の方へ移動するときに、髪の房に沿った位置に関して前記比色座標の導関数がより小さくなる。
たとえば、前記横軸の前の最後の3センチメートルにおいて、前記比色座標の変化は、前記横軸から6センチメートル離れている部分の3センチメートル(前記横軸から9cmと6cmとの間)で生じた変化の量の30%以下である。
前記横軸は、次の領域のうちの少なくとも1つに配置され得る。
- 髪の毛根部に最も近い濃淡の領域、
- 髪の先端部に最も近い濃淡の領域、または
- 中央領域。
処理された髪に漸近的濃淡を生じさせることは、審美的理由から好ましい。好ましくは、漸近的濃淡は、髪の毛根部に近い濃淡の領域の方へ移動したときに単位距離当たりの変化が次第に小さくなる比色座標により形成される。
濃淡は、頭髪上の配置に応じて髪の房の長さに合わされる場合も合わされない場合もある。
したがって、第1の髪の房で得られる濃淡は、たとえば、第1の髪の房と異なる長さを有する第2の髪の房で得られる濃淡に対して、対応し、1つの相似変換を提供または実行し得る。相似比は、この場合、第1の髪の房の長さを第2の髪の房の長さで割った比に対応するものとしてよい。
あるいは、異なる長さを有する髪の2つの房で2つの同一の濃淡を得ることが可能である。
支持体
支持体は、好ましくは、シート状要素の形態をとるが、他の実施形態も可能である。
シート状要素は、プラスチック材料、特に熱可塑性プラスチック、紙、金属、特にアルミニウム、織布、セルロースもしくはその誘導体のうちの1つ、またはポリアミド6,6から作られた不織布を備えることができ、特にこれらからなるものとしてよい。
好ましくは、シート状要素は、髪染色または脱色組成物が存在する接着剤組成物の付着物によって覆われる。この変更形態では、髪染色または脱色組成物は、好ましくは、組成物を溶解し、それにより髪に転写できるように、溶媒と接触させられることを意図されている。
シート状要素は、水溶性材料を備え、特に水溶性材料からなるものとしてよく、これはたとえば髪を洗うことによって取り除くことを可能にする。
好ましくは、シート状要素は、水溶性材料の層と不水溶性材料の層、たとえば、アルミニウム箔との組み合わせを備える。
支持体は、髪の房の周りで締め付けることができるように設計され得る。たとえば、そのような状態に保つための固定手段、たとえば、一方の縁に近い位置に配設された接着剤または機械式アタッチメントリリーフを備える。
支持体は、組成物が中に存在するハウジングを備えることができる。
支持体によって担持される組成物は、自重の効果の下で流れるのを回避するために、凝固形態、特にゲルの形態をとり得る。
刺激
支持体上に存在する組成物は、刺激への暴露のため染色または脱色特性を発現するものとしてよい。
特に、組成物は、前駆体状態において、非ゼロの勾配の刺激にさらされ得る。たとえば、コスメティックデバイス上に付着された、前記組成物に、刺激を特徴付ける値の、少なくとも1つの方向への、変化を受けさせることが可能である。
前駆体組成物はすべて、同時に、空間的に不均質な刺激を受けることができ、したがって、前駆体組成物の塊のいくつかの領域は他の領域に比べて刺激により多く暴露され、それにより、組成物の染色もしくは脱色特性が変化する。
前駆体組成物は、暴露された領域に応じて時間の経過とともに変化する刺激にもさらされるものとしてよく、および/またはこれはいくつかの領域を他に比べて長い時間にわたって刺激にさらす。この場合、前駆体組成物の塊は、時間の経過とともに、支持体上の配置に応じて変化する刺激への暴露を受けるものとしてよい。
発光刺激および/または熱刺激
例示的な一実施形態において、前駆体組成物は、非ゼロの温度勾配にさらされる。
この場合、前駆体組成物の付着物の第1の領域は、第1の温度にされ得るが、第1の領域とは離れている第2の領域は、第1の温度と異なる第2の温度にされ得る。
次いで、前駆体組成物は、たとえば、ワックス中に封入された化合物の使用のため、または反応速度の修正のため、温度に応じて変化する染色もしくは脱色特性を示すように選択される。
非ゼロの温度勾配は、特に、赤外線を照射することによって、または不均一な温度を有する加熱面と接触させることによって生成され得る。
温度勾配は、たとえば、一方の配置での赤外線放射源が他方の配置に比べて多いか、または強力であるようにすることによって得られる。
伝熱面の場合、熱は、たとえば、電流が通る少なくとも1つの抵抗素子によって発せられ、その際に、この抵抗素子の分布は不均一である。
以下でより詳しく説明されるように、前駆体組成物は、刺激を施すためのデバイスの容器内に最初に存在していてもよく、これにより前駆体組成物の配分が保証される。例示的な一実施形態において、刺激を施すためのデバイスは、前駆体組成物の第1の部分を第1の領域内で第1の温度にして、特定の染色または脱色特性を持つ支持体上に第1の画分を得ることができる。次いで、刺激を施すためのデバイスは、支持体に関して相対的移動を実行することができ、次いで、前駆体組成物の第2の部分を、第1の領域から離れている、支持体の第2の領域内で、第1の温度と異なる第2の温度にすることで、第1の画分と異なる染色または脱色特性を持つ支持体上の組成物の第2の画分を得ることができる。
次いで、前駆体組成物は、支持体上の第1の位置で、第1の主波長を有する第1の放射線にさらされ、第2の位置で、第1の主波長と異なる第2の主波長を有する第2の放射線にさらされ得る。これらの異なる波長は、前駆体組成物内に1つまたは複数の異なる反応を誘発する、たとえば、反応を程度の差はあるが触媒し、それにより、染色または脱色特性の変化を引き起こすことができる。例示的な一実施形態において、組成物の第1の画分は、第1の暴露時間の間に前駆体組成物が第1の放射線にさらされた後に形成され、第1の画分と異なる染色または脱色特性を有する組成物の第2の画分は、第1の暴露時間と異なる第2の暴露時間の間に前駆体組成物を第2の放射線にさらすことによって形成され得る。この場合、第1の放射線および第2の放射線のスペクトルは異なるか、または同一であるものとしてよい。
例示的な一実施形態において、組成物の第1の画分は、前駆体組成物を第1のエネルギー流を有する第1の放射線にさらすことによって形成され、第1の画分と異なる染色または脱色特性を有する組成物の第2の画分は、前駆体組成物を第1のエネルギー流と異なる第2のエネルギー流を有する第2の放射線にさらすことによって形成され得る。
例示的な一実施形態において、第1の画分は、所定の波長に対する第1の半値全幅を有するスペクトルエネルギー密度曲線を有する第1の放射線に前駆体組成物をさらすことによって得ることができ、第1の画分と異なる染色または脱色特性を有する第2の画分は、この波長に対する、第1の半値全幅と異なる第2の半値全幅を有するスペクトルエネルギー密度曲線を有する第2の放射線に前駆体組成物をさらすことによって得ることができる。
発光刺激および/または熱刺激は、たとえば、紫外線を含むことができる。この場合、前駆体組成物は、特に不可逆的色変化を有する、光顕色可能組成物(photodevelopable composition)であってよい。
化学的刺激
刺激は、化学的刺激であってよく、組成物は、前駆体組成物を、顕色剤または抑制剤、特に酸化剤または還元剤に接触させて、顕色剤または抑制剤への勾配が非ゼロの量の材料および/または暴露時間が施されるようにすることによって調製され得る。したがって、空間的に変化する脱色または染色特性を有する組成物の塊を得ることが可能である。
酸化染色が生じることを意図されている場合、顕色剤は、アルカリ剤または金属触媒であってよく、抑制剤は、酸化剤、錯化剤、顕色剤の不均化剤、または還元剤であってよい。
酸化剤は、過酸化水素、過酸化ベンゾイルなどの有機過酸化物、過酢酸などの過酸、ハロゲン酸化物、過ケイ酸塩などの過酸基塩剤、過ホウ酸塩、または過マンガン酸カリウムなどの金属過酸化物塩であってよい。
顕色剤または抑制剤は、組成物のpHを変化させることを可能にすることができる。特に、pHの上昇は、脱色力を高めることを可能にすることができ、pHの低下は、脱色力を低くすることを可能にすることができる。
機械的刺激
この場合、本発明による方法は、
- 前駆体組成物を支持体に施すステップと、
- 前記前駆体組成物に機械的負荷をかけて転写により髪に濃淡のある染色または脱色を生じさせるための組成物を形成するステップとを含み得る。
機械的負荷は、前記前駆体組成物の付着物の領域内に空間的に不均一な形でかけられ得る。機械的負荷は、たとえば、付着物の位置に応じて可変強度を有する。
感圧カプセル内に存在する染色または脱色剤を最初に備えている支持体を使用することが可能である。
あるいは、染色または脱色剤を最初に含む支持体およびアルカリ剤、錯化剤、還元剤、酸性化剤、または触媒などの、感圧促進剤もしくは抑制剤を備えるカプセルが使用される。
この2つの最後の事例では、付着物上の位置に応じて可変強度を有する機械的負荷が、より多いまたはより少ないカプセルを破裂させ、それにより、髪の所望の濃淡のある染色もしくは脱色力を得るために加えられ得る。
刺激を施すためのデバイス
本発明による方法は、組成物が施されることが意図されている、または施される支持体に関する刺激を施すためのデバイスの位置を決定するステップを含むことができる。
このようなステップにより、有利には、望ましい染色または脱色を得るのに局所的に適している刺激を施しやすくするようにできる。
支持体に関する刺激を施すためのデバイスの位置は、様々な方法で、たとえば、刺激を施すための、および/または組成物を分注するためのデバイスに関する支持体の電動駆動によって、判定され得る。
本発明は、非限定的な実装例の次の詳細な説明を読むことから、また添付図面を調べることから、よりよく理解され得る。
従来技術で知られている染色を生じさせることを示す概略図である。 本発明による濃淡のある染色を生じさせることを示す概略図である。 本発明による濃淡における比色特性の変化を示す概略図である。 本発明による濃淡における比色特性の変化を示す概略図である。 本発明によるコスメティックデバイスを形成するために施される刺激の変化を示す概略図である。 本発明によるコスメティックデバイスを形成するために施される刺激の変化を示す概略図である。 本発明による方法を実装することによって得られる濃淡のある様々な種類の染色を示す概略図である。 本発明による方法を実装することによって得られる濃淡のある様々な種類の染色を示す概略図である。 本発明によるコスメティックデバイスを示す部分概略図である。 図6からのデバイスの変更実施形態を示す図である。 本発明による変更コスメティックデバイスを示す部分概略図である。 図7からのデバイスのVIII-VIIIに沿った断面図である。 本発明による方法の例示的な実施形態を示す図である。 本発明による方法の例示的な実施形態を示す図である。 本発明による方法の例示的な実施形態を示す図である。 本発明による方法の例示的な実施形態を示す図である。 本発明による方法の例示的な実施形態を示す図である。 本発明による方法の例示的な実施形態を示す図である。 図9から図14で説明されている方法から得られる結果を示す部分概略図である。 本発明によるアセンブリの一例を示す図である。 本発明によるデバイスを準備するための方法の例を示す図である。 本発明によるデバイスを準備するための方法の例を示す図である。 本発明によるデバイスを準備するための方法の例を示す図である。 本発明によるデバイスを準備するための方法の例を示す図である。 本発明によるデバイスを準備するための方法の例を示す図である。 本発明によるデバイスを準備するための方法の例を示す図である。 本発明によるデバイスを準備するための方法の例を示す図である。 本発明によるデバイスを準備するための方法の例を示す図である。 本発明によるデバイスを準備するための方法の例を示す図である。 本発明によるデバイスを準備するための方法の例を示す図である。 本発明によるデバイスを準備するための方法の例を示す図である。 本発明によるデバイスを準備するための方法の例を示す図である。 濃淡のある髪染色または脱色力を有する組成物を付着するように設計された分注デバイスの一例を示す概略斜視図である。 図29からのデバイスの調整部材の様々な位置および混合されることを意図されている製品の対応する通路の断面を示す図である。 制御ユニットの一例を示す電子回路図である。 配合が可変である組成物を分注するように制御ユニットによって制御されるデバイスの一例を示す図である。
図中、わかりやすくするため、実際の相対的比率は必ずしも尊重されていない。
図1は、従来技術で知られている方法の実装によって均一な色を有する髪の房700の、頭髪C上の形成の概略を示している。そのような髪の房700は、以下で説明されているように、毛根部702のところにかなり不自然な外観を有し得る。
図2は、たとえば、濃淡のある髪の房701の、色合いが前記髪の房701に沿って変化する場合の、頭髪C上の形成の概略を示している。そのような髪の房701は、本発明による方法を実装することによって得られる。
図5Aおよび図5Bは、それぞれ、髪の房701の長さに適合された色濃淡および髪の房701の長さがなんであれ同一である濃淡を示している。図5Aで得られた濃淡は対応し、1つの相似変換を提供または実行する。
図3Aおよび図3Bは、本発明によるコスメティックデバイスによって得られる濃淡を帯びた髪の房に沿った比色特性の変化を示す。
図示されているように、この変化は、髪の房に沿った位置に応じて線形(実線の曲線)であるか、または非線形、特に漸近的(破線)であるものとしてよい。
本発明による方法によって処理された髪の房に沿って、髪の房に沿って毛根部から髪の先端部の方へ移動する際のL(透明度)の線形または漸近的変化を得ることが可能である。
本発明による方法によって処理された髪の房に沿って、髪の房に沿って毛根部から髪の先端部の方へ移動する際のC*(彩度)の特に線形または漸近的変化を得ることも可能である。
本発明による方法によって処理された髪の房に沿って、髪の房に沿って毛根部から髪の先端部の方へ移動する際のa(赤色/緑色軸上の位置)、またはb(青色/黄色軸上の位置)、またはh(色合い)の特に線形または漸近的変化を得ることもさらに可能である。
こうして、L、C*、h、a、およびbのうちから選択された比色特性のうちの1つまたは複数は、処理された髪の房に沿って変化し得る。
「色調」が変化する、髪の房に沿った染色を得ることが可能であり、髪はたとえば少なくとも1つの脱色の色調を受ける。
髪の半分以上を処理することが望ましい場合、濃淡は、有利には、S字形曲線の変化(図3Bの破線の曲線)に従うことができる。
そのような濃淡の比色特性の変化は、髪の長さの中央領域に集中し、毛根部と先端部との効果を回避することを可能にすることができる。
たとえば、本発明による方法が実装される前に毛根部のところに見える色に比較的近い毛根部の領域内の色を得ることが可能である。特に、本発明による方法が実装される前に毛根部のところに見える色に関して2つの色調で微妙な差異が付けられた、特に明るくされた、毛根部の領域内の色を得ることが可能である。
たとえば、本発明による方法が実装される前に先端部のところに見える色と著しく異なる先端部の領域内の色を得ることが可能である。特に、本発明による方法が実装される前に先端部のところに見える色に関して4つ以上の色調で微妙な差異が付けられた、特に明るくされた、先端部の領域内の色を得ることが可能である。
支持体上の位置に応じて支持体上の組成物の染色または脱色特性の所望の変化を生じさせることは、組成物が髪を染色または脱色するために髪に働く仕方に依存する。組成物10の染色または脱色特性は、特に線形または漸近的変化により、支持体2上の位置に応じて連続的に変化し得る。
組成物が着色剤を含む事例では、着色剤の量は、支持体に沿って変化し、一端の方に向かって減少するものとしてよい。2つの着色剤がある場合、着色剤のうちの一方の量は、支持体の一端の方へ向かうにつれ減少するが、他方の着色剤の量は、支持体の他端の方へ向かうにつれ減少する。この減少は、所望の濃淡が漸近的、特にS字形状の濃淡であるか、または線形濃淡であるかに応じて、線形または非線形とすることができる。
組成物が、刺激に暴露された前駆体の助けを借りて得られた場合、刺激の発生により、組成物の染色または脱色特性の発現を制御することが可能である。
図4Aおよび図4Bは、刺激を施すことに基づく本発明によりコスメティックデバイスを準備するための方法の文脈において支持体に沿って施される刺激の発生の例を示している。
たとえば、支持体に沿った位置に応じて前駆体組成物がさらされる温度の線形または漸近的変化を有することが可能である。
あるいは、支持体に沿った位置に応じて線形または漸近的に変化する一定量の顕色剤または抑制剤を付着することが可能である。
このような勾配を適用することで、以下で詳しく説明するように、濃淡のある髪染色または脱色力を得ることが可能である。
図6は、本発明によるコスメティックデバイス1の一例を示す。このデバイス1は、染色または脱色組成物10の付着物が存在する、シート状要素の形態で支持体2を備える。組成物10の付着物は、接着剤組成物の付着を用いて支持体に固定されるものとしてよく、縦軸Yに沿って延在し、濃淡のある髪染色または脱色力を有する。図示されている変更形態において、軸Yは、支持体2の縦軸にも対応する。
図6aに例示されている変更形態は、組成物10の付着物が支持体2の第1の末端30aから第2の末端30bへ縦軸Yに沿って延在する例示的な一実施形態を示している。
図7および図8は、コスメティックデバイス1が、組成物10が存在するハウジング3を備える支持体2を具備する一変更形態を示している。この例示的な実施形態では、組成物10は、好ましくは凝固形態、特にゲルの形態をとる。
図示されている例では、組成物10の付着物の少なくとも1つの比色座標は、支持体2上の位置に応じて連続的に変化する。たとえば、組成物10の色合いは、支持体2の縦軸Yに沿って連続的に変化する。
あるいは、組成物10の酸化または還元力は、支持体2上の位置に応じて連続的に変化する。
支持体2は細長く、組成物10の還元もしくは酸化力および/または色は、支持体2の縦軸Yに沿って連続的に変化し得る。
図9は、髪の房M上へのデバイス1上に存在する組成物10の転写を示している。この例では、デバイス1は、処理されるべき髪の房Mの方へ移動され、支持体2によって担持される組成物10は、処理されるべき髪と直接接触させられる。この場合、処理されるべき髪の房Mとの接触がなされる前に、組成物10を溶媒、好ましくは、水または過酸化水素水溶液と接触させて、それを溶解し、髪の房M上に転写することが可能である。
図10は、使用者が第1のステップとして組成物10上で転がすローラ22を有するアプリケータ20による図7および図8からのデバイス1上での組成物の回収を例示している。アプリケータは、把持部分21を備える。
次いで、ローラ20が髪の房Mに沿って移動され、これにより、組成物10を付着し、濃淡のある染色または脱色を得るが、これは図11に例示されているとおりである。
図12および図13は、組成物10を髪と接触させるために処理されるべき髪の房Mの方へデバイス1が移動される例示的な一実施形態を示している。次いで、支持体2が折り返されて、管状鞘Gを形成する。支持体2は、第1の末端30aのところで、第1の末端30aを第2の末端30bに固定して鞘Gを形成するための接着剤付着物31を備えることができる。鞘Gは、有利には、組成物10を未処理の髪の房上に転写する危険性を制限することができる。
図14は、支持体2が水溶性である例示的な一実施形態を示している。管状鞘Gは、たとえば、図13と同じ仕方で形成されている。しかし、この例では、支持体2を過酸化水素水溶液と接触させるステップは、前記支持体を取り除き、濃淡のある染色または脱色を得るために実施される。
図15は、図9から図14に示されている方法によって得られる組成物10の付着物、および濃淡のある染色または脱色を髪上で得られるようにすることを示している。
図16は、本発明によるデバイス1および前記デバイス1上に存在する組成物10の全部または一部を回収することを意図されているアプリケータ20を備える、本発明によるアセンブリ50の一例を示す。
本発明によるデバイス1を準備するための様々な方法について次に説明する。
図17から図19は、髪染色力が変化し得る前駆体組成物100を酸化剤110と接触させることによって本発明によるコスメティックデバイス1を準備するための方法を例示している。
図17に示されているように、不均一な量の組成物100は、支持体2に施されており、付着される組成物100の量は支持体の縦軸に沿ってたとえば線形的に増大する。
第2のステップにおいて、酸化剤110が組成物100の付着物と接触させられる。図18に示されている、このステップで、施される酸化剤110の量は、支持体2の縦軸に沿って一定である。
これらの例示的な実施形態では、酸化剤110および組成物100の付着物の厚さは、図面をわかりやすくするために誇張されている。
支持体2の縦軸に沿って可変量の酸化剤110を付着することが可能であるものとしてよい。また、支持体2の縦軸に沿って一定の量の組成物100を、支持体2の縦軸に沿って可変量の酸化剤110を付着することが可能であるものとしてよい。
可変量の酸化剤110または組成物100は、アプリケータ要素から転写されることによって、または噴霧によって支持体2の縦軸に沿って付着されるものとしてよく、出口の流量は支持体2上の位置に応じて修正される。この可変量は、支持体2の縦軸に沿って移動するときに施されるべき組成物を使い切るアプリケータローラによっても施され得る。
あるいは、一定の量の組成物100および一定の量の酸化剤110を施し、支持体2上の位置に応じて暴露時間を変化させて濃淡のある染色または脱色力を得ることが可能である。
あるいは、まず第一に酸化剤110を支持体2に施し、次いで、組成物100を施すことが可能である。もちろん、上述の実施形態では、必要な変更をこの変更形態に加える。
図19は、濃淡のある髪染色または脱色力を有する組成物10の付着物を備える、本発明によるコスメティックデバイス1の形成を示す。
図20および図21は、本発明によりコスメティックデバイス1を準備するための方法の別の例示的な実施形態を示している。
髪染色力が温度に応じて変化し得る前駆体組成物600の付着物は、図20に示されているように支持体2上に存在する。
さらに、支持体2は、少なくとも1つの方向に非ゼロの温度勾配を得るための加熱手段(図示せず)を備える。
図21は、温度勾配が支持体に施された後の組成物10の付着物の形成を示す。好ましくは、染色および脱色力は、軸Yに沿って連続的に変化する。
一変更形態として、図22および図23は、外部加熱部材500を使って非ゼロの温度勾配を与えることによって組成物10の付着物を形成することを示している。
図22の構成において、加熱部材500は、組成物600を第1の温度にさらす。次いで、加熱部材500は、組成物600の付着物に関して移動され、図23に例示されている位置に移動され、そこで、組成物600を第1の温度と異なる第2の温度にさらす。その間に、組成物を中間温度にさらしている。あるいは、一定の温度にされた加熱部材への暴露時間は変化するが、所定の配置の位置決めに対する時間の長さは変化し、熱慣性を考慮して度数を加減しつつ局所的に組成物を加熱する。
図24は、軸Xに沿って折り畳める支持体2を備えるシート状要素を示している。
第1の領域401では、支持体は組成物100の付着物を備え、第2の領域402では、酸化剤110の付着物を備える。
組成物100および酸化剤110の量は、軸Xに沿った第1の領域401および第2の領域402上の位置に応じて変化するか、または一定であるものとしてよい。
図25は、支持体2を軸Xの周りに折り畳んで組成物100を酸化剤110と接触させるステップを示している。このように接触させる結果は、組成物10の付着物が得られる図26に示されている。
図27および図28は、刺激を施すためのデバイス300が、壁301によって画成されている容器内に、支持体2に施されることを意図されている組成物600を備える一変更形態を示している。刺激を施すためのデバイスは、組成物600が支持体2上に分注される際に通ることを意図されているアプリケータノズル302を備える。図27に示されている例では、加熱部材303は、アプリケータノズル302の領域内に存在する。
組成物600が、アプリケータノズル302の領域内に存在している場合、組成物は、図27に示されているように、第1の染色力を有する組成物の画分1000を得ることを可能にする第1の温度にされる。次いで、この画分は、支持体2上に分注される。
次いで、刺激を施すためのデバイス300は、支持体2に関して移動され、様々な分注操作を繰り返すことができ、その際に加熱部材303は毎回異なる温度にされる。
何回もの分注操作に続いて、支持体2に沿って変化する髪染色力を有する組成物10の付着物が髪の房M上に得られる。温度は、好ましくは連続的に変化させる。
この例示的な実施形態では、加熱部材303を、量を制御しつつ酸化剤を分注するためのデバイスで置き換えることが可能であり、組成物は、この場合、酸化剤に接触させられることによって変化し得る染色力を有する。
組成物の髪染色または脱色力の変化は、放射線にさらすことによって得ることができる。
たとえば、組成物は、所定の波長を有する放射線の効果の下で露わにできるフォトクロミック組成物であってよく、濃淡は、この波長の近くのスペクトルエネルギー密度が支持体2に沿って増大する光放射を与えることによって得ることができる。
図29は、濃淡のある染色または脱色力を有する組成物を調製し、分注するための手動操作デバイス170の一例を示す図である。本体部160は、2つの容器を画成し、使用者は、内容物を分注するために圧力を印加することができる。分注ヘッド161は、様々な割合で容器の内容物を混合する。容器は、たとえば、2つの出口オリフィス164および165を有する調整部分に対向する供給オリフィス162および163を通して開いており、出口オリフィスは本体部160に関してこの部分の位置に応じて供給オリフィス上に程度の差はあるが重ね合わせることができる。したがって、図30に示されている3つの相対的位置について、構成要素はそれぞれ100/0、50/50、0/100の割合(%で表される)で分注される。構成要素のうちの各々の構成要素における流量に作用する部分は、デバイスの縦軸の周りに回転することができるものとしてよく、必要ならば、見えない、また操作ハンドル168を使って使用者によって最初に応力が加えられ得る弾性戻り部材によって自動的に移動され得る。あるいは、操作ハンドル168は、調整部材の位置を制御し、混合物の配合を変化させるために分注時に使用者によって作動される。
弾性戻り部材が存在する場合、たとえば粘弾性流体タイプのブレーキが、弾性戻り部材の作用で調整部分の移動が生じるのが速すぎないように流量を調整するための部分により回転され得る。
図29および図30に示されているシステムを使用するために、使用者は、操作ハンドル168を作動させて、弾性戻り部材に応力を加え、次いで操作ハンドルを離す。調整部分は、次いで、所定の長さの時間にわたって戻り部材の作用で自動的に移動し、そのときに、使用者は容器に圧力を印加し、製品を分注ヘッドに押し通す。あるいは、弾性戻り部材が存在しない場合、使用者は、操作ハンドル168を移動して、配合を変える。
分注される組成物の配合は変化し、前記配合はたとえば反対のピッチを有するプロペラを有する混合装置を備えるカニューレ169内の構成要素の混合の結果得られる。使用者は、組成物が付着される中間支持体に関してカニューレを移動する。このようにして、使用者は、染色または脱色力が縦方向で変化する組成物の付着物を得る。
(実施例)
(実施例1)
図31および図32に対応する次の組み立てがなされる。
a)「固定ケーシング」と称される第1の部分
次の要素をこの第1の部分に組み込む。
・シリアルリンクによって論理ネットワーク204に接続されている2つのプッシュボタン201および202と1つの液晶ディスプレイ203を搭載した前面部。
・プログラム可能論理ネットワーク204、そのEPROM205、たとえば、24MHzオシレータ206、電源モジュール207、電源、オン/オフボタン209を備えるプリント回路基板。
・一般的な電源208。
プログラム可能論理ネットワークは、たとえば、Altera社の基準Cyclone III EPC 3を有し、以下の多数の機能を実行する。
1)2つの調整ボタン201および202の状態を感知する機能。各々のボタンは、一段ずつ増やしたり減らしたりする変化によって、tsetpointと称される8ビットレジスタを進める。
2)レジスタtsetpointの値を液晶ディスプレイ203に送信する機能。送信は、ASCII符号形式でシリアルリンクによって実行される。
3)論理ネットワーク204が、プリント回路に集積化されている電源モジュール207に接続される。これは、オペアンプと数アンペアの電流を発生することができるパワートランジスタ段とからなる。この電源モジュールは、プリントヘッドを動作させることができる。
4)計算および比較演算。
オペレータがオン/オフボタンを押すとすぐに、ネットワーク側で、16ビットレジスタ「dsetpoint」を計算するが、ただし、dsetpoint=255.tsetpointである。次に、オペレータは、16ビットレジスタ「daction」を0からdsetpointまで増分的に進める。オペレータが、dsetpointに達したときに、オペレータは、8ビットレジスタVactionを増分的に進め、8ビットレジスタ「I」を増分的に進め、dactionを0にリセットする。オペレータは、Iを16と比較する。Iが16に達するとすぐに、オペレータは10秒待ってから、すべてのレジスタをゼロにリセットする。
これらの計算演算において、論理ネットワークは、電源モジュールに、I/8アンペア(0から2Aまで)の電圧を課すよう指令する。Cyclone IIIは、24MHzオシレータからクロック信号を供給され、たとえば、Altera社からの基準EPCS16を有する、EPROMに接続される。したがって、装置に電源が投入されると、論理ネットワークの動作を制御するプログラムがこのEPROMから論理ネットワークに転送される。
b)第2の「摺動可能」部分
図32に示されているような分注ヘッド220が形成されるが、これは上述の電源モジュール207によって供給される電磁石221を備える。
ヘッド220には、2つの軟質チューブ222および223が通り、これを通して、加圧され得る流体が流れる。たとえば、流体は、第1の容器225および第2の容器226を形成する軟質プラスチックから作られた区画内に格納され、手で圧迫することができる。2つの軟質チューブは、ケース230で保持される。
電源が投入されると、電磁石221が、圧縮バー233を少なくとも1つの伸縮バネ234に押し当てる。したがって、電磁石の電源がオフにされると、チューブ222は圧縮され、チューブ223は圧縮されない。電磁石に供給される電力が多いほど、チューブ223に対する圧縮は強くなり、チューブ222に対する圧縮は弱くなる。2つのチューブ222および223は、同一の出口の方へ開き、バッフル混合システムによって補助される。送出ヘッドおよび2つの容器によって形成されるアセンブリは、ハンドピースとも呼ばれる、使用者によって移動され得るシステムの部分に属す。
c)動作
2つの容器に、それぞれ、第1の着色剤と第2の着色剤とが充填される。
固定部分に電源が投入される。EPROMからプログラム可能論理ネットワークに通知が送られる。2つのボタン201および202を使って、使用者は、自分が形成したい濃淡の長さに対応する値tsetpointを選択する。
使用者は、ハンドピースを1枚の紙で形成された支持体の方へ移動する。使用者は、オン/オフボタン209を押し、2つの容器225および226を圧縮することによって製品を送出する。そうする際に、使用者は、ヘッドを紙の方へ移動する。電磁石に供給される電流は、この移動の際に自動的に変化し、それにより、分注される混合物中の2つの容器に収容されている製品の各々の相対的割合、したがって混合物の染色または脱色特性を修正する。
次に、使用者は、処理されるべき髪の房をこの紙の中に置き、閉じて髪の房を囲む。使用者は、こうして、多数の髪の房、さらには頭髪全体を形成することができる。使用者が形成すべき髪の房の長さを長くしたり、または短くしたりすることを望むたびごとに、tsetpointを定義し直すことができる。
(実施例2)
図29および図30を参照しつつ説明されているように、応力がかけられた後に、所定の速度で、初期位置に戻る弾性戻り部材を備える、または備えないデバイス、ならびに弾性戻り部材によって移動される調整部分の位置に応じて2つの構成要素の割合を修正する混合物を分注するためのシステムが使用される。
使用者は、弾性戻り部材に応力をかけ、次いで、弾性戻り部材がその初期位置に戻る間に、処理されるべき髪の房とその後接触させられる支持体に関して混合物が分注される際に通る出口を移動させる。あるいは、使用者は、分注している間に操作ハンドル168を移動する。このようにして、使用者は、配合および染色または脱色特性が縦方向で変化する組成物の付着物を得る。
容器に、2つの脱色組成物を充填する。第1の脱色組成物は、2つの色調によるライトニングを確実にする。第2の脱色組成物は、4つの色調によるライトニングを確実にする。処理された髪の房が左に7つ、右に7つある。
左側の髪の房を形成するために、小さなウェブ(20cm×1.5cm)を備えるアルミニウム箔(20cm×5cm)に線形の濃淡が施される。次に、髪の房にアルミニウム箔を巻き付ける。
左側の髪の房を形成するために、小さなウェブ(20cm×1.5cm)を備えるアルミニウム箔(20cm×5cm)に第2の組成物のみを塗布する。次に、髪の房にアルミニウム箔を巻き付ける。
すべての髪の房を30分間そのままにする。
左側部分に、比較的自然な外観がもたらされることがわかる。
(実施例3)
実施例2と同じ試行がなされるが、ただし、漸近的濃淡を左側の髪の房に生じさせる。
左側部分は、比較的自然であり、実施例2の左側部分に比べてなおいっそう魅力的であることがわかる。
本発明の実装の、図示されていない変更形態では、説明したばかりの様々な例示的な実施形態に由来する特性を組み合わせることができる。
「1つの...を含む(備える)」という表現は、「少なくとも1つの...を含む(備える)」と同義であると理解されるべきである。
「と...との間」という言い回しは、上下限を含むものとして理解されるべきである。
M 髪の房
Y 縦軸
1 コスメティックデバイス
2 支持体
3 ハウジング
10 組成物
20 アプリケータ
21 把持部分
22 ローラ
30a 第1の末端
30b 第2の末端
31 接着剤付着物
50 アセンブリ
100 前駆体組成物
110 酸化剤
160 本体部
161 分注ヘッド
162 供給オリフィス
163 供給オリフィス
164 出口オリフィス
165 出口オリフィス
168 操作ハンドル
169 カニューレ
201 プッシュボタン
202 プッシュボタン
203 液晶ディスプレイ
204 論理ネットワーク
205 EPROM
206 24MHzオシレータ
207 電源モジュール
208 電源
209 オン/オフボタン
220 分注ヘッド
221 電磁石
222 軟質チューブ
223 軟質チューブ
225 第1の容器
226 第2の容器
230 ケース
233 圧縮バー
234 伸縮バネ
300 デバイス
301 壁
302 アプリケータノズル
303 加熱部材
401 第1の領域
402 第2の領域
500 外部加熱部材
600 前駆体組成物
700 髪の房
701 髪の房
702 毛根部
1000 画分

Claims (21)

  1. 支持体(2)と、
    前記支持体(2)によって担持された、髪を染色または脱色するための組成物(10)であって、転写によって前記髪に濃淡のある染色または脱色を生じさせることができるように前記支持体(2)上の位置に応じて変化する配合を有する、組成物(10)とを備え、
    前記組成物(10)の染色または脱色特性は、前記支持体(2)上の前記位置に応じて連続的に変化し、および/または前記組成物(10)の酸化力または還元力は前記支持体(2)上の前記位置に応じて連続的に変化する、コスメティックデバイス(1)。
  2. 支持体(2)と、
    前記支持体(2)によって担持された、髪を染色または脱色するための組成物(10)であって、転写によって前記髪に濃淡のある染色または脱色を生じさせることができるように前記支持体(2)上の位置に応じて変化する配合を有する、組成物(10)と、を備え、
    前記組成物(10)の前記配合の前記変化は前記髪上に、第1の領域と第2の領域とを備える濃淡のある染色または脱色を生じさせることを可能にし、前記第1の領域と第2の領域の間に1以上のCIELab空間内の色差ΔEがある、コスメティックデバイス(1)。
  3. 前記支持体(2)はシート状要素の形態を有する請求項1または2に記載のデバイス(1)。
  4. 前記支持体(2)は前記組成物(10)が存在するハウジング(3)を備える請求項1から3のいずれか一項に記載のデバイス(1)。
  5. 前記支持体(2)によって担持される前記組成物(10)は凝固する請求項1から4のいずれか一項に記載のデバイス(1)。
  6. 前記支持体(2)は水溶性材料、および好ましくは、水溶性材料の層と不水溶性材料の層との組み合わせを含む請求項1から5のいずれか一項に記載のデバイス(1)。
  7. 前記組成物(10)の染色または脱色特性は、線形または漸近的変化により、前記支持体(2)上の前記位置に応じて連続的に変化する請求項1から6のいずれか一項に記載のデバイス(1)。
  8. 前記支持体(2)は細長く、前記組成物(10)の前記還元力もしくは前記酸化力および/または色は前記支持体(2)の縦軸(Y)に沿って連続的に変化する請求項1から7のいずれか一項に記載のデバイス(1)。
  9. 前記組成物(10)の前記配合の前記変化は前記髪上に、第1の領域と第2の領域とを備える濃淡のある染色または脱色を生じさせることを可能にし、前記第1の領域と第2の領域の間に3以上のCIELab空間内の色差ΔEがある、請求項1から8のいずれか一項に記載のデバイス(1)。
  10. 前記支持体(2)は、処理されるべき髪の房(M)の周りで閉じられるように設計される請求項1から9のいずれか一項に記載のデバイス(1)。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載のデバイス(1)と、
    前記組成物(10)の全部または一部を回収し、次いで、それを髪に施すことを意図されているアプリケータ(20)、特にローラ、および/または前記支持体(2)によって担持される前記染色または脱色組成物(10)を溶解し、それにより前記髪への転写を確実にするための溶媒、特に水または過酸化水素水溶液のうちの少なくとも1つと、を備えるコスメティックアセンブリ(50)。
  12. 髪の房(M)の異なる長さに対応できるように、および/または異なる濃淡を生じさせるように設計された、請求項1から10のいずれか一項に記載の複数のデバイス(1)を備えるコスメティックアセンブリ(50)。
  13. 髪を染色または脱色するための方法であって、
    前記髪の濃淡のある染色または脱色を得るために請求項1から10のいずれか一項に記載のデバイス(1)から来る前記組成物(10)と少なくとも1つの髪の房(M)を接触させるステップを含む方法。
  14. 前記支持体(2)によって担持される前記組成物(10)は前記髪と直接接触させられる請求項13に記載の方法。
  15. 前記支持体(2)によって担持される前記染色または脱色組成物(10)を溶解するための溶媒、好ましくは水または過酸化水素水溶液が前記組成物(10)と接触させられ、これにより前記組成物(10)は前記髪との接触による転写により前記髪に施される請求項13および14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記組成物(10)が前記髪と接触させられた後に、前記支持体(2)を処理される前記髪の房(M)の周りで締め付けるステップを含む請求項13から15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記支持体(2)は水溶性であり、前記方法は、前記組成物(10)が前記髪の房(M)と接触させられた後に、前記支持体(2)を水または過酸化水素水溶液と接触させて前記支持体(2)の全部または一部を溶解し、前記濃淡のある染色または脱色を得るステップを含む請求項14から16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記組成物(10)の全部または一部を、アプリケータ(20)、特にローラの助けを借りて、前記組成物(10)が前記髪と接触させられる前に、回収するステップと、
    前記アプリケータ(20)によって回収された前記組成物(10)を前記髪の房(M)と接触させて、前記髪の前記濃淡のある染色または脱色を得るステップとをさらに含む請求項13に記載の方法。
  19. 支持体(2)を配置構成するステップ、
    濃淡のある髪染色または脱色力を有する組成物(10)を前記支持体(2)上に、特にインクジェットプリンタ、エアブラシ、または手動混合デバイス(170)の助けを借りて、付着するステップ、および/または
    前記髪染色または脱色力が化学的および/またはエネルギー刺激の効果の下で変化し得る一定量の前駆体組成物を前記刺激にさらして、前記支持体(2)上の前記位置に応じて染色または脱色特性を発現させるステップを含む請求項1から10のいずれか一項に記載のデバイス(1)を準備するための方法。
  20. 組成物(10)が付着され、および/または前記刺激が、処理されるべき少なくとも1つの髪の房(M)の長さに応じて施される請求項19に記載の方法。
  21. 支持体(2)と、
    前記支持体(2)によって担持された、髪を染色または脱色するための組成物(10)であって、転写によって前記髪に漸進的濃淡のある染色または脱色を生じさせることができるように前記支持体(2)上の位置に応じて変化する配合を有する、組成物(10)と、を備えるコスメティックデバイス(1)。
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