JP2003031577A - 堆積膜の平坦化方法 - Google Patents

堆積膜の平坦化方法

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JP2003031577A JP2001216446A JP2001216446A JP2003031577A JP 2003031577 A JP2003031577 A JP 2003031577A JP 2001216446 A JP2001216446 A JP 2001216446A JP 2001216446 A JP2001216446 A JP 2001216446A JP 2003031577 A JP2003031577 A JP 2003031577A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CMPのオーバー研磨が終了したときに発生
するディッシングを低減する。 【解決手段】 半導体基板10上の層間絶縁膜11に配
線溝12を形成した後、配線溝12の内面を含む層間絶
縁膜11の表面にバリアメタル層13を形成する。バリ
アメタル層13の上に銅のシード層14を形成した後、
電解めっき法によりシード層14を成長させて銅膜15
を堆積する。銅膜15に対してCMPの第1段階を行な
って平坦化された銅膜15Aを得た後、平坦化された銅
膜15Aに対してCMPの第2段階を行なって埋め込み
配線15Bを形成し、その後、バリアメタル層13にお
ける配線溝12の外側に存在する部分を除去する。銅膜
15の厚さは配線溝12の深さの1.6倍〜2.0倍に
設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
工程において用いられ、化学的機械研磨法により堆積膜
を平坦化する方法に関し、特に、多層配線工程で埋め込
み配線を形成する方法又は素子分離工程で素子分離領域
を形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来例として、化学的機械研磨
(CMP)法により埋め込み配線を形成する方法につい
て、図11(a)〜(c)及び図12(a)〜(c)を
参照しながら説明する。
【0003】まず、図11(a)に示すように、半導体
基板1の上に堆積された二酸化珪素よりなる層間絶縁膜
2に、フォトリソグラフィ技術及びドライエッチング技
術を用いて配線溝3を形成した後、図11(b)に示す
ように、配線溝3の内面を含む層間絶縁膜2の表面に全
面に亘って例えば窒化タンタル膜よりなるバリアメタル
層4を形成する。銅配線を構成する銅は、層間絶縁膜2
を構成する二酸化珪素膜中に拡散し易く、層間絶縁膜2
の絶縁性を劣化させる恐れがあるので、層間絶縁膜2の
表面にバリアメタル層4を薄く形成するのである。
【0004】次に、図11(c)に示すように、スパッ
タリング法により、バリアメタル層4の上に銅よりなる
シード層5を形成した後、図12(a)に示すように、
電解めっき法により、シード層5を成長させて銅膜6を
形成する。この場合、配線溝3が銅膜6で完全に埋まる
ように、銅膜6の厚さを配線溝3の深さよりも大きくす
る。このようにすると、銅膜6における配線溝3の上方
には初期段差7が形成される。
【0005】次に、図12(b)に示すように、CMP
法により、銅膜6における配線溝3の外側に存在する余
分な部分を除去して、銅膜6よりなる埋め込み配線6A
を形成した後、図12(c)に示すように、CMP法に
より、バリアメタル層4における層間絶縁膜2の上に存
在する部分を除去する。
【0006】ところで、銅のバリアメタル層4を構成す
る窒化タンタルは非常に安定な物質であるため、CMP
法により銅膜6とバリアメタル層4とを同時に研磨して
除去することは困難である。
【0007】従って、銅の埋め込み配線6Aを形成する
ためには、銅膜6とバリアメタル層4とを別々に研磨す
る必要がある。つまり、CMPの第1段階としては、銅
膜6のみを研磨により除去すると共にバリアメタル層4
の表面で研磨を停止する。CMPの第1段階で用いるス
ラリーとしては、窒化タンタルの研磨レートが銅の研磨
レートに対して十分に大きいものを用いることが好まし
い。次に、CMPの第2段階として、窒化タンタルを研
磨するのに適したスラリーを用いて、バリアメタル層4
における層間絶縁膜2の上に存在する部分を除去する。
CMPの第2段階で用いるスラリーとしては、銅の研磨
レートが窒化タンタルの研磨レートと同等又はそれ以下
であるものを用いることが好ましい。この2段階のCM
Pにより、銅膜6を消失させることなく埋め込み配線6
Aを形成することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図13(a)は、銅の
埋め込み配線6Aの理想的な断面形状を示し、図13
(b)は銅の埋め込み配線6Aの実際の断面形状を示し
ている。すなわち、銅膜6に対するCMP工程におい
て、銅の埋め込み配線6Aの表面が層間絶縁膜2の表面
よりも下になるように銅膜6が削られてしまうため、図
13(a)に示すような平坦な表面が得られず、図13
(b)に示すように、埋め込み配線6Aの表面にディッ
シングと称される表面段差が発生してしまう。
【0009】埋め込み配線6Aの表面にディッシングが
発生すると、以下に説明するような様々な問題が起き
る。すなわち、埋め込み配線6Aの高さが低減するため
配線抵抗が増大したり、多層配線構造を形成する場合に
は、上層の埋め込み配線において銅膜又は窒化タンタル
膜の研磨残りが発生して配線の短絡が起きたり、又はフ
ォトリソグラフィの焦点ずれが大きくなってパターン形
成に不良が発生したりする。
【0010】従って、埋め込み配線6Aの表面に形成さ
れるディッシングを低減することは、高性能な埋め込み
配線を形成するために極めて重要な課題である。
【0011】また、素子分離工程において、素子分離溝
に絶縁膜を埋め込んで素子分離領域を形成する場合にお
いて、素子分離領域の表面にディッシングが発生する場
合もある。このような現象が起きると、素子分離領域の
厚さが薄くなるので、素子同士の間にリーク不良が発生
したり、パターン形成不良が発生したりする。
【0012】従って、素子分離領域の表面に形成される
ディッシングを低減することは、高性能な素子分離領域
を形成するために極めて重要な課題である。
【0013】ところで、ディッシングが拡大する原因と
してはいくつかが知られており、それぞれについて対策
が講じられる。
【0014】例えば、ディッシングは配線の幅寸法の増
加に伴って増加する傾向がある。この原因は研磨パッド
の弾性変形であって、その対策として、回路設計段階で
配線の幅寸法に上限規制を設けることが行なわれてい
る。
【0015】また、ディッシングは、研磨パッドが軟質
であればあるほど増加する傾向がある。この原因も研磨
パッドの弾性変形であって、その対策として、硬質の研
磨パッドを使用することが行なわれている。
【0016】また、ディッシングには、オーバー研磨の
増加に伴って増加する傾向がある。オーバー研磨とは、
平坦化工程の最終段階で、基板表面に部分的に残留する
余分な銅膜を完全に除去するために行なわれる。オーバ
ー研磨は、銅膜の研磨残りに起因する配線の短絡を防止
するには有効な手段であって必要不可欠であるが、過度
なオーバー研磨は、ディッシングを拡大させて、配線抵
抗の上昇及び上層の埋め込み配線での研磨残りを引き起
こすので、取り扱いには十分な注意が必要である。つま
り、オーバー研磨は必要最小限に抑制する必要がある。
過度なオーバー研磨を行なわなければならない理由は、
堆積された銅膜の厚さの面内ばらつきとCMPにおける
研磨レートの面内ばらつきとである。これら面内ばらつ
きを低減させることによって、オーバー研磨を抑制し、
これにより、ディッシングを低減することができる。
【0017】さらに、ディッシング拡大の原因には、銅
膜の厚さの設定も上げられる。つまり、銅膜の膜厚が小
さすぎる場合には、初期段差が完全に除去される前に配
線パターンが露出してしまい、これによって、残留する
初期段差がそのまま配線のディッシングになってしま
う。一方、銅膜の膜厚が大きすぎる場合には、銅膜の厚
さの面内ばらつきとCMPの研磨レートの面内ばらつき
とが重なるため、オーバー研磨が増加し、これによっ
て、ディッシングが拡大してしまう。
【0018】前記の問題に鑑みて、本発明は、CMPの
オーバー研磨が終了したときに発生するディッシングを
低減することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る第1の堆積膜の平坦化方法は、基板の
表面部に溝を形成する工程と、基板上に溝が埋まるよう
に堆積膜を形成する工程と、堆積膜に対して第1段階の
化学機械研磨を行なって、堆積膜に溝の起因して形成さ
れている初期段差を解消する工程と、初期段差が解消し
た堆積膜に対して第2段階の化学機械研磨を行なって、
堆積膜における溝の外側に存在する部分を除去する工程
とを備え、堆積膜の厚さは、溝の深さの1.6倍以上で
且つ2.0倍以下に設定されている。
【0020】第1の堆積膜の平坦化方法によると、堆積
膜の厚さは、溝の深さの1.6倍以上で且つ2.0倍以
下に設定されているため、第1段階の化学機械研磨が終
了したときの表面段差を20nm以下に抑制できると共
に、第2段階の化学機械研磨に要する時間を低減できる
ので、ディッシングを抑制することができる。
【0021】前記の目的を達成するため、本発明に係る
第2の堆積膜の平坦化方法は、基板の表面部に溝を形成
する工程と、基板上に溝が埋まるように堆積膜を形成す
る工程と、堆積膜に対して、相対的に高い回転速度及び
相対的に低い押圧力で第1段階の化学機械研磨を行なっ
て、堆積膜に溝の起因して形成されている初期段差を解
消する工程と、初期段差が解消した堆積膜に対して、相
対的に低い回転速度及び相対的に高い押圧力で第2段階
の化学機械研磨を行なって、堆積膜における溝の外側に
存在する部分を除去する工程とを備えている。
【0022】第2の堆積膜の平坦化方法によると、第1
段階の化学機械研磨を相対的に高い回転速度及び低い押
圧力で行なうため、短い研磨時間で堆積膜を平坦化でき
るので、第1段階の化学機械研磨が終了した時点での堆
積膜の平坦性が向上し、また、第2段階の化学機械研磨
を相対的に低い回転速度及び高い押圧力で行なうため、
短い研磨時間で堆積膜における溝の外側に存在する部分
を除去できるので、ディッシングを抑制することができ
る。
【0023】第1又は第2の堆積膜の平坦化方法におい
て、第1段階の化学機械研磨は、基板上に残存する堆積
膜の厚さが0よりも大きく且つ溝の深さの50%以下に
なるように行なわれることが好ましい。
【0024】このようにすると、第2段階の化学機械研
磨に要する時間を短縮できるので、第2段階の化学機械
研磨において堆積膜の膜厚の面内ばらつきが低減し、こ
れによって、ディッシングがより一層低減する。
【0025】第1又は第2の堆積膜の平坦化方法におい
て、第1段階の化学機械研磨が終了したときの堆積膜の
厚さの面内ばらつきは5%以下であることが好ましい。
【0026】このようにすると、ディッシングをより一
層低減することができる。
【0027】第1又は第2の堆積膜の平坦化方法は、第
1段階の化学機械研磨と第2段階の化学機械研磨との間
又は第2段階の化学機械研磨の初期段階において、研磨
パッドに対してコンディショニングを行なう工程をさら
に備えていることが好ましい。
【0028】このようにすると、第2段階の化学機械研
磨におけるスラリーのスラリーの研磨砥粒を保持する能
力が向上して、研磨レートの面内均一性が向上するの
で、ディッシングをより一層低減することができる。
【0029】第1又は第2の堆積膜の平坦化方法におい
て、溝の幅は1μm以上で且つ100μm以下であるこ
とが好ましい。
【0030】このようにすると、第1又は第2の堆積膜
の平坦化方法の効果が確実に発揮される。
【0031】第1又は第2の堆積膜の平坦化方法におい
て、溝は配線溝であると共に堆積膜は導電膜であり、第
2段階の化学機械研磨により、堆積膜における溝の外側
に存在する部分を除去する工程は、導電膜よりなる埋め
込み配線を形成する工程を含むことが好ましい。
【0032】このようにすると、デッシィングの少ない
埋め込み配線を確実に形成することができる。
【0033】第1又は第2の堆積膜の平坦化方法におい
て、溝は素子分離溝であると共に堆積膜は絶縁膜であ
り、第2段階の化学機械研磨により、堆積膜における溝
の外側に存在する部分を除去する工程は、絶縁膜よりな
る素子分離領域を形成する工程を含むことが好ましい。
【0034】このようにすると、デッシィングの少ない
素子分離領域を確実に形成することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態に係る堆積膜の平坦化方法について、
図1(a)〜(d)及び図2(a)〜(c)を参照しな
がら説明する。
【0036】まず、図1(a)に示すように、半導体基
板10の上に堆積された二酸化珪素よりなる層間絶縁膜
11に、フォトリソグラフィ技術及びドライエッチング
技術を用いて配線溝12を形成した後、図1(b)に示
すように、配線溝12の内面を含む層間絶縁膜11の表
面に全面に亘って例えば窒化タンタル膜よりなるバリア
メタル層13を形成する。
【0037】次に、図1(c)に示すように、スパッタ
リング法により、バリアメタル層13の上に銅よりなる
シード層14を形成した後、図1(d)に示すように、
電解めっき法により、シード層14を成長させて銅膜1
5を堆積する。このようにすると、銅膜15における配
線溝12の上方には初期段差15aが形成される。
【0038】次に、銅膜15に対してCMPの第1段階
を行なって、図2(a)に示すように、初期段差15a
を解消させて平坦化された銅膜15Aを得る。
【0039】次に、平坦化された銅膜15Aに対してC
MPの第2段階を行なって、図2(b)に示すように、
平坦化された銅膜15Aにおける配線溝12の外側に存
在する部分を除去して、銅の埋め込み配線15Bを形成
する。
【0040】次に、図2(c)に示すように、バリアメ
タル層13における配線溝12の外側に存在する部分を
除去する。
【0041】第1の実施形態の特徴は、銅膜15の厚さ
は配線溝12の深さの1.6倍〜2.0倍に設定されて
いること、及び、CMPの第1段階は、平坦化された銅
膜15Aにおけるバリアメタル層13の上に存在する部
分の厚さが0よりも大きく且つ配線溝12の深さの50
%以下になるように行なわれることである。
【0042】CMPの第1段階を、平坦化された銅膜1
5Aにおけるバリアメタル層13の上に存在する部分の
厚さが0よりも大きく且つ配線溝12の深さの50%以
下になるように行なうと、CMPの第2段階に要する研
磨時間を短縮できるので、CMPの第2段階において銅
膜15の厚さの面内ばらつきが大きくなって、表面段差
が拡大する事態を防止することができる。
【0043】以下、銅膜15の厚さを配線溝12の深さ
の1.6倍〜2.0倍に設定する理由について図3を参
照しながら説明する。図3において、○印及び実線はC
MPの第1段階が終了したときの銅膜の厚さと表面段差
との関係を示し、△印及び破線はCMPの第2段階が終
了したときの銅膜の厚さと表面段差との関係を示してい
る。また、図3は、配線溝12の深さが400nmの場
合である。
【0044】まず、銅膜15の厚さが配線溝12の深さ
の1.6倍以上であることが好ましい理由について説明
する。
【0045】CMPの第1段階が終了したときに残存す
る段差(表面段差)、つまり平坦化された銅膜15Aの
表面段差が20nm以下になれば、銅膜15の平坦化が
十分に行なわれたと考えられる。その理由は、図3にお
ける実線で示すように、CMPの第1段階においては、
表面段差は研磨の進行に伴って指数関数的に減少する
が、表面段差が20nmに達すると表面段差の減少は飽
和する。すなわち、表面段差を20nmよりも小さくす
ることは、無駄であると共に、スループットの低下及び
コストの増加を招く。CMPの第1段階が終了したとき
の表面段差が20nm以下になる条件は、銅膜15の厚
さが640nm以上であるとき、つまり銅膜15の厚さ
が配線溝12の深さの1.6倍以上であるときである。
【0046】次に、銅膜15の厚さが配線溝12の深さ
の2.0倍以下であることが好ましい理由について説明
する。
【0047】銅膜15の厚さが大きくなれば、CMPの
第2段階における表面段差は大きくなる。その理由は、
銅膜15の厚さが大きくなると、CMPの第2段階にお
ける研磨時間が長くなるため、平坦化された銅膜15A
の膜厚の面内ばらつきが大きくなるからである。すなわ
ち、図3における破線で示すように、銅膜15の厚さが
800nmを超えると、つまり銅膜15の厚さが配線溝
12の深さの2.0倍を超えると、CMPの第2段階に
おいて研磨レートの面内ばらつきが大きくなって、表面
段差が却って大きくなってしまう。
【0048】また、銅膜15の厚さが配線溝12の深さ
の2.0倍を超えると、スループットの低下、スラリー
消費量の増加及びコストの増加を招くと共に、厚い銅膜
15を堆積することは、銅のめっき工程にも負担がかか
り、スループットの低下及びコストの増加を招く。
【0049】以下、銅膜15の厚さを配線溝12の深さ
の1.6倍〜2.0倍に設定する根拠について具体的に
説明する。
【0050】まず、銅膜のCMP工程を第1段階(平坦
化段階)と第2段階(オーバー研磨段階)とに分けて解
析する。第1段階は、堆積された銅膜(以下、堆積膜と
称する。)を研磨しながら平坦化する工程であって、表
面段差は研磨時間の経過と共に減少する。第2段階は、
第1段階の後に基板表面に部分的に残留する銅膜を完全
に除去する工程であって、表面段差は研磨時間の経過と
共に増加する。
【0051】CMPの第1段階における表面段差の時間
変化式をSp(t) とし、CMPの第2段階における表面
段差の時間変化式をSO(t) とすると、Sp(t) 及びS
O(t) は、それぞれ、[数1]及び[数2]に示す、時
間に関する微分方程式と初期条件及び終点条件とを満足
する。
【0052】
【数1】
【0053】
【数2】
【0054】[数1]及び[数2]において、SO は堆
積膜における初期段差の高さであり、S1はCMPの第
1段階が終了したときに残存する表面段差の高さであ
り、S2は配線溝の深さであり、tは研磨時間であり、
Vは相対研磨レートであり、PTは凸部に加わる研磨圧
力であり、kはPreston の定数であって、研磨レートが
相対研磨レートと研磨圧力との積に比例すると仮定した
ときの比例定数であり、h P 及びhO は、CMPの第1
段階及び第2段階において段差が圧力差に比例すると仮
定した場合の比例定数である。
【0055】以下、[数1]及び[数2]に示す関係が
導き出せる根拠について説明する。
【0056】<CMPの第1段階(平坦化段階)>堆積
膜の初期段差の高さをS0 とすると共に、時間tが経過
したときにおける、堆積膜の凸部の研磨量をRT(t) と
し、堆積膜の凹部の研磨量をRB(t) とすると、CMP
の第1段階により堆積膜を平坦化する工程における表面
段差Sp(t) は、Sp(t)=S0−RT(t) +RB(t) …
…(1)で表わされる。
【0057】式(1)の両辺を時間tで微分すると、 dSp(t) /dt=−RT(t)/dt+dRB(t)/dt
……(2)が得られる。
【0058】Preston の式より、凸部の研磨レート及び
凹部の研磨レートは、それぞれ、以下に示す(3)式及
び(4)式で表わされる。 dRT(t)/dt=kTT(t)VT(t)……(3) dRB(t)/dt=kBB(t)VB(t)……(4) ここで、kT及びkBはそれぞれ凸部及び凹部におけるPr
eston の定数であり、PT(t)及びRB(t)はそれぞれ凸
部及び凹部における研磨圧力であり、VT(t)及びVB(t)
はそれぞれ凸部及び凹部における相対研磨レートであ
る。
【0059】式(3)及び式(4)を式(2)の右辺に
代入すると次式(5)が得られる。 dSp(t)/dt=−kTT(t)VT(t)+kBB(t)VB(t)……(5) ここで、Preston の2つの定数であるkT及びkBを同一
の定数kと仮定する。なぜならば、Preston の定数は、
スラリー及び被研磨膜の膜質に依存するため、凸部の定
数kT と凹部の定数kB とは同一と考えてもよいからで
ある。従って、kT=kB≡k……(6)が成り立つ。
【0060】また、2つの相対研磨レートであるVT(t)
とVB(t)とを同一の定数Vと仮定する。なぜならば、1
つの段差を介して隣接する凸部と凹部とでは、相対研磨
レートはほぼ等しいと考えてよいからである。ここで、
T(t)及びVB(t)を定数Vと仮定した理由は計算を簡略
化するためである。従って、次式(7)が成り立つ。 VT(t)=VB(t)≡V……(7) 次に、式(6)及び式(7)を式(5)の右辺に代入し
て整理すると、dSp(t) /dt=−kV×{PT(t)−
B(t)}……(8)が得られる。
【0061】ここで、段差の凸部と凹部との圧力差:P
T(t)−PB(t)≡ΔP(t) は表面段差Sp(t) に比例する
と仮定して、その比例定数をhp とする。比例定数hp
が大きいほど平坦性が良好であることを示している。従
って、次式(9)を仮定することができる。 PT(t)−PB(t)≡ΔP(t) =hp×Sp(t) ……(9) 式(9)を式(8)の右辺に代入して整理すると、次式
(10)が得られる。 dSp(t) /dt+khpV×Sp(t) =0……(1
0) 式(10)は、時間tの関数である表面段差Sp(t) に
ついての一階線形微分方程式である。
【0062】式(10)を解くと、次式(11)のよう
になる。 Sp(t) =Np ×exp(−khpV×t)=0……(11) ここで、Np は任意定数である。
【0063】式(11)に初期条件:t=0のとき、S
p(t) =S0 (初期段差)を適用して、任意定数Np
求めると、次式(12)が成り立つ。 Np =S0 ……(12) 式(12)を式(11)に代入すると、導出したいCM
Pの第1段階での表面段差Sp(t) の式として、次式
(13)が得られる。 Sp(t) =S0×exp(−khpV×t)……(13)
【0064】<CMPの第2段階(オーバー研磨段階)
>CMPの第1段階と同様、CMPの第2段階における
表面段差SO(t) は式(1)を基に考える。CMPの第
2段階では、配線部以外の表面にはTaN(バリアメタ
ル層)又はSiO2 (層間絶縁膜)が露出しているた
め、近似的に凸部での研磨量:RT(t) =0と考えても
よい。つまり、式(1)は次式(14)のようになる。 SO(t)=S1+RB(t) ……(14) ここで、S1 は、CMPの第1段階が終了したときに残
存する表面段差である。
【0065】式(14)の両辺を時間tで微分すると、
次式(15)が得られる。 dSO(t) /dt=dRB(t) /dt……(15) CMPの第1段階と同様、式(15)に式(4)、
(6)、(7)を適用すると、次式(16)が得られ
る。 dSO(t) /dt=kV×PB(t) ……(16) CMPの第1段階と同様、次式(17)を仮定する。 PT(t)−PB(t)=hO×SO(t) ……(17) ここで、hO はCMPの第2段階における比例定数であ
る。
【0066】CMPの第2段階においては、配線部以外
の表面にはTaN(バリアメタル層)又はSiO2 (層
間絶縁膜)が露出しているため、凸部に加わる研磨圧力
T(t) は一定値:PT と考えてもよい。従って、式
(17)は次式(18)のようになる。 PB(t) =PT−hO×S0(t) ……(18) 式(18)を式(16)に代入して整理すると、次式
(19)が得られる。 dSO(t) /dt+khOV×SO(t) =kVPT ……(19) 式(19)は、時間tの関数である表面段差SO(t) に
ついての一階線形微分方程式である。式(19)を解く
と、次式(20)が得られる。 SO(t) =NO×exp(−khpV×t)+PT/hO ……(20) ここで、NOは任意定数である。
【0067】式(20)に初期条件:t=0のとき、S
O(t)=S1(第1段階が終了したときの残存段差)を適
用して任意定数NO を求めると、次式(21)が得られ
る。 NO=S1−PT/hO ……(21) 式(21)を式(20)に代入すると、導出したいCM
Pの第2段階での表面段差SO(t) の式として、次式
(22)が得られる。 SO(t)=S1×exp(−khOV×t)+(PT/hO)×[1−exp(−khOV×t)} ……(22)
【0068】時間tが十分に経過した後には、
【数3】 が成立する。ここで、S2 は配線溝の深さである。式
(23)は、CMPの第2段階において、配線が消失し
てしまうことを表わしている。
【0069】式(23)を式(22)に適用すると、次
式(24)が得られる。 S2 =PT/hO……(24) 式(24)を式(22)に代入すると、CMPの第2段
階での表面段差SO(t) は次式(25)のようになる。 SO(t)=S1×exp(−khOV×t)+S2×[1−exp(−khOV×t)}……(2 5)
【0070】以上のように、CMPの第1段階における
表面段差Sp(t) は、式(13)より、Sp(t) =S0
×exp(−khpV×t) で表わされ、CMPの第2段階
における表面段差SO(t) は、式(25)より、S
O(t)=S1×exp(−khOV×t)+S2×[1−exp(−k
OV×t)}で表わされる。
【0071】これらの理論によって、初期段差に対する
銅膜の厚さの最適値を決定することができる。
【0072】図4は、銅の研磨時間に伴う表面段差の変
化についての実験値を示している。図4において、縦軸
は表面段差を表わし、横軸は銅の研磨時間を表わし、パ
ラメータである銅膜の厚さとしては、○印が550nm
を表わし、△印が850nmを表わし、実線はCMPの
第1段階の近似曲線を表わし、破線はCMPの第2段階
の近似曲線を表わしている。
【0073】前述したように、CMPの第1段階では、
表面段差は研磨時間の増加に伴って減少する一方、CM
Pの第2段階では、表面段差は研磨時間の増加に伴って
増加する。
【0074】また、銅膜の厚さが550nmの場合、つ
まり銅膜の厚さが配線溝の深さの1.4倍程度である場
合には、表面段差の最小値は100nm程度であって、
平坦化が十分に行なわれていないことが分かる。また、
銅膜の厚さが850nmの場合、つまり銅膜の厚さが配
線溝の深さの1.9倍程度である場合には、表面段差の
最小値は30nm程度であって、平坦化が十分に行なわ
れていることが分かる。さらに、前記の計算式、つまり
式(13)及び式(25)は、実験結果に正確にフィッ
ティングしていることも分かる。
【0075】図5は、埋め込み配線15Bの配線幅が2
0μmであり、初期段差が400nmであるパターンに
対してCMPを行なったときにおける、表面段差及び研
磨時間のシュミレーション結果を示している。この場
合、銅膜の厚さは750nmであって、配線溝の深さ
(初期段差)の約1.9倍である。尚、図4において、
縦軸は表面段差を表わし、横軸は銅の研磨時間を表わ
し、実線はCMPの第1段階のシュミレーション結果を
表わし、破線はCMPの第2段階のシュミレーション結
果を表わしている。銅の研磨レートは約600nm/m
inであるから、研磨時間の10秒は研磨量の100n
mに相当する。
【0076】まず、CMPの第1段階について説明す
る。第1段階では、400nmの初期段差は、60秒間
の研磨により20nm以下の表面段差となっており、ほ
ぼ平坦化されていることが分かる。もし、銅膜の厚さを
必要以上に大きくすることは、十分な平坦化を行なうた
めには適しているが、基板全面に残留する銅膜の厚さが
大きくなってしまう。このため、残留する銅膜を完全に
除去する時間に表面段差の面内ばらつきが拡大するの
で、第2段階において余分なオーバー研磨が必要にな
り、ディッシングが拡大する。従って、CMPの第1段
階が終了したときに基板上に残留している銅膜の厚さは
できるだけ小さい方が好ましい。図4に示す例では、銅
膜の厚さは200nm以下である。
【0077】次に、CMPの第2段階について説明す
る。第2段階は、第1段階が終了したときに残留する薄
い銅膜を基板上から完全に除去するオーバー研磨を行な
う工程である。
【0078】図5では、CMPの第1段階が終了したと
きにおける、平坦化された銅膜15Aの膜厚の面内ばら
つきを3種類(5%、10%、15%)に変化させて、
必要なオーバー研磨量を見積もっている。この場合、基
板上に残留している薄い銅膜の厚さは200nm以下で
ある。
【0079】図5から、平坦化された銅膜15Aの膜厚
の面内ばらつきが5%以下であるときに、CMPの第2
段階が終了したときに形成されるディッシングを100
nm以下に抑制できることが分かる。ところで、面内ば
らつきが5%以下であると、CMPの第2段階におい
て、バリアメタル層13の膜厚分例えば35nmの厚さ
分に相当する段差が緩和されるから、CMPの第2段階
が終了したときの段差としては50nm以下を実現でき
る。
【0080】前述のように、平坦化された銅膜15Aの
膜厚の面内ばらつきが大きくなればなるほど、余分なオ
ーバー研磨が必要になるので、それに応じてディッシン
グが拡大していくことになる。
【0081】従って、ディッシングの拡大を抑制するた
めには、銅膜の厚さを配線溝の深さ(初期段差)の約
1.9倍に設定して、CMPの第1段階が終了したとき
に残留する銅膜の厚さを、配線パターンが露出しない限
度で、できるだけ薄くすると共に、CMPの第1段階
を、平坦化された銅膜の膜厚の面内均一性が得られるよ
うに研磨することによって、ディッシングを大きく低減
することができる。
【0082】尚、第1の実施形態においては、銅膜15
に対してCMPの第1段階が終了した時点でCMPを一
旦停止し、その後、CMPの第2段階を行なったが、C
MPの第1段階及び第2段階を連続して行なってもよ
い。
【0083】また、第1の実施形態においては、銅膜1
5は、シード層14の上に電解めっきを施すことにより
形成したが、他の方法により銅膜15を堆積してもよ
い。
【0084】また、第1の実施形態においては、埋め込
み配線15Bを形成する場合であったが、本発明にかか
る堆積膜の平坦化方法は、下層配線と上層配線とを接続
するヴィアの形成方法であってもよい。
【0085】また、第1の実施形態においては、配線溝
12の幅は1μm〜100μm程度の範囲が好ましい。
その理由は、配線溝12の幅が1μmよりも小さい場合
には、溝幅が狭いために、堆積された銅膜15の表面に
初期段差が形成されず銅膜15の表面がほぼ平坦になる
からである。一方、配線溝12の幅が100μmよりも
大きい場合には、研磨パッドが表面段差に追随してしま
うので、CMPによる銅膜15の平坦化が難しくなるか
らである。
【0086】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態に係る堆積膜の平坦化方法について、図6
(a)〜(d)及び図7(a)〜(c)を参照しながら
説明する。
【0087】まず、図6(a)に示すように、半導体基
板20の上に堆積された二酸化珪素よりなる層間絶縁膜
21に、フォトリソグラフィ技術及びドライエッチング
技術を用いて配線溝22を形成した後、図6(b)に示
すように、配線溝22の内面を含む層間絶縁膜21の表
面に全面に亘って例えば窒化タンタル膜よりなるバリア
メタル層23を形成する。
【0088】次に、図6(c)に示すように、スパッタ
リング法により、バリアメタル層23の上に銅よりなる
シード層24を形成した後、図6(d)に示すように、
電解めっき法により、シード層24を成長させて銅膜2
5を堆積する。このようにすると、銅膜25における配
線溝22の上方には初期段差25aが形成される。
【0089】次に、銅膜25に対して、相対的に高い回
転速度及び相対的に低い押圧力の条件でCMPの第1段
階を行なって、図7(a)に示すように、初期段差25
aを解消させて平坦化された銅膜25Aを得る。
【0090】このように、高い回転速度及び低い押圧力
でCMPの第1段階を行なうと、通常の条件でCMPを
行なう場合に比べて、凸部に対する研磨レートが高くな
る一方で凹部に対する研磨レートが低くなるので、短い
研磨時間で銅膜25を平坦化することができる。このた
め、CMPの第1段階が終了した時点では、平坦化の程
度が高い平坦化された銅膜25Aが得られる。
【0091】ところで、高い回転速度及び低い押圧力の
条件でCMPを行なうと、段差の平坦化には有利である
が、研磨レートが不安定になるので、膜厚の面内均一性
には不利である。
【0092】そこで、平坦化された銅膜25Aに対し
て、相対的に低い回転速度及び相対的に高い押圧力の条
件でCMPの第2段階を行なって、図7(b)に示すよ
うに、平坦化された銅膜25Aにおける配線溝22の外
側に存在する部分を除去して、銅の埋め込み配線25B
を形成する。
【0093】このように、低い回転速度及び高い押圧力
でCMPの第2段階を行なうと、研磨レートが等しい場
合には、通常の条件でCMPを行なう場合に比べて、膜
厚の面内均一性が向上するので、より短い時間で、平坦
化された銅膜25Aにおける配線溝22の外側に存在す
る部分を除去することができる。このため、CMPの第
2段階の時間が短くなるので、CMPの第2段階で発生
するディッシングの拡大を防止することができる。
【0094】次に、図7(c)に示すように、バリアメ
タル層23における配線溝22の外側に存在する部分を
除去する。
【0095】第2の実施形態によると、相対的に高い高
い回転速度及び低い押圧力でCMPの第1段階を行なっ
て、平坦化された銅膜25Aを得た後、相対的に低い回
転速度及び高い押圧力でCMPの第2段階を行なって、
平坦化された銅膜25Aにおける配線溝22の外側に存
在する部分を除去するため、銅の埋め込み配線25Bの
表面に発生するディッシングを低減することができる。
【0096】尚、第2の実施形態においても、CMPの
第1段階は、平坦化された銅膜25Aにおけるバリアメ
タル層23の上に存在する部分の厚さが0よりも大きく
且つ配線溝22の深さの50%以下になるように行なわ
れることが好ましい。このようにすると、CMPの第2
段階に要する研磨時間を短縮できるので、CMPの第2
段階において研磨レートの面内ばらつきが大きくなっ
て、表面段差が拡大する事態を防止することができる。
【0097】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態に係る堆積膜の平坦化方法について、図8
(a)〜(d)及び図9(a)〜(c)を参照しながら
説明する。
【0098】まず、図8(a)に示すように、半導体基
板30の上に堆積された二酸化珪素よりなる層間絶縁膜
31に、フォトリソグラフィ技術及びドライエッチング
技術を用いて配線溝32を形成した後、図8(b)に示
すように、配線溝32の内面を含む層間絶縁膜31の表
面に全面に亘って例えば窒化タンタル膜よりなるバリア
メタル層33を形成する。
【0099】次に、図8(c)に示すように、スパッタ
リング法により、バリアメタル層33の上に銅よりなる
シード層34を形成した後、図8(d)に示すように、
電解めっき法により、シード層34を成長させて銅膜3
5を堆積する。このようにすると、銅膜35における配
線溝32の上方には初期段差35aが形成される。
【0100】次に、銅膜35に対してCMPの第1段階
を行なって、図7(a)に示すように、初期段差25a
を解消させて平坦化された銅膜25Aを得る。
【0101】次に、研磨パッドに対してコンディショニ
ングを行なって、研磨パッドの表面を毛羽立たせておい
てから、平坦化された銅膜25Aに対してCMPの第2
段階を行なって、図7(b)に示すように、平坦化され
た銅膜25Aにおける配線溝22の外側に存在する部分
を除去して、銅の埋め込み配線25Bを形成する。
【0102】次に、図7(c)に示すように、バリアメ
タル層23における配線溝22の外側に存在する部分を
除去する。
【0103】ところで、研磨パッドのコンディショニン
グとは、CMPを行なう前に、ダイヤモンドで研磨パッ
ドの表面を荒らす工程である。このコンディショニング
を行なうことによって、研磨パッドの表面が毛羽立つた
め、スラリーが研磨砥粒を保持する性能が向上するの
で、より高い研磨レートを得ることができ、これによっ
て、より優れた面内均一性を得ることができる。しかし
ながら、研磨パッドのコンディショニングを過度に行な
うと、研磨パッドの磨耗が促進されるので、研磨パッド
の寿命が短くなるという問題がある。
【0104】そこで、従来においては、研磨パッドのコ
ンディショニングは、CMPを行なう前に行なわれてい
た。
【0105】ところが、CMPの前にコンディショニン
グを行なうと、研磨パッドの表面の毛羽立ち状態はCM
Pの進行と共に低減するため、CMPの第1段階が終了
した時点では、研磨パッドの表面は平滑化されてしま
い、研磨砥粒の保持能力が低減してしまうので、CMP
の第2段階においては、研磨レートの面内均一性が低減
してしまう。
【0106】これに対して、第3の実施形態のように、
CMPの第1段階とCMPの第2段階との間で、研磨パ
ッドに対してコンディショニングを行なうと、CMPの
第2段階においては、スラリーの研磨砥粒を保持する能
力が向上して、研磨レートの面内均一性が向上するの
で、埋め込み配線25Bの表面に形成されるディッシン
グを低減することができる。
【0107】尚、第3の実施形態においては、CMPの
第1段階とCMPの第2段階との間においてCMPを一
旦中断してから、コンディショニングを行なったが、こ
れに代えて、CMPの第2段階の開始時期とほぼ同時
に、CMPの第2段階を行ないながらコンディショニン
グを行なってもよい。
【0108】また、第3の実施形態は、第1の実施形態
のように、CMPの第1段階と第2段階とを同じ条件で
研磨する場合と、第2の実施形態のように、CMPの第
1段階と第2段階とを異なる条件で研磨する場合との両
方のケースに適用することができる。
【0109】(第4の実施形態)以下、本発明の第4の
実施形態に係る堆積膜の平坦化方法について、図10
(a)〜(d)を参照しながら説明する。
【0110】まず、図10(a)に示すように、半導体
基板40の表面部に素子分離溝41を形成した後、該素
子分離溝41の底部に反転防止層42を形成する。
【0111】次に、図10(b)に示すように、素子分
離溝41の内部を含む半導体基板40の上に全面に亘っ
て、二酸化珪素よりなる絶縁膜43を、該絶縁膜43の
厚さが素子分離溝41の深さの1.6倍〜2.0倍にな
るように堆積する。このようにすると、絶縁膜43にお
ける素子分離溝41の上方には初期段差43aが形成さ
れる。
【0112】次に、絶縁膜43に対してCMPの第1段
階を行なって、図10(c)に示すように、初期段差4
3aを解消させて平坦化された絶縁膜43Aを得る。
【0113】次に、平坦化された絶縁膜43Aに対して
CMPの第2段階を行なって、図10(d)に示すよう
に、平坦化された絶縁膜43Aにおける素子分離溝41
の外側に存在する部分を除去して、素子分離領域43B
を形成する。
【0114】第4の実施形態によると、第1の実施形態
と同様、絶縁膜43の厚さを素子分離溝41の深さの
1.6倍〜2.0倍に設定しているため、デッシィング
を低減することができる。
【0115】尚、第4の実施形態は、絶縁膜43の厚さ
を素子分離溝41の深さの1.6倍〜2.0倍に設定し
たが、これに代えて又はこれに加えて、絶縁膜43に対
して、相対的に高い回転速度及び低い押圧力の条件でC
MPの第1段階を行なった後、相対的に低い回転速度及
び高い押圧力の条件でCMPの第2段階を行なってもよ
いし、CMPの第2段階の前又は初期において研磨パッ
ドのコンディショニングを行なってもよい。
【0116】
【発明の効果】本発明に係る第1の堆積膜の平坦化方法
によると、第1段階の化学機械研磨が終了したときの表
面段差を20nm以下に抑制できると共に、第2段階の
化学機械研磨に要する時間を低減できるので、ディッシ
ングを抑制することができる。
【0117】また、本発明に係る第2の堆積膜の平坦化
方法によると、第1段階の化学機械研磨において短い研
磨時間で堆積膜を平坦化できるので、堆積膜の平坦性が
向上すると共に、第2段階の化学機械研磨において短い
研磨時間で堆積膜における溝の外側に存在する部分を除
去できるので、ディッシングを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は第1の実施形態に係る堆積膜
の平坦化方法の各工程を示す断面図である。
【図2】(a)〜(c)は第1の実施形態に係る堆積膜
の平坦化方法の各工程を示す断面図である。
【図3】CMPにおける銅膜の厚さと表面段差との関係
を表わすシュミレーション結果を示す図である。
【図4】CMPにおける銅膜に対する研磨時間と表面段
差との関係を表わす実験結果を示す図である。
【図5】CMPにおける銅膜に対する研磨時間と表面段
差との関係を表わすシュミレーション結果を示す図であ
る。
【図6】(a)〜(d)は第2の実施形態に係る堆積膜
の平坦化方法の各工程を示す断面図である。
【図7】(a)〜(c)は第2の実施形態に係る堆積膜
の平坦化方法の各工程を示す断面図である。
【図8】(a)〜(d)は第3の実施形態に係る堆積膜
の平坦化方法の各工程を示す断面図である。
【図9】(a)〜(c)は第3の実施形態に係る堆積膜
の平坦化方法の各工程を示す断面図である。
【図10】(a)〜(d)は第4の実施形態に係る堆積
膜の平坦化方法の各工程を示す断面図である。
【図11】(a)〜(c)は従来の堆積膜の平坦化方法
の各工程を示す断面図である。
【図12】(a)〜(c)は従来の堆積膜の平坦化方法
の各工程を示す断面図である。
【図13】(a)は埋め込み配線の理想的な断面図であ
り、(b)は埋め込み配線の実際の断面図である。
【符号の説明】
10 半導体基板 11 層間絶縁膜 12 配線溝 13 バリアメタル層 14 シード層 15 銅膜 15A 平坦化された銅膜 15B 埋め込み配線 15a 初期段差 20 半導体基板 21 層間絶縁膜 22 配線溝 23 バリアメタル層 24 シード層 25 銅膜 25A 平坦化された銅膜 25B 埋め込み配線 25a 初期段差 30 半導体基板 31 層間絶縁膜 32 配線溝 33 バリアメタル層 34 シード層 35 銅膜 35A 平坦化された銅膜 35B 埋め込み配線 35a 初期段差 40 半導体基板 41 素子分離溝 42 反転防止層 43 絶縁膜 43A 平坦化された絶縁膜 43B 素子分離領域 43a 初期段差
【手続補正書】
【提出日】平成13年12月4日(2001.12.
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
請求項1】 基板の表面部に溝を形成する工程と、 前記基板上に前記溝が埋まるように堆積膜を形成する工
程と、 前記堆積膜に対して、相対的に高い回転速度及び相対的
に低い押圧力で第1段階の化学機械研磨を行なって、前
記堆積膜に前記溝の起因して形成されている初期段差を
解消する工程と、 前記初期段差が解消した前記堆積膜に対して、相対的に
低い回転速度及び相対的に高い押圧力で第2段階の化学
機械研磨を行なって、前記堆積膜における前記溝の外側
に存在する部分を除去する工程とを備えていることを特
徴とする堆積膜の平坦化方法。
請求項2前記堆積膜の厚さは、前記溝の深さの
1.6倍以上で且つ2.0倍以下に設定されていること
を特徴とする請求項1に記載の堆積膜の平坦化方法。
請求項4前記第1段階の化学機械研磨は、前記基
板上に残存する前記堆積膜の厚さが0よりも大きく且つ
200nm以下になるように行なわれることを特徴とす
る請求項1又は2に記載の堆積膜の平坦化方法。
請求項5】 前記第1段階の化学機械研磨が終了した
ときの前記堆積膜の厚さの面内ばらつきは5%以下であ
ることを特徴とする請求項1又は2に記載の堆積膜の平
坦化方法。
請求項6前記第1段階の化学機械研磨が終了した
ときに前記基板上に残存する表面段差は0よりも大きく
且つ20nm以下であることを特徴とする請求項1又は
2に記載の堆積膜の平坦化方法。
請求項7】 前記第1段階の化学機械研磨と前記第2
段階の化学機械研磨との間又は前記第2段階の化学機械
研磨の初期段階において、研磨パッドに対してコンディ
ショニングを行なう工程をさらに備えていることを特徴
とする請求項1又は2に記載の堆積膜の平坦化方法。
請求項8】 前記溝の幅は1μm以上で且つ100μ
m以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の
堆積膜の平坦化方法。
請求項9】 前記溝は配線溝であると共に前記堆積膜
は導電膜であり、 前記第2段階の化学機械研磨により、前記堆積膜におけ
る前記溝の外側に存在する部分を除去する工程は、前記
導電膜よりなる埋め込み配線を形成する工程を含むこと
を特徴とする請求項1又は2に記載の堆積膜の平坦化方
法。
請求項10前記配線溝と前記導電膜との間にバリ
アメタル層を形成する工程をさらに備え、 前記導電膜は銅合金膜であり、 前記バリアメタル層は窒化タンタル膜であることを特徴
とする請求項9に記載の堆積膜の平坦化方法。
請求項11】 前記溝は素子分離溝であると共に前記
堆積膜は絶縁膜であり、 前記第2段階の化学機械研磨により、前記堆積膜におけ
る前記溝の外側に存在する部分を除去する工程は、前記
絶縁膜よりなる素子分離領域を形成する工程を含むこと
を特徴とする請求項1又は2に記載の堆積膜の平坦化方
法。
請求項12前記素子分離溝の底部に反転防止層を
形成する工程をさらに備え、 前記絶縁膜は二酸化珪素膜であることを特徴とする請求
項11に記載の堆積膜の平坦化方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F033 HH11 HH32 JJ11 JJ32 KK11 KK32 MM01 MM12 MM13 NN06 NN07 PP15 PP27 PP33 QQ09 QQ11 QQ48 RR04 WW01 WW02 XX00 XX01 5F043 DD16 FF07 GG02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表面部に溝を形成する工程と、 前記基板上に前記溝が埋まるように堆積膜を形成する工
    程と、 前記堆積膜に対して第1段階の化学機械研磨を行なっ
    て、前記堆積膜に前記溝の起因して形成されている初期
    段差を解消する工程と、 前記初期段差が解消した前記堆積膜に対して第2段階の
    化学機械研磨を行なって、前記堆積膜における前記溝の
    外側に存在する部分を除去する工程とを備え、 前記堆積膜の厚さは、前記溝の深さの1.6倍以上で且
    つ2.0倍以下に設定されていることを特徴とする堆積
    膜の平坦化方法。
  2. 【請求項2】 基板の表面部に溝を形成する工程と、 前記基板上に前記溝が埋まるように堆積膜を形成する工
    程と、 前記堆積膜に対して、相対的に高い回転速度及び相対的
    に低い押圧力で第1段階の化学機械研磨を行なって、前
    記堆積膜に前記溝の起因して形成されている初期段差を
    解消する工程と、 前記初期段差が解消した前記堆積膜に対して、相対的に
    低い回転速度及び相対的に高い押圧力で第2段階の化学
    機械研磨を行なって、前記堆積膜における前記溝の外側
    に存在する部分を除去する工程とを備えていることを特
    徴とする堆積膜の平坦化方法。
  3. 【請求項3】 前記第1段階の化学機械研磨は、前記基
    板上に残存する前記堆積膜の厚さが0よりも大きく且つ
    前記溝の深さの50%以下になるように行なわれること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の堆積膜の平坦化方
    法。
  4. 【請求項4】 前記第1段階の化学機械研磨が終了した
    ときの前記堆積膜の厚さの面内ばらつきは5%以下であ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の堆積膜の平
    坦化方法。
  5. 【請求項5】 前記第1段階の化学機械研磨と前記第2
    段階の化学機械研磨との間又は前記第2段階の化学機械
    研磨の初期段階において、研磨パッドに対してコンディ
    ショニングを行なう工程をさらに備えていることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の堆積膜の平坦化方法。
  6. 【請求項6】 前記溝の幅は1μm以上で且つ100μ
    m以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    堆積膜の平坦化方法。
  7. 【請求項7】 前記溝は配線溝であると共に前記堆積膜
    は導電膜であり、 前記第2段階の化学機械研磨により、前記堆積膜におけ
    る前記溝の外側に存在する部分を除去する工程は、前記
    導電膜よりなる埋め込み配線を形成する工程を含むこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の堆積膜の平坦化方
    法。
  8. 【請求項8】 前記溝は素子分離溝であると共に前記堆
    積膜は絶縁膜であり、 前記第2段階の化学機械研磨により、前記堆積膜におけ
    る前記溝の外側に存在する部分を除去する工程は、前記
    絶縁膜よりなる素子分離領域を形成する工程を含むこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の堆積膜の平坦化方
    法。
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