JP2003030287A - 旅行会社支援システム - Google Patents

旅行会社支援システム

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JP2003030287A
JP2003030287A JP2001215362A JP2001215362A JP2003030287A JP 2003030287 A JP2003030287 A JP 2003030287A JP 2001215362 A JP2001215362 A JP 2001215362A JP 2001215362 A JP2001215362 A JP 2001215362A JP 2003030287 A JP2003030287 A JP 2003030287A
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Yasuo Nishimori
康雄 西森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客に適したツアーをスムーズに選択可能
で、顧客に対してツアー内容を容易に理解できるように
説明することができ、しかも顧客の希望に合わせて容易
にツアー内容をカストマイズすることが可能なシステム
を提供する。更には、顧客オリジナルのガイドブック、
アルバムを容易に作成可能とする。 【解決手段】 サーバと、それを操作可能な端末(3)を
備える。サーバは観光地に関する情報が記録されたデー
タベースと、宿泊施設に関する情報が記録されたデータ
ベースと、オプションツアーに関する情報が記録された
ーデータベースを有し、ベースツアーの内容が複数記録
されている。端末(3)の操作により各種情報を閲覧可能
であり、ベースツアーの内容はオリジナルのツアー内容
に変更することが可能である。端末(3)の操作によりデ
ータベースに記録されている情報を利用してガイドブッ
クを作成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、旅行会社の業務を
支援するシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】国内,外国を問わず宿泊を伴う旅行で
は、旅行ルートの設定、交通手段や宿泊施設の予約等が
セットになった旅行会社の提供する「旅行パック」等と
称されるツアー商品が利用されることが多い。
【0003】これは、訪れたい複数の観光地の特定、宿
泊施設の空き状況の確認や予約、交通手段の最寄り駅の
出発時間や目的地までの所用時間や乗り継ぎの確認、交
通手段の座席指定券予約等の複雑で時間のかかる作業を
ユーザ自身が行うのは面倒であるためである。また、旅
行会社を通して予約した方がまとまった数の予約になる
ために宿泊費や交通費が割安になることが多いためでも
ある。
【0004】旅行会社は出発時期や滞在期間,参加人
数,訪問ルート等に応じていくつものツアーを企画し、
各ツアーのパンフレットを作成して店頭,店内にて配布
している。そして、ツアー申し込みや問い合わせがあっ
た場合には、そのパンフレットをもとにして顧客に説明
を行う。そのため、ツアーのパンフレットは旅行会社に
とって必須のアイテムとなっている。
【0005】パンフレットはツアー毎に別々に作成され
る場合と、地域ごとに複数のツアー案内をまとめた冊子
として作成される場合があるが、いずれにせよ多数のツ
アーについてパンフレットを準備しようとすると印刷や
レイアウト等に要するコストは大きい。写真を多用した
複数頁からなる豪華なパンフレットを作ろうとすると製
作コストも膨大となる。しかもパンフレットは受付期間
が終了した場合等には、新たに作り直す必要があり、配
布できずに残ったパンフレットは廃棄せざるを得ず、無
駄が多い。
【0006】そのため旅行会社はパンフレットの作成経
費をできるだけ抑えようとし、各ツアーについての内容
説明は最小限なものとなる傾向が強く、通常は各ツアー
について日程表と僅かな数の写真とからなる簡素なパン
フレットしか用意されていない。特に比較的料金の安い
ツアーではA4用紙1枚で、その片面にカラー又は単色
で写真が印刷され、反対面は単色で日程表とツアー予定
日一覧や費用等が印刷されているだけの簡素なパンフレ
ットや、1冊の薄い冊子に多数のツアーについての情報
を詰め込んで掲載し、個々のツアーについての説明が簡
略化されているバンフレットも多い。
【0007】しかしながら、簡素なパンフレットでは顧
客に対してツアーについて良いイメージを与えてツアー
をアピールするツールとしては甚だ貧弱である。又、た
とえ比較的安価なツアーであるとしても、顧客は、忙し
い時間をやりくりして休暇を取り、貯めたお金を使って
旅行に行くため、ツアー内容に対する期待は大きい。そ
れにもかかわらず現状では顧客の期待とは裏腹に、旅行
会社から提供される情報は先述の簡素なツアーパンフレ
ットと窓口担当者の口頭による説明だけであり、顧客は
ツアー内容を把握することが難しく、旅行会社からの説
明に満足できない。
【0008】旅行会社の窓口担当者は主要な観光地につ
いて社内研修等で勉強するが、全世界の観光地について
の詳しい内容を顧客に説明できるだけの知識を身につけ
ることは困難である。更に世界中のホテルの内容となる
と情報量が大きすぎて記憶することは不可能である。仮
に窓口担当者が観光地やホテル等について十分な知識を
持っていたとしても、その内容を口頭で顧客が十分イメ
ージできるように伝えることは困難である。
【0009】更に、顧客が最初にパンフレットを見て選
択したツアーが本当に顧客に適したツアーであるかどう
かは顧客にも窓口担当者にも判断しにくく、顧客に適さ
ないツアーを選択してしまっていることもある。不適切
なツアーの選択は最終的には顧客の不満足の原因となっ
てしまう。
【0010】経験豊かな窓口担当者であれば、顧客との
会話の中で顧客の望むツアー内容を察知し、アドバイス
や質問をする等して最適なツアーを探し出して薦めるこ
とができるが、全ての窓口担当者にそのような熟練を求
めることは困難である。
【0011】しかも、顧客に適したツアーを探したりツ
アー内容を説明するには長い時間が必要であり、窓口の
混雑の原因となっている。そのため後から来店した顧客
を長時間待たせることも日常茶飯事であり、せっかく来
店してくれた顧客を逃したり、顧客に不愉快な思いをさ
せてしまうことも多い。
【0012】簡素なパンフレットと窓口担当者の口頭説
明による情報に満足できない顧客は市販のガイドブック
を購入して自分で観光地等について調べなければならな
い。しかしながら、主要な観光地については調べること
はできても宿泊先ホテルの内容等の細かい情報まで調べ
ることはできない。そのため、見学先,ホテル内容,食
事内容等について顧客が想像していたツアー内容と実際
のツアー内容とのギャップが大きく、顧客はせっかくの
旅行を十分に楽しめなかったり、不満を残してしまうこ
とも多い。そして、不満を持った顧客は二度と同じ旅行
会社のツアーを利用しようとはしない。
【0013】近年では海外旅行といえども1生に1回の
大イベントではなく、毎年のように海外旅行に行く顧客
も多い。そのような顧客には繰り返し利用してもらうの
が利益を上げる上で重要であるが、現状の顧客に不満を
持たせるような営業では再度の利用を期待することがで
きない。すなわち、旅行会社がその顧客から将来にわた
って得ることが期待できる利益(ライフタイムバリュ
ー)を喪失することになる。
【0014】旅行会社の現状のツアーパンフレットに依
存した営業の問題点は他にもある。例えば、ツアー応募
期間中に観光地や宿泊施設,航空会社等の都合(例えば
「祭り」の日程の変更等)でツアー内容の変更が必要に
なった場合にはパンフレットを作成し直さなくてはなら
ず、手間や費用がかかる。
【0015】更に、ツアーのパンフレットは潜在的な顧
客に対してツアーをアピールするための広告媒体に過ぎ
ず、顧客を獲得することにより目的を達成し、それ以降
は存在意義を有しない。つまり、顧客獲得のためだけに
存在する一時的な最低限の情報源としてのみ存在し、そ
れ以外の付加価値はほとんど無く、顧客の満足には寄与
していない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は短時間で顧客
に適したツアーをスムーズに選択可能とすると共に、顧
客に対してツアー内容を容易に理解できるように説明す
ることができ、しかも顧客の希望に合わせて容易にツア
ー内容をカストマイズすることが可能なシステムを提供
することを課題とする。
【0017】更には、大きなコストの割に効果の少ない
パンフレットに代わる付加価値の高いツアー情報源とし
て利用することができ、顧客満足度を高めることが可能
なシステムを提供することを課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
旅行会社支援システムは、サーバと該サーバを操作可能
な端末(3)を備え、該サーバは観光地に関する情報が記
録された観光地データベースと、宿泊施設に関する情報
が記録されたホテルデータベースと、オプションツアー
に関する情報が記録されたオプションツアーデータベー
スを有すると共に、基準となるベースツアーの内容が複
数記録されており、端末(3)の操作により観光地に関す
る情報と、宿泊施設に関する情報と、オプションツアー
に関する情報とベースツアーの内容を閲覧可能であり、
該ベースツアーの内容は少なくともオプションツアーの
組み込み又は宿泊施設の選択により独自のオリジナルの
ツアー内容に変更することが可能であり、該端末(3)の
操作により前記オリジナルのツアー内容に基いてサーバ
の各データベースに記録されている情報を利用してガイ
ドブックを作成して出力することが可能であることを特
徴とする。
【0019】これによれば、端末(3)によりサーバに備
えられている各データベースを閲覧することができるの
で、顧客に観光地や宿泊施設やオプションツアーの情報
をみせることができる。そして、サーバに記録されてい
るベースツアーを基準として宿泊施設の選択やオプショ
ンツアーの組み込みなどのカストマイズを行い、顧客の
希望に合致したオリジナルのツアーを作成することがで
きる。そのため、顧客はサーバに記録されている各種の
情報を得た上で、好みのベースツアーを決めて、更にそ
のベースツアーを好みに合わせてカストマイズすること
ができるのでツアー内容に対する満足度が大きくなる。
【0020】そして、端末(3)を操作することにより、
サーバの各データベースに記録されている観光地,宿泊
地,オプションツアー等の情報を用いてカストマイズさ
れたオリジナルツアーについてのガイドブックを作成す
ることができる。作成されたオリジナルのガイドブック
は顧客に配布され、顧客の旅行中の使用に供することが
できる。すなわち、サーバに記録されている観光地やホ
テル等の情報は、従来のツアーパンフレットと異なり、
単に顧客のツアー決定の際に参考として利用されるだけ
でなく、顧客がツアー中に利用でき、必要な内容のみが
掲載された便利なガイドブックの情報源としても有効利
用されることとなる。
【0021】請求項2記載の旅行会社支援システムは、
請求項1のシステムにおいて、観光地に関する情報と宿
泊施設に関する情報とオプションツアーに関する情報の
少なくともいずれかに画像情報が含まれていることを特
徴とする。
【0022】これによれば、サーバの各データベースに
記録される情報として写真や地図やイラスト等の画像情
報や動画情報を利用できることにより、顧客による観光
地やホテルの内容把握や、ベースツアーの決定やカスト
マイズに際してこれらのデータにより視覚的に理解しや
すく、作業も楽しいものとなる。又、これらの情報を用
いて作成されるオリジナルのガイドブックにも利用でき
るために、わかりやすく美しいガイドブックを提供する
ことができる。
【0023】請求項3記載の旅行会社支援システムは、
請求項1又は請求項2のシステムにおいて、サーバには
予め各ベースツアーについてのガイドブックが記録され
ており、端末(3)でベースツアーのガイドブックを呼び
出して変更を加えることによりオリジナルのガイドブッ
クを作成することができることを特徴とする。
【0024】これによれば、オリジナルのガイドブック
を作成する際に、何も用意されていない状態から作成す
るのではなく、基準となるベースツアーに関するガイド
ブックをひな型として利用して、これを改造することに
より短時間で容易にオリジナルのガイドブックを作成す
ることができる。
【0025】請求項4記載の旅行会社支援システムは、
請求項1から請求項3のいずれかの請求項に記載のシス
テムであって、サーバは顧客情報として顧客の個人情報
と該顧客の過去の利用状況を記録することができ、端末
の操作により該顧客情報を検索又は統計することが可能
であることを特徴とする。
【0026】これによれば、顧客の個人情報や過去の利
用内容をツアー終了後も有効利用し、統計の作成や、次
回の広告時の資料として利用することができる。
【0027】請求項5記載の旅行会社支援システムは、
請求項1から請求項4のいずれかの請求項に記載のシス
テムであって、サーバはメインサーバ(1)と支店サーバ
(2)とからなり、支店サーバ(2)には少なくとも観光地デ
ータベースとホテルデータベースとオプションツアーデ
ータベースとベースツアーの内容がメインサーバ(1)と
同じ内容で記録されており、支店サーバ(1)は支店に備
えられた端末(3)より利用可能であることを特徴とす
る。
【0028】これによれば各支店が利用できる支店サー
バ(2)を設置し、各支店の端末(3)から利用できるため、
本社等に設置されたメインサーバ(1)の負担を軽減させ
ることができる。支店サーバ(2)にはメインサーバ(1)と
同様に各データベースの情報とベースツアーの内容が記
録されているため、各支店の端末(3)はメインサーバに
アクセスした場合と同様に情報の閲覧,ベースツアーの
決定,カストマイズ,ガイドブック作成等を行うことが
できる。
【0029】請求項6記載の旅行会社支援システムは、
請求項1から請求項5のいずれかの請求項に記載のシス
テムであって、特約店に備えられた端末(4)を有し、該
特約店の端末(4)よりサーバを利用可能であることを特
徴とする。
【0030】これによれば特約店に設置された端末(4)
を用いることにより、サーバに記録されている情報を利
用して情報の閲覧,ベースツアーの決定,カストマイ
ズ,ガイドブック作成等を行うことができる。
【0031】請求項7記載の旅行会社支援システムは、
請求項1から請求項6のいずれかの請求項に記載のシス
テムであって、端末の操作により前記オリジナルのガイ
ドブックに関する情報と、顧客から受理した情報を用い
てオリジナルアルバムを作成し、顧客に提供することが
可能であることを特徴とする。
【0032】これによれば、旅行前に作成されたオリジ
ナルのガイドブックに関する情報と、顧客から受け取っ
た情報を利用したオリジナルのアルバムを作成すること
ができる。すなわち、サーバのデータベースに記録され
ている情報は、顧客のツアー決定のためだけでなく、オ
リジナルガイドブック作成やオリジナルアルバムの作成
にも有効利用されることとなり、利用価値が更に向上す
ることとなる。
【0033】請求項8記載の旅行会社支援システムは請
求項7のシステムにおいて、システム顧客から受理した
情報は、少なくとも画像情報を含むことを特徴とする。
【0034】顧客から受け取る情報として、写真等の画
像を利用することができる。そのため、顧客が観光地で
撮影した記念写真等をオリジナルアルバムに掲載するこ
とができ、ツアー記録であるアルバムの価値が向上す
る。
【0035】請求項9記載の旅行会社支援システムは請
求項7のシステムにおいて、前記オリジナルのアルバム
は、紙に印刷された状態、又は電子情報を記録可能な記
録媒体に記録された状態で顧客に提供されることを特徴
とする。
【0036】完成したオリジナルのアルバムは、カラー
プリンター等を用いて紙面に印刷して顧客に提供するこ
とができ、更に電子化してMO、CD−R等の記録媒体
に記録した状態で顧客に提供することもできる。したが
って、顧客の好みに合わせた形態でオリジナルアルバム
を提供することができる。
【0037】請求項10記載の旅行会社支援システムは
請求項7のシステムにおいて、前記オリジナルのアルバ
ムは、旅行会社側のホームページに公開され、所定の認
証を経て該ホームページにアクセスすることが可能であ
ることを特徴とする。
【0038】これによれば完成したオリジナルのアルバ
ムは、ホームページに公開され、顧客は自分の端末等で
該ホームページにアクセスして自分の旅行についてのオ
リジナルのアルバムを見たりプリントすることができ
る。必要なら、ホームページ上で顧客がオリジナルアル
バムを編集する機能等を付加しても良い。
【0039】ホームページにアクセスしてアルバムを見
るに際してはプライバシーを保護するために該当する顧
客以外は該ホームページにアクセスできないように認証
手段を設けている。認証としてはパスワード等が考えら
れ、顧客に対しては事前に通知される。
【0040】請求項11記載の旅行会社支援システムは
請求項7のシステムにおいて、前記オリジナルのアルバ
ムは電子化された情報として提供され、該アルバムには
少なくとも関連するホームページへのリンク又は、動画
ファイルの再生指示ボタンが設けられていることを特徴
とする。
【0041】これによれば、オリジナルのアルバムはM
OやCD−Rのような記録媒体による配布や、ホームペ
ージでの閲覧により顧客の端末等に内容を表示すること
が可能となるが、内容中にリンクを設ければインターネ
ット等を介して関連するホームページを容易に閲覧する
ことが可能となる。又、動画の再生指示を可能とすれ
ば、画面上で指示するだけで関連するビデオ画像の再生
を行わせることができる。そのためアルバムの資料的価
値が高くなると共に、視聴覚に訴えることのできる楽し
いアルバムにすることができる。
【0042】請求項12記載の旅行会社支援システムは
請求項8のシステムにおいて、端末は画像又は動画をサ
ーバに取り込むことが可能な画像取込手段を備えている
ことを特徴とする。
【0043】これによれば、端末では顧客から提供され
た写真等をMO読み取り装置等の記録媒体読み取り装置
や、スキャナ,フィルムスキャナや、Eメール受信手段
等の画像取込手段によりサーバに取り込んで、アルバム
作成に有効利用することができる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明を好適な実施例を用
いて説明する。
【0045】[実施例1]図1は本実施例のシステム概
要を示した図である。図中において、(1)は旅行会社の
メインサーバであり、本社が管轄している。但し、必ず
しも本社に設置されている必要はなく、レンタルサーバ
会社等に設置されたサーバを利用しても良い。メインサ
ーバ(1)には本システムを実施するためのツアー支援ア
プリケーションが組み込まれている。
【0046】また、メインサーバ(1)は、ツアー支援ア
プリケーションで利用可能な各種データベースを備えて
いる。データベースとしては、観光地に関する情報を記
録する「観光地データベース」と、宿泊施設に関する情
報を記録する「ホテルデータベース」と、オプションツ
アーに関する情報を記録する「オプションツアーデータ
ベース」と、航空機やバス等の交通手段に関しての発着
時間や発着場所等を記録した「交通手段データベース」
と、顧客の個人情報や過去の利用内容等を記録する「顧
客情報データベース」を有している。
【0047】(5)はメインサーバ(1)に接続された本社ツ
アー企画部門の端末である。ツアー企画部門は端末(5)
を用いてメインサーバ(1)にツアーに関する情報を登録
することができる。
【0048】端末(5)からメインサーバ(1)のツアー支援
アプリケーションを操作することができるが、その際に
は初期画面にて「ユーザモード」と、「顧客管理モー
ド」と、「登録モード」の3つのモードを選択可能とな
っている。
【0049】ここで、「ユーザモード」は、顧客が来店
した際にツアー内容を説明したり、利用するツアーの決
定や顧客の要望に会わせたツアーのカストマイズ等を行
うためのモードであり、主として顧客と対応する支店の
端末に要求される操作を行うことができる。
【0050】また、「顧客管理モード」は顧客情報が登
録されている顧客の情報を確認したり、登録されている
顧客に対するアフターサービスを提供したり、過去の記
録から統計を求めることができるモードである。
【0051】そして「登録モード」は、先述の観光地デ
ータベースと、ホテルデータベースと、オプションツア
ーデータベースへのデータ登録や変更,削除等に用いる
モードであり、主にツアーの企画を行うツアー企画部門
において必要な操作を行うモードである。
【0052】(2)は支店サーバであり、支店内で使用す
る端末(3)が接続されている。支店の端末(3)の数は1台
でも良いが、通常は複数の顧客に同時に対応するために
複数台の端末が設置される。
【0053】支店サーバ(2)とメインサーバ(1)とは通信
回線で接続されている。通信回線は専用回線でも良い
し、インターネット等を利用したものであっても良い。
支店サーバ(2)は、通常は支店内に設置されるが、メイ
ンサーバ(1)同様にレンタルサーバ会社に設置しても良
い。
【0054】支店の端末(3)は、ツアー企画部門の端末
(5)と同様に「ユーザモード」と、「顧客管理モード」
と、「登録モード」で利用できるが、この内の「登録モ
ード」は、主として本社のツアー企画部門が使用するモ
ードであるため、支店の端末(3)では「登録モード」を
使用できないようにしておいても良い。
【0055】支店サーバ(2)には特約店に設置された端
末(4)も通信回線を介して接続されている。特約店とは
旅行会社の委託を受けてツアーの受付等をする店舗であ
り、特約店の端末(4)は支店内に設置されている端末(3)
と同様の機能としても良いし、必要最低限の機能に制限
したものであっても良い。
【0056】次に、ツアー企画部門がデータベースに情
報を登録する作業について説明する。ツアー企画部門は
端末(5)を使い「登録モード」でツアー支援アプリケー
ションを操作して情報を登録する。
【0057】まず、「観光地データベース」に、国名,
都市名,ガイド区分,観光地名,目的マーク,観光地メ
イン説明、観光地サブ説明,観光地の画像等の情報を記
録する。観光地の画像としては主として写真の画像や動
画等が用いられる。観光地に関連するサイトへのリンク
があれば、それも観光地データベースに記録する。
【0058】ガイド区分とはどのような種類の観光地で
あるかの分類であり、例えば「広場・公園・通り」,
「教会・寺院」,「博物館・美術館」,「宮殿・城」,
「古墳・遺跡」,「劇場」,「建築物」,「展望台・
丘」,「島」,「ショッピング」,「レストラン」等の
区分が考えられる。登録の際に、ガイド区分のリストか
ら適当な分類を選択する。
【0059】また、目的マークというのはどのような目
的で訪れる観光地であるのかを視覚的に判断しやすいよ
うに設けられた小さなマークであり、例えば見学を主と
する観光地には「メガネ」のマーク、食事を主とするレ
ストラン等には「フォークとナイフ」のマーク等を使用
する。
【0060】観光地メイン説明は、観光地の見所などの
ワンポイント説明であり、観光地サブ説明は観光地メイ
ン説明よりも更に詳細な説明であり、観光地についての
エピソードや歴史背景等を解説する。
【0061】「ホテルデータベース」には、ホテルの在
する国名,都市名,ホテル名,ホテル説明,ホテルの所
在地図,ホテルの画像を記録する。国名,ホテル名につ
いては国・都市一覧から選択する。地図については選択
した都市の地図を登録する。ホテルに関連するサイトへ
のリンクがあれば、これも記録する。
【0062】ホテルの画像については記録されている画
像からそのホテルの画像を取り込む。必要により、ホテ
ルのホームページへのリンク情報を記録しても良い。ま
た、ガイド区分として「ホテル」という分類が自動的に
記録される。登録作業自体は、観光地データベースの登
録と同様の作業である。
【0063】図8は観光地データベースとホテルデータ
ベースに記録された情報を閲覧するためのデータ検索画
面である。このデータ検索画面はデータベース登録作業
者が登録内容の確認に用いることができるだけでなく、
支店において担当者や顧客の閲覧に供して、観光地やホ
テルの詳しい内容を調べる際にも用いられる。
【0064】データ検索画面にはガイド区分選択欄(25)
と画像表示欄(27)が備えられている。ガイド区分選択欄
(25)で任意のガイド区分を選択すると、該当するガイド
区分が設定された各観光地の小さな画像(サムネイル)
と観光地名が画像表示欄(27)に表示される。
【0065】尚、画面の空きスペースには、飾りとして
の画像、例えば季節に応じた画像等を表示させてもよ
い。
【0066】画像表示欄(27)に表示された観光地の小さ
な画像のいずれかを選択してダブルクリックすると図9
に示すような観光地説明画面を表示することができる。
観光地説明画面の観光地データ欄(31)には選択した観光
地の国名,都市名,ガイド区分,観光地名及び目的マー
ク(31a)が表示され、観光地説明欄(32)にはその観光地
の説明が表示される。
【0067】又、観光地画像表示欄(33)には、その観光
地の小さな画像が複数表示され、観光地画像拡大表示欄
(34)には観光地画像表示欄(33)で選択された画像が大き
く表示される。観光地画像表示欄(33)に動画ファイル又
は音声付き動画ファイルが登録されていた場合には、観
光地画像拡大表示欄(34)には動画ファイル又は音声付き
動画ファイルが再生される。尚、(35)は観光地説明画面
を閉じるためのボタンである。
【0068】データ検索画面(図8)のガイド区分選択
欄(25)で、「ホテル」を選択した場合にはホテルのリス
トが表示され、画像表示欄(27)には各ホテルの代表的な
画像の一覧が小さく表示される。そして、任意のホテル
の名前又は画像をダブルクリックすると観光地説明画面
と同様にホテル説明画面(図示せず)を表示させ、ホテ
ルの説明と画像を閲覧することができる。必要ならホテ
ルの所在都市の地図や、ホテルのホームページへのリン
クを表示させても良い。
【0069】「オプションツアーデータベース」は、
国,都市毎に区分して記録されており、「オプションツ
アー名」,「予算」,「実施日」,「所要時間」,「集
合時間」,「実施人数」,「食事」,「主催」,「注意
事項」,「ツアー説明」,「イメージ画像」,「リンク
情報」等の項目が記録されている。
【0070】図10はオプションツアー表示画面の一例
を示した図であり、データベース登録作業者が登録内容
の確認に用いると共に、支店において担当者や顧客の閲
覧に供して、オプションツアーの詳しい内容を調べる際
にも用いられる。
【0071】(41)は都市指定欄であり、オプションツア
ーが行われる都市を選択可能となっている。(42)はオプ
ションツアーリスト欄であり、都市指定欄(41)で指定し
た都市で利用可能なオプションツアーが一覧表示され
る。
【0072】オプションツアー説明欄(43)には、選択さ
れたオプションツアー名,予算,実施日,所要時間,実
施人数,食事,主催,注意事項,ツアー説明が表示され
る。イメージ表示欄(44)には選択されたオプションツア
ーのイメージ画像や音声付き動画等が表示される。
【0073】本社のツアー企画部門は、各データベース
へ情報の登録だけでなく、各ベースツアーを作成して内
容を登録する。ベースツアー作成の際は、まずスケジュ
ールを「2日目10時 内容:ピサの斜塔見学」のよう
に登録し、それに対応して観光地データベースより当該
の観光地の情報を取り込む。
【0074】尚、観光地写真などの画像について観光地
データベースで同じ観光地の画像が多数登録されている
場合は、その中から1つ又は複数の画像を選択して取り
込むことができる。このようにしてスケジュールに基づ
いて、訪問地の観光情報を登録して行く。
【0075】また、ベースツアーの性質や対象の目安と
なる「テーマ」を設定する。テーマとしてはツアー内容
により「格安ツアー」,「学生旅行」,「海外語学研
修」,「海外ウエディング」,「海外生活体験」,「ク
ルーズの旅」,「卒業旅行」,「社員旅行」,「新婚旅
行」,「年輩者向き旅行」,「ショッピング旅行」,
「スポーツ観戦旅行」のような項目を設けることが考え
られる。このテーマは適宜追加,削除することがある。
【0076】更にそのベースツアーで利用可能なホテル
をホテルデータベースより選択して登録し、同様にその
ベースツアーで利用可能なオプションツアーをオプショ
ンツアーデータベースより選択して登録する。
【0077】尚、ベースツアーに関連する動画ファイル
又は音声付き動画ファイル、例えば、ツアーをイメージ
させる映像等がある場合は、ベースツアーに関連づけて
メインサーバ(1)に登録できるようにしておいても良
い。
【0078】次に、各ベースツアーについてのレイアウ
トされたガイドブックひな型を作成してメインサーバ
(1)に記録する。この場合も「登録モード」を使用し、
ファイル選択等によって「レイアウト作成」の作業を開
始する。
【0079】すると無地のキャンバスとなるレイアウト
領域が表示される。次に、必要な情報、例えば、日程表
(スケジュール),観光地の案内,ツアー名のロゴ,ツ
アーのイメージ画像,枠やリボンなどの図形等を呼び出
してこのレイアウト領域に貼り付けるようにレイアウト
して行く。
【0080】具体的には、記録しているデータを別ウイ
ンドウで端末画面上に表示させ、ドラッグ&ドロップに
よりレイアウト領域の任意の位置に配していく。配置し
た後の移動や、大きさの変更等はデジタル出版用のアプ
リケーションと同様に自由に行うことができる。また、
背景色変更等の画像編集を行うこともできる。
【0081】観光地案内については観光地データベース
から情報を取得するが、その場合はスケジュールに関連
付けられた観光地画像の一覧を別ウインドウで表示し、
必要な観光地画像をレイアウト領域の希望する場所にド
ラッグ&ドロップする。すると、観光地画像に関連づけ
られてグループ化されている、「観光地名」と「観光地
画像」と「目的マーク」と「観光地メイン説明」と「観
光地サブ説明」も観光地画像と一緒にレイアウト領域に
貼り付けられる。
【0082】これらの観光地案内は、便宜上一括して貼
り付けられるように設定したが、必要なら個別に貼り付
け、又はいくつかの項目を選択して一括貼り付けするこ
とも可能である。
【0083】また、観光地案内は便宜上一括して貼り付
けたとしても個々の「観光地名」,「観光地画像」等は
別々のファイルであるので、各項目はレイアウト領域貼
り付け後に個別に移動や大きさの変更を行うことができ
る。例えば、「観光地画像」を拡大し、「目的マーク」
を縮小して「観光地画像」の下方に配するようなことも
可能である。
【0084】各ベースツアーのガイドブック画面は複数
頁になっても良い。本実施例では基本的に1日1頁とな
るようにレイアウトした。つまり5日間のツアーで有れ
ば原則として5頁のガイドブックとなるように作成し
た。但し、見所が多い日は1日2頁にしても良いし、反
対に出発日や移動日のように訪れる観光地が少ない場合
は、1頁全てを使わず1頁の一部分のみを利用しても良
い。
【0085】旅行会社の支店の端末(3)は、このように
して登録されたデータベースやレイアウトされたガイド
ブックひな型を利用できるようになっている。この場
合、各支店の端末(3)が通信回線を介してメインサーバ
(1)にアクセスして必要な情報を利用できるようにして
も良いが、本実施例ではメインサーバ(1)の負担を少な
くするために、データベースの内容やガイドブックひな
型は各支店のサーバ(2)に送信され、各支店の端末(3)は
自店のサーバ(2)に記録された情報を用いてツアー支援
アプリケーションを操作するようにした。
【0086】この場合、メインサーバ(1)に記録されて
いる情報と、各支店のサーバ(2)に記録されている旅行
情報との間に相違が生じないように、メインサーバ(1)
に記録させている情報が変更,追加,削除等されれば各
支店の旅行情報もそれに併せて更新されるようにした。
更新はメインサーバ(1)の更新に連動し通信回線を介し
て自動的に行えるようにしても良いし、本社から支店に
通達を出して各支店の担当者にダウンロード等の更新作
業を行わせるようにしても良い。また、季節毎のツアー
変更のように、変更する情報量が多い場合には、通信回
線等を用いたオンライン送信ではなくMO,CD−R,
DVDを支店に郵送や宅配便等で配送して更新させるよ
うにしても良い。いずれにしても、従来のバンフレット
よりも安価で早く作成することができ、ベースツアーの
内容変更も容易に行うことができる。
【0087】以下、顧客に対するサービスの提供の手順
について説明する。顧客は旅行会社を訪れ、窓口で旅行
会社の担当者と相談する。
【0088】そして希望する旅先や日時等を担当者に告
げる。担当者は端末(3)を使ってツアー支援アプリケー
ションの「ユーザモード」を選択する。すると、顧客情
報入力画面が表示されるので、所定の顧客情報を入力す
る。
【0089】この顧客情報は、ツアーの予約や今後の連
絡,統計等の顧客管理に必要な顧客の個人情報であり、
「顧客ID」,「担当者名」,「顧客(代表者)の氏
名」,「顧客氏名のカナ」,「会社名」,「郵便番
号」,「住所」,「電話番号」,「年齢」,「性別」,
「備考」等の項目を有している。
【0090】顧客IDは同じIDを重複して付与するこ
とがないように端末上で顧客の氏名と顧客データベース
とを照合して自動的に付与されるようにした。
【0091】顧客情報の入力が完了されるとツアー絞り
込み画面が表示される。この画面で顧客の希望にあった
ベースツアーを絞り込むことができ、「エリア(地
域)」,「テーマ」,「価格帯」等で検索することがで
きる。ここで、テーマとはベースツアー登録時に関連づ
けて記録された「格安ツアー」,「学生旅行」,「海外
ウエディング」等である。
【0092】検索を行うと、検索内容に該当するベース
ツアーの一覧を表示するベースツアー一覧画面が表示さ
れる。図2はベースツアー一覧画面の一例を示した図で
あり、図中のツアーリスト欄(14)に該当するベースツア
ーのツアー名,ツアー番号,予算,都市名,メイン観光
地,日数,シーズン,ツアー特徴等が表示される。
【0093】ベースツアー一覧画面には国を選択する国
選択欄(11)、都市を選択する都市選択欄(12)を有してお
り、ここで訪問したい国や都市を選択することにより、
その国や都市を訪れるベースツアーに絞り込むことがで
きる。絞り込まれたベースツアーの一覧はツアーリスト
欄(14)に表示され続けるが、該当しないベースツアーは
ツアーリスト欄(14)から削除される。
【0094】国や都市を絞り込む際にはAND条件で絞
り込んでも良いし、OR条件で絞り込んでも良い。図中
の(16)は絞り込みをAND条件で行うかOR条件で行う
かを切り替える「AND−OR切替ボタン」であり、ク
リックする毎にAND条件とOR条件とを切り替えるこ
とができる。
【0095】例えば「AND−OR切替ボタン」(16)を
「AND」にしておき、都市選択欄(12)で「パリ」と
「ローマ」を選択すると、パリとローマの両方の都市を
訪れるベースツアーに絞り込むことができる。また、
「AND−OR切替ボタン」(16)を「OR」にしておい
て「パリ」と「ローマ」を選択すると、「パリ」か「ロ
ーマ」の少なくともいずれかの都市を訪問するベースツ
アーだけに絞り込むことができる。選択した国や都市は
選択表示欄(13)に表示される。
【0096】顧客は絞り込まれたベースツアーの一覧か
ら、好みのものを探す。ツアーリスト欄(14)で表示され
ているベースツアーの中から任意のものにカーソルを合
わせると、そのベースツアーのハイライトとなる観光地
の画像や音声付き動画等が画像表示欄(15)に表示される
ので、その画像を参考にすることができる。ツアーリス
ト欄(14)では絞り込まれたベースツアーがツアー番号順
に表示されるが、顧客の希望等により予算順又は日数順
にソート(並び替え)して表示させることが可能である
ので、予算や日数を元にしてツアー選択を検討すること
もできる。
【0097】ツアーリスト欄(14)で任意のツアーを選択
してダブルクリックすると、そのベースツアーに関して
図3に示すようなツアー詳細画面が表示される。顧客は
ツアー詳細画面を見てツアー内容の詳細を知ることがで
きる。ツアー内容が顧客の希望に合致しない場合や、顧
客が他のベースツアーの詳細を見たい場合には、ベース
ツアー一覧画面に戻ってツアーリスト欄(14)から別のベ
ースツアーをダブルクリックしてツアー詳細画面を表示
させることができる。
【0098】このようにして顧客は担当者と相談しつつ
ツアーの詳細を見てベースツアーを決定する。
【0099】尚、上記のように顧客が旅行会社の支店担
当者と最初から相談してベースツアーを決めるようにし
ても良いが、支店内に顧客が自由に使える閲覧用端末を
備えておき、観光地や宿泊施設等の情報を顧客が閲覧で
きるようにしておき、顧客が自分で操作して観光地デー
タベース,ホテルデータベース,ベースツアーの検索等
を行ってベースツアーを決めてから担当者と相談するよ
うにしても良い。
【0100】ベースツアーが決定されると、担当者はツ
アー詳細画面(図3)で顧客の希望を聞きながらベース
ツアーをカストマイズ(一部変更)して行く。
【0101】ツアー詳細画面は大きく分けて3つの表示
欄から成っており、「メイン情報表示欄」(17)と、「ス
ケジュール表示欄」(18)と、「巡回観光地表示欄」(19)
とを有している。
【0102】メイン情報欄(17)はタブ選択による表示の
切替が可能であり、「ツアー情報」,「顧客情報」,
「ホテル情報」,「スケジュール組替」,「手配」,
「イメージ」の画面表示ができる。
【0103】ここで「ツアー情報」のタブ(17a)を選択
すると、メイン情報欄(17)に図4に例示するようなツア
ー情報の画面が表示される。ツアー情報としては「ツア
ーNo.」,「ツアー名」,「金額」,「日数」,「シ
ーズン」,「主要都市」,「観光地」,「詳細」が表示
される。
【0104】「顧客情報」のタブ(17b)を選択すると、
当該顧客の登録された顧客情報を確認することができ
る。
【0105】「手配」のタブ(17c)を選択すると、ツア
ーで利用できる範囲内で航空会社と出発日の決定を行う
ことができる。
【0106】「ホテル情報」のタブ(17d)を選択する
と、ツアーに与えられた自由度の範囲内で、選択可能な
ホテルが表示され、顧客の好みにより宿泊するホテルを
決定することができる。選択可能なホテルは宿泊都市毎
に表示され、ツアーで宿泊する都市を選択すると、宿泊
可能なホテルのリストが表示される。
【0107】そして、表示された任意のホテル名をクリ
ックするとそのホテルの部屋やエントランスなどの小さ
な画像を複数表示される。顧客は表示された画像を見て
宿泊したいホテルを決定することができる。必要ならホ
テル説明画面を表示させてホテルデータベースに記録さ
れているホテル情報を確認することもできる。
【0108】「スケジュール組替」のタブ(17e)をクリ
ックすると、差し替え可能なオプションツアー等が表示
され、スケジュールを変更することができる。その際、
オプションツアーの詳細を見たい場合には、オプション
ツアー表示画面(図10)を表示させて内容を確認する
ことができる。
【0109】「イメージ」のタブ(17f)をクリックする
と、そのツアーに関連する音声付き動画ファイル、例え
ばツアーをイメージさせる映像等が登録されていれば再
生することができる。動画や音声によりツアー全体のイ
メージをわかりやすく顧客に説明することができる。
【0110】「スケジュール表示欄」(18)は、1日毎の
スケジュールが表示される。スクロールボタン等でスケ
ジュールを見たい日を選択することにより、該当する日
のスケジュールを表示させることができる。
【0111】「巡回観光地表示欄」(19)は、スケジュー
ルに関連付けられた観光地などの写真や音声付き動画等
が小さな画像(19b)として表示される。画像にはスケジ
ュールの日時(19a)や観光地名(19c)も共に表示される。
例えば「ピサの斜塔」の画像と共に、観光地名として
「ピサの斜塔」、スケジュールとして「3日目11:30」
のように表示される。
【0112】画像としては観光地の写真の他に、食事の
写真,ホテルの写真,美術館の展示作品等の画像も使用
できる。顧客はこれらの画像を参考にしながら、ツアー
の流れを感覚的に理解することができる。
【0113】又、観光地説明画面表示ボタン(20)を押す
と、データ検索画面(図8)が表示され、観光地やホテ
ルの詳細な情報を視覚的にわかりやすく説明することが
できる。
【0114】このように「ツアー詳細画面」により、顧
客にツアー内容をわかりやすく詳細に説明することがで
きるため、従来は旅行会社の必須アイテムであった印刷
されたツアーのパンフレットの存在は必須ではなくな
る。しかも従来の簡素なテキスト中心のパンフレットと
異なり、豊富な画像,動画,音声等を利用して視聴覚的
に顧客が納得の行く説明が可能となり顧客満足度も向上
する。
【0115】更にWebボタン(21)をクリックすると、
リンクされたサイトが表示される。リンク先サイトとし
ては「旅のトラブルに対する注意事項」,「各国の気
候,為替,交通事情」,「パスポート取得方法」,「旅
の必需品」,「旅行前のおみやげ注文」等が記載された
旅行会社の提供するサービスページ等が考えられる。
【0116】このように顧客は自分の希望によりツアー
の一部組み替え、宿泊するホテルの決定、出発日や航空
便の決定等を指示することによりベースツアーをカスト
マイズすることができる。
【0117】尚、(24)は見積もりボタンであり、これを
クリックすると、カストマイズ結果を反映したツアー料
金が見積表として表示される。ベースツアーの料金は予
め決まっているが、出発日の指定,ホテルの変更,オプ
ションツアーの組み込み等のカストマイズにより料金は
変化する。したがって、顧客はカストマイズ後の料金が
いくらになっているのか気になるが、見積もりボタン(2
4)を使った見積もり機能により簡単に確認することがで
きる。表示された見積もりはプリンタで出力することも
できる。カストマイズできる項目を増やして、レストラ
ンの変更,食事メニューの変更等もカストマイズ可能と
した場合には、これらについても自動計算して見積表を
表示できるようにしておくと便利である。
【0118】カストマイズが完了するとセーブボタン(2
3)をクリックして、顧客情報と、ベースツアーをカスト
マイズして作成した顧客のオリジナルツアーの内容とを
登録する。
【0119】尚、ベースツアーの基本的な内容が顧客の
希望に適合しないような場合、例えば当初「ローマ」中
心の旅行を考えていたが、途中で気が変わって「パリ」
中心の旅行に変更したくなったような場合には、再び検
索,国・都市の指定等を行って、別のベースツアーを指
定し直してカストマイズすることになる。
【0120】ベースツアーの決定とカストマイズが完了
した後に、該当するベースツアーについてのガイドブッ
ク画面をサーバから呼び出して表示し、担当者が図形,
画像,文字等を追加,変更,削除等して顧客毎のオリジ
ナルなガイドブックを作成する。
【0121】オリジナルガイドブックの作成は、担当者
が顧客と共に作業を行い、完成したオリジナルガイドブ
ックをその場で顧客に渡すようにしても良いが、本実施
例では作業効率や支店窓口の混雑防止のために、顧客が
帰った後に作業を行うようにした。オリジナルガイドブ
ックの作成作業は顧客に対応した担当者が行っても良い
し、そのような作業を担当する部署や旅行会社が委託し
た業者等で集中して行うようにしても良い。
【0122】尚、支店に顧客が利用できる端末を設置し
たコーナーを設け、顧客自身がレイアウトを行うことが
できるようにしても良い。レイアウト作業自体は後述す
るような簡単でわかりやすい作業であるので、特にDT
P等の詳しい知識を有さない顧客でも作業することが可
能であるし、必要ならレイアウトの相談や端末の使用方
法についてアドバイスする担当者を用意しておいても良
い。
【0123】又、顧客によるレイアウトという手段を更
に進めて、出発までの一定期間に顧客が自宅のパソコン
からサーバにアクセスしてレイアウト編集ができるよう
にしても良い。この場合、必要なら顧客にレイアウトを
行うアプリケーションを支店窓口で配布したり、旅行会
社のホームページからダウンロードさせるようにしても
良い。
【0124】オリジナルガイドブックの作成に際して
は、ツアー詳細画面(図3)からレイアウト呼び出しボ
タン(22)をクリックして作業を開始する。レイアウト呼
び出しボタン(22)をクリックすると、ツアー企画部門が
作成したそのベースツアーの基準となるレイアウトが表
示される。
【0125】作業者は、それを基にして画面上でレイア
ウト変更を行う。作業は追加するファイルを指定した画
像などの取り込みや、画面上の画像などの素材の移動が
主な作業となる。画像としては写真の他に、キャラクタ
ーやフレーム(枠),ロゴ等の画像を使用しても良い。
又、「山田様ローマツアー2001年7月」のようにタイト
ル等も入れることができる。作業自体はファイルの選
択,移動やテキスト入力程度の簡単な作業であるので、
大きな作業負担とはならない。
【0126】図5はオリジナルガイドブックのイメージ
を例示した図である。図中において、(51)は日程、(52)
はツアータイトル、(53)は観光地等の写真、(54a)は観
光地名、(54b) は目的マーク、(54c)は説明文である。
【0127】完成したオリジナルのガイドブックはカラ
ープリンター等で印刷する。レイアウト変更や素材の追
加,移動等の作業によりオリジナルガイドブックの作成
が完了すると、そのオリジナルガイドブックを支店サー
バ(2)に記録しておく。
【0128】本実施例のように顧客が帰った後にオリジ
ナルガイドブックを作成した場合は、完成後に顧客に郵
送又はEメール添付等により送っても良いし、後日窓口
で渡すようにしても良い。
【0129】顧客はプリントされたオリジナルのガイド
ブックを旅行に携帯することができる。従来のツアーの
場合、日程だけが印刷された質素な日程表が旅行会社か
ら顧客に渡されることがほとんどであった。顧客は日程
表で日程を確認することはできるが、それ以外の用途に
は利用することはなかった。
【0130】しかし、本実施例で旅行会社から顧客に渡
されるオリジナルガイドブックは、単に日程を確認する
だけでなく、画像や観光地説明等も備えているので、顧
客のツアーに合致した見やすいガイドブックとして利用
することができ、ツアー中における利用価値が高い。
【0131】つまり、顧客はツアー中にオリジナルガイ
ドブックを見るだけで、その日の行動予定を容易にイメ
ージすることができる。そして、訪問先では名所等の説
明を簡単に読むことができ、理解を深めることができ
る。
【0132】尚、ツアーに市販のガイドブックを携帯す
ることは多いが、地域ごとに広範囲な情報が記載されて
いるため顧客が行かない観光地の説明等不要な情報が多
い。そのため、必要な情報が埋もれてしまい現地で即座
に見つけにくく、利用しにくい。また、市販のガイドブ
ックは重くてかさばるため、行動中に携帯するのをため
らう場合が有る。
【0133】それに対して、本実施例のオリジナルガイ
ドブックでは、顧客の行く観光地に限定した必要な情報
が整理して表示されているので、不要な情報がなく、現
地でも極めて容易に確認することができる。
【0134】しかも、原則として1日1頁程度にまとめ
て作成されているので、軽量でかさばらない。必要なら
オリジナルガイドブックのその日の分だけを外して持ち
歩くようにしても良い。顧客はこのようにオリジナルガ
イドブックをツアー中携帯することにより、日程に合致
した説明を見て観光を楽しむことができる。
【0135】このように本システムを利用することによ
り、短時間で顧客に適したツアーを探しだし、そのツア
ー内容を視聴覚的に詳しく説明することができると共
に、ツアー選択やツアー説明に用いた画像等の情報をガ
イドブックとしても有効利用することができる。
【0136】[実施例2]本実施例も、オリジナルガイ
ドブックを作成して顧客に利用してもらう迄は実施例1
と全く同じである。但し、ツアー後もアフターサービス
としてオリジナルガイドブックのデータを有効に利用す
る点が異なる。
【0137】顧客はツアーから帰った後に、旅行の記念
としてアルバムを作成することがある。その場合、観光
地での記念写真や、観光地の土産物店、風景、乗り物、
食事の写真等を貼り付けるが、撮影した写真を貼っただ
けでは何時撮影した写真であるのか、其処はどのような
場所であったのか等がわかりにくくなる。
【0138】そのため、きちんと旅行アルバムとして整
理しようとすると、単に写真を貼り付けるだけでなく、
写真に写っている観光地の説明や訪問日等を書いてまと
める必要があり、手間がかかる。特に、旅行から帰って
直ぐはアルバムを作る気になれず、逆に後日アルバムを
作ろうとしても訪問した順番や訪問先の正式な名称等を
忘れてしまっている事が多く、結局きちんとした旅行ア
ルバムを作らずに写真だけがファイルされることが多い
というのが実情である。
【0139】本実施例では、このような実情を鑑み、旅
行後に容易にオリジナルアルバムを作成することができ
るようにした。
【0140】顧客は旅先で撮影した写真やビデオから好
みのものを選択して旅行会社に持ち込み,郵送、又は電
子メールの添付等で送る。その時、写真や動画について
のコメントを添付しておくことが望ましい。
【0141】デジタルカメラやビデオから取り込んだ画
像であれば、画像ファイルをFD、MO、CD−R等に
記録して渡せばよいし、銀塩写真の場合はプリントした
写真やネガを渡して旅行会社側でスキャンニングしても
らうようにしても良い。FD読取装置、MO読取装置、
CD−R読取装置、イメージスキャナ、フィルムスキャ
ナ,メールソフト等の読取手段により得られた画像ファ
イルは支店サーバ(2)に顧客毎に記録される。尚、本実
施例では画像の読み込みをした後に、レイアウト作業を
行うようにしたが、レイアウト作業中にファイル読み込
みやスキャナによる読み込みを行い、随時必要な画像フ
ァイルをレイアウトに取り込むようにしても良い。
【0142】次に、旅行会社の担当者は初期画面から
「顧客管理モード」を選択する。すると顧客管理画面が
表示される。顧客管理画面は各種情報を表示する情報表
示欄と、検索や統計を行うための検索統計欄と、顧客の
一覧を表示する顧客リスト欄を備えている。該当する顧
客を探す際は、顧客リスト欄から探して選択しても良い
し、検索統計欄で顧客ID又は顧客の氏名等で検索して
表示させてもよい。検索等で選択された顧客の情報は情
報表示欄に表示される。
【0143】図6は顧客管理画面の情報表示欄の一例を
示した図である。情報表示欄には「顧客情報」タブ(61
a)と、「ツアー情報」タブ(61b)と、「アルバム」タブ
(61c)と、「伝言板」タブ(61d)が備えられている。
【0144】「顧客情報」タブ(61a)を選択すると、顧
客の名前,住所等の個人情報が表示される。「ツアー情
報」タブ(61b)を選択すると、その顧客が過去に申し込
んだツアーの内容を見ることができる。
【0145】「アルバム」タブ(61c)を選択すると、顧
客から受け取り支店サーバに記録された画像の画像ファ
イルを、オリジナルガイドブック用の素材として登録す
る作業を行うことができる。
【0146】尚、「伝言板」タブ(61d)は、担当者が当
該顧客について注意点等をメモとして記録できるように
なっており、旅行会社側のメモや、顧客が旅行会社側に
知っておいて欲しいとして連絡してきた事項、例えば食
事制限,持病等について記録することができる。これに
より担当者が代わったような場合でも、その顧客につい
ての情報を次の担当者に伝達することができる。
【0147】オリジナルアルバム作成時には、該当ツア
ーのオリジナルガイドブックの情報を流用すると共に、
顧客から受け取った写真についての画像ファイルとを使
ってレイアウトをし直し、オリジナルのアルバムを作成
する。つまり、何もない状態からオリジナルアルバムを
作るのではなく、ツアー時のオリジナルガイドブックを
活用することにより効率良くオリジナルのアルバムを作
成することができる。
【0148】図7はオリジナルアルバムのイメージの一
例を示した図である。図中において、(71)は日程表,(7
2)は観光地写真,(73)は観光地説明であり、いずれもオ
リジナルガイドブックから流用している。オリジナルガ
イドブックで使用されていた素材等は必ずしも全て使う
必要はなく、不要と思われる項目、例えば目的マーク等
は削除しても良い。
【0149】(74)は顧客が提出した記念写真であり、顧
客のコメント(75)が添えられたレイアウトとなってい
る。コメントは顧客が撮った写真に関するものに限定さ
れず、オリジナルガイドブックで使用していた写真に対
するコメントでも良い。
【0150】写真の画像の他にも顧客の希望に合わせ
て、文字や枠,額縁,リボン等の画像素材を組み込んで
レイアウトすることができる。例えば、額縁状の背景に
「イタリアへの家族旅行2001」と書かれたタイトル
(76)をレイアウトしたり、枠内に旅行感想文を書いたも
の(77)をレイアウトすることができる。
【0151】完成したオリジナルアルバムは、オリジナ
ルガイドブックのデータを流用しているため、単に記念
写真を並べるだけでなく、オリジナルガイドブックで使
われていた観光地やホテルの写真(72)や説明(73)も有効
に利用することができるので、顧客が後から見たときに
資料的価値が高いアルバムとすることができる。
【0152】完成したオリジナルアルバムは出力して顧
客に渡すが、出力としてはカラープリンタを用いて紙に
プリントしても良いし、電子アルバムとしてCD−R、
DVD、FD、MO等に記録するようにしても良い。
【0153】また、電子アルバムを所定期間だけ旅行会
社のホームページに公開しておき、顧客が自由にダウン
ロード又はプリントできるようにしておいても良い。こ
の場合は、顧客のプライバシーを保護するために予め顧
客にパスワードやURLを伝えておき、パスワードによ
る認証を経た者だけがインターネットを介してアルバム
が公開されているホームページにアクセスできるように
しておくことが望ましい。
【0154】電子アルバムとする場合には、オリジナル
アルバムに動画ファイルやホームページへのリンクを関
連づけておき、例えば観光地の写真をクリックすると観
光地に関するビデオ画像が再生されたり、ホテルの名前
をクリックするとホテルのホームページにアクセスでき
るようにしておいても良い。
【0155】ビデオ画像については、顧客が観光地で撮
影したビデオ映像を提出してもらい、その動画ファイル
を再生できるようにしても良いし、観光局から提供され
た動画ファイル等を利用しても良い。必要なら音声情報
も関連づけて、教会の写真をクリックすると音声ファイ
ルが実行されて教会の鐘の音が聞こえるような視聴覚性
に富んだアルバムにすることもできる。
【0156】尚、アルバム製作は旅行会社自身が行って
も良いが、旅行会社が提携する業者に委託して製作させ
るようにしても良い。また、このオリジナルアルバムの
作成は、顧客サービスとして無料で行っても良いし、ツ
アー料金とは別にアルバム作成費を徴収するようにして
も良い。また、画像数やファイル容量等について無料範
囲を定めて、無料範囲を超えた分についてだけ追加料金
を求めるようにしても良い。
【0157】又、先述のように電子アルバムを所定期間
だけ旅行会社のホームページに公開する場合、オリジナ
ルガイドブックのレイアウトの場合と同様に、顧客が自
宅のパソコン等からアルバムが公開されているホームペ
ージにアクセスして自分のアルバムをレイアウト編集が
できるようにしても良い。これによれば、顧客は自宅で
時間を気にせず納得いくまでレイアウト作業を行って気
に入ったオリジナルアルバムにすることができる。しか
も、旅行会社の担当者に見せるのが少し恥ずかしいよう
な画像,動画,コメント(例えば新婚旅行の場合での
「**ちゃん、愛してる!」というようなコメント)等
も、旅行会社の担当者を気にすることなく自由に入力す
ることもできる。
【0158】このようにオリジナルガイドブックを有効
利用してオリジナルアルバムを容易に提供することがで
きるので、顧客にとってはアルバム作成が容易となり、
旅行会社側としてもオリジナルアルバムというアフター
サービスを提供することにより顧客サービスの向上を図
ることができる。
【0159】[実施例3]実施例1と実施例2は、いず
れも顧客が旅行会社の支店に出向いて担当者と相談しな
がらベースツアーの決定とカストマイズを行うものであ
ったが、本実施例はインターネットを介して顧客が旅行
会社側のサーバにアクセスし、顧客登録,ベースツアー
の決定,カストマイズを自分で登録できるようにした。
【0160】基本的な操作は実施例1と同様であるが、
旅行会社側のサーバはインターネットからアクセス可能
な状態とされている。そしてアクセスしてきた顧客に対
してユーザモードのみの機能に限定したアプリケーショ
ンを無料でダウンロードさせられるようにした。
【0161】顧客はアプリケーションをダウンロードし
た自分のパソコン等を用いてサーバ上の情報を閲覧した
り、ツアーの決定,カストマイズ,ユーザ登録,ツアー
申し込みを行えるようにした。そして、申し込みが完了
すると、旅行会社側からユーザIDとパスワードが連絡
される。顧客はこのユーザIDとパスワードを使った認
証を経ることによりレイアウト画面に進み、オリジナル
ガイドブックの作成を行うことができる。
【0162】この場合、レイアウトしたガイドブックは
顧客がそのまま保存,印刷しても良いし、旅行会社に依
頼して印刷させるようにしても良い。
【0163】ツアーから帰った顧客は再度認証を経て再
度レイアウト画面にアクセスし、自分でレイアウトを行
ってオリジナルアルバムを作成することができる。もち
ろん、実施例2のように画像ファイルや動画ファイルな
どを旅行会社に送ってオリジナルアルバムを作成しても
らうようにしても良い。自分で情報閲覧,申し込み,オ
リジナルガイドブックの作成,オリジナルアルバム作成
等を行うことができる以外の点については、実施例2と
同様であり、同様の効果が得られる。
【0164】
【発明の効果】以上述べたように本発明により、短時間
で顧客に適したツアーを探しだし、そのツアー内容を視
聴覚的に詳しく説明し、顧客の希望に合わせて容易にカ
ストマイズすることができる。そして、ツアー選択やツ
アー説明に用いた画像等の情報をオリジナルのガイドブ
ックやアルバムとしても有効利用することができる。
【0165】つまり、サーバに記録されている情報を単
に顧客がツアー決定を行うための情報源としてだけでな
く、ガイドブックやアルバムの素材としても有効に利用
することができる。旅行会社の窓口担当者が熟練者でな
い場合であっても、顧客に適したツアーを容易に選択
し、十分に説明し、カストマイズすることができ、しか
も付加価値としてのガイドブックやアルバムの提供が可
能となるため顧客満足度は大きく向上する。
【0166】又、従来のような紙のパンフレット作成に
要していた経費を削減することができる。更に、蓄積さ
れたデータを利用することによりツアー内容の変更や新
規のツアー企画の作成も安価且つ短時間で行うことがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のシステム概要を示した図。
【図2】ベースツアー一覧画面の一例を示した図。
【図3】ツアー詳細画面の一例を示した図。
【図4】ツアー詳細画面の「ツアー情報」の表示例を示
した図。
【図5】オリジナルガイドブックのイメージを示した
図。
【図6】顧客管理画面の情報表示欄の一例を示した図。
【図7】オリジナルアルバムのイメージを示した図。
【図8】データ検索画面を示した図。
【図9】観光地説明画面を示した図。
【図10】オプションツアー表示画面を示した図。
【符号の説明】
(1) メインサーバ (2) 支店サーバ (3) 支店の端末 (4) 特約店の端末 (5) 本社企画担当部門の端末

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバと該サーバを操作可能な端末を備
    え、 該サーバは観光地に関する情報が記録された観光地デー
    タベースと、宿泊施設に関する情報が記録されたホテル
    データベースと、オプションツアーに関する情報が記録
    されたオプションツアーデータベースを有すると共に、
    基準となるベースツアーの内容が複数記録されており、 端末の操作により観光地に関する情報と、宿泊施設に関
    する情報と、オプションツアーに関する情報とベースツ
    アーの内容を閲覧可能であり、 該ベースツアーの内容は少なくともオプションツアーの
    組み込み又は宿泊施設の選択により独自のオリジナルの
    ツアー内容に変更することが可能であり、 該端末の操作により前記オリジナルのツアー内容に基い
    てサーバの各データベースに記録されている情報を利用
    してガイドブックを作成して出力することが可能である
    ことを特徴とする旅行会社支援システム。
  2. 【請求項2】 観光地に関する情報と宿泊施設に関する
    情報とオプションツアーに関する情報の少なくともいず
    れかに画像情報が含まれていることを特徴とする請求項
    1記載の旅行会社支援システム。
  3. 【請求項3】 サーバには予め各ベースツアーについて
    のガイドブックが記録されており、端末でベースツアー
    のガイドブックを呼び出して変更を加えることによりオ
    リジナルのガイドブックを作成することができることを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載の旅行会社支援シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 サーバは顧客情報として顧客の個人情報
    と該顧客の過去の利用状況を記録することができ、端末
    の操作により該顧客情報を検索又は統計することが可能
    であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれ
    かの請求項に記載の旅行会社支援システム。
  5. 【請求項5】 サーバはメインサーバと支店サーバとか
    らなり、支店サーバには少なくとも観光地データベース
    とホテルデータベースとオプションツアーデータベース
    とベースツアーの内容がメインサーバと同じ内容で記録
    されており、 支店サーバは支店に備えられた端末より利用可能である
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかの請
    求項に記載の旅行会社支援システム。
  6. 【請求項6】 特約店に備えられた端末を有し、該特約
    店の端末よりサーバを利用可能であることを特徴とする
    請求項1から請求項5のいずれかの請求項に記載の旅行
    会社支援システム。
  7. 【請求項7】 端末の操作により前記オリジナルのガイ
    ドブックに関する情報と、顧客から受理した情報を用い
    てオリジナルアルバムを作成し、顧客に提供することが
    可能であることを特徴とする請求項1から請求項6のい
    ずれかの請求項に記載の旅行会社支援システム。
  8. 【請求項8】 顧客から受理した情報は、少なくとも画
    像情報を含むことを特徴とする請求項7記載の旅行会社
    支援システム。
  9. 【請求項9】 前記オリジナルのアルバムは、紙に印刷
    された状態、又は電子情報を記録可能な記録媒体に記録
    された状態で顧客に提供されることを特徴とする請求項
    7記載の旅行会社支援システム。
  10. 【請求項10】 前記オリジナルのアルバムは、旅行会
    社側のホームページに公開され、所定の認証を経て該ホ
    ームページにアクセスすることが可能であることを特徴
    とする請求項7記載の旅行会社支援システム。
  11. 【請求項11】 前記オリジナルのアルバムは電子化さ
    れた情報として提供され、該アルバムには少なくとも関
    連するホームページへのリンク又は、動画ファイルの再
    生指示ボタンが設けられていることを特徴とする請求項
    7記載の旅行会社支援システム。
  12. 【請求項12】 端末は画像又は動画をサーバに取り込
    むことが可能な画像取込手段を備えていることを特徴と
    する請求項8記載の旅行会社支援システム。
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