JP2003029578A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003029578A JP2001212074A JP2001212074A JP2003029578A JP 2003029578 A JP2003029578 A JP 2003029578A JP 2001212074 A JP2001212074 A JP 2001212074A JP 2001212074 A JP2001212074 A JP 2001212074A JP 2003029578 A JP2003029578 A JP 2003029578A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源ユニット交換が容易で、かつ定期的な自
動測定を必要としない高精度の制御が可能な高圧電源を
備えた画像形成装置を提供する。 【解決手段】 シーケンス制御部1は、制御目標値を第
一の記憶部3に記憶されている第二の補正値を用いて補
正し、電源制御部4に指示し、電源制御部4は、シーケ
ンス制御部1から指示された補正後の制御目標値を、更
に、第二の記憶部6に記憶されている第一の補正値を用
いて補正し、高圧電源生成部7に指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特にその高圧電源の制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置の高圧電源制御手法とし
て、画像形成装置の主たる画像形成シーケンスを制御す
るシーケンス制御部から高圧電源ユニットに実装された
高圧電源制御部に制御目標値を送信し、その制御目標値
に応じて、高圧電源生成回路を定電圧、または定電流で
駆動し高圧出力を得る手法が従来より採用されている。
【0003】通常、制御目標値は、予めシーケンス制御
部が有する、高圧出力と制御目標値の関係から算出され
る。しかしながら、実際に負荷に印加される高圧出力
は、トランス特性バラツキ等の高圧電源ユニット要因、
および、負荷インピーダンス等の装置本体要因によっ
て、変動し、本来の高圧出力と制御目標値の関係通りの
高圧出力を得られない場合がある。
【0004】この問題を解決するために、下記の様な手
法が採用されている。
【0005】予めトランス特性バラツキ等の高圧電源ユ
ニット要因を補正するための補正値1を、高圧電源ユニ
ット上に記載しておき、本体実装時にシーケンス制御部
に記憶させた後、さらに、実際の負荷に高圧出力を印加
して発生する誤差を測定し、その誤差を補正する補正値
2をシーケンス制御部に記録させる手法。
【0006】実際の負荷に高圧出力を印加し、高圧出力
のフィードバック値と制御目標値を比較して、補正値ま
たは、補正制御目標値を求め、記憶する補正モードを定
期的に実施する手法。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、前
記例1の手法においては、高圧電源ユニットを本体に実
装する際に、高圧電源ユニット上に記載された補正値を
シーケンス制御部に記憶させる必要があり、煩わしさが
あった。また、記憶させる補正値を誤った場合、およ
び、記憶させる行為を忘れた場合等は、高精度な高圧出
力制御は行われない。
【0008】一方、前記例2の手法は、少なくとも、フ
ィードバック制御で、かつ、フィードバック値が、演算
装置に入力する構成でのみ実現が可能である。また、そ
のような構成であっても、補正モードが完了するまで、
画像形成動作を実行することができない。また、補正モ
ード実行時は、感光体保護のための感光体回転制御を必
ず実施しなければならない。
【0009】本発明は、このような状況のもとでなされ
たもので、電源ユニット交換が容易で、かつ定期的な自
動測定を必要としない高精度の制御が可能な高圧電源を
備えた画像形成装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、画像形成装置を次の(1)〜(4)のとお
りに構成する。
【0011】(1)画像形成装置の主たる画像形成シー
ケンスを制御すると共に、予め決められた高圧出力と制
御目標値の関係から、所望の高圧出力を得るための制御
目標値を第二の制御手段に指示する第一の制御手段と、
前記第一の制御手段に接続され、高圧出力と制御目標値
の関係の第二の補正値を記憶した第一の記憶手段と、高
圧電源生成手段上に実装され、前記第一の制御手段によ
り指示された制御目標値に基づき、高圧電源生成手段
に、制御値目標値を指示する第二の制御手段と、前記高
圧電源生成手段上に実装され、前記第二の制御手段に接
続された、高圧出力と制御目標値の関係の第一の補正値
を記憶した第二の記憶手段と、前記第二の制御手段によ
り指示された制御目標値に応じた高圧出力を定電圧また
は定電流制御にて生成する高圧電源生成手段と、を備
え、前記第一の制御手段は、前記制御目標値を前記第一
の記憶手段に記憶されている第二の補正値を用いて補正
し、前記第二の制御手段に指示し、前記第二の制御手段
は、前記第一の制御手段から指示された補正後の制御目
標値を、更に、前記第二の記憶手段に記憶されている第
一の補正値を用いて補正し、前記高圧電源生成手段に指
示する画像形成装置。
【0012】(2)画像形成装置の主たる画像形成シー
ケンスを制御すると共に、予め決められた高圧出力と制
御目標値の関係から、所望の高圧出力を得るための制御
目標値を第二の制御手段に指示する第一の制御手段と、
前記第一の制御手段に接続され、高圧出力と制御目標値
の関係の第二の補正値を記憶した第一の記憶手段と、高
圧電源生成手段上に実装され、前記第一の制御手段によ
り指示された制御目標値に基づき、高圧電源生成手段
に、制御値目標値を指示する第二の制御手段と、前記高
圧電源生成手段上に実装され、前記第二の制御手段に接
続された、高圧出力と制御目標値の関係の第一の補正値
を記憶した第二の記憶手段と前記第二の制御手段に指示
された制御目標値に応じた高圧出力を定電圧または定電
流制御にて生成する高圧電源生成手段と、を備え、電源
投入後、前記第二の制御手段は、前記第二の記憶手段に
記憶されている第一の補正値を前記第一の制御手段に伝
えると共に、前記第一の制御手段は、制御目標値を第一
の記憶手段に記憶されている第二の補正値と第二の制御
手段から伝えられた第一の補正値を用いて補正し、前記
第二の制御手段に指示し、前記第二の制御手段は、前記
第一の制御手段から指示された補正後の制御目標値を、
前記高圧電源生成手段に指示する画像形成装置。
【0013】(3)画像形成装置の主たる画像形成シー
ケンスを制御すると共に、予め決められた高圧出力と制
御目標値の関係から、所望の高圧出力を得るための制御
目標値を第二の制御手段に指示する第一の制御手段と、
前記第一の制御手段に接続され、高圧出力と制御目標値
の関係の第二の補正値を記憶した第一の記憶手段と、高
圧電源生成手段上に実装され、前記第一の制御手段によ
り指示された制御目標値に基づき、前記高圧電源生成手
段に、制御値目標値を指示する第二の制御手段と、前記
高圧電源生成手段上に実装され、前記第二の制御手段に
接続された、高圧出力と制御目標値の関係の第一の補正
値を記憶した第二の記憶手段と前記第二の制御手段に指
示された制御目標値に応じた高圧出力を定電圧または定
電流制御にて生成する高圧電源生成手段と、を備え、電
源投入後、前記第一の制御手段は、前記第一の記憶手段
に記憶されている第二の補正値を前記第二の制御手段に
伝えると共に、前記第一の制御手段は、前記制御目標値
を前記第二の制御手段に指示し、前記第二の制御手段
は、前記第一の制御手段から指示された制御目標値を前
記第二の記憶手段に記憶されている第一の補正値と前記
第一の制御手段から伝えられた第二の補正値を用いて補
正し、前記高圧電源生成手段に指示する画像形成装置。
【0014】(4)前記(1),(2),(3)のいず
れかに記載の画像形成装置において、前記第二の記憶手
段に記憶されている第一の補正値は、前記高圧電源生成
手段に予め決められた負荷を接続した場合の、制御目標
値と負荷に印加された高圧出力の特性と、予め決められ
た制御目標値と高圧出力の関係を近似補正するための補
正値であり、前記第一の記憶手段に記憶されている第二
の補正値は、前記高圧電源生成手段を画像形成装置に実
装し、実際の負荷を接続した場合の、制御目標値と負荷
に印加された高圧出力の特性と、予め決められた制御目
標値と高圧出力の関係を第一の補正値によって補正した
関係を近似補正するための補正値である画像形成装置。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を画像形
成装置の実施例により詳しく説明する。
【0016】(実施例1)図1は、実施例1である“画
像形成装置”の高圧制御に関する構成を示すブロック図
である。
【0017】同図において、シーケンス制御部1は、電
源制御部4の制御を除く本画像形成装置の動作に必要な
主たる制御を行う制御部であり、第一のCPU(中央演
算処理装置)2と、第一の記憶部3を有している。シー
ケンス制御部1は、予め、高圧出力と制御目標値の関係
式と、制御目標値の第二の補正値を記憶部3に記憶して
おり、装置動作の所定タイミングにて、高圧出力値を決
定し、その出力を得るための制御目標値を算出し、その
制御目標値を電源制御部4に指示する機能を持つ。電源
制御部4は、第二のCPU5と、予め、制御目標値の第
一の補正値を記憶した第二の記憶部6を有し、第一のC
PU2から指示された制御目標値に基づき、制御目標値
に対応したデューティーのPWM信号をもって、高圧出
力生成部7の各高圧電源(8,10,12,14)に指
示する。各高圧電源は、電源制御部4より指示されたP
WM信号によって出力制御された高圧出力(定電圧、ま
たは定電流)を生成し、第一の高圧電源8は帯電器9
に、第二の高圧電源10は現像器11に、第三の高圧電
源12は転写器13に、第四の高圧電源14は除電器1
5に出力する。
【0018】なお、電源制御部4と高圧出力生成部7
は、同一基板上に実装されており、以降、高圧電源ユニ
ット17と称する。高圧電源ユニット17は、装置本体
に対して、脱着可能な構成となっている。
【0019】以下、第一の高圧電源および帯電器に関す
る補正値,補正手法について説明するが、第二の高圧電
源および現像器、第三の高圧電源および転写器、第四の
高圧電源および除電器もそれぞれ同様の補正値,補正手
法を持つ。
【0020】制御目標値の補正手法について説明する。
【0021】本画像形成装置は、高圧電源毎の高圧出力
と制御目標値(電源制御部が高圧電源に出力するPWM
信号のデューティーに対応する)の関係式を、予めシー
ケンス制御部1の第一の記憶部3に記憶している。 高圧出力 = a × 制御目標値 +b ・・・(1) (a,b:定数) これは、それぞれの高圧電源毎の平均的な特性から、予
め求められた関係式であり、シーケンス制御部1は、こ
の式を基に、所望の高圧出力を得るために電源制御部4
に指示する制御目標値を算出する。
【0022】しかしながら、前述した様に、実際に装置
の負荷(帯電器)に印加される高圧出力は、トランス特
性バラツキ等の高圧電源ユニット要因、および、負荷イ
ンピーダンス等の装置本体要因によって変動し、必ずし
も、前記の理論式(1)に一致しない。このため、本装
置は、この誤差を小さくする2つの補正値をもって、制
御目標値の補正制御を行っている。
【0023】まず、高圧電源ユニット要因を補正するた
めの、第二の記憶部6に記憶される第一の補正値につい
て説明する。
【0024】第一の補正値は、高圧電源ユニット単体
と、実際の装置の負荷(帯電器)相当の基準負荷を接続
して、決定され、製造工程にて、高圧電源ユニット17
が装置本体に実装される前に、第二の記憶装置6に、予
め記憶させる高圧電源ユニット毎に固有の値である。
【0025】図2は、高圧電源ユニット単体と、基準負
荷を接続して、基準負荷に高圧出力を印加した場合の高
圧出力と制御目標値の実特性と理論特性(式(1))に
ついて、模擬的に表したものである。
【0026】第一の補正値αは、下記のステップにて求
められ、第二の記憶装置6に記憶される。
【0027】ステップ1 制御目標値を可変し、基準負
荷に印加される高圧出力が、予め決められた値V0にな
る時の制御目標値A1を求める。なお、V0は、最大高
圧出力値と最小高圧出力値の中間値として、予め決めら
れた出力値である。
【0028】ステップ2 理論式(1)から高圧出力V
0を得られるはずの、制御目標値A2を算出する。
【0029】ステップ3 求めたA1とA2の差分を第
一の補正値α(α=A1−A2)として第二の記憶装置
に記憶させる。
【0030】つまり、第一の補正値を用いて、理論式
(1)で算出される制御目標値に第一の補正値を加算
し、理論式特性を補正式特性にオフセットし、実特性に
近似させる。
【0031】次に、本体装置要因を補正するための、第
一の記憶装置3に記憶される第二の補正値について説明
する。
【0032】第二の補正値は、既に第一の補正値を有す
る高圧電源ユニットを、本体装置に実装し、実際の装置
の負荷(帯電器)を接続して、製造工程にて、第一の記
憶装置に、予め記憶させる本体装置毎に固有の値であ
る。
【0033】図3は、高圧電源ユニット17と、実際の
負荷(帯電器)を接続して、負荷に高圧出力を印加した
場合の高圧出力と制御目標値の実特性と理論特性(式
(1))について、模擬的に表したものである。
【0034】第一の補正値αと同様に、第二の補正値β
は、下記のステップにて求められ、第一の記憶装置3に
記憶される。
【0035】ステップ1 制御目標値を可変し、実際の
負荷(帯電器)に印加される高圧出力が、予め決められ
たV0になる時の制御目標値B1を求める。なお、V0
は、最大高圧出力値と最小高圧出力値の中間値として、
予め決められた出力値であり、第一の補正値を求めた時
と同値である。
【0036】ステップ2 理論式から高圧出力V0を得
られるはずの、制御目標値B2を算出する。
【0037】ステップ3 求めたB1とB2の差分を第
二の補正値β(β=B1−B2)として第一の記憶装置
3に記憶させる。
【0038】つまり、第二の補正値を用いて、理論式
(1)で算出される制御目標値に第二の補正値を加算
し、理論式特性を補正式特性にオフセットし、実特性に
近似させる。
【0039】なお、この際、高圧電源ユニット17で
は、第一の補正値αによる補正制御が行われ、高圧電源
ユニット要因の誤差は排除されているため、第二の補正
値βは、本体装置要因の誤差を補正する補正値となって
いる。
【0040】次に、前記、第一の補正値,第二の補正値
を用いた、補正制御について図4のフローチャートを用
いて説明する。
【0041】本体装置の所定のタイミングにおいて、高
圧出力が要求されると、シーケンス制御部1は、装置の
諸条件に応じ、負荷(帯電器)に印加する高圧出力値V
1を決定し(ステップ1(図ではS1と表記する)参
照、以下同様)、理論式(1)から、制御目標値DAT
A1(=(V1−b)/a)を算出する(ステップ
2)。次に、シーケンス制御部1は、第二の補正値βを
用いて、制御目標値をDATA1から(DATA1+
β)に補正し、電源制御部4に指示する(ステップ
3)。
【0042】次に、電源制御部4は、シーケンス制御部
1から指示された制御目標値(DATA1+β)を、第
一の補正値αを用いて、(DATA1+β+α)に補正
し、この値に対応したデュ−ティーのPWM信号をもっ
て、高圧電源に高圧出力を指示する(ステップ4)。
【0043】高圧電源は、PWM信号によって、出力値
制御され、その結果、ほぼV1の高圧出力が帯電器に印
加される。
【0044】以上、第一の高圧電源および帯電器に関す
る補正値,補正手法について説明したが、前述したよう
に、第二の高圧電源および現像器、第三の高圧電源およ
び転写器、第四の高圧電源および除電器もそれぞれ同様
の補正値,補正手法を持つ。
【0045】以上説明したように、本実施例によれば、
高圧電源ユニット要因による誤差を補正する第一の補正
値を高圧電源ユニットの固有値として、高圧電源ユニッ
ト内の電源制御部が記憶し、補正演算を行い、かつ、本
体装置要因による誤差を補正する第二の補正値を本体装
置の固有値としてシーケンス制御部が記憶し、補正演算
を行うことにより、高圧電源ユニットの交換時にも再調
整が不要で、高圧電源ユニットと本体装置の組み合わせ
に因らず高精度な高圧電源制御が可能である。
【0046】(実施例2)実施例2である“画像形成装
置”における高圧電源制御の構成、および補正値,補正
手法は、実施例1と同じなので、図1,図2,図3とそ
の説明を援用する。
【0047】本実施例においては、画像形成装置の電源
投入直後に、電源制御部4の第二のCPU5は、第二の
記憶部6に記憶されている第一の補正値αをシーケンス
制御部1の第一のCPU2に送信し、第一のCPU2
は、第一の記憶部3に第一の補正値αを記憶する機能を
有している。
【0048】かかる本実施例における第一の補正値、第
二の補正値を用いた、補正制御について図5のフローチ
ャートを用いて説明する。
【0049】本体装置の所定のタイミングにおいて、高
圧出力が要求されると、シーケンス制御部1は、装置の
諸条件に応じ、負荷(帯電器)に印加する高圧出力値V
1を決定し(ステップ11)、理論式(1)から、制御
目標値DATA1(=(V1−b)/a)を算出する
(ステップ12)。次に、シーケンス制御部1は、第二
の補正値βと電源投入直後に電源制御部4から送信さ
れ、第一の記憶部3に記憶されている第一の補正値αを
用いて、制御目標値をDATA1から(DATA1+α
+β)に補正し、電源制御部4に指示する(ステップ1
3)。
【0050】次に、電源制御部4は、シーケンス制御部
1から指示された制御目標値(DATA1+α+β)に
対応したデュ−ティーのPWM信号をもって、高圧電源
に高圧出力を指示する(ステップ14)。
【0051】高圧電源は、PWM信号によって、出力値
制御され、その結果、ほぼV1の高圧出力が帯電器に印
加される。
【0052】以上説明したように、本実施例によれば、
高圧電源ユニット要因による誤差を補正する第一の補正
値を高圧電源ユニットの固有値として、高圧電源ユニッ
ト内の電源制御部が記憶し、かつ、シーケンス制御部に
送信し、また、本体装置要因による誤差を補正する第二
の補正値を本体装置の固有値としてシーケンス制御部が
記憶し、第一の補正値および第二の補正値により補正演
算を行うことにより、高圧電源ユニットの交換時にも再
調整が不要で、高圧電源ユニットと本体装置の組み合わ
せに因らず高精度な高圧電源制御が可能である。
【0053】(実施例3)実施例3である“画像形成装
置”における高圧電源制御のブロック構成、および補正
値,補正手法は、実施例1と同じなので、図1,図2,
図3およびその説明を援用する。
【0054】本実施例においては、画像形成装置の電源
投入直後に、シーケンス制御部1の第一のCPU2は、
第一の記憶部3に記憶されている第二の補正値βを電源
制御部4の第二のCPU5に送信し、第二のCPU5
は、第二の記憶部6に第二の補正値βを記憶する機能を
有している。
【0055】係る本実施例における第一の補正値、第二
の補正値を用いた、補正制御について図6のフローチャ
ートを用いて説明する。
【0056】本体装置の所定のタイミングにおいて、高
圧出力が要求されると、シーケンス制御部1は、装置の
諸条件に応じ、負荷(帯電器)に印加する高圧出力値V
1を決定し(ステップ21)、理論式(1)から、制御
目標値DATA1(=(V1−b)/a)を算出し、電
源制御部4に指示する(ステップ22)。
【0057】次に、電源制御部4は、シーケンス制御部
1から指示された制御目標値DATA1を第一の補正値
αと電源投入直後にシーケンス制御部1から送信され、
第二の記憶部5に記憶されている第二の補正値βを用い
て、制御目標値をDATA1から(DATA1+α+
β)に補正し、この値に対応したデュ−ティーのPWM
信号をもって、高圧電源に高圧出力を指示する(ステッ
プ23)。
【0058】高圧電源は、PWM信号によって、出力値
制御され、その結果、ほぼV1の高圧出力が帯電器に印
加される。
【0059】以上説明したように、本実施例によれば、
本体装置要因による誤差を補正する第一の補正値を本体
装置の固有値としてシーケンス制御部が記憶し、かつ、
電源制御部に送信し、また、高圧電源ユニット要因によ
る誤差を補正する第一の補正値を高圧電源ユニットの固
有値として、高圧電源ユニット内の電源制御部が記憶
し、第一の補正値および第二の補正値により補正演算を
行うことにより、高圧電源ユニットの交換時にも再調整
が不要で、高圧電源ユニットと本体装置の組み合わせに
因らず高精度な高圧電源制御が可能である。
【0060】
【発明の効果】本発明によると、電源ユニット交換が容
易で、かつ、定期的な自動測定を必要としない高精度な
高圧電源制御が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1である画像形成装置の高圧制御に関
する構成を示すブロック図
【図2】 高圧電源ユニットの基準負荷に対する特性を
示す図
【図3】 高圧電源ユニットの装置負荷に対する特性を
示す図
【図4】 実施例1における補正制御を示すフローチャ
ート
【図5】 実施例2における補正制御を示すフローチャ
ート
【図6】 実施例3における補正制御を示すフローチャ
ート
【符号の説明】
2 第一のCPU 3 第一の記憶部 5 第二のCPU 6 第二の記憶部 7 高圧出力生成部 8 第一の高圧電源 9 帯電器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置の主たる画像形成シーケン
    スを制御すると共に、予め決められた高圧出力と制御目
    標値の関係から、所望の高圧出力を得るための制御目標
    値を第二の制御手段に指示する第一の制御手段と、 前記第一の制御手段に接続され、高圧出力と制御目標値
    の関係の第二の補正値を記憶した第一の記憶手段と、 高圧電源生成手段上に実装され、前記第一の制御手段に
    より指示された制御目標値に基づき、高圧電源生成手段
    に、制御値目標値を指示する第二の制御手段と、 前記高圧電源生成手段上に実装され、前記第二の制御手
    段に接続された、高圧出力と制御目標値の関係の第一の
    補正値を記憶した第二の記憶手段と、 前記第二の制御手段により指示された制御目標値に応じ
    た高圧出力を定電圧または定電流制御にて生成する高圧
    電源生成手段と、を備え、 前記第一の制御手段は、前記制御目標値を前記第一の記
    憶手段に記憶されている第二の補正値を用いて補正し、
    前記第二の制御手段に指示し、前記第二の制御手段は、
    前記第一の制御手段から指示された補正後の制御目標値
    を、更に、前記第二の記憶手段に記憶されている第一の
    補正値を用いて補正し、前記高圧電源生成手段に指示す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置の主たる画像形成シーケン
    スを制御すると共に、予め決められた高圧出力と制御目
    標値の関係から、所望の高圧出力を得るための制御目標
    値を第二の制御手段に指示する第一の制御手段と、 前記第一の制御手段に接続され、高圧出力と制御目標値
    の関係の第二の補正値を記憶した第一の記憶手段と、 高圧電源生成手段上に実装され、前記第一の制御手段に
    より指示された制御目標値に基づき、高圧電源生成手段
    に、制御値目標値を指示する第二の制御手段と、 前記高圧電源生成手段上に実装され、前記第二の制御手
    段に接続された、高圧出力と制御目標値の関係の第一の
    補正値を記憶した第二の記憶手段と前記第二の制御手段
    に指示された制御目標値に応じた高圧出力を定電圧また
    は定電流制御にて生成する高圧電源生成手段と、を備
    え、 電源投入後、前記第二の制御手段は、前記第二の記憶手
    段に記憶されている第一の補正値を前記第一の制御手段
    に伝えると共に、前記第一の制御手段は、制御目標値を
    第一の記憶手段に記憶されている第二の補正値と第二の
    制御手段から伝えられた第一の補正値を用いて補正し、
    前記第二の制御手段に指示し、前記第二の制御手段は、
    前記第一の制御手段から指示された補正後の制御目標値
    を、前記高圧電源生成手段に指示することを特徴とする
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 画像形成装置の主たる画像形成シーケン
    スを制御すると共に、予め決められた高圧出力と制御目
    標値の関係から、所望の高圧出力を得るための制御目標
    値を第二の制御手段に指示する第一の制御手段と、 前記第一の制御手段に接続され、高圧出力と制御目標値
    の関係の第二の補正値を記憶した第一の記憶手段と、 高圧電源生成手段上に実装され、前記第一の制御手段に
    より指示された制御目標値に基づき、前記高圧電源生成
    手段に、制御値目標値を指示する第二の制御手段と、 前記高圧電源生成手段上に実装され、前記第二の制御手
    段に接続された、高圧出力と制御目標値の関係の第一の
    補正値を記憶した第二の記憶手段と前記第二の制御手段
    に指示された制御目標値に応じた高圧出力を定電圧また
    は定電流制御にて生成する高圧電源生成手段と、を備
    え、 電源投入後、前記第一の制御手段は、前記第一の記憶手
    段に記憶されている第二の補正値を前記第二の制御手段
    に伝えると共に、前記第一の制御手段は、前記制御目標
    値を前記第二の制御手段に指示し、前記第二の制御手段
    は、前記第一の制御手段から指示された制御目標値を前
    記第二の記憶手段に記憶されている第一の補正値と前記
    第一の制御手段から伝えられた第二の補正値を用いて補
    正し、前記高圧電源生成手段に指示することを特徴とす
    る画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2,3のいずれかに記載の画
    像形成装置において、 前記第二の記憶手段に記憶されている第一の補正値は、
    前記高圧電源生成手段に予め決められた負荷を接続した
    場合の、制御目標値と負荷に印加された高圧出力の特性
    と、予め決められた制御目標値と高圧出力の関係を近似
    補正するための補正値であり、 前記第一の記憶手段に記憶されている第二の補正値は、
    前記高圧電源生成手段を画像形成装置に実装し、実際の
    負荷を接続した場合の、制御目標値と負荷に印加された
    高圧出力の特性と、予め決められた制御目標値と高圧出
    力の関係を第一の補正値によって補正した関係を近似補
    正するための補正値であることを特徴とする画像形成装
    置。
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