JP2002165450A - 高圧電源 - Google Patents
高圧電源Info
- Publication number
- JP2002165450A JP2002165450A JP2000353506A JP2000353506A JP2002165450A JP 2002165450 A JP2002165450 A JP 2002165450A JP 2000353506 A JP2000353506 A JP 2000353506A JP 2000353506 A JP2000353506 A JP 2000353506A JP 2002165450 A JP2002165450 A JP 2002165450A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- power supply
- voltage power
- pwm
- ratio
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 出力範囲・負荷範囲が広く、かつ画質に影響
のない高圧電源を得る。 【解決手段】 ＰＷＭ発生器２によりスイッチングトラ
ンジスタをオン／オフさせ高圧トランス４を駆動し、高
圧出力端子に印可される出力をモニタするためＡ／Ｄ変
換器３へ帰還させる。この結果により、ＣＰＵ１が装置
全体の制御を行うとともに、一定間隔で発生するタイマ
割り込み時に高圧電源の駆動条件を演算更新する。さら
に、高圧出力の出力値が帰還され、出力値と高圧トラン
スが有するパルス変調比（ＰＷＭｄｕｔｙ）−出力特性
を基にＰＷＭ比を導き比率を制御する。このことで、出
力を目標値に近づける演算更新を所定の周期毎に行い、
任意の設定された一定周期でパルスのｏｎ比率を間引い
ている。本構成により、ＰＷＭ最小の分可能以下で制御
し、広範囲の負荷に追従可能になり、安価な方法で画質
を向上させるための高圧を発生できる。
のない高圧電源を得る。 【解決手段】 ＰＷＭ発生器２によりスイッチングトラ
ンジスタをオン／オフさせ高圧トランス４を駆動し、高
圧出力端子に印可される出力をモニタするためＡ／Ｄ変
換器３へ帰還させる。この結果により、ＣＰＵ１が装置
全体の制御を行うとともに、一定間隔で発生するタイマ
割り込み時に高圧電源の駆動条件を演算更新する。さら
に、高圧出力の出力値が帰還され、出力値と高圧トラン
スが有するパルス変調比（ＰＷＭｄｕｔｙ）−出力特性
を基にＰＷＭ比を導き比率を制御する。このことで、出
力を目標値に近づける演算更新を所定の周期毎に行い、
任意の設定された一定周期でパルスのｏｎ比率を間引い
ている。本構成により、ＰＷＭ最小の分可能以下で制御
し、広範囲の負荷に追従可能になり、安価な方法で画質
を向上させるための高圧を発生できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧電源に関し、
特に、電子写真プロセスを用いた複写機・ファクシミリ
・プリンタ等の画像形成装置へ適用される高圧電源に関
する。
特に、電子写真プロセスを用いた複写機・ファクシミリ
・プリンタ等の画像形成装置へ適用される高圧電源に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、高圧電源は、例えば、電子写真プ
ロセスによる複写機・ファクシミリ・プリンタ等の高圧
電源として構成される。この電子写真プロセスによる複
写機・ファクシミリ・プリンタ等の高圧電源の制御方式
として、マイクロプロセッサＣＰＵとタイマ、Ａ／Ｄ変
換器を備え、各高電圧出力をＡ／Ｄ変換器によりモニタ
し、一定周期毎にＡ／Ｄ変換からの現出力帰還値と目標
出力との比較結果からＣＰＵによる演算更新を行い、高
圧トランスを駆動するスイッチングトランジスタのスイ
ッチング比（ｄｕｔｙ）を制御することで、任意の高電
圧を出力する高圧電源が搭載されている。
ロセスによる複写機・ファクシミリ・プリンタ等の高圧
電源として構成される。この電子写真プロセスによる複
写機・ファクシミリ・プリンタ等の高圧電源の制御方式
として、マイクロプロセッサＣＰＵとタイマ、Ａ／Ｄ変
換器を備え、各高電圧出力をＡ／Ｄ変換器によりモニタ
し、一定周期毎にＡ／Ｄ変換からの現出力帰還値と目標
出力との比較結果からＣＰＵによる演算更新を行い、高
圧トランスを駆動するスイッチングトランジスタのスイ
ッチング比（ｄｕｔｙ）を制御することで、任意の高電
圧を出力する高圧電源が搭載されている。
【０００３】電子写真プロセスにおいては、感光体上に
形成された画像を記録紙へ転写する際にローラを介して
記録紙に電荷を供給する方法がある。このローラに対す
る高圧電源の仕様としては、記録紙サイズや装置がおか
れた環境により目標出力値を切替えて画像品質を向上さ
せているものがある。
形成された画像を記録紙へ転写する際にローラを介して
記録紙に電荷を供給する方法がある。このローラに対す
る高圧電源の仕様としては、記録紙サイズや装置がおか
れた環境により目標出力値を切替えて画像品質を向上さ
せているものがある。
【０００４】上記のローラを使用した方式の場合には、
記録紙サイズにより高圧電源の負荷が大きく異なると、
装置の置かれた環境によって温度によるローラ自体の抵
抗変化、記録紙の吸湿による負荷変化があり、出力範囲
・負荷範囲が非常に広範囲となる。また、ＣＰＵ演算更
新により次周期のＰＷＭ(Pulse Width Modulation／パ
ルス幅変調)ｄｕｔｙ（比率）を決定し駆動する方式で
は、設定可能比率（ｄｕｔｙ）が細かければ細かいほど
出力精度が向上する。
記録紙サイズにより高圧電源の負荷が大きく異なると、
装置の置かれた環境によって温度によるローラ自体の抵
抗変化、記録紙の吸湿による負荷変化があり、出力範囲
・負荷範囲が非常に広範囲となる。また、ＣＰＵ演算更
新により次周期のＰＷＭ(Pulse Width Modulation／パ
ルス幅変調)ｄｕｔｙ（比率）を決定し駆動する方式で
は、設定可能比率（ｄｕｔｙ）が細かければ細かいほど
出力精度が向上する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、ＰＷＭの分解能は、ＰＷＭ信号を形成す
るクロック原振に起因し、分解能をあげようとすればク
ロックを上げる必要があり、その分多くのカウンタ数が
必要となる。このため、コスト面においても限界がある
という問題点を伴う。
従来技術では、ＰＷＭの分解能は、ＰＷＭ信号を形成す
るクロック原振に起因し、分解能をあげようとすればク
ロックを上げる必要があり、その分多くのカウンタ数が
必要となる。このため、コスト面においても限界がある
という問題点を伴う。
【０００６】このように、出力範囲・負荷範囲が広いも
のに対して十分なＰＷＭ分解能が確保できない場合に、
高圧出力の精度が悪く、変動幅が大きくなり、画質に影
響してしまう。
のに対して十分なＰＷＭ分解能が確保できない場合に、
高圧出力の精度が悪く、変動幅が大きくなり、画質に影
響してしまう。
【０００７】本発明は、出力範囲・負荷範囲が広いもの
に対して十分なＰＷＭ分解能が確保できない場合にも画
質に影響のない高圧電源を提供することを目的とする。
に対して十分なＰＷＭ分解能が確保できない場合にも画
質に影響のない高圧電源を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の高圧電源は、高圧トランスに接続されＰＷ
Ｍ信号に基づきスイッチングされるスイッチング素子
と、スイッチング素子に対するＰＷＭ信号を発生するＰ
ＷＭ発生手段と、高圧出力の出力値が帰還され、出力値
と高圧トランスが有するパルス幅変調比（ＰＷＭｄｕｔ
ｙ）−出力特性をもとにＰＷＭｄｕｔｙを導きデューテ
ィを制御することで、出力を目標値に近づける演算更新
を所定の周期毎に行うＣＰＵとを有し、任意の設定され
た一定周期でパルスのパルスのｏｎ比（オンデューティ
／ｏｎｄｕｔｙ）を間引くことを特徴としている。
め、本発明の高圧電源は、高圧トランスに接続されＰＷ
Ｍ信号に基づきスイッチングされるスイッチング素子
と、スイッチング素子に対するＰＷＭ信号を発生するＰ
ＷＭ発生手段と、高圧出力の出力値が帰還され、出力値
と高圧トランスが有するパルス幅変調比（ＰＷＭｄｕｔ
ｙ）−出力特性をもとにＰＷＭｄｕｔｙを導きデューテ
ィを制御することで、出力を目標値に近づける演算更新
を所定の周期毎に行うＣＰＵとを有し、任意の設定され
た一定周期でパルスのパルスのｏｎ比（オンデューティ
／ｏｎｄｕｔｙ）を間引くことを特徴としている。
【０００９】また、上記の装置がおかれている環境を把
握するための温湿度センサと、記録媒体である記録紙サ
イズを把握するための記録紙サイズセンサとをさらに備
え、得られた温湿度及び記録紙サイズ情報からＰＷＭ発
生手段のパルスのｏｎ比の間引きパターンを決定し、ス
イッチング素子を駆動するとよい。
握するための温湿度センサと、記録媒体である記録紙サ
イズを把握するための記録紙サイズセンサとをさらに備
え、得られた温湿度及び記録紙サイズ情報からＰＷＭ発
生手段のパルスのｏｎ比の間引きパターンを決定し、ス
イッチング素子を駆動するとよい。
【００１０】さらに、高圧出力中の負荷変動による出力
の変化が大きいとき、ＰＷＭ発生手段のパルスのｏｎ比
の間引きパターンを変更してスイッチング素子を駆動す
るとよい。
の変化が大きいとき、ＰＷＭ発生手段のパルスのｏｎ比
の間引きパターンを変更してスイッチング素子を駆動す
るとよい。
【００１１】なお、上記の記録紙の搬送経路途中に記録
紙の先端・後端を検出可能なセンサをさらに備え、この
センサから得られたセンサ情報から高圧電源の負荷変動
が発生するタイミングをはかり、ＰＷＭ発生手段のパル
スのｏｎ比の間引きパターンを変更してスイッチング素
子を駆動するとよい。
紙の先端・後端を検出可能なセンサをさらに備え、この
センサから得られたセンサ情報から高圧電源の負荷変動
が発生するタイミングをはかり、ＰＷＭ発生手段のパル
スのｏｎ比の間引きパターンを変更してスイッチング素
子を駆動するとよい。
【００１２】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
による高圧電源の実施の形態を詳細に説明する。図１か
ら図３を参照すると、本発明の高圧電源の一実施形態が
示されている。
による高圧電源の実施の形態を詳細に説明する。図１か
ら図３を参照すると、本発明の高圧電源の一実施形態が
示されている。
【００１３】図１に、この装置の高圧電源を制御するた
めのシステムの回路構成ブロックを記す。図１に示す本
実施形態の高圧電源は、ＣＰＵ１、ＰＷＭ発生器２、Ａ
／Ｄ変換器３、高圧トランス４、温湿度センサ５、記録
紙サイズセンサ６、レジストセンサ７を含み構成され
る。
めのシステムの回路構成ブロックを記す。図１に示す本
実施形態の高圧電源は、ＣＰＵ１、ＰＷＭ発生器２、Ａ
／Ｄ変換器３、高圧トランス４、温湿度センサ５、記録
紙サイズセンサ６、レジストセンサ７を含み構成され
る。
【００１４】ＣＰＵ１は、記録紙搬送のためのモータ制
御や各種センサの取り込み、光書き込み制御等の装置全
体の制御を行うとともに、内部にタイマ機能を備え、一
定間隔で発生するタイマ割り込み時に高圧電源の駆動条
件を演算更新する。
御や各種センサの取り込み、光書き込み制御等の装置全
体の制御を行うとともに、内部にタイマ機能を備え、一
定間隔で発生するタイマ割り込み時に高圧電源の駆動条
件を演算更新する。
【００１５】ＰＷＭ発生器２により必要な駆動条件でス
イッチングトランジスタを稼働／非稼働（ｏｎ／ｏｆ
ｆ）とさせ、高圧トランス４を駆動する。これにより高
圧出力端子に印可される出力をモニタするためＡ／Ｄ変
換器３へ帰還させ、このＡ／Ｄ変換の結果により駆動条
件をＣＰＵ１が演算更新することを高圧出力停止タイミ
ングまで繰り返し行う。
イッチングトランジスタを稼働／非稼働（ｏｎ／ｏｆ
ｆ）とさせ、高圧トランス４を駆動する。これにより高
圧出力端子に印可される出力をモニタするためＡ／Ｄ変
換器３へ帰還させ、このＡ／Ｄ変換の結果により駆動条
件をＣＰＵ１が演算更新することを高圧出力停止タイミ
ングまで繰り返し行う。
【００１６】温湿度センサ５は、この装置がおかれた環
境条件を把握するためのセンサであり、Ａ／Ｄ変換器３
により温度及び湿度を取り込む。この情報により転写ロ
ーラのインピーダンスを予測するとともに記録紙の吸湿
状態を把握することが可能になる。
境条件を把握するためのセンサであり、Ａ／Ｄ変換器３
により温度及び湿度を取り込む。この情報により転写ロ
ーラのインピーダンスを予測するとともに記録紙の吸湿
状態を把握することが可能になる。
【００１７】記録紙サイズセンサ６は、数ｂｉｔのＳＷ
によって構成され７〜８種の定型紙サイズを検知し画像
領域の設定、転写ローラに印可する高圧出力値を決定す
る。
によって構成され７〜８種の定型紙サイズを検知し画像
領域の設定、転写ローラに印可する高圧出力値を決定す
る。
【００１８】また、レジストセンサ７は記録紙が転写領
域に入る直前に配置され、画像位置合わせに使用され
る。基本的な演算更新について図２に従い説明する。
域に入る直前に配置され、画像位置合わせに使用され
る。基本的な演算更新について図２に従い説明する。
【００１９】ＣＰＵ１は、出力開始タイミング（フラグ
による判定）ならば（ステップＳ１／Ｙｅｓ）、演算更
新の同期をとるためにＣＰＵ１は内部のタイマ割り込み
（ここでは１０ｍｓ割り込み）が入ったところ（ステッ
プＳ２／Ｙｅｓ）で現在の出力をＡ／Ｄ変換によって取
り込み（ステップＳ３）、目標出力のＡ／Ｄ値との差分
を求め（ステップＳ４）、所定の演算式１に従って更新
するＰＷＭ設定値を計算し（ステップＳ５）、ＰＷＭ設
定値更新を駆動する（ステップＳ６）。これは１０ｍｓ
毎に出力が停止されるまで（ステップＳ２／Ｎｏ）、継
続して行われる（ステップＳ２〜ステップＳ７／Ｎ
ｏ）。
による判定）ならば（ステップＳ１／Ｙｅｓ）、演算更
新の同期をとるためにＣＰＵ１は内部のタイマ割り込み
（ここでは１０ｍｓ割り込み）が入ったところ（ステッ
プＳ２／Ｙｅｓ）で現在の出力をＡ／Ｄ変換によって取
り込み（ステップＳ３）、目標出力のＡ／Ｄ値との差分
を求め（ステップＳ４）、所定の演算式１に従って更新
するＰＷＭ設定値を計算し（ステップＳ５）、ＰＷＭ設
定値更新を駆動する（ステップＳ６）。これは１０ｍｓ
毎に出力が停止されるまで（ステップＳ２／Ｎｏ）、継
続して行われる（ステップＳ２〜ステップＳ７／Ｎ
ｏ）。
【００２０】計算式は上記で求めたＡ／Ｄ値の目標値と
の差分にある演算係数を掛け、現在のＰＷＭ設定値に対
して増加減する。具体的には下記の式１とする。 新ＰＷＭ設定値＝現ＰＷＭ設定値＋（Ａ／Ｄ値差分×演算係数）・・・式１
の差分にある演算係数を掛け、現在のＰＷＭ設定値に対
して増加減する。具体的には下記の式１とする。 新ＰＷＭ設定値＝現ＰＷＭ設定値＋（Ａ／Ｄ値差分×演算係数）・・・式１
【００２１】上記式１の結果、出力が目標出力に対して
小さい場合はＰＷＭｄｕｔｙのｏｎ幅が大きくなる様
に、逆に出力が目標出力に対して大きい場合はＰＷＭｄ
ｕｔｙのｏｎ幅が小さくなるように演算される。また、
Ａ／Ｄの差分が大きければＰＷＭｄｕｔｙの増減分も大
きくなり、小さければ増減分は小さく更新される。この
時ＰＷＭｄｕｔｙが小さい方向へ更新され、ＰＷＭの設
定可能な最小パルス幅が設定、駆動されても目標値に近
づかない場合の間引き制御について説明する。
小さい場合はＰＷＭｄｕｔｙのｏｎ幅が大きくなる様
に、逆に出力が目標出力に対して大きい場合はＰＷＭｄ
ｕｔｙのｏｎ幅が小さくなるように演算される。また、
Ａ／Ｄの差分が大きければＰＷＭｄｕｔｙの増減分も大
きくなり、小さければ増減分は小さく更新される。この
時ＰＷＭｄｕｔｙが小さい方向へ更新され、ＰＷＭの設
定可能な最小パルス幅が設定、駆動されても目標値に近
づかない場合の間引き制御について説明する。
【００２２】図３は、同一負荷条件時のＰＷＭｄｕｔｙ
出力特性を示したものであり、間引きを行わないときの
ｄｕｔｙ出力特性を間欠Ａとし、１／８の割合で間引き
を行った特性を間欠Ｂとし、更に１／４で間引きを行っ
たものを間欠Ｃとしたとき、同一ｄｕｔｙにおいても間
引き率により出力が異なってくる特性の形態を示してい
る。
出力特性を示したものであり、間引きを行わないときの
ｄｕｔｙ出力特性を間欠Ａとし、１／８の割合で間引き
を行った特性を間欠Ｂとし、更に１／４で間引きを行っ
たものを間欠Ｃとしたとき、同一ｄｕｔｙにおいても間
引き率により出力が異なってくる特性の形態を示してい
る。
【００２３】上記の特性の結果、ｄｕｔｙを小さくして
も目標値に届かない場合、間欠Ａ特性での最小デューテ
ィを図３中のとし、更に演算結果が小さいｄｕｔｙと
なったときに間欠Ｂ特性、つまり１／８の間引きを行っ
た状態でｄｕｔｙ更新を継続する。同様に間欠Ｂでの最
小ｄｕｔｙをとし、更に演算結果が小さいｄｕｔｙと
なったときに間欠Ｃ特性、つまり１／４間引きを行った
状態でｄｕｔｙ更新を継続する。つまり設定可能な最小
パルス幅は、１／４間引きを行った状態でのｄｕｔｙ
となる。
も目標値に届かない場合、間欠Ａ特性での最小デューテ
ィを図３中のとし、更に演算結果が小さいｄｕｔｙと
なったときに間欠Ｂ特性、つまり１／８の間引きを行っ
た状態でｄｕｔｙ更新を継続する。同様に間欠Ｂでの最
小ｄｕｔｙをとし、更に演算結果が小さいｄｕｔｙと
なったときに間欠Ｃ特性、つまり１／４間引きを行った
状態でｄｕｔｙ更新を継続する。つまり設定可能な最小
パルス幅は、１／４間引きを行った状態でのｄｕｔｙ
となる。
【００２４】この間引き率は、任意の率を設定できる構
成なっていれば環境条件や記録紙サイズによって設定す
ることで最適な制御が可能となる。また、逆に間欠Ｃで
の駆動から演算結果が大きいｄｕｔｙとなった場合、ｄ
ｕｔｙとなったら間欠Ｂのｄｕｔｙへ移行し、間欠
Ｂでのｄｕｔｙになったら間欠Ａのｄｕｔｙへ移行
し、演算更新を継続する。
成なっていれば環境条件や記録紙サイズによって設定す
ることで最適な制御が可能となる。また、逆に間欠Ｃで
の駆動から演算結果が大きいｄｕｔｙとなった場合、ｄ
ｕｔｙとなったら間欠Ｂのｄｕｔｙへ移行し、間欠
Ｂでのｄｕｔｙになったら間欠Ａのｄｕｔｙへ移行
し、演算更新を継続する。
【００２５】また、記録動作中の急激な負荷変動が発生
した場合には帰還信号の変化量を算出し、ある値以上に
変化した場合は間欠Ａから間欠Ｃ、もしくは間欠Ｃから
間欠Ａの同一ｄｕｔｙへ移行することで急激な負荷変動
にも追従が可能になる。
した場合には帰還信号の変化量を算出し、ある値以上に
変化した場合は間欠Ａから間欠Ｃ、もしくは間欠Ｃから
間欠Ａの同一ｄｕｔｙへ移行することで急激な負荷変動
にも追従が可能になる。
【００２６】記録紙やローラ自体に依存する高圧負荷は
環境条件が影響するため、温湿度センサからの情報によ
って駆動開始から間欠モードで行うことで、負荷に合っ
た最適な演算制御が可能になり、出力の目標値への収束
も早くなる。同様に、記録紙サイズによって設定出力値
が異なるとともにサイズにより高圧負荷が大きく違って
くる。このように温湿度・記録紙サイズの組み合わせに
より高圧電源の負荷範囲としては広領域となってくる
が、出力値の小さい場合に間引き率によって制御し、環
境・サイズにより負荷領域を予測し、最適な間引きを行
う。また、紙転写については記録紙がローラに噛んだ時
点から急激に高圧負荷が変化する。
環境条件が影響するため、温湿度センサからの情報によ
って駆動開始から間欠モードで行うことで、負荷に合っ
た最適な演算制御が可能になり、出力の目標値への収束
も早くなる。同様に、記録紙サイズによって設定出力値
が異なるとともにサイズにより高圧負荷が大きく違って
くる。このように温湿度・記録紙サイズの組み合わせに
より高圧電源の負荷範囲としては広領域となってくる
が、出力値の小さい場合に間引き率によって制御し、環
境・サイズにより負荷領域を予測し、最適な間引きを行
う。また、紙転写については記録紙がローラに噛んだ時
点から急激に高圧負荷が変化する。
【００２７】この場合、間欠制御を行った状態で急激な
負荷変動が発生すると間欠モードを移行していく時間が
かかり、追従しきれないと画像に影響してしまう。この
ため、レジストセンサにより記録紙の先端・後端を検知
することでそこからかかる時間を予測し、間欠モードを
切替えて負荷変動に追従しやすくする。
負荷変動が発生すると間欠モードを移行していく時間が
かかり、追従しきれないと画像に影響してしまう。この
ため、レジストセンサにより記録紙の先端・後端を検知
することでそこからかかる時間を予測し、間欠モードを
切替えて負荷変動に追従しやすくする。
【００２８】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
１記載の発明は、ＰＷＭパルスを一定周期で間引いて駆
動する構成にし、ＰＷＭ最小の分可能以下で制御可能と
した。このため、広範囲の負荷に追従可能になり、安価
な方法で画質を向上させるための高圧を発生できる。
１記載の発明は、ＰＷＭパルスを一定周期で間引いて駆
動する構成にし、ＰＷＭ最小の分可能以下で制御可能と
した。このため、広範囲の負荷に追従可能になり、安価
な方法で画質を向上させるための高圧を発生できる。
【００２９】請求項２記載の発明では、環境や記録紙の
状態により間引き率を変更し制御するため、起動特性や
負荷変動に追従に適した制御が可能になり、安価な方法
で画質を向上させるための高圧を発生できる。
状態により間引き率を変更し制御するため、起動特性や
負荷変動に追従に適した制御が可能になり、安価な方法
で画質を向上させるための高圧を発生できる。
【００３０】請求項３記載の発明では、ＰＷＭｄｕｔｙ
出力特性の動作特性を数種類備え、負荷変動が大きいと
きには動作特性を切り替え演算更新するので、追従性の
よい制御が可能となる。
出力特性の動作特性を数種類備え、負荷変動が大きいと
きには動作特性を切り替え演算更新するので、追従性の
よい制御が可能となる。
【００３１】請求項４記載の発明では、記録紙の先端・
後端を検知する手段により、負荷変動が大きいタイミン
グに動作特性を切り替え演算更新するので、追従性のよ
い制御が可能となる。
後端を検知する手段により、負荷変動が大きいタイミン
グに動作特性を切り替え演算更新するので、追従性のよ
い制御が可能となる。
【図１】本発明の高圧電源の実施形態を示す回路構成ブ
ロック図である。
ロック図である。
【図２】動作例を示すフローチャートである。
【図３】同一負荷条件時のＰＷＭｄｕｔｙ−出力特性を
示した図である。
示した図である。
１ ＣＰＵ ２ ＰＷＭ発生器 ３ Ａ／Ｄ変換器 ４ 高圧トランス ５ 温湿度センサ ６ 記録紙サイズセンサ ７ レジストセンサ
Claims (4)
- 【請求項１】 高圧トランスに接続されパルス幅変調
（ＰＷＭ）信号に基づきスイッチングされるスイッチン
グ素子と、 前記スイッチング素子に対するパルス幅変調信号を発生
するＰＷＭ発生手段と、 高圧出力の出力値が帰還され、前記出力値と高圧トラン
スが有するパルス幅変調比−出力特性をもとにパルス幅
変調比を導き該パルス幅変調比を制御することで、出力
を目標値に近づける演算更新を所定の周期毎に行うＣＰ
Ｕとを有し、 任意の設定された一定周期でパルスのｏｎ比（オンデュ
ーティ／ｏｎｄｕｔｙ）を間引くことを特徴とする高圧
電源。 - 【請求項２】 装置がおかれている環境を把握するため
の温湿度センサと、記録媒体である記録紙サイズを把握
するための記録紙サイズセンサとをさらに備え、得られ
た温湿度及び記録紙サイズ情報から前記ＰＷＭ発生手段
のｏｎデューティの間引きパターンを決定し、スイッチ
ング素子を駆動することを特徴とする請求項１記載の高
圧電源。 - 【請求項３】 高圧出力中の負荷変動による出力の変化
が大きいとき、前記パルス幅変調（ＰＷＭ）発生手段の
前記パルスのｏｎ比の間引きパターンを変更してスイッ
チング素子を駆動することを特徴とする請求項１または
２記載の高圧電源。 - 【請求項４】 記録紙の搬送経路途中に記録紙の先端・
後端を検出するセンサをさらに備え、該センサから得ら
れたセンサ情報から高圧電源の負荷変動が発生するタイ
ミングをはかり、前記パルス幅変調発生手段のパルスの
ｏｎ比の間引きパターンを変更してスイッチング素子を
駆動することを特徴とする請求項１から３の何れか１項
に記載の高圧電源。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000353506A JP2002165450A (ja) | 2000-11-20 | 2000-11-20 | 高圧電源 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000353506A JP2002165450A (ja) | 2000-11-20 | 2000-11-20 | 高圧電源 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002165450A true JP2002165450A (ja) | 2002-06-07 |
Family
ID=18826263
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000353506A Withdrawn JP2002165450A (ja) | 2000-11-20 | 2000-11-20 | 高圧電源 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002165450A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004055964A1 (en) * | 2002-12-13 | 2004-07-01 | Orr Raymond K | Digital programmable pulse modulator with digital frequency control |
| JP2007020367A (ja) * | 2005-07-11 | 2007-01-25 | Brother Ind Ltd | 電源装置及び電力調節方法 |
| JP2007043852A (ja) * | 2005-08-04 | 2007-02-15 | Toyota Industries Corp | Ｄｃ−ｄｃコンバータの制御方法、制御プログラムおよび制御回路 |
| US7362591B2 (en) | 2005-07-12 | 2008-04-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Power supply device and image forming apparatus |
| JP2008199741A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | Sanyo Electric Co Ltd | スイッチング電源回路 |
| JP2010066398A (ja) * | 2008-09-09 | 2010-03-25 | Ricoh Co Ltd | 高圧電源装置、画像形成装置、高圧電源制御方法、画像形成制御方法、高圧電源制御プログラム、画像形成制御プログラム及び記録媒体 |
| CN111740617A (zh) * | 2020-06-17 | 2020-10-02 | 中国科学院合肥物质科学研究院 | 一种用于psm高压电源模块最优加载时间间隔的控制方法 |
-
2000
- 2000-11-20 JP JP2000353506A patent/JP2002165450A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004055964A1 (en) * | 2002-12-13 | 2004-07-01 | Orr Raymond K | Digital programmable pulse modulator with digital frequency control |
| JP2007020367A (ja) * | 2005-07-11 | 2007-01-25 | Brother Ind Ltd | 電源装置及び電力調節方法 |
| US7499292B2 (en) | 2005-07-11 | 2009-03-03 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Power device and power adjusting method |
| US7362591B2 (en) | 2005-07-12 | 2008-04-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Power supply device and image forming apparatus |
| JP2007043852A (ja) * | 2005-08-04 | 2007-02-15 | Toyota Industries Corp | Ｄｃ−ｄｃコンバータの制御方法、制御プログラムおよび制御回路 |
| JP2008199741A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | Sanyo Electric Co Ltd | スイッチング電源回路 |
| JP2010066398A (ja) * | 2008-09-09 | 2010-03-25 | Ricoh Co Ltd | 高圧電源装置、画像形成装置、高圧電源制御方法、画像形成制御方法、高圧電源制御プログラム、画像形成制御プログラム及び記録媒体 |
| CN111740617A (zh) * | 2020-06-17 | 2020-10-02 | 中国科学院合肥物质科学研究院 | 一种用于psm高压电源模块最优加载时间间隔的控制方法 |
| CN111740617B (zh) * | 2020-06-17 | 2023-12-12 | 中国科学院合肥物质科学研究院 | 一种用于psm高压电源模块最优加载时间间隔的控制方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5682575A (en) | Electrophotographic recording apparatus having transfer voltage control device | |
| US20050235652A1 (en) | Cooling apparatus, cooling method, program, computer readable information recording medium and electronic apparatus | |
| JP5838808B2 (ja) | 電源装置、画像形成装置 | |
| JP2011057412A (ja) | 搬送装置、画像形成装置、被搬送媒体搬送方法、プログラム | |
| US20090052932A1 (en) | Image forming apparatus and high voltage output power source | |
| JP2002165450A (ja) | 高圧電源 | |
| JP2000098799A (ja) | 定着装置用加熱装置及び画像形成装置 | |
| JP2004088965A (ja) | 高圧電源 | |
| JP3423152B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| JP5458578B2 (ja) | 電源装置および画像形成装置 | |
| JP2002262566A (ja) | 高圧電源装置 | |
| JP2004184601A (ja) | 画像記録装置 | |
| JP2002058241A (ja) | 高圧電源装置 | |
| US6788906B2 (en) | Fusing device, heat generating device, image forming device and temperature control method | |
| US20110222895A1 (en) | Image formation apparatus, image formation system, and output control method | |
| JP2006195294A (ja) | 画像形成装置及び画像定着方法 | |
| JPH11231752A (ja) | 画像形成装置 | |
| JP2003153533A (ja) | 高圧電源 | |
| EP3496262A1 (en) | Conveying driving device, conveying driving device control method and program, motor drive current setting table generating method and program, image forming apparatus, and image forming apparatus control method and program | |
| JP2002333785A (ja) | 紙転写高圧電源の駆動装置および駆動方法 | |
| JP4215321B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| JPH0993921A (ja) | 電源装置 | |
| JP5569240B2 (ja) | 画像形成装置、同装置におけるクラッチの制御方法及び制御プログラム | |
| JP3737559B2 (ja) | プリンタ装置及びその電源回路 | |
| JP2002281755A (ja) | 高圧電源 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050126 |
|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050309 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070706 |