JP2003029111A - 光ファイバユニットのケーブルシース工程時の伝送損失シミュレート方法 - Google Patents

光ファイバユニットのケーブルシース工程時の伝送損失シミュレート方法

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JP2003029111A
JP2003029111A JP2001220308A JP2001220308A JP2003029111A JP 2003029111 A JP2003029111 A JP 2003029111A JP 2001220308 A JP2001220308 A JP 2001220308A JP 2001220308 A JP2001220308 A JP 2001220308A JP 2003029111 A JP2003029111 A JP 2003029111A
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JP
Japan
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optical fiber
fiber unit
transmission loss
cable sheath
simulation method
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JP2001220308A
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English (en)
Inventor
Takeshi Katsumata
健 勝亦
Tetsuo Hayano
哲雄 早野
Keiko Mitsuhashi
恵子 三ッ橋
Takeshi Shimomichi
毅 下道
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバユニットのケーブルシース工程時
の伝送損失を近似的に求めることのできるシミュレート
方法を提供する。 【解決手段】 抗張力線3の周囲に複数本の光ファイバ
素線5を撚り合わせ、この抗張力線3と複数本の光ファ
イバ素線5とを紫外線硬化樹脂により一体化した一体化
層7の外周面にオーバーコート層9を備えた光ファイバ
ユニット1の外周面に、ガラス繊維テープ11をテープ
幅の約1/2ピッチで巻き付け、この状態において前記
光ファイバユニット1を所定時間高温に加熱し解放した
後、当該光ファイバユニット1の伝送損失を測定する光
ファイバユニットのケーブルシース工程時の伝送損失シ
ミュレート方法である。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバユニッ
トのケーブルシース工程時の伝送損失をシミュレートす
る方法に係り、さらに詳細には、抗張力線の周囲に複数
本の光ファイバ素線を撚り合わせ、この抗張力線と複数
本の光ファイバ素線とを紫外線硬化樹脂により一体化し
た一体化層の外周面にオーバーコート層を備えた光ファ
イバユニットのケーブルシース工程時の伝送損失をシミ
ュレートする方法に関する。 【0002】 【従来の技術】複数本の光ファイバ素線を抗張力線の周
囲に撚り合わせ、この抗張力線と複数本の光ファイバ素
線とを紫外線硬化樹脂により一体化した一体化層の外周
面にオーバーコート層を設けた構成の光ファイバユニッ
トがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記構成のごとき光フ
ァイバユニットにケーブルシースを行うときには、上記
光ファイバユニットには高熱及び圧力が同時に加わり、
ケーブルシース工程前よりも伝送損失が増加することが
ある。このケーブルシース工程時の伝送損失の試験を行
う場合、従来は光ファイバユニットに高熱と圧力を同時
に加えることが難しく、圧力を加える水圧試験と高熱を
加える高温試験とは別工程で行われていた。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は前述のごとき従
来の問題に鑑みてなされたもので、光ファイバユニット
に熱と圧力とを同時に加えるために、抗張力線の周囲に
複数本の光ファイバ素線を撚り合わせ、この抗張力線と
複数本の光ファイバ素線とを紫外線硬化樹脂によって一
体化した一体化層の外周面にオーバーコート層を備えた
光ファイバユニットの外周面に、ガラス繊維テープをテ
ープ幅の約1/2ピッチで巻き付け、この状態において
前記光ファイバユニットを所定時間高温に加熱し解放し
た後、当該光ファイバユニットの伝送損失を測定する光
ファイバユニットのケーブルシース工程時の伝送損失シ
ミュレート方法である。 【0005】 【発明の実施の形態】以下図面を用いて説明するに、本
発明において対象とする光ファイバユニット1は、銅メ
ッキ鋼線からなる抗張力線3の周囲に複数本の光ファイ
バ素線5を撚り合わせてある。上記抗張力線3の直径は
0.75mm、前記光ファイバ素線5の直径は0.4m
mであり、この抗張力線3及び複数本の光ファイバ素線
5は、紫外線硬化樹脂よりなる一体化層7により一体化
してある。そして、この一体化層7の外周面にはオーバ
ーコート層9が備えられており、その外径は2.77m
mである。 【0006】前記オーバーコート層9は、前記一体化層
7のヤング率よりも高ヤング率の紫外線硬化樹脂よりな
るものである。 【0007】上記構成の光ファイバユニット1にケーブ
ルシース工程を施すと、光ファイバユニット1に高熱と
圧力とが同時に加えられ、ケーブルシース工程後には伝
送損失が増加する場合がある。 【0008】従来の水圧試験や高温試験では高熱と圧力
とを同時に加えることができないので、ケーブルシース
工程時の伝送損失をシミュレートすることはできなかっ
た。 【0009】そこで、本実施の形態においては、線膨張
係数の小さいガラス繊維テープ11を、当該テープ11
の幅の約1/2が重なり合うようにテープ幅の約1/2
ピッチで前記光ファイバユニット1の外周面に強く巻き
付けて予め所為の圧力を付与し、この状態において光フ
ァイバ11を高温に加熱し解放後に伝送損失を測定した
結果は表1に示すとおりであった。 【0010】 【表1】 表1において、実施例1は前述のごとく光ファイバユニ
ット1にガラス繊維テープ11を巻き付けて、光ファイ
バユニット1内の平均温度が90℃になるまで加熱し、
その後に室温に冷却するまで解放して伝送損失を測定し
たものである。 【0011】実施例2は、実施例1と同一構成とした光
ファイバユニットを恒温槽内において150℃に30分
間加熱し、その後に室温に冷却するまで解放して伝送損
失を測定したものである。 【0012】実施例3は、実施例1と同一構成とした光
ファイバユニットを恒温槽内で150℃に1時間加熱
し、その後に室温に冷却するまで解放し伝送損失を測定
したものである。 【0013】従来の水圧試験及び高温試験は、実施例1
と同一構成とした光ファイバユニットを用いて従来同様
の水圧試験及び高温試験において伝送損失を測定したも
のである。 【0014】ケーブルシース工程は、実施例1と同一構
成とした光ファイバユニットに実際にケーブルシースを
行った後に伝送損失を測定したものである。 【0015】上記測定結果より理解されるように、ケー
ブルシース工程時の伝送損失と実施例1,2,3の伝送
損失は、水圧試験,高温試験の伝送損失と比較して近似
していることがわかる。 【0016】したがって、光ファイバユニットにガラス
繊維テープを1/2ピッチで巻き付けて高温に適正時間
加熱して室温になるまで解放して伝送損失を測定するこ
とにより、ケーブルシース工程時の伝送損失を近似的に
求めることができるものである。 【0017】 【発明の効果】以上のごとき説明より理解されるよう
に、光ファイバユニットの外周面にガラス繊維テープを
巻き付けて高温に加熱し、室温になるまで解放して伝送
損失を測定することにより、光ファイバユニットのケー
ブルシース工程時の伝送損失を近似的に求めることがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】光ファイバユニットの断面説明図である。 【符号の説明】 1 光ファイバユニット 3 抗張力線 5 光ファイバ素線 7 一体化層 9 オーバーコート層 11 ガラス繊維テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三ッ橋 恵子 千葉県佐倉市六崎1440 株式会社フジクラ 佐倉事業所内 (72)発明者 下道 毅 千葉県佐倉市六崎1440 株式会社フジクラ 佐倉事業所内 Fターム(参考) 2H001 BB06 DD04 DD09 DD23 KK06 KK22 MM00

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 抗張力線の周囲に複数本の光ファイバ素
    線を撚り合わせ、この抗張力線と複数本の光ファイバ素
    線とを紫外線硬化樹脂により一体化した一体化層の外周
    面にオーバーコート層を備えた光ファイバユニットのケ
    ーブルシース工程時の伝送損失をシミュレートする方法
    において、前記光ファイバユニットの外周面に、ガラス
    繊維テープをテープ幅の約1/2ピッチで巻き付け、こ
    の状態において前記光ファイバユニットを所定時間高温
    に加熱し解放した後、当該光ファイバユニットの伝送損
    失を測定することを特徴とする光ファイバユニットのケ
    ーブルシース工程時の伝送損失シミュレート方法。
JP2001220308A 2001-07-19 2001-07-19 光ファイバユニットのケーブルシース工程時の伝送損失シミュレート方法 Pending JP2003029111A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110362880A (zh) * 2019-06-25 2019-10-22 西安交通大学 一种oplc缆中光纤衰减特性多物理场仿真建模方法

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