JPH05221694A - 光ファイバテープ心線の製造方法 - Google Patents

光ファイバテープ心線の製造方法

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JPH05221694A
JPH05221694A JP4025492A JP2549292A JPH05221694A JP H05221694 A JPH05221694 A JP H05221694A JP 4025492 A JP4025492 A JP 4025492A JP 2549292 A JP2549292 A JP 2549292A JP H05221694 A JPH05221694 A JP H05221694A
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JP
Japan
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optical fiber
coating
die
coating die
tape core
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Pending
Application number
JP4025492A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyoshi Ishida
克義 石田
Kazunaga Kobayashi
和永 小林
Naoki Okada
直樹 岡田
Yutaka Kurosawa
豊 黒沢
Shinji Araki
真治 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C25/00Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags
    • C03C25/10Coating
    • C03C25/12General methods of coating; Devices therefor
    • C03C25/18Extrusion

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ファイバ素線と光ファイバ素線との間に存
在する空気に起因して生ずる気泡が被覆層中に残ること
を極少にし、温度特性の優れた光ファイバテープ心線が
得られるようにする。 【構成】 コーティングダイス6に複数の方形状のニッ
プル孔8・・・を形成し、これらニップル孔8・・・のそれぞ
れに、平行かつ一列に並べた複数本の光ファイバ素線4
を単心入線してコーティングダイス6内に導入し、この
コーティングダイス6内に供給される被覆材で上記光フ
ァイバ素線4をテープ状に一括被覆した後、硬化装置に
て上記被覆材を硬化させて光ファイバテープ心線とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数本の光ファイバ素線
をテープ状に一体化した光ファイバテープ心線の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より光ファイバ素線をケーブル内に
極めて高密度に収納するために、複数本の光ファイバ素
線をテープ状に一体化した光ファイバテープ心線を多数
積層し、さらにこの積層体を複数個集合させ、これらを
被覆してケーブルを構成する方法が行なわれている。
【0003】このような用途に用いられる光ファイバテ
ープ心線は、外径125μmの光ファイバ裸線に一次被
覆および二次被覆を施して得られた外径200μmの光
ファイバ素線を用いて、概略次のような方法で製造され
ている。
【0004】まず、平行かつ一列に並べられた複数本の
光ファイバ素線がコーティングダイス内に導入されて長
円形のダイス孔より押し出される過程で、このコーティ
ングダイスに満たされた被覆材にて周上を一括的に被覆
される。
【0005】次いで、被覆された光ファイバ素線は、コ
ーティングダイスの後工程として設けられた硬化装置に
導入され、この硬化装置内を走行する過程で上記被覆材
が硬化されて被覆層が形成され、光ファイバテープ心線
とされる。
【0006】しかしながら、このような光ファイバテー
プ心線の製造方法では、平行かつ一列に並べられた複数
本の光ファイバ素線をコーティングダイス内に導入する
際、一つの長円状のニップル孔から一括して入線するた
め、光ファイバ素線と光ファイバ素線との間に存在する
空気が光ファイバ素線と一緒にコーティングダイス内の
被覆材中に入り、この被覆材が硬化しても光ファイバテ
ープ心線の被覆層中に気泡として残ってしまっていた。
このような気泡が被覆層中にあると、光ファイバは側方
に曲げられてマイクロベンドを受け、温度特性において
損失増加を引き起こしてしまうという欠点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明おける
課題は、光ファイバ素線と光ファイバ素線との間に存在
する空気に起因して生ずる気泡が被覆層中に残ることを
極少にし、温度特性の優れた光ファイバテープ心線の製
造方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、複数本の
光ファイバ素線をテープ状に一括被覆するコーティング
ダイスに複数のニップル孔を形成し、これらニップル孔
のそれぞれに前記光ファイバ素線を単心入線することで
解決される。
【0009】
【実施例】以下、この発明を詳しく説明する。ここでは
一実施例として図1に示すような、外径125μmの光
ファイバ裸線1に一次被覆2および二次被覆3を施して
得られた外径200μmの光ファイバ素線4を用いた8
心の光ファイバテープ心線5を製造する方法について説
明する。
【0010】図2は本発明の製造方法を実施するため好
適に用いられるコーティングダイスの説明図である。
【0011】まず、光ファイバ裸線1に一次被覆2およ
び二次被覆3が施された8本の光ファイバ素線4を用意
する。一次被覆2および二次被覆3をなすものとして
は、紫外線硬化型樹脂が好適に用いられ、この紫外線硬
化型樹脂としては、ウレタンアクリレート系、エポキシ
アクリレート系、ブタジエンアクリレート系、シリコー
ンアクリレート系等の樹脂が好ましい。
【0012】次に、これらの光ファイバ素線4を平行か
つ一列に並べた状態でコーティングダイス6内に送り込
む。
【0013】この例で用いられるコーティングダイス6
は、その一面に一つの樹脂供給孔7が開口しており、こ
の樹脂供給孔7から上記光ファイバ素線4をテープ状に
一括被覆するための被覆材が供給されコーティングダイ
ス6内を満たしている。また、コーティングダイス6の
一側面に一つのダイス孔が開口し、これに相対する側面
に8個のニップル孔8・・・が別個に開口している。これ
らニップル孔8・・・は、コーティングダイス6の内部に
おいて、途中より一つに合流し、上記ダイス孔に連通す
るようになっている。
【0014】上記ニップル孔8・・・は、図2に示すよう
に方形状で、コーティングダイス6の側面に等間隔で複
数個(図面では8個)形成されている。隣合うニップル
孔8の中心と中心との距離aは、0.3mm程度になっ
ている。また、これらニップル孔8・・・の形状はこの他
にも光ファイバ素線4と光ファイバ素線4との間に存在
する空気が光ファイバ素線4と一緒にコーティングダイ
ス6内の被覆材中に入ることを妨げることができる任意
の形状でよい。
【0015】平行かつ一列に並べた光ファイバ素線4を
上記コーティングダイス6内に送り込む際、上記ニップ
ル孔8・・・のそれぞれに光ファイバ素線4を一本ずつ入
線する。そして、光ファイバ素線4は、コーティングダ
イス6内に満たされた被覆材でその周上が一括被覆され
ダイス孔より押し出される。この被覆材としては紫外線
硬化型樹脂が好適に用いられ、例えばウレタンアクリレ
ート系、エポキシアクリレート系、ブタジエンアクリレ
ート系、シリコーンアクリレート系等の樹脂が好まし
い。
【0016】ついで、ダイス孔より押出された光ファイ
バ素線4を、被覆材樹脂の流動性や表面張力などにより
表面の凹凸が緩和されつつ、コーティングダイス6の後
工程として設けられている硬化装置内に挿通することに
よって周上の被覆材を硬化して被覆層9を形成し、光フ
ァイバテープ心線5とする。この硬化装置は被覆材とし
て紫外線硬化型樹脂を用いる場合には、紫外線照射装置
であり、紫外線を照射して被覆材を硬化させるものであ
る。
【0017】このように本実施例では、コーティングダ
イス6に複数のニップル孔8・・・を形成し、これらニッ
プル孔8・・・のそれぞれに前記光ファイバ素線4を単心
入線するので、光ファイバ素線4と光ファイバ素線4と
の間に存在する空気が光ファイバ素線4と一緒にコーテ
ィングダイス6内の被覆材中に入ることが少なくなり、
光ファイバテープ心線5の被覆層9中に気泡が残ること
を極少することが可能となり、温度特性の優れた光ファ
イバテープ心線5を得ることができる。また、光ファイ
バテープ心線5の被覆層9中に気泡が残ることが極少に
なるので、光ファイバテープ心線5中の光ファイバ素線
4の配列が良くなる。コーティングダイス6内で光ファ
イバ素線4にかかる応力が一様となり光ファイバテープ
心線5中の光ファイバ素線4の曲がりが防ぐことができ
る。さらに、長手方向における寸法の変動がなくなり、
一様な寸法の光ファイバテープ心線5を製造することが
できる。
【0018】(実施例)外径125μmの光ファイバ裸
線1に、エポキシアクリレート系紫外線硬化型樹脂から
なる一次被覆2と二次被覆3とを施し外径200μmの
図1と同様の光ファイバ素線4を形成した。
【0019】一方、一つの樹脂供給孔7と、一つのダイ
ス孔と、8個の方形状のニップル孔8とを形成した図2
と同様のコーティングダイス6を用意した。上記ニップ
ル孔8・・・は、隣合うニップル孔8の中心と中心との距
離aが0.3mmであった。そして、上記コーティング
ダイス6に樹脂供給孔7からエポキシアクリレート系紫
外線硬化型樹脂を満たした。
【0020】上記の光ファイバ素線4を8本用意して、
これらを平行かつ一列にならべ、上記ニップル孔8・・・
のそれぞれに光ファイバ素線4を一本づつ入線した。こ
の後、ダイス孔から押し出されてくる一括被覆された光
ファイバ素線4を紫外線照射装置内を挿通させ、紫外線
を照射して周上の被覆材を硬化して、光ファイバテープ
心線5を得た。この光ファイバテープ心線5の幅Wは
1.8mmであった。また、被覆層9の厚さbは5μm
であった。
【0021】(比較例)実施例において、大きな長円状
のニップル孔を一つのみ形成したものを用い、8本の光
ファイバ素線4を一括して入線した以外は同様にして光
ファイバテープ心線を得た。
【0022】(試験例)実施例および比較例で得られた
光ファイバテープ心線をそれぞれ500mの束にしてオ
ーブン中に入れヒートサイクル試験を行なった。このヒ
ートサイクル試験では、温度範囲を−40℃〜60℃で
変化させた時の光損失のロス増を測定した。その結果を
図3に示す。測定の際の測定波長は、1.55μmとし
た。図3において曲線は実施例で得られた光ファイバ
テープ心線、曲線は比較例で得られた光ファイバテー
プ心線を表す。
【0023】図3に示した結果から明らかなように、本
発明の実施例によって得られる光ファイバテープ心線は
光損失のロス増が少なく、温度特性が優れていることが
確認でき、被覆層中の気泡低減の効果がみられた。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光ファイバ
テープ心線の製造方法においては、複数本の光ファイバ
素線をテープ状に一括被覆するコーティングダイスに複
数のニップル孔を形成し、これらニップル孔のそれぞれ
に前記光ファイバ素線を単心入線するので、光ファイバ
素線と光ファイバ素線との間に存在する空気が光ファイ
バ素線と一緒にコーティングダイス内の被覆材中に入る
ことが少なくなり、光ファイバテープ心線の被覆層中に
気泡が残ることを極少することが可能となり、温度特性
の優れた光ファイバテープ心線を得ることができる。ま
た、光ファイバテープ心線の被覆層中に気泡が残ること
が極少になるので、光ファイバテープ心線中の光ファイ
バ素線の配列が良くなる。コーティングダイス内で光フ
ァイバ素線にかかる応力が一様となり光ファイバテープ
心線中の光ファイバ素線の曲がりが防ぐことができる。
さらに、長手方向における寸法の変動がなくなり、一様
な寸法の光ファイバテープ心線を製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法に係わる光ファイバテープ心
線の一例を示す断面図である。
【図2】コーティングダイスの例の説明図である。
【図3】光ファイバテープ心線の温度変化とロス増との
関係を示したグラフである。
【符号の説明】
4 光ファイバ素線 5 光ファイバテープ心線 6 コーティングダイス 8 ニップル孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒沢 豊 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株式 会社佐倉工場内 (72)発明者 荒木 真治 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株式 会社佐倉工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の光ファイバ素線を平行かつ一列
    に並べた状態でコーティングダイス内に送り込み、上記
    コーティングダイスに供給される被覆材で上記光ファイ
    バ素線をテープ状に一括被覆した後、硬化装置にて上記
    被覆材を硬化させて一体化する光ファイバテープ心線の
    製造方法において、コーティングダイスに複数のニップ
    ル孔を形成し、これらニップル孔のそれぞれに前記光フ
    ァイバ素線を単心入線することを特徴とする光ファイバ
    テープ心線の製造方法。
JP4025492A 1992-02-12 1992-02-12 光ファイバテープ心線の製造方法 Pending JPH05221694A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1132244C (zh) * 1996-07-03 2003-12-24 精工爱普生株式会社 树脂封装型半导体装置及其制造方法
US7445832B2 (en) 2000-12-25 2008-11-04 Ngk Insulators, Ltd. Ribboned polarization-maintaining fiber and manufacturing method therefor, and polarization-maintaining optical fiber array using the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1132244C (zh) * 1996-07-03 2003-12-24 精工爱普生株式会社 树脂封装型半导体装置及其制造方法
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