JP2003028964A - 画像記録方法および装置並びに画像記録媒体 - Google Patents

画像記録方法および装置並びに画像記録媒体

Info

Publication number
JP2003028964A
JP2003028964A JP2002134949A JP2002134949A JP2003028964A JP 2003028964 A JP2003028964 A JP 2003028964A JP 2002134949 A JP2002134949 A JP 2002134949A JP 2002134949 A JP2002134949 A JP 2002134949A JP 2003028964 A JP2003028964 A JP 2003028964A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
stripe
recording
electromagnetic wave
stripe electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002134949A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4091334B2 (ja
Inventor
Shinji Imai
真二 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2002134949A priority Critical patent/JP4091334B2/ja
Publication of JP2003028964A publication Critical patent/JP2003028964A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4091334B2 publication Critical patent/JP4091334B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 読取用の電磁波が照射される電極層が読取用
の電磁波を透過する第1ストライプ電極と読取用の電磁
波を遮断する第2ストライプ電極とが交互に配列されて
なる放射線固体検出器において、放射線画像の記録の
際、直流電圧印加による第1ストライプ電極および第2
ストライプ電極の放電破壊を回避する。 【解決手段】 放射線固体検出器20を用いて放射線画
像の記記録を行なう場合、第1ストライプ電極26およ
び第2ストライプ電極27の少なくとも一方と第1の電
極層21との間に印加する直流電圧の印加の際、直流電
圧の立ち上がりおよび立ち下がりに経時変化をもたせる
ことにより、直流電圧の印加による各ストライプ電極に
流れる電流を小さくし、各ストライプ電極の開放端部と
その開放端部と隣接する第1ストライプ電極26または
第2ストライプ電極27との間に生じる電位差を小さく
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照射された記録用
の電磁波に応じた量の電荷を潜像電荷として蓄積する蓄
電部を有する画像記録媒体を用いて画像を静電潜像とし
て記録する放射線画像記録装置、並びに画像記録媒体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、照射された記録用の電磁波に
応じた量の電荷を潜像電荷として蓄積する蓄電部を有す
る画像記録媒体として、例えば、医療用放射線撮影等に
おいて、被験者の受ける被爆線量の減少、診断性能の向
上等のために、X線等の放射線に感応するセレン板等の
光導電体を有する放射線固体検出器(静電記録体)を用
い、該検出器に放射線を照射し、照射された放射線の線
量に応じた量の電荷を検出器内の蓄電部に蓄積せしめる
ことにより、放射線画像を静電潜像として記録すると共
に、レーザビーム或いはライン光で放射線画像が記録さ
れた検出器を走査することにより、前記検出器から放射
線画像を読み取る方法が知られている(例えば、米国特
許第4535468号明細書等)。
【0003】本願出願人は、特開2000-284056号公報に
おいて読出しの高速応答性と効率的な信号電荷の取り出
しを両立させることを可能ならしめる放射線固体検出器
を提案している。この特開2000−284056号公報に記載の
放射線固体検出器は、記録用の放射線または放射線の励
起により発せられる光に対して透過性を有する第1の電
極層、記録用の放射線または前記光の照射を受けること
により導電性を呈する記録用光導電層、照射された放射
線の線量に応じた量の電荷を潜像電荷として蓄積する蓄
電部、読取用の電磁波の照射を受けることにより導電性
を呈する読取用光導電層、読取用の電磁波が照射される
第2の電極層を、この順に有して成り、第2の電極層
が、読取用の電磁波を透過する多数の線状電極からなる
第1ストライプ電極と、読取用の電磁波を遮光する第2
ストライプ電極とを有し、第1ストライプ電極と第2ス
トライプ電極とが交互に略平行に配列されてなるもので
ある。
【0004】上記放射線固体検出器においては、第1の
電極層が負の電位、第2の電極層が正の電位となるよう
に電圧が印加された状態で被写体を透過した放射線が上
記放射線固体検出器の第1の電極層に照射されると、第
1の電極層を透過した放射線の照射により記録用光導電
層において放射線の線量に応じた電荷対が発生し、負の
電荷が蓄電部に潜像電荷として蓄積され、放射線画像が
静電潜像として記録される。また、このとき、第1スト
ライプ電極と第2ストライプ電極とを接続して同電位と
し記録を行うと潜像電荷は両電極に対応する位置の蓄電
部に蓄積される。
【0005】そして、上記放射線固体検出器の第2の電
極層に読取用の電磁波が照射されると、この電磁波は第
1ストライプ電極を透過して読取用光導電層に照射さ
れ、読取用光導電層において電荷対が発生し、この電荷
対のうち正の電荷は蓄電部に蓄積された負の電荷と結合
し、負の電荷は第1ストライプ電極および第2ストライ
プ電極に帯電された正電荷と結合することによって静電
潜像の読取りが行なわれる。
【0006】また、本願出願人は、上記放射線固体検出
器における上記記録において、第1の電極層と第2スト
ライプ電極との間に直流電圧を印加し、その電圧印加に
より形成された電界分布を第1ストライプ電極に所定の
制御電圧を印加することによって制御し、蓄電部に蓄積
される潜像電荷を電流検出アンプの接続された第2スト
ライプ電極に対応する位置の蓄電部に局在化させること
により読取効率を向上させる方法を提案している。ま
た、上記のように第1ストライプ電極に所定の制御電圧
を印加するのではなく、オープンな状態にしておくこと
により第1ストライプ電極の電位を第2ストライプ電極
よりも第1の電極層に近い電位にすることにより、第2
ストライプ電極に対応する位置の蓄電部に潜像電荷を局
在化させて蓄積させる方法も提案している。さらに、上
記方法においては、第1ストライプ電極と第2ストライ
プ電極とに印加する電圧を上記と逆にしたときも同様で
あり、つまり、第1の電極層と第1ストライプ電極との
間に直流電圧を印加し、その電圧印加により形成された
電界分布を第2ストライプ電極に所定の制御電圧を印加
する、または、第2ストライプ電極をオープンな状態と
することにより第1ストライプ電極に対応する位置の蓄
電部に潜像電荷を局在化させて蓄積させることができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような放射線固体検出器を用いて放射線画像を記録する
際、第1ストライプ電極および第2ストライプ電極の少
なくとも一方と第1の電極層との間には上記電界形成の
ための直流電圧が印加される。このとき、第1ストライ
プ電極および第2ストライプ電極はその形状から電極が
もつ抵抗を無視することができないため、高圧な直流電
圧の印加により第1ストライプ電極および第2ストライ
プ電極に比較的大きな電流が流れ、この電流により各ス
トライプ電極の両端では電位差を生じる。従って、例え
ば、第1ストライプ電極の各線状電極の一端を接地端と
し、この接地端とは反対に位置する第2ストライプ電極
の一端に電流検出アンプなどの画像信号取得手段を接続
した場合(第2ストライプ電極は電流検出アンプのイマ
ージナリーショートを介して接地される。)には、第1
ストライプ電極の接地端と第2ストライプ電極の開放端
が隣接し、また、第1ストライプ電極の開放端と第2ス
トライプの画像信号取得手段の接続端(接地端)が隣接
することになり、その隣接部分において第1ストライプ
電極と第2ストライプ電極との間で電位差を生じて電極
の放電破壊を招くおそれがある。また、上記放電破壊
は、第1ストライプ電極または第2ストライプ電極に上
記制御電圧を印加して記録を行なう場合や第1ストライ
プ電極または第2ストライプ電極をオープンな状態にし
て記録を行なう場合には上記電位差がさらに大きくなる
可能性があるためさらに生じやすくなるおそれがある。
【0008】また、上記放電破壊を回避するためには第
1ストライプ電極と第2ストライプ電極を絶縁するよう
な絶縁層を設けることが考えられるが、このような絶縁
層を設けた場合には絶縁層を介して潜像電荷を読み取る
ことになるため、信号の検出効率の低下を招く問題を生
じる。
【0009】本発明は、上記のような問題点に鑑みて、
上記放射線固体検出器のように各ストライプ電極を有す
る画像記録媒体において、信号の検出効率を低下させる
こなく上記放電破壊を回避することができる画像記録方
法および装置、並びに画像記録媒体を提供することを目
的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の画像
記録方法は、記録用の電磁波を透過する第1の電極層、
記録用の電磁波を受けることにより導電性を呈する記録
用光導電層、記録用光導電層において発生した潜像電荷
を蓄積する蓄電部、読取用の電磁波の照射を受けること
により導電性を呈する読取用光導電層、読取用の電磁波
が照射され読取用の電磁波の照射に対して光電荷対発生
用の多数の線状電極からなる第1ストライプ電極と、読
取用の電磁波に対して光電荷対非発生用の多数の線状電
極からなる第2ストライプ電極とを有し、第1ストライ
プ電極と第2ストライプ電極とが交互に略平行に配列さ
れてなる第2の電極層を、この順に有してなる画像記録
媒体を用い、画像記録媒体の第1ストライプ電極および
第2ストライプ電極の少なくとも一方と第1の電極層と
の間に直流電圧を印加すると共に、記録用の電磁波を照
射し、該照射した記録用の電磁波に応じた潜像電荷を蓄
電部に蓄積することにより、画像を蓄電部に静電潜像と
して記録する画像記録方法において、直流電圧の印加の
際、直流電圧の立ち上がりに経時変化をもたせることを
特徴とする。
【0011】本発明による第2の画像記録方法は、記録
用の電磁波を透過する第1の電極層、記録用の電磁波を
受けることにより導電性を呈する記録用光導電層、記録
用光導電層において発生した潜像電荷を蓄積する蓄電
部、読取用の電磁波の照射を受けることにより導電性を
呈する読取用光導電層、読取用の電磁波が照射され読取
用の電磁波の照射に対して光電荷対発生用の多数の線状
電極からなる第1ストライプ電極と、読取用の電磁波に
対して光電荷対非発生用の多数の線状電極からなる第2
ストライプ電極とを有し、第1ストライプ電極と第2ス
トライプ電極とが交互に略平行に配列されてなる第2の
電極層を、この順に有してなる画像記録媒体を用い、画
像記録媒体の第1ストライプ電極および第2ストライプ
電極の少なくとも一方と第1の電極層との間に直流電圧
を印加すると共に、記録用の電磁波を照射し、該照射し
た記録用の電磁波に応じた潜像電荷を蓄電部に蓄積する
ことにより、画像を蓄電部に静電潜像として記録する画
像記録方法において、潜像電荷の蓄積後、直流電圧の印
加停止の際、直流電圧の立ち下がりに経時変化をもたせ
ることを特徴とする。
【0012】また、上記第1および第2の画像記録方法
は、経時変化を、500V/ms以下とすることができ
る。
【0013】本発明による第1の画像記録装置は、記録
用の電磁波を透過する第1の電極層、記録用の電磁波を
受けることにより導電性を呈する記録用光導電層、記録
用光導電層において発生した潜像電荷を蓄積する蓄電
部、読取用の電磁波の照射を受けることにより導電性を
呈する読取用光導電層、読取用の電磁波が照射され読取
用の電磁波の照射に対して光電荷対発生用の多数の線状
電極からなる第1ストライプ電極と、読取用の電磁波に
対して光電荷対非発生用の多数の線状電極からなる第2
ストライプ電極とを有し、第1ストライプ電極と第2ス
トライプ電極とが交互に略平行に配列されてなる第2の
電極層を、この順に有してなる画像記録媒体と、画像記
録媒体の第1ストライプ電極および第2ストライプ電極
の少なくとも一方と第1の電極層との間に直流電圧を印
加する電圧印加手段とを備えてなり、電圧印加手段によ
り直流電圧を印加した状態で記録用の電磁波の照射を受
けて該電磁波に応じた潜像電荷を蓄電部に蓄積すること
により、画像を蓄電部に静電潜像として記録する画像記
録装置において、電圧印加手段により印加される直流電
圧が、立ち上がりに経時変化をもつことを特徴とする。
【0014】本発明による第2の画像記録装置は、記録
用の電磁波を透過する第1の電極層、記録用の電磁波を
受けることにより導電性を呈する記録用光導電層、記録
用光導電層において発生した潜像電荷を蓄積する蓄電
部、読取用の電磁波の照射を受けることにより導電性を
呈する読取用光導電層、読取用の電磁波が照射され読取
用の電磁波の照射に対して光電荷対発生用の多数の線状
電極からなる第1ストライプ電極と、読取用の電磁波に
対して光電荷対非発生用の多数の線状電極からなる第2
ストライプ電極とを有し、第1ストライプ電極と第2ス
トライプ電極とが交互に略平行に配列されてなる第2の
電極層を、この順に有してなる画像記録媒体と、画像記
録媒体の第1ストライプ電極および第2ストライプ電極
の少なくとも一方と第1の電極層との間に直流電圧を印
加する電圧印加手段とを備えてなり、電圧印加手段によ
り直流電圧を印加した状態で記録用の電磁波の照射を受
けて該電磁波に応じた潜像電荷を蓄電部に蓄積すること
により、画像を蓄電部に静電潜像として記録する画像記
録装置において、電圧印加手段により印加される直流電
圧が、潜像電荷の蓄積後直流電圧の印加停止の際、立ち
下がりに経時変化をもつことを特徴とする。
【0015】また、上記第1および第2の画像記録装置
において、経時変化を、500V/ms以下とすること
ができる。
【0016】ここで、上記第1および第2の画像記録方
法および装置において、上記「記録用の電磁波」とは、
被写体の放射線画像を担持する記録用の放射線や、該記
録用の放射線をシンチレータ(蛍光体)に照射すること
により、シンチレータ内で発生される光など、記録すべ
き画像情報を担持した光を意味する。
【0017】また、上記「光電荷対発生用の多数の線状
電極からなる第1ストライプ電極」とは読取用の電磁波
を透過させ読取用光導電層に電荷対を発生せしめる電極
であり、上記「光電荷対非発生用の多数の線状電極から
なる第2ストライプ電極」とは読取用の電磁波を遮断し
て読取用光導電層に電荷対を発生させない電極である
が、完全に遮断して全く電荷対を発生させないものに限
らず、その電磁波に対する多少の透過性は有していても
それにより発生する電荷対が実質的に問題とならない程
度の電極も含むものとする。従って、読取用光導電層に
発生する電荷対は全て第1ストライプ電極を透過した電
磁波のみによるものとは限らず、第2ストライプ電極を
僅かに透過した電磁波によっても読取用光導電層におい
て電荷対が発生しうるものとする。
【0018】また、上記第1の画像記録方法および装置
において、上記「直流電圧の立ち上がり」とは、直流電
圧が印加された際の電圧変化を意味する。
【0019】また、上記「直流電圧の立ち上がりに経時
変化をもたせる」とは、直流電圧が印加された際、印加
電圧の大きさをステップ状に急激に変化させて所望の電
圧値とするのではなく、所定の時間をかけて次第に変化
させて所望の電圧値にすることを意味する。
【0020】また、上記第2の画像記録方法および装置
において、上記「直流電圧の立ち下がり」とは、直流電
圧の印加が停止された際の電圧変化を意味する。
【0021】また、上記「直流電圧の立ち下がりに経時
変化をもたせる」とは、直流電圧の印加が停止された
際、印加電圧の大きさをステップ状に急激に変化させて
所望の電圧値以下にするのではなく、所定の時間をかけ
て次第に変化させて所望の電圧値以下にすることを意味
する。
【0022】本発明による第1の画像記録媒体は、記録
用の電磁波を透過する第1の電極層、記録用の電磁波を
受けることにより導電性を呈する記録用光導電層、記録
用光導電層において発生した潜像電荷を蓄積する蓄電
部、読取用の電磁波の照射を受けることにより導電性を
呈する読取用光導電層、読取用の電磁波が照射され読取
用の電磁波の照射に対して光電荷対発生用の多数の線状
電極からなる第1ストライプ電極と、読取用の電磁波に
対して光電荷対非発生用の多数の線状電極からなる第2
ストライプ電極とを有し、第1ストライプ電極と第2ス
トライプ電極とが交互に略平行に配列されてなる第2の
電極層を、この順に有してなる画像記録媒体において、
第1ストライプ電極は、一端が開放端である線状電極と
その線状電極の他端に接続された接続ラインとからな
り、第2ストライプ電極は、線状電極とその線状電極の
両端にそれぞれ接続された接続ラインとからなり、第1
ストライプ電極の開放端とその開放端に隣接する第2ス
トライプ電極の一部とを含む第1の端部領域と、接続ラ
インとその接続ラインが属するストライプ電極とは異な
るストライプ電極に属する線状電極との交差点を含む第
2の端部領域とにのみ、第1ストライプ電極と第2スト
ライプ電極との間に配されるとともに第1ストライプ電
極または第2ストライプ電極の少なくとも上面を被覆し
て第1ストライプ電極と第2ストライプ電極とを絶縁す
る絶縁層を備えたことを特徴とする。
【0023】本発明による第2の画像記録媒体は、記録
用の電磁波を透過する第1の電極層、記録用の電磁波を
受けることにより導電性を呈する記録用光導電層、記録
用光導電層において発生した潜像電荷を蓄積する蓄電
部、読取用の電磁波の照射を受けることにより導電性を
呈する読取用光導電層、読取用の電磁波が照射され読取
用の電磁波の照射に対して光電荷対発生用の多数の線状
電極からなる第1ストライプ電極と、読取用の電磁波に
対して光電荷対非発生用の多数の線状電極からなる第2
ストライプ電極とを有し、第1ストライプ電極と第2ス
トライプ電極とが交互に略平行に配列されてなる第2の
電極層を、この順に有してなる画像記録媒体において、
第1ストライプ電極は、線状電極とその線状電極の両端
にそれぞれ接続された接続ラインとからなり、第2スト
ライプ電極は、一端が開放端である線状電極とその線状
電極の他端に接続された接続ラインとからなり、第2ス
トライプ電極の開放端とその開放端に隣接する第1スト
ライプ電極の一部とを含む第1の端部領域と、接続ライ
ンとその接続ラインが属するストライプ電極とは異なる
ストライプ電極に属する線状電極との交差点を含む第2
の端部領域とにのみ、第1ストライプ電極と第2ストラ
イプ電極との間に配されるとともに第1ストライプ電極
または第2ストライプ電極の少なくとも上面を被覆して
第1ストライプ電極と第2ストライプ電極とを絶縁する
絶縁層を備えたことを特徴とする。
【0024】本発明による第3の画像記録媒体は、記録
用の電磁波を透過する第1の電極層、記録用の電磁波を
受けることにより導電性を呈する記録用光導電層、記録
用光導電層において発生した潜像電荷を蓄積する蓄電
部、読取用の電磁波の照射を受けることにより導電性を
呈する読取用光導電層、読取用の電磁波が照射され読取
用の電磁波の照射に対して光電荷対発生用の多数の線状
電極からなる第1ストライプ電極と、読取用の電磁波に
対して光電荷対非発生用の多数の線状電極からなる第2
ストライプ電極とを有し、第1ストライプ電極と第2ス
トライプ電極とが交互に略平行に配列されてなる第2の
電極層を、この順に有してなる画像記録媒体において、
第1ストライプ電極を構成する線状電極の一端および第
2ストライプ電極を構成する線状電極の上記一端と反対
に位置する一端が開放端であり、第1ストライプ電極の
開放端とその開放端に隣接する第2ストライプ電極の一
部とを含む第1の端部領域と、第2ストライプ電極の開
放端とその開放端に隣接する第1ストライプ電極の一部
とを含む第2の端部領域との少なくとも一方の端部領域
にのみ、第1ストライプ電極と第2ストライプ電極との
間に配されるとともに第1ストライプ電極または第2ス
トライプ電極の少なくとも上面を被覆して第1ストライ
プ電極と第2ストライプ電極とを絶縁する絶縁層を備え
たことを特徴とする。
【0025】また、上記第1から第3の画像記録媒体に
おいて、上記端部領域を非画像領域とすることができ
る。
【0026】ここで、上記第1から第3の画像記録媒体
において、上記「開放端」とは、何も接続されていない
状態の一端を意味する。
【0027】また、上記「非画像領域」とは、第1の電
極層において記録用の電磁波が照射されない領域または
第1の電極層において画像を担持した記録用の電磁波が
照射されない領域に対応する第2の電極層の領域を意味
する。
【0028】また、第1および第2の画像記録媒体にお
いて、上記「接続ライン」とは、線状電極とGNDまた
はアンプなどを接続する配線を意味する。また、同じス
トライプ電極の線状電極に接続される接続ライン同志を
接続して共通ラインとしてもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明による第1の画像記録方法および
装置によれば、上記画像記録媒体を用いて上記記録を行
なう場合、第1ストライプ電極および第2ストライプ電
極の少なくとも一方と第1の電極層との間に印加する直
流電圧の印加の際、直流電圧の立ち上がりに経時変化を
もたせるようにしたので、この直流電圧の印加による各
ストライプ電極に流れる電流を小さくすることができ、
各ストライプ電極の開放端部とその開放端部と隣接する
第1または第2ストライプ電極との間に生じる電位差を
小さくすることができるので、上記放電破壊を回避する
ことができる。
【0030】本発明による第2の画像記録方法および装
置によれば、上記画像記録媒体を用いて上記記録を行な
う場合、潜像電荷を蓄電部に蓄積した後、第1ストライ
プ電極および第2ストライプ電極の少なくとも一方と第
1の電極層との間に印加する直流電圧の印加停止の際、
直流電圧の立ち下がりに経時変化をもたせるようにした
ので、この直流電圧の印加停止による各ストライプ電極
に流れる電流を小さくすることができ、各ストライプ電
極の開放端部とその開放端部と隣接する第1または第2
ストライプ電極との間に生じる電位差を小さくすること
ができるので、第1の画像記録方法および装置と同様
に、上記放電破壊を回避することができる。
【0031】本発明による第1から第3の画像記録媒体
によれば、第1ストライプ電極または第2ストライプ電
極の開放端を含む端部領域にのみ、第1ストライプ電極
と第2ストライプ電極とを絶縁する絶縁層を備えるよう
にしたので、絶縁層を画像領域に設けることによる信号
の検出効率の低下を招くことなく、上記記録における第
1ストライプ電極と第1の電極層との間に直流電圧を印
加する際および印加を停止する際の上記放電破壊を回避
することができる。
【0032】さらに、上記放電破壊は、直流電圧の印加
の際および印加停止の際だけでなく、記録用の電磁波の
照射の際にも記録用光導電層内での電荷対の発生による
第1ストライプ電極および第2ストライプ電極の電位変
化により生じるおそれがある。上記第1、第2および第
3の画像記録媒体においては、上記直流電圧印加の際の
放電破壊だけでなく、この記録用の電磁波の照射の際の
放電破壊をも回避することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0034】図1は本発明による画像記録方法を実施す
る画像記録装置を適用した放射線画像記録読取装置の実
施の形態の概略構成を示す図であり、図2は本実施形態
の放射線画像記録読取装置により放射線画像の記録を行
なう放射線固体検出器の概略構成を示す図である。図2
(A)は斜視図、図2(B)はQ矢指部のXZ断面図、
図2(C)はP矢指部のXY断面図である。
【0035】まず、本実施の形態の放射線画像記録読取
装置により放射線画像が記録される放射線固体検出器に
ついて説明を行なう。図2に示す放射線固体検出器20
は、記録用の電磁波(例えば、X線等。以下記録光とい
う。)L1に対して透過性を有する第1の電極層21、こ
の電極層21を透過した記録光L1の照射を受けることに
より導電性を呈する記録用光導電層22、潜像電荷と
(例えば負電荷)に対しては略絶縁体として作用し、か
つ、該潜像電荷と逆極性の輸送電荷(上述の例において
は正電荷)に対しては略導電体として作用する電荷輸送
層23、読取用の電磁波(以下読取光という)L2の照射
を受けることにより導電性を呈する読取用光導電層2
4、読取光L2の照射に対して光電荷対発生用の多数のエ
レメント26aからなる第1ストライプ電極26と光電
荷対非発生用の多数のエレメント27aからなる第2ス
トライプ電極27とを有し、各エレメント26aと各エ
レメント27aとが交互に略平行に配列されてなる第2
の電極層25を、この順に積層してなるものである。
【0036】第2の電極層25の各エレメント26aと
各エレメント27aの間は、例えば、カーボンブラック
等の顔料を若干量分散させたポリエチレン等の高分子材
料を充填したものとし、読取光L2に対して遮光性を有す
るものとされている。また、第1ストライプ電極26と
第2ストライプ電極27とは電気的に絶縁されている。
【0037】また、第2ストライプ電極27は、AL,
Cr等の金属でコーティングされ、読取光L2に対して遮
光性を有するように形成されており、エレメント27a
に対応する読取用光導電層24内では、信号取り出しの
ための電荷対を発生させないようにしている。第2スト
ライプ電極27は、導電性を有するものであればよく、
金、銀、クロム、白金等の単一金属や、酸化インジウム
等の合金から作ることができる。
【0038】記録用光導電層22の物質としては、アモ
ルファスセレン(a−Se)、PbO,PbI等の酸
化鉛(II)やヨウ化鉛(II)、Bi12(Ge,Si)
,Bi/有機ポリマーナノコンポジット等
のうち少なくとも1つを主成分とする光導電性物質が適
当である。
【0039】電荷輸送層23の物質としては、例えば電
極層21に帯電される負電荷の移動度と、その逆極性と
なる正電荷の移動度の差が大きい程良く(例えば10
以上、望ましくは10以上)ポリN−ビニルカルバゾ
ール(PVK)、N,N'−ジフェニル−N,N'−ビス(3−
メチルフェニル)−〔1,1'−ビフェニル〕−4,4'−ジア
ミン(TPD)やディスコティック液晶等の有機系化合
物、或いはTPDのポリマー(ポリカーボネート、ポリ
スチレン、PUK)分散物,Clを10〜200ppm
ドープしたa−Se等の半導体物質が適当である。特
に、有機系化合物(PVK,TPD、ディスコティック
液晶等)は光不感性を有するため好ましく、また、誘電
率が一般に小さいため電荷輸送層23と読取用光導電層
24の容量が小さくなり読取時の信号取り出し効率を大
きくすることができる。なお、「光不感性を有する」と
は、記録光L1や読取光L2の照射を受けても殆ど導電性を
呈するものでないことを意味する。
【0040】読取用光導電層24の物質としては、a−
Se,Se−Te,Se−As−Te,無金属フタロシ
アニン,金属フタロシアニン,MgPc(Magnesium ph
talocyanine),VoPc(phaseII of Vanadyl phthal
ocyanine),CuPc(Cupper phtalocyanine)等のう
ち少なくとも1つを主成分とする光導電性物質が好適で
ある。
【0041】記録用光導電層12の厚さは、記録光L1を
十分に吸収できるようにするには、50μm以上100
0μm以下であるのが好ましく、本例においては約50
0μmとしている。また電荷輸送層23と読取用光導電
層24との厚さの合計は記録用光導電層22の厚さの1
/2以下であることが望ましく、また薄ければ薄いほど
読取時の応答性が向上するので、例えば1/10以下、
さらには1/20以下等にするのが好ましい。
【0042】電極層21および電極層25の第1ストラ
イプ電極としては、例えば、透明ガラス板上に導電性物
質を塗布したネサ皮膜等が適当である。また、ITO膜
(Indium Tin Oxide)、アモルファス状光透過性酸化膜
であるIDIXO(IdemitsuIndium X-metal Oxide ;
出光興産(株))などを50〜200nm厚にして用い
ることができる。
【0043】次に、上記放射線画像固体検出器20を用
いて放射線画像の記録および読取りを行なう本実施の形
態の放射線画像記録読取装置について説明する。
【0044】本実施の形態の放射線画像記録読取装置
は、図1に示すように上記放射線固体検出器20、該放
射線固体検出器20に記録光の照射を行なう記録光照射
手段70、該記録光照射手段70による記録光の照射に
より放射線画像の記録を行なう際に第1の電極層21と
第2の電極層25の第2ストライプ電極27との間に直
流電圧を印加する直流電圧印加手段30、上記記録を行
なう際、第1の電極層21と第2ストライプ電極27と
の間に形成される電界分布を制御するための制御電圧を
第1ストライプ電極26に印加する共に、読取りの際に
は第1ストライプ電極26を接地するように切り換える
制御電圧印加手段60、上記放射線固体検出器20に記
録された放射線画像を読み取るための読取光の照射を行
なう読取光照射手段(図示せず)および該読取光照射手
段からの読取光の照射による読取用光導電層24内での
電荷対の発生により、蓄電部29に蓄積された潜像電荷
に応じた電気信号を検出する画像信号取得手段50を備
えている。
【0045】第1の電極層21の上方には被写体10が
設置されており、被写体10には記録光照射手段70か
ら照射される記録光L1を遮断する遮断部10aと、記録
光を透過する透過部10bとが存在する。記録光照射手
段70は記録L1を被写体10に一様に照射するものであ
る。
【0046】読取光照射手段(図示せず)は、ライン状
に読取光L1を第1および第2のストライプ電極26,2
7と略直交させつつ、両電極の長手方向(図2中のY方
向)に走査露光するものである。この走査露光において
は、連続光を照射してもよいし、パルス光を照射するよ
うにしてもよい。
【0047】直流電圧印加手段30は、放射線画像の記
録時に第1の電極層21と第2の電極層25の第2スト
ライプ電極26との間に所定の大きさの直流電圧を印加
することができる直流電圧源である。
【0048】制御電圧印加手段60は、上記記録の際、
上記電圧印加手段30の直流電圧の印加により第1の電
極層21と第2ストライプ電極27との間に形成される
電界分布を制御するための制御電圧を第1ストライプ電
極26に印加する直流電圧電源と、読取りの際、第1ス
トライプ電極26が接地されるように切り換えるスイッ
チとを有するものである。
【0049】画像信号取得手段50は、図1に示すよう
に第2ストライプ電極27に接続され、蓄電部29に蓄
積された潜像電荷の量に応じた電気信号を得るものであ
り、第2ストライプ電極27の各エレメント27aに接
続される多数の電流検出アンプを備えてなるものであ
る。
【0050】また、本実施の形態では図3に示すように
上記画像信号取得手段50が接続さていない第2ストラ
イプ電極27の一端およびその一端と反対の位置の第1
ストライプ電極の一端が開放端となっている。
【0051】ここで、上記直流電圧印加手段30により
第1の電極層21と第2ストライプ電極27との間に直
流電圧が印加されると、第1ストライプ電極26および
第2ストライプ電極27の抵抗により、図3に示すよう
に各ストライプ電極には電流iが流れる。この電流iに
より第1ストライプ電極26において接地されていない
方の一端である開放端部26bとこの開放端部26bに
隣接する第2ストライプ電極27の一部との間に電位差
が生じ、放電破壊が生じるおそれがある。また、同様に
第2ストライプ電極27aの開放端部27bにおいても
隣接する第1ストライプ電極26の一部との間に電位差
を生じ、放電破壊が生じるおそれがある。
【0052】そこで、直流電圧印加手段30により印加
される直流電圧について、図4に示すようにその立ち上
がりに経時変化(500V/ms)をもたせることによ
り各ストライプ電極に流れる電流iを小さくし、上記放
電破壊を回避するようにしている。
【0053】また、直流電圧印加手段30による直流電
圧を停止する場合にも各ストライプ電極には上記と同様
にその開放端部26b,27bにおいて放電破壊が生じ
るおそれが生じるため、図4に示すように直流電圧の立
ち下がりについても経時変化(500V/ms)をもた
せるようにしている。
【0054】次に、上記構成の本実施の形態の放射線画
像記録読取装置において、放射線固体検出器20に放射
線画像を静電潜像として記録し、さらに記録された静電
潜像を読み出す作用について説明する。なお、記録光L1
によって記録用光導電層22内に発生する負電荷および
正電荷を図面上では−または+を丸で囲んで表すものと
する。
【0055】まず、放射線固体検出器20に静電潜像を
記録する際には、第1の電極層21と第2ストライプ電
極27との間に直流電圧印加手段30により所定の大き
さの直流電圧を印加し、第1の電極層21を負に帯電さ
せ、第2ストライプ電極を正に帯電させる。このとき上
記のように印加される電圧の立ち上がりに経時変化をも
たせてあるので、上記放電破壊を回避することができ
る。また、制御電圧印加手段60のスイッチがaの方に
切り換わり第1ストライプ電極に制御電圧が印加され
る。
【0056】そして、上記電圧印加により第1の電極層
21と第2ストライプ電極27の各エレメント27aと
の間には図1に示すようなU字状の電界が形成される。
第1ストライプ電極26の電位は第2ストライプ電極2
7の電位と比較してより第1の電極層の電位に近い電位
とする。そのため第2ストライプ電極27上には電位の
谷が形成される。
【0057】次に、放射線を被写体10に曝射する。被
写体10の透過部10bを透過した放射線は、被写体1
0の放射線画像を担持する記録光L1として放射線固体検
出器20に照射される。この記録光L1の照射により放射
線固体検出器20の記録用光導電層22内で正負の電荷
対が発生し、そのうち負電荷が上記電界分布に沿って蓄
電部29に移動し、潜像電荷として蓄積される。このと
き、上記のように第2ストライプ電極27上に電位の谷
が形成されているので、対応する蓄電部29により多く
の潜像電荷を局在して蓄積することができる。
【0058】一方、記録用光導電層22内で発生した正
の電荷は第1の電極層21に向かって高速に移動し、第
1の電極層21と記録用光導電層22との界面で第1の
電極層21に直流電圧印加により帯電された負の電荷と
電荷結合し消滅する。また、記録光L1は被写体10の遮
光部10aを透過しないから、放射線固体検出器20の
被写体10aの下部のあたる部分はなんら変化を生じな
い。
【0059】このようにして、被写体10に放射線を曝
射することにより、被写体像に応じた電荷を記録用光導
電層22と電荷輸送層23との界面に存在する蓄電部2
9に蓄積することができるようになる。この蓄積される
潜像電荷の量は被写体10を透過し放射線固体検出器2
0に入射した放射線の線量に略比例するので、この潜像
電荷が静電潜像を担持することとなり、該静電潜像が放
射線固体検出器20に記録される。
【0060】そして、上記蓄電部29への潜像電荷の蓄
積後、直流電圧印加手段30による直流電圧の印加は停
止され、制御電圧印加手段60においては制御電圧源が
停止された後、スイッチがbの方に切り換わる。このと
き、上記のとおり上記直流電圧はその立ち下がりに経時
変化をもつので、上記放電破壊を回避することができ
る。
【0061】次に、上記のようにして放射線固体検出器
20に記録された静電潜像の読取過程について、図1お
よび図5を参照して説明を行なう。なお、記録過程と同
様に、読取光L2によって読取用光導電層24内に発生す
る負電荷および正電荷を−または+を丸で囲んで表すも
のとする。
【0062】放射線固体検出器20から静電潜像を読み
取る際には、上記のとおり第1の電極層は直流電圧印加
手段30による電圧供給は停止されて接地された状態な
り、また、第1ストライプ電極26は制御電圧印加手段
60におけるスイッチがbの方に切り換わったことによ
り接地された状態となるため、第1ストライプ電極26
と第2ストライプ電極27は同電位(接地電位)とな
る。
【0063】次に、読取光照射手段80から読取用光導
電層24に読取光L2が照射されると、第2ストライプ電
極27の2本のエレメント27aに対応する部分、すな
わち両エレメント27aの上空部分の潜像電荷が、2本
のエレメント27aに帯電された正の電荷と結合するこ
とにより順次読み出される。すなわち、図5に示すよう
に、画素の中心に位置した第1ストライプ電極のエレメ
ント26aから、その両隣のエレメント26aに対応す
る(上空にある)潜像電荷に向けて放電が生じ、それに
よって読出しが進行する。なお、より多くの信号電荷を
取り出すためには、エレメント27aの幅を、エレメン
ト26aの幅よりも広くした方がよい。
【0064】次に、本発明による画像記録媒体を適用し
た放射線固体検出器の実施の形態について説明をする。
図6は本実施の形態の放射線固体検出器の概略構成を示
す図である。図6(A)は本実施の形態の放射線固体検
出器20bの第2の電極層25b側からみた平面図、図
6(B)は本実施の形態の放射線固体検出器20bの後
述する絶縁層80の部分、A−A断面図を示したもので
ある。なお、本実施の形態の放射線固体検出器20bに
おいて、上記実施の形態で用いられた放射線固体検出器
20と同様の要素については同じ番号を付し、特に必要
のないかぎり説明を省略する。
【0065】本実施の形態における放射線固体検出器2
0bは、上記実施の形態で用いられた放射線固体検出器
20と第1の電極層21と第2の電極層25の構成が異
なるものであり、その他の層については構成および機能
ともに同様である。
【0066】放射線固体検出器20bの第1の電極層2
1bは図6(A)に示すように放射線固体検出器20b
の両端部分を除く領域について設けられている(図6
(A)の斜線部)。そして、この第1の電極層21bの
設けられた領域が、放射線画像の記録を行なうことがで
きる画像領域となる。一方、この第1の電極層21bの
設けられていない領域は、放射線画像の記録を行なわな
い非画像領域である。
【0067】また、放射線固体検出器20bの第2の電
極層25bにおける非画像領域には、第1ストライプ電
極26の開放端部26bとその開放端部26bと隣接す
る第2ストライプ電極27の一部との間で生じる放電を
防止するとともに、第2ストライプ電極27の開放端部
27bとその開放端部27bと隣接する第1ストライプ
電極26の一部との間で生じる放電を防止する絶縁層8
0が図6の(A)および(B)に示すように設けられて
いる。
【0068】この絶縁層80により各ストライプ電極2
6,27の開放端部26b,27bは第1ストライプ電
極26または第2ストライプ電極27と絶縁されている
ので、上記記録の際の直流電圧の印加による電極の放電
破壊を回避することができる。
【0069】さらに、上記放電破壊は上記のような直流
電圧印加時だけでなく、放射線の照射時においてもこの
放射線の照射により記録用光導電層22内で電荷対が発
生することにより第1ストライプ電極26および第2ス
トライプ電極27の電位が急激に変化し、これに応じて
第1ストライプ電極26および第2ストライプ電極27
に電流が流れ、上記同様に各ストライプ電極26,27
の開放端部26b,27bにおいて放電破壊が生じるお
それがある。この放射線の照射時における放電破壊は、
上記実施の形態における放射線画像記録読取装置のよう
に直流電圧および制御電圧の立ち上がり、立ち下がりに
経時変化をもたせても回避することができない。しかし
ながら、上記実施の形態における放射線固体検出器20
bを用いれば、各ストライプ電極26,27の開放端部
26b,27bが絶縁層80により絶縁されているの
で、この放射線の照射時における電極の放電破壊も回避
することが可能である。また、絶縁層80を非画像領域
にのみ設けるようにしたので、絶縁層80を画像領域に
設けることによる信号の検出効率の低下を生じることが
ない。
【0070】また、上記実施の形態における放射線固体
検出器20bは、絶縁層80を第1ストライプ電極26
の開放端部26bとその開放端と隣接する第2ストライ
プ電極27の一部を含む第1の端部領域と第2ストライ
プ電極27の開放端部27bとその開放端部27bと隣
接する第1ストライプ電極26の一部を含む第2の端部
領域との両方にのみ設けるようにしたが、絶縁層80を
いずれか一方の端部領域にのみ設けるようにしてもよ
い。
【0071】また、図6(B)における第1ストライプ
電極26のエレメント26aと第2ストライプ電極27
aの上下の位置関係は、上下逆の位置関係としてもよ
い。
【0072】また、図7(A)に示すように、第1スト
ライプ電極26の各エレメント26aの開放端同志を接
続してコモン電極を形成するようにしてもよい。ただ
し、上記のように各エレメント26aの開放端同志を接
続した場合には、開放端同志を接続するライン28と第
2ストライプ電極27とが絶縁されるように絶縁層90
を設ける必要がある。図7(B)には、絶縁層90のB
−B断面図を示している。
【0073】また、図7(B)における第1ストライプ
電極26のエレメント26aと第2ストライプ電極27
aの上下の位置関係は、上下逆の位置関係としてもよ
い。
【0074】また、上記放射線固体検出器20,20b
においては、記録用光導電層と読取用光導電層との間に
電荷輸送層を設け、記録用光導電層と電荷輸送層との界
面に蓄電部を形成するようにしたものであるが、本発明
においては、電荷輸送層をトラップ層に置き換えたもの
としてもよい。トラップ層とした場合には、潜像電荷
は、該トラップ層に捕捉され、該トラップ層内またはト
ラップ層と記録用光導電層の界面に潜像電荷が蓄積され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像記録装置を適用した放射線画像記
録読取装置の概略構成図
【図2】図1に示す実施の形態に用いられる放射線固体
検出器の斜視図(A)、Q矢指部のXZ断面図(B)、
P矢指部のXY断面図(C)
【図3】図1に示す実施の形態の放射線固体検出器に直
流電圧を印加した時、各ストライプ電極に流れる電流を
説明する図
【図4】図1に示す実施の形態の放射線画像記録読取装
置において記録の際に印加される直流電圧の立ち上がり
および立ち下がりの経時変化およびその直流電圧印加に
より各ストライプ電極に流れる電流変化を示す図
【図5】図1に示す実施の形態の放射線画像記録読取装
置における放射線固体検出器から潜像電荷を読取る過程
を示す図
【図6】本発明による画像記録媒体を適用した放射線固
体検出器の一実施形態を示す図
【図7】本発明による画像記録媒体を適用した放射線固
体検出器のその他の実施形態を示す図
【符号の説明】
10 被写体 10a 遮断部 10b 透過部 20,20b 放射線固体検出器 21,21b 第1の電極層 22 記録用光導電層 23 電荷輸送層 24 読取用光導電層 25,25b 第2の電極層 26 第1ストライプ電極 27 第2ストライプ電極 26a エレメント(第1ストライプ電極) 27a エレメント(第2ストライプ電極) 29 蓄電部 30 電圧印加手段 50 画像信号取得手段 60 制御電圧印加手段 70 記録光照射手段 80、90 絶縁層 L1 記録用の放射線(記録光) L2 読取用の電磁波(読取光)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録用の電磁波を透過する第1の電極
    層、前記記録用の電磁波を受けることにより導電性を呈
    する記録用光導電層、該記録用光導電層において発生し
    た潜像電荷を蓄積する蓄電部、読取用の電磁波の照射を
    受けることにより導電性を呈する読取用光導電層、前記
    読取用の電磁波が照射され該読取用の電磁波の照射に対
    して光電荷対発生用の多数の線状電極からなる第1スト
    ライプ電極と、前記読取用の電磁波に対して光電荷対非
    発生用の多数の線状電極からなる第2ストライプ電極と
    を有し、前記第1ストライプ電極と前記第2ストライプ
    電極とが交互に略平行に配列されてなる第2の電極層
    を、この順に有してなる画像記録媒体を用い、該画像記
    録媒体の前記第1ストライプ電極および前記第2ストラ
    イプ電極の少なくとも一方と前記第1の電極層との間に
    直流電圧を印加すると共に、前記記録用の電磁波を照射
    し、該照射した記録用の電磁波に応じた前記潜像電荷を
    前記蓄電部に蓄積することにより、画像を前記蓄電部に
    静電潜像として記録する画像記録方法において、 前記直流電圧の印加の際、該直流電圧の立ち上がりに経
    時変化をもたせることを特徴とする画像記録方法。
  2. 【請求項2】 記録用の電磁波を透過する第1の電極
    層、前記記録用の電磁波を受けることにより導電性を呈
    する記録用光導電層、該記録用光導電層において発生し
    た潜像電荷を蓄積する蓄電部、読取用の電磁波の照射を
    受けることにより導電性を呈する読取用光導電層、前記
    読取用の電磁波が照射され該読取用の電磁波の照射に対
    して光電荷対発生用の多数の線状電極からなる第1スト
    ライプ電極と、前記読取用の電磁波に対して光電荷対非
    発生用の多数の線状電極からなる第2ストライプ電極と
    を有し、前記第1ストライプ電極と前記第2ストライプ
    電極とが交互に略平行に配列されてなる第2の電極層
    を、この順に有してなる画像記録媒体を用い、該画像記
    録媒体の前記第1ストライプ電極および前記第2ストラ
    イプ電極の少なくとも一方と前記第1の電極層との間に
    直流電圧を印加すると共に、前記記録用の電磁波を照射
    し、該照射した記録用の電磁波に応じた前記潜像電荷を
    前記蓄電部に蓄積することにより、画像を前記蓄電部に
    静電潜像として記録する画像記録方法において、 前記潜像電荷の蓄積後、前記直流電圧の印加停止の際、
    該直流電圧の立ち下がりに経時変化をもたせることを特
    徴とする画像記録方法。
  3. 【請求項3】 前記経時変化が、500V/ms以下で
    あることを特徴とする請求項1または2記載の画像記録
    方法。
  4. 【請求項4】 記録用の電磁波を透過する第1の電極
    層、前記記録用の電磁波を受けることにより導電性を呈
    する記録用光導電層、該記録用光導電層において発生し
    た潜像電荷を蓄積する蓄電部、読取用の電磁波の照射を
    受けることにより導電性を呈する読取用光導電層、前記
    読取用の電磁波が照射され該読取用の電磁波の照射に対
    して光電荷対発生用の多数の線状電極からなる第1スト
    ライプ電極と、前記読取用の電磁波に対して光電荷対非
    発生用の多数の線状電極からなる第2ストライプ電極と
    を有し、前記第1ストライプ電極と前記第2ストライプ
    電極とが交互に略平行に配列されてなる第2の電極層
    を、この順に有してなる画像記録媒体と、該画像記録媒
    体の前記第1ストライプ電極および前記第2ストライプ
    電極の少なくとも一方と前記第1の電極層との間に直流
    電圧を印加する電圧印加手段とを備えてなり、該電圧印
    加手段により前記直流電圧を印加した状態で前記記録用
    の電磁波の照射を受けて該電磁波に応じた前記潜像電荷
    を前記蓄電部に蓄積することにより、画像を前記蓄電部
    に静電潜像として記録する画像記録装置において、 前記電圧印加手段により印加される前記直流電圧が、立
    ち上がりに経時変化をもつことを特徴とする画像記録装
    置。
  5. 【請求項5】 記録用の電磁波を透過する第1の電極
    層、前記記録用の電磁波を受けることにより導電性を呈
    する記録用光導電層、該記録用光導電層において発生し
    た潜像電荷を蓄積する蓄電部、読取用の電磁波の照射を
    受けることにより導電性を呈する読取用光導電層、前記
    読取用の電磁波が照射され該読取用の電磁波の照射に対
    して光電荷対発生用の多数の線状電極からなる第1スト
    ライプ電極と、前記読取用の電磁波に対して光電荷対非
    発生用の多数の線状電極からなる第2ストライプ電極と
    を有し、前記第1ストライプ電極と前記第2ストライプ
    電極とが交互に略平行に配列されてなる第2の電極層
    を、この順に有してなる画像記録媒体と、該画像記録媒
    体の前記第1ストライプ電極および前記第2ストライプ
    電極の少なくとも一方と前記第1の電極層との間に直流
    電圧を印加する電圧印加手段とを備えてなり、該電圧印
    加手段により前記直流電圧を印加した状態で前記記録用
    の電磁波の照射を受けて該電磁波に応じた前記潜像電荷
    を前記蓄電部に蓄積することにより、画像を前記蓄電部
    に静電潜像として記録する画像記録装置において、 前記電圧印加手段により印加される前記直流電圧が、前
    記潜像電荷の蓄積後該直流電圧の印加停止の際、立ち下
    がりに経時変化をもつことを特徴とする画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記経時変化が、500V/ms以下で
    あることを特徴とする請求項4または5記載の画像記録
    装置。
  7. 【請求項7】 記録用の電磁波を透過する第1の電極
    層、前記記録用の電磁波を受けることにより導電性を呈
    する記録用光導電層、該記録用光導電層において発生し
    た潜像電荷を蓄積する蓄電部、読取用の電磁波の照射を
    受けることにより導電性を呈する読取用光導電層、前記
    読取用の電磁波が照射され該読取用の電磁波の照射に対
    して光電荷対発生用の多数の線状電極からなる第1スト
    ライプ電極と、前記読取用の電磁波に対して光電荷対非
    発生用の多数の線状電極からなる第2ストライプ電極と
    を有し、前記第1ストライプ電極と前記第2ストライプ
    電極とが交互に略平行に配列されてなる第2の電極層
    を、この順に有してなる画像記録媒体において、 前記第1ストライプ電極は、一端が開放端である前記線
    状電極と該線状電極の他端に接続された接続ラインとか
    らなり、 前記第2ストライプ電極は、前記線状電極と該線状電極
    の両端にそれぞれ接続された接続ラインとからなり、 前記第1ストライプ電極の開放端と該開放端に隣接する
    前記第2ストライプ電極の一部とを含む第1の端部領域
    と、前記接続ラインと該接続ラインが属するストライプ
    電極とは異なるストライプ電極に属する線状電極との交
    差点を含む第2の端部領域とにのみ、 前記第1ストライプ電極と前記第2ストライプ電極との
    間に配されるとともに前記第1ストライプ電極または前
    記第2ストライプ電極の少なくとも上面を被覆して前記
    第1ストライプ電極と前記第2ストライプ電極とを絶縁
    する絶縁層を備えたことを特徴とする画像記録媒体。
  8. 【請求項8】 記録用の電磁波を透過する第1の電極
    層、前記記録用の電磁波を受けることにより導電性を呈
    する記録用光導電層、該記録用光導電層において発生し
    た潜像電荷を蓄積する蓄電部、読取用の電磁波の照射を
    受けることにより導電性を呈する読取用光導電層、前記
    読取用の電磁波が照射され該読取用の電磁波の照射に対
    して光電荷対発生用の多数の線状電極からなる第1スト
    ライプ電極と、前記読取用の電磁波に対して光電荷対非
    発生用の多数の線状電極からなる第2ストライプ電極と
    を有し、前記第1ストライプ電極と前記第2ストライプ
    電極とが交互に略平行に配列されてなる第2の電極層
    を、この順に有してなる画像記録媒体において、 前記第1ストライプ電極は、前記線状電極と該線状電極
    の両端にそれぞれ接続された接続ラインとからなり、 前記第2ストライプ電極は、一端が開放端である前記線
    状電極と該線状電極の他端に接続された接続ラインとか
    らなり、 前記第2ストライプ電極の開放端と該開放端に隣接する
    前記第1ストライプ電極の一部とを含む第1の端部領域
    と、前記接続ラインと該接続ラインが属するストライプ
    電極とは異なるストライプ電極に属する線状電極との交
    差点を含む第2の端部領域とにのみ、 前記第1ストライプ電極と前記第2ストライプ電極との
    間に配されるとともに前記第1ストライプ電極または前
    記第2ストライプ電極の少なくとも上面を被覆して前記
    第1ストライプ電極と前記第2ストライプ電極とを絶縁
    する絶縁層を備えたことを特徴とする画像記録媒体。
  9. 【請求項9】 記録用の電磁波を透過する第1の電極
    層、前記記録用の電磁波を受けることにより導電性を呈
    する記録用光導電層、該記録用光導電層において発生し
    た潜像電荷を蓄積する蓄電部、読取用の電磁波の照射を
    受けることにより導電性を呈する読取用光導電層、前記
    読取用の電磁波が照射され該読取用の電磁波の照射に対
    して光電荷対発生用の多数の線状電極からなる第1スト
    ライプ電極と、前記読取用の電磁波に対して光電荷対非
    発生用の多数の線状電極からなる第2ストライプ電極と
    を有し、前記第1ストライプ電極と前記第2ストライプ
    電極とが交互に略平行に配列されてなる第2の電極層
    を、この順に有してなる画像記録媒体において、 前記第1ストライプ電極を構成する前記線状電極の一端
    および前記第2ストライプ電極を構成する前記線状電極
    の前記一端と反対に位置する一端が開放端であり、 該第1ストライプ電極の開放端と該開放端に隣接する前
    記第2ストライプ電極の一部とを含む第1の端部領域
    と、前記第2ストライプ電極の開放端と該開放端に隣接
    する前記第1ストライプ電極の一部とを含む第2の端部
    領域との少なくとも一方の端部領域にのみ、 前記第1ストライプ電極と前記第2ストライプ電極との
    間に配されるとともに前記第1ストライプ電極または前
    記第2ストライプ電極の少なくとも上面を被覆して前記
    第1ストライプ電極と前記第2ストライプ電極とを絶縁
    する絶縁層を備えたことを特徴とする画像記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記端部領域が、非画像領域であるこ
    とを特徴とする請求項7から9いずれか1項記載の画像
    記録媒体。
JP2002134949A 2001-05-11 2002-05-10 画像記録方法および装置並びに画像記録媒体 Expired - Fee Related JP4091334B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002134949A JP4091334B2 (ja) 2001-05-11 2002-05-10 画像記録方法および装置並びに画像記録媒体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001140871 2001-05-11
JP2001-140871 2001-05-11
JP2002134949A JP4091334B2 (ja) 2001-05-11 2002-05-10 画像記録方法および装置並びに画像記録媒体

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007246566A Division JP2008085334A (ja) 2001-05-11 2007-09-25 画像記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003028964A true JP2003028964A (ja) 2003-01-29
JP4091334B2 JP4091334B2 (ja) 2008-05-28

Family

ID=26614935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002134949A Expired - Fee Related JP4091334B2 (ja) 2001-05-11 2002-05-10 画像記録方法および装置並びに画像記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4091334B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007027179A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Fujifilm Holdings Corp 放射線画像検出器
JP2015504513A (ja) * 2011-11-09 2015-02-12 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 電荷拒絶セグメントギャップを有する放射線感知ディテクタデバイス

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007027179A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Fujifilm Holdings Corp 放射線画像検出器
JP2015504513A (ja) * 2011-11-09 2015-02-12 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 電荷拒絶セグメントギャップを有する放射線感知ディテクタデバイス

Also Published As

Publication number Publication date
JP4091334B2 (ja) 2008-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4040201B2 (ja) 放射線固体検出器、並びにそれを用いた放射線画像記録/読取方法および装置
JP3404483B2 (ja) ソリッド・ステート・デバイスを用いたx線イメージ捕獲エレメントおよび方法
JP4356854B2 (ja) 画像信号読取システム及び画像検出器
EP1262797B1 (en) Method and apparatus for image recording and image recording medium
JP4091334B2 (ja) 画像記録方法および装置並びに画像記録媒体
JP2007192611A (ja) 放射線画像検出器の残像消去方法および装置
JP2005183671A (ja) 放射線画像検出器
US7728300B2 (en) Radiation image detector
JP2008198910A (ja) 放射線画像検出装置およびその製造方法
JP2008089491A (ja) 放射線画像検出装置
JP2008085334A (ja) 画像記録媒体
JP2006005057A (ja) 放射線画像記録媒体および画像表示媒体
JP2004342691A (ja) 放射線画像検出器
JP2005183670A (ja) 放射線画像検出器
JP5137331B2 (ja) 放射線画像記録読取装置
JP2007080927A (ja) 放射線画像検出器
JP4024460B2 (ja) 放射線固体検出器
JP2007095721A (ja) 放射線画像検出器
JP2003234458A (ja) 画像記録媒体および製造方法
JP2002334980A (ja) 放射線画像記録装置および放射線画像記録読取装置
JP2003007989A (ja) 画像記録媒体および製造方法
JP2002334979A (ja) 放射線画像記録方法および装置、並びに放射線画像記録読取方法および装置
JP3999470B2 (ja) 放射線固体検出器、並びにそれを用いた放射線画像記録/読取方法および装置
US6737667B1 (en) Image recording medium, image retrieving method and image retrieving apparatus
JP3970668B2 (ja) 放射線固体検出器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050207

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070724

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130307

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130307

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140307

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees