JP5235119B2 - 放射線画像検出器 - Google Patents

放射線画像検出器 Download PDF

Info

Publication number
JP5235119B2
JP5235119B2 JP2008251046A JP2008251046A JP5235119B2 JP 5235119 B2 JP5235119 B2 JP 5235119B2 JP 2008251046 A JP2008251046 A JP 2008251046A JP 2008251046 A JP2008251046 A JP 2008251046A JP 5235119 B2 JP5235119 B2 JP 5235119B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
image detector
electrode
radiation image
radiation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008251046A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010087003A (ja
Inventor
覚 入澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2008251046A priority Critical patent/JP5235119B2/ja
Publication of JP2010087003A publication Critical patent/JP2010087003A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5235119B2 publication Critical patent/JP5235119B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)

Description

本発明は、放射線の照射を受けて電荷を発生し、その電荷を蓄積することにより放射線画像を記録する放射線画像検出器に関するものである。
従来、医療分野などにおいて、被写体を透過した放射線の照射により被写体に関する放射線画像を記録する放射線画像検出器が各種提案、実用化されている。
上記放射線画像検出器としては、たとえば、放射線の照射により電荷を発生するアモルファスセレンを利用した放射線画像検出器があり、そのような放射線画像検出器として、いわゆる光読取方式のものやTFT(thin film transistor、薄膜トランジスタ)、CCD(charge coupled device)、CMOS(complementary metal oxide semiconductor)センサなどを用いる電気読取方式のものが提案されている。
光読取方式の放射線画像検出器としては、たとえば、図14に示すように、放射線画像を担持した放射線を透過する第1の電極層101、第1の電極層101を透過した放射線の照射を受けることにより電荷を発生する記録用光導電層102、記録用光導電層102において発生した電荷のうち一方の極性の電荷に対しては絶縁体として作用し、且つ他方の極性の電荷に対しては導電体として作用する電荷輸送層103、読取光の照射を受けることにより電荷を発生する読取用光導電層104、および読取光を透過する透明線状電極106と読取光を遮光する遮光線状電極107とからなる第2の電極層をこの順に積層してなるものが提案されている。
上記のような光読取方式の放射線画像検出器に放射線画像を記録する際には、まず、高圧電源によって放射線画像検出器の第1の電極層101に負の電圧を印加した状態において、被写体を透過して被写体の放射線画像を担持した放射線が放射線画像検出器の第1の電極層101側から照射される。
そして、放射線画像検出器に照射された放射線は、第1の電極層101を透過し、記録用光導電層102に照射される。そして、その放射線の照射によって記録用光導電層102において電荷対が発生し、そのうち正の電荷は第1の電極層101に帯電した負の電荷と結合して消滅し、負の電荷は潜像電荷として記録用光導電層102と電荷輸送層103との界面に形成される蓄電部105に蓄積されて放射線画像が記録される(図14参照)。
そして、次に、第1の電極層101が接地された状態において、第2の電極層側から読取光が照射され、読取光は透明線状電極106を透過して読取用光導電層104に照射される。読取光の照射により読取用光導電層104において発生した正の電荷が蓄電部105における潜像電荷と結合するとともに、負の電荷が透明線状電極106および遮光線状電極107に帯電した正の電荷と結合する際に流れる電流が遮光線状電極に接続されたチャージアンプにより検出されて放射線画像に応じた画像信号の読取りが行われる。
しかしながら、上記のようにして放射線画像検出器に放射線画像を記録した後、画像信号の読出しのために第1の電極層101を接地すると、蓄電部105に蓄積された電子の影響によって第1の電極層101から記録用光導電層102に正孔が注入され、この正孔注入によって、読み出された画像信号にノイズが混入し、読み出された放射線画像の画質が劣化してしまう(図14参照)。
一方、電気読取方式のうちTFTを用いる放射線画像検出器としては、たとえば、バイアス電圧が印加される上部電極と、放射線の照射を受けて電荷を発生する半導体層と、半導体層において発生した電荷を収集する画素電極と画素電極によって収集された電荷を蓄積する蓄積容量と蓄積容量に蓄積された電荷を読み出すためのTFTスイッチとを有する画素が2次元状に多数配列されたアクティブマトリクス基板とが積層されたものが提案されている。
そして、上記のようなTFTを用いた放射線画像検出器に放射線画像を記録する際には、まず、電圧源によって放射線画像検出器の上部電極に正の電圧を印加した状態において、被写体を透過して被写体の放射線画像を担持した放射線が放射線画像検出器の上部電極側から照射される。
そして、放射線画像検出器に照射された放射線は、上部電極を透過し、半導体層に照射される。そして、その放射線の照射によって半導体層において電荷対が発生し、そのうち負の電荷は上部電極に帯電した正の電荷と結合して消滅し、正の電荷は潜像電荷としてアクティブマトリクス基板の各画素の各画素電極に収集され、各蓄積容量に蓄積されて放射線画像が記録される。
そして、アクティブマトリクス基板のTFTスイッチがゲートドライバから出力された制御信号に応じてONされ、蓄積容量に蓄積された電荷が読み出され、その電荷信号がチャージアンプによって検出されることによって放射線画像に応じた画像信号の読取りが行われる。
しかしながら、TFTを用いた放射線画像検出器においても、上記のようにして上部電極に正の電圧を印加すると、この電圧印加により上部電極から半導体層に正孔が注入される。そうすると、放射線の照射を停止した後も、上部電極から正孔が注入され、この正孔が残像電流として検出され、読み出された画像信号にノイズが混入し、読み出された放射線画像の画質が劣化してしまう。
また、特許文献1および特許文献2にもアモルファスセレンを利用した放射線画像検出器が提案されており、これらの文献に記載されている放射線画像検出器においては、電圧が印加される電極からアモルファスセレン層に電荷が注入されるのを阻止するためにSbから形成される電荷注入阻止層を電極とアモルファスセレン層との間に設けることが提案されている。
一方、上記のようなアモルファスセレンを利用した放射線画像検出器においては、電極を形成する際の熱や電極との接触によりアモルファスセレンが結晶化するという問題がある。
そこで、たとえば、特許文献3においては、電極とアモルファスセレン層との間に、Asを含むアモルファスセレンからなる結晶化防止層を設けた放射線画像検出器が提案されている。
特開2001−284628号公報 特開2001−177140号公報 特開2008−78597号公報
ここで、上述したような電荷注入の問題とアモルファスセレンの結晶化の問題との両方を解決するために、電極とアモルファスセレンとの間に電荷注入阻止層と結晶化防止層との両方を設けることが考えられるが、結晶化防止層の結晶化防止機能を十分に得るためにAsの濃度を高くすると、電荷注入阻止層の電荷注入阻止機能が低下することが実験によりわかった。すなわち、結晶化防止機能と電荷注入阻止機能との両方を十分に得ることが困難であることがわかった。
本発明は、上記の事情に鑑み、結晶化防止機能と電荷注入阻止機能との両方を十分に得ることができる放射線画像検出器を提供することを目的とする。
本発明の第1の放射線画像検出器は、電圧が印加される電圧印加電極と、放射線の照射を受けて電荷を発生する半導体層と放射線量に応じた電気信号を検出する検出電極とがこの順に積層された放射線画像検出器であって、電圧印加電極と半導体層との間に、電圧印加電極から半導体層への電荷の注入を阻止する電荷注入阻止層と半導体層の結晶化を抑制する結晶化抑制層とが電圧印加電極側からこの順に積層された放射線画像検出器において、電荷注入阻止層と結晶化抑制層との間に、厚さが0.01μm以上0.5μm以下の純a−Se層が設けられていることを特徴とする。
本発明の第2の放射線画像検出器は、電圧が印加される電圧印加電極と、放射線の照射を受けて電荷を発生する半導体層と放射線量に応じた電気信号を検出する検出電極とがこの順に積層された放射線画像検出器であって、半導体層と検出電極の間に、半導体層の結晶化を抑制する結晶化抑制層と検出電極から半導体層への電荷の注入を阻止する電荷注入阻止層とが半導体層側からこの順に積層された放射線画像検出器において、電荷注入阻止層と結晶化抑制層との間に、厚さが0.01μm以上0.5μm以下の純a−Se層が設けられていることを特徴とする。
また、上記本発明の第1および第2の放射線画像検出器においては、純a−Se層の厚さを、0.01μm以上0.3μm以下とすることができる。
また、純a−Se層の厚さを、0.01μm以上0.1μm以下とすることができる。
また、電圧印加電極を、放射線の照射時には負電圧が印加され、電気信号の読出し時には接地されるものとすることができる。
また、電圧印加電極を、放射線の照射時には正の電圧が印加されるものとすることができる。
ここで、上記「純a−Se層」とは、たとえばAsなどの不純物が、1%以下であるa−Seから形成される層のことをいう。
本発明の第1および第2の放射線画像検出器によれば、電荷注入阻止層と結晶化抑制層との間に、0.01μm以上0.5μm以下の厚さの純a−Se層を設けるようにしたので、この純a−Se層によって電荷注入阻止機能を向上させることができ、結晶化防止機能と電荷注入阻止機能との両方を十分に得ることができる。また、0.01μm以上0.5μm以下の厚さにしたので、純a−Se層自体が結晶化するのも防止することができる。
また、上記本発明の第1および第2の放射線画像検出器において、純a−Se層の厚さを0.01μm以上0.3μm以下、より好ましくは0.01μm以上0.1μm以下とした場合には、純a−Se層自体の結晶をより抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明の放射線画像検出器の第1の実施形態について説明する。第1の実施形態の放射線画像検出器は、いわゆる光読取方式の放射線画像検出器である。図1は放射線画像検出器の斜視図、図2は図1に示す放射線画像検出器の2−2線断面図である。
本発明の第1の実施形態の放射線画像検出器10は、図1および図2に示すように、放射線画像を担持した放射線を透過する第1の電極層1、第1の電極層1から後述する記録用光導電層5へ正孔が注入されるのを阻止する正孔注入阻止層2、純a−Se層3と、記録用光導電層5の結晶化を防止する結晶化防止層4と、第1の電極層1を透過した放射線の照射を受けることにより電荷を発生する記録用光導電層5、記録用光導電層5において発生した電荷のうち一方の極性の電荷に対しては絶縁体として作用し、且つ他方の極性の電荷に対しては導電体として作用する電荷輸送層6、読取光の照射を受けることにより電荷を発生する読取用光導電層7、および第2の電極層8をこの順に積層してなるものである。記録用光導電層5と電荷輸送層6との界面近傍には、記録用光導電層5内で発生した電荷を蓄積する蓄電部9が形成される。なお、上記各層は、ガラス基板上に第2の電極層8から順に形成されるものであるが、図1および図2においては、ガラス基板を省略している。
第1の電極層1としては、放射線を透過するものであればよく、たとえば、ネサ皮膜(SnO2)、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、アモルファス状光透過性酸化膜であるIDIXO(Idemitsu Indium X-metal Oxide ;出光興産(株))などを50〜200nm厚にして用いることができ、また、100nm厚のAlやAuなども用いることもできる。
正孔注入阻止層2は、Sb100−xの合金から形成されている。そして、Sb100−xは41≦x≦60を満たすような組成比とすることが好ましく、たとえば、Sb4258、Sb4555、Sb6040などを用いることができる。正孔注入阻止層2の厚さは0.5μmとしている。正孔注入阻止層2の厚さとしては、0.25μm以上3μm以下とすることが好ましく、より好ましくは0.3μm以上0.7μm以下である。
純a−Se層3は、正孔注入阻止層2と同様に、第1の電極層1から記録用光導電層5への正孔の注入を阻止するものであり、純粋なa−Seから形成されている。なお、ここでいう純粋なa−Seとは、たとえばAsなどの不純物が1%以下であるa−Seのことをいう。また、純a−Se層3の厚さは、0.01μm以上0.5μm以下とするが好ましく、さらに好ましくは0.01μm以上0.3μm以下、さらに好ましくは0.01μm以上0.1μm以下である。なお、純a−Se層3の厚さとして上記のような厚さが好ましい理由については、後で詳述する。
また、純a−Se層3は、結晶化防止層4のAsなどの濃度を高くして結晶化防止機能を向上させたときに正孔注入阻止層2の正孔注入阻止機能が低下するのを考慮して、さらに正孔注入を阻止するものとして設けられるものである。
結晶化防止層4は、As、Sb、Biからなる群より選ばれる少なくとも1つの元素を、5%〜40%、より好ましくは7%〜20%、さらには9%〜15%含むa−Se層であることが好ましい。結晶化防止層4の厚さとしては、0.7μm以上1.3μm以下が好ましい。
記録用光導電層5は、放射線の照射を受けることにより電荷を発生するものであればよく、放射線に対して比較的量子効率が高く、また暗抵抗が高いなどの点で優れているa−Seを主成分とするものを使用する。また、a−Seを主成分とする光導電物質を用いる場合、Na、K、Liなどのアルカリ金属を含むa−Seを主成分とするものと用い、アルカリ金属の含有量を0.01〜5000ppmとすることが好ましい。また、厚さは100μm以上2000μm以下が適切である。また、特にマンモグラフィ用途である場合には、150μm以上250μm以下であることが好ましく、一般撮影用途である場合には、500μm以上1200μm以下であることが好ましい。
電荷輸送層6としては、たとえば、放射線画像の記録の際に第1の電極層1に帯電する電荷の移動度と、その逆極性となる電荷の移動度の差が大きい程良く(例えば10以上、望ましくは10以上)、たとえば、ポリN−ビニルカルバゾール(PVK)、N,N'−ジフェニル−N,N'−ビス(3−メチルフェニル)−〔1,1'−ビフェニル〕−4,4'−ジアミン(TPD)やディスコティック液晶等の有機系化合物、或いはTPDのポリマー(ポリカーボネート、ポリスチレン、PVK)分散物,Clを10〜200ppmドープしたa−Se、AsSe等の半導体物質が適当である。厚さは0.2〜2μm程度が適切である。
読取用光導電層7としては、読取光および消去光の照射を受けることにより導電性を呈するものであればよく、たとえば、a−Se、Se−Te、Se−As−Te、無金属フタロシアニン、金属フタロシアニン、MgPc(Magnesium phtalocyanine),VoPc(phaseII of Vanadyl phthalocyanine)、CuPc(Cupper phtalocyanine)などのうち少なくとも1つを主成分とする光導電性物質が好適である。厚さは5〜20μm程度が適切である。
第2の電極層8は、読取光を透過する複数の透明線状電極8aと読取光を遮光する複数の遮光線状電極8bとを有するものである。そして、透明線状電極8aと遮光線状電極8bとは、図1に示すように、所定の間隔を空けて交互に平行に配列されている。
透明線状電極8aは読取光を透過するとともに、導電性を有する材料から形成されている。上記のような材料であれば如何なるものでもよいが、たとえば、第1の電極層1と同様に、ITO、IZOやIDIXOを用いることができる。また、Al、Crなどの金属を用いて読取光を透過する程度の厚さ(たとえば、10nm程度)で形成するようにしてもよい。
遮光線状電極8bは読取光を遮光するとともに、導電性を有する材料から形成されている。上記のような材料であれば如何なるものでもよいが、たとえば、100−300nm厚のCr、Mo、Wがある。または、予めレジスト材料からなる遮光層をストライプ状にパターニングし、その上に上記透明線状電極と同じ材料をストライプ状にパターニングし、遮光された電極として機能させてもよい。
次に、上記第1の実施形態の放射線画像検出器への放射線画像の記録および読取りの作用について説明する。
まず、図3(A)に示すように、高圧電源20によって放射線画像検出器10の第1の電極層1に負の電圧を印加した状態において、被写体を透過して被写体の放射線画像を担持した放射線が放射線画像検出器10の第1の電極層1側から照射される。
そして、放射線画像検出器10に照射された放射線は、第1の電極層1を透過し、記録用光導電層5に照射される。そして、その放射線の照射によって記録用光導電層5において電荷対が発生し、そのうち正の電荷は第1の電極層1に帯電した負の電荷と結合して消滅し、負の電荷は潜像電荷として記録用光導電層5と電荷輸送層6との界面に形成される蓄電部9に蓄積されて放射線画像が記録される(図3(B)参照)。
そして、次に、図4に示すように、第1の電極層1が接地される。ここで、このとき、上述した記録の作用によって蓄電部9に負の電荷が蓄積されているので第1の電極層1は正に帯電される。そして、本実施形態の放射線画像検出器10においては、正孔注入阻止層2と純a−Se層3とによって第1の電極層1に帯電した正の電荷が記録用光導電層5に注入されるのを阻止している。
次いで、第2の電極層8側から読取光L1が照射され、読取光L1は透明線状電極8aを透過して読取用光導電層7に照射される。読取光L1の照射により読取用光導電層7において発生した正の電荷が蓄電部9における潜像電荷と結合するとともに、負の電荷が遮光線状電極8bに接続されたチャージアンプ30を介して遮光線状電極8bに帯電した正の電荷と結合する。
そして、読取用光導電層7において発生した負の電荷と遮光線状電極8bに帯電した正の電荷との結合によって、チャージアンプ30に電流が流れ、この電流が積分されて画像信号として検出され、放射線画像に応じた画像信号の読取りが行われる。
ここで、本実施形態の放射線画像検出器10は、上述したように結晶化防止層4のAsなどの濃度を高くして結晶化防止機能を向上させたときに正孔注入阻止層2の正孔注入阻止機能が低下するのを考慮して、さらに正孔注入を阻止するものとして純a−Se層3を設けるようにしたものであるが、結晶化防止層4のAsの濃度と純a−Se層3の正孔注入阻止機能との関係を検討する。
図5は、結晶化防止層4のAsの濃度と第1の電極層1から記録用光導電層5へのリーク電流との関係を示したものである。図5に示す実線のグラフが、本実施形態のように純a−Seを設けてリーク電流を測定した結果であり、図5に示す波線のグラフが、純a−Seを設けないでリーク電流を測定した結果である。
図5からわかるように、本実施形態のように純a−Se層を設けた場合には、結晶化防止層のAsの濃度を高くしてもリーク電流はそれほど増加せず、一般的に許容されるリーク電流の基準値である10pA/mm以下にリーク電流を抑えることができる。一方、純a−Se層を設けない場合には、結晶化防止層のAsの濃度の増加とともにリーク電流は増加し、10pA/mm以上になるのがわかる。
また、純a−Se層3の厚さとリーク電流との関係について検討する。図6は、純a−Se層の厚さを変化させてリーク電流を計測した結果を示すグラフである。図6のグラフに示すように、純a−Se層の厚さが0.01μm未満である場合には、リーク電流が大きいが、0.01μm以上になるとリーク電流は急激に少なくなり、その後、厚さが厚くなってもリーク電流は少ないままであることがわかる。ただし、純a−Se層を厚くし過ぎると、純a−Se層自体が結晶化してリーク電流が増加してしまうおそれがあるため、純a−Se層の好ましい厚さは、上述したように0.01μm以上0.5μm以下であると考えられる。また、さらに好ましくは0.01μm以上0.3μm以下であり、さらに好ましくは0.01μm以上0.1μm以下である。
なお、薄い純a−Se層が結晶化しない理由としては、薄い純a−Se層を比較的硬い正孔注入阻止層2と結晶化防止層4とで挟むことによって、a−Se鎖の変異が抑制され、大きな体積縮小を伴う結晶化を引き起こし難くしているものと推察される。
また、図7は、本実施形態のように純a−Se層を設けた場合と、純a−Se層を設けなかった場合とについて、放射線画像検出器に対する撮影回数とリーク量との関係を示したものである。すなわち、図7は、純a−Se層を設けた場合と、純a−Se層を設けなかった場合とについての耐久性を評価した結果である。図7のaのグラフが純a−Se層を設けた場合の結果を示すものであり、b,cおよびdのグラフが純a−Se層を設けなかった場合の結果を示すものである。
図7のaのグラフに示すように、純a−Se層を設けた場合には、撮影回数の増加に関わらずリーク量は変化せずに充分に小さいままなのがわかる。これに対し、図7のb〜dのグラフに示すように、純a−Se層を設けなかった場合には、撮影回数の増加に応じてリーク量が増加していくのがわかる。
また、ここで、本実施形態のように純a−Se層を設けた場合に第1の電極層から記録用光導電層へのリーク電流が抑制できる理由について検討すると、純a−Se層の機能発現の詳細は不明であるが、以下のように推察できる。
Sb100−xの合金から形成される正孔注入阻止層とAsを含むa−Seからなる結晶化防止層とは、多数の電子トラップを有し、放射線画像の記録時における第1の電極への印加電圧による電界とは逆の電位勾配をトラップした電子によって形成し、第1の電極層からの正孔の注入を阻止するものである。このような状態から放射線画像の読取時に第1の電極層への印加電圧を除去した場合、残留したトラップによる逆の電位勾配が残存し、むしろ第1の電極層からの正孔注入を促進することになる。そして、Asを含むa−Seからなる結晶化防止層は、電子トラップの方が正孔トラップよりも過剰にあり、Asの濃度の増加とともに電子と正孔のトラップ量のバランスが悪化し、リーク電流を増大させる方向になると推察される。また、Sb100−xからなる正孔注入阻止層においては、両電荷のトラップのバランスをSb組成により制御でき、これにより正孔リーク電流を抑制しているものと考えられるが、製膜バラつきなどの影響を受けやすく性能の安定化が困難である。
これに対し、図8Bに示すエネルギーバンドダイヤグラムの模式図に示されるように、純a−Se層はa−Seが比較的大きなバンドギャップを有するので、Sb100−xからなる正孔注入阻止層との仕事関数差により注入電荷量をさらに絞ることができ、電荷注入阻止性能を向上に寄与するものと推察できる。なお、図8Aは、純a−Se層を設けていない場合のエネルギーバンドダイヤグラムの模式図である。
また、上記第1の実施形態の放射線画像検出器10においては、第1の電極層1と記録用光導電層5との間に、正孔注入阻止層2、純a−Se層3および結晶化防止層4を設けるようにしたが、結晶化の問題は読取用光導電層7においても生じ、放射線画像の記録時には、第1の電極層1に負電圧が印加され第2の電極層8から読取用光導電層7への正孔の注入も生じうるため、図9に示す放射線画像検出器15のように、読取用光導電層7と第2の電極層8との間に、読取用光導電層7側から順に結晶化防止層13、純a−Se層12および正孔注入阻止層11を設けるようにしてもよい。なお、層構成以外の各層の成分については上述した放射線画像検出器10と同様である。
また、第1の電極層1と記録用光導電層5との間に、正孔注入阻止層2、純a−Se層3および結晶化防止層4を設けるとともに、読取用光導電層7と第2の電極層8との間に、読取用光導電層7側から順に結晶化防止層13、純a−Se層12および正孔注入阻止層11を設けるようにしてもよい。
また、上記第1の実施形態の説明では、第1の電極層にバイアス電圧として負電圧が印加される放射線画像検出器について説明したが、第1の電極層にバイアス電圧として正電圧が印加される放射線画像検出器についても本発明の純a−Se層を設けるようにしてもよい。
ただし、その場合には、正孔注入阻止層の代わりに電子注入阻止層が設けられることになる。すなわち、第1の電極層と記録用光導電層との間に、電子注入阻止層、純a−Se層および結晶化防止層を設け、読取用光導電層と第2の電極層との間に、読取用光導電層側から順に結晶化防止層、純a−Se層および電子注入阻止層を設けるようにしてもよい。
なお、電子注入阻止層としては、Sbや有機物系の化合物等がある。
次に、本発明の放射線画像検出器の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態の放射線画像検出器は、TFTを用いた方式の放射線画像検出器である。図10は第2の実施形態の放射線画像検出器の一部断面図である。
第2の実施形態の放射線画像検出器50は、図10に示すように、アクティブマトリクス基板60と、このアクティブマトリクス基板60上に積層された放射線検出部70とから構成されている。
放射線検出部70は、アクティブマトリクス基板60上の略全面に形成された半導体層75と、半導体層75上に設けられた結晶化防止層74と、純a−Se層73と、正孔注入阻止層72と、上部電極71とを備えている。
半導体層75は、電磁波導電性を有するものであり、X線が照射されると膜の内部に電荷を発生するものである。半導体層75としては、たとえば、セレンを主成分とする膜厚100〜1000μmの非晶質a−Se膜を用いることができる。上記半導体層75は、アクティブマトリクス基板60上に真空蒸着法によって形成される。
上部電極71は、Au、Alなどの低抵抗の導電材料で形成されている。
結晶化防止層74、純a−Se層73および正孔注入阻止層72については、上記第1の実施形態と同様である。
アクティブマトリクス基板60は、半導体層75において発生した電荷を収集する画素電極61、画素電極61によって収集された電荷を蓄積する蓄積容量62および蓄積容量62に蓄積された電荷を読み出すためのTFTスイッチ63を有する多数の画素64とTFTスイッチ63をON/OFFするための多数の走査配線65と蓄積容量62に蓄積された電荷が読み出される多数のデータ配線66とを備えている。
TFTスイッチ63としては、一般的には、アモルファスシリコンを活性層に用いたa−SiTFTが用いられる。
図11に、アクティブマトリクス基板60の平面図を示す。アクティブマトリクス基板60には、図11に示すように、蓄積容量62とTFTスイッチ63とを有する画素64が2次元状に多数設けられており、走査配線65とデータ配線66とが、格子状に配置されている。そして、データ配線66の終端には、データ配線66に流れ出した信号電荷を検出するアンプからなる読出回路80が接続され、走査配線65には、TFTスイッチ63をON/OFFするための制御信号を出力するゲートドライバ90が接続されている。
ここで、TFT方式の放射線画像検出器においては、放射線画像の記録および読取りの際、上部電極に正の電圧が印加されるが、この正の電圧の印加により上部電極から半導体層に正孔が注入される。そうすると、放射線の照射を停止した後も、上部電極から正孔が注入され、この正孔が残像電流として検出され、読み出された画像信号にノイズが混入し、読み出された放射線画像の画質が劣化してしまう。
そこで、本実施形態の放射線画像検出器50においては、上部電極71からの正孔の注入を阻止するために上部電極71と半導体層75との間に、正孔注入阻止層72と純a−Se層73とを設けるようにしている。
次に、上記第2の実施形態の放射線画像検出器への放射線画像の記録および読取りの作用について説明する。
まず、図12に示すように、電圧源55によって放射線画像検出器50の上部電極71に正の電圧を印加した状態において、被写体を透過して被写体の放射線画像を担持した放射線が放射線画像検出器50の上部電極71側から照射される。
そして、放射線画像検出器50に照射された放射線は、上部電極71を透過し、半導体層75に照射される。そして、その放射線の照射によって半導体層75において電荷対が発生し、そのうち負の電荷は上部電極71に帯電した正の電荷と結合して消滅し、正の電荷は潜像電荷として各画素64の各画素電極61に収集され、各蓄積容量62に蓄積されて放射線画像が記録される。
そして、次に、図11に示すゲートドライバ90から各走査配線65にTFTスイッチ63をONするための制御信号が順次出力される。そして、各走査配線65に接続されたTFTスイッチ63がゲートドライバ90から出力された制御信号に応じてONし、各画素64の蓄積容量62からデータ配線66に蓄積電荷が読み出される。そして、データ配線66に流れ出した電荷信号は読出回路80のチャージアンプにより画像信号として検出され、放射線画像に応じた画像信号の読取りが行われる。
本実施形態の放射線画像検出器50における正孔注入阻止層72と純a−Se層73の作用については、上記第1の実施形態の放射線画像検出器10と同様である。
また、上記第2の実施形態の放射線画像検出器55においては、上部電極1にバイアス電圧として正の電圧が印加されるため上部電極71と半導体層75との間に、正孔注入阻止層72、純a−Se層73および結晶化防止層74を設けるようにしたが、結晶化の問題は半導体層75と画素電極61との間においても生じ、画素電極61から半導体層75への電子の注入も生じうるため、図13に示す放射線画像検出器55のように、半導体層75と画素電極61との間に、半導体層75側から順に結晶化防止層78、純a−Se層77および電子注入阻止層76を設けるようにしてもよい。
また、上部電極71と半導体層75との間に、正孔注入阻止層72、純a−Se層73および結晶化防止層4を設けるとともに、半導体層75と画素電極61との間に、半導体層75側から順に結晶化防止層78、純a−Se層77および電子注入阻止層76を設けるようにしてもよい。
また、上記第2の実施形態の説明では、上部電極にバイアス電圧として正電圧が印加される放射線画像検出器について説明したが、上部電極にバイアス電圧として負電圧が印加される放射線画像検出器についても本発明の純a−Se層を設けるようにしてもよい。ただし、その場合には、正孔注入阻止層の代わりに電子注入阻止層が設けられることになる。すなわち、上部電極と半導体層との間に、電子注入阻止層、純a−Se層および結晶化防止層を設け、半導体層と画素電極との間に、半導体層側から順に結晶化防止層、純a−Se層および正孔注入阻止層を設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、放射線を直接電荷に変換する、いわゆる直接変換型の放射線画像検出器について説明したが、これに限らず、放射線を蛍光体により一旦光に変換し、その光を電荷に変換する、いわゆる間接変換型の放射線画像検出器に類似する構成の放射線画像検出器にも本発明は適用することができる。なお、間接変換型の放射線画像検出器に類似する構成の放射線画像検出器とは、直接変換型の放射線画像検出器よりもa
−Se層を薄くし、光透過型の第1の電極層を設けるとともに、第1の電極層の上方に蛍光体を設け、その蛍光体からの光を電荷に変換するものである。なお、上記のように構成された放射線画像検出器においては、記録用光導電層や半導体層の厚さは1〜30μm程度となり、電気読取方式の放射線画像検出器の場合には、蓄積容量はなくてもよい。
本発明の放射線画像検出器の第1の実施形態を示す斜視図 図1に示す放射線画像検出器の2−2線断面図 第1の実施形態の放射線画像検出器への放射線画像の記録の作用を説明するための図 第1の実施形態の放射線画像検出器への放射線画像の記録の作用を説明するための図 第1の実施形態の放射線画像検出器からの放射線画像の読取りの作用を説明するための図 結晶化防止層のAsの濃度と第1の電極層から記録用光導電層へのリーク電流との関係を示すグラフ 純a−Se層の厚さを変化させてリーク電流を計測した結果を示すグラフ 放射線画像検出器に対する光のショット数とリーク量との関係を示すグラフ 純a−Se層を設けていない場合のエネルギーバンドダイヤグラムの模式図 純a−Se層を設けている場合のエネルギーバンドダイヤグラムの模式図 第1の実施形態の放射線画像検出器の変形例を示す断面図 本発明の第2の実施形態の放射線画像検出器の一部断面図 第2の実施形態の放射線画像検出器におけるアクティブマトリクス基板の平面図 第2の実施形態の放射線画像検出器への放射線画像の記録および読取りの作用を説明するための図 第2の実施形態の放射線画像検出器の変形例を示す断面図 従来の放射線画像検出器における正孔注入を説明するための図
符号の説明
1 第1の電極層
2 正孔注入阻止層
3 純a−Se層
4 結晶化防止層
5 記録用光導電層
6 電荷輸送層
7 読取用光導電層
8 第2の電極層
8a 透明線状電極
8b 遮光線状電極
9 蓄電部
10 放射線画像検出器
11 正孔注入阻止層
12 純a−Se層
13 結晶化防止層
15 放射線画像検出器
50 放射線画像検出器
56 放射線画像検出器
60 アクティブマトリクス基板
61 画素電極
62 蓄積容量
63 TFTスイッチ
64 画素
65 走査配線
66 データ配線
70 放射線検出部
71 上部電極
72 正孔注入阻止層
73 純a−Se層
74 結晶化防止層
75 半導体層
76 電子注入阻止層
77 純a−Se層
78 結晶化防止層

Claims (7)

  1. 電圧が印加される電圧印加電極と、放射線の照射を受けて電荷を発生する半導体層と放射線量に応じた電気信号を検出する検出電極とがこの順に積層された放射線画像検出器であって、前記電圧印加電極と前記半導体層との間に、前記電圧印加電極から前記半導体層への正孔の注入を阻止する正孔注入阻止層と前記半導体層の結晶化を抑制する結晶化抑制層とが前記電圧印加電極側からこの順に積層された放射線画像検出器において、
    前記正孔注入阻止層が、Sb 100−x の合金からなるものであり、
    前記結晶化防止層が、Asを含むa−Seからなるものであり、
    前記正孔注入阻止層と前記結晶化抑制層との間に、厚さが0.01μm以上0.5μm以下の純a−Se層が設けられていることを特徴とする放射線画像検出器。
  2. 電圧が印加される電圧印加電極と、放射線の照射を受けて電荷を発生する半導体層と放射線量に応じた電気信号を検出する検出電極とがこの順に積層された放射線画像検出器であって、前記半導体層と前記検出電極の間に、前記半導体層の結晶化を抑制する結晶化抑制層と前記検出電極から前記半導体層への正孔の注入を阻止する正孔注入阻止層とが前記半導体層側からこの順に積層された放射線画像検出器において、
    前記正孔注入阻止層が、Sb 100−x の合金からなるものであり、
    前記結晶化防止層が、Asを含むa−Seからなるものであり、
    前記正孔注入阻止層と前記結晶化抑制層との間に、厚さが0.01μm以上0.5μm以下の純a−Se層が設けられていることを特徴とする放射線画像検出器。
  3. 前記純a−Se層の厚さが、0.01μm以上0.3μm以下であることを特徴とする請求項1または2記載の放射線画像検出器。
  4. 前記純a−Se層の厚さが、0.01μm以上0.1μm以下であることを特徴とする請求項1または2記載の放射線画像検出器。
  5. 前記電圧印加電極が、前記放射線の照射時には負電圧が印加され、前記電気信号の読出し時には接地されるものであることを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載の放射線画像検出器。
  6. 前記電圧印加電極が、前記放射線の照射時には正の電圧が印加されるものであることを特徴とする請求項1記載の放射線画像検出器。
  7. 前記検出電極が、2次元状に配列された画素電極であり、
    該各画素電極に接続された複数のスイッチ素子を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の放射線画像検出器。
JP2008251046A 2008-09-29 2008-09-29 放射線画像検出器 Active JP5235119B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008251046A JP5235119B2 (ja) 2008-09-29 2008-09-29 放射線画像検出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008251046A JP5235119B2 (ja) 2008-09-29 2008-09-29 放射線画像検出器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010087003A JP2010087003A (ja) 2010-04-15
JP5235119B2 true JP5235119B2 (ja) 2013-07-10

Family

ID=42250719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008251046A Active JP5235119B2 (ja) 2008-09-29 2008-09-29 放射線画像検出器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5235119B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5488700B2 (ja) * 2010-09-16 2014-05-14 株式会社島津製作所 放射線検出器
US10547015B2 (en) * 2016-12-02 2020-01-28 The Research Foundation For The State University Of New York Fabrication method for fused multi-layer amorphous selenium sensor

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001284628A (ja) * 2000-03-29 2001-10-12 Shindengen Electric Mfg Co Ltd X線検出装置
JP2008078597A (ja) * 2005-11-01 2008-04-03 Fujifilm Corp 放射線画像検出器
JP2007324470A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Fujifilm Corp 放射線画像検出器
JP2008047749A (ja) * 2006-08-18 2008-02-28 Fujifilm Corp 放射線画像検出器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010087003A (ja) 2010-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5566569B2 (ja) トモシンセシス及びスタチックイメージング用の非晶質セレンフラットパネルx線イメージャ
US7786446B2 (en) Radiation detector
JP2008210906A (ja) 放射線画像検出器
JP2009088154A (ja) 放射線検出器
JP4739298B2 (ja) 放射線画像検出器
JP2008177387A (ja) 放射線画像検出装置
JP2007324470A (ja) 放射線画像検出器
JP5235119B2 (ja) 放射線画像検出器
US7728300B2 (en) Radiation image detector
JP2008198910A (ja) 放射線画像検出装置およびその製造方法
JP2004186604A (ja) 画像記録媒体
JP2004342691A (ja) 放射線画像検出器
JP2008089491A (ja) 放射線画像検出装置
US20070057193A1 (en) Radiation image detector
JP5207451B2 (ja) 放射線画像検出器
JP5509228B2 (ja) 放射線画像記録読取装置
JP5388275B2 (ja) 放射線固体検出器
KR20070035449A (ko) 방사선 화상 검출기
JP5137331B2 (ja) 放射線画像記録読取装置
JP2007095721A (ja) 放射線画像検出器
JP2008128725A (ja) 放射線画像読方法および放射線画像検出器
JP2005183670A (ja) 放射線画像検出器
JP2010098102A (ja) 放射線画像検出器
JP2008177216A (ja) 放射線画像検出器
JP2003218335A (ja) 固体検出器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110128

RD15 Notification of revocation of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7435

Effective date: 20110519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130319

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130325

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5235119

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250