JP2015504513A - 電荷拒絶セグメントギャップを有する放射線感知ディテクタデバイス - Google Patents

電荷拒絶セグメントギャップを有する放射線感知ディテクタデバイス Download PDF

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Abstract

直接変換型検出器などの放射線感知検出装置において、電荷は外部印加電場内において、(例えば、画素配列を表す)セグメント化された収集電極(4)に向けてドリフトしている。電気力線はセグメント間のギャップにおいて検出器を離れ、その電気力線に沿ってドリフトする電荷がギャップ内にトラップされることがある。これは、電気力線を直接変換型材料に押し戻す外部電極により回避できる。図4

Description

本発明は、概して、画像化システム、放射線検出方法、及び空間的解像度のためのセグメント化された電極パターンを有する放射線感知ディテクタデバイスに関する。
医療その他の画像化システムは、酸硫化ガドリニウム(GOS)ディテクタなどの間接変換型(シンチレータ/フォトセンサ)ディテクタ、またはテルル化カドミウム亜鉛(CZT)やテルル化カドミウム(CdTe)ディテクタなどの直接変換型ディテクタの配列を含み得る。単一レイヤの直接変換型ディテクタでは、大きな負電圧でバイアスされた共通カソード電極がディテクタ配列一方の側にある。グラウンドにまたはその近くにバイアスされた画素化されたアノードが、そのレイヤの他の側にある。アノード画素からの信号は、基板及び/または回路板を通って読み出しエレクトロニクスに送られる。テルル化カドミウム(CdTe)とテルル化カドミウム亜鉛(CZT)は、X線減衰など高い阻止能を有するが、移動度が小さく、電荷輸送時間が長い半導体材料である。例えば、厚みが1.0ないし5.0mmのCZTまたはCdTeの単一レイヤ直接変換型ディテクタは、一般的には1mm四方あたり約百万カウントから一千万カウントで飽和する。シリコン(Si)及びヒ化ガリウム(GaAs)は、移動度が高く、電荷輸送時間が短いが、X線減衰などX線阻止能が低い半導体材料である。
一例として、放射線感知半導体基板を、複数行の検出器要素及び複数列の検出器要素に分割して、2次元配列の検出器要素を構成する。各検出器要素は、対応する電気信号を読み出し基板に転送する対応する電気的接点と結合されている。読み出し基板には、検出器から電気的信号を転送する電気的接点が含まれる。CZTベースの検出器では、CZT放射線感知半導体基板上の電気的接点は、検出器の生産者その他の要因に応じて、金(Au)、プラチナ(Pt)、またはインジウム(In)である。
上記の、直接変換型材料に基づくX線及びガンマ線放射のエネルギー分解検出器は、光子エネルギーを測定する効率的な方法であることが分かっている。入射光子により多数の電子・ホールペアが生成される。その後、一般的に電子とホールは電極により供給される電場中で反対方向にドリフトする。ショックレー・ラモの定理が言うように、ドリフトプロセスにおいて、電流が、検出器システムに取り付けられた各電極に容量的に誘起される。
典型的には、電極は、電子・ホールクラウドを生成したインターラクションイベントを空間的に分解するように、ストライプまたは画素のパターンにセグメント化されている。特許文献1に記載されているように、電極をセグメント化する他の一理由は、一種類の電荷キャリアのみの検出を改善することである。電極セグメントが小さければ、相対的に面積が小さく、電荷が電極セグメント付近でドリフトする場合のみ、関連電流パルスが誘起されるようになっている。しかし、電気力線は電極セグメントの間のギャップで検出器結晶を離れることもある。電荷(例えば、電子)は、電気力線に従って、比較的長い時間、表面にトラップされ、そのため測定されるパルス信号にもはや貢献しない。この問題の一解決策は、特許文献1で示唆されたステアリング電極の実装である。ステアリング電極は検出器セグメント間のギャップ中に配置され、電気力線が常に収集(すなわち、信号発生)電極に向けてガイドされるようにチャージされる。しかし、この技術の実施は、いくつかの場合には(さらに小型化したり構成を追加したりする必要があるので)可能ではなく、またはステアリング電極を駆動するのに必要な電圧が、ノイズ特性によくない影響を与えるバイアス電流を生じる。
米国特許第5,677,539号
本発明の一目的は、画像化性能の改善を実現できる検出装置と放射線検出方法とを提供することである。
これは請求項1に記載の検出装置、請求項9に記載の生産方法、及び請求項11に記載の画像化システムにより実現できる。
したがって、離れたガイド電極を設け、検出器結晶を離れる電気力線がギャップ部分において検出器結晶に押し戻され、収集電極の内側で終わるように充電される。これにより電荷のトラップが防止され、より多くの電荷が出力信号に貢献する。
第1の態様では、複数のガイド電極が、電荷収集電極を接続するために設けられた接続レイヤ上に配置される。これにより、単にマスキングプロセスを修正することによりガイド電極を追加できるように、ガイド電極が既存レイヤ上に配置できるとの利点がある。しかし、留意点として、電気力線を変換レイヤに押し戻す機能を満たせれば、ガイド電極は離れた他のどの位置にでも、例えば他の一中間レイヤに、または変換レイヤとは異なるレイヤ内に、または電気回路中に配置できる。
第2の態様では、第1の態様と結合することもできるが、電荷収集電極は電子を収集するアノードまたはホールを収集するカソードである。よって、提案の解決策は両方の電荷キャリアタイプを有する変換レイヤに対して実施できる。
第3の態様では、第1と第2の態様の一方とも結合できるが、電荷収集電極のパターンは放射線を画像に変換する画素配列を確定する。放射線ベースの画像化システムの検出器として、改善された検出器を用いることができる。
第4の態様では、第1ないし第3の態様の1つと結合できるが、変換レイヤの第1面に対向する第2面に配置される少なくとも1つのカウンタ電極を設ける。この場合、カウンター電極も中間ギャップを有する所定パターンを形成できる。外部ガイド電極の別の電極が構成され、電気力線がカウンター電極の所定パターンのギャップを通って変換レイヤから離れるのを防止するように構成される。それにより、変換レイヤの対向側または面にギャップ構造に対して同じ利点を実現できる。
第5の態様では、第1ないし第4の態様の1つと結合できるが、変換レイヤと接続レイヤとの間に設けられたスペースは少なくとも部分的に接着剤で満たされる。これにより装置の機械的な安定性が改善する。より具体的な例では、例えば、接着剤げ電荷収集電極に接触しないように、ギャップとガイド電極との間にのみ配置できる。それにより、ガイド機能が改善し、バイアス電流が改善する。
第6の態様では、第1ないし第5の態様の1つと結合できるが、
=Ubias・(dgap/2+d・ε/ε)/(dgap/2+d
に近い電圧がガイド電極に印加される。ここで、Ubiasは放射線を受ける電荷収集電極とカウンター電極との間に印加される電圧を示し、dgapは隣接する収集電極の間のギャップの幅を示し、dはガイド電極が配置される接続レイヤと変換レイヤとの間の距離を示し、εは変換レイヤ材料の比誘電率を示し、εは変換レイヤと接続レイヤとの間のボリュームの比誘電率を示し、dは変換レイヤの厚さを示す。これによる利点は、検出器ジオメトリに対して、ガイド電極に印加する電圧を最適化できることである。
さらに別の有利な実施形態は以下に記載する。
本発明の上記その他の態様を、以下に説明する実施形態を参照して明らかにし、説明する。
本発明を実施できる医療画像化システムを示すブロック図である。 本発明を実施できる放射線感知検出器配列を示す斜視図である。 トラップ問題が発生する従来の検出器デザインを示す断面図である。 一実施形態による改善された検出器デザインを示す断面図である。
放射線感知直接変換型検出器に基づき、様々な実施形態を説明する。しかし、本発明は、画像化システムの、電子・ホールペアが生成され電場により収集されるどんなタイプの検出器にも適用可能である。
診断装置の例には、X線システム、単光子放出コンピュータ断層撮影システム(SPCT)、超音波システム、コンピュータ断層撮影(CT)システム、陽電子放出コンピュータ断層撮影(PET)システム、及びその他のタイプの画像化システムがある。X線源のアプリケーションの例には、画像化、医療、セキュリティ、及び産業用検査アプリケーションがある。しかし、当業者には言うまでもなく、実施例はシングルスライス構成またはマルチスライス構成に適用できる。さらに、実施例はX線の検出及び変換に利用できる。しかし、さらに言うまでもなく、実施例は他の高周波数電磁エネルギー及び/または高周波数多色電磁エネルギー、及び/またはアルファ粒子やベータ粒子などの他種のイオン化放射の検出と変換に利用できる。
図1は、画像化システム、例えば単光子放射コンピュータ断層撮影(SPECT)100を示し、少なくとも一放射検知検出器配列110を含む。図示したように、例示のシステム100は、2つの放射感知検出器配列1101と1102とを含む。放射感知検出器配列1101と1102は、おおよそ90°ないし102°の範囲の角度で互いに配置されている。これと異なる検出器配列110の数とその間の角度も想定できる。放射感知検出器配列1101と1102は、検査領域112の周りに回転し、複数の投影角または投影ビューについての投影像(projections)を取得する。
図示した例では、放射感知検出器配列1101と1102は、様々なレイヤを含む2次元直接変換型検出器配列である。かかるレイヤは、放射感知レイヤ114、読み出しレイヤ116、及び中間レイヤ118を含む。中間レイヤ118は、放射感知レイヤ114と読み出しレイヤ116に電気的及び物理的に結合している。放射感知レイヤ114は、CZT基板を含み、CZTによく接着できる材料よりなる少なくとも一電気的接点を有する。また、中間レイヤ118は、CZT基板上の電気的接点との電気的相互接続を構成するのに適した材料を含む。
一般的に、放射感知レイヤ114は、検査領域112で発生する放射性原子核分裂108によるガンマ線放射を受け取り、それを示す信号を発生する。その信号は中間レイヤ118を通して読み出しレイヤ116に送られる。その信号は検出器110から読み出しレイヤ116を介して出力される。再構成器120は、投影像(projections)を再構成し、検出されたガンマ線放射を表す立体画像データ(volumetric image data)を生成する。この立体画像データは、検査領域112を示す。さらに、コンピュータはオペレータコンソール122として機能する。コンソール122は、モニターやディスプレイなどの人間が読み取れる出力装置と、キーボードやマウスなどの入力装置とを含む。オペレータは、コンソール上のソフトウェアレジデントにより、例えばグラフィカルユーザインタフェース(GUI)により、画像化システム100を制御及びインターラクトできる。
カウチ等の被験者支持台124が、検査領域112において、患者その他の被験者を支持する。被験者支持台124は、スキャン手順を実行している間、検査領域112に対して被験者をガイドするように移動可能である。これには、所望のスキャントラジェクトリーによる複数の縦方向位置で被験者をスキャンできるように、ガンマ線放射感知検出器110の動作と協調して、被験者支持台124を縦方向に動かすことが含まれる。
本実施形態では、直接変換器を設けるが、何らかの理由でステアリング電極の実装が不可能であり、または好ましくなく、収集電極間のギャップが問題となる。追加電極を、直接変換器結晶上に配置するのではなく、外部の接続要素(例えば、直接変換器がボンディングされているインターポーザや電子回路)上に配置することが示唆される。検出器結晶を離れる電気力線が検出器結晶に押し戻され、収集電極の内側で終わるように、電極に充電される。
図2は、図1に示した検出器110の非限定的検出器配列の一部を示す。この一部分は、CZT放射感知検出または変換基板またはレイヤ2と、電荷収集電極4と、半田相互接続またはボール5と、読み出し基板または接続レイヤ7と、第1の電気的接点または電極6と、ビア8とを含む。ビア8は、第1の電極6から、接続レイヤ7を通って、複数の第1の電気的接点または電極9のうちの対応するものまで延在し、第1と第2の電気的接点6と9の間に電気的経路を提供する。放射変換レイヤ2の電荷収集電極4により生成される電気信号は、検出器110の検出器配列から、第1と第2の電極6と9を通して転送できる。この例では、検出器配列は、検出器要素またはセグメントの複数の行と複数の列を含み、検出器110の2次元の検出器配列を構成する。例えば、これは検出画像の画素配列に対応する。言うまでもなく、検出器110は、その検出面を大きくするため、他の1つ以上の検出器配列でタイル(tile)されていてもよい。
図3は、電気力線が収集電極セグメント間のギャップを通って検出器を離れてしまう検出器の一般的または従来のデザインを示す断面図である。留意点として、図3において、図2の検出器スタックはひっくり返されていて、変換レイヤ2が上側に示され、追加の連続カウンター電極1が変換レイヤ2の上に配置され、これを通って、図1の検査領域112から放射が入ってきている。変換レイヤ2はCZTなどの直接変換型結晶によりできている。各電荷収集電極4を対応する第1電極6と接続する半田ボール(solder ball)が設けられ、第1電極6は接続レイヤ7上の半田ボール5の接触パッドとして機能する。接続レイヤ7は、例えばインターポーザー(interposer)または電子回路であってもよい。説明を簡明にするため、図2の残りのコンポーネントは、図3には図示しない。
カウンター電極1と電荷収集電極4との間に電圧を印加し、図3に示すように、上部連続電極1と電荷収集電極4との間の電気力線3aのほとんどが、一電荷収集電極4上の変換例や2の「内側」になるようにする。しかし、電荷収集電極4の間のギャップ領域では、いくつかの電気力線3bが、変換レイヤ2を離れると、一電荷収集電極4上の変換レイヤ2の「外側」か、その他の場所に来ている。
図4は、一実施形態による改善された検出器デザインを示す断面図である。提案する検出器のデザインは、電気力線が変換レイヤ2に「押し戻されて」、検出器から離れないように構成されている。こうするため、追加的にガイド電極8を設け、これが図3の電気力線3bを押して、図4に示した電気力線3cのようになり、変換レイヤ2を離れないようにする。
第1の実施形態では、追加されるガイド電極8は、検出器結晶上ではなく、接続レイヤ7上に配置される。接続レイヤ7は通常、電荷収集電極4を接続するために用いられる。ガイド電極8は、電荷収集電極4により収集される電荷と同じ符号の電位により充電される。電子の信号を測定する一般的な検出器では、ガイド電極8は負に充電され、電子を押し戻す(repulse)。ガイド電極8の電圧に応じて、ガイド電極8が無ければ変換レイヤ2を離れてしまう電気力線3bが、上記電位により「押し戻され(repulsed)」、理想的には電荷収集電極4の間のギャップを通って電気力線が離れないようにする。結果として、図3の場合には電気力線3bに従いギャップにトラップされる電子やホールが、図4の電気力線に従い、変換レイヤ2のボリューム内のどこで発生したかにかかわらず、電荷収集電極4により収集されるようになる。
電荷収集電極4は、カウンター電極1と電荷収集電極4との間に印加される電圧に応じて、(電子を収集する)アノードまたは(ホールを収集する)カソードとして機能し得る。
さらに、電荷収集電極4のセグメント化は画素配列である必要はない。任意の形状やパターンでよく、例えばストライプでもよい。
第2の実施形態では、連続電極1は電荷収集電極4のようにセグメント化もできる。そして、電気力線を変換レイヤ2中に留めるように、変換レイヤ2の反対側に同様のガイド電極8を設けても良い。
他の一オプションとして、変換レイヤ2と接続レイヤ7との間のスペースは、空気で満たしてもよく、より好ましくは機械的により安定なデバイスとするため任意の種類の接着剤で満たしてもよい。導電性が比較的低い接着剤を選択し、ギャップとガイド電極8との間のみに配置しなければならない。一例では、接着剤は接続電極4に触れず、電気力線に最適な「ガイド(guiding)」を提供し、電荷収集電極4とガイド電極8との間のバイアス電流を最小化するように配置しなければならない。
また、接続レイヤ7の抵抗を大きくして、第1電極6とガイド電極8との間のバイアス電流が大きくなることを避けることができる。
さらに、ガイド電極8に印加するプッシュまたは反発電圧は、ジオメトリに応じて選択してもよく、すなわち、電荷収集電極4間のギャップサイズ(例えば、画素ギャップサイズ)、変換レイヤ2と接続レイヤ7との間の距離、変換レイヤ2の厚さ、使用材料の比誘電率、及びカウンター電極1の電圧のうちの少なくとも1つに応じて選択してもよい。
第3の実施形態では、変換レイヤ2の検出器材料、及び変換レイヤ2と接続レイヤ7との間の充填接着剤の比誘電率が同等であり、ギャップ幅及び変換レイヤ2と接続レイヤ7との間の距離が、変換レイヤ2の厚さと比較して小さい場合、ガイド電極8に印加される電圧Ugは、次の式により近似的に設定できる。
Figure 2015504513
ここで、Ubiasはカウンター電極1と電荷収集電極4との間に印加されるバイアス電圧を示し、dgapは隣接する収集電極4の間のギャップの幅を示し、dは変換レイヤ2と接続レイヤ7との間の距離を示し、εは変換レイヤ材料の比誘電率を示し、εは変換レイヤ2と接続レイヤ7との間のボリュームの比誘電率を示し、dは変換レイヤ2の厚さを示す。実際の一例では、典型値は、Ubias=900V、dgap=100μm、d=30μm、ε=10、ε=4、及びd=3mmであり、その結果のガイド電極電圧はU=37Vとなる。
要約すると、直接変換型検出器などの放射線感知検出器装置と、放射線検出方法とであって、(例えば画素配列を表す)セグメント化された収集電極に向けて電荷が外部印加電場内をドリフトするものを説明した。電気力線はセグメント間のギャップにおいて検出器を離れ、その電気力線に沿ってドリフトする電荷がギャップ内にトラップされることがある。これは、電気力線を直接変換型材料に押し戻す外部または遠隔ガイド電極を追加することにより回避される。
図面と上記の説明に詳しく示し本発明を説明したが、かかる例示と説明は例であり限定ではない。本発明は、開示の実施形態には限定されず、電子・ホールペアが生成され、電場により収集されるあらゆる種類の検出器にあてはまる。ガイド電極は、任意の形状でよく、変換レイヤから離れた様々な場所に設けられて、変換レイヤを離れようとする電気力線に対するプッシュ機能(pushing function)を提供できる。ガイド電極は、検出器の中間レイヤに、または接続レイヤ内もしくはその反対側に、または電気回路上に設けることができる。
さらに、請求項に記載した発明を実施する際、図面、本開示、及び添付した特許請求の範囲を研究して、開示した実施形態のその他のバリエーションを、当業者は理解して実施することができるであろう。 請求項において、「有する(comprising)」という用語は他の要素やステップを排除するものではなく、「1つの("a" or "an")」という表現は複数ある場合を排除するものではない。相異なる従属クレームに手段が記載されているからといって、その手段を組み合わせて有利に使用することができないということではない。請求項に含まれる参照符号は、その請求項の範囲を限定するものと解してはならない。
本発明は、概して、画像化システム、放射線検出方法、及び空間的解像度のためのセグメント化された電極パターンを有する放射線感知ディテクタデバイスに関する。
医療その他の画像化システムは、酸硫化ガドリニウム(GOS)ディテクタなどの間接変換型(シンチレータ/フォトセンサ)ディテクタ、またはテルル化カドミウム亜鉛(CZT)やテルル化カドミウム(CdTe)ディテクタなどの直接変換型ディテクタの配列を含み得る。単一レイヤの直接変換型ディテクタでは、大きな負電圧でバイアスされた共通カソード電極がディテクタ配列一方の側にある。グラウンドにまたはその近くにバイアスされた画素化されたアノードが、そのレイヤの他の側にある。アノード画素からの信号は、基板及び/または回路板を通って読み出しエレクトロニクスに送られる。テルル化カドミウム(CdTe)とテルル化カドミウム亜鉛(CZT)は、X線減衰など高い阻止能を有するが、移動度が小さく、電荷輸送時間が長い半導体材料である。例えば、厚みが1.0ないし5.0mmのCZTまたはCdTeの単一レイヤ直接変換型ディテクタは、一般的には1mm四方あたり約百万カウントから一千万カウントで飽和する。シリコン(Si)及びヒ化ガリウム(GaAs)は、移動度が高く、電荷輸送時間が短いが、X線減衰などX線阻止能が低い半導体材料である。
一例として、放射線感知半導体基板を、複数行の検出器要素及び複数列の検出器要素に分割して、2次元配列の検出器要素を構成する。各検出器要素は、対応する電気信号を読み出し基板に転送する対応する電気的接点と結合されている。読み出し基板には、検出器から電気的信号を転送する電気的接点が含まれる。CZTベースの検出器では、CZT放射線感知半導体基板上の電気的接点は、検出器の生産者その他の要因に応じて、金(Au)、プラチナ(Pt)、またはインジウム(In)である。
上記の、直接変換型材料に基づくX線及びガンマ線放射のエネルギー分解検出器は、光子エネルギーを測定する効率的な方法であることが分かっている。入射光子により多数の電子・ホールペアが生成される。その後、一般的に電子とホールは電極により供給される電場中で反対方向にドリフトする。ショックレー・ラモの定理が言うように、ドリフトプロセスにおいて、電流が、検出器システムに取り付けられた各電極に容量的に誘起される。
典型的には、電極は、電子・ホールクラウドを生成したインターラクションイベントを空間的に分解するように、ストライプまたは画素のパターンにセグメント化されている。特許文献1に記載されているように、電極をセグメント化する他の一理由は、一種類の電荷キャリアのみの検出を改善することである。電極セグメントが小さければ、相対的に面積が小さく、電荷が電極セグメント付近でドリフトする場合のみ、関連電流パルスが誘起されるようになっている。しかし、電気力線は電極セグメントの間のギャップで検出器結晶を離れることもある。電荷(例えば、電子)は、電気力線に従って、比較的長い時間、表面にトラップされ、そのため測定されるパルス信号にもはや貢献しない。この問題の一解決策は、特許文献1で示唆されたステアリング電極の実装である。ステアリング電極は検出器セグメント間のギャップ中に配置され、電気力線が常に収集(すなわち、信号発生)電極に向けてガイドされるようにチャージされる。しかし、この技術の実施は、いくつかの場合には(さらに小型化したり構成を追加したりする必要があるので)可能ではなく、またはステアリング電極を駆動するのに必要な電圧が、ノイズ特性によくない影響を与えるバイアス電流を生じる。
非特許文献1は、処理されMedipix2−MXR ASICにバンプボンドされたCdTeセンサを有するX線検出器を開示している。ASICのn番目ごとの画素をセンサに接続することにより、画素ピッチを55μmの倍数にできる。画素電極間のギャップが大きくなると、いくつかの電気力線はバルク材料を離れ、バンプボンドされていない画素入力パッドに入る。結果として、その電気力線に従う電荷キャリアは失われ、信号にはならない。ASICのいくつかの未接続画素入力パッドを負電位に設定して、この問題を解決できる。
米国特許第5,677,539号
E. Guni et al.「The Influence of Pixel Pitch and Electrode Pad size on the Spectroscopic Performance of a Photon Counting Pixel Detector with CdTe Sensor」(IEEE Transactions on Nuclear Science, volume 58, number 1, pages 17 to 25 (2011))
本発明の一目的は、画像化性能の改善を実現できる検出装置と放射線検出方法とを提供することである。
これは請求項1に記載の検出装置、請求項9に記載の生産方法、及び請求項11に記載の画像化システムにより実現できる。
したがって、離れたガイド電極を設け、検出器結晶を離れる電気力線がギャップ部分において検出器結晶に押し戻され、収集電極の内側で終わるように充電される。これにより電荷のトラップが防止され、より多くの電荷が出力信号に貢献する。
第1の態様では、複数のガイド電極が、電荷収集電極を接続するために設けられた接続レイヤ上に配置される。これにより、単にマスキングプロセスを修正することによりガイド電極を追加できるように、ガイド電極が既存レイヤ上に配置できるとの利点がある。しかし、留意点として、電気力線を変換レイヤに押し戻す機能を満たせれば、ガイド電極は離れた他のどの位置にでも、例えば他の一中間レイヤに、または変換レイヤとは異なるレイヤ内に、または電気回路中に配置できる。
第2の態様では、第1の態様と結合することもできるが、電荷収集電極は電子を収集するアノードまたはホールを収集するカソードである。よって、提案の解決策は両方の電荷キャリアタイプを有する変換レイヤに対して実施できる。
第3の態様では、第1と第2の態様の一方とも結合できるが、電荷収集電極のパターンは放射線を画像に変換する画素配列を確定する。放射線ベースの画像化システムの検出器として、改善された検出器を用いることができる。
第4の態様では、第1ないし第3の態様の1つと結合できるが、変換レイヤの第1面に対向する第2面に配置される少なくとも1つのカウンタ電極を設ける。この場合、カウンター電極も中間ギャップを有する所定パターンを形成できる。外部ガイド電極の別の電極が構成され、電気力線がカウンター電極の所定パターンのギャップを通って変換レイヤから離れるのを防止するように構成される。それにより、変換レイヤの対向側または面にギャップ構造に対して同じ利点を実現できる。
第5の態様では、第1ないし第4の態様の1つと結合できるが、変換レイヤと接続レイヤとの間に設けられたスペースは少なくとも部分的に接着剤で満たされる。これにより装置の機械的な安定性が改善する。より具体的な例では、例えば、接着剤げ電荷収集電極に接触しないように、ギャップとガイド電極との間にのみ配置できる。それにより、ガイド機能が改善し、バイアス電流が改善する。
第6の態様では、第1ないし第5の態様の1つと結合できるが、
=Ubias・(dgap/2+d・ε/ε)/(dgap/2+d
に近い電圧がガイド電極に印加される。ここで、Ubiasは放射線を受ける電荷収集電極とカウンター電極との間に印加される電圧を示し、dgapは隣接する収集電極の間のギャップの幅を示し、dはガイド電極が配置される接続レイヤと変換レイヤとの間の距離を示し、εは変換レイヤ材料の比誘電率を示し、εは変換レイヤと接続レイヤとの間のボリュームの比誘電率を示し、dは変換レイヤの厚さを示す。これによる利点は、検出器ジオメトリに対して、ガイド電極に印加する電圧を最適化できることである。
さらに別の有利な実施形態は以下に記載する。
本発明の上記その他の態様を、以下に説明する実施形態を参照して明らかにし、説明する。
本発明を実施できる医療画像化システムを示すブロック図である。 本発明を実施できる放射線感知検出器配列を示す斜視図である。 トラップ問題が発生する従来の検出器デザインを示す断面図である。 一実施形態による改善された検出器デザインを示す断面図である。
放射線感知直接変換型検出器に基づき、様々な実施形態を説明する。しかし、本発明は、画像化システムの、電子・ホールペアが生成され電場により収集されるどんなタイプの検出器にも適用可能である。
診断装置の例には、X線システム、単光子放出コンピュータ断層撮影システム(SPCT)、超音波システム、コンピュータ断層撮影(CT)システム、陽電子放出コンピュータ断層撮影(PET)システム、及びその他のタイプの画像化システムがある。X線源のアプリケーションの例には、画像化、医療、セキュリティ、及び産業用検査アプリケーションがある。しかし、当業者には言うまでもなく、実施例はシングルスライス構成またはマルチスライス構成に適用できる。さらに、実施例はX線の検出及び変換に利用できる。しかし、さらに言うまでもなく、実施例は他の高周波数電磁エネルギー及び/または高周波数多色電磁エネルギー、及び/またはアルファ粒子やベータ粒子などの他種のイオン化放射の検出と変換に利用できる。
図1は、画像化システム、例えば単光子放射コンピュータ断層撮影(SPECT)100を示し、少なくとも一放射検知検出器配列110を含む。図示したように、例示のシステム100は、2つの放射感知検出器配列1101と1102とを含む。放射感知検出器配列1101と1102は、おおよそ90°ないし102°の範囲の角度で互いに配置されている。これと異なる検出器配列110の数とその間の角度も想定できる。放射感知検出器配列1101と1102は、検査領域112の周りに回転し、複数の投影角または投影ビューについての投影像(projections)を取得する。
図示した例では、放射感知検出器配列1101と1102は、様々なレイヤを含む2次元直接変換型検出器配列である。かかるレイヤは、放射感知レイヤ114、読み出しレイヤ116、及び中間レイヤ118を含む。中間レイヤ118は、放射感知レイヤ114と読み出しレイヤ116に電気的及び物理的に結合している。放射感知レイヤ114は、CZT基板を含み、CZTによく接着できる材料よりなる少なくとも一電気的接点を有する。また、中間レイヤ118は、CZT基板上の電気的接点との電気的相互接続を構成するのに適した材料を含む。
一般的に、放射感知レイヤ114は、検査領域112で発生する放射性原子核分裂108によるガンマ線放射を受け取り、それを示す信号を発生する。その信号は中間レイヤ118を通して読み出しレイヤ116に送られる。その信号は検出器110から読み出しレイヤ116を介して出力される。再構成器120は、投影像(projections)を再構成し、検出されたガンマ線放射を表す立体画像データ(volumetric image data)を生成する。この立体画像データは、検査領域112を示す。さらに、コンピュータはオペレータコンソール122として機能する。コンソール122は、モニターやディスプレイなどの人間が読み取れる出力装置と、キーボードやマウスなどの入力装置とを含む。オペレータは、コンソール上のソフトウェアレジデントにより、例えばグラフィカルユーザインタフェース(GUI)により、画像化システム100を制御及びインターラクトできる。
カウチ等の被験者支持台124が、検査領域112において、患者その他の被験者を支持する。被験者支持台124は、スキャン手順を実行している間、検査領域112に対して被験者をガイドするように移動可能である。これには、所望のスキャントラジェクトリーによる複数の縦方向位置で被験者をスキャンできるように、ガンマ線放射感知検出器110の動作と協調して、被験者支持台124を縦方向に動かすことが含まれる。
本実施形態では、直接変換器を設けるが、何らかの理由でステアリング電極の実装が不可能であり、または好ましくなく、収集電極間のギャップが問題となる。追加電極を、直接変換器結晶上に配置するのではなく、外部の接続要素(例えば、直接変換器がボンディングされているインターポーザや電子回路)上に配置することが示唆される。検出器結晶を離れる電気力線が検出器結晶に押し戻され、収集電極の内側で終わるように、電極に充電される。
図2は、図1に示した検出器110の非限定的検出器配列の一部を示す。この一部分は、CZT放射感知検出または変換基板またはレイヤ2と、電荷収集電極4と、半田相互接続またはボール5と、読み出し基板または接続レイヤ7と、第1の電気的接点または電極6と、ビア8とを含む。ビア8は、第1の電極6から、接続レイヤ7を通って、複数の第1の電気的接点または電極9のうちの対応するものまで延在し、第1と第2の電気的接点6と9の間に電気的経路を提供する。放射変換レイヤ2の電荷収集電極4により生成される電気信号は、検出器110の検出器配列から、第1と第2の電極6と9を通して転送できる。この例では、検出器配列は、検出器要素またはセグメントの複数の行と複数の列を含み、検出器110の2次元の検出器配列を構成する。例えば、これは検出画像の画素配列に対応する。言うまでもなく、検出器110は、その検出面を大きくするため、他の1つ以上の検出器配列でタイル(tile)されていてもよい。
図3は、電気力線が収集電極セグメント間のギャップを通って検出器を離れてしまう検出器の一般的または従来のデザインを示す断面図である。留意点として、図3において、図2の検出器スタックはひっくり返されていて、変換レイヤ2が上側に示され、追加の連続カウンター電極1が変換レイヤ2の上に配置され、これを通って、図1の検査領域112から放射が入ってきている。変換レイヤ2はCZTなどの直接変換型結晶によりできている。各電荷収集電極4を対応する第1電極6と接続する半田ボール(solder ball)が設けられ、第1電極6は接続レイヤ7上の半田ボール5の接触パッドとして機能する。接続レイヤ7は、例えばインターポーザー(interposer)または電子回路であってもよい。説明を簡明にするため、図2の残りのコンポーネントは、図3には図示しない。
カウンター電極1と電荷収集電極4との間に電圧を印加し、図3に示すように、上部連続電極1と電荷収集電極4との間の電気力線3aのほとんどが、一電荷収集電極4上の変換例や2の「内側」になるようにする。しかし、電荷収集電極4の間のギャップ領域では、いくつかの電気力線3bが、変換レイヤ2を離れると、一電荷収集電極4上の変換レイヤ2の「外側」か、その他の場所に来ている。
図4は、一実施形態による改善された検出器デザインを示す断面図である。提案する検出器のデザインは、電気力線が変換レイヤ2に「押し戻されて」、検出器から離れないように構成されている。こうするため、追加的にガイド電極8を設け、これが図3の電気力線3bを押して、図4に示した電気力線3cのようになり、変換レイヤ2を離れないようにする。
第1の実施形態では、追加されるガイド電極8は、検出器結晶上ではなく、接続レイヤ7上に配置される。接続レイヤ7は通常、電荷収集電極4を接続するために用いられる。ガイド電極8は、電荷収集電極4により収集される電荷と同じ符号の電位により充電される。電子の信号を測定する一般的な検出器では、ガイド電極8は負に充電され、電子を押し戻す(repulse)。ガイド電極8の電圧に応じて、ガイド電極8が無ければ変換レイヤ2を離れてしまう電気力線3bが、上記電位により「押し戻され(repulsed)」、理想的には電荷収集電極4の間のギャップを通って電気力線が離れないようにする。結果として、図3の場合には電気力線3bに従いギャップにトラップされる電子やホールが、図4の電気力線に従い、変換レイヤ2のボリューム内のどこで発生したかにかかわらず、電荷収集電極4により収集されるようになる。
電荷収集電極4は、カウンター電極1と電荷収集電極4との間に印加される電圧に応じて、(電子を収集する)アノードまたは(ホールを収集する)カソードとして機能し得る。
さらに、電荷収集電極4のセグメント化は画素配列である必要はない。任意の形状やパターンでよく、例えばストライプでもよい。
第2の実施形態では、連続電極1は電荷収集電極4のようにセグメント化もできる。そして、電気力線を変換レイヤ2中に留めるように、変換レイヤ2の反対側に同様のガイド電極8を設けても良い。
他の一オプションとして、変換レイヤ2と接続レイヤ7との間のスペースは、空気で満たしてもよく、より好ましくは機械的により安定なデバイスとするため任意の種類の接着剤で満たしてもよい。導電性が比較的低い接着剤を選択し、ギャップとガイド電極8との間のみに配置しなければならない。一例では、接着剤は接続電極4に触れず、電気力線に最適な「ガイド(guiding)」を提供し、電荷収集電極4とガイド電極8との間のバイアス電流を最小化するように配置しなければならない。
また、接続レイヤ7の抵抗を大きくして、第1電極6とガイド電極8との間のバイアス電流が大きくなることを避けることができる。
さらに、ガイド電極8に印加するプッシュまたは反発電圧は、ジオメトリに応じて選択してもよく、すなわち、電荷収集電極4間のギャップサイズ(例えば、画素ギャップサイズ)、変換レイヤ2と接続レイヤ7との間の距離、変換レイヤ2の厚さ、使用材料の比誘電率、及びカウンター電極1の電圧のうちの少なくとも1つに応じて選択してもよい。
第3の実施形態では、変換レイヤ2の検出器材料、及び変換レイヤ2と接続レイヤ7との間の充填接着剤の比誘電率が同等であり、ギャップ幅及び変換レイヤ2と接続レイヤ7との間の距離が、変換レイヤ2の厚さと比較して小さい場合、ガイド電極8に印加される電圧Ugは、次の式により近似的に設定できる。
Figure 2015504513
ここで、Ubiasはカウンター電極1と電荷収集電極4との間に印加されるバイアス電圧を示し、dgapは隣接する収集電極4の間のギャップの幅を示し、dは変換レイヤ2と接続レイヤ7との間の距離を示し、εは変換レイヤ材料の比誘電率を示し、εは変換レイヤ2と接続レイヤ7との間のボリュームの比誘電率を示し、dは変換レイヤ2の厚さを示す。実際の一例では、典型値は、Ubias=900V、dgap=100μm、d=30μm、ε=10、ε=4、及びd=3mmであり、その結果のガイド電極電圧はU=37Vとなる。
要約すると、直接変換型検出器などの放射線感知検出器装置と、放射線検出方法とであって、(例えば画素配列を表す)セグメント化された収集電極に向けて電荷が外部印加電場内をドリフトするものを説明した。電気力線はセグメント間のギャップにおいて検出器を離れ、その電気力線に沿ってドリフトする電荷がギャップ内にトラップされることがある。これは、電気力線を直接変換型材料に押し戻す外部または遠隔ガイド電極を追加することにより回避される。
図面と上記の説明に詳しく示し本発明を説明したが、かかる例示と説明は例であり限定ではない。本発明は、開示の実施形態には限定されず、電子・ホールペアが生成され、電場により収集されるあらゆる種類の検出器にあてはまる。ガイド電極は、任意の形状でよく、変換レイヤから離れた様々な場所に設けられて、変換レイヤを離れようとする電気力線に対するプッシュ機能(pushing function)を提供できる。ガイド電極は、検出器の中間レイヤに、または接続レイヤ内もしくはその反対側に、または電気回路上に設けることができる。
さらに、請求項に記載した発明を実施する際、図面、本開示、及び添付した特許請求の範囲を研究して、開示した実施形態のその他のバリエーションを、当業者は理解して実施することができるであろう。 請求項において、「有する(comprising)」という用語は他の要素やステップを排除するものではなく、「1つの("a" or "an")」という表現は複数ある場合を排除するものではない。相異なる従属クレームに手段が記載されているからといって、その手段を組み合わせて有利に使用することができないということではない。請求項に含まれる参照符号は、その請求項の範囲を限定するものと解してはならない。

Claims (12)

  1. 放射線を検出する検出装置であって、
    入射する放射線を電荷に変換する変換レイヤと、
    前記変換レイヤの第1面に配置され、前記変換レイヤで生成された電荷を収集するように構成され、中間ギャップを有する所定パターンを形成する複数の電荷収集電極と、
    前記変換レイヤから離れて配置され、前記電荷収集電極により収集される電荷と同じ符号を有する電位に接続され、電気力線が前記ギャップを通って前記変換レイヤを離れることを防止するように構成された複数の外部ガイド電極と、
    を有する装置。
  2. 前記複数のガイド電極は、前記電荷収集電極に接続するように設けられた接続レイヤ上に配置される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記電荷収集電極は電子を収集するアノードまたはホールを収集するカソードである、請求項1に記載の装置。
  4. 前記電荷収集電極のパターンは、前記放射を画像に変換する画素配列を確定する、
    請求項1に記載の装置。
  5. 前記変換レイヤの、前記第1面に対向する第2面に配置された少なくとも1つのカウンター電極をさらに有する、請求項1に記載の装置。
  6. 前記カウンター電極は中間ギャップを有する所定パターンを形成し、前記外部ガイド電極のうちの別の電極は電気力線が前記カウンター電極の所定パターンのギャップを通って前記変換レイヤを離れるのを防止するように構成された、
    請求項5に記載の装置。
  7. 前記変換レイヤと前記接続レイヤとの間に設けられたスペースは少なくとも部分的に接着剤で満たされている、請求項2に記載の装置。
  8. 前記接着剤は前記ギャップと前記ガイド電極との間のみに配置される、
    請求項7に記載の装置。
  9. 前記接着剤は、前記電荷収集電極に接触しないように配置される、
    請求項8に記載の装置。
  10. 放射線検出方法であって、
    変換レイヤを用いて、入射する放射線を電荷に変換するステップと、
    中間ギャップを有する電極パターンにより前記変換レイヤに生成された電荷を収集するステップと、
    前記電荷収集電極により収集される電荷と同じ符号を有する電位に複数の外部ガイド電極を接続する、電気力線が前記ギャップを通って前記変換レイヤを離れることを防止するように前記外部ガイド電極は前記変換レイヤから離れて配置されるステップと、を有する方法。
  11. 前記ガイド電極に電圧
    =Ubias・(dgap/2+d・ε/ε)/(d/2+d
    を印加するステップをさらに有し、Ubiasは前記放射を受ける前記電荷収集電極とカウンター電極との間に印加される電圧を示し、dgapは前記電荷収集電極の間のギャップの幅を示し、dは前記ガイド電極が構成される接続レイヤと前記変換レイヤとの間の距離を示し、εは前記変換レイヤ材料の比誘電率を示し、εは前記収集電極と前記ガイド電極との間のレイヤの比誘電率を示し、dは前記変換レイヤの厚さを示す、
    請求項10に記載の方法。
  12. 放射線を検出する、請求項1に記載の検出装置を有する画像化システム。
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